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「魍魎の匣(TVアニメ動画)」

総合得点
67.4
感想・評価
398
棚に入れた
2081
ランキング
2474
★★★★☆ 3.7 (398)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.6

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魍魎の匣の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ニッキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小説のアニメ化の難しさ

原作は既読

作画は怪しい部分があるものの原作の雰囲気を中々上手く出せていたと思う。
しかし、小説のアニメ化の宿命というべきか会話が多い分物語の展開が遅いと感じるところもあった。京極堂が魍魎についての講釈を述べる場面、原作を読んでいるときはその語り口に引き込まれたのだが(余談だが原作小説は文章がページを跨がないようにするほどレイアウトに拘られている。これも作品に没入感を与えている要因の一つだろう)、アニメではやや助長に感じてしまった。また、終盤は一転して駆け足気味で進み、余韻を感じる間もなく終わってしまった。

投稿 : 2024/08/24
閲覧 : 37
サンキュー:

2

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

ペイペイ目当て

2022-08-13記事作成
Gyaoで動画を観たらペイペイが当たるかも?という餌に釣られて、ホイホイと視聴を開始しました。餌がないとアニメも観ないというのは、我ながら情けない限りであります。ちなみに最近は膨大な量の漫画と本を読んでいます。
みんな大好き京極夏彦原作です。もちろん原作は必読・既読です。ちょっとキャラが美形すぎるきらいはありますが、のっけから京極ワールド炸裂でいい感じです。想像より匣が豪華でした。
OPの見どころは猫が俊敏に起き上がるところですね。短足で実に可愛いです。キャラ絵だけで誰が誰だか判るというのも乙なものです。あ、キャラデザはCLAMPでした。なるほど・・・。OP最後の四人と一匹のシーンもいいですね。平和が一番です。今後、ボケ担当の関口君がどう笑かしてくれるかが今から楽しみです。彼が居ないと息が詰まりすぎます。
原作以外の事前情報は一切なし、全話数の予想としては無難に12話にしておきます。おはなしの長さとしても丁度かなと思いましたので。
「ごきげんよう」は流石に言わないのね。言って欲しかったなあ。小船は完全に棺桶でした。8月15日は因縁深い日付です。お盆でもありますし。夏の桜の花びらか・・・。蝶々の見間違えだったりして。どちらにしても趣がありますが、桜の方が不気味なので、桜だと思い込んで観なおし確認はしない方向でいきます。昭和二十七年という事は西暦1952年、朝鮮特需の真っ最中で今から丁度70年前ですね。今日と日付が近すぎるのが不気味です。
EDですが、敦子出てましたっけ。見落としかな。誰かメッセください。
美しく、儚く、そして残酷な物語の始まりとして申し分のない第一話でした。期待せずにはおれません。
ちなみにペイペイの応募は一日一回らしく、毎日一話ずつ観るのが当選確率が上がるみたいです(-_-;)
さて、応募しますか・・・。(外れましたw)
 
2022-08-14追記
第二話を視聴、今回はOPを一時停止せずに一気観しました。前回は見逃していましたが、いつもの坂が冒頭にありましたね。坂は急こう配で長すぎるので、特に夏の真昼間には登りたくない(というか登れない)なと思いました。よっぽど追い込まれない限り、私は京極堂には通えなさそうです。歌詞も徐々に聞き取れてきていますが感想は後日に回します。
木場、無神経だな。キャラ的に声優はもう一音階でいいから少しドスを効かせてほしいです。国鉄は当然、民営化前なので駅員は公務員ですが、この点は長くなるし関係ないので割愛します。でも、あの台詞は民営化8年後の執筆時に意図的に書かれたものだと思いました。原作本が手元に何故か無くて確認できませんが。借りパチされたかな。直後、ブロマイド挟んどんのかい!と激しいツッコミを入れたくなります。椅子の上でひっくり返りました。映画館の全景カットは細かく描写されていて、色合いも戦後復興期の雰囲気を上手に表現していました。色使いの重要性を強く感じました。木場、楠本頼子の母親君枝にド正論。ここは良かったです。名外科医・・・。悪い予感しかしない表現ですね。
Bパートは8月30日。マッチ、私も煙草用に使っています。大量に貰った物で、燃えカスになかなか風情があります。鳥口w。今話題のカルトの気配。通り物。非日常から日常へ。不在のまま存在感を高めていく京極堂。本アニメでは京極堂の膨大な蘊蓄がどこまで削られるかも見どころですね。鳥口w。まだ台詞に出てきていませんが、カストリ雑誌を思い出しました。木場は柚木加菜子の事件を勝手に追っていることが示唆されました。鳥口w、なんでそこに入るんだよ、頭入れてバックしろよ。なんちゅう偶然。鳥口、持ってるな。魔物。
大変な緊張感ですが、まあ、これがずっと続きます。ここまでは概ねよろしいのではないでしょうか。細かい点は忘れていて、十分に楽しめています。
くじ引きは今回もはずれでしたが、はずれた場合、もうここには書かないことにします。
・ボケ担当は関口君じゃなくて、鳥口君でしたっけ。混同してるのかな。

