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「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編(アニメ映画)」

総合得点
85.1
感想・評価
582
棚に入れた
2504
ランキング
254
★★★★★ 4.1 (582)
物語
3.9
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.0

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劇場版 鬼滅の刃 無限列車編の感想・評価はどうでしたか?

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

メジャーに対する反発じゃないよね? 追記 TVシリーズを見たので訂正です。

 映画館に行く気にならず、DVDで視聴しました。

 原作、TVのファンがリピートした、子供に人気でファミリー層が映画館に行ったので、大ヒット…というには数字が化け物じみています。

 さて、結論からいって、面白くありませんでした。
 
 自分がアニオタで、理屈をこねてアニメを見ているようなところがあるのは自覚しているので、メジャーに対する反発で、つまらないと感じているだけなのか、と自問しました。なるべく冷静に客観的に評価してみようと。でも、やっぱりどう考えてもつまらないです。いや、というよりも作品として成立していないです。

 映画として元のTVシリーズに甘えています。解説もなしにいきなりストーリーに入る。映画というからには独立しても楽しめる工夫がないといけません。これは映画としては大きなマイナスポイントです。結末も中途半端です。
 ファン向けの映画だというならそういう視点はわかります。これは中立の人間の評価だ、と思ってください。

 やっていることはTV、コミックそのままですので、得るものも掻き立てられるものも、感動もありません。

 それに、ストーリーそのものも、まあ、パタン化していますので、TVで楽しんだ、以上の展開ではありません。なにより禰津子もあまり活躍しないですし。

これでどうやったら感動できるのか、不思議でなりません。キャラ萌えなんでしょうか。映画館で見ればまた違ったのでしょうか。

 歴代の数々のアニメに比べて、出来がいいとは到底思えません。3年後に名作として見られているか、といえば多分忘れられていると思います。逆にいえば、この社会現象には興味があります。

 アニメの美しさは大したものですが、それだけでした。


追記です。

 やっぱり、初回に見た直後は偏見が入っていた気がします。話が分かっているから、TVの続きを映画でやったから見る価値がない、ということはないですね。作品としてもちゃんと成立してますね。
 それに今回のTV放映は早く新作が見たいという人もいるでしょうが、親切でした。シリーズの作品として視聴者への配慮は大したものです。

 で、何が面白くなかったか。TV版を見て気が付きましたが、鬼滅の刃の話が無限列車編がサブキャラVS鬼の因縁の話とバトルばかりで、炭治郎・禰豆子中心の話ではなくなるので面白くなかったというのが正解だったと思います。

 まあ、分かっている人は今更何をというでしょうが、要するに煉獄さんに熱くなれるキャラ萌え派の人には最高だったと思います。私は本筋のストーリーやテーマを追って欲しいほうなので、無限列車編以降がつまらなかったという事でした。

 アニメーションとしての作画の出来は最高水準だったと思います。が、やっぱり数年後映画作品として、考察されたり、時代を代表したり、新しい何かを作り出したりした作品としてアニメ史的に残るかと言えば疑問です。もちろん興行収入はまあ10年程度じゃあ抜かれない気がすますが。

投稿 : 2021/12/06
閲覧 : 367
サンキュー:

14

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人として<追記;地上波放送記念><追記;TV版>

圧倒的な映像美と戦闘美。
これだけでも一見の価値あり。
眼がくるっくるっでした。
反面、夢や回想シーンは静寂かつ荘厳。
緩急の使い分けが絶妙でした。

無限列車は夢幻列車。
前半は幻想的な印象。
また、炭治郎と伊之助の共闘が熱い。
空間を超越した極限の戦いは見ものです。

一転後半は上弦の参の登場。
何故唐突に?というツッコミはなし。
まあ、鬼なんてそういうものかもしれません。

煉獄さんとの闘いは激烈を極めます。
その速さと圧力が空前絶後。
そして、ラスト・・・

{netabare}人は死があるからこそ、今を精一杯生きる。
儚き故の美しさ。
煉獄さんの美学には共感しかありません。
様々な想いを残して逝った煉獄さん。
炭治郎の心に深く刻まれたことでしょう。{/netabare}

この時点で物語の1/3か。
熱き物語を当分楽しめそうです。

<追記;地上波放送記念>
{netabare}当り前だけど、テレビだと迫力が落ちます。
やっぱり劇場で観るものですね。
あと、CMが多い感じ。
まあ、そんなに集中していたわけじゃないので個人的には問題ありません。

2021年10月からの予定発表。
まず、テレビアニメ「無限列車編」
新作カットを添えて再編成。
劇場のあとにTVって珍しいパターンです。
1話は無限列車編前日譚の煉獄さんを描く新作。
大注目です。

12月からは遊郭編。
上弦の陸である堕姫の声が沢城さんって。
めっちゃテンションが上がりました。
堕ちる姫かあ、沢城さんらしいです。

しかしまあ、制作陣は考えるねえ。
策士だねえ。
ちょっと感心した夜でした。{/netabare}

<追記;TV版>
{netabare}くどい!
劇場版の視聴だけでもいいかと。
違いが主題歌とおまけ。
新作カットは何処にあるのやら。

しかし、1話「煉獄杏寿郎」の視聴は必須。
無限列車編の前段です。
煉獄さんの人となりが透けて見えます。

禍々しいほどの直截感。
狂おしいほどの速度感。
清々しいほどの正義感。
炎柱の勢いが満々としています。

うまい!
劇場版での印象的なシーン。
その意味を知った新作話でした。{/netabare}

投稿 : 2021/12/03
閲覧 : 433
サンキュー:

38

ジョン・ファースト さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

魅せるべき部分は魅せてくる…

本作は原作の内容をそのまま流用したものであり、アニメ本編の続きにあたるものだが、映画として繰りぬかれる部分として非常に適当であるといえる内容であった。特に近年のアニメ映画では予告PVに登場するボスキャラと実際の劇中で登場するラスボスキャラが異なることも多く、本作も同様に盛り上がりが2つある構成になっておりボリューム感も感じられた。アニメ本編を楽しめた方は是非観ることを推奨する。

投稿 : 2021/11/12
閲覧 : 159
サンキュー:

3

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

主役は煉獄さん!

ここを映画化するのはズルいよね。アニメにハマった人で、あのシーンで泣かない人はいないんじゃないだろうか。アニメの神回19話とはまた違った意味で心を打たれる内容です。ちなみに原作未読派の私ですが、アニメ完結前に全巻電子書籍で購入してしまった作品の1つです。観ず嫌いの人もまだ大勢いると思います。もちろん強要はしませんが、少しでも気になる方はアニメから観て欲しいです。

投稿 : 2021/11/11
閲覧 : 164
サンキュー:

2

オパマ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

子供向け

流行る作品というのはこういうのなんだな、と思った。
コメディ演出は寒く、お涙ちょうだいの押し売り。
計算されて造られた工業製品。
終始冷めた目で観終わった。
小学生向け…。
小学生の時の自分が観れば、素直に感動したのかもしれない。

投稿 : 2021/10/27
閲覧 : 226
サンキュー:

3

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歴代の少年ジャンプ作品の中では一番戦う「意味」が深い

おそらく、映画館の入りは「ヴァイオレットエバーガーデン」以上であり、キャラクターグッズやパンフレットが完売になり、行列になるほど。。。社会現象化している。


「鬼滅の刃」はやはり少女漫画のメゾットで作られている。

正直、キャラクター構成も内容も「少年ジャンプ」ならではのド直球の王道であり、正にジャンプのマンガそのもの。。だが、

それは「敵」との駆け引きではなく、「仲間」。。とりわけ「家族」の絆を第一に考える行動そのものが、「少女漫画」的であり。。

少年ジャンプ作品の中でも敵と戦うことに「意味」を持たせている。

これは同じようなテーマ性を持つ荒川弘の「鋼の錬金術師」にかなり似通った共通点である。

必殺技の合理性や努力の結果ではなく、他者を「想う力」が何よりも強いという発想は非常に女性的な感性であり、そこがこの漫画をわずか23巻(完結を含めると)で1億部の発行部数を誇る所以になっている。

