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「無能なナナ(TVアニメ動画)」

総合得点
77.4
感想・評価
554
棚に入れた
1754
ランキング
625
★★★★☆ 3.7 (554)
物語
3.9
作画
3.5
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.7

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無能なナナの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

もりもり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

前情報なしで兎に角1話を見てくれ

兎に角1話だけ見てくれ。そしたら分かる。

投稿 : 2024/10/29
閲覧 : 25
サンキュー:

1

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人の心は移ろいやすく

元旦に大久保瑠美さんが作者さんの画像ポストを
リプライしていたので見ようと思い視聴

この作品クライムサスペンスなんだけど
全体的に逆張りしているのが特徴

人類の敵と戦うべく能力者の生徒を
集めた孤島の学校

本来の目的は能力者を隔離し
人類の敵となる存在を抹消するという狙いがあった

そして機関から一人の少女が送り込まれる
主人公である柊ナナ

人当たり良く誰とでも気兼ねなく付き合うが
裏は能力者を殺害する為に取り繕ったフェイク

表向きは心が読めると言っているが
無能力者であり相手の行動と能力を把握して
殺害できる状況に誘導していくというのが
大まかな流れ

ナナの行動に疑いを持っていくのが
妹を探すために同じ日に転入した小野寺キョウヤ
不老不死の能力者のため殺害できず

ナナの工作からほころびが出た矛盾点を
じわじわと指摘して追い詰めようとしている

ナナが能力者を殺す過程とキョウヤの追及を
どうやって交わしていくか交差されているので

人の心が聞こえたり聞こえなかったりと言う
ガバガバ設定なのに話に引き込まれた

5年前の生き残りで機関の正体を探ろうとする榊
変身スキルプラス能力者のコピーも使えるチートレベル
ナナを引き入れようとしているのがポイントなのかな

ナナは子供の頃夜更かしで買い物をして
戸締りを閉め忘れたことで両親が惨殺され
トラウマの記憶があると言う流れになっていたが

同級生のみちるが推察して最終回でナナの戸締りが
直接の原因じゃないという話になっており

機関そのものの目的も歪められているのかなと
思わせる仕掛けがうまくちりばめられている

だから逆にみちるの純粋でナナを信用していた
シーンが強調されていて最後はカタルシスが大きい

私は「るみるみさんゴールされちゃってますわ」
というクラナドボケが頭に浮かんでしまって涙出なかったがw

ナナは常に気を張って周囲を見回していたが
最終回に「ミチルトモダチ」と言う
一歩間違うとキマった(ダブルミーニング)
顔していたことで作品全体の謎が深まったよね

一番いいところで1クール終わったので
2期あれば見たいと思うけれども
3年空いちゃってるから厳しいかなぁ~

投稿 : 2024/01/27
閲覧 : 89
サンキュー:

4

ネタバレ

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストーリーはめちゃ面白い

最近のアニメにしては絵が綺麗ではないというか、丁寧ではないです。ですが、ストーリーは面白いと思います。アニメを見てから、続きが知りたくて漫画も読むようになりました。超能力者が集まる学校で、何の能力の無い一般人が超能力者を装って入学し、片っ端から超能力者を消し去る話です。相手の能力を探って、裏をかき、自分にも超能力があるように偽りながら相手を葬り去る。死んだら24時間前にタイムリープして生き返る能力者など、相手は強敵揃いです

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 85
サンキュー:

3

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ナナしゃぁぁぁぁぁああんっ!

『無能なナナ』(むのうなナナ)は、原作:るーすぼーい、作画:古屋庵による日本の漫画作品。スクウェア・エニックスの『月刊少年ガンガン』にて、2016年6月号から連載中。2020年10月から12月まで全13話のテレビアニメ版が放送された(wikipedia)

一話冒頭から出てきた如何にも主人公気質の気だるげないじめられっ子中島ナナオはミスリード。彼はあくまで「無能」を装っているだけのナナ(オ)であり真実の主人公は彼に構うヒロインのような立ち位置だった実際の無(異)能の柊ナナの方。とはいえまあ、オープニングだったり冒頭の登場の仕方だったり見ればわかる話ではあるのですが。

正直途中までは全員生存エンドになると思ってました。ナナオも渋沢ヨウヘイも死因をボカされており葉多平ツネキチも復活するようなシーンを入れていたのでどうにかしてハッピーエンドの流れになるんだろうなあと思ってましたが、さすがに風間シンジの末路でその線は無いなと軌道修正せざるを得ませんでした。いくらなんでも最初から死体の奴なんてどうしようもないですよね……ただエピソード的には彼と佐々木ユウカの話が一番面白かったです。とはいえ死体化したシンジが島に渡るまでどうやって日常生活送れてたのか疑問ではありますがw(彼は実家に帰らずずっとユウカと一緒にいたん?)

