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「MARS RED(TVアニメ動画)」

総合得点
68.7
感想・評価
115
棚に入れた
376
ランキング
2014
★★★★☆ 3.5 (115)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.5

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MARS REDの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大正ヴァンパイア軍人ロマン。キャラドラマに魅力あり

大正浪漫でヴァンパイアの軍人や関わる人々との切ないロマンス、ドラマ。舞台作品原作で全13話。
※作品データベース様より転載

【良い点】
大正浪漫の光と闇、華やかな舞台から闇に生きざるを得ない吸血鬼や関わる者たちの悲哀をロマンチックに描いている。
主人公たちは吸血鬼の特務部隊で暴れる吸血鬼取り締まるが、切ない人情系のドラマが多い。
吸血鬼と人間の生きる時間や住む世界の違いという題材はベタではあるが、
「弱き者、汝の名はヴァンパイア」な軸がしっかりしているのと
主役たちが戦前の軍人なためか、ロマンスに凛とした高潔さ感じるのが魅力。
夫と別れる妻たちも、現代女性より芯の強い愛情感じる。この美しさは大正時代舞台にした価値がある。

全体のストーリーも、陸軍の金剛鉄兵計画(ヴァンパイアの軍事利用)を軸に進行、徐々に陰謀に近づいていく流れで分かり易い。
ラストこそラスボスが茶番喜劇ぽかったが、そこも含めて一種の舞台演劇的な作風だったと好意的に見た。
一抹の切なさと希望を残す終幕も悪くない。

作画も良いが、それ以上に楽曲が良い。
和楽器バンドで大正ぽさと悲哀感じさせるOP「生命のアリア」は2021春でも印象に残る良主題歌だった。
声優陣は山寺宏一氏が渋い。沢城みゆき氏の芝居掛かった演技も惹きこまれた。

キャラクターに魅力あり。また同僚間の関係が良好で軍人ぽくなく、掛け合いが親しみやすい。
そのためか、悲哀に満ちたドラマの割には作風が辛気臭くない。この点で、同時期の擾乱より格段に見やすかった。
大正軍人らしい誇りと生き様もカッコよく、良い塩梅。
ストイックな軍人だが情に篤い前田少佐、能力劣るイジられキャラなオッサンだが一番人間味あった山上さん、大人ふたりが魅力的。
特に山上さんはコメディリリーフでありつつ、人間の妻との別れや、盟友を守っての最期など見せ場残した。
普段コメディー要員だからこそ、終盤の展開は響いた。前田と山上の大人の友情も尊い。
ヒロインはお転婆な女性記者の葵ちゃん可愛かった。芯の強いヒロイン、2021春でも希少。
群像劇としても良かった。

【悪い点】
群像劇で主役が複数いる上に、全般にストイックなのと、受動的なドラマなためか、盛り上がりは地味。擾乱よりはマシだけど。
キャラの魅力は感じるが、掘り下げはやや物足りない。石田彰声のマッドサイエンティストとか、300年生きてる寡黙男とか、勿体無い。
寡黙なスワと遊女の関係は良かっただけにもう少し深みが欲しかった。
前田と山上はいいんだけど、他はゲスト含めてドラマがやや詰め込み気味。
妻たちは強く美しい女性なんだけど、関係が完成されすぎていてややとっつき難い。

葵ちゃんの見せ場が少ない。若きエースな栗栖との幼馴染関係があまり活かせてなかった。

狂言回しなデフロットの役割がイマイチあやふや。
ラスボスが小物だったのも、終幕の盛り上がりに欠けた。余韻あって嫌いではないけれど。

【総合評価】6点
同時期の近い路線と見なしていた「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」よりは面白かった。
地味な面や物足りなさもあるが、良い作品。
評価は「良い」

投稿 : 2023/07/14
閲覧 : 82
サンキュー:

2

ネタバレ

hidehide さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

メインの声は違ってほしかった

CV 畠中祐
うしお、カバネリ、本作。
この声優さんの
いつでも、どの作品でも『切羽詰まった感じ』が
馴染めません…すいません…

そういうシーンならばイイのでしょうが、
いつでもどごでも切実?なのが、どうも…

うしおもカバネリも同じ一辺倒な声。
本作を見てカバネリ見ても、主人公に開きがない。

違っていたら、もう少し印象も変わったかと。

投稿 : 2022/07/14
閲覧 : 259
サンキュー:

1

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

みんな大好き吸血鬼もの

舞台原作らしい


MARSでREDと聞くと『Afrojack vs. THIRTY SECONDS TO MARS』の曲に合わせて登場し、投げては160km/h、打ってはホームラン!と人外さんばりの働きをする赤いユニフォーム着て活躍中の日本人野球選手を思い出しますがどうやら違うようで、こちらのアニメ作品はガチな人外さんのお話だそうです。


そして人外さんの中でも吸血鬼ものは別格。おそらく『ポーの一族』あたりが先駆けなんでしょうけど、“永遠の命を持つが故の哀しみ”“耽美”“ある意味生命の象徴太陽に触れると塵と消える諸行無常感”とスプラッタ的なものでは味わえないコクのあるジャンル、という理解です。
ストーリーはあればあったでいいですけど雰囲気を味わいたい気分。時代設定も良いですね。浪漫溢れる大正時代。以前やってた『天狼 Sirius the Jaeger』も昭和初期くらいの設定でしたね。闇夜の似合うヴァンパイアにとって都会といえど空白余白が多いこれくらいの時代と相性はいいのかもしれませんね。現代は密度が濃すぎて闇を堪能できる心の空き地部分がないような気がします。

内容
吸血鬼が一部では認知されてる世界。彼らを狩る捉える特務機関らの物語です。構成員には吸血鬼を狩る吸血鬼みたいな人もいて単純な善悪二元論にはならないキャラ分布。
大正十二年(1923)なので関東大震災を発災するわけです。がれきの山と化した帝都にうごめくヴァンパイアと対峙する特務機関。帝国陸軍も健在な頃合いでございます。健在というよりイケイケで大陸や首相官邸回りでズンドコするちょっと前にあたるわけですよね。その陸軍の特務機関としてみると彼らの良い意味での高いプライドは物語に華を添えてます。


正直なところ、物語が素敵ってことはありません。
ただし私と似たような性癖をお持ちのヴァンパイア好きな皆さん方が満足できる“雰囲気”だけはある作品と思われます。作中で二組の夫婦(“ふうふ”というより“めおと”と呼びたい)が登場しますけど、この顛末を追うだけで軽くご飯三杯はイケます。{netabare}※山ちゃん夫婦と諏訪部さん夫婦のことです。{/netabare}
主題歌の歌い手のチョイスもわかってる感あり。
OPは和楽器バンド。大正浪漫との親和性もさることながら、和音階って哀愁漂っていて“永遠の命を持つが故の哀しみ”少しオーバーラップするのです。わかってらっしゃる。
EDはHYDEさん。ヴィジュアル系(死語)の大御所です。“耽美”を表現するにうってつけといえる。理想はMALICE MIZERだけどこれだとやり過ぎだとも。

{netabare}・金綱鉄兵は結局なんだったんだろう
・金髪美女ヴァンパイア二人組も役回りが不明そして即退場
・岬のおとん中島中将は何したかったのだろう?ただの外患誘致にしか…
・モブ吸血鬼がどちらかというと佇まいがゾンビィ(笑){/netabare}

あくまで雰囲気重視と言い聞かせる私(笑) レビューはここまでにしときます。



※だらだらと無駄話

■其の一:ペルソナノングラータ

第5話のサブタイ。こんな外交用語持ってきたセンスがナイス。
{netabare}直近ですと日本に敵意むき出しなくせに大使候補として某半島から派遣された人物を承認することをだいぶ渋ってましたね。「ついにペルソナノングラータ発動か?」とワクワクした覚えがあります。
それで次の第6話で関東大震災発生。関東大震災といえば、井戸に毒入れたとかこれまた有名な半島エピソードがあったりしますよね。それでゾンビィ化した吸血鬼が夜の街を徘徊して人間襲ってるわけですから、こっちは笑えません。いかんいかん。{/netabare}


■其の二:関東大震災

注)アニメ関係ありません

{netabare}話は跳んで、数年前山口県萩市を訪れた際、失礼ながらよくもまぁこんな田舎からあれだけの人材を輩出したもんだと関心した覚えがあります。言わずもがな松下村塾の門下生達のこと。
スケールはだいぶ小さくなって私の育った場所も“偉人の町”を謳ってまして、高野長英・後藤新平・斎藤実を三偉人と顕彰しております。記念館もあるよ。私ゃ地元だから「歴オタじゃなくても知ってるだろ」くらい思ってますがどうなんですかね。一応左から蘭学者・医者で政治家・総理大臣。

なぜ唐突にと思われるかもしれませんが、三人のうち一人東京市長を務めた後藤新平が関東大震災後の帝都復興の担い役だったわけで、地元びいきもあってか、このあたりの時代の物語はつい前のめりになってしまいます。ね!?個人的とお断りした通りです。
小学校の郷土史授業にもお三方は登場します。役に立ったかは怪しいですが、愛郷心をはぐくみ自分も立派な人になろうというきっかけにはなるのかもしれない。偉人伝とかほんと大事。
むしろ大人になってからの再評価。環八や環七を車で走ってる時に「あ、これ帝都復興計画の一環だよね」とか。記念館に足を運べば一級資料に巡り合えるし、街を歩けば所縁を辿ることもできます。
隣の小学校にはしれっと斎藤実直筆の書を納めた額縁が飾られてたりします。書かれてたのが↓

 進徳修業

『易経』の一節で「立派な人格を持った人となるためには、徳を進め、学問や仕事を身につけなければならない」という意味らしいです。斎藤から後進へのメッセージでしょう。小学生の私は目もくれませんでしたし大人の今ならまぶしく映るフレーズ。
とこかで引っかかってなんだかんだこうして諸先輩を顕彰しながら語り継いで、自分の生き方に反映していくのが人間の人間たるところでしょうか。{/netabare}


「○○は日本の誇り」のカウンターで「いや凄いのは○○であなたでないから」ってのがあります。
それ全然無視しちゃって誇りに思っちゃえばいいと思います。○○がどっかで引っかかりロールモデルとなって人生に益をもたらすかもしれません。思った時が頑張りどき!


