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「スーパーカブ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.5
感想・評価
485
棚に入れた
1395
ランキング
801
★★★★☆ 3.5 (485)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.4

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スーパーカブの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

この空気感、好き・・でした

[2021.6.24]
最終話見終わりました。(簡単な感想は一番下に・・)
5話以降の展開については、原作どおりみたいなので仕方ないのかも。
初盤のあの空気感はアニメならではの演出の成果だと思うので、アニメの出来は悪くないと思います。
結果論になっちゃいますけど、4話までの話を再構成して、親の話や免許取得の話などアニメで語られなかった部分を追加したりして映画化したほうが良い作品になった気がします。
・・あ、でもそれだと椎ちゃんの出番が。。

[2021.6.11]
4話までの感じが凄く好きだったんですが、最近のお話はあまりそれが感じられなくなってきたのがちょっと残念です。
突飛なのはいらなくて、もっと地味なお話でいいから小熊さんの小さな冒険を描いてくれると良かったんだけど。。

[2021.4.8初投稿]
ラノベが原作のようですが、未読です。
PV見たときも感じたけど、絵と音がすごくいい!

バイクのアニメなのに、とても静かでひんやりした空気感を感じます。
この空気感、好きだな。

劇中曲にクラシックを使ってるところも、雰囲気にあってると思いました。
ドビュッシーやリストなどいいですね。
ほかのピアノなどの劇伴も良かったです。

主人公の小熊さんは、かわいいけどおとなしくて地味な感じ。
両親も友達もお金も将来の夢もない女の子みたいだけど・・

彼女がスーパーカブと出会って物語がどう動き始めるのか、バイクというものに一度も乗ったことのない私も一緒にドキドキしながら見ていきたいと思います。

以下、各話の感想です♪

【1話 ないないの女の子】
{netabare} 中古のバイクが1万円!?・・と思ったらいわく付きのバイクみたい。。
バイク屋のご主人、いい人すぎ。
・・いきなり原付免許とったシーンに飛んでたけど、この辺はもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。
バイクのエンジンを初めてかけた気持ち。
自分のバイクを見てニヤニヤする気持ち。
エンジンがかからなくて焦る気持ち。
バイクに乗ったことないけど、小熊さんの気持ち、わかる気がする。
夜のドライブにドビュッシーの「月の光」。ひんやりした夜の空気が伝わってきます。
うん。これいいわ。この空気感のまま最後まで突っ走ってほしいな。{/netabare}

【2話 礼子】
{netabare} アニメっぽくない作品だなって2話見ててあらためて思いました。
みんな黒髪だし、テンション高い話し方じゃないし、友達同士の会話もそっけないし・・
でもなぜかそういうところが好きだったりしてます。
すごーく地味な展開なのに、なぜか飽きないし面白いです。
礼子のバイク、改造バイクとかお金かかってそうだけどお嬢様なのかな?
どこまでも遠くに行けるよ、と礼子に言われて、ちょっとした「冒険」に出かける小熊さん。
ラストのニヤ顔が楽しそうで良かった♪
相変わらず、絵や音関係は丁寧ですね。バイクの音とかリアルっぽい。
EDもいい感じでした。{/netabare}

【3話 もらったもの】
{netabare}だいぶカブに慣れてきた小熊さん。
色々とパーツが欲しくなって礼子の助けももらいながら揃えていきます。
無口な子だけどきちんとお礼の挨拶できるのね。えらいな。
相変わらずのにやけ顔がいいね。
リストの愛の夢が流れながら今までの出来事が流れるラスト。
いい最終回でした!←ちがいますw
次回あたりで何か面白いことが起こればいいな・・って贅沢すぎ?{/netabare}

【4話 アルバイト】
{netabare}夏休み。礼子とどこかに出かけるのかなって思ったけど、別々なんだね。
でも確かにお金がないとどこにも出かけられないし、バイトは正解かも。
バイト代でレインコートを買って、雨の中 にやけながらの運転。
そして雨に向かってぼそっとつぶやく「ざまあみろ」。
よりもいとはまた違うざまあみろだけど、これも良かった♡
自分でバイクのオイル交換が出来て、鏡の前でヨシッのポーズを取ったり。
小熊さん、最初の頃に比べて表情が豊かになってきましたね♪
バイクのイスをぽんぽんするしぐさもいいな。
どんどん出来ることが増えていって、とても楽しそうで、見てる私もにやけちゃいます(#^.^#)
特別な何かがあるわけじゃないけど、丁寧に描かれていて不思議な魅力のある作品です。{/netabare}

【5話 礼子の夏】
{netabare}礼子が夏休みにある「挑戦」をした話。
なんか今回の雰囲気がいつもと違うような・・
小熊さんが「小さな冒険」をしながら、少しずつ世界が広がっていくところが好きだったので
番外編を見てる感じでした。
この作品にはこういうアクロバット的なお話は合わない気がします。{/netabare}

【6話 私のカブ】
{netabare}だんだん小熊さんの性格が分かってきた気がする。
色々と自分に素直な子ですねw
「このくらいで勘弁してあげる」の表情が楽しそうで良かった。
バスと同時にカブで着いたりとかwタイミング良過ぎて笑ったw
あれ絶対カブで来たいから仮病使ったと思われそう。
先生に怒られたのに、普通に礼子と二人乗りして出かけたり。
以外とメンタル強い子かも。鎌倉まで追っかけてくるくらいだしね。
次回は3人目の子が登場しそう。。{/netabare}

【7話 夏空の色、水色の少女】
{netabare}{netabare}季節は秋になり文化祭の準備が始まる。
小熊さんと礼子はバイク以外のことにはあまり関心ないみたい。
でも原付じゃムリだって言葉が許せなくて文化祭で使う備品の運搬を”手伝ってあげる”ことにした小熊さん。
小熊さん、すっかりベテランカブ乗りみたいな感じになっちゃいましたね。
初々しかった頃の小熊さんが懐かしい。。
「思わず巻き込まれてしまった文化祭」ってどゆことw{/netabare}
↑最初に感じたまま書いた感想です。
他のレビュアーさんの感想を読んでなるほどーって思いました。
カブと出会うまでの小熊さんってないないの女の子で、どこか諦めの気持ちがあって日々をただ無意味に過ごしてて、だから他人との関わりも関係ないって達観したような感じでずっと生きてきたんだろうなってあらためて1~2話を見直して感じました。
2話で礼子に話しかけられて、久しくこんなことは無かったからどうしていいかわからなくて逃げてしまったし。
そう考えるとちょっと上から目線のような話し方も、巻き込まれた発言もなんとなく理解できます。
カブをきっかけに他のみんなと不器用な感じだけど自分から話しかけて関われるようになったのは小熊さんの成長なのでしょうね。{/netabare}

【8話 椎の場所】
{netabare}前回顔なじみになった椎ちゃんにお礼にと自宅のカフェ「ブール」に誘われる二人。
椎ちゃん家ってお店と自宅いっしょだとしても、すごく大きい家なのね。
モールトンを娘に買い与えるとか、趣味でやってるようなカフェとか、結構裕福なのかなー。
コナコーヒーって最初粉コーヒーだと思って、カフェでインスタント!?って思ったらハワイでしか採れない希少コーヒーなんですね(-.-)
私は濃いめのコーヒーって苦手で、もっぱらアメリカンで飲んでます。。
寒さ対策に購入した大きい手袋みたいなの、おしゃれではないけど、すごくあったかそう(#^.^#)
周りを気にせず自分たちのスタイルを追求する小熊さんたち、いいと思います♡{/netabare}

【9話 氷の中】
{netabare}アブラッシブウールって貴重品らしいけどお値段ってどのくらいなんだろ?って思って調べてみたら、いいお値段してました。。
椎ちゃんこんないいものをあげるなんていい子すぎ。
小熊さん、ぶっきらぼうなのはいいんだけど、もらっておいて、椎ちゃんに「さっそく作って」はないでしょw
あと、椎ちゃんが小熊さんたちにカフェに誘ったりするんだけど、そっけなくされるのもちょっとかわいそうかも。{/netabare}

【10話 雪】
{netabare}雪の中、礼子に誘われてバイクで遊ぶ小熊さんたち。
青春してるなぁ~って思うけど、私が4話あたりまで「これ好きだわぁ」って感じていたものが最近のお話ではあまりなくなっちゃったのがちょっと残念かな。。
他のレビュアーさんが言ってた、バイクとJKが好きなおじさんが描いた理想のお話ってのも分かる気がするw
終盤、椎ちゃんが大変なことになっちゃったけど大丈夫かちょっと心配ですね。{/netabare}

【11話 遠い春】
{netabare}警察に連絡しないで小熊さん1人で助けに行ったのは二次災害になるし危ないなーと思ってみてたけど・・
とりあえず、椎ちゃんが無事でよかった・・
小熊さんが料理するの初めてみたかも。カレーうどん美味しそう♡
でも、モールトンのフレームがぐちゃくちゃになってしまって、もう乗ることはできないみたい。
そっか。モールトンに追い抜かれたことがカブへのきっかけだったんだ。
椎ちゃんもカブに乗ってる小熊さんたちにあこがれみたいなものを感じてたのかな。
次回、桜前線に逢いに鹿児島に行くのでしょうか?
普通は原付でムリって思うけど、この作品は何でも出来ちゃう気がしてます。。{/netabare}

【12話 スーパーカブ】
{netabare}桜前線に逢いに鹿児島あたりまでカブの旅をする小熊さんたち。
椎ちゃんは礼子のカブに同乗。
経験ないので想像だけど、原付ってスピード出ないしあんな長い距離走ったらかなり疲れそう(・A・)
特に椎ちゃんはずっとしがみついてるからかなり大変じゃないのかな?
小熊さんのぼそっとしたぶっきらぼうなしゃべり方って、小熊さんをバイク好きなおじさんに置き換えるとしっくりくるかも。
旅が終わり、椎ちゃんもついにカブ仲間に!椎ちゃんカブ、色とかかわいい♡
なんとなく2期はないような気がしますけど、これ見てバイクに興味をもった方もいたかもしれないですね。{/netabare}

投稿 : 2021/06/26
閲覧 : 1044
サンキュー:

58

HAL9000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女子高生がカブに乗っているだけだが、なんでこんなに面白いんだろう

標題通り。
女の子がカブに乗ってるだけ。延々それだけ。
しかし確かに面白いし飽きない。なんで面白いんだろう。のんのんびよりみたいなじわじわ感かな。

まったく地味で、口数の少ない、よけいな事はひとつも言わない、親もいないし友達もいない女子高生。カブにジャージ着て乗っとる。
何も劇的なことは起こらない。ほとんどはコメリに行ったりとか。

日常ものというよりは、カブとの出会いによる成長ものなんでしょうね。
カブはそれ自身なにかを変えてくれるような特別な力はない。しかし、わたしが何かに立ち向かおうとしたときに力強く応えてくれるのだ。
ひとり語りのナレーションがとてもよい。毎話すぐに終わってしまう感じ

最後はそれでもなかなか胸ワクものだった。椎ちゃんもとても可愛らしく好感。
長距離走行で知ってる風景が出てくるととんでもなくアガル笑

投稿 : 2021/06/26
閲覧 : 160
サンキュー:

15

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

(スーパーカブで)色づく世界の明日から

== [下記は第4話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作があるようですが、未読です。コミカライズはComic Walkerでちょっとだけ読んだんですが、どうやらアニメでストーリー初見の方が楽しめそうという判断で原作もコミカライズも読むのは止めました。

第4話まで観終わった時点でこのレビューを書いています。今のところ私の2021年春クールいち推し作品は、これです!

通り一遍の話をすれば「女子高生の小熊がふとしたきっかけで中古のスーパーカブに乗るようになり、そこから自分の周囲の世界が変わっていく話」ということになるんですが、とにかく本作についてはあまり語らずに「とにかく第1話、できれば第2話まで黙って観て欲しい」としか言えません。


…とは言ったもののあえて語るとストーリーはただただ小熊主観で描かれていて、小熊が作中で知り得ない出来事は視聴者にもわからない作りになっています。そしてスーパーカブに乗ることで新しい人間関係が生まれ、行動範囲も広がり、くすんで暗かった小熊の世界は鮮やかに色づいてゆくのです。

そんなとき本作では画面の明度・彩度が微妙に上がります。この瞬間を迎えたとき「小熊ちゃん、良かったね!」という気持ちで満たされて幸せになれます。

ちなみに本作は本田技研工業の監修を受けており、バイク関連の描写やエンジン音など、かなり正確に再現されたマニアック作品でもあります。
== [第4話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.6.25追記:
最終話まで視聴終了していましたが、レビュー更新が遅れていました。

特に第5話以降で小熊や礼子がいろいろとやらかしてくれるわけなのですが、何というか自分自身特にディーンエイジャーだった頃にはいろいろやらかしていた記憶が残っているので、彼女たちのやっていることは微笑ましく見守る感じで観ていました。

自分がもし彼女たちの周りにいる大人でその行動を見てしまうことがあったなら、そこは当然大人として叱らなくてはいけないわけです。

しかし、じゃあ自分が子供だったり若かったころはどうだったかと考えればロクなことはしていないわけなので、それらの行動はおおむね「青春だねぇ」の一言で片付く範疇ですね。

ただ、体温が下がっている椎ちゃんをカブの前かごに載せて、何も掛けてやらずに夜道を走るのはかなりかわいそうだぞ、小熊さん。

……ねぇ、小熊さ~ん!?

投稿 : 2021/06/25
閲覧 : 333
サンキュー:

50

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界が広がる感触を

 
(全話視聴後)

率直に、序盤に期待値を上げ過ぎたかな…てのが個人的な思い。受け取り方は人それぞれだろうけど、現実でやると危険な描写が何回かあるので…。(巷で話題になった二人乗りの話ではない)

「カブ乗りたくなった」て声があるようにそれなりに影響あるし、現実世界を描いてるだけに危険な行動されると「何やってんの?」て感情が湧いて萎えてしまう。
フィクションとはいえ本作はリアルを思わせる描写が楽しかったのに、現実感の薄い描写を混ぜたことでどっちつかずになり全体の空気を壊してしまったように感じた。

それと、無駄にセリフを多くしないのはいいけど、原作で描写されてる部分を削りすぎて「…え?」って感想になった部分もありそう。そこは塩梅をミスったのでは…。

けどそれ以外はヘンに気になる部分もないし、全体的に良作だとは思う。
もしこれ女子高生じゃなくてオッサンだったら渋すぎて誰も観なくなるのかな…? バイク屋シノさん、教頭先生、信金課長、椎のパパ、ゲストで某リンのおじいちゃんとか…。

__________

(3話視聴後)

いつもの寂しげな朝。
身支度して家を出る女の子。
高校までツラそうに自転車こいでいく…そんな冒頭。
ありふれた日常、得られる実感を丁寧に拾って描きだす作品。

仮想カメラが写すほとんどは、主人公か風景、そして主人公の目線。この「主人公の目線」が印象的。その目に映る光景が、スーパーカブによって大きく高く広がり、心が解放される物語。
…かもしれない。3話まで観た限りでは。
原作未読なんで知らんけど。
終わってもまた観たくなる作品になると思う。

投稿 : 2021/06/25
閲覧 : 187
サンキュー:

11

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異世界はスーパーカブとともに

そう、それは“何もない少女”の旅立ちの物語。
スーパーカブとの出会いは、彼女にとってのシンギュラリティポイント。

魔道具店のシノさん、どんなけ良い人なんだ!!

