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「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2nd(TVアニメ動画)」

総合得点
76.2
感想・評価
508
棚に入れた
2341
ランキング
734
★★★★☆ 3.6 (508)
物語
3.3
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.6

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2ndの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

星々 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

いいですが、ラスボスがなんであんな強くなるのか置いてけぼりになりますね
まぁそういうこと気にする作品じゃないのかも知れませんけど

投稿 : 2024/09/08
閲覧 : 17
サンキュー:

1

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

眠り姫キリトは再び黒の剣士として剣を手に取る

さて、盛り上がりをみせる後半
キリトとアスナを助けて欲しいとユイが繋いでくれた希望で集まるキリト勢力がバンバン集まる総力戦が始まります。

クラインの「待たせたな」から始まる反撃への狼煙にアスナだけではなく視聴者も上がる⤴︎ ⤴︎
見せ場としてはやはり多い。

ベクターvsベルクーリ
この戦いはね……人界人のスーパーアカウントベクターに英雄ベルクーリは引き分けます。
正直、ここまで健闘するとは思いませんでした。
背負うものや護りたい人や助けたい人がいる人は強いですね。

シノンの説得も良かったですね。
アリスの気持ちも解るか……ユージオを失い、アドミニストレータに利用された事を知り、キリトが精神崩壊、戦場で失われる命、自分がこの戦争の1つの引金になっている。
沢山の気持ちを抱えて精一杯だった。
そして、師匠ベルクーリの死が彼女の気持ちを爆発させた。
ベルクーリは生き返らないのに、ベクターは再び舞い戻るなんてね……理不尽だよ。

けど、シノンの言う事はもっともだよね
ベルクーリの作ってくれた時間を無駄にしちゃいけないし、アリスは「茶番ではないですか」と言うけど、シノンの言うアスナを含めキリトが傷ついてまで守ろうとした世界、彼がそこまでする理由に「なんで?」って気持ちを持ってるのも解る。

例えばアスナはキリトを救い、アリスを目的地まで送り届けるだけが目的だった。
けど、相手が自分と同じでリアルワールドの世界の人間である事や、ここで生きようとする人の気持ちやキリトが守りたかったものが本物だと感じたから力を貸してくれたんじゃない?かな。
キリトの気持ちもアスナが感じた気持ちが本物だから沢山の人も駆けつけてくれた。

リーファをみた時に私は「まったくこの兄妹はw」と思いましたwww
そう言えばキリトもフェアリーダンスでログインしてきた時に着地に失敗してたなぁーってw

ただ、リーファだけ恥ずかしめられたり、グロい傷を追ったりと可哀想になるんだけどリーファの扱い可哀想じゃない?
この世界ってリズの想定では「痛覚はダイレクトに感知する」って話してませんでしたか?
眼が痛々しい( ᵕ̩̩ ᵕ )

ただ、リーファのこの世界の事情を解るまで、この世界の人を傷つけないって気持ちは優しいね。
キリトも優しいけどやっぱり似た者兄妹ですよ。


アスナはクラインを軽くディスってるw
アスナの「いつものクラインさんのくだらないギャグ」のセリフが笑ってしまうけど気を張っていたからこうしたクスッと笑えるシーンいいよね。

中韓国プレイヤーが意外に理解者で話が解る人達だった。
結構冷静だし偽動画や情報にも違和感を持ったり、しっかりシュウメイの声が届く人が居て良かったです。

プウが無抵抗なキリトを痛ぶるシーンは最低だね……何も出来ない無抵抗な人への暴力程反吐が出るものはないよね。


エイジ&ユナ登場
これは当時も私は気分が上がりました。
オーディナルスケールのオリジナルキャラクターの2人なんですが、劇場版を知っている人は敵だったエイジがあの戦いを得て何を感じ何を思ったのかその答えになっている気がします。

劇場版では関係ない人を自分勝手に傷つけていた彼が今作は守側につく。
前の垢はチートだから次は新しく作りレベルを上げた垢なんでしょうね。
次は守側として彼はだ立ち上がる。


アスナvsプウはアスナの演出は良かったですね。
戦闘の臨場や迫力よりも演出が素敵でユウキと共に戦う演出は良かったですね。
しっかりユウキの意思が証明としてアスナとの会話で演出されたりとかっこよかったですね。
このSAOの命を失われてもキリトとアスナの相棒のユウキやユージオが2人に寄り添う描写にキャラ愛を感じる


キリトの復活は、これは痛々しい。
自分の心臓抉っていくのはね…………
まぁ、キリトも沢山の事があったからね……
けど、最後は「俺が死ねば良かったんだ」って結論になるんだね。
結構、ネガティブだったキリト君。

私はこのエピソードを見て気付いた事がありました。
それはキリトは英雄なんて呼ばれたりするけれど本当は…英雄ではなく…本当は…

それはキリトの精神世界お話。
恐らく彼が一番悔やんで悲しんで永遠に忘れる事の出来ない少女「サチ」キリトがSAO時代に彼女を失ってクリスマスイベントのボスサンタを倒すまでに原作にひたすらレベルを上げると言う話がありました。
サチを救いたい一心で力を付けたキリト、彼の強さには誰かを救いたい気持ちやら罪悪感などが入り乱れている。

そして失われて行く命を思い出す、自分がしてきた戦いの中で奪われ奪った命
そんな中で彼は涙を流し苦しむ……
そして、自分が死ぬべきだと自分を傷付け始める…目の前にアスナ達が現れても先に進めないキリト…それだけに自分が許せなくて許されなくて…

このシーンを見て私はキリトは英雄なんて言われてるけど、ただの高校生の男の子なんだと感じました。
どれだけ強くても、どれだけ救えても彼は英雄である前に普通の少年なのです。
だから、誰かを失うたびに傷ついてそれでも必至に踏ん張って仲間に支えられてここまで歩いてきたんだと感じました。

でも、そこに彼の親友とも呼べるパートナー…ユージオ…彼がキリトを救い出してくれる。
思い出と気持ちは永遠に繋がり続けるから。
そして、彼は歩き出す。
次に進む為に…彼は目覚める。
キリトの原動力は周りの支えだと思います。
1人だと心が壊れてしまう。
それでも歩み出せたのはやっぱりユージオやアスナを始めとする仲間達。
そして彼は守る為に剣を取る。

ロニエがキリトの元に訪れる人達をみて「女の人ばかり……」ってセリフがありますが、ユージオ先輩もいるよ。って教えてあげたくなるシーンですw


キリトvsプー

これはね。
キリトの勝利と言うよりキリトとユージオですね。
キリトもユージオもホントにいい所だけ持っていくよねww
クラインにも言われてましたけどww
後、キリト君の垢ってスーパーアカウントじゃないのにめちゃくちゃ強いよねww

キリトvsガブリエル

コレはあまり盛り上がらなかった気がするww
思ったよりもかなりかなり呆気ない気がしましたね。
ゲームも最新作でボスとして登場するんだけど余裕で倒せちゃいました。
アニメでもアドミニストレータの方がまだいい戦いしてた気がしますww
あっ、アドミニストレータ……最後にキリトに力を貸したみたいな感じで居たけどさ……最後の最後までキリトと敵対してたのにwww

アンダーワールドで200年暮らすキリトとアスナですが、アスナが泣くキリトの前でサプライズで登場する。
誰も居ないと見せかけて隠れていたアスナは演出に拘ってますね。
物陰から泣くキリトを観察していたのかと妄想したらアスナさん策士www
キリトの好感度が限界突破しますね。

「君と一緒なら200年なんてあっという間にだよ」
ってセリフがあるけど何か解る。
時間って普通に早く進む気がします。
私は中二くらいまで1年間はすごく長いと感じていて中二の大晦日の日の「365日が1年間って事は365回寝たらまた年末がくるんだなぁ〜」って考え初めてから1年間が物凄く早く感じてしまって……
……この事実に気づいた事に後悔しましたね。

けど、普通に1年間も早いし、大切な人といる数時間って早いじゃないですか。
充実した時間ですね。
友達や恋人や家族とかだからアスナとキリトは更に早く感じる気がしますね。

で、やっぱり凄いなぁ〜と感じるのがアスナとキリトの愛ですよ。
200年……200年経っても変わらぬ愛ですよ!
200年も一緒にいたらマンネリ化してお互いに気持ちも落ち着いて下手したら覚めると思うけど冷めないのなら本物の愛ですよね。

キリト「アンダーワールドでの200年の記憶を消してくれ」にアスナと不仲になったとかリアルな事情があったら嫌だなぁwwww
この2人はずっと仲良くして欲しいよねw

アリス、リアルワールドに登場する話は2026年8月1日なんですよね。
つまり、私達の世界でも3年後にアリスが来ると思っていたのですが2022年の11月6日にナーヴギアが出来てるはずなのに私達の世界にナーヴギアすらないので無理ですねww

2023年はやっとPS5が店舗販売が当たり前になったレベルの私達の世界ではまだキリト達の世界に追いつけませんねww

昔、噂で二十二世紀までにドラえもんを作るのを目標にしてるとか聞いた気がします。
その話が生きているのか、そもそも本当なのか解らないけどww

なら、2026年までにアリス誕生も目指して欲しいですねww
Vivyならどうかな?2056年でしたっけ?

話がそれてきました……ごめんなさい

キリトの200年生きた人格のコピーは何か怖いなぁ……キリトだから悪いことにならないとは思うけど声のトーンが怖いし、アンダーワールドの為に生きる事を選んだキリトの決意が逆を言えばアンダーワールドの為なら何だってするって取り方も出来るから少し怖くも感じるんですよね。


キリトのユージオとの記憶を消してもらわなかった事を後悔してましたが、多分消さなくて良かったよね。
確かに、忘れるってのは便利だと思う。
嫌な事は忘れたいし、忘れたら悲しまなくていいとは思うけど、忘れるってのは自分の心の中から、その人の存在を消しちゃう事になるし、そんな事をしても死者の死はなくならない。
辛くても悲しくても……それを無かった事にしちゃいけないし、もしかしたら消した事を後悔する日がくるかもしれないから。

コレは生きてる側の勝手な気持ちの押し付けなんだけど、誰かの死を忘れたくて記憶を消してたら悲しいと思う。
だって、その人と過した時間も気持ちも忘れて無かった事にしちゃったらユージオが可哀想だよ。
その苦しみもきっと自分とその人が生きた証だと思う。
それが解っているからキリトは消さなかったんじゃないかな?と思います。

アリスがあるメールを受信しキリトがアリスを連れてアンダーワールドに戻る手がかりを掴みます。
キリトの「その時はアスナも一緒にいいかな?」と質問するとアリスは怪訝な顔をするも許可をします。

アスナに黙ってアンダーワールドに行くと後々アスナが怖いからねww
これ以上、アスナに心配掛けたら黒の剣士を一撃で貫くマザーズロザリオがクリティカルヒットする勢いですからね。
ユージオも助けてくれなさそうww