全体を通して知的バトルものといった様相ではありますが、正直ご都合主義が過ぎるきらいはあります。第一にナナの正体に実質迫っていたツネキチがあんなキャラのお陰で言いふらされずに済む上に、死を間近にした彼がそんな彼女をわざわざ自室にまで招いておきながらな~んにも手を出さないどころかご丁寧に自分の能力を発揮するシーンを目撃させるとか、アホの所業です。

他にも毒を持った黒ギャルの羽生キララを殺す手段がやっぱり毒とか、ナナは何を考えてるんでしょうか。常識的に考えて毒自体に耐性がある可能性を考慮しなければならない能力でしょうよ。にもかかわらず普通にいつもの毒を使って殺す、一歩間違えたら自分の正体がバレるだけのリスクですよ。

挙句の果てが鶴見川レンタロウ。彼はわざわざナナの目の前で幽体離脱の能力を発現し、トイレのレバーを引き水を流します。
何が言いたいってこのシーンって完全にナナにレンタロウの能力を見せるためだけのシーンなんですよ。序盤からレンタロウがトイレに行きまくるシーンを入れていれば別ですよ?ひょっとしたら原作ではそんなシーンがあるかもしれませんが、少なくともアニメでは唐突にあんなシーンを入れるわけです。しかも彼は初めからナナのことを疑っているわけなんです。これがご都合主義でないとしたら何だと言うのでしょう。結果的に、あれでナナに能力の特性を知られ窮地を脱されるわけなんですからねえ。

とはいえまあ、作品自体としてはそれなりに面白かったです。犬飼ミチルが重要なキャラであるということはOPでわかってましたが、彼女の最期は結構感動的っでした。あれだけ死亡フラグビンビンに立てまくってたのに案外感動しちゃうもんなんだなあと思っちゃうほどにはw

小野寺キョウヤは不老不死ということで、また最近の事情をよく知らないということでかなり過去の人間なのだろうということが伺えます。教師に対しても目上の人間という接し方でない点もそういう伏線なのかもしれません。場合によっては彼が気にしている妹自身がナナの母親か何か関係者である可能性も。

二期があるとすれば飯島モグオや郡セイヤがもうちょっと目立ってくるのでしょうか。特にセイヤに関しては彼女がいるという無駄設定も利いてくるのかも。
微妙に気になってるのがモブと思わしき登場人物の中でやけに描写に力が入ってるキャラがいるんですよね。これも後々大きな役割のあるキャラとして描かれるのかもしれません。

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 118
サンキュー:

21

ネタバレ

はちごー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1期の終わり方中途半端過ぎんか...?

学園異能バトルに見せ掛けた推理物。

投稿 : 2023/12/22
閲覧 : 138
サンキュー:

4

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ギャグ漫画系かと思いきや

特殊能力を持った子供たちが集められた島。
そんな島では無能でいじめられっ子の少年視点から始まる。(本当は向けられた能力を無効化出来る能力)
そこに人の心が読めるけど空気が読めないナナ(本当は能力はなくて、能力者の子供達を排除するために送り込まれた子)と、能力が分からない男の子が転校してきた。
1話からナナオがいなくなって…と次々と消えていく。

新たな最強能力者的なの出てきたり、絵と1話の前半の感じからは想像できないくらいのシリアス的展開。
ミチルちゃんがいい子過ぎて辛かった…。
2期はある感じだね。

投稿 : 2023/11/06
閲覧 : 56
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もやもやする。対象は昔のコナンかゼロ年代のギャルゲが好きな人向け。

物語は推理の先の友情や愛情だからこそ設定面に突っ込まなければよく練られていてキャラの魅せ方も上手で、最後は感情に流されてしまって悔しくて涙が出そうになりました。るーすぼーい氏は車輪の国、向日葵の少女から知っているのですが、さすが構成が巧みで二次作品好きを惹き付ける力が強いです。しかも、声優がキャラと合っていて配役もバッチリでした。しかし、なぜだろう…視聴後、釈然としない気持ちで気に入らないとまで思ってしまいました。楽しく観られているはずが心の中はもやもやしっぱなしでした。人に勧めることができる作品であることには間違いありませんが、個人的にこれを好きだと認めてしまうと未来はまだ分からないのにも関わらず、ディストピアな世界を現実でも密かに渇望しているかのように感じてしまって…。理屈っぽい話を受動的に聞きたがる人には面白いかもしれませんね、勝手な偏見ですが。最終的にミチルちゃんが報われないのもその影響でしょうか、それともななしゃんのために自分が役に立てて嬉しいと思わせているのでしょうか。流れ的に恐らく後者を引き立てるためでしょう。他にもキョウヤという変人雑用係は空回りもしますが、作品内では有能過ぎてもはやこいつがいなきゃお先真っ暗ですよ。主人公がナナだからあのまま亡くなったら終わってしまうというのは分かります、分かりますが…正直、二次作品だとしてもここまで支配している者にとって都合の良い展開が緊迫とした状況をもすり抜けて続いてしまうと人を道具だと本気で思っている人ほど面白いと感じるような内容と思わざるを得ないです。
それにこのナナちゃんは客観的に見て可愛いですが、相手が能力者だからこそ裏の性格は腹黒い、信念が強く全然ボロを出さない、先を考え過ぎているが故に純粋な優しさや疑問にはめっぽう弱く脆い実は普通の女の子という様々なギャップも相俟って面白さを演出しているだけのようにも思えます。試しにナナの立場をコナン君に置き換えてみてください。それで違和感を抱かなければこの作品を楽しめる事間違いなしです。このやり方は世間的に人気は出やすいですが、私は気に入りません。騙されていたナナ(の精神)もその被害者もまだ生きている能力者も全員犠牲者という。あまりにも意外性を追求し過ぎると不自然な点が浮き彫りになり矛盾点が出てきますし、ナナをあのキャラに仕立てた以上考察面が重要な本作にはよろしくありません。タイトルの付け方に関してはセンスを感じました。要はアニメの出来はしっかり特徴をアピールできていたので良かったのですが、この作品はアニメ向きではなく、元の原作漫画や小説、ゲーム内だけで表現すべきだと思いました。もちろん、他の評価されている方々の価値観はごもっともですし、二期が制作決定になれば嬉しいですね。

