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(C) 久世岳・一迅社/「うらみちお兄さん」製作委員会
うらみちお兄さんの感想・評価はどうでしたか?
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何も考えずにただ見れる
キャラがおもろいし声優が良い
sekai さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
白毛和牛 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
この作品は主人公である体操のお兄さんがブラックネタを吐く作品だけど、
そのブラックネタが大して面白くも無かったので直ぐに飽きてしまい途中で断念しました
【評価】
40点・C級
恵み さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
てとてと さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
U さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ようす さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
子ども向け教育番組を舞台にしたブラックなギャグ作品。
ネガティブな内容かなと思ったけど、
そこまで重い内容ではなく、日常系ギャグアニメな印象です。
これは同年代の非リア充に刺さるな…w
全13話です。
● ストーリー
MHKの教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、
表田裏道(おもた うらみち)。
うらみちお兄さんとして子どもたちの前では笑顔を振りまくが、
その裏の顔は社会に疲れ切っており、ネガティブで情緒不安定。
個性的な共演者たちや癖の強いスタッフ達と一緒に、
今日も番組の撮影が始まる。
精神的に不安定なうらみちお兄さんが主人公。
子どもたちの前では笑顔で優しいお兄さんとして振舞っているけれど、
裏の顔(というかこちらが本性)は社会に疲れきっている。
子どもの前で社会の理不尽さについて笑顔で語るところは、
大人的には笑えるし共感できるポイントw
子どもたちのピュアな心によってお兄さんの闇が映える、いい組み合わせ。
面白い着眼点だなと思いました^^
こんな教育番組いやだなーと思うけれど、
でも現実の方がもっと闇が深いのかなと考えると、
うらみちお兄さんはなんて可愛いんだと思えるw
彼はピュアで真面目だからこそのネガティブだからなあ。
最初の頃はうらみちお兄さんの情緒不安定が激しくて、
観ていて楽しい内容ではないなと思っていたけれど、
徐々に他のキャラとの関係や距離感がいい具合に保たれてきて、
普通に恵まれた職場じゃないかと、安定して楽しめました。
やりたくないことをやらされるのは、社会に出て仕事をする上ではある意味仕方がないと開き直っているのが正解…。笑
危険があるわけでも人権的に問題があるわけでもないから、
「ママンとトゥギャザー」はホワイト寄りな職場だと思うのは、
自分がブラックな職場にいるからなのかw
「ママンとトゥギャザー」に登場する様々な役は、
どれも好きでした^^
うらみちお兄さんの役はいつもへんてこすぎてむしろ引きますが(でもそこが笑いどころ)、他のキャラの役はどれも可愛いんだよなあ。
歌のお姉さんが可愛くて好きでした♪
どの衣装も似合うの、天才。
● 声優
この作品で一番力が入っているのはここだったのではないでしょうか。
表田裏道 (体操のお兄さん):神谷浩史
兎原跳吉 (ウサオ君) :杉田智和
熊谷みつ夫(クマオ君) :中村悠一
蛇賀池照 (歌のお兄さん) :宮野真守
多田野詩乃(歌のお姉さん) :水樹奈々
↑メインキャラだけでこの豪華さ。
特に歌のお兄さんとお姉さんが最強すぎて…!
歌、うますぎます。
本物の歌のお兄さんとお姉さんのようでした。
二人の歌声を聴けただけでも、
この作品を見た価値があるなあと思いました。
● 音楽
【 OP「ABC体操」/ いけてるお兄さん(宮野真守)・うたのお姉さん(水樹奈々) 】
一緒に踊れる楽しいOP♪
youtubeの公式サイトには宮野真守さんと水樹奈々さんのダンス動画もありました。
【 ED「Dream on」/ 宮野真守 】
こちらはキャラ抜きの“宮野真守”としてのED。
うらみちお兄さんの大人な雰囲気を全面に押し出したかのような、
ガラッと作品の雰囲気とは異なるEDでした。
でもかっこいいから好き。
他に、番組内の歌が多数あります。
歌はすべて、いけてるお兄さんと、うたのお姉さんが歌っています。
「傘持ってないときに限って雨降るのなんで」
「猫が何もない空間を見てる」
「試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで」
など変な曲ばかりですwww
でも共感できる歌詞なのが笑えるww
歌詞は原作のままのようですね。
変な曲なのに、歌う人がうますぎるから、
普通にいい曲として聴けちゃう…。
● まとめ
内容は、人生行き詰まりの闇アニメという印象が最初の数話は強かったですが、
全話観てみると、
日常系寄りなコメディ作品という印象に変わりました。
うらみちお兄さんたちに限らず、
人には誰しも表と裏の顔があるはず。
普段は表のキラキラした面しか見てないし見えていないのだろうけど、
