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「ジョゼと虎と魚たち(アニメ映画)」

総合得点
78.2
感想・評価
193
棚に入れた
795
ランキング
571
★★★★☆ 4.0 (193)
物語
4.0
作画
4.2
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ジョゼと虎と魚たちの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ジョゼとの関係性

ヒロインのジョゼは生まれつきハンディキャップがあります。祖母はジョゼを外に出さないようにしますが、夜の散歩で助けてくれた青年と出会うことで変わっていくストーリー。
ジョゼがツンツンとした性格なのは理由がありますが、見る人はわかれそうな映画だなと思いました。外の世界を知り、青年を通じて新たな人との出会いがあるのだけれど、そんななか祖母が亡くなりジョゼの過ごし方について訊ねられます。
人は一人では生きていけない、誰かと繋がる大切さを問われているアニメ映画でした。

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 35
サンキュー:

0

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

dream come true

メキシコに留学するために勉強とバイトを頑張る恒夫。
下半身麻痺のために車椅子を使っているジョゼ。
ある夜、恒夫は暴走した車椅子と衝突して怪我をする。
この事故がキッカケとなって、ジョゼと恒夫は知り合いとなった。

障害者をどのように捉えるか。
ジョゼは車椅子が無いと移動できない障害者です。
簡単に”障害者”というくくりで分けられますが、障害の程度などによって、等級があります。

私の父親はクモ膜下出血の後遺症で、言語障害と半身麻痺になりました。
障害等級の審査には医師の診察・立ち合いが必要ですが、診察して数分。
当たり前のように「1級です」と言われた時は力が抜けました。

ジョゼの障害の等級は分かりませんが、障害者年金は貰える程度など推察できます。
祖母との2人暮らし。
生活に余裕があったとは思えないですね。
おそらく、家計の管理は祖母。
ジョゼの手助けをしていた祖母ですが、作品の途中で退場します。
祖母の他界もあって、ジョゼは独り立ちを考えたのでしょう。

ジョゼは想像の世界で生きてきました。
現実世界では、夜の散歩程度がやっとの事。
しかし、恒夫と出会い、世界が広がります。
行動範囲が広がったジョゼには、目新しい物が多かったですね。
海がしょっぱいという事も再確認。
車椅子での電車の利用などもリアルに感じます。

障害者の恋愛について。
ハッキリ言ってキビシイですね。
相手にハンデがあるのに、わざわざ茨の道を選択する人は少ないです。
ジョゼと恒夫の場合はどうだったのか。
ジョゼは障害者、恒夫は健常者です。
恒夫が聖人君主であっても、簡単にジョゼに恋心を抱く事は難しいでしょう。
ジョゼにとっての夢を叶えてくれる恒夫の存在が、信頼から恋心に変わるのは想像できますが。

恒夫は車にはねられて怪我をします。
医師の診断では、リハビリ必須。
後遺症が残るかもしれない、という診断です。
恒夫の絶望と復活の描き方が良いですね。
恒夫は留学ができなくなりました。
ジョゼは、図書館での絵本の読み聞かせで、恒夫を鼓舞します。
恒夫はリハビリの結果、松葉づえで退院。
夢を諦めなかったです。

障害があっても、夢や希望を持ち続ける事が大事だよ、みたいなメッセージかな。
人には色々な個性があり、障害も個性の1つという風に捉える事ができます。
ジョゼは働きながら画を書く事を選択しました。
恒夫は留学して勉強する事を選びました。
本作品を視聴した人にも、夢や希望はあるでしょう。
夢や希望は、些細な事でも構いません。
一歩を踏み出す勇気。
行動を起こさないと何も得られないです。
さあ、あなたも一歩を踏み出しませんか。

投稿 : 2022/11/26
閲覧 : 169
サンキュー:

17

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.11.15

2022.11.15

投稿 : 2022/11/15
閲覧 : 125
サンキュー:

0

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

恋愛アニメは素敵なカップルに惚れ込むのが好き。

【概要】

アニメーション制作:ボンズ
2020年12月25日に公開された98分間の劇場版アニメ。
原作は、作家の田辺聖子による同名の小説。

監督は、タムラコータロー。

【あらすじ】

下肢麻痺で幼い頃から車椅子なしでは生活できない山村クミ子(ジョゼ)は、
祖母とふたりで大阪の古民家で暮らしている。

大阪の大学で海洋生物学を専攻する大学4年生の恒夫は、ある夜のバイト帰りに、
天王寺の愛染坂にて車椅子が猛スピードで止まらなくなって投げ出されたジョゼを、
出会い頭に受け止めた。祖母の言うには、ちょっと目を離した隙に車椅子を誰かに押されたとか。

礼にと、ジョゼの祖母に夕飯に招待された恒夫は、帰り際に祖母からバイトを紹介される。
恒夫は、海洋生物学の勉強のためにメキシコ留学費用を貯めている最中であり、
今のダイビングショップなどのバイトと掛け持ちで、仕事を引き受けるが、
仕事内容はジョゼの側にいて、彼女の言うことを聞いて世話をすることであり、
始めて見ると、可愛らしい見た目に反してのジョゼの態度の悪さにムカムカする恒夫なのだった。