今回の映画版は序盤はギャグが中心のお子様向けの少年漫画として描いてるのかと思いきや、原作以上に制作側が「感動させよう」というところがみえるので、夢での回想シーンや煉獄の死闘の演出が非常に丁寧に。。言い方を変えると「粘着」して描いているのは、観る側がどこに「感動する」のかを踏まえた演出方法だったんだと思う。

そこが、他のジャンプのアニメ映画とは決定的に違うところであり、主に女性をターゲットに作っていることが解る。

はっきり言うと、あまり「感動」させよう「泣かせ」ようとしてアニメ作品を作るのはプロの仕事ではなく、「大衆」向けであるので好きではないが、原作ファンの人には最大級の褒美になるような原作準拠な内容になっていることは事実である。

なので本作は間違いなく大ヒットするだろう。
作画のクオリティも高いし、満足度も高い。

実に計算された作品だと思う。

それを踏まえた上で、あえて言おう。。この作品は「駄作」ではないが、「傑作」でもない。

正直、他のジャンプ映画としては制作側の気合の高さも含めて高いレベルで「映画」として観れるが、そもそも煉獄というキャラは原作でもそこまで主人公と絡んでいたキャラクターではなく、炭治郎達があそこまで悲しむほどの「関係性」がない。

なので、他のジャンプ作品の師匠筋のキャラクターとしてもキャラが少し弱いのである。なので原作準拠とはいえ、あそこまで感動的に作られるのは少し違和感があった。

良くも悪くも方向性が解る作り方ではあるが、もう少し多視点で観れるような作風にしてほしかったのだが、「友情」「努力」「勝利」より、なによりも「家族愛」が大事というテーマが現代でこれだけ流行るというのはなにやら社会的にすごい時代になっていると思った。

投稿 : 2021/10/22
閲覧 : 697
サンキュー:

41

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人物キャラも鬼も使い捨ての駒なの?。

先日の某TV放送を録画して観ました^^。
地上波での放送はモチロンありがたいのですが、CM多すぎない?って気も・・><。
まあ、ココは作品に関係ないところなので。


平行して先日ゲーム版の配信が開始されましたよね!。
コンシューマ版、steam版ともに気になっており
実況配信動画さまも、ちらっとのぞいてみましたが
ほぼアニメ?なクオリティーでのゲーム化に驚愕させられてたところでしたw。
”うまくアニメ版とゲーム版の作画クオリティが統一されてる感”までありました!!。
ゲーム版も買いたいけど、定価では苦しいので値下げ待ちですね・・。


本作の冒頭。
ハイ。銀河鉄道999を思い出してしまいました!。
蒸気音、汽笛、からの始動音・・・!。たまりませんね♪。


列車上での戦闘アクションも
それ自体、やはりシチュエーションとしてかなり心にクルものがあるのですね!。

先日TV再放送のあったインディージョーンズ最後の聖戦しかり
ヴァイオレットエヴァーガーデンしかり
ジョジョ第5部でのプロシュート兄ィとペッシペッシペッシよォしかり。

そこに加えて死神DEATH13!。

物語の途中で、○○する炭治郎に
「それ現実でヤったらマズいのでは・・」
と心配してたら、某キャラが上手く助けてくれましたね♪。

シチュエーションは、かなり良いのですが
危機に対しての打開策・戦闘が、若干ご都合的になってしまっているのが少し残念でした・・。
あの、肉怪獣の8両包囲の状況であったならば
物語が進んでいる間に犠牲者が○というのはありえないと思います・・><。


中盤のひと波を越えてからやってきた真の大波?
声優さんもあの方起用の超重要人物待遇なのはスグにわかりましたが
まさかのあっさり○○展開・・。

う~ん。

たしかにキビしさを描くためには
人がどんどん○んでいくのはある意味必然なのかもしれませんが

物語を評価するうえでは
できればそれらは最低限にとどめてほしい希望もあります・・><。

炭治郎の家族の再描写も、ある意味あれは反則ですよねw。
ズルいです。あんなの泣かされて当然ですw。

そして終盤にアレですか・・。


今後も柱?の方々が、どんどん○んでいく未来しか予想できないのですが・・。


人・鬼ともに登場人物をどんどん補充し
常にどちらかが、○るか○られるか・・
の2択になってしまうような作風であれば

自分はあまり好きにはなれないかもですね。

投稿 : 2021/10/16
閲覧 : 348
サンキュー:

15

種馬 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:----

最も「もっと評価されるべきでない作品」

金かけたキッズ作品。
金かけた作画に梶浦さんの音楽とか安定超一流だから
見栄えがするのは当たり前。
でも相変わらず中身つまんないしキャラも全く好きになれない。開幕15分で寝おち寸前。
アニメも寝落ちを繰り返して観てたけど、自分が唯一おもしろく感じたのは柱登場、禰豆子刀でぶっさすシーン。
矛盾のある温い状況に文字通り一閃バッサリ行ったところは面白くなる気配を一瞬感じた。

話題作だから無理して押さえてるけど3期とかマジで見るのやめようかな。
※評価は辛口でつけるが、それは世間の評価が高すぎるから。
単純な作風。
魅力ないキャラ。
セリフに演出、売れ線な要素を寄せ集め、金かけてドヤッてのが目に浮かんでくる。シンプルに腹立つ。
アニメファン舐めんな。

投稿 : 2021/10/16
閲覧 : 266
サンキュー:

6

ネタバレ

山本隆之 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

各話感想

▼1話
アニオリ回。
お弁当屋さんに会うことはもう無いのよね。。
結末を知っていると切ない。。

投稿 : 2021/10/11
閲覧 : 179
サンキュー:

2

のぞみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

第1期は正直あまりおもしろくなかった。しかし世間の評判の大きさから本作も視聴した。売れているだけあり作画は素晴らしい。資本の力を思い知った。もちろん物語もよく、観て後悔することはないだろう。第1期の視聴は必須ではないが観ていた方が楽しめることは間違い無いだろう。

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 194
サンキュー:

2

ネタバレ

まじぇⅡ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

拍子抜けな感じかな…

やっぱり曲がいいね。エンドロール、終わったか?のころに盛り返すあの感じ、あそこでグッときた。

しかし、原作は本誌で欠かさずよんでたが、劇場版をみたあとでさえも記憶が蘇らない。
煉獄さん、明るい!強い!眼力やっぱすげぇな!は思い出した。

ただ、みなが報道するほど泣けるか?と言われたらゴメンけどまったく泣けませんでした。

突如として襲いくる強敵による理不尽。
異形すぎてる列車鬼。

ただ、丹治郎の催眠波状攻撃による催眠内での幾度無い自害を毎回行う精神力…ハンパねぇな、そりゃ原作ラストもそれに近いなと。

総評 音楽はすばらしい。ただわたしの肌には元々合わなかった作品であり、興行収益1位については時代の波とその時の状況によったものだったと思っておく。

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 152
サンキュー:

0

ネタバレ

taka0512 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

普通に面白かった

作画綺麗で音楽も良くて楽しめました。
良い作品とは思いますが、空前のヒット作なので自分の中でハードルが上がってて…
鬼が逃げ切った以外は想定内の展開だったし、名言っぽいセリフもどっかで聞いたことあるような感じで、そこまで絶賛される程のものかな?と思ってしまいました。
社会現象になった作品てそんなもんですよね。
好みは人それぞれという事で…

投稿 : 2021/09/30
閲覧 : 127
サンキュー:

2

cVVwL43006 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメは鬼滅だけではない?

