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「GREAT PRETENDER(TVアニメ動画)」

総合得点
76.3
感想・評価
366
棚に入れた
1522
ランキング
721
★★★★☆ 3.8 (366)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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GREAT PRETENDERの感想・評価はどうでしたか?

mimories さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヲタよりヲタ以外へ

総合的に見て2020年初出作品ではベスト作と思う。
ストーリーは大人向け。背景も注目ポイント。音楽もOP/EDもかっこいい。
それだけのスタッフが集結したればこそ。

全23話、4つのエピソードで構成。
劇場版4部作と思って、エピソードごとにまとめて視聴がオススメ。

投稿 : 2021/01/15
閲覧 : 296
サンキュー:

6

ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

策に溺れる

脚本がである。

人の心をもてあそび過ぎである。
最後の最後に、彼らの中から、いわゆる“五分の魂”を感じ取ることが出来なかったことが大きい。

両親共々“クソ”だった?

そのようにしか見えないのである。

投稿 : 2021/01/14
閲覧 : 422
サンキュー:

19

kameko さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見やすいルパン三世って感じ

どうやって騙すのか、誰が誰を騙しているのか考えながら見るのが楽しくて、予想外のことも多々☺️
ラストの終わりかたもすっきりした。

投稿 : 2021/01/14
閲覧 : 212
サンキュー:

5

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今期おススメNo.1かも・・・

ネトフリで最終話まで視聴済み。

一言で言えば詐欺アニメ。
CASE.1~CASE.4まで4つの物語で構成されている。
第1話から一気に引き込まれる作品。

※作品の性質上、ネタバレ多めです。未視聴の方は飛ばして下さいね!

CASE.1は、{netabare}物語の大部分が主人公・枝村真人(エダマメ)目線で描かれている。
そのため、『お前も仲間だったんかい!』的な展開を描きつつ、主人公にも我々視聴者にも、自然な形で仲間たちを紹介してくれるという、非常に上手い構成になっている。{/netabare}

CASE.2は、{netabare}アシを洗ったエダマメを自然な流れで巻き込んでいく展開が秀逸。我々視聴者にとっては、この話がどこに繋がっていくんだろう?と思わせつつ、あっさりとエダマメを巻き込んでいく。{/netabare}

CASE.3は、{netabare}シンシア回とも呼ぶべきか?シンシアの過去と現在が入り混じるように描かれる。
ラストのオークションは、愉快痛快!{/netabare}

CASE.4は、{netabare}エダマメのフラグ回収が見どころか?
さてはて、エダマメはどうやってローランを出し抜くのか?
そして、それは上手くいくのか?{/netabare}

超電磁砲と双璧をなす、私的今期おススメNo.1作品です。

投稿 : 2021/01/12
閲覧 : 394
サンキュー:

35

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とにかく

面白かった。実写になりそう?

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 204
サンキュー:

9

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

物足りなさはあったけど良かった。

こういう題材のアニメは新鮮。
話は単純明快で難しい手口を使うわけじゃないのでわかりやすいといった感じで見やすく面白かった。

ただ、上手くいくんだろうな、誰も死なないんだろうなって予想しちゃって、実際そうなってるからハラハラ感やサプライズ感が足りない。
どういう手口で騙すのか、ピンチ(想定済み・計画通りだが)をどうひっくり返すのかが見所でスリルを求める作品ではないのだろう。

終始ローランのペースで枝村は踊らされてるだけというイメージなので小話で良いからローランをぎゃふんと言わせるようなエピソードが欲しかったなと思いました。

作画は独特だけど色使いが綺麗で見やすかった。
演技は全く問題なし。
全体的に良かったけど1話30分は短いというか一気に見たいタイプの作品だった。
ドラマみたく1エピソード1時間とかがちょうどいいかな。
最後のエピソードがローランや枝村の過去もあって長かったしなぁ。

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 248
サンキュー:

5

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

コメディや人間ドラマとして楽しめる、オリジナルの詐欺師アニメ

お人好しで騙されやすい性格の駆け出し詐欺師・枝村を主人公にした、オリジナルの犯罪エンターテイメント作品。全23話。
内容的には、世界を股にかけて、悪人たちから金を騙し取る詐欺師チームの仕事ぶりを描いています。大きく分けて4つの中編で構成されており、それぞれのエピソードのなかで、枝村たちが仕掛ける詐欺の顛末を描くとともに、チームメンバーの過去を掘り下げていったりもして、全体としてのストーリーもある、みたいな感じ。枝村が三枚目のキャラということもあって、作風はかなり軽めで、雰囲気はルパン三世あたりに近いかもしれません。物語は普通に楽しめますし、キャラも全体的に悪くなかったですが、面白さはそこそこくらいでした。こういったコンゲーム系の作品というのは、どんでん返しがお約束みたいになっているので、観ている側からすると、どうせこの後ひっくり返るんでしょ、みたいに予想がついてしまい、どんな展開を見せられても、素直に驚くのはなかなか難しかったです。どちらかというと、痛快な騙しのテクニックなどではなく、コメディや人間ドラマ的な部分を楽しんだほうがいいかもしれません。
作画はとても綺麗。特に、カラフルな風景が美しかったです。
最後まで観終わって、いかにも「+Ultra」枠という感じの、まあまあ悪くない作品でした。個人的には、CASE3の「Snow of London」がいちばん良かったと思います。

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 238
サンキュー:

13

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

コンゲームに人情が入る余地を確保した詐欺師キャラクターアニメ

【物語 4.0点】
視聴者も含めて完膚なきまでに騙し切るより、明るいエンタメ性を重視。

コンフィデンスマン(信用詐欺師)の首魁・ローランの描く“図面”は常にユルユルw
人情故のワガママにも柔軟対応。

そのためか、詐欺の“台本”は、相手を上回るスケールの物語で覆い被さり、
脱線を封じて破綻を防ぐパターンに定型化。
事態打開策も{netabare}死んだふり{/netabare}に頼りがちで、仲間からもまたかいwとツッコまれる始末w
なので、最初に手口を知れば後は大体読めます。
これが重要になるよ!との伏線強調も明快ですし。

ゆったりとした枠組みの中で駒ではない人間であることを許された
登場人物たちの過去の人生と決着が、複数話完結のCASEごとに掘り下げられる。


この一見グダグダなプランは、ヘイトを集めない、ローラン流の処世術でもあるでしょうか。
彼が若い頃、{netabare}イカサマ麻雀で一人勝ちした後、恨みを買いボコられる{/netabare}シーンは、
ヘイト回避の教訓を得た彼の原点のように思えます。

特にCASE4はローランによるヘイト一掃回にも映ります。
{netabare}過去に騙した方々にもアフターケアする入念さw{/netabare}

クライマックスの“茶番”に至っては、
演技を通じて、仲間の本音を出させるガス抜きでもあり、
ユルい脚本や、詐欺師風情が勧善懲悪を標榜すること等に対する、
視聴者からのヘイトをもキャラに代弁させ緩和しているとも取れます。


ヤラれた!と詐術に興奮したい方にとっては不満が残る内容でしょうが、
気軽にキャラクターを楽しむ分には満足できるでしょうか。

因みに私は、一回観ただけでは状況把握できない、
ガチのコンゲームだったらどうしよう等と狼狽えていたので、
肩の力を抜いて行けると分かり、ホッとしましたw


【作画 4.5点】
アニメーション制作・WIT STUDIO

背景美術は昼間のグリーン、夜間のパープルを強調したポップな作風。
Googleマップ等にアクセスすれば、瞬時に世界中の名所を“観光”できる。
憧れの場所に“連れて行って”くれる映像作品の意義が後退する中、
アニメでしか表現できない景色が追求される。

実写と違いアニメなら撮影に行かずとも、
各地を飛び回れる利点を生かした映像展開はゴージャス。
スタッフもシンガポールの“飛行コース”等、要所はロケしたが、
後はGoogle先生でフォローしたそうでw