夢見る孤高のオタク少女、礼子ちゃんはウィザード。
心優しき椎ちゃんはまさに聖女、褐色のポーションを駆使してヒーラーの役目を果たす。

そして、小熊さんは勇者である。

さあ、冒険は始まったばかりだ。
               (2021/05/28)

ギルドの運営も兼ねる勇者養成学校のお陰もあって、簡単なクエストで報酬を得、2種のスキルアップに成功。

他校のマスターや商業ギルドとの交流によりフルアイテム、無敵のスーパー子熊(CUB、注1)へのレベルアップを果すのだ。

長距離遠征で獲得した2人同時攻撃スキル(荷ケツ、注2)。

ラスボス、冬将軍との対決は、鎧兜を脱ぎ捨てた、まさに捨て身の戦法による勝利。

しかし、敵もさるもの、危機に陥った椎ちゃんの運命やいかに。

救出作戦の中で編み出された秘儀、籠ケツ(仮)は、新たな戦法、トリプル全員攻撃への布石となるのであろうか。

さてさて残るは一話のみ。

春の女神を迎えにゆくという、最難関クエストの開始が宣言された。

注1)Q カブの名前の由来を教えて。
   A 英語で「猛獣(熊など)の子供」という意味。
    小さいエンジンでもパワーがあることをアピールするための命名。

            ホンダ情報サイト「A Little Honda」より抜粋

注2)2尻ではない。(ハイ、屁理屈です)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最終話はボーナスステージ。
そしてそれは、勇者パーティーの初ミッションであり、仲間の思いに応えるためのものであった。

暗闇の中で聞いた魂の叫び、それに応えようとする思いを裏書きする確信は根拠なきものであろうか。

否である。

そこには何時も、不安を振り払い、行動に力を与えてくれる存在があるのだから。

投稿 : 2021/06/25
閲覧 : 351
サンキュー:

31

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バイク小僧たち

原作未読につき、話が面白いのか好みなのかはわからないが、このトーンでやってくれるならそれだけで見続けられる!と思えるほど完璧な1話だった。

緻密に計画された色彩構成、
SEを多用しつつBGMを決めに使う音響、
役者に抑えた演技をさせた演出など、
集中度の高い画面を見せてくれて全く飽きなかった。

特に主人公の心象と彩度を連動させたフィルムグレーディングは見事で、サッと画面に色が差すだけで物語の始まりを予感させ、最小限の変化でありながらとても情動的だった。

さて、
主人公の世界が広がり明るさが増した来たらどうなるのか?
若干の不安を感じつつも、この丁寧な作りでいけるなら大丈夫かなと思う。

==========

見終わった!
さてこれをどう評価したらいいのか・・・

ひとことで言うなら、
『最初に思っていた感じと違う』
となる。

違ってはダメなわけじゃないので、そこはニュートラルに評価したいが、初回に感じた私小説的な文学性は4話くらいまでで影を潜め、それ以降は小熊・礼子の風来坊コンビのバイク譚に変容してしまったのは残念だった(いやそれより、そもそも5話以降はお話が面白くないのが最大の敗因か?)。

小熊も礼子も、なりが女子高生なだけで本質は男なのが後から見えて来る構成も良くない。「こりゃ参った!おじさん一本取られちゃったよ」と思わせてくれたらまだ良かったのだが、なんか生意気なバイク小僧の話になってしまい万事休す。
まあそれはアニメの責任じゃなくて原作がそうなのだろうけど、だったらアニメも始め方を考えないといけないよなぁ…と思う。

ただ…

自分も学生時代、原付を乗り回していた人間だから、作中に描写されていたバイクの自由さやカスタマイズする楽しさ、ツーリングの冒険感などはとても懐かしかった。

さてこれをどう評価したものか・・・

投稿 : 2021/06/25
閲覧 : 236
サンキュー:

26

ネタバレ

あぁ流川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

3人死んどる呪いの原付改め ろくでなしの3人が手放した優良な原付、お祓い不要w

わけあり物件のカブを一万円でお買い上げし、乗り回すJK、その心意気よしw
カブ豆知識、ガス欠した時用にリザーブタンクがあり、開けるバルブが付いてる。
郵政の赤いカブって中古で買える?しかもパワーが通常より高い?シャアカブw…知らんかったw
今日から郵便カブみたら通常の3倍はやいカブって言ってそうw
モーターの始動音の微妙な違い、小熊カブとシャアカブ 本田技研のこだわりだねえw
カブのパーツはリサイクル、業務用なのですぐ見つかるんだな、同士の礼子との繋がりが大きいな、荷物箱に前カゴ、もらいもので間に合った。
ゴーグルは草刈り機用保護メガネ、チェーンキーといっしょにコメリでお買い上げ、店内の風景がリアル過ぎるw装備が増えるたびに小熊ちゃんのにやけが凄いwかわいい。
初めてモーター整備をする小熊選手、オイル交換を自分で行うJKは素敵だ!
バイク乗りの試練がやってきた、雨走行だ、ジャージをずぶ濡れにしてやっつけられる、すかさずレインコートをお買い上げして雨を切り裂き走り抜け、不敵に笑う小熊ちゃん、空に向かって「ざまあみろ」なかなか血気盛んだ!是非ボートレーサーになって頂きたいw
カブってオフロードバイク仕様もあるの?礼子の改造って格好つけじゃなかったんだ。富士山バイク登頂、物資輸送のキャタピラー車が通るロードが山頂まであるとは知らんかった。
礼子選手はSGレーサーになれるな、モンキー乗りを体得済み、落車で悔しがる姿が完全にプロだ、是非ボートレーサーになって頂きたいw
そんな命懸けの礼子の挑戦に小熊ちゃんの血気盛んな一言「バカみたい」「私のカブなら登れてた」w
呪われた3人の謎が回収された。
死因は酒の飲み過ぎだった蕎麦屋の爺さん、借金で夜逃げした本屋のおやじ、免停で手放した罪深き神父…ろくでなしでポンコツ、二人は死んでないしw
バイク屋のおやじも事故車とは言ってないもんなw
そのおやじにエンジンブロック修正を依頼、原付から原付二種にアップグレード、自動二輪の免許を手に入れ小熊はレベルアップした。
速度制限が自動車と同じ、二人乗りも可能になるんだ、荷物箱取り外しもお手のもの、礼子と二人乗りがちょっとユリっぽいwん?なんかダメらしい、免許1年未満は二人乗り違反?炎上中、知らんかったwフィクションですのでと制作側から釈明してるw
ついにワイドナショーにまで話題になり、正論って何?と話が膨らんでる、ある意味宣伝w
小熊の大冒険、鎌倉までカブツーリング富士山五合目経由、血気盛んが目に余るぞw富士山に向かって「今日はこれくらいで勘弁してあげる」ニヤリw
文化祭で荷物運び、きっかけは「原付なんかで運べる訳ないだろ」なんか?なんかだと?小熊の血が騒ぐ「カブなら朝飯前だよね」ほんと負けず嫌いなんだなw
出前機が出てくるとは…そしてリアカーをロープで連結、職人技を当たり前にこなす姿、たのもしいぞ!走ってる絵は蕎麦屋と夜逃げだがw
水色の少女シーちゃん、1話で坂道の途中にあった山小屋のような建物が家兼喫茶店。
気が弱そうだが仕事には血気盛ん、三人目のボートレーサー候補だなw
キャラ作画がなんだか水色というより青白くて病弱に見える、薄くて幽霊みたいだな、バイクとは無縁、自転車レーサー仕様の自転車乗り。
カブがまたダサく…いや職人気質になっていくwハンドルカバーが装備された。
グラッパ(ワインの絞りかすから作ったブランデー)の説明で注意喚起の字幕が出る「量が多いと飲酒で罰せられるから注意」元々ついてたのか、あの騒ぎで慌ててつけたのか…w
なんとかウール、手入れが大変なのは信頼出来ると話す小熊さん、職人気質だ!
今回のダサアイテムはウインドシールド、いやハンドルカバーよりカッコいいじゃないw
レッグシールドもついた?てかカブにはじめから付いてたんじゃないの?標準でしょこんな定番ダサアイテムw
カブがスノーモービルのように雪の上を跳び跳ねる…これは来る江戸川や福岡ボートレースを想定したうねり水面の疑似体験だな、うんうんがんばれ!w
シーちゃんを助けろ!カブなら朝飯前だろ小熊レスキュー隊員!
11話はフィクションのお話、シーちゃんを前かごに乗せて救急搬送wなんか以前の回で伏線出てたな、シーちゃん小さいから荷物箱に入るとかw
ボートレースイベントのペアボート試乗のインストラクターだなw
さすがに二人乗りの時より許容できない一線を超えてきた感あるよなあ…
う~んな最終回、鹿児島まで長距離をほぼ無言で
走行する絵を見続けている。これまでの無法者ぶりが幻のようだ。いや~退屈だ。
聖地巡礼は琵琶湖なんだ、カブ乗りにとっても。
シーちゃんもカブ乗りになった、チャリ壊れたし流れだよな。
小熊のラストコメントにコロナに立ち向かいと聞こえた、いや困難に立ち向かいだった。
カブの知らない性能を数多く教えてくれたこのアニメに感謝!

このアニメ、メカと美女、そしてレトロブームが融合している、面白いが詰まってますな、モンキーターンで研修受けてる新人女子レーサーみてる気分だ。

投稿 : 2021/06/25
閲覧 : 626
サンキュー:

18

REI さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バイク乗りなら見て欲しい

 原作未読です。

 あらすじはアニコレで見てくださいねー

 バイクに乗った事がある人なら誰でも経験しいる、あるあるがいっぱい
あと、初めてバイクに乗った時の感動が蘇りますよ^^

 私もバイクに乗ってましたけど、基本は原付きから始まったんだよねー
なんて、思い出してしまいました。

 音もホンダが全面バックアップなので、スーパーカブの音を忠実に再現されているようです。

 キャラも少人数しか出て来ないので人物を丁寧に描いてる感がありますね
何もない少女がバイクと出会いどう変わって行くのか、面白いと思います。

 やっと新キャラが出て来てこれからにも期待が持てますね。

 6月24日
 追記:最終回はちょっと無理があったかな(^_^;)
    でも、ツーリングはバイクの基本だし、私も埼玉の浦和から
    山梨まで原付きで行ったことあるし、行こうと思えば行ける
    アニメ目線で見てあげてください(*^^*)    

 全てのアニメに携わる人に感謝を!!

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 250
サンキュー:

23

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

終わりよければすべてよし...で良いのでしょうか?

最終回とても素晴らしかったです。(まぁ前半の回も良かったですが)しかし、終わりが良かったからといって他の部分に目を背けるわけにはいきません。
胸に手を当てて考えてみましょう。
椎ちゃんが危険なとき、小熊がカブで迎えに行く。え?救急車は?とツッコミを入れたくなってしまいました。炎上してると噂になっていたシーンは全く気になりませんでしたがここが気になりました。他にも雪山をスーパーカブで走るところとかは...うーん🤔どうなんでしょうか?ちょっと迷走してる感が否めないところはあった気がします。









まぁ椎ちゃんが可愛かったんでやっぱりOKです()
椎ちゃんがカブを買ってくれた!!!はやく2期で椎ちゃんのカブ乗りシーンをもっと見せてくれ!!

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 214
サンキュー:

15

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小熊の成長ストーリー、、、もとい、ちょいワル化ストーリー。

私事ですが、
若かりし頃、
2年間、新聞配達をしていて、
その時にカブの良さを知り、
その後、自前でリトルカブを買い、
約7年ほど乗り回してましたので、
カブの優秀さやカッコ良さは、
よーく知っております。

それも踏まえ、
作品について、、、
書く前に色々な方のレビューを拝見しましたが、
なんか炎上しすぎ。。。w

私は悟りました。

この作品は、
詮索してはいけない、
懐疑心を持ってはいけない、
邪推深く観てはいけない。

何も無かった少女が、
スーパーカブと出会い、
成長していく。
ただただそれを見守るだけの、
純粋な心を持った者が楽しめるアニメです。笑

てことで、
あえて気になること挙げます。
と言うか、ツッコミます。笑
{netabare}
『第1話』
・小熊、1万円でカブを買う。
 曰く付きとは言え破格過ぎるわ!
 私なら即転売しますw

・小熊、初めてカブに乗る。
 初めてだと大抵、シフトチェンジでガックンてなるのよ。
 小熊、いきなり上手すぎw

・ナンバープレートが「し」。
 これは現実では使われない平仮名です。
 ちなみに礼子のナンバー「ん」も使われない。
 (↑ナンバープレート豆知識w)

『第5話』
・礼子、一人暮らし。
 一人暮らしを始めた理由が弱い!
 そしてログハウス立派すぎっ!
 お嬢様なのか、このお方は。。。

・礼子、富士山に挑む。
 ちょっと、、
 世界遺産の山をバイクで登るなど言語道断。
 良い子はマネしちゃダメよ。

『第6話』
・小熊、北杜から鎌倉までカブで行く。
 下道で片道150km以上!遠いわっ!
 身延の走り屋、しまリンもビックリです。笑
 
 ...と思ったら最終話でさらに長距離走ってた。。。

・修学旅行中に礼子と2人乗りで快走。
 免許取得1年未満で2人乗りはウンチャラ、
 とネットでは炎上案件でしたが、
 そんなことはどうでも良い。
 前日に先生に怒られ、
 修学旅行中は乗ってはいけないと言われていたにもかかわらず、
 乗っちゃってる!
 小熊ちゃん、悪い子。。。笑

『第7話』
・文化祭の器材を借りに行った先で、先生に対し、
 小熊「新車を買った方が良いです」
 ...小熊よ、アンタがそれを言うのかい。。。

・椎ちゃん。
 敬語っ!!
 でも小っちゃくて可愛いので許す。

・文化祭でイタリアンバール。
 小熊と礼子は文化祭参加しないんかい。
 不良だねー。。。笑

『第10話』
・積雪。
 実際は原付なんぞでは全く走れません。
 よく礼子の家にたどり着いたもんだ。。。

・雪原で走り回る小熊と礼子。
 これはさらにムリ!
 原付のチェーンなんて気休め程度です、実際は。
 しかもノーヘルでTシャツ!
 凍えるわっ∑(゚Д゚)!