{netabare} 徳を進め学問や仕事を身につけなければならない

受け継がれていくなにか。この小学校のOBでまんま体現されてるのが“二刀流”のあの方ですね。

なんならエンゼルスタジアムで校歌をうたってもよい(迷惑行為){/netabare}



勝手に郷土の偉人の薫陶が受け継がれてる設定にして一人盛り上がってる私。
バトンを繋いでいく物語は現実も仮想も好きです。そんなとき、刹那(人間)と永遠(吸血鬼)の交差する物語にしやすい吸血鬼ものには惹かれるというのはあると思います。
人間単体よりも、すぐ隣に永遠を具現する存在が比較対象としてそこにいるからこそ刹那の人間が輝いて見えるのかもしれません。

{netabare}高野長英は日本初のビールのレシピを書き残したとか。当方にはこっちの影響が強いです。{/netabare}



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

-----

2021.07.08 初稿
2022.05.28 修正

投稿 : 2022/05/28
閲覧 : 516
サンキュー:

33

ネタバレ

大貧民 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大正浪漫の雰囲気はとても良かった。

とにかく絵が綺麗で大正時代の町並みがとても綺麗だった。
吸血鬼の悲哀も出ていて、とても雰囲気がいい。

展開としては、前半と後半で別物になっており、途中でテコ入れの入った特撮ドラマのようだと思ってしまった。1クールでそれは無いのですが。

1話目は岬のことが判っていなかったので、全話観た後にもう一度見直して観たかった。
結局、 地震の際に{netabare}山上が命を賭して前田を助け、デフロットが吸血鬼にして命を永らえらせた {/netabare}事にどういう意味があったのか、そのあたりの展開にちょっと首を傾げます。

投稿 : 2022/01/11
閲覧 : 244
サンキュー:

1

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大正ロマンに闇が降る

原作未読(2021.12)
元々朗読劇なのだそうです。よって声優さんは実力派?揃いです。
個人的には吸血鬼という題材、軍服なんかで「終わりのセラフ」と重なる部分もあったんですが作品そのものが和風テイストで落ち着いた印象です。
各キャラの人間味?がよく出ていて声優さんの息吹が感じられます。
結局、「MARS RED」の意味はよくわからないんですが「なろう異世界作品」に疲れたら少し軸を戻すのに丁度良いかもしれません(笑)。


私のツボ:中嶋中将はどうなったのかな

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 235
サンキュー:

4

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雰囲気最高

2021/12/18 投稿

1話は神回です!
率直にすごい作品だと思いました!
そこがピークでしたけど^^;

2話以降急速に興味は下がっていきました。
ストーリーがちょっと理解できなくなったことが原因です。
が,挫折すること無く最後まで視聴することがはきました。

理由は
1話の評価が極めてたかったため,そこから下がっても底をつかず最後まで見続ける程度のモチベーションは維持できたこと。1話の遺産を食いつぶしていった形ですねw

と背景が非常にきれいだった事(特に,引いた絵はすごく良かったです。)とBGMがすごく良かった事(OP・ED曲は個人的にはあまりツボではありませんでしたが,作品の雰囲気にはマッチしていたと思います。)この二つの点から,雰囲気重視の自分にはストーリーは今ひとつ分からないながらも視覚的,聴覚的にかなり満足させらたからです。

雰囲気重視の人には,お勧めです!そうでない人も1話だけは見ておいて損は無いと思います。

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 492
サンキュー:

15

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

弱き者

この話はヴァンパイアの話
ジャンルはヴァンパイア・軍隊・昭和
まず。本作を面白いか否かと問われれば肯定を選択するでしょう

本作はヴァンパイアという要素を主体に展開しています。複雑な人間関係もなく、ストレートでわかりやすい構成となっているのですが、なんとテーマが易しくない。
特段難解、という訳では無いのですが、一筋縄では行かないというか。
割と考えることが出来るテーマでした。本作はヴァンパイア限定でしたが、拡張して見れば見るほど深いテーマになっていると思うので頭に余力が残っていたらアニメを見ながら考えてみるのも面白いかもですね

{netabare}本作は「ヴァンパイアの弱さ」に着目してましたね。大抵は、とも言えませんが、「吸血鬼でも理性と誇りをもって襲わない」的なヤツが多かった印象でしたが、本作で視点が変わりました。もちろんヴァンパイアなんて存在するわけないですし、他の作品でも同じ設定だと限りませんので、ほかの形として認識するわけですが、先程言った通り運び方(拡張)次第で人種差別問題まで広がれるので(とはいえ私が考えたところで、なのであまり考えないようにしてるんですが)
{/netabare}

テーマを抜きにしてストーリーだけに重視した時、私は本作を評価する方向でいます
先程言った通り、テーマがそういう系の話ですので心情などに寄り添った主観が多めです。そして主人公が不明確であるため、見る人によって違った解釈が発生してしまう可能性が無きにしも非ず(大保険)。しかし恐らく正解なんてないでしょうから見る際は自分を信じて。
あと割と重要なんですけど、1話目が1番引きずり込まれた感があります。事前準備全くしてこなかったので正直期待も諦めもしていなかったのですが、1話目で改心させられました。一話に関しては何度も見れます。なんなら私は最終回が終わった時にもう一度見ました。別に回想を多く用いている訳では無いのにも関わらず過去を振り返らずにはいられない、そんな出来です。

一応悪かった点としては「だからなんだ感」が否めません
心情描写や現実の残酷さを描いたから何につながるのか、キャラの何がわかるのか、と言ってしまえばそこまででしょう。
とはいえ個人的にはそこに意味を考えだすのがすきなんですが。

つまり結構面白い部類には入るとは思うが人は選ぶし、おそらく本作が一番だという人間はまれ
ということ。

「誰が一番自分の弱さを自覚していたか」てなわけでレビューを締めとさせて頂きます

投稿 : 2021/11/05
閲覧 : 312
サンキュー:

7

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

人は様々な役割を演じ、そして去っていく。でも、僕たちはその外にある

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 204
サンキュー:

0

ダビデ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

一話目を観て、頭が働かず、続きを観ないままになってしまいました。
頭が働くときに再挑戦したいと思うか、どうか・・・。

投稿 : 2021/08/24
閲覧 : 344
サンキュー:

1

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★

2021.8.6 ★★★(3.3) 1度目観賞評価

投稿 : 2021/08/06
閲覧 : 242
サンキュー:

0

カステラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

1話が一番良かった

盛り上がる所があまりなく淡々と話が過ぎていくためだんだん見なくなった。

心理描写もないし、深堀りが足りないため誰にも感情移入できなかった。
幼馴染の白瀬もう少し話に組み込んでほしかったな。

キャラのビジュアル、世界観、演出好きだったので惜しい作品だなと思いました。
op好き♡

投稿 : 2021/08/02
閲覧 : 354
サンキュー:

3

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

見終わったものの・・・・

見終わったものの・・・・何が何やら・・
ただ ただ 声優陣が豪華だった気がする・・

投稿 : 2021/07/27
閲覧 : 389
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

"弱き者 汝の名はヴァンパイア"

この作品の漫画は未読ですが、原作が音楽朗読劇で朗読劇からアニメ化された史上初の作品だそうです。


ちょいと旦那、ヴァンパイアってやつをご存知で?
そう、人の生き血をすすり、夜の帳に生きる化け物さ。
おっと、コウモリに化けるってのは小説の与太話ってやつでね。
本当のヴァンパイアってやつは姿形を変えることなんざ、しやしない。

それどころか、彼らは弱い。
太陽の光を浴びれば焼かれて灰になっちまう。
犬より敏感な聴覚と嗅覚は文明開花の喧騒に耐えられない。
そして水に溺れて死んじまう。
でも連中が一番怯えちまっているものがなにか知ってるかい?

戸籍さ。
戸籍のせいで、永遠に年を取ることのないヴァンパイアは、
ひとつところに留まることを許されない。
悪い噂でも立てば、昼間のうちに踏み込まれ、
あっという間にお天道様の下に連れ出されて灰にされちまう。
一巻の終わりってやつさ。

……かわいそうな連中なんだよ、ヴァンパイアはさ。
元は普通の人間だ。
懸命に人間らしく生きようとしてる。
だから少しばかりそいつらの手助けをしてやってもいいんじゃないかな?

陸軍に零機関ってヴァンパイアの部隊がある。
あの兄さんたちなら、ヴァンパイアを人間らしく扱ってくれるんじゃないかな?
なんでこんなことを知ってるかって?
この天満屋慎之介はヴァンパイアのための口入れ屋だからね。
今後もご贔屓に、ヴァンパイアの旦那。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ヴァンパイアって、孤高で強い存在というイメージが一般的に定着していると思いますが、この作品はヴァンパイアの弱さに着目して描かれているのが特徴的です。

太陽光に弱いのは勿論のこと、強い臭気に耐えられず血液しか接種できず、水の中では溺れてしまう。
それだけじゃありません。
永遠の命を持つバンパイアにはこれまで生きてきた時間、そして遠い未来までこの足枷に縛り付けられているんです。
だから、身体より先に心が参ってしまう…

永遠の命と若さを手に入れるためには過ぎた代償なのではないでしょうか。
生まれた時からヴァンパイア…という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、大抵は人間として普通に生活している中、吸血行為を経て変わってしまった方がこの作品では殆どでした。

だから、これまで当たり前の様に出来ていたことが出来なくなる…
これって、結構しんどいと思うんですよね。
加えて、人との縁も断たれてしまうんです。
将来を約束し合った人…愛する人と一緒にいられなくなるんです。

この作品では、ヴァンパイアになったら家族には亡くなったと伝えられていました。
生きる時間軸が全然違うから…
生活様式がヴァンパイアだけ昼夜逆転してしまうから…

ですが、この作品を見ているとヴァンパイア側に一方的に非があるとは思えないんです。
不慮の事故で致命傷を負ってしまったけど、死んでほしくない…どうしても生きていて欲しい…
そんなヴァンパイアの願いが形となった事例だって存在するのですから…
この気持ちは決して無下にできないと思います。

決して強いだけじゃなく、どうしようもないくらい孤高で孤独なヴァンパイアの物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、和楽器バンドさんによる「生命のアリア」
エンディングテーマは、HYDEさんによる「ON MY OWN」
「生命のアリア」は、通勤中に聞いていた楽曲です。