裏はこんなもんだよね。笑
むしろ彼らの裏の顔はキラキラしているほうだよ…
現実の方がもっとえげつないのではと思うのは、
自分も闇が深いからなのかww
うらみちお兄さんによる真面目に深い(闇の)名言も多くて、
共感できました。
最初数話に見た時よりも、
後半になるにつれて楽しめた作品でした♪
…うらみちお兄さんのネガティブな闇に慣れたからなのかな。笑
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なっぱ𖧷𓈒𓂂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
徳寿丸 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
プラ さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
N○Kの「お○さんといっしょ」を模した番組に出てる、体操のお兄さんや歌のお姉さんなどのオトナ達を描いたコメディ。
元気いっぱいで明るくて希望に満ち溢れてキラキラした子どもたちとは対照的に、何かを悟ったような態度で将来に大した希望も抱けないオトナ達の日常を描いている。
時たまドキッとするようなフレーズが出てきたり、オトナってそうだよなあってうなずくようなセリフが出てきたり、そういうところは見どころである。
ただ、コメディなのにテンポが悪い。声優陣が豪華なので期待してしまったせいか、あまり面白く感じなかった。
テンポさえ良ければ、化けたかもしれない。残念。
郷音 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2021年放送アニメ。
教育番組を舞台に体操のお兄さんが世の中の辛さや老いの恐怖などと戦いながら生活のため子供たちに笑顔を振りまく物語。
もうね、俺ピュアな気持ちで教育番組見れないよ。いやさすがにもう見てないけどさ。
闇が深すぎるよ。お兄さんの苦労考えたら邪な考えしか浮かばないよ
ネガティブなお兄さんを笑うアニメだけど、自分を見ているかのように感じるシーンがたびたびあり少しだけ元気ももらえるアニメです。
上司に振り回され、後輩に陰でいろいろ言われ、別部署の人とはうまくいかない…
世の中の社会人よ、これを見て笑って元気になろうよ。
ズバズバ鋭いことをいう子供たちは毎回笑っちゃいます。
そしてうたのお姉さんは早く幸せになれ。
STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品の原作は未読です。
私の友人は肌に合わなかったと早々に視聴を切っていたので、何となく私の中でも視聴の優先順位が下がってしまい、放送終了後に一気見した作品となりました。
私にとってシュールな作風がツボに入った作品だったと思います。
教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、表田裏道。
通称"うらみちお兄さん"は子どもたちに笑顔を振りまく優しいお兄さん。
でも、ときどき垣間見えちゃう"裏"の顔。
しんどい、辛い、何もしたくない。
不安定なメンタルからポロっと漏れる大人の闇に、
子どもたちもドン引き気味…!?
それでも大人は前を向く。
世の中希望はなくても、社会の仕組みに絶望しても…!
「教育番組のお兄さんとして、その期待に…応えたい」
大人になったよい子に贈る"後ろ向き"の人生賛歌。
いよいよ2021年7月より放送スタート!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
歌のお兄さん、歌のお姉さんに体操のお兄さんが出演する番組といえば、リアルでも長きに渡って放送されている、日本在住の方なら誰もが一度は視聴したことのあるNHKのあの番組ですよね。
ウサギとクマの着ぐるみが出演していた記憶はありませんけど…
この番組を視聴したことの「ある/なし」で作品に対する印象が変わるのではないでしょうか。
視聴したことのある方は、お兄さんやお姉さんが子どもたちの前で元気いっぱい頑張っているシーンが目に浮かぶと思います。
そう、この作品の描く闇は、目に浮かぶシーンとの落差が半端無いんです。
きっとリアルのお兄さん、お姉さんもきっと闇の一つや二つは抱えていると思います。
そんな素振りは微塵も見られませんけれど…
ですが、この作品のお兄さん、お姉さんは違います。
お姉さんが収録中に毒を吐くことは殆どありませんが、体操のお兄さんは爽やかな表情から想像できない台詞が漏れ出てくるんですよね…
でも、この作品で個人的に失笑を禁じえなかったのは、「ママンとトゥギャザー」に登場するキャラクターたちです。
お兄さん、お姉さんたちが番組内のコーナーによって着ぐるみで奮闘するのですが、このキャラがメッチャシュールなんです。
少し下に紹介します。
番組コーナー:しのびのやくみ
歌のお姉さん:くノ一のもみじ(名前はもみじおろしに由来)
歌のお姉さん:忍者の葱之助(名前はネギに由来)
体操のお兄さん:台風でダメになったシソの怨念から生まれたシソの神。
番組コーナー:全力あいさつ こんにちは隊
歌のお姉さん:チャイナドレスを着るミス・ニーハオ
歌のお姉さん:闘牛士のミスター・オーラ
体操のお兄さん:保存袋を付け忘れられたフランスパンの怨念から生まれたボンジュールマン
見て気付くと思いますが、体操のお兄さんだけ扱いが違うんです。
歌のお兄さん、お姉さんは普通のキャラなのに、何故体操のお兄さんだけ怨念繋がり…!?