ロスの夜景等は“実物”(の画像w)とは違った味がありました。
私が妙に印象に残っているのは、数秒だけ映ったNYのJFK空港・発着場。


人物作画では貞本 義行氏デザインのキャラが躍動。
実写寄りに整えた顔立ちが崩れるシーンも巧く表現できており、作品にリズムを生み出す。
転がされて叫ぶエダマメとかw{netabare}ラリったアビーの怪演{/netabare}とかw


あと、本作はカプセルトイを世界に広めるクールジャパンアニメですw


【キャラ 4.5点】
各CASEで順次、クローズアップされる詐欺師たち。

信用詐欺の世界で才能を生かし輝いているが、どこか歪で、
堅気の人間として生きていれば……との悔恨が混じるビターな風味。

私は特にCASE3のまだピュアだった頃のシンシア姐さんが可愛くて切なくて、萌えますw


標的となる悪役たちも外面は厳ついが、
懐に潜り込むと、人情で荒唐無稽な“台本”をねじ込める
脆い部分もある人間味重視。

脚本の古沢 良太氏は、数年に亘る執筆中に、
フェイクでも信じたい物が真実になる世界情勢も視野に入れていたとのこと。
ローランのプランもそこを突いており、
万人を騙せる既製品ではなく、ターゲットだけを騙せる特注品を練り上げて来る。


【声優 4.5点】
ローラン役の諏訪部 順一さん。高音か低音か、本音か嘘か。
掴み所の無い声質が、無謀な台本を可能にする。

翻弄される主役・枝村 真人(エダマメ)役に小林 千晃さん。
{netabare}英語での会話シーンを、「~だべ」と方言風の訛りで表現したのは笑撃w
折角、世界を飛び回るシナリオでも現地語じゃないと風情が……
という天邪鬼など、どっか飛んじまったべw{/netabare}

小林さんと、アビー役の藤原 夏海さんが比較的若手で、
諏訪部さんや、シンシア役の園崎 未恵さんらはベテランの域に入った
チームバランスの取れた主要声優陣。

彼らの協力者たちにはCV.くじらさん等。
ターゲットとその周辺にはCV.斧アツシさん等。
随所にいぶし銀が光る挑みがいのあるキャスト陣。

揉まれた若手二人は、今後、遭遇したら嬉しくなると思います。


【音楽 4.5点】
劇伴担当は、やまだ豊氏。OPテーマでもある「G.P.」等、
痛快なジャズを基本に、クラブ風やYVYのボーカル曲も交え、
視聴者を気持ち良く振り回す。

ED主題歌はフレディ・マーキュリー氏の「The Great Pretender」(1987)
猫たちが陽気に合唱する明るい曲かと思いきや、
HPで歌詞対訳見るとメッチャ哀しいです。
騙せる男は企みも見抜かれないが、本心にも気付いてもらえない。
彼は何時だって孤独なのさ……。

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 456
サンキュー:

31

ネタバレ

つむじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大人のアニメって感じね

脚本が古沢良太に釣られて(もちろん貞本義行も)視聴開始。1クールだけ見て完全にストップしていたのだったが、2クール目を見始めると止まらない勢いで視聴完了。
一言で言って非常に面白い。

正直、古沢が脚本とはいえ、彼の畑は主にドラマや映画なわけなのでアニメ大丈夫か、という不安はあったが、それをいいように裏切ってくれた。というのも、アニメ脚本では見れない新鮮さが描かれていた。生身の人間が演じる作品独特のナチュラルな台詞回しがアニメーションで見れたことが大きい。また、舞台が世界ということもあって、多言語の表現が課題であったであろうが、うまい具合にギャグを交えて表されていてさすがの手腕だと感じた。

物語は1クールで何件かのケースを行い、2クールめでそれらを回収するように登場人物たちの過去をさらったエピソード。そこでようやくedの男女が誰か気づけたのもよい演出だったと思う。最後のほうには慣れてきて「えだまめだけ知らないパターンだな」となってきてしまったが、それでも勧善懲悪、丸く収まってしまう気味の良さには毎度スカっとした。この手の話に必要な話の終わりの都合の良さが個人的にはドツボだった。

放送当時から、「コンフィデンスマンjp」のアニメ版と言われてきたが、それは違うと言いたい。この作品はアニメ「版」などではなく、「GREAT PRETENDER」という一つの作品である。というのも、アニメならではの演出と、物語。これらは現実ではできないものである。最初にそれを感じたのはアビーがドロップを食べた瞬間にラリったフリをしたシーンだ。見た瞬間に、「アニメだ」と感じた。

アニメにしかできないことをしつつ、脚本では聞き慣れない台詞回しで新鮮さを与えてくれた。この上ない大人なアニメでした。

ちなみに貞本の描く男の子ってなんであんな性的にで中性的なんだろう!最高!

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 268
サンキュー:

5

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アメリカならこの規模で実写できそうですね

オリジナル?作品(2021.1)
自分は日本のドラマ「コンフィデンスマンJP」は観た事ありませんがこういう感じの作品なんですかね?まぁ日本のドラマなんで規模はそれなりなんでしょうけど。有り体に申せば「詐欺師」って事なんだけど一応悪徳企業やマフィアからしかお金を巻き上げないって所が大衆ヒーローぽい扱いなんでしょうがやっぱ人を騙すって事なんでね。結局、弱者から巻き上げた金を巻き上げて懐に入れてるって構図にはなるんではないかな。
ただこの作品の相手は麻薬売買のマフィアや人身売買のヤクザとかなんで単純に悪党って感じでしょうか。でないと消化不良起こしかねないですからね。
ストーリー的に強引な御都合展開が多々見られますが、主要キャラの過去の因縁から解放する事とターゲットを貶める事がうまく噛み合って終結するので観る側としては一定の満足感や充足感は得られる点は解りやすくて良いと感じます。作画やキャラ、音楽と軽く明るい雰囲気が基調となっており洋画のコメディ系がお好きな方には合うんじゃないですかね。
自分はキャラデが貞本さんであり声優さんも中々味があって良かったです。


私のツボ:EDのネコがくっそムカつく位いい・・・実にいい・・・凄くいい。
自分にはEDだけでも価値があった(笑)。

投稿 : 2021/01/07
閲覧 : 201
サンキュー:

9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメで「コン・ゲーム」は珍しい。今クールのダークホース枠?

[総評]
ハリウッド映画ではそこそこあるけどアニメでは珍しいコン・ゲーム物ということで、それなりに楽しく視聴できました。

作中でやっていることは詐欺であり犯罪で間違いないのですが、古くは「石川五右衛門」や「鼠小僧」など、犯罪者を主人公とする物語は日本にもないわけではないので受け入れられる素地は日本にもあるんじゃないかとは思いますが、海外の方がウケる作品であるようにも思われます。

現在の邦画の制作予算で逆立ちしても、本作を含めちゃんと作ったアニメを超えるレベルの映像作品は作れないと思われるので、そういう意味で「プアマンズ・ハリウッド」作品とでも呼ぶべきジャンルが確立しつつあるのかもしれないです。

ロケ用のセットやSFXで頑張るよりは、アニメを作る方が絶対に安いと確信できます。ただ、従来のアニメ好きが好む作風とは一線を画している気がするので、本作を楽しめそうな視聴層にどうやって周知を図るのかが課題なのかもしれません。

本作が地上波放送されたフジテレビ系列での「Ultra+」や『イエスタデイをうたって』や『体操ザムライ』が放送されたテレビ朝日系列での「NUMAnimation」などの枠にはそういった志みたいなものを感じるので、今後の展開に期待したいところです。

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー] ==
第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

本作はNetflixがお金を出して作ったオリジナル作品らしいです。TV放送はされていますが、Netflixの配信が先行していますね。

タイトルと曲使用とどちらが先に思い付いたかわかりませんが、ED主題歌にはかのQUEENのフレディ・マーキュリーが歌う『The Great Pretender』が使用されています。