私がアスナの立場なら多分置いていったらブチ切れるし、キリトの立場なら怖くて黙っては行けないwww

再び戻ったアンダーワールドはSF世界です。
宇宙空間で飛行船が出てきてモンスターを撃破するよく解らない世界ww
若干、ゴッドイーターとかのイメージが浮かんだけど……SAOって元々こんなのよね。
対人戦が続いてたから忘れがちになりましたが……
……


さて、久々に見返したSAOは面白かったです。
SAOのラストの最後は最後の様な締め方をされて居ましたね。
でも、昔何かで書いてあったけどSAOは原作のラストまでアニメさせたいって監督が話してたって聞いたのですが、どうなのでしょうか?
割と、シャナ、とらドラ、ストブラ、俺妹、など電撃文庫作品ってラストまで描かれるくらい人気作品は多いし、SAOも電撃文庫が誇る人気作品ですからね。
SAO、86、禁書目録の3作品は私は電撃文庫では大好きな作品だから是非、続編をして欲しい。

SAOに関しては……ね?
こんな意味深な終わり方をしちゃって、まぁ〜
まぁ〜まぁ〜こんな視聴者を生殺しにさせちゃってww罪な終わり方ですよww

原作を読めよと思われるかもしれませんが、文字だけの本を読むのは苦手なんですww
え?www

投稿 : 2023/12/08
閲覧 : 343
サンキュー:

20

はちごー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

過大評価されすぎた作品。

敵を圧倒する。
敵が新しい能力をお披露目、大逆転する。
更にこちらが新しい能力をお披露目、大逆転する。
敵が実は隠し持ってた能力をお披露目、大逆転する。
こちらが満を持して新しい能力をお披露目、大逆転する。
こんなのばっかりなんだよ、もういいよこういうのは

投稿 : 2023/09/04
閲覧 : 145
サンキュー:

3

ネタバレ

ショウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

高評価だが、あまり好きでは無い。

現実世界とアンダーワールドの切り替えが下手くそすぎる。分かりにくい。設定も複雑すぎて理解するのに時間がかかる。

気になった点が沢山ある。キャラに関して、主人公を最後まで何もさせないで一気に話の全てをかっさらうのは、正直観ていて不快だった。
キャラの良い点は、アリスをしっかり使っていたことと、エイジを登場させたのは個人的に凄く良かった。

作画が言うまでもなく神作画、ベルクーリかっこよかった……。

音響も演出も良かったんだけど……、やはり話が着いていけない。SAOシリーズで過去最低の駄作だ。

投稿 : 2023/03/19
閲覧 : 144
サンキュー:

1

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

War of Underworld

A-1 Pictures制作。

オーシャンタートルを占拠された現実より、
絶望的な数の海外VRプレイヤーが投入され、
アンダーワールドは混乱を極めている。
多数軍勢と勇猛に戦うアスナたちの前に、
馴染みある援軍が到着する。

UWの根幹にある人工知能開発計画は、
{netabare}仮想現実を自立的に仮想でないものとし、
UWではNPCの概念もない。
VR世界内の視点こそが現実であるわけです。{/netabare}
ようやくそこが崩れ始めている。

私的には堅調に伸びていた評価も、
劇場版を頂点に緩やかに下降している。
私のSAOの評価は現実側にあって、
平凡な中流家庭で生まれ育った大学生の、
ちょっとした冒険にあります。
平凡な日常との対比がもう少しあればなと。
シリーズ序盤の入りは好きですが、
物語内では厳しい局面が続いていますね。

最終話視聴追記。
{netabare}人類とAIの新たな関係を模索する、
通底するのは現代的な主題ではありますが、
もう少し見せ方もあったのかなといった印象、
これはきっと構成の問題なのでしょう。{/netabare}

幻想的なファンタジーの世界と、
日常空間でのエピソードがあれば嬉しい。

実り多い続編に期待しましょう。

投稿 : 2022/11/20
閲覧 : 535
サンキュー:

54

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そこのあなた・・魂の色は何色ですか

アンダーワールドでの長い長いストーリー観終わりました。

アリシゼーション編としては4クール分、かなりのボリュームで
話数多かったせいもあったのか、良いなって回とちょっと退屈に感じた
回とありました。

後半部分の本作は
今までのキャラクター総出って感じで賑やかな感じでしたけど
自分は元々この世界のキャラクター達にスポットが当たったシーンが
好きでした。

特に良かったのは
拳闘士のリーダー、イスカーンと無感情の整合騎士シェ―ターの
闘いを通じてお互いを認め合っていく展開はなんか感動しちゃいました。

そして皇帝とベルクーリとの闘いも良かったですね。
ほぼ無双の皇帝を最後相打ちに持っていく展開はカッコ良かったです。
アリスとの娘と父親のような絆の深さには思わず涙でした><!

やっぱり自分の世界は自分で守る!みたいのが熱くなります。

観てて気になったところは
同じ相手との闘いが何度となく
繰返され、だんだん飽きてきちゃうとこありました。
強い思いを残して
死んでしまったユージオが何度となく肩を押してくれるんだけど
こういうのって本当に最後の最後のピンチの時だけにしたほうが
感動したのかなって思えちゃいました。

あとどのキャラもそうなんですけど戦いの際に腕や足をあっさり失って
しまうところです。
実際仮想世界だから、腕や足はいつの間に復活したりもするのですけど
闘う上でそれ無くしたらほぼ負け確定するはずなんですけどね。
なんか真剣勝負が軽く感じちゃうとこありました。

キリトの復活でのラスボス退治ってお約束の展開が待っているのは
分かっているのですけど・・・長かった・・って正直感じました。

幼馴染で無二の親友を失った心の傷ってのは頭で理解出来てても
主役のあの姿をず~と見てるのはね~。
そのせいで周りが頑張ってたのはありますけど。

リズベットの演説はちょっと感動しちゃいました。

このアリシゼーション全編を通して楽しく観れたのは
アンダーワールドの住民
アリス、ユージオが魅力的だったからだと思います。
(いやアリスを好き過ぎたからかも><!)

戦闘シーンに色々ともの言っちゃいましたけど
闘いが終わった後の現実世界での展開がこの作品の良かったとこの一つかなって思いました。

リアルワールドでのアリスへの記者会見は挑発的な質問の連続に
イライラしちゃいそうな自分が恥ずかしくなるくらい
冷静に振る舞い、見知らぬ世界でも気高くあろうってアリスの
姿がとにかく素敵だったな。
器ではなくて、その心、精神が尊いんだなって、自分も偏見で物事を
見ないようにしなくてはって考えさせられます。

あっでもそんな気高き彼女の段ボールは笑いました。
(そりゃ入ってるよねって)

献身的にキリトをずっと守ってきたアリス。
アスナとキリトの関係は不動(200年ってなに・・・)なのは
もちろん承知してますけど
自分の気持ちに真っすぐなシノンやアリスがやっぱり気高くて
素敵すぎなんだよな~。

音楽は後半OPのReoNa 「ANIMA」が最高でした!
このシリーズ全般、特に今回のテーマと思える人の生き様、魂に想いが
巡る歌いだしの
「魂 の色は 何 色ですか♪」ちょっと切なさを感じる歌声が良い!
先が気になる展開の時もこのOPは欠かさずちゃんと聴いてました。

仮想世界での何百年もかけて行われるシミュレーションが
現実世界においてどう有用に生かされてくのか。
バーチャル世界、AIとの向き合い方が実際はどうなっていくんだろう?
って考えさせられたし、そんな経験を積んで育ったAIに対して
人は自分ならどう接することになるんだろう?

そんなAIを好きになってしまう、どうせなら好きになれるアリスの
ような存在のAIに出会ってみたいな、なんて思っちゃいました。

投稿 : 2022/10/16
閲覧 : 203
サンキュー:

21

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SAOオールスターズ?

 原作は未読。
 4クールもあったアリシせゼーション(以後、アリシと表記)編の完結編だが、
ソードアート・オンライン(以後、SAOと表記)というシリーズ自体が世界観的に最初から
続いているものだけに、アリシもSAOという長尺の一部という感覚で、殊更アリシだけが
長いという感はあまりなかった。
 アリシ自体も山場という点では前半2クールと後半2クールで別れていたし。

 前作でガブリエル・ミラー、ヴァサゴ・カザルスの
アンダーワールド(以後、UWと表記)侵入に加えて、アメリカ人プレイヤーが敵として参戦と
いう絶望的な状況で終わったが、本作はのっけからシノンを始めとする現実世界からの援軍で
始まる心強い始まり。
 前作はUWオールスターズといった感があったが、本作はアリシ以前のキャラも敵味方問わず、
更に幽霊wや回想も含めて続々と登場と、SAOオールスターズといった様相を呈していた。
 ユナとエイジに関しては自分はお初だったが、おそらくオーディナル・スケールの
登場キャラなのかな。
 そう言えば「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」未視聴だったな、
早く観ないと。

 心強い援軍が来ても、中韓プレイヤーの参入、ヴァサゴ(PoH)の扇動などでいよいよ絶望感が
極まったところで、待望のキリトの復活。
 前作は丸々動けず、本作でも直前までの状況が状況だっただけに待ちに待ちにまったという
感じが強く、これが本作のクライマックスといった感じ。
 実際キリトの復活で一気に戦況が打開するなどいいとこ取りの展開だったが、溜めた割には
ヴァサゴやガブリエルとの決着はややあっさりした印象だったけど。

 ストーリー的にはUWだけの展開はまあよくあるファンタジーものといった印象だが、そこに
仮想世界といったSF的設定や現実世界との関係性などが加わることで独特の個性を発揮。
 これはアリシ編に限らずといった感があるけど。
 本作以降への種を蒔きつつも、本作自体はそれなりにまとまった終わり。
 もっとも最後のUWの宇宙戦はびっくりしたけど。

 終盤のキリトやアスナの戦いでは、死んだユージオやユウキの後押しがあったり、一度は
止まった茅場 晶彦ロボのニエモンが再び動き出したりと、人の思いが奇跡を起こすような展開が
目に付く。これもアリシ編に限ったことではないが。
 以前、SAOの別作品のレビューにも書いたが、「このシリーズはこういった人の心がシステムを
超えるような展開で人間賛歌を描きたいのかな?」という印象がある。
 個人的には作品設定内でやりくりして問題解決を図る頭脳戦的作品の方が好みだったり
しますが。

 アリシ編のテーマとも言えそうな人工物の人権問題?といった部分の作品としての回答は
まあ予想された答え。
 妥当と言えば妥当だが、例えば反対意見も掘り下げるようなもう少し踏み込んだ内容が
欲しかったところ。
 ただアリス・シンセシス・サーティが現実世界で実体化したのは驚いたし、目に見える形を
取ることで大衆の好感度を上げようとする神代 凛子のやり方は上手いなと思った。

 アリスに関してはビジュアルイメージなどではキリト、ユージオとの3人の幼馴染といった
部分を強調していたが、実際はキリトとユージオ、キリトとアリスのそれぞれの関係性が
描かれていった感じだったので、3人の繋がりといった部分は今一つピンと来なかった。
 まあアリス・ツーベルクとしての記憶が失われたのでしょうがないと言えばしょうが
ないのだが。

