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「アクダマドライブ(TVアニメ動画)」

総合得点
76.5
感想・評価
366
棚に入れた
1256
ランキング
706
★★★★☆ 3.7 (366)
物語
3.7
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.7

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アクダマドライブの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

絵の熱さと物語の厚さ

【First impression】
 背景、キャラ原画だけでなくエフェクトとかすっごいですねー!動画枚数よりも原画が良いなぁーって印象。
 また、それだけでなく色彩が面白い。っというか強いので、フィクション感出しまくりで圧倒されたからなのだろうか? どうだろう絵と内容とのコントラストが強すぎて全然内容入ってこなかった? さて、何でだろう? ってそんなレビュー。
 ※ちょっと(?)批判的な内容になっています。好きな人はご注意を。
【Story synopsis】
 かつての戦争で世界はカントウとカンサイの二つに分かれた。
 戦後関西は復興し技術も高度に発展したが政治と警察力は衰退し、アクダマと呼ばれる犯罪者で溢れかえることになる。
 政府はアクダマに対抗すべく強い権限を持つ処刑課を結成し、これに対抗する。
 7人のアクダマがある依頼を受け協力して依頼を遂行していくも処刑課に邪魔されてしまう。依頼を完遂した先で待つ彼らの運命は果たして……。

【Staff】
 制作会社      studioぴえろ
 原作        小高和剛
 監督        田口智久
 美術監督       谷岡善王
 美術設定       青木薫
 色彩設計       合田沙織
 作画監督      小澤早依子(2・6・11話)

 本作品ではやはり、その絵力が魅力であります。良質なアニメって感じですね。美術関係がスゴイので美術監督と美術設定、色彩設計を担当した方々の名前を上げさせていただきました。また、特に良かった作画の話数(11話は複数名の作画監督がいます)を担当した作画監督の小澤早依子さんの名前は今後の自分のためにもメモメモって感じです。

【Review】
 冒頭で触れたように、絵と物語設定のバランスが悪いなーって感想ですねかね。
 というのも絵の強さに対して、物語のディティールが弱く説得力に欠けていたように感じられるのです。
 絵が強かった分“ディティールの弱さが隠れて楽しめた層”と逆に“浮き彫りになり、より弱く見えてしまった層”に分かれていると思います。
 絵の趣味が合わないのではなく、絵に物語の厚さが合っていないことで楽しめなかったんじゃないかと思います。

 上記のように書いたからには、どこがチグハグなのか、って話をしなければならないと思います。

 実際1話目とかプロモを見た時の期待感は半端なかったです。と言うのも、『ブレードランナー』の未来的映像を再現したアニメはあるにはあるけど、ここまで露骨に表現してその完成度の高さに圧倒されたのは押井版攻殻機動隊に次ぐ感じですね。より真似をしているって点ではこの作品の方が露骨なので、比べるのは間違っているように思いますが。
 まぁ、とりあえずメッチャ萌えたって事ですね。この絵で表現した未来像に興奮したのは間違いないです。最近のSFからするとちょっと古く感じてもやっぱカッコいいんだよなって感じです。
 その結果とにかくハードルが上がりまくったことは一つの問題点だったかもしれません(笑)

 カンサイとカントウという名称を使った瞬間にそれは日本で起きたことを連想させます。これは違う世界の話なんですよなんて事言われて「ハイそうですか」とはなりません。というか頭の中でカンサイとカントウの位置関係とか諸々を現実と結び付けてしまうのは自然ですよね。この時点でこの物語はファンタジーではなくフィクションになります。
 地名とか意識して付けるものなんだからフィクションとして見せたいんだと感じるのが当たり前なんですよね。
 じゃあ、フィクションとして考えた時に、カントウとカンサイは果たして本当に戦争をするだろうか、またカントウは新型爆弾を使用してカンサイをぶっ壊して、その後、復興支援して何がしたかったのだろうか。ここが見えてこずに疑問が残ったままです。イントロダクションに説明でもあればなぁ、と思いました
 でも、アメリカと日本というモデルをカントウとカンサイで表現していて、なかなか風刺が効いているのは面白かったですね。カントウの状況が見えた時には思わず笑ってしまいました。躊躇なく要約したところはクールです。
 それにしても、すぐ近くの隣国に新型爆弾を落とすかな。という問題は解決されません。
 崩壊した世界を映像として映すためにある設定であり、物語の下地になっていないように感じれらます。端的に書くと設定に繋がりがないってところですかね。
 例えばソマリアのように内戦しているような国であれば、これって現実と繋がるように思えます。それでも新型爆弾(一つの都市がぶっ飛ぶほどっていうか核爆弾がモデルっぽい)小型であればあり得るかもしれないが……。
 やっぱり、カンサイとカントウが戦争になるという前提がどうして起こったのかを伝えなければ、ただのご都合設定になってしまうんですけれどね。とはいえ、見落としの可能性だって十分にあります。しかし、残念ながら一人の視聴者には届かなかったという事ですね。

 ただのアニメでファンタジーしてるなって雰囲気の作品や絵であれば、多分それとして楽しんだでしょう。嬉しいんだか悲しんだかこの作品はアニメの質が高いんですよね。そのため、ディティールを求めてしまいました。
 あれだけ世界観のある絵なので、その絵がある理由が物語にはないとただのハリボテのように感じてしまうんですよね。

 物語のコンテキストが上手く構成できていないため、序盤から終盤までキャラが何をしたかったのか分からなくなっています。この物語で何を描きたかったのかは見えたような気がしています。

 キャラに焦点を当てて作品を観てみると、アクダマたちの行動って動かされてばかりなんですよね、悪である自由さのような快感が感じられず、全くアクダマらしさがありません。爽快感がないという結果に。
 懲役何年と表示されているだけですよね。殺人鬼さんは殺人鬼というか精神病患者の様子だし、喧嘩屋はただのバカで、運び屋とハッカーは中二で医者もなんかサイコで実は~みたいな感じ。キャラが濃いんじゃなくて、キャラが作り物すぎるのではないでしょうか。それこそ『ダンガンロンパ』みたいです。
 各話のタイトルに色々な映画のタイトルつけるなら『沈黙の羊』でも観てカッコいい犯罪者を学んでも良いのではないでしょうか。
 まるでゼンダマを観ているようでした。

 終盤での民衆の暴動に関してもそうですね。それまで市民たちの生活がどんなものであるのかを描かれていないので、どんな不満があり、不安があり、政治に、政府に何を期待しているのかが見えていない。
 この最後の数話では映画の『JOKER』における暴力の連鎖。つまり、アクダマの感染や増殖のような切り取り方をしているように感じられました。
 しかし、ここでも上記の理由からディティールの薄さを感じずにはいられませんでした。
 物語を不自然に動かしても、それでも絵の強さで行くんだ! みたいな根性は感じました。とはいえ、物語を不自然に動かしている自覚があったかどうかは不明です。

 絵の強さ、緻密さによって物語に求めるディティールも変わるんだなという気づきがありました。
 例えば、今期の『戦翼のシグルドリーヴァ』はその設定と絵のバランスが良かった。またフォーカスしたのもキャラという分かりやすく設定は置いておいても楽しめるものにしてありました。
 本作品では彼らの生き様を見せたかったにしてはキャラが強く、そして薄い。風刺を利かせたいにしては、現実とのつながりが薄い。教訓を与えたいのであれば、下地が薄い。
 原作がもう少しちゃんとしていれば、もっと面白いものになったのではないでしょうか。

 
【After】
 なんか批判的な内容となってしまいました。言い訳するとちょっと悔しかったんですよね。絵もモチーフもメッチャ好きで、こんだけカッコいいのにあんまり楽しめなかった。というところに悔しさの根源があります。
 本来であれば、おススメしたいアニメをレビューしたいというのが趣旨なのでブレてしまいました。

 それにしても、最終回に『プライベートライアン』のワンシーンをパロったのを観た時には“好み合わないなー”って結論に至ったのは謎。ブレランの世界を一緒に楽しめると思ったのに……。

 思ったことを書いたのでスッキリしましたが、この作品を好きな方には少し申し訳ないです。注意書きを最初に付け足しておこうかな。

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 231
サンキュー:

10

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ふむふむ。。見応えはあるけど好みは分かれそうな?

