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「魍魎の匣(TVアニメ動画)」

総合得点
67.4
感想・評価
398
棚に入れた
2081
ランキング
2474
★★★★☆ 3.7 (398)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.6

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魍魎の匣の感想・評価はどうでしたか?

Komugi さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なぜ流行らなかった?

【物語】
推理要素は結構複雑です。
けど、それ以上にオカルト部分がwiki等を調べながらでないと難しい。
展開や表現も凄く良かった。
3話くらいまではかなり混乱させられます。

【作画】
2008年の作品ですので繊細さには欠けます。
けど(当時としては)車のCGやOPはかなり丁寧に作られてます。
キャラを遠くから描いた時の作画は崩壊してますけど、許容範囲です。
あと一つ気になったのは車(クロカン車)がドリフトしてるシーンがあるのですが、1952年のクロカン車でドリフトしたら横転するだろと……トップギアの見すぎでしょうかね(笑)

【声優】
作画とかなり合ってます。
ただサブキャラ(警察と編集者)だけ合ってなかったかと。

【音楽】
VAPが関わるとOP EDは酷くなる、等と言われますがこれは結構合ってます。
BGMは違和感が全くなし。

【キャラ】
主要キャラはどれも物語から極端に飛び出たり、引っ込んだりしてないです。

【総評】
なぜ流行らなかったののか本当に不思議です。
ストーリーの長さもジャンルも違いますが屍鬼より好みです。
オカルト・SF要素は有りますが(ある程度)現実的で、アニメ作品としては非常に珍しいのでは?
是非見てほしい。

投稿 : 2016/01/24
閲覧 : 352
サンキュー:

4

uQWqs72443 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あっ!と驚く伏線の数々

前半部分は事件の顛末が語られ、中々主人公が出て来ないという近年では珍しいアニメ。
原作は“レンガ本“と称される程、分厚く、また内容も濃い。
そのボリュームゆえ、たった1クールで忠実に再現できるのかな?とも考えたが、別段そんなことはなかった。
構成はしっかりしているし、1話1話を大切にしているように感じられた。
少々、退屈な回もあり何度か切りそうになったが、最終話を見て切らなくてよかったと思えた。
タイトルにもある通り、まさかこれが!?という伏線があり、かなり注意して見ていないと最終話を見るまで伏線だと言うことに気付かないだろうと思う。
とにかくこの作品は312分(13話分)を消費してまで見る価値のある素晴らしい作品だと思う。

投稿 : 2016/01/11
閲覧 : 300
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作買ってよかった・・・感謝

最初の方はっ...何も持たぬ…劣悪な環境にあるがゆえに ...なんだか分からずっ・・・!
とにかく謎が多くナイス不気味な展開っ・・・・!
陰陽師?専門用語ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!事前ナイス知識がギブアップ…?真剣勝負にそんなものあるかっ…!!とっ...ついてこれない俺はいらねえんだ……… そんな和了っ…!
最終回をっ...見てお初・・・っ!初体験・・・!真実が明かされる分けではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!がっ・・・!
とどのつまり・・・まで見たとどのつまりっ・・・!と...して...!なかなか圧倒的圧倒的作品だったと感じていたっ・・・!っ・・・・!
この世の中、馬鹿な真似ほど… 狂気の沙汰ほど面白い…!圧倒的複雑な圧倒的・・・!圧倒的内容をアニメでナイス説明常軌を逸するのっ...はかなり圧倒的大変だったと矜持ますっ・・・!が...!
うまくまとまっていたと矜持ますっ・・・!...!
ほとんどの潰滅的アニメが投げっぱなしエンドな今さら何ぬかすっ・・・・!だと貴重っ・・・・・!っ・・・・!

