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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(アニメ映画)」

総合得点
76.6
感想・評価
181
棚に入れた
738
ランキング
693
★★★★☆ 4.0 (181)
物語
3.8
作画
4.4
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
3.9

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宇宙世紀ものとの決別か。(じっくり見られたので追記です)

配信サイトでじっくり見られましたので。追記です。

 宇宙世紀ものとの決別という第1印象は変りません。

 驚異的な映像すぎて、ガンダム感がないというのも初見と一緒でした。ハリウッドが作るゴジラが面白くない…と同じにならなければいいのですが。

 内容もガンダムのテーマとして兵器としての運用、兵站なにより禍々しさというリアリティが無くなっていました。その分、戦闘時の周囲への影響を描いたのでしょうか。3DCGとしてのロボット描写としてのリアリティはありました。ただ、画面が暗いのでガンダムの決めポーズが見られませんでした。2作目に向けての焦らしでしょうか。

 組織そして人の描写には力をいれてました。ハサウェイ、ケネス、ギギのキャラは良く描けていました。つまり、ヒューマンドラマになったということでしょう。
 そして、テロリズムに堕すことでパーソナルな個人の悩み…シャアのような確信犯ではなく、何かをやらなければならないという焦りからシャアをマネてという甘えをハサウェイからは感じます。

{netabare} シャトルがダバオに降りたのは偶然ではなく、自分がイニシアティブをとるためにケネスがそう段取りをしたということですね。で、ハサウェイは自分のホテルへの襲撃を自分で段取りしたんですね。
 で、ギギといっしょにいたので段取りが狂って危険な目にあったと。まあ、コントみたいに逃げる先逃げる先全部危険で、ちょっとやりすぎましたけど。

 逆襲のシャアの時点で思想に走りすぎて、訳の分からないストーリーになっていました。そして最後はアムロがツンばっかりでデレないのでシャアが切れたみたいな感じで、ギャグにも見えるような結末でした。
 物語でもシャアは思想になっていましたが、環境、特権、宇宙移民、ニュータイプ。本作はなにかテーマがあるようで、その思想に内容が伴わない滑稽さが感じられました。

 マフティの行動と民衆の期待にズレがあるのもそういうところでしょう。1000年先と暮らし。ハサウェイが何をしたいのかわからないので、今のところギギという少女にしか興味が向かいません。この描写がそのままハサウェイの迷いだとしたら、訳の分からない感じが脚本の意図通りということで、非常にうまいストーリーだと思います。
 
 ギギについてはニュータイプの娼婦という設定?はララァの再現なのは間違いないでしょう。ガンダムシリーズを通じてララァという少女が結局のところ消化しきれず、歴代の主人公周辺の女性ニュータイプ、強化人間を経て、クエスそしてギギにまで引きずっています。
 つまり、ハサウェイとケネスはシャアとアムロの関係の焼き直しでしょう。ただ、不思議なことにギギに悲劇の予感はしません。というか奇異に見えて非常にまともなキャラでした。この少女を起点に、シンエヴァのようにガンダムを卒業…という訳にもいかないでしょうけど(大人の事情的に)

 ギギは性的な匂いを漂わせていますが、道徳的にはピュアな雰囲気。自らを汚いと感じる感性。恋する少女になっていまいた。この少女の迷いというか、悩みというか難しい状況が示唆されますが、これからでしょう。
 ハサウェイがギギに手を出せないのも、ギギが結局ハサウェイを押し倒さないのも、こういった子供の部分なのかもしれません。

 ハサウェイは、ガウマンというパイロットの救出などにまったく頭が回っていなかった、ということはこの時点でマフティへの興味が薄れているということでしょうか。ハサウェイも自分の甘さを自覚していましたが。

 アムロまたはそれ以前から始まる壮大な宇宙世紀もののガンダムクロニクルは、最後は個人の…それも女への迷いで幕を閉じる?のでしょうか。

 最後、ハサウェイに気があるっぽい女が出てきて、一方でギギがハサウェイが残していった時計のおもちゃに電池を入れるのは上手い心理描写でした。時が動き出しましたし。{/netabare}

 あと、注目ポイントはホテルのエレベーターの内部の液晶パネルです。アニメーターが貧乏で「高級」「豪華」が苦手だといわれていた日本アニメで、感心するほど高級感がありました。

 すごいアニメなのは間違いありませんが、映像美だけでは歴史的なアニメにはなれません。さて、続きはどうでしょう。



以下 1回目の視聴時の感想です。良く見ていなかったのか話を追えていませんでした。

{netabare}
 宇宙世紀もの、ですが、問題のスケールはテロリストにまで落ちています。前作までで、ララァに対してクエスの存在感があまりにも薄く、ハサウェイの抱えている心の陰もあまり見えてきません。地球の特権階級を憎んでいるらしいですが、そこの動機が弱い感じがします。シャアを形だけまねているのでしょうか。(追記;シャアって、逆シャアで最期でどういう結論にしたのか映画ではわからなかったです。環境の問題だといいながらアムロへの執着だった気がするんですが。サイコフレームがどうのこうので終わってよくわかりませんでした)

 ハサウェイのパーソナルな問題をギギとの関係で解決してゆく物語なんでしょうか(追記;それとも本気で環境のことで悩んでいるんですかね?だとするとギギが登場する意味がちょっと分かりづらいですね。ヒロインが欲しかっただけ?どうも環境について人の意見を聞いたりして、環境問題は単なる言い訳に見えたんですけど)。彼がなぜ今の状態にあるのかは本作からはあまり深くは読み取れなかった気がします。しかも、続きものっぽいので消化不良で終わっています。
 まあ、3部作と明示してるんですかね。であれば次作が楽しみな終わり方でした。

 ギギというのは、ララァと同じく娼婦または愛人なんでしょうね。ガンダムにおけるこの女性の扱いというのに、どんな意味があるんだろう、といつも考えてしまいます。魔性ということなんですかね。男を理解できる母は優れた娼婦である?