コンフィデンス・マン(confidence man: 虚偽の事業などを持ち掛けてお金をだまし取るようなタイプの詐欺師)が主役、いわゆる「コン・ゲーム」という分野のお話です。

映画ではハリウッド作品などでも『スティング』など有名作品はいくつかあると思いますが、日本ではそれほどメジャーな分野ではないと思いますしアニメでとなると心当たりはありません。

主人公の枝村真人(えだむらまさと: 通称エダマメ)は、日本で訪問タイプの詐欺師として生計を立てています。

ある日たまたま外国人旅行客をカモろうとして失敗、意気消沈しているところを突如拠点にしているアパートを取り囲まれてしまい、このままでは警察に捕まると慌てて日本を脱出してロサンゼルスへ高飛びするという導入でした。

ということで、本作の主な舞台はアメリカはロサンゼルスといったことになるようですね。

作品分野が分野なのか、脚本・シリーズ構成にはアニメ畑の人ではなく主に実写ドラマ、映画の脚本を書いている古沢良太さんを起用しています。脚本作品として有名なのは『リーガル・ハイ』、私が好きな脚本作品は『外事警察』です。

キャラクターデザインはエヴァで有名な貞本義行さん、監督は『91Days』の監督だった鏑木ひろさん、制作スタジオは「WIT STUDIO」ということでなかなか俺得な製作スタッフですね。

『91Days』同様に実写作品寄りのストーリーにはなりそうですが、この設定で日本のスタッフが作品を作るなら絶対に実写よりアニメの方が安くつくと思います。

この先どう転ぶかは良くわかっていませんが、ありきたりなありふれた感じのアニメ作品にはならなそうな期待でいっぱいです。
== [第2話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

投稿 : 2021/01/06
閲覧 : 743
サンキュー:

38

ネタバレ

みゃー(プロ欄追記) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんか大したことない事でドヤ顔された気分

Netflix枠のオリジナルアニメ

結論から言わせてもらうと自分はそんなに面白いとは思えませんでした。
以下、ネタバレ部分はほぼ批判の感想になりますので批判系が苦手な方は下の総評まで飛ばしてください。
視聴済みの方は出来れば読んでほしいですw

{netabare}この作品、大きく4章に分けられています。
基本的に1章ごとにスポットを当てたメインキャラの過去を掘り下げてそれを詐欺案件に絡め、詐欺を成功させて結果的に当該キャラの過去も清算するという形式です。

1章目は導入部分ということもあり、トリックや展開も予想する間もなくテンポよく楽しく見ることができました。
しかし2章目以降はそれらが形骸化してしまったように感じてしまいました。
3章目、毎話流れてくる挿入歌は雰囲気を作りたいのは分かるんですけど挿入歌自体の主張が強すぎて逆に押し付けがましく感じてしまいました。

ラストの4章目、というか最終回の話なんですが、ほんとうに意味がわからないことだらけでした。

一つ目、1〜3章で騙したターゲット達が何故か協力者に。いやいやいや、それはないでしょwお前らあれだけ酷い事されて殺意とか湧かないの?って感じですw

二つ目、大統領になった男とかそんなのいちいち覚えてないから。なんでそんなとこでドヤ顔されないといけないのか。最終回でいろいろとスッキリさせてくれるのかと思ってましたけど逆に不快な気分にされました。

三つ目、ドロシーだけ救ってエダマメの母を救わなかったのは何故?最初からドロシー実は生きてたエンドをやりたかったのならエダマメ母も実は生きてたで良かったと思うんだけど。。どちらか一方を救うのなら両方救って欲しかったです。まぁドロシー生きてたエンドはただドヤりたかっただけにしか見えないけど。脚本をドヤるためにキャラの生死を懸けるのは別にいいんだけどそれならそれなりの理由を提示してほしいです。

3章目の画商の話で思い出したのですが、詐欺の話ではないけどMr.ビーンの映画(カンヌで大迷惑じゃない方)のほうがよっぽど小気味よい終わり方だったと思います。比較対象がアニメじゃなくてすいませんw {/netabare}

〜総評〜
視聴前は豪華制作陣営という評判もあったので、「えー!?そーゆーこと!?やられたわ〜」っていうのを期待していたのですがそうならなかったのは残念でした。

投稿 : 2020/12/30
閲覧 : 379
サンキュー:

16

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

騙される快感

視聴完了

詐欺師のお話だと洋画だとスティング、フォーカス、邦画だとコンフィデンスマン…
詐欺師じゃ無いけど騙す洋画でエディ・マーフィーの大逆転とか好きだったな。

エンターテイメント性も高いけど、詐欺師映画のお話は根底でキャラが実は凄く「優しい」

このアニメもキャラは実は優しく仲間意識が強い。
そんなキャラが織り成す物語
しっかり騙された~感もあってエンターテイメント性も高いので面白かったです。

投稿 : 2020/12/28
閲覧 : 265
サンキュー:

20

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

鼠小僧ではないけど・・・

オリジナルアニメ

感想

詐欺師の物語ですかね。
最初は、人をだます詐欺師の話なんて・・・って思ってたけど、不正な方法で金を稼ぐ悪党相手から成敗目的も含め、お金を巻き上げる詐欺の手口が痛快で面白く、段々と毎週何気に楽しみに観てました。
あと、絶対に人殺しはしないっていうルールがあるのもポイント高かったかな。
かな。

 あと、ちゃんと各キャラに焦点をあて、これぞれに訳アリな過去をお織り交ぜつつ、
終盤は大どんでん返しがあったりと、ドラマ性もあって観てて飽きなかったです。
主人公のエダマメが、詐欺師には向かない真面目で情に脆くお人好しなところがあるのも、最後まで計画通りに進まない危うさが、逆に観ててハラハラさせられ面白かったです。

終わってみれば、悪事を働く相手にしか詐欺行為を行っていないので、なぜか納得してしまう不思議。
こういうのだったら許せちゃうんだから可笑しいよね。
なかなか面白かったです。

投稿 : 2020/12/27
閲覧 : 252
サンキュー:

26

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

質は上々。雰囲気は面白くもあった

1話感想 質は上々。今後主人公を好きになれるかどうか

今期の期待作の一つですね。
見た感じクオリティの高さは上々。この時点で一話切りは無いです。

ただ主人公が詐欺師、という所は好みが分かれそうに思います。
もちろん一話で、実は黙られていたのは主人公の方、というオチはついているのですが、でも詐欺師は詐欺師。
被害者だから良いとは言えません。

というわけで作品としては面白そうですが、今の所主人公が気に入らない、という厳しい滑り出しかと思います。
まあ見続けますので、今後主人公をどれだけ好きになれるかですね。
一応楽しみにさせて頂きます。

全話感想
うーん、面白かったのは間違いないです。主人公が悪に手を出す理由も納得できるものだったんで、主人公の好感度は早々に向上しました。

ただ根本的に好きな話だったかというとそうではない。
悪役も悪いやつで懲らしめて、主人公たちは色々画策して上手く言ってしめしめ、という話なんだろうけれど、なんだかなー。

そういう話が好きではないのかな?
後はローラン達主人公チームを本当に心から好きにはなれなかったのかも。
結局悪は悪だしね。
まあ心から好きではなくても、絵が綺麗で何となく面白かったので、まあ満足です。

投稿 : 2020/12/27
閲覧 : 372
サンキュー:

7

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ界久々の極上エンターテインメント

いわゆる商業アニメには向かない作品だけど、中身の内容が濃く、どんでん返し感が半端なくおもしろかった。
イマイチぱっとしない最終回の内容を差し引いても高評価だね!

