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「思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ映画)」

総合得点
71.2
感想・評価
63
棚に入れた
285
ランキング
1398
★★★★☆ 3.7 (63)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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思い、思われ、ふり、ふられの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純愛。

【概要】

アニメーション制作:A-1 Pictures

2020年9月18日に公開された103分間の劇場版アニメ。
原作は、『別冊マーガレット』で連載されていた恋愛漫画。
著者は、咲坂伊緒。

監督は、黒柳トシマサ。

【あらすじ】

市原由奈は引っ込み思案で恋愛に夢見がちな少女。
少女漫画コレクターでいつかは素敵な王子様に出会えることを妄想している。

中学を卒業しての春休みに、
唯一の親友のさっちゃんが引っ越しで離れ離れになるのを、
駅のホームに見送りに行った帰り道で、山本理央という少年と初めて出会う。
理央は由奈が初恋の相手という、
子供の頃に読んだ絵本の王子様のイメージそのままのイケメン。

由奈はその後に自宅マンションに入った時に、
ここに引っ越してきた同い年の少女の山本朱里が困ってるのを助けた縁で知り合う。

友達が去った日に新しい友達ができた由奈。

生まれたときからずっと同じ場所に住んでて、
自分に自信がなくて奥手で恋愛経験ゼロな由奈と、
引っ越しが多くて社交的で恋愛経験が豊富な朱里。

何もかもが正反対の二人だが、親友になるのに時間はかからなかった。
そして、高校入学の日に由奈は理央と再会して、
理央が朱里の母親の再婚相手の息子で、
血がつながってない同じ学年の義理の弟であることを知る。

由奈と同じマンションに住む幼なじみで彼女の恋愛対象ではない唯一の男友達、
乾和臣を含めた4人それぞれの感情が絡み合った切ない恋の物語が始まったのだった。

【感想】

ヒットした少女漫画が原作のアニメ映画作品らしいです。

映画館に観に行った『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と同日に上映開始なので、
名前とビジュアルは知ってましたが、長い間スルーしてたのを視聴。

主人公の由奈の初期の言動は、脳みそが蜂蜜と生クリームで出来てるんじゃないか?
と小っ恥ずかしさがありましたが、自分の狭い世界の殻に閉じこもって15年間生きてきた由奈が、
人の心に触れて恋と友情を同時に経験することで、自分が直面している現実に由奈が向き合って、
他人の気持ちを知ったり推し量ったりすることで人を想う気持ちを育んでいく、
由奈なりの精神的な成長を見守っていく、そんな青春ストーリーなのですね。

恋愛への憧れが強いものの踏み込んでいく勇気がなかった内気な女の子な由奈が、
恋の痛みを体験することで、きちんと自分の気持ちを人に伝えられるようになったり、
優しい心根のままに純粋で直向きなままに好きな人の幸せを願っていくようになる姿に、
オーディションで由奈役に選ばれた鈴木毬花さんの声と演技が、
表情豊かな作画芝居にびっくりするぐらいハマっていました。

恋は美しくも楽しいものなだけではなくて、
自分の気持ちが自分でも整理できなかったり、思い通りにならない状況への切なさがあったり、
いろんなモヤモヤを乗り越えて4人はハッピーエンドに向かっていくのですが、
その青春の空気が懐かしくもあり心地よくもありました。

恋愛・友情・家族の問題など、様々な話が繊細に複合的に進んでいくのですが、
四角関係で結局誰が誰とくっつくのか途中までは自分には予測がつかずに、
先の展開が気になって最後までだれることなく観れましたね。

この手の映画はいい歳したおとなが一人で見てあれこれ論ずるものではなくて、
多分カップルが観て4人の男女の高校生の気持ちに共感して、カップルで感想を言い合ったりする。
実写映画版も含めてそんな企画だったのでしょうね。

女子小学生・中学生が観たらハマりそうな少女漫画の直球王道展開でとても面白かったのですが、
興行的には振るわなかったのは本当に残念に思いました。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/01/21
閲覧 : 95
サンキュー:

17

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今の時代の少女漫画。。。ではない。。

京都アニメーションの「ヴァイオレットエヴァーガーデン」は満員だったものの、この「思い、思われ、ふり、ふられ。」の方は僕を含めた観客がたったの「3人」しかいませんでした。(男1、女2)

作画は良いのですが、やはり脚本が今の時代と一致しない。。一昔前の少女漫画という形でしかないので、TVシリーズとしては良いですが、「映画」としての完成度が低く、異母、異父姉弟という設定や、いまどき「幼馴染」の男女というのは古い設定だと思います。「君の名は」や「天気の子」などが大ヒットした背景には、学校や家に居場所がない最近の中高生はSNSを使って友達を作ったり、付き合ったりする「リアル」があるので、内容はともかく、設定の方は新海誠監督の方が現代的です。

「こういう恋愛っていいよねー。。憧れるよねー。。」といったファンタジーになってしまっているので、インターネットが普及して現実を目の当たりにしている昨今の若年層は取り込めなかった気がします。

それでも「少女漫画」が好き。という方にはおすすめしますが、現実の恋愛を体験している大人や、昨今の若年層にはウケが悪いでしょう。

投稿 : 2023/10/19
閲覧 : 510
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

登場キャラ親も含めて全員むかつく。

まず登場キャラ含めて全員性格クソです。
思考は上っ面で中身スカスカ、その上恋愛思考で、その上全員性格悪くてどことなくウザい。
原作者は、ちゃんとした教育を受けずそのまま大人になってしまったのかなという感想。
漫画家ってデビュー早い人が多いから得てしてそうなってしまう傾向があるけれど、これは酷い。