 そのアリスだが、結果としてキリトハーレム増員といった展開で、それに対するアスナの対応は
正妻の余裕といったところ。
 アスナに関しては終盤の決断と言い、本当に出来た人という印象だが、個人的には欠点が
無さ過ぎて、逆に魅力を感じなかったりします。

 本作において改めて茅場の存在感の大きさを感じたが、大量殺人者でありながら、シリーズの
根幹を成す人類の可能性の一つであるVRワールドの推進者でもあり、肯定も否定もしきれない
存在になっている感がある。
 メタ的には結構扱いに困るキャラなのではないかと思え、SAOがここまでシリーズ化する
作品なら、茅場に大量殺人をさせなかったかも。

2020/10/13
2022/09/12 加筆・修正

投稿 : 2022/09/12
閲覧 : 312
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【更新】未来への光か…それとも闇か…今此処にある現実…。これは人間社会の物語。

ソードアート・オンライン(以下、SAO)
2012年7月~ 原作 川原礫(ラノベ) 制作 A-1 Pictures 1期 25話+特別版1話。2期 2014年7月~ 24話+総集編1話(ファントムバレット編、キャリバー編、マザーズ・ロザリオ編。3部構成)。2018年4月~ 外伝 ソSAO・ガンゲイル・オンライン 原作 時雨沢恵一(原案︰監修 川原礫) 2018年10月~ 3期 SAO・アリシゼーション 24話+総集編1話。
2019年10月~ SAO・アリシゼーション・War of Underworld 23話+特別版1話+総集編1話。2017年2月~劇場版 SAO オーディナルスケール(完全オリジナル)、2021年10月~ SAO プログレヅシブ 星なき夜のアリア(リブート版 アスナ編)、2022年9月~冥き夕闇のスケルツォ(リブート版上映予定)全話視聴済(未公開劇場版除く)

【まえがき】
本作は10年の時を経ても尚色褪せず、数々の作品に影響を与えた名作シリーズ。今、その内容に触れようと思ったのは季節がらとWBSキャスター 佐々木明子氏がコラムで「電車の中で、ほぼ全ての人がスマホを覗いている異様な光景…」脳科学者との会話として「人間の脳は、我々の祖先が狩猟採集や農耕で生活していた約1万年前の環境に適応したまま変わっていない」を目にしたから…。

今やSAOの世界すら体現できるテクノロジーの進化は、人間を本当に豊かにしているのだろうか?…。そう思い本作を改めて全シリーズ視聴した結果…答えは…解らなかった…私が凡人だからだろう…。

アインシュタインは「科学技術の進歩というのは、病的犯罪者の手の中にある斧のようなものだ」と述べている…。それはあらゆる技術の進歩は兵器に直結しているからだ…。
技術者の端くれとしてテクノロジーの進化を肯定したい…でも…。だから全編見直したら…。

【本作概要などについて】
本作、第4章後半のストーリーには敢えて触れません。それは此処迄の流れで、キリト復活!悪役をなぎ倒しHAPPYエンドなのが判っているから。

本作中では血生臭さ・流血シーンは少ないですが、バーチャル世界で命は生まれ、失われる事が物語られます。
そしてAIを更に進化させた超兵器として利用することがリアルワールド人の本来の目的としても描かれます。過去から学ばず、戦争を止められない人間の傲慢と性(さが)…。とても非情で過酷な設定です…。

無論、作品として好きです。マザーズ・ロザリオ編とか当初は普通に感動し、キャラの葛藤、友情、絆、成長には共感しているし、再視聴しても作品への想いは変わっていません。

{netabare}
10話。
アスナが語っています「向こう側(リアルワールド)は神様の国でも、理想郷でも無い…それどころか、この世界(アンダーワールド)と比べれば、ずっと醜く汚れています…」「でも、そんな部分ばかりでは無い。世界を守りたい。皆さんと仲良くしたいと思っている人も沢山居ます」…と。

11話…。
ラストへの導入として1番大切なのはここなのかなと…。
ユイがアンダーワールドの危機を察知し、シノン(朝田詩乃)とリーファ(桐ヶ谷直葉)に連絡すると同時に、他の主要メンバーに事態を説明する。そこで語られるのは米軍がアリスをAIとして無人戦闘機に搭載するだろうと…。
そしてザ・シードパッケージの目的はアリスの誕生に他ならないと…。皆が泣き・笑い・愛し紡いできた想いの結晶が…大きな揺りかごからアリスは生まれてきたのだと…。
仲間は同意する…繋がっているんだ…全部…時間も人も心も大きな川の様に…と。
そしてユイの提案により日本のVRMMOプレーヤーに呼びかけ現状のアカウントをアンダーワールドにコンバートする事をリズベット(篠崎里香)を中心としたキリト・アスナの仲間達が説得するが…。キャラクターロストという大きなリスクが伴うと…。
集ったプレイヤーからSAOサバイバーの身勝手だと揶揄される…。

それでもリズは頼み続けた…。
「私は知っている。この世界と此処に繋がっている沢山の仮想世界は絶対に虚構の逃げ場所なんかじゃ無い。私にとっては本当の生活と本当の友達と本当の出会いや別れや笑顔や涙かある現実なの!~皆で育てた沢山の世界が、この世界樹みたいに寄り集まって芽吹いて…ようやく咲かせたアンダーワールドって花を、私は守りたい…お願い…力を貸してください…」オーバーラップして流れるunlasting…。
{/netabare}

当初は解らなかった。ED曲「unlasting」この歌詞の真意が。
強いメッセージ性や深い意味がある事は解る。でも何故LiSAさんは、こんな悲しい・切ない歌詞なの?
大好きな曲です。SAOと重ねて何を表現したかったのか…。
10年を経て、LiSAさんのインタビュー記事からやっと解りました。この歌詞の意味、SAOという物語の真意が…。
LiSAさんは…。
「ずっとマックスでやり続けて、120パーセントで進み続けてきた中で、今までやってきたようなテンポの曲たちをずっと作っていくことが本当にできるんだろうか?っていう不安があって。ずっと自分の中では「いつ終わってもいい」みたいな覚悟を持ってやってきたけど、いつしか自分の中の正解というか、未来が見えるようになってきたんです。

『みんなと一緒に大人になっていきたい』って思うようになったのが、やっぱりわたしの中で一番大きな変化でした。
「unlasting」はその中のひとつというか、この曲が受け入れてもらえたら、わたしはもうひとつ靴を脱いでもいいのかもしれない、みたいな気持ちです。LiSAとして羽織っているものを脱いで、みんなに近い曲があってもいいのかもしれない。もっと素直に、無理をしない大人に…」と。

人は親交を深め、心を通わせ、友達や恋人や夫婦になっても、一片の曇りもなく澄んだ心で過ごすことなんて出来ない…時には傷つけ、傷つけられ、悲しみの縁に沈むかもしれない…。

それでも…それでも…皆と一緒に居たい…楽しく過ごしたい…愛を無くしたくない…。

この物語はもう1つの大切な柱…人は1人では生きられない。今を生きる事を大切にしよう、未来を信じよう。そう語っている様に思えるのです。
そして物語は新たなステージへ…。
とはいえ…この4期の最終話…これはかなりチープかなぁ…。それを取り返す物語を期待します。

【あとがき】
スマホにはGPS機能が搭載されていますが、それは宇宙に浮かぶ人工衛星から私達の顔を写せる技術です。本作はテクノロジーをけっして悪意や兵器に用いてはならないと警告を発してもいるのです。

そうして、多くの犠牲と困難と罪悪感を乗り越え、人は未来を信じ前を向き、技術という結晶を積み上げてきたのです…。私達はそれをより良い方向へと導けるのです…。1本のアニメからこんなリアルを教えられるとは思いもよりませんでした…。作ってくれて出会わせてくれてありがとう…。

投稿 : 2022/08/28
閲覧 : 128

overnao さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

安っぽい三流SF

12話の内容を6話くらいに圧縮しても何も問題ない気がします。
1期から見てるのでなんとなく惰性で視聴継続してますが、なかなかきついっすね。
安っぽい中二病的俺ツエー展開は今まで我慢して見てましたが、もうそろそろ限界っす。
中盤に出てきたオカマ喋りのアメリカ人兵士はマジモンの失笑だし。
攻殻機動隊みたいに完全に硬派な感じに振り切るか、某お兄様みたいに中二病俺ツエーギャグ枠だったら見てられたけど、硬派なSFぶってその中身が厨二スカスカご都合展開なのがいけないんでしょう。
キリトくんの一挙動一挙動が恥ずかしくって背中が痒くなる感じ。

ただ、深夜アニメってのは中二がかってて中身がないけど、時間つぶしには丁度いいというジャンルなのでこの作品が悪いというわけではないんです。WoU 2ndが何期目なのかもうよくわかりませんが、大した展開でもないのに名作ぶってて、しかも間延びさせてるシリーズ構成と広報戦略が悪いんですね。

1期の頃は、いろいろマイナス面が目立っても、世界観やキャラクター性でまぁまぁ楽しめたんですが、シーズンを重ねるごとにつまらなく、冗長化してしまいました。

キリトくんがアメリカ留学(笑)をやめて、研究者を目指すってのは、この作品で唯一評価できる展開でした。まあ、そのあと謎の安っぽい宇宙空間SFはじまって、結局ドン引きエンドと化すんですが。

割と痛烈批判してごめんなさい。コアなメタSFとして色々期待し過ぎていたこっちが悪いんです。このアニメの対象視聴者は、私みたいな捻くれ者ではなくピュアな若年層なんでしょう。

この作品にハマっている少年少女中高生たちが、作中に出てくる「チューリングテスト」とか「汎用人工知能」ってキーワードに興味を持って、やがて人工知能研究者を志す、なんてことになったら素敵だと思います。(ガチでそっち系に興味持った方はまず手始めに「G検定」をググると良いと思います。)

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 443
サンキュー:

15

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SAOの集大成

さて、長かったアリシゼーションもいよいよ最終章。
1期からの流れの集大成になります。
原作読破勢として、
どういう結末とするのかを楽しみに視聴開始。

【作品概要】
 仕事として、また個人的な思いから
 アリスの奪取を目論むガブリエル・ミラー。
 そしてとある理由でアインクラッド時代から
 執拗にキリトをつけ狙うヴァサゴ(PoH)。
 一方で目覚めぬキリトを助けにUWに飛び込んだ
 アスナ・シノン・リーファ。
 これまで積み上げてきたすべてを出し切り、
 アリスを死守します。
 
 現実とUWが交差しながら、物語は進みます。 

【作品に対する感想】
 私は原作を先に読破してしまっているので、
 自分のイメージに合っているところ、
 それ以上にすごかったところ、
 逆に「そこはもうちょっと」と思ったところ、
 いろいろありました。
 ですが、原作執筆後に制作されたOSの内容もうまく入れつつ、
 かつ原作に忠実に、長丁場を上手く走り切ったと思います。

 SAOという大きなスケールの物語の最終章に
 ふさわしかったと思います。

 アリシゼーションはもともとのWeb版での終着点で、
 2020時点ではラノベ版でもUWのこの先は
 まだほとんど描かれてません。
{netabare}
 消えたヴァサゴの死体や茅場(ニエモン)、
 コピーキリトなど未消化なフラグもあったりしますが、
 それはきっといつか描かれていくんでしょう。
{/netabare}