投稿 : 2015/12/21
閲覧 : 225

こふ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

普通に面白いと思った。

まぁ話が難しかったのはあるし
もっと話数あればよかったなって思った。

OP・EDは曲は個人てきには好き
ナイトメアだしね( *´艸`)
OP・EDの作画?がなんかしっくりこなかったw
作画自体は綺麗なんだけど
自分がおもってたのとは違ったwww

原作読んだことないからそんな奥深くまでは知らないけど
ちょっと読んでみたくなったwwww

もっと京極堂さんとかエノさんとか観たいしね(*´ω`*)

投稿 : 2015/11/14
閲覧 : 311
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

京極夏彦おもしろい

時代物や陰陽道などを絡めた雰囲気は単なるミステリーで終わらず良かった。
伏線の張り方を捻り過ぎて構成がブツ切りな感じはあった。回収もちょっと強引だったかも?
複雑な内容だから2クールぐらいでじっくりやって欲しかった気もする。
CLAMPの絵は他作品でも感じるのだが、アニメにするとどうも美しさに欠けて物足りない。
OP,EDの曲も世界観を壊しているようでイマイチ。
でも雰囲気やキャラは結構好きで、面白かった。

投稿 : 2015/10/07
閲覧 : 334
ネタバレ

takashi氏 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

真実と妄想

怖いもの見たさで視聴。
ストーリーは非常に細かく作られます。
何回も見る事で味が出るアニメだと感じました。
ただ私の頭だと前半から展開と時系列が分かりずらいもので、どうしてこうなったのか・・・
後半の探偵の解説でなんとなくこの物語の全容が私の中で解けました。
妄想と真実が入り交じる不思議で怖く切ないアニメです。

投稿 : 2015/07/31
閲覧 : 295
サンキュー:

1

ぽるもるL さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

京極好きにはちょっと微妙かもしれない

主題歌やキャラデザ等、悪いわけではないが京極作品の世界観やイメージと合わない感が否めない。

原作には割と忠実なのでアニメとしても全体的に悪くはないが、京極夏彦好きにとっては好き嫌いが分かれそうなアニメではあると思う。

投稿 : 2015/07/03
閲覧 : 307
サンキュー:

1

saccho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

感想

あの分厚い単行本の原作を限られた回数でアニメ化することに不安がありましたが,上手くまとめられていると思います。だけど,やはり説明不足な感じな否めず,1回の視聴では物語の理解は難しいのでは。ただ,京極堂シリーズの雰囲気は十分伝わりましたので,このアニメが気に入った方は,原作小説をお読みになることをお勧めします。また,スピンオフで榎木津探偵が主人公のお話が刊行されています。そちらは,本編と違ってコミカルでかなり笑える作品となっています。そちらも強くお勧めします。アニメ化して欲しい作品です。

投稿 : 2015/05/24
閲覧 : 475
サンキュー:

2

ネタバレ

織原 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作

原作が名作だが、問題はその原作についていけるだけのアニメ技術があるのか、という点だった。
その点は見事にクリアしている。
問題は「作画が綺麗過ぎる」点だろう。

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 229
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人を辞めてしまえばいいのさ

ホラー、オカルト、ミステリー。
いくつかの全く関係ないように見える事件が
見方を変えれば繋がっている。

奇妙、奇怪、不思議。
後半にかけての盛り上がりがすごく良いです。
そして最後が衝撃的。

「私は想像する。
 遥かな荒涼とした大地をひとり行く男。
 男の背負っている匣には綺麗な娘が入っている。
 男は満ち足りて、どこまでも、どこまでも
 歩いて行く。
 それでも私は、何だか酷く
 男が羨ましくなってしまった。」

この物語で一番の幸せ者は、
雨宮なんだろうなと思い、少し切なくなりました。

鬱エンドなんでしょうかね。わかりませんが、
ハッピーエンドではないでしょう。

12話「脳髄のこと」
最終回の
13話「魍魎の匣、あるいは人の事」
は何度も見返してしまいます。

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 317
ネタバレ

ココロネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

独特の雰囲気

京極夏彦作の百鬼夜行シリーズ2作目である『魍魎の匣』。

非常に面白く、最初から最後まで楽しんで見ることができた。
{netabare}
序盤は、百合アニメかと思うくらい女の子二人だけの世界観が広がっていくが、
このことが本作における重要な部分になるとは誰が思っただろうか。
バラバラ殺人の犯人は序盤から多方予想ができ、また、かなこを誘拐したであろう犯人も状況から予想ができたが、トリックだけがわからなかった。
それがあのような状態だったとは・・・。
アニメの1話1話のはじめの部分で久保の作品を関口が演じているが、
あれも伏線だとは思わなかった。
さらには、美馬坂に関する衝撃的事実まで・・・!