2022-08-15追記 第三話
救急車のデザイン、しっかり調べてるみたいだし、レトロないい感じです。映画館のカットもそうでしたが、アニメ化する事で情報量が増え、良い雰囲気がちゃんと出ています。昭和好きにはたまりません。8月31日、木場、セミの鳴いている暑い中、なぜか途中から徒歩。しかも上着を肩に掛けています。警官も木陰でぐったりしてるのが面白いですね。まあ、木場も色々と考えながら歩きたかったのでしょう。8月25日に一旦戻ります。巨大な病院にエンジニア、たった二人の医者。ふむふむ。活字を切り貼りして作られた手紙といえば脅迫状かな。壱千萬圓也(現在の価値で10億から50億くらいと推計されます。まあ、あり得ない金額です)。フランス語が読めません。四年も習ったのに(なんでやねんw)。しかし、三人称単数男性が主語? 確かaはtoとかatだったような薄っすら記憶があります。「彼(それ)はどこどこにいるぞ(あるぞ)、あんたらに不都合だろ?」的な文章かな。でも、「かナ子は」に続く従属節だから複雑です。悪魔が彼かな。
Bパート。戦争を引きずっているなぁ。楠本頼子の母親君枝の錯乱。魍魎。翌8月18日、行者登場。あからさまに駄目っぷりが表現されています。一応、作品タイトルを言葉に出しています。何が浄財やねん。アムロ登場。誰だっけ。心で引き寄せ合う二人。柚木加菜子と陽子は父親が違うんだっけ。あれれ、楠本頼子、偽証? それとも加菜子に接近するための拙い策か。思いついた? 思い出したじゃなくて。木場の反問に「はい」と答えていない。黒づくめの手袋の男。いよいよ面会。頼子の覚悟を決めた表情。加菜子は何を言おうとしたのか。そして異変。え? 「じゃあ、行ってくるね」と加菜子は言いたかったのでしょうか。最後に頼子を一目見たかったのでしょうか。
EDで古谷徹さんは「謎の男」役とクレジットされていました。関口君の出番がなくて残念でしたが、テンションを保っていますね。

2022-08-16追記 第四話
石井警部の動揺ぶりが異常です。軽く関口君が陰口を叩かれています。良くしゃべる警官です。わざとウザくしてますね。流れで昭和の暴力、元軍人だしなぁ。頼子の目が・・・。木場の進言を柚木陽子が拒絶した後、え?となりました。完全に話の筋を忘れてますね。そして急展開。大混乱の現場ができつつあり、例の二人が登場するお膳立てですね。京極堂より先に名探偵が来て、言いたいこと喋って去っていくんでしたっけ。加菜子の夢か記憶のシーンで重大な示唆がありました。謎の男。
Bパート。翌9月7日、悪趣味な・・・。同10日、ついに関口君登場です。相変わらずパッとしない男です。のっけから笑かせてくれます。とんでもはっぷん! え、久保竣公が代打って、ひえぇです。謎の男が久保竣公でしたっけ。今日も左腕が二本、とか絶句です。妖怪、火車。同15日、昭和歌謡と寫眞舘とモガ(それは大正時代じゃろw)とは、なかなか絵になりますね。次の被害者感がにじみ出ていますけど。立ちんぼの取り締まりからの、あ・・・、でした。回収早いー。翌16日、またか。お、木場が寝転がっている縁側は京極堂の家っぽい? 煙草吸い過ぎやろ。人の事、言えないけど。姿を消した雨宮は失踪してたんだ。普通ならば雨宮が容疑者となりますが、原作者の構想はかなり斜め上を行きますので、軽々しく決めつけられないのが楽しいところです。木場、謹慎処分も致し方ないですね。さっきの予想は外れました。木場の自宅でした。皮肉な陣中見舞い。バナナの背景の新聞にどうしても目が行きます。紙面こまけーなー。綺麗すぎるバナナですが、たぶん当時は高級品だったのではないでしょうか。後輩くん、その鋭さはどこから来るのかな。モガじゃなくてアプレ・ゲールでしたか。勉強になるなぁw。本で読んでいる時はいちいち知らない言葉を調べたりしませんが、パソコンでアニメを観ていると、たまについつい検索してしまいます。いいのか悪いのか判りませんが、これも時代なのでしょうね。箱詰め。関口君犯人説は即却下ですね。黒い服で手袋の男。監督。芸名は南絹子。ニヤニヤ男からの強請り。風采の上がらないのは雨宮。駆け落ちは出鱈目。医師の美作。監督、甘粕大尉の手伝いって、なんちゅう経歴やw 不死の人造の兵隊を造ろうとしていた美作某。変な多砲塔戦車が出てきますが、たぶん実在しない物だと思います。夢っぽいですし。動きもタコっぽい戦車でした。タコといえば多脚で、多砲塔である事も何かの暗喩っぽいですね。不気味な感覚を喚起してきますね。同時に木場自身も火車の妄念に取りつかれつつあることを表現しているのだと思います。同23日、いかにも弁護士というカバンを持って、やってきたのが探偵社。ついに探偵が登場ですね。声が楽しみです。
全く関係ないですが、関口君の短編集の件、優柔不断な彼のことだから十日経っても決断できていないでしょうねぇ。