【感想】

原作小説も、妻夫木聡さん・池脇千鶴さんが主演の実写映画も観てないですが、好感触の作品でした。
イケメン俳優の中川大志さんが演じる恒夫くんかっこいいですし、
自分の世界に閉じこもりたいのに、垣根を越えてくる恒夫くんをどうにかクビにして排除しようと、
最初はいけずでつっけんどんだったジョゼが心変わりをして、おばあちゃんを目を盗んで、
デートみたいな外出を重ねていくうちに恒夫くんを好きになってくのも可愛いですし、
恒夫くんに惚れてる舞や司書の花菜さんなど含めてキャラデザや表情が良い。
総じて作画のクオリティが高いです。
「ヴァイオレット」「鎌倉殿の13人」のEvan Callさんの劇伴が良かったですし、
ジョゼ役で本職は声優ではない清原果耶さんの関西訛りが良いと思ったら、
彼女は大阪府大阪市生まれのネイティブ関西人。一人称の“あたい”が強烈ですがそれすら可愛い。
おばあちゃん役の松寺千恵美さんは女優として活動してる傍ら、
NHK朝の連続テレビ小説で「大阪ことば指導」でたくさん方言監修してる。
ジブリアニメで声優を排除してタレントを使うのには否定的なのですが、
言葉や声に関してこのアニメでの出演者の俳優への不満は一切なかったですね。
演技のディレクションなどをきちんとやっているからかもですね。

と、映像作品としてはかなりお気に入り尽くしなのですが、
原作や実写映画と違って、お綺麗な話としてまとまっているみたいですね。
ジョゼちゃんが足が動かないことに付け込むスケベエなおじさんに悩まされていて、
それをきっかけに恒夫くんと濡れ場になる原作。実写映画では恒夫くんには江口のりこさんが演じる、
性的な関係のある女友達がいるのですが、アニメは健全ですし恒夫くんは好青年。

やらしくて退廃的な部分を無くして、
障がい者差別的な部分は一部残しているものの全年齢向きの表現にして、
ショッキングな出来事に何度も見舞われて行き詰まりや挫折を感じながらも、
純朴でひたむきに生きる若い男女の物語としての再構築。
原作通りじゃないとダメ!って思う人もいるかも知れませんが、
自分としては有り無しで言えば、有りですね。

夢ややりたいことがある人、自分の殻を破って強くなりたいという気持ち、
辛いことがあっても乗り越えていく強さ、それは一人では無理で、
人の支えになりたい気持ちと行動でお互いに思い合うのが二人の絆を深めていく。
それには頑張って自分の気持ちを伝えて歩み寄っていくことの大切さ。

綺麗な理想主義寄りにアレンジされたアニメ映画版ですが、
映像の美しさと爽やかな気持ちになれるラブストーリーは個人的にはかなり良い作品でした。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/11/08
閲覧 : 265
サンキュー:

31

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作の文学性?哲学性?を削り、素直で分かり易い青春ラブストーリーに仕上げた良作

海洋学者になりたい夢に向かって頑張る22歳の青年と、ずっと車椅子生活で容姿と性格が幼いが実は2歳年上な女性のラブストーリー。
99分の劇場版で、原作の短編恋愛小説とはストーリーやキャラ設定がかなり異なる。

【良い点】
素直で好感が持てるラブストーリーとして王道で手堅く完成度が高い。
原作よりも格段にピュアで親しみ易く分かり易い。
原作は素晴らしい文学性があるかもだけど、100分弱のアニメにするには分かりづらいと思われ。
雪道で車椅子暴走展開はベタながら王道的ラブコメの盛り上がりあって好き。
…シチュエーションは異なるがtrue tearsを彷彿。
(ヒロインめんどくさいし。主人公が全部ちゃんとするから的に吹っ切れてるし)

恒夫は海洋学者、ジョゼは絵という才能と夢を設定、夢を追いかける若者の青春ドラマが眩しい。
障がい故に祖母の過保護で閉じ籠っていたジョゼが、真っ直ぐに夢を追う恒夫と出逢い、自立していく。
ワガママなジョゼが恒夫を振り回しながら微笑ましいラブコメの中で、ジョゼが外の世界を知り、恋を知り、絵という自分の才能、やりたい夢を知っていく。
前半恒夫がジョゼを広い海に連れ出し、中盤事故で夢を諦めかけた恒夫を、今度はジョゼが救う流れが美しい。
絵本朗読が名場面でテーマが分かり易い。
作品タイトルの意味を再解釈?ジョゼは魚で、本当は広い海を泳ぐ自由と力がある。
きっかけをくれた恒夫に恋していくのは実に自然。
ジョゼの自立の物語を素直なラブコメに絡めて活写、EDでのエピローグも希望に満ちていて完璧。

障がい者の自立や距離感といったテーマも無いわけではなかろうが、過度に説教臭くない点も良い。
自立の物語に障がいは関係ない。説教臭い障がい者のドラマにせず、素直なラブコメの中でさりげなく描いた。
障がいは初期設定に過ぎず、きっかけと出会いで未来は変わっていく。
本作は別に障がい者のドラマにあらず。もっと普遍性のある良い意味で普通の物語だった。

ジョゼが大変可愛い。
幼く見えるが実は主人公より年上という設定もエモい。関西弁も萌え。
境遇故の面倒くさい性格(幼く情緒不安定、高飛車など)は何となくとらドラ!の逢坂大河と似ている。(奇しくも両作品タイトルに虎)
両ヒロインとも初見では性格悪い悪印象かもだが、通して見るとそうならざるを得なかったバックボーンあり、それを包容力高い主人公が解き解していく構図も相通じる。
喜怒哀楽の感情が瑞々しく、外の世界を知らなかった故の初々しいリアクションや感情の行き場に戸惑い赤面するシーンが多い辺りも萌える。
ヒロインが可愛い、萌えるというのは自分的に重視ポイント。
これは娯楽映画。どんな高尚な作品でも女の子が可愛いに越したことはないので。

