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「啄木鳥探偵處(TVアニメ動画)」

総合得点
65.1
感想・評価
98
棚に入れた
351
ランキング
3494
★★★★☆ 3.2 (98)
物語
3.1
作画
3.3
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.1

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☆の総合評価
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啄木鳥探偵處の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:----

声優と絵だけ。小説版は面白いのかな?

文豪たちが事件を解決していく話。

メインは石川啄木と金田一京助。
声優も素晴らしいし、絵も好き。
だけど、うーん、なんかイマイチ。
病気とか色々あるのかもしれないけど、石川が苦手過ぎて見てるのが苦痛だった。

投稿 : 2023/11/13
閲覧 : 102
サンキュー:

1

ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌人啄木,謎を詠む。

タイトルからしてミステリーなんだろうなと想像できたものの,まさか文豪たちが登場する話だとは思いませんでした。
正直,実在の人物を使ったフィクションはあまり好きじゃないのですが,それ以上に明治や大正の雰囲気が好きなわたしは観続けることにしました。
これを観ているとき,その少し前から「tactics」も観ていて,どちらも偶然にも明治を舞台にした物語ということで無意識にそういう気分だったのだと思います。

「tactics」の方が妖怪が関わる事件を解決するファンタジーな一方で,こちらはファンタジーは一切無いちゃんとしたミステリーになっています。
1話ごとに事件を解決していくスタイルは同じですね。
こちらは原作は推理小説だそう。
上記の通り,メインの登場人物は誰でも名前を聞いたことがあるような文豪たちです。
主人公は石川啄木。彼が探偵役ですね。
そしてその相棒の金田一京助。
他にも仲良くしているお仲間がいます。
啄木の先輩,野村胡堂。
小説家志望の書生,平井太郎。彼は何を隠そう江戸川乱歩です。
啄木のライバル歌人,吉井勇。
そして後に近代詩の父と呼ばれる男,萩原朔太郎。
その他にも,若山牧水,芥川龍之介,森鴎外,夏目漱石が登場します。
なんかそうそうたる面々すぎて笑っちゃいますね。

キャラデザはそんなに好きでもなかったんですが,見ているうちに気にならなくなりました。
それより,やっぱり明治時代の文化や当時の家並みなどの背景が素敵だなぁと思って観ていました。
わたしが明治・大正の雰囲気が好きな理由としては,欧化政策や文明開化で西洋の様式が色んな形で取り入れられたくせに急に無理矢理取り入れたものだから和と洋が混然一体となって不思議な雰囲気を醸し出している感じに惹かれるからです。
作中でも多くの人は和服を着ているけれど,ハイカラな人は洋装ですよね。
わたしは書生風のスタンドカラーのシャツに着物を合わせている着こなしとか女学生の袴姿にグラニーブーツを合わせているのとか素敵だなと常々思っていて,このアニメでも平井くんがそういう和洋折衷な着こなしで好きでした。
彼は大物になりますよ。(←みんな知ってる。)
特に好きだったのは石川くん,金田一さん,平井くんが下宿する蓋平館。
大きな建物に見えますが一部屋は3畳ほどです。
今でいうところのルームシェアに近い感覚かなぁ。
そして1番素敵だと思ったのは凌雲閣,通称浅草十二階です。
こちらは原作の表紙の装画にもなっていますね。
わたしは当時のことに明るくないのでこういう建築物があったことを知りませんでした。
調べてみると,関東大震災で壊れて撤去されちゃったそう。
ヨーロッパなんかは何百年も前の建物を当たり前のように今も使っていたりするのに,地震大国の日本はこういう建物を残しておけないんだなぁと悲しくなりました。
彼らが“十二階”と呼ぶこの建物は1890年竣工で1923年には解体していることから,建っている風景を見られたのはわずか33年ほどということになりますね。
この物語はそんな凌雲閣が建っていたほんの一時の時代のお話で,話の中で時代がかった言葉や風習が沢山出てきます。
まず気になったのは「牛乳新聞縦覧菊乳舎」とのれんのあるお店。
ここは啄木たちの溜まり場になっています。
ここに行けば取り敢えず仲間に会えるかもって感じなのかもですが,わたしは「新聞!?牛乳!?ここは何なの(・・?」でした。
彼らがミルクホールと呼ぶそこはアメリカの影響で「牛乳飲みましょう!!」ってことで始まった,今でいう喫茶店みたいなところで,軽食も出してくれるし新聞縦覧所も兼ねていることが多かったらしくあぁいうのれんになっていたみたい。
まだ新聞配達が一般的じゃなかったこの頃は人間の方から新聞があるところに出向いて新聞を読んでたらしく,そういう場所を新聞縦覧所と言ったそう。
あと物価が今とは違い過ぎるので40円とか5000円とか出てきても価値が全然分かりませんでした(笑)。
まぁこんな感じで当時の風俗や大衆文化に触れられて楽しめました。

物語自体は石川啄木の死後十数年経ってから金田一さんが下宿「蓋平館」を訪れるところから始まります。
こういう始まりは「風と木の詩」と同じだな。
切ない気持ちになりますね。
で,本筋のミステリーですが,ミステリー好きではないのでそこはあまりピンと来なかったかな。
人の名前を覚えるのが苦手なこともあってアニメだと短時間にテンポよく進んでいくので「ん!?どういうこと!?!?」ってなって見返さなきゃ理解できないこともしばしばでした。
特に1話観てから2話以降を観るまでけっこう時間があいたので話数が進んでから荒川銅山とか小栗とか言われてももう覚えてなくて…(^▽^;)
1話完結のようですが,ちょいちょい繋がっていたんですね。
うちもときせん(って何??船の会社!?)の女中殺しとかも作中でさらっと出てきただけなのに,その後取り上げられるからよく覚えてなくて「何だっけ??」となりました。

―にも関わらず,物語の評価を★4にしたのは第十首。
{netabare}金田一さんは自暴自棄になって姿を消した石川くんを見つけ出します。
「君は何故僕にかまうんです?碌な小説も書けなくて,好きだった人の敵も討てなくて,あなたが引き止めるから,だから死ぬことも…。」
「花街に通おうが,僕の本を勝手に質に入れようが,そんなことは構わない。お金が要るのなら僕がいくらでも用立てる。けど,死ぬのだけは許さない!!」{/netabare}
このシーンはほんとにうるっときました。
この金田一さんの友達のためだったらみたいな気概というのか心意気というのか―こういうのは現代人にはないもののような気がします。
当時の人らしいメンタルのように感じました。
これを友達というのであれば,わたしは誰の友達にもなれないなぁ。
すごいなぁって思います。
このシーンに感動したので物語の評価は高めです。

それにしても主人公の石川啄木という人はどうしようもないですね。
史実での彼がどのような人生を送ったのか知らなかったので軽く調べましたが,読むだけで疲れるような波乱万丈な人生だなと思いました。
結核で亡くなってしまうという結末は石川啄木という人を知っていれば分かることですし,このアニメでも冒頭で分かっていることなのでネタバレの範囲外かと思いますが,わたしは彼がこんなに早く夭逝しているとは知りませんでした。
彼が蓋平館に住んでいたのは独身の頃ではなく,故郷に妻や子どもを置いてきているんですね。
アニメでは奥さんの存在は描かれていませんでした。
独身という設定だったのかな??
原作ではちゃんと奥さんがいる設定みたいなのと物語自体も少し違うみたいなので機会があったら原作も読んでみたいです。

声優さんは啄木の声がめっちゃあっていると思いました。
調べてみたら「四畳半神話大系」の“私”と同じ声優さんだそうでびっくりしました。
全然声が違うので信じられません(@_@;)
あとは平井くんの声が良かったかな。

主題歌はやっぱりエンディングの「ゴンドラの唄」が印象的でした。
作中にも登場する吉井勇が作詞しています。
とても古い曲ですが,わたしの好きな小説「夜は短し歩けよ乙女」のタイトルがこちらの「いのち短し恋せよ乙女」からとられていることもあって知っていました。
NOW ON AIRというユニットは存じ上げなかったので調べてみたら,メンバーの1人が亡くなってるんですね。
残念です。。

このアニメは観終わった後の余韻がなかなか消えないので,ミステリー好きさんはもちろん友情モノが好きな方におススメしたいです。

投稿 : 2023/05/18
閲覧 : 167
サンキュー:

4

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

文芸オールスター戦的な

 原作は未読。
 明治・大正時代を舞台にした探偵もので、石川 啄木がシャーロック・ホームズなら、
金田一 京助はジョン・H・ワトスンといったところ。
 当然、内容的にはフィクションだが、メインの二人を始め主要キャラは実在した文芸家ばかりと
いうのが面白い。
 文芸家と言ってもジャンルは多岐に渡り、この辺が単に作品内のキャラの造形だけでなく、
その実像の著作の印象などから、よりバラエティに富んだ印象を与えていたような感があった。
 ただ、この文芸家キャラ達の交流もフィクションで、実際は同時代に生きたというだけで、
本作のように顔を合わせるようなものではなかったのだろう。啄木と京助は本当に交流が
あったようだが。
 この文芸キャラ達だが、その発言や行動が本人の著作を思わせるもの、あるいは作中での
出来事が著作物へのヒントになることがあったりで、その辺の知識があるとより
楽しかったりする。
 とはいえ、あくまでメインの啄木と京助を中心とした構成のため、他のキャラは賑やかし役の
域を超えていないといった印象。

 肝心の推理ものとしての部分は今ひとつといった印象。
 告発状を巡る全体を貫く要素があり、黒幕が身近な存在ということもあって、改めて見返すと
伏線めいた部分が随所にあって面白い。
 ただ、その真相は個々のピースを合わせた大掛かりな犯罪といった類のものではないため、
それほど盛り上がることなく終わってしまった感じ。
 盛り上がりに欠けたという点では、悩める啄木の人間ドラマの部分が推理ものの
エンターテイメント性の足を引っ張っていた感もあった。

 あと個人的には主役の啄木にあまり魅力を感じなかった。
 ある才能に秀でた人が社会不適合者だったりするのは古今東西よくあることで、実際の啄木も
金には相当だらしなかったようだが、本作は実名を使用しこそすれフィクションであるのだから、
もうちょっと啄木に可愛げがあっても良かったと思うのだが。
 何も聖人君子のようにすることはなく、ダメだけど憎めないやつみたいなキャラだったら、
印象が変わったかも。
 時代背景描写は楽しく、材料は面白そうなものが多かっただけに勿体ない印象。

 時代背景描写と言えば、喫煙シーンがやたらと目に付く。
 喫煙シーンに関しては「喫煙を助長する」として批判的に意見もあったりするが、個人的には
喫煙に限らず、当時の価値観、道徳観、社会正義感に合わせた描写を好むたちなので、喫煙が
ありふれた習慣であるこの時代の描写としてはよしといったところ。
 ただ、かっては喫煙者で現在は非喫煙者の身としてはあまりにも美味そうに煙草を吸うので、
いささか誘惑的ではあった。

2020/07/07
2022/07/19 追記・修正

投稿 : 2022/07/19
閲覧 : 320
サンキュー:

5

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

明治時代を舞台にした推理ミステリー

推理ミステリーアニメ
文豪キャラが殺人事件を推理する内容

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 266
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

文豪が探偵ってまた腐女子向け?って思ったら、わりとちゃんとしてて「舟を編む」に近い雰囲気かも?