1)物語
 戦場の真っただ中なんで
 いきなり5速スタートって感じですね。

 ただ物語として印象深いのは、アンダーワールドの
 ごたごただけで終わらなかったところですね。
 エピローグが結構長いんですけど、
 この辺は賛否あろうかと思います。
 私はSAOは「ただゲームしてバトルして」って
 わけではない作品と思いますので、この事後処理だったり
 各立場の方々の思惑だったり、きっちり描かれている方が
 好感持てます。

 AI、人造の魂の在り方などの問いかけは
 いろいろ考えさせられました。
 AIの人権なんて言葉が出てきたときは
 理解が追い付かなかったですね。

 全体的に説明や裏付けはカットされていたところが
 多かったので、その辺は原作読んで
 補完するしかないかなと思います。

2)作画
 ➀痛みの描写1
  アリシゼーション編の作画において、私が最も注視したのは
  「痛み」の描写です。
  何せペインアブソーバ0なので、今までのVRMMOとは違うのです。
  規制やら現実のしがらみの中で
  どう表現するかと思ってましたが…。

  痛みの描写は前半はかなりマイルドになっていたかなと思います。
  これまでのアリシゼーションと同様、不満でした。
{netabare}
  原作の方ではヒロインアスナでさえ、味方をかばって
  わき腹をランスが貫通するなんてシーンも
  あったんですけど…。
  エギルはシリカをかばって槍をその身に受け、
  クラインも左腕を切断され…。

  ただ、後半リーファが参戦したあたりから
  突然きつい描写が増加したように思えます。
  私は最初からこのくらいの描写があっても
  よかったと思います。
{/netabare}
  賛否はあるとは思うんですけど、そのくらい
  厳しい環境に覚悟を持って臨んだって
  分かるようにしていないと、
  「所詮仮想空間で死なないんでしょ?」って
  思われないかなって感じたんですよね。

 ➁痛みの描写2
{netabare}
  併せてキリトが復帰してからは、アスナも含めギャラリーの
  描写はちょっと違和感ありました。
  骨折など負傷でボロボロのはずなのに
  普通に立って声援を送ってます。
  アニメのみ視聴の方からすると
  「立てるなら援護しようよ」って思っちゃいそうです。
  もっとボロボロ感あってよかったんじゃないでしょうか。
  エギルなんか槍3本刺さってるんですから
  立てる状態じゃないと思うんですよね。
  それどころか意識飛んでもおかしくないと思います。
{/netabare}
 ➂太線
  苛烈な戦いの表現方法としてSAOシリーズで
  初の試みではないでしょうか?
  最初違和感ありましたが、これはこれでアリかなと。

 ➃裏斬り
  無茶苦茶かっこいい描写に仕上がってました。
  

3)声優
 時間が押してるせいか、間を切り詰めてセリフを
 詰め込んでる印象を受けたシーンもありました。
 ちょっと残念。(独白とか)

 痛みの演技。
 規制なのか、演出の影響なのか、キャストの力量なのか
 ペインアブソーバーゼロという感じが
 出てなかったと思います。
 この辺はReゼロ並みにやってほしかったなと。
 戸松さん渾身の「苦悶の絶叫」聞いてみたかったですね。
 神様アカウントやコンバートゆえHPが莫大で死なないけど、
 「気絶してもおかしくない痛み」を精神で凌駕してなお戦う。
 この辺の必死さ、尋常ない様を演じてほしかったです。
 でないと、アスナの心が折れたのが割とアッサリに
 見えてしまって…。
 アニメ組の方に、その辺のきつさが伝わってくれてれば
 いいんですけど…。 

4)音楽
 OP「ANIMA」
 強烈な一言「魂の色は何色ですか?」。
 おっさんには北斗の拳の名セリフ
 「てめえらの血の色は何色だ?」
 を彷彿させますね。
 
 SAO集大成だけに1期の頃の名曲が流れてたり、
 興奮させられました。

5)キャラ
 ➀朝田志乃(シノン)
  GGO直後はキリトに対し愛っていう程の
  好意ではなかったと思います。
{netabare}
  しかし今作ではっきり「好き」と言葉にしたり
  お守りにキスしたり、ちょっと大胆な言動が多いです。
{/netabare}
  クールビューディーでありながら、強い愛を示すこの娘は
  かなり魅力的に見えました。

  ダイブ直後でありながら強固なイマジネーションで
  弓をヘカートⅡに変換するという、整合騎士もびっくりの
  離れ業をやってのけました。
  この辺も想いの強さがなせる業なんでしょう。

 ➁桐ケ谷直葉(リーファ)
  フェアリーダンスでメインヒロインだったはずなのに
  ここのところMore DEBAN組のリズ・シリカに取り込まれる
  勢いでしたが、今作では頑張りました。
  
  ダイブしたばかりで心意拡張したヴォーパルストライク
  ぶっ放すなど、覚悟のほどを感じます。
  健気なところにやっぱり魅力を感じるんですよね。

 ➂結城明日奈(アスナ)
  キリトへの半端ない愛情が伝わってくる奮闘ぶりでした。
  逆に他のヒロインに対してちょっと余裕がありすぎるという
  違和感はありました。
  もうちょい嫉妬や防衛本能みたいなのは
  あってもいいんじゃないかと。

 ➃桐ケ谷和人(キリト)
  アリシゼーションでの最大の失敗は、ダイシーカフェで
  何者かの視線に気づいていながら、
  一人で解決しようとしたことですね。
  あそこで毒を受けなければ、ここまでの大騒ぎに
  なってないと思われます。  

 ➄ベルクーリ
  渋すぎる粋なおっさん。
  こんなおっさんになりたいと思っていた私もおりましたorz。

 ➅ヴァサゴ・カザルス(PoH)
  プログレッシブを読んでたら彼の異常な行動の理由も
  少し納得いくかもしれませんが、これまで映像化された
  部分だけだと、ちょっと理解しきれないですね。

 ⑦アリス
  まさか{netabare}現実世界に出てくるとは{/netabare}。
  23話のアリスは可愛さ5割増しでした。
  半世紀後にはこんなことが実際に起きるんでしょうかね。
    

6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀ロニエのボヤキ
  シノン登場に「おんなのひとばっかり」
  ここ拾ってくれて大感謝です。
  原作読んでても噴いたシーン。

 ➁大胆シノン
  正妻アスナがおる前でスキをついて(?)ほっぺチュー。  
  もーちょっと「普段は抑えているけど、壊れたキリトを前に
  せざるを得なかった」感が出てればなお良かったです。
  
 ➂ベルクーリVS皇帝
  皇帝の気持ち悪さが爆裂でしたね。
  原作読んでるときもベルクーリはベクタの噛ませに
  されるのかと思ってましたが、スーパーアカウントに
  勝っちゃったのはびっくりでした。
  オジサマの執念に脱帽です。
  ただ、リアルワールド側の人間は実際死ぬわけではない。
  アリスの絶望感は良く描けていたと思いますし、
  茅野さんの演技も秀逸でした。

 ➃一瞬ですがフレニーカ描いてくれてた
  誰?って思うかもしれませんが、アリシゼーション
  1クール目で下衆の側付やってた娘です。
  このワンカット有難かったです。
  騎士への道から修道女への道に転身していたんですよね。

 ➄ナメクジさん、アドミーちゃんにコントロールされる
  フラクトライトの人格に、人間がコントロールされてる
  というのは原作読んだときから割と衝撃でした。
  柳井さんとナメクジさんと声一緒なのは
  こだわりを感じました。

 ➅PoHの扇動をユナの歌で上書きするアニオリ
  後付けのOSの設定を上手く使っているのは好感度UPです。
  SAOサーバーの起動はユナを呼ぶためだったんですね。
  ARでの戦い方を踏襲したような気合の入った
  バトルシーンは見ごたえありました。
  そしてエイジの心の成長もまた感慨深かったです。
  過去の失敗を認め、受け入れて乗り越えていきましたね。
  尤もOSを観ていない方からすれば
  「誰こいつ?」だったと思いますが。

 ⑦キリトVS PoH
  原作読んでた時も予想外でした。
  まさか生きたままアンダーワールドに閉じ込めてしまうとは。

 ⑧キリト アスナ 互いの愛情
  キリトのアスナへの愛情って凄いと思うんですよ。
   体感時間で200年も会えなくなる
     +
   まともに現実世界に戻れるかわからない。
  という状況で、迷わずアスナを現実世界に戻し、
  自分を犠牲にすると選択できる。
  10代で簡単にできることではないと思うんですよね。

  でアスナの方もキリトの思惑を読んで
  共に200年UWから出られなくなる方を選んだんですから、
  本当に互いを想ってるんだなと感じました。

  ちょっと後の話ですけど、キリアスの
  足ちょんちょんでのイチャイチャには参りました。
  こういう表現もあるんだと。

 ⑨キリトパパ キリトを説教する
  説教と粋なおちょくりをカットしなかったのが好感触です。
  大人がまともだと物語の説得力が増しますね。
  スグの「オ、オトウサマ!?」に噴きましたけど。


{/netabare}


7)惜しい!と思ったシーン
{netabare}
 ➀アスナ VS PoH マザーズロザリオ
  OSでやっちゃったのがものすごく勿体ない。
  ここで初出だったらトリップするくらい
  「キターーー!!」だったと思うんですけど。 

 ➁真意≒イマジネーションの説明は確り入れたほうがよかった
  シノンの弓→へカートの描写とか、その辺の説明がないと
  「なんで?」ってご都合主義に捉えられかねないと
  思いました。
  思いの強さで限界を超えるって、
  やっぱり熱いじゃないですか。

 ➂ゲーム未プレイ者やプログレッシブを読んでない人は
  PoHがほぼ初出

  PoHってアインクラッド編で
  名前すら出てなかったような気がします。
  アニメのみの方からすると「誰こいつ?」って
  思っちゃうんじゃないでしょうか?
  圏内殺人の時の映像使って説明するとか
  フォローが必要だったかなと思います。

 ➃人族が 豚を助けて 人を斬る 友蔵心の俳句
  アリシのレビューでも書きましたが、
  ほらやっぱりDILに無茶苦茶された。
  触手プレイがトレンド一位とかになるし(# ゚Д゚)
  やりすぎると何が本筋かわからなくなるので、
  ほどほどでよかったんじゃないかなーって思いました。

 ➄目覚めて突然エレメンタラー キリト
  キリトはもともとエレメントの扱いがあまり
  得意ではなかったはずなのに、目覚めたとたん
  風素で空飛んでったり、ちょっと唐突感がありました。

  また扱えるようになった説明があまりなかったため、
  心意で飛んでったように見え「何でもありじゃん」に
  見えた方が多数いるのでは…。

 ➅ガブリエルVSキリト
  作画が凄まじかったものの、説明不足で残念に感じた
  ところも。
  ガブリエルって全属性吸収+銃撃以外の直接攻撃吸収って
  無茶苦茶な属性持ちなんですよね。

