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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(アニメ映画)」

総合得点
76.6
感想・評価
180
棚に入れた
729
ランキング
692
★★★★☆ 4.0 (180)
物語
3.8
作画
4.4
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
3.9

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これぞ感

御大自身を善と悪に分割したアムロとシャアの物語と異なり、両要素を一人の中に持たされた若き御大ハサウェイは、脳内設定のスピードアップもあり一般人からはさらに理解しにくいものになっています。Gレコよりは全然わかりやすいですが。理解度の深いスタッフたちでさえ扱いきれない暴れ馬脚本がはみだしてくる部分を楽しめる、これぞ富野ガンダムといった作品です。ハサウェイがギギの胸に見とれてる間にやられちゃう味方とか、ツダケンの一人ノリツッコミとか、基地帰還時のドヤ顔とか、見どころ満載です。「閃光」のスカスカ感も最高。

と先入観なしでみてたんですが、これ御大全く噛んでないの?マジ?

投稿 : 2023/12/07
閲覧 : 93
サンキュー:

2

ネタバレ

PSvKf07387 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

マフティーって何?全体的に分かりづらい

アレでバズったけど序盤のテロリストとのシーンに尺取る必要あった?
視聴後解説動画見ないとハサウェイの立場や行動理由マフティーって何かが分からず説明不足だった
序盤削って解説に尺持ってきてほしかった
作画は良かったけど夜だからって無意味に画面暗くして分かりづらい
イクスィーとペーネロペー兄弟機?かなんかで見かけ似てるからどっちがどっちか分からん
解説見たら楽しめるとこ多かったけど頼むから本編内だけでもある程度は解るようにしてくれ
都市が襲撃されてハサウェイが逃げてるシーンは映像が綺麗なせいか戦争物というよりパニックホラーみたいで怖くて良かった

投稿 : 2023/11/09
閲覧 : 99
サンキュー:

0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

え、これで終わり?

っていうのが率直な感想
全部じゃないけどガンダムは劇場版やOVAは何個か観たけど
これはよくわからない

※本作テレビ版で観たけど多分一緒でしょ?という感じで感想記載。

前半の絵の綺麗さは実写のハリウッド映画に引けを取らないかと。
しかしまぁ最初の飛行機ジャックとの格闘
次のギギとのいちゃいちゃ
これで半分使っちゃってるので
説明少ないまま後半へ行って
最後の10分くらいでMS戦闘はあっという間。。
なにをこれで表現したかったのかわからず。

MS戦闘は画面暗いしかっこよさがないし
雑魚を蹴散らす強さもないし
その点では水星のファンネル的なものが銃に合体させるのや、ユニコーンの変身などは素晴らしいがそんなものもなく。。ラスボスとなんかそっくりだしで。。

登場人物も戦闘もお話も今ひとつ魅力なかったかな。。

ガンダムを最初から観なくても逆襲のシャアとか話のポイントが分かりやすくよくできてるかなと今更思う

色んなものをやってみたくてやったではなく
どこに向けてストーリーを集約させるかを検討したらよかったのになぁという感想でした

これだと閃光といえば閃光のフラッシュだよなぁと関係ないけど思ってまいました。

ぶらいとさぁぁん

投稿 : 2023/02/05
閲覧 : 156
サンキュー:

3

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ド迫力のモビルスーツの市街戦は一見の価値あり

 ガンダムと言えばアムロやバナージなど少年たちが活躍するのが定番だけど、この作品は成人したブライトの息子ハザウェイが主人公の大人ガンダム。逆シャアから12年後ってことなので、これも自然なことか。
 ハイジャックからリアリティのある雰囲気がいい感じでぐいぐい引き込まれたんだけど、いかんせん展開の唐突感が半端ない。悪いけど1回目は寝てしまった。続きを観ても寝てしまって、後日改めて観たけど、やっぱり謎ばかり。結局同乗したヒロインが何者か分からないし、ハザウェイは何しに敵地に潜入してたのかも謎。分かりにくいのはガンダムらしいと言えばガンダムらしい。
 でも、陽動のために市街地に現れたモビルスーツの戦闘は一見の価値あり。ビーム兵器がシールドに命中し、高熱で液状になった金属片が周りに飛び散る。下から煽るようにモビルスーツを見上げる構図といい、ガンダム史上ナンバーワンの臨場感と迫力だったと思う。
 しかし、この陽動、必要だったのかな?この混乱に乗じて、ハザウェイは何をしたかったんだろう。