しかも着ぐるみも一人だけ明らかに異質なんです。
それは、番組に参加していた子どもにも言われていました。
「どうして体操のお兄さんだけ、そんななの?」
間違いなく理由を一番知りたいのは体操のお兄さんでしょうに…
そんな体操のお兄さんの表情には少し翳りがあり目は斜め45度下に伏せている感じ…
そこに神谷浩史さんの声がキャラにのってくるんです。
思わす吹き出さずにはいられないシーンがいくつもありましたよ^^
思わず吹き出してしまった理由の一つに豪華なキャスト陣が挙げられます。
体操のお兄さんに神谷浩史さん、歌のお兄さんに宮野真守さん、歌のお姉さんに奈々様、この3人をサポートする「ウサオ君」役に杉田智和さん、「クマオ君」役に中村悠一さんが起用されているのですから…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、歌のお兄さん(宮野真守さん)とうたのお姉さん(奈々様)による「ABC体操」
エンディングテーマは、宮野真守さんによる「Dream on」
1クール全12話の物語でした。
個人的にはしっかり堪能させて貰いました。
CiRk さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
これも特に書く感想がないので適当に。
{netabare}
「おかあさんといっしょ」とかの体操のおにいさん達のアニメ。
結構ギャグが面白くないという意見が多かったみたいだけど、自分は面白いと思った。
大人あるあるネタを真顔で言うのが面白かったし、ディレクターに切れたりするのも面白かった。
キャラも全員良かったと思う。イケテルなら下ネタ、歌のお姉さんなら結婚ネタという様にこの人はこういうネタみたいなのが決まってたように感じるけど、それが全部上手くハマっていたと思う。
個人的に一番面白かったのはロケの回かな。あの無茶なディレクターに振り回される話が一番面白い。
終盤になると、結構主人公が子供に対していいセリフを言ったりでそういう面でも楽しめたので個人的にはかなりいいアニメでした。
{netabare}
1話 7/10
なんだこれ。うさおとくまおの打ち合わせは面白かった。
大人だけでやってくれたら面白いかも。主人公以外はいい。
チンダル現象で笑うとか中学生かよw
このキャラは面白いわ。悪くない。
2話 7/10
いい挿入歌w あるある。
ほんとに後悔してるのかなこのお姉さん?
この下ネタの人は面白い。
3話 10/10
アンパンマンパロめっちゃ面白かった。
今回めっちゃよかった。
テレビへの顔の反射まで書いてるの丁寧。
4話 10/10
体操のお兄さん要素がどっか行った。
ロケって。花火用意できないのに着物はあるのかw
死んでる人の言い方じゃん。
クビって言葉を知ってる子供怖いw
バイキンダー謎の撤退。
ところどころ現代の闇。ジャイアンの声真似か?
今回もめっちゃ面白かった
5話 6/10
幼稚園児怖い。
歌ながいしオチがわからん。
最後の日常描写無駄にリアル
6話 7/10
慰安旅行とかいうカス行事。
下ネタ好きじゃなくて子供の感性のままってことじゃないかw
卓球上手すぎだろw
7話 10/10
取り返しつかないじゃんw
素麺にシソとかミョウガ使うのか。
薬味の下り面白かった。
8話 7/10
謎いい展開いる?
脳トレにあったなこんなの。
確かにキャラ大事にしないとなw
9話 10/10
子供に助言するの良かったな。
今度は忘年会かよw
ビンゴゲーム面白いな、今回良かった。
10話 10/10
めっちゃ熱そうw
概念ってw 子供理解力すごいな。
ところどころいいセリフあるの笑う。
熊谷の過去普通に感動したわ。
ギャグアニメでシリアスも結構いいのすごい。
ちょっと差し込まれるだけなのに。
思いっ切りバナナで滑ってるw
11話 9/10
飯塚かな?