公式のINTRODUCTION
{netabare}
時は、明治の末――金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。その名も、「啄木鳥探偵處」。「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎慎平
監督:牧野友映
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
キャラクターデザイン:原 修一
音楽:高田龍一・高橋邦幸(MONACA)
音響監督:清水洋史
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
企画:キミコエ・プロジェクト
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会
{/netabare}
キャスト{netabare}
石川啄木:浅沼晋太郎
金田一京助:櫻井孝宏
野村胡堂:津田健次郎
平井太郎:小野賢章
吉井勇:斉藤壮馬
萩原朔太郎:梅原裕一郎
若山牧水:古川慎
芥川龍之介:林幸矢
{/netabare}


1話ずつの感想


第一首 こころよい仕事
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
東京で一旗揚げようと、中学の先輩である金田一京助を頼り上京した天才歌人、石川啄木は創作をそっちのけで酒と女にうつつを抜かし万年金欠状態。
そんな折、二人は殺人事件の第一発見者となる。被害者は荒川銅山の使用人の達吉。容疑をかけられた二人だが啄木の推理でその場を逃れる。見事な推理に京助は感心する。
その後、達吉の告発状と凶器が発見され、荒川銅山の大番頭の小栗が犯人として逮捕される。しかし、啄木は引っかかるものを感じ、再び推理を始める……
{/netabare}
感想
{netabare}
背景は「かくしごと」のイラストにちょっと似た感じの絵だけど
色はくすんだ茶、紫、オレンジ系が多い感じ。。


石川啄木の声を浅沼晋太郎さんがやってて
にゃんは浅沼さんの声って好きなほうなんだけど
長いセリフは棒読みっぽくなっちゃって、もったいないみたい。。


さいご、犯人まで当てるのかな?って思ったら
容疑者はほかにいる、ってゆう虚構推理で虚構証拠を見つけただけで
でも、まだプロの探偵じゃないから、それくらいの方が
チートっぽくなくっていいかも^^


推理と友情ってゆう感じのおはなしで、文豪の男の人がたくさん出るから
よくある、文豪の名前だけ使った腐女子向けのおはなしなのかな?
って思ったら、殺人事件の犯人までは分からなかったけど
ちゃんと推理してたし、ちょっと「舟を編む」みたいな雰囲気でいいかも◎
{/netabare}
{/netabare}
第二首 魔窟の女
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
警察が京助の部屋へ訪ねてきた。華ノ屋の女郎・お滝が殺されたというのだ。
啄木の「お滝の部屋で京助を見た」という証言から京助に殺人犯の疑いがかかってしまう。酔って帰宅した啄木を問いつめる京助だが、啄木は一向に取り合わない。
一方、京助はお滝の部屋に残されていた啄木のローマ字日記を根拠に、犯人は啄木かもしれないと疑い始める。
果たして真実はどちらにあるのか?
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしだけど
啄木さんは京助さんが犯人だって思ってて
京助さんは啄木さんが犯人じゃないか、ってうたがってて
さいごに2人の友だちっぽい人があらわれて、自分たちが解決しようって。。



OPとかEDを見ると、2人はとっても仲がよさそうだし
どっちかが犯人ってゆうのはないと思う。。

それなのに警察が京助さんを連れて行こうってしたときに
啄木さんがニヤリって笑ってたから
もしかしてこの事件って、ウソなんじゃないかな?

警察もニセモノで、みんなで打ち合わせたお芝居とか。。

飲み処で京助さんが、誰かの食べ残しのごはんの方を見たのって
そこのお客さんが(たぶん啄木さんの知り合いで、2人のあとをつけるため)
ほとんど食べてないのに立ち上がったからじゃないかな?

京助さんが華ノ屋でお滝に会ったとき「はじめまして」って言って
お滝が笑ってたけど、京助さんとどこかで会ったことあるんじゃないかな?

もしかして、お滝はどこかで京助さんを見てひとめぼれしたとかで
そのことを知った啄木さんが、2人を近づけるためにお芝居を考えた
とかじゃないのかな?って。。

じゃなかったら先回
友だちでもない大番頭さんのことかばってた啄木さんが
わざわざ警察に、恩人の京助さんに不利なこととか言ったりしなさそう^^
{/netabare}
{/netabare}
第三首 さりげない言葉
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
京助が警察に逮捕されてしまった。真相に迫るべくミルクホールに集まった萩原朔太郎と野村胡堂ら友人の文士たちがそれぞれ推理を披露することに。さらに、夏目漱石の紹介でやって来た芥川龍之介も謎解きに参戦するが、どれも決め手にはかける。
悩む一同の前に平井太郎と名乗る少年が現れ、一昨日の夜に全ての原因があると語り始める。その見事な推理に驚く文士一同。その推理とは?
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、ミルクホールでみんなの推理会がはじまって、どれもハズレ。。

近くにいた、同じ寮の平井太郎少年が、前の日、お滝を寮で見つけて
あの事件の晩、こっそりあとをつけてた。。

先生が忘れてった日記をお滝に届けたのは自分だって言って
自分の推理を発表したの。。



ググったら、平井太郎って江戸川乱歩の本名なんだって。。

探偵役平井少年が、みんなの知らないことを知ってたり
証拠になるような日記を持ってったりして、事件の1部になったりするのって
ちょっとチートっぽいかも。。


にゃんの推理は
お滝が京助さんのこと知ってたってゆうのが半分当たってた^^

でも、お滝の気もちを知ってたはずの啄木さんが
お滝が自殺してもずっとニヤニヤしてたのは、変かな?って

あれだと、お芝居だって思ってもしょうがないって思う。。


首の右に傷があったのだって
ほんとにあったことと想像がごちゃごちゃになってて
ほんとにそうゆう事件があったかも、よく分からなかったし
犯人とお滝がモメたときに、たまたまそっちに刺さっただけかも?


それにお滝が自殺するんだったら
ナイフで首を刺すなんて
力のある男の人みたいなこと考えない気がする。。

首つりとか、手首を切るとか
首を切るにしても、ナイフの刃の根本を首に当てて
そのナイフの背中を布で押さえて、いっきに刃をすべらせて切る
とかじゃないのかな。。

包丁を使いなれてる人だったら
ナイフってすべらせないと
押すだけじゃなかなか切れないし
力まかせに押すと、刃がズレたりしてあぶない、って知ってると思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第四首 高塔奇譚
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
連日新聞を賑わす凌雲閣の幽霊目撃騒動。浅草を仕切る六郎は、啄木に真相究明を依頼する。京助と現場へ向かった啄木は旧友の元新聞記者・山岡と再会。啄木は幽霊騒動に山岡が関わっていると見抜くが、山岡は「ノドノツキ」と言い残して去ってしまう。
一方、幽霊を映し出す仕掛けを作った幻燈師・松吉が殺されるという事件が起きる。松吉は2か月前に起きた婦女暴行事件の第一発見者で、被害女性は死の間際に「ノドノツキ」という謎の言葉を遺していたという。二つの事件の関連性は?
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで「ノドノツキ」ってゆう言葉が大事みたいだったけど
先回、お滝がナイフで首をついたおはなしだったから
もしかして、先回の事件と何か関係あるのかな?って思ってたけど
ほんとに犯人の首にノドをついたあとがあったってゆうオチがビミョー。。


あと、お滝の事件でも恩人の京助さんを牢屋に入れて笑ってるとか
イヤな感じがしてたけど
主人公の啄木さんが「このすば」のカズマよりイヤな感じ。。

京助さんにお団子をおごってあげて
「自分に正直でありたいだけ」なんて言ってたけど
そのお金が実は、「京助さんのために何かしたいから」
って言って友だちから借りたお金だった。。って

はじめはそんな啄木さんにイラッ!ってしてた京助さんだったけど
啄木さんが、自分に正直でありたい子どもみたいな天才だ、って分かって
「そんな啄木さんの役に立ちたい」っていいおはなしみたくなってたけど

天才だから見て見ないフリして好きにさせておくって
体罰とかセクハラしても、有名な人だからって誰も何も言わない
ってゆうくらいひどいことかも?

今季は「文豪とアルケミスト」ってゆうおはなしがあって
にゃんは、おはなしの中の文豪のエピソードが気になって
ウィキで調べてみたけど

啄木さんも奥さんと子供がいるのに借金して遊びまわってるし
文豪の人って、遊んで借金しまくって自殺したとか、変わった人が多くって
そうゆう人を学校で、文豪とかって言って
ヒーローみたいに教えてるのってひどくない?

そんなことしてるから、薬とかアル中の芸能人とかが
まわりの人たちに見て見ないフリされてるうちに暴走したり
ヒットラーみたいな人とか、どこかの教祖様とかが
自分は天才だから何してもいい、ってカン違いして暴走したりするのかも?