 
正直、ジャンル的に優先度は低かった作品ですが、利用しているサブスクでは軒並み配信されず。
Tverで期間限定配信というのを聞き、優先度を上げて視聴しましたが果たして・・・

世界観はいいですね。
絵とかOP/ED、チカラ入ってる感じがします。
この感じ、オリジナルの感触・・
 
 原作:オリジナル
 製作:studioぴえろ
  ニルス/うる星やつら/きまぐれオレンジ☆ロード
  /平成天才バカボン/おれは直角/幽☆遊☆白書
  /はじめ人間ゴン/十二国記/キングダム
  /凪のあすから/転スラ・・・
  結構、老舗なんですね。
 放送:2020年秋(全12話)
 視聴:2020年冬(Tver)


▼あらすじ(公式イントロダクションより)
{netabare}本作品の舞台となるのは、高度に発達しながらも歪んだ社会。
遙か昔、カントウとカンサイの間で戦争が起き、世界は分裂した。
カンサイはカントウの属国となり、独自の発展を遂げていった。
しかし、政治と警察力は衰退し、犯罪が横行。
その犯罪者を アクダマ と呼ぶ ―。
▲{/netabare}

ん~あらすじだけ見ると、やはりテンションは上がらないけど・・
ただ、この声は・・ほほ~
自分はcvだけで完走できる特異体質なのでいけそうw

▼キャラ/キャスト
{netabare}一般人(詐欺師):黒沢ともよ
 ハンコセンター職員の20歳。
 巻き込まれ体質?いやーおせっかい気質じゃんw
 黒沢さん、待ってましたヒロイン。
 やっぱり、演技、声ともに惹かれるものが。
 シリアスな世界に明るさを与えてくれました。
医者:緒方恵美
 豊満な肉体を持つ美女マッドサイエンティスト。
 中の人は、「エヴァ」とか「たまゆら」が印象的かな。
 メインキャラはレア感ありますね。
 担当キャラが突出して有名になると大変ですね。。
黒猫/兄:内田真礼
 アクダマに爆弾付きの首輪を装着し指示を与えた。
 cvマジ?男性役もこなすんですね。
妹:市ノ瀬加那
 兄と共に「カントウ」への供物として囚われていた少女。
 市ノ瀬さんは少し復習・・・
 色づく世界の明日から(風野あさぎ)、
 かぐや様(四条眞妃)、
 Dr.STONE(小川杠)、
 ゴールデンカムイ(エノノカ)、
 天気の子(佐々木巡査)・・
 お可愛いことw
処刑課弟子:花守ゆみり
 アクダマ排除に燃えている処刑課の若手女性。
 花守さんも復習しとこか・・
 ゆる△キャン(なでしこ)、
 オバロ(イビルアイ)、
 転スラ(シズ)、
 エガオノダイカ(ユウキ・ソレイユ)、
 かぐや様(早坂愛)、
 ハチナイ(宇喜多茜)、
 鬼滅の刃(白髪)/慎重勇者(ロザリー)、
 ランウェイで笑って(藤戸千雪)、
 ダーウィンズゲーム(スイ / ソータ/映像研(百目鬼)、
 グレイプニル(愛子)・・
 男性的な声もできるんですね。
▲{/netabare}

ヒロイン、初めは眼を見てロボットかと思った・・
サブ含めキャラの特徴は立ってるかな。
でもなぜか好きになるキャラは少ない・・

正直、視聴モチベーションは、ほぼヒロイン(のcv)w

▼エピソード
個人的にはアニメオリジナル作品って、
物語部分は色んなオマージュを感じたりして、
新鮮味が感じられない(つまり残念な思いをすることが多い)といった印象・・

この作品も、その範疇を超えることはなかったかな。

マンガや小説が原作の場合、原作が市場に出る前に編集部のチェックが入るし、市場で淘汰され人気がある作品がアニメ化されるワケだから、仕方ないっちゃ仕方ないですケドね。すでに原作ファンもいるわけだし。
だからこそオリジナルは絵や曲にチカラを入れる必要があるんだろうけど。
とはいえオリジナルアニメでも好きなものはあるので(すぐには思い出せないけどw)、ちょっと期待しました。

犯罪者視点でのミッションとバトルは、悪くない。
でも、気になるところが・・
~{netabare}
第六話、復習しに来た処刑課師匠はどうやってアクダマたちの居場所がわかったのか。。怪我してたんだしまず組織に報告じゃね。
私情で動くし過度な自信やプライドが身を亡ぼす事をわかってないのは・・美学でゴリ押ししてそうだけどプロと呼べるんかな。

前半は謎が気になって面白味もあったけど、
後半は謎部分が刺さらず、なんだかな~な感じも。。

他にもざっと挙げてみると。。
<cv>
 一部、ちょっとミスマッチというか気になった。
 本人というよりOK出してる方がどうなんだろ。。
<ヒロイン>
 序盤人物像が掴めず感情移入しづらかったかな。
 巻き込まれただけでここまでやる行動原理が不明。
 途中、運び屋に惚れたんだなーとは思ったけど、
 ここまで引っ張らずに視聴者にわかるように
 してくれれば、もうちょい感情移入できて楽しめたような。
 首に爆弾つけてアクダマ達を操ろうとした兄妹を、
 命張ってまで助けようとするのも人が良すぎ。
<その他>
 月に行く?電脳世界?う~ん。
 モブの処刑課、弱すぎ。
 処刑課女ボス、威張るだけで無能すぎ。
 何でも出てくる弁当箱、四次元ポケットすぎ。
 銃弾をはじくとか、人間じゃなさすぎw
 医者、真っ二つにされて手術とか不死身すぎ。
 殺人鬼、赤い糸イミフ。詐欺師の顔舐めんなしw。

途中は良かったけど、
終わってみれば、個人的にはなんだかなー感が強かったかな。
結局アクダマ達の命を犠牲に不老不死の兄妹が逃げおおせた。
よかったよかった・・とは思えない。

▲{/netabare}


設定や演出は光るものがあったし、作画は劇場レベルかと。
キャラとストーリーは好みが分かれそう。
黒沢さん、やっぱいい・・BEST10作り直そうかなw

ただ・・{netabare}ヒロイン殺すなしw{/netabare}
 

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 380
サンキュー:

18

ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初で最後の己の全てを賭けた一仕事

オリジナル作品

お話のざっくり概要
戦争が起こって色々変わった後の世界
犯罪者はアクダマと呼ばれ
民衆から忌み嫌われ、処刑課に殺される存在…
ハンコセンターで真面目に働いていた
一般人の女の子がアクダマに巻き込まれていく話
だいたいそんな感じ

見始めは普通と思ってて
中盤後半になってやや良いぐらいに上方修正
最終話で一気に評価爆上げしました

んーと、最終回を見て
「最終回の為にストーリーとキャラを用意した」
と思いました。
見れば分かりますけど
最終回で初めて表記が変わりますw
(何の表記が変わるのかは見て確かめて下さい)

最終話の為だけに11話かけているだけあって
最終回は必見ですよ!

見てて思った事
{netabare}
謎バイクが強すぎる
無限タコ焼きできる箱が便利すぎる!…欲しい!
医者…{netabare}あなた本当に女性ですか?????{/netabare}
{/netabare}

作画はCGですけど、割と苦手では無かった…
弟子ちゃんの{netabare}師匠が逝って涙{/netabare}のシーンは
凄い綺麗だと思いましたです(`・ω・´)ゞ

声優さんは巧い人ばかりなので
聴いてるだけでも楽しいです。
ともよちゃん…すごくイイね!
あと、榊原良子さんや大塚明夫さんなど
ベテラン陣も登場回数多くてホックホクです♪

思うにこの作品の中のアクダマは
自分のやりたい事を誰の目も気にせず
やっちゃえる存在って位置づけなんですかね~
一人除いて割と満足してたのではないかと…

一番やばいアクダマは…
{netabare}
ハッカーだと思います!(`・ω・´)
映像で詐欺を成功させたのも、
システムダウンで運び終えたのも
ハッカーいないと成立しなかったですからね~
処刑課師匠はハッカーを潰すべきだったかと。

まぁ自分で自発的にはやらないから放置され気味

やっちゃった犯罪被害のでかさは一般人ちゃんが
ぶっちぎりですけどもぉw
{/netabare}

数話みて、まぁ悪くないぐらいに思ったら
完走してみる事をオススメします!

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 503
サンキュー:

35

ネタバレ

あき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高!