2022-08-17 第五話
冒頭からして謎。頼子と加菜子のことだろうけど。あ、関口君の著作でしたか。でも、物語(人生)の終焉を恐れているのは本心でしょうね。それをもたらすのは榎木津かな、それとも中禅寺かな。しかし関口君と久保竣公とのシンクロ率はなかなかのものですね。
ずっと感じていたのですが、OPとEDが若干短くないでしょうか。測ってはいないのですが。これは本編に詰め込めるだけ要素を詰め込みたいという尺の関係かな、と根拠も証拠もない想像をしています。
11月12日、えらい飛びますね。今の時代とのスピード感の違いを感じます。と思ったら明治13年でした。西暦1880年です。御箱様っぽいです。ちょっとナレーションに違和感があったので調べてみましたが、1877年東京大学設立、1886年帝国大学に改称でした。京都帝国大学の設立は1897年で、同時に帝国大学は東京帝国大学に改称されています。まあ、どうでもいいことですね。長尾与吉宅。丸亀の長尾郁子は有名ですね。1871年生まれですが。わざと時代をずらすことにより故人の名誉を守り、フィクションであることを示しているのだと思いました。というわけで透視実験のようです。御船千鶴子も。はて、これがどう本筋と絡んでくるのやら。また飛んで明治44年1月8日、西暦1911年。あれれ。これは表記ミスですね。前の「明治13年」は「明治43年」が正しいようです。「四」の字を書き忘れちゃってただけのようです。調べて損しました(笑)。変な深読みも恥ずかしいですが、まあ、このままにしておきます。あ、転写だ。念写だっけ。ポカ? 藤くんの仕業か。背後に誰かいますね。ストってなんだ? テロリストかコミュニストの隠語? 今、超人ロックを読んでいる途中なので、最後はなんか複雑です。ようやく探偵登場。て、あの少年、誰? 榎木津と同じ側に座ってるけど。
Bパート。増岡弁護士、柴田財閥その他。安定の掛け合い。って、あの少年が寅吉か。これは大きな設定変更ですね。大きくないか。猿の団体w いい呼吸です。ファンじゃねーよ、仕事だよ! しかも調査能力じゃねーよ。連続で笑かせてくれます。もはや気取り屋の増岡には大恥をかかせてやりたい気分です。柚木加菜子の出生、劇的ですね。で、陽子の立ち位置も気になります。雨宮のこと? 増岡も私も驚きました。あ、陽子は姉ではなく母だっけか。これで繋がりますね。映画館のもぎりから女優という話は、別の話で聞いたことがあります(これの原作でかも)。「それで?」って笑えるけど、はっきり頼まないと榎木津には通じないんでしょうね。ちゃんと落としてシーン終了。期待通りの榎木津振りで満足しました。昭和27年9月22日、落ち込む関口君。だいたいいつも落ち込んでいますが。9月10日に「十日くらいゆっくり考えて」って言われてましたが、案の定、いまだ短編集の掲載順で悩んでいました。ほっとくと永遠に決められない性格ですね。そして督促。三鷹の御箱様潜入取材失敗か。京極堂を敦子の同僚に紹介する体の自然な流れで京極堂へ。いよいよ彼も登場ですね。そうそう、鳥口でした。しかし、中禅寺の奥さんのキャラデザがちょっと派手だなあ。正直、しっくりとは来ません。超能力者中禅寺、いきなりぶちかましてきますね。「この世にはね、不思議なことなど何一つないのだよ、関口君」

2022-08-21 第六話
サブタイトルの「筥の事」が読めません。見たことない漢字です。とりあえず平積みにされた和書が多いです。思っていた以上に京極堂の蘊蓄タイムが長めに確保されていました。満足です。まあ、強烈なキャラですから強烈な個性付けは確かに必要ですね。解らない事がてんこ盛りでしたが。
Bパート、筥って「はこ」って読むんだ。ふーん。匣とどう違うんでしょう。寺田兵衛。魍魎。今回も京極堂の言葉で締めでした。主人公してましたね。声ですが、実写映画版のと何となく似ているので同じ人か調べてみました。全然別人でした。でも似てるなぁ。

2022-08-23 第七話
アバンで関口君が読書。前編だけです。京極堂の蘊蓄に全くついていけません汗。バックに流れる音楽と背景はなかなか良かったです。アニメならではの表現で、理解できていないのに理解できた風で先に進めそうです。とにかくこの回のサブタイトルがひらがなだった訳だけはわかりました。御筥様は信者を自発的喜捨に追い込み、経済的にも破綻させます。脅迫を手段に用いる統一教会とはちょっと違いがありますが、マインドコントロールという点では同じ穴の狢でしょうね。さて、自分で掲載順を決められない関口君ですが、鳥口君の「文春砲宣言」によって話を持ち出せません。ちょっと可哀そうですが、暇人なので我慢してもらいましょう。冴えている鳥口君が活躍しそうですが、危険がないか心配でもあります。監察医の里村君。ん、久保竣公も寄進名簿に名前がある? 信者側なわけはないと思うのですが。こわ。これで関口君は久保竣公に会いに行かざるをえないことになりますね。

2022-08-27 第八話
読書シーンから。なんとなくこの気持ち、わかります。皆さんもご存じだと思うのですが、ここ二十年ほどで文庫本のサイズが大きくなっています。高さがほんの数ミリですが。私のある本棚のひとつの棚が今の文庫本は入らないけど昔の文庫本は入るという微妙な高さでして、そこに入る文庫本を眺めてみると当然、カビの生えたような古い文庫本ばかりが並んでいます。でも、なぜか収まるべき物が収まるべき所に入った感じがして落ち着きます。久保竣公みたいにはならないとは思います。たぶん。ん、もしや、冒頭のシーンでしょうか。夢か誠か。
Aパート、里村君ってこんなに軽かったっけ。人体実験、死なない、というワード。繰り返される走る列車のシーンが不気味です。原作にはなかったような気がして、アニメならではの良い不気味さです。
Bパート、京極堂に情報が集まり始めています。デンスケもハコ。情報が輪っかになって繋がりました。あ、やっぱり姉じゃなかったですね。たぶん頭の底に記憶が残っていたんだと思います。木場も来て役者がようやく揃いました。9月25日、不穏です。関口君w ひえー、という感じで終わりました。榎木津は頼子の記憶を見て尾行してたかどうか覚えていません。大人しく次回8/30の配信を待ちます。

