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「BNA ビー・エヌ・エー(TVアニメ動画)」

総合得点
72.8
感想・評価
297
棚に入れた
1010
ランキング
1104
★★★★☆ 3.6 (297)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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BNA ビー・エヌ・エーの感想・評価はどうでしたか?

Rodion さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪くないが、、、、

本作を一言でいうなら悪くない、、、しかしよくもない
といった感じの印象。
前半のイルカの話だったり渡り鳥の話はちゃんとしていてよかったし、
ラストあたりのカルト教団のくだりもちゃんと問題提起として乗っかってて
よかった。
しかしメインストーリーが完全懲悪なこととか、ラストあたりに展開だったり、遠吠えのくだりがどーにも乗れなかった。
グレンラガンとかキルラキルとか好きだから後半の理屈なんていらねーっていうトリガーのお家芸は嫌いじゃないんだけど、どーにも今回は陳腐に感じた。
絵面ののあたりに原因があったのかな?
トリガー独立の理由がガイナクスのような大きい会社ではできない実験的なことやるって言ってたのに毎回似たような作品作るし、どうしたんですか。
辛口なこと書きましたけど作った作品は全部見てますから、
サイバーパンクこそははお願いしますよ、、

投稿 : 2020/08/12
閲覧 : 395
サンキュー:

6

ネタバレ

めー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

期待値上げすぎたかも。

これまで
グレンラガン大好き。キルラキルも見てみよう→
…なんなんだ?これ?→えーっと、ついていけるかなぁ→…え?…→続きをください!→クライマックス、最終回最高!!
みたいな感じなので
これもそーゆールートになるかと思ったけど
今回は3話まで盛り上がって、自分の中では4話で下がって低空飛行のまま。

主人公達みちるとなずながなんとなく苦手なまま最後まで来てしまった。
話数が少ないせいなのか。

4話のシロイルカ、ニナの話、ネットで評判良かった印象だけど、何がダメだったのか自分でもわからず気になっている。
社会派とか重めな話、好きな方なんだけど、今作品が体に合わず残念。

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 355
サンキュー:

6

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – よき獣人たれ

BNA (BRAND NEW ANIMAL)
TRIGGER制作のオリジナルアニメ
人間と獣人が共存する世界で
突然タヌキ獣人になってしまった人間の少女がオオカミ獣人と共に獣人化の謎と獣人達の尊厳を守るお話


<主要登場人物>
・影森 みちる:諸星すみれ
・大神 士郎:細谷佳正

・日渡 なずな:長縄まりあ
・バルバレイ・ロゼ:高島雅羅 アニマシティ市長
・ピンガ:浪川大輔 ワタリアホウドリ獣人

・アラン・シルヴァスタ:石川界人


<ストーリー>
人間と獣人が共存する世界。
自然の消滅により住処を失くした獣人達のためシルヴァスタ財閥の資金援助により
獣人特区「アニマシティ」が設置されて10年。
「アニマシティ」にタヌキ獣人の みちる がやってくる。
みちる は人間の女子高生なのだが1年前突然タヌキ獣人になってしまった。
家に閉じこもっているのは嫌だと道中獣人狩りに襲われるもやっとの思いでたどり着いたが、
この街も獣人が安全に暮らせる街ではないと知る。

「アニマシティ」に来て早々、みちる は嗅覚と腕力で市長や警察に協力し街の安全を守っているオオカミ獣人の士郎と出会う。
自分は人間だという みちる を士郎は自分も住んでいる獣人生活協同組合に連れていく。

自分が獣人化したのは病気だと考えている みちる はアニマシティにあるシルヴァスタ製薬の研究所なら病気を治してくれるかもしれないと考える。

もともと好奇心旺盛な みちる は事件に巻き込まれたり、獣人達と関わっていく。
そんな時、自分より先に獣人化して誘拐されてしまった親友の なずな に再会する。
なずな は獣人達が信仰する銀狼教団・銀狼様として拝められていた。