投稿 : 2023/05/05
閲覧 : 177
ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無能じゃない無能者

 原作は未読。
 タイトルの「無能」だが、特殊能力を持たないという意味の無能みたいだが、一般に「無能」と
言うと、「仕事ができない」とか、「使えないやつ」的な意で使われることが多く、最初は
そっちかと思っていた。
 むしろ主人公の柊 ナナはそういう点では有能な存在。

 初回が予想外の展開で掴みはいい。
 最初に殺された中島 ナナオだが、その名前と言い、能力と言い、下野 紘氏という
キャスティングと言い、主役はこちらと思わせるようなミスリード感満載のキャラだった。
 1話の序盤でミスリードを誘い、その1話の終盤で意外性を感じさせる手法は「喰霊-零-」、
「がっこうぐらし!」辺りに近いものを感じるが、この手の演出は初回で掴みやすい反面、以後は
それ以上のインパクトが得られずに尻すぼみになる可能性もあるが、本作は以後もナナと能力者の
頭脳戦中心に話を進み、最後まで楽しませてくれたと思う。

 基本的には能力者ばかり集められた島で異能力を持たない少女であるナナが能力者を
暗殺していく話で、相手の能力が他作品だとラスボス、幹部級のチートなものが多々。
 暗殺とはいえ、この図式はモビルスーツ的リアル系ロボットでチート能力を持つ
スーパーロボットを知略で倒していく、「アルドノア・ゼロ」を思い出した。
 正直、細かいプロットは強引な展開を感じたりする部分もあったが、設定やキャラの魅力で
なかなか飽きさせない。

 サスペンス要素、バトル要素とは別にキャラクタードラマとして大きな存在だったのが
犬飼 ミチル。
 途中までは単なるマスコットキャラ的な印象だったが、能力者を人類の敵と捉えてきたナナに
とって徹底した善性で接してくるミチルという存在は、ナナの心に大きな変化を及ぼした模様。
 終盤はサスペンス要素よりヒューマンドラマの方を重視したような作りで、島全体の行方、
直近の事件である鶴見川 レンタロウの殺人、登場を予期させる鶴岡 タツミなどは放りっぱなしで
終わってしまったが、ナナとミチルという二人の少女の物語としては妥当な締めかなと。

 鶴岡役に藤原 啓治氏が出てきたのはびっくり。藤原氏が亡くなられたのは
2020年4月12日だったから、だいぶ前に収録は終わっていたみたい。
 少しとはいえ、また声が聴けて嬉しかった。

2021/01/20
2023/02/26 加筆・修正

投稿 : 2023/02/26
閲覧 : 371
サンキュー:

9

ネタバレ

Puny さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

孤島ものの倒叙ミステリーとしても面白い

人類の敵から、人類を救うため、超能力を持つ少年少女たちが
孤島に集められ、訓練していることになっているが、
実は、超能力者こそが、人類の敵であり、殲滅するために
本当は無能だが、心が読めると偽って、政府から送り込まれた
ナナが、クラスメートを連続殺人するという話。

孤島ものの倒叙ミステリー的な側面もあり、
謎解きが面白いので、ミステリー好きにはオススメですが、
作者が表現したいことは、別にあるのかな。とも感じる。

主人公のナナは、洞察力や推理力が高く、頭がいい。
だからこそ、心など読めないのに、心を読めるフリができるのだが、

{netabare}
ナナは洗脳され、誰かに利用されている。

どう考えても悪人には見えない、犬飼ミチルちゃんを疑い続け、
ミチルちゃんの件で、今後、徐々に洗脳が解けてゆくのだろうが、
悪い人間には見えないと、薄々、気づいているのに
「それは私が決めることではない」と、一番、大切なことを
自分で考え、判断することを放棄している、セリフが散見される
ことからも、洗脳の怖さを感じられる。
自分は良いことをしていると信じ込んでいる人間こそが怖い。

頭の良さが描かれるほど、
超能力者こそが人類の敵だと思い込めるのか?
ナナが、橘ジンやミチルちゃんに仄めかした、ナナの過去が
マインドコントロールの原因なら、ちょっと弱すぎるし
政府が仕組んだことだと疑わないのか?が、疑問だが
いくら頭が良くても、洗脳されるという恐怖がテーマなのか?

何度も、バレるが、誰もバラそうとせず、
返り討ちに合うという事の繰り返しなのも、
能力者は傲慢だという偏見があるようにも。

個人的に、主人公のナナのように
人あたりがよいのに、二面性のある人間は嫌いなので
ナナには、罪悪感でもだえ苦しんで欲しいし
もっと許せないのは、マインドコントロールしている?
ツルオカという輩が、黒幕だろうから
ぜひ、罪に見合った最期を期待したい。
{/netabare}

しかし、同じ「超能力」を扱った作品である
「僕のヒーローアカデミア」とは、真逆に感じるが
こちらの方が、圧倒的にリアリティはあるが、不快感は高い。

投稿 : 2022/11/21
閲覧 : 107
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

能力者狩りの暗殺少女。矛盾はあるけど、面白いです。

能力者が集められたクラスで無能力者のナナが暗殺する話。かなり良いレベルで話をまとめている推理系アニメ。かなり面白いからこそ、小さい矛盾やご都合主義が気になってしまう。