 ストーリーは面白くはありますが、かなり都合のいい展開と言えるでしょう。
 ハサウェイがあの特別なシャトルに乗っていた必然性があまりなく、そこにハサウェイの組織の偽物のハイジャックが来てます。しかも航路を外れた緊急着陸したダバオには敵の親玉のケネスが赴任してきた基地があり、ハサウェイの組織の拠点もそこにある。
 ホテルに泊まっていたら、ハサウェイの組織に襲われる。要人がかたまっているからなんでしょうが、緊急着陸して偶然そこにいたはずなのに、襲撃の準備はいつできたんでしょうか(追記;ここ偽装工作ということなんですね。でも32Fから上を攻撃するんじゃなかったのでは?)。
 しかも、モビルスーツ戦がハサウェイの真上で始まってしまう。
 うーん、この部分をもう少し丁寧に必然にしてほしかったですね。またはギギによる不思議な力?のせいなんでしょうか。
 大人向けに作っている雰囲気の割にはストーリー展開が子供向けという感じでチグハグ感はあります。少年向け小説が原作みたいなので止むをえませんか。

 本作がガンダムか、といえば、もはやモビルスーツものですらなく、それは単なる戦いの象徴になっています。極端なことを言えば現代兵器でドンパチやっていても、物語に破綻は出ないでしょう。

 アニメは、金はかけたのでしょう。ものすごい出来でした。しかし、実写に近づきすぎたといえばいいのでしょうか。ガンダムらしい迫力が感じられません。ハリウッド特撮的な迫力になってしまっています。
 冒頭のシャトル内の人の動きが気持ち悪かったです。ある種不気味の谷を感じました。

 ギギの造形、キャラだけは素晴らしかったので、それだけでも見る価値はあります。

 あえて、スケールを小さくしてパーソナルな問題に置き換え、ガンダムが不要になってゆく。ニュータイプもあまり意味がなくなってゆく。宇宙世紀もののガンダムとの決別なんでしょうか。

追記;ちょっと集中して見れてなかったみたいですね。一回しかみてなかったのでいろいろ変なレビューでした。また、2作目があるときに見返します。 {/netabare}

投稿 : 2021/10/20
閲覧 : 426
サンキュー:

11

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いまのアニメ技術をとことん盛り込んだ…ガンダム?

ガンダムはもちろんファーストガンダムからZ、ZZ、逆襲のシャアと観てきて、ファーストガンダム映画3部作は子供ながら当時映画館に観に行った。

で、今回のハサウェイ…。

アニメ技術はすごいね。なんか、いま使える技術をとことん盛り込んだ感じ。
人物を動かすCGも利用しているけど、可能な限りアニメっぽく見えるようにしている。
ただ、背景の海とか、途中の写実的な表現は、新海誠への対抗というか、趣返しにしか見えないけれど…。

宇宙空間の設定は本当にこだわっているのはわかった。
重力のかかり方とか、動きとか…。
で、その一方で最初の飛行船(宇宙船)内での銃撃戦とか…は??? って感じ。
正直、そこまで装甲厚いの??? という違和感しかない。

それとか、モビルスーツクラスのサイズが発射する武器熱量考えると最初の市街地戦もおかしい。
モビルスーツ3機の戦闘に巻き込まれ、事実上襲われるシーンとか。
火器の熱風であの距離は普通に重度の火傷で死ぬの思うが…。
まあ、アニメのなかでリアルに見せたいのと、現実との酷い乖離を感じた。

で、肝心の物語が…これってガンダムぽくはないな。
本当に富野イズム入ってる???? これっぽっちも感じなかった。
イデオン、ダンバイン、ガンダム等々、感じられる富野空気感が、このハサウェイは全然違う。
正直、一切ない。で、ガンダムである必然もなかった。

作画はすごい、なんかアニメはいまこんなことできるぞっていう展示会のようなアニメ。
それだけかな…。
映画版マクロスのような、当時頭をぶん殴られるような作画表現の衝撃と、言葉選びも展開もしっかり練り込まれた感動体験を、リアルタイムで味わった身からすると…。

小粒感が酷い…。とにかく脚本がつまらない。
言葉遊びだけの脚本は琴線には触れないものだな。
小劇場でやってる劇団のつまらん言葉遊び演劇を見せられた感じ。
不思議感を出せば面白くなるものではない。
駄作。

投稿 : 2021/10/20
閲覧 : 208
サンキュー:

4

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハサウェイ良かった…

見る前からとても気になっていたハサウェイ。
あまりにあちこちでハサウェイの好評を聞くので、興味が湧き、興味が使命感に代わり、緊急事態宣言明けの合間にようやく観に行けたのですが、素晴らしい仕事を見た気がしています。

硬派にかっこよくて、スペックの高い要素モリモリな青年が活躍する話かと思いきや、市街戦に丸腰で巻き込まれてあたふたするギャップが言葉にならない味わいを生み出しており、最高です。

それから、ハサウェイの魅力はもちろんなのですが、
SF作品としての細かな描写や考察が効いていた作品としても評価したいなというところですね。
予備知識の無い私がみて、まず感心したところなので、こちらを先に挙げればよかったかもしれません。
どれだけ良かったかというと、一シーンで、1時間くらい、調べてつぶせそうな物量というか細かさなんですよね。
この作品、作画はもちろん良いのですが、無駄に動いているということはあまりなく(無いとも言えませんが)一つ一つの動きに意味を持って動かしている感が漂っているので嫌味がないなと思いました。