銀狼は1000年前「ニルヴァジール」という街で人間の軍隊に滅ぼされた際に2000人の同胞の血を浴びたことで強大な力を得て、何度も獣人を助け導いてきた実在の人物。
みちる は本当の銀狼が誰なのかを知った後も、なずな が元々皆に注目されるアイドルを目指していたことと「獣人の心の支えになりたい」という気持ちを知り教祖の振りをやめるよう強く言えずにいた。

ある日、獣人が怪物化し暴走するという事件が起こる。
士郎とみちる は多種の獣人が一緒に暮らすストレスで起こる「ニルヴァジールシンドローム(獣人因子暴走症候群)」だとシルヴァスタ製薬のCEOアランから教えられる。
アランは「ニルヴァジールシンドローム」を阻止するため自分が開発した薬で獣人達を人間にしようとしていた。
みちる と なずな が獣人化してしまったのはその研究課程で作られた「獣因子試薬」を間違って輸血されたためだと知る。

アランは人間化の大義名分のため獣人達に「ニルヴァジールシンドローム」をわざと起こさせるようと銀狼を演じている なずな を利用する。
一度は獣人同士で殺し合いをするより人間になった方が良いというアランの考えに賛同した みちる だったが突然獣人化した自分には
自分が自分じゃなくなる怖さが分かると士郎と共にアランの企みを阻止するため奮闘する。
が、怪物化した大勢の仲間を見て、何もできなかったと悔やむ士郎も怪物化してしまい止めにはいったみちるを噛んでしまう。
みちる を噛んだことで士郎は我に返ることができた、
それを知った市長は みちる の血で怪物化を抑制するワクチン生成を試みる。
士郎とみちる、市長、マフィア達はアランの企みを止め、怪物化した獣人達を守ることができるのか!


<メモ>
登場時から怪しいアランが事件を起こすので意外性はありません。
おかげで軽い気持ちで視聴できました。
教祖さまがライブ開くとか絶対怪しいでしょ。

獣人の士郎と 人間のみちる のバディ物?だと思うのだけど
考えなしに本能のまま突っ走るタヌキ獣人のみちるが私にはハマりませんでした。

市長の声が聞きなじみがある!と思ったら蘭のお母さん。良いお声です(^^)


20.7.30

投稿 : 2020/07/31
閲覧 : 303
サンキュー:

9

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニマシティ

2020.7.23 視聴完了。

まあまあかな。
それよりなんでこのタイトル(BNA)なのかよくわからなかった。
サブタイとかつけた方がいいのでは?
タイトルと絵の感じで見るのをためらう人がいそうです。

一応日本が舞台でアニマシティという獣人たちが
住む街でおこる話になります。
街の雰囲気はちょっとアメリカっぽい。

内容はともかく士郎はもう少し老成してても良さそうですが。

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 295
サンキュー:

13

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 1.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

トリガーのアニメでひさしぶりに見きったかも

トリガー作品。よかった時のガイナックス元スタッフの作品です。
作風とか描写見てもらえればファンならわかるかと思います。
2年前の「ダーリン・イン・ザ・フランキス」以来っぽいかな 作品は。
まあ、慌てて作ることも新型コロナを機に変わってほしいですね。

この作品は人間と獣人の日常のお話です。日常といってもほんわかではなく、いろんな事情がいくつかからまったお話になっています。
トリガー作品はすこーしわかりづらいところがあるので、とっつきづらい部分もあるかもですが、クライマックスに向かって確実に尻上がりになるのも特徴ですので、がんばってみてくださいw 中盤以降は引き込まれているハズです。。

全体的に、見れた な。くらいですかね。個人的には。
歌とかBGMがつまらんかった。特にEDは韓国の歌手かと思うくらい不愉快な印象。この辺はトリガーってOPEDは選曲ダメだと、ガイナックス時代と比較して思います。もっと作品にあった、カラオケでも歌いたくなるようなOPEDにしてほしい。

作画はすばらしいですね 見せ方もさすがです。
よい作品をありがとうございました。

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 276
サンキュー:

5

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無題

個性的でモダンなデザインで作画に努力が入っている1話はかなり印象的だった。アメコミ調というのは自分の趣味ではないが、挑戦的な試みは基本的に大歓迎だし、絵を眺めているだけでまあ面白い。別に獣人に性癖はないし、あまり好きではないくらいなのだが、主人公のキャラクタデザインもかなり好みだった。
少し残念なこととしては、戦略上間違ってはいないと思うが、正直一話、二話あたりが作画などの頂点だと感じたことがある。単純にデザインに慣れたということもあるだろうが。

トリガーのアニメはキルラキルしか見たことがなかったけれど、ストーリーについては比較的方向性は似ているところがある。非常に陳腐なものを悪びれずにそのまま出すところがそうだ。あるいは過度に紋切り型な作風と言えるかもしれない。ある種、あまり考えずに見ることを強いるアニメだ。それはそれで一つの個性なのかもしれないのだが、踏襲されるお約束の方向性が私の嗜好とはわりと逆方向なので個人的にはあまり好きにはなれない。キルラキルと比べると(良くも悪くも)アクは減っているので見やすくはあるかもしれない。

終盤はもう少し見せたい象徴的なシーンを明確に作った方がよかったのではないか、という気がした。一応どんでん返しのようなものはあり、盛り上がりはするが、印象は薄い感じがした。作画的にも悪くはないが、目を見張るようなものではなかった。


少し批判的になってしまったがアニメーション作品としてはわりと好印象である。

投稿 : 2020/07/22
閲覧 : 252
サンキュー:

6

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

きつねとたぬきだからいろいろ変身できるのね

感想


TRIGGER制作によるオリジナルアニメですかね。
人間と獣人との共有を問題にした話に思えたけど、結局 最後まで問題解決にはは至って無く、あやふやな終わり方で やっぱそうなるよね~!の〆だった。

リアルでも未だ白人と黒人との人種差別問題や、小さなのだと 自分より弱いものや、周りと違う浮いた者をいじめたりするのもそれに当てはまると思うが、どちらも未だになくならない問題です。
この作品にその問題解決となる道筋があれば、全世界に誇れる作品になれたかもですね。
なんて、凄く難しい問題をそうそう簡単に解決できるヒントが見つるようなら もうとっくに解決してるよね。

まぁ そういうの無視してみれば、キャラは悪くないし、主人公がいろんな獣に変身して自由に動き回る所は面白かったです。
作画もTRIGGERらしいキャラデザと動きが良かったかな。

アニメ作品としてはまずまず楽しめました。

投稿 : 2020/07/22
閲覧 : 283
サンキュー:

28

桶狭間スイッチ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

主人公=バカはもうやめません?

世界観、題材、ストーリー展開は素晴らしいんですけど、如何せんタヌキ女が直情のバカすぎる。
会話の大半がヒスってる。
なにか言われる度にムキになって発狂してる。そーいや同じ制作のキルラなんとかもずっと喚いてたな。

裏の組織と手を組み、教団手中に収めるカリスマ性と、儚さを漂わすお友達ちゃんのほうが万倍主人公に相応しいと思う。
それに比べエゴと自欲の為に猪突しかできんタヌキは見てて辛い。
一応バディアニメだけど、釣られてパートナーもバカに見えてくる。
1000年生きててその程度かーって。
さすが年の功的な発言するけど、その辺のおっさんでも言える内容だしね。
正体隠して裏方徹する行動理念の説明って、戦闘狂かナルシストぐらいしか納得いく説明ねぇんだよな。
こーこーせーのニセモノが5000人の獣人まとめ上げれんなら、1000年生きてたおめぇはとっくに楽園築いて先導者なれよ。不死身なんだし。ホンモノなんだし。
つまり強いだけの無能なんだよね。