2022-08-31 第八話(じゃなくて第九話)
同じく9月25日。キャラデザについてですが、当記事冒頭でちょっとくさすようなことを書いてしまいましたが、いまでは完全にしっくり来ています。髪の毛の色が不思議なアニメも多い中、ほぼ全員黒ベースのようです。榎木津はあれが合っていると思いますし、木場もいいですね。実写映画版では「ちっさ!」って思いましたが、アニメはキャラ造形が自由にできるのが大きなアドバンテージですね。このアニメ化は大成功なんじゃないかなって思います。まあ、失敗したら京極先生に呪われそうなので制作陣も命がけでしょうね。私の妄想ですが、女性陣のキャラデザがまずあって、それに合わせて違和感のないような男性陣を形作ったのかなぁ、なんて思っています。関連して、南絹子の造形はちょっと人間離れしている印象を持ちました。
喫茶店では思わず「げ!」と声が出てしまいました。榎木津の軽さが却って緊張感を高めます。加菜子を突き落としたのは久保ではないようだし、そもそも加菜子は突き落とされたのか否か、もう頭の中がごちゃごちゃです。久保は上手になるためにあの医者に会わねばならないと著作の中で語っていますし、どう繋がるのか楽しみです。あ、時間が巻き戻った。なるほど。同じところで笑ってしまいます。ニキビ? 痣? 榎木津らしい行動です。家が匣か。関口君、今更驚くなよ。御亀様w 榎木津は自分の力を有効利用してるし有能ですね。綺麗に「よくしゃべる警官」に繋がりました。
木場は昭和の映画に出てきそうで、中年男性視聴者が一番感情移入しやすい立ち位置ですね。今どき絶滅してるタイプの人間ですが。
9月27日。二日飛んだという事は、頼子は行方不明になったという意味でしょうね。京極堂、全部読んだんかいw 掲載順序案まで作るんかいw 関口君もしっくりくるんかい! 素晴らしいコンビネーションでした。京極堂の暫定的な結論の次にゾッとしておわりでした。かなり盛り上がってきました。

2022-09-03 第十話
翌9月28日に京極堂が動き始めました。たくさん歩かされるし、まったく打ち合わせなしだしで関口君が可哀そうです。しかしまあ、京極堂はよく喋るなあ。めっちゃ脅迫していました。寺田兵衛は撃沈されました。京極堂の床バンバンのシーンはなんか私のイメージと違いました。アップのシーンが多すぎて、どのような体重移動で行っているのかいまいちわかりにくかったです。もう少し引きの絵が欲しかったです。青木君も久保の所へ。久保は兵衛の息子でしたか。酷い親子だなあ。霊能実験された人の子孫でもあったのですね。
刑事、二人とも油断しすぎ。簡単に作家にのされてどうすんの。そして衝撃、青木君は腰を抜かしていました。
10月1日、久保の遺体発見。次話で研究所突入と崩壊ってことだけは覚えています。予告にもチラっと出ましたね。美作研究所長が鍵なんだろうけど、脅迫状と加菜子の消失について覚えてないので楽しみです。

2022-09-11 第十一話
アバンは謎めいていて、しかし美しかったです。
昭和23年1月26日と、かなり日が経ちました。あの研究所は確かに冬が似合います。じゃない、本編の四年前でした。はて。あー、帝銀事件ってありましたねぇ。って、そのものかいな。ちょっとびっくり。イメージではコンクリの建物で事件があったのかと思い込んでいましたが、思いっきり木造民家の改造だったのですね。火事に弱そうです。関東軍防疫給水部が原作に出て来たのを薄っすらと今、思い出しましたが、文脈がまったく思い出せません。再読したいです。
日付は昭和27年10月1日に戻ります。榎木津は相変わらずゴロゴロしています。京極堂は美作の話を一切出してきませんでしたが、その真意はなんだったのでしょう。あらら、京極堂も徴兵されてたんだ。技官か何かでしょうけど。これは意外。我ながら原作の読み込みが浅いです。ここで突然のサイバーパンク。パンクじゃないか。ちなみに「義体化」は攻殻での造語らしいことを最近知りました。厨二心をくすぐりますね。お、京極堂が少尉の階級章をつけています。どこの大学を出てたんだろ。東京帝大でも全く驚きませんが。間違いなく文学部史学科国史学専攻で、きっと卒論は手抜きしまくってたような空想が捗ります。榎木津は確か中尉だったような薄っすら記憶があります。木場は軍曹くらいが似合うし、関口くんは二等兵から一等兵が似合いますね。絶対上等兵にはなれない兵士だったのでしょう。
ちょっと妄想が暴走してしまいましたので、本筋に戻ります。美作は大尉。ここで美作は「美馬坂」であると判明してぎゃふんとなりました。エンドロールを見てない事がばれましたね。美馬坂絹子。封筒の切手は五銭だったんだ。意外に高かったのですね。ん? 絹子? そういうことなのか。逆算すると、加菜子は美馬坂の娘という事になります。では美馬坂が永遠の命を与えたい対象は加菜子になるのかな? ほー、ストレイシープで迷子、ストレイドッグで野良犬なわけか。英語はムズイ。デビル、の旧字体かと思ったら、ヰ(「ゐ」のカタカナ)に点々で「ビ」って発音するの? わからん・・・。
Bパート。腸が飛び出さないように気合を入れる木場、相変わらず細かい新聞紙面。ガン見です。広告にでかでかと「四越」と書いている癖に、最下辺に見切れて「三越」と書いているあたり、作画陣が遊んでいますね。とにかく警察批判が強いということです。昔は皇居の周りをグルグル走るランニングってあったのかなぁ。徐々に許されて行ったことなのかもしれません。お、昔のロンピーはパッケージが青っぽかったのですね。いまのミディアムって、昔の再現なのかもしれませんね。木場は十四年式拳銃をポッケナイナイしてたのですか。刑事なのに犯罪者や。安全装置がオフなのがポイントですね。ディテールの違いは画像を検索してください。木場の階級が軍曹だったことが階級章で確認できました。陽子と何か話して、完全にスイッチが入ってしまいました。「こいつは俺のヤマだ」が「こいつは俺の戦争だ」になってしまいました。美馬坂への殺意だけはなんとなく感じ取れます。当時は頭の中で戦争が終わっていない人がたくさんいたんでしょうね。戦争とは狂気そのものです。出陣。魔窟。通り物。そしてすべてを承知しているであろう榎木津は不必要な馬鹿運転で遊んでいます。この緩急の表現もアニメの良いところですね。
増岡弁護士がその死を陽子に知らせた柴田陽子ってだれなのか、上記の記録に漏れがあったみたいです。とにかく柴田陽子の死によって相続問題が発生したんだろうと思います。で、加菜子の生死が問われるわけですね。
榎木津、見てもわかんねーよ! 笑わせてくれます。木場、突撃。
なお、十四年式拳銃についての蛇足ですが、ちょっと検索したら色々出てきます。宇宙戦艦ヤマトの拳銃「コスモガン」のモチーフにもなっているそうです。Wikipediaの登場作品一覧に本作が載っていないのは残念でした。

