波よ聞いてくれ（TVアニメ動画）の最新話/最終回ネタバレ速報:2ページ目【あにこれβ】

esso-neo さんの感想・評価

4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

ERのごときラジオを舞台にしたドラマなのか

数々の人間社会や関係において珍妙なるものをピックアップしていこうとする、耳を澄ませば聞こえるノイズ「ラジオ」。
実は決して古めかしいままに終わらず、日々それは原始的で単純なために生き残りやすい。レボリューションでも言ってたな、単純な生き物ほど強いって。
　しかし、最終回に採用されたのは「地震」。それはアニメ、漫画であろうとなかろうと間違いなく俺たち日本人にトラウマ的に、あるいは神様のように切り離せない日常的非日常だった。
　そうなるとラジオにおいては一つの意地が発揮される。
「何があっても電波を止めるな」
かくして大地が揺れようものならエンタメなるものを脱ぎ捨て、人のなんらかの力になるノイズになろうとしている。小林幸子だって地震が来たらあの衣装脱いで避難誘導するだろうわな。
　ここで原初に戻り、「やっぱエンタメ要素欲しいな」となってミナレはエンタメに欲張るかのように手を伸ばしたりする。芸術が“こういうとき”にこそ云々と言うのは、こう言う事だ。本来。
　最終回、そのどこかでよく知っているそれを描くにあたっては写実性の強い動きが採用される。マトーさんかっこよすぎてもうね。あの振り返るとこ。
　このように、生きていく上でばったりでくわす物を採用してこうも書き上げられたのでは、驚くばかり。驚異の一品だった。

投稿 : 2020/06/21

閲覧 : 225

サンキュー：

12

みみせん さんの感想・評価

4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：今観てる

最近のアニメじゃ珍しい。転生否定したアニメ

主人公ミナレが、ひょんな事からラジオDJとして、悩みや葛藤をキレ気味で、電波を使ってスッキリさせながらDJとして成長していくアニメです。

最近の飽和状態転生アニメを切り込む様な、セリフの場面があり。逃げない姿勢が主人公として魅力的でした。

投稿 : 2020/06/21

閲覧 : 161

サンキュー：

6

まつまつ さんの感想・評価

3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態：観終わった

主人公が一人前のラジオDJになる途中までの話

主人公のカレーや従業員ミナレが飲み屋で別れた男の愚痴をたまたま隣にいた見知らぬラジオ局のお偉いさんに話したのを切っ掛けにラジオのDJをやらないか？とスカウトされ深夜のラジオ番組DJとしてデビューしていく話。

舞台が札幌なので、元札幌市民としては懐かしい景色を感じられる部分もあり良かった。
また、かなり盛っている部分はあるだろうけどラジオ番組の裏側というのを知れたという点も良かったと思う。

ただ話としては多分まだ漫画原作が続いているだろうし、取りあえず深夜ラジオデビューしてこれからという所で最終話なので２期以降が無いと終わり方としてはかなり中途半端。

最終回はミナレが番組放送中に北海道で大きな地震が起こり、大規模停電が起こっている中でも放送を続けるという内容だが、不安を感じる時に地元ラジオ局からの声を聴くと少し安心するという気持ちは納得。

声優陣は良く、特にミナレ役の声優は結構ハマっていたと思う。

投稿 : 2020/06/21

閲覧 : 251

サンキュー：

6

タック二階堂 さんの感想・評価

4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ラジオを止めるな！

詳細は公式でも。

まるで「推し武道」のえりぴよみたいな金髪のガチャ
ガチャしたおねえさん・ミナレが、男に振られて、
飲み屋でクダ巻いていたところ、隣に座っていた
おじさんラジオディレクターの麻藤にからんだ音源を
翌日に放送で使われてしまいます。

怒って放送局に乗り込んだミナレは、なぜか生放送に
出演することに…

というお話です。

いやー、ファイルーズあいさん、ご活躍ですね…って
え？別人？というくらい、推し武道のえりぴよみが
あります。杉山里穂さんという、まあ道民キャス
ティングです。

前期「なつなぐ！」は失敗でしたが、今期も「球詠」
（埼玉県越谷市）をフィーチャーしているように、
この作品もガッツリ札幌とコラボっています。

FMのナビゲーターというテーマは新鮮ですね。
初回は、ちょっとアバンが長すぎて、もういいよ感
はありましたが、ミナレのキャラクター、トーク力
は十分に伝わりましたね。
1点気になるのは、キャラクターの「目」。
影なのか、灰色の丸が瞳なのかなんなのかって、
気になって気になって。複眼かなって。