ナナは能力者のフリとして、心が読めると公言しているが相当な無理がある。画面越しのメンタリスト(笑)ならいざ知らず、深く突っ込まれたら確実にボロが出る設定。

未来予知や過去に戻れる能力者の暗殺も、ご都合的にターゲットがポンコツ過ぎただけで、ほんの少し警戒レベルがあれば恐らくナナ側が普通に負けていたと思う。

まあ面白いからこそ、辛口になってしまうので深く考えずに能力者狩りする少女というテイストで見れば充分楽しめる作品。

特に一話の主人公と思わせて、実は女の子の方が主役で暗殺者って言うのはとても刺さった。

6話辺りにいよいよ死者復活の能力者とか出てきましたね。もう終わりだよ、この矛盾だらけの世界。被害者は殺される直前で、IQが低下するのが作風なのかも。。。

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 152
ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異能力者たちの島で無能力者の暗殺少女が話術と頭脳戦で能力者たちを始末していくサスペンス

※作品データベース様より転載
【良い点】
異能デスゲーム系としての意外性や捻りの効き具合が抜群。
また設定や状況のハッタリが、一見雑に見えて完璧に計算されていた。
絵も話も一見B級に見えて、いつ破綻するか危うい綱渡りしつつも、ラストまで持ち味を維持し続けた稀有なバランス感覚。

単に無能力者少女が能力者たちを陥れるだけでは早々に限界が来そうなもの、本作は終始化けの皮が剥がれそうで剥がれず完走。
一見ガバガバに思える雑な展開すらも、実は色々と伏線になっていたり?と侮れない。
終始緊迫感が途切れず、ワンパターンと思いきや常に想定を外してくる。
個別の能力者を陥れる、探偵役の疑念を紙一重で躱していく、そして優しい少女とのユウジョウ…
最初から最後まで非常に面白かった。
また、原作の時系列弄る余計なマネをせず、そのまま放映したのも英断。
終わり方は消化不良ではあるが、ヒロインのドラマとしてターニングポイントまで描けており、
本当の物語はこれからエンドでも許容範囲というか、本作に限ればアニオリで纏めなくてむしろ良かった。

状況設定やハッタリの利かせ方が極めて巧妙。
とことん非現実的な異能でハッタリかまし、狭いコミュニティーで短期間に殺人繰り返すのに綱渡りながら全然バレない。
普通ならば早々に破綻しそうだが、破綻しない。実はしてるけれど、作中人物と視聴者に破綻してないと誤認させる巧みさが光る。
「人類の敵」や「能力者の驕り、固定観念」を提示、普通ならば破綻する状況を極自然に破綻させなかった。
キャラクターが「無能」である事が本作の肝であり、無能である事に巧みに説得力を持たせていた。
タイトルの「無能」とは、ダブルミーニングなのだろう。
ナナの無能力だけでなく、クラスメートの無知や無思慮、ナナのウカツさや心の迷いなどなど、全てが無能である事で
危うい綱渡りを成立させていた。よって、普通の作品ではキャラが無能な事は欠陥となるが、本作は抜群の長所なのが凄い。
本作はまさに「フィクションの嘘」が素晴らしく上手かった。

虚々実々の駆け引きがエキサイティングな一方で、割とウカツなナナしゃん可愛い。
裏表が凄まじいどちらの顔も可愛い、ウカツさを泥縄で誤魔化そうと必死な様は、シリアスな喜劇めいた可笑しみも楽しめた。

物語のハイライト、心優しいミチルちゃんとのユウジョウで非情なナナしゃんの心境が変化していく交流ドラマが素晴らしい。
その前の死霊使いの歪んではいるが切ないドラマも良かった上で、視聴者に優しすぎるミチルちゃんも怪しい!?
と視聴者とナナしゃんに疑念持たせた上での(ここで視聴者とキャラの思考共感させてるのも上手い)、直球でお涙頂戴に持っていく。
ミチルちゃんの純粋な優しさと悲劇的結末は圧巻!2020年TVアニメで1番泣けた感動の名場面だった。ほんと久々に涙腺崩壊した…
(劇場含めればヴァイオレットエヴァーガーデンも)
この尊いユウジョウ劇を見せられては高評価以外あり得ない。

キャラデザは令和アニメにしては古く垢抜けないが、十分可愛いので問題なし。
大久保瑠美氏、中原麻衣氏の熱演も光った。
強烈な存在感故か、後続のニコ動アニメでは暫く大久保氏演じるキャラに「ナナしゃん」コメが…
キャラクターに命吹き込めていた。

主題歌もテーマに則っていて非常に良い。
特にEDはクライマックスのお涙頂戴をあざとく演出した。

【悪い点】
殆ど見いだせず。
一見雑に見える諸要素も計算ずくに思えるので、意外な程欠点が少ない。
強いて挙げれば、細かい点で雑さはある。誤魔化されるけれど。

物語途上で終了、おそらく続編が見込めない。

【総合評価】9点
B級の皮を被った傑作。
2020秋最優秀作品、2020年度で見ても4位(自分的ランキングで)
評価は最高にしたいけれど、未完成作品に最高は付けないマイルールで「とても良い」
実質最高。

余談、藤原啓治氏の最後の遺作。
もし続編があればナナが倒すべき重要な敵ポジション。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 209
サンキュー:

13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

事前情報なしならほぼ確実に騙される

「人類の敵」と呼ばれる怪物に唯一抗える存在-「能力」を宿した
学生たちは、怪物の棲む孤島で隔離・訓練を受けることになっている。
人の心が読める能力をもつ転校生の柊ナナは、ただ一人
能力をもたない中島ナナオを気にかけてるようだが……