最後予想出来なかった展開が次々ときて、最後まで全く飽きるとこなくみれました!多少謎なままのところがすこしあって、登場人物の過去や謎をもう少し掘り下げたらもっと長く楽しめたぁと思いましたが、オチも満足いくものですごくよかったです!最後はまじめっちゃなきました笑

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 141
サンキュー:

3

ネタバレ

Sigulf さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わってみれば名作

オンエア時は星三つくらいに思って観てたけど最終話で急上昇。
その後、結局8周してしまった名作。
他の方もおっしゃってましたが、仕掛けもたくさんあって何回でも観られる作品。むしろ2回、3回と観ていく内に評価が上がっていく作品。

物語の評価 ☆☆☆☆☆
これが先ず良かった。細かな突っ込みどころはあるにせよ、物語の結末へ向かって、全員が転がり堕ちていくのは圧巻。
笑って死んでいった者とそうでない者との明暗、また、アクダマとはなにかという問いは作品の主題のひとつなのでしょう。
話の勢いを削いでしまう回想シーンを必要最低限にしたのもよかった。

作画の評価 ☆☆☆☆☆
力の入った素晴らしい作画。CGも違和感なく見事の一言。
アニメーションという視点でみるなら、映像美で評価の高い某国民的アニメ映画を凌駕していると思う。

キャラの評価 ☆☆☆☆☆
ストーリーもさることながら、キャラがまたいい。
超善玉のまま詐欺師へと変貌を遂げた一般人や、最後まで男気を貫いた運び屋。ハッカーも大好きだし、喧嘩屋も処刑課師匠もカッコよすぎる。

声優の評価 ☆☆☆☆☆
主要キャラ全員よかったんじゃないかな。中でも黒沢ともよさんがよかった。この人の演技は独特の雰囲気があって多くの声優さん達とは一味違うなあっていつも思う。
緒方恵美さんのお色気キャラは心配だったけど、さすがプロ。お見それしました。
あえていうなら櫻井孝宏さんがおそ松っぽかったのが、しかたないけど少し気になった点。忍野メメ役のときに神がかってた人だけに、声のお仕事の難しさを考えさせられた。

音楽の評価 ☆☆☆☆
OPは作品の世界観と物語のスピード感の両方にマッチしていてよかった。
EDは……。これだけは実に残念。この曲なら無音のほうががよかったくらい。

投稿 : 2021/01/09
閲覧 : 290
サンキュー:

4

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シナリオと作画よし。おすすめしますよ

ちょっとお堅いアニメのような気もしたけど1話がおもしろかったので視聴。
アクダマ=悪玉=悪い人 のお話です。

ある依頼をうけたアクダマたちが、数々の障害に巻き込まれていきます。
1話から最終回まで、テンポよく、ある程度きっちり収まった作品。
おもしろいです!
作画も、最終話で気づきましたがスタジオぴえろ作品で、妥協を許さない印象の作画で非常にすばらしい作品でした。

おしいのはOPでしょうかねー わけわからん歌詞のハードパンク日本人グループです。耳障りなので毎回すっ飛ばし確定レベル。
EDもちょい印象がうすい。
OPEDがもっとよければ神アニメでしたね。

最後まで見てもう1つ思ったのが、これ劇場版でもよかったんでは?と。
そんな感じの作品です。どうぞ見てみてくださいまし。

投稿 : 2021/01/09
閲覧 : 170
サンキュー:

4

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ヴィジュアル的な部分で魅力がある、オリジナルのSFクライムアクション

過去に起こった戦争によって「カントウ」の属国となっているという「カンサイ」を舞台に、「アクダマ」と呼ばれる犯罪者たちが国家権力を敵に回して大暴れする、オリジナルのSFクライムアクション。全12話。
主人公は不運な巡り合わせによって巻き込まれた一般人ですが、その他のアクダマはいろいろな分野の重罪人たち。超S級アクダマだとか、推定懲役589年のハッカー、推定懲役745年の運び屋などといった設定のセンスは、ダンガンロンパの制作陣がこの作品に関わっていると知って、なるほどな、と納得しました。内容的には、高度なテクノロジーと猥雑な生活感がミックスされたサイバーパンクっぽい風景の中で、情報統制されたディストピア的な管理社会を描いています。作画がとても綺麗なこともあり、雰囲気はしっかりと出せていました。ただ、そういった世界観は特に新鮮味があるわけではないので、ヴィジュアル的な部分で感心することはあっても、それ以上の魅力はなかったです。ストーリーについても、途中の展開から作品としての結末まで、別につまらなくはないけれど、先が気になるほどでもなくて、どちらかというと、雰囲気や勢い重視で楽しむもののよう感じました。人が容赦なく死んでいくとか、政治的な風刺がどうのとかは、それ自体が物語の深さや面白さと直接的に結びつくものではないと思います。
最後まで観終わって、オリジナルアニメとして、それなりに良く出来てはいました。かなりクセの強い作風なので、センスの波長が合う人には嵌まる作品かもしれません。

投稿 : 2021/01/09
閲覧 : 233
サンキュー:

15

ネタバレ

咲間 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

令和に入ってのヴァイオレットに次ぐ神作画作品ただし好みの壁が高い

タイトルの通り作画や音に関してはなろう系ばかりで全然金のかかっていないようなアニメばかりだった令和にいきなり現れた超新星のような作画アニメです。
内容はダンガンロンパの様に一度見ただけだと意味が分からず終わります。二度目に見る際に頭を全開に回しながら見ると次第と伏線がどことどこにつながり回収されているのか理解し楽しめると思います。
声優に関しては大塚明夫さんが組織の一員で出てきらりと豪華なのかな?と思いますが、初めか最後まで医者の声に違和感しか感じませんでした。初心者ではないはずなのに若手なのか?というレベルでキャラがいませんでした。
キャラデザは最高でさすがだと思いました。
音も素晴らしく場面場面で雰囲気をすぐ変えてくれるようなもので入り込みやすくエフェクト等も作りこまれていて映像に見飽きるということがありませんでした。
ただちょっと頭を使います。ボケっと見ていたらアッちゅうまに終わります。
二週目を使うことを僕は勧めます。

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 168
サンキュー:

4

ネタバレ

真由子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何でもありからの・・・・・・

何でもありからの・・・・・・ → 何にもなくなったよ。 良い終わりでした。大暴れした後は焼け野原が基本!
この話はこれで終わったのだ。カントウにもカンサイにも「先」がある気がしない。
しかし同じところをぐるぐる回っている、ということはあるかもしれない。
というわけで、お話の続きが気になったらもう一度最初から見ればいいんだと思います。
何回でも見られます。固有の人名は登場しません。
おもしろかったです。兄妹の行く「先」に乾杯。

投稿 : 2021/01/07
閲覧 : 269
サンキュー:

16

桃ちん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

期待以上!!

好き嫌いは分かれるかもしれませんが、完走した際に1本の優秀なSF映画を観終わった様な状態になりました。

先の読めない展開で、予想の斜め上なストーリー運びは天晴れ!

個人的に2020を代表する名作だったかと。

投稿 : 2021/01/07
閲覧 : 196
サンキュー:

5

のらのら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

好き嫌いがハッキリ分かれるアニメの見本かな~

犯罪者達に巻き込まれた少女の葛藤物語といったところでしょうか。
CGバリバリで製作されているので、作画はすばらしいですね。
物語はちょっと方向性がブレているというか、説明不足の部分が多々あり、世界観は受け入れられるけど、整合性が取れない部分がちょこちょこあって、シナリオの煮詰め不足と感じました。
キャラは立っており、個々の視点や考えなどは良く描かれているのですが、ちょっと展開がガバってたり、世界観を考慮しても物理的におかしいでしょ?と突っ込まずにはいられない箇所がポロポロと。
多分、詰め込みすぎたんじゃないかなーと思います。
内容は全然違いますが、映画「CUBE」のテーマと似ているかと。
リピートしてまでは見る感じではないです。

投稿 : 2021/01/06
閲覧 : 177
サンキュー:

7

ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

トガった作風で突っ走る

ストーリーよりも映像と音で押してくるアニメ。
ためしに1歳児に見せたら不思議な顔してジーっと見てた。何を思ったのだろう?