・椎ちゃん「助けて。。。」
 ちょ、、、やめて∑(゚Д゚)?
 淡々としたストーリーで進めてほしいのに、
 椎ちゃんピンチのまま1週間も待たせないで∑(゚Д゚)?

『第11話』
・椎ちゃん、意外と簡単に助かる。
 待て待てーい!
 濡れた服でバイクの前カゴ乗ったら、
 寒風吹きっさらしで、低体温症で死ぬわっ∑(゚Д゚)!

『第12話』
・北杜から鹿児島までツーリング。
 下道で約1,500㎞(Googleマップ調べ)。
 果てしねー。。。
 でもこういう無謀な行き当たりばったり旅、
 嫌いじゃない。
 若い時ならでは。

・椎ちゃん、リトルカブ購入。
 あ、やっぱ椎ちゃん好き。。。
{/netabare}

、、、と、
レビュアーさんと大体同じようなことは思いましたが、
全体的には、
淡々と内面的、文学的に進んでいくストーリー、
決して悪くはない。

久々にカブに乗ってブラっと出かけたくなったし、
北杜の町も山が多くて好きな場所。
ぜひ巡礼に行ってみたい。
そう思わせてくれたので、
この作品はそれで良しということなのでしょう。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 184

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まあまあ皆さん肩の力を抜いて見ましょうよ

 まあ確かにアレは道交法違反だとか椎の救出話がちょっとアレだとか意見はありましょうが、若者なんだからそれくらいやらかしますでしょう。私はやりませんでしたが、美少女がやるんならなんだっていいんです。

 その他はまあカブとの出会いで何者でもなかった自分がなにかになるという、素人から玄人になる成長物語だと考えれば悪くはないと思います。

 個人的には、『湾岸ミッドナイト』の主人公・アキオが、最初は悪魔のZと格闘したり裏切られたりしてたのが、マサキ編でもうなにも教えることはないと首都高の免許皆伝を出され、80スープラのケイ編あたりからもはや風格を備えたベテラン首都高ランナーになって、教えられる側から教える側になったのを見届けたあの感覚に似ています。

 コンセプト自体がよくある『男の趣味を美少女がやってみた』系でしかない気がしないでもないですし、後半の若干の方向ズレはありつつも初心者の視点を椎が肩代わりしてくれることになる(多分)ので、これまた私がよく例えに出す『ロードス島戦記のパーンとスパークの関係』……すなわち、パーンが強くなりすぎたので新しい新米キャラを出した……的なものを感じます。もちろんそこまでアニメ化されなかったしそもそも原作ではそんな描写があるのかは知る由もありませんが。

 というわけで……なんだかとりとめのない感じになってしまいましたが、割と楽しめました。同時期作品の中で、数少ない(2本)きちんと見ている(他の作品は流し観)タイトルだったということは特筆すべきだと思います。ようするに女の子が男っ気なしに男趣味やってればたいてい素晴らしいんじゃないかと思うんです。しらんけど。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 193
サンキュー:

20

ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

一話だけならワン オブ ザ ベスト。

全体で見れば。。。。
というより10話最終盤~11話が個人的に "The" ワースト。

道交法との関連、主人公の豹変などいろいろと論点があると思いますが、僕はこれらの点はスルーで行こうと思います(擁護する気はない)。

物語:
{netabare}朴訥な、恵まれない環境に身を置く「なにもない」高1女子が、スーパーカブと出会うことで「なにかを得ていく」物語・・・・

かと思いきや、朴訥のメッキが一気にはげ落ち出てきた地金はバンカラ気質だったと。

1話だけならone of the best、1-4話はtop tier、5話以降は平均以下。
で、10話最終盤から11話は個人的にthe最悪(後述)。
{/netabare}

作画:
{netabare}キャラデザは良いと思います。僕の感覚・言葉だと素朴なタッチ、という感じ。作画は全体として安定していたと思います。決して上質とは思わないのですが、平均より上の線を作品を通して維持していたと思います。

この作品の大きな特徴に、主人公の心情にあわせた彩度の変化があげられると思いますが、これも後述。
{/netabare}

声優:
{netabare}
特に思うことはありません。その意味で良かったのだと思います。主人公小熊は本職の声優さんなのかどうかよくわかりませんが、キャラには合っていたと思います。
{/netabare}

キャラ:
{netabare}
全員バンカラさん。
{/netabare}

音楽:
{netabare}
OPもEDも好き。ピアノ基調の劇伴は、他の皆様が言われるとおりクラシックだったりよく知られたピアノ曲だったりするのでしょう(←全く知らないw)。これも、1話の段階で感じた作品全体の朴訥さに大変マッチしていた。。。朴訥さが売りだったとしたら、、、ですけど。
{/netabare}

思うこと:
{netabare}
・本当に感激した第一話「かえって、、、これた」
{netabare}第一話、カブを手に入れてからの小熊は、社会に出てはじめて車を手にした僕そのものに思えました。2輪か4輪かの違いはあれど、考えてることやってることがほぼ同じ。「運転に慣れなきゃいけないよね」の謎使命感、ちょっと知らないところに行ってみたくなる誘惑、さすがにガス欠は起こしたことがないけれど給油ランプにびびらされたり、夜の道を無為に走る楽しさと怖さだったり。彼女の「かえって、、、これた」は僕も口に出したことがある言葉です。調子に乗って知らない山道に入り込んでしまったときの絶望感とそこからの帰還、今思い出してもちょっと冷や汗です。

そもそも調子に乗ってましたね。たいした運転経験もなかったのにマニュアル車、しかも非力な車。実家近辺しか車で走ったことのなかった僕にしてみれば、田舎の大通りはゼロヨン競争みたいなもんです(場所に依るでしょうけど)。基本3ナンバー車が青信号と同時に床ベタ加速がデフォルトでした(僕主観)。突っかけられそうになるわ、あおられるわ、パッシング喰らうわで泣き入りました。1速から4速まで効率よく、素早くつなぐ練習したのは良い思い出です(?)。
{/netabare}

・彩度の変化
{netabare}第1話の感激を加速したのが小熊の心情にあわせた画面彩度の変化でした。Shino'sではじめてカブにまたがったとき、購入時にはじめてエンジンかけたとき、ブワッと色づいた画面とピアノに首筋がちりちりする感覚を覚えました。第2話では行ったことのない場所に行こうと決心したタイミングで彩度が変わりました。第3話は少しわかりにくかったですが、第4話はオイルキャップを外せた瞬間でした。

が、5話以降、この彩度の変化が何に対応しているのかがわかりにくくなったというか、何のための演出なのかが見えづらい感じがしました。「え?そこで?」みたいな。彩度変化の一貫性、あるいは目的が僕にはわからなかったのが残念でした。{/netabare}

・10話引き~11話、お前はだめだ。最低だ。
{netabare}小熊でも礼子でもなく、椎を事故に遭わせた。この一点がとにかく気分悪いです。そして11話における椎の言葉。わけわからん。なにより、椎に自転車を与えた椎パパが「いや、そうはならんだろ」としか・・・・。

技研との兼ね合いでカブ乗りが事故るのを描けなかったとは思えません。道交法問題をスルーしてくれる技研がそんなところにかみつくとは思えない(そもそも作品そのものに口出ししていると思えない)。小熊が実はバンカラさん、法令云々だめだよね等と思いつつも、それでも見ていられる範囲にあったのですが・・・

カブTUEEを描くのはまぁよしとして、その引き合いに自転車・自転車乗りを「下げ」る必要性は全くない。にもかかわらずこの表現をとったことで原作・原作者の地金がもろに見えてしまった感じがします。12話は惰性でみたので、特に感想ありません。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 374
サンキュー:

33

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

やはりカブ。カブは全てを解決する。

珠玉の厨二病アニメ。
ツッコミ不在で繰り広げられる、若さゆえの厨二病の痛々しさを楽しむ青春アニメ。

カブが好きなんじゃなくてカブが好きな自分が好き。厨二病の痛々しさの表現がお見事。

#1ないないの女の子
{netabare}主人公はキャラデザが萌え萌えしてない地味子でキャピキャピしてなくて見易い。初回はバイク屋のオヤジくらいとしかまともに喋らず、あとはボソボソと独り言をいうのみ。淡々と落ち着いた雰囲気で進むのでのんびりマンガを読んでいるような不思議な視聴感。話らしい話もなく台詞もほとんど喋らないのに意外と早く終わりを迎えているという妙な感じ。今回はほぼ独り言だっただけで、仲間が出てくればいつもの感じなのかもしれないが。

しかしこういう趣味モノって手に入れるまでのワクワクとか努力なんかもつきものだったが、昨今はあっさりすっ飛ばすのが通例とはいえコレはまたレベルが違う。いわくつきとは言えカブが一万と異様に破格。知らないはずの車種の説明もなく即決。『スーパーカブ』が欲しかったわけでもなく、たまたま安いモノがあって、ただその場で買えるものを買っただけ。思いつきでバイク屋へ寄ったので購入時は当然免許無し。しかし次の場面ではもうナンバーと免許持ってて納車という亜高速展開。これが令和か。

エンジンの掛け方など丁寧にやってるように見せてるが、「スーパーカブ」に乗り初めた人間はもう必ずというか賭けてもいいくらいに絶対に気になるポイント『ギアチェンジ時のショック』に関して一切合切シカトするってのは流石にオカシイと思うのですが。とは言えJKもアニメ観る層もカブ乗ったことないでしょうし興味もないでしょうから、カブあるあるやってもしょうがないという判断なのでしょう。これみてカブ乗ったら絶対誰もがイラッとするよ、こんなにスムーズじゃねえよ。というかギアチェンジする描写すら無かった。みんなと風を切る楽しさにフォーカスする作品なんでしょうし、あまりバイクのネガティブポイントはやりたくないにしても、リスク面の描写はきちんとして欲しい。いくら原付だからってカブはギアチェンジを間違えることができるのだから。仲間に貸して説明する話とか入れてくれよマジで。えーとここまで書いて気がついたけど、もしかしてギアチェンジしてないってこと?説明シーンは無かったけど。流石にそれはないか。ないよね。 48 {/netabare}
#2礼子
{netabare}小熊はカブ所有者の礼子と仲良くなる。

背景作画と劇伴、音響が素晴らしいですね。自分の高校では2年になって距離が15Km以上であればバイク通学OKでしたが原付のみでした。国道通るから原付だと遅くて危ないんだよね。小型OKなんて羨ましい。

この学校って超お嬢様学校なんですね。礼子もあと一人の子も良いとこの御令嬢だよね。そうなんですよね。地域からしてすごい裕福なんでしょうね。小熊のカブ本体の1万をゆうに超えるブランドメットとブランドグローブをオマケにつけられる様な完全道楽でやってるバイク屋とか、礼子のチューン代も相当にアレだがスカート履いての通学用にファンネルつけて風防外すっていうデタラメなイキリカスタムとか、OPの3人目なんか欧州かぶれのちょいワルオヤジがドヤ顔で乗り回す様なクソ高い超高級自転車を通学に使うとか。あまりにトンデモが過ぎますよ。

わかってます。本題はバイクそのものでは無いのはわかってます。所詮萌えアニメにツッコむのは無粋極まりないとは思います。すいません。あの自転車って昔超欲しかったんですよ。すっげえカッコいいんです。すっげえ高いけど。あともう1回だけ耐えます。もしモールトン路駐してその場を離れようものなら発狂しますけどね。90{/netabare}
#3もらったもの
{netabare} 小熊のカブに箱とカゴがついた。
まだ3人目出ませんね。カブが順調にダサくなっていきますね。誰しもがダサいと思うような箱装備のカブを見てうれしそうな小熊を『なんていい子なんだ』って萌えるアニメですかね。それなのにシールドじゃなくてゴーグルにするとかもういちいちハズしてやるゼ感がすこぶる鼻につきます。シールドの方が絶対ラクなのに。カブはどんどんダサくして小熊本体はこっそりダサくしていないのがもう腹立つ。あーでもバイク知らない方用ってことなんでしょうから、やっぱりツッコむ方が野暮なのか。初見で回転数合わせてギアチェンジ出来る類稀なるセンスの持ち主。あーもうだめこういうの。ドビュッシーもそんなにメジャーだったとは。これも。ここまであるあるよりなしなしが多いのも。あーもう。良い環境ビデオだと思います。3人目待ち。123 {/netabare}
#4アルバイト
{netabare}バイトで走行距離が爆増したのでオイル交換をする小熊。

やさしいせかい。学校が生徒使うって凄い設定ですね。しかしスカートだからジャージって言っちゃったよ。風防外してる礼子はどうなるんだよ。あれスカートじゃまともに走れないだろ。萌えアニメだから細かいことは…でいいけど脇が甘い。自らツッコミどころ増やさんでくれ。せっかくこっちはミテミヌフリしてんのに。交差点のシーンも使い回すのならモーションちゃんとして欲しい。あれバイクの挙動じゃないよ。凄い気持ち悪い。いちいち気にしたりはしないが、同じものを何回も見せられると流石にねえ。

色味が濃くなる演出ももういいんじゃないですかね。ボルト外せたのが嬉しかったとしても初回の感動と同じレベルじゃないでしょうよ。アレしたいから場面作ったとしか思えん。乗り方が丁寧すぎるってのは自分で出来ないチェーンやブレーキとかのメンテ話をスキップするためでしょうか。あーここまでくるともうイチャモンレベルだな。

うるせえ!!!細かいことは!!!!!!いいんだよ!!!!!!!
これはニヤニヤする小熊を見てニヤニヤする萌えアニメ!!!!!!

3人目はよ。128{/netabare}
#5礼子の夏
{netabare}礼子の青春の一ページ。小熊のカブの秘密が明らかに!