そうゆう人たちの作品が好きって思って
読んだりすすめたりするのは、ぜんぜんいいけど
学校でいい意味で取り上げたりするのっておかしいって思う。。

京助さんとかまわりの友だちも、啄木さんを応援したい気持ちは分かるけど
悪いことは悪いって言って止めてあげないと
さいごは薬の中毒で死んだり、自殺したりするんじゃない?
(ほんとは結核で死んだみたいだけど)

本当に才能がある人なら、ウワキとか薬なんかしなくっても
いい本が書けるって思う☆彡


話しがズレちゃったけど
メインキャラがギャグアニメの主人公だったら
「このすば」みたく笑って見てられるかも?

でも、わりとシリアスなおはなしだから
啄木さんにも京助さんにも共感できないみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第五首 にくいあん畜生
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
友人の詩集に刺激されながらも自信を失いそうになる啄木を励ます京助。しかし、同郷の女郎・おえんの見受け話に啄木が関係していることを知ったことで苛立ちを隠せない。
一方、ミルクホールでは、給仕の季久への告白を巡り、吉井・朔太郎・牧水の三人が、胡堂の審判のもと歌合戦をする。
3人が飲み明かした朝、下宿先に啄木を訪ねてきたおえんは京助に餞別を託して去っていった。そこに新しいスーツに身を包んだ啄木が現れ……。
{/netabare}
感想
{netabare}
ミルクホールのメイドさん?の季久に片思いの3人が
季久への愛の歌を作って勝負。。ってゆうおはなしと
同郷の女郎で啄木さんのことが好きなおえんを説得して
見受けさせてお金を手に入れた啄木さんを金田一さんが絶交したおはなし。。

さいごに啄木さんが「キャーッ!」ってゆう声がした方を見たら
血がついた花魁っぽい女の人が橋の上に立ってて、オシマイ。。



今回はいろんな歌が出てきたけど
啄木さんの「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」
は学校で習ったかも。。

畑仕事をしてる農民の人が、一生けんめい働いても貧しくって大変
ってゆう歌だと思ってたけど、今調べたら
仕事も転々、家庭は放置、借金しまくった上に踏み倒し、そのお金で女遊び!
だって。。https://precious.jp/articles/-/11950

さいごの方で絶交された啄木さんがくやしがって
「上等じゃありませんか、こっちだって。。」ってその歌を詠んでたけど
本当の啄木さんってただのクズ人間だったみたい。。

そうゆう風にしか生きれなかったのかもだけど
マジメに生きてたら長生きして、もっといい作品を作れたかもだから
ヒーローにしちゃ、ダメな人だと思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第六首 忍冬(すいかずら)
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
人気役者の橘乙次郎が活人形「金銀花」にかみ殺されるという猟奇事件が話題となる。ほどなくして乙次郎の後輩である泉若が自首したことで落着を見ていたが、泉若はミルクホールで働く季久と恋人同士だった。
吉井は、片思い中の季久から泉若の無実の証明を頼まれる。そこに、京助と絶交中で金欠の啄木が割込み、二人で事件を調べることに。季久に好かれたい一心の吉井は、「金銀花」でぼろ儲け中の傀儡館の館主が犯人とにらみ、啄木と一緒に傀儡館へと乗り込んでいくのだったが……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで

季久から殺人事件の犯人になった恋人を助けるために
人形が犯人だってゆう証明をたのまれて、啄木さんが依頼を受けたんだけど
そこに、事件を解決して、自分が新しい恋人になろう
ってする吉井さんも参加して、捜査がはじまったの。。


けっきょく啄木さんは、季久の右目が義眼だって気がついて
人形フェチの橘乙次郎が義眼の季久をレイプしようとして
季久に殺された、って推理したの

それで夜中の3時に季久を人形屋敷に呼び出して
啄木さんが吉井さんに推理を聞かせてたら
バレたと思った季久が2人を殺そうとして
その季久を取り押さえて、事件は解決したってゆうおはなし。。



殺人現場はグロかった。。

推理アニメになってたけど、季久が義眼だったってゆうのは
作画だけじゃ分からないと思うから
見てる人に推理させるおはなしじゃなくって
昔の生活とかを見せたり、友情とかの日常がメインなのかも?

今回は啄木さんがあんまりクズじゃなかったのがよかった^^

あと、絶交したのに心配でつきまとう金田一さんがバレバレでおかしかったw


ただ今回の事件って、被害者は季久の方だった気がする。。

おそってきたのは男だし、何をされるか分からないんだから
持ってたナイフで抵抗して、殺しちゃってもしょうがないかも。。

でもそのあと、傀儡館の館長を犯人にしようとか
啄木さんたちまで殺そうってしたのは、よく分からなかった。。

早く自首してたら、正当防衛とかになって
牢屋に行かなくってもよかったんじゃないかな?って
{/netabare}
{/netabare}
第七首 紳士盗賊
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
大会社から社員全員分の給料が盗まれる事件が発生。犯人は遺留品の煙草を手掛かりに捕まったが、盗まれた給料は依然行方知れずのため、発見に懸賞金がかけられることになった。
啄木と絶交中の京助は、犯人が利用したタバコ屋のつり銭で受け取った二銭銅貨に細工が施されていることに気付き大興奮。隠し場所を示す暗号を見つけたことから、啄木を差し置いたまま京助は平井少年と共に解読に挑む。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで
犯人が盗んだ5000円をどこかに隠した。。

その5000円を京助さんが見つけて、啄木さんに自慢したら
実はそのお金は啄木さんが仲直りするために用意したニセモノだったけど
2人の仲は元に戻った、ってゆうおはなし^^



手がかりの2銭銅貨が啄木さんの持ってたものだった、ってゆうので
にゃんは啄木さんが何かしかけをしてるって思ってたから
ネタバレを聞いてもびっくりしなかったけど
5000円を作るのに500円かかった、ってゆうのでビックリしちゃったw

前に「明治東亰恋伽」で調べたらそのころの1円はザックリ、1万円くらいで
今だったらニセのお金を作るのに500万円使ったとしたら

はじめの方で、印刷がスゴイ、とか言ってたのって伏線だったみたい^^

あと、おえんのことは、実は啄木さんが助けようってしてた
ってゆういいおはなしっぽくなってたけど
500円あったんだったら、ふつうに借金返して☆彡

それであやまれば、京助さんもゆるしてくれると思う
{/netabare}
{/netabare}
第八首 若きおとこ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
血を吐いて倒れた啄木のもとに、女中の加世が依頼人の環を連れてくる。一度は断った啄木だったが、環の死生観や中性的な魅力に惹かれて依頼を受けることに。
環は「蝙蝠男」として活躍した軽業師・鑑と深い関係だったが、鑑が事故死したことがきっかけとなり、彼の弟に脅迫されているというのだ。
一方、京助は死を匂わせる短歌を書いた啄木が心配でたまらなかったが、胡堂たちは啄木の冗談としか受け取らず、心配する素振りも見せない。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで
脅迫事件の前編ってゆうかんじかな?

体が悪いのに雨の中外に出てくとか、ちょっと。。って思うけど
もしかして自分が死ぬんじゃないか?って思ってたのかも。。

環さんは男のかっこうをしてたけど、本当は女で
雨にぬれた啄木さんを自分の家にあんないして着がえさせたとき
胸に傷のある自分の裸を見せたりしてたけど
男のかっこうをしてたのが、事件に何か関係があるのかな?



ウィキペディアで啄木さんのことをちょっと調べたけど
エピソードを見たらいいことがほとんどなくって

○カンニング、出席日数不足、成績の悪さ、で中学を退学

○奥さんに燃やすようにたのんだローマ字日記の内容は
浅草に通って娼妓と遊んだこと

○新詩社の仕事で短歌の添削指導をしながら
依頼人の菅原芳子に熱いラブレターを送ったりしてたんだけど
他の依頼人の平山良子の作品といっしょに送られた写真にもひとめぼれして
こっちにも恋文を送ったら、女なら啄木は快く添削に応じてくれると思って
知り合いの人気芸者の写真を送った、平山良太郎ってゆう名の男の人だった

○生活が苦しかったのは女遊びとかで借金を作ったからで
今の価値だったら1400万円くらいの借金をしてて
たかり魔、借金魔、金にだらしない男。。とか呼ばれた

「このすば」のカズマみたいw

○友人に送った手紙に
蒲原有明を「余程食へぬやうな奴だがだましやすい」
薄田泣菫や与謝野鉄幹を「時代おくれの幻滅作家」って書いたり
自分がお世話になった作家さんたちをばかにしたり

友人からの援助で生活してたのに
「一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと」
ってゆう句をのこした


。。とか、悪いことばっかり

啄木さんが詩がうまかったのってもしかして
結婚サギの犯人が口がうまかったってゆうのとあんまり変わらないのかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第九首 仕遂げしこと
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
貧しい人々に施しを行うことで生きる意味を見出す環の姿に、感化されていく啄木。京助は死んだ鑑の家に幽霊が出るという噂を平井から聞き、啄木と共に調査に出かけるが意外な幽霊の正体にたどり着くことに。
そんな折、環の夫である園部が何者かに窓の外から引きずり落されるという事件が発生する。犯人は鑑の弟なのか? 環と二人きりになった啄木は、おもむろに原稿用紙に何かを書きはじめる……。
{/netabare}
感想
{netabare}
鑑の弟ってゆう人が環の話以外にぜんぜん出てこないし
第六首の季久の事件と似たような、相談者が犯人ってゆうパターンで
はっきりしたトリックみたいのは分からなかったけど
環があやしいってゆうのがミエミエで、推理モノにしてはちょっと。。

それに環が園部さんをつき落したのだって
そんなに高いところからじゃないし、下は水だから
ふつうに泳げる人だったら
壁を支えてる棒につかまればふつうに助かりそう。。


それから環に恋する啄木さんのことだけど
このおはなしだけ見てたら純愛ってゆう感じだけど
実は奥さんと子どもを実家において、お金もあんまり送ってなかった
って知ってると、すごくビミョーかも。。

環さんを守ったり、社会を変えようってする前に
奥さんたちを守ったり、自分を変えたりした方がいいんじゃないかな?って

じゃないと、誰もそんなテキトーな人が言ってること聞かないと思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第十首 幾山河
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
環を失った啄木は、歌を捨て社会を変えようと小説の執筆に励み、夏目漱石に見せるが評価してもらえない。環の仇を討つべく園部を殺そうと何度も教会に足を運ぶが、殺すこともできない。自暴自棄になった啄木は、京助から金を巻き上げ花街通いに勤しみ放蕩の限りを尽くす。そんな啄木と、吉井や朔太郎たち文士仲間は衝突する。
心身が蝕まれ絶望していく啄木を前に、ふらりと現れた牧水。牧水の歌を聞いて啄木が向かった先とは? そしてその時、京助は……。
{/netabare}
感想
{netabare}
啄木さんが、好きだった環さんの復しゅうもできない、小説の才能もない
病気も悪いみたいで、自殺しようとするんだけど
京助さんに止められて、ふるさとに帰って飛び降り自殺しようとして
また止められる、ってゆうおはなし。。



何度でも見すてないで
啄木さんを助けようとする京助さんを見ててなみだが出そうだった。。

何度くじけてもゆるしてくれる京助さんって神様みたいで
これで啄木さんが変わってくれれば、感動のおはなしなんだけど。。

本物の啄木さんはさいごまでクズだったみたいだけど
このおはなしはフィクションだから、変わってほしい☆彡


このおはなしには奥さんとか子どもの話は出てこないから
啄木さんは独身ってゆう設定なのかも?