2022-09-22 第十二話
連休が明けて、続きを観ようかなと思ったら、GYAOでの配信が終わっていました。アマプラでも1本110円らしいので、もういいや、となりました。

投稿 : 2022/09/22
閲覧 : 286
サンキュー:

11

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ミステリー好きは必見!

ドロドロの人間模様、会話が難解過ぎて一度見ても理解しきれない。二度見ましたが、人の闇は果てしない…

投稿 : 2022/03/20
閲覧 : 233
サンキュー:

1

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

細かいところが気になるけど良作

ネタばれ含みます。










気になった所は、京極堂が、たまにいるなんでも分かっちゃう奴で、アニメ見ただけだとちょっと凄い推理というか、なんでも分かっちゃうんだねって感じだった。小説だとなんでその推理が出来たのかが詳細に書いてあるのかな?
あと花火はちょっと無いなあれで、、、首だけの生き物になり、最後花火で打ち上げられる笑いめっちゃグロい事なんだけどそこだけ笑える意外性があっていいね笑い



面白かった点はストーリーの伏線の張りかただったり、伏線の数が多くあるところ。意外性もあって、あれ?最初の二人の少女の話じゃないんだって感じで、どういうアニメなんだ?魑魅魍魎がでてくんの?知識無い状態で見るとどういう話なのかが分からないと思う。けどそこが展開が読めなくて良かった。

投稿 : 2020/08/15
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どんより怪しい雰囲気。

怪奇な事件がどんどん起こって、その事件と並行して色々な謎があって、事件と謎が話が進むごとにガチッと合う、まさに伏線回収という感じ。

とってもどんよりしていて、モダンというかノスタルジックというか、百合っぽさも感じたり、鬱々とした怪しい雰囲気が好き。
絵もCLAMPということで、キレイで作品とも合っている。

少女達が主人公なのかと思っていたけど、主人公的な人達は5話あたりから揃い始める感じの不思議なアニメ。

投稿 : 2019/08/15
閲覧 : 240
サンキュー:

0

ネタバレ

saiha さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作既読

京極堂、関口、榎津、木場のキャラデザがあまりにもイメージぴったりですばらしい。
最後の打ち上げ花火以外は原作をうまく再現していたと思います。
実写映画がクソだけにアニメ版が輝きます。

ただ原作未読者がついてこれるかはよくわかりませんが。

投稿 : 2018/03/08
閲覧 : 286
サンキュー:

0

ネタバレ

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何だか酷く、男が羨ましくなってしまった

異色の経歴で人気作家の仲間入りを果たした京極夏彦先生の第二作目のアニメ化です。
先生の最高傑作を秀麗な作画と鋭敏な演出でアニメ化していただいて唯々感服するばかりです。


<物語>
水木しげるワールドのような魑魅魍魎の跳梁跋扈する世界ではなく、科学の進歩が目まぐるしい現代にこそ、生まれる妖怪が居るのではないか。
百鬼夜行シリーズにおいて一本筋で描かれているテーマでありますが、アニメに於いて視覚的に捉えやすくなって一層引き立っているようにも感じました。
序盤から綿密に伏線が編まれていて、京極堂の登壇と共に見る見る紐解かれていく様には稲妻で撃たれたかような衝撃を覚えましたね。
それと結末にも繋がってきますが、11話で明かされる美馬坂と京極堂の過去について。
戦後の混乱期に起きた帝銀事件、犯人が渡した名刺を頼りにとある画家が逮捕されて事件の捜査に終止符が打たれるのですが、真犯人に旧陸軍で細菌兵器の開発に着手していた731部隊関係者を挙げる声は大きいです。
731部隊は非人道的な実験の資料を提供する代わりに戦犯不追及を条件として米軍と密約を交わしたと言われており、これが明るみに出ることを恐れたGHQが圧力を掛けたとも噂されています。
美馬坂と京極堂はまさしくこの731部隊に所属していた人間だと提示されるのです。
ここでの美馬坂の不死の研究が加奈子や久保の機能的延命に繋がり、色々な人間の心に魍魎を産むことになるのですが、ともかくアニメで帝銀事件の名を聞けるなんて思ってもみませんでした。
実際に不死の研究をしていたかは不明ですが、このような史実に即した内容に少しの嘘を混ぜることで、あたかもリアリティが感じられる側面もあり。
様々な趣向を凝らしながら推理が展開されていく様子は大変刺激的で、後にも先にもこれほど面白い話もないと思ってしまうほどです。