礼子掘り下げ回。待望の掘り下げ。これぞ掘り下げ。掘り下げとはこのこと。掘り下げです。掘り下げは苦痛を伴わなければならない。掘り下げは可哀想でなければならない。掘り下げは悔しくなければならない。掘り下げは叫ばなくてはならない。これぞまさに掘り下げ。これこそが掘り下げなのである。

クールに見えた礼子はこうと決めたら激しい情熱を燃やす熱血野郎。普通にトレイラーで登っても意味はない。カブでやるからこそ。無謀な挑戦であるからこそ。富士山とかどうでもいいけどカブでなにか無茶なことがやりたい。礼子の残念令嬢さを表現する若気の至りエピソード。

とはいうても雰囲気変えすぎ。礼子と小熊の距離感をやりたかったとは思うけど、礼子の挑戦はサラッと回想流す程度でも良かったのでは。せっかくここまでうまいこと騙せてたのに。

礼子のトンデモ理論もあいかわらず。恥ずかしいセリフ禁止。あえてヘンなことをやる礼子のイタさを表してると思うけど。せっかく礼子が僕の考えた最強のカスタム理論を振りかざしてんのに、その痛々しさを説明するキャラがいないので礼子さんパネえッスになっちゃってる。そんな礼子に感心する小熊かわいいってやつか。なるほどそういうことか。

ぼっちアニメじゃなくてただのキャッキャウフフにするんかな。小熊は独り言だったからいいのに会話させたら棒が際立って声優叩きが始まりそうなのはちょっと心配。

3人目はよ。187 {/netabare}
#6私のカブ
{netabare}修学旅行当日に発熱した小熊チャン…可哀想!小熊チャンと礼子チャンの素敵タンデム☆。私たちって…ヤンチャなの〜!カブが好きって…もしかして…異端?。私…なんかやっちゃいましたあ〜?約束?法律?そんなの関係ねえ!青春って…キラキラ☆。

カブで広がった彼女の世界は常識やセオリーどころか倫理や法律の壁さえも超えていく。
カブってスゴイ!!!

貴重な郵政カブをあっさり破壊。車体には愛情なくてカブに乗ってるアテクシカコイイ。礼子の痛々しさがもうほんとに最高。曲も意識の高さが戻ってきた。

ホンダは懐がデカいなあ。3人目やっと次回か。22{/netabare}
#7夏空の色、水色の少女
{netabare} 『原付では運べねェだとォ?そいつァちょっと聞き捨てならねェなァ』
今回は小熊さん劇場。作者の「僕の考えた最強の名台詞」をキリッキリッしまくる小熊さんまじパネエっす。アニメ版の小洒落た小細工ではもう隠しきれないほどについに本領発揮といったところか。腹抱えて大爆笑させていただきました。一番面白かった。BGMも今回は最高。普通に聞くと普通にいい曲だけど、意識高いふりしてベタな曲流すって最高に痛々しくてたまらん。今回が一番いい塩梅だったと思う。メジャー過ぎてもマイナーでもダメなんだよねこういうの。いいところついてくるスタッフのセンスは凄い。256{/netabare}
8話
{netabare} やっと出てきた。

通学用モールトン見ても気にも留めない礼子はやはりかなりのお嬢様なのね。上位グレードなら軽自動車より高いのに。お金はあるけどそれでもカブ!っていうこだわり。寒いけど軍手は譲れない!でも寒いので小熊のマネしてカバー買うのは可愛いですね。今までかなり痩せ我慢してたんだろうな。冬に背抜きゴム手って指の感覚無くなりそうなもんだけどさすが礼子。それでも絶対にレッグシールドだけは譲れない礼子。ズボン2重に履いてんのかな。アレ無いとクソ寒いというか防寒なら一番外してはいけない部品。でもカッコ悪いから意地でも戻さないのが礼子。不便極まりないけど断固として譲れない。興味ない周りの人間からすれば愚かに見えることでも自分の中ではなによりも優先度が高いこと。プライオリティ。カッコいいかどうかが最優先。これぞ青春。

今回も鼻息荒くドヤる礼子を飄々と流す小熊。礼子は態度の悪さも本当に中学生みたい。

イタリアかぶれならベスパなんだろうけどホンダ監修アニメには他社車両は出せないだろうから自転車のままなのか。カブなんてあの両親なら許さんというかモールトン与えるくらいなら単車でも買い与えそう。小熊の声優もアグスタ乗りらしいが。312 {/netabare}
10話
{netabare} 面白かった。今回も爆笑させてもらった。

昔のサブカルオタクならここまでこれみよがしな性癖と蘊蓄を振りかざすような『ぼくのかんがえたさいきょうの!!!』っていう作風は忌むべき憎悪の対象にまでなってたと思うんですが、一部のニッチな層にだけとは言えこれが真に受けられて好評を博すというのは時代が変わったんだなあとしみじみ痛感します。若い方とは受け取り方が全く違って老害になってしまったんだなあ。


またしょうこりもなく装備なしの2ケツするのか!!!!
二輪でジャンプをマネする方がいたらどうするんですか!!!!
ノーヘルを助長するのか!!!!(私有地?)
小熊にお返しという概念がないのは教育に悪い!!!!

またへんなクレーム出てきそうで大変。

礼子がレッグシールド戻してくれて一安心。
椎はモールトン気に入ったって?
作者はイタリアの自転車は興味ないのか。
いうてコルナゴ乗られてもそれはそれで腹立つけれども。

とりあえずモールトンのCGもうちょっとよく見せてくれ。
やっぱカッコいいんだよなあ。高いけど。357 {/netabare}

11話
{netabare}もう完全にギャグというか作者の妄想全開のいつものやつってのを隠さなくなりましたね。
最初の方はウケてたのになんでアニオリにしなかったのかなあ。小動物がブツブツいってニチャアだけでは続かないにしても企画時点でイタイ原作ってのはわかってた筈なのに。あーだからか。どうせ2期は出来ないし1クール最後まで作れたらいいってことか。

「ぼくのかんがえたさいきょうのチノちゃん!」ってごちうさよく見てないからようわからんけど椎チャン可愛い!らしいからそこは成功なんでしょう。

尊敬してくれる後輩と気心の知れた友人と行きつけのオシャレな店。作者はこういうのに憧れてたんだろうなあって思う。これぞ妄想。さぞ楽しく書いてたんでしょうね。観てる側はただ寒いだけですが。

小熊が男だったら太郎太郎の大合唱でしょうか。とりあえず3話をクリアすることが命題な今の情勢を考えるとこの作品から得られた知見はかなり重要なものではないでしょうか。

序盤はあまりキャラを増やさず絡ませず、モノローグ多めにして個人の世界だけを描く。他人との交流が増えれば増えるほどいつものってバレるリスクは増大するのでなるべくぼっちアニメを気取って狭い世界を描くことに終始。3話をクリアすればサクッと原作寄りにシフトする。

観る側からすれば詐欺が増えるだけでめんどくさいですけど。402{/netabare}

12話
もうこれスタッフ完全に悪ノリしてるでしょ。

素人が趣味で書いた小説をサイトに投稿しただけでアニメ化までされるなんて夢のある時代になりました。この作者って舎弟が欲しかったみたいですね。

とりあえず皆さんお疲れ様でした。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 557
ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

80年代青春映画を再現したアニメ

原作は角川が提供している小説投稿サイトに投稿され
後に角川スニーカー文庫が刊行している小説

天涯孤独の女子高生がある日ふと通学を楽にしたいと思い
尋ねたバイク屋で出会ったのがいわくつきのスーパーカブ

彼女はすぐさま免許を取りカブに乗り
これまでの日常から一歩踏み出して行く

2021年4月アニメで本作が私のイチオシ
タイトルに書いたがこのスタッフは狙って作っていて
そのモチーフが80年代の角川が作った青春映画かなと

まず作画のディティールが凄く丁寧で
主人公の住む公団住宅の古びた感じだとか
道すがら通る十字路だったりとか
学校の教室の見せ方もすごく練り込まれている

主人公が第一話で色のない景色とモノローグすれば
全体的なトーンがモノクロになっていたし

キャラクターの肌の色を白っぽくする事で
女子高生のみずみずしさを見せているなと感心した

のんのんびよりのように一年間の話を
12話の構成で描いているが駆け足している感じもなく
各話だけ切り取っても見ごたえがある

主人公のクラスメイトで同じカブ乗りの礼子が登場した後は
淡々としたモノローグから会話調にシフト
やりとりがぶつきりで二人とも友達いない感出しており

二人がカブの前でランチしているのは
とても自然に見えていた

文化祭以降登場する椎ちゃんは
初めはカブについて楽しそうに話す様子に
距離感があったけれど

段々二人と一緒に話しているにつれ
二人に憧れるようになって行くのがかわいく
物語のポイントになっている

画のタッチで言うと初めのモノクロから
段々色がついてきて
雪道だったり最終回の桜景色に繋がっていく

PV見た時の期待以上で
折角最後に椎ちゃんもカブ買ったのだし
続編みたいなと思うけど

先にジュミスの「わんおふ」だろうと
自分で自分に突っ込んでみるw

※余談

「スーパーカブ」は本田の商品名とあって
協力監修に入っている

だから修学旅行回の二人乗りで法令違反騒動に
なって行ったと思うのだけど

現代劇とは言えフィクションとテロップ入れてるのに
目くじら立てる事もあるまいと

逆に言えば騒動になるほど
この作品が評価されているのかなとも思う

まあこの辺は人の好みだから
どうでもいいんだけど

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 230
サンキュー:

13

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

スーパーカブ万歳

内気な主人公がスーパーカブと出会ったことで世界を広げていくといったサクセスストーリー……
という解釈であっているのだろうか……多分

最初のうちはスーパーカブを手にして初々しい感じの主人公なのだが途中からスーパーカブがあれば何でもできるぜって感じに増長しちゃったのが残念

修学旅行に遅れたからって承諾なしにカブ乗っていっちゃうとか、雪の上をヘルメット無しでカブ走らせるシーンとか素人の自分から見てもやばいんじゃないのって思ってしまう

スーパーカブが物語の中心なので問題が起きたらとりあえずスーパーカブで解決!スーパーカブ万歳!いやースーパーカブって本当凄いんだよねって中盤からはスーパーカブって単語が出るたびに笑ってしまうくらいスーパーカブっていうワードの圧が強いからやっぱりスーパーカブは最高だぜ


富士山チャレンジから修学旅行の下りで炎上したものの、自分はそこら辺からギャグアニメとして見てました

これ金髪ヤンキーとリーゼントのコンビがスーパーカブ(あるいはバイク)使って富士山チャレンジとか修学旅行に追いついたり雪の上でアホみたいな走りしていたら文句言う人もいなかったと思うんだけど、内気な主人公のささやかなサクセストーリーからヤンキー顔負けの無謀運転し始めるから賛否を生んだんじゃないかなって

ばくおんの言葉を借りるならバイク乗りはバカって一言で済みそうですけど、主人公の成長感とかイマイチ肌に合わなかったかな

このアニメ見て危険運転をしないように二輪の運転には十分気を付けてください

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 212
サンキュー:

11

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

カブ好きおっさんが女子高生の皮をかぶった作品

ないない尽くしの女の子、小熊君。高校2年の春にカブに出会い、一目ぼれ。
カブが生活の中心になっていく。

序盤は、初心者っぽさ全開。
初々しいときめきと、クラッシック音楽がよくマッチしていて良い。
だが礼子との交流を重ねていく間に、ベテランのような振る舞いになっていく。

そして、文化祭をきっかけに、ときめき担当が椎ちゃんにチェンジ。
「私も乗ってみたいな」と呟く椎ちゃんに、「無理だと思ったことはやらない方がいい」
と諭す小熊君。
乗り始めて半年しかたってないのに、まるで老練なカブ乗りのよう。早すぎだあ。

作者のカブ愛がほとばしっています。これはこれでよろしいかと。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 226
サンキュー:

11

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原付北杜市横断ラリー。

詳細は公式でも。

はいはいはいはい、いいかい、嬉野くーん。またしても、我々どうでしょう班が激推しするアニメが始まりましたよお。「ゆるキャン△」に続いてね。今度はカブですよ。なんと、カブに乗って北杜市を制覇するアニメということなんですよ。その名も「スーパーカブ」。まあ、まんまのタイトルですけどね。日本全国をカブで制覇するだけに飽き足らず、ベトナムまで縦断した我々は、もちろんカブには一家言あるわけですよ。

と、「水曜どうでしょう」の藤村忠寿チーフディレクターが言ったか言わないか知りませんが、またもや「どうでしょう」リスペクトのアニメが始まったわけです。

なんとも暗い雰囲気のJKが、起伏の激しい土地・北杜市をチャリで通学するのはキツいということで、原付が欲しいと思っていたのですが、高価で買えない。と、そこにバイク屋のおじいさんが中古でいいならとスーパーカブを持ってきました。なんと1万円。しかし、そのカブは何人もの命を奪っていたというイワク付き。そして、主人公のJK・小熊(こ、こぐま? 名字もない?)は免許もないというw

はたして、どんな話になるのでしょうか。初回は、けっこう悪くない出足だったと思います。さすが世界の名バイク・カブ。どこまで走り抜けるのか、楽しみです。

=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
夏休みに、書類を他の高校に届けるバイトを始める小熊。
少しずつ、一歩ずつ慣れてきて、楽しくなりました。

カブは100、500、1000kmごとにエンジンオイルを交換することを知る小熊。1000kmを超えるころには自分でオイル交換ができるようになりました。

何もなかった少女のところにカブが来てから、少しずつ、薄皮を剥がしていくように世界が広がり、色づいていきます。

そんな小熊を見守る優しいストーリーです。
評価を大幅に上げました。覇権圏内です。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
あれっ?
何のアニメを観てたんだっけ?

という感じの、礼子がバイクで富士山に登ることを目標にして、オフロードで転びながらも果敢にチャレンジしていくバイクスポ根アニメでした。

そして、小熊も自動二輪の免許が欲しいと言い出しました。

いや、この作品にそういうのは求めてないんですけどね……。

ほかの方も書かれているように、小熊がカブを手に入れて少しずつ自分の世界が広がり、周囲に対して興味を持っていくといった成長ほのぼのカブストーリーを視聴者は望んでいると思うんですよね。

うーーーーん、ちょっと今回はハズレでした。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
5話以降、ちょっと右肩下がりな印象です。

別に原チャで2ケツしようが、そういうのはどうでもよくて、ちょっと言い方が難しいのですが、小熊のイキりっぷりが鼻につくというか……。

特に、しーちゃんが出てきてからは、なんていうか小熊が「見下している」ような感じがするんですよね。しーちゃんが可哀想に見えてくるというか。そして、追い打ちをかけるようにチャリで街に行ったしーちゃんが、冬の冷たい川に転落という事故に。無事であってほしいですね。まあ、なんとか救出されるんでしょうけど。

4話までの、宝物であるカブを手に入れた孤独な小熊が、少しずつ世界が広がり、色づいていくという物語が素敵だったのに、礼子が絡み出してからは2人の世界。せっかく仲良くなりかけているしーちゃんも、単なる溜まり場としての茶店の子という立ち位置って感じで。

ちょっと、竜頭蛇尾という感じがして、大きく評価を下げました。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
むぅ……。

んと、まあ、批判が噴出するのはわかりますよ。
リアルな世界観だけに、あの状況で警察も救急車も呼ばないのは確かに不自然。で、どれくらいの時間、しーちゃんがああしていたか知らないけど、土手の上まで肩につかまるだけで歩かせるとか、カブの前カゴに乗せて家まで運ぶとか、もうファンタジー作品なのこれ?って感じ。

先週のラストと、今週のアヴァンで、あれだけ生きるか死ぬかみたいな雰囲気出していたのに、なんのことはない。小熊の家でお泊り女子会スタートですよ。どういうテンションで観ればいいの、それ?