地上波初放送のタイミングで視聴しました。
歴代興行収入No.1ということでハードルがとんでもなく上がってしまった本作です。面白かったです。とても面白かったですが個人的には高い期待を超えるほどではありませんでした。鬼滅と同等以上に面白いアニメはあると思います。

近々TVアニメで続編があるようなので今後に期待します。

投稿 : 2021/09/29
閲覧 : 124
サンキュー:

4

ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これが日本一のアニメと言われるのは納得いかない

ジブリの興行収入を抜いた作品ということで地上波で見てみました。
2時間の放送時間がありましたが50分にまとめられるほど内容が薄かった。
最初30分はイノシシの電車で暴れるギャグ。雷男のしつこいヘタレギャグ。などいつもの面白くもない鉄板ギャグみたいなので間延びさせてただけ。
中ボスとの戦いもすべてのキャラの技をたくさん披露するだけの技紹介パートと化してた。
煉獄の弁当を永遠とうまいうまいって言って食べてるカットは何なの?頭おかしい奴にしか見えない

これら全てが子供受けを狙って作られている。子供は大爆笑だったんだろうか?大人から見たらなんのメッセージ性もないただの家族愛を挟んだ戦闘アニメを見せられた感じだった。

そして結局敵に負けて死ぬ煉獄さん。劇場版で負けるって新しいな!初めてかも
最後のにっこり笑顔はにっこりしすぎてて笑ってしまった。
まさかここでみんなは感動したのだろうか。感動ポイントここで泣けよって感じで作ってあったけど、どのアニメでもあるような、敵にやられておかんの元に行く使いまわしパターンで泣けるわけない。
たんじろうが敵に逃げるな!とまくし立てるシーンのセリフのほうがまだ感動した。
あとカラスが泣いてるカット。あれを見た時、監督!お前正気か!?と言いたくなった。
子供たちや脳死視聴者にわかりやすいようにわざとああいうカット入れたんだよな?子供向けアニメ目指してたからだよな?あれには思わず苦笑い

このアニメを褒めるところは戦闘シーンの作画だろう。これを映画館で見る価値はあると思う。エフェクトだらけなのでおそらく大迫力な感じがするバトルが見れたことだろう。

だがそれ以外のストーリー性のオリジナリティの無さ、間延びさせてただけの脚本。ありきたりな感動シーンどれも目新しさがない。
これが日本一のアニメになったのは何故なのか全く理解に苦しむ。
世の中の消費者チョロいなーって確実に思われてるぞ。
わたしは君の名はも微妙だった派だが、鬼滅に比べたら余程ストーリーが練られててオリジナリティがあった。
ジブリに至ってはコンテから作画まで、作者の命を削って作られた練りに練られた作品として出来上がっている。これが短期間で作られたような薄っぺらいバトルアニメに抜かれたというのは、日本のアニメを侮辱していると言っていい。
漫画やアニメ、ゲームが労力のかかっていないブームや話題、広告に乗っかれば勝ちみたいな、スカスカの出来の作品が増えてきてるし、そういうののほうが稼げるようになってる。もう日本の深い芸術性のあるコンテンツは終わりだと思う。海外資本のアニメに負ける時代も近い

こういう超大衆向けのアニメが興行収入一位を取ることって、良いことなのか悪いことなのか。
この鬼滅の映画を見た超絶アニメにわか層が、深夜アニメを見てみようとか、声優つながりでこのアニメも見てみようとかアニメオタク化していくかもしれない。そういった意味では分母を増やしてくれたということでアニメ界に貢献してくれたのかも。

浅い層を取ると作品としての芸術性が下がるが稼げる。こういった方法でにわか層を取り入れてアニメ業界を盛り上げるのも必要なのかも

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 220
サンキュー:

10

ネタバレ

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

心の声ダダ漏れ

TVシリーズ観てたけど
劇場版でやる事かどうかはちょっと疑問。
煉獄さん絶命してる脇で青春し過ぎかなって思いました…
すごく状況等分かりやすく語ってるシーン多々あるけど原作通りなんだろうか?
それとも女性の為にわかり易く噛み砕いてるのだろうか?
まぁどうでもいいか…

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 160
サンキュー:

3

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

煉獄さ~ん!

原作未読

感想

ちょっと前にようやくDVDレンタルして視聴し、昨日のTV放送で2度目を観ました。

「泣ける」「感動する」などの前情報は耳にしてたので、どうしてもハードル上げ気味だったんだけど、言われる通り あれは泣けますね><

前半は 炭治郎の家族の話で うるうる。
「下弦の壱」の鬼との対決で、夢の中でのセリフは間違ってるかもですが、「俺の家族がそんなこと言うはずないだろ!」とか
家族の絆と愛が感じられる内容でした。

後半は、炎柱・煉󠄁獄杏寿郎 対 「上弦の参」の鬼
列車の乗客全員と、怪我した後輩の炭治郎達を守りきった煉󠄁獄さんがカッコよすぎます。
もう 一番好きなキャラになってしまいました。

切っても切っても超回復で再生される上弦の鬼の身体。
上弦の鬼だけあって、スピードも攻撃力も規格外で、一撃喰らえばこちらは致命傷。
あばらを折られ、内臓を負傷し、片目までつぶされても尚、限界を超えて技を出す煉󠄁獄さん
あと一歩のところで逃げられてしまい、 悔しくて悔しくて 気が付けば炭治郎と一緒に自分も泣いてました。
煉󠄁獄さんが最後に見た 母親の「立派にできましたよ」の言葉で もう号泣です。
こんなカッコよくて良い人を失うのは辛すぎます><

煉󠄁獄さん程の実力でも上弦の鬼相手に1対1では勝てないんだから、もう多勢に無勢で挑まないと上弦には勝てそうにないですよね。
なんたって相手は超回復しちゃうチート持ちなんだし、これは卑怯でも何でもないと思う。
常に鬼の有利な闇夜で戦わなければならない鬼殺隊は不利なんだから。

10月から始まる2期では、7話までが好きになった煉󠄁獄さんが無限列車に乗るまでの話だそうなので嬉しい限りです。
後半は映画の続きが始まるとのこと。
となると、炭治郎が煉󠄁獄さんの実家へ行って、ヒノカミ神楽に関する秘密が知れるのかな?
その前に、炭治郎が上弦の鬼に投げた刀が胸に刺さったまま逃げられてるので、刀をなんとかしなきゃですね。
何にしても楽しみです。

投稿 : 2021/09/27
閲覧 : 194
サンキュー:

25

ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

各駅停車(一部急行)の無賃乗車で視聴

話題作が地上波でとのことでしたので、視聴しました。
いわゆる無賃乗車です。
開始10分くらいから10分ごとにCMだったので、各駅停車でしたが、バトルのところは急行区間という演出だったので、テレビでの視聴でも満足でしたし、久しぶりにCMを早送りなしで観たので、趣深かったです。

作品としては、誰もがご存じのとおり、一期に続いての劇場版で、2021年10月クールの二期に続く内容です。
ローファンタジーのダークファンタジーのジャンプ作品。

話題どおりに面白いかと聞かれたら、「?」ですが、普通に面白い作品だと思います。
{netabare}私は泣けませんし、涙腺に響くこともなかったのです。煉獄さんとの関係が短かったからですかね ~ {/netabare}

投稿 : 2021/09/27
閲覧 : 218
サンキュー:

9

ルカルカ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

上げたハードルは超えられなかった。

原作未読、アニメ版は一度6話で断念して観ていなかったが、劇場版があまりにも大ヒットした為、気になり劇場版を観るためにアニメ版も全話視聴後に劇場版を視聴。

バトルシーンは良かったが、それ以外はあまり刺さらなかった印象。
尺の問題かあっさりめな感じがして感情移入しきれなかった。
これをアニメ版で1クールかけてやったら印象も変わったかもしれない。

つまらない訳ではないが、観終わってからの満足感はそれ程無かった。

投稿 : 2021/09/27
閲覧 : 126
サンキュー:

5

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

エンタメとして合格点

地上波でも放送されたのをきっかけに。

鬼滅の刃、テレビシリーズの評価も概ね良かった。
自分も評価の中で、次の無限列車編、映画なのかぁ・・と残念に思っていました。
と同時に、無限列車編が映画になると聞いて、これはそれなりにヒットするなと思ったものです。
原作のいいところを映画でやるなあと。
まあ、結果は予想をはるかに超える大ヒットとなったわけですが。
一旦ブームに乗ると怖いですね。

それはそうと、この無限列車編ですが、
{netabare}下限の壱の鬼、魘夢との戦いで映画の尺の半分以上を費やす。
みんなで力を合わせて犠牲を出さずに鬼を倒してほっとしたのも束の間、
上限の参の鬼、猗窩座が現れ、炎柱の煉󠄁獄との一騎打ち。
煉獄は命を落とし、炭治郎はさらに強くなることを心に誓うのであった。
アクションシーンは素晴らしいし、作画も見事。話の流れも意外性があり、何と言っても煉獄さんの遺言が良い。笑顔で息を引き取るシーンのカッコよさ!
{/netabare}
いまさらネタバレなんか関係ないと思いつつ・・。
映画としての完成度が素晴らしいと思う。
鬼滅の刃を知らずにこの映画単体が初見であったとしても、十分楽しめる内容だと思った。