投稿 : 2020/12/27
閲覧 : 229
サンキュー:

9

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久しぶりにとても面白い\(^o^)/

2クール作品

1話でガッチリと捕まれました。
5話くらいで完結するものが、最後のパートで完結するような流れ。

コンフィデンスマンという、テレビがあったかと思いますが、それをアニメにしたような感じです。

背景の描写などは独特です。
Op.Edも全体としてオシャレな仕上がり。

終わるときに、「なるほど~」と思わされてしまうなかなか作り込まれた作品でした。

投稿 : 2020/12/26
閲覧 : 175
サンキュー:

8

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

騙し騙され

全23話

詐欺師で主人公の枝村 真人(えだむら まこと)通称エダマメは、あることで詐欺師ローランと出会います。悪いことをしてお金儲けをしているものたちを騙してお金儲けをしていくローランたち信用詐欺師(コンフィデンスマン)たちにエダマメが巻き込まるお話です。

エダマメが英語で話すと訛ってしまうのは笑ってしまいました。

また、メインの登場人物の過去をお話に絡めていくので感情移入してしまいますね。

4つのエピソードがあり、やはり最後のお話はグッとするお話でした。
{netabare}
ドロシーが生きていたのは驚きでした。指輪がドロシーの元に帰ってきたのは出来過ぎですが、ローランとまた再会できるような終わり方でしたね。
{/netabare}
最後はなかなかの壮大な回収でしたねw

嘘と本当が散りばめられた作品、真人(エダマメ)の気分になって観ていました。面白かったです。

OPは曲のみ、EDはクイーンのヴォーカルのフレディ・マーキュリーが歌っています。その曲の名前も「The Great Pretender」、どちらもかっこいい曲でした。

最後に、私は基本録画して後に観ます。この作品はある程度観て後回しにしていましたが、最後の4つ目のエピソードは続きが観たくて一気に観てしまいましたw

投稿 : 2020/12/26
閲覧 : 224
サンキュー:

23

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

痛快→爽快→瓦解→挽回ww

映画とか実写ドラマでみた記憶のある、
悪人専門の詐欺師のお話です。

本当に実在するのかわからないけど、
一般の善良な生活者をターゲットにするのと違って、
悪者相手の詐欺なら、被害にあっても表沙汰に出来ないから、
きっと「アリ」だなって思わせられるのが面白いですね。

いま、ネトフリをSTOPしてるので、
テレビ放送に合わせてのリアルタイム視聴中。

で、
14話まで観たのですが、
1~5話「ロサンゼルス・コネクション」、
6~10話「シンガポール・スカイ」、
11~14話「スノウ・オブ・ロンドン」、
の3つのエピソードで展開していて。

エピソード1では
とにかくハラハラさせられたし、
ラストのどんでん返しが痛快だったし、
凄く楽しめました。

エピソード2でも、
最初のエピソードの熱が伝わっていて、
空を駆け巡る爽快感と、戦争の悲劇の味付けが絶妙で、
これもやっぱり楽しめました。

問題はエピソード3、です。
たぶん、いちばん練られたストーリーだったと思うし、
作画も力が注がれているのが判って、
これまででいちばんよくできたお話だと思いますけど、
ターゲットが違うだけで、
やってることが一緒な感じがしてしまって…
丁寧につくられているとは思うけど、なんだか既視感が強くて、
マンネリっぽく感じてしまいました。


この次のエピソードが、
今までのストーリーを逆手にとった、
新味のあるものになって、
視聴者をビックリさせてくれるような、
そんなお話になるよう、
期待しています。


最後まで、視聴終了しました→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→

{netabare}エピソード3で、ちょっとマンネリ感が大きくなって、
最後はどうするんだろう?って思っていたら、
CASE4:ウィザード・オブ・ファーイースト、
ローランのターンだったのはお約束どおりだったけど、
枝豆&枝豆父の話も巧妙に絡めていて、
よく出来たエンターテイメントに仕上がっていて、
上手くまとめたなあって感じでした。
それまで繰り返してきたことを踏襲するコンフィデンスっぷりだけど、
今度だけは悪党の2大勢力をぶつけて、まとめてぶっ潰すってところが、
その分だけ大掛かりで、
作戦は込み入ってたかも?
「①悪い奴しか騙さない ②誰も殺さない」
というルールはあくまで守っていて、
枝豆もローランも鬱憤を晴らして、自分のかかえたトラウマを解決できてよかったね。っていうエンディング。
実写ドラマのような感覚で、楽しく視聴を終えることはできました。


でも、実はちょっと、どうかなあ?って、気になったのが、
あくまでも上質なクライムコメディを作りたかったからでしょうけど、
CASE1~3でターゲットになっていた悪党3人が協力者やオブザーバーになっていたり、
「仕事は、条件があえば組むけど、決して仲間じゃない」って繰り返し言っていた割には、しっかり「チーム・コンフィデンス」として、シオンさんや工藤さんまで、ワンチーム感いっぱいなのは、ちょっと大人っぽくないんじゃない?
って感じはしましたね~。
で、その延長でいちばん違和感があったのが、
最後の最後での、「ドロシーが実は生きてた!」ってオチ。
②の誰も殺さないってルールに従えば、これで大団円なんでしょうけど、
記憶を失ったフリして、台湾の海辺の村で見ず知らずの老夫婦のもとに身を寄せていて、
で、ローランが海に投げ捨てて踏ん切りをつけた思い出の指輪まで、
なんとそれを魚が食べて、その魚をお爺さんが釣って?
都合よくドロシーの手に渡るという、奇跡というにはあまりにご都合主義のラスト。
ドロシーがそれで「まあまあね」なんて言うのは、どうかなあ?ちょっと甘すぎじゃない?って思ってしまいました。
{/netabare}

投稿 : 2020/12/25
閲覧 : 416
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33

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大河はいずれ、すべての支流を飲み込み、いつまでも流れ続ける

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
世界中の悪党を騙して金を奪い取る国際詐欺集団(コンフィデンスマン)をメインに据えた作品。お洒落な雰囲気を合わせ、ルパン三世に近い作風でしょうか。「現代的、ギリでリアルなルパン」って感じ。

作画は結構好きです。総作監は、「鬼灯の冷徹」で総作監を務めた加藤寛崇さん。また、エヴァで有名な、貞本義行さんがキャラデザを担当。こういう、「いかにもアニメ」っていう作画も、良いですよね。

監督は鏑木ひろさん。「君に届け」「鬼灯の冷徹」等で知られますが、本作と一番近く、同じくアニオリ作品の「91Days」の監督であり、こういう作品を作る力は証明されています。というか、本作はこれまで培ってきた「恋愛の描写」「ギャグ」「ミステリー的手法」が全て活かされた、集大成的な作品になっています。次回作も期待ですね。

シリーズ構成は「相棒」「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」など、ドラマ脚本で知られる古沢良太さん。アニメでは初脚本らしいですが、しっかりしていましたね。

こうしてみると、他の畑や過去のレジェンド、信頼のおける相棒などを集めた、正に「チーム」って感じで、本作の詐欺集団のような、戦力と魅力と個性があるメンバーを揃えたって感じですね。

とりあえず、多くの人に薦められる良作であることは間違いないです。クオリティは高い。23話と少し長いですが、4つのパートに分かれるオムニバス形式のため、5話くらいずつまとめて観ていくのも良いのではないでしょうか。

レビューでは、本作の構成面について、思うところを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作をざっくり評すると、「全体としては素晴らしく、部分としては荒さが目立つ」作品でしょうか。大きな物語(大河・ドラマ)として見るか、1つ1つの川の美しさ(支流・ミステリー)を重視するかで、評価は分かれそうです。

個人的には、ケース1とケース4は面白かったけど、ケース2とケース3がイマイチだったなという印象。特にケース1はドキドキ感とワクワク感、一本取られた爽快さみたいなのがあって、久々に☆5(名作)の気配を感じていた。