でも本当の啄木さんは、奥さんと子どもまでいたはずで
せっかく帰ったんだから
好きな家族を大切にしてあげた方がよかったのに、って思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第十一首 逢魔が時
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
町内の商家で子供の行方不明事件が頻発するが、そのどれもが数日のうちに戻ってくるという。だが依頼主の成田屋の子は既に1か月ものあいだ行方不明。京助は、朔太郎や胡堂を巻き込み体調不良の啄木に代わって調査を進めていくことに。そんななか突然、成田屋の子供が帰ってきた。果たしてこれで一件落着なのか?
一方、環の死によって解決したかに思われていた告発状事件が再び起きる。啄木は真犯人である告発者Xの解明に乗り出す。
{/netabare}
感想
{netabare}
商家の連続誘拐事件がおきてて
さいごに成田屋の1歳の子どもが誘拐されて
啄木さんのところに解決の依頼が来て
京助さんが代わりに聞きこみに回ったの

けっきょく子供は帰ってきたんだけど
犯人は成田屋の子どもと
成田屋さんの旦那さんと自分の間にできた子どもをすり替えようとした
成田屋の妾のしわざだった、ってゆうおはなし。。



ふつうだったら、連続誘拐事件がおきてたら
気をつけて見張ってるはずだから、犯人もだんだんやりにくくなりそう。。

それに誰も警察に届けないってゆうのも変。。

それから、子どもを次つぎさらってかくしてたんだったら
夜中、子どもが泣いたりして、犯人の近所の人もおかしいって思いそう。。

お店の名前をつなげると「うらみはらすなり」になるってゆうのも
うまく順番に誘拐できすぎだし
1歳くらいの兄弟だからって
まわりの人が気がつかないくらい似てるってゆうのも何だか。。


そんな感じで、どこかでバレそうなのにうまくいきすぎで
ミステリーとしてはあんまりだったけど
京助さんが啄木さんにうまくおだてられて
こまってるところがかわいかった^^
{/netabare}
{/netabare}
第十二首 蒼空
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
体調の悪化が激しい啄木は、京助に教会で見かけた怪しい男の尾行を命じる。告発状によって社会問題が明るみになっていった一連の事件には、告発者Xともいうべき真犯人がいると啄木は確信していた。果たしてXとは誰なのか、そしてその真の目的とは?
一方、ミルクホールには、今日も文士たちと他愛も無い会話をするいつもの日常があった。啄木がいて、京助がいて、皆がいる。啄木は京助に、いつか飛行機に乗りたいのだと告げる。それは叶うことのない夢なのだろうか……。
{/netabare}
感想
{netabare}
告発者Xが実は加世だった、ってゆうおはなしだったけど
そうなんだ。。って思ったくらいで
それより加世が15歳だった、ってゆう方がびっくり!

加世のお母さんが、自分を生んだことを呪って死んだから
告発者になった、ってゆうのは、何だかよく分からなかった。。
加世のお父さんって、あの神父さんだったってゆうことなのかな?

啄木さんに「わたしは生まれてきた意味を与えてきたんです」
って言ってたけど、15歳で生まれてきた意味がわかるってすごいと思う。


京助さんがやさしくって、今回の啄木さんもそんなにクズっぽくないいい人で
さいごはちょっといいおはなしっぽくなってたけど雰囲気だけみたいで
こんな感じのおはなしを、最近どこかで見たみたいって思ったら
脚本家の人が「歌舞伎町シャーロック」の人だった。。
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


石川啄木さんが探偵で、金田一京助さんがアシスタントの探偵アニメ。。

明治時代の雰囲気が伝わってくるみたいなおはなしだったけど
推理は「歌舞伎町シャーロック」とそんなに変わらないくらいで
そんなにむずかしくはなかったみたい。。

ちょっとグロいところもあった。。


キャラは京助さんはとってもいい人で良かったんだけど
主人公の啄木さんが「このすば」のカズマよりクズで

後半、ちょっとずつ良くなってきたけど
こうゆう、反省しない性格のおじさんを知ってるから
見てて。イヤな気もちになるくらいだった。

でも、さいごは早く死んじゃって、ちょっと悲しかった。。
もうちょっとちゃんと生きてたら、長生きできたかも。。



.

投稿 : 2022/01/04
閲覧 : 880
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32

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

もう少し事件にトリックがあれば、このイライラも消えたんだろうけど

石川啄木や金田一京助のような、実在の人物たちが不可思議な事件を解決していく。
といっても、大幅に改変されてるから史実通りな部分は少ない。


「数話で一事件&全ての事件に通じる黒幕がいる」っていうミステリー作品お決まりの構図だけど、視聴者に考えさせるようなトリックはないから推理要素は無い。
それに時代もの特有の単語の難しさがあるから、そういうのを嫌う人は観ない方が良い。


もっと事件性ミステリー性があるものを期待してたから期待外れだった。そして声優のメンツから察する通り、事件を除けばホモクサい友情ものだけど、正直こういう男の友情が拗れる話は大っ嫌いだから観ててイライラする。
まあそういう意味ではこの時代の文化人のリアルなめんどくささが再現されてるからある意味“史実通り”と言えるかもしれないけど(笑)

投稿 : 2021/09/19
閲覧 : 308
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1

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

最終話まで観ればどんでん返しが観られる

「五千円だと一生暮らせる」とかやけに時代を感じさせようとする台詞が多いが、時折文学っぽいというだけでそこまでの世界観は作られていない。
タイトルは探偵となっているが推理物ではない。人情とか友情とかそんな感じ。
自由奔放な主人公とひたすら援助し続ける友人はどうしても好きになれなかった。
最終話を観たら気持ち良くなれる。

投稿 : 2021/06/26
閲覧 : 277
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1

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

へえ。。イケメン好きなら持続できるかも? 

原作未読。

自分は石川啄木と同じ岩手県出身です。視聴動機もそこ。
なので甘くもなり得るし、厳しくもなり得るかと。

さてどっちに転ぶやら・・

雰囲気はいい。
絵もBGMも悪くない。

でも・・

■設定
 文豪の名を冠するイケメンキャラ達が登場。
 助手以外はアニメオリジナルキャラらしいです。
 なんと彼らの{netabare}集団入浴シーン{/netabare}もありw
 まあ、武将の名を冠した萌えキャラが登場するアニメ界ですから、とやかくいうつもりはありませんが。

 対して女性キャラはというと、カワイさ控えめ。
 これは女性向け作品なのか・・と思いきや、
 主人公は{netabare}女好きで遊郭通い{/netabare}という設定。
 ターゲットどこじゃw
 啄木ファンも女性も嫌がる人多いんじゃないかな。

 郷土が舞台とはならず、またガッカリ。

■内容
 一時期、綾辻行人の推理小説を読み漁っていました(綾辻さんが小野不由美さんと結婚していたのは知りませんでしたが)。
 綾辻作品と比べるのは酷かも知れませんが、本作のミステリ部分がどうにも刺さりませんでした。
 ~{netabare}
 制作側だけが知る事情・事実で推理が解かれる。
 視聴者にヒントを与えずに、推理をさせない。置いてけぼり。

 1話 :謎解きが地味。
 2~3話:ほぼコント。
 4~5話:恋バナも腑に落ちないし演出的にも刺さらない。
 6話 :犯人捜しも浅い。
 7話 :主人公が偽札を製造すなる話。
 8~9話:啄木の病気発覚。正式な探偵依頼。多少見応えあり。
 10話 :こいつクズだ。。普段おちゃらけて傷心となるとグズる。共感しようもない。そして東京から岩手に向かったのなら、岩手山は列車の右側ではなく左側に見えるはず。。
 11話:いやいや・・劇的なBGMで盛り上げようとしてるけど・・フツー自分の子の判別くらいできるっしょw。父母が同じ兄弟でも顔って違うんだから無理がある。小説ならではの話だよね。
 12話:カヨちゃんが犯人て。。意外ではあるけど安易。ミステリ小説なら布石があってしかるべき。。ってカヨちゃんはアニメオリジナルキャラらしいからアニメスタッフによるオリジナルシナリオかな。。原作はアニメの山場にふさわしい物語はないってこと?よくアニメ化できましたねぇ。

 啄木本人も「たかり魔」で「女好き」で「傲慢不遜」な面があったらしいですが、どうもこの主人公は好きになれず、岩手の有名人が原作者にたかられたイメージを持ってしまいました。

 でも不来方城と岩手山のショットはなかなかよかった。
 こんな絵をアニメで観られるとは。
 {/netabare}~

 8話辺りは見応えを感じたけど、ぶっちゃけそこまで視聴モチベーションを持ち続けることができる人はどれだけいるだろうか。。

■キャスト
 それなりの男性声優の顔ぶれ(声ぶれ?)。
 女性の耳には幸せかも。
 花澤さんの旦那の声、初めてちゃんと聞いたかも。
 ~{netabare}
 加世ちゃんのcv大和田仁美さん、
 SHIROBAKOの今井みどりでした。
 {/netabare}~