この無能バカ2人を置いておけば、まぁ面白いアニメ。
序盤の導入でここまでのブラック入れるよーみたいなラインも提示されるし、
現実ではあり得ない人間模様が暴力や差別、宗教をまぁまぁ織り込んでる。
登場人物や脇役が意表を突いて楽しませてくれるし、想像を膨らませる設定などがワクワク感を高める。
作画の性質上わちゃわちゃ感がすごいけど。
これ系はマスコットが可愛い。ジャッキー可愛い。

投稿 : 2020/07/14
閲覧 : 320
サンキュー:

4

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人類と獣人という異種族の共存を描く、TRIGGER制作のオリジナルアニメ

「人類」のほかに「獣人」も存在する世界を舞台にした、TRIGGER制作のオリジナルアニメ。全12話。
主人公は、普通の人間だったのに、ある日突然タヌキの獣人になってしまった女子高生・影森みちる。物語は、差別主義者の人間たちの迫害から逃れ、獣人のための街「アニマシティ」に逃げ込んだみちるが、人類と獣人を巡る陰謀に巻き込まれていく、みたいな流れ。
こういった、人間とは違う種族のキャラクターを使って、差別のようにセンシティブな現実社会の問題を描く作品というのは、近年だけでも意外とたくさんあって、正直なところ、「あ、またこのタイプの話ですか」みたいな、ちょっと冷めた第一印象でした。で、実際に観ていったわけですが、感想は、別につまらなくはないけれど、特に面白くもないかな、といったところ。全体的に、良くも悪くも予想の範囲を越えない物語という感じで、結局いちばん記憶に残ったのは、本筋とはあまり関係ないギャグ回だったかもしれません。
作画は普通に綺麗で、動きも良いですが、特に感心するほどでもなかったです。音楽は、主演の諸星すみれが歌うOP曲は結構好きでした。
最後まで観終わって、いかにもTRIGGER制作、いかにも「+Ultra」枠というような、海外受けしそうな作風でしたが、面白さはそこそこでした。この手の題材は、なんとなく意識高いっぽいけど、内容はそれほど深くもない、みたいな作品になりがちで、扱いはなかなか難しいように思います。

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 363
サンキュー:

13

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

怪物ちゃん

全12話 オリジナル作品 

人間と獣人たちといる世界、迫害を受けていた獣人たちはアニマシティという獣人だけの都市を作り暮らしていました。人間から突然獣人となった主人公の影森 みちる(かげもり みちる)はアニマシティに逃げ込み知り合った獣人大神 士郎(おおがみ しろう)と数々の事件を解決するお話です。

制作はTRIGGER(SSSS.GRIDMANやキルラキルなど)なのでキャラがよく動きますね。

お話は1話完結でアニマシティの弊害や獣人ならでは犯罪がみちるたちに迫ります。

みちるは高校生、純粋で正義感が強く、他のことに見向きもせず突っ走る性格で、大神ともよく衝突していましたね。

お話は、ジャッキーの回が好きでした。ジャッキーはキルラキルで言えば満艦飾のポジション、みちるも弾けていて面白かったです。

根底にある陰謀が徐々に明らかになってきて、終盤TRIGGERらしいドタバタ展開に思いもよらないこと{netabare} (なんとく思っていましたが社長は獣人でしたかw){/netabare} がありましたね。

最後の騒動は獣人らしい{netabare} (遠吠えとは){/netabare}終わり方でした。 {netabare} (なずなと和解できてよかったですね~){/netabare}

OPは、みちる役の諸星すみれさんが歌っています。楽しくなりそうなインパクトのある曲ですね。
EDは、AAAMYYYさんが歌っています。

最後に、みちるの能力って「怪物くん」みたいでしたねw

投稿 : 2020/07/07
閲覧 : 353
サンキュー:

27

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

複雑な世界を単純化して問題を提起したことに、一定の価値はあったとは思うが。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンル分けは、難しい。