世界観の開示、それに伴う展開の変え方が非常に上手い。
着地点が予想できないワクワク感と毎話の引きの上手さから
一気見してしまうタイプの作品。

{netabare}
本作は設定に関して、進撃の巨人とよく似ている。

外界と隔絶された空間、内部の人間のみが宿す能力、外部からの刺客。
人類の敵と戦う(と思ってる)者たちこそが世界にとっての脅威である現実。
刺客自身が任務への迷い・自身の存在意義に葛藤する展開。

ここまで構成要素が被っていながら、あちらとは違う
本作特有の面白さがしっかりあるため最後まで飽きずに見られる。

ナナの能力差を埋めるアイデア、読心能力を盾にした立ち回り、
ハイリスクの賭け全てを強気に通すことで能力者狩りと
逃げのサスペンスが絶妙に成立している。
一見無茶苦茶なようで実はちゃんとギリギリの綱渡りが
成功している、この独特のテンポや緊張感は自分が
今まで見てきた作品にあまりなかった良さである。

橘ジン登場以降は、能力者vsナナの二分構造以外の情報が分かり、
徐々に世界の全体像が見えていく進撃っぽい面白さもある。

終盤でミチルがナナの理解者になる展開は作中で数少ない
心温まる要素であり、物語の軸がナナの内面にシフトするため
ただのサスペンスや設定の面白さで終わらない所がいい。
「無能なナナ」というタイトルは、無能力である他、
両親・ミチルのような大切な存在を守れない弱さをも
含意しているように感じる。

ラストのカタルシスもあり1期だけで満足度が高い反面、
続編ありきの終わり方なので2期が来ないと非常に勿体無い。
実際、原作で続きを読んだが、アニメ最終話以降が本番と言っていい
面白さなので、原作ストックが溜まり次第早急に映像化していただきたい。
{/netabare}

投稿 : 2022/08/19
閲覧 : 198
ネタバレ

めう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

衝撃展開あり

一話ラストの展開は衝撃だった。

投稿 : 2022/07/10
閲覧 : 144
サンキュー:

1

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

サスペンス心理戦

サスペンスミステリー
人類の敵を狩る内容

腹の読み合い心理戦
デスノートを思い出した...

良作

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 119
サンキュー:

2

ネタバレ

sukesuke さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

登場人物全員バカ。

登場人物が全員バカで面白くない。
キョウヤは天才肌だが、肝心なところでバカになってしまう。それが毎話あるので流石についていけない。
加えて前提の設定が崩れている。なぜ政府がヒイラギ一人で島に行かせたのか。全員殺すのであれば他に簡単な方法が腐るほどあるわけだし、その理由説明が弱すぎて腑に落ちない。

そんなわけで、そんなバカな!? という茶番だった。
久々に途中放棄してしまった。それほど私にとってはつまらなかったのだけど、どういうわけか面白いという感想が散見している。どうしてなのだろう。ここにも腑に落ちない。一応……。一応、サスペンスや推理物だと思うのだけど、それなのにここまでのバカさ加減を見せられてこの評価。
そんなバカな。。。

投稿 : 2022/04/23
閲覧 : 311
サンキュー:

1

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

二話で脱落しました→四話途中→

第一話冒頭の不穏な始まり方をすっかり忘れて、ナナとナナオの「無能コンビ」が人類の敵をやっつける爽快アクションなんだと思い込んでいました。
ところが、第一話ラストで我が目を疑い、勢いで第二話を視聴してそこでギブアップしてしまいました。

人が死ぬアニメは普通に観てきましたので、この作品だけなぜ観れなくなったのかはっきりとはわかりません。
ナナは真に国を憂いているのか、洗脳されているのか、家族を人質に取られているのか、ナナの動機は二話程度ではもちろん判りませんし、本質的ではないと思いました。しばらく頭の中がグルグル状態でした。
たぶん、制作陣の演出が完璧で、それに完全にコロリとやられちゃったのだと思います。

あにこれの諸レヴューを、ネタバレを見ないように拝見しました。どうやら、超展開が待っているみたいです。でも、それを待てませんでした。もっと修行して出直します。

2021-1218追記、タイトル追加
気力を振り絞って(大袈裟。偶然アベマで見かけたので)第三話から視聴再開、衝撃的だったので第二話までの話をだいたい覚えていたのは驚きです。ナナ、有能ややん。今回のターゲット、キョウヤも有能。かなり真相に迫ってますやん。ん、いいミステリー? なぜ忌避してたんだろう。ナナの推理、凄いなー。キョウヤも凄い。このパターンで丁々発止のやり取りが1クール続くのだろうか。

そのまま第四話へ。舌ヒーリングのミチルをまず狙うナナ。相変わらず凄いせめぎ合いです。

ここで視聴を止めて家事をしていたところ、視聴期限が切れてしまいました。ミチルがナナをリーダーに推薦した瞬間です。詳しくはプロフィールの自由帳に書きます。いつか絶対に続きを観るぞー♪

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 400
サンキュー:

16

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作画以外は高評価。2020年秋アニメダークホースと言われるだけはある。

能力者を騙って超能力者を隔離している学校へ潜入した無能力者柊ナナは、所属する組織上層部が人類の敵と判断した彼らを暗殺するために暗躍する。

異能+心理戦という、デスノートに近いアニメ。デスノートにおけるメインキャラのスペックを入れ替えた作品だと考えるとしっくりきます。

この作品の醍醐味は主人公ナナが持ち前のフィジカルや、冷静な性格に由来する巧みなハッタリを用いて格上の能力者を暗殺していく点にあります。
苦労した末に強敵を倒す。王道作品では定番のそうしたカタルシスの表現方法に、一風変わったアプローチをかけているのが無二の魅力でしょう。