 啄木の名を借りたワリには安易なところが鼻につき、自分には逆効果になったようです。公平な評価ではないかも。スミマセン。。


 原作:東京創元社のミステリ小説
 制作:ライデンフィルム/東北新社
 放送:2020年4-6月
 視聴:2021年3月(dアニメ)

ライデンは最近、はたらく細胞BLACKを制作。
東北新社は最近、総務省幹部接待問題を勃発・・
なにもBLACKで競わなくても。。。
 

投稿 : 2021/03/18
閲覧 : 324
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14

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

岩手県民にとって必携アニメ…かも

原作小説未読


石川啄木を探偵に、同郷の先輩金田一京助を助手に。1996年発表の小説が元ネタのようです。
クズな逸話に事欠かない啄木をどこか憎めない人間に仕上げてて面白いのですが、そもそもピックアップしたのが啄木とはマイナーじゃないですかね?教科書の副読本『文学史』にちらっと出てくる人じゃなかったかしら。知名度は漱石や芥川にはもちろんのこと歌人としても与謝野晶子や正岡子規には言うに及ばずで、おおむね二葉亭四迷だったり河東碧梧桐程度のシャドウストライカーみたいな位置付けだった気がします。

と言いながら当方の視聴動機は石川啄木です。岩手出身の身としては断る理由がありません。他県の方への訴求力のあるお名前かは心配。

もう一つの心配事。こういった文豪ものは先駆者がいてたりで、それがまた美形男子逐次投入と腐向けの臭いがするため嫌気されがちです。私も先駆者作品は只の一度も観たことありませんし興味もありません。太宰の深淵も知らずにとりあえずアンニュイにしてみました、みたいなことして見繕っているんでしょ?くらいの小馬鹿にした先入観を持ってます。


 {netabare}視聴前ハードル高杉{/netabare}


県民以外に誰得なんよ?なツカミと思いきやなかなかどうして…味のあるお話でした。わりと私好きです。それに腐向けではないと断言できますな。厳密にはどうか知らんけど表向きは皆無なのでその点はご安心頂ければと。啄木なんかもそうですが文豪たちの人となりや人間関係なんか現実のそれを踏襲してたんじゃないかしらと思われます。
ハードルと事前に想定してた要素はさほど気になりませんでした。


だがしかし諸手を挙げてお薦めは出来ません。『きつつきたんていどころ』その名の通り探偵謎解きものです。それなのにミステリーの解に膝を打つような気持ち良さがあるかというとまるでない。
主人公の啄木もなかなかのクズっぷりで金を借りて遊ぶわ返す気配なしで悪びれることもないわなかなか共感を得にくい人物です。才能と人格は同居しないとはいえ支持される性格とは程遠い主人公。
コナン君や金田一少年がゲスな性格をしていて謎解きも普通な感じ、と誰得な気配濃厚であります。


自分は郷里アドバンテージなのか、いまいちミステリやゲスの極み主人公はさほど気にならず。
いや観ているうちに「気にならなくなった」が正しいですかね。完走してみるとわりと謎解きは副次的要素に追いやられて金田一との友情話が主旨だとわかります。
そもそも石川啄木が夭折した明治期の歌人であります。


 {netabare}命短シ恋セヨ乙女{/netabare}


きちんと初回からメッセージを発してます。短い生涯を精いっぱい謳歌するという点で啄木自身も実践していたように思えますし、金田一の視点も限りなく優しい。
それに現実の啄木が詠んだ歌だって故郷を追われるようにして出てきて郷里を懐かしむ歌が多い。二度と戻れぬ時間や場所への追憶が創作の原点ならば、きちんと懐古上等な物語に仕上がっております。


振り返って“悪くはなかった”としたのは事実ですし、なんだかんだ序盤からけっこうジワる小ネタで刺激されたこともあり完走するにあたって特に苦労は無かったですよ。

・{netabare}第1話から複数回名前が挙がってた軍医森林太郎。屋号の“鴎外”をおくびにも出さないところ{/netabare}
・ライデンフィルムも天災で『はねバド!』1話分飛ばしてたのに今回のコロナ禍では貫徹。感謝!
 ※{netabare}そして同作品の羽咲綾乃役だった大和田仁美さんが登場。お久しぶりです{/netabare}
・石川啄木/金田一京助に続いて野村胡堂(CV津田健次郎)も岩手出身。しかも同世代
・石川啄木(CV浅沼晋太郎)。浅沼さん出身盛岡だし。ますます岩手県民必見な気がする
・金田一京助(CV櫻井孝宏)。挙動不審な櫻井さんの演技は初かもしれない
・名義貸しで名探偵に仕立てられ挙句には「名をかけて」じっちゃんにされた言語学者が探偵ものに
・{netabare}書生が活躍!?の人情話第3話。書生の名は平井太郎。小道具に銅貨出てきたのがなかなか渋い
 ※{netabare}江戸川乱歩の処女作が『二銭銅貨』ってなかなかの伏線です{/netabare}{/netabare}

{netabare}個人的にはこの3話がミソ。遊女の悲恋といいますか、金田一を恨みながらも真相を知らせない啄木の優しさ。言ってどうなるものでもないしね。{/netabare}



※ネタバレ所感

■元服って…

齢十五歳で昔は大人扱いだったとか。

『不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心』

“こずかた”と読みます。不来方は盛岡の雅称。東京にて当時を思い出し詠んだ歌と言われてます。無限の可能性がありそうな若かりし頃ってやつ。

{netabare}加世の年齢を聞いた時から予感はあって、さすがに最終回で岩手山の遠景から石垣の見える草むらに寝ころぶ加世(CV大和田仁美)を見てこの歌を詠まれるだろうとその通りでした。加世は十五歳です。{/netabare}
{netabare}少し前の回の同じ場所で今度は身を投げようとして金田一に止められた二十代半ばの啄木の姿がありました。その加世との対比が物悲しい。{/netabare}

 命短シ

花の命は短いって意も当然あり。しかしあらためて、兄弟五人も入れば一人くらい乳幼児死亡や死産など当たり前でこれらが平均寿命を40歳代くらいに下げてた明治時代。70歳を超えて生きてれば長老もいいところ。平均寿命が上がったのはたかだかここ50年くらいの話です。文字通り命短し。
人生の折り返し地点だったり、今でいうところの『終活』を考える年代が現代より早かったわけで、短い人生なら己の好きなようにという力学が働くのはその通りで、「どうせあの世に持っていけないし」と生活が回る銭があればって感覚も理解できなくはない。啄木に限らず蓄財より使ってナンボみたいな当時のエピソードには事欠きません。

{netabare}もちろん金田一京助以外の友人たちは啄木への異議申し立てをしっかりしてますので彼がクズなのは前提なんです。ただし微妙にお金の捉え方が現代に生きる我々とずれている気がします。啄木の無心に付き合う京助の金の使い方に対しても友人たちはあまり口出ししません。たぶんそういうところ。{/netabare}

{netabare}人生が短いのであれば十五歳といっても現代の十五歳とは背負うものが違う。そんなことが透けて見えていたのが加世でした。同じく夭折の天才歌人も似たようなもんだったかと。{/netabare}



いたずらに昔を懐かしみたいわけではありませんよ。

『教室の窓より遁(に)げてただ一人かの城址(しろあと)に寝に行きしかな』

心を空に吸われる前段階で、授業をサボって教室を飛び出し、一人になれる場所に向かってます。
あーこの感覚は変わらないのでしょうね。何十年後かの夜に自由を求め続けて盗んだバイクで走りだしてる十五歳と心根は一緒だと思います。今の十五歳にもぜひ悶々としててほしいものですね。



■啄木と私
 ※アニメ関係ないので畳みます

{netabare}『ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな』
『石をもて 追はるがごとく ふるさとを 出でしかなしみ 消ゆる時なし』


離れて暮らす故郷を想って詠んだ歌が心に響く歌人という位置付けです。
{netabare}だからこそ東京で絶望した本作の登場人物らが、ある者は自ら命を絶ち、またある者は故郷へ帰っていくこの物語に意味を与えます。{/netabare}


故郷を離れて壁にぶつかるなり抱えるものが増えたりするなりしてくると響いてくる短歌でしょう。
家内からの指摘で、新幹線駅を降りて自宅へ向かう途中に北上川にかかる全長500Mくらいの橋を渡るんですけどその景色が岩手に来たぞって感覚らしいのです。

『やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに』

北上=北上川のこと。指摘されて初めて気づく感覚でした。それと、第1話ボソッと呟いてたこの歌。

『ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく』

ずうずう弁聞きたいがために上野駅に向かうという設定だったかと思います。そんなん実家戻れば勝手にそうなるしわざわざ花の都大東京で地元訛りを聞く感覚とはなんぞや?と思ってました。
{netabare}不幸なことに東日本大震災の時に痛烈に掻き立てられました。“停車場”から“TV”へとモノは変わってますが、遠く離れた地で聞く身体の奥底に根付いた言語。それを話す人たちが苦境に立っているのに帰るに帰れない。多くは語りませんが故郷への想いが強くなるとともに思い出したのが地元の歌人のこの歌でした。{/netabare}

こうみると意外と覚えてるもんです。{/netabare}



全くもってミステリがどうでもよくなった事情はこれまで書いてきたようなことでした。
この作品の一番の謎は、原作者の方はもうお亡くなりになられて久しくあまりプロモーションの必要性も感じないのになんでアニメ化したのかしら?ってことでしょうか。

あとEDは最初から最後までアカペラで貫徹したらよかったのに、と思ってます。
{netabare}大正時代のヒット曲が原曲です。明治時代の物語で大正浪漫かよ!と思いかけましたが、物語が繰り広げられた明治後期を金田一京助が振り返る頃合いが大正時代なのだと理解して納得してます。{/netabare}


あまりお勧めではないけど自分は評点高めにしとくタイプの作品。
ふるさとっていいもんですね。


視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.07.14 初稿
2021.03.07 タイトル修正

投稿 : 2021/03/07
閲覧 : 781
サンキュー:

34

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

★★☆

2021.2.19 ★★☆(2.9) 初回評価

投稿 : 2021/02/19
閲覧 : 225
サンキュー:

1

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

明治末期の日本文学関連の人名くらいは知っている人向け?