尺もとりわけ長くないのですが、かなり充実した第一部だったなという印象です。

その日はハサウェイとレヴュースタァライトをはしごしようと思っていたのですが、ハサウェイで考えることが多くて、この後レヴュースタァライトは観れないわ!と気付き、新宿中央公園で1時間くらい考えに耽ったあと帰りました。

結果としてたどり着いたのは、ハサウェイがかっこよかったなということと、逆シャアを見なければいけないだろうという別の使命感でした。

時が立つのは早いもので配信が開始されたので逆シャアと2回目のハサウェイを見ました。
新たに得たのはとっかかりに対する発見と、それによって得た疑問、
さらに、もう一度逆シャアを見たら解決するのでは?という使命感でした。

この無数に散らばった謎がどのように回収されていくのか、もう少し深く読み解きつつ、第2部の公開を待ちたいと思います。

投稿 : 2021/10/19
閲覧 : 365
サンキュー:

14

8bit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

台詞回しが…

説明臭くならない台詞まわし
これ自体は良いのだが不足感があるのは否めない。
リアルに寄せたいのか芝居をさせたいのか、どことなく違和感を覚える台詞が目立つ。

1本で完結するのであれば「後半にはその意味が分かってくるよ」でも良いのだがこちらはあくまで分割作品。
分割なら分割内でもう少し説明(掘り下げ)は欲しい。
個人的には尺が足りないと感じた。

画はさすがのクオリティ。
人物、MS、背景、どれをとってもハイレベル。
エフェクトは特にカッコ良かった。
3Dがきちんと馴染んでいるのも良い。

お話の評価は保留(デフォルトの★3)
完結してないから。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 172
サンキュー:

3

でえ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう殆どの劇場で上映してないけど、すべてのアニメファンに見てほしい

「好きなアニメ教えて?」

「おすすめのアニメある?」


こう尋ねられたガンダムファンはガンダムシリーズを挙げるか?


否である。


なぜならばガンダムはアニメ作品という枠の中でもガッチリと仕切られてしまっているからである。(異論は認めます)


ガンダムの中でも名作中の名作、「逆襲のシャア」の正統続編、
「閃光のハサウェイ」の初映像化の本作はあらゆるガンダムファンを200%満足させられることはもちろん、

【ガンダムシリーズがどういう作品でどのような面白さがあるのかということをわかりやすくガンダム初心者にも伝えられる作品】であると断言しましょう。


アムロとシャアの戦いを描いた初代ガンダムは私が生まれる前の作品ですが、ガンダムがここまで根強くシリーズ化され人気を得た理由の一つに

敵にも味方にも守るべき家族・信じるべき正義があることです。


その中で様々な葛藤やドラマがあり、そのドラマを最大限に情熱的に演出するための戦争シーンがある。


本作、閃光のハサウェイは背景の小さな建造物一つ、グラスの水滴一つ、キャラクターの息遣い、すべてのシーンですべての制作スタッフ、キャスト陣の妥協のない本気で取り組む姿勢が見て取れます。


ロボットものが苦手、地味なドラマ描写が苦手、ガンダム観たことない、そんな方にも全力でおすすめしたい神作品です。

投稿 : 2021/09/17
閲覧 : 224
サンキュー:

6

nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

言うだけのことはある

正直UC、NTと来てもういいよガンダムはって感じで見に行くつもりなかったんだけどインタビューでクリストファーノーランに並ぶことが出来る力を持った映画だよって言っててならそれなら見てみようかな、と。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/210810a

予算的な話なら勝てるわきゃないからよっぽど自信があるんだなって。あと戦闘シーンが暗いってのがあってそれは見たくなっても劇場で見とかないとキツイなと思ったのもあるが
いや、言うだけのことはあったって感じはありますね。なんだろうな、MSのが見せ方って意味では今まででもカット単位ではあったと思うんだけど全編通して一本芯が通ってる上にここまでガチャガチャした機体をしっかり見せてくるのは凄いわ。
でも個人的には会話と話の見せ方が凄かったな、MS戦もその一部ではあるんだけど、こんなにしっかり宇宙世紀の話が来るとは思ってなかった。原作が御大将だからってのはもちろんあるとは思うが、ここまで今時でスタイリッシュない仕上がりになってるとは思ってなかった
今までのガンダムで言うならそのまんまではあるけど正に逆シャアの続編になってる
連邦政府の腐敗臭の見せ方がうまいわ、そこまでか?っていうのといやこれはって感じのバランス感が
これまでの宇宙世紀の設定をうまく使ったなぁって感じ
キャラも良かったしなぁ、ギギがぶっちぎりで良かったけどハサウェイがこんなにカッコよく見えるとは思ってなかったな
後はまぁ色々言ったけど1番良かったのはBGMですね、こう言うとBGMだけが良かったみたいなイメージもあるけどこれは映像も合わせた上でやっぱBGM良いよこれってなる
続編見に行くなぁこれは

しかし最後のテロリスト共がいい顔してるなぁって言うのとこの見せ方は他ではなかなか出来ないなぁとしみじみ思った
ガンダムは割とテロリストの話多いけどここまで明るさに満ちてると言うか世直しに燃えてんだなって感じの出し方はいい、いいよ

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 238
サンキュー:

3

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映像美とリアルさがスゴい!

映画館で見てきました!

小説はまったく読んだことがない状態でしたが、特に困らなかったです( -∀-)
ただ、きっと読んでいた方が原作に忠実なのかまでしっかり分かるので良いかなと思います(。'-')

それと、ガンダムUCとNTは見て行った方が楽しめます♪

モビルスーツ戦は後半しかないですが、ハサウェイ達が戦闘に巻き込まれるシーンなどは、民間人目線でリアルに描かれてます( Ö )
ビームでビルや草木が溶けたり、戦闘で人が巻き込まれて死んでいく様など…(°m°;)ゴクリ

あと、映像はとてもキレイです!
ただ、ハサウェイの見せ場が夜間戦闘だったので、全然見えないwww

投稿 : 2021/08/14
閲覧 : 214
サンキュー:

5

kazz さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハサウェイは何を考えて生きていたのか?