ところが、ケース2とケース3で雲行きが怪しくなる。

それぞれ、アビーとシンシアの背景を描き、作品に厚さと深みを与えている点では評価できるものの、ややシリアス、人間ドラマに片寄り、ケース1にあった高いエンタメ性が薄れた印象(流石に各ケースの最終話はキチッと納めたが、そこにいたるまでがやや冗長)。

また、ローランが無双過ぎて、お釈迦様の掌ならぬ、ローランの思惑の中で踊っているに過ぎないという脱力感を与えてしまったのがかなりマズイ。

本作の作風的に、登場人物同様、視聴者も「うわっ、騙された!」となるスリリングな展開が大事であるが、どんな事件があろうと、「ハイハイ、どうせローランの計画の内でしょ」という、それこそ枝豆が感じていたような無力感を感じたのは致命傷だと思う。

つまりはまあ、飽きたんですよ、展開に。

私は基本的に2クール推奨派、アニメはじっくり長くやろうよと思っているんだけど、本作に関しては1クールで一気にまとめても良かったかもしれない。ぶっちゃけ、ケース2とケース3は無くても話が成立する。

例えば、ケース1の勢いを保ったまま、一気にケース4につないで、「枝豆とローランの物語」として完結させるというのは、どうだろう?

最終話で謎の「被害者の会」が出来ていたが、あの中で必須なのはエディ・カッサーノだけなんだよね、奇しくも。サムとコールマンを出すから、取って付けた感が出た。「全部繋がってるんだよ」という演出なんだろうけど、特にコールマンは繋がっていない(単体で観たときのドラマ性は高く、むしろケース2よりは好きだったけど、シンシアはアビーのように枝豆に影響を与えはしないので、居なくても成立するため)。

物語の厚みこそなくなるが、作風としては1クールの方が合っていたと思う(それこそ、ケース2とケース3は外伝扱いでもよい)。

実際に、怒涛の伏線回収となるケース4が本作のメインであり、確実にクオリティは高かったものの、自分の評価を見ると☆3が目立つ。私は、単話の評価はその話を観たときの気分・熱中度でつけているので、「クオリティの高さは感じつつも、心ではそこまでのめり込めなかった」という感じた。やはり、やや展開に飽きていたのだと思う。

あと1つは、「やっぱり枝豆と枝豆母が可哀想」「仲間(ドロシー)の敵討ちはいいが、(ローランなら分かるけど)オズは、自らの家庭を崩壊させ、枝豆の人生を歪めてまでやることだったのか?」という疑問がつきまとった。

旧メンバーから新メンバーへの移行と、朱雀連合会への復讐劇に長い時間的経過を入れたことで、確かにドラマとしては深まったが、反面、哀しみが勝る演出になってしまった。

私はハッピーエンドが好きなので、ラストにドロシー生きてましたエンド自体は好きなんだけど、だったら、本作を「ドロシーの死とオズの失脚」から2年後、母親の死から半年後くらいの設定にして、「実は母親も元々コンフィデンスマン、この半年、南の島で楽しく暮らしてました、てか、枝豆の詐欺に実はちょいちょい荷担していました」くらい、エンタメ、ハッピーエンドに振り切ってしまった方が良かったような気がする。

まあこの辺、好みの問題だが、自分にとって、「母親の死」というのは重みがあって、なかなかそれを見せられて楽しくアニメは観られんのですよ(いや、ウチの母親元気だけど、だんだんいい年になってきたから、そんなのも考えるよねという意味で)。

なんだか酷評っぽくなったけど、ちゃんと面白かったんですよ。ケース1を観たとき、「最近は1年に1作程度しか出ない☆5が、ついに出るか!?」と期待しただけに、大きすぎた期待に、ちょっと届かなかったというだけで。

もし、2期きたら観たいけど、蛇足になりそう。OVAや劇場版くらいがちょうど良いですね。その時は、「ローラン&オズ&キム・シウォン」チームと「枝豆、アビー、シンシア」チームの対決で。その場合、蝙蝠的な役割を果たす工藤がどちらにつくかで、勝敗が分かれそうですね(笑)

と、これで、書きたいことは書いたので、後は雑感を。

・オサレOP好きだったけど、流石に途中でもっと変えても良かったのでは? EDも。

・ケース2の落とし処は良かった。誰も極端に不幸になりすぎず(クラーク含め)、考えられるオチとしては、最高だったと思う。

・ケース3は上質のドラマだけど、トーマスのことを考えて、枝豆が贋作を売るわけないと思っていたので、オチはイマイチだった。昔のシンシア可愛い。よりを戻せば良いのに。

・総集編に1話まるごと費やさないのは好印象だけど、「なんだ総集編か」と途中で切った人(リアタイ組の視聴止め、録画組の消去)がいないかと、心配になった。

・アビーが朱雀会長の前で裸になった時、「絶対に後で枝豆がアビーにシメラレル(笑)」って思ったのに、そういう楽しい描写がなくて残念だった。

・ローランとドロシーの話、途中からずっと頭の中で、「DISH//」の「猫(作詞作曲あいみょん)」が流れてたんだけど(笑)

・ローランの目的が、「慈善活動」とかじゃなく、「復讐」「過去の清算」というごく個人的なものというのは好印象。義盗であれ、詐欺はあくまで犯罪。それを、あんまりに善人善人されると、興醒めする。むしろ、ローランが劉を殺したとしても、個人的には納得する。オチ的にしょうがないが、ちょっと優し過ぎたかな。

・ラストのビルのやつ、「そんな大がかりにやる必要あるか?」。多分、脚本家が「どうせアニメやるんだったら、普段、ドラマや映画で(予算かかり過ぎて)出来ない大掛かりな仕掛けをやりたい」って思ったんだろうな。作画含め、「アニメならではの表現」を追求する姿勢は好きだけど、「ギリリアル路線」の本作の中では、ちょっと浮いていた。いや、流石に車で寝ていて、気づいたらヘリの中って、それはバレる(雑)だろ(汗)

・最後の大統領、「お! これはトランプさんを騙すのか? リアルと連動で面白い!」と思って、顔映ったら「誰だよ!?」ってツッコミ入れたくなった。あれ、エディ・カッサーノの作った映画の俳優みたいだが、「普通は気付かんがな(苦笑)」。

・私はレビュータイトルに、「ネタバレ」を含むものは極力入れないようにして、「作風」を表したいと思っているのですが、今回はギリギリでネタバレになるんじゃないかと不安。つまり、「最初のストーリーから全てが伏線で、最後に回収され、物語は前向きに進んでいくよ」という暗示。まあ、これが本作最大の良さだし、「レビュータイトルも、アニメ観た人には伝わり、観てない人には何のこっちゃ?」という、この作品っぼさを出したかったので攻めてみました(個人的に)。ネタバレに感じた人いたらご免なさい(私は、「最後にあなたは感動の涙を流す!」的な宣伝文句も、「ネタバレじゃね?」と思ってしまうので)。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
サギ師が主人公? あの女の子もグルか。エンタメ作品として、なかなか面白い。

2話目 ☆4
テンポが良いね。エンタメとして上質。

3話目 ☆4
緊迫感もあるし、一本とられた感もあるな。きちんと手回し。結構、1つのヤマを丁寧に扱うんだな。

4話目 ☆4
親子の物語。FBIもグルだろうな。

5話目 ☆4
まあ、こんなところか。ここまで、「全部グルでしたオチ」しかやってないから、このままだとマンネリ化するな。最後の自首は、予想外で良かった。

6話目 ☆3
あと2ヤマくらいか。尺的に。小銭を握らせて、大金を騙しとる。常套手段。あのじいさんも、どうせグル。枝豆、2ヶ月で染まってる(笑) 枝豆を取り込むための投資に、小型飛行機1機。

7話目 ☆3
なんか、詐欺師というより、人間ドラマになってきたな。ゲリラ兵。

8話目 ☆3
売り込まない売り込み。

9話目 ☆3
ちょいと人間ドラマが長い。

10話目 ☆5
おとしどころとしては、満点ではないだろうか。後味が良い。

11話目 ☆3
フランス編。母国に帰ってきたな。アビー、可愛くなった。のだめでも、栗を買って食ってたな。

12話目 ☆4
シンシアの若いとき、キャラデザを大きく変えたわけじゃないのに、仕草や表情でちゃんと若く可愛く見えるのが素晴らしい。

13話目☆3
ずいぶんと、しんみりストーリーを進めていくな。さて、茶化す方に落とすか、ハッピーに落とすか。

14話目☆3
これまでの流れ的に、本物を売るのは分かってた。贋作を売り物にはしたくなかったんだね。これは、1本とられなかったな。いい話ではあったけど。

15話目☆3
総集編をアッサリやるのは良いね。就職、絶対にカタギじゃない。人身売買。

16話目☆4
結構、ドキドキ感あったな。えだまめ、後でアビゲイルに怒られると思ったのに(笑)

17話目☆3
難しいよな、良い人が良い人とは限らない。ここで、親父と再会か。さて、どうなる?