<作画>
流石は中村亮介監督作品といったところで有無を言わせない素晴しい出来ですね。
制作はマッドハウス、サンシャインやダンガンやファンタジアといったグロス回多めですが粗はありません。
キャラ原案をCLAMPが担当していて、主人公の関口は何故か眼鏡を掛けていますね。
キャラデザは西田亜沙子さん、原案を忠実に再現されていてどのキャラも優美な風貌を呈しています。

<声優>
平田広明さん、森川智之さん、木内秀信さんといった甘くて蕩けるような良い声が耳一杯に広がって幸せでした。
しれっと京極夏彦先生自身がキャスト参加してますね、違和感は無かったです。

<音楽>
まさかのナイトメアがOPもEDもどっちも歌ってるんですよね、凄く意外でしたけど、特にOPの「Lost in Blue」は本編の内容に即して驚くほどマッチしてます。
"もう一度生まれて、また僕に生まれて、最高の顔で笑うんだ"の所で手を繋いで廻ってる加奈子と頼子なんかこれからの展開を暗示していて怖気付きますよね。

<キャラ>
本作の主役って誰なんでしょうね、語り部は関口であって本作自体も作中作として見れないこともないですが。
私としては、周囲の歪んだ愛を一心に受け止める加奈子が主役なんじゃないのかなと。
唯一の友人と慕った頼子は加奈子を駅から突き落としますし、長年成長を見守ってきた雨宮は加奈子を入れた箱を持って幸せそうに徘徊しますし、それを見た久保は箱を模造するべく頼子らを生きたまま殺します。
狂気染みた人達に好かれてなかなか可哀想な最期を迎えてますが、美しすぎるが故に業を背負ってしまったのでしょう。
箱に入った段階で意識はあったのでしょうか、薄れゆく意識の中で反射神経が表情を動かしているだけだとしたら、想像するだけで恐ろしい話です。


まだまだ書きたいことはありますが、とにかく言えることは、魍魎に憑かれたかのように没頭してしまうほどに本作は面白いです。
お気に入りのアニメの一つです。

投稿 : 2016/12/04
閲覧 : 407
サンキュー:

7

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

物語が繋がるとき

ある一人の小説家から話は始まる。登場人物が増えていく中事件が発生する、それはあまりにも残酷な事件の始まりに過ぎなかった。
 物語が終盤へ進むにつれ明らかになることとは?

 あなたはどう思いますか?

投稿 : 2016/03/12
閲覧 : 275
サンキュー:

1

ネタバレ

takashi氏 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

真実と妄想

怖いもの見たさで視聴。
ストーリーは非常に細かく作られます。
何回も見る事で味が出るアニメだと感じました。
ただ私の頭だと前半から展開と時系列が分かりずらいもので、どうしてこうなったのか・・・
後半の探偵の解説でなんとなくこの物語の全容が私の中で解けました。
妄想と真実が入り交じる不思議で怖く切ないアニメです。

投稿 : 2015/07/31
閲覧 : 295
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織原 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作

原作が名作だが、問題はその原作についていけるだけのアニメ技術があるのか、という点だった。
その点は見事にクリアしている。
問題は「作画が綺麗過ぎる」点だろう。

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 229
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青iruiru さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

衝撃だった

こんなアニメがあったのかと。
妖怪大好き
ミステリー大好き

キャラ全員味があって良い物凄く良い
最後、京極がぺらぺらとすべての謎をといていく様を
ぜひ見てほしい

投稿 : 2015/03/22
閲覧 : 284
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蓬(Yomogi) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

まず画について。
CLAMPのキャラ原案なので主要人物の美化が激しかった。
当初はこれで拒否反応を若干感じたが、話が進むにつれて気にならなくなった。

物語に実力があればデザインは気にならなくなるというのはよくある事。
ミステリィなので派手な演技は少ないが、作画水準は緻密で美しい。
その耽美さが色々な意味でデコラディブなこの作品に合っていたと思う。

また光の扱いが印象に残った。
少女を照らす月光や、縁側と書斎のコントラスト、汽車の中の夕日など。
こういった空気感を出すための細工が随所に施されていて、物語に説得力を持たせている。

背景についてもかなり綿密に時代背景を調べてある。
小説よりも情報量が多かったと言っても過言ではない。
実在の場所、時代を舞台にしているので、この背景で話のリアリティが最後まで支えられている。

演出について。
どの回をとっても的確な表現でありプロの仕事だと思った。
各演出家、コンテマンの理解力の高さをひしひしと感じる。
特に浜崎博嗣氏の回は前衛的で、その切れ味が作品の雰囲気を盛り上げている。
他にも座敷から一歩も出ない回も視覚的な変化を付けて視聴者を飽きさせない。

脚本について。
とにかく全ての伏線をきちんと張り、そして漏れなく回収した事が素晴らしい。
本来物語としては当然の事であるが、殊更アニメでは張った伏線を回収しない作品が存在する。
その当然の事を、さも当然のようにやらない作品が昨今あまりにも多い。
なので、なおのことこの作品の完成度が高く感じた。

原作小説の完成度が高いのは言わずもがなだが、だからこそ他メディアへの展開は難しい。
脚本の村井氏の構成力には素直に拍手したい。
分厚い原作を13本にまとめ、原作未読、既読問わず楽しめる作品に仕上げたのは、練りに練った脚本ゆえだと思う。

全体的には本当に完成度が高く、作品として文句がつけられない。
アニメ化に対してあまり期待していなかった。
しかし良い意味で予想を裏切ってくれて大変うれしい。
ぜひ他のシリーズもこのスタッフでアニメ化して欲しいと思う。


以下、乱文的感想。

強いて文句をつけるとすれば、最後の花火だけかな。
アレ以外はもうどうしようもないと思う。
頼子の行動が打算的演技だったとか、幼児体験が犯罪を誘発するという偏見に激怒する京極堂とか、陽子への愛を告白する美馬坂とか。