ナナがミチルの件や上層部への疑念で年相応に揺らいだりするのも、とても人間臭くて面白い。
キャラクターの個性に直結する異能も上手く個性付けができています。

悪い点は作画ですかね。100万の命や質の酷い部類のなろうアニメばりに劣悪で、2020年アニメにしては古臭い印象が強いです。
最後の終わり方も少し中途半端。2期へ繋ぐためにそうしているのでしょうか。

総評して、作画が気にならない人なら楽しめる優秀な作品です。ダークホースと言われているのも頷けました。

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 291
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6

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ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

未完結型の作品だが続きがめちゃくちゃ気になるアニメ

ストーリーだけが突出して面白くて、あとは普通レベルというちょっと変わったアニメ。

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 227
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7

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アニマル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2020年アニメで一番良かった

初めはタイトルとPVでアホの子がわちゃわちゃする話かなと思って避けていましたが、知り合いが評価していたので見始めました。

1話を見た際にニコニコ動画のコメント欄がコメント非表示推奨とあったので、不思議に思いながらも消して見たら1話ラストで納得しました。
「またがっこうぐらしみたいな視聴済みの人が未視聴の人の反応を見てニヤニヤするパターンのアニメか」と思いましたが、不老不死のキャラクターが出てくるそうなのでどうやって殺すのか気になって視聴を続行しました。

毎話引きが良く、話が進むに連れて続きが楽しみになりました。
特に、時間遡行者を殺すトリックはよく考えられているなと感心しました。

過去に犯罪被害者でありながら周囲の人間に「被害に遭ったのはお前のせいだ」と責められ続け、心に傷を負ってしまったナナに寄り添うミチルのシーンが良かったです。
終盤は泣けるシーンが多かったです。

完走後、シナリオを担当したるーすぼーいさんの過去作のゲームをプレイして見ましたが「無能なナナ」がずば抜けて良かった理由がわかりました。
過去作も良かったです。

投稿 : 2021/09/12
閲覧 : 373
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6

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にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

伏線だけはるが回収せずに謎だけが残る

能力がない=無能、ということで
無能力ということをクラスメイト達に
悟られずに自分の能力はテレパシーだと嘘をつく
そしてクラスメイトを抹殺するために転入
してきたので上司=最大の謎
のミッションを達成すべく
クラスメイト達を1人ずつ呼び出して
人類の敵にやられたと演じて
同情を買い純粋な子はナナがいい子だと信じ
クラスのリーダーに就任する。
それからはことある如くリーダーだからと
見回りをしたり怪しまれないように振る舞うが
キョウヤは不死身だったのでナナの行動や言動に
疑念を持ちながらも助けてくれたりもする。
ミチルの事もヒーリングの能力を持っているから
いざという時のために生かしておいてるが
この学園に来て初めての親友ができたのに
最後の最後でミチルはクラスメイトに殺害されてしまう
ナナはミチルに死んでほしくなかったから
冷たく突き飛ばしたのにミチルが重傷を負った
ナナを癒しチカラ尽きて死亡
ナナの悲鳴と慟哭が外に響いて物語が終わった。
2期があってもナナは前みたいに戦えるのに
時間がかかるし、しばらく精神的に病んでるし
視聴者も心に傷を負ったので
2期なくてもいいと思う思う!
7話あたりでオープニングに出てるメガネが
後半に出てきたが変身してればミチルは
助かったんじゃないか?とか思ってしまう
最初は面白いが後半になるのつれ急ぎすぎた気がする

投稿 : 2021/08/28
閲覧 : 334
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4

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テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白いです

孤島の学園に集められた超能力者たちを、一般人である暗殺者が始末していくという無茶振りが楽しめる、暗黒学園アリスといった趣です。
暗殺者は非超能力者なので、超能力者をどうやって仕留めていくかという策略が楽しいです。
と、前半は非常に楽しいのですが、後半になって蛇足な暗殺者以外の殺人犯が出てきたり、暗殺者がヒューマニズムに目覚めてくるような陳腐な展開になり、テンションが下がってきたところで終わってしまいます。

投稿 : 2021/08/06
閲覧 : 241
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5

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単作者 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

全員無能

色々とツッコミどころが多く、死因のほとんどは舐めプによるもの。
推定殺害人数の数字があまりにも適当過ぎるし、後に本当に適当に考えてたと判明するにしてもそれに騙されてた主人公がよく頭脳戦をできたなと思う。
一話で死んだキャラにしても能力を持たない人間にとっては全くの無害だし、なんならナナ側からすれば最強の味方として利用できるため殺す必要がなかったのではと思う。

投稿 : 2021/07/24
閲覧 : 418
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5

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cubemania さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

身勝手な理由での連続殺人鬼による能力者への暗殺の果ては。。。

原作未読。

連続殺人鬼による特殊能力のある学生への連続暗殺の話だが、設定や展開には突っ込みどころ満載だが、細かいことを無視すれば、主人公と刑事的な役割の銀魂の坂田銀時のような同級生キョウヤとの完全殺人をめぐる戦いは面白い。