18話目☆3
当然、生きてるよな。親父もローランのグルか。ローランの過去。

19話目☆3
なるほど、コンフィデンスマン仲間だったか。

20話目☆3
ドロシーの死。ローランにとってもリベンジマッチ。お前の家族は俺の家族。家族になるはずだったドロシー。なんかもう、「猫」だな、DISH//の。う~ん、良い話っぽいけど、枝豆母と枝豆の人生を巻き込んでるしな~。難しいところだ。

21話目☆4
枝豆VSローランってとこかな。ローランの目的が、ごく個人的なのは良い。これで義盗とか、萎えるし。

22話目☆3
う~ん、途中の枝豆ぶちギレは良かったけど、最後のオチはどうなんだろう?

23話目☆4
車で寝てて、ヘリに乗ってたら、不審に思わないか、いくらなんでも。逆も然り。飛行機で寝て、車に乗ってたら。しかも、マフィアのボスなのに。母親には言ってたオチか。色々、綺麗にまとめるのも悪くはないけどね。
{/netabare}

投稿 : 2020/12/25
閲覧 : 330
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27

ネタバレ

アベベ晴明 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっと思うこと

ラストの日中ヤクザ陣営
なんというか、人身売買にしては結構マシな部類じゃないかなーと。
子供も、タコ部屋でショげてる必要なくない?て感じがあるんだよね。
あのシーンでわかるのは、もともと子捨ての一環だから、実家でもあんまし良い思いはしてなかったはずで、別に帰りたいだのなんだのって気持ちは無いと思うんだよね。
むしろそこそこ道徳的な商売じゃないかなーと、なろうでよくある、善人奴隷商につっかかるアイアム正義勇者みたいな感じか?じゃあエダマメたち、ただのピエロですね、少なくともあの描写じゃ。

これエダマメくんかわいそすぎん?
整備の技術だって、別に悪く無い描写なのに…どんだけ詐欺師への道に引きずり込みたいんだよこの金髪ブタ野郎

投稿 : 2020/12/23
閲覧 : 359
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5

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

長澤まさみのコンフィデンスマンも面白いのですが

これもまたフジテレビつながりでコンフィデンスマンネタじゃんか。
それってどおなのよ!

って感じでこのアニメ。
これまた斜め下目線で見始めたこのボクを誰が責められよう。

エアレース編から飛ばし気味で見始めて、絵画編でグッと入ってしまい、今人身売買編でどえらいタブーに切り込んでこれまたどうなるのかっ!と。

気が付いたらうおーっとなってました(汗)。

ま。話はまだ途中でこれからどうなるのか全く予断を許さない状態なのですが。



なんかこう演出とゆうかセンスとゆうかまあそんな感じ的なとこでルパンを感じますな。

いや正確にゆうとルパン1期のあの世界観を今この時代に出来ないか的な挑戦とゆうか。


まあルパンみたいな怪盗が存在するって設定自体今やったら全然説得力ないしですね。キャラ自体は感覚的にはもう寅さんとかと一緒になっちゃってるやないすか。

50歳も60歳にもなってんなことやってるやつぁいねえよってゆう見る側の壁をクリアできる時代ではないなと。

そこで世界を股にかけて鼠小僧みたいなことができて、この令和時代にも違和感なく表現できる設定ってなんだっ?

…って考えて考えて考え抜いた結果コンフィデンスマンに行きついたんじゃあないかなと。


とまあ、勝手にボクはおもってるんですけども。


さあて。
このコンフィデンスマンたちが最後に救い出すのは下半身がすっぽんぽんの峰不二子か。はたまた小山田真紀か?クラリスか?


それはちがうな(滝汗)!

::::::::::::::::

とゆうわけで終わっちゃいましたねぇ。

なんかこうすごいアニメでしたねぇ。
練りに練ったシナリオも面白かったし、何よりもこのラストの痛快さは久しぶりな感じしました。

最後ビルがガラガラ~っと崩れ落ちていくシーンなんか『ドリフかよっ!ww』って、そおゆう世界観ですよあれは。


朱雀のオカミサンかわいそうだなぁ~。とか。
アレですよ。アル・パチーノとジョニー・デップが出てた『フェイク』って映画。アレ思い出しましたよ~。


とか思ってたらなんと昔だました連中がなんと{netabare}仲間{/netabare}に!
そんなバカな~~~~www


…と思ったんですが、あそうか。
とゆうことはいずれそこには朱雀のオカミサンも入るのだな。

そんときにエダマメとゆっくりアレできるのか。
それはなんかいいかもですね。ぐすん(涙)。


とゆうですね。


終わり方が超お金をかけた主役がデビットニーブンとかそのへんのコミカルスターが出てる昭和のハリウッド映画みたいでなんか泣けてきました。

腰抜け二丁拳銃とか。あのへんの懐かしい映画思い出してじんわりでした。

こおゆうエンタメ久しぶりでした。
とても楽しんで最後まで見れました。

ありがとうでした。

投稿 : 2020/12/21
閲覧 : 355
サンキュー:

14

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ふつーのぷりてんだー<59>

初回はコミカルな小口詐欺がバンバンと繰り返されたところからドカンと転換と、なんとすごい脚本引っさげてきたんだと思ったんだけどそれ以降はなんか普通って印象。

実写畑からということで違いを感じたのは、設定・キャラを練り込んでタダの絵に生命を吹き込むというアニメ・漫画の常道から外れてて、エピソードの積み重ねの結果がキャラです、みたいな。
実写だと俳優のキャラでまず構成されるみたいなところがあるからかな、例としては高倉健・吉永小百合で季節ごとにプログラムピクチャー作ってたのとかキムタクドラマとか。
であるからか、は定かじゃないけどなんか主役のキャラがぶれてたような。最初のヤマで稼いだ金を投げ出して前科つけて服役までして足を洗ったのに、騙されて連れてこられたらまた詐欺集団に逆戻りしたり。

あと、シンシアが困ってる人にあっさり金あげてきたり、ちょっと安易な行動も目につく。
安易といえば、最後の詐欺でいままで騙してた被害者が何故か和気あいあいと協力・見物しにきてたりとか、それ経緯の説明いるだろー。
えんえんガチャポン人形を出してたけど、小道具の域をでなかったりとか。そんなもんで最初に詐欺集団にのるかそるか決めちゃってるし。
そういう安易さは詐欺が成功するか?で作ってる話と相性悪いやね、結局相手が騙されましたーとか実はこんな用意してましたーでどうとでもなる話だし。
とはいえ、オリジナルアニメの中では面白い方ではありました。別業界からの刺激というあたりからも貴重でありましょう。