投稿 : 2023/01/02
閲覧 : 113
サンキュー:

8

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私は評価できませんでした

この映画、どこが面白いのか分からなかった。
{netabare}
というか、テロリストを主人公にするってどうなの?
どうもそういう行動原理に理解できないところがあって、
主人公を好きになれず。
全体的な映画の評価も下がってしまった。
続編あるらしいけど、多分見ないだろうなあ。
{/netabare}
まあ、人それぞれ事情や信じる正義はあるんだけどね。
そもそもガンダムシリーズってあまり見てないし。

背景は素晴らしいと思った一方、なんだか人物の動きは
カクカクしているように感じましたが、コマ落ちしているのか?

今期(2022秋)、ガンダムシリーズとして「水星の魔女」が放送されていて、
とっても面白いんですが、
「ガンダム」って何だろうって思わざるを得ない。
タイトルに付けるだけで一定数見てくれるもんね。
すごい枕詞だなあって思ったりしました。

投稿 : 2022/11/19
閲覧 : 151
サンキュー:

6

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

教えてくれよ、この仕組みの深さを破壊する方法を。

 全95分。原作未読です。ガンダムはファースト、逆襲のシャア、ユニコーン、Z、0083を見てきました。

 逆襲のシャアから12年後の世界、ハサウェイ・ノアが主役。

 ガッツリネタバレです。

 ハサウェイ=マフティですね。テロリストとなって、世界を変えようとしており、連邦と対立している、、、で合ってますか?

 この時点ではまだ始まりにすぎないので、あんまり語ることないですね。これから物語が展開してくれることを願って、引き続き視聴したいと思います。

 すごく良かったのは、やはり作画ですね。モビルスーツ同士のバトルが緊張感あって良かったです。モビルスーツが今までと違い、無機質な兵器に見えて、その戦いに巻き込まれる一般人の恐怖がひしひしと伝わってきました。

 惜しむべくは、スマホ視聴したことです(T_T)。暗闇でのバトルが多かったので、結構見辛かったです。しかも僕のスマホ画面汚いし。多分映画館で見たらもっと素晴らしかったんじゃないかな、と見に行かなかったことを反省してます( ̄ω ̄;)。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/08/15
閲覧 : 459
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17

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.1.17

2022.1.17

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 194
サンキュー:

0

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

印象としては大人向けで若い世代には受け入れ難いであろう作品

平成ガンダム世代の私にとってはこの作品は率直に言ってあまり得意じゃないです。正直苦手。
今までのガンダム作品とは明らかに内容が別物で、始まり方がミッションインポッシブルやボーンみたいに話の流れで突然美女が現れて、連れ添いながらアクションシーンを展開していくみたいな洋画を観ているような感じで、脚本は明らかにその影響を受けている節があることから、ガンダム作品として観るにはイメージとかけ離れすぎていて気取った感じが強く、あまり面白くなかったです。

作画はとても綺麗だけど、モビルスーツの戦闘シーンなんかはリアルすぎて寧ろそれが格好良さを感じることができず、実物があったらあんな感じになるんだろうと評価はできるが、作りが不評だったTwilight AXISみたいで、最近で言うところのガンダムNTやUC、ダブルオーなんかと比較するとリアルすぎるがゆえに作画が人工的に見えてしまい、好きになれなかった。
特にMSのペーネロペーやクスィーガンダムの外観が複雑な作りをしているのと、構造物が細かく描かれすぎているため情報量が多く画面が雑然としてしていて、暗闇の中での戦闘シーンが今までのガンダム作品と比べるととても観づらかったです。

大人から子供まで誰が観てもシンプルでカッコいい と思えるのがこのシリーズ作品の良いところなので、リアルさではなくバトルシーンの演出が優れている水島作品を見習って、もっとカッコよさを追求してもらいたかった。

新たな試みにチャレンジしようとしているのはとても伝わってきたけど、そもそも内容が万人受けするようなものではないので、一部のオタク層向けに作られた作品に見えてしまい、感想としてはコンセプトが大衆受けするシリーズ作品であってほしいことから、イマイチ受け入れられない挑戦しすぎてしまった内容の作品。
アニメーションにはそれ独自の良さというものがあるので、わざわざリアルに近づけて描く必要があるのか考えさせられるような本作でした。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 338
サンキュー:

4

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

若いころには輝ける「未来」が来るはずだった。。。

ガンダム史上、最も不遇なパイロット「ハサウェイ・ノア」が主人公のガンダム宇宙世紀NEXT100 そして40周年記念作品です。

基本的にはあの劇場版「逆襲のシャア」の正当な続編であり、この作品が当たるかどうかでおそらく「宇宙世紀」を続けるのか。。それとも仕切り直して新たなガンダムを作るのか。。

いわゆる「転換点」に位置する作品になりそうです。

もうすでに20代以下の男女におけるガンダムの知名度はほとんどないといってもいいでしょう。最近、アニメ好きの20代と話をしていて「エヴァンゲリオン」を全く知らないことを聞いて驚きましたが、エヴァが25年、ガンダムが40年。。四半世紀と半世紀目前のアニメ作品などは20代からすれば「おっさんが喜ぶコンテンツ」でしょう。

なので、今回が最後の宇宙世紀になるかもしれないですが。。。

内容に関しては、最後を飾るにふさわしい。。。冨野監督の原作小説の中でも取り分け悲壮感たっぷりな傑作の劇場アニメ化です。

若いころは、世の中が輝けて清潔で希望に満ちた「未来」ある姿を皆が想像していたと思いますが、大人になるにつれて、現実を知り。。社会にもまれて、この世の中が一筋縄ではいかないことを知り、愕然としてしまうのです。
そういった本当は「未来」ある子供たちが、世間の薄汚れた「大人」たちに最後まで蹂躙され続け、最後には未来を奪われる姿が描かれる原作は、冨野監督の世間に対する最後の警鐘。。ともいえるかもしれません。

おっさんコンテンツのはずのガンダムですが、実は「若者」の心を描こうとしている野心作でもあるので、ぜひ多くの人に見てもらいたいですね。

投稿 : 2021/11/02
閲覧 : 313
サンキュー:

13

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

閃光のハサウェイ

ハサウェイ以外の登場人物が、ギギとケネスしか頭に入ってこなかった印象。

ハサウェイが、操縦分からず出撃して1機撃破で英雄とか…
無抵抗な味方機(チェーン)なのに、どうもみ消したの?
ブライトさん…

シャアやハマーンといった連邦の敵側の指導者と比較すると、
ハサウェイがここのポジション務まるの?とも。

3部作みたいだから、ハサウェイが、またブライトに迷惑かけるか分かるのね。

投稿 : 2021/10/24
閲覧 : 160
サンキュー:

3

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

胡桃のなかのミノフスキー・クラフト

おそらくきょうが、大阪では最後のドルビーシネマ回。ブルク7のシアター1で都合4回目。

原作は未読。宇宙世紀は『逆シャア』まで履修済み。自分はガノタではないけど『Z』世代のはしくれではあり、「ダカールの日」のスピーチはいまでも大好きというくらいの、・・・その程度のライトユーザである。

正直言って、作品のグランドデザインはけっして好みではない。わたしはTRIGGER的な作風が好きなのであって、いわゆるProduction I.G系のフォトリアリズム(ただ、たんに「リアル」とか「リアリズム」とか言ってドヤ顔をしてる輩はもうすこし日本語を勉強すべき、・・・ここにあるのはまぎれもなく「写実性」)を追求する作風は、キライじゃないけど積極的に推したいとは思わない。それはもちろん「{netabare}攻殻{/netabare}」シリーズや「{netabare}PSYCHO-PASS {/netabare}」シリーズ、そして押井守全盛期の作品はすごいと思う。思うけれど、それはある種醒めた評価であって、激賞という感じではなかった。

ところが。

もう本作は激賞するしかない。好みの方向性ではないにもかかわらず、もうすべて褒めちぎるしかない。非の打ち所がない。マジメに考えるなら、これは、ハリウッドの数年に一度出るかどうかの大作をアニメに置き換えたようなデザインである。アニメの強みを誇張してそれを最大限展開していくTRIGGER風の方向ではなく、実写の強みを整理してそれを最大限置換していく方向である。具体的にいうと、レイアウトとカメラワークがすごすぎるという話。こういうとラストのモビルスーツ戦がすごいのかって思われがちだけど、それはまちがいではないけど、真の意味ですごいのは、日常パートである。