登場人物に悪人がおらず(祖父はちょっときつかったけど孫を思っての善意だろうし、後輩ちゃんは修羅場るけど良い子だし)不快感も殆ど無い。
祖母は初見では孫を籠の鳥にする闇深いキャラかと警戒したが、「外は怖いだけやないで」と自立していくジョゼを見て朗らかに笑うシーンで、素直に孫を愛してたんだなと分かる。
恒夫を轢いた女性が誠実な対応したシーンも地味だが大事、視聴者に不快感を出さない配慮が行き届いている。
また原作の虎、性犯罪者を削除したのも英断。
こいつ出したら一気に不快になるし、映画自体の評価ダダ下がりだったと思う。
虎要素はジョゼの絵本朗読で補完しているのも上手い。

原作から追加された後輩ちゃんや友人など良キャラ揃い。
後輩ちゃんは王道な負けヒロインではあるがとても良い子で可愛い。
ラブコメにメリハリがあったし、ジョゼが葛藤の末成長し恒夫への恋を自覚するのに後輩ちゃんの存在は大きい。

作画は派手さはないが申し分なく綺麗。
特にジョゼのキャラデザ、感情描写が非常に可愛いのがポイント高い。
激しい感情の起伏を可愛らしく描けている。
繰り返すが、女の子がキャラ的にも絵的にも可愛いのは大事。特にラブコメにおいては。

声優陣は主演は本職ではないがジョゼのキャラには合っていて申し分ない。
主題歌も主題が素直で好感が持てた。

【悪い点】
このヒロインめんどくさい。
自分は上記理由でむしろ萌えまくるけれど。好みが割れるのは仕方あるまい。
(勝手な推測だけど)逢坂大河が嫌いな人はジョゼちゃんもダメなのでは?

序盤、ジョゼの車椅子を坂に追い落とした何者かの悪意。
優しい物語を通しているがこれだけは気になる。

作劇上仕方がないが、後輩ちゃんが終始負けヒロインでかわいそう。

【総合評価】9点
素晴らしき青春ラブコメ映画。100分弱で素直に楽しめる良作。
原作派は物足りないかもしれないが、娯楽アニメとしては大正解だと思う。
それでいて普遍性の高い恋と若者の夢や自立も申し分なく、非の打ちどころがあまり無い。
評価は最高とまではいかないが「とても良い」

投稿 : 2022/07/21
閲覧 : 213
サンキュー:

13

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

童話作家の話だから童話的作品・・・・

現実的ではないという他の方の書評を先に読みました。私もほぼ同意です。障碍者の方にとってはもっと現実は困難なものであると思うし、それがヒロインの性格の悪さ(と書いてしまっていいものか迷いますが、最終場面まで見てその結論になりました)で、障碍者に対するイメージも損なわれており、しかし感動作として描かれているので、なんとも後味の悪い映画だと思いました。

実は図書館でこの映画のコミカライズ作品を借りて先に読んでおり、それからアマプラでアニメ版を見ました。田辺聖子さんの原作小説、また実写版は見ておりません。その上での感想です。

コミカライズ作品では最終場面の、ヒロインの逃避行の場面が描かれておらず、主人公がメキシコに行ってそれを見守るヒロインというだけで終わっておりました。しかし本作では脚本に、病院に主人公が退院時に迎えに来ず逃げていくヒロインという要素が加えられており、それがなんとも後味が悪いことになっています。私はこういうことを言うのもなんですが、足の悪い子供の世話をしたことがあります。足が治って退院した状態であっても、あのように長距離の雪道を松葉づえで歩かせるということをさせるヒロインは、あまりにも他者へのいたわりの気持ちがないように思いました。自身が障碍者であるということについて、本当に心底から考えたことがないように見受けました。それもあの童話的な感動的なオチに進めるための布石だとすれば、この物語は本当に童話でしかないように思いました。

否定的な意見ばかり言ってしまいましたが、全体的な話としてはシナリオはよく組まれていたと思います。また作画も非常に美しく、地元の大阪の街並みがたくさん出てくることは素直にジモティとしてうれしかったです。しかしどうしてこの最終場面だったのか。あれ以外に方法はなかったのか、そう思われてなりません。画竜点睛を欠くという作品だと思います。

投稿 : 2022/07/13
閲覧 : 173
サンキュー:

7

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こころの翼を広げて

ジョゼはおばあちゃんと二人暮らし。
外は怖い虎がいるから一人で外に出ちゃいけないって言われてる。
だから彼女は本を読んだり想像する世界を絵に描いたりして過ごしている。

そんなある日、管理人と出会って、他人との接し方がよくわからないながらも少しずつ世界が広がっていくジョゼ。
初めての海、初めての図書館、初めての友達、初めての・・淡い恋。。
初めておしゃれをするジョゼの笑顔に私も嬉しくなりました☀

おばあちゃんの突然の死。
管理人の夢を知ったジョゼは独りで生きていく決意をするけど・・

どれだけ望んでも届かない・・届かない想いは健常者には分からない。
本当の気持ちはわからないかもしれないけど、いつも自分を励まし背中を押して世界を見せてくれた。
その彼に起きてしまった悲しい出来事・・

歩けなくなること、夢をあきらめることへの気持ちが痛いほどわかるジョゼ。
だから彼は夢を絶対あきらめないってジョゼは思いたい・・信じたい!