獣人だけが暮らす街、アニマシティでの生活を通し、世界を見つめていくという話。

アニオリ作品。テーマとしては小難しいのですが、そこはTRIGGERというふりかけをかけていますから、わりと勢いでも観られます。

小難しいことを考えて観るも良し。ノリと勢いで楽しんで観るも良し。中途半端とするかハイブリッドとするかは、貴方次第(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本的に、映像表現のセンスが良く、TRIGGERらしい迫力や勢いもある、クオリティ高いアニメだと思う。

このアニメは、獣人を描いているようで、人間社会を描いている。

「差別」「宗教」「ボーダレス」。内包するテーマは、とてもアニメ1クールで解決できるような軽々しいものではないので、いずれも問題提起で終わったような印象だったが、かえってそれが、「難しくなりすぎない」絶妙なラインだったのかなとも思う。

ただ、本作で一番惜しかったのは、「人間社会」を断片的にしか描いていないところだ。

獣人が人間から差別されるというのは、獣人が個体として人間より強いことと、人間が圧倒的に多数派だから。数の暴力。それはまあわかるとして、

「獣人は人間の恩恵を受けていないのだろうか?」

という疑問があった。アニマシティは獣人だけが住む街なのだが、アニマシティを作るための資材は? 重機は? インフラの維持は? 食料や水は? 経済は?

全て獣人達は「自給自足」できているのだろうか? 人間を嫌う歴史的な背景や、彼らが迫害されてこの街に来たという経緯、つまり、「過去」はしっかり示されている。納得もできる。

でもじゃあ、「現在」は? アニマシティ以外に住む獣人達の意思や思想は?

アニマシティは、ある意味「偏った社会」だ。ここに住むのは、人間社会からはじかれた、或いはそこに染まることを良しとしなかった獣人達であり、彼らの意見が人間社会にとって厳しいものになるのは当たり前。

だからこそ、その「一部」の意見を「全部」のように見せるのは、ちょっと危うさを感じた。

「差別」という繊細なものを扱うのであれば、「アニマシティで暮らさないことを選択した獣人の意見」や、「アニマシティを排除しようとする人間の意見」「アニマシティを好意的に捉える人間の意見」、「人間社会と積極的に関わろうとするアニマシティの獣人の意見」など、様々な立場からの意見を中立的に見せ、視聴者に考えさせるべきだろう。

そういう意味で面白かったのは、第4話(人間社会に憧れるマフィアの娘が、人間社会に向かう話)。あれは最後に人間が完全に悪に描かれたけど、ああいう単話のエピソードを色々繋ぎながら、オムニバスっぽくまとめてくれたら、もっと評価は出来たなと思った。

私は基本的に、社会的に弱い立場の人間に感情移入してしまうが、それは心情的なものであり、社会システムとして何が正しいのかというと、そんなにシンプルに物事は決められないのかなと思う。

例えば、私たちの暮らす日本(東京)は、シンガポールに次いで「清潔な都市」とされていて、それは日本人のモラルの高さも大きいから誇って良いと思うけど、一方で日本は、世界屈指のゴミ輸出国であり、大量のゴミを海外に捨てている。それは恥ずべきことだが、ただ、日本のゴミを受け入れることで収入を得て、生活している人々もいるから、安易に否定もできない。

このように、世界は複雑に絡み合っているものだ。でも、このBNAの世界は、何か「二元的でシンプルな世界」に思え、そこが、物足りなさを感じた原因だった。

ポイント、ポイントでは「凄い」と思う要素はあった。例えば2話。風俗街のママの話。獣人の社会の原則は弱肉強食だから、メスの立場が限りなく低いという設定。本作では「正義」の側に描かれるアニマシティを、単なるユートピアにしないためには大切なエピソードだと思った。貧民街の野球チームも然り。

例えば7話。渡り鳥の兄ちゃんの話。渡り鳥獣人にもしっかり人権を与えられたが、渡り鳥獣人にとってはそれがいい迷惑で、人権に縛られることを嫌う獣人の話。「人権」は「人が生まれながらに持つ、人らしく生きる権利」だが、それはあくまで人間目線で、(それが好意や善意からのものであっても)価値の押し付けにしか過ぎないという指摘には、1本取られた。なんか、欧米を揶揄してるのかな?とも思ったけど、相手の文化や風習をしっかりリスペクトした上で、互いが生きやすいように妥協点を探るってのは大事だなと思った。