{/netabare}
ただ、シリーズものなので前後の作品が気になるところではある。
これを機に原作も見てみたいと思う。

投稿 : 2015/04/01
閲覧 : 189
サンキュー:

0

ネタバレ

青iruiru さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

衝撃だった

こんなアニメがあったのかと。
妖怪大好き
ミステリー大好き

キャラ全員味があって良い物凄く良い
最後、京極がぺらぺらとすべての謎をといていく様を
ぜひ見てほしい

投稿 : 2015/03/22
閲覧 : 284
サンキュー:

2

正直モノ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

何を言っているのかわからず、途中で脱落

明治時代あたりの文学作品を読み上げられているような感じでした。

何を言っているのか何がしたいのか理解できず、途中で脱落しました。

投稿 : 2015/03/14
閲覧 : 317
サンキュー:

1

りおんぱん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

「私たちは互いが互いの生まれ変わりなんだ」

暗い性格の楠本頼子はクラス一の秀才で美少女の柚木加菜子に
「私たちは互いが互いの生まれ変わりなんだ」と声をかけられる
戸惑う頼子だったが2人は親交を深め
2人で最終電車に乗って湖を見に行こうと約束する
しかし加菜子はホームから何者かに突き落とされ列車に轢かれてしまう
勤務帰りの刑事・木場修太郎がその列車に乗り合わせていた
木場は共に病院へ向かいそこで加奈子の姉・柚木陽子と出会う
陽子は加菜子を謎の研究所に入れる

一方、小説家・関口巽は稀代の新人小説家・久保竣公と出会う
そして雑誌記者・鳥口守彦と稀譚社社員・中禅寺敦子と共に
武蔵野連続バラバラ殺人事件を追って道に迷い
とある「匣」のような建物と遭遇
その建物こそ、加菜子が収容された研究所だった。

厳戒態勢の中加菜子は謎の失踪を遂げ脅迫文を陽子は受け取る
同じ頃、鳥口は「穢れ封じ御筥様」の調査を行っており
関口の紹介のもと、拝み屋・京極堂に相談をする

バラバラ殺人と加菜子の誘拐、事件の裏に渦巻く「魍魎」とは?
京極堂の過去の秘密とは?


~感想~
う~ん。
私には難しすぎたのか理解できませんでした。
内容もよくわかりません…
なのであらすじは引っ張ってきて使わせてもらってます
面白いのかも不明。笑

投稿 : 2015/03/09
閲覧 : 284
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

京極夏彦・原作 魍魎の匣

今さらですが、最近のアニメから離れてみようと思い
手を出してみました。

だいぶ前にうぶめの夏を小説で読んでいたのですが、内容は覚えていません(笑) どういう結末かは何となく覚えていますが、拍子抜けしたような記憶があります(笑) なんか面白い知識を楽しんでいたような。幽霊と脳科学の話や、量子力学の話とか、宗教とか

関口くんが小馬鹿にされていたことを覚えていますww

さてこの魍魎の匣ですが、出だし百合なんですよ(笑)

これはもう見るしかないじゃないですかーwwww

投稿 : 2015/02/24
閲覧 : 192

鈍物語 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

京極夏彦さすが

煉瓦本と呼ばれる作品を次々と出す京極夏彦
凄いですね
久しぶりだったので原作の内容を忘れてて非常に楽しめました
ある意味グロい作品
中弛みはあるものの前半と後半は凄く面白い
作画は癖があるが許容範囲でした
ラノベ原作よりもこういう作品をアニメ化してほしい
姑獲鳥の夏も観てみたいですねぇ
他にも江戸川乱歩作品とか
面白いと思うんですけどね
明智シリーズとか
人間椅子とか

投稿 : 2015/01/28
閲覧 : 273
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合な絵だけじゃない本格派ミステリー

百合な(綺麗でエロい)絵に惹かれて視始めたのですが、いきなりの魍魎展開でゲンナリ・・好みじゃない感じ。辛抱して見続けると本格派ミステリーにのみ込まれラストまで楽しめました。
古臭い伝奇ミステリーに百合な絵がジャストフィット!スゴク猟奇的ですがタネアカシが始まると、一気に明るい感じになるので救われた気分になります。

投稿 : 2015/01/07
閲覧 : 226

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不親切極まりないが、面白い

11/23評価上げ

見れる人は昔の映画で金田一幸助(金田一の事件簿じゃない)のシリーズとか、昔のドラマが見れる人に限る

用語も近代(新成人)が使わなくなった単語も多く、前半のシーンも意味不明で見ずらい

ただ、最終3話ぐらいまで辛抱するとかなり面白い話ではあった(グロ注意だが)

ストーリー構成は非常に悪いので低評価とするが、グロキモ推理がすきな人、少しオカルト好きな人は面白いのではないか?