この恋愛至上主義の価値観合うのって小学生とか?
もしくは、恋愛思考から抜けられないおばさんや恋愛経験0のおっさんとかじゃないのかな。

こんな気持ちが悪い思考を世間にばら撒くなんてどうかしてると思う。
百害あって一利なしの作品だった。

かなり偏見だけど、この作品好きってタイプの人生って適当に顔がいい男と子供作って、振られてバツイチシングウルマザーになってイオンのフードコートで子供に対して大声で大人気なく叫んでそう。

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 132
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ペア作りはばっちり

偶然出会った、全くタイプの違う朱里と由奈、朱里の義理の弟の理央と由奈の幼馴染の和臣は、同じマンションに住み、同じ学校に通う高校1年生。夢見がちで恋愛に消極的な由奈は、理央に憧れるが、自分に自信がなく一歩踏み出せずにいる。理央はかつて朱里に想いを寄せていたが、親同士の再婚により、気持ちを告げられないまま、想いを胸のうちに抱えていた。また、恋愛に対して現実的な朱里は、率直でどこかつかみどころない和臣のことが気になり出し、割り切れない初めての感情に戸惑う。そして和臣は、ある“秘密”を目撃し、葛藤を抱えることになり…。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違って−。というあらすじ。

最初は理央→朱里、由奈→理央、和臣←→朱里という感じ。
由奈の面食いパワーが消極的だった気持ちを打ち消し、積極的な理央へのアプローチが実った形。
和臣は朱里が好きという気持ちがありながら、理央→朱里への強引なキスを目撃したことで二人ができていると勘違いして強いショックを受けるも朱里からの想いを受けて無事カップル。
理央と朱里の間はなんともやるせないというか朱里の割り切りが凄い。喧嘩はあったが、これからはしっかり異性としてではなく、家族としてやり直し。
ラストは由奈・理央、和臣・朱里で見事にカップリング成立してあぶれる人がいなくてめでたし。
純粋な恋愛ものとして楽しめた。

主題歌はBUMP OF CHICKENで「Gravity」「リボン」

投稿 : 2022/11/02
閲覧 : 93
サンキュー:

5

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間関係の希薄さと重さを考えさせられる作品。

誰かの別れから出会った2人の全く性格の違う女子高生。叶えられない思いを抱きながら、高校生活を送り、主人公はその出会いをすることで自分を肯定できるようになり、自分に自信を持てるような女性になる。そんな主人公の成長を見て周りの人物たちも徐々に動き始め関係性がどんどん変わり始める。高校生にとっての恋愛とはどういう関係なのか。思いを持つことはいけないことなのか、思いを告げることはどれだけ難しいことなのか。伝えないこと、伝わらない事から流れる関係性の崩壊。どういう行動が正しかったのか。時間は有限であり、高校生にとってのその時間は本当に短い。そんな暮らしの中でどんな選択をしていくのか。
主要な人物は4人しかいないながら、展開も様々であり、あまりにも思いが交錯していくような展開が続きすれ違う関係性や時間の数々、思いが重ならないことによる衝突などがあり、しかしそれでも自分から動き思いを伝えることで関係性は動き出すということがどれだけ大事なのか、そんな事を少しでも考えさせられた作品です。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 144
サンキュー:

3

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

恋に友情。キラキラ輝いています!

青春恋愛ストーリーが観たくて視聴しました。

ちょっと意味深?なタイトル、挿絵からして
高校生のカップルが劇場に行くやつですよね~。
一人で劇場で観てたらきっと寂しさで死んじゃうやつです><!
まっ、そんな少女漫画ちっくな作品も観たいなって思ったら
配信で一人で堂々と観れちゃう環境って良い!?ですね。

この物語は二人の少女の出会いから始まります。
絵本の中の王子様との出会いを夢見てるちょっと人見知りな女の子
市原 由奈。
同じマンションに引っ越してきた、明るくて積極的な少女
山本 朱里。

二人は最初の出会いからすぐに友達になっちゃいます。
(人見知りなのにすぐに友達になれちゃうって女の子って凄いな・・)

馬に乗った王子様現るってスタイルで登場の
朱里の弟(血はつながってません)理央。
出会うなり、いきなり女の子の頬を両手で挟む男の子は
きっと実在しません><!

人見知りの由奈が唯一気軽に話す事が出来る同じマンションに住む
ナイスガイの乾 和臣。

この4人の交差する友情、恋愛
まさに「思い、思われ、ふり、ふられ」を描いた青春ラブストーリーです。

第一印象で社交的な子達だなって思ってた山本家の二人は
好き合ってた気持ちを持ったまま
予期せずに両親が再婚することによって兄弟という関係に。

家族になるタイミングがまさに理央が告白を決意した瞬間ってのがキツイです。
一緒に部屋にいるかもってだけで母親の慌てぶりが、年頃の男女の
デリケートさを物語ってます。
普通年頃の子供がいる同士が再婚に踏み切るってもっと慎重に
気をつかうもんだろって突っ込みたくなります。
まあ実際、そんな親よりしっかりしてた二人でしたけどね。

4人の中では
一番消極的なんだろうなって思ってた由奈ちゃんが
朱里や理央のちょっとした気づきを与えられたことによって
どんどん変わっていきます。
彼女の成長、一生懸命な姿はとても好感持てました!