個人的にはヤクザ映画を観たような気分。
社会的によろしくないアクダマ達が、{netabare}自分がやるべきと信じたことをやって死んでいく。一般人にはとんでもない災難だったが。{/netabare}
あ、ヤクザ映画嫌いだけどね。

OPはアニメでは珍しい曲だが、作品にも合ってるし意外に好き。

投稿 : 2021/01/06
閲覧 : 193
サンキュー:

3

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

綺麗でした

作画が満点にした理由は、光のタッチが綺麗で世界観に引き込まれていたからです。物語自体ぶっ飛んだ話です。超S級のアクダマたちなので、なにが起きてもおかしくはない場面に巻き込まれた主人公。
 グロあり、ヤンデレあり、ヤバすぎる場面が後半になるにつれてたくさんあるので視聴の際はご注意を。

投稿 : 2021/01/05
閲覧 : 219
サンキュー:

3

niratama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最後がイマイチ

3話までは面白かったが

それ以降がグダグダしてて普通のアニメ扱いにw

詐欺師の最後の詐欺?騙し?には共感できなかったかな~

投稿 : 2021/01/05
閲覧 : 250
サンキュー:

2

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

びっくりした

びっくりした 面白かった・・
1話みて断念しようかと思いながら 2話を見てはじめ 3話に入った時には はまっていた・・ ストーリー的にラストもいいですよね
まさに そして 誰もいなくなった 好きな 終わらし方でした

投稿 : 2021/01/04
閲覧 : 234
サンキュー:

3

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

テンポが良い

前半と後半で全然違う
ラストは賛否両論ありそう。
というより全体通じて賛否両論ありそう。
内容は結構暴力的で衝撃的なシーンが多い。
キャラはそれぞれの個性が出てて、ミッションも良い感じにそれぞれの個性を活かして連携を取るので見ていて面白い。
よく分からないけど、なんだかメッセージ性もありそうな作品。

投稿 : 2021/01/03
閲覧 : 207
サンキュー:

6

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初回は微妙な打ち上げ花火、だったけど…!

初回観ました。

近未来の大坂を、大胆にデフォルメした
賑やかでゴチャゴチャした世界。

SFコメディの舞台のようでいて、
いきなり「大量殺人鬼の公開処刑」を告知する、
カンサイ警察(=未来の大坂府警?)のアドビジョンの洪水からスタートです。


で、出てくるのは、
みんな極悪人な、
運び屋とか喧嘩屋とかハッカーとか手術狂女医とか、
その騒動に巻き込まれる「一般人の女の子(=主役?)」とか、
騒動に飛び込んでくるチンピラとか。

統治力を失っている感じの警察も、
アクダマと呼ばれる犯罪者も、
とにかく騒がしくて、
この世界では人の命が、軽いカルイw

主人公らしき一般人の女の子の巻き込まれ方、
スマートじゃないですね。
ていうか、格好悪い。

それぞれが凄腕のアクダマ=極悪人なのに、
コメディのキャラみたい。


でも残念ながら、
最近放送された「ドロヘドロ」みたいな深くて爽快なグロテスク感とか、
「博多豚骨ラーメンズ」みたいな切れ味とか、
コメディっぽくも感じられる雰囲気が全然たりない。
なんか薄っぺらいんです、ギミックもキャラクターも。


1回目は、派手派手な打ち上げ花火ってネライだったんでしょうけど、
観ててちょっと、いろんなところの重みが無さすぎ。

とりあえず視聴は続けますけど、
切れ味やグロ感の演出や世界観が期待値に達してくれないと、
ちょっとこの先は厳しいかな?って思っています。
って思っていました。

その流れが変わったのが、
{netabare}喧嘩屋さんが壮絶な戦闘の末に死んでしまったとき。
あ、これ、コメディじゃないんだ!って思ってから、
それまでのただのドタバタに見えた世界が、一変しました。

そして、最初のミッションではドタバタにしか見えなかったアクダマたちの、
セカンドミッションからの生きざまが、すごく格好よく見えてしまうんです。
キャラクターが、裏切りとか、頑張り過ぎとかで、
ひとり、また一人と欠けていく流れの中で、
自分の成し遂げたいことに、ただ真っ直ぐに向き合っていく姿、
立ち居振る舞いの美しさに、
完全に魅入られてしまいました!

ラストの2話では、現実と夢の境い目が曖昧になる感じがよくて、
これがハッカーさんの解析のプロセスとして生きていて、
最後に、一般人だったはずの主人公が、
完全に、自分を謀る詐欺師になって、
しかもハッカーさんの仕掛けを完全活用で、
覚悟のうえで、最期を迎えていくシーン!!
バカな処刑課は「笑って死んでいるよ(笑)」って嘲っていたけど、
死ぬことで達成できることがあると知っているからこそ、
その上での、覚悟を決めた死にざま!!!
神話の絵のように、美しかった!!!!!

そして、サイコパスの厚生省公安局のように、
裁量権が異常に肥大した処刑課を崩壊させる、
見事な壊滅と解決。。。


ラストはみんな倒れてしまっていって、
先のことは何も見えないけど、
でもそれでも、
微妙なはずの、打ち上げ花火だったのが、
壮烈華麗な大爆裂。

凄く、満足できるエンディングでした。

{/netabare}

投稿 : 2021/01/01
閲覧 : 410
サンキュー:

33

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

お医者さんセンセーの死に様よ<65>

初回ガツンとビジュアルで見せてきて掴みはOK。
アクダマが同陣営に揃ってる回が続いて、こういうルーティンで最後まで行くのかなーと思ってたら、そこら辺はキャラ世界観紹介にすぎず。
キャラを薪のごとくガンガン焚べて終局に向けて盛り上げていった。オリジナルアニメの1クールやり切りな面を活かしてますな。
世界観もビジュアルのために設定された感じで効果的でした。
詐欺師ちゃんも途中で覚醒して変化をつけてきたし、単調なキャラの喧嘩屋が早めに退場してチンピラの糧になったのもよろしおす。医者の死に様はまたゴアでいいビジュアルでしたわ。
焚べられたキャラが素直に燃えきっちゃったのはもう一捻りほしく、あと四国に行けたからどうなるのかが不明なのはオチの気持ちよさを少しそいでたかにゃー。
オリジナルのTVアニメでこんだけできたら立派ですよ、といったところ。

ビジュアルの大洪水やー<57>
1話視聴。
ブレードランナーなシーンから始まるビジュアルの大洪水。
スタジオぴえろからこんなんが出てくるとはちょっと意外。
ハデハデ背景なのは大阪だからなのかな。その割には関西弁喋ってるキャラがいなかったけど。
お話的には導入の集合回にとどまってたけど次回以降から転がり始めるんやろか。

今回のタイトルがSE7ENで次がレザボア・ドッグスと映画タイトルで続きそうな感じ。
タイトルに使った映画の内容とは関係なさげ、今回は7人集まるからだろうし。
ん?キャラが七つの大罪とかかってたっけ?てか7人だったかもカウントしちゃいないし確認もしないのさ☆
#結局タイトルオマージュはあったりなかったり、そんな気にすることでもなかったね
#それともシャイニングくらいどれもオマージュシーン入れてたんやろか

投稿 : 2021/01/01
閲覧 : 238
サンキュー:

4

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

わ~るいことす~る度に刑期延びちゃう

1話感想{netabare}
タイトルからカゲプロやクビキリサイタルみたいなのを想像したけど全然違ってブレードランナーでした。
というか…別に対立煽りをしたいワケじゃないのであんまり声高に言いたくないのだけど、前期“ノーガンズライフ”で「足りてないなー」と思ってた部分がガッツリ詰め込まれてた。
丁度飢えてたところにスコーンとこんな作品が出てきたモンだから引き込まれないワケがない。
ノーガンズライフだけ槍玉に上げても悪いので…“ニンジャスレイヤー”もトリガー逃げずにこのクオリティで作ったらなぁ、とか。
他に似てるなぁと感じたのは“ハンドシェイカー”のジグラート(大阪が舞台だからか?)、“P5”の誰だったかのメメントス、“ダグ&キリル”…ここら辺の「目指してた先」はコレなんじゃない?とさえ思えたり。
いやぁ“ドロヘドロ”で「テレビアニメでもここまで頑張れるのか」と驚いたモンだけど、まさかまた出てくるとはねぇ。

但し目を引いたのは背景や小物、それを見せるギミック、演出で、肝心のストーリーはまだなんとも言えない。
まさか黒沢ともよがレプリカントってオチは無いだろうけど、巻きこまれ型で派手にドッカンバッキンやるだけだと飽きちゃうかも。
いや、そんなことは無いと信じたい、頼みますよマジで…。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
2話以降、じわじわと作画が…うーん。
悪くはないのだけど1話に比べるとってことね。
それとダンロンスタッフということである程度覚悟してたけど、話の腰を折る展開が目立つ様な?
2話「新幹線を襲撃してもらう」からの『詳しくは場所を変えてってことで、バス奪ってホテルに突撃して』、そこでちょろっと新幹線の詳細について語るけどすぐに『処刑課の襲撃があって戦闘して廃墟に逃げ込んで』3話になってようやく「ミッションの概要を説明」。
どうにも『』で括った部分が邪魔というか、「新幹線を襲撃してもらう」からすぐに「ミッションの概要説明」に行ってくれないと勿体ぶってる感を抱いてしまう。
同様に5話、依頼人の正体を問い詰める医者に一般人が横槍入れるのも勿体ぶってる感が…。
ドラマなんかでたまにある、敵の手下を捕まえて「誰の差し金だ」「く、黒幕は…(物陰から何者かが狙撃)うっ」「しまった!」ってやつと同じ、引っ張るにしてももうちょいやり方ありそうな、尺稼ぎくせぇってやつ。
これも文句ってことじゃなくて、これ以上こういうのが増えると困るギリギリのラインってことね。
ってか何億イエンも報酬払えるヤツを見た目子供だというだけで庇おうとする精神がよくワカラン。
まぁ一般人自身が超アヤシイのでウラがあってそういう行動したのかも知れんので、その件については様子見だけど…。
というか依頼者(兄)が“トイレの花子くん”に見えて仕方ないのだけどどうしよう、医者役でオガメグも居るしw