  作画班が死んでしまいますが、
  体術も絡めたバトルは再現してほしかったかなと。
  ガブリエルの強さがより際立ったと思います。 
  テンポとのトレードオフなので、
  しょうがないとは思うんですけどね。
  ご都合主義に感じた方は原作読んでみてください。
 
 ⑦200年後のSpaceArtOnline
  映像になると唐突感が半端ないですね。
  機竜ってもっとメカドラゴン的なものを想像してたん
  ですけど、まんま戦闘機でずっこけました。

 ⑧正妻VS現地妻 ピリピリ感があまり…
  シーンがカットされてたり、表現がマイルドになってたり
  アスナは菩薩かと思ってしまいました。

  アスナは割と他の女子と仲良くしてますが、
  アリスとは割と犬猿の仲なんですよね。
  というのはキリトへのアプローチの本気度だと思います。

   リズ…好意はあるがアスナを応援してる側
   シリカ…妹扱いで彼女にはなれないと思っている感じ
   リーファ…禁断の愛ではないものの、割り切った模様
   シノン…アスナから奪いたいとまでは思っていない様子
   アルゴ…好意はあるようですがキリアスを応援してる
   アリス…ガチで正妻は自分と思っている
  

{/netabare} 

8)プログレッシブ
 余談ですがプログレッシブ映像化決定したようですね。
 原作準拠だとアインクラッドを1層から順に描いていく…
 という物語なんですけど、
 どのように描いていくか楽しみです。

{netabare}
 ちょっとSAO1期の頃のような、デスゲームゆえの悲壮感が
 希釈されているような気がしますが、
 ゲーム「SwordArtOnline」のルールや細かい所が
 物語のキーになってたりしますので、
 違った切り口で楽しめると思います。
 街の中でのやり取りなども細かく描かれていて、
 無印のアインクラッド編に比べると生活感が出てます。
 
 個人的にはアルゴという情報屋の出番が増えるのが
 楽しみの一つ。
 無印では名前も出てこなかったんですけど、
 鼻にかかった眠そうな声が印象的でした。

{/netabare} 
 今でこそいちゃラブのキリアスですが、警戒心バリバリの
 アスナをもう一度見られるのも期待大です。

 心配なのは、原作ストックがまだ6層で、
 間に合うのか?というところですね。

投稿 : 2022/03/13
閲覧 : 319
サンキュー:

23

ネタバレ

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少しダークファンタジーに。

後編に入ってさらに暗いシーンでのバトルや、現実社会での組織抗争と、なんか少しダークファンタジーっぽくなってきた。でも相変わらずハーレムっぽさもあり、仲間の友情もあり、やっぱ面白い!

投稿 : 2021/11/12
閲覧 : 288
サンキュー:

2

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

更に残念……

「ソードアートオンライン アリシゼーションWar of Underworld」は、第一クールの今回と第二クールの次回とあるが、第二クールは、第一クール以上に、残念だった。

前編の「ソードアートオンライン アリシゼーション」からの期待もあったが、アリシゼーションは、後になればなるほど、面白味に欠けていった。

特に今作は、「全キャラ登場ファンサービス!」的な印象が露骨すぎて、非常に冷めてしまった。また、すっきりしない終わり方で、後味が悪い。一応、アリシゼーションとしてのストーリーは終わったのだろうと思います……。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 552
サンキュー:

10

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ソードアート・オンラインはこうでないと…

新型コロナの影響…あったかな?話の途中で終わっていたので今更ながら続きを見た。

前期と序盤が重苦しく感じて、改めて思った。キリト君とアスナさんが手を取り合って…これこそ、ソードアート・オンライン。

キリト君の都合もあるからだろうけど、アスナさんのマザーズロザリオが決まり手にならなかったのは残念。はい、ユウキが一番好きなキャラです。

謎なのは終わり方。あれ、ソードアート・オンラインでも何でもないやん…

劇場版が…なんて聞いたけどあるのかな?あの終わりからの話ではないよね…

投稿 : 2021/10/13
閲覧 : 285
サンキュー:

7

ネタバレ

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時おりハラハラドキドキで魅了されました。

ようやくすべて視聴できました。
分割4クールあり、とても見応えがありました。4クール目と2クール目が特に好きでした。

{netabare}
4クール目はSAOオールスターといったところで、過去のさまざまなキャラが出てきました。自分的にはありでした。お、あのキャラも出るのかと驚いたり。

ストーリーはキリトがようやく復活。いいところは持っていくキリトさんだが、やっぱカッコいいですね。
最終話で父と母が出てきたのも少しびっくりした。いいご両親でした。

{/netabare}

観終わった結果、もっと早く観ておけばよかったなと思いました。さすがSAOといったところ。アリシゼーションも自分は好きなシーズンでした。

投稿 : 2021/09/09
閲覧 : 254
サンキュー:

15

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SF設定はメチャメチャ深いです…が話長すぎ。アリス様が神々しい。

 SAOのファンではありますが、あまりに長い。主人公が23話中19話廃人っていったい?もちろん最後の覚醒のカタルシスや活躍していなかった各レギュラーメンバーの見せ場ではあるんでしょうけど。

 まあ、最終話で宇宙空間に金色のアリス様が映えて神々しかったです。そのお姿が素晴らしかったので救われました。アリス様が必殺技を使うときの叫ばない冷静な「リリースリコレクション」でゾクゾクしてしまいました

 アリス様とはどういう存在なのかについては、SF的にかなり深いテーマに行き着いています。このテーマは古くはジェイムスPホーガンの『内なる宇宙』などがあります。『ハローワールド』もこういう設定なんでしょうね。マトリックスやゴーストインザシェルは有名どころです。
 実際の物理学者も、宇宙創造とか平行宇宙を考えるとき神という上位概念の存在を数式の中に見出す人もいるので、非常に奥が深いと思います。

 本作のラースは、結晶を用いた量子コンピュータの一種なんでしょうが、その中に世界があって本当に人が住む世界がある。アリス様は自分自身が、人間という造主物がつくったコンピュータ内の情報だと理解したとき、何を考えるのか。

 ヒューマンフォームのロボットに、コンピュータ内で進化した人間の人格を移植したとき、それは人間なのだろうか、という問いかけ。脳医療とVR世界はユウキの話の時からも出ていました。

 これがキリトと表裏になるわけです。キリトは現実世界からVR世界に緊急避難してきた存在でした。2人は現世における身体の起原が異なりますが、心を通わせられます。こうなると、一体魂とは何ぞや?という哲学的な問題にも肉薄してゆきます。別の知性の形態として茅場という天才学者がネット社会で生きているということを示唆してもいました。

 アニメの世界だけでなく、人工知能については近い将来チューリングテストを通過したAIの知性をどう考えるか、という問題に直結します。人間並みの思考ができるAIは人間なのか。人権はあるのか。SNS上の友達が実はAIだったという時代は目の前に迫った課題になります。
 そしてアクセルワールドにつながるであろう時間加速の概念も出てきましたし、それがもたらす悲劇もありましたし、結果としてアンダーワールドは進化し宇宙時代を迎えていました。

 SF設定を拾ってゆくだけで、よくまあこれだけ盛り込んでストーリーにしたなあと感心しました。

 アニメです。長すぎ問題は、せめて1クール…いや5話削るだけでもいいですけど、もうちょっとなんとかできなかったでしょうか。原作もアンダーワールドは冗長でしたけど。
 女子たちの戦いなどが面白いのとアリス様が活躍するのでいいんですけど。キリト寝すぎと尻切れトンボはもうちょっと何とかしてほしいですね。
 
 ということで、SF設定は秀逸なのに、ストーリーが長すぎてダレるという最近のアニメとしては珍しいズレかたをしていました。
 作画は奇麗だし、女子たちは美しいしで、まあいいんですけど…原作のアンダーワールドの進化した先が面白そうなので、早めに次のシーズンをお願いします。

投稿 : 2021/09/03
閲覧 : 394
サンキュー:

9

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Alice in Underworld

2020/10/13
2020/10/14 訂正・加筆
2021/08/15 タイトル変更 加筆・修正

分割2クールの物なので,1クールでの感想は見送り,全体を視聴し終わったこっちにまとめて感想を書きます。

今回も先が気になり,あっという間に見終わりました。
作画もさらにクオリティーアップし,安定してきれいだしよく動いていました。

War of Underworldを見始めるとすぐに強い既視感に襲われました。何かこのようなアニメを見たことがある気がする・・・
答えは,「コードギアス 復活のルルーシュ」でした。キリトとアリスがルルーシュとCCにそっくり。別に真似たとかでは無く状況的にたまたま似てしまったのだと思います。

そして,War of Underworldではキリトハーレムが堂々の復活wキリトの意識が無いのをいいことにハーレム構成要因自らがネタ的に扱う発言まであります^^;

戦闘は激しさを増し,ハイパーインフレ状態化していると感じました。ストーリー上どんどん敵が強くなり,それにリンクして作画でも「どう?すごいでしょう?こういうの好きでしょう?」と言わんばかりです,確かに好きなんですけど^^;(笑)
ただ,腕や足が欠損するのは当たり前,そしてまたすぐ生えるし,胴体にドデカい穴が開いてもへっちゃら的な感じです。{netabare}キリトに至っては両足切断されたにもかかわらず,普通に飛行して戦闘続行w{/netabare}まるで「足なんて飾りなのです,偉い人にはそれが分からんのです。」と言わんばかりです。

後は,全員集合的な展開,登場キャラが多く,リアルとアンダーワールドでキャラで見た目が違ったりするので,自分には,誰が誰やらさっぱり分かりませんでした。しばらくして,ああ!妹だったのか!!といった調子でした。

神と人間に例えられるリアルワールド人とアンダーワールド人の関係,AIの人権的な話は,結局あまり掘り下げられずに消化不良気味に感じました。
結局ボトムアップ型のAIって何がすごいんだろう?兵器に転用したら独立戦争を起こしたりはしないのかな?アリスはアドミニストレイターに反旗を翻したけど?そもそも,アンダーワールドやら人工フラクトライトやらもろもろの設定はかなり突っ込みを入れたいところですが,SFぽく見せているもののその実,ハイ・ファンタジーととらえれば,全ては許容出来るかもしれません。

無印アリシジゼーションと比較すると自分は作画はパワーアップしたけどストーリーの魅力はダウンしたように感じました。

相変わらず,面白いのですが素直に絶賛できないSAOシリーズらしい作品でした^^;

ReoNaによるOP曲「ANIMA」最高です。曲と声の質が驚異的にマッチしています!ダウンロードしてヘビロテ中です。
この曲,意外と飽きるのが早かったです^^;♪タマシィィの♪の部分がかなり印象的で気に入っていたのですが,あまりにも何度も出てくるので,逆にこの部分「もうおなかいっぱい」ってなってしまいました。

最後に、アンダーワールドに戻った時には地球に「オカエリナサイ(二つ目のイはλっぽい逆向きのやつ)」の文字が浮かびそう思ったのは自分だけでしょうか?

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 430
サンキュー:

22

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Underworldの開発目的は何処へ?