あるぇ?<65>
3話まで視聴。
主人公がデカイ詐欺案件から手を引かず食らいついた要因となってる?のが豊臣秀吉?
ん?2話まででなんか秀吉人形に思い入れポイント作ってたっけ?
なかったのか、あったとしても印象薄くて覚えてないのか、どっちにしても物語の主軸に伸るか反るかのところでそれはどーなのかな、と。
あとハル・ベリーちゃん入れた3人組で交渉に来てたらバレバレじゃないのけ?
脚本勝負の作品で脚本で躓いてるとこが目立った回だけど、まだまだ面白めではあるので復調に期待。

うむGREAT<75>
1話視聴。
ネトフリでやってたやーつー、と何回か書いてるけどこの作品で初めて「こんな面白いのがやってたのか」と思いましたわ。
まあ「やっと有料配信に見合う作品がでてきたか、たった一本・・・」という認識もございますが、まずはポジティブな言葉をね。
ドラマ映画畑の脚本家の起用が当たったのかしら。
割と鮮やかめの詐欺描写で主人公をアゲてからの、とお見事な初回の脚本。
トゥルー・ロマンス、ベストキッドと映画パロもハリウッドな背景に合ってていい感じでしたわ。
EDでは新人アニソン歌手のフレディ君(故人)が一生懸命歌ってましたね。

投稿 : 2020/12/20
閲覧 : 831
サンキュー:

6

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

後半に行くほど評価が上がった

1話完結でも全12話完結でもない。中心的な登場キャラクターは同じでも、Case1、2、3と言う形で、何話かをひとまとめにストーリーが展開する。
Case1がロサンゼルス編で全5話。
Case2がシンガポール編で全5話
Case3がロンドン編で全4話。アニメ放送中にCase4が配信され、こちらは全9話となっている。
Netflixでは先行配信されているようだ。
配信をメインに考えたこの構成、良いと思います。テレビの枠やクールを気にせず、ストーリーに沿った展開ができますね。

大幅に話がそれましたが、全体を簡単に言うと、詐欺集団がクセのある富豪を騙して大金をだまし取る話。
基本的に善人の主人公のエダムラは、そんな犯罪めいたやり口がイヤで、最初のロサンゼルス編の後、自ら出頭して刑を収めたりしている。
シンガポール編ではチームの一員、アビゲイルの過去を交えて話が進む。
ロンドン編はチームの一員、シンシアの過去の軋轢を交えて話が進む。

まずは全編の絵が色の領域分割のような塗りで、独特。個人的にこういう作風は大好き。
リアルで写真と見分け付かないような背景が流行りだが、こういういかにもアニメ的な背景は新鮮で良い。
キャラの描き分けも見事。キャラデザインも好み。髪の伸びたアビゲイル、すっごいかわいい。
どのシーンを取っても絵画になりそうなシーンの連続で、まったくもって贅沢なアニメだ。
Caseを重ねるごとに引き込まれました。最初のロサンゼルス編では、出てくる人が、あとからあとからみんなどんでん返し。
なんだこれは・・、と思いましたが、彼らの行動原理を理解するにつれて面白くなってきた。
ロンドン編でのシンシアとトーマスの恋物語。バックの音楽も最高でとても好きなシーンです。
まだ地上波ではCase4の放送がこれからのようですが、クールの区切りとしてレビューさせていただきました。

2020/12/19
Case4まで視聴。
アジアをまたにかけた人身売買組織との闘いを描く。
エダマメの父やローランの過去が描かれ、集大成の趣き。
ストーリーも非常によくできていて、見事。
ただ、予定調和すぎる気もする。
特に最終話でのタネ明かしは不要じゃないか?見ればわかるんでね。
{netabare}最後にちょっとだけ出てくるドロシーのその後を、もっと描いてくれても良かったのでは。{/netabare}

投稿 : 2020/12/19
閲覧 : 331
サンキュー:

15

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

忘れていたドラマ感覚。

近頃(というか長らく)ドラマを全く見ておらず、
流行りの半沢直樹も見ていない体たらくなので、
当然コンフィデンスマンやリーガルハイも
拝見してません。
(最後に見たのは「逃げ恥」ですね。)
ということで、本作で「ドラマっぽい」ストーリー
感覚を思い出すことができましたw

「ドラマっぽい」というのは、
ドラマは基本的には続編ありきではないので、
用意された話数をちゃんと見れば、
視聴した満足感が得られます。
その代わり、視聴者をあまり考えさせない傾向に
ありそうです。

反対に「アニメっぽい」というのは、
最近は原作ものが多いので途中で終わるか
俺たたエンドが多く、
エンディングを見てもスッキリしません。
その代わり、視聴者が想像する余地が残されています。

本作は、思いっきり「ドラマっぽい」作品を
アニメにした作品なのですが、
これがハマるかどうかは、
ドラマ感覚を受け入れられるかどうかによりそうです。
私は・・・もはやアニメの人でしたw

投稿 : 2020/12/17
閲覧 : 307
サンキュー:

21

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絵が綺麗

背景、空、地面
色合いや描き方が斬新
それだけで惹かれる

お話はいつもちょっと強引な気が。。
#11はなんか息抜き短編回だなぁと
思いきや
あの逆転はよかったです
面白くなることを期待

------
観終わり感想
脚本は古沢さん
リーガルハイ、エイプリルフールズは好き
ツッコミどころがあっても多少強引でもそれをねじふせる面白さ

でもちょっとこの作品は
麻薬を扱うマフィアや、人身売買をする団体や香港?中国?マフィアを顔出しで騙して生きてるのは???なんて思いました
あと多額で落札させても本物をあげるのは騙したの?なんて思うのも

OP、作画、キャラはお洒落で好きで
カウボーイビバップのようなものを
勝手に期待しましたが(op似てるしで)
途中から観るのをちょっとためらうように。。
死にオチも2回目だったしで。。なんか想像ついちゃって。。

ストーリー作りは難しいですね
今期最後まで観たのはこれだけだったので
ありがとうございました

投稿 : 2020/12/17
閲覧 : 317
サンキュー:

9

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

エダマメと金髪クソ野郎

confidence man(信用詐欺師)モノ。

背景が、たまに原色のみで構成されている場合があり、
個人的には、目が疲れた。

15話~23話
{netabare}
詐欺師引退をローランドに告げて、帰国する枝村。
しかし、ローランドに騙され、893のフロント企業に就職。

朱雀あけみをどう騙していくのだろうか?

しかし、金髪クソ野郎は、今回もエグイなぁ。
枝村の人身売買で捕まった父親と会わせるとは…

17話で、父親に裏切られ捕まり、アビーとシンシアを
父親が撃つのだけど、激昂した枝村が父親を撃ち、
朱雀あけみの多大なる庇護を受けることに。
ローランの過去を父親が知っているようだったけど、
上海以外、みんなグルなのかな?

19話、村枝父、昔からコンフィデンスマンとか…
上海マフィアは壊滅だろうけど、朱雀あけみは、
枝村家と関係あるのかな?