ほぼ無評価とするが、作りなおせば面白い作品になっただろう
残念な作品であった

追記
私は2度3度繰り返して見ないと筋がわかりにくい話は好きではない
ただこのアニメに関しては推理小説的の部分があり見返す事に面白さもあると判断

投稿 : 2014/11/23
閲覧 : 229

ろれ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

平田広明

平田さんが好きな人にお勧めです。
後半は彼一人で喋りまくってます。

内容はホラーっぽい感じで雰囲気は良いです。
ストーリーは序盤「面白そうな雰囲気漂ってる」
中盤「なんか飽きてきた」
後半「おもしれえ」

って感じです。
可もなく不可もなくといった感じ。

投稿 : 2014/11/08
閲覧 : 209
サンキュー:

0

萬歳楽 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラ・作画が美しい良アニメ化

原作未読。名作らしいですね。
実写版の堤真一が主役やった映画見ましたが、私はこっちのアニメのほうが好きです。

まず、キャラデザが非常に個性的かつ魅力的で、ツボ。鍵を握る美しい女学生、主人公、精神をちょっと病んでいる小説家、探偵、全員がそれらしく生き生きとしていて飽きません。

特に主人公はやっぱりかっこいいです。サイコーです。
女学生も納得の美しさ。

個人的にOPも好きでした。

長大な原作をコンパクトによくまとめていると思います。拍手。

投稿 : 2014/11/03
閲覧 : 246
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界観もすばらしく、ミステリーも傑作

耽美、退廃的な世界観に、ミステリーがからみ、独特な雰囲気の物語になっています。

昭和初期の風景。喫茶店、文学、踏み切り、桜、人形、デガダンスへと転がる少女たち。
そして何より人間味溢れる魅力的な登場人物たち。

人というものは深く、その深さは私などでは決して計ることなどできない、
これだから、とても興味深くそして知りたくなるんだと、そして私をこれほど引き寄せ続けるのだと感じました。

中善寺 秋彦(京極堂)という人物から出てくる言葉は、まるで特別な言葉のようで
何度も繰り返し、私が分かる様になるまで聞いてしまいました。
狂気の沙汰、決して理解できないと感じる行為も、
{netabare}「とおりものが訪れるかどうか」ということだけ・・{/netabare}これは戦慄が走りました。

彼の中にも、彼女の中にも、私の中にもずっとあり続けるその可能性。
なんておそろしい。

{netabare}久保竣公の部屋に入ったときなどは夜中にみていたのですけど、恐怖でした。
彼の部屋は彼の心の中そのものでした。

そして最後、私たちは本当に久保竣公の中に入ることになる。{/netabare}

作中の久保竣公の狂気に満ちた小説「匣の中の娘」。
本編と小説をうまく絡みながら進行していく構成で、最後までみるのには少々の忍耐が必要なのかもしれません。

しかし、最後絡み合ったものが中善寺によってほどかれていく様は圧倒。
抜かりなく物語が詰まっていて見ごたえあります。

ずっと浸っていたいような世界観で、終わってしまったのが残念でした。

原作のほうがアニメより長く重く深いのですが、アニメの1クールでここまで表現してくれたことがすばらしいと思いました。
特に作画は、私の想像以上でとても綺麗で驚きました。
気味悪いストーリーも美しく表現してとても観やすく、感動しました。

観終わったあと私自身もこのアニメの登場人物たちのように、魍魎につかれていたのだと感じました。


最後に★
榎木津 礼二郎「薔薇十字探偵社」の探偵 
彼はアニメ界の中でもトップを争えるくらいの超絶イケメンです。
私が彼に会ったら、あまりの格好よさに立っていられず倒れるかもしれません 笑