雨の高架下での理央への告白。
気持ちが自分にないと知っての勇気ある告白が素敵なんです!

中盤、誤解や思い込みで
4人の関係が、理央の朱里への唐突なキスから段々と
こんがらがってドロドロしていきそうかもって展開に。

落ち込む理央に
由奈は
「ダメだよ!大切にしてきた気持ちまでなかったことにしちゃ」
理央を説得するまでに成長した優しくて強い気持ちが素敵でした!

彼らがとっても純粋で思った以上に綺麗に収まっていく流れは、
観てて好感を持ちましたし素直に応援したくなりました。

ちょっと好きになるスイッチが早くない?とは正直思うとこありますけど、作内でもありましたけど告白ブーム来ちゃってるからだよねって
事ですよね。

白馬の王子様とか、えっ?ってのは実際ありますけど
タイトル通り一通りふったり、ふられたりがあった後、
雨降って地固まる(おっさん臭いか><!)って展開で
スッキリ幸せな気分に浸れたので良かったと思います!

投稿 : 2022/06/27
閲覧 : 140
サンキュー:

15

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

リオが簡単に諦めたのは納得いかない

2対2の恋愛群像劇。
コメディタッチの絵も挟んでるから観やすかった。

主人公1人、ヒロイン1人の恋愛作品は観るけど、こういう主人公とヒロインが複数いる青春(恋愛)群像劇はあまり観たことなかった。
2対2の単純な恋愛かと思ったら、少しだけ三角っぽい展開にもなる、と言ってもドロドロではないから、SAN値が削られるような話ではない。むしろアカリとリオの家庭問題の方がシリアス。

意外と面白かった。普段この手の作品を観ないから「どういうところが良かった」とか「普通の作品とここが違う」とかは分からないけど、色んな意味で題名通りの作品だった。

ただ一つ気にいらないのは、リオが母親から約束の日のことを聞いて、アカリが家族であるために気を遣っていたのを知ったからといって、自分の想いを簡単に断ち切るのはよく分からない。普通はそれでもっと好きになるパターンじゃないの?結局当時のアカリのリオに対する思いも有耶無耶になったし、恋愛観の違いなのか分からないけど、そこだけは納得がいかなかった。


【簡単あらすじ】
4人の紹介。アカリの軽い恋愛観を嫌がったユナだったが、アカリの本心を知り本当の友達になる。
ユナがリオへの好意に気付くが、アカリとリオの関係を知る。それでもユナはリオに告白するがフラれ、アカリはカズのことが気になり始める。
リオがアカリにキスするが、両親の言葉からアカリが周りに気を遣っていたことに気付き、アカリへの想いが吹っ切れる。
アカリはカズに告白するが、カズはリオがアカリを好きだと思い込み断る。一方、ユナは再びリオへのアタックを考えて、リオもユナを意識し始める。
カズはリオがユナを好きと知り、アカリに告白しようと考えるが、映画監督になるための京都の大学の話が来て、将来のためそっちを選ぶ。リオとユナはお互いの想いを知り付き合う。
ユナとリオはラブラブ、しかしカズとアカリはお互いを避ける。だがアカリは両親の喧嘩が続き、ついに溜まってたものが爆発し家を飛び出る。リオはそれを知り両親を説得しユナがアカリを探す。たまたまアカリと会ったカズは想いをぶつけついに両想いになり、アカリは家に帰る。
みんな仲良く登校。

投稿 : 2022/06/27
閲覧 : 148
サンキュー:

0

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

こういう系ははっきり言って苦手なのですが、人に勧められたので観てみました。
出だしのドライな関係が丁寧に描かれていてとてもいい導入。これは期待できるかなと思っていたのですが、本題はまあ視聴前の想像を超えないスイーツな展開でちょっとげんなり。
脱落しかけたのですが、心理描写は最後までずっと丁寧に描かれており(暴走して人間関係をこじらせるシーンとか)冷静に見てエンタメとして完成度が高いなあと感心させられました。
作画は省コストな割に作画の崩れが少なく、スマホが落ちるシーンなど上手いなあと感心させられる場面もあって(最初のめちゃくちゃ深い水たまりシーンに落ちていくところではなく、後に蹴り飛ばされるところの)一定の水準は崩さず安定しているなと思いました。(序盤のスマホはイメージだからOKなんですかね・・)
苦手意識は払拭できなかったものの、クオリティは高いので確かに人にもおすすめできる作品かなと思います。
自分では絶対に見ない作品だったのでおすすめしてくれた人に感謝です。

投稿 : 2022/05/15
閲覧 : 140
サンキュー:

2

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

雨のち雪、そして

四角関係恋愛物語。
思春期の揺れる感情を丁寧に描いています。
少女漫画原作だから、物語は予想通り王道。
もつれた関係が少しずつ解けて行くようなストーリーです。

天候が物語に彩りを加えます。
しとしと雨や降りしきる雪が心理描写を効果的に表現。
雨降って地固まる、冬は必ず春に。
人の世って、そういう風に出来ているのでしょう。

キイパーソンは消極的な性格で恋愛を知らない由奈です。
序盤はイラっとするけど、アカリやリオに触発され成長する。
もともと素直な性格で人を思いやることのできる由奈。
「どうせ私なんか」を克服できれば強いです。