ラストのシーン、作画が息切れしていましたねぇ。しーちゃんのデッサンとか、厳しいものがありました。

どこだっけ? スタジオ櫂?
あー、ウマ娘2期で失敗コケないって気合い入りすぎましたかね。ちょっと、ここへ来て褒められたものではなくなってきました。

やっぱり5話が分岐点でしたかね。どんどん、そうじゃないって方向に進んで、イマココって感じです。覇権争いとかいってた自分が恥ずかしい……。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}{netabare}
水曜どうでしょう「桜前線捕獲大作戦」と「原付西日本制覇」を足したような最終話。で、しーちゃんが影響されてリトルカブを買っちゃいましたよという。で、カフェのイタリア化計画を進めていきますよと。

いや、ならVESPA(ベスパ)だろっ!!!

とまあ、やっつけのように「どうでしょう」ネタで締めくくってENDでした。
{/netabare}
というお話。

序盤は本当に底を見せない良作だったのですが、5話で潮目が変わりましたね。それまでの雰囲気を一変させるような礼子の富士山オフロードスポ根をぶっ込んできました。

で、礼子との距離が近くなり、小熊のハードボイルド(といえば聞こえはいいけど、要はぶっきらぼう)な性格が出てきて、それが文化祭絡みでしーちゃん登場してからは顕著に。

総評としては、5話までは覇権クラスの雰囲気があった作品ですが、それ以降に急降下。随所に「どうでしょう」を意識したところがあり、それが逆に白けました。特に最終回。どうせそれをやるなら、1話でやっつけのように片付けないで、3話ぐらい使って旅の道中を見せ、3人の関係性が深まる作りにすればよかったのにと思います。むしろ、しーちゃんのピンチエピソード、要らなかったなあ……。

なんか、とてももったいない作品。序盤の雰囲気は本当に好きでした。
{/netabare}

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 372
サンキュー:

24

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

地味だけどすきなアニメになりました。

原作も面白いので揃えました。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 166
サンキュー:

5

ネタバレ

け~・える・い~ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

雪道なめんな(9話まではいい作品)

 なにもなかった少女がバイクと出会って、世界を広げていくお話。
 行動範囲がどんどん広がったり、お気に入りの装備品を少しずつ揃えたり、自分がバイクに乗り始めたころの楽しさが思い出されて、気持ちよく視聴しておりました。基本的にいいできのアニメだと思います。
 しかし、第10話についてはいろいろともの申したい。

{netabare}
 まず、小熊がノーマルタイヤで礼子の家まで行こうとするのは無謀な行為で賛同できない。4輪がチェーンを装着しなければならないほどの積雪があるなら、ノーマルタイヤの2輪ではまともに走るのはおそらく難しい。カーブやブレーキングでは転倒の危険があるし、下り坂は自殺行為。上り坂はタイヤが空転して登れないだろう。
 礼子の家でチェーンを装着したが、チェーンは万能じゃない。つけたからって普通に走れるわけでない。雪原でオフロード走行を楽しんでるが、素人がいきなりそんなことはできるとは思えない。こけても雪に人型ができるだけで平気そうにしているが、それだけの柔らかい積雪があればバイクはおろか4輪でも走行は不可能。バイクで走行できるならせいぜい10cmくらいの積雪と思われる。それならこけたら痛いし怪我もする。そしてバイクも壊れる。経済的に余裕のない小熊がそんなことをするだろうか。さらに上着をぬいで半袖での走行。転倒の危険があるなかであり得ない。
 ファンタジー作品ならそういう表現もありとは思う。しかし本作はホンダの監修をうけてリアルなバイク描写を目指していたはず。それでこれはちょっとないんじゃないかと思う。

 私もバイクで本格的な雪道を走ったことがあるわけではない。せいぜい1~2cm程度の積雪路面を走ったことがあるだけ。だから大部分は想像です。それでも2輪の不安定さや雪道の怖さは知っている。実家は積雪がある地域だったので、中高は雪道を自転車で通学していた。4輪でならスキーや帰省のたびに雪道を走ってる。その経験から言わせてもらう。「雪道なめんな」。
 でも、山梨なら積雪より凍結のほうに注意が必要そう(住んだことないけど)。ブラックアイスバーン(要は氷)は雪道より怖い。一見普通の路面に見えるしよく滑る。

※バイクでもきちんとした装備と運転技術があれば雪道での走行は可能です。実際雪国の郵便局員はスーパーカブで配達やってるし。田舎の郵便局で働いている友人に聞いたら、冬場はチェーンではなくスタッドレスタイヤを履いているそうです。普通のタイヤと違って接地感がふわふわしていて怖いそうです。
{/netabare}

11話視聴後追記
{netabare}
11話の椎の救護の仕方はいくらなんでも酷いなあ。小熊が鬼に見えた。
10話も雪道の危険性を軽視しててよくないなあと思ったけど、楽しい描写だし100歩譲ってまぁ許そう。でも、11話のシリアスな状況での前かごはないわぁ。
リアルな世界観に立ったうえでのフィクションだと思ってたけど、スーパーカブがスーパーマンのように何でも解決してくれるというファンタジー世界のお話だと思って視聴しないといけないようです。
{/netabare}

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 277
サンキュー:

12

ネタバレ

アハウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

製作にするにあたってレビューしたの?

フィクションであるが、しかし現実の事を扱っている
のだから慎重に扱うことが沢山あります。
たとえ原作がそうでも、法律違反とか、問題な行動は
レビューしてやめるべきでしょう。
だれも声を上げなかったのでしょうか?
雪をなめくさった回はいらなかったでしょう。
不法な立ち入りの上に、危険な運転です。
というかあの状況ではまともに運転できないでしょう。

それより問題なのは椎の電話を受けた小熊の対応です。
まずやるべきことは消防・警察、お店への連絡でしょう。
これができないのは人間として失格です。
椎が猫道に入っていくところを小熊は見ています。
それから何時間経ったかわかりませんが、落ちて水に
浸かって動けないのは、骨折したか出血した、頭を
打ったとか、かなり危険な状態なのです。
それを自分で助けにいって、籠に乗せるのは、さらに
危険なことです。
小熊の家に着いて、椎は大事に至っていないようです
が、問題ではそこではなく、人の命を軽視しているこ
とです。
交通違反は製作者が間抜けで知らなったで済みますが、
椎の箇所は、人命が関わっていて小熊に大丈夫か判断
させる状況ではないと思います。

物語の評価を下げます。

-----------------------------------------------
女子高生がカブに乗るという微妙な組み合わせ。

バイクあるいは学校生活をうまくまとめていると思います。
バイク方向にするとバイク無縁の人にはつまらなく、
かといって学園のほうに振ると本筋からそれます。
そのためか話は淡々と進みます。
それもいい感じもします。

小熊のキャラはやや問題がありますが礼子との組み合わせが
うまいですね。

椎ちゃんは可愛い。声も可愛いのでファンになりました。

カブではないですが「メイト」というバイクに乗ったことが
あります。
冬の寒さ、凍った路面、雨の日の運転。
あと「キャロット」だとトルクがなく坂が登れない・・・。
不便なことも多いですね。

投稿 : 2021/06/17
閲覧 : 277
サンキュー:

21

ネタバレ

はく さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

10話で断念

序盤は良作な臭いがプンプンしてましたが、途中から滅茶苦茶になってしまったのがとても残念です。
礼子の謎の富士山アタックとか、修学旅行地までカブで行くとか、問題になった2人乗り以前に問題行動が多すぎませんかね?
10話でも雪道に乗り出すとか同じバイク乗りとして有り得ないことが多過ぎて視聴を止めました。
原作は面白いのかなぁ。

投稿 : 2021/06/11
閲覧 : 158
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

想像と全然ちがった…。(イイ意味で)

原作未読です。

'21-04-16 2話感想追記
'21-04-22 3話感想追記
'21-04-29 4話感想追記
'21-05-07 5話感想追記
'21-05-13 6話感想追記
'21-05-20 7話感想追記
'21-05-27 8話感想追記
'21-06-04 9話感想追記
'21-06-10 10話感想追記

<1話感想>
{netabare}
キービジュアルなどからきっと
女子高生がワチャワチャする「けいおん」や
「ゆるキャン△」みたいな作品なんだと思ってました。

始まりからビックリしたのが背景がメッチャキレイ。
町に掛かるモヤの感じとか、作画にすごくチカラが入ってて
しかも音楽もクラシックが落ち着いた感じで、
主人公の小熊ちゃんが生活している環境がどんななのかが
それだけで想像できてしまう様なすばらしい表現だと感じました。

まだ1話の段階ですので何とも言えませんが
1話だけ見たところの感想は、

…小熊ちゃんが不憫過ぎる…。

小熊ちゃんの境遇もそうなんですが、
それをあの年齢で受け入れてるというか
諦めているという様な感じが刺さってしまい
1話目から泣いてしまいました…。

でも、カブに跨ってパッっと世界が明るく
色鮮やかになる演出はこれから小熊ちゃんの世界が
いっぱい広がって今までにない嬉しい出会いや
楽しい発見がいっぱい待ってるって事を感じさせて

…小熊ちゃん、がんばってきて良かったね…

って小熊ちゃんの過去の事なんか何も知らないクセに
勝手に親目線で微笑んだりもしちゃいました。

いわく付きのカブを何の躊躇もなく購入してしまうトコとか
マジか!?っと思うトコはありましたが、
まぁ、それは小熊ちゃんがそこまで強い想いで
今の環境を変えたいと望んでたというコトなんでしょうね。

何にしても、イイ意味で想像を裏切られた作品でした。
これから毎週楽しみに見ていこうと思います。
{/netabare}
<2話感想>
{netabare}
小熊ちゃんって自分を表現するのが苦手なのかな?

生れつきなのか環境がそうさせたのかは分かりませんが
「わたしバイク買ったのっ!!」
ってクラス全体にアピールしてみたくなったり、
話掛けられても素っ気なく不愛想な返しをしたり…。
みんなに注目されたい、仲良くなりたいっていう
気持ちは持ってるみたいだけど…。

礼子ちゃんが登場して、チョットずつでも
自分のコトも表現できる様になっていくのかな?

それにしても、礼子ちゃんと小熊ちゃんって
同じカブ乗りとはいえ全然スタイルが違うんですね。
礼子ちゃんは趣味・マニアとしてのカブ、
小熊ちゃんは生活用品としてのカブ、
この温度差がこれからどうやって埋まって、
仲良くなっていくのかが気になりますね。

ホントに仲良くなれるのかな?この二人…。でも、

「どこにでもいけるよ。」

っていう礼子ちゃんの一言で、いつもは行かない道を
走って新しいスーパー見つけて買い物できたり、
帰りにコメリもあるのを見つけて、
「また明日行こう。」
って少し嬉しそうに言うところが、
小熊ちゃんの世界も心も少しずつ広がっているんだって思えて、
ボクも見ててすごく嬉しくて涙腺が緩む緩む。

いつか、小熊ちゃんが今みたいにニコッって微笑むだけじゃなくて
アハハって何にも気にせず笑える様になれたらイイな。

ちなみに、最初の方で小熊ちゃんがカブのサドルを
ポンポンってするトコを見て、小熊ちゃんが
ウキウキしてるんだなっていうのが見えて、
それが嬉しくてまた泣きました。

小熊ちゃんに幸あれ。
{/netabare}
<3話感想>
{netabare}
イカンです…この作品…
話数が進むほど、ボクの中で小熊ちゃんに対する
親愛の情がどんどん大きくなっていってます。

礼子ちゃんに出会って、カブのコトを教えてもらって、
ヒトとの関わり方も少しずつ分かりだして…すごくイイ変化ですね。

小熊ちゃは礼子ちゃんを
友達と呼べるかはまだ分からない
って言ってました…。
確かに友達っていう様には一緒には過ごしてないですね。
たぶんそれは「友達」と言うより「理解者」なのも…。
カブを通して、嬉しいコトや大変なコトを共有できる。
同じコトで共感できたり、言い合えたり、悩んだり…
友達みたいに協調や迎合なんかはしない関係。
とってもイイ関係を築こうとしてるんだね、小熊ちゃん。

今はもう、これからのこの作品が
事件とか揉め事とかいらないから
小熊ちゃんがこのままずっと右肩上がりで
幸せになっていけばイイのになぁ…と思うほど
小熊ちゃんのコトが心配というか気になるというか…。

バイクに取り付けるボックスを貰いに行って、
古いカブからボックスを取り外す時の表情…
解体が初めての体験でワクワクしたのかな?
自分のカブがカスタムされるコトにウキウキしたのかな?
その表情に見てるこっちが嬉しくなります。

風で目が乾くのがイヤで、たまたま居た職人さんに
教えてもらってコメリで買った保護眼鏡…
それを初めて着けて走った時に
初めて「ニパッ」て笑った小熊ちゃん。
自分の想像通りにできたのが嬉しかったのかな?
風が気にならなくなって、どこでもいける様になったって
世界が広がる様に思えたのかな?
たまらんです、あの笑顔。
あんな笑顔されたらボクの方が有頂天になります。

親はいない
お金もない
友達も趣味も
将来の目標もない
でも、何もなかった私の生活に今はカブがある。

そう言った小熊ちゃんに、ボクは
カブだけじゃなくてもっともっと
幸せはいっぱいあるんだよって教えてあげたい。
幸せになって欲しい…
いっそ、ボクが幸せにしてあげたいって
思えるほど小熊ちゃんにハマってます。

お願い小熊ちゃん…拾わせて…髭も剃るから…。

そんなコトを思いながら次回のアルバイトで
小熊ちゃんにどんな変化が訪れるかを楽しみにしておきます。

小熊ちゃんの笑う姿が見れるのを楽しみにしておきますっ!!