原作未読。
逆シャア大好き。
ドルビーアトモスにて鑑賞。
(まず劇場で席についたとき、若い女性が散見されて驚きました。Wや00ならいざ知らず、ハサウェイで何故?声優さん効果なのでしょうか?)

少なくとも逆襲のシャアさえ観ておけば誰でも楽しめる一作になっていたと思います。

またサンダーボルトのようにMSを実際的にとらえようとする製作姿勢も感じ、目は肥え無駄に知識を蓄えたオッサンでも楽しめる作品でした。
(とは言え、ジェガンの股間銃座は。。。)

三部作の一作目のようですが、尻切れ感のない話の構成でしたのでぜひ劇場へ。

加えて、ドルビーアトモスでグルングルン回る爆発音や謎の新鋭機の駆動音を感じてみてください。

投稿 : 2021/08/14
閲覧 : 236
サンキュー:

7

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

胡桃のなかのミノフスキー・クラフト

おそらくきょうが、大阪では最後のドルビーシネマ回。ブルク7のシアター1で都合4回目。

原作は未読。宇宙世紀は『逆シャア』まで履修済み。自分はガノタではないけど『Z』世代のはしくれではあり、「ダカールの日」のスピーチはいまでも大好きというくらいの、・・・その程度のライトユーザである。

正直言って、作品のグランドデザインはけっして好みではない。わたしはTRIGGER的な作風が好きなのであって、いわゆるProduction I.G系のフォトリアリズム(ただ、たんに「リアル」とか「リアリズム」とか言ってドヤ顔をしてる輩はもうすこし日本語を勉強すべき、・・・ここにあるのはまぎれもなく「写実性」)を追求する作風は、キライじゃないけど積極的に推したいとは思わない。それはもちろん「{netabare}攻殻{/netabare}」シリーズや「{netabare}PSYCHO-PASS {/netabare}」シリーズ、そして押井守全盛期の作品はすごいと思う。思うけれど、それはある種醒めた評価であって、激賞という感じではなかった。

ところが。

もう本作は激賞するしかない。好みの方向性ではないにもかかわらず、もうすべて褒めちぎるしかない。非の打ち所がない。マジメに考えるなら、これは、ハリウッドの数年に一度出るかどうかの大作をアニメに置き換えたようなデザインである。アニメの強みを誇張してそれを最大限展開していくTRIGGER風の方向ではなく、実写の強みを整理してそれを最大限置換していく方向である。具体的にいうと、レイアウトとカメラワークがすごすぎるという話。こういうとラストのモビルスーツ戦がすごいのかって思われがちだけど、それはまちがいではないけど、真の意味ですごいのは、日常パートである。

飛行機の機内、ホテルのロビー、崩壊していく街、火の海になる公園、あわただしい船着き場、ひなびたスラム、リゾート然としたビーチ、熱帯雨林を偽装した秘密基地、・・・そのすべての場面で、すべてのキャラクタが自分の立ち位置を綿密に座標として割り当てられていた。これは、すべての場面を3DCGで組んでいるというわけではない。そうではなく、レイアウト参考でCGを使って、キャラクタの立ち位置と顔や身体の向きをひとつひとつ設定し、適切なカメラワークを繰り返し試行することでベストのバージョンを決定し、そのうえで、原画参考にそのアウトプットが回されているということ。

もちろん、きょうびのマジメに作っているアニメはどこでもやっていることだけど、このレイアウトとカメラワークの目指すべき方向性について、厳密に実写のそのレベルを凌駕するということで関連スタッフの意識が統一されており、そして実際にそれを成し遂げてしまったということが、いままでのアニメとはまったくことなる表現レベルに到達した理由だろう。もちろん『{netabare}シン・エヴァ{/netabare}』における、あのひとり歩きした「プレビジュ」という製作技法もこれと近いところがあるのだが、スタッフの目指すべき方向性(落とし込む完成形)のイメージがまったく異なっていたということだろう。

告白すればわたしは作品のグランドデザインとしては『{netabare}シン・エヴァ{/netabare}』のほうが好きだ。アニメをアニメたらしめている曖昧模糊としたやわらかくてこぼれやすい理想みたいなものに触れられるような、アニメアニメした方向性が好きだ。けれども、本作のこの作品の完成度のまえには、ひれ伏さざるをえない。実写とCGでこれと同じ作品を作ることは容易で、そしてその作品は佳作ではあっても傑作ではない。この実写が培ってきた説得力を強引に、けれども、あくまでさりげなくアニメというメディアに載せ替えているその手際が鮮やかすぎて、目が離せなくなるのだ。

その他、作画、脚本、撮影、演技もろもろ、どこにも瑕疵はない。

ひとつ、印象的なシーンを挙げるとすれば、ふたつめのPVでも使われていた、{netabare}夜の公園でガウマン搭乗のメッサーがペーネロペーにとどめを刺されて、機体から派手に降り注ぐ火花をバックに、ハサウェイとギギが抱き合う{/netabare}場面。画的にも文句の付けようながいほど整っていて、かつその耽美さは涙腺を刺激するほどであり、一方ストーリィ的にもハサウェイの今後を象徴する味わい深さがある。良く出来ている。いや、出来すぎている。嫌味なほどに、完璧なのだ。もちろん時代時代で完成度の基準は推移するわけだが、ここまで研ぎ澄まされた作品というのは、どこまでふり返らなければいけないのか。たぶん『{netabare}GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊{/netabare}』は当時似たような立ち位置だったのだろう。