投稿 : 2014/09/24
閲覧 : 280

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

めちゃくちゃ面白い

普段、ストーリー重視のアニメを検索しまくってるのですが、このアニメは見たことも聞いたこともないアニメでした。なので知名度は確実に低いと思います。少なくとも、ストーリーで評価されているアニメではないと思います。
サンキューしてくれた方の棚に入っていて発見することができました。あにこれ登録して初めての収穫です。

ストーリー重視アニメとしての知名度は低いですが内容はかなり面白いです。ミステリー好きの人ならほぼ気に入る内容だと思います。残虐描写や猟奇的な内容があるため苦手な人は注意です。
一般向け、ストーリー重視のアニメだと思います。

投稿 : 2014/08/21
閲覧 : 353
サンキュー:

2

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

神秘的で不気味な演出が見事

CLAMPデザインの美麗な絵と、
時に神秘的で、時にホラーチックな演出がハマった。
平田広明の落ち着き払った渋い演技も見事。

投稿 : 2014/07/26
閲覧 : 239
サンキュー:

0

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小説を読みたくなる。

『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)はこ と読むのですね・・
箱(はこ、函、筥、匣、筐)は、物を入れるための容器のこと。

魑魅魍魎の魍魎ですので・・伝奇に出てくるような妖怪だとか
オカルトものだろうか?良くある棘々した人間模様を刺すのか? 

京極夏彦の長編推理、伝奇小説。百鬼夜行シリーズの第2弾。
2007年12月22日に本作の映画化作品が公開(実写版)された。

2008年10月から12月までテレビアニメとして放送された作品。

1話目の冒頭からOP・・その雰囲気だけで自分の好みにハマった。
あまり大きな動きのある描写は多くないのだけれど・・奥行き感
があって繊細な感じで綺麗だったり。

そして何となく どういうお話になるのか?と思っているうちに
え・・と思うような展開・・成る程・・そしてEDもナイトメア♪

2話目は一気に登場人物が増えてミステリー色が濃くなっていく。
叙述トリックを狙ったものなのか いあ・・そもそも推理もの
という作品ですらないのかもしれないし・・・

3話目・・ハコという言葉に如何にも何か有りげな伏線?
情報が増えるほど何処に向かっているのか迷いだす・・
成る程・・・そういう楽しみ方をする作品なのですね。

4話以降も どんどん情報量が多くなってき 唐突に色々な人物の
視点で描かれる物語や 断片的に意味ありげに入る過去の出来事
どう繋がるのか謎の登場人物で少々翻弄された。

どうやら・・ここまでのシナリオは もっと大きな物事を隠す
為の何らかの錯覚を起こさせるトリック?と思い始めてたけど
全く的外れな方向に考えていたようだ・・・これは・・もしや・・

特に6話は興味深い内容が多く魅入ってしまった。
そして此処まで来ると 何とか話が収束していく方向に確信を
持てるようになってきた。

7~8話はかなりダイナミックに展開する。
物語の全容が略見えてくるけど・・まだ釈然としない。
パーツが余りすぎる・・まだ何か仕掛けられてる・・と疑心暗鬼。

9話以降は見落としたパーツの点検で余剰パーツの行方が解った。
裏付けもできて やっと完全攻略・・って当たり前かwもう終盤。

後は怒涛の如く迫力の展開というか・・まさに『魍魎の匣』
タイトルに偽り無し。

推理もの(探偵物)とするにはアンフェアな感じかな?
叙述トリックの様な雰囲気や安楽椅子探偵を思わせる描写がある
ので推理ものという感じだけど。

投稿 : 2014/05/29
閲覧 : 350
サンキュー:

2

トリップル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白いんだけど・・・

はっきり言って、前半は見続けるのが苦痛。
後半になって話がどんどん進んで盛り上がっていく。
原作小説で実写映画、アニメと妙な発展を遂げた作品。

投稿 : 2014/05/13
閲覧 : 265
サンキュー:

0

JJunuJJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

本格派のホラーミステリー作品

京極夏彦の長編推理、伝奇小説を原作にした作品。
原作は読んだことありません。

終戦後の日本を舞台としているためか、ちょっと暗いく怪しい雰囲気が漂っている作品。
ただ、その雰囲気とキャラデザのギャップに違和感が。
作画は雰囲気にあっているんですけどね。