私よりは、どちらかというとかみさん(英文科出身)が観ていたのに付き合って観たという感じです。悪しからず。

録り溜めていたんですけど、全話観終わったのは昨日(2021/1/11)なのでまったく時期外れのレビューですね。

本作は歌人として有名な石川啄木が主人公です。りあえず「はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」という歌はこのレビューを読んでいる方も教科書とかで見たことあるかもしれません。

ということで、石川啄木の「貧乏」と、そして病弱で肺結核で早死にしたというのは世間的な定評のあるところかと思われます。

そしてそんな啄木にいろいろと世話を焼き助けてくれる金田一京助も、まあ主人公と言って良いんじゃないですかね。

<シャーロック・ホームズ>シリーズに例えると主にいろいろやってるのはホームズ(啄木)だけど、それについて語っているのはワトソン(京助さん)みたいな感じです。別の例えだと、ハルヒが啄木でキョンが京助さんみたいな。あ、この場合は主人公はキョンか…。

啄木が探偵をやっていたなんていう史料は残っていないと記憶しているので、原作小説のフィクションだと思います。作中には同時代の日本文学界の人がたくさん出てきて啄木や京助さんと親しい飲み友達くらいの親交があるように描かれていますけど、これも特に史料的な根拠はないんじゃないかと思われます。

作中の事件は、「日常の謎」とかじゃなくて普通に人が死んでるような事件です。

とにかく原作は読んでないんでアニメ化でどのくらい改変されたのかは知らないんですけど、作中の啄木はだらしなく、かつ貧乏であるくせに人からお金を借りては飲み食いあるいは女遊びなどで使い果たしてしまい、いっこうに返済しないクズみたいな人物に描かれています。

ここの嫌悪感で視聴を打ち切ってしまう人も多そうですね。

萩原朔太郎とか芥川龍之介とかも出てきていて、作品や有名エピソードなどを知っていると「なるほどね」といった感じのキャラクター描写もあるのですが、何にも考えない・知らないという態度で観ていると特に面白くもなんともない作品だとは思います。

ただ、「容疑者X」なるトピックが出てきてラスト2話までたどり着けば「ああ、そういうことだったのか!」みたいなストーリー全体としてのカタルシスは得られます。

ということで、私個人の感想としては「付き合いで観てみたらまあまあ面白かったけど他人に視聴を進める気持ちには全然ならない」といった感じです。

投稿 : 2021/01/12
閲覧 : 347
サンキュー:

19

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーーむ、何とも微妙なんだよな

原作未読(2020.11)
20年前位?の小説のアニメ化らしい。えーーー、多分最近の文豪ブーム?から引っ張り出した感が否めません。アニメにするに当たり歌人、詩人をオリキャラで登場させてるようです(こうでもしないとボリューム的に厳しいか?)。一応推理モノのようなんですが事件解決の歯切れ悪さというかスッキリ感がない状態が最後まで続きます。
また、主人公が石川啄木先生?をモデルにしてあるのですが、この人、本当に「クズ人間」と言われても仕方ない人だったみたいなんですが、その辺をご丁寧に描いていらっしゃるもんだからこれまた気分が良くない。推理も主人公も釈然としないもんだから作品も「何でアニメ化したの?」って謎が残っちゃって推理モノとしてはイマイチなんですよね。
まぁ、当時の街並みや雰囲気は悪くなかったとは思います。


私のツボ:最後に不来方持ってくるかぁ

投稿 : 2020/11/02
閲覧 : 320
サンキュー:

8

ネタバレ

zhXwD22450 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

微妙・・・

全話視聴 原作未読です。

絵が好みで、視聴しました。
キャラクターも背景も綺麗で、声優も豪華ですが、話の内容が薄くて盛り上がりがなく毎話パッとしないでエンディングを迎える感じでした。

全く良いところがなく、迷惑かけても何も考えないような石川を金田一がどうしてあそこまで執着するのか最後までわかりませんでした。

投稿 : 2020/08/10
閲覧 : 386
サンキュー:

3

ムスムス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

装丁はいいのにどうしたの?

光をとらえた背景の描写は素晴らしい。
川瀬巴水を思わせるような淡い色彩設計も秀逸。
しかし、肝心の話やキャラに掘り下げが足りなかった。
身も蓋もないけど、探偵しなくても良かったのではと思ってしまった。
石川啄木や萩原朔太郎がみるくほうるで話している所に、若い芥川龍之介が居合わせるシチュエーションとか、イイ声で詩を吟じたりとか、良い作品になりそうな場面もあったけどそれだけ。
女の子たちの扱いが雑なので、いっそBLに振り切ったドラマにした方が良かったのではないだろうか。
原作あるからそうもいかないのかな?

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 324
サンキュー:

4

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

背景がいい系 原作は伊井圭

背景が美しいです!それだけで,見る価値ありと言えるかと思います。

おすすめポイントはいっぱいありますが,
蓋平館(読み方わかりません^^;)
東京の町並み,石垣・瓦屋根・格子・浅草十二階
夜の花街などは葛飾応為っぽくかんじたりもしました。
終盤のグーグルアース的な美しさの岩手の田園風景
盛岡から見た岩手山の景色は作中の啄木の心情や自分の個人的な思い出もあって,それだけでうるうるとくるものがありました。「思い出の山,思い出の川」と言ったところでしょうか。そういった意味では北上川が描かれていないところがやや物足らなくもありますが・・・

それに対して,ストーリーは・・・何かモヤモヤする,事件が解決してスッキリする類いの探偵物では無い感じです。

よくあるラノベ原作かなと思い伊井圭を検索しようとスマホに話しかけたら・・・

eKって原作者,軽自動車かよ!!w

しょうが無いので文字を入力して調べると,原作者伊井圭は1948年生まれで2014年に他界しています。1996年に原作の一つ「高塔奇譚」で第三回創元推理短編賞受賞だそうでラノベとはちょっと違うみたいです。創元社の小説で初アニメ化だとか。でも,なぜ今これのアニメ化?感は正直あります・・・設定は面白いんだけどw
実際に金田一京助と石川啄木は親友なんだそうですね,知らなかった!
本当は金田一京助を探偵にしたかった所なんでしょうけど,横溝正史やじっちゃんの名にかけるやつとゴチャゴチャになっちゃいますもんね。

個人的には,やや時代が前後するのですが,大槻文彦や宮沢賢治にも登場して欲しかったと思います。むりやり高村光太郎とか柳田国男あたりもありかな?宮沢賢治は啄木より10歳若いのでちょっと設定的に厳しいですかね。大槻文彦は金田一京助の大先輩的な位置付けで登場可能な気がしますが,現在の岩手県誕生が明治9年なので,金田一,石川にとっては生まれたときから岩手県なのですが,大槻は廃藩置県前の明治2年に上京しているので盛岡と一関では同郷の感覚は無かったでしょうね^^;

ところで,書いていて思ったんだけど,もしかしたら,石川啄木や高村光太郎,太宰治(青森)が国語の教科書でメジャーなのは金田一京助の功績では?

投稿 : 2020/08/02
閲覧 : 352
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9

ネタバレ

シン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

雰囲気は素敵

明治時代に石川啄木と金田一京助コンビが探偵處を開きさまざまな事件を解決します。
明治時代の風景の作画がとても綺麗でノスタルジックな気持ちになれます。

ただ肝心の事件が分かりづらいのと、せっかく何人か登場する主役2人以外の文豪が物語の大筋にあまり絡まなかったのがなんだかもったいない。

石川の傍若無人キャラも最初は苦手でしたが、惚れた女性のために懸命に頑張るところはかっこよかった。
金田一はお人好しがすぎるかなぁ。

OPやEDも含め雰囲気は好きなだけにちょっと残念でした。

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 289
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5

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

頑張ったのは認めるけど

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:文豪系としてはアルケミストより4倍ぐらいしっかりしている。こっちは全然視聴継続ありだと思う。
期待度:★★★★

面白さに直結していないのがなぁ・・・
いや、もしかしたら石川君の性格が自分には合わないだけかも。嫌いなタイプの人間。

投稿 : 2020/07/19
閲覧 : 697
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11

レットン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

割りと好き

1話目は見逃して、2話目以降をイッキ見しました。見終わってからの印象ですが、結構良かったです。細かく言うなら不満はそれなりにあります。大きな背景はキレイなのにキャラ等の作画が後半にいくにつれて残念になっていったり、事件そのものは大して面白くなかったり。それでも興味をもって見続けられるくらいはキャラクターや展開に、魅力を感じました。今の時代にみられる、潔癖なまでのモラル強制力なんてない、この時代特有の不合理さやだらしなさが、きちんと描かれていると思ったからです。わりと“文人”と呼ばれる人たちの中には到底尊敬できない人間性の方がいますからね(個人的には森林太郎とか太宰治とか…)。この作品の石川啄木の描かれ方は、そういう意味で説得力がありました。
それと、金田一京介の、理屈なんて全力でふっ飛ばす意味の分からない石川啄木への友情と、それに甘える啄木の狡さと子どもっぽさと弱さの対比や関係性が、後半のあの場面でかっちり噛み合って、なんとも言えない心地よさと感動を感じたという体験が出来たという意味で、このアニメは自分の中で光りました。
ここまで書いたものを読み返すとべた褒めしているように感じますが、ただ、最高の出来とは決して言えないクオリティであることもまた明記しておきたいです。色々と惜しい…。好き嫌いもハッキリ分かれるでしょう。モラルの高い人やストーリー・キャラデザなどに上質さを求める人には向かないような気がします。事件ものとしても面白いとは言えません。
主役2人と周囲の文人たちのドライな関係性の演出や、声優さんたちの素晴らしい演技、ノスタルジックな風景描写、それと視聴後の余韻に対して、高く評価をつけました。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 272
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8