飛行機の機内、ホテルのロビー、崩壊していく街、火の海になる公園、あわただしい船着き場、ひなびたスラム、リゾート然としたビーチ、熱帯雨林を偽装した秘密基地、・・・そのすべての場面で、すべてのキャラクタが自分の立ち位置を綿密に座標として割り当てられていた。これは、すべての場面を3DCGで組んでいるというわけではない。そうではなく、レイアウト参考でCGを使って、キャラクタの立ち位置と顔や身体の向きをひとつひとつ設定し、適切なカメラワークを繰り返し試行することでベストのバージョンを決定し、そのうえで、原画参考にそのアウトプットが回されているということ。

もちろん、きょうびのマジメに作っているアニメはどこでもやっていることだけど、このレイアウトとカメラワークの目指すべき方向性について、厳密に実写のそのレベルを凌駕するということで関連スタッフの意識が統一されており、そして実際にそれを成し遂げてしまったということが、いままでのアニメとはまったくことなる表現レベルに到達した理由だろう。もちろん『{netabare}シン・エヴァ{/netabare}』における、あのひとり歩きした「プレビジュ」という製作技法もこれと近いところがあるのだが、スタッフの目指すべき方向性(落とし込む完成形)のイメージがまったく異なっていたということだろう。

告白すればわたしは作品のグランドデザインとしては『{netabare}シン・エヴァ{/netabare}』のほうが好きだ。アニメをアニメたらしめている曖昧模糊としたやわらかくてこぼれやすい理想みたいなものに触れられるような、アニメアニメした方向性が好きだ。けれども、本作のこの作品の完成度のまえには、ひれ伏さざるをえない。実写とCGでこれと同じ作品を作ることは容易で、そしてその作品は佳作ではあっても傑作ではない。この実写が培ってきた説得力を強引に、けれども、あくまでさりげなくアニメというメディアに載せ替えているその手際が鮮やかすぎて、目が離せなくなるのだ。

その他、作画、脚本、撮影、演技もろもろ、どこにも瑕疵はない。

ひとつ、印象的なシーンを挙げるとすれば、ふたつめのPVでも使われていた、{netabare}夜の公園でガウマン搭乗のメッサーがペーネロペーにとどめを刺されて、機体から派手に降り注ぐ火花をバックに、ハサウェイとギギが抱き合う{/netabare}場面。画的にも文句の付けようながいほど整っていて、かつその耽美さは涙腺を刺激するほどであり、一方ストーリィ的にもハサウェイの今後を象徴する味わい深さがある。良く出来ている。いや、出来すぎている。嫌味なほどに、完璧なのだ。もちろん時代時代で完成度の基準は推移するわけだが、ここまで研ぎ澄まされた作品というのは、どこまでふり返らなければいけないのか。たぶん『{netabare}GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊{/netabare}』は当時似たような立ち位置だったのだろう。

いずれにせよ、本作はアニメ史の流れを分岐させる、もしくはアニメ史の世界線を跳躍させるだけのインパクトを持った作品である。ガノタであろうとなかろうとにかかわらず、絶対に見た方がいい、しかもドルビーシネマで。ドルビーシネマでみないと、あの夜戦のシーンの迫力は伝わらない。ドルビーシネマというひとつのメディアの存在意義を、もっとも明快に示す作品でもあって、その意味では、アニメ史にとどまらず映画史やメディア史でも参照されるべき作品となった。

褒めっぱなしなのも居心地が悪いのでひとつだけ難点をあげると、TRIGGER好きのわたしからすると、本作はちょっと「文学コンプレックス」が感じられなくもない。まあそれが富野節ということなのかもしれないけれど「登場人物の感情や心理的な機微が織りなす高揚と悲嘆」みたいなものこそが作品の本質である、・・・的な価値観がうっすら感じられなくも、ない。別の言い方をするなら、本作を「作画アニメ」とのたまう輩はたぶん出てこない。それは作画の素晴らしさが目立たないくらい、ほかのあらゆる要素が素晴らしく、なによりストーリィが素晴らしいからだ。ほとんど難癖でしかないけれど、けれども、この難癖は最上級の賞賛のトッピングと思っていただければ幸いである。