コナンみたいな扉やめw
コントみたいなタイトルだな。
今気づいたけど声優水樹奈々じゃん。
12話 6/10
恋人かよ。え、ガチでやめる気なの?w
13話 5/10
このアニメも最終回でなんか怒ってくれるのか。
なんか今回滑ってんな
{/netabare}
{/netabare}
ossan_2014 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まるでルー大柴が命名したような教育番組に出演する、「体操のお兄さん」や周囲の人物が理不尽に振り回される日常を描くコメディ。
放送開始直後に、友人は本作のことを「体育会系の絶望先生」と評していた。
確かに両者とも後ろ向きで自虐的な主人公ではあるが、ちょっと主演声優の印象に引きずられすぎだろう、と思ったものの、視聴を続けるうちに妙に繰り返し思い出されてきたのは、本作の放送と並行して、東京オリンピックが開催されていたせいだ。
おそらく後世の歴史家に世紀の愚行と記されるであろう東京オリンピックが同時に開催されていたという偶然が、視聴中に殊更に『絶望先生』を思い浮かべてしまう感想を生んだ。
あたかも「世界」に特攻して自爆するかのような「絶望先生」の「自虐」に比べ、本作の主人公の自虐が「自傷」を思わせるのは、主人公が「アスリート」であるからだ。
{netabare}「競技」で勝利を目指すアスリートにとって、「ルール」は絶対だ。
競技フィールドからはみ出し、ルールを侵犯することは、即座に「敗北」を意味する。
アスリートは、常に競技フィールドと「ルール」を意識せざるを得ない。
いや、無意識化するほどに「ルール」を「内面化」するのでなければ、いちいち「意識」していたのでは、勝利はおぼつかない。
トッププレーヤーとして頂点に立つには、肉体が「ルール」外の動きができないほど、自らの本能として一体化しなければならない。
だが、本能化するほど「ルール」=あらかじめ与えられた他者の作成した規律に肉体を従わせることが、精神だけ切り離して自由であることと両立するだろうか。
人口の過密な集中が決定的な意味を持つ新型ウイルスの感染拡大が進行中の大都市で、超大規模のスポーツ大会を開催することは自殺行為に等しいと、少し考えれば誰にでもわかる。
事実、東京オリンピックの開催中から開催後にかけて感染拡大は止まることなく医療崩壊を招いた。
あえていえば、この期間に発生した大量の自宅放置患者と放置死者は、オリンピックが生み出したと云ってもいい。
アスリートは、言うまでもなく五輪の主要な構成部だ。
仮に観客やメディアの中継や報道がなくとも、「オリンピック」という「競技大会」は成立し得る。(ただ「利益」を生み出さないだけだ。実際に報道もされないマイナースポーツはいくらでもある)
だが、アスリート=競技者が存在しない「スポーツ大会」は原理的に存在するはずがない。
換言すれば、「アスリート」こそがオリンピックの実質そのものであるといっていい。
にもかかわらず、大量の死者と医療崩壊を発生させるであろうオリンピックの開催の是非について、「オリンピックの実質」であるアスリートは、極少の例外をのぞいて回答を拒否した。
いや、死者の増大と医療崩壊が現実のものとなってからでさえ。
出てきたのは「感動を届けたい」といった寝言に等しいピンとのズレた無内容な妄言の類のみだ。
仮に、どれほど社会が混乱し他人が死ぬ事になろうともオレはメダルが欲しいのだ、といった「野望」であれば、まだわかる。
利害を巡る対立として、社会はアスリートと対決することもできるだろう。
不気味なのは、「アスリート」の頭の中には、100パーセントの本音として本当に「寝言」の類しかないように見えることだ。
「アスリート」という言葉がいつから使用されるようになったのかは知らないが、想像するに、スポーツ「マン」、という言い方がジェンダー的に不適切になった事から「スポーツマン」に代わる用語として使われ出したのではないかと思われる。
だが、実態としては同じものなのに「アスリート」と「スポーツマン」では想起される印象が異なる。
「アスリート」なる用語には、なにか「スポーツマン」を脱・社会化して抽象概念にしたような感触がある。
試みに、あえて上述の「アスリート」を「スポーツマン」に置換して読んでみると、異様さが際立つだろう。
かつて(おそらく今でも)就職活動の現場で「スポーツマン」が有利であるといわれたのは、「ルール」を内面化して無批判に従う訓練を積んだ「スポーツマン」は、組織上位者による管理が容易であると思われていたからだ。
だがもう一方で、「スポーツマン」は薄汚れた「現実」に対立して理想化された「ルール」を貫くような純真さ(あるいは幼さ)を想起させるものでもあった。
現代の脱・社会化された抽象的な「アスリート」には、競技フィールド外の「社会」という「現実」は存在しないのではないか。