いずれにせよ、本作はアニメ史の流れを分岐させる、もしくはアニメ史の世界線を跳躍させるだけのインパクトを持った作品である。ガノタであろうとなかろうとにかかわらず、絶対に見た方がいい、しかもドルビーシネマで。ドルビーシネマでみないと、あの夜戦のシーンの迫力は伝わらない。ドルビーシネマというひとつのメディアの存在意義を、もっとも明快に示す作品でもあって、その意味では、アニメ史にとどまらず映画史やメディア史でも参照されるべき作品となった。

褒めっぱなしなのも居心地が悪いのでひとつだけ難点をあげると、TRIGGER好きのわたしからすると、本作はちょっと「文学コンプレックス」が感じられなくもない。まあそれが富野節ということなのかもしれないけれど「登場人物の感情や心理的な機微が織りなす高揚と悲嘆」みたいなものこそが作品の本質である、・・・的な価値観がうっすら感じられなくも、ない。別の言い方をするなら、本作を「作画アニメ」とのたまう輩はたぶん出てこない。それは作画の素晴らしさが目立たないくらい、ほかのあらゆる要素が素晴らしく、なによりストーリィが素晴らしいからだ。ほとんど難癖でしかないけれど、けれども、この難癖は最上級の賞賛のトッピングと思っていただければ幸いである。

あと、ギギちゃんがかわいいすぎて胸が苦しい。

衝撃:★★★★★
独創:★★
洗練:★★★★★
機微:★★★★★
余韻:★★★★☆

投稿 : 2021/08/12
閲覧 : 213
サンキュー:

6

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

興味あるなら絶対映画館で見たほうがいい

いやーすごい、滅茶苦茶面白かった!
シナリオも映像も素晴らしい。とても重厚感があって面白いアニメでした。

わたしはそこまでガンダムに詳しいわけではないですが、ガンダム映画というよりも戦争映画のような印象を受けた。
だからこそガンダムに詳しくなくても楽しめた要因なのかなと思いましたが。

この作品は立場の違う人同士の「対比」を非常に丁寧に描いていて、
どちらが絶対的な正義でどちらが悪かっていう描き方をしていないところが面白いと思った。
両者が正義だと思って戦っている裏で犠牲になっている人もいる、迷惑をこうむっている人がいる、掲げた正義は本当に正義なのか?

戦うモビルスーツと、巻き込まれる市民。 未来を守る戦いに身を投じる人と今日を生きるだけで精一杯な民衆。
未来を守るためなら、今日を生きるので精いっぱいな人を犠牲にしてもいいのか?
市民は1000年先の未来のことよりも、今生きることのほうが大事だ。
信じた正義のために戦っているはずなのに、市民にとっての自分は正義どころか、悪なのだろうか? 葛藤。信じた正義への疑念。

立場の違う両者の対比を描くことで、戦争の光と影を見事に表現した素晴らしい作品だと思った。


話としても面白かったが、何よりすごいのは戦闘シーン。
カメラアングルが絶妙で、モビルスーツの圧倒的なスケールと躍動感、そして圧倒的な破壊力。
物凄い轟音が映画館中に響き渡り、スクリーンにくぎ付けにされました。圧巻でしたね。

市民目線での戦闘描写もパイロット目線での戦闘描写もどちらも圧倒的な臨場感で、鳥肌が立った。
市民にとってMSのバトルは恐怖以外の何物でもないことがわかりました。
怪獣映画とかもそうですが、パイロット達が命がけで戦っている陰で巻き込まれた町の人はこんな恐怖と絶望を味わっているんだぞっていう当たり前のことを凄い臨場感で魅せてくれた。
映像だから自分に危険があるわけないのに、あまりの臨場感で、思わずビクッてなっちゃいました。
あまりの迫力で興奮して心臓がバクバク言ってました。すごかったです。
この興奮は、映画館ならでは。自宅でBD視聴してもこの臨場感はまず味わえないでしょう。

まるで巻き込まれた市民になったような気分で絶望感を味わえます。
オススメです!!

絶対映画館で見るべきですよこれ。あの迫力はそうそう味わえるものじゃないです。

これこそ、日本が世界に自信をもって誇れるアニメコンテンツの集大成だと思う。素晴らしい!

投稿 : 2021/08/08
閲覧 : 254
サンキュー:

20

ネタバレ

TORL さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

村瀬監督かっこいい

村瀬さんのオリジナルのディレクションが素晴らしかった。

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 172
サンキュー:

2

カムリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

閃光のハサウェイ

原作の小説は難しく理解するのに苦労した記憶があるが、映像作品になるとわかりやすくてよかった。

逆襲のシャアさえ見ていればガンダムに詳しくない人でも楽しめる作品になっており、また、ハサウェイの成長も見れる素晴らしい作品に仕上がっていた。

今のところ原作通りに進んでいるので最後まで原作通りに進んでほしい。
2作目が今から楽しみです。

投稿 : 2021/07/25
閲覧 : 189
サンキュー:

6

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ナラティブが酷かっただけに‥。

そう、余りににナラティブが酷かっただけに、少なくとも劇場に行くのは止めようかと思っていたのですが、結局観ました。原作はそれこそ20年以上前に1巻だけ読んだ記憶があります(中身は全く覚えていない)。
一言でいえば、ホッとしてます。無理やり嫁さんを連れていったのですが、酷かった場合、どのような文句を言われるのか‥(じゃあ連れていくなよ)、と思いましたが、とりあえず杞憂に終わったようです。
画は迫力満点でした。特に市街地戦では一般市民目線から描かれてましたので、モビルスーツ戦の臨場感というか恐怖が際立ってました。ただ、演出面から仕方のないことかもしれませんが、夜間戦闘が暗すぎて少し見辛かったところがありました。
ストーリーについては、完結してませんので割愛します。
キャラについては、やはりギギでしょうか。
自分の生き死に興味がないといいながら、市街地戦では、恐怖でキャアキャアわーわー叫びながら涙を流す。ケネス大佐にはオープニングでツンな態度をしてフッておきながら、場面が変わればデレて誘うような態度を取る。天然なのか狙ってなのか不明ですが、かなりの爛漫キャラで、オジサンとしては大変に魅力的なキャラでした(奥さまには大変不評でしたが‥)。
ハサウェイについては一見パーフェクトな人間かと思えば、以外に穴だらけということが後半にかけて明らかになっていきますが、そこがまた魅力的に映りました。
ということで、次回に期待してます。