彼女の思い、気持ちを込めて作った紙芝居のとても素敵なお話を見て、うるっときちゃいました。
そしてジョゼの成長にも。

ラスト。
クリスマスの雪の中の告白とキス。
恒夫がクミ子のことを好きになった理由もかわいそうだから、とかではないところも良かった♡
じんわりした気持ちのまま「蒼のワルツ」(いい歌ですね♫)が流れるEDも後日談が語られてて最後まで楽しめました♪

司書の花菜さん、恒夫のバイト先同僚の舞や隼人など脇役たちも良かったですね。
花菜さんの優しさも好きだし、舞の恒夫への想いも分かるし、隼人の友達思いなところも。

最後、呼び方がいつのまにか管理人から恒夫になってたところはいいなって思ったけどジョゼはジョゼのままなんだwそこはクミ子って言って欲しかった。。

実写映画は見たことあって、あまり面白いと思わなかったのでアニメ版は見てなかったんですけど、ホント見て良かったって思った作品でした♪

アニメを見た後にWikiを見て・・
原作と実写映画とアニメの3つとも話が違うし、3つとも恒夫の設定が性格も含めて全然違うのにびっくりしました!
実写の最後は確かバットエンドだった記憶が・・ジョゼ役の池脇千鶴が独りで真顔でシャケ焼いてるラストだった気がしますw

投稿 : 2022/07/02
閲覧 : 270
サンキュー:

26

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジョゼに振り回されてるうちに。

「ジョゼと虎と魚たち」この特徴的なタイトル
実写映画があったのも知ってはいましたけど、今回アニメで初めて
この作品に触れました。

車椅子の少女ジョゼ。
(作中でも恒夫が驚いてましたけど、実際は24歳です。)

坂道を転げ落ちてきた車椅子のジョゼを救ったことから、
おばあさんに声をかけられて彼女の家に招かれます。
そこでおばあさんの提案で彼女の相手をするって風変わりな
バイトをすることになった大学生の恒夫。

口が悪いし、無茶苦茶な要求ばかりしてくるジョゼに恒夫じゃないけど
気が強くてクセが強い娘だなって思って観てました。

それが恒夫によって外の世界に連れ出された時の感情を抑えきれない
ジョゼを観てくうちに彼女からどんどん目が離せなくなっていきます。

実は外の世界を渇望してて、なんにでも好奇心が向いてしまう
積極的な彼女の一面。
いつも強気な発言なのに、自分が障害者ってこともあって負い目から外の世界、周りが自分を見る目が何よりも怖くて臆病になってしまっている彼女の一面。

そして、そんな彼女が行きたかった海辺でのシーン。
幼少の頃体験出来なかった海の味を知ったその時の感情の爆発。
はしゃぐ彼女が本当に可愛らしくて、夕焼けの海岸で恒夫と抱き合い
笑い合うシーンは本当に素敵で印象的でした。

夢に向かって一生懸命な恒夫。
そんな恒夫が交通事故で歩けなくなるかもしれない大怪我を追うことになります。
留学の夢も断たれて自信を失ってしまう恒夫。
そんな恒夫を心から励ますのはジョゼの役目です。
(恒夫を好きだったバイト仲間の舞が憎まれ口を叩いてまでも
ジョゼを動かすシーンはこんなにも良い子いる~!?ってなるくらい
良かったな)

恒夫の為に一生懸命に描いたジョゼの絵本。
緊張でぎこちなくなってしまいつつ読み聞かせるジョゼ。
一度子供達にそっぽを向かれた過去もあっって今回も早々に一人離脱していく様がリアルでハラハラします。
今回は彼女の絵の素晴らしさも相まって周りの子供達じゃ
ないけど物語の佳境になるにつれて心がこもった語り口にどんどん
引き込まれていきます。

恒夫の為に勇気を出して語り掛ける。
こんなにも彼の事を想い、励まそうと作り上げた
優しくて暖かい物語が素敵すぎます・・・。
いつの間にか恒夫もだけど自分も自然と涙が流れてしまってました。

ラストでの
車椅子から飛び付くシーンへの繋ぎは少々強引な感じもしましたけど
突飛な行動はジョゼらしいって事でありなのかもですね。
お互いに気持ちを伝えてのキスシーンは、本当に良かったねジョゼ!
って素直に嬉しかったです。

エンディングロールは良いシーンばかりで最後まで
ちゃんと観なきゃのやつでした。

感想を書くのにググってたら原作、実写映画とは少し違うようですけど
自分はこのアニメでこの作品を知れて良かったかもって思うくらい
感動出来ました!