1クール全13話の物語でした。
ヴァンパイアと人間が共存する展開も見たいと思いましたが、そこはキチンと一線引かれていました。
確かに種族は異なりますし、厳しい戒律を守ってきたからこそ盤石な体制が出来上がったのだと思いますが、だからこそ簡単に割り切れない気持ちをもう少し深掘りして貰えたら、個人的にはなお良かったのではないかと思ってしまいました。
まぁ、終幕の仕方は好みもありますので、これはこれで納得はしているんですけれど…
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 491
サンキュー:

19

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画も良いし、声優さんも良いし・・・。

面白くなかったわけじゃないけど、期待したほどでは無かったというのが正直な感想かな。
まあ、雰囲気を楽しむ作品だと思えば及第点。
作画も良いし、声優さんも良いし。

だけど、それだけなんだよな。

私の理解力の低さを差し引いても、物語が分かりづらい。
説明が少なすぎるというのもあるのかも知れない。

これでは高評価は難しいかな。

投稿 : 2021/07/20
閲覧 : 359
サンキュー:

21

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

切なくて悲しい場面が印象に残る、大正時代を舞台にした吸血鬼もの

大正時代の東京を舞台にした吸血鬼もの。全13話。
吸血鬼を取り締まるために陸軍内に発足した第十六特務隊、通称「零機関」の隊員たちが主要キャラですが、物語としては、正義の零機関が悪の吸血鬼を退治する、というような単純な勧善懲悪系ではなくて、もっと人間ドラマ寄りの方向性。愛し合う男女の片方が吸血鬼になってしまう、みたいな切なくて悲しいお話が多く描かれていて、まあまあ悪くなかったです。ただ、全体としては誰が明確に主人公というわけではない群像劇になっていたためか、メインストーリー的な部分がわかりづらいという感じもして、個人的にはそれほど強く引き込まれませんでした。場面単位では感動的なところもあっただけに、ちょっと惜しかったような気はします。
作画は、普通に綺麗。声は、諏訪部順一、畠中祐、山寺宏一など、総じて良かったです。あまり出番は多くなかったですが、高垣彩陽の演技も印象に残りました。音楽は、OP曲やBGMなど、作品の雰囲気に合っていたと思います。
最後まで観終わって、それなりに楽しめました。切なくて、悲しくて、儚くて、美しい、みたいな空気感はしっかりと作れていたので、そういう系統が好きな人は観てみてもいいんじゃないでしょうか。

投稿 : 2021/07/20
閲覧 : 260
サンキュー:

13

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大正吸血鬼浪漫

舞台朗読劇を基にした1クールアニメ

物語はホラーアクションラブロマンスと中々面白かった

が、ぶっちゃけ漫画のが合いそう、

コミック(単行本)で一気に読んだらもっと楽しめそうな気がした^ω^;)

投稿 : 2021/07/13
閲覧 : 242
サンキュー:

10

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大正時代。。ヴァンパイアと戦う零機関のアニメだけど、動かすことより、大正ロマンっぽい絵とか音楽とかを見せたいのかも?。。1話目

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
時は大正十二年、東京の夜に其の者どもは現れた。彼らは闇に紛れて人の生き血を啜る吸血鬼と呼ばれ、古の時代よりこの世界に隠れ住んでいた。それらを取り締まるべく陸軍内部に創設されたのが第十六特務隊、通称『零機関』である。中島中将は近代化著しい列強諸国の情報戦に対抗するためにこの部隊を創設したのだが、目下のところ、零機関の任務は東京の闇に潜む吸血鬼事件の対応にある。それに当たるのが――、人類最強の前田義信大佐。国内最強クラスの吸血鬼にして新人の栗栖秀太郎。インテリジェンスなランク外の山上徳一。江戸の昔から吸血鬼を続けているスワ。老いることのない脳を喜ぶマッドサイエンティストのタケウチ。――以上、零機関の実行部隊の面々である。増え続ける吸血鬼たち。そして裏に暗躍する影と、謎の人工血液「アスクラ」の存在。この事態を冷ややかに見つめるのは、齢300歳を越えているにも拘らず、子供にしか見えないSクラスの吸血鬼デフロットであった。弱き者、汝の名はヴァンパイア――。零機関が今、大正ロマンの夜を駆け抜ける。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:藤沢 文翁
監督:羽多野 浩平
シリーズ構成・脚本:藤咲 淳一
キャラクター原案:唐々煙
キャラクターデザイン:竹内由香里
デザインワークス:新妻大輔、雪駄
美術監督:加藤 浩(ととにゃん)、坂上裕文(ととにゃん)
色彩設計:関本美津子
撮影監督:間中 秀典(J.C.STAFF)
CGディレクター:五島 卓二(トライスラッシュ)
編集:松原 理恵
音響監督:藤沢 文翁
音楽:村中 俊之
演出チーフ:貞光 紳也
アニメーション制作 :SIGNAL.MD

主題歌
OP:「生命のアリア」和楽器バンド(ユニバーサル シグマ)
ED:「ON MY OWN」HYDE
{/netabare}
キャスト{netabare}
栗栖秀太郎:畠中祐
前田義信大佐:諏訪部順一
山上徳一:山寺宏一
タケウチ:石田彰
スワ:鈴村健一
中島 宗之助:家中宏
白瀬 葵:折笠富美子
デフロット:沢城みゆき
岬:高垣彩陽
ルーファス・グレン:古川慎
天満屋慎之助:國立幸
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想


#01 陽のあたる場所
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
大正十二年・初夏の太陽眩しい東京駅に降り立つ前田義信を迎えにきたのは第十六特務隊の森山だった。森山は中島中将の命令で前田を月島の施設へと誘った。前田がそこで見たものは、女王サロメの台詞を高らかに放つヴァンパイアの姿だった。 ヴァンパイアは帝劇の舞台女優の岬であり、彼女をこのようにしたヴァンパイアが何者なのかを前田は追い始める。だが捜査の中、前田の耳に岬が月島から脱走したと連絡が入って⸺。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしだったけど、何だろう?
耽美とか、レトロとか
アニメで芸術作品を目ざしました、みたいな感じかも?

時代は大正時代で
キャラデザは「ゴールデンカムイ」にちょっと似てて線が荒い感じで
男の人がかっこいい^^
色はセピア色がベースになってるみたい。。

BGMもこだわってるみたい?
ちょっと目立ってて、たまにうるさく聞こえる時もある。。

アニメだけど、動かすより絵とか音楽を見せるのを優先してるみたいかも?


おはなしは
前田少佐が特務隊に来て、はじめて受けたヴァンパイアの調査で
元舞台女優だった岬に会ったんだけど
その時、岬は前田少佐に恋をしたみたいで、月島の施設を脱走。。

前田少佐に会いに来たんだけどフラれて、自分から日光をあびて消えた。。
ってゆう感じだったのかな?
芸術作品みたいのによくある、あんまり説明しないスタイルなのかも?
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#02 死が二人を分かつまで
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公式のあらすじ
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栗栖秀太郎と山上徳一は、遠征したシベリアの地でヴァンパイアとなった。
彼らは人間としての生を終え、ヴァンパイアとして第十六特務隊の零機関へと編入される。そこにはヴァンパイアのマッドサイエンティストのタケウチ、見た目未成年のスワ、そして隊長である人間、前田義信大佐の姿があった。
帝都に増えつつあるヴァンパイアの脅威を退けるべく市内へと調査に向かったのはヴァンパイア専門の口入れ屋の天満屋だった――。
{/netabare}
感想
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あらすじのおはなしで
最近、ヴァンパイアが太陽の光を浴びて消えたって思われる
人体発火現象がよく報告されるようになって
ヴァンパイアの捜査をしながらキャラとか設定の紹介。。

夫婦のヴァンパイアを退治するときに、森山隊員が噛まれて死にかけて
前田大佐が楽に死なせてあげた。。ってゆうおはなし



ヴァンパイアでも
いい人にも悪い人にもなれるってゆう設定は新しいかも^^

特務隊と零機関の関係がよく分からなかったけど
特務隊はヴァンパイア事件の捜査と解決をする隊で
その中の零機関は、隊長以外の隊員はヴァンパイア、ってゆう感じなのかな?


主役は森山大佐だと思ってたけど
キャラ紹介には栗栖秀太郎さんの名前が一番に来てて
ちょっと意外。。

栗栖役の畠中さんは「うしおととら」では人間のまま、妖怪退治
「甲鉄城のカバネリ」ではゾンビになりかけたのを止めてゾンビ退治
この「MARS RED」ではヴァンパイアになってヴァンパイア退治
って、だんだん人間ばなれしてくみたい^^

あと
人間の新聞記者の白瀬葵ってゆう人が、栗栖さんの婚約者だったみたいで
これからおはなしにからんでくるのかな?

さいごに前田さんがイヤな役を引き受けて
ライバルキャラの山上さんがタバコの火をさしだす
ってゆうシーンがよかった^^

オジサマたちがかっこいいおはなしって、なんだか好き^^

ただ、ヴァンパイアが夫婦だった
ってゆうおはなしは、ちょっとうす味だったかも。。
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#03 夢枕
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公式のあらすじ
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ヴァンパイアとなった栗栖秀太郎は社会的には死んだことにされていたがその実感がなかった。
また山上も家族に死亡通知が届けられている事実を受け止めてはいるものの人間であった日との決別ができないままだった。浅草の鬼灯市を見ながら、山上は妻である富子との思い出を栗栖に語り、けじめをつけるためにも別れの言葉をかけたいと呟く。
栗栖はヴァンパイアならではの『夢枕作戦』を実行に移し、山上と共に富子のもとへと向かう。
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感想
{netabare}
メインはあらすじのおはなしで
山上さんが奥さんの前にあらわれて、言い残したことを話すんだけど
山上さんの思いと、奥さんも山上さんを愛してるのが伝わって
いいおはなしだった☆


あと、スワさんが
Sクラスヴァンパイアのデフロットってすれ違うシーンがあったけど
デフロが栗栖さんのいいなずけだった葵といっしょにいたのは
何かの伏線?