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – 啄木が奔放過ぎる

伊井圭のミステリー小説
石川啄木と助手の金田一京助が事件を解決する話

<主要登場人物>
・石川 啄木:浅沼晋太郎
・金田一 京助:櫻井孝宏

菊乳舎(ミルクホール)に集う人々
・野村胡堂:津田健次郎
・吉井勇:斉藤壮馬
・萩原朔太郎:梅原裕一郎
・平井太郎:小野賢章
・若山牧水:古川慎
・芥川龍之介:林林幸矢

啄木、京助、平井が住む下宿「蓋平館」の女中
・加世:大和田仁美


<ストーリー>
蓋平館に住む金田一京助は上の階に住む同郷の石川啄木の才能を認め何かと面倒を見ている。(特に金銭面)

ある日、京助と啄木が浅草を歩いてると
出会い茶屋から飛び出してきた男(小栗)とぶつかるが、袖に血がついていることに気づいた啄木は急ぎ茶屋を詮索し死体を見つける。
机の上に飛び散った血のあとが一部だけ不自然なことからそこにあった手紙を誰かが持ち去ったと思われたが、持ち去られたのは手紙ではなく告白状で男(小栗)の家から見つかり、男(小栗)が務めている荒川銅山が鉱毒を垂れ流していると訴えていた。
啄木の推理と虚言で男(小栗)が殺人犯ではないことを立証するが、
告白状の内容が新聞記事になり荒川銅山の悪事が露呈することになる。

この事件をきっかけに啄木は探偵稼業を始めることにし、人のよい京助は助手として事件解決に協力する。

同じような告白状を書いた後に殺されるという事件に関わるうちに
啄木は告白状を書かせている告白者Xの存在を疑う。
告白状を書かせたのち自殺させ、告白状に書かれた人物に殺人犯の濡れ衣を着せようとしているのではないかと考えたのだ。

蝙蝠男の鑑が園部に対する告白状を残し死んだ後、園部の愛人・環が鑑の弟に脅迫されていると相談にきた。
体調の悪い啄木を心配する京助をよそに啄木は環に惹かれていく。

園部が経営する教会で告解していた男が告白状を残し死んだことで
この教会が告白者Xと関係があると考えた啄木は、
告解で生きることに絶望したと告白する人間に
「おやりなさい。その命を意味のあるものにしなさい。」
と教唆していた告白者Xを特定する。
それは意外な人物だった。

告白状がらみ以外にも、十二階の幽霊騒ぎ、人食い人形、新聞記者に扮した強盗事件、子供の行方不明事件を解決していく。


<メモ>
啄木が生活に困窮していたり、「東京朝日新聞」の校正係をしていたり、啄木と京助が同郷なのは事実で、
原作では妻子と暮らしているところも事実と同じ設定のようです。
確かに、伝記ではないので登場人物を少なくして、下宿先を同じにした方がわかりやすいですね。
設定を分かりやすくしたのに、
メインの告白状事件の間に関係のない事件を入れているので分かりづらかったです。

啄木の才能に惚れ込んで自分の書物を売ってまで融通したお金を酒と女に使われて怒らないのは友情って呼べるんですかね?


20.7.3

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 255
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8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歌人啄木、謎を詠む。

この作品の原作は未読です。
ここのところ、文豪や歌人を題材にした作品が多いと思っているのは私だけでしょうか。
まぁ、異能の力が出てこない分だけ、かなり現実寄りな作品だとは思いましたけれど…


石川啄木×金田一京助、
史上最も"文学的"探偵(バディ)、ここに誕生!

時は明治の末…
金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに
下宿で探偵稼業を始めることに。その名も「啄木鳥探偵處」。

「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」…
奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、
同郷の先輩・金田一京助。

文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、
人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!


公式HPの作品解説を引用させて頂きました。

原作によると、石川啄木は上京してきた妻と母親を養うために探偵業を始めたんだそうですが、本作品では石川啄木の身内は影さえ見ることができませんでした。
それに石川啄木と金田一京助が同じところに下宿している設定も原作には無いようです。
何故石川啄木の設定を原作から改変したのでしょう…

浪費癖と女癖…これはお世辞にも褒められたモノではありませんでした。
生き方が決して上手ではないという感じがあったかもしれません。
それで金田一京助の腰巾着みたいな生活をせざるを得なかった…

ですが、遊びながらも事件の真相にちゃんと近づいている展開はお見事…
あくまで私見ですが、一見自堕落な私生活と探偵業との間に啄木なりのギャップを持たせたかったからではないでしょうか。
きっと、その方がより探偵部分が華やかになるから…
だから啄木の身内が出てこなかったのは、彼をより自堕落に描きたかったからではないでしょうか。
だって、この作品における啄木の言動…身内がいたら絶対踏み込めませんから…

金田一と啄木が同郷という設定は史実通りのようです。
金田一は啄木の学校の3年先輩で、10年後には宮沢賢治が同じ学校に入学したんだそうです。
しかも、金田一と啄木が親友同士なのも有名な話なんだそうです。
私はこの作品を視聴して初めて知りましたけれど…^^;
ほぼ同じ時期に3人もの著名人を輩出するなんて、盛岡凄いじゃありませんか。

そういえば、この作品を視聴している際、何度かドキッとしたことはありませんでしたか?
私は何度かドキッとしたのですが、それは特定の単語に対する反応…
その特定の単語は「ミルクホール」。
もう、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、同じ20年の春アニメとして放送された「イエスタディをうたって」でヒロインのハルがバイトしていたお店と名前が一緒なんですよね。
まさか、ハルのバイトしていたお店って明治時代から続いていたお店だったとか…!?
それならそれでビックリなんですけどね^^;

26年という短すぎる人生を駆け抜けた石川啄木…
彼の歌人としての類い稀なる才能が感じられる本作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、古川慎さんの「本日モ誠ニ晴天也」
エンディングテーマは、NOW ON AIRさんの「ゴンドラの唄」
個人的にはエンディングの方が好みだったかな^^

1クール全12話の物語でした。
完走して振り返ってみると、文豪らに異能力が無くても十分堪能できることを教えて貰った作品になりました。

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 282
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15

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんだろ、煮え切らない 60点

絵柄については好みでは無く、石川啄木を主人公にする意味は感じられず、起承転結としても着地してはいるけど、それで?って感じで終わりました。

謎解き、探偵としてはマンネリ化したら内容、どちらかといえば時代劇のような展開は茶番劇レベルに感じられました。
緊迫感の無いサスペンスという表現がピッタリかと思います。

とりあえずキャラが微妙過ぎですね。
シリアスな展開よりも鬱展開、歌人だからなのか自己陶酔な思考など共感できる部分が少ないので、もう少し楽しめるキャラだと良かったと思います。

一回視聴するには悪くないですが、全く二回目という気にはなりませんでした。

投稿 : 2020/07/10
閲覧 : 218
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5

Lovesing さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ミステリーと声優

事件を解決していくお話で、詩人たちの友情も見えるお話です。
声優は個人的に豪華だと感じたので見続けました。
私は嫌いじゃないなぁー、こういうのもいいよね

投稿 : 2020/07/10
閲覧 : 224
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4

橙色夜想曲 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「かの蒼空に」「漱石事件簿」 そして「啄木鳥探偵處」

漫画界の大傑作「坊っちゃんの時代」シリーズ(原作:関川夏央・作画:谷口ジロー 全五巻)。
中でも出色の出来映えを誇る第三巻「かの蒼空に」にインスパイアされたことが一目瞭然で、驚きました。
出鱈目な借金王・啄木の生き生きとした巧みな描き方に加え、「かの蒼空に」と酷似するシーンが意図的に散りばめられ、「坊っちゃんの時代」ファンなら必見のアニメです。
啄木が同郷の親友金田一京助と住んだ蓋平館、北原白秋から贈られた天金の邪宗門初版、ふと洋書屋で読めもしないのに気取って購入してしまうオスカーワイルド論等々、作画の正確な描写には徹底的に拘っていて、近代文学ファンを唸らせます。
逆に本アニメを気に入られた方に、是非とも「坊っちゃんの時代」シリーズ全五巻、特に第三巻「かの蒼空に」をお薦めします。
このアニメが更に深く楽しめると思います。

啄木が探偵となって事件を読み解く設定は、やはり「坊っちゃんの時代」に触発を受けたと言う、書下ろし漫画「漱石事件簿」(原作:古山寛・作画:ほんまりう)の影響が大きい気がしました。
この作品ではロンドン留学時代の南方熊楠や夏目漱石、明智小五郎のモデルと言われる二山久らが、実在する巨大な怪事件の謎解きに動きます。
こちらの作品も最終話のラストシーンに、満を持したかのように啄木が登場します。
そこには「啄木鳥探偵處」や「かの蒼空に」で描かれた、お茶目かつ繊細な借金王・啄木の姿はありません。
あるのは、あの重苦しい言論統制の暗黒時代への曲り角となった思想弾圧事件「大逆事件」に若くして唯一人立ち向かう、雄々しくも儚く切ない、死の直前の啄木です。

どちらも、夭折の天才歌人・石川啄木の真実の姿です。

投稿 : 2020/07/09
閲覧 : 349
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8

ネタバレ

7でもない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あの書生さんの正体 

内訳
作画 3.5(背景4.0 プロップ4.0 アクション3.0 キャラ3.0)
BL度 1.2(1=ほとんど気にならない 5=完全に女性視聴者向け 最後尾にて後述)

ミルクホールにたまにくるレアキャラの利発そうな書生風の年下の少年。人形が夜中に練り歩く回や教会の回で二人を手助けしてくれたあの子は年の割に妙に推理力がありまた知性も高くただものじゃない感じがしてたけど、あれ{netabare}江戸川乱歩{/netabare}の別名だったんだ。見終わった後にネットで偶然知った。まじか。そういえば啄木が「君の小説の参考になるかもよ」って言っていたのはそういう事だったんだ。ショウゲキノジジツ!
 