まあ、さすがに異時機会の連続殺人で状況証拠のみにせよ、すべての殺人にことごとく深く関わっていて疑わない方がおかしく、被害者が増えるにつれてかなり無理がでてきて、このままでは尻すぼみで無理があるなと思っていたら、{netabare} 島の誰もと面識のない無敵キャラ級の先輩がでてきて、島というか能力者をめぐる問題への端緒が提示されたようで先のない連続殺人からこちらへ物語がシフトしていくのだろうか。

「委員会」という組織からの離反として殺人に関して自己暗示の正当化の展開が増えてくるし、主人公の過去などの展開から改悛で能力者や先輩などの共闘の展開になる布石があるのかなと思ったら、最後で同級生の少女の犠牲的献身で改悛?なんとなくドストエフスキー「罪と罰」における主人公ラスコリーニコフに改悛を促すソーニャを思い出させるが、ソーニャも自己犠牲のひとであったから、エゴイスティックな理由での殺人からの改悛には対照的な自己犠牲のキャラクターが効果的なのかもしれない。

おそらくは第二期はつくられるのだろうが、そこで共闘で単なる謎解きみたいになっていったらつまらないだろうなと思うが、ダークヒロインの話がそう単純とも思えず、その後の展開に期待したい。 {/netabare}

子供の頃に現在のホモ・サピエンスから進化した超人が現われたとき、どのように置き換わったり、駆逐されていくのだろうかといろいろ夢想したが、この物語にあるように旧来と異なり圧倒的な個体数の中で進化形が現われたとして、うまく役割が置き換わっていくのかという疑問はある。この作品を視聴していてそんなことを思い出した。

投稿 : 2021/07/10
閲覧 : 261
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ティザービジュアル詐欺の典型例。

詐欺って言うと言葉は悪いが、
例えば、
「まどマギ」は代表格。
他にも「がっこうぐらし」とか、
「ハッピーシュガーライフ」なんかも同様。

一見可愛いだけのビジュアルだけど、
フタを開けると衝撃展開が待っている。
そんなアニメです。

あ、共通点見つけた。
主人公の髪の色がみんなピンクだ!

、、、すぐ気づくか...w
{netabare}
てことで、
私がこの手のアニメを観るのは珍しいのだが、
漫画アプリで途中まで読んで、展開が非常に気になったので、
観ることにしました。

なので、
衝撃展開であることは知っていたのですが、
見どころはなんつっても、
ナナとキョウヤの知略を巡らす駆け引き。
アニメならではの緊迫感は見事でした。

ナナの思考を表現する時は赤いトーン。
キョウヤの時は青。
とても上手い見せ方です。

特にナナ(CV 大久保瑠美さん)の声の使い分け。
まるでコ〇ン君のようです(←褒めてるw)。

さて、
9話までは、ナナによる生徒暗殺がバレないよう、
キョウヤとの駆け引きに没頭しますが、
10話以降、橘という男が登場。
さらにナナではない真犯人による新たな殺人が起こり、
物語は混迷を極めはじめたが、
ナナがミチルを信用し、
友人と認めるところで話が終わってしまう。

原作がまだ続いているだけに、
そりゃ13話だけでは完結に持っていけないよね。。。

謎は謎のまま、
じつに消化不良です。
キョウヤは何者なのか、妹の存在とは?
橘も何者?
ナナが怯えていた鶴岡さんとは?
幽体離脱男(名前なんだっけ?)の殺人の目的は?
ミチルでさえまだ裏がある気がする。。。

これは続き気になるなー。
続編やらなきゃそれこそ詐欺ですよw
{/netabare}

投稿 : 2021/05/16
閲覧 : 429
ネタバレ

Non.B さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

犬神

後半になるにつれて方向性は少し変わってくるが引き込まれる話だった。

エンディングはぴったりマッチしてよかった。

投稿 : 2021/04/13
閲覧 : 221
サンキュー:

4

ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

史上最大級の1話ギミック

情報皆無で第1話を視聴したのでラストシーンに衝撃を受けました。
視聴者のミスリードを誘って最後の最後に「実はこういう内容でした」っていうのを明かす作品と言えば、数年前の"がっこうぐらし"というアニメがありましたね。
ただし、そちらの作品はインパクトがあったのは初回だけで、2話以降はつまらない展開が続いた出オチ作だった印象しかないです、正直。
それと比較すると本作は最後まで楽しく視聴できたし全13話通して安定して面白いアニメでした。

はじめに本作の感想はネタバレ抜きに語れない気がするので、ネタバレレビューにします。
まぁ、今から見ようと思う人でこんなレビュー読む人も居ないと思いつつも一応。
自分もそうだったように、1話ギミック系統の作品は事前情報無しで見なければ意味がないと思いますし…

まず第1話、てっきりクラスメートから「無能」と馬鹿にされる主人公ナナオ君が、能力無効化という特殊能力を武器に無双しまくるオレツエー系だと完全に騙されてしまいました。
まさかナナオが主人公ではないどころか、ラストシーンで真・主人公のナナちゃんに殺害されるとは!
タイトルの「無能」は無能力者の意味だというギミックにも引っかかりました。
ナナの「心を読める」能力の設定すら嘘だったとは恐れ入ります。

2話以降はしばらくナナが1人ずつ能力者を暗殺していく話が続きます。
ナナオと2人目の犠牲者こそ悪人ではありませんでしたが、その後は歪んだ思想を持つ能力者がターゲットとなるので、ナナに対しての嫌悪感はほとんど抱きませんでした。
この辺のお話は退屈でこそありませんでしたが、いやいやそれは無茶なのでは…と思うシーンも多々ありました。
奇跡的に運が良くて犯人として特定されなかっただけで何度も詰みかけてたし。
「心を読める」という嘘能力は後々になってネックになったと感じました。
「疲れていると聞こえないときがある」という言い訳は非常に苦しい。