投稿 : 2022/06/29
閲覧 : 225
サンキュー:

25

ネタバレ

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個性。

ボンズ制作との事で、映画館で鑑賞していて、
ネトフリで改めて視聴しました。

現代が舞台となっており、
原作からかなり色付けされている部分もあるみたいです。

私もここ数年、仕事の関係で障がい者の方々と交流させて頂いているのですが、
この映画、真面目に前向きに、障がい者の方が視ている世界を描いている気がします。

物語は
{netabare}
24歳になっても外の世界を知らず、恐れるヒロインが、
身体を盾にして車椅子を押してくれていた青年から
自立し、対等な関係に近づく過程の中に説明もなく電動車椅子に変わっていたり

仕事をする事も考えていなかったヒロインが、
夢のような将来を望んでしまう。
それでも同じく途方もない夢を掴もうと努力を惜しまない
青年との恋を通じて生きる目的を得ていく。
{/netabare}
ボンズ制作なのに、バトルもない、アクションもない、
現代では「個性」としても扱われる障がいという要素を含みながら、
甘く希望を魅せてくれる、恋愛映画といった感触でしょうか。

少しヒロインの描き方に現実との既視感を覚えた所が、
本作を評価する上で特に良いと感じた点だと思います。

100分未満と手軽に視聴できますので、
お勧めです。

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 158
サンキュー:

13

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

うーん……

ヒロインのジョゼは足に障害がある女の子というより、足に障害があってひきこもっている女の子という方が正しい気がした。

また障害者の描き方が2020年の映画にしては遅れすぎているような気がする。ジョゼ(障害者)の置かれた状況は原作の時代とほとんど変わっていないのに、主人公たちは今時のおしゃれな世界で生きていて、ジョゼ周辺だけ浦島太郎みたいな感じ。社会福祉などとの連携もいまいち描かれていないし、これが現代の世間の障害者像かと思うと残念。

主人公とジョゼとバイト先の女の子の三角関係を描くより、主人公とジョゼの恋愛にフォーカスした方がよかった。またジョゼのおばあちゃんの話をもっと掘り下げてほしかった。


視聴日 21/9/4

投稿 : 2022/01/16
閲覧 : 171
サンキュー:

4

ネタバレ

れるびい さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ただ願って 願って

かなり前、妻夫木聡さん主演で実写映画化もされています。
高校生くらいの時に観て、きわどいシーンもあったと記憶しています。

実写作品の印象が強いためかなり不安な気持ちで観ましたが、、
素晴らしかったです。
アニメ表現が完全に良い方に作用していると思いました。


下半身不随の少女ジョゼと健常者の青年恒夫。
ひょんな事から恒夫はアルバイトでジョゼの世話役になります。
一般的な青年の恒夫に対して、外の世界を知らず、
その境遇からか心を閉ざしがちで他人にキツく当たるジョゼ。

恒夫がジョゼを外に連れ出す事でジョゼは色んな物を見たり
友達ができたり、少しずつ閉ざされていた世界は広がって行きます。

一方、メキシコの海で魚を見るという夢を持っていた恒夫ですが、
交通事故にあい大けがをして入院する事になります。

もう海に潜れなくなるかもしれないと医者に言われ、
夢を諦めそうになります。大けがをした事で理解していきます。
ジョゼが抱える苦悩を。手を伸ばす事の恐怖を。


恋愛模様と言うよりもジョゼと恒夫の成長していく姿に
心を打たれ、エンドロールで久々にボロボロ泣きました。

このジョゼというキャラは最初メチャクチャ世間知らずで
メチャクチャわがままで臆病で口が悪い。
しかし最後にはあら不思議、どれも彼女の個性や魅力として映り、
ただのかわいい女の子になっていきます。

困難に直面している状況は実は一番人を成長させる瞬間でもあるし、
乗り越えようとしている姿は何よりも涙を誘います。

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 327
サンキュー:

14

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

純粋なラブストーリー

配信で見ましたが素晴らしかったです。
やっぱり評判の良い映画は裏切りませんね。

生まれつき足が悪く、車いす生活のクミ子。
海や魚が好きで、いつかメキシコに幻の魚を見に行きたい夢を持つ恒夫。
2人の出会いから好きになるまで?を描く。

ジョゼというのはクミ子のことだが、本好きが高じて登場人物の名を名乗っているのだ。
虎は怖いものの象徴。
そして2人を最終的に繋げる魚。んん?魚?
最終的に繋げたのは心の翼じゃないかなあ。

全編ジョゼは車いすに乗っていて、電車乗るのも大変そうな描写があるが、今やバリアフリーの時代。多少の障害なんて関係ないぞ。
{netabare}
一番驚いたのは恒夫が事故にあってしまうシーンだが、歩けなくなるかもという診断を聴いたときは、え?!ふたり仲良く車いす生活?!
とか思ったけど、そんなことは無かったね。

一番のクライマックスシーンは、ジョゼの絵本読み聞かせ。
これは前半に一度失敗しているのが効いているのだ。
そもそもがうまく行くのか?というハラハラ感をベースにしているだけに、
恒夫までが見ているあのシーンは緊張マックスだろう。
そんな中で紡がれる物語は、ジョゼの恒夫に対する想いが詰まっているだけに感動してしまう。
このシーンは号泣ですよね。
このままリハビリ頑張ろう!で終っても良かったかも。
{/netabare}
それにしてもジョゼは分かりやすい。彼女の心情はすべて髪型が表現している。
恒夫は鈍感すぎ。いくら女子に興味無いとはいえ、クミ子には惚れてんだろう?