 「てめぇらの血は何色だーーっ」 

今は亡き塩沢兼人さんの名演から早30年

 「魂の色は何色ですか?」

生まれたところや皮膚や目の色ではなく、はたまた人間か人工フラクトライトも関係なく、個々人の在り方が大事だろうよ!と普遍的なテーマを投げかける…はずだった名作になり損ねた大作。寸評だとそうなっちゃいますね。
放送開始前の期待はこういったところでした。↓

・あのSAOの集大成
・アリシゼーション壮大だぜ!の原作既読組の声
・4クールと力の入れようがすごいな
・むしろその尺で収まるのか?

『Ⅱ』も『GGO』も楽しんだ私は期待しかありませんでしたが、『アインクラッド』を頂点に下り坂と捉える一定数のファンですら軒並み期待をもって迎えられた『アリシゼーション』でした。
どうでもいい細かいこと言っとくと、今回のUW第2部期間のCMで新章「ユナイタルリング」の存在を知り「え!?アリシゼーション最後じゃなかったっけ?」とやや興ざめした情報弱者の私です。
“これが最後”のプレミアム感が消えた瞬間でした。

『アリシゼーション』24話と『Underworld』第1部12話を通じて大絶賛とはいかず、様子見でこの最終章全11話に突入した視聴者が多い情勢でもありました。

技術的なのはようわからんので他の方の読んでください。
自分の考えるSAOの魅力は以下2つ。その予実がどうだったかを残しときます。


【SAOの魅力①】様式美と化したキャラクター

“ハーレム”“俺TUEEE”の代名詞的なところがあって、純粋に楽しむファンはもちろんのこと、「またかよ」と苦笑しながら楽しんじゃう“文句言いながらワイドショー観てる”ようなニーズも相当数いる作品。私個人はあまり重きを置いてないですけど、この文脈で語られることが多いため“お約束”の出来が作品評価に直結するといっても過言ではありません。
脇役も脇役然としておらず、脇役で複数話回せるくらいの実力者揃いだったりもしますね。リーファちゃんをAパートの4分の1くらいだけ見せ場を作って次に移るみたいな贅沢な使い方ができてしまう。

⇒結果

やることやるってこと以上に大盤振る舞いしてたと思う。リソースを過剰投入していて、おかげで後述の“魅力②”に割く時間がなくなった。もしくは中途半端にせずにバッサリ切ってバトルに全フリしたとも考えられる。これは逆効果で途中から飽きちゃいました。

{netabare}スターバーストストリームは一回こっきり。譲れない線みたいなのはあるらしい。{/netabare}

困った時の○○を連発したら、ありがたみがなくなるよねって至極真っ当な感覚だと思われ、
キリト→{netabare}ピンチでユージオ。そして撃破の繰り返し。もはや正妻としての安定感すらあるほど。{/netabare}
アスナ→{netabare}2回以上ユウキ使うのはちょっと。しかも得意の連撃ではなく一撃必殺的な締めだったような…{/netabare}

集大成らしく過去キャラ絡ませる展開は劇場版のようでもありました。胸アツなやつも1つありましたよ。でもどうなんでしょうね。メインストーリーに絡むキャラじゃないとこういうのってカンフル剤以上の効果を期待できないものです。せいぜい離したところでスポット投入。どうしても本作は劇薬を複数回投与して本体が弱っちゃった感が否めません。

{netabare}それでも1か所。#17エイジとユナ降臨は胸アツでした。SAOサーバーからのアクセスだからこそできた共演。なによりチートな悪手だった『オーディナルスケール』の彼ではなく、しがない“血盟騎士団のノーチラス”として勇気を振り絞ったのがエライ。そこで想い人ユナからのパフ(バイキルトみたいなもの)サポートがかかっての生前果たせなかった共同作業。まさに魂の色はなにか?の問いに胸を張って答えられるだろう彼の立ち居振る舞いに心が震えました。{/netabare}


【SAOの魅力②】ありえそうな科学技術

後述の魅力②です。私にとっての本丸。
“VRMMO”って面白そうだしありえそう。そんな近未来を想像できるSF設定が良いです。『Ⅰ』『Ⅱ』そして『アリシゼーション』と都度かたちを変えながら、といいますか茅場晶彦の残した“種”をベースに毎回違ったテーマを我々に提供してくれることを楽しみにしてた感じです。茅場が大量殺人を犯した狂人というのも設定に深みをもたらしてますしね。

そしてこの『アリシゼーション』です。これまで以上に仮想と現実の垣根が取り払われてきたこと。そのことで現実国家の関係にも影響を及ぼしてきたこと。一気に風呂敷を拡げてきたことにワクワクしました。詳細は過去の『アリシ24話』『UW第1部12話』のレビューに書いてるので余力あればそちらまで。このシリーズを捉える基本的な考え方になるので迷子になった時はそこに立ち返ることにしてます。
そんな楽しみしていた風呂敷の畳み方についてほぼゼロ回答。うーん…正直しんどい。

⇒結果

↓一応回答らしきもの
{netabare}人間も人工フラクトライトも一緒だよ…です。{/netabare}

{netabare}米軍の特殊部隊?に急襲作戦すらさせておいて、軍事利用はおろか民生利用に関する未来予想図の回答がゼロ。私が先のレビューで危惧していた世界線“無かったことにエンド”でした。魂の色が濁らなければOKというのだけだと物足りなさが残ります。浅い。{/netabare}



とどのつまり、楽しみにしていた【魅力②】はゼロ回答。それほど重きを置いてない【魅力①】は過剰サービスだったということです。
尺が足りないって意見が出てきそうな締め方ではあったのですが自分はバランスの問題かなと捉えてます。シリーズものの強みは作品のなにがウケていたか強みをあらかじめ分かっていることが挙げられるでしょう。目の前に原作があって、予算やら製作側の供給能力その他を考慮しながら決められた尺で視聴者が喜びそうなポイントをおさえた取捨選択をしていく。それが下手くそでした。
パワプロのサクセスモードで広島菊池選手みたいな守備職人を作成しようとして守備にパラメータ全フリしたものの、肩が弱くてゲッツーできなかったり足が遅くてかえって守備範囲狭くなったりと

 結局何したかったんだろうね~

と突っ込み待ち作品と化しました。画や音は低水準ではないし、オールドファンが喜びそうな仕掛けもあるためポッと出の凡庸な作品よりはマシ。でもほんとそれだけ。誠に残念です。




※ネタバレ所感

■【魅力②】作品からの回答

ゼロ回答としたのは先述の通りです。

{netabare}作品用語“ボトムアップ型AI”すなわち“自身で考える意思を持った人工知能”は軍用/民生用問わず用途は無限です。一例で軍事だったら無人機に搭載するすることを真っ先に考えるでしょう。民生用だったら小規模なUnderworldを作ってテストマーケティングに代わるシミュレーション利用でしょうか。地域限定させ卸や流通に頭下げて試作品置いてもらうコストを考えれば時間/費用どちらも短縮できそうです。クラウド利用して各国の企業にSaaSでサービス提供すれば独占状態ぼろ儲けでしょう。

しかし物語ではこれらの可能性には触れず。最後は“Underworldを守る”と手段が目的化しちゃいます。たしかにUWに住まう者は人間と遜色ない存在として全編通して描かれてきました。そしてそこに生きる人たちの環境そのものが消されようとしている。それはUWの中で生きてる人工フラクトライト達の死を意味してます。そうはさせじと彼らを消す理由を取り除くために考案されたのが“人権を認める”ということでした。そうなると消去は非人道的行為になりますからね。

申し訳程度に抑止力への言及もあるにはありました。“ウォーポテンシャル”そのまんま戦争を遂行出来る能力の意味を指しますが、“世界で唯一AIを軍事転用できる可能性のある”国のポジションを得たとのこと。たしかに間違ってはいませんね。


 アリスも人間と変わらんからみんなで仲良く生きていこうよ


これで納得できるならOKってことです。{/netabare}
ただこれだと全俺からのツッコミ必至で

{netabare}軍事利用も産業利用もしないんだったらなんのために?
税金使ってまで維持運用する必要ある?
原発あるから核抑止力働いてると強弁するのに近いよ?{/netabare}

という至極真っ当なものから

{netabare}重村教授(劇場版)、茅場(アインクラッド)、須郷(フェアリーダンス)と問題ばかり起こしてる研究室の一員だった神代凛子で記者会見するのは逆効果じゃないか?
世間一般の人にとっては新手のバーチャルアイドルデビュー会見となんら変わらんと思われる。{/netabare}

いらぬ心配まで焼きたくなります。やや整合性なんぞ怪しくてもワクワクする未来が見たかった。


■別れた世界線

2012年~2016年。4年越しで原作は刊行されてるようですね。
時代背景の写し鏡みたいなところは強く感じました。

A儲かるし中国との関係大事。いざとなったらドル締めりゃいいので楽勝
B韓国もセットで考えればいいし浮上の芽なさそうな日本はスルーでよくね?
C厳罰ないからどんどん機密情報持ってきな
D沖縄は国内分断の震源として使えるし北海道もいい感じ
E日本人同士やりあわせときゃコントロールしやすい

主語は米国だったり中国だったり、今は違ったりそのままだったりしますがAtoEは当時の情勢です。
米国にとって日本は対中国の防波堤ぐらいになればいいやというのが特に第1期オバマ政権(2009年~2013年)の頃は顕著でした。

{netabare}米中韓3か国同盟で日本を攻撃(AとB)し、柳井がさくっと機密を米NSCに持っていき(C)、PoHヴァサゴが手を下さずとも同士討ちさせときゃいいや(DとE){/netabare}

冗談でもなくこんな世界でしたよ。ご存知2020年の日本を取り巻く環境は違います。AとBは劇的に変化したところかも。基軸通貨握ってるからと高をくくってたのが本格的にヤバいと気づいたのが2015年。あちらさんの基本政策が変わりました。日本も賛否はあれどCにメスいれたり、DとEはそのままだったりと変わるものは変わってきてます。

“今”だけをみると見落としますが、時系列での積み上げで見えてくる部分はあるのです。


作品自体の評価は低くしましたけど、たった10年もしない少し前の日本の置かれた情勢が色濃く出てたなぁと時代の切り取り加減のリアリティという意味では価値あるのかもしれません。
裏を返せばこうしている間も時代は変化してるわけですしね。


昭和日本の「血は何色だ?」と令和日本の「魂は何色ですか?」の本質の部分は一緒です。
それでも微妙に変化しているものがある。

{netabare}もしかすると、茅場憑依のニエモンが“我が人生に一片の悔いなし”ポーズで事切れてたのもそんなことが言いたかったのかもしれませんね(遠い目){/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 

-------

2020.09.20 初稿
2020.11.12 タイトル修正
2021.08.04 修正

投稿 : 2021/08/04
閲覧 : 801
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61

ネタバレ

IRON さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なぜバーチャル内で戦う必要があるのかイマイチわからなかった

ほぼ一個の人間と同様のAIを何十万と内包し、並行で処理するシステムパワーが何より恐ろしい。

キリトは最終盤まで廃人でお休み中。

この高度なシステムを強奪しに来た連中と、日本のプレイヤー達がゲーム内で戦うが、なぜそんな事をする必要があるのかよくわからない。実際の武力で制圧してシステムの実体を奪う方がリスクが少ないと思うが…

とにかく日本プレイヤー&AI側が勝利し、強奪軍は退場。キリトも目覚める。システム内のAIであったアリスはリアルボディを獲得し、現実社会へと進出を果たす。人間と見紛うアンドロイド出てきちゃったし、いよいよSAOのお話も極まって来た感。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 229
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4

二ノはる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:----

寝不足になりました。

展開が激アツで感動しました。アリスがとても良い!