最後の、リスト「愛の夢 第3番」は
選曲といいタイミングといい反則ですね…
小熊ちゃんの語りと合わさって、泣くしかないじゃないですか。
{/netabare}
<4話感想>
{netabare}
へぇ、学校が学校内の作業をアルバイトとして
生徒に斡旋したりするコトがあるんですね、知らなかった。
にしても、カブとやりたいコトがアルバイトだなんて…
小熊ちゃんのやりたいコトが今後、遠出とか、ツーリングとか、
カスタムなんていう風に考えられる様になれたら嬉しなぁ…。

話は全然変わりますが、この作品のOP曲、
「まほうのかぜ」って曲、
すごく小熊ちゃんがカブで軽やかに走ってる感じ、
カブに乗って走ってるのが嬉しいっていうのを
聴いてて感じられて個人的に大好きです。
あと、OP内でカブのハンドルをさすりながらニコッて
笑う小熊ちゃんがたまらなくカワイイっす。

今回の挿入曲、
ドビュッシー「ベルガマスク組曲プレリュード」も
選曲、タイミングがイイですね、にくい演出ですね。
サドルをポンポン(カブ、やったね、ご苦労様。)からの
ジャーンですもんね、そらグッときます。

しかし、いくらバイト初日だからって
学校ジャージで寝るのは女子力低すぎだぞっ、小熊ちゃん。
そんなんじゃこれから先、オトコができた時が心配です…。
まぁ、そこがまた小熊ちゃんの好きなトコなのですが。

バイトで荷物運搬中に雨が降ったときには、
マンホールに乗ってこけたりしないか、
トラックやクルマから水撥ね受けて事故ったりしないか
すごくハラハラしながら視てましたが、
最終的には奮発して買ったレインコートで空に向かって
「ざまぁみろ。」
だなんて…小熊ちゃん…お茶面なコトとか言えるほどに
明るくなんてきたんだね…オッサン歓喜ですよ…。

このままっ! このままっ!!
小熊ちゃんがいつも明るく過ごせるようにして下さい。
原作が違うなら、アニメ版だけでもそうして下さい。
切に願っておりますっ!!

最後に、エンジンオイルを自分で交換してる時の
小熊ちゃんの二つ結びは最強だと思いますっ!!

それと、バイク屋のおじいさんがオイル交換の時に
小熊ちゃんの運転が丁寧すぎるくらい丁寧って言ってました。

当たり前だろっ!!
ウチの小熊ちゃんだぞっ!!
ヘタなコト言ってんじゃねぇぞっ!!

って思ったのはボクだけではないはず。
まぁ、優しくて粋なイイおじいさんなので許すけども…。
{/netabare}
<5話感想>
{netabare}
さて、今週もとても楽しみにしてた
ボクの小熊ちゃんを応援するアニメがはじまり…

小熊ちゃんを応援…

小熊ちゃんを…

あれっ?

小熊…ちゃん…?

…今回

…あんまり小熊ちゃんの出番

…ない…

あらぁ…

礼子ちゃんのバイクで富士山登頂チャレンジがメインですか?

しかも今までと違ってアニメの路線が…
スポ根みたいな路線になってますやん…。

お…ぅ…

うん、キライじゃないです、大好きです、スポ根。
みんなが切磋琢磨して一つの目標に向かってがんばる。
時にはぶつかり合いながら、時には一緒に涙を流しながら。
うん、これぞ青春、これぞ王道。

うーん…ただ…この作品にソレは求めてなかったかなぁ…。

ボクの小熊ちゃんがカブを通して少しずつ
成長していく姿を見たかったのですが…

チョットの出来事で小熊ちゃんが喜んだり、
笑ったりする姿がとても愛しくて、
そういうのを求めているのではありますが…

タイトルから何となくそうなるのかなぁ…
なんて思ってはいたのですが…そうですか…

まぁ、こういうエピソードも飽きさせない手法として
イイのかもしれませんね。

礼子ちゃんの一生懸命に向かって行く姿も
小熊ちゃんとは違う方向でがんばれって
応援したくなりましたしね。

しかも、話の最後には小熊ちゃんが
普通自動二輪の免許を取るという
今まで、将来の夢がないと言っていた小熊ちゃんが
次の目標を持つという、実はとても大事なエピソード
だったのでしょうね、きっと。

「礼子、ゴメンちょっとよく分かんない。」
て少し困った感じの小熊ちゃんの笑顔か見れたので、
うんっ、小熊ちゃんを応援するのは来週以降の
楽しみにしておこう。

ついでに小熊ちゃん、礼子ちゃんの影響で
カブのカスタムにも興味を持つだなんて…

これはイイ傾向ですね、小熊ちゃん。

これをきっかけにして、もっと色んなコトに興味を持って、
色んなコトに挑戦して、色んな失敗もして、
色んなヒトと出会って、色んなヒトと離れて、
色んなコトで笑って、色んなコトで泣いて、
そうやって、小熊ちゃんの心がもっと豊かに、
諦めてた心境がもっと前向きになってくれたら
こんなに嬉しいコトはないなと感じた回になりました。

来週からどんな展開になるか、
今までとは違う方向に展開していく気がして
また楽しみが増えましたね。

がんばれ、小熊ちゃん、礼子ちゃん。

さて、今回の挿入曲は
ドビュッシー「夢」と、
シューマン「子供の情景op.15 トロイメライ」
だそうです。
やっぱりこの作品はクラシック曲がとても効果的に、
印象的に使われててとても心に響きますね。
何でクラシックの曲ってこうも琴線に触れるのでしょうね。
そういう部分もボクがこの作品の大好きなトコです。
{/netabare}
<6話感想>
{netabare}
うわぁぁぁぁぁん…。

ウチの小熊ちゃんがぁぁぁぁっ、

ウチの小熊ちゃんがぁぁぁぁっ…。

と泣きたくなるくらい、いや泣いたんですけども…

すごく、すごーく成長したよぉぉぉぉっ!!

もうコレで最終回でもボクは満足ですっ!
それほどまでに今までの小熊ちゃんの鬱屈としていた
生活や出来事が晴れやかに変わったと実感できる
素晴らしい回だったのではないでしょうか?

中型免許を取り、エンジンをカスタムしたコトによって
排気量がアップし、原付特有のスピード制限がなくなった
小熊ちゃんのカブ。

「正直、スピード以外今までとの違いはあまり分からない…。
けど、何だか少し自由になれた様な気がした…。」

この小熊ちゃんのセリフ一つ取っても、
小熊ちゃんが今までの何もないと言っていた生活が、
カブによってイイ方向に変わったというのを自覚し、
何もなかった今までから脱却し、
前向きになっているコトが分かります。

この時点でもう…ホントに嬉しくて…嬉しくて…。

その後、一時的に熱が出て、行けなくなってしまった修学旅行…

きっとカブに出会う前の小熊ちゃんだったら、ダメだって
悟った時点で諦めてたしまっていたのではないでしょうか?

でも、今の小熊ちゃんは違うっ!成長したのだっ!

自分にはカブがあるってコトに気付いて、
何かを決意した小熊ちゃんっ…

カブに乗って修学旅行先の鎌倉まで行くのですっ!

しかも途中で富士山の中腹へ、
礼子のお礼参りにまで出向くだなんてっ!

どんだけ前向きになったんだっ、小熊ちゃんっ!

あんなに消極的だった小熊ちゃんが、
自分から状況を打破しようと動くだなんて…

「今日はこれ位で勘弁しといてあげる。」

富士山に向かって啖呵を切ったあとにした、
あの達成感に満ちた小熊ちゃんの笑顔…

あぁ…たまらんです…

そんな笑顔されたらボクの心も満たされてしまいます…。

きっとカブによって世界が広がり、自分がホントに
小さなコミュニティの中だけで生きていたコト、
それは自分がその気になれば簡単に打ち破れるコト、
それに礼子からも、自ら挑戦してそんなカラを破る方法を
意識的ではないにしても教わったのでしょうね…。

就学旅行先で礼子と二人乗りをして走ったシーンは
この作品の一つの到達点だった様に思えます。

単純に成長し、イイ人間になるというコトではなく、
楽しいコトだったり幸せを自分で見つけ、
色んな苦悩はあるのだけれど、それも乗り越えながら
青春や人生を謳歌するってコトを
小熊ちゃんができる様になったのだと思える
ホントに、素晴らしい回でした。
「小熊ちゃん物語」一部完って感じですね。

いや、何度も言います、素晴らしい回だった。

おめでとう、小熊ちゃん。
ありがとう、小熊ちゃん。

ちなみに次回から新キャラが登場するみたいですが…

ウチの小熊ちゃんを困らせたら承知しねぇからなっ!!
{/netabare}
<7話感想>
{netabare}
ふむふむ、なるほど…こう来ましたか…。

ボクはこの7話を視るまで、
小熊ちゃんは前回の6話で行き着くトコまで行き着いて、
すごく成長したのだっ!と勝手に思ってました。
人生や青春を謳歌できるくらいになり、
屈託なく笑える様になったんだと思い込んでましたが…

そうは問屋が卸さなかったのですね…。

この7話を最初に視たとき、ボクは小熊ちゃんが
新キャラ椎ちゃんやともすれば礼子ちゃんに対しても
えらく上から目線な言動をするなぁ…と感じました。

カブ(原付)のコトを文化祭の実行委員達に
バカにされて怒ってるのかなぁ…

それとも、カブに乗って半年経って、
私は周りとは違う、カブ(バイク)に乗ってる、
カスタムだって自分でできるという優越感から
少し調子に乗ってるのかなぁ…って思ってしまい、
ちょっとイヤな感覚で視てたのですが…

よくよく考えると、そうではなかったと分かりましたっ!!

これが小熊ちゃんの本来の性分でしたね。

無表情で、無口で、無愛想で、コミュ障。

思い返せば、それは2話の時点で分かってたコトです。

礼子ちゃん以外との接点がほとんど描かれてなかったから
すっかり忘れておりました…。
ボクとしたコトが…小熊ちゃんのそんな初歩的なトコを
失念してただなんて…。

礼子ちゃんとはカブを通して慣れたから
あんな風にある程度普通に接するコトができてただけで…。

ただ、今まではそれが周囲に対して表面化すら
できない状況だったというコトなだけだったのですね…。

何もないと思っていた人生で、色んなコトを諦め、
ヒトと接するコトも、何かに執着するコトもなく、
ただ毎日をやり過ごした小熊ちゃん…。

それは言うなればマイナスの状態。

それが、カブと出会い、礼子ちゃんと出会い、
色んな経験をするコトで上向いていき、
本来小熊ちゃんが持っていた性格がやっと表に出て
他のヒトにも意思を言うコトだけはできるように
なって来た状態が今なのだというコトなのかなと。

つまり今やっとプラスマイナスゼロの状態に
小熊ちゃんがなれたというコト。

小熊フラットなんだと解釈しました。

ただ如何せん、これまでヒトとのコミュニケーションなんて
そんなに取ってきてなかったであろう小熊ちゃんですから
あんな風な態度や言い方しかできなかったワケですね。

なるほど、なるほど。

というコトは、この7話からウチの小熊ちゃんの
真の成長が視れるというワケですねっ!!

誰とでも笑って話し合えるようなるのですねっ!?

小熊ちゃんが屈託なくアハハって笑う姿を
視れるようなるのですねっ!?

そこでキーパーソンになってくるのが、
新キャラ椎ちゃんというコトなのでしょうね、きっと。

よしっ、椎ちゃんよっ!!

小熊ちゃんが「夏の空の様な水色」と評した
君の手腕をこれからとくと見せてもらおうではないかっ!

小熊ちゃんをもっと成長させてみろっ!

小熊ちゃんの人生をプラスにしてみろっ、椎ちゃん!!

というコトで、今後がまた楽しみになってきた7話でした。
{/netabare}
<8話感想>
{netabare}
巷では今、小熊ちゃんと礼子ちゃんが2人乗りした件で
道交法違反だと言って炎上してるのですかね?

確かに、免許取得後一年未満の2人乗りは違反であり、
チャンと検証できてなかった制作サイドが
いけなかったコトなのでしょうが、
なんか必要以上に叩かれてて、少し前の
自粛警察を想起させるのはボクがこの作品を
大好きだからそう見えるだけの贔屓目なのですかね?

そんなコト言ってたらヤンキーマンガなんて
みんな傷害罪で御用ですわ。

まぁ例え、オマエの贔屓目だっ、悪いモノを擁護すんな。
とかって言われてたとしても、それでもボクが
この作品を大好きなのは変わらないので、
さっさと謝罪テロップ出して終息してっ!!
作品の中身じゃないトコで評価ないでっ!!
逆に、小熊ちゃんの成長記に歓喜してバズれっ!!

と思ってます。負けるな!!

というコトで話がズレましたが、今回のお話しです。

小熊ちゃんにまたひとつ、成長というか、
カブ以外の心の拠り所が見つかりましたね。

ボクは前回、初めて絡んだ椎ちゃんが、
個人で小熊ちゃん達と絡んでいき、
椎ちゃんの性格に感化されて、小熊ちゃんが
イイ方向に変わっていくものだと思ってましたけど…

椎ちゃん一家での絡みできたんですね。(笑)

コレは予想外でした。(笑)

しかし見た限りではありますが、きっと
椎ちゃんの家族ってイイ関係を築けているのでしょうね。

ただ優しい両親だとか、素直な娘だとかって言うのではなく、
パン屋&カフェをやってて、ゆっくりのんびりと
仕事をして過ごしたいと言った父親に対して

「早く店を譲ってくれればイイ。」だとか、
「まずい黒パンなんて止めて…。」だとか言ったり、

イタリア風にするコトに憧れてる娘に対して

「イタリア野郎にパンの焼き方や味わい方が分かるか。」

なんて軽口が言える…。それがお互いに対して
嫌味にならない、とってもイイ関係ですね…。

家族とそんな関係は築けなかったボクからして見ると
とっても羨ましく、泣けてしまうやり取りでした…。

椎ちゃんも、前回はトラブルにあたふたしてて、
少し弱々しく見えましたが、チャンとした芯があって
でも優しい子なんだなぁって…。

椎ちゃんのお母さんだけは、少しアメリカナイズが
過ぎて引いてしまいましたけども…。

カラコンかっ!? その年齢でカラコンなのかっ!?

そら椎ちゃんも、会わせたくないよね。(笑)

きっと、そんな椎ちゃん家族のお店だったから、
コーヒー1杯でガソリン1回分なんて言ってた小熊ちゃんも、
また行こうって思えたんですね…。

分かりきったコトしか書けないですが、
小熊ちゃんが失くしてた、ヒトと繋がるコトで得られる
優しさだとか、暖かみだとか、家族ってモノの良さに
触れるコトができて、こうやって一層
小熊ちゃんの心にもっと深みが出てくるんですね。

よくやったっ!! 椎ちゃん一家っ!!

ありがとーっ!! 椎ちゃん一家っ!!

この調子でウチの小熊ちゃんを幸せにしておくれーっ!!