そんな具合に割りとガバガバなアニメなんですが、それはそれで面白ければ全然有りではないかと個人的には思いました。
ガチガチのサスペンスものだったら駄目ですけど本作はエンタメ寄りのサスペンス。
常に綱渡り状態続きでハラハラしたし、毎話の引きもいいところで終わるので次回の視聴意欲を掻き立てられます。
ナナの正体に勘づく裏主役的立場のキョウヤもマストキャラで、彼の能力を不老不死にしたアイデアは素晴らしかったです。
ガバガバなようで考える部分はちゃんと考えてる作品でしたね。

そんな中、犬飼ミチルという少女はストーリー終盤大きな役割を果たしました。
彼女の純真な性格は、能力者を人類の敵としてしか見ていなかったナナの心に変化をもたらすことになりましたが、まさか彼女の悲劇的な死がアニメ最終回を飾ることになるとは予測できませんでした。
お陰で最後までインパクトのある1クールアニメに仕上がったと思いますし、原作未完の本作においてアニメの終着点を付けるならここがベストではないでしょうか。
原作未読の自分に続きも読みたいと感じさせてくれました。

以上、単なる出オチではなく、全話見応えのある良作だったというレビューでした。
10年前だったらかなり話題作になったと思うのですが、アニメ飽和状態の今は単純な面白さだけではブレイクしない時代になっているので歯痒さがあります。
絵柄が若干古かったことは確かに気になってましたが、作画レベル自体は一定のクオリティで最後まで丁寧に仕上げられてました。個人的にはこの古臭いキャラデザが古典的な味わいがあって良かったんですけどね。
第1話の衝撃に始まり、エンタメ有り、サスペンス有り、(突っ込み所有り、)最後にはヒューマンドラマも有り…色々と楽しいアニメに出会えて感謝の気持ちです。
良い作品か駄目な作品かに、円盤の売上云々は関係無いですよ!

投稿 : 2021/04/07
閲覧 : 246
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5

ネタバレ

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

能力者と無能力者の戦い 最近見た中では一番の良作

能力者バトルというより
心理戦に近い

ハンターハンターの心理戦と似たものを感じるので
心理戦よりの能力者のバトルが好きな人には合ってると思います

1話の最後のどんでん返しで続きが見たくなり
最後まで展開が気になっていたので見ました

無能力者だから殴るという訳ではなく
あらゆる殺傷手段に出るのでそこが面白いと思います


能力者との戦いの前後でのやり取りが
上手い具合に伏線となって回収されて倒していく
そんな内容になっています


キャラが豹変するのは
人によるとワンパターンに思われそうですが
心理戦なので騙し合いによる暴きと阻止と勝利を齎します

実感としては
カイジ+ハンターハンターの心理戦能力者バトルといった感じですかね
1話だけ見るだけで大体どんな内容なのかは把握出来ると思います

投稿 : 2021/04/05
閲覧 : 211
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10

ネタバレ

お粥 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

百合アニメです。

頭脳戦好きで、全部観ました!
しかし頭脳戦メインのアニメかと思ったら、途中から脱線し、百合設定で終わってびっくりしました!笑
あのまま頭脳戦で行ってほしかったです!笑

投稿 : 2021/02/27
閲覧 : 439
サンキュー:

3

ネタバレ

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

暗殺教室の生徒が標的バージョン

俺頭悪いからよく分からないけどさ
何だか頭脳戦が都合が良すぎるように感じたね
演出は良かったけど、そこだけが気になったかな。

投稿 : 2021/02/19
閲覧 : 308
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃんにゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

萌え系シリアス展開。

タイトルだけは萌え系
日常アニメ
一話途中までは
超能力学園バトルだと思ってました。

無能力なナナが
能力者を次々に殺人をする。



まどマギ依頼、
萌え系の絵で
シリアス展開の作品はいっぱい観たけど
どれもシナリオにインパクトがない感じがした。
しかし、これは本当に面白い。

後半のナナの人間のこころを
持つシーンには感情移入できました。

ラストはまだストーリーが途中ですが
2期がないなら
原作を買うつもりです。

投稿 : 2021/02/17
閲覧 : 286
サンキュー:

6

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無能なナナのストーリー・あらすじ

「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者――。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!(TVアニメ動画『無能なナナ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年秋アニメ
制作会社
ブリッジ
公式サイト
munounanana.com/
主題歌
《OP》富田美憂『Broken Sky』《ED》藤川千愛『バケモノと呼ばれて』

声優・キャラクター

大久保瑠美、下野紘、中村悠一、中原麻衣、増田俊樹、中島卓也、井上雄貴、大塚剛央、山谷祥生、手塚ヒロミチ、堤雪菜、小坂井祐莉絵、田丸篤志、富田美憂、二ノ宮愛子、大野智敬、鎌倉有那、髙坂篤志、遊佐浩二

スタッフ

原作:るーすぼーい、古屋庵(掲載 月刊『少年ガンガン』スクウェア・エニックス刊)
監督:石平信司、シリーズ構成:志茂文彦、キャラクターデザイン:佐野聡彦、プロップデザイン:柴田ユウジ、美術監督:川口正明、美術設定:川井憲、色彩設計:有尾由紀子、撮影監督:川瀬輝之、編集:邊見俊夫、音響監督:森下広人、音響効果:出雲範子、音楽:高梨康治、音楽制作:日本コロムビア

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