{netabare}
次の遊郭編はだいぶ先の12月。
それまでは無限列車編のテレビシリーズ再編集版をやるんだそうだ。
まあ、12月まで待つしかないか。
{/netabare}

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 173
サンキュー:

12

uhwhz11961 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

この映画が興行収入1位なんて

この映画を歴代興行収入1位にするために、何十回分もチケットを購入した人がたくさんいるのが信じられない。

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 202
サンキュー:

5

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

旅の途中で出会った炎の輝き

映画館で見てレビュー書きましたが、改めてTVで見て細かいところまで見れたのと、2期の情報を知ってちょっと意見は変わったので全部書き直しています。

【紹介】
劇場版と言うよりも、2時間スペシャルと言ったほうがしっくりくるかも。
話は新規書下ろしではなく、原作をそのまま映画化した作品ですね。(もちろん細かいところは結構違いますが)

しかもこれとは別に、アニメ2期でこのエピソードそのまま全部作り直されるでしょうから、相当好意的に解釈したとしても、先が気になりすぎて早く見たい人向けの映画化ということでしょうか?

まあ、商業的な都合以外の何者でもないですよね・・・

【映画化する必要性はなかった】
ほぼ原作そのままのシナリオなので、本来これは2期でやるべきことで、劇場版にしたのは商業的な都合ですよね。
実際大成功しているわけですが、これは映画として評価してはいけないと思います。
何しろ、実質的にはただの第28話?であり、映画化する必要性がないものですから。
しかもこのエピソードまるまるアニメ2期でやるなら、映画化する必要性そのものがほとんどないですよね。

この売り方そのものには非常に批判的に見ていますが、それと内容は別の話なので、分けて評価したいと思います。


ただ、話としてはとても良かったです。
映画化する必要性はないとは言っても、鬼滅ファンとしてはこれだけのクオリティで制作されたことは素直に嬉しいと思いました。

【作画】
テレビで見ても神作画だけど、やっぱり映画館で見たときの凄まじい映像美が忘れられないですね。できることならもう一度映画館で見たい。
なにがすごいかって、全体的に暗い場面が多いですが、暗い場面って描くのが難しいと思うんですよね。暗くしすぎるとわかりづらくなるし、かといってはっきり描きすぎると雰囲気が出ない。でも陰影のつけ方が絶妙で、状況がわかりやすくかつ雰囲気をしっかり出せています。燃え盛る炎の作画も思っていた以上に凄かった。文句なしの神作画。
たぶん、何度も何度も見直して細かい修正を繰り返した成果なんでしょうね。よくここまで凄い映像にしてくださいました。
作画担当の皆様に感謝したいです。

【主題歌 炎】
エンドロールとともに流れる「炎」は「ほむら」と読みます。
これは煉獄さんの生き様を見てその志を引き継いだ炭次郎が煉獄さんに抱いた憧れの気持ちと、失った悲しみと、誓った決意を歌詞にしたもので、こんなん、泣くなっていうほうがムリ。

物語を締めくくるのに相応しい名曲で、絵と音楽で物語の余韻を美しく彩っている。

【シナリオ】
{netabare}
前半部分では夢の世界で炭次郎や煉獄さんが過去と向き合うところは良かったけど少し長い。
実は原作のシナリオとは結構違うところありますが、私は特に気にしていません。
後半部分は煉獄さんの独壇場。主役が完全に持っていかれてましたね。
煉獄さんの戦闘シーンそのものは最高でしたが、あれだけの死闘繰り広げた幕切れが死に損なって逃亡って言うのはやっぱりこの場面だけで見れば興ざめですね。
原作通りだから仕方ないのですが、劇場版にしたことでスッキリしない終わり方という印象がより強調されてしまっていますね。
原作だと当然この後すぐ次のエピソードが始まりますが、劇場版はこのエピソードだけで一つの物語として表現されていますから。

煉獄さんの柱としての実力が描写不足で、こういうシナリオにするにしても、もう少し派手に暴れさせてからでも遅くないと思うんですよね。
炭次郎の「逃げるな卑怯者!!!!」は良かったんですけどね。

ただ、炭次郎はただ守られてその生き様を黙ってみていることしかできず、己の無力さを感じるとともに、煉獄さんのように強くなりたい、仇を討ちたい、その燃え盛る熱い想いを継ぎたい、と強く決意しました。
今後、さらなる強敵と戦うことになる炭次郎にとって彼との出会いは大きな糧となっているのでとても大事なエピソードです。
そしてエンドロールとともにLiSAの炎の歌詞まで含めて一本のシナリオになっており、その演出がとても良かった。
{/netabare}

【総評】
クオリティは凄い。全力でこの舞台を演出していることはよくわかる。
鬼滅が好きすぎて原作はジャンプで読み、単行本を読み、映画館まで見に行き、本日TVでも視聴しました。
何度見てもやっぱり煉獄さん最高ですね。
原作から見ているのでこんな凄いクオリティで映像として見れたこと自体が感動ものでした。
結構原作と違うところも多いのですが、映画版にブラッシュアップした結果だと思うので気にはならないです。
仕方ないけど、煉獄さん暴れさせるためにもう少し激しい動きができる舞台が欲しかったところ。

この続きはもう少し先になりそうですが、楽しみですね。

【視聴して満足感は得られたが、少し残念なところもあった】
{netabare}
・舞台が列車の中のためどうしても動きに窮屈さを感じ、1期と比べて戦闘シーンの躍動感に欠ける

・炭次郎が戦った魘夢ですが、最初は夢の中で暗殺という卑怯かつ地味な方法、後半は触手の無限沸きで斬っても斬ってもどんどん湧いてくるタイプの敵で、炭次郎達のピンチ感はすごくあったものの、敵の魅力がほぼ0に近く、夢から覚醒後の戦闘シーンも大量に沸く雑魚敵を始末しているようにしか見えず、前半の戦闘シーンは盛り上がりに欠けた。

・今回の敵、猗窩座ですが、登場の仕方も微妙だったし、煉獄さんと初対面のはずですが、実力を見るまでもなくいきなり勧誘を始めるなどその行動には疑問しかなかった。

{/netabare}

投稿 : 2021/09/26
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42

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まあ、人気なのはわかります。

詳細は「炭治郎立志編」を観てください。
や、観てない人がいるのかというぐらいの作品ではありますけども。

興行収入400億円。2期「遊郭編」はフジテレビ系列をはじめ、全国30局で放送と、この時代に破格の人気を誇る日本を代表するアニメ作品です。

ストーリーのあらすじを語るまでもないので、感想をば。

まあ、そりゃ人気になりますよねという感じ。
面白いですよ。映像表現も見事ですし、さすがufotableといったところ。

ただ、泣けるかというと、そこまでは…

で、秋アニメで「遊郭編」……とはいかなかったですねw
10月からは「無限列車編」を7話に分けて(1話だけはアニオリで煉獄さんが無限列車に乗るまでのエピソードをやるみたいですが)、12月から「遊郭編」が始まるとのことですね。

なら、なんでこれを今日やった?