大切な気持ちをなかったことにする。
そんな所にすれ違いが発生します。
はっきりと言葉にして自分の感情を表現すること。
それが幸せへの近道なのでしょう。

投稿 : 2022/05/08
閲覧 : 264
サンキュー:

16

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

テンプレのような恋愛ストーリー

ものすごくありがちな恋愛ストーリーなのですが、作画と声優さんが良いので、見ていて飽きることはないと思います。

演出が今流行のファンタジーなやつなので、パクリ感もかなり感じました。

投稿 : 2022/05/02
閲覧 : 129
サンキュー:

3

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ド直球

メイン4人もそれ以外の脇役たちも、もこれでもかってくらいテンプレな少女漫画の理想像の
与えられた役割を完ぺきにこなすキャラクターたち
なろうが男子の妄想で夢なら、こちらは女子の妄想で夢

もうちょっと細かく区切ると、恋に恋する女子がいかにも喜びそうな完璧な恋愛話
現実だとどうこうなんて言うのが、これほど野暮なのもないな
おっさんにはお腹いっぱいで胸焼けしそうです

投稿 : 2021/12/15
閲覧 : 174
サンキュー:

2

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思い、思われ、ふり、ふられ、告り、告られ、思い通じて、世界は虹色

すごく少女漫画的な展開でした。
男の子がまるで王子様みたいにとても積極的です。
女の子からみた男の子の理想像ですね。

でも、男の子って、実際は、そんなに積極的じゃないと思うんだけどなぁ。
逆に男性が描く恋愛物語は、女の子の方が積極的だったりしますよね。
男の子からみた女の子の理想像ですね。

そして、現実は、男の子も女の子もどちらもシャイですよね。
だから、なかなか気持ちを打ち明けられないので悩みます。
でも、その一歩踏み込めないもどかしさが、大人に成長させてくれたりもします。
また、一歩踏み込んじゃった時の甘酸っぱさは、きらきらな思い出だったりします。
その現実を知っているから、恋愛物語は、楽しく観ることができます。

この話も絵本の王子様、文字通り絵にかいた理想に初恋した女の子が登場します。
そして、もどかしさも、甘酸っぱさもいろいろ登場するお話です。


この作品は、ダブルヒロインです。
と、言うことは、当然、男の子もダブルです。
女の子二人は、恋愛に対する価値観が違う友達どうしです。
また、それぞれ、家庭だったり、進路だったりと複雑な悩みも抱えています。
そんな4人がそろったら、後は、思い込みからくるすれ違いです。
4人の気持ちが物語の中で交錯していきます。
そして、「思い、思われ、ふり、ふられ」の展開です。

この「思い、思われ」と「ふり、ふられ」の間には大切なものがあります。
それは、「告り、告られ」です。
この作品は、実は、ここが一番のテーマかなと思います。
思っているだけでは始まらない。
しかし、いろいろあって告白できない。
それでも、今まで大切にしてきた気持ちまで無かったことにしてはいけない。
だから、女の子たちは、意を決して告白するのです。

普通の恋愛物語だったら、ここで気持ちが通じて終わりです。
しかし、この物語がとても面白いのは、この告白後からです。
「ふり、ふられ」とあるように、告白しても”ふられ”ます。
物語の前半、雨にたくさん"ふられ"るのも、それを暗示しているのでしょう。
彼女たちは、”ふられ”て、傷ついて、それでもその先に幸せを見つけに行きます。

最後、彼女たちの思いが通じたとき、まわりの世界が虹色に見えます。
なんとも乙女チックで素敵な演出だと思いました。とても好きな演出です。

だれもが傷つかずに幸せになりたいですよね。
でも、何もしなければ、確かに傷つきませんが、その先に幸せもありません。
行動を起こすことにより、傷ついても、幸せには一歩近づくのかもしれません。
そんなことを教えてくれる、とても爽やかなお話だったと思います。


余談その1
{netabare}
この作品のセーラー服は、ちょっと新鮮に感じました。
それは、色やデザインがあまりにも普通っぽいところです。
とても、現実感があって良かったと思います。
私の高校は、私服でしたので、制服自体に憧れがあるのかもしれません・・・。
{/netabare}

余談その2
{netabare}
この作品の「山本朱里」役の潘めぐみさん。
私は、賭ケグルイの「等々喰定楽乃」役が好きな声優さんです。
以前、「きまぐれ☆オレンジロード」を観ていた時のことです。
ふと、「えっ、なんで潘めぐみさん出ているの?」と思ったのです。
なぜなら35年近く昔の作品だからです。
そして、エンドロール見てびっくり。そこには、「潘恵子」さんとありました。
苗字から察しはつくのですが、一応、調べました。もちろん親子でした。
声って親子で似るものなのですね。いやぁ、本当にびっくりしました。
{/netabare}

投稿 : 2021/12/11
閲覧 : 244
サンキュー:

11

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

セーラー服ってやっぱかわいいねぇ。

いやまあその変な意味じゃなくて。
まあ変な意味にとられてもいいすけど(笑)。

いやなんか久々かなって思ってですね。
花咲くいろは以来かなとか。

花咲くのセーラー服もよかったですけども、思い思われのもなかなかよかったであります。

おしまい。


…と、ここでレビューを終えたらただの変態さんになってしまうのでもうちょっと書き足します。


この咲坂伊緒ゆわはる漫画家さんの話はいずれもビッグヒットしてるのですが、どうもなんかこうアレなんですよねぇ。ボク的には。

おもんないってわけやのうてですね、ボクなんかの高校生時代を振り返ってみてみると著しくリアリティにかけとんですよ。

いや、おのれのしょうもない高校時代と比較して見てどないするねんなとすかさず突っ込まれるのを承知で申し上げますと、あまりに遠い世界の話過ぎて、こう実が入らんのですよ。