それから零機関は、陸軍の金剛鉄兵計画の一部みたいだけど
えらい人たちからは、あんまりいい評価じゃなくって大変そう。。

東京をなわばりにしてるSクラスのデフロット。。
そこにヴァンパイア用の麻薬を持ち込もうとしてる人たち。。
特務隊と零機関推進派の人。。
それに反対の軍のえらい人。。


前田さんも持病をかくしてがんばってるみたいだし
いろんなグループがからみ合ってて、これから何かが起きそう。。
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#04 歌知らずの歌
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公式のあらすじ
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夜の練兵場に緊張の面持ちで村田刀を握る栗栖と相対する前田。迷いのある栗栖に前田は、甘さは仲間を滅ぼすと厳しく言い放つ。
吉原で遊女のヴァンパイアに殺された変死体が発見され潜入捜査に乗り出す栗栖たち。狙いは変死体の遊女が居た大店の長夜楼だった。潜入したスワは、そこで一人の遊女、明里に出逢う。明里はスワに自分の簪(かんざし)を渡し、ある約束を請う。
ひとときの安らぎが訪れる中、ヴァンパイア発見の知らせが舞い込む。
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感想
{netabare}
2話目のカップルの旦那さんの方が飲んでた薬はアスクラってゆう
ヴァンパイアを興奮させるけどダメにさせる麻薬みたいなもので
吉原でヴァンパイアにかまれる事件が続いてる。。

今回の零機関のミッションは、その潜入調査で
前田さんに自分のダメさを教えられた栗栖さんは迷いをすてて
たくさんのヴァンパイアにおそわれて
血を吸いつくされて死にそうな山上さんを守ったの☆


その裏で、東京の街を守ってるデフロットが
その薬を売ろうとしてる男・グレンを止める約束してたみたいだけど
グレンは何を考えてるのかな?ってゆうおはなしだったと思う。。


サブストーリーで、気に入った遊女を殺されたスワのおはなしがあったけど
刑事とかが、潜入先で仲よくなった子が事件で殺されるってテンプレだし
潜入、栗栖さんの覚醒、裏のおはなしまでつめ込んだせいで
いっしょにいたシーンがあっさりしすぎで、なくってもよかったかも。。
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#05 ペルソナ・ノン・グラータ
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公式のあらすじ
{netabare}
吉原に流れていたアスクラの出処が横浜の赤レンガ倉庫であることを掴んだ特務隊はそこに潜伏するヴァンパイアを殲滅すべく総攻撃をかける。だがその作戦を指揮するはずの前田は病床にあった。
隊長不在の中、海から横浜上陸を狙う零機関の面々。赤レンガに奇襲攻撃をかけ、陸上で待機する特務隊との挟撃作戦だった。それを立案した前田のためにも成功させると意気込む零機関だったが、作戦開始直後、思いもよらぬ事態に遭遇する。
{/netabare}
感想
{netabare}
病気の前田さんが立てた作戦で、倉庫に海から近づく零の4人。。

近くには特務隊がいて、逃げ出すヴァンパイアを殲滅する予定だったのに
4人が近づいても
たくさんいるはずのSクラスのヴァンパイアは出てこない。。

倉庫に入ってみると
内輪もめでもあったみたいにSクラスはみんな死んでた。。

そのころ倉庫の正面から
たくさんのランク外ヴァンパイアたちが出てきて
街をおそいはじめたんだけど、4人だけでは持たない!!って思ったら
電車が来て、そこから出てきたたくさんの金剛鉄兵が殲滅をはじめたの!? 

実はSクラスたちは
金剛鉄兵計画をつぶそうとした、軍のえらい人たちが呼んだみたいで
もしかして、だけど、前田さんの上司の中島中将はそれを知って
グレンに手を回して、Sクラスを先に殺しておいたのかも?



説明があんまりないからちょっと違うかもだけど、そんなおはなしで
いろいろつながって、おもしろかった^^

中島中将が、金剛鉄兵計画に文句を言ってきたえらい人を殺したのは
金剛鉄兵でクーデターを起こすつもりとかなのかな?

中島中将がラスボスみたいに見えたけど
あんな、日本人を次つぎにおそうイギリスのSクラスなんか呼んだら
先に日本から日本人がいなくなっちゃいそうだから
たぶん中島さんの方が、いい人なのかな?って思う。。

でも、まだ5話目だから、これから何か起こるのかも?
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#06 さいごの青空
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公式のあらすじ
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大正十二年九月朔日。太陽の光の届かない帝都の地下、下水道の中を特務隊本部目指して進む栗栖と山上。横浜に現れた金剛鉄兵はいったい何者なのかを中島に問うためだった。
一方、スワとタケウチは横浜から撤収する金剛鉄兵たちの後を追いかけて月島に辿り着く。そこで多数の棺桶に語りかける中島を見てタケウチはひとつの結論を導き出す。
特務隊本部へと辿り着いた栗栖と山上は作戦室の前で軍刀を手に中島を待つ前田と出会う。
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感想
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中島さんは第十六特務隊員たちを金剛鉄兵にしてた。。

それで、前田さんにも金剛鉄兵になって指揮をとってほしいって
薬を渡してきて、中島さんを信じる前田さんは薬を飲もうってしたんだけど
ヴァンパイアの栗栖さんと山上さんに止められた。。

そこに関東大震災が起きて、ガレキの下じきになった前田さんを助けるため
山上さんは日光に当たって消えちゃった、ってゆうおはなし。。



金剛鉄兵になったらめちゃくちゃ後悔するかもだけど
自分の家族や仲間
これから生まれてくる子たちを戦争で殺さなくってもすむように
自分が犠牲になろうってゆう人も少なくないかも。。

生きる希望がなくって、まわりの人を巻きぞえにして死ぬ人もいる。。

もし本気で、ヴァンパイアになった方が生きてるより幸せかも?って
思ってる人たちが金剛鉄兵になったんだったら
にゃんはいいことなんじゃないかな?って。。

できればみんなが、幸せに長生きできた方がいいけど
今の世界ってそうなってないから、悲しいけどしょうがないのかな?って

だからちょっとでも後悔しそうだったら、やめた方がいいと思うし
にゃんはちょっとムリかな。。って


山上さんが消えて行ったところは悲しかったけど
本人はどう思ってたのかな?

もし、ヴァンパイアのままでもこの世界にいたい、って思ったんだったら
ほかの人たちが死ななくっていい世界を作るために
自分が英雄になろうって思う人がいてもいいのかも。。

てゆうより、死にたくないからヴァンパイアになりたい
ってゆう人もいるかも。。
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#07 手紙
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公式のあらすじ
{netabare}
大正十一年・冬――、これは十六特務隊の前田義信がヴァンパイアとなった岬と出会う少し前の物語。
雪が舞う東京駅に降り立ったのはヴァンパイアとなる前の人間・中島岬だった。岬は帝国劇場の住み込み役者のひとりとして人生を歩み出していた。特別扱いを望まぬ岬に劇場が用意したのは他の劇団員たちが寝泊まりしている劇場のバックヤードの一画にある薄暗い屋根裏部屋。
だがそこはデフロットが塒にしている場所でもあった――。
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感想
{netabare}
前田さんは岬の、まだ会ったことのないいいなずけで
栗栖さんは岬の家でしばらくお世話になってた。。

岬は中島さんの娘で、帝劇の役者になるために住み込んでたんだけど
そこで会ったデフロットと仲よくなって
婚約者の前田さんの自慢とかしてたんだけど
ある日、大道具の下じきになってつぶされて死にかけた。。

前田さんに自分が主役の「サロメ」を見てもらいたいって言ってた岬に
自分の血を分けてヴァンパイアにして助けたデフロットは
こんどは岬との約束を守らせるために
死にかけてる前田さんを助けようとするってゆうところでオシマイ。。



岬との約束って、中島さんの計画を止めることかな?

でも、YouTuberの中には、中国の尖閣諸島をとられないように
自分が住んでもいいって言ってる人もいるくらいで
日本のために本気で自分が犠牲になってもいいって思ってる人もいるから
金剛鉄兵になりたい人だっていそう。。

それにデフロットとか、今まで出てきたヴァンパイアのカップルとか見てたら
ヴァンパイアになっても、それなりに楽しいこととかもありそう。。

こんなこと書くと、にゃんは金剛計画に賛成するのか?って思われそうだけど
このおはなし見てたら、
もしふつうの人とヴァンパイアがいっしょに暮らせる世の中になったら
金剛鉄兵だって戦争で死ぬよりいいんじゃない?ってみんな思いそう。。


金剛鉄兵はダメって思わせたいんだったら
ヴァンパイアになったら自由がなくなるとかの設定にしないと
ヴァンパイアのほうがよさそうに見えると思う。。
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#08 煉獄
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
帝都を襲った烈震から数日が経ち、崩壊した特務隊本部には栗栖の姿があった。
しかし其処に前田と山上の姿は見当たらなかった。ふたりの姿を探し、瓦礫の中を彷徨う栗栖の前に地獄と化した帝都の様子が広がる。突如、流行りはじめたヴァンパイア病が人間を襲い、軍はそれを抑制するワクチンを配布していた。
ヴァンパイア病が発症し人間を襲うヴァンパイアを制していたのは栗栖の知る十六特務隊の隊員たちが成り果てた金剛鉄兵たちだった。
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感想
{netabare}
よく分からなかったけど、中島さんは貿易商のグレンと組んで
"ワクチン"を配ってるみたい。。

でも、飲むとおかしくなるのかな?って思ったら
子どもたちはヴァンパイアになったけど、おかしくはなってなかったから
薬は人をヴァンパイアにするけど
おかしくなる人とならない人がいるみたい?

どうしてなのかな?

あと、中島さんの本当にしたいことって何なの?
日本人をみんなヴァンパイアにすること?
でも、それだと血液が足りなくなるはずだから
そんなことできないはずだし。。フシギ。。
{/netabare}
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#09 疑念
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
千本鳥居の天満屋に居候することになった栗栖は前田たちの行方を探していた。
そのとき彩芽から子供のヴァンパイアを殺している者がいるという噂を聞かされる。その真相を確かめるため栗栖は月島へと向かう。月島に地下に作られた第十六特務隊の地下基地へと足を踏み入れるとどこかしらか人の声が聴こえてくる。それは前田の声だった。
前田の姿を求めて奥へと向かう栗栖の目の前に事切れた子供のヴァンパイアとスワの姿があった。
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感想
{netabare}
グレンは零機関を同士討ちさせようとたくらんで
前田さんが栗栖さんを殺すように指令を出してるみたいにしたり
スワが子どものヴァンパイアを殺してるように見せようってしてたけど
タケウチさんに止められた。。

そのあと3人は天満屋に行ったけど
そこも混んでて食事を手に入れるのが大変そう。。


そのころ上の人たちと話してた中島さんは
金剛鉄兵の正式採用を認めさせようってしてたけど
上の人たちは、そんなことに関心がないみたい。。



まだ中島さんがやろうとしてることがよく分からない。。
ふつうの人たちを狂ったヴァンパイアにして
それを金剛鉄兵に退治させて
金剛鉄兵の評価をよくしようとしてるとか?