って、まあフジテレビ側としては地上波最速で劇場版を放送したんだし、すぐにでも「遊郭編」に行きたかったんでしょうけど、そこは集英社・アニプレ・ufoは立場が強い。テレビオンリーの人や配信のみの人も2期を観られるように配慮して、「無限列車編」をTVアニメで放送しろよと。

まあ、劇場で観た人はともかく、フジテレビで地上波最速で観た僕にとっては「無理して観なくてもよかったじゃん。てか、おさらいのために総集編を5話も観たのに、続きは12月かよ」という気持ちですw

ま、観ますけども。

投稿 : 2021/09/26
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6

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作画の凄さ、声優さんの演技力、曲やBGMの美しさ。段違いの完成度で声も出ない(涙は出ました)

劇場で1度視聴し、地上波で2度目の視聴。

戦闘シーンの作画は異次元レベルで何これって感じ。

声優さんの演技力も凄くて胸が高揚しました。特に猗窩座と煉獄さんの最後の方の戦闘での叫び合いはヤバい。

劇中に流れる「竈門炭治郎のうた」や主題歌の「炎」もとても良い曲です。

感動するかしないかは人次第ですが、自分は2回とも泣きました。普段の態度から絶対泣かなそうな伊之助が逃げる猗窩座に対して叫ぶ炭治郎や死に際の煉獄さんの話を聞いてるときに体震わせたりしてる所を見るとウルッときます。

特に弱音を吐いた炭治郎に対して泣きながら喝を入れる所はボロ泣きでした。

唯一懸念する点は「無限列車編」とテーマ付けされてるけど、列車を降りた後の猗窩座と煉獄さんの戦闘がメインになってる?所くらいだと思います。

新作もとても楽しみです!期待しかありません!!

投稿 : 2021/09/25
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5

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ニュースで絶賛されていたほどではないが

アニメ放映されていたものの続きですね。
この映画のあとに二期になる流れかなと。

タイトルにも書いたように、
ニュースでは泣きましたとか海外でもとか、絶賛されてましたが、私の感想としてはもっといいアニメは沢山あるなぁと。

単純で明解なストーリーにしないと子供には難しい週刊の少年誌でいいなと思うものは皆無なので、
このレベルで見られた週刊の少年誌のアニメは相当優秀なものだったのではと思います。

投稿 : 2021/09/25
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6

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

不景気の時代に400億以上も搾り取った作品として評価する

点数として高くなっているが評価自体は別に高くない。
当たり前である。原作をそのまま映像化しているのだから。
通常原作ありの作品のアニメ映画は原作に無いオリジナルの話
を映画化する場合がほとんどだ。だがこれは原作の一部をそのまま
映画化。理由は地上波でやるには尺が足りないから。たったこれだけ。

よく映像化出来てると思う。でも原作を改変するわけにはいかない
から原作通りの内容なので、それ以上でもそれ以下でも無い。
当然評価として高くは出来ない。

地上波の鬼滅のレビューの方にも書いたが何故世間でこれだけ流行
しているのかはもはや私の理解の範疇を超えているので割愛する。

ただUFOテーブルはこれで色々ハードルが上がったと思う。
オタクではない一般人が今回多く見ている。そしてそれらの人は
この制作会社は素晴らしい作品を作る。と制作会社で判断する
ようになってしまっている。これはマズい。

オタクの人は知っていると思うが同じ制作会社でも第○部門みたいに
いくつもの制作部門を抱えていて作る部署によって内容は全く違う。
よってこの会社だから安心なんてことはないのだ。例えば制作会社は
同じでも監督1人変わるだけで質が落ちた作品をこれまで山程見てきた。

もう1つ、ここの制作会社は原作を史実に再現してくれると一般人に
認識されたこと。これで今後のアニメ化は全て原作に史実に作らなければ
ならず、少しでもオリジナル話を入れれば批判を浴びることになる。
例えば地上波で1クールやる場合、どう考えても1話足りない…そういう
場合普通オリジナル話を1話入れて調整するが、この作品だけはそれが
出来ない。

映画のレビューからだいぶ外れたが、映画自体は普通が結論。
経済を回した点では良いのでは?普段財布の紐がとにかく堅い
一般人から金を絞り取って散財させたのだから、その功績は大きい。

最も本番は2期が始まるこれからだが。まだ金持ってるだろ一般人。
ほら、鬼滅にもっと金出せよ!財布が空になるまでな!
少なくともUFOテーブルはそう思ってる。その証拠にUFOテーブル
自身が自社サイトで山程鬼滅グッズ販売してる。それも通常より
遥かに高額が値段で。アニメ会社としてどうなんだコレ?

投稿 : 2021/09/14
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6

ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これ,泣かない人います!?

こちらはもう紹介が必要のないくらいの一世を風靡した作品ですよね。
レビューを書いている現在で,日本歴代興行収入第1位。2020年の年間興行収入世界第1位という記録を打ち立てています。
新型コロナの影響で鬼滅の刃のTVシリーズがヒットしたことも手伝って…というのももちろん多大にあるとは思うのですが,それを差し引いたとしても文句なく,こちらは名作中の名作だと思います。
評価をつけていて気付いたのですが,全ての項目において★5をつけたのはわたしはこれが初めてです。
別に,このアニメが1番好きってわけでもないんですけどね…全然(^▽^;)
正直,非の打ちどころがありませんでした。

「鬼滅の刃」自体はTVシリーズで知って好きになり,原作も最後まで読みました。
TVシリーズから「鬼滅の刃」は原作に忠実に作られているので,むしろ原作についてのレビューになってしまうところもありますが…。
というわけで,以下,ネタバレタグの部分は原作に関わる部分もあるので(核心には触れていませんが),原作を読んでおらずネタバレが嫌な方は開かないでくださいね★

全編通してなのですが,そもそも鬼―特に上限の鬼達の強さの設定おかしくないですか(笑)!?
それに作者の方は“ご都合主義”に親でも殺されたのかってくらい設定を鬼殺隊に対して厳しくしてますよね(^-^;
そんな原作に忠実な映画「鬼滅の刃」。
まぁ,泣くとは思ってましたよ。
だって,原作の映画に該当する巻でもうボロボロ涙出てたから( ;∀;)
―とはいえ!!映像の方が感動しちゃうだろうなと思っていたとはいえ!!
もう話の内容知っちゃってるし★
もう泣き済みだし☆
そして観て再び泣くだろうことも予め分かっちゃってるし★
ってことで,安心して観始めました。

映像がきれいですね!!
そしてTVシリーズより丁寧に作られているなと思いました。
いや。TVシリーズだって映画として出したって全然恥ずかしくないくらいのものだったよ!!
なのにそれを超えてきてるからさ。
でも,漫画だとポンポンテンポよく進むところが丁寧に描かれている分ちょっと間延びしちゃってる感はあったけど…。
それで…えーと結果なのですが……
自分の予想の5倍~7倍の量の涙が出ました(笑)。
アニメで(っていうか実写と合わせても)こんなに泣いたの初めてかもしれない。
演出ももちろんあるけど,やっぱ原作が素晴らしいからね。
それに原作全部読んでも1番泣けるのは,わたしはこの無限列車編の最後の煉獄さんと炭治郎が話すところなんだよね。
ほんとこの無限列車編で煉獄の兄貴好きになった人いっぱいいるんじゃないのかな!?
かっこいいもんなぁ。。
わーっしょい!!わーっしょい!!
{netabare}けど,他に言ってる人もいるかもしれないけど,猗窩座の腕切り落とさなければ逃げられずに済んだんじゃないかな(;´・ω・)
まぁ,どっちにしろ煉獄さんはダメだっただろうけど…。
正直猗窩座の生死より煉獄さんの生死の方が重要だからね。
でも,あそこで猗窩座倒せてたら煉獄さんの無駄死に感は減ったと思うし…。
(わたしは原作読んでるので煉獄さんの死が決して無駄死にではないと知っているけれど…。)
そして,今後の猗窩座との対決を知っちゃってるこちらとしては,改めて煉獄さんと猗窩座の戦いを観ると,より一層煉獄さんの凄さが分かるんですよね。
わたしの推しの冨岡さんより強いんじゃないかと思ってしまう。。{/netabare}
ただ,非の打ち所がないとか言っといてなんなんだけど,実は1つだけ微妙だなって点があって。それは猗窩座の声。
声優さんはもちろん好きなんだけど,猗窩座ではない。
鬼の不気味さを出したかったのかもしれないけど,{netabare}「猗窩座ってのは狛治なんだよ!?そこら辺分かってる!?」って言いたくなる。
(まぁ,猗窩座と狛治もちょっとキャラ違うよなとは思うけど…。狛治はもっと寡黙で「鬼にならないか?」とか言わなそうだから。){/netabare}
もっと男らしいというか男臭さのある声だと思うのよ。
―って言っても評価を下げる程の瑕疵ではないので★5にしてありますが…。
あと知っていたとはいえ,“猗窩座”のアクセントね。
もう慣れたけど,初め違和感あったなぁ。
まさか“バナナ”と同じイントネーションとは…。
“砂場”と同じイントネーションだと思ってた。。
原作だと無惨さまが彼の名前を何度も叫ぶとこがあるのだけど,バナナと同じイントネーションだと迫力に欠けると思うんですよ。
砂場と同じのの方がかっこいい気がする。