「与えられた」ルールを内面化して抽象存在と化した「アスリート」には、競技の「ルール」を自身の責任で改定することなど想像もできないように、目の前の「現実」もまた改変不能で「与えられた」フィールドで、自身が負うべき責任など認知できないのではないだろうか。
かつてオリンピックで頂点を極めたメダリストであったJOC会長やオリンピック担当大臣が、一貫して、脳みそが筋肉化したのではないかと思われるような論理性皆無の寝言を発信し続けていた事が、こうした疑惑を助長する。
東京オリンピック後でさえ、医療崩壊と放置死者の存在が否定しようのない「現実」なのに、それと引き換えに手にしたメダルを得意げに掲げてメディアに登場する「メダリスト」は、もしも自分(たち)がメダルを断念して出場を拒絶すれば「スポーツ大会」は成立せずに死者も防げていたかもしれないと想像した気配すらない。
世界の全ては「与えられた」動かしようのないフィールドで、自分はその「中で」フィールドからはみ出すことなくプレーするだけという「アスリート」の心性を証明している。{/netabare}
「世界」の全ては自分にはどうしようもない「与えられた」フィールドで、その中で自分の思い通りに事が進まないとしたら、「アスリート」は自分のパフォーマンスの能力が劣っているだけだ、と判断するだろう。
だが、「世界」は、競技者同士が納得ずくで「ルール」に従うことを同意して競い合う「競技フィールド」ではない。
基本時に、「世界-内」存在である実存にとって、「世界」は理不尽で不条理であるのが常態だ。
不条理に直面したとき、絶望先生は「絶望した!」と叫ぶ。
「絶望した!」という叫びは、自分は「世界」の不条理を承認しないという宣言だ。
不条理に対して敵対するという宣言は、最後には「爆発オチ」や「猟奇オチ」で絶望先生を打ちのめす。
「世界」に単身で敵対しても最後には叩きのめされるのに、「絶望した!」の宣言を止めずに破滅する自爆テロのような絶望先生の「自虐」ギャグ。
一方で「アスリート」の本作主人公は、理不尽の存在そのものを認知できない。
不条理は、自分のパフォーマンスの不足の結果として捉えられるなら、主人公の「自虐」ギャグは、自分への攻撃=「自傷」へと向かうしかないだろう。
共に「自虐」的でネガティブな性格設定でありながら、「世界」へ自爆テロを繰り返す「変人」という絶望先生の印象に対して、「世界」の理不尽を認知できずに自傷を繰り返す本作の主人公が「メンヘラ」の印象を持つ根拠だ。
ドン・キホーテにも通じる「聖なる狂人」として、どこか応援したくなる「変人」の「絶望先生」に向ける視線がつい優しいものになるように、主人公へ向ける視線が、どこか憐憫を含んだものになるは、このように、単に主人公が「ひどい目」に遭っているからだけではない。
{netabare}ユングであればシンクロニシティの実例に挙げたかもしれない、本作と東京オリンピックの同時放映という偶然が、上記のような感想を生んだ。
しかし、時が過ぎてオリンピックの記憶が薄れても、感想に大きな変化はなさそうにも思える。
「世界」は、「与えられた」改変不能のフィールドで、自身が改変することができないというアスリートの心性は、世の中はあらかじめ与えられた「現状」こそがすべてで、現状を無限肯定することが「現実的」な態度だという風に一般化して、拡散しているように見えるからだ。
特にアニメ視聴者に顕著だと感じられるのは、深夜アニメで女性キャラの乳首や下着が描写されたとき、殆ど必ず「過激」とか「攻めすぎww」「ギリギリ」といった感想が一斉に湧き起ってくる様を目撃するせいだ。
放送局が自社都合として定めている「規制」は、現実には、理念的な基準も無く、ロクに文書化もされていない代物でしかなく、時々の担当者がその場で明確な理由の説明もなく指示を出すものなのに、改変不能な「絶対基準」とみなして、「攻めてる」や「過激」と感じる感性は、「規制」という「現状」を「肯定」していることと変わらない。
たかだか絵に描かれた少女の下着や裸体を画面に出す程度のことが、担当者という人間の言葉だけで阻止されているに過ぎないのに、崩しがたい「強固な壁」のように「感じ」てしまっているのは、突きつめれば「現状の絶対視」に呪縛されているからだ。
一見「現実主義」的な「現状の肯定」は、「担当者個々人の判断」というレベルの「規則」など外部の働きかけでいつでもブレるという「現実」を正しく見ようとしない。
異なる「世界」の有り得ない感情や思想を描き出すアニメという表現を愛好していながら、「現状」は「肯定」するしかないという認知が蔓延しているとしたら、社会全体では更に強固に進行しているかもしれない。{/netabare}
道路に穴が開いて車が通れなくなれば、普通は穴を埋めようとする。
穴が開いている「現状」を絶対視して、何とか路肩をはみ出して車を動かす運転テクニックを研究したり、オートバイなら穴のふちを通れるから車を「出し抜ける」と発想したりするならば、発狂しているか、発狂の途上にあると思われるだろう。
が、こうした「発狂した」処世術を得意げに広める「現実主義者」は多い。
穴を埋めれば「現状」は変化して「現実」は正常に回復する、と思いつくのは簡単だ。