しかしながらスマッシュヒットを繰り出す咲坂作品の数々には見る人大勢の人にとって魅力があるからこそだと思いますので、おそらく世の中の人らはこおゆう遠い世界の話に胸をキュンキュンさせるものなのだとゆうですね、そおゆう結論にいたっております。

まま、絵はきれいだし、キャラはどの子もかわいいし、歌はバンプだし、非の打ちどころは基本的にはありません。


とゆうわけで、すごい感動するとかそおゆうのンではなくて、いわゆる美男美女がくっついては離れ、離れてはくっつきするとゆうそおゆうハナシなので、そおゆうハナシが大好きな人にはムフフなアレかと思います。


あとセーラー服が好きな人にもおすすめです(やっぱり変態さんだ)。

投稿 : 2021/07/28
閲覧 : 293
サンキュー:

7

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女漫画っぽい展開は好き嫌いが分かれるかも。

高校生男女4人の恋ものがたり。

原作は別冊マーガレットで連載されてたみたいで全12巻。未読です。

少女マンガらしい展開が多くて好き嫌いが分かれるかも。


少女漫画が大好きでそんな恋に憧れてる引っ込み思案でおとなしい性格の市原由奈(いちはらゆな)。
明るくて元気で恋愛を現実的に考えてる山本朱里(やまもとあかり)。

性格がぜんぜん違う二人だけど、不思議と気が合って仲良くなって。

面白いなと思ったのはお互いに相手のことを「本当の恋が何か知らないんだ」って思ってるところ。
恋の捉え方がそれぞれ違うからなんだけど。

私はどちらかというと朱里メインな感じで見てましたw
でも恋に恋してるような由奈もなんだか羨ましいな。


あの頃にしか味わえない恋ってあるよね。

そんな昔の気持ちをちょっぴり思い出しながら見終えました。

あとEDのBUMP OF CHICKENの「Gravity」良かったですね♫

投稿 : 2021/05/10
閲覧 : 489
サンキュー:

18

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

誰かを思いやる心、それは時に優しく、時に残酷に・・・

咲坂伊緒原作の『ストロボエッジ』『アオハライド』に次ぐ青春三部作の一つ。
市原由奈と山本朱里の女子2人、山本理央と乾和臣の男子2人、この男女4人の想いが複雑に交錯し紡がれていく青春ラブストーリー。

彼ら4人は互いにそれぞれを思いやる優しい心を持っていますが、時にそれが誤解を招き不和の引き金になることもあります。しかしそれらを乗り越えて、最後はみんなが互いの気持ちをストレートにぶつけ合って両想いになる姿はとても美しかったですね。

物語序盤は絵に描いたようなステレオタイプの少女漫画的展開の連続。正直見てて「いやー、ロマンチックかもしれないけど、ちょっとキザったらしいというか寒すぎない?女子ってこういうの憧れてるの?」とか思っててちょっと不安だったんですが、後半の4人の想いのすれ違い、3歩進んで2歩下がるようなじれったいもどかしさ、これがなんともドストライクだったんですよね自分的に。やっぱり物事がうまく進まないじれったさと、それらを乗り越えた先に待っているハッピーエンドのカタルシス、これがやっぱり大好きですね。
うーん、初々しさ全開のアオハルはやはり素晴らしいものがありますね~。

Youtubeにあがっている今作の主題歌である「Gravity」のふりふらverのMV、最近何回も繰り返し見ちゃってます。見返すたびに「いい映画だったなー、もう一回見てもいいなー」って思っちゃいますね。
ということで評価上げました。原作も全巻買っちゃったしね♪

ただ個人的に途中の告白シーンが少し気になってしまったんですよね。
いや告白シーン自体はすごくいいんです。その時に流れる挿入歌、BUMP OF CHICKENの「リボン」もすごく名曲です。
ただこのアオハル全開の告白シーンとBUMPを混ぜられるとどうしても・・・頭にあのフレーズが浮かんでしまうんです・・・
{netabare}「HUNGRY DAYS、カップヌードル」{/netabare}
すいません、ちょっと笑ってしまってましたww
{netabare}おのれ日清食品め・・・{/netabare}

・・・割とマジでこれCMに使えばいいのでは?

投稿 : 2020/10/26
閲覧 : 368
サンキュー:

20

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

痛くて苦しくて、傷つけて踏み続けて

視聴前 少女漫画原作かぁ

視聴後 やっぱ私少女マンガきらいじゃないな

この話は全然タイプの違う女の子と偶然仲良くなった話
ジャンルは恋愛・学園・生徒
まずいいます。個人的には割と好きです。
少女マンガの何が面白くないかというと、少女漫画特有のご都合主義だと思うんですよ。あのご都合主義を取り除いて文を再構成したらきっとマシになるはずなんです。
そして本作。現実にも程がある。いや、果たして現実でこんなことがあるのか、私にはわかりかねますが、多くの人が想像している少女マンガとは違ったものを感じました。
少女マンガは少女のみが許された禁断の聖書だ、と中二の従姉妹がほざいていましたが、なかなか大人は足を踏み入れづらいですよね。まぁそれでも本作の壁は破っていいかなと思いますよ。
超がつくほど恋愛メインの話です。コメディシーンもあるっちゃありますが、少女マンガのノリなのであまり期待せず。故にこういう系に慣れてない方は悶えるかもしれません。前のカップルが映画を見た後より一層イチャイチャしてたのが腹立たしかったですが、ソレほどまでに本作は人間の恋愛心(果たして存在するのか)に鑑賞してくる作品でした。本作を見れば学生に戻りたいと一瞬でも必ず思います。