小説を読んでいると気にならないと思いますが、ちょっと展開に強引さを感じます。
たぶん、小説を読むほうが世界にのめり込めるかなと思います。

バラバラ死体な話なので、ホラー系苦手な人にはオススメしません。

ホラー・ミステリーがお好きな方どーぞ。

投稿 : 2014/05/03
閲覧 : 281
サンキュー:

0

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人を殺すのは通り者に当たるようなものだ

京極夏彦 原作、 昭和初期、戦後の日本を舞台にしたミステリー作品。
ちょっと大人向けな感じですね。 全13話+番外編1話です。


ストーリー構成や小難しい用語の説明など、理解しづらい部分も
多々ありましたが、なかなか面白かったですw


内容としては、匣に手足が詰められた連続バラバラ殺人事件を中心に
物語は進んでいくのですが、 様々な事件、事柄、人物などが
複雑に絡み合って 一つのストーリーを作っています。

はじめは、何の脈絡もないように展開していく物語が、
終盤に向けて 綺麗に繋がっていくのは面白い。

最終話で、全ての謎も ちゃんと明かされるのでスッキリでしたw


ただ、人物や人間関係に対する説明がほとんどなかったのは残念。
原作は1000Pを超える長編小説らしいのでしょうがないけど、
人物描写は薄かったな...


あと、時間軸が前後に移動したり、複数の登場人物の視点から、
それぞれの主観によって事件が語られていたりするので、
少しわかりづらい内容だったと思います。

続けて見る分にはいいんですが、間隔を空けて見てしまうと
頭の中を整理するのが大変になるのでご注意をw

本作は一気に見るのがオススメです!!

まぁ全体的に暗い雰囲気ですし題材が猟奇的な殺人事件なので、
見る人を選ぶ作品だと思いますが、ミステリーが好きな人なら
わりと楽しめるかなって思いますw

アニメも悪くなかったですが、自分は原作を読みたくなりました!!

投稿 : 2014/04/23
閲覧 : 947
サンキュー:

24

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1クールものではトップクラスの傑作かなあ

詳細については、他の方々のレビュー参照下さい。

キャラデザ原案がCLUMP、アンメーション製作MADHOUSE

時代背景が戦後の日本と言うのも、独特の雰囲気をかもしだしてますね。

猟奇的な連続殺人事件、登場人物がそれぞれ意味を持ち、色んな伏線がはりめぐらされてますが、最終的には思いもよらない真実が明らかになりすっきりと物語が収束します。

内容特に深層心理が結構深く、大人向けのアニメかなあ。

見る前は妖怪物かと思ってました(^^;

これから見られる方は、時間を空けず一気に見たほうがいいと思います。

評価がなんでこんなに低いのか?マークの傑作です。

投稿 : 2014/04/19
閲覧 : 349
サンキュー:

13

田中ポンカン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

普通に

小説で読んだ方が面白い、、、

京極堂のうんちくが好きなので

千葉イズム

投稿 : 2014/04/19
閲覧 : 224
サンキュー:

0

ネタバレ

蓬(Yomogi) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

まず画について。
CLAMPのキャラ原案なので主要人物の美化が激しかった。
当初はこれで拒否反応を若干感じたが、話が進むにつれて気にならなくなった。

物語に実力があればデザインは気にならなくなるというのはよくある事。
ミステリィなので派手な演技は少ないが、作画水準は緻密で美しい。
その耽美さが色々な意味でデコラディブなこの作品に合っていたと思う。

また光の扱いが印象に残った。
少女を照らす月光や、縁側と書斎のコントラスト、汽車の中の夕日など。
こういった空気感を出すための細工が随所に施されていて、物語に説得力を持たせている。

背景についてもかなり綿密に時代背景を調べてある。
小説よりも情報量が多かったと言っても過言ではない。
実在の場所、時代を舞台にしているので、この背景で話のリアリティが最後まで支えられている。

演出について。
どの回をとっても的確な表現でありプロの仕事だと思った。
各演出家、コンテマンの理解力の高さをひしひしと感じる。
特に浜崎博嗣氏の回は前衛的で、その切れ味が作品の雰囲気を盛り上げている。
他にも座敷から一歩も出ない回も視覚的な変化を付けて視聴者を飽きさせない。