あと、前田さんはどうしたのかな?
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#10 通り過ぎし、夏の夜の夢
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
徘徊するヴァンパイアを倒す金剛鉄兵を冷ややかな目で見つめるデフロットは死を疑似体験できる舞台を失い静かな滅びの時を待とうとしていた。
そんなデフロットに葵が帝国ホテルのロビーを使って劇をやってほしいと話を持ちかける。一方、零機関の栗栖たちは特務隊近くの濠の中から大きな荷物を引き上げていた。
その中にはタケウチが研究に使っていたヴァンパイアの血液と数々の発明品の中に空を飛ぶ機械の図面があって――。
{/netabare}
感想
{netabare}
デフロットが葵にたのまれてみんなの前で劇を見せるおはなしだったけど
グレンはデフロットを消すために、葵をさらってデフロットを呼び出して
日光を当てようとしたけど
そこにあらわれたのがヴァンパイアになった前田さんで
ヴァンパイアを排除しようとしてる。。

そんなおはなしだったけど
タケウチさんが日焼け止めクリームを持ってたり
隠してた荷物の中に空を飛ぶ道具とかが入ってたし
金剛鉄兵の元になった血液も。。



タケウチさんの道具がどう使われるの?
あと、前田さんは本当に変わっちゃったの?
それとも変わったフリしてるだけ?
ってゆうのが謎。。

次回は分かるのかな?
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#11 黒翼
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公式のあらすじ
{netabare}
月島の零機関施設にある太陽の光差し込む一室で葵とデフロットの前に現れたのはヴァンパイアと化した前田だった。
意識朦朧の前田は使命感に従いデフロットに斬りかかる。人知を超えたヴァンパイアの攻防を目の前に戸惑う葵。前田に圧され倒れるデフロットを庇う葵に前田の刃が突き立てられて――。天満屋で飛行装置を作る栗栖の耳に飛び込む超音波。
それは死へと向かいつつある葵を助けろと命じるデフロットの心の叫びだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしだったけど
前田さんはちょっとおかしくなってるだけなのかな?

デフロットをかばった葵を刺した前田さんは
葵と岬がかさなって、何だかよく分からないまま逃げた。。

デフロットと死にかけた葵は、そのまま地下に閉じこめられて水責め。。

デフロットは超能力で栗栖さんを呼んだら
栗栖さんは試作中の飛行機械と日焼け止めを使って助けに来て
葵をつれて行った。。


そのころ軍では
中島さんが軍のえらい人たちに呼び出されて行ってみたら
3人とも殺されてグレンにあやつられてて
グレンは中島さんをダマして、自分がボスになろうとしてる。。



今までグレンが何をしようとしてるか分からなかったけど
中島さんを利用して、軍を自分の物にしようとしてたみたい。。

中島さんもバカだと思う。。
1番大事な金剛鉄兵を外国人のグレンにまかせるって
ほかに信用できる人がいなかったのかな?


あと、栗栖さんが彩芽を助けたけど、彩芽の言ってた約束って何?
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#12 道化の王
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
瓦礫と化した帝都の冬――、市街地では数を増したヴァンパイア排除に陸軍が対応にあたっていた。
だが対抗できる唯一の力は新たに特務隊隊長となったルーファス指揮する金剛鉄兵たちだった。此の世の春とばかりに自らの指揮に酔いしれるルーファスは更なる野望を遂げるべくアメリカ渡航を企てる。
帝国ホテルで行われたアメリカ大使の送別パーティで、ルーファスの目の前に現れたのは太陽に焼かれたはずのデフロットだった。
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感想
{netabare}
いつの間にか帽子をかぶってて、どこかで見たような。。って思ったら
え?彩芽ってグレンの仲間だったの?
アニメって、キャラが似てるから、よく分からないよね?

それで、スワとデフロットに追い込まれたルーファスが
船の上から落とされて死んだみたいだけど
ルーファスに夢を見させてた方法も分からなかったし
その前に、金剛鉄兵をやっつけたのは前田さん?それとも栗栖さん?

2人で争ってたけど、2人でやっつけたのかな?


スワと彩芽が恋に落ちるおはなしだったみたいだけど
いつの間に、この2人って仲がよくなったの?

今回は1話見落としたっけ?って思ったくらい、おはなしが飛んでた。。



あと、彩芽は栗栖さんが好きみたいだけど
ヴァンパイアだから。。ってコクれないのかな?

だったら自分もヴァンパイアにしてもらったらいいのに☆彡

ヴァンパイアは死ねないってゆうより、死なないだけだから
自分は長生きしすぎだって思ったら、自殺するのもありかも。。
{/netabare}
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#13 弱きもの、汝の名は
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
前田義信は幸せな夢を観ていた。己のもうひとつの生き様となる夢を。
だがその夢の中に死の影が静かに伸びてくる。
その影の名は栗栖秀太郎。
自らが一人前に育てようと誓った零機関の部下だ。
夢現の縁に立つ前田の前で自らの為すべきことに戸惑う栗栖。前田を斬らねばならない。本能のままにヴァンパイアを斬る前田を野放しにすれば東京脱出を図るタケウチたちに危機が及ぶからだ。
栗栖は刀を握りしめ前田へと向かっていく――。
{/netabare}
感想
{netabare}
前田さん対栗栖さんの戦いだったけど
戦いより、前田さんのはっきりしない意識の中で見た
岬との思い出がきれいなおはなしだった☆

けっきょく栗栖さんにやられちゃったけど
岬の待ってる世界に行けたみたいで
ヴァンパイアの証紋が2つかさなる演出がよかった◎


そのあと、向かってくる金剛鉄兵たちと戦うために
葵の血を求めて「ヴァンパイアにならないで!」って言った葵に
「人間として戦うためにヴァンパイアになるんだ」
って言った栗栖さんがかっこよかった♪泣いちゃった。。


金剛鉄兵対栗栖さんの戦いは映ってなかったけど
葵の血で覚醒したみたいなのと
葵が「10年、20年、30年。。私、おばあちゃんになっちゃうわ」
って言ってたので、栗栖さんは生きのこったのかな?って思ったけど
Cパートに映ってなかったから、もしかして。。

ってゆうところが、よく分からないまま終わったのも
このおはなしのいいところだったのかも。。
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


大正時代に、戦争にヴァンパイアを巻き込もうとした軍隊と
それを利用しようとした人やヴァンパイアや
利用されて苦しむ、人やヴァンパイアたちのドラマだったと思う。。


よく分からないところが多くって、考えながら見なくっちゃいけなかったけど
人とヴァンパイアたちの気もちが伝わる、いいおはなしだった☆彡


キャラは、主人公が前田さんだと思うくらい、かっこよかった♪

大正時代の雰囲気も、よかった☆









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投稿 : 2021/07/12
閲覧 : 500
サンキュー:

31

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

滅びの美学を描いた物語

大正時代の吸血鬼と吸血鬼を狩る「人間」達の話で、特定の一人を主人公とせず、それぞれの立場で無慈悲な世界の中で自分の信念を貫いて生きるキャラクター達の生き様がカッコよく、重くどっしりしていて見ごたえがあるアニメです。
ただ、「滅びの美学」を神聖視しているような側面があるので、好き嫌いは分かれそう。
私はこういうの好きですけどね。

キャラクターの「生」と「死」をとても丁重に取り扱っており、生への渇望や死への恐怖、死に直面しながらも失わない誇り。良いですね。

全体的に暗く哀愁漂う話だが、雰囲気はとても出ていて話としても面白いので重々しさはあるが視聴後に疲れるといったことはなく、自然と続きが気になるシナリオでした。
結構鬼滅の刃に似ているところも多く、鬼滅の刃をちょっとリアル寄りにして大人向けにした感じの硬派なアニメ。

残念なことを先に言うと、人物作画。瞳の描き方があまりよくない。
ヴァンパイアなら演出ととれるのだが、普通の人間の瞳の描き方もどこを見ているのかわかりづらいので時々、顔が不気味に感じることがある。
あとはシナリオについては「面白い」と何度も書いていますが、正直かなり雰囲気でごまかしているところはありますね。細かいことを気にしだすと、なんで?って疑問がいくつもあったし、基本的に滅びの物語だと思うので、好き嫌いはあると思う。

大正時代ということで、史実のような日英同盟をはじめとした海外との関係も随所にあらわれており、文化や文明レベル等の歴史考証はかなりしっかりしていてとても素晴らしいですね。

シナリオ的には説明不足なところが多く、時系列順になっていないこともあってわかりづらいが、話はよくできていて面白いです。
1話は初見だとよくわからん話ですが、後から見返すとすごくいい話だって思えるので、1話はもう一回視聴しなおすのをオススメします。
なお、初見の場合は2話から一気に面白くなっていきますね。

本作の中心は吸血鬼。驚異的な身体能力を持ち、不老不死な無敵の怪物ですが、
その力を政治あるいは軍事に利用しようとする日本政府と、ヴァンパイアを狩る者達と人間を襲うヴァンパイア達、それぞれの立場、思惑が交錯し、しっかりとした時代考証と相まってとても見ごたえのある世界観を形成しています。
上手にフィクションとノンフィクションを融合して上質なエンタメへと昇華しましたね。

シナリオとしては、ヴァンパイアになってしまった者達の苦しみ、悲哀、残された家族の悲しみ、家族の絆、仲間の絆
そういったものを重々しくも丁寧に取り扱っており、命の重さ、絆の深さが伝わってきて、それぞれのキャラクターがちゃんと「生きてる」って感じがします。

何よりも良かったのは、部下の生き様を見届け、誇りを守るために骨を折る前田のカッコよさ。
こういう人を上司にした部下は幸せですね。

とても面白かったです。

投稿 : 2021/07/11
閲覧 : 416
サンキュー:

24

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

理解できれば結構面白い

戦前の日本が舞台の、吸血鬼の話。
ただ、吸血鬼ものにしては随分と硬派な雰囲気のアニメ。
まあ原作がラノベとかじゃなくて、朗読劇らしいからね。

{netabare}
1話見たときは全く話についていけなくて、そこまで面白くない雰囲気アニメぐらいの気持ちで見てましたが、話が理解できてからは結構面白かったです。
そんな難しい話でもないのに時系列シャッフル等でなんか難解に見える作りになってしまってる感はある。