投稿 : 2021/07/07
閲覧 : 316
サンキュー:

9

ネタバレ

GAMMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

久しぶりの戦争するガンダム

【視聴の動機】
会社の先輩に誘われたから

【概要】
主人公のハサウェイが連邦政府に対して革命する。

【雑感】
ストーリーがカッコいいし緊張感ある。
不安定な世相の中、一瞬先も何が起こるかわからない展開と
開き直って生きるモブの地球人たちとが鮮明に描かれている。

戦場の写真を見た時の喪失感が味わえる。
宇宙世紀が愛される所以(ゆえん)だろう。

【オススメする視聴者層】
戦争映画が好きな人
ガンダムシリーズ(宇宙世紀)が好きな人

【今後について】
次回作は何年待ちですか?

投稿 : 2021/07/02
閲覧 : 253
サンキュー:

9

ネタバレ

ペガサス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

斬新なガンダム。

原作の上梓は1989年、逆襲のシャアから12年後の話である。

キャラの造形やモビルスーツの存在感が非常にリアルに感じられた。
ハリウッドの実写映画のような演出意図があったのだろうか、これまでと違うガンダム作品となっている。
富野さんの思想の新しい見せ方として成功しているのではないだろうか。

連邦の特権階級による独裁的な支配体制への若者の反乱を描くという、現在の世界情勢と重なるタイムリーなストーリーであることから、{netabare}最後が悲劇で終わる{/netabare}原作をそのまま踏襲するのか気になるところである。
反体制としての手段がテロ行為なので、中途半端な終わり方にはならないだろう。

映画は三部作、続きが楽しみである。

投稿 : 2021/06/29
閲覧 : 181
サンキュー:

6

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

劇場で観るべき劇場版アニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
久しぶりに、「あ~、俺、今、ガンダム観てるわ~」と思えた。非常に充実した1時間半。

原作は、1989年に出版された、富野由悠季さんの同名小説。「逆襲のシャア」から12年後の世界を舞台にしており、主人公は「ハサウェイ・ノア」。ホワイトベースの艦長として知られるブライト・ノアの息子。

コロナの影響もあり、この1年、映画館に行くのは控えていたのですが、本作はどうしても劇場で観たかったので、昨日行ってきました。田舎の映画館ということもあり、キャパの10分の1程度しか客がいなくて、かなりゆったり観られました。

劇場版三部作の1作目ということで、ストーリーは完結しませんが、充分な満足度がありました。

私が本作を劇場で観てほしいと思う理由は、本作の見所が、やはり映像と音声にあるからですね。

本作では、人間目線でのモビルスーツ戦が多く描かれます。モビルスーツの部品がちょっと落下しただけで命を失ってしまう、絶望感や恐怖。それを味わうには、大スクリーンで観るのが1番だと思います(私は映画館に行くと、視界が全部スクリーンで埋まる、前の席で観るのが好きなんですが、今作はそれがハマってた、スクリーンを見上げる形が良い感じでモビルスーツを見上げている気分になりました)。

まあ、ガンダムを知らない人はまず観ない映画だとは思いますが、一応、「地球環境の為に、全人類を宇宙に移民させようとする青年(テロリスト)の戦い」を描くストーリーです。逆シャアと世界線は繋がっていますが、前作を知らずとも観られる映画だと思います。

コロナ対策をしっかり行った上で、映画館で観てほしいですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
原作小説は、確か中学生の時に読んだはずなのに、びっくりするくらい内容忘れてる(笑)

あれは、いいものだ、、、いや、これは、いいことだ(笑)

ということで、ストーリーは知らずに、新鮮な気持ちで楽しみました。

序盤、宇宙船内の会話劇。これがガンダムの会話だよなという空中戦に、ニヤリ。

続いて、ホテルのシーン。どこかクェスを思い出させる、ギギのキャラに、ニヤリ。ハサウェイが大人になってて、ちょっと複雑な気分(笑)

(ちなみに、ハサウェイの植物学の先生が、アマダ博士って、シローとは関係ないよね? 映画の間、ずっと気になってしまったw)

ホテルを射撃したところからの逃亡戦は、本作で一番の見所。人間の目から観たモビルスーツ戦の迫力。圧倒的な暴力。

ハサウェイは、「地球のため」に戦っているが、「人のため」に戦っているのだろうか。明後日を考えられない人がいるなかで、1000年後の人類の、地球のために戦う愚かさと純粋さ。「魚が取れなくなった」と地球環境を嘆くくせに、ディナーで魚を食べる矛盾。しかしそれも、腐敗した連邦高官のせい。

市街地の上でも容赦なく射撃した軍も軍だが、そもそも市街地を盾にしたのはマフティーだ。

どちらが正しいとか間違っているなんてこと、富野さんが書くわけない。両陣営にそれぞれガンダムがいることが、その証左か。

終盤のモビルスーツ戦は、パイロット目線での戦いが熱い。ワケワカランが、訳もなく面白かった。

ストーリーに関しては、まだ序盤なので、3作観てから語りたいと思います。

余談ですが、私は今、30代中盤なのですが、映画館の客層の中ではまだまだ「坊や」でした(笑) オッサン8割、女性1割、子供1割(笑) もうちょい、ガンダムも裾野を広げていかないとな~と思いました。
{/netabare}