大阪の名所観光、素晴らしい海の風景、可愛いジョゼの笑顔、それらで構成された、とても清々しい、青春映画でした。

狙っているんだろうけど、クミ子と二ノ宮、二人とも涙をしょっぱいと叫んだ。似たもの同士なんだね。

投稿 : 2022/01/01
閲覧 : 173
サンキュー:

15

ネタバレ

ごまちる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

恋愛観が分からない

パッ観た感じ、とても絵が美しい。
男性キャラの恒夫は、今風な感じで良い。

ストーリー的には、展開が微妙過ぎた。
車椅子に乗った女性と出会うが、言動が失礼過ぎる。
初対面でその言動を耐えうる人がいるのだろうか…。
しかも助けてもらったというのに。
このやりとりは、現実的にはあり得ないと思うのでバッテン。
こんな女を好きになる心情が全く共感できない。

次に、恒夫が交通事故に遭うのだが、その原因はジョセだ。
こんな女のどこに惚れる要素がある。
留学という夢もダメになり、片足が動かなくなるかもしれないという絶望感。
こんな絶望に耐えうる精神があるのだろうか。
普通の人間なら、恨むだろう。

恒夫を好きな女性のことも微妙。
名前は忘れたのですっ飛ばすが、ジョセが好きな恒夫のためにあれこれする。
普通はしない。
よく素人がやっちゃう展開なので、この展開も飽きた。
というか、そんな簡単ではない。

退院後のストーリー展開も微妙だ。
車椅子の跡が残り過ぎ。
その跡を追うんだろうなぁってのも予想がついたが、いかんせん普通は追えない。

そして車椅子が雪に滑って…普通の人間ならキャッチしたとき骨折するぞ。

ということで、ストーリーが雑です。
現実的ではないので、感情移入ができませんでした。
この作画で人気がないのは、納得です。

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 148
サンキュー:

7

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初めての世界、初めての夢、そして、初めての恋

この作品は、観ていて純粋に楽しかったです。
もちろん突っ込みどころなんていっぱいありました。
最初の二人の出会いからして、えって感じです。
途中の展開もちょっとそれは無理やりでしょって感じもしなくもありません。
でも、そんなのどうでもいいぐらい、作品の魅力がとても良かったです。
なんと言うか、嫌みなところが全くありませんでした。
それに、自分のことをジョゼと名乗る主人公の女性がとても魅力的でした。

また、遠近感や陰影のある絵、考えられた構図とカメラワーク。
これらを観ていると、今、自分は”映画”を観ているんだなと実感させてくれました。
物語のあらすじだけを見ると王道の展開とやらでくくられてしまうかもしれません。
しかし、それでも全然構わないんじゃないかと、この作品を観ていて思います。
何も奇をてらわなくてもよいのです。
1つ1つの要素をちゃんと積み上げていけば、とても面白い作品に仕上がるからです。


この物語は、ジョゼが男子大学生の恒夫(つねお)に出会うところから始まります。
ジョゼは、生まれながらに下半身に障害があり車いす生活を送っています。
そして、外は危険だからとわずかな時間の散歩以外は外出を許されていません。
家の中では、大好きな絵を描くことと、本を読むことぐらいしかしません。
ジョゼの人生には、自分の世界しかなかったのです。
一方、恒夫は、バイトに明け暮れ、カップ麺生活を送る貧乏大学生です。
でも、それは自分の夢のためにお金を貯めているからです。

ジョゼは、電車のきっぷの買い方すらままならないぐらい外の世界を知りません。
でも、そんなジョゼをあることをきっかけに恒夫が外に連れ出すようになります。
それは、ジョゼが今まで知らなかった「初めての世界」の扉を開いたのです。
見るもの、することすべてが彼女にとって新鮮でした。
そして、その体験を大好きな絵に描いていったのです。
この光景を観ているだけで、じんわりと心にきます。

やがて二人は、お互いに惹かれあっていきました。
しかし、あることをきっかけにジョゼは今までの生活を続けられなくなりました。
そして、大好きだった絵を描くことを捨て、恒夫との別れを選びます。
それを知った恒夫は、「好きなことをあきらめるな」と言います。
この言葉がどれだけジョゼにとって残酷なものか、恒夫には分からなかったのです。
ジョゼは、障がいのせいで、今まで「なにも手が届かない」人生を送ってきました。
それを知っているからこそ、あきらめたのです。
辛いのはもう嫌なので「なにも手を伸ばしたくない」と思ったのです。
そして、「健常者には分からない」と言い残し、恒夫の前から立ち去ります。
楽しい時を過ごし惹かれあっていた仲に”現実”が突き付けられた瞬間でした。

恒夫は、今まで何の迷いも疑いもなく夢を追いかけていた人物でした。
恒夫にとって、ほしいものに手を伸ばすことなど当たり前にすぎなかったのです。
そんな恒夫には、好きなものをあきらめると言う理由が分からなかったのです。

その後、恒夫の身に夢をあきらめなければならないかもしれない状況が訪れます。
これをきっかけに、恒夫は、ジョゼの気持ちを理解することができました。
それは「ほしいものに手を伸ばすことがどれだけ怖いことか」と言うことでした。
一方、ジョゼもこれがきっかけとなり初めて自分の夢を持ちます。
そして、二人の感情が交錯する中、ジョゼにとって初めての恋に発展していくのです。


この作品で、私は、泣いてしまいました。
それは、感動的な展開に泣かされたとかそう言うことではありません。
逆にそんな展開だったら一歩引いて身構えてしまいます。
私がじんわりときたのは、ジョゼの姿そのものです。
それは、初めての世界を見て体験して気持ちで胸が高鳴っていく姿です。
初めて夢を持ちたいと思った心境の変化にです。
そして、初めての恋に気づいていくその純粋な気持ちにです。

この作品は、とにかくジョゼが魅力的です。
とても好きな作品です。

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 260
サンキュー:

23

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コタロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夢を追い求める若人達 夢はまぼろし?