そして,最後エンドロールで流れる「炎」。
凄い良い曲ですよね♪
メロディはもちろん歌詞も良い。泣ける。
あたしは特に「君の言葉」のとこで涙出てくる。
この作品観る大分前から聴き飽きるほど聴きました。
{netabare}で,煉獄さんのイラストやめてくれ~。
炭治郎の「煉獄さん」の連呼でもう既に涙止まらなくなってるのにさヽ(`Д´)ノプンプン
「あぁ~。煉獄さんんんんんんん。」「子どもの頃からこうやって鍛練をつんできたのね。」とか色々考えたらまたどばどば涙が溢れました。
でも,煉獄さんの最期が穏やかで良かった。
最後に食べたご飯が「うまい!!」って連呼しちゃうくらい美味しいお弁当で良かった。
―って心の底から思います。{/netabare}

こちらは9月25日にテレビで放映されますね!!
またどうせ泣くだろうけど楽しみ☆
そして,遊廓編も大好きな宇髄さんを沢山観れるだろうから今からとっても楽しみにしています。
TVシリーズの方のみなさんのレビューが意外とあんまり良くないなという印象だったので,こちらはどうかな??
これ,泣かない人居るの(笑)?
これから読もうと思います♪

投稿 : 2021/09/14
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12

ネタバレ

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度も繰り返し見たい❗

3回観賞して初回より2回目の、2回目より3回目の涙腺の崩壊具合がひどくなって行きました❗
先がわかっているから最初のかまぼこ隊と煉獄さんのわいわいしてるシーンとか、夢の中のシーンとかで泣けてくる

2回目以降はプロローグのお館様が亡くなった子達の名前を呼ぶシーンでも少しうるうるしてた(^^;
ラストでまた出てくるお館様が過っちゃう。

でも初見で一番の衝撃は煉獄さんとアカザの対決!
石田さんの声聴いた途端に………少しだけアカザ寄りになってしまいました~⤵️

石田さんの登場は嬉しかったけど煉獄さんがやられちゃうのも嫌だったしジレンマでした‼️

とにかくどの子も一生懸命でかわいくてかっこ良くて、凄惨なシーンも多いけど見終わったら勇気と頑張ろうと思える、名作だと思う作品でした‼️


最終的に上映終了間際の特典目当てで10回乗車!!
1種類だけ特典もらえなかったけど、あとはどうにかいただけました!

結局、円盤も買っちゃったのですが、何度観ても良い!

テレビアニメ、遊郭編も確定でまだまだ当分キメツ三昧の予感…

・・・2021.9月~テレビ総集編からの劇場版も絶対観るね^^;
総集編をリアルタイムで視聴してたら友達も「何回やるねん」って思いつつ結局見てたら家族から「何回見るねん」って突っ込まれた」いうツイが流れてきて「あるある~、てかまさに今それ!!」って思ってみてたw
提供バックイラスト他描き下ろししてくれて、本当楽しく見ることができる。スタッフさん一同の力の入れようがビシバシ感じられるな^^;

投稿 : 2021/09/13
閲覧 : 261
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13

ネタバレ

usami99 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

煉獄さんとあの鬼の戦いが最高でした!!

※公開日から1週間後に映画館で見た時期の感想です。
原作は単行本最新巻までは読んでいます。(現在はもう最終巻まで読み終えています。)
原作の中でも一番好きなエピソードである「無限列車編」が映画化されると聞いて、5月頃からずっと楽しみにしていました。
下記映画のネタバレ含みます。

{netabare}

漫画でもボロ泣きだった私は映画ではもっと泣いてしまいました。
ハンカチだけじゃなく、
替えマスクが必須でした(´;ω;`)
炭治郎の、花江夏樹くんの泣き演技は本当に上手ですよね……!!私は毎回貰い泣きせざるを得ませんw

特に好きだった点です。
私は鬼滅で一番好きなキャラクターは煉獄杏寿郎と猗窩座なのですが、初めて漫画の無限列車編を読んだ時の煉獄さんの印象は「なんだか変わっているけど凄く強そうな柱の人が、すぐに死んでしまった」という印象でした。上弦の鬼に対して3回ぐらい強そうな大技を出したけれど、隙をつかれてあっさり致命傷を負わされ死んでしまう。初めて読んだ時は最期のシーンにあまり感情移入出来なかったんです。
けれど、今作の煉獄さんは、日野聡さんの声や、美しいアニメーションの動きが加わり、猗窩座との戦いの時間も綺麗な映像で長めに、とても濃厚に描かれていました。元から好きだった「うまい!」シーンも長い間連呼される事によって愛嬌があってより好きになり、煉獄というキャラクターに厚みが加わった感じです。猗窩座が「俺と永遠に戦い続けよう!」と言うのにも納得が出来ます。本気で戦い合える強く素晴らしい相手が目の前にいるのですから。

残念だった点、-☆の理由です。
無限列車編の中でも特に好きで泣いた大好きなシーンが曖昧にされてしまっていたんです…。猗窩座戦が長めに取られているせいなのだと思いますが、とても残念でした…。
それは夢に入り込み、炭治郎を殺そうとしていた結核の青年の所です。原作では炭治郎の中の小人が、夢から出た後にも、彼の中に1人残るんです。炭治郎の優しさが彼に宿り、優しい青年に戻る…。ここの表現の仕方が本当に本当に好きで………。(ここを加筆するために軽く読み返しただけで泣いてます)出来たらここもきちんと描いて欲しかったです。

残念だった点もう1つです。
個人的な解釈違いなのですが、猗窩座と千寿郎くんの声です…;
石田彰さんはベテランですし、演技も上手で、声質に強キャラ感や、冷たい感じがあって「強い悪者」という印象は受けます。が、物理能力系というよりは特殊能力系なイメージなんです。体付きも、筋肉質というよりは、細いキャラですね。森久保祥太郎さんはもう別の鬼で起用されてしまってますが、そんな感じの声質の方に演じて欲しかったんです。今後の猗窩座のストーリーを考えてもちょっと合わないかなと思いました…。
榎木淳弥さんの演技は「たくましすぎる」という印象でした。千寿郎くんは登場時、ほぼ困り眉のキャラです。もう少し頼りなさそうな声にして欲しかった…。炭治郎より高く、女性声優さん、竹内順子さんなどの少年声でイメージしていました。
炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助のメイン4人の演技は個人には本当にドンピシャだと思っていますし、監督や音響さんの演技指導によっては、この声優さん2人でももう少し変わったのかなぁと思い、少し残念でした。

それでも{/netabare} 本当に大好きな漫画作品を素晴らしい映画作品に仕上げてくださった関係者の皆様へ、偉大なありがとうございます!を送ります(_ _*)


11/3追記:
漫画原作での無限列車編(煉獄さん編)は7、8巻です!
アニメでここまで観ていた方は8巻からぜひ読んでみてください。
ちなみに{netabare}猗窩座が鬼殺隊の誰かと戦闘する巻は17巻、鬼になる前の過去が詳細に描かれているのは18巻です。
飛び飛びで読むと話がわからなくなってしまうのでオススメしませんが、アカザが気になった方はぜひここまで読んでください…!
{/netabare}

投稿 : 2021/08/20
閲覧 : 222
サンキュー:

8

ネタバレ

よ! さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

みんなよくこんなもん映画館で観れるな

こんなん100パー泣くわ。
いい歳こいた小汚いおっさんが映画館でアニメ見て号泣してる姿なんて、みっともなくて他人様に見せられんわ。
DVDレンタル始まってからで本当良かったわ。
見始めて一時間くらいか?こんなんどこで泣くんだ思いながら見てたわ。周りの評判なんてそんなもん思ってたわ。
完全に侮ってた。
{netabare} 煉獄さんが上弦の参にやられた後の炭治郎の台詞聞いてたらもう顔面崩壊。その後に続くシーンずっと涙と鼻水垂れ流しのクッソ汚い顔で見てたわ。そもそも、アニメシリーズ観てた時に、胡蝶しのぶさんの煉獄さんへの台詞で「あなた程の強さならどんな鬼が来ても大丈夫〜」みたいなこと言ってた辺りで、これめっちゃ死亡フラグ立ってるけど、大丈夫か?割と早い段階で、この煉獄さんて人死ぬんじゃね?思って職場の鬼滅に詳しい同僚に訪ねたら、えっ?何でわかった?みたいな顔してから「さあねぇ〜?」なんて濁してたから、煉獄さんが逝くのは薄々勘付いてた。確信はしてなかったけど。まあその通りにはなったんだが、仮に煉獄さんが死ぬのを前もって知っていても、あれは泣く。無理。炭治郎の言う通りやろ。炭治郎の煉獄さんへの熱い想いが胸に深々と突き刺さったわ。誰だって煉獄さんみたいな良い奴の肩持ちたがるし、実際あれは煉獄さんの勝ち。{/netabare}
家で独りで見るのをおすすめする。
原作漫画が完結してから、鬼滅の情報をいくらシャットダウンしても情報が嫌でも入ってくるから、この物語の結末は知っている。でも、いかにしてその結末に辿り着くのかまでは知らないから、これからの展開が楽しみ。

遊郭編はよ!

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 227
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4

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

列車と流行は乗るものです

長いものには自ら巻かれにいきます。プライドはありません。


全23巻で完結するだろう原作漫画の7巻ぐらいまでを2クール26話でアニメ化。この劇場版は8巻の内容に相当、TV本編からの続編を意味します。

2期やるならゴールデンタイム放送も荒唐無稽な話ではなく。
しっかりバンダイさんが日輪刀を発売してますし、物販で円盤以外の武器があることは強み。原作が完結しているとはいえ暫く商売にはなりそうです。
そしてこの劇場版。老若男女巻き込んで記録的ヒット中なわけですがなんか様子がおかしい。初見の方が楽しんでるのです。「続編だからTV版観といてね」というわけでもなさそう。整理します。

1.原作を読んでいる。読んでない。
2.アニメを観ている。観てない。
3.観た人はリアタイの頃?それとも最近?

一見さんお断りというわけではないのでそれぞれ立ち位置だけ確認。
自分は原作未読でアニメ視聴済み。かつ公開直前の部分一挙放送でおさらい済み。もしも準備したいなら第21話以降最後までをおさえておくとよいかもしれません。
{netabare}※劇場版メインキャラ:煉獄杏寿郎(CV日野聡)と魘夢(CV平川大輔)が顔出しするのと、無限列車編に向けた先出し情報がけっこう含まれてます。{/netabare}


【社会現象】
様々な角度から分析されてるでしょうから細かくやらんけど、もたらされた興収で一服つけた映画館が数多くあったと聞きます。上映作品の弾数少なくスクリーンに空きができたコロナ禍の特殊事情なんてのを数年後に思い返すことでしょうね。流行り病を鬼の仕業とみなす伝承になぞらえ、経済循環の一翼を担うことで現実世界でも鬼退治してるようなもんに思えました。


そして本編。
冒頭の1カット。え!?実写ですか?というところから始まります。TV版の第1話は、え!?劇場版ですか?という入りだったのでなんとなく既視感みたいなのを感じますね。
美術はTV放映での神回と呼ばれる第19話の気合が最初から最後まで続くと思っていただいてよし。
117分の上映時間のうち一部を除いて列車の中での出来事です。殺陣や空間を使った演出など狭い列車空間ではスケールダウンするかもという不安は杞憂となってます。梶浦由記さんの劇伴も物語を盛り上げ、作画/音楽の良さは太鼓判を押せましょう。まさに劇場で鑑賞すべき作品ですね。

ストーリーはいかんせん途上なのでなんとも言えじ。全体でどうこうはひとまず置いといて1エピソードとしてみるなら申し分なしではないでしょうか。家族愛との結びつきで“強くなれる理由”を知った本編なら、その強さを何のために使うのか志(こころざし)の領域、メインキャラ煉獄さんを通して“闘う理由”が劇場版でははっきりしてきます。感動するとしたらここ。個人的にはむしろ家族愛に囚われちゃうと見落としかねないとすら思ってます。

キャラはもちろん炎柱の煉獄さんがごっそり持ってくんですけどTV本編からの進展もある。炭治郎の同期、特に伊之助との絡みにそれは顕著でした。TV本編では兄と妹の絆に焦点あてていて友情プレイは控えめ。「努力」「友情」「勝利」の「友情」部分が希薄だったと言えましょう。そのため「友情」の中核たる善逸や伊之助についてキャラ立ちの良さを認めつつも別角度から見れば三人いることの相乗効果は感じられず、またギャグテイストな二人は一歩間違うとガヤ扱いでうるさい。炭治郎の“やさしさ”で繋ぎとめている関係に見えなくもなく、このへんが子供向けと断じてしまう要因だったように思えます。それが劇場版では幾分緩和されてました。段階が一段上がったとも言えるかも。
そして余力あるか2回目でもいいですけど“煉獄さん”“炭治郎”“善逸”“伊之助”“禰豆子”誰が欠けてもラストステージには届かないという細い糸を手繰り寄せるような作業を各々がしていたことを見逃さないでほしいです。

公開中なら映画館の迫力映像&音響を楽しめるのはもちろんのこと、例え機を逸して自宅鑑賞となったとしても、ストーリーやキャラの関係性がTV本編に上乗せされてるので見応えはあります。
それに事ここに至ってはなんだかんだ鑑賞のきっかけをはかるレビューの意義をあまり感じないのが本音。これだけメディアの露出がある作品ですのでお祭りに参加する感覚でよろしいのでは? 

ちなみに泣こう泣こうと思ってもそうはならないと思います。感動したーのインタビュー映像は一切無視。期待値のコントロールは各自しっかりして、無駄にハードルを上げ過ぎないようにしましょう。





※ネタバレ所感

■これはデカい!共通言語を獲得

「それにしても素人使うのはちょっと…」
劇場版が公開される度につぶやかれてきた常套句ですね。プロモ兼ねて世間認知度の高い俳優さんを起用するいつものアレ。ふとしたことで気づきます。このメガヒット作にその不満が一切ないことを。
このことはアニメファンにとって二重の意味で幸せなことだと思います。一つは文字通り棒演技を我慢することからの開放。二つめは共通言語の獲得。

 普段アニメを観ない人と声優さんの話ができる!{netabare}…かもしれない{/netabare}

「あー○○さんね。鬼滅で△△の役やってた人だよ」というテンプレがこの度誕生した衝撃はもの凄いものがあります。

「あー○○さんね。××で△△の役やってた人だよ」の××の選択肢がほぼジブリ/ディズニー/他夕方ご長寿アニメ独占状態だったところに近年『君の名は。』がやっと追加された今日この頃。
鬼滅はキャストが脇役含めて深夜アニメオールスターと言ってよく、TV本編を視聴してる層も一定数いることも考慮すると△△に入る人たちがめっちゃ多い。
竈門家だけでも父:三木眞一郎、母:桑島法子、子供たち:大地葉、本渡楓、古賀葵、小原好美とかいう水準。皆なにかしら代表作持ってる方々なのに一般の人からみれば誰も知られてない。
それが此度の一件で「鬼滅の煉獄さん役の人が主役はってるオーバーロードってのが…」みたいな発展が容易にできちゃう世界になってしまいました。
応用パターンも。スラダン世代だったら鱗瀧さん役の芳忠さんは仙道やってて、炭治郎が初めて遭遇するお堂の鬼役緑川光さんは流川楓だぜー!みたいなツカミもできるわけです。


実力のある制作会社。本職がもたらす声の演技の凄み。作品に寄り添って製作された主題歌の余韻。
よくよく考えると深夜アニメ王道を行くタイプの作品としてこれだけのメガヒットは史上初では?
訓練されたアニオタには常識でも一般人には未知なるフロンティア。今回初めて“深夜アニメ”に触れた多くの方々が泣いたり笑ったり楽しんでいるこの状況が喜ばしいのです。
あらためて思います。日本のアニメは素晴らしい。