北海道アニメだけど、キャスティングはヒロインの
ミナレだけ……。市ノ瀬加那さんとか起用しても…
ね。

とりあえず期待できそうな感じではありますよ。
継続視聴します。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
ミナレが仕事をすっぽかして、お祭りの後にクビに
なってしまうかもしれないという話に…

一方、麻藤はミナレにFMパーソナリティの素質を
感じ、本格的に引き入れようと画策します。

そしてラストに謎の男が写真を見て回想し、鼻血を。
{/netabare}
というお話です。

2話で大きくハネましたね。
リゼロに俺ガイルにSAOAと、ビッグタイトルが
軒並み延期になった今期において、これが最大の台風
の目になる可能性が出てきました。

過去作に照らし合わせてみると、テーストは「ヒナ
まつり」っぽい感じでしょうか。
キャラな感じや、ギャグベースの中にもエモさがある
という意味でも。
であれば、かなり期待ができそうな雰囲気があります
ね。ちょっと楽しみです。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
！？

MRSにオカルト的なFAXを送ってきたのは、なんと
ミナレのアパートの1階に住む沖でした。

これはオイシイとばかりにミナレと瑞穂が向かうと
なんと部屋の中は護符や盛り塩などがされており、
肉の腐敗臭が立ち込めていました。
そして、天井からおびただしい血が滴り落ちて…
{/netabare}
というお話。

大きく話が転換し、しかも次回に続きますね。
まあ、どうせ前の住人が屋根裏に残したラム肉
とかだとは思いますけどｗ

随所に北海道ならではの表現が出てきますね。
たとえば今回では、中原の姉が旦那とケンカして
出てきたというエピソード。

中原の「別にたいしたことねえべさ、“ニュークラ”
ぐらい許したらいいべ」との言葉に、姉が一言。

「ニューじゃねえよ！キャバだから」

これ、内地の人は意味分かんないと思いますが、
札幌ではこちらのキャバクラを「ニュークラ」と
呼びます。そして、札幌のキャバクラというのは
こちらでいうところの「セクキャバ」になります。

こういった、道民なら知ってる小ネタみたいな
ものを散りばめていますねｗ
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}{netabare}
リスナー参加型企画を立ち上げ、その第1回目の
生放送に臨んだミナレでしたが、なんと放送中
胆振地方を震源とするM6.8の大地震が発生。
最大震度6強という揺れで、道内全体が停電する
という事態に。

災害発生時のテンプレ原稿を詠みつつ、ミナレは
停電の中、自分の声で勇気づけられる人たちの
存在を知ります。

「災害時こそ、ラジオを止めるな！」
という真藤の声に、ミナレはリスナーからの
メッセージを読み続けるのでした。
{/netabare}
という最終話です。

巻き込まれるような形で真藤にラジオパーソナリ
ティをやらされてしまったミナレ。番組を作り、
自分の声を発信するという体験を通じて、成長
しながら腹をくくるといったストーリーです。

笑いあり、涙あり、サスペンスあり、ラブ
ストーリーありと、あるゆる要素が盛り込まれ
1クールで骨格のしっかりした良作品に仕上がって
います。

主役・ミナレのCVに抜擢されたのは杉山里穂
さん。2017年デビューで4年目の声優ですが、
いわゆるガッツリと座長を務めるのは2作目。
北海道出身ということもあっての起用ですが、
パワーがあって演技力も高く、ベストマッチ
なキャスティングだったと思います。

作画・キャラデザは高いレベルで可もなく、
不可もない感じです。あ、音楽も。
ちょっと眼球に瞳のほかに、影だろう灰色の
●があるのが気になりました。

ラジオというのは、テレビよりも自由度が
高く、しかもリスナーとの距離が近い、面白い
メディアということを良く伝えています。
また、札幌にガッツリとタイアップした作品
ということで、道民ならおっと思うような
景色や固有名詞がポンポン出てきますね。