入れて欲しい箇所は色々あるけど、優先順位で言ったら本編で描かれていたものの方が高い。
むしろ原作と比較して追加された台詞、シーンで映像の利点を上手く生かしていたと思う。
特にラストシーンの関口下車での締めくくりは、作品の余韻を残す秀逸な物だった。

キャラは相変わらず立ちまくってたけど、ビジュアルがついた事で新たな魅力に気づいてしまった。
京極堂がやたらフェロモン振りまいてるとか、関口が姫ポジションだとか、鳥口くんがスゲー出来る男だとか、青木くんがインテリ好青年だとか。
だめだ……。書き出すと止まらない。

というか事件以外のメンバーのやり取りは少女漫画の文法だと思う。
何かに似てると思ったら「ここはグリーンウッド」に似てる。
こんな男いねーよ、みたいな美形がワンサカでてきて、つるんで騒動をおこしたりする典型的な少女漫画。(花ゆめ系)
女性ファンがつくわけだ。

ミステリィでは伏線の回収が命なのでそこをおざなりにする作品は論外なのだけれど、アニメではそうでないらしい。
でも物語として最後に「完」とつけられないものを出すのは視聴者に失礼。
事情はあるのはわかるが、それに慣れないで欲しい。
妥協するのが蔓延すると「所詮アニメ」と言われる最大の原因になってしまう。
そういう意味でスタッフの志は一流だった。
感謝。

投稿 : 2014/04/13
閲覧 : 254
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2

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ゴリラの唐揚げ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

魍魎に憑かれた者達の物語

父との子供を身篭って真実を隠しながら生きてきた陽子。
木場ともう少し早く出会っていればよかったのですかね、私はあの終わり方も好きですが。

従順すぎるが故に究極の愛の形へ到達してしまった雨宮。
加奈子が最終的にあのようなことになってしまっても彼は幸せだったのでしょうね。

私が気に入ったのはこのセリフ

「脳は鏡だ。機械に繋がれた脳が産み出すのは、脳の持ち主の意識ではなく、繋いだ機械の意識だ」

精神だけを独立した存在だと考え、精神を偏重してしまうのではなく身体がなければそこに心はない。
そして自我が成立するためには、自我を納める本人の身体も存在しなくてはいけない。
身体が違えばそれは本人ではありえない、という誰しもが持っている意識について考えさせられる言葉でした。


魍魎が死者を食らうおぞましい姿こそ、美馬坂を喰らう久保であり、それはまさに魍魎の匣だったように感じました。

確固たる信念がなければ誰もがとおりものにかかる可能性は十分にあるという事を教えられた良い作品でした。

それにしても雨宮の持った匣に魅入られてたくさんの人々を殺害してしまった久保ですが、事件後にテレビが発売されている描写もありましたし彼ももう少しとおりものに魅入られらないような信念があればテレビという名の匣で満足できたのかもしれませんね。

投稿 : 2014/02/24
閲覧 : 370
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☆おはな☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがのストーリーです。

京極夏彦作品のアニメ化です。

この京極堂シリーズは何度も原作を読んでいます。

映画もみたのですがやはり映画では尺が足らないので
このアニメはそれなりに期待して見てみました。

ストーリーは原作で読んでいたので
面白いのはわかっていました。

後はどの辺りまで原作を再現しているのかという点ですが
やはり、原作での膨大なうんちくは控えめという感じでした。

作画は私のイメージからいくと時代設定やストーリの内容からすると
もう少し渋めの作画のほうが良かったかなと思います。

音楽は皆様の仰るとおり、OP・EDはちょっと作品内容とは
合わない気がします。

時代劇ものを視聴した時にも感じるのですが
この路線(原作ありのミステリーや時代小説)などは
もっと開拓されても良いジャンルではないかと思います。

今後、もっとこのような作品が増えることを期待しています。

投稿 : 2013/11/28
閲覧 : 218
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4

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ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストライク

絵、お話、音楽、すべてにおいてストライク!でした。
実写の映画もありますが、そちらも併せてオススメです。
(姑獲鳥の夏もね!)

投稿 : 2013/11/26
閲覧 : 229
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fusoso さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

京極夏彦×CLAMP

原作の小説は京極夏彦先生の「百鬼夜行シリーズ」

の、これ2作目のはず・・・。
主要人物の説明が作中、当たり前ですがほとんど無いです。

なので、原作をご存知でない方々はホームページなどで、
主要人物の関係性をあらかじめ知っておくと良いかもです。

(でないと、え?この人達なんでこんなに親しいの?ってなります)

キャラクターデザインがCLAMPと言う事で、個人的には凄く嬉しかったです!探偵さんは元々美形キャラとしていましたが、
京極堂が超ダンディに!素敵です!

声優陣もベテランが多く、作品の雰囲気をより感じられました。

原作が原作なだけに、分らない単語や、内容が少々難しく感じるかもしれませんが、考えながら観れるので、面白いです。
大人向けアニメ、ですかね。

投稿 : 2013/10/02
閲覧 : 231
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HIRO さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

魍魎の匣

京極夏彦氏原作の同名小説のサスペンスアニメ、原田眞人監督で実写化もされている。
最初の描写の汽車の中で男が木匣を開けると四肢が無い少女が箱に入っていてニコっと微笑むところで気分が悪くなってしまいました。
作品の出来は悪くないと思います。
好みの分かれる作品。

投稿 : 2013/09/25
閲覧 : 252
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4

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あめんぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすが

京極夏彦原作だけあってやっぱり面白いですね。

投稿 : 2013/08/06
閲覧 : 272
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nobby0007 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