 
以下感想16行
{netabare}
正直出てくる歌人や文豪の半分は知らないし、唄や句の良さもあまりわからなかった。探偵業面の謎解きやトリックもスルスルしてとらえどころが無い。啄木のとんでもないクズっぷりで途中で見るのをやめた人や不快に思った人も多いと思う。最後の方では他の歌人、小説家にオオカミ青年みたいな扱いを受けてたくらいなのでそれは間違ってはいない。個人的には理解はしたがそこまで作品に没頭・感情移入しなかったからそこまで気にならなかった。それでも自分に向いて無いアニメなのかもしれないと迷いつつ最後まで観た。
 
実在の人物をヒーロー化したクロスオーバーフィクション作品だしファンタジーな部分はあるものの、独特な背景、劇伴、ED曲のアカペラ、一緒にだらしなく酒を飲んだり女を買ったりする彼らから当時の時代の空気が伺えて、それが好ましくて切れなかったのかもしれない。最後に残るのは岩手郡の故郷の風景や下宿の窓に寄り掛かる小憎い啄木の屈託のない笑顔。終わり良ければ全て良し。なのだが、最後に出てきた死後発表された詩集「具玩きし悲」について調べてるついでに石川啄木の死後の日記のエピソードについて始めて知った。妻節子による復讐とまで書いてあるサイトもありこれもなんともまあ実に味わい深い。
 
BL度は1.2。料亭で部屋貸し切りにして酒飲んでどんちゃん騒ぎをした挙句上半身裸のまま朝を迎えたりはするがそんなのあの時代じゃ普通の事だろう。啄木と金田のただならぬ友情はあるが男の登場キャラは性格もしぐさも女性らしさはほぼ無いなのでBLっぽさはかなり低くほぼ女性向けではない。むしろ男性的な気の強い芯の強い女性も数名出てきてびっくりする。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 261
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6

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いちおう探偵物だけど、友情ドラマとして観たほうが楽しめるかも

歌人の石川啄木が探偵となり、同郷の親友・金田一京助を助手のようにして、様々な事件を捜査していくミステリーアニメ。全12話。
形式は、推理小説などによくある連作短編。1つの事件はそれぞれ1~2話で解決しますが、ストーリー全体を通しても趣向がある、といった感じ。現実の啄木は明治45年没ということなので、おそらく時代設定は明治末期だと思われます。
この作品、観始めてまず気になるのは、啄木の徹底した「クズ」っぷり。真面目に仕事をせず、常に金欠状態で、適当な嘘を並べて友人から大切な金を借り、それを下らない使い道に浪費して、その嘘がばれても悪びれるところがない、といった描写の数々にはあきれるばかりです。その啄木にとことん甘い、お人よしの京助も含めて、序盤は正直ちょっと嫌悪感がありました。ただ、観続けていくと、啄木が歌の才能以外は本当にどうしようもないダメ人間であるという認識は、視聴者だけでなく作中の人物たちにも共有されているので違和感はありませんし、そんな啄木を誰よりもよく理解して、騙されることもわかっていながら、なおどこまでも支え続けていく京助の姿には、その行為が正しいかどうかは別にして、一種の尊さのようなものすら感じて、決して共感するわけではないけれど、そういった友情の在り方も、これはこれで認めるべきなのかもしれない、なんて思ってしまいました。一方、推理物としての個々のエピソードは、解決してもスッキリ感や納得感があまりなくて、それほど出来が良いという感じでもなかったです。
作画は、風景がとても綺麗。全体の色合いが素敵ですし、真っすぐ揃った線も気持ちよくて、啄木たちが住む下宿「蓋平館」の様子など、絵自体に魅力がありました。声は、主役の浅沼晋太郎がなんだかムカつく声で、キャラに合っていたと思います。音楽は、EDのゴンドラの唄には賛否ありそうですが、個人的には嫌いではなかったです。
最後まで観終わって、まあまあ楽しめました。もしかしたら、ミステリーとしてよりも、啄木と京助の友情ドラマとして観たほうがいいかもしれません。いちおう付け加えると、BL臭さは全く感じない作品でした。

投稿 : 2020/07/07
閲覧 : 292
サンキュー:

15

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個性が強い

推理はあるのだけど、どこか大人なアニメ感がありました。建物や時代背景は美しかったです。主人公が個性が強いというか、我が道を行くという独特でした。edは昔の歌のカバーです

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 231
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3

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

命短し恋セヨ乙女

原作未読 全12話

時代は明治または大正時代、歌人の石川啄木と仲が良い金田一 京助の2人が「啄木鳥探偵處」を作り、数々の事件を解決するお話です。

推理ものとして興味があったので観て観ましたが、主人公の石川啄木が捉えようのない難解な性格で、余り魅力を感じませんでした。

この2人で幾つかの事件を解決して行きますが、2人の関係性や石川啄木の理解できない行動に振り回されて、どんな事件でどんな解決をしたのか余り記憶に残りませんでした。

名のある文学者が出てきますが、飲んでいるシーンが多く、あまり文学者という感じはしません。

お話はきちんと終わっています。主人公の石川啄木は、私には合いませんでした。逆に合えば面白いかもしれませんね。

OPは古川慎さん、EDはNOW ON AIRさんが歌っています。EDの「ゴンドラの唄 」は、印象深くて歌詞の一部をタイトルにしましたが、大正時代の曲なのですね〜現代風にアレンジしていました。

最後に、この時代の作家さんは破滅願望があるのかというほど、メチャクチャな生活をしていますね。

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 527
サンキュー:

20

かんろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大正時代の雰囲気が良い歌人推理アニメだが、作画が残念。

女性向けかもしれないが、
絵の雰囲気も、
木版画調を意識していて、
時代や話の雰囲気に合っていていいと思った。

歌人で探偵の石川啄木が主役。
大正、昭和初期の詩を絡めた恋愛人情推理小説。
話や謎解きもしっかりしてるし、
結末もしっとりしている。
時代的には、宮崎駿の風立ちぬ、
落語心中、有頂天家族等が好きなら
楽しめると思う。

しかし、
途中から作画があまり上手くなく、
表情も終始固まっていて、
キャラが活き活きしていなかった。
中途半端に女性向きなキャラなのに、
もったいない。

ストーリーは
なかなか魅力的で面白いと思うが、
アニメとしては下手で、
これなら実写で十分だと思った。

5話は、登場人物の歌人の有名な詩を
絡ませながら、歌人で探偵の啄木と
相棒の京助の危うい友情と恋心に迫る
胸の痛い渋い話し。
美しい画に美しい音楽とストーリー、
こういう雰囲気はとても好きで、
ジーンとした。

ところが、
一番頑張ってほしい終盤の肝心要な話数で、
作画が悪く、苦笑い、残念だった。

ストーリー的には、
終わりもとても美しくよかったので、
アニメの出来の悪さは本当にもったいない。

原作は読んでみたいと思っている。

投稿 : 2020/07/02
閲覧 : 409
サンキュー:

6

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっとー私的アニメ感想簿94

明治時代後半を舞台に石川啄木を主人公としたアニメです。

こう書くと何か面白そうな話なんですが、実際見た感想は・・・

①絵は独特できれいな感じもしていいです。
②だが、しかし・・・じゃなくて主人公がクズです。
③相棒が主人公を甘やかして更にクズに(おいおい)
④でも、実際クズだったそうなんですよねぇ(意外とリアル?)
④探偵ものの要素もあるんですが、推理が何というかう~んなレベルです。

二人の関係はうまく描かれていたとおもうんですけど、とにかく主役に思い入れできないの辛かったです。
そして終盤の啄木の顔が・・・

何だろう、俺は何を観させられていたんだろう(う~ん)
まあ、ある才能に優れている人が、とんでもない性格だったりするのはよくあることですが(おいっ)
悪の道に走る訳でもなく、推理が優れている訳でもなく、と言って石川啄木の最後を描くこともなく、何は中途半端に終わってしまったというのが正直な感想です。

余談
友人の金田一ですが、「ジッチャンの名にかけて!」の例のひとではなく、アイヌ語研究で有名な方です。
子供は国語学者の金田一晴彦、孫はロシア語学者の真澄(と言っても別にぶつぶつボールにつぶやいたりしません 汗)と言語学者の秀穂という日本でも有名な名門国語学者一族です。

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 262
サンキュー:

13

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

クズ人間とクソ人間がコンビの探偵物語

原作未読。最終話まで視聴。

他人にお金を無心する人。または無心することに抵抗のない人。=クズ人間。
クズ人間に易々とお金を渡す人。いわばクズ人間の育ての親。=クソ人間。
どちらも私が最も嫌いなタイプの人間。
そんなクズ人間とクソ人間がコンビを組む探偵物語。

肝心の物語が頭に入ってこない。
主人公コンビにイライラさせられっぱなしで・・・。

{netabare}作品中、金田一は何度も石川を怒鳴りつける。
だけど、石川がクズ人間になった原因のは金田一自身。
何だかんだで金田一が甘やかせるから、石川は自らの生活態度を改めない。

石川のヒモ体質を作り上げたのは、他でもない、金田一のような人間。
だけど金田一は、自分は正しいことをしていると思っているから始末が悪い。
結果、石川も自分が悪いことをしているとは思わない。{/netabare}

終始イライラさせられっぱなしの、クズ人間とクソ人間がコンビを組む探偵物語。
この初期設定のせいで肝心の物語が頭に入ってこないのでは、本末転倒としか言いようがない。

終盤のかなり強引な展開も気にならないくらいヒドイ探偵コンビでした。

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 327
サンキュー:

18

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啄木鳥探偵處のストーリー・あらすじ

時は、明治の末――金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。その名も、「啄木鳥探偵處」。「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!(TVアニメ動画『啄木鳥探偵處』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年春アニメ
制作会社
ライデンフィルム
公式サイト
kimikoe.com/kitsutsuki/
主題歌
《OP》古川慎『本日モ誠ニ晴天也』《ED》NOW ON AIR『ゴンドラの唄』

声優・キャラクター

浅沼晋太郎、櫻井孝宏、津田健次郎、小野賢章、斉藤壮馬、梅原裕一郎、古川慎、林幸矢

スタッフ

原作:伊井圭(創元推理文庫刊)、キャラクター原案:佐木郁
総監督:江崎慎平、監督:牧野友映、シリーズ構成:岸本卓、キャラクターデザイン:原修一、音楽:高田龍一/高橋邦幸、音響監督:清水洋史、企画:キミコエ・プロジェクト

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