投稿 : 2021/06/27
閲覧 : 357
サンキュー:

20

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

散々引っ張ったなぁ

原作未読(2021.6)
本来ガンダム作品(ビルド系以外)は批評しないつもりなんですが、これは後出し作品ではなく30年前に書かれた宇宙世紀の本筋にあたる作品であり、所謂ファースト世代にとっては避けては通れない作品ではと勝手に思っている次第です。
しかし、当時もハサウェイが主人公で結末もあまり共感を得られるものではなく(まぁ冨野氏らしいわけですが)自分自身もちゃんと読破していないわけです。
それを今更という不可解さもあり、まぁ一応という感じで視聴しました。最近の冨野氏はGレコ等に力を入れておりそれまでの宇宙世紀は棄てたと思っていたので(そして代わりにF氏のUCやNTである。偽物でしかない)どこまで本気なのか?と訝しがるのも仕方ないと思います。
が、個人的には非常に良かった(ここでうだうだ言うのも何なんで)。
特に上田さんのギギは素晴らしい。きっと上田さんでなければ自分は嫌いなキャラになりかねない要素を含んでいると思います。それを1話で好きにさせるとは・・・。結末が原作通りなのかわかりませんが今後が楽しみです。

私のツボ:F氏のガンダム?は邪魔だな。この間に入るべきじゃない。個人的には一生認めないけどな。

投稿 : 2021/06/27
閲覧 : 212
サンキュー:

7

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今までのアニメ化で一番冨野監督の小説ぽい

本作品は、冨野監督の「逆襲のシャア」の後日談として出された小説の映像化作品なのですが、私が思うに冨野監督の書かれる小説の世界に一番近いのではないかと思いました。もちろんこれは村瀬監督の力量を評価していないという意味ではありません。小説の中のちょっとしたセリフのニュアンスとか、表情の変化などを、リアルな人間の感じで再現されていて、それが小説世界のものと非常に近しいと思えたからです。それをこれだけうまく描いていることに、本当に見ていて驚きました。

実は以前村瀬監督の「虐殺器官」のアニメ化を見た事があるのですが、それはちょっと私には心臓的についていけなかったのです。それで、この「閃光のハサウェイ」はどうかなと思っていたのですが、この映画は今のところそんな懸念はまったくありません。洋画を見ているみたいにスムーズに場面つなぎがありましたし、作画は一級品でした。出てくるキャラクターたちもそれぞれに魅力的です。特にギギは出てくるだけで画面に華がありました。

三部作の第一作目なので、まだどういう風になっていくのかわからないですが、もし原作通りの結末だとしても、本作は最後まで見てみたいと思いました。ガンダムシリーズの中でも本作は非常に複雑な人間関係のドラマが展開しますが、ロボットアニメのひとつの到達点として、見届けたいと思います。

投稿 : 2021/06/23
閲覧 : 212
サンキュー:

13

くりあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

仕上がりは「大人向けのガンダム作品」

映画館で見てきた第一印象から

ガンダムUCやNTよりもピリッとした
甘えのない、人がいつ死んでもおかしくない。
よく言えばシリアス、悪く言えば陰鬱。

物語自体が主人公の組織も必ずしも正義を行っていない戦い。
人間の汚い部分をさらけ出す物語。そういうものを原作から抽出したような雰囲気を映像から感じました。

作画の細かさやこだわりのアングルはまさにTVアニメの範疇を超えた映画といえるレベルに仕上がっています。
ガンダムUC、NTよりワンランク上の映像と言えるでしょう。

MSの戦闘シーンもCGと2Dを今までよりうまく使い、
グリグリとアングルが動く様は迫力があります。

さらに過去の作品以上にリアリティを重視していて
機体がいちいち見得を切ったりはしません。
MSの戦闘に巻き込まれて人はあっけなく死んでしまうような説得力もありました。
自分はそのリアリティがたまらなく刺さりました。

澤野弘之氏の劇伴も派手さもありつつ今までよりとっつきやすいだけではない
深みのある曲調の曲が多いです。

物語の評価は全部終わるまでは難しいので触れませんが一本の映画としてみると
テンポがよく見やすいと言えます。

個人的に人にもオススメしたくなるガンダムは久しぶりなので続編も楽しみに待ちつつ応援したいです。

声優について
私はGジェネをやっていないので声優の変更に関しては特に思うところはありませんが、
メインの3人の演技はどれも素晴らしく自分は文句無しです。

また、過去のガンダム作品に関わった大御所声優が脇役に多く登場されているところは嬉しく思いました。

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 176
サンキュー:

8

kakizaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今後の期待感を持てる良い映画

今年、去年と鬼滅やエヴァを観たが正直今回観たハサウェイの方が面白かったなと
今後の展開に期待ですね

投稿 : 2021/06/16
閲覧 : 209
サンキュー:

6

ネタバレ

esso-neo さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

村瀬監督って、タフなのかな

wiki見ながら買いてみよう
大好き伊藤計劃の虐殺器官からの二作目になる劇場スケール作品のようだ。ハードなSF時代空間を手がけ、それをそのままハサウェイに輸入。今回は「秘密作戦」にまた似ていて、目標が違う「テロリズム」。
 中東で突如始まった空爆を思い出す最悪としか言いようがない市街戦、そしてその真意はカモフラージュだし、最終目標は個人でどうにもできるような話じゃないスケール。優しさの果てにあるテロリズムってのはもしかしてウイング?
 あの虐殺器官ができたんだでぇーれぇものが見れるぞと思ったら、期待通り見れた。MSの登場、ガンダムへの搭乗までにハサウェイの見ることになるスケール感は順序よく巨大化し、特に人スケール期での音、見える景色、それらがハサウェイに準じて選ばれて観客ごと「環境」に引きずり込み、けったくそ悪い市街戦で気分悪くして、ガンダム両雄の激突はスピード早いし暗いし情報量多くてなんかよくわからん。脳は見てるけど解釈する意識はいつも一歩二歩遅れるもんなぁ。
 こんなゾワゾワするガンダム、今の御大は作らん(っていうか何故か作らせて貰えなかったし写実性路線はあの時代の人たちとしては受け止めてないのかなぁ)「ガンダム」を観れる。お金かかってたわぁ。
ユニコーン見れば満足できたけど村瀬監督作品とか言われたら脚いっちゃいます・・・