あと、ギギちゃんがかわいいすぎて胸が苦しい。

衝撃:★★★★★
独創:★★
洗練:★★★★★
機微:★★★★★
余韻:★★★★☆

投稿 : 2021/08/12
閲覧 : 210
サンキュー:

6

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

興味あるなら絶対映画館で見たほうがいい

いやーすごい、滅茶苦茶面白かった!
シナリオも映像も素晴らしい。とても重厚感があって面白いアニメでした。

わたしはそこまでガンダムに詳しいわけではないですが、ガンダム映画というよりも戦争映画のような印象を受けた。
だからこそガンダムに詳しくなくても楽しめた要因なのかなと思いましたが。

この作品は立場の違う人同士の「対比」を非常に丁寧に描いていて、
どちらが絶対的な正義でどちらが悪かっていう描き方をしていないところが面白いと思った。
両者が正義だと思って戦っている裏で犠牲になっている人もいる、迷惑をこうむっている人がいる、掲げた正義は本当に正義なのか?

戦うモビルスーツと、巻き込まれる市民。 未来を守る戦いに身を投じる人と今日を生きるだけで精一杯な民衆。
未来を守るためなら、今日を生きるので精いっぱいな人を犠牲にしてもいいのか?
市民は1000年先の未来のことよりも、今生きることのほうが大事だ。
信じた正義のために戦っているはずなのに、市民にとっての自分は正義どころか、悪なのだろうか? 葛藤。信じた正義への疑念。

立場の違う両者の対比を描くことで、戦争の光と影を見事に表現した素晴らしい作品だと思った。


話としても面白かったが、何よりすごいのは戦闘シーン。
カメラアングルが絶妙で、モビルスーツの圧倒的なスケールと躍動感、そして圧倒的な破壊力。
物凄い轟音が映画館中に響き渡り、スクリーンにくぎ付けにされました。圧巻でしたね。

市民目線での戦闘描写もパイロット目線での戦闘描写もどちらも圧倒的な臨場感で、鳥肌が立った。
市民にとってMSのバトルは恐怖以外の何物でもないことがわかりました。
怪獣映画とかもそうですが、パイロット達が命がけで戦っている陰で巻き込まれた町の人はこんな恐怖と絶望を味わっているんだぞっていう当たり前のことを凄い臨場感で魅せてくれた。
映像だから自分に危険があるわけないのに、あまりの臨場感で、思わずビクッてなっちゃいました。
あまりの迫力で興奮して心臓がバクバク言ってました。すごかったです。
この興奮は、映画館ならでは。自宅でBD視聴してもこの臨場感はまず味わえないでしょう。

まるで巻き込まれた市民になったような気分で絶望感を味わえます。
オススメです!!

絶対映画館で見るべきですよこれ。あの迫力はそうそう味わえるものじゃないです。

これこそ、日本が世界に自信をもって誇れるアニメコンテンツの集大成だと思う。素晴らしい!

投稿 : 2021/08/08
閲覧 : 249
サンキュー:

20

ネタバレ

TORL さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

村瀬監督かっこいい

村瀬さんのオリジナルのディレクションが素晴らしかった。

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 167
サンキュー:

2

ネタバレ

GAMMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

久しぶりの戦争するガンダム

【視聴の動機】
会社の先輩に誘われたから

【概要】
主人公のハサウェイが連邦政府に対して革命する。

【雑感】
ストーリーがカッコいいし緊張感ある。
不安定な世相の中、一瞬先も何が起こるかわからない展開と
開き直って生きるモブの地球人たちとが鮮明に描かれている。

戦場の写真を見た時の喪失感が味わえる。
宇宙世紀が愛される所以(ゆえん)だろう。

【オススメする視聴者層】
戦争映画が好きな人
ガンダムシリーズ(宇宙世紀)が好きな人

【今後について】
次回作は何年待ちですか?