ただ一話の内容はちゃんと理解した後に見直すとかなり良かったです。
デフロットと岬回で一話と繋がったのは感動した。
時系列シャッフルした意味は正直わからなかったけど。

金剛鉄兵計画という話を軸に後半はストーリーが進んでいくけど、心理描写が丁寧で話も分かりやすくこのあたりが一番面白かった。
ヴァンパイアになることによるデメリットなどの話も出てきて、吸血鬼設定が活かせていた。

それに最終回が良かった。
あの熱いラストバトルも良かったし、その後にいつものセリフ、
「貴殿らには二つの道がある。・・・」で締めるのも完璧だった。

キャラも魅力的でよかった。
ほとんどのキャラに魅力があったからこそ、死亡シーンや最後の戦闘はかなり良かった。

まあ微妙だった点は最後あっさりと問題を解決してしまったことかな。
あの黒幕みたいだったルーファスがクソ雑魚だったのには笑ったw
それとワクチンで吸血鬼になった人々はどうなったんだろう。

はずれの多い吸血鬼系作品、戦前舞台作品ではかなり面白い部類。
{/netabare}

投稿 : 2021/07/09
閲覧 : 302
サンキュー:

9

mimories さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第1話が凄かった

 
(全話視聴後)

今までそれなりにアニメを観てきたが、1話目で泣いたのは初めて。
当時ツイッターを見ると「よくわからん。雰囲気アニメ?」みたいな反応が多かったが、20分程度でよく描き切ったな!てのが個人的感想。視聴者の脳内でパーツを繋げる必要があるんで、ながら見だとキビシイかも。けどグッサリ刺さって何度観ても涙が出る。
第3話もしみじみしてしまう。
基本的に悲しい話ではあるが、人の愛情を強く感じられる美しいシナリオだった。

作画は好きだが、もう少し納得できる描写ができてれば…と残念に思う部分も少々。
一方、音楽は素晴らしい。印象的な劇伴は他にないくらい頭にこびりついている。
キャストは実力派揃いで作品を盛り上げたが、特に高垣彩陽さんが良かった。

大人向けの作品、女性のほうがウケはいいかもしれない。

__________

(3話視聴後)

3話まで観たが、もう2回泣いた。観る前はゼッタイ火星人襲来の話だと…(笑)
スルーしなくてよかった、あぶねー…
泣きも笑いもあり、作画も音楽もいい大人向けのドラマ。良い意味で驚きの一作。

投稿 : 2021/07/09
閲覧 : 322
サンキュー:

9

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

内容というよりは雰囲気を楽しむ作品

大正時代が舞台で吸血鬼物って鬼滅に便乗したか?
と事前情報ほぼ無しでの視聴なので思ってしまったが全然違った。
というより2013年に公演された朗読劇が元ネタなので鬼滅よりもむしろ先だった。

朗読劇からアニメという展開は史上初らしく、新しい試みは良い事だ。

最初は前田が主人公だと思っていたのだが、来栖秀太郎が主人公のようだ。

中盤から大震災で街が崩壊したり、吸血鬼化するドラッグを予防薬として騙されて飲んだ人々が吸血鬼化してパニックになっている所を研究中だった金剛鉄兵が殺戮していったりする展開に陸軍の吸血鬼部隊が奔走して事を鎮めようとしていくのだが、正直この作品が何を伝えたかったのかはあまり理解出来なかった。

まぁ他作品にはあまりない独特の哀愁漂う雰囲気と世界観を何となく楽しめたので良かったのかなという印象。

ただヴァンパイアとして生きて行く苦悩というのは伝わったか。
前田と岬には幸せになってもらいたかったなぁ。

個人的には前田のCV諏訪部さんの声が渋くていい味出してて良かった。

劇中歌も元々舞台作品だけあって作品の世界観に合った雰囲気で良かった。

投稿 : 2021/07/09
閲覧 : 208
サンキュー:

7

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

今期のMANPAは全部おもしろい_3

関東大震災があったときなので大正12年とかそのへんですよね。

そのころの日本と言ったらおそらくええ時代やったんやないかと。

第一次大戦の戦勝国で、海外の領土も手に入れて権益もあり、列強諸国の仲間入りも果たしつつあるまあ右肩上がりの日本国。

その帝国軍人で佐官となりゃあそらもう。

このアニメ、とゆーまあ世界観がとりあえず好きですわ(笑)。

絵自体はそんなぬるぬる動きまくるアレではなくゲームみたいですけども、CVもみんな一流の人で芝居もいいしですね、なんかまあ贅沢な感じしますね。

ハナシは話でまあアレなんですけど、そんなこんなで気楽に見ています。

あんまり難しいこと考えないで大正ロマンに浸る。

そおゆうアニメってことでいいんじゃあないですかぁ。

投稿 : 2021/07/06
閲覧 : 385
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19

ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最近にしては良作だと思いました。

吸血鬼が好きで、吸血鬼が題材のアニメはこれまでにも何作か観てきました。
「MARS RED」は元々は音楽朗読劇であって、人気から漫画やアプリゲーム等も出てるそうです。
漫画は2019年に「曇天に笑う」などで知られる唐々煙さんが連載。アニメはこの漫画を元に制作されたと言うわけですね。

※最後まて観ての感想
所々で説明不足に感じる場面があります。とくに前田さん絡みは説明不足に感じました。
ですが全体的に観やすく、最後もまとまっていて最近のアニメにしては良作かと思います。

作画は「SIGNAL.MD」。
最近だと「アトムザ・ビギニング」「ドラゴン、家を買う」や「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」等を制作。
好きか嫌いかと言ったらあまり好きな作画ではないです…上の作品と比べると「MARS RED」は作画に関してはあまりよくないです。
まぁ作画が良い悪いよりも、ストーリーとベテラン声優の演技が輝いていますので作画は二の次って感じです。
本当に「MARS RED」を観てデフロット役の沢城みゆきさんの声と演技力に圧倒されました。

※最後に
そうですね、他の吸血鬼アニメと違い「吸血鬼が背負う苦しみ」をメインに書かれていて最後も結局吸血鬼になってしまった人々は元の人間に戻ることもできず、吸血鬼たちは人に紛れ、隠れながら生きていかなくてはならないっと言った感じで終わりました。

作画は安定してますが"動き"と言う意味では評価は低いです。話のテンポは良く、観やすいかと思います。ただ上記で言ったとおり説明不足がちなとこが少しあり、混乱することも。…単に私が理解力が低いだけかもですが(笑)

自分として良作と感じていましたが、レビューを見ると以外と評価が低いんですね…
好き嫌い分かれるアニメということなのだろうか?

投稿 : 2021/07/06
閲覧 : 298
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4

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大正時代の吸血鬼

大正時代を背景とした、人間世界に隠れて暮らすヴァンパイアのお話。
和紙に描かれているような絵画のようなタッチのキャラデザインで、
見た目は好きだ。
というか、こういうキャラデザイン、一番好き。

お話はなかなか分かりずらい。
じっくり見れば分かるのかもしれないが、何回か見ないと分からない展開では厳しい。
どうも他のレビューを見たら、舞台が原作らしい。なるほど、そういう雰囲気はあるなあ。
それにしても、もう少しコンパクトにまとめて欲しかった。

投稿 : 2021/07/05
閲覧 : 221
サンキュー:

11

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

好みじゃなかった

感想

好きな方ごめんなさい。

ヴァンパイアモノは好きなんだけど、これ、元は舞台作で、それから朗読劇になった作品だとか。
どうりでイマイチ合わなかったのかなと。
自分、演劇や朗読劇、時代劇なるものが好きじゃないので。
作画も古い感じの独特な絵柄だし
大日本帝国陸軍憲兵とヴァンパイアとのバトルがメインの話なので、惹かれる感じがしなかったです。
僕の中で、ヴァンパイアものといえば、
傷物語や月詠、ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド、FORTUNE ARTERIAL-赤い約束-、ロザリオとバンパイア、ストブラなど
吸血鬼との禁断の恋がある話が好みなんです。
この作品も、ちょこっとだけあったけどメインじゃないですよね。
途中で断念するほどではないけれど、どことなくやっぱり演劇っぽいし、僕的に女子向けっぽく感じて好みじゃなかったかなぁ。。。

良かったのは
主題歌のOP
和楽器バンドの「生命のアリア」がいい曲なのでDLしました。

投稿 : 2021/07/02
閲覧 : 337
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15

ネタバレ

正直者のくっしーだむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

終わってみればワンクールで初の試みとしてはかなり良作だった

アニメ化の説明としては↓
アニメ史上初となる、朗読劇からアニメ化が発表されるなどメディアミックス展開されている。略称は「マズレ」。アニメ版の音楽は朗読劇の音楽監督である村中俊之が引き続き担当し、音響監督は原作・脚本・演出の藤沢自ら担当する

 最後まで視聴後の感想としては、「途中失速したが、最終話の締めくくり方は一話の場面と繋がり、かなり感動できた」といったところ。

 逆にわからない点?は突如の地震によって、物語の流れがかなり変わったとこかな・・・その原因があったのかどうかすらいまいち覚えてないほど

 作品的には時代背景が掘り下げられることも、吸血鬼の設定の掘り下げも深くなく、それでもこの作品をのみ込めた点で大きく要因したのは、「吸血鬼がほぼ不死身な故の抱える精神的な面の描写が丁寧である点」が、視聴者の理解を生み作品に移入できたと思う。

 途中失速したと感じたのは、中島中将と吸血鬼側のそれぞれの思惑の完成度が低かった点で、筋書きは分かるけど、それについての説明(掘り下げ)が薄く、本人の価値観をごり押ししたような進め方になったのが要因だと感じた。

 全体的に、舞台設定の上で成り立つ世界観であるため、作品の状況を「視聴者が仮想」してることが重要な前提である。つまり・・・
アニメで一話一話見ていくのも良いけど、これは「映画」の方が、間を空けず世界観の移入を切らさないで観終わることができると最後に思った。

 最後に、今期(春)アニメの中では脚本からして大人な作品であったため、個人的には一番楽しみだったし、結果、ワンクールで新しい試みとしては面白かったので、今期の世界観系では覇権アニメと言っていいのではないかと思った。