キャラはとても好きです。出てくるネームドキャラは全員ちゃんとした個性を持ち、物語に不可欠な存在となっています。超好印象。特にあかりちゃんが超可愛い。もう可愛い。語彙力がなくなるくらい可愛い。繊細のくせに自分の気持ちを抑えちゃって変に気遣ってしまう性格はたまらなく好きです。超かわいい。

どうでも良いかもしれませんが、このタイトル本当にすごいと思うんですよ。ジャンルの予想が容易にでき、あえて連用形で終わることで、続きを気にならせる、という手法。なおかつ(というか本命で)語感が最強。口に出したときの心地よさはエグい。

原作は咲坂伊緒さん。ストロボ・エッジやアオハライドの原作者ですね
監督は黒柳トシマサさん。船を編むなどの監督をされた方ですね
脚本は吉田恵里香さん。刀剣乱舞花丸や神の塔の脚本をされた方ですね
キャラデザは山下祐さん。うさぎドロップや終末のイゼッタなどのキャラデザをされた方ですね
劇判は野見祐二さん。耳をすませばや猫の恩返しを担当された方ですね
アニメ制作はA-1 Picturesさん。

作画は良かったです。雨の作画や光の演出など、難しく細かい作画なども丁寧に表現されており、臨場感のあふれる絵となっていました。動きも丁寧でしたし、ちゃんとものすごく鮮やかな作画で好印象です。
主題歌はBump Of Chickenさんの「Gravity」個人的にはもう少し違った曲のほうが良かったです
声優さんは豪華でした。キャラとよくあっており、キャラの魅力をひきたてていました。

総合評価 面白かった。やっぱ少女漫画は定期的に読むと面白い

投稿 : 2020/10/19
閲覧 : 422
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14

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人間関係って、むずかしい。

思春期特有の感情の揺れ動きをメインに、家庭事情・恋愛・将来の夢などを描いた作品。


メインの登場人物は由奈・和臣・理央・朱里の四人。由奈と和臣は幼馴染の男女で、理央と朱里は引っ越してきたばかりの姉弟。

由奈は引っ込み思案の人見知りだが、純真無垢でかわいらしい女の子。引っ越してきたばかりの朱里がカギを忘れてマンションに入れなかったところ、偶然由奈と出会ってすぐに友だちとなる。お互い価値観がほぼ正反対ながらも、違いを認め合って仲を深めていった。
由奈は幼いころに読んだ絵本に出てきた王子様が初恋の相手だったが、それに似ていた理央に一目惚れする。由奈はフラれるのは分かり切っていたが、朱里と理央自身に背中を押されて思い切って告白するも、予想通りフラれる。その時、理央が朱里のことが好きであることと、朱里と理央が血の繋がっていない姉弟であることを知る。フラれた夜は泣き明かしたが、次の日からはちょっとした秘密を共有した友だちとなった、想い続けたまま。
理央は、中学のころに転校してやってきた朱里に一目惚れした。二人はすぐに仲良くなって惹かれあっていき、理央が告白しようとしたその日・・・・お互いの片親同士が再婚することになり、お互いの気持ちは「なかったこと」になった。しかし、理央は諦めきれずに、思わずキスをしてしまう。朱里は、自分の居場所となる家族を手に入れて、それを守るために気持ちをなかったことにして頑張ってきたことが台無しになってしまい、怒った。そういう思いに気付いた理央は反省し、「家族」として朱里と生きていくと決意した。
朱里は由奈と仲良くなるうち、一緒にいることが多い和臣のことがだんだんと好きになる。和臣の若干思わせぶりな態度からも、ほぼ両想いだろうと確信しており、ある時に話の流れでさらっと告白する。しかし、朱里のことは好きになれない、とフラれてしまう。一方の和臣は、実は朱里のことが好きであったのだが、映画監督になる夢と理央に気を遣って、朱里のことをフったのであった。
由奈は明るい性格になり、何より自分自身に自信を持つように変われたキッカケを与えてくれた理央にもう一度告白するように決意する。理央も、いつの間にか由奈に惹かれていたことに気付き、由奈に告白することを決意する。そして、文化祭の日、お互いの気持ちが通じて、晴れてカップルになった。
一方、朱里と和臣は、同じ文化祭の日にもう一度気持ちを伝えようとするが、タイミングが合わず、お互いの思いもすれ違って、それから疎遠になってしまう。
由奈は初恋が叶い、理央はいわば呪いから解放されたこともあり、二人は充実した楽しい日々を送っていた。しかし、それまでいつも一緒にいた四人はしだいに心の距離が離れ離れになってしまっていた。特に、朱里の居場所がなくなって苦しんでいることに気付かずにいた。
朱里は好きだった和臣にもフラれて仲も悪くなり、楽しそうに恋愛している由奈にも悩みを伝えられず、家の中では再婚した両親が毎日ケンカしており、どこにも居場所がなく、クリスマスの日についに爆発してしまう。
家を飛び出した朱里を見つけたのは和臣。見つけた場所は、和臣が朱里に教えた思い出の場所だった。和臣は思い切って告白をし、朱里もそれを受け容れて、最終的に全員仲直りをする。