10話の、心の拠り所を、偶像(アイドル)に頼るというのは、無神論者からすればバカバカしいが、宗教にも社会の中で果たすべき役割はあるという、非常にフラットな視点も良かったな(私自身も、何の神様も信じていないが、神様を信じる人を否定する気はない)。同時に、ボーダレス社会のムリも描いていたし。

こういう良い話が散見されながら、うまく繋ぎきれなかったところが、本当に惜しい。シローを主軸に置いたバトル展開よりも、タヌキ娘が色んな考え方に触れ、自らの生き方を決める話が良かった。シローを脇役の1キャラで使い捨てるくらいの覚悟があれば、違ったな~と。

とはいえ、アニオリ1クールで、ここまでちゃんとまとめているアニメは少ないから、基本的に、良いアニメではありますがね。

あと、「そろそろ黒幕じゃない製薬会社」が観てみたいです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
映像のセンスの良さは、流石TRIGGER。決してユートピアではない。獣を描くことで人間を描くのね。

2話目 ☆4
ふ~ん、獣人も人間の姿で過ごすんか。弱肉強食の獣人の世界で、メスの地位は低い。これ、獣人の先史を知りたいな。

3話目 ☆4
製薬会社は、大抵、黒幕(笑) 不満げな、分かりました(笑)

4話目 ☆4
おお、ここでちゃんと、歴史を抑えるのね。痒いところに手が届く。当然、こういう世代も出てくるし、人間社会に憧れをもったりもする。逆に、人間の若い世代では、獣人をもの珍しがったり、ファッション感覚で肯定的に捉える人もいる。

5話目 ☆4
TRIGGERらしいというか、熱い展開だった。ミチルに仲間ができた。

6話目 ☆3
銀狼。食い物もらわないと助けない奴が神様なわけない。うちら、何にだってなれる。なずな、なかなか裏がある。というか、普通の子なんだろうね。

7話目 ☆4
なるほど、人権があることが必ずしも良いことではない。人間の視点だもんな。カッケェやりとりだな。政治的な複雑さが増してきた。

8話目 ☆3
罪人と二人きりで会えるシステムなのがな。犬のお巡りさん(笑) まあ、シロー銀狼は分かりやすいけど。

9話目 ☆3
とにかく、ウソくせぇな(笑) キモいから(笑)

10話目 ☆5
ニルヴァジール症候群。本当か? ただ、筋は通っている。人間が獣人を差別し、獣人は人間を憎む。宗教、アイドル、心の拠り所。市長のやり方が一番りにかなってるよな。ミニアニマタウン計画。ボーダレスによる弊害。これ、アイドルとして注目を集めさせ、銀狼(偽者)をライブ中に殺害。全ての獣人にストレスを与え、暴走を促す。その上で、薬を大量に売る。そんな流れかな?

11話目 ☆4
1話の涙は、感涙か。なるほど、人間が獣人になる恐怖と、獣人が人間になる恐怖は、等価か。

12話目 ☆3
ラストは力業で大団円。まあ、それも良し。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/06
閲覧 : 476
サンキュー:

32

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

看板としてのヒューマニズム、ヒーローの覚醒

この作品を観て最初に思い起こした言葉がある。
それは、手塚治虫が一番嫌った言葉である。
商売として、食べてゆくために、自己嫌悪に苛まれながら標榜してきた看板であるヒューマニズム。
人間愛とか博愛主義と言い換えても良いだろう。
テレビアニメの世界で、いや、当時の社会的要求の中で、砂糖菓子の如くはかない使命を背負わされたアトムやレオたちに対する作者の贖罪の念を、今更ながら思い起こしてしまった。
まあ、それはそれとして。
ミクロイドSやワンダースリーを思い出す、ちょっとレトロな味付けなキャラ達だ。
BNA、獣人の社会に飛び込んだ狸人間の少女には、種の要求に従って、徹底的に暴れまわって欲しい。
そこに人間的なエゴを伴ったとしてもだ。