特に音楽が素晴らしい

コメント:真面目な作品を観たい人にはお勧めできるアニメ

投稿 : 2021/07/02
閲覧 : 245
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5

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヴァンパイアに翻弄された人々

全13話

大正時代、後天的にヴァンパイアになった軍人たちの部隊(零機関)を作り、東京で起こる不可思議な事件を解決するお話です。

元々は演劇→朗読劇だったみたいですね。演劇シーンや演劇ような感じのシーンが多かった印象です。

前半は事件の解決、後半は「零機関」が大きなうねりに巻き込まれるお話でした。

1話から最終話まで繋がっていましたね。

お話は終わっていますが、どうなったのか分からないキャラもいました。
{netabare}
最初は前田大佐が主人公だと思いました。群像劇でしたね。栗栖は多分金剛鉄兵を倒したと思いますが、その後が分かりません。
{/netabare}
悲しく儚い物語でした。

OPは和楽器バンドさん、EDはHYDEさんが歌っています。

最後に、私的には金剛鉄兵を観ていると旧銀河英雄伝説で地球教徒と戦う帝国軍白兵戦部隊装甲擲弾兵を思い出しました。

投稿 : 2021/07/02
閲覧 : 436
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21

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大正ロマン+伝奇ロマン

テレビ放送時に入るCMを観た限りでは舞台劇とかスマホアプリがあるらしいです。知らんけど。

主人公は吸血鬼による犯罪に対処する陸軍の特務機関「零(ゼロ)機関」を指揮する前田義信です。

普通に吸血鬼退治の話と思いきや、吸血鬼を不死身の兵隊として無敵の部隊を作ろうと画策する「金剛鉄兵(こんごうてっぺい)」構想とか怪しさ大爆発な作品です。流血バトルはけっこうあるので、嫌いな方には向きません。

作中では意外と男女関係的な要素が重視されていて、ただの伝奇物にとどまらないロマンチックなストーリーが展開されます。そういう意味では、男性よりは女性の支持を狙った作品なのかもしれません。

特に大ヒットする感じはまったくありませんが、ストーリー重視で観るなら意外と面白いかもしれませんよ。

おまけ: 前田さんのへろった調書の字とか、敬礼時の右手の形とかで「ああ、そういうことなのか」とは思うんだけど説明的な台詞はなかったりとか意外と注意深く観てないと見落としがあるアニメかもしれません。

2021.7.1追記:
和楽器バンドによるOP主題歌「生命のアリア」が好きすぎる。キャラクターデザインにはかなり癖があるけど、作画は崩れたりはしないというか実はそこそこ良い方?
(高速移動しての戦闘場面は手抜きっぽいけど、それはまあ許容範囲でしょう。)

前田さんの右手の件は、最終回で「なるほどそうだったか」と納得しました。個人的にはわりと楽しめましたが、特にお勧めという感じでもないですね。

投稿 : 2021/07/01
閲覧 : 416
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29

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

孤高の犬笛

格調高い太正浪漫映画みたいな雰囲気。
一見地味だがキャラは立ってると思います。

バトルモノが好きだけどジャンプ系はちょっと…な方にはいいかも。
3話までで判断できると思います。普通に面白かったです。佳作っていうのかな。
雰囲気で決めていいかと。話自体は奇抜な話でもなく無難です。


#01陽のあたる場所
{netabare} 1話だけだと何がしたいのか方向性がわかりづらい作り。雰囲気とインパクトで惹きつける見せ方は上手い。戯曲モチーフなのはゲキドルと一緒だが、アニメファンに寄り添った(媚びた)キャラデザではあるが、サブタイでの引用意外一切の用語を用いなかった潔さであくまでお話の内容で勝負したゲキドルに対して、こちらはサロメ等まんまの役名を不意に出してきてやたらと格調高い雰囲気を醸し出す。悪く言えば高尚ぶってるのが鼻につく。やたらタバコ吸うし。

世界観説明に終始して雰囲気出したかっただけにしか見えないので判断しかねる。だが継続しようとは思わせてくれる作り。EDがHYDEなのでそこまで難解な作りにはしないとは思うけど。ポルノじゃないヴァンパイアハンターをやりたいのかな。淫美さを押し出してないのでそこらへんが好みの別れるところかな79{/netabare}
#02死が二人を分かつまで
{netabare}オサレミステリ風な1話から一転ストレートな討伐バトルに。流れはオードソックスなのに演出は気取った感じにしたせいなのかチグハグ感。過剰に説明しないのはすごく好みなのですが、どうもやりたいシーンの切り貼りに見えてしまう。特に森山は殺されるためだけに用意されたキャラにしか見えない。今はまだ『これがしたかったんだな』と好意的に観れるがこれが続くと厳しい。というか今回だけでもそういうの数カ所あるので心配。キャラデザ含めた雰囲気はすごくいいのでちょっと残念。キャラの塗りが平坦だとウケが悪いんだろうけど、この雰囲気出すためにはテカテカには出来ないしどうしたもんかねえ。92{/netabare}
#03夢枕
{netabare}1話と2話で別作品みたいになったと思ったら、さらに今回はバトル皆無の人情噺とかなんか構成すごいですね。萌えキャラいないわりにマッドサイエンティストやフードマスクマンとかキャラデザすらもカオス。元が朗読劇ということで親しみやすい形にしようとしたチューニングなのかな。主題歌も若者向けだしな。そのわりには引用が渋すぎるような。それは原作あるから仕方ないか。しかし和楽器バンドってまだいたのね。ベタなバンド名の割には和楽器がフレーバー程度のオマケっていうのが逆にいいんかな。和楽やってもしゃあねえしな。HYDEもなあ。これヴァンパイアじゃなくてただのモンスターじゃんねえ。112{/netabare}
#04歌知らずの歌
{netabare}正直切ろうか迷いましたがみてみたら今回はめちゃくちゃ面白かった。何よりこの作品ならではのヴァンパイア設定をきちんと見せてくれた。そしてやっぱりキャラがいい。山寺さんはやはり日本の宝。ミエミエのお涙展開、というか『切ない…』みたいな3点リーダーが止まらないやーつーは正直要らなかったけど、早めに彼も非情なだけじゃないんだよって見せたかったのでしょう。わざわざ場面を作ったわりには短い気もするし、彼の一面を見せたいだけなら無駄に長い。しかもそこまでメインストーリーに絡むような部分でもない気がするのでやっぱり丁寧すぎるかなあ。でも今のアニメはキャラの売り込みが命なのでしょうがないか。 138{/netabare}
10話
{netabare} 1話の映画っぽい雰囲気で高尚な作品を期待した層にはガッカリでしょうが、中身は真っ当な少年マンガっぽくそれでいて雰囲気はある。萌えキャラも健全なジャンプ系も苦手、って方にはよいかも。ヴァンパイアの設定が巧くて面白い。

しかし色味が薄いとキャラまで薄く見えるもんなのかね。やはり京アニみたくテッカテカにするのが正義なんだろう。でもこれでやったらそれこそ雰囲気台無しだから厳しいなあ。190 {/netabare}
最終話
まえださああああああああん

なんだかんだでまあ良かったです。
「ククク…読めるッ!読めるぞッ!この先のッ!展開がッ!」
って駄作判定するビックリ大好き既視感ガーにはおすすめしません。
様式美を楽しむ作品。キタキターこうでなくっちゃ!みたいな。

人間って音が大きいと「イイ音」って感じやすくなるそうです。なのでティーン向けの楽曲は音を潰して密度を上げる音圧重視が流行り。それはアニメキャラクターでもそうなのかもしれません。ドギツイ配色でテッカテカにテカらせて色味を強くする。視覚的な刺激を強くすることでキャラの個性が強いと感じさせる。ここまで少年漫画っぽいコテコテなキャラ造形にも関わらず「キャラが薄い」って感想があるってことはそういうことなのでしょう。つまり刺激が弱い、と。キャラ立ちってのは画面映えが最優先ってことかと勉強になりました。

OPEDからしてティーン向けなのでしょうが、大人向けっぽい作品を観たい背伸びしたい層に向けてのあえてのこのキャラデザでしょう。ただヴァンパイアモノって刺激を求める層が好むと思うのでちょっとチグハグかなあ。高尚さを出したかったのでしょうが。単純に色味が強い方が耽美さをわかりやすく表現できるような気もしますけど。

金髪美少年の高尚なポエムで雰囲気は出てたと思います。

声優の演技なんかはニワカなんでようわかりませんが、山寺さんはやっぱり良き。
しかし弱い奴はずっと弱いままってこれはこれで救いのない設定。

投稿 : 2021/06/29
閲覧 : 341
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栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ヴァンパイヤものとしては平凡だったか

ネットでの評判もまったく聞いていなかった本作、なんとなく見始めてしまいました。各話書けるかどうかわからないんですけど、今期見ようかなと思います。年配向けで作画もそんなにはよくないのですが(影がまったくついていない絵)、苦手な吸血鬼ものだし。続くかどうかわからないんですけど・・・。

第一話{netabare}
前述したように影がついていない絵で、人物の描き方もちょっと劇画風で萌え要素は排除といった感じではじまりました。絵柄からは丸尾才一さんとか、昔の少女漫画のマーガレットで描いておられた・・・・うーん・・・思い出せない・・・・。その、哲学的な作風で一時有名だった方です。そのあたりを思い起こさせる。でも影がついていないと言っても、デッサン力は非常にある絵で、難しい俯瞰やあおりの構図での作画もこなしています。だから作画力は今のところ高いと思います。

時代設定の大正時代のものもよく調べていると思います。ただこういう時代もので、以前切った作品でそういうのがあったので、過剰に期待はしないでおこうと思います。吸血鬼要素もわりとおとなしめで、ホラー要素は少ないですね。主人公の前田大佐は、るろ剣の斎藤風だけど、もっと大人で落ち着いたキャラで好感が持てます。というか、るろ剣でもこういう斎藤が望ましいのですがね。吸血鬼になった女優とのいきさつは、最後までうまく演出されていたと思います。カットの切り方とか巧みで、あまり派手でなくとも最後まで楽しめました。ただストーリー的にちょっと弱かったかなあ。演劇的演出を楽しむ回みたいでした。 {/netabare}

第二話{netabare}
前田大佐の所属する吸血鬼部隊の紹介みたいな回。吸血鬼になってしまった兵士が討伐隊に組織されているという矛盾。しかし、ヴァンピールになりそこなった者は、その場で殺されなければならない。吸血鬼ものによくある話が、悲哀をもって描かれます。 今のところわりと面白いし、吸血鬼部隊内の人間模様も人間味があって面白い。二枚目キャラも登場して、今後の布石みたいでした。次回に期待。 {/netabare}