もっと重い話になるかと思っていたけど、全員のハッピーエンドだった。大人になっても人間関係って難しいのに、ましてや多感な思春期ならもっと難しいよね、特に恋愛なんて。

投稿 : 2020/10/11
閲覧 : 226
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2

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

雨に降られても、アイツにフラれても死にはしないさ。……チョット痛いけどね……。

実写劇場版→本作→原作コミックレンタルの順で見ました。

【物語 3.5点】
全12巻の原作少女コミックを2時間程度に全て詰め込むなど土台ムリ。
よって一本の映画として成立させるには、
印象的な場面のシチュエーション変更も含めた
思い切ったシナリオ組み替えが必須になる。

本作は少女漫画のムードを残すことを重視した構成。
恋する少女二人の友情。
少女漫画特有の乙女の悶々、キュンキュンなモノローグも極力取り入れる。


ここは、一人語られる乙女心をジックリ咀嚼したい所ですが、
この尺では、モノローグを消化する間など取れるはずもなく……。

ツギハギになったキモチを想像力で繋げるのに苦慮している内に
話が進んでしまう感じで、私とはやや相性が悪かったです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作 A-1 Pictures(←アニメ映画まで鑑賞した主たる動機)

恋愛と青春により世界が変わる。心情描写に説得力を持たせるため、
背景美術が、心を投影できるだけの四季の変化などを描き出す。

特に理央のトラウマなどとも結びつく雨の描写には注力。
“雨粒デザイン”なるポジションを新設し、
『SAO』シリーズのアクション、エフェクト等を担当してきた柳 隆太氏を起用。
一粒一粒に光が宿るアニメならではの表現がヤマ場を彩る。


人物デザインは原作の雰囲気再現と作画カロリー省エネの両立を目指す。
忙しい展開の中でもコミカルな顔芸も織り交ぜられ一服の清涼剤に。


【キャラ 3.5点】
女子重視。

原作の高校生の女子2人、男子2人のメインキャラクター構成→
主人公女子2人+男子2人にアレンジした感じ。

朱里に、恋愛と天秤にかける家族への想いを象徴するジュエリーボックス。
由奈に、幼少より恋心を育んだ絵本の王子様が登場する空想世界の演出強化。
など女子にはアニオリ設定や演出追加でキャラを補強。

一方で和臣の進路に影響を与えた兄・瑛士や、
和臣の恋路における成長の劇薬になった朱里の元カレ・亮介については、
アニメではキャラごと削除されている。


【声優 4.0点】
山本朱里役・潘 めぐみさん、山本理央役・島﨑 信長さん、乾和臣役・斉藤 壮馬さん

お馴染みのキャスト陣が安定感のある演技を披露する中、
目を引くのは、市原由奈役で、メインキャラは初となる新人・鈴木 毬花さん。

由奈は恋をすることで、最も成長し、性格変化し、周囲にも影響を及ぼす難役。
オーディションにて“満場一致”で選出されたという触れ込みに違わず、
そつなくこなす辺り、非凡な物を持っているのでしょう。

後年、本作が振り返られる際は、彼女の初主演作として語られるのかもしれません。


あと、朱里の母役の久川 綾さん。
家庭不和を招く神経質なママさんボイス。
どうもご馳走様でしたw


【音楽 3.5点】
劇伴担当は野見 祐二氏。
『耳をすませば』を観てアニメーターを志したという黒柳 トシマサ監督にとっては、
少女漫画アニメ映画化の本企画と合わせて、音楽もこの上ないご褒美か。

小規模オーケストラ編成にてクライマックスでもしっかり心情を盛り上げて来る。
一方で修羅場では、その音源をかなりド直球な昼ドラ風味に消費w


主題歌はBUMP OF CHICKENの「Gravity」
心情を直接語らず、状況や仕草を詳述することでより心情を浮き彫りにする、
相変わらず詩的な歌詞世界で揺れ動く青春を好表現。
他に挿入歌もありムード向上に寄与。


【感想】
率直に言って、私は一本の映画としては
実写版の方がまとまりがあり見やすいと感じました。
実写版は、少女漫画原作の恋愛物から、
恋路や進路を遮る大人の身勝手が作る空気をより強調するための、
演出強化、キャラの途中退場などが施され、
青春群像劇として一般化を目指した構成。
少女漫画慣れしていない私にとっては
実写の方がリズムを掴みやすかったのかもしれません。

よって、『ふりふら』初めてで、少女漫画はチョット……という方で、
声優にも興味がなく、漫画の実写化もOKな方には実写版をオススメしたいです。
(←エラく限定的なオススメ範囲w)


本作のバンプ挿入歌の見せ場シーン。
昨今アニメ映画、特に青春物において多用される劇伴ソングについては、
私は、ま~たMVかと野暮なことは言わずに楽しまなきゃ損だと割り切る方。
ですが、本作については、流石にこの尺で
ジックリ歌ってる場合なの?という疑問も頭をよぎりました。


本作鑑賞後は、男子にも、もっと胸キュンさせろ~といったモヤモヤを晴すため、
原作コミックレンタルにも手を出し、無事キュン死しましたw
『ふりふら』に振り回された、この一ヶ月……悪くなかったです♪

投稿 : 2020/09/27
閲覧 : 625
サンキュー:

21

くまくまちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女漫画らしい作品です

こんな思い遣りのある友達ができたらいいなぁって思える素敵な映画です。
少女漫画の雰囲気が好きな方にはお勧めです。

投稿 : 2020/09/21
閲覧 : 220
サンキュー:

6

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初恋の王子様だったり、お姫様を夢見たことありますか?