アニメ作品は中高生が主役のものが多い中、
ちゃんと大人の物語として、しっかりとした
ストーリーを見せてくれる作品です。
このような時期に、1度も落とすことなく、
最後まで高いクオリティで放送したという
制作陣の頑張りにも感謝です。
どちらかというとターゲットの年齢層が高め
の作品ですが、文句なしでオススメです。
{/netabare}

投稿 : 2020/06/20

閲覧 : 349

サンキュー：

14

ミュラー さんの感想・評価

4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

ラジオの郷愁が感じられる素晴らしいアニメ

めずらしい地方ラジオ局のお話。カレーレストランの店員女性がとあるきっかけでラジオパーソナリティーになる話。
とにかくこの主人公のミナレ姉さん、元気がいい！
姉さんのしゃべりをずっと聞いていたいと思わせるこの演出は大したものだ。
とにかく面白い！
これで地方ラジオの郷愁を漂わせているのだからたまらない。いやあ、いいアニメに出会えました。
特に最終回は驚いた。{netabare}地震でラジオの重要性を知らしめるとは！
やられた！という感じです。{/netabare}

原作者、沙村さんの作品大好きですが、やっぱり雰囲気作りがうまいなあと思います。
それを見事にアニメで表現してくれて、見ていてなんだか懐かしい感覚に襲われたのは私だけでしょうか？

どうでもいいんですが、アニメ本編とOP、EDの音量、違い過ぎやしませんか？

投稿 : 2020/06/20

閲覧 : 262

サンキュー：

22

はなさんの感想・評価

3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態：今観てる

人生うまくいかないのにおもしろい

人生そこそこつまずいたり恥をかいたり、そんな経験を苦笑と共に思い出せる人。
漫画や小説の小君のいい台詞回しが好きな人。
そんな類の方々におすすめ。
活字やラジオ、口先で回転するお話が苦手な人には向かないかも。

登場人物たちがとにかく喋る。事細かに、ウイットに富んだ軽快なセリフ群。ほとんどが困った大人たちの閉口ものの生活のやりとりで、失笑苦笑を巻き上げまくってくる。
軽妙なやりとりがあまりにも、のべつ幕なしと続くので、下手なバトルものなんかよりも全然目も耳も離せない。

作画もハイレベルに安定していて、男も女もかっこいい。あまり動きがない話のはずなのに飽きるカットが全然ない。
札幌の美しい町並みが美しいドラマを引き立てる。

耳にも目にもとても豊かな作品。
ゆっくりとした時間を現実から飛び立ちすぎずに観られる良作。

投稿 : 2020/06/18

閲覧 : 177

サンキュー：

6

ネキスト さんの感想・評価

2.2
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 1.5 キャラ : 2.5 状態：途中で断念した

あまり面白いとは思えなかった

展開がよくわからない。そもそも嗜好に合わなかった。
ラジオ局の話らしいが、自分を捨てた彼氏のことをラジオで暴露し、勤め先退職？みたいな形で進むらしい。しかしこれと言った一押しキャラもいなく、また結構どろどろしていたので重すぎて切りました

投稿 : 2020/06/03

閲覧 : 297

サンキュー：

3

ダークフレイムマスオ さんの感想・評価

4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：今観てる

やばいよやばいよｗよっしゃ今回は夢にまで見たDJになったろうじゃないかwって既に落語心中でやったがな！

プップップッ…ポーン
「はい！というわけで始まりました。ダスオの10分ニッポン！（オールナイトはネタがムリポだわさｗ）風邪ひいたら病院たらいまわしにされるのと遺言かくの考慮の日々だわさ。まあ落語心中でぶち上げたことがまさかここまでなるとはな～。生きてるうちにやりたいことはやっちゃろ！