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 217
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2

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがの完成度

SAO,俺ガイル,とある,など,原作が殿堂入りしている作品はどれも間違いないですね.
今回は,アリシゼーションをまとめてみてみました.
とても素晴らしかったです.
SAOの特徴と言えるかどうかわかりませんが,現実とVRのバランスがよいと思いました.
前半はアンダーワールドの物語を時間をかけてじっくり堪能できます.その上で,後半のリアルワードからの介入と,両サイドが絡み合いながら進む展開は,さすがの一言.
それと,人工知能的なものによる箱庭内だけで完全に成立した世界,みたいは設定は,ハードSF小説などではよく見かけるのですが,今回はそれらと比較しても完成度は高いのではないかと思いました.
私は原作は読んでいませんが,まだまだ続く物語だと思いますので,次回作も期待したいと思います.

投稿 : 2021/04/30
閲覧 : 240
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3

ネタバレ

ジャッジ・シャンゴ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

覚悟のある人だけ閲覧お願いします

2期終了から期待してた人達いっぱい居たのに何で?となった作品としか思えない。
本当ならアドミニストレータ編から全51〜52話で作りたかったのに47話になってしまい
アニプレックスが27分に番組収めるのにこだわりすぎた、コマーシャル・歌・提供クレジット無しで28分放送しろと思うほどの不甲斐なさ
それに業界側の落ち度(特に角川ビデオ系列とハピネットが鬼門)、つまり
ここ近年の作品乱発のせいで
大作系ですらエピソードを駆け足にしなければならなくなった。
しかもなろう系への贔屓を業界がしてきた煽りで
旧来からの正統派スペクタクルものである、
「約束のネバーランド」や「進撃の巨人」
最新シリーズが駆け足展開になってしまったように…

今後のラノベ原作もののための戒めの象徴作品になってしまった印象が強い。

投稿 : 2021/02/23
閲覧 : 843
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4

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

等価性と統一感

原作未読。基本的な評価は『無印』『Ⅱ』『アリシゼーション』のそれに準じる。

ロニエはかわいい。

『アリシゼーション(〜24話)』を見ながら思っていたのは、「SAO」を凡百の「なろう系」とを分かつ最大の特徴である「世界の重層性」が希薄に感じられるということだった、・・・ということはすでに先のレビューで触れたとおり。逆に言うと、この伏線をしっかり回収することさえできれば、このアニメ史上空前の大風呂敷もしっかりと畳むことができることになる。

で、結論からいうと、見事に風呂敷は畳まれていった。それはもう見事だった。見事だったのだけれど、なぜか一抹の寂しさが残った。それはおそらく、風呂敷の内側の意匠があまりにもすばらしく、つまり、アンダーワールドの人びとのフラクトライトがあまりにもまばゆく、それが畳まれてしまって見えづらくなったことへの寂寥感ということなのだろう。

おなじようなことが、キリトについても感じられた。つまり、キリトが復活するまで(〜42話)は、はやく彼が還ってきてほしいとズップリ物語に耽溺しながら視聴を続けていたものの、彼が復活してしまうと、アンダーワールドの人びとのフラクトライトのまばゆさがやや相殺されて薄まってしまったような気がして、切なくなってしまったのである。

「アリシゼーション」の主人公は、誰がなんと言おうと、アリスをおいてほかにない。彼女のキャラ設定は奇蹟と言ってもいいほど、研ぎ澄まされた完成度を誇っている。アリスの存在感を引き立てるためのキリトであって、彼が復活したのちの逡巡等々は、そこまで重要なものではないというのがわたしの見立てとなる。キリトの復活と活躍は爽快感こそあれど、それ以上のものは、無い。

「SAO」のレビューでそんなことを書いてしまうと、これはもう酷評以外のなにものでもないかのようだけれど、そんなことはない。基本的に「アリシゼーション」は絶賛である。正直、『無印』や『Ⅱ』と比べても、わたしはこちらを上に取るだろう。それほどまでに、ボトムアップAIのフラクトライトというテーマの見事さと、アリスというキャラクターの設定の秀逸さは、ずば抜けている。

・・・ということは、すでに『アリシゼーション』のレビューで書いたのでこれ以上は割愛。重要なのは批評性の有無だということ。

さて『WoU(25〜47話)』最大の見所は、#35「非情の選択」におけるリズベットの演説だろう。これはすばらしかった。「SAO」がここを外さないでいてくれるかぎり、わたしはいつまでもこのシリーズを支持できる。『{netabare}電脳コイル{/netabare}』の正統な後継者と認めるにやぶさかではない。

ヴァーチャル世界に賭けられた想像力がすこしずつ練り上げてきた大切な結晶こそがアリスであり、ここにこそ「本当がある」と説くリズベットのメッセージは、とてつもなく大きな射程を持つ。現実と虚構の二項対立で後者を前者の踏台にするような物語が依然跋扈する現在、確信をもって、その両者の等価性を説くことができる作家はけっして多くない。

この川原さんの洞察にもとづくストーリィ展開は、いつもどこまでも価値があると信じているわたしだった。

『WoU(25〜36話)』において特筆すべき点は、後半の「東の大門」における局地戦の精緻な戦局描写である。「{netabare}とあるシリーズ{/netabare}」には望むべくもない、濃厚な戦術的醍醐味が立ち上がる展開は、シナリオと絵コンテの手柄と言ってもいい。ファンタジー作品でこういう微細な勝敗の綾を説得的に描き出せるか否かは、やっぱり分水嶺なのだと思う。

さて『WoU(37〜47話)』で、世界はいっそう重層的に絡まっていく。アンダーワールド内の敵と味方という対立軸が、リアルワールドとアンダーワールドという対立軸となり、アメリカと日本という対立軸がそこに乗り、中国や韓国がさらに要素として絡んでくる。この対立軸をつねにスライドさせながら、アリスやアスナを追い詰め続ける展開は巧みだった。

「アリシゼーション」全体をとおして総括するなら、正直、ほんとうに『無印』『Ⅱ』よりも、こちらのほうが出来が良いと思う。なぜなら『無印』は後半がやや間延びするし、『Ⅱ』は前半と後半の落差がちょっと気になる。「アリシゼーション」は全47話と大長編であるにもかかわらず、テンションはつねに持続し、かつ、前作や前々作と重なる重要な主題を、前作や前々作とは異なる切り口でしっかり描ききっていてその、統一感にしびれざるをえない。

次回シリーズへの「引き」はちょっとズルすぎる気もするけど、でも、シロクロで割り切れないエンジニアのサガというものの弊害が、物語の綾として機能しつづけるのは、やっぱり巧みだなあと思う。ほんとうに構成がよく練られている。この破綻のなさすぎる点こそが、瑕疵といっても差し支えないほどに。

あ、瑕疵、あった。#38かな、ベルクーリとベクタのバトルで、めずらしく描線が暴れていた。もちろん、バトルシーンで意図的に描線を乱して戦闘の緊迫感を演出する手法は、すでに確立されている。確立されているのだが、SAOではこれまでこの手法は使われてこなかったので、ちょっとびっくりした。作画ヲタを自認するわたしだけれど、SAOにはこの作画は似合わないんじゃないかなと思った。まあ、些細なことだけれど。

それと、ロニエがかわいい。

衝撃:★★★
独創:★☆
洗練:★★★★☆
機微:★★★★★
余韻:★★★★☆

投稿 : 2021/02/18
閲覧 : 338
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4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大ストーリー完結!! ラストが・・・

【2020年9月~】11話 3期 2部後半
前回窮地にシノン登場で終わった続き。

【あらすじ】
{netabare}
・シノンはソルスのアビリティ飛行でベクタを追跡
・リーファもダイブしていたがリルピリン(豚)がDIL(暗黒術師)にやられる所に降り立ち、DIL撃破(何故か触手エロシーンw)
・更に増える海外βプレーヤーで再び窮地に→リズベット率いるALO軍勢が加勢に
・ベクタvsベルクーリ→ガブリエルvsシノン
・Oタートルではキリト復活計画が進む中、裏切り研究員「柳井」が比嘉を妨害(コード871もやない)
・ヴァサゴvsエイジ(劇場版キャラらしい)→キリト復活!vsヴァサゴ
・アスナ、アリスはワールドエンドウォールターへ
・キリトvsガブリエル
・作戦成功→キリト、アスナはアンダーグラウンドに取り残され、200年過ごす
・Oタートルはニエモン(茅場の魂?)の活躍で切り抜ける
・アリスの公表、キリト宅で過ごしていると謎の宛先からIPアドレスが→アンダーワールドにダイブ、SFで終わり
{/netabare}

【感想】
いよいよクライマックス!
{netabare}
初回のリーファの無駄な触手エログロはなんだった?笑
ピンチ→援軍の繰り返しだが、どれも胸熱!
キリト復活が19/23話て!主人公がそんだけ寝てるアニメある?笑 
なのに面白いのは流石!
ベルクーリかっこ良すぎた…死なんでほしかった。
とにかく「あなた生きてるでしょ!」ってぐらいユージオがた助けてくれる(笑)
意外とガブリエルはよくあるパターンでさらっと倒せた気がする。
200年UWで過ごしたキリトの人格を比嘉が復活させ、茅場と接触させる流れは吉と出るか?(キリトはUWで180年近く過ごしたので、UWの方が大切)
ヴァサゴの死体がなかった?のは次回に続くのかな…
と、最終話までは楽しく★4~4.5だった!
が…最後の最後でスターウォーズ!?(笑)
何故。これも次回作に繋がるのか?
{/netabare}

♪OP 『ANIMA』 ReoNa

投稿 : 2021/02/06
閲覧 : 462
ネタバレ

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アリシゼーション編完結

これまでSAOシリーズは自分にとって評価する点は多々あれど総体的には『平均点のやや上』、百点満点でいうところの75〜80点という作品でした。
(あくまで私主観です)
しかし今回のアリシゼーション編!クライマックスバトルで「何人登場させる気なの?」「ちょっとしつこ過ぎない?」と、キリトが覚醒するタイミングに不満を感じた点、そのバトルにおいてもう少しユージオの思念というか剣から伝わる想いを他よりハッキリと際立たせる表現が欲しかった点、これ以外、ほぼ100点と言っていい出来した!(減点して90点以上の出来でした!)

何より、
めちゃくちゃ感動したし、鳥肌立つほど興奮した!

