ねごしエイタ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
海の向こうの敵、パラディ島の悪魔、真実はいつも一つ
{netabare} 「天地」のEDで「to be continued」と、ED後のライナーの顔NHK終までしか見てなかったです。次週以降、続きが放送されないので、おかしいと思い録画で進めたです。
『「進撃の巨人」The Final Season 第76話「断罪」総合テレビにて今冬放送予定!』というのを見て、このアニメの題名に疑問を感じたです。これにもSeason3と同様に放送分けると思ってもいなかったです。{/netabare}
Season3 part2の続きで、壁の外の巨人は駆逐出来たけど、さらに明らかになった海の向こうマーレへ奇襲、その真相?だったです。さらに、突如として起こる分裂による内乱、さらなるマーレによる報復が始まらんとするお話です。エレン達においても、ライナー達においても信じたもの境遇の違いが、複雑に交差しているように見えたです。
{netabare} いきなり戦場から始まるので、エレンも出てこないからどうなっているのか?と思う出だしだったです。謎の子供の行動から巨人がその味方で出て来るし、ジークと{/netabare}大人になったライナーが出てきたので、あれから年月が経っているんだなぁとやっと納得できたです。
ガビ、ファルコの登場が意味ありげで、ライナーとのつながりに少しビックリです。Season3でグリシャの過去に出てきた子供とジークが繋がり、序盤、終盤においてもはっきりしたです。
マーレにおける巨人の在り方、ライナー、ベルトルト、アニがどう言う経緯で、エレンたちのシガンシナ区を強襲し、どのように調査兵団に侵入できたのか?真相がはっきりしたです。
生まれたころからの教育、任務、惨劇、生まれる憎しみは、パラディ島、マーレ互いに浸透し、終わらない戦争の繰り返しのように見えるです。
マーレへの奇襲における真相から、パラディ島での展開は、一体何が敵、味方なのか複雑なものになっていき興味深いです。エレンとジークさらに絡む新キャラ、イェレナがどこかしたたかに見えるです。
明かされるもう一つの巨人化の実態により、Season3でジークとともに現れた数体の巨人や、コニの村の人たちの末路がようやくわかったです。
{netabare} 終盤におけるジークの自殺行為からの展開は、見るからにまた元に戻る伏線にしか見えなかったです。
内乱のさなかに、姿を見せるピーク、終わり近くに出てきたガリアード、そして迫りくるマーレ兵、そこにいたライナーとを{/netabare}初めて見たとき、ED以降を見なかった私にとってすぐにどうなるのか?とても「私、気になります!」だったです。
エレンの行動、ジークの本心が重要に思えた今回だったと思うです。しかし、ガビ、ファルコが、話を進める役割を裏で果たしていた所に目を見張るものがあったです。{netabare}サシャの死から始まり、二人の行動から意外な人物達と接点が生まれ、ファルコによりジークの能力の真相へ話が進み、ガビによりエレンを巻き込んだ新たな戦いへと繋がったのだからです。
「断罪」待ち遠しいです。{/netabare}