声優ネタといえばNHK風の解説パート、サメくんの声が「たんけんぼくのまち」でお馴染みのチョーさん。
NHK風を演出する上でこれ以上の適役は存在しない…かも?青野武が存命だったらなぁ。
一方のウサギちゃんは聞いただけでは誰か分からなかったけど…エフェクトかかってるせいもあるのかな?ところどころで藤田淑子っぽく聞こえるような?
「関東って知ってるーぅ↑?」のイントネーションなんてすっごく藤田淑子(「私も北に住みたいわーぁ」は久野三咲っぽいけど)。
“デジモンアドベンチャー”や“ダイの大冒険”のリメイクが放送され、藤田淑子ボイスに飢えてたところにコレでちょっとウルっと来てしまった。
で、確認してみたところ間宮くるみでした…えっ、こんな声だっけ!?へけっ。
ダンロンスタッフだったら声優ネタあるのかな?と思ってたが、これがそれに当たるのかな?{/netabare}

6話感想{netabare}
1話で「お、これは!?」と感じるも、それ以降ビビっとクるものはなく5話までなだらかな下降線だったのだが…6話で盛り返したかな?
やっぱ消耗戦は熱いねぇ。
それぞれの得意分野を駆使した協力プレイでミッションクリアーもいいけど、消耗するものが何も無く常に全力プレイできるのと、リソースが限られててどうやり繰りするかの要素アリだと、後者の方が盛り上がるかな、と。

実は5話最後、処刑課はどうしてアクダマの進入口が分かったの?ってのが不満だったのだけど、ああ、上の連中は結構お見通しなのね。
関東がどうなってるとか積荷はナンなのかとか、現場の処刑課師匠弟子も把握してないっぽい(弟子に至っては死にたがりを繋ぎとめるためのツーマンセル制度だったことも知らなかったみたいだし)。
今後それらの秘密に触れることでアクダマ側に肩入れしてくって展開に…なるかな?どうかな?
師匠死んじゃったしなぁ(ホントかな?)。{/netabare}

総評(これだけ見ればいいかも){netabare}
悪くはないのだけど何か物足りない。
「5話までの感想」でも触れたけど、アクションシーンはよく描けてるのだが、それがどうにも話の腰を折る余計なシーンに感じることが多かった。
9話の「殺人鬼に追われてトイレに閉じこもる」も、どうして居場所がバレるのか分かってるのにワザワザ密室に逃げ込むかなぁ?
ホラー映画演出をしたかったのは分かるんだけど、そういうシーンを描きたいがためにキャラに不自然な行動をさせてる感がバリバリ。
って感じで、各話サブタイトルにも見られる様に映画のオマージュ(主に演出面)に走って肝心のシナリオが弱くなってしまった気がする。
詐欺師が供物にそこまで肩入れする動機の描写も弱い気がするし、眼帯ちゃんの心の揺れ動きももうちょっと踏み込んで欲しかった。
「アクションシーンが邪魔に感じる」ってのはアニメとしてどうなの?とは思うけど、内容のうっすいドッカンバッキン見た目だけ派手な娯楽として見る分にはいいかも?
あ、でも医者の最期は大好きw
「ワルモノ」の末路はこれくらいやってくれなきゃねー、聞いてるか?炎炎。

ところで、市民をコロコロして一旦は暴動を鎮圧するも最後市民によって制圧される処刑課とか、これ…中国じゃ放送できんだろうなぁと思ったり。{/netabare}

投稿 : 2021/01/01
閲覧 : 594
サンキュー:

15

ネタバレ

SaTuKi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

全話見終わりました。

全話見終わった感想ですが色々と「惜しい・・」と思える所が多い作品でした。

要素的には「バトル」「SF」「犯罪者」とかですかね。
一般の一人の少女が犯罪者のいざこざに巻き込まれていくストーリー。

1話見た感想は本当に面白かったと言えます。
作画も綺麗で、キャラそれぞれにちゃんと個性もあり
内容も「巻き込まれていく」事から何となく理解は早かったと思います。

2話3話と見ていき展開も良く、世界観も話が進むごとに理解していけます。
ワクワクしていく話の展開に心が掴まれていきました。

見ていて飽きませんし、楽しめると思います。

ですがここからは悪い点になります。
話が進むにつれ楽しめていく展開が良かったんですが
後半から物凄く雑な感じがしました、後半になっていくにつれ個人的には
面白さやワクワク感が無くなっていきました。
途中までの楽しさが最高値で終わってしまった感じです。

理由は色々とありますし個人的な感想にすぎませんので。
他の方からすれば楽しめる内容になっていると思います。
あくまで個人的感想です。

まず気になり始めた点が「ご都合主義」です。
主人公は犯罪者アクダマと違って一般市民です。
特に特殊と思える力や才能がある訳ではないです。

だからこそ最初からの数話は良かったと思えます。
何も出来ないからこそのキャラと言いますか、立ち回りと言いますか。
ごく平凡な人間だからこその行動や発言。

ですが後半からそのごく平凡な人間の主張が強くなりすぎる展開が多すぎました、完全に主人公補正というやつですね。
その主張が強すぎる感じが面白さ半減に繋がった気がします。

主人公補正はよくありますが「成長」する過程があるから納得できる要素だと思っています、そんな過程もなしに凶悪とも言える犯罪者達に
ああだこうだ言ったり、ついていけるのはやはり変と思えてしまいました。
ラッキーが多すぎる。

次に後半になっていくごとに急な展開が続く事ですかね。
正直終盤から話についていけなくなります。

これは12話で完結させるには内容的に難しかったのか。
それとも時間が足りなかったのか・・。

最後にちょっとしたことですけど。
暴動が起こった時街中の様子が出ましたが。
アクダマを襲うに襲っていたのに
その後の映像で何もなかったかのような町の映像が出ています。
そういった矛盾がちょこちょこ見受けられた所も冷めてしまう原因でした。

良くない点が多いですが
僕みたいに変な所を気にしすぎる人もそう多い訳ではないと思いますので
楽しい!面白い!と思える人も多いと思います。

何よりとりあえず作品を知るには1話でもいいからまず見るべし。
1話見れば自分にとって面白いと思えるかどうかはそれなりにわかると思いますので。

気になっている方は見てみると良いです。

投稿 : 2021/01/01
閲覧 : 238
サンキュー:

3

宇宙開発長門有希 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

近未来SFの総まとめ

関東(統合四面体)が関西を支配する世界である。統合四面体は個人情報を全てデーター化し量子コンピューターでシミュレートする世界である。AIが作る仮想世界と現実の社会の齟齬をなくすため、生身の人間の集合体のデーターが常に必要である。関東を生かすために関西の人達にはデーターの養分になってもらわなければない。肉体の開放(人間のデーター化)をめぐって関東と関西の人達が戦争があり勝った方がデーター化し肉体からの解放の世界を選び負けた方がシミュレートのための養分となる取り決めが合ったのかもしれない。だとするとあの新幹線は統合四面体の成長に欠かせない人間を関西から関東に運ぶためにもあるのだろう。いやそれよりも、そもそも関東と関西の戦争など存在せず、第三次世界大戦後生き残った日本人が統合四面体の一員として生きるか、生身の人間として生きるかの選択をさせられたのかもしれない。生身の人間として生きることを選択した日本人は人間が住めるまで除染された今の大阪の地で生き、データーとして生きる選択した人は東京の焼け野原に浮かぶ統合四面体の一員として生きることを選択したとも考えられる。この物語はその選択後の数世代後の世界だと考えれば辻褄があう。関東が関西に戦争に勝ったという洗脳は生身の人間たちが統合四面体に憎悪の念を抱くのを防ぐためのものだろう。データー化された人間と生身の人間との最大の違いは痛みを伴う命の燃焼が出来るかどうかだ。選ばれし7人のアクダマはそれを全うしたといえる。それゆえ彼らは生き生きと生命力に溢れていた。