それに今回のヒロイン、『アリス』が最高に素敵でしたね!(ちなみにCV,茅野愛衣さん、騎士系だとダクネスをイメージしますが忘れましょう!)
このアリスの使い方が発明レベルで素晴らしかった!
あのカッコ良さを見せられた後のキリトへの一途な献身。
「アスナさん、キリト意識なくて良かったね。」
と、思わずにはいられなかったです。意識あったらさすがのキリトさんもハートにクリティカルダメージくらってたかもしれません。
少なくとも自分は画面の前で「ぐわぁ」と、くらってました。

茅野愛衣さんの声も込みで自分的に推しBEST3に入る素敵過ぎるキャラクターです。(だからダクネスは忘れましょ)

あとは何といっても『仲間集結』!
最初にアスナ、そしてシノのんやヒロイン達が意識のないキリトと再開する場面、想いが伝わってくるようでした。
そしてバトルが始まり次々と参戦する仲間達!見ていて燃えたぎりましたよ!まぁ前述した通り『オールキャスト集結!』なんてド派手な演出をしたマイナス要因としてユージオが際立たなかったと思いますが、むしろこっちの表現のほうが好みと思う人達の方が多いかもですね。

そしてラスト、記者会見のアリスのセリフ、痺れました!

書いていたらまた最初から観たくなってきましたよ。緊急事態宣言化の連休に予定ができて良かったです!

投稿 : 2021/02/02
閲覧 : 344
サンキュー:

2

ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

飽きたというより

単純にレベルが落ちたと思う。
アリシゼーションになってから微妙だと感じてたが、WoUになって悪化。
読まないけど、原作が悪いのか脚本が悪いのか…。

意志が乗ってないキャラ。魅力のない敵。モブの動きは酷すぎて作画ですら評価できない…。
良い材料も活かせないし嫌悪感の募る部分が多すぎ。全然面白くなくイライラした。監督は何をしてた?と言いたい。今後この方が監督する作品なら一切観ない。

印象に残ったのは…
{netabare}・キリトがピンチでもザコキャラの剣に怯え見殺すアスナ
・頭を抱えるセンスの宇宙での戦闘シーン
・リーファの触手プレイ{/netabare}
最悪。

投稿 : 2021/01/15
閲覧 : 601
サンキュー:

8

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

未来世界を夢想させ跳躍していく作品

世界観:8
ストーリー:5
リアリティ:5
キャラクター:7
情感:5
合計:30

<あらすじ>
スーパーアカウント《太陽神ソルス》でログインしたシノン。彼女は、米国人プレイヤー軍に包囲されたアスナたちを間一髪で救援した。ソルス・アカウントの固有アビリティ《無制限飛行》を使い、ベクタにさらわれたアリスを追う。一方、《地神テラリア》のスーパーアカウントでログインしたリーファも《アンダーワールド》へと降り立つ。


SAOは私のアニメの入り口であり、アリシゼーション編は面白いとの事前情報があったので相当期待していたのですが、1~3クールではいまいち感動ポイントがなく(2クール目のラストも、過去の感動ポイントと比べるとそんなに涙腺には来なかった)、最終クールこそ! と思って継続視聴しました。

ストーリーに色々思うところがあったはずなのですが、感想を書くのに時間がかなり経ってしまったことで、記憶も薄れてきています。
作画や音楽が素晴らしいのは言うまでもない(ReoNaさんの歌うOP「ANIMA」は特に良かった)ですし、他の方のレビューを見て共感した部分は割愛したいと思いますので、私は下記に絞って書いていこうと思います。

{netabare}「アンダーワールドの人工生命体のアリスが、現実世界に降臨!!」

SAOは、VRMMO、メディキュボイド、オーグマー(ARゲーム)など、近未来にはこうなるだろうなと想像させてくれる、可能性を示してくれるストーリーに魅力があって、もちろん、今回もそうなのですが、数段破壊力が違います。しかし、さらりと話が進んで行くんですよね。記者会見とかしていましたが、そのレベルではない。

人体のパーツ、それぞれを作ることは可能かもしれません。わかりやすいところでは義足とか、攻殻機動隊の世界ですよね。それを人体と可能な限り近づけていけば、形は人間とほぼ変わらないモノを作ることは可能かも(滅茶苦茶大変で莫大なコストがかかると思いますが)。しかし、そのモノに魂と呼んでいるものを接続させられるとしたら世の中がひっくり返ります。

アンダーワールドではフラクトライトでしたっけ(三角柱みたいなのが額から入ってましたが、あれは記憶だけ?)、魂が作られるのは、アンダーワールド下では納得できます。

しかし、現実世界ではライトキューブ? あの立方体に、魂が入っているとして、それを人体のモノに接続できるらしいです。立方体の中には人間の脳と同等の情報が詰まっているのでしょうが、データである以上、それは解析でき、いずれ自作することもできるはずです。

すると、過去のSF作品ではお馴染み展開ではありますが、(人体のモノを生成することができる権力や財力があれば、)永遠の命を手に入れることができる、ということになるのではないでしょうか。

また、当初話にも出てきた、戦争へのAI兵士利用も、人間の形にせずとももっと効率的な形状で、殺戮マシンが作られると思います。

そういった問題があることなので、アンダーワールドの人工生命アリスが、現実世界に登場することには倫理上の観点も含めて様々な議論がまずされる必要がありますし、世界構造規模の権力闘争的なところで大きな動きが生じると思います。

それから、アンダーワールド人のフラクトライト(魂)はライトキューブに保存されている設定ですが、新しい魂(子供)が生まれたらどうなるのでしょうか。ライトキューブは現実世界の物質なのであれば、自動で生成されるわけはないと思うのですが、その辺も気になりました。

前述が可能な世界になれば、人間は現実世界でもアバター化していくんじゃないかな?

すみません、1周だけですし、理解できていないだけかもしれませんが、私がSAO最終クールを見て違和感のあったところを記載しました。
3クール終了時にはシノンとリーファの参戦で面白くなると思ったのですが、2人とも見せ場があまりなかったですしね(リーファは触手シーンがあったが…、またかよ)。宇宙ENDも安いSF作品ぽくてイマイチでした。{/netabare}

今回、SAOの世界がかなりぶっ飛んでいった感じで、この続きはどうなるのでしょう。本作は引き続き興味あるので、あれば継続視聴します。

プログレッシブの劇場版が今年にも上映らしいのでまずはそちらなのでしょうが、原作が長期に停滞していますね。1巻に1年以上かかるのがざらで、1巻で1層進む程度なので、74層あたりまでとしても、川原礫氏が人生をかけて取り組まなければ完成しないでしょう。

(参考評価:13話~21話4.0→22話3.9→23話3.8→調整3.7)
(視聴2020.7~9)

投稿 : 2021/01/14
閲覧 : 296
サンキュー:

19

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

OPとエンドロールは良かった。
毎回同じパターンで流石にこれでは飽きてしまう。

投稿 : 2020/12/24
閲覧 : 200
ネタバレ

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

4クール使って示したかった特色は何色ですか?

アリシゼーション編自体途中から惰性で見てましたが
4クールも使った挙句のラストがこれでは
さすがに面白いとは言えません。

{netabare}ユウキを出してきたのもユウキの死を軽んじる行為
にしか見えませんでした。{/netabare}

この調子だとプログレッシブにも期待出来そうにないかなぁ〜...

投稿 : 2020/12/02
閲覧 : 433
サンキュー:

23

SHU さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

“アリシゼーション編は”全く面白くなかった

惰性で2ndクールの最終話まで見ましたが、全く面白さを感じませんでした。

アリシゼーション編通じてですが、まぁ、正直ファンすらも全く楽しめない作品に成り下がっていましたね。。

・キリトの能力のチート具合が酷い
・ユージオが毎回登場してきてしつこい
・消化不良で意味不明なラスト
・ユウキの安売りが過ぎる
etc...

挙げ出したらキリがないですが、、、

ちなみに、アインクラッド編〜GGO編までは、ソードアート・オンラインに端を発するフルダイブVRを巡るドラマが描かれており、それぞれの作品の関連度も高く非常に楽しめました。
マザーズロザリオ編も、正直私はそこまでだったのですが、起承転結がしっかりなされており、評価には値すると思います。

ですが、アリシゼーション編は、VRというソードアート・オンラインシリーズのテーマからかけ離れており、世界観も全くワクワクせず、おまけにラストクールは展開すら酷いというなんとも言えない作品でした。

新規のファン獲得を目的としていないのは分かりますが、せめて既存のSAOファンだけでも楽しめる内容にしてほしかったです。

とまぁ酷評しましたが、「ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア」は原点回帰でかなり面白くなると思うので、楽しみにしています!!

投稿 : 2020/11/28
閲覧 : 493
サンキュー:

9

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメだけでは分かりにくいらしい

今までは原作未読でも、原作ほど深く掘り下げて語られていなくてもなんとか理解し楽しむことが出来たと思う。

だけどシリーズ完結、今期の特にラストあたりは話が飛び飛びでかなり端折ってるような流れが多くスッキリしない気持ちになった。

原作を読んでいればその間何があってそうなったのかが理解しやすいらしいけれど、それでは今までアニメシリーズだけを通しで最後まで見た人達には伝わらない。
原作より薄くても、今までは難しいところもなんとか理解してこの世界を楽しんできたのに、急に玄人志向のようになってしまい悲しい。

投稿 : 2020/11/23
閲覧 : 340
サンキュー:

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2ndのストーリー・あらすじ

「最終負荷実験」という名の、アンダーワールド全土を巻き込んだ「人界」軍と闇の軍勢の戦争。戦局は、「光の巫女」アリスの奪取をもくろむ「ダークテリトリー」軍ガブリエル一派と、アンダーワールドを守ろうとする「人界」軍アスナたちとの戦いへと様相を変えつつあった。未だキリトが精神世界の奥深くで眠り続ける中、「闇神ベクタ」ことガブリエルは、現実世界から幾万もの米国プレイヤーたちをログインさせ、「人界」軍の一挙殲滅を狙う。対するアスナたちは、アンダーワールド創世の神の名を冠する3つのスーパーアカウントで抗戦する。この大戦の行く末は、今は深く眠る一人の少年――「黒の剣士」が握っている。「アリシゼーション」編 、ここに完結!(TVアニメ動画『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2nd』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年夏アニメ
制作会社
A-1 Pictures
公式サイト
sao-alicization.net/
主題歌
《OP》ReoNa『ANIMA』《ED》藍井エイル『I will...』

声優・キャラクター

松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣

スタッフ

原作:川原礫(『電撃文庫』刊)、原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学、助監督:佐久間貴史、キャラクターデザイン:足立慎吾/鈴木豪/西口智也/山本由美子/戸谷賢都、総作画監督:鈴木豪/山本由美子/戸谷賢都、プロップデザイン:早川麻美/伊藤公規、モンスターデザイン:河野敏弥、アクション作画監督:菅野芳弘、美術監督:小川友佳子/渡辺佳人、美術設定:森岡賢一/谷内優穂、色彩設計:中野尚美、撮影監督:脇顯太朗/林賢太、モーショングラフィックス:大城丈宗、CG監督:雲藤隆太、編集:近藤勇二、音響監督:岩浪美和、効果:小山恭正、音響制作:ソニルード、音楽:梶浦由記、プロデュース:EGG FIRM/ストレートエッジ

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