脚本について。
とにかく全ての伏線をきちんと張り、そして漏れなく回収した事が素晴らしい。
本来物語としては当然の事であるが、殊更アニメでは張った伏線を回収しない作品が存在する。
その当然の事を、さも当然のようにやらない作品が昨今あまりにも多い。
なので、なおのことこの作品の完成度が高く感じた。

原作小説の完成度が高いのは言わずもがなだが、だからこそ他メディアへの展開は難しい。
脚本の村井氏の構成力には素直に拍手したい。
分厚い原作を13本にまとめ、原作未読、既読問わず楽しめる作品に仕上げたのは、練りに練った脚本ゆえだと思う。

全体的には本当に完成度が高く、作品として文句がつけられない。
アニメ化に対してあまり期待していなかった。
しかし良い意味で予想を裏切ってくれて大変うれしい。
ぜひ他のシリーズもこのスタッフでアニメ化して欲しいと思う。


以下、乱文的感想。

強いて文句をつけるとすれば、最後の花火だけかな。
アレ以外はもうどうしようもないと思う。
頼子の行動が打算的演技だったとか、幼児体験が犯罪を誘発するという偏見に激怒する京極堂とか、陽子への愛を告白する美馬坂とか。

入れて欲しい箇所は色々あるけど、優先順位で言ったら本編で描かれていたものの方が高い。
むしろ原作と比較して追加された台詞、シーンで映像の利点を上手く生かしていたと思う。
特にラストシーンの関口下車での締めくくりは、作品の余韻を残す秀逸な物だった。

キャラは相変わらず立ちまくってたけど、ビジュアルがついた事で新たな魅力に気づいてしまった。
京極堂がやたらフェロモン振りまいてるとか、関口が姫ポジションだとか、鳥口くんがスゲー出来る男だとか、青木くんがインテリ好青年だとか。
だめだ……。書き出すと止まらない。

というか事件以外のメンバーのやり取りは少女漫画の文法だと思う。
何かに似てると思ったら「ここはグリーンウッド」に似てる。
こんな男いねーよ、みたいな美形がワンサカでてきて、つるんで騒動をおこしたりする典型的な少女漫画。(花ゆめ系)
女性ファンがつくわけだ。

ミステリィでは伏線の回収が命なのでそこをおざなりにする作品は論外なのだけれど、アニメではそうでないらしい。
でも物語として最後に「完」とつけられないものを出すのは視聴者に失礼。
事情はあるのはわかるが、それに慣れないで欲しい。
妥協するのが蔓延すると「所詮アニメ」と言われる最大の原因になってしまう。
そういう意味でスタッフの志は一流だった。
感謝。

投稿 : 2014/04/13
閲覧 : 254
サンキュー:

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魍魎の匣のストーリー・あらすじ

元映画女優・美波絹子の妹・加菜子が何者かにさらわれた。その背景には、八王子で起こった連続バラバラ殺人事件と、「御筥様」を祀る宗教の奇妙な噂、箱型の建物とのつながりがあり…。
憑き物落としの京極堂、小説家の関口、刑事の木場、探偵の榎木津らが事件を追う!(TVアニメ動画『魍魎の匣』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2008年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
mouryou.jp/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%8D%E9%AD%8E%E3%81%AE%E5%8C%A3
主題歌
≪OP≫ナイトメア『Lost in Blue』≪ED≫ナイトメア『NAKED LOVE』

声優・キャラクター

平田広明、森川智之、木内秀信、関貴昭、浪川大輔、高橋美佳子、戸松遥、久川綾、桑島法子、津田匠子、本田貴子、古谷徹、田中正彦、檜山修之、三木眞一郎、うえだゆうじ、諏訪部順一、小山力也、宇垣秀成

スタッフ

原作:京極夏彦、キャラクターデザイン原案:CLAMP、 監督:中村亮介、シリーズ構成:村井さだゆき、キャラクターデザイン:西田亜沙子、音楽:村井秀清、色彩設計:大野春恵、美術監督:金子英俊、撮影監督:五十嵐慎一、CGディレクター:菅友彦、プロップデザイン:木村雅広、編集:寺内聡

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