攻殻機動隊 beatless サイコパス アキラなどの近未来SFアニメを思い出しながらこのアニメを視聴した。クロネコが出たときはペルソナ5を思い出して全員生き残ることを予想したが真逆の結果となった。己の主義のために生きるのも生身の人間の特権とも感じた。 

投稿 : 2020/12/31
閲覧 : 137
サンキュー:

6

ネタバレ

頑張って見る蔵 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジャンクな和テイストのSFロードムービー

物語の骨子は、九州からカントウに移送される兄妹の逃走劇。

新幹線が信仰の対象になってたり、かなり歪んで面白いSFの世界観。ネオンの色彩も活きていて、外国人ウケしそう(日本人から見て)なコレジャナイ日本、だけどインパクトがある。

登場人物に一切の名前がないところや、ほとんどのキャラクターの過去が描かれていないので、
すごい引き算がされたストーリー構成だなと思いました。
シンプルで話に入りやすいですね。

なんといってもみどころは、怒涛のアクション。
血飛沫の描写など、疾走感がものすごくある。

個人的には殺人鬼役の櫻井さんの、狂った演技がものすごく好きでした。

もっと評価されてもいいかなと個人的には思います。

投稿 : 2020/12/31
閲覧 : 152
サンキュー:

7

ネタバレ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この、クソッタレな世界に、精一杯の悪を込めて。

2020年12月25日記載

衝動的に書きました。適当に書いた散漫文章故、読みにくいのはご了承下さい。





クリスマス・イヴ。めでたく最終回を観終えて「傑作とは、本作のような作品を指すんだろう」と深く痛感致しました。
大人になってほぼ無縁なイベントと化したこの日。そんな無価値の聖夜の中で、最高のクリスマスプレゼントを戴けた心境。今を生きる僕等に向けて、これから先の世界を歩む人間の生き方を確かに示し、最後まで駆け抜けさせてくれた次第。一生心に残る作品だろうと、魂にビートが刻まれた瞬間です。


「え、何このアニメ知らない」って思った人、貴方は運が良いですよ。この「爽快感と躍動感の塊みたいなスピード的熱狂」に触れる最高の機会を、ここから一気に体感出来るんですから。
そして、そんなスタイリッシュバイオレンスアクションが踊る中、彼等彼女等の生き様に触れて、気がつけばそんな人間達の信念から至る物語に、心から一気に酔いしれられるんですから。

『アクダマドライブ』

それは、悪人と称される方々の物語です。世間的には罪人とされる碌でもない奴等の集い。社会でそんな立ち位置に属する、人間としてどうしようもない彼等は「アクダマ」と称され、そこに「notアクダマ」の一般人と「アクダマ」の運び屋が巡り会った事で始まる、500Yen以上の価値を秘めたクライムアクションSFストーリーです。
前提情報は上記で充分。いや、正直何も必要ないかもしれない。取り敢えず1話を観れば良い。恐らくあまり巡り会った事のない、映像表現の斬新世界へ瞬く間に惹き込まれてしまう事でしょう。


年末へと至る無礼講って事で、この際だから遠慮なくぶっちゃけます。

今年1番のアニメです。

放送前から期待していた為、最初から強く心惹かれてたんですが、そのまま見事最後まで、一気に突っ走ってくれました。
オリジナルアニメが異彩を放っていた2020年。其の中でも正に珠玉の出来。供給過多粗製乱造時代の昨今において、本作が生まれ出てくれた事に関しては感涙滂沱の極みです。

僕は運び屋が1番好きだったんですけど、彼には本当にやられました。
一般人をあくまで対等に扱い、何だかんだでほっとかない其の心意気。感傷に囚われず、理性的に物事を遂行する中、自らの信念だけは徹底して貫き、相手の立場も尊重して受け容れ、助力するだけの度量を持つ。
正に同じ男として、理想の生き方を体現させたハードボイルド。僕はコイツの生き様で、心をガッシリと掴まれました。別のキャラを好きになった人は恐らく、僕とはまた違った価値観をその身に獲得する事でしょう。


全話観終えて思ったのは、毎週生み出されるクオリティの凄さ。言う事無しの文句無き完成度。確実にスタッフ全員が神魂込めて作り上げた作品の代表であり、アニメ新時代へ触れたような本気を、本作では強く拝見した次第。

「良くぞこの傑作を世に出してくれた」

観終えた今は感謝の気持ちに包まれた心境。他の追随を許さない圧倒的興奮で、僕等視聴者を物語の渦へ巻き込む運びと相成った始末。
「傑作」と称する他ない作品の誕生を、僕はめでたく目の当たりにしたのでした。



最後まで観て思った事
{netabare}
まず前以て述べておくに、本作には2種類の人間が居ると僕は考えています。

『悪玉』の人間と『悪魂』の人間。

前者はただの「悪」であり、後者は信念を持った「悪」と言えます。
まず『悪玉』について。衆愚や一部の処刑課が主に該当している悪玉は、信念も碌に持ち合わせていない只の一人間に過ぎません。
他者や世界に支配される事でしか自らの価値観を保てず、しかもその考えすら二転三転一新させて、明確な自己を持てない人間の総称。確固たる支柱を得ていない彼等は普通の人間。言わば「一般人」とも言い換えられましょう。

処刑課は最初こそ「正義」の信念を持ち合わせているように感じましたが、最後は全てが瓦解して、見る影も無い醜態を曝け出していました。
僕は昔から「正義」と言う言葉が大嫌いで、それをチャラチャラ口にする奴はもっと嫌いだったんですけど、御多分に洩れず本作の彼女等も酷かったですね。
自らが起こす行動の正当化だけの為に「正義」と言う言葉を利用した振る舞い。醜い性根以外をまるで感じませんでした。
それは彼等が、貫き通せない紛い物の信念を振り翳す他にない「悪玉」でしかない存在だったからです。
そこには甘えた現状しか無く「正義」と言う言葉を悪用して使うクソッタレな性分しかありません。

自分が正義だと勘違いするな、いつも自身を正しいと思うな。
揺らがない思想も持てない奴が、正義を知った風に語ろうとするな。

処刑課が歩んだ結末は、自分の道が正しいと崇拝してきた奴程、陥る復讐の連鎖です。そしてそれこそが「魂」を持たない「一般人」の常態となります。
魂と言う名の信念を貫き通せない者は、図らずもこの道へ進む他ありません。これ程までに醜悪な物は他に無いとも言えるでしょう。


そして「悪」の深奥。「悪玉」を超えた中心部に存在するのが「悪魂」となります。
これは前者とまるで真逆。他者も世界も関係なく、根底の価値観を内に秘めて統一、自身の信じられる道を歩んでいく、明確な自己を心に留めた人間を指します。
そして一般人は「悪玉」を乗り越えて「悪魂」になったからこそ、彼から受け容れられたんです。
-----------------------------------------
「あの……運び屋さんはどうして運び屋をしているんですか?」
「……」
「あ、いや! 私なんかが気にする事じゃないですよね!! 今のナシで!」
「俺の居場所だからな」
「え……」
「……居場所」

『アクダマドライブ』#03 MISSION:IMPOSSIBLE 一般人・運び屋
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「運び屋さん、私達をお兄さんの所へ運んでください」
「お前……俺を何だと思ってる?」
「推定懲役745年運び屋! 処刑課に囚われたお兄さんの下へ私達を運ぶ、こんなに高度な仕事他には無いでしょう?」
「くだらん」
「お金は払います。私の全財産10億Yenでどうですか?」
「はした金だ」
「はした金……10億Yenですよ。シンカンセンの時より高いんですよ?」
「今の俺にとっては、はした金だ」
「そんな……」
「……」
「もう最後までやるしかないんですよ」
「逃げる場所なんてどこにも無い」
「私に残っているのは……私の居場所はここだけなんです!!」
「……」
「良いだろう、受けてやる」

『アクダマドライブ』#08 BLACK RAIN 詐欺師・運び屋
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この「居場所」と言う言葉は「自分が自分でいられる為の拠所」「自らの信念を貫き通す事が出来るあり方」を指しています。
一般人は自身の事を詐欺師と称する他無かった程、自分に何も無い事を自覚していて。自分の事をアクダマとして誤魔化す他ない「全てが嘘偽りな居場所」の真っ只中に居た訳で。
個性が強すぎる周囲の中で佇む「無個性」に、彼女は密かに懊悩していました。
これは、そんな一般人が「悪魂」と言う居場所を得た中で、自らの在り方を貫き通す話であり、そんな信念に対して対等に応えた運び屋の話でも在ると言えるんです。