■「家族愛」と言うけれど…

“覚悟”と“責任”のお話ですね。だから人々の琴線に触れるのだと思います。
“家族愛”があまりにもプッシュされてるんですけど少しばかり疑義が有る。行動や考え方の根っこに家族の存在は根付いてるけれども登場人物たちはその想いを大切にしながらそれより先。志を持ち責任を全うする覚悟を携えている。いわば未来を見据えております。むしろ鬼側の諸事情が家族止まりという対比にもなってますね。
愛郷心とでも言うべきでしょうか。家族より広範囲な+αの共同体を守らんとする物語となってます。

{netabare}TVの第2話で鱗瀧さんが炭治郎に覚悟を迫り禰豆子が人を襲った時に自害すると即答できなかったことを詰問するところから始まり、柱門会議の御前において禰豆子が人を襲えば腹を斬る主旨の書面をしたためていた鱗瀧さんと富岡義勇の凄みがまさにそれかと。三人とも実際の家族ではないのです。{/netabare}

{netabare}煉獄さんが守ったのは200名の乗客の生命。それと己の生き様でした。

劇中で炭治郎が叫んだ「勝利」の定義を受け入れられるかどうかは作品の評価に直結します。
野暮と承知しつつ、引き換えにしたものと天秤にかけて敢えて損得勘定したとしても、後進(炭治郎、善逸、伊之助)の心に炎を灯したことでお釣りが充分とれたよねと私は思ってます。
これが唯物論的に捉えるとまったく景色が変わってくると思います。物理的な勝利ではなく「え!?これでなんで感動するの?犬死じゃん」となっちゃうかも。{/netabare}








※マジで無駄話…しかも長くてゴメン

■つまりこういうことね

鑑賞済みの方向け。そのわりには全く踏み込んでないただの妄想のため閉じとく。

{netabare}国際関係に少しばかり踏み込むネタなため不快にさせちゃうかもしれません。たいした話ではありませんが念のための注意喚起。ブラウザバック推奨です。
ちなみに弊社は彼の当該国に事業所があり取引先も存在し、同僚もそこそこ多国籍でわりと喧々諤々楽しくやってます。そのため実地をそれなりに把握してると自負しつつ放言しますのでご容赦を。{/netabare}

{netabare}鬼 「鬼にならんか?14億の市場で儲けさせてやる!」
人 「一度鬼になれば利益の再投資は鬼界に限定され人間界には戻ってこれない」
鬼 「人口減少や低水準待遇の人間界に未来はない。鬼はいいぞ!バスに乗り遅れるな!」
人 「弱い鬼たちを浄化してふんぞり返るなんて俺とは考え方が違うということだ。断る!」

という既視感。{/netabare}

{netabare}代々蓄積されてきた肌感覚なんですよ。
菅原道真公がなんで大宰府に流されたかって遣唐使廃止で利権をごっそり潰したことへの報復でしょう。左遷先の大宰府で客死しそのあと都で人死にが続く。祟り扱いされたのは飛ばした連中に後ろめたさがあったからでしょうね。

となるとそんなリスク背負ってまで遣唐使廃止する必要なかったのになんで?となるのが普通の感覚です。そこで出てくるのがマルコ・ポーロの『東方見聞録』、玄奘三蔵の『大唐西域記』と並ぶ世界三大旅行記とされながら現代日本人にとってはドがつくマイナー書『入唐求法巡礼行記』(円仁)。刊行年は遣唐使廃止の50年くらい前。大陸の人肉食習慣その他悪習がこれでもかと書かれていて国内の東洋史学会ではウケない内容っすね。なお書店で販売されてるのは肝心な唐での体験部分がごっそり抜けたもの。

そもそも遣唐使は行って戻ればアホみたいに儲かる。交易あらば交流あり。文化は良し悪し関係なく流入してくるのは当たり前ですよね。巷では悪習が入り込んですこぶる庶民には評判が悪かったという土台があって、それを唐が滅亡する13年前に鎖国を断行。悪習の流入阻止ばかりではなく大国滅亡の混乱に巻き込まれることをも防ぐファインプレー。

そんなこんなで道真公は神社of神社ともいえる『天満宮』の御祭神であらせられますからね。亰で頻発する祟りを鎮めるために大宰府の庶民が詣でますかって話です。神童でならし出世が早かったなんて人は他にもたくさんいるでしょう。

 きっぱり関係を絶ったからです

そして別にこの時も後の江戸時代だって彼の国と敵対してたわけじゃないんですよ。付く時期と離れる時期の見極めは歴史に学んで良いと思います。隣り近所なんてそんなもんなんですから。
そもそも人食ってるところに利益ぶら下げられたからってホイホイついていくか?ってのが問われているのです。ズブズブになって「生殺与奪の権を他人に握らせる」前に道真公は撤退したのですよ。おそらく自分の身にふりかかる災難を見越した上でです。
そんな菅原道真公を祀って顕彰し続け御社に足を運ぶ1000年前の日本人の感覚と“煉獄さん拝みに劇場に足を運ぶ”僕らの感覚とでそんなには変わらんのだろうよと勝手に妄想している私です。大ヒット神社と大ヒット映画!うーん…このへんで止めとかないと罰が当たりそうなのでお終い。

{netabare}そういえばいつのまにか聖地化してた竈門神社も大宰府でしたね…{/netabare}


作品に戻って“正しく生きること”を考えさせられます。煉獄さんの母はこう言いました。

 「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」

これはお侍さんの基本的な考え方だったかと思います。
思えば伊之助が乗客省みず猪突猛進しかけた時も乗客の安全を確保してからだったし、
火の呼吸は知らんので話はお仕舞だとぶった切ったと思いきや、煉獄家のヒントを指し示したり、
後輩の話を聞き流してんじゃなくて留めて心を砕いてくれてたんだなということがわかります。

そして正しいことをやるためには強くならないとね。子供に見せたいという声があるのも分かる気がします。子供に見せる名目で大人が見るのももちろんご随意に(笑)

{netabare}大事小事関係なく、私たちは常に「鬼にならないか」と誘われる日々を過ごしているといえます。人と鬼双方に事情があることは作中で示されており巷でも作品の魅力によく挙げられてますよね。そんなんで鬼にも同情すべき点があるなぁと呑気に構えていたら、この劇場版で煉獄さんに「鬼の倫理」と「人の倫理」は明確に違うことを突きつけられたわけです。{/netabare}

映像と音楽が突出して良くて、あとは良くも悪くも少年JUMP的作品。これはTV本編の私の評価です。その基本的な考えは変わってないのだけれどもちょっとだけTV本編よりも評価高めどす。{/netabare}



視聴時期:2020年10月 劇場にて 

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2020.11.15 追記

別に予言でもなかったのだがさっそくの教訓。

「お前も鬼にならないか?」 ⇒ 「はあいよろこんで~」

を地でいくNEWSが飛び込んできた。炭治郎の耳飾りのデザインを変更して某半島で配給するとのこと。長くなるので止めとく。



2020.11.01 初稿
2020.11.15 追記
2021.08.11 修正

投稿 : 2021/08/11
閲覧 : 1027
サンキュー:

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劇場版 鬼滅の刃 無限列車編のストーリー・あらすじ

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地、《無限列車》に到着する。そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く《無限列車》の中で、鬼と立ち向かうのだった。(アニメ映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』のwikipedia・公式サイト等参照)

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放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年10月16日
制作会社
ufotable
公式サイト
kimetsu.com/anime/movie/mugenressyahen/
主題歌
LiSA『炎』

声優・キャラクター

花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、平川大輔

スタッフ

原作:吾峠呼世晴(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:外崎春雄、キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃、脚本制作:ufotable、サブキャラクターデザイン:佐藤美幸/梶山庸子/菊池美花、プロップデザイン:小山将治、コンセプトアート:衛藤功二/矢中勝/樺澤侑里、撮影監督:寺尾優一、3D監督:西脇一樹、色彩設計:大前祐子、編集:神野学、音楽:梶浦由記/椎名豪

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