夢を追い求め突き進む
目前に迫る危機を克服し
新たに夢に突き進む
若者はいいね!

手に届く事が現実なら
夢は目標に変わるのか・・・

追い求める先に不幸が待ち受ける
あきらめるべきか・・・

きれいにまとめてくれた作品です。
やはり相思相愛がいいでゆよね!

大いに夢に突き進んで下さい。

実行して後悔するより
やらずに後悔するほうが
後悔が大きいとの事。

一人取り残されるが
彼女は大丈夫でしょう。
敵役になるのかな。

人のエゴは間違いなくあります。
しかし
相手の事を考えてのエゴが
相手の為になるとは限らない

やはり、相思相愛ですね!!

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 195
サンキュー:

7

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aonisai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

没入感に欠ける

酷評気味のレビューなのでご容赦ください。
まずいいところから
交通事故が起きてから恒夫が非常に後ろ向きな姿勢になってしまったのが視聴者の視点の転換として非常に面白かったです。それまではずっと健常者の目線で作品世界を眺めていたのが一転して障害者の目線に誘導されました。
そうするとジョゼや舞のかけてくれる言葉も届きません。
これにはリアリティを感じました。

次に悪いところです。
私自身が心情描写が緻密な純文学作家の小説や映像作品を好むのもありますが。それでも全体的にキャラクターの心情描写が浅いと感じざるを得ません。
心情描写が浅いので心情の変化に説得力を感じません。
負けヒロインの言動があまりよくなく、当て馬感があります。
民生委員が悪者っぽく扱われています。私は一般的に行政が単純に悪者として描かれるのは好きではないです。
ただ実際民生委員の言ったような方法でジョゼは夢を追っています。この二重の理由で釈然としないのです。
主人公が理想的な青年として描かれすぎています。他方ジョゼに惹かれていくプロセスは描かれていないように思われます。
このようにキャラクターの設定などに引っかかるところが多かったです。
それゆえキャラクターに感情移入できず、没入感を感じなかったのです。
Eveの曲は申し分ないのに残念に思います。

テーマは障害と将来の目標(夢)です。
後者の掘り下げも浅いように感じます。

全体的にテーマや個人の関係性の掘り下げが浅く、人間ドラマとしてのリアリティもなく、ふわふわした作品になってしまっているように感じました。

後述 原作を読みました。
テーマ自体がまず異なるようです。素晴らしい読後感でした。

投稿 : 2021/09/21
閲覧 : 200
サンキュー:

6

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fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素直にいい話しかと

作画がいいですね
素直に良い話かと

気になった点は

障害のある方がヘルパーさんを横柄に扱う映画が他にも最近あったけど。。そうなのかな現実は。
でもくやしさもあるのかな

最後の坂は。。いるかな😅

坂と管理人さんで、どうも違うアニメを連想してしまう
テレ玉で今『めぞん一刻』やってるんで

まぁそこら辺ふまえてもいい映画なのかと。

しあわせはいつもじぶんのこころがきめる
という相田みつを的マインドですかね

投稿 : 2021/09/07
閲覧 : 211
サンキュー:

7

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teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いやぁ~ 満足 面白かった

いやぁ~ 満足 面白かった
なんか 最近 サイダーやら膵臓やら 色々見たけど 久しぶりに 普通に最後まで見れた

投稿 : 2021/09/02
閲覧 : 225
サンキュー:

3

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たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

往年の「少女漫画」を彷彿とさせる。。

まず「恋愛映画」としての完成度は、湯浅政明監督の「きみと波に乗れたら」に次ぐ位「映画」として非常に良く出来ています。

個々のキャラクターの心情や四季折々の背景美術などの繊細さは目を見張るものがあり、アクションが得意のBONS制作陣が、ここまで繊細で感情豊かなキャラクターを描けるのかと非常に驚きました。

数年前の実写映画は見ていないのですが、内容は至って王道の「少女漫画」。
最近、少女漫画にヒット作が出ていない分頑張って欲しいところではあります。

本作はアニメーションの可能性を追求しているという意味では、非常に実験的な作品であり、「どこまで実写映画に勝てるのか。」といった挑戦というか。。。スタッフの気概が感じ取れます。

作画陣が女性スタッフで固めている理由もあるのかもしれません。

ただ、「君と波に乗れたら」のようなアニメーション的な躍動感がないので、繊細な表現ではありますが、これだったら実写映画をアニメ的にトレースしているような感じがしてしまうことが気にはなりました。

新海誠監督や庵野秀明監督、湯浅政明監督などの作品は繊細な人間の心情を描きつつ、その「奥」にある哲学やアニメ的快楽まで追求しようとしていることを考えてみると少しアニメとしてはオーソドックスな作りだったかもしれません。

しかし、非常に細部まで気を使った演出は大人が観るに値するレベルで非常に感動できます。アニメが「総合芸術作品」として、幅広い層に支持されるだけのクオリティーを本作は提供しているように思います。

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 368
サンキュー:

17

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BLEU62 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かった。ジョゼがとても可愛かったです。