「何故運び屋が一般人の依頼を引き受けたか?」
それは、
「運び屋の思想と一般人の思想が同一化したから」
「一般人が運び屋の放った言葉『居場所』の意味に気付いたから」
「同じ信念に共感した彼が『悪魂』として対等に応えたから」です。
価値観の相違により対立する世界の中、描かれるのは「それでも『自己』を見失わずに己を全うする自由精神」に過ぎません。
そこに魂があるかどうかで、生き様がまるで変わる世界。それこそ「悪魂」を「悪魂」が運ぶ疾走寓話『アクダマドライブ』の意味を指し示したと言える次第。

よく本作の感想で「誰一人幸せになっていない」「結局死んで終わり」「ハッピーエンドが良かった」って感想を目にするんですけど、本作はそもそもピカレスク・ロマンであり、悪となった主人公達が報復を受けるのは、ある意味当然の所業とも言えます。
それが覚悟を貫き通した者に対する、物語が仕掛けた現実の手向けです。そこがまるで機能せずに「英雄崇拝」と「幸福な結末」で幕を閉じる駄作程、語る価値の無い物はないでしょう。

しかし「だから幸せじゃなかった」と言うのは、聊か短絡的に過ぎ去ります。

彼等は自身の「悪」を貫いて、それを正当化するような真似は決してしません。自らの振る舞いに真摯で居続け、決して意志は揺らぎませんでした。
だからこそ、自らの道を歩んでいく上で覚悟出来ていたからこそ、最期に「あの表情」を浮かべられたと感じるんですよ。
本作においては、信念を貫き通せてこそ、初めて満足気な最期を遂げられるキャラクター達の生き様があります。彼等は自らの思想を心行くまで全うしたからこそ、あんな希望の表情を浮かべる事が出来ました。
だからこそ「死んだから幸せになっていない!」と勝手に断言する行為程、愚かな事はありませんし「結局死ぬだけの御話でしょ?」と安易に纏められてしまう行為程、瑣末な事もありません。
僕の中で本作は「そういう物語」じゃないんですよ。


それでは『アクダマドライブ』とは、果たしてどんな物語だったか?
僕の回答はたった1つ。正当化しない、言い訳しない、そして必ず貫き通す「悪の魂」を描き切った物語です。
{/netabare}





『アクダマドライブ』は好きになったキャラそれぞれから、生き様の全てを教えられるアニメです。
軟弱な作風や甘い展開のアニメが多い昨今、それは恐らく、多数派の時流に乗れない要素を示す総称となります。
生き様をキャラクターが高らかに謳い上げ、クソッタレな世界の全てを自身だけが持つ自我だけで持って生き抜く格好良さ。それはマイノリティにしか受け容れられない憂慮もあり。
そして、この作品自体がそんな人間達にしか認められないカルト作品と化す可能性は否めないでしょう。

でも、本作を観て『悪魂』になった皆さんなら、そんなの関係ないですよね?
自分が好きだと言える物は、胸を張って好きだと言えますよね?
世界に揺れ動いて、自分を裏切るような真似だけは絶対しませんよね?

人間は『悪魂』であるべきです。それは、人間が人間として貫き通す生き様の証。自分勝手に身勝手に生きながらも、根底にある大切な衝動だけは命を賭しても守り通す、自らの魂を賭けた精神に他ありません。
世界がどのように変っても、世間がどう揺れ動いても、関係ない。
様々な病原菌、心を曇らせるニュース、クソッタレの上層部と、自身の信念すら多大に揺るがせてしまう事態が多くの数を占める世界。
そんな無慈悲へ生きる僕らに対して「どのように生きるか?」を描き切った最強のアニメ『アクダマドライブ』

俺は『悪魂』として、最大級の意志を込めて、本作を強く肯定します。
クソみてえな2020年の終わりの終わりに、最高のアニメをありがとう。


上出来だ。





P.S.
本文中では語れませんでしたが、映画好きとしては、製作陣が好きなタイトルを話の章題、中身に組み入れている所も本当に好きでした。
出てきた映画はいずれも世に生み出されるだけの秀逸さを内に秘めた作品なので、是非1度観てみる事を推奨します。
個人的オススメは『デッドマン・ウォーキング』『ロストチルドレン』『ウォー・ゲーム』

投稿 : 2020/12/31
閲覧 : 295
サンキュー:

13

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラが多い割には生き生きとしてた

 1クールでアクダマ側と敵側と兄妹という人数を、キャラを薄めることなくそれぞれに見せ場を用意した脚本は素直に素晴らしいと思った。また、一般人が詐欺師に変貌してゆく展開や、処刑課師弟と喧嘩屋チンピラとの絡みもまあまあ意義がある描かれ方をしていたように思う。
 オリジナルアニメだからこその先の読めなさが細かいところを隠していた感じがないこともないが、全体として割と楽しまさせていただきました。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 173
サンキュー:

12

ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スタジオピエロ・オリジナルアニメ

SFアクションファンタジーロードムービー

ストーリーは鉄板、
序編からラストまで綺麗に収束されました。

ですが
私的には仲間が次々欠落していく展開と構成が
あまり好きではないのでなんなんですが、

作画も声優も音楽も、
アニメファンに受けるアクションものとして中々の出来栄えでした。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 246
サンキュー:

17

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

駆け抜けるような疾走感。全てキャラが生き生き動いて、完成度が極めて高い。傑作です。

1話感想 4.0 全員悪人、SFな世界もなかなか面白そう
ダンガンロンパの人の新作でしょうか。
ちょっと変な世界観が面白いですね。SFといえばSFなのでしょうけれど。

演出が面白い感じで引き込まれます。
ただ、まだまだ何もわからない感じなので…内容に付いて語れることはあまりないですね。
今はただ続きを楽しみにさせて頂きます。

全話感想
いや、ここまでクオリティの高い話だとは思いませんでした。
作画も実に良かったですね。スタジオぴえろってジャンプアニメの印象で作画がアレなイメージだったのですが… それは毎週延々と作るからなのでしょうかね。
ちゃんと短い期間に絞って質を高めれば、この通りのクオリティなのかもしれません。
作画も非常に良かったですが、特筆すべきはストーリーの方でしょう。
毎回驚きと見せ場、意外性の連続で… それでいて、計算し尽くされたストーリー展開。
無駄なキャラが一人も居ない。全員が何かを成し遂げて、あるいは誰かに影響を与え、そして斃れていく。
後からオープニングを見て、各キャラの最期がオープニングで表現されていた所に震えました。
全キャラ魅力的だったのですが、特に素晴らしいのはやはり詐欺師でしょう。
あの最後の最後に詐欺師になって、一世一代の大詐欺を成し遂げて倒れるあの姿はもう…。
感想を書いていても泣きそうです。
最初から彼らはあの2人を助けるために集められ、ただそれを成し遂げるだけの話なんですよね…。
それがこの12話で完璧に描かれて。
素晴らしい完成度でした。これはもう文句なしの傑作です。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 350
サンキュー:

11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全・員・悪・玉

この作品は、studioぴえろさんのオリジナルアニメだったみたいですね。
ストーリー原案が小高和剛さん、キャラクター原案が小松崎類さんの組み合わせは「ダンガンロンパ」シリーズと同じなんだとか。
黒沢ともよさん、ゆみりんにまややんが出演すると知り、視聴を決めた作品です。


犯罪者(アクダマ)たちのクライムアクション開幕!