投稿 : 2021/07/02
閲覧 : 248
サンキュー:

9

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今までのアニメ化で一番冨野監督の小説ぽい

本作品は、冨野監督の「逆襲のシャア」の後日談として出された小説の映像化作品なのですが、私が思うに冨野監督の書かれる小説の世界に一番近いのではないかと思いました。もちろんこれは村瀬監督の力量を評価していないという意味ではありません。小説の中のちょっとしたセリフのニュアンスとか、表情の変化などを、リアルな人間の感じで再現されていて、それが小説世界のものと非常に近しいと思えたからです。それをこれだけうまく描いていることに、本当に見ていて驚きました。

実は以前村瀬監督の「虐殺器官」のアニメ化を見た事があるのですが、それはちょっと私には心臓的についていけなかったのです。それで、この「閃光のハサウェイ」はどうかなと思っていたのですが、この映画は今のところそんな懸念はまったくありません。洋画を見ているみたいにスムーズに場面つなぎがありましたし、作画は一級品でした。出てくるキャラクターたちもそれぞれに魅力的です。特にギギは出てくるだけで画面に華がありました。

三部作の第一作目なので、まだどういう風になっていくのかわからないですが、もし原作通りの結末だとしても、本作は最後まで見てみたいと思いました。ガンダムシリーズの中でも本作は非常に複雑な人間関係のドラマが展開しますが、ロボットアニメのひとつの到達点として、見届けたいと思います。

投稿 : 2021/06/23
閲覧 : 207
サンキュー:

13

ネタバレ

esso-neo さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

村瀬監督って、タフなのかな

wiki見ながら買いてみよう
大好き伊藤計劃の虐殺器官からの二作目になる劇場スケール作品のようだ。ハードなSF時代空間を手がけ、それをそのままハサウェイに輸入。今回は「秘密作戦」にまた似ていて、目標が違う「テロリズム」。
 中東で突如始まった空爆を思い出す最悪としか言いようがない市街戦、そしてその真意はカモフラージュだし、最終目標は個人でどうにもできるような話じゃないスケール。優しさの果てにあるテロリズムってのはもしかしてウイング?
 あの虐殺器官ができたんだでぇーれぇものが見れるぞと思ったら、期待通り見れた。MSの登場、ガンダムへの搭乗までにハサウェイの見ることになるスケール感は順序よく巨大化し、特に人スケール期での音、見える景色、それらがハサウェイに準じて選ばれて観客ごと「環境」に引きずり込み、けったくそ悪い市街戦で気分悪くして、ガンダム両雄の激突はスピード早いし暗いし情報量多くてなんかよくわからん。脳は見てるけど解釈する意識はいつも一歩二歩遅れるもんなぁ。
 こんなゾワゾワするガンダム、今の御大は作らん(っていうか何故か作らせて貰えなかったし写実性路線はあの時代の人たちとしては受け止めてないのかなぁ)「ガンダム」を観れる。お金かかってたわぁ。
ユニコーン見れば満足できたけど村瀬監督作品とか言われたら脚いっちゃいます・・・

投稿 : 2021/06/16
閲覧 : 188
サンキュー:

5

鷹の爪 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/28
閲覧 : 0

SK さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/18
閲覧 : 0

K さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/05
閲覧 : 1

アニメガタリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/02
閲覧 : 3

三寸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/15
閲覧 : 8

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 6

Ricky さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/27
閲覧 : 17

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/29
閲覧 : 20

FJSDR37436 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 11

リゼル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/16
閲覧 : 11

okiku さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/15
閲覧 : 11

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/09
閲覧 : 15

mephisto さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/24
閲覧 : 13

あいびす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/09
閲覧 : 14
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのストーリー・あらすじ

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府組織「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。(アニメ映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のwikipedia・公式サイト等参照)

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放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年6月11日
制作会社
サンライズ
公式サイト
gundam-hathaway.net/
主題歌
Alexandros

声優・キャラクター

小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一

スタッフ

原作:富野由悠季/矢立肇、キャラクターデザイン原案:美樹本晴彦、メカニカルデザイン原案:森木靖泰
監督:村瀬修功、企画・製作:サンライズ、脚本:むとうやすゆき、キャラクターデザイン:pablo uchida/恩田尚之/工原しげき、メカニカルデザイン:カトキハジメ/山根公利/中谷誠一/玄馬宣彦、美術監督:中村豪希、色彩設計:すずきたかこ、撮影監督:脇顯太朗、CGディレクター:増尾隆幸/藤江智洋、編集:今井大介、音響演出:笠松広司、録音演出:木村絵理子、音楽:澤野弘之

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