と今回も嬉しい感情だけで見させてもらいました。

さて、この作品も残り少なくなってきましたが、
この先はどうなっていくのでしょう…、次回タイトルの
「氷の中」っていうのがイヤぁな感じです…。
何事も起こらなければイイのですが…。

最後に、きっと視てた誰しもが思ったであろう、
おじいちゃんのバイクみたいになるっ!って、
ハンドルカバーを着けるコトをあんなにイヤがってた
礼子ちゃんに一言、

結局オマエも買うんかいっっっ!!!!(笑)
{/netabare}
<9話感想>
{netabare}
…アブ…

…アブラッ…

…アブラッ… シヴ … ウール…??

いやぁ正直全然知りませんでした、アブラッシヴ・ウール。
そんなモノがあって、世界のどこかでは
普通に生活の一部として取り入れられてて…

ホントに世の中って…知らないコトばかりです…。

きっと、そういう自分の知らない知識が分かるのも、
アニメの一つのイイ側面なんでしょうね。

それにしても、前回の椎チャンのお店の説明にしても
そうですが、礼子ちゃんってホントに色んなコトに
造詣が深いですね…。

カブのコトはもちろん、建築物のコトだったり、
キャンプ道具のコトだったり…
17歳の少女がどこでそれだけの知識を!?…って
設定を少し疑ったりもしたくなりますが、
まぁ、礼子チャンだったらその位は
あり得るのかな?って思えてしまうのは、
ボクのこの作品に対する贔屓目ゆえだと思います。(笑)

椎チャンの二人と仲良くなりたいって感じもカワイらしかった。

ただ…今回はチョットこれまでとは違って
前半のアブラッシヴ・ウールの件は楽しく視れたのですが、
後半のウインドシールド購入の辺りは
個人的にあまり楽しく視れませんでした…。

何でかと言うと…

「スーパーカブは冬でも走れる様に色んなパーツあります。」

「台数が多いので汎用パーツもいっぱいでスグに手に入ります。」

みたいな、

スーパーカブ万歳!!

HONDAサイコー!!

という「本田技研讃歌」だけを
推し出している様にボクには見えてしまったからです…。

そうじゃないっ!!

そこは違うぞっ!!

断じて違うぞっ!!

終盤でウチの小熊チャンが言ってました。

「色んなヒト達のチカラも借りた…。」

「苦手だった人付き合いも、カブの為だったら苦にはならない…。」

そこっ!!

まさにそこっ!!

それなんですっ!! ボクがこの作品で視たいのはっ!!

その内容を詳しく見せて欲しいのですっ!!

ウチの小熊チャンがカブを通して
色んなヒト達と関わって心が豊かになっていく様をっ。

ウチの小熊チャンがカブを通して
色んな出来事を経験して成長していく様をっ。

そういうを毎週楽しみにしてるんですっ!!

(5話でもこんなコト言ってたなぁ…。)

カブのパーツを付加する様子を見せなくてイイっ、
小熊チャンの感情が孵化していく様を見せて欲しいのですっ!!

カブの機能が進化していく過程を見せなくてイイっ、
小熊チャンの心が深化していく過程を見せて欲しいのですっ!!

カブはそのためのツールで良いのですっ!!

というボクにとっては少し残念な回になったのですが、
今回のタイトル「氷の中」という不穏さが、
冬場の事故だとかの暗喩でなくて良かったと
心を撫でおろしたボクでもありました…。

次回のタイトル「雪」もなんだかイヤな感じだなぁ…。
また一週間、どんよりした気持ちで待たないといけない…。
{/netabare}
<10話感想>
{netabare}
イ----------ヤ----------ッ!!!

ダ----------メ----------ッ!!!

ヤ------メ------テ------ッ!!!

早くっ!!

早く助けてあげてーっ!!

椎チャンがぁ…

椎チャンがぁぁぁぁぁぁぁぁ…。

転落した時にアタマとか打ってないかな…
骨折とかしてたらどうしよう…
ただでさえ冬場だと言うのに、
川の中で動けなくなったら…低体温症とかも…

あぁぁぁぁ、最悪の事態しか思いつかない…

視るんじゃなかった…11話と続けて視ればよかった…。

こんな重大局面で「次回へ続く」になるなんて…
もう次回が気になって気になって…こっちが右往左往してます…。

早く来週になれっ!!

何なら原作買っちゃうよっ!?

フライングしちゃうんだからねっ!?

いや…楽しみが減るので絶対しないですけどね…。

それにしても、今回はホントに振り幅の大きな回になりましたね。

タイトルの「雪」というのがどういった内容に
なるのかと思っていましたが、まさか礼子チャンと一緒に
カブで雪を戯れる回だったとは全然想像できませんでした…。

雪の中でカブに乗って遊ぶウチの小熊チャン…

サイコーだなっ!! この野郎っ!!

いくら雪が積もってる中でのコトだったとしても、
バイクでコケたらケガするかも…。とか、
いくら雪が積もってる中でのコトだったとしても、
バイクを倒したら少なからずカブにダメージが…。とか、
あの場所が私有地だったら不法侵入になるんじゃ…。とか、

法律的なコトとかあまり分かりませんし、
視てるこっちが心配でハラハラしましたし、
きっと褒められた行為ではなかったと思います。

でも…

あの場面は間違いなく「若気の至り=青春」という表現でしたよね。

誰しもが一つはあるだろう「若気の至り」。
思い返すと、イイ思い出だったり、恥ずかしかったり…
きっとソレを経験するからこそ、オトナってモノに
なっていくんだとボクは思います。

だってソレがない人生なんて、味気ないじゃないですか!?

雪の中で礼子チャンとカブで遊んでる時の、
小熊チャンのあの屈託のない笑顔は、
「青春」しているに他ならず、
当初の「ないないの女のコ」だった小熊チャンが、
青春を謳歌できるトコまで人生が色付いてきたのだと思うと、

嬉し過ぎて…感極まってしまって…。

もう一回言おう…

サイコーだなっ!! 小熊チャンっ!!

小熊チャンが今まで、人生を諦めて過ごして来た分、
いっぱい「青春」をして、いっぱい笑って…
いっぱい「若気の至り」をして、少しイタい目を見て…
小熊ちゃんが将来、そのコトを恥ずかしながら…
はにかみながら思い出せる様になるコトを
願うばかりのボクでした…。

ただ…

その前に…お願いですから…

椎チャンは何事もなく助けてあげて下さい…。


<追伸>
小熊チャン、前回あれだけすったもんだあった
アブラッシブ・ウールのジャケットはどこにやったんだい?
寒さが厳しくなったらアッサリお蔵入りかい?

何とサバサバな…

でも…

今までの小熊チャンだったら絶対に買わないであろう

太陽の様なオレンジ色のツナギがカワイ過ぎるからよしっ!!!
{/netabare}

投稿 : 2021/06/10
閲覧 : 674
ネタバレ

アニメ好きのノベル好 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:今観てる

きららみたいなゆりゆりした感じではないかな。

原作未読です。7話まで視聴
私はバイクに乗ったことがありません。
でも、バイクでのあるあるや、エンジンのかけ方など丁寧に描写されており、こんなことがあるんだとワクワクしながら見ていました。バイクに乗っているとさらに共感する部分や自分を重ねる部分があるのではないでしょうか。
描写も主人公の心の機微似合わせて色彩が変化する、同じ道路を俯瞰で移し、話が進む事に少しづつの違いが見えるなど、見せ方も私は好きです。
声優さんもあっているように感じ、活発な礼子、少し感情が薄いこぐまさんなど、キャラにあっていて話に引き込まれました。
全体的に静かな雰囲気で進むアニメです。音楽もクラシックが多く、静謐な空気や、バイクで風をきるイメージなどが想像しやすかったです。そういう空気感が好きならオススメです。
ただ、5話辺りからよく分からなくなるというのがありました。
{netabare}5話から、礼子の登山がありますが、登山の理由や動機が薄く、前からの伏線などもなくいきなり怪我までしながら富士山を登る…。結局登れる機会を失っても理由はわからずじまい。描写が少なくよく分からない感じがしました。
あとこぐまさんが急にイキリ始めた気がします。新キャラが登場してから急に口が悪くなったり、カブは乗ろうという気じゃないとカブに弾かれちゃうなど、お前そんなキャラだっけ?という部分が多くありました。物静かででもバイクが好きというキャラではなく、バイクに乗れるようになってちょっと口も滑るようになった奴になってしまいました。また、一緒にバイクに乗る(バイトのカレンダーや態度から生真面目な性格かと思われたのに、使ってはいけないと言われたバイクで1年乗らないとできない2人乗り)、互いのボトルを飲み合う描写が急にはいる(君たちそんなに仲良かった?)など、急に私にとっては不自然な部分が多くあるように感じました。もう少しキャラクターが分かりやすくあれば、もっと楽しく感じたのかもしれません。
{/netabare}

投稿 : 2021/06/10
閲覧 : 106
サンキュー:

6

ネタバレ

くらま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

放送時間帯だけはどうにも

バイクはおろか乗り物にはあまり興味ありません。
バイクガー、ライダーガー、レースガー、といった作品であれば見ないかも。

物語は事件もなく(※1)、日常が淡々と進むので、気軽(※2)に見れてます。
※1.アニメの話しです

ただ、、、一人暮らし?

※2.
設定、背景やらが重い感じがするのと、主人公の性格が内向的なので、思いの外気軽にみれてないかもです(笑)

実況でワイワイ観たい作品です。
だがしかし、深夜放送という。。。
起きてられません。
でもこの作品の温度感だとこの時間帯なのでしょうね。
土曜日の朝やってたら微妙な休日を過ごしてしまいそうですし。

キャラもかわいいのと、おじさん達もいい人多いので視聴継続します。

ーーー以上、3話まで視聴

ーーー以下、2021/6/6追記
追っかけ7話まで視聴したところ、衝撃的
な展開に。
なんかちっちゃい子が。
やっと3人目ですかね。
なんですかね、、、超かわいいんですけど。
8話目とかにも登場。
かわいい。

二人は風防やら手袋装着、ダサさと実用性との葛藤、わかります。
椎ちゃんもカブ買ったらこの葛藤やら共有出来るのかな、想像しただけでかわいい。

今更ですが小熊って名前凄いな、しかし。
と思ってたら中の人の名前もなんか凄い。

うーん、不味い事になりました。
あまりカブカブしないしバランス良い作品なんですよね、あまりコンテンツに興味無い人間からすると。
特に椎ちゃんの存在が衝撃的過ぎてBlu-ray購入意欲が。
映像特典、ロケハン映像ですと!?
しかも最初からBOX売りとか優しい。

投稿 : 2021/06/06
閲覧 : 211
サンキュー:

5

種馬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

雰囲気を楽しめる情緒ある作品。

風情があり雰囲気を楽しみ落ち着ける作品です。
物語はシンプルでセリフも少なめ。
BGM少なめ、自然音を多く取り入れ作画も綺麗で、細かいところまで四季を演出しておりとてもお洒落。
媚びてないキャラ達も好感がもてます。

ある意味でとても日本人らしい良作。

投稿 : 2021/06/06
閲覧 : 241
サンキュー:

12

ネタバレ

Northfox さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

派手なストーリーは無いが疲れを癒してくれる

10代で原付バイクをきっかけにそれまでの生活を広げていく物語。
あくまで私の所感です。
自分が18で中古の原付バイクを買って、人生が広がりました。その時は、リミッター付いていないホンダのバイク。何と5000円で購入。だから、このアニメ観て忘れていた自身の思い出を呼び起こしてくれました。面白い訳ではないかも知れませんが、手探りで経験を積んでいった当時の自分を、じわーっと思い出させてくれます。最近の仕事のストレス(リモートワーク疲れ)を癒してくれています。
僕はその後、中型に乗り、10数年前からカタナに乗っているので、こういう雰囲気の物語は好きです。少しずつ自分の生活とその後の人生に変化を与えてくれるバイク。
制作の方々に感謝です。

以下、追記です。
{netabare}
第6話:いまのところ、一番好きな話かな。
免許も小型自動二輪にアップグレードして、更にボアアップしちゃうんですね。第5話からの話で。
それが6話の終盤の伏線になるのは、面白かったです。
速度制限と違反リスクの点から、免許と車格をアップグレードする気持ちは、とても良く分かります。
会話でも、ぐぐっと感じる箇所が6話にちらばっていて、じわーっと気持ちよくなりました。「ずっとパーツをメーカーは作り続けてくれる」箇所は、カブもNSXに対しても、H社は何10年も作り続けてくれていますし。

おまけ:
5話で、何度も転倒しながら登頂チャレンジするシーンは、割り切って観てました。
私は大学の夏休みに箱根で怪我して1週間の入院して、(今は後遺症も痛みないけど)傷跡は今も足に残っているので。
気を付けてね。。。
{/netabare}

投稿 : 2021/06/05
閲覧 : 135
サンキュー:

13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

バイク乗り必見

カブだけど、バイク乗りなら共通あるある多くて笑えます。サイドスタンドの出し方はいきなりあんなうまくならないとは思いますが。
ホンダが協力だけにカブの描写は細部まで描かれてて、地味に美しいです。
礼子のカスタムカブはちょっとやり過ぎ感あるのと、富士山へのアタックはそんなことした奴いるのかとちょっとビックリでした。
まだ最新5話までですが、地味目に引き込まれてます
バイクに全く感心ない人には奨めません

★6話視聴
まさかのボアアップでイエローナンバー
こうなればいきなり世界は広がるよね、
30キロ制限はキツいし、私は大型二輪乗ってるので、点数ないときはこれ以上捕まるのがイヤで、原付に乗ったら30キロなんて逆にホントに怖くて、つい50キロで走ってしまい二交機の白バイに御用の悪循環、あなた大型二輪持っててって怒られた後に、白バイのお兄さん免許をじっくり眺めて、免許取得の順番が中型二輪、車、大型二輪に気がつき、この順だと原付講習ないから知らなくてもしょうがないね、と笑いながら計測しちゃったから見逃せないんだよねってしっかり切られちゃいました。
小熊ちゃんも捕まるシーンとか見てみたいけど、ホンダ協賛だし、安全運転だからないかな

話の方は52ccとはいえ行動範囲も広がり、いっしゅんの熱発で修学旅行を見送るものの、回復したので追い付くために山梨の北杜市から鎌倉へ、結構距離もあるのでカブで来るのはスゴイことです。
制作サイドのロケハンもしっかりされてて、七里ヶ浜のファーストキッチンだった駐車場は海から見たときの住宅とか七高とか、ここが舞台の青ブタよりもキレイに描かれてました。
気になったのは滑川の交差点から左折して若宮大路に入ったあとのシーンで、鶴岡八幡宮の横を北鎌方面から走ってくるんだけど、円覚寺かアジサイ寺でも行ったのかな?
KKR若宮なら滑川の手前の海浜公園のとこで左折なので、原作にはその辺が描かれてるのかしら?
ところで、地元民ですがR134を湘南弾丸道路とは言わないし、初めて聞きました。大体みんな134としか言わないんだけどね。
礼子のカブが廃車になった話はちょっと可哀想だったので、朝比奈峠の2ケツは楽しそうでしたね
って、よくよく考えてみたら多分富士山アタックの3回目にジャンプしてコケたときにカブとはいえ足回り逝っちゃうだろうけど