難しい

この話は小説を読んだ方が面白いのかな

投稿 : 2013/05/24
閲覧 : 243
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0

ネタバレ

aitatesoka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一言で言えば怪奇推理小説のアニメ化

百鬼夜行シリーズと言うコアなファンが存在する人気小説の一編をアニメ化した作品である。

陰陽道や千里眼、731部隊や帝銀事件、生体実験など怪しい類のキーワードや実在の事件が多数登場するが要は人体損壊事件?の推移と謎解きを観賞する作品だ

基本的に前述の超常現象的な言葉や怪しい類の話は物語の中で実際の現象として出てくるわけではなく登場人物の履歴や過去、または事件にかかわりのある事柄を説明する為に出てくるだけで本筋には一点を除いて現実に即した事象や物理的にありえる事しか発生しない
(その一点が本作品のミソなのだが・・・)

ある事件群の発生からその経過と最終的な解明がこのアニメの本体なのだが、途中の話ではキーワード的な事柄の説明に裂かれる部分が長くその上、伏線の回収は後半(大半は最終話)になるまでほとんどなされない為、推理小説が好きか嫌いかで大きく評価が分かれる作品では無いだろうか?

※私は推理小説は最後のページから見てしまうタイプですwww


そういえばこの作品のネタバレを最終話で見た際にふと、昔読んだ古いSF小説を思い出したのだが・・・
合成人間ビルケ(原題邦訳名=ドウエル教授の首)という話がネタ元では無いかと思った。多少はインスパイアされていたとしてもおかしくないと思うほど同じアイデアを使っていたのだがどうだろう?

投稿 : 2012/06/16
閲覧 : 283
サンキュー:

2

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XXHish さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

・・・

不思議な雰囲気のある作品でした。
自分はけっこう楽しめましたけど、人に勧めるようなものでもないかな。

投稿 : 2012/06/02
閲覧 : 260
サンキュー:

1

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kain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うへぇ~ w

敦ちゃんが 凄っく可愛かったです!!

原作の雰囲気を壊さず、アニメならではの手法で 作品の奥深さを更に増した名作でした。

このアニメから原作に入ってくれる人が多い事を願います!

投稿 : 2012/03/19
閲覧 : 290
サンキュー:

4

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おかき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

話の順序が逆の事

いつか読みたいと思っていた有名推理小説「百鬼夜行シリーズ」第二弾。

題名からと本編の不気味な雰囲気からホラーっぽいものを想像してたんだけど、
実はホラーの皮を被ったミステリーもの。


戦後、武蔵野辺りで起きた少女バラバラ殺人事件を暴いていくといった内容で、
他人が体験した事や蒐集した情報から推理していくスタイルです。分類は安楽椅子探偵でしょうか。

千を超える頁数を1クール内に収めるのは至難の業。
ボリュームや行間とか考えると倍くらいの尺が欲しい気もしました。


伏線の置き方は見事で、バラバラだったピースが組み合わさっていく様子は気持ち良かったです。
その一方で腑に落ちないところもありました。少々力業で解決させた印象も。


頭の不出来や想像力の無さからかもしれませんが、
会話劇中心で魅せるにはそれなりの工夫も欲しかったところ。

名前のみで会話されると想像が追い付かなかったので、
その辺はアニメならではの表現があると嬉しかった部分です。

再現VTRとかイメージ映像とか回想とか。遠くから眺めている画の方が雰囲気ありましたが。


粗を捜しながらも独特な言い回しや奇妙な世界観に酷く引き込まれました。


千里眼の事では、某有名ホラー小説を思い出してしまいました。
こういった話って昭和初期の頃には良く有ったのかな。

あまりの一致に当時の恐怖を思い出してしまいました。



2011.8/20

投稿 : 2011/08/22
閲覧 : 388
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6

ネタバレ

あしゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どんどんはまった

後半になるにつれてどんどん引き込まれた。

登場人物も多くて、それぞれの視点があるからそれを頭の中で整理するのが少し大変だった。

最終的にすごい深い話だったと思う。

投稿 : 2011/05/27
閲覧 : 434
サンキュー:

1

mikotodx さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/03/29
閲覧 : 6

あーーー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/08
閲覧 : 7

FJSDR37436 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 9

チャナチュール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/24
閲覧 : 14

GMO さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/22
閲覧 : 27

Tadano さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 22
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魍魎の匣のストーリー・あらすじ

元映画女優・美波絹子の妹・加菜子が何者かにさらわれた。その背景には、八王子で起こった連続バラバラ殺人事件と、「御筥様」を祀る宗教の奇妙な噂、箱型の建物とのつながりがあり…。
憑き物落としの京極堂、小説家の関口、刑事の木場、探偵の榎木津らが事件を追う!(TVアニメ動画『魍魎の匣』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2008年秋アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
mouryou.jp/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%8D%E9%AD%8E%E3%81%AE%E5%8C%A3
主題歌
≪OP≫ナイトメア『Lost in Blue』≪ED≫ナイトメア『NAKED LOVE』

声優・キャラクター

平田広明、森川智之、木内秀信、関貴昭、浪川大輔、高橋美佳子、戸松遥、久川綾、桑島法子、津田匠子、本田貴子、古谷徹、田中正彦、檜山修之、三木眞一郎、うえだゆうじ、諏訪部順一、小山力也、宇垣秀成

スタッフ

原作:京極夏彦、キャラクターデザイン原案:CLAMP、 監督:中村亮介、シリーズ構成:村井さだゆき、キャラクターデザイン:西田亜沙子、音楽:村井秀清、色彩設計:大野春恵、美術監督:金子英俊、撮影監督:五十嵐慎一、CGディレクター:菅友彦、プロップデザイン:木村雅広、編集:寺内聡

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