投稿 : 2021/06/16
閲覧 : 193
サンキュー:

5

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あの頃僕らは無知だった

長い長い時間をかけて、僕らはガンダムに育てられてきた
富野由悠季に育てられてきたと言ってもいい
それは、戦争だったり、勧善懲悪など現実世界にはあり得ないという事実だったりする
僕らは長い時間をかけて、これらのことを学び鍛えられた
キャラクターの一人一人が次にどんな言葉を言うのか?
先が見えないような物語の展開の中、その次の言葉
次に起こりうる出来事が、物語に先行しながら見えてくる
次に出てくるセリフを呟く自分がいる
コワイほどの親近感
完全無知識で臨んだのに、何もかもが見えてくる
世界が広がる、
モビルスーツや戦闘シーンなどより際立つ会話劇の見事さ
1000年先を見据えるものと、3日先のこともままならない生活
魚が取れなくなった世界で、魚料理を食べる矛盾
すべて本当のことなのだ
緻密な計画のもとに放たれる弾丸と
一機のモビルスーツを撃破するために、
市街地に着弾する可能性など考えず放たれる正義とは
そう、みんな知っているのだ、
何が正しくて何が間違っているという問題ではないことを
繰り返すが、僕らは鍛えられてきたガンダムというものに、富野さんに
だから知りうることが出来るのだ、次に起こる悲劇を
二つの勢力は、あるいは人々は、それぞれ、お互いのやり方で
なんとかしてそれを防ごうとする、守ろうとする
だから、でも、悲劇は防げない、いや防げたのかもしれない
ガンダムとはそういった物語だ
閃光のハサウェイ
それは
鍛えられた僕らだからこそ過去最高のガンダムなのだ
ガンダムすら知らない、初見のキミ!
訳が分からなかったら考えてほしい
これは何なのかを
そして悩んでもらいたい
閃光のハサウェイが言いたかったことを
そして未曾有の体験をしてほしい。
とにかく今、見終わって興奮している
スタッフの皆さん、富野さん本当にありがとうございました。
これからも、僕らを鍛え続けてほしい、切にそう願う。

投稿 : 2021/06/14
閲覧 : 171
サンキュー:

8

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

斬新な迫力、音楽、映像、人間模様を奏でたガンダム

 待ちに待った『閃光のハサウェイ』初日早朝見てきたです。

 「逆襲のシャア」から12年後のお話で、題名だけにハサウェイ・ノア出まくりの展開です。何かの作戦のため、シャトルに登場し運命とも言うべき、ギギとケネスとの出会いがあるです。トラブルも起こりいきなり活躍見せ場があったです。

 これをきっかけで、特にやたらとハサウェイにせまるギギが、この後の展開に大きく関わることとなるのです。
 ケネスも交えて意味ありげで繊細とも言うべき交流?もあり、ハサウェイの行動に影響を与えるさまが面白いです。いろいろとモビルスーツの襲撃があったりと、話を盛り上げていったです。

 最初から耳にするマフティーとは何なのか?この組織なのか?個人なのか?も含めて、ハサウェイとの関連が、次第に明らかになっていったです。
 後に出会うレーンとも今後にも関わってきそうだったです。{netabare} ハサウェイとレーンとのガンダムファイトも、{/netabare}凄く綺麗に描かれていてよかったです。

 歌、映像、音楽、出てくるガンダムと、後の未来より、斬新で良かったです。
 まだ、続くような伏線を残す、まだ始まったばかりと言わんばかりな終わり方が、「私、気になります!」だったです。

投稿 : 2021/06/11
閲覧 : 249
サンキュー:

12

EJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

悲劇なんだよなぁ。。。

悪文のせいで読む気が失せて結局読まなかった小説版。
逆襲のシャアとの間にUC、NTと入ってアニメでどうなるか。。。

リアルで悲しいことばかりだからお話くらいはハッピーエンドなものが見たいけれど富野モノだからまぁしょうがないよなと思いつつ一応観ようとは思う。

投稿 : 2021/03/20
閲覧 : 201
サンキュー:

0

ハナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/06
閲覧 : 3

鷹の爪 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/28
閲覧 : 2

SK さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/18
閲覧 : 3

K さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/05
閲覧 : 3

アニメガタリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/02
閲覧 : 5

三寸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/15
閲覧 : 11
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのストーリー・あらすじ

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府組織「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。(アニメ映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年6月11日
制作会社
サンライズ
公式サイト
gundam-hathaway.net/
主題歌
Alexandros

声優・キャラクター

小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一

スタッフ

原作:富野由悠季/矢立肇、キャラクターデザイン原案:美樹本晴彦、メカニカルデザイン原案:森木靖泰
監督:村瀬修功、企画・製作:サンライズ、脚本:むとうやすゆき、キャラクターデザイン:pablo uchida/恩田尚之/工原しげき、メカニカルデザイン:カトキハジメ/山根公利/中谷誠一/玄馬宣彦、美術監督:中村豪希、色彩設計:すずきたかこ、撮影監督:脇顯太朗、CGディレクター:増尾隆幸/藤江智洋、編集:今井大介、音響演出:笠松広司、録音演出:木村絵理子、音楽:澤野弘之

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