だってマジな話。あにこれレビュアーだって患って苦しんでるかもしれないんだぜ。死ぬ気で戻って来いよな！戻ってきたらレビューしとくれ、そして理不尽さを毀してくれ！もうこんな世界が未来日記かっ！てマジでおもっとるわ！でも現在ってこういう世界だ。2か月前未来予測はさんざん議論した。わしゃ―死にかけたのは散々書き殴った。今は連休？できねーよ。テレワークどったらこったらいってるけどインフラ毎日やっとるわ！事故っての復旧やらほんと早急にやらなきゃが多いわ。この阿部！てめー現状視察しろって言いたいわ。医療。製造。インフラ。ほんと視察してくれ！こりゃマジだ！

ふ～っおさまったわ♪

やべっ！レビューね♪

はい、3話までのですが酔っていてもこりゃ～やばいわ♪

こりゃわしのネタレーダーどころかほんとやべーwラジオにゃ最近じゃたまに世話になるぐらいですがたけしのオールナイトやら伊集院のアレは青春の思ひ出だす♪

あの頃は無茶やってたなwいいとものゲストで誰？ってやつにみんなで電報送ろうぜ！って言ったら200ぐらいだっけwほんとあほなリスナーがマジで電報送った事件？みたいなことやってたわw

みんなで爪痕出した時代か？pc何てほぼない時代にやらかしてましてましたわｗそんだけ人を動かす時代だったよな～

今だって遅くないわ♪何かやってやろうぜ！

連休中なにしよっかな？
グダグダデスガ

最後まで駄文読了感謝ですわ♪

投稿 : 2020/04/24

閲覧 : 270

サンキュー：

17

稲葉姫子 さんの感想・評価

3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態：----

大人のアニメーション

原作既読しています。
3話まで視聴しました。（原作では1巻5話までですね）

2020年春は「イエスタデイをうたって」という大人向けのアニメがありますが、この「波よ聞いてくれ」はそのオトナ度がより高い作品です。

原作は、人生のわび・さびを知っている大人が心を揺さぶれる物語であり、沙村広明さんの圧倒的な画力と、繊細な構成により1ページ1ページが簡単に飛ばし読みできない存在感となっています。その原作をメカが専門のサンライズがどうやってアニメ化するのか注目でした。

当然といえば当然で、アニメは簡易化したキャラクターデザインになりました。それは仕方ありませんが、もう少しどうにかならなかったのか？という疑問が残ります。絵が安っぽいのです。

ストーリーは原作に忠実です。アニメオリジナルの部分はほぼないです。よくまとめています。

注目はアニメ４話で、原作では亀のえさやりの1ページにおよぶ細かいレシピが傑作なんですが、当然そんなものを入れるわけにはいきません。そこをどうするのか（省略か？）を注目しています。

投稿 : 2020/04/19

閲覧 : 343

サンキュー：

10

佐藤くん さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：今観てる

喋る喋る疾風怒濤のマシンガントーク

ラジオがテーマの本作、開幕早々凄まじいテンションで喋り続ける主人公鼓田ミナレ役、杉山里穂の怪演。これが新人？声優の本気を聴けるというだけで一聴の価値あり。特にギャグと雰囲気が好みなのではやくも今期のお気に入りになりそうです。

投稿 : 2020/04/15

閲覧 : 259

サンキュー：

5

とらお さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：----

ラブ感ないラブコメ作品

まさかこの作品やる！？
円盤売れないだろうし、英訳してもローカルさが伝わりきれないだろうし
赤字だろうなあ、などと余計な心配してしまう
だって作品すきだからね！

主人公ミナレとは？
キレキレに喋くり、1秒後には発した言動に後悔し反省する素直な姉御
わりに次の1秒には自分のことしか頭にない、うーん素直
結果、大体ろくな目にあわない
回が進むほど傷ついていく・・・主に自分のせいだけど
こんな感じです

脇役は、
漫画二話ぶっ通しで途切れることなく説教する先輩パーソナリティー
母娘共にミサイル発射台に乗せる官能小説を執筆する脚本家
ラジオは斜陽産業だからこそ好き勝手（無茶）やるディレクター

キャラ像をましましコッテリ強烈に肉付けして独特になってます
みんな味つよい！

『お前にとって世の中はチュッパチャップスか何かなのか？なめすぎだろ』
これは名言ですわ

今もエロくてスプラッタなドＳの連載抱えてるのにコメディーも同時進行
バランス感覚すごい作者なのかもしれません