第三話 {netabare}
旧日本陸軍で吸血鬼による「金剛鉄兵」という不死身部隊を作ろうとしているという話、京極先生の「魍魎の匣」みたいな話になってきました。今回はその話が主で、零機関内の吸血鬼のおじさん・・・・名前ちょっとわからない、その人が生前の妻と会う話。前田大佐が車の中で胸を押さえた場面が気になりました。何かあるのかな? 送り灯篭の場面が綺麗でした。和歌とか大正ロマンが好きなファン層には受けると思います。これってもともと声優さんたちの朗読劇から来ている作品みたいで、大人の女子向けですねぇ。 {/netabare}

第四話 {netabare}
スワと吉原の明里という若い女郎の話。声優さん人気があるキャラだから、なんとなくそれで作られたエピソードっぽかった。明里の最期は陰惨な悲劇で、大量に発生した吸血鬼とか、こういうのちゃんと処理されないまま「Blood」シリーズのように終わるんだろうなという予感がある。今回は暗かったです。今後このトーンで行くとしたら、つらいな。 {/netabare}

第五話 {netabare}
金剛鉄兵がすでに別部隊で組織されていたという話がまず出て驚きました。話の最後で登場して、まるで映画「人狼」に出て来た機動部隊のようです。やっぱり押井監督がバックかなあ?「Blood」と似たヴァンパイヤものですし。いわゆる「貴族」と呼ばれている吸血鬼たちは、吸血鬼伝説のとおりで退廃的に描かれていましたね。しかし零部隊はそしたら何のために組織されていたのでしょうか?まだまだ知らない設定があるみたいです。そして入院中の前田大佐の病はなんなのでしょうね?吸血鬼よりもさらに上の人狼になったりして?吸血鬼たちの関係も複雑そうで、皆殺しになった貴族たちはどういった理由なのか気になりました。今回は話が複雑になってきていて、面白かったです。ではまた。 {/netabare}

第六話{netabare}
関東大震災で、山上さんが前田大佐を助けるのに太陽に当たって死亡。金剛鉄兵の話も、いよいよ全貌が見えて来たみたいでした。一話で死んだ岬は中島中将の娘だったんですね。前田大佐とは思い合っていた仲だったのでしょうか。これは何クールあるのかわかりませんが、この進み具合だと1クールではないような気がしてきました。長い話になるのかなあ。作画はだいぶ落ち着いてきたみたいで、影のついていない絵も大正時代の風俗画のように見えて、いい感じです。このまま落ちずに最後まで行ってもらいたいです。 {/netabare}

第七話{netabare}
一年前の頃の過去話でした。中島中将の娘の岬が、オスカー・ワイルドの戯曲サロメの女優としてデヴューした矢先事故に逢う、それを助けるデフロット少年というあらすじ。そして関東大震災で下敷きになって動けない前田大佐もデフロットは助けたみたいです。どちらも吸血鬼にされたのでしょうか。しかしデフロットの握った手から出たものはどうもふつうの吸血鬼の血ではないみたいで、中島中将たちが用いているガラス瓶の血液製剤とも違うみたいでした。前田大佐は確かに岬とは文通していただけの婚約者だったみたいです。それが「シラノ・ド・ベルジュラック」みたいというセリフがありました。それは知らないのでまた調べてみたいと思いました。昔に練習で弾いたピアノ練習曲にそのようなタイトルの曲があった記憶がかすかにあります。メトードローズ教本の中の一曲でした。

昔の岬とよく似たキャラデザインの新聞記者の葵ですが、こちらも平行して過去話が出ていて、どうも昔に婚約者を亡くしたようです。どうも出征兵士だったみたいです。栗栖はその弟でしょうか。今は栗栖と婚約中みたいですね。しかし彼も吸血鬼になってしまうのですね。

今回の話で、今までの話に出て来た断片が徐々につながっていったのは、シナリオが上手だと思いました。こういう風に徐々にパーツを組み上げていって、大きな伽藍を作る頭脳作業は大変なので、よく考えられていると思います。それではまた次回。

{/netabare}

第八話{netabare}
今回は震災後の栗栖にスポットが当たっていて、彼が各地の吸血鬼の被害者を口入屋に送り届けるという話でした。今まで栗栖が主人公らしい事が少なかったので、やっと話の中心になった感じでした。途中亡くなった山上の家に立ち寄ったエピソードは、山上の奥さんが不憫で哀感がありよかったです。やはり本作は1クール作品のようですね。話がだんだん終息に向かっている感じがあり、この先前田大佐の話があって、最終エピソードに続くのではと思います。前回ほど引き出しは多くはなかったですが、今回も面白い話でした。それではまた次回に。大正時代の東京の地下鉄建設地とか、はじめて見たので興味深かったです。 {/netabare}

第九話 {netabare}
前回の後日談的な回で、つなぎの回かなと。栗栖とスワにスポットが当たっていて、ワクチンで吸血鬼になったけど正気を保っている人々がいて、保護されているという話。スワが殺していた子供の吸血鬼がどのようなものだったのか気になりました。どうも敵のキャラからの使い魔ではなかったと思います。レコードによる罠もこの者が声色で張ったのですね。何かまだ金剛鉄兵以外にもそういった者たちが出てきそうな気配でした。ダニーボーイがなんなのか気になります。デフロットはその仲間なのでしょうか。「僕は降りた」という発言が気になりました。ではまた次回。 {/netabare}

第十話{netabare}
ワクチンで吸血鬼の難民が大量に出ている話は背景に下がって、葵がデフロットにオルフェウスの劇をするように提案し、それが成功するという話。しかし葵はルーファスにつかまってしまいます。助けに行ったデフロットが会ったのは、葵の戦争で行方不明になった兄で、今は金剛鉄兵になった者でした。 その頃栗栖たちはたこで空を飛んで逃げることを思いつきます。

話が斜め上に行っている感がありましたが、話としてはまあまあ面白かったです。史劇の場面は本当にこのスタッフたちの趣味だと思いました。こういうのが好きなんでしょうね。あと二回ぐらいで終わるのでしょうか。最終話がどうなるのか、今のところは予測もつきません。 {/netabare}

第十一話 {netabare}
あと2話ぐらいで最終回なのでしょうか。前回のラストに登場したのは前田大佐でした。髪型違っていたからわからなかった。デフロットくん以外のキャラがなんだか総沈没で、EDでデフロットのみが映されているのはこのラストあたりのせいだったかと思いました。デフロットくん、声優さんがあのお方のせいか、男と寝ない「風木」のジルベール風でわりと好きでしたね。葵が栗栖の助けにより助かったのはよかったです。しかし吸血鬼とそうでない人との違いが、もううやむやな感じで、細かい事言うなって感じのドラマになってます。それではまた次回。 {/netabare}

第十二話 {netabare}
来週で最終回ですね。ルシファーがデフロットの計により沈没したのは何よりでした。三姉妹の姉の子はルシファーといい仲になっていたのでしょうか、いつの間に?さらわれたのは前回でしたから、話がいきなり進んでいてとまどいました。でもあの扱いって愛人関係って意味ですよね?そんな姉の子と言い交わしたりしたスワにはファンの方からの黄色い悲鳴が出るかもしれません。中島中将は牢獄で自殺かな。そして前田大佐と栗栖の対決で次回になりましたが、このまま帝都は吸血鬼の巣窟で終わりそうなのは、Bloodシリーズと同じですね。ではまた次回。 {/netabare}

第十三話(最終話) {netabare}
前田と栗栖の一騎打ちで、前田が死んで栗栖が人狼(陽光にも平気な体になる)になって終わりでした。金剛鉄兵のその後は描かれなかったし、中島中将が牢でどうなったかも不明でした。タケモトたちが新天地で平和に暮らしていいるというのがEDの後に出ていましたが。まあ思ったとおりの最終回でしたね。特に言うべきこともなく、普通のテレビシリーズとして最終回を迎えたという事です。日テレの何周年か記念作品としては、歌い文句のわりに平凡な作品でした。それなりに設定とか凝っていたのは認めますが。声優陣が記念作品で豪華だったんですかね。 {/netabare}

投稿 : 2021/06/29
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サンキュー:

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MARS REDのストーリー・あらすじ

時は大正十二年、東京の夜に其の者どもは現れた。彼らは闇に紛れて人の生き血を啜る吸血鬼と呼ばれ、古の時代よりこの世界に隠れ住んでいた。それらを取り締まるべく陸軍内部に創設されたのが第十六特務隊、通称『零機関』である。中島中将は近代化著しい列強諸国の情報戦に対抗するためにこの部隊を創設したのだが、目下のところ、零機関の任務は東京の闇に潜む吸血鬼事件の対応にある。それに当たるのが――、人類最強の前田義信大佐。国内最強クラスの吸血鬼にして新人の栗栖秀太郎。インテリジェンスなランク外の山上徳一。江戸の昔から吸血鬼を続けているスワ。老いることのない脳を喜ぶマッドサイエンティストのタケウチ。――以上、零機関の実行部隊の面々である。増え続ける吸血鬼たち。そして裏に暗躍する影と、謎の人工血液「アスクラ」の存在。この事態を冷ややかに見つめるのは、齢300歳を越えているにも拘らず、子供にしか見えないSクラスの吸血鬼デフロットであった。弱き者、汝の名はヴァンパイア――。零機関が今、大正ロマンの夜を駆け抜ける。(TVアニメ動画『MARS RED』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
Signal-MD
公式サイト
marsred.tv/
主題歌
《OP》和楽器バンド『生命のアリア』

声優・キャラクター

畠中祐、諏訪部順一、石田彰、鈴村健一、折笠富美子、家中宏、高垣彩陽、古川慎、國立幸

スタッフ

原作:藤沢文翁、キャラクター原案:唐々煙
監督:羽多野浩平、音響監督:藤沢文翁、シリーズ構成・脚本:藤咲淳一、キャラクターデザイン:竹内由香里、デザインワークス:新妻大輔/雪駄、美術監督:加藤浩/坂上裕文、色彩設計:関本美津子、撮影監督:間中秀典、CGディレクター:五島卓二、編集:松原理恵、音楽:村中俊之、演出チーフ:貞光紳也

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