最後ちかくの絵本の読み聞かせは、ちょっとうるっとなりました。

投稿 : 2021/06/14
閲覧 : 163
サンキュー:

5

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hana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

想定よりよかった

少し前になるので、あまり覚えていないレベルではあるが結構よかった。
実写版にある、エロいシーンもあるのかなーと期待していたがなかった。
決して観て損する作品ではない。
しかし、絶対観てほしいとオススメするほどでもない。

投稿 : 2021/05/04
閲覧 : 212
サンキュー:

1

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Kei さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

綺麗だった

 作画が好みに合っていたので観にいきました。
期待通り、作画がきれいでどのシーンもキラキラと輝いて見えました。ジョゼが身体障害をもっているということで重苦しい話だと予想していましたが、観ていてしんどくなるほどの重苦しさはなく、しかし、適度に身体障害を持つ人と彼らとの接し方について考えさせらる部分もありよかったと思います。
 最初、嫌味な態度のジョゼのことが嫌いでしたが、物語が終わるころには好きになっていました。ちなみに恒夫のことは最初から最後まで好きでした。好青年過ぎます。

投稿 : 2021/01/29
閲覧 : 202
サンキュー:

9

ネタバレ

olmo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

予想の斜め上

ドラマ視聴済

ボンズが制作ということで観にいきました。
最初はドラマでメディア化しているので、爆死するだろうなぁ、と78%感じていました。(ドラマは最終回微妙だったため)
また声優に関しても何か大人の事情を感じるキャスティングでした。

しかし観始めると恒夫の顔と声がしっかりとあっていて、演技に関してもしっかりとした演技でした。
ストーリーは原作やドラマ版とは違い、終盤の紙芝居のシーンがうるっときました。(正直紙芝居の後は必要なシーンだったのかな…)
音楽に関してはヴァイオレット・エヴァガーデンや天晴爛漫
のBGMを作ったEvan callが今作でも輝いていました。
ただ挿入歌の入れるタイミングには少し疑問を持ちましたが、全体的に総評すれば星3.8です。

投稿 : 2021/01/18
閲覧 : 215
サンキュー:

4

ネタバレ

ブラッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジョゼちゃんかわいい

ハッピーエンドのようでハッピーエンドでない原作や悲しい終わり方をした実写と異なり、王道ではあるもののハッピーエンドで終わった今作。原作や実写のものを期待してると肩透かしを食らうが、アニメ映画単体で見ると面白い。
ジョゼは障碍者に対する世間の冷たさなどもあって外に出ることはほとんどなかったが、あることをきっかけに主人公に協力してもらいながらも外に出るようになった。外に出る中でジョゼは外というものを徐々に知っていくが、その時の無邪気な表情の数々がかわいくてそれだけで尾奈かがいっぱいになる。ストーリーはもちろんいいがなにより彼女の表情の一つ一つや彼女の心情の変化が愛おしい。外に出る中で彼女は絵描きを目指そうと考えるものの、自分を養っていた祖母が亡くなったことにより自立を余儀なくされ、堅実に働くよう周囲から言われる。画材道具を捨て、絵描きをあきらめようと考えていたが、交通事故により足が悪くなり、それにより将来の夢をあきらめようとしていた主人公を励ますために絵本を描き、それを主人公をはじめとした多くの人の前で読み聞かせを行ったことをきっかけに働きながら絵本作家を目指すことを決意した。絵本の内容は物語とマッチしてて思わずうるっときましたね。その後、主人公に頼ってはいけないと主人公と縁を切ることを決意した彼女だが、主人公は彼女を探し当てる。再開した二人は大変なことは多いけどそれでも好きだと告白。遠距離で付き合うことを決意し終わり。
話は結構王道であり、二作とは異なるテイストでしたが、普通に面白かったですね。また見に行けるなら行きたいなとは思ってます。
最後になりますがこの映画韓国でも実写化されてるみたいですね。日本ですでに実写化が公開されてることを考えるとかなり驚きましたがそちらは大丈夫なのか気になりますね。

投稿 : 2021/01/14
閲覧 : 278
サンキュー:

5

ネタバレ

ハルジオン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジョゼが可愛い!!

王道なストーリーだったけど、とても良い作品でした。もう一回見たいと思いました。

投稿 : 2020/12/28
閲覧 : 199
サンキュー:

9

щ(゜▽゜щ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/08/25
閲覧 : 5

vza290 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/08/13
閲覧 : 5

たぷくぷ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/08/12
閲覧 : 4

tanitasa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/11
閲覧 : 5

みやこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/31
閲覧 : 5
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ジョゼと虎と魚たちのストーリー・あらすじ

趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。(アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年12月25日
制作会社
ボンズ
公式サイト
joseetora.jp/
主題歌
Eve『蒼のワルツ』

声優・キャラクター

中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn

スタッフ

原作:田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』(角川文庫刊)、キャラクター原案・コミカライズ:絵本奈央
監督:タムラコータロー、脚本:桑村さや香、キャラクターデザイン・総作画監督:飯塚晴子、コンセプトデザイン:loundraw、劇中画:松田奈那子、プロダクションデザイン:平澤晃弘/片貝文洋/中村章子、画面設計:川元利浩、美術監督:金子雄司、色彩設計:梅崎ひろこ、撮影監督:神林剛、3DCG監督:三宅拓馬、編集:坂本久美子、音楽:Evan Call、音響監督:若林和弘、音響製作:ソニルード

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