(3話まで視聴して)
一つ思い出したSF映画がある。
“第9地区”、アパルトヘイトを上手くストーリーに取り込んで、ブラックに笑い飛ばした作品であるが、この映画の主人公とタヌキ娘の設定が非常によく似ているのだ。
もしかすると、このアニメも相当ぶっ飛んだ展開になるかも、楽しみである。

(視聴を終わって)
今を生きる生命の根本、DNAには地球生命の歴史が畳み込まれている。
その内で遺伝子として働いていると考えられていたのは僅か2%。
近年の研究の中で、残りの98%に潜む驚きの秘密。

ヒーロー遺伝子、キタ――(゚∀゚)――!!

NHKのお先棒を担ぐ訳ではないが、“シリーズ人体”は面白かった。
奇しくも、エピジェネティックの考え方が再び脚光を浴びることとなり、我らケモナーも理論武装する日が来た~、という訳だ。

AhWoooooo‼️

投稿 : 2020/07/06
閲覧 : 828
サンキュー:

23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私は変わる、世界を変える。

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
TRIGGERらしさ溢れるタッチの作品だったのではないでしょうか。


“人類”と“獣人”が共存する社会。

獣化遺伝子・獣因子を持つ獣人たちは、近現代の自然の消失により住処を追われ、人類の前に姿を現した。
各国が共存のための対応に追われるなか、日本では獣人が獣人らしく生きるための獣人特区
『アニマシティ』が設置される。

それから10年の月日が経ち、『アニマシティ』に17歳のタヌキ獣人・影森みちるがやってくる。
普通の人間だったが、ある日突然タヌキ獣人になった彼女は「ここなら自由に生きられる!」と喜ぶが、
ひょんなことからオオカミ獣人・大神士郎と出会い、
『アニマシティ』にもこの街にしかない危険がたくさん潜んでいることを知る。

頑固な性格で過剰に人間を嫌う士郎とは衝突を繰り返しながら、みちるは怪しい女のマリーや、
市長のロゼ、獣人生活協同組合のジェムとメリッサなど、たくさんの人々に出会い、
それまで知らなかった“獣人”たちの生き様を学んでいく。

そして、タヌキの少女とオオカミ男に生まれた絆は、やがて世界を変える鍵になる。
なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、
予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

すみれちゃんと長縄さんが出演されると知り、視聴に気合の入った作品です。
すみれちゃんの役どころは概ねイメージ通り…明朗快活な女の子役がすみれちゃんにはピッタリだと思っています。

少し以外だったのが長縄さんの役どころ…
長縄さんといえば、「小林さんちのメイドラゴン」のカンナカムイ、「スロウスタート」の千石冠、「はたらく細胞」の血小板、「女子高生の無駄遣い」のロリ、「アズールレーン」のラフィーなど、舌足らずっぽい(決して舌足らずではありません)役どころが多かったので、すっかりそのイメージが私の中で定着していたからです。

今回長縄さんが演じるのはすみれちゃん演じる主人公「影森みちる」の親友である「日渡なずな」という、アイドルを目指す女の子です。
これも長縄さんの新境地…というヤツなんでしょうか。
とても新鮮で、でも違和感を感じさせないのは、やはりプロだからなんでしょうね。

一方、物語の方は獣人特区である「アニマシティ」を舞台として物語が進んでいきます。
1点だけ気になったのは、公式HPのトップページに記載されているタイトルです。
「BRAND NEW ANIMAL」と記載されているんです。
直訳すると、「真新しい動物」となりますが、公式HPのINTRODUCTIONに記載されている通り獣人の歴史は長く、意味が当てはまりません。

…と思っていましたが、物語を完走したら腑に落ちた気がしました。
そう、起点の置き方ひとつで如何様にも解釈できるからです。
自分たちが自分たちの望み通りの生き方が選択できる…
そこには不安要素が微塵も無い世界が到来するなら、十分意味合いが通じますよね。