「アスリート」をやめればいい。
「アスリート」である「自分」を放棄したとき、主人公の「自傷」もまた消滅するだろう。
その先には、結果として「自爆」ギャグで爆発する「絶望先生」が待っているとしても、メンヘラーよりも「健全」である気はする。
pikotan さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
最初に作中の番組「ママンとトゥギャザー」に笑い、続いて社会を風刺したブラックなセリフの数々に笑わせてもらいました。大変面白かったです。
そして声優がとにかく豪華でしたね。
声優の技術で楽しめた部分もあったと思うので、今回の配役は大賛成です。
裏道お兄さんとか兎原とか、違う声優だったら面白さ半減だったかもしれません。
あと池照お兄さんと詩乃お姉さんは、見た目も何となく声優本人に似ているように思ったのは私だけでしょうか。
これがNHKで放送されていたらもっと笑えるんですが、さすがにそれはないか。
干野梅蔵 さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
くまごろう さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
サイサイ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
声優陣がこれでもかってくらい豪華なのでまずそれに釣られて観たけど、早くも初回で断念しそうになったw
子供に毒吐かせる(天然で言っちゃった的な演出)のも個人的にものすごく不快だったので、子供たちが絡まない話は面白かった。
あと作中で歌ウマ声優起用で歌わせたいのはわかるけど、肝心の歌の内容がドン引きレベルで酷かったので毎回スキップせざるを得なかった…
キャラ絵好きだけど、アニメ化は向かない作品だったんじゃないかなー
teji さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ヘラチオ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
時折、イラッとくるんだよなあ。面白くなりてえってなんだよ。そこはどうでもいいか。
見終わったあとに何にイラッときたのか忘れた。
時々、笑った気もするし、まあいいや。
ただそこまで好きにはなれなかった。一応最後まで見たわけだが。
なんだか愛が足りん。愛が欲しい。
見なくてもよかったかもしれん。喫煙描写がくどい。そんないらない。
声優は無駄に豪華。
まもと水樹奈々様が神だったという感想しかない。歌声の無駄遣いかな?
作中の歌のタイトルは面白い。
水樹奈々様は結婚しているから逆にこの役ができたのかも。演歌ルーツって...
OP
ABC体操 いけてるお兄さん(宮野真守)とうたのお姉さん(水樹奈々)ED
Dream on宮野真守
挿入歌
傘持ってないときに限って雨降るのなんで うたのお姉さん(水樹奈々)得手不得手 いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
猫が何もない空間を見てる うたのお姉さん(水樹奈々)
袖かと思ったら襟ぐり 子どもたち
浪花の恋のペアルック 多田野詩乃(水樹奈々)もしくは追出やす子(水樹奈々)
エンドレス猛暑 いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
極寒スパイラル いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで いけてるお兄さん(宮野真守)、うたのお姉さん(水樹奈々)
どうせそんな人生
うらみちお兄さん(神谷浩史)
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、表田裏道。通称“うらみちお兄さん”は子どもたちに笑顔を振りまく優しいお兄さん。でも、ときどき垣間見えちゃう“裏”の顔。しんどい、辛い、何もしたくない。不安定なメンタルからポロッと漏れる大人の闇に、子どもたちもドン引き気味……!?それでも大人は前を向く。世の中に希望はなくても、社会の仕組みに絶望しても……!「教育番組のお兄さんとして、その期待に……応えたい」大人になったよい子に贈る、“後ろ向き”の人生讃歌。
1. 第1話 うらみちお兄さん
教育番組「ママンとトゥギャザー」で子どもたちに笑顔を振りまく「うらみちお兄さん」こと、表田裏道。しかし気を抜くと疲れ切った顔を見せ、後ろ向きな発言を連発! 爽やかな笑顔の裏には、あふれ出る大人の悲哀が隠されていた……!?
2. 第2話 先輩と後輩
スタジオ入りした裏道はいつになく上機嫌☆ 束の間のメンタル無敵モードに賭けて、番組収録に臨もうとするが……。一方、子どもたちに歌を届ける詩乃も、あるおたよりをきっかけに豹変! 傷ついた大人たちはどこへ向かう!?