遙か昔、カントウとカンサイの間で戦争が起き、世界は分裂した。
カンサイはカントウの属国となり、独自の発展を遂げていった。
しかし、政治と警察力は衰退し、犯罪が横行。
その犯罪者を アクダマ と呼ぶ ―。

本作品の舞台となるのは、高度に発達しながらも歪んだ社会。
その中で、アクダマたちはいかにして自分らしくあろうとするのか。
一堂に会したアクダマたちの美学がぶつかり合う。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

キャラデザについては、黒沢ともよさんが演じる一般人などは「ダンガンロンパ」に通ずるモノを感じますね。
全般的にキャラデザのクオリティは上がっていると思います。

序盤はアクダマたちのやっていることが派手で豪快だったので、圧倒されてあまり面白さは感じられませんでした。
面白くなってきたのは、黒猫の依頼を受けたあたりから…
そこから最終話に向けて少しずつ面白さが増していく感じでした。
完走後に公式HPのINTRODUCTIONを見て納得…
アクダマの皆さんは、自分らしくあろうとしたんですよね。

だから、これまでの推定懲役年数や言動と違いを良い意味で違いを感じることがありました。
それは全て自分らしさを追い求めた結果だったんですね。
ですが、この物語の世界で自分らしさを追求することはリスクを伴います。

自分らしくあろうとした結果、アクダマ認定されてしまったのですから…
そのアクダマ認定するのは警察の所掌になるのですが、その決め方にはいい加減さを感じました。
いい加減に認定されたアクダマは処刑課に追い回されることになるんです。
自分の都合で勝手に認定し、処刑課の都合で処刑されえる世界…
これほど住みにくい世界は無いと思います。

それと視聴していて個人的に嬉しかったのが、市ノ瀬加那さんが結構重要な役回りで出演されていたんです。
普段私がチェックしているサイトには市ノ瀬さんの名前の記載が無かったので…
だから市ノ瀬さんの声を聴いた時には本当にビックリしましたよ。

もう一つ嬉しかったのが物語の構成です。
ここのところ、中途半端に終幕する作品が続いたので辟易していたのですが、この作品はラストまでしっかりと描き切ってくれていました。
やっぱり物語の中でばら撒かれた伏線をしっかり回収し、結果までキチンと描かれている作品は見ていて気持ちが良いですね。

オープニングテーマは、SPARK!!SOUND!!SHOW!!さんの「STEAL!!」
エンディングテーマは、浦島坂田船さんの「Ready」

1クール全12話の物語でした。
結末は望んでいた形とは少し異なりましたが、見応えのある作品だったと思います。
作画もしっかり動いていましたし、総じて良かったのではないでしょうか。
最終回の展開も期待していた展開が見せて貰えたので、気分も爽快です。
やっぱり処刑課なんて部署はあってはいけないんですよ。
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 257
サンキュー:

28

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

犯罪者のスペシャルチーム…一般人も混じってる

アニメ制作:Studioぴえろ
原案:小高和剛(ダンガンロンパ)

登場人物
一般人:黒沢ともよ
運び屋:梅原裕一郎
喧嘩屋:武内駿輔
ハッカー:堀江瞬
医者:緒方恵美
チンピラ:木村昴
殺人鬼:櫻井孝宏
処刑課師匠:大塚明夫
処刑課弟子:花守ゆみり
ボス:榊原良子
黒猫:内田真礼


4話まで視聴
視聴続けていくうちに徐々に面白くなってきた印象です。
まだ謎の部分も多い世界観だけど面白そうな設定、登場人物も個性的でそれぞれの職業を生かしてミッションをクリアーしていく達成感がいい感じです。

選ばれたメンバーでミッション達成する感じが海外泥棒映画のオーシャンズ11ぽいですね。

アニメ制作はStudioぴえろ、老舗でBLEACHやNARUTO、ブラッククローバーなど長編作品をクオリティ落とさずに作ってるイメージ。
この作品もちゃんとクオリティ維持して作ってそうで安定しています。

これからの展開が楽しみになってきました。


視聴完了
1話目を視聴した時からこんな展開想像出来なかったよ~と思える展開力とエンターテイメント性の高さが今期の新規作品では一番と言えるぐらい凄く良かった。

単純な話の面白さだけで無く見え隠れするメッセージ性の高さも好評価。
社会的?政治的な想いも見え隠れ、「情報統制」「プロパガンダによる煽動」「国による人権支配」
今年あったあの国の出来事を思い出すのは偶然か?

SFだからあり得ない世界と言い切れない時代に入ってると思います。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 314
サンキュー:

27

ネタバレ

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こういうのを意欲作って言うのでしょう

オリジナルアニメ、あらすじは割愛

1〜2話あたりで独特な世界観と演出等をすんなり受け入れられる人にはお勧めできる作品かと思います。
ストーリー性はそんなにないのでキャラや展開の
ワチャワチャ感を楽しむアニメだと思います。

{netabare}自分はこの世界観とキャラにそこまでハマらなかったので一歩引いた目線で視聴してましたが、それでいても面白いと感じる要素は洋画オマージュのシーンなどを含めて要所に散りばめられていたと思いますし、最終話に関しては圧巻としか言いようがない内容でした。

op曲もこの作品に相応しい曲調で最終回もきっちり盛り上げてくれました。

唯一残念な点はed曲。せっかく上質な作品を見終わった直後ですからそこには余韻に浸れるedがあってほしかったです。個人的にはそれぐらい作品の雰囲気を壊しかねないedに感じてしまいました。
あ、あともう一点。処刑課の後輩君はキャストがアフレコの経験が少ないせいもあってか存在自体がアフレコと共に浮いてしまっていたように感じました。{/netabare}

〜総評〜
スタジオぴえろって深夜アニメのイメージがなかったので特に注目することもなかったのですが、その油断みたいなものを差し引いてフラットな目で見たとしてもきっと面白いと思える内容でした。
こういうチャレンジスピリットに溢れたオリジナルアニメがどんどん増えることを期待してます。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 216
サンキュー:

21

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

1クールかけてのクールな世界観のPV。

>5話まで視聴して
放送開始直後は1話チラ観しただけでスルーしてました。
内容的に少し強引な感じと
何でもありなわちゃわちゃ感があまり好みではなかったので・・。

4話放送されたあたりで世間での高い評判を見聞きようになり
他に観る作品がない時間に少しずつ視聴してみました。


まずはとにかく作画のデザイン性がすごいですね!。
ふと、昔セガサターンで遊んだ「蒼穹紅蓮隊」思い出す^^。
文字・ロゴデザインだけでも見栄えがある。

主人公の”一般人”さんの目の作画も好きです。
作品全体の色使いもおしゃれ。
シンカンセン内部の1場面では、銀河鉄道999の機関室?思い出した。


1話、2話の段階では継続視聴する気はなかったのですが、なんだかんだと5話まで視聴。
継続できてる理由を考えてみると
主人公の”一般人”さんがいい演技してるな~♪っていうのが一番強い!。
ああ、黒沢ともよさんだったのですね。
やはりこの方の演技には惹かれる!。

あと、ふと思ったのがチンピラさんも詐欺師の才能育ちそうw。

ストーリーに関しては、あまり考えて観る作品ではないような気がします♪。


-------------------------------------------------
>最終話まで視聴して
正直、自分が望んだ方向性のラストではなかったです・・。

あまりにも救われない世界・・。

そして、誰も〇〇〇〇〇〇・・・・。


中盤での喧〇〇さん、殺人〇さんの離脱が、あまりにあっけなく感じてしまったことと

意外に気に入ってたチン〇〇さんの離脱。

終盤の〇〇〇屋さん無双すぎたことww。


・・うーん、作り手さんの考えたストーリー最優先であったのかも?ですが
このあたりは視聴者として正直おいてけぼり感いっぱいでしたw。


そして愛着あふれるあのキャラの離脱・・。←ここ致命傷


もう喪失感しかないですね。。


ということで自分の中で脳内補正しました。
本作は1クールかけてのクールな世界観のPVなのだと^^。

登場キャラに感情移入してはいけないのだと、自分に思い聞かせました。。

投稿 : 2020/12/29
閲覧 : 279
サンキュー:

19

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アクダマドライブのストーリー・あらすじ

遙か昔、カントウとカンサイの間で戦争が起き、世界は分裂した。カンサイはカントウの属国となり、独自の発展を遂げていった。しかし、政治と警察力は衰退し、犯罪が横行。その犯罪者を“アクダマ"と呼ぶ――。 本作品の舞台となるのは、高度に発達しながらも歪んだ社会。その中で、アクダマたちはいかにして自分らしくあろうとするのか。一堂に会したアクダマたちの美学がぶつかり合う。(TVアニメ動画『アクダマドライブ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年秋アニメ
制作会社
ぴえろ
公式サイト
akudama-drive.com/
主題歌
《OP》SPARK!!SOUND!!SHOW!!『STEAL!!』《ED》浦島坂田船『Ready』

声優・キャラクター

黒沢ともよ、梅原裕一郎、武内駿輔、堀江瞬、緒方恵美、木村昴、櫻井孝宏、大塚明夫、花守ゆみり、榊原良子、内田真礼

スタッフ

原作:ぴえろ/TooKyoGames、ストーリー原案:小高和剛、キャラクター原案:小松崎類
監督:田口智久、副監督:笹原嘉文、シリーズ構成:海法紀光/田口智久、キャラクターデザイン:Cindy H. Yamauchi、メカニックデザイン:山本翔/宮川治雄/常木志伸、美術監督:谷岡善王、美術設定:青木薫、色彩設計:合田沙織、編集:三嶋章紀、撮影監督:山田和弘、CG監督:藤谷秀法、音響監督:長崎行男、音響制作:デルファイサウンド、音楽:會田茂一/井内舞子

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