最終話で、エダマメが、あけみと失踪した息子を繋ぐのは、
甘いなぁお思ったけど、過去騙された奴らが協力するのは、
無いでしょ?と思った。破産させられたわけだし。

挙句、シンシアが生きていたとは…
一番面白い章だっただけにオチが残念。
{/netabare}

11話~14話
{netabare}
まーた、堅気の仕事がしたいって、枝村…

今回は、イギリスの画商を騙すみたいだけど、
シンシアと何かあるみたいね。

2000万の価値のある絵を2万で売った枝村も大概だけどw

シンシアの復讐と過去(元彼)との清算編だった。
そしてまたしても、枝村がやらかし、ホンモノをコールマンに渡すとは…
{/netabare}

6話~10話
{netabare}
2年間のお勤めを終えた村枝。

刑務官の紹介で行った先の小さな修理工場で働き、
親方から、空の世界で戦ってこい!と𠮟咤激励され送られた先は…

村枝が主人公というより、ローランだよね。
もしくは、巻き込まれ体質主人公か。
今度のターゲットは、産油国の2人の王子。

産油国の2人の王子から、金を騙し取るより、
アビーの過去と、そのシコリの解?解放回だった気がする。
{/netabare}

1話~5話 ハリウッド編
{netabare}
おっちゃんと組んで、外人をカモったつもりが…
逆に外人にカモられ、場当たり的にハリウッドへ行くことになった村枝。

ローランが、これから商談があると、村枝に告げると、どちらが、
大きな金額で騙せるか勝負へと…

しかし、そこは、ギャングのアジト。
結果、前々から仕込んでいたローランが勝つのだけど、
日本でも、村枝関連の人物全て買収しとくとか、
自称日本一の詐欺師村枝より、数段格上だよね。

まさかのFBIの敏腕捜査官ポーラまで、コンフィデンスウーマンだったとは…
凄く面白いハリウッド編だった。

村枝は、帰国し、自首したけど、今後の展開は、どうなるんだろう?
気になって仕方がない!
{/netabare}

投稿 : 2020/12/17
閲覧 : 1089
サンキュー:

4

ksk84 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

キャラデザが貞本義行さん

ジャケットが何となく面白そうで見てみた本作。

まあまあ、可もなく不可もなくといった感じかなぁ…
面白くないこともないんですけど、尖って光る何かってのも逆に無いのかなと。
ひとまずシーズン1で中断。

エンドロールでキャラデザのとこで「貞本義行」さんの名前見つけたときが一番テンション上がったかも(笑)

<内容(「oricon」より)>
アニメ「GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)」は、アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズなどの貞本義行さんがキャラクターデザイン、ドラマ「リーガルハイ」などの古沢良太さんが脚本を手がけるオリジナルテレビアニメ。

 「GREAT PRETENDER」は、自称・日本一の天才詐欺師の枝村が、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマンのローランにだまされたことをきっかけに、世界を舞台に“コン・ゲーム”に巻き込まれる……というストーリー。「となりの怪物くん」「鬼灯の冷徹」などの鏑木ひろさんが監督を務め、「進撃の巨人」などのWIT STUDIOが制作する。

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 221
サンキュー:

6

ネタバレ

ShouyouACL さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

A work very well done, and a paradise for those who watched the classic films by Martin Scorsese and Francis Ford Coppola.

https://docs.google.com/document/d/1C3zAvCJGdPr9p_YjHqXj2CqAyTOBSoYb21hbj6bpjfk/edit?usp=drivesdk

投稿 : 2020/11/29
閲覧 : 193
サンキュー:

4

ネタバレ

Fanatic さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメ版コンフィデンスマン。ノリと勢い重視のコンゲーム

監督は「君に届け」「鬼灯の冷徹」等の鏑木ひろさん。
シリーズ構成は、映画「コンフィデンスマンJP」の脚本も手がけられた古沢良太さん。
キャラデザは「エヴァンゲリオン」の貞本義行さんと、「鬼灯の冷徹」「魔法使いの嫁」等の加藤寛崇さん。
そして制作は、「進撃の巨人」「ヴィンランド・サガ」等のWIT STUDIO。

作画は基本的に良好なんですが、やや癖があります。

詐欺師という設定上、あえてそうしたのだとは思いますが、男性キャラのシニカルな笑顔がちょっと嫌味な感じがして、個人的にはあまり感情移入できませんでした。
女性キャラはとても可愛らしく描かれていたと思います。

また、背景も、綺麗といえば綺麗なんですが、輪郭をきっちりと描いた、わたせせいぞうさんのイラストのような描き方。
現実世界といより、イラストの世界に入り込んだような幻想的な空気感を醸し出しています。
スタイリッシュではありますが、非ファンタジー作品ですし、個人的にはもっと写実的なタッチの方が良かったんじゃないかなぁ、と思いました。

もう一つ気になったのは、主人公・枝村真人(以下、エダマメ)のしゃべり方。
英会話のシーンは字幕ではなく東北訛りのような日本語で喋っているんですが、「~しただ、~するだ」など、語尾を変えるだけの安易なキャラ付け。

エダマメの英語が訛っているという設定上の演出だと思うのですが、私も北陸出身なので、ネイティブではない方にこういう喋りをされると、なんとなく馬鹿にされているようで鼻につくんですよね……。
僅かならいいのですが、九割くらいはこの喋り方だったので。

英語の訛りが物語の中で重要な役割を果たしていたわけでもありませんし、設定だけ説明すればそれで事足りたんじゃないかなぁ、と思いました。

内容は、一言で言えば「詐欺師」のお話。
初話は、詐欺師のエダマメが外国人観光客からお金を騙し取ろうとする場面からスタート。
彼が中心となって知略を巡らせるようなストーリーかと思いましたが、実はその外国人観光客・ローランも、世界を股にかけるコンフィデンスマン(信用詐欺師)で、エダマメも彼に利用されて詐欺グループの手伝いをさせられていく、という流れ。

ローランやその仲間たちから見れば、エダマメなんて雑魚っぱちもいいところで、クレバープレーというよりは人情担当のような立ち位置に。
騙す側と言うよりは、視聴者と一緒にローランに手玉に取られる側の役所なので、もしかするとストレスが溜まる方もいるかもしれません。

基本的に、知略を尽くして綿密な計画を基に相手を嵌めていく……というよりも、偶然に頼った展開も多く、ノリと勢いでミッションをクリアしていく、スラップスティックに近い演出。
雰囲気としては、ルパン三世の詐欺師バージョン、と言った感じでしょうか。

ただし、あちらの場合は次元大介や石川五ェ門といった超人的なキャラクターを生かす意味でもケレン味のある演出が不可欠でしたが、本作の場合は、基本的に全員が常人の範囲内なので、同じノリで描いても大味に見えるだけという気も……。
頭脳戦によるコンゲームを求めていると、期待外れになると思います。

緻密な頭脳戦を期待していたので肩透かし感はありましたが、case2以降の、キャラクターの過去を絡めていく話は結構楽しめました。
特に、case3の、シンシアの過去と絡めた「Snow of London」は、感動的で秀逸なエピソードだったと思います。

個人的には、求めていた物とは違った感がありましたが、それでも最新話まで一気見できるクオリティはありました。
作り自体は丁寧なので、こういうクライムエンターテイメントなノリががイケる方は楽しめるんじゃないかと思います。

投稿 : 2020/11/24
閲覧 : 323
サンキュー:

10

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GREAT PRETENDERのストーリー・あらすじ

自称"日本一の天才詐欺師“枝村真人。その日も相棒の工藤と2人で浅草観光に来ているフランス人に詐欺を仕掛けてひと儲け…のはずが、逆に騙され大金を奪われてしまう。その男はローラン・ティエリー、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマンだったのだ。ローランが仕掛ける桁違いの<コン・ゲーム>に、枝村は巻き込まれていく…!!(TVアニメ動画『GREAT PRETENDER』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年夏アニメ
制作会社
WIT STUDIO
公式サイト
www.greatpretender.jp/
主題歌
《OP》やまだ豊『G.P.』《ED》Freddie Mercury『THE GREAT PRETENDER』

声優・キャラクター

小林千晃、諏訪部順一、藤原夏海、園崎未恵

スタッフ

原作:WIT STUDIO
監督:鏑木ひろ、副監督:益山亮司、脚本・シリーズ構成:古沢良太、キャラクターデザイン:貞本義行、サブキャラクターデザイン・総作画監督:加藤寛崇、総作画監督:浅野恭司、デザインワークス:奥田明世/清水慶太/石橋翔祐、コンセプトデザイン:丹地陽子、美術監督:竹田悠介、美術設定:藤井一志、色彩設計:小針裕子、撮影監督:出水田和人、編集:今井大介、音楽:やまだ豊、音響監督:はたしょう二、ミュージックエディター:千田耕平

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