3. 第3話 手洗いうがいは大切に
今日から新コーナーがスタート♪ しかし、裏道は凍り付く。衣装がヒドい上、役に入り切った池照と番組内で戦うハメになり……。またある日、裏道は兎原の策略で苦手な絵をアドリブで描かされることになってしまう。
4. 第4話 エンドレス猛暑
夏に放送するミュージックビデオの撮影日。海に来たものの、この日は冬まっただ中。ぬくもりを失っていく裏道が、スイカ風の冬瓜とともに着ぐるみの兎原を並べ……。果たして、裏道は過酷なロケを乗り越えられるのか!?
5. 第5話 この公演が終わったら
ディレクターから厳しいダメ出しをされ、あまりに適当なアイデアを出された裏道。大人だから、死んだ目で従おうとするが……。そんな中、番組のコンサートの日がやって来る。しかし、そこにも様々な罠が待っていた!
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6. 第6話 思い出せない例のあれ
モノの名前が思い出せずに上の空、かと思えば連休前に大はしゃぎ。相変わらず情緒不安定な裏道だが、その連休を潰す悪夢のイベントが。それは、全員参加の慰安旅行! 何が起こるかわからないドキドキの温泉旅行が始まる☆
7. 第7話 一人でできるもん
出演者そっちのけで決まっていく微妙な新コーナーに、絶望的な表情を浮かべる裏道と池照。それでも池照はノリノリで役に入り込むが、あるモノを前にして急に震え出してしまう。さらに家庭でも問題が発生したと言い……!?
8. 第8話 忖度と良心
番組収録中に男の子が一人ぐずってしまう。そんな男の子に裏道がかけた言葉は……。一方、ウサオとクマオは呼び込みがあったにもかかわらず、なかなか出てこない。2人の間に、一体何が!?
9. 第9話 最近の若い子
いよいよクリスマス☆ 大人も子どもも浮き足立つ中、師走の激務が裏道を襲う。企画販売部の木角に呼ばれた裏道は、そこで彼の闇に触れ……。さらには年末恒例の面倒ごとまで! ちゃんと仕事納めはできるのか!?
10. 第10話 極寒スパイラル
今度は猛暑の中、冬用のミュージックビデオ撮影が行われることに。暑苦しいわりに要領を得ない出木田の指示に、呆れたり、朦朧としたりと出演者の精神力が削られていく。なかでも、普段はクールな熊谷の様子がおかしく……。
11. 第11話 運命の出会い
寝違えて首を痛めた裏道。寄る年波を噛みしめながら収録を終えると、衝撃の事実が耳に入ってくる。この日、「左右確認」の大切さを教える交通安全の映像を録り直すことになったのだ。一緒に人生の安全確認を学ぼう!
12. 第12話 不器用な笑顔
裏道のある言葉を聞いて、兎原と熊谷は彼との出会いを振り返る。それは体育大時代。体操のスター選手だった裏道が、2人の相部屋にたまたま居候してきたのが始まりだった。彼はあまりにまっすぐな先輩だったのだが……
13. 第13話 Forever『ママンとトゥギャザー』
この期に及んでも新たな企画を求められたり、後輩から飲みに誘われたり。今日も笑顔を振りまき無感情。何かが起こりそうで起こらない、でもちょっとした事件が起こってしまう、そんな裏道の行く末やいかに……!?
たくすけ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
社会人のちょっとブラックな一面を見せてくる。
共感できたり少し笑えたりする所はあるが飽きてくる。
どこか薄いというか弱いというか…という感じなので5分~15分だったら丁度良かったかもしれない。
とにかく声優が豪華
神谷浩史、水樹奈々、宮野真守、杉田智和、中村悠一…
(その他は調べて下さい)
この声優陣だから見れた。とも言えるし
失礼ながらこの程度のアニメにこのメンツを当てるのはもったいない。とも言える。
この声優陣でスケールの大きい作品作って欲しいなと思ったし。
タバコのイメージが悪く風当たりが強い世の中だが、喫煙シーンがあったのは好感持てた。
自分が喫煙者なので(笑)
夏アニメに多かったキングレコード絡みアニメの1つ。
オタクが好きな声優集めたぞって感じがキンレコって感じがする(笑)
売れそうな原作をアニメ化すればいいのにいつも微妙なのばっかで商売臭が強すぎるのが残念なところ。
キングレコードが制作にどこまで介入してるか知らんけど。
ミサキ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
声優が豪華だな~と思いました。
ダークなコメディーって感じで面白かったです。
ねるる さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
~あらすじ~
教育番組の体操のお兄さんの表田裏道、通称""うらみちお兄さん"。いつも笑顔で爽やかなお兄さんにも裏の顔がある……?