★7話視聴済
季節は秋になり少し寒くなってきました
バイク乗ってるとちょっとでも暑くなったり寒くなったりすると手立てが必要なんだよね
礼子のニューハンターカブが登場、まだ慣らしなので安全運転の模様
礼子はグリップ軍手を愛用し、こだわりがあるようで、でも、あれ冬だと網目が寒いから小熊ちゃんのアドバイス通りグローブにしないと山梨だとキツいと思います
本編ではようやく三人目の礼子行きつけのパン屋の娘、椎ちゃん登場
文化祭の催しの機材の運搬が車で取りに行ってもらう予定だったのに、行き違いで運べない展開に
椎ちゃんが困っているところに、それまで文化祭に距離を置いていた小熊ちゃんの発案でカブで運搬することに
小熊ちゃんのカブは蕎麦屋の出前仕様、ここから先が非常にこってるところで、礼子のハンターカブにリヤカー装着
125cc超えると灯火やナンバー必要なんだよね、本編にある体育館にあるリヤカー装着しても原付だと牽引も問題ないのよね

無事に運搬を終えたところで、恵庭さんが差し入れのコーヒーを持ってきてのやりとり
椎ちゃんもカブに乗ってみたいけど、自転車でもコケるからに対して、小熊ちゃんバイク乗り名言
カブを怖がるとカブも怖がって放り出す
これ、バイク乗りならホントにわかる名言中の名言
カブであれ大型バイクであれ、怖いと思った瞬間にあちら側の世界に持ってかれますからね
どれだけバイクとシンクロできてるかをバイクは要求してくるのよね
その分自分がイメージしたラインをキレイにトレースできたときの感覚はバイクならではなんだよね
地味なとこだけど、カブのシフトチェンジの音はよくキレイに取れてますよね、ロータリーミッション独特の音なので、音声さんも大変だったと思います
あと、UP GARAGEに入ったところで礼子が他のとこ見に行こうとして小熊ちゃんに、「今日はこっち」と怒られるシーンは地味に笑い
中古パーツ屋って入ると、中古だけに一点物なので、「あ、ナニコレ」的に目移りしちゃって、友達と行くと大体お互い勝手なとこ見に行っちゃうんのよね、
平塚のアップガレージ行くと、これ使えるかも的なパーツがいっぱい置いてあって、楽しくなっちゃって、よく見もしないで買ってしまい、帰って取り付けようとすると何かダメかもってわかったときのガッカリ感ったらないのよね

★8話視聴済
今回は椎ちゃん回、OPで少し映ってたけどこだわりのチャリ、アレックスモールトン
礼子のハンターカブといい結構細かいこだわりあるよね
冬支度をどうやって進めるのかと思ってましたが、定番のハンドルカバー
礼子の言うように、あれカッコ悪いけど実用性抜群なんですよ
高3で初めてカブに乗せて貰ったとき、冬だったのですが、天気は良いけどR134は風が強めなので、ハンドルカバーが暖かくて足元は寒いけど、これは何と便利と思ったもんです
間もなく中型デビューしましたが冬はバイク乗りに過酷で、当時はスキー用具を代用しており、友達に会うと苗場からの戻り?ってバカにされてましたよ

バイク乗らない人には難しいと思いますが、普通のマニュアルバイクは右手がフロントブレーキ、左手クラッチ、左足シフトチェンジ、右足リアブレーキです
なので左手の操作が頻繁なマニュアルバイクにはハンドルカバーは現実的ではありません
原チャリ、ビッグスクーター等オートマバイクとは違い、マニュアルバイクは減速時にシフトダウンをするので、回転数を合わせる必要があるんですね

これとは違い原チャリ、スクーターは自転車と同じ両手がブレーキ、カブも原付の一種ですが原チャリとの違いは原チャリ、スクーターにはギアチェンジがなく、カブはギアチェンジがあるので、左足でシフトチェンジ、右足でリアブレーキを使います
カブはロータリー式ミッションで、クラッチレバーがないのでハンドルカバーをつけられるんですよ
これは蛇足ですが、カブはミッションの特性上、マニュアルバイクの様にシフトダウンして減速しようとすると強烈なエンブレがかかるので、マニュアルバイクとは減速の仕方が違い原チャリやスクーターと一緒でブレーキで減速が基本です
バイク乗りにとって冬は大敵で、今は発電スーツとかもあるくらい対策が不可欠なんですね
わたしが育った神奈川だけじゃなく、首都圏でバイク通学と言うか、都立高を除いて免許さえ取れないとこも多いので、制服で通うなんて考えたこともないですが、制服だといろいろ大変だと思います

バイク解説長くなりましたが物語は椎ちゃん回と言うより、椎ちゃんのお母さんがインパクト的にはメインかも
文化祭のお礼に椎ちゃんの実家のパン屋さんにエスプレッソマシーンを入れたのでコーヒーを飲みに来てとのお誘いから、何度か椎ちゃんのパン屋でコーヒータイムでお邪魔する小熊ちゃんと礼子
パン屋さんはドイツのバンにサンドイッチ、内装がアメリカのドライブインみたいな不思議な多国籍
椎ちゃんが15時を過ぎたら何とか店にコーヒーを飲みに来た二人を追い返そうとするのですが、お父さんが引き留めてしまい椎ちゃん諦めモード
そこにいかにもなアメ車から出てきた女性はアンミラの制服ですか?という出で立ちのお母様
これは帰らせたくなりますよ、娘からしたら

と、今回はバイク乗りはコーヒーとか、細かくバイクあるあるや小さいこだわりを随所に散りばめながら、何とも緩いこの作品ならではの回でした

★9話視聴済
今回も防寒対策の話でした

北杜市って多分雪は積もらないんだろうけど、甲府に近いし盆地だから冬って海の近い神奈川でも寒いので、もっと寒いんだろうね
冬になると寒いので間違っても北の方は行かないので、寒い地域のバイク乗りは大変なんだろうね

以前、冬は寒いので南の方へと博多に行ったときにレンタルバイク借りて乗ったら、冬の日本海側の風の強さと寒さに驚きました
一応、関東での防寒対策を持ってったのですが、北風が強くて風速見たら北風8m、これ普通らしいです
これはムリとレンタカーに変更しました
博多は九州だから南国で暖かいは間違いです
東京って言うか関東の人の殆んどが勘違いしてると思います、体感温度は10℃くらい違います
冬は東京よりはるかに寒く、別府や熊本くらいまで行かないとホントに寒いです
北杜市や博多に比べて全然暖かい神奈川の海側なのに冬はガクプルして、バイクに乗る頻度が下がり、ちょっと足を延ばして伊豆や房総半島で暖かーいと喜んでるわたしは弱キャラなんでしょう

冬はバイク乗りの敵です

今回は終始あれをつけるつけないで揉める回
小熊ちゃんは値段で躊躇、礼子がカッコ悪いと嫌がるので察しはつきました
風防ですね、中型以上はカウルかビキニカウル、族車っぽいバイクは風防なので、ウインドシールドって表現が新鮮、言われてみれば正式名称でしたね
ハーレー乗りとかがそう言ってた気がします

結局、いつものおじちゃんのところで試乗して効果を体感してウインドシールドをつけるんだけど、カブだとスゴい防寒効果なんだろうな
初めて知りました
大型バイクだとビキニカウルは風を後ろに流すというか、風圧の軽減なので装着しても防寒にはならないのよね

※この作品、いろんなところにかなりこだわって描かれてますね
わからない人はわかんなくていいよ的な突き放しも感じなくもないですが、たまたまわかるから楽しめてるのかも
さすがにアブラッシブウール?それは知りません
原作者さんは何マニアなんでしょう、気になります

投稿 : 2021/06/03
閲覧 : 245

2010sw さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

カブ愛に溢れてゐる

昔オートバイ乗りだった。古いのばかり何台も所有。キャブレターという部品がついていた時代。だから細かい構造はよくわかる。そしてこの作品はとてもよく描けている。車輪の針金はスポークといって、本数はもちろん組み方がある。それも正確。モブと言える駐輪場の自転車さえも同じく。背景も素晴らしい。

人の脳は、普段視覚情報に95%の情報処理能力を使うという。集中するときに机の上を片付けるのも脳の負担を軽くすることで効果が上がる。で、この細かいところまでの描写は、それがわからなくても脳に刺激を与え世界観を構築していると思う。きっといつかオートバイに乗ったときに、観た事あると思い出すような・・オートバイや自転車は線が一杯あって描くのが難しい。3Dモデルだからというのもあるがそのモデルも作るのは大変だ。

そこまで要求されてるのか?ってことは関係ない。ただあるのはカブ愛だ。カブ愛はマシンそのものだけでなく、乗る人も、周りの人もみんな含めてのカブ愛。おそらくは工数も予算も厳しいと思うが愛の力で作られているのだと思う。キャラを描くまなざしの心地よさ。観てて気持ちがいい。

カブなんて馬力ないし、配達のバイクじゃんとバカにする人もいるだろう。でも全世界で一億台も売れたことには意味がある。昔、福島県の多々石林道をMTBで越えた事がある。極悪路・・って既に道とは言えないところだ。角のとがったポリタンくらいある岩石がゴロゴロしていてまともに走れない。そこをサポート部隊のスーパーカブが走破した。途中最新のオフロードバイクをぶち抜いてきたという。カブって悪路に強いんだぜとライダー氏。多々石林道は今はYoutubeなどで動画があがってるので観るとどんなトコか判る。

カブのその強さは何処からくるかと言うと・・自分はそのカブを作っている会社の別部門で働いてたんだが、こんな話がある。新人の設計屋にテストライダーが文句を言いに来た。スクーターが70度傾くとエンジンが止まる。貴様が設計したのか?治せ!と。新人はそんなバカな乗り方するやつは居ないからコレでいいと突き放す。しかし、じゃあ来いとテストコースに連れて行かれ・・テストライダー全員で70度のウィリーをやって見せられたという。コレが出来なきゃウチの伝統は守れないんだと。もちろん仕様書にもそんな要求は無い。しかし山で岩石に阻まれてバイクが突っ立ってしまってもエンジンが止まれなければ押して乗り越える事が出来るわけだ。こうして世界の極悪路でも無類の強さを誇るマシンが設計される。新人君・・スイマセンでした・・と・・判ればいい。頼むよとテストライダーは去っていったという・・

ハンドウォーマーの件。ハンドルに付ける袋。自分もあれだけは・・
と思っていた。しかし、あるときホムセンで980円の安売り品を見つけ・・付けてみたら・・2度と戻れなくなってしまった。それは一部が透明になっていてウィンカースィッチとか目視確認できるようになっている。防水仕様でもあった・・ペダルを漕ぐ事の無いオートバイは冬は冷える。特に指が死ぬ。どんな手袋を付けてもダメだったのがハンドウォーマーひとつで快適空間に早代わりだった。手袋も薄くていいのでレバーの操作性も良かったのだ。しかし付けたのはカブではなくスポーツバイク。いわゆるセパハンにハンドウォーマー・・レーシーなイメージが台無しのしかし快適すぎる悪魔のアイテムであった。もうン十年も前のそんな話を、まったり思い出した。

ほんとホッコリするよ。スタッフのみなさん、ありがとう!!

投稿 : 2021/06/03
閲覧 : 156
サンキュー:

9

aikawa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

好きな

世界観です。
少し閉鎖的で温かい物語だと思う。
要所を抜き出して(原作の)テンポよく構成されているので停滞感なく楽しめます。
ドビュッシーやサティの名曲を効果的に使用していてスピーカーやヘッドホンで視聴するのも心地良いですね。
登場人物が多すぎないのも魅力的。
現実感と漫画的表現のバランスが個人的に好きです。
観ると穏やかな気持ちになるので幅広い年代の方におすすめしたい作品。

投稿 : 2021/06/01
閲覧 : 179
サンキュー:

8

ネタバレ

nn さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

おっさん臭い

悪くはない。しかし、
人を選ぶアニメ。というか、刺さる人いるのか?
作画や、キャラはかわいらしい。

序盤はとてもいいバイクアニメ。
主人公が味わうフィーリングは、バイク、スーパーカブに乗っていると分かりやすい感覚を丁寧に作り込んでいる。

しかし、主人公の友人が出てきてからは、一変する。
北海道バイク旅行をしている時に、出会うスーパーカブに乗った、おっさんの香りがするアニメに様変わり。
理解はあるし、人それぞれだなと思ってはいますが、
それでも耐え難い場面がある。
カブ教徒であったとしても、ここらへんのバイク教を客観的に見るのは苦痛なのでは?
ばくおんの様にイジられるぐらいが見ていて苦にならない。
(私は、ホーネット→VTR→ninja→CBR250RRと、乗っているホンダ教徒でカブはかっこいいと思っています。)

ここ最近は、気持ち悪いと思いながら見ています。

投稿 : 2021/05/29
閲覧 : 225
サンキュー:

6

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スーパーカブのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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スーパーカブのストーリー・あらすじ

山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、ある日中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことが新鮮で、ちょっと冒険した気分。仄かな変化に満足する小熊に、バイクは人とのつながりも生み出していく。小熊と同じ、バイク乗りの少女・礼子や、バイクに乗って変わっていく小熊に憧れる少女・椎。小熊の世界は少しずつ、広がっていく。友達と一緒の昼ご飯。当てもなく寄り道する放課後。バイクでしかできないアルバイト。そして、これからもバイクと生きていくために少女が選ぶ進路。(TVアニメ動画『スーパーカブ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
スタジオKAI
公式サイト
supercub-anime.com/
主題歌
《OP》熊田茜音『まほうのかぜ』《ED》夜道雪・七瀬彩夏・日岡なつみ『春への伝言』

声優・キャラクター

夜道雪、七瀬彩夏、日岡なつみ

スタッフ

原作:トネ・コーケン/イラスト:博(角川スニーカー文庫 刊)
監督:藤井俊郎、シリーズ構成・脚本:根元歳三、キャラクターデザイン:今西亨、色彩設計:大西峰代、美術監督:須江信人、美術設定:多田周平、ボード制作:横山淳史、背景:草薙/3DCG制作:スタジオKAI、3DCG制作協力:TypeZERO、2Dデザイン・特効効果:チップチューン、撮影監督:浅川茂輝、撮影:Raretrick、編集:齋藤朱里、音楽:石川智久/ZAQ、音楽制作:バンダイナムコアーツ、協力・監修:本田技研工業株式会社

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