 高校入学前の出会いから始まった、少年少女たちの思い込みと理想、夢、現実、黄昏が入交る正に少女漫画によくありそうな恋愛のお話だったです。
 自分の世界に入り込む少年少女達は、何思い、何を求め、彷徨っているのだろうか?思いを告げる場面などにおける、現実とかけ離れ実際はありもしない光景、演出がある意味、凄まじいです。
 とある少女の自意識過剰さは、とてつもなく本気であるのか?と疑ってしまうような言葉が、ある意味面白いかもしれないです。夢見ゆる少女にも注目です。

{netabare} 予習的に実写版も見たです。違いを感じるのは、半分以下内容が異なっていることです。また、アニメはアニメだけに正に高校生という外見なのに対し、実写はお世辞にも年相応に見えない、年齢詐称にも無理がある高校生に扮した、若者であるが成人たちだったです。{/netabare}

 4人の少年少女たちの間にそれぞれ、四角関係ならぬ、三角関係になっていたです。
 破局したと思いきや、考え直したり(それは、気が変わるというのでは?)、それが本心でなく嘘だったりと、一途だったり、自分に自信過剰だったり、勝手な思い込みから中を突き放したりと、見ていてめんどくさい気がしないでもないです。
 それが年頃の少年少女の考え方なのかもしれないけど、彼らは暇だなぁという見方も考えられたりもするです。人を好きになることは、自由ではあるのだが・・・・です。

 {netabare}雨のトンネルの中での告白シーンがあったです。そこで、言葉を出した瞬間、一瞬にして、景色が変わったところがあまりに唐突すぎたところにあっけにとられたです。再チャレンジとなる告白シーンの非常階段でも、確か花びらが降ったような同じような演出があったです。{/netabare}

 恋をすると周りが見えなくなるとは言うけど、{netabare} 突然の何かを重ねるシーンや、偶然にしてもそれを目撃した誰かさんの存在も{/netabare}凄さを感じたです。

 家族についても、「幸せとは?」を少し考えさせられたりもしたです。

 最後はうまく収まり、「これでいいのだ!」です。

投稿 : 2020/09/21
閲覧 : 350
サンキュー:

8

Routy さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

王子様に憧れる女の子の勇気と成長が素敵

恋愛に対して考え方が違う
朱里と由奈の友情が最後まで素敵でした。
何かあった時にお話しをして聞いてくれる
友達って尊いですね。

ストーリーはタイトルどおりで
テンポよく進んでいきます。

告白シーンは記憶を消してまたみたいですね。

投稿 : 2020/09/19
閲覧 : 204
サンキュー:

4

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

恋と青春

タイトル通りでした。
思って、思われて、振られて、振って、な青春アニメでした。
高校生くらいの時って一番恋愛が楽しい時期かも知れないけど色々と余計に考えちゃいます。
だから、告白しようか辞めようか…
友達が好きな子だから嘘で断ろうかとか。
告白しても振られるだろうなぁ〜とか。

最初はガンガン振られて行くからタイトル通り過ぎるなぁ〜と言う印象だったり家庭事情が複雑だったりと意外と衝撃的でした。
原作も何もしらない初見で見ましたがテンポは早いと感じましたが上手く纏められていたように思います。
恐らく原作ではもっと深く展開されていくのでしょうけど1作の映画としては中々良かったように思います。

印象的に残っているのは朱里ちゃんの下に自身が反射して描かれているのですが、反射面が少し違う工夫されていたのが印象的でした。
文化祭の告白シーンも本当に良かったです。
夕焼けの色合いが凄くキラキラしててw

この作品を見るまで、タイトルの思い、思われの部分はスキになったり、スキになってくれたりって意味かと思ったけど、もしかしたら相手を思うではなく相手の事を思うって意味かな?

例えば、友達が好きな人だから告白を断ったり。
相手を思って優しい嘘を付いたり。
相手の夢の為に気持ちを無かった事にしたり。
相手を思って友達を応援したり。

本当に青春って感じの映画でした^ ^

投稿 : 2020/09/19
閲覧 : 229
サンキュー:

13

アニメガタリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/30
閲覧 : 3

ゆにこん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/21
閲覧 : 6

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 10

ぱぴこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/17
閲覧 : 11

AQuaARIA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 14

ふるぐら さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/22
閲覧 : 15

moonchie さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 15

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/13
閲覧 : 14
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思い、思われ、ふり、ふられのストーリー・あらすじ

偶然出会ったタイプの全く違う【朱里】と【由奈】、朱里の義理の弟の【理央】と由奈の幼馴染の【和臣】は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき――切なすぎる恋が動き出す。(アニメ映画『思い、思われ、ふり、ふられ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年9月18日
制作会社
A-1 Pictures
公式サイト
furifura-movie-animation.jp/
主題歌
BUMP OF CHICKEN『Gravity』

声優・キャラクター

鈴木毬花、潘めぐみ、島﨑信長、斉藤壮馬

スタッフ

原作:咲坂伊緒『思い、思われ、ふり、ふられ』(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:黒柳トシマサ、脚本:吉田恵里香、音楽:野見祐二

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