働く社会人なら誰しもが共感できる、しんどさ、急にくる虚無感、避けられない上司からの無理難題と圧力、などの大人あるあるネタを描いた日常系コメディ作品。
明るく爽やかで元気なイメージな歌のおにいさんも闇抱えてるっていう設定が皮肉すぎて面白かった。コメディなので暗すぎず笑える。
キャスティングは古からの声優ファンアニメファンが大好きな、神谷さん、まもちゃん、奈々様、杉田にゆーきゃんと豪華ぞろい。サブキャラも木村良平さん、ツダケン、小野D、鈴村さんと昔から活躍してる方ばかり。安心安定面白さ倍増でした。
連続して見たい面白さではないけど、ゆるく見るには丁度いい作品でした。絵柄的にもキャスティング的にも成人女性に刺さりそうな作品かなと思います。
ヌンサ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
豪華な声優陣(豪華すぎて面白みに欠ける)、プロデューサーの手堅さの下に、
シリーズ構成の待田堂子さん以外はよくわからないスタッフ(土台がしっかりしているから有名じゃないスタッフでもイケるってこと?)でつくられた、おそらく今期の覇権アニメのひとつです。
例によってギャップを楽しむ系のブラック・コメディです。
極端すぎて滑りまくってるシーンも結構多いですが、そこそこ楽しむことができました。
今作のMVPは水樹奈々さんです。(良い意味で)年齢を重ねたことによって低音の演技が特にキレまくっています。歌のお姉さんってこんなに歌がうまいものだっけ?と思ってしまうくらい、
劇中歌の歌唱クオリティが高すぎて、本編の中で浮いてしまっているほどでした。
今期の中でも視聴者が特に多かったであろう作品なだけに、気になった点を。
カッペリーニ降漬の描写が時代遅れも甚だしかった。「天地創造デザイン部」でLGBTQ描写の先進性を評価した矢先でこれだもんなぁ・・・。慰安旅行の際に女部屋に泊まっていた点だけは評価できましたが。
兎原の布団に潜り込むギャグ(笑えない)とかやりかねなかったので。ビジュアルや、男に対して積極的といった描写は偏見の要素が強いと思うので、ガッカリでした。
また多田野詩乃の結婚ネタも、近年は特に笑えないやつです(しかもくどい)。自虐だからまだいいとは言え、すこしずつこの流れが変わっていくと良いなと思います。
主要な男性登場人物はそんなに言われないのに・・・ね。
日常系アニメの"女性"教師とかにもありがちです。
P.S. 上武裁人を見習って生きていきます。
あとどうでもいいがオープニングアニメーションの冒頭、
いけてるお兄さん(宮野真守)のセリフに表田裏道の口パクが映るのが紛らわしい(笑)
やまびこ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いつもブラックなギャグで含み笑いをしつつ、最後のEDで画と宮野さんの歌声のかっこよさにやられてました。
ミュラー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白いと思いますよ。結構笑ったかも。
キラキラした目でテレビの収録に参加する子供たち。
それを死んだ目で相手する体操のお兄さんら、大人たちの対比で面白さを出す構成。
たまたま〇HKの子供番組を舞台にしているが、他の仕事でもこんな構図は十分成り立つだろう。
過去にも毒吐きアニメはあったけれども、
このアニメはおそらく原作の良さをうまく生かし、
出演声優の演技もあって、面白いアニメに仕上がっていると思う。
よく頑張った!
これを1クールやるには苦しいかなと思っていたが、うまく続けてくれた製作陣を褒めたい。
「しのびの薬味」とか、素朴な笑いをうまく表現していたと思う。
あんにゃん♪ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
このアニメを見て笑える人はそれなりに良い環境にいる人間だろう。
そうでもなきゃ、ただただ共感しダメージを受けるだけ。
これを見て笑えたあなたは今ある環境に感謝しましょう。
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よい子のみんな〜!裏表のあるお兄さんは好きかな〜?教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道 31歳。爽やかだけど情緒不安定な“うらみちお兄さん"が垣間見せる大人の闇に、よい子のみんなはドン引き必至…!?大人になった“よい子"たちに送る、哀しみの人生賛歌!(TVアニメ動画『うらみちお兄さん』のwikipedia・公式サイト等参照)
神谷浩史、杉田智和、中村悠一、宮野真守、水樹奈々
原作:久世岳
監督:長山延好、シリーズ構成:待田堂子、キャラクターデザイン:髙橋瑞紀、音響監督:小泉紀介、音楽:羽岡佳
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