レビューのタイトルである「私は変わる、世界を変える。」公式HPのトップページから引用させて貰いましたが、改めてこの言葉の重みを感じます。
ここで指している「私」はみちるだと思いますが、彼女一人の功績ではありません。
みんなが正しい方向を向いて一人ひとりの役割をきっちり果たした結果だと思っています。
だから、たった一人じゃ世界は変えられないかもしれない…
だけど、みんな一緒ならどんな困難だって乗り越えていけることを示唆しているのではないでしょうか。
最初から最後までトリガーさんらしさで埋め尽くされた作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、影森みちる(すみれちゃん)による「Ready to」
エンディングテーマは、Shin Sakiura feat. AAAMYYYさんによる「NIGHT RUNNING」

1クール全12話の物語でした。
「キルラキル」や「ダリフラ」同様、トリガーさんの作風に慣れ親しんできた方ならきっと楽しめると思います。
私はしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 400
サンキュー:

28

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

救世主 銀狼

人間と獣人が混在する世界。
人間だった影森みちるは、突然、獣人化。
影森は獣人が多く住んでいるアニマシティを目指すのであった。

序盤から中盤にかけて、影森が獣人化した事による活躍。
物語は終盤に進展します。

影森の親友である日渡なずな。
銀狼教団の教祖となっていました。
同じく人間から獣人となった間柄。
しかも、親友。
影森が知っている獣人の英雄である銀狼。
教団のシンボルとしては銀狼である事が重要なのでしょう。
裏で大人が操っていました。
利用するほうも利用されるほうも好都合だった銀狼。
影森としては、普通の親友として接したかったのでしょうね。

人間からの視点。
獣人は少数派です。
しかも、獣としての能力も保有。
排除したかったのでしょうね。
アニマシティという獣人を押し込める政策。
何だかんだ言っても差別対象。
仲良くしても、所詮は獣。
分かり合えないものだと考えています。

終盤でタイトル『BNA』という伏線が回収されます。
そこで納得するか、はたまた低評価になるのか?
個人的には1クールで上手にまとめたと思っています。
「汝の隣人を愛せよ」
他人に優しく接する事ができない事は大問題。
お互いに思い遣る心遣いが大切です。
信用できる仲間がいるのは心強い。
人と人との繋がりを大事にしようというメッセージがあるのかもしれないですね。
(お気楽で楽しい野球回もあるよ^^)

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 345
サンキュー:

29

のらのら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

トリガー好きなら

なんかもったいない作品です。設定は面白そうなのに、ちょっとこじんまりしてしまった感があります。
もう一ひねりと、わかりすさがほしかったです。
OPの歌は良いです。

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 233
サンキュー:

6

ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

野球の話が面白かった。

人間がなぜ獣人になったのかがあまりよくわからなかった。
最後の方は、空は飛ぶし、足は早くなるし、タヌキ設定だから
何にでも化けられるってことなのかな。
野球の話が面白かった。ああいう路線で作成して欲しかったね。
全体的にはまとまってたし、ちゃんと話も完結しててよかったと思う。

投稿 : 2020/07/02
閲覧 : 265
サンキュー:

14

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ケモナー向けか?

半人半獣の「獣人」と人間が共存し合って、お互いに敵視していて分断された社会を描いた一応は「人種差別」をネタにしたアニメ。

アメリカで黒人男性の絞殺事件があって以来世界各国で、人種差別撤廃運動が起こっている現状からすると、偶然にもタイムリーな話題とも言えるが、本作ではそこまで深刻にはならずにお話が進むが、いかんせん画面が暗く、トーンが抑え目な色調(わざとやっているのか?)なのでほとんど盛り上がらなく12話で終わってしまった感じ。

ダークなアニメである「進撃の巨人」や「約束のネバーランド」などの作品でもトーンを明るく保っているのは「画面の映え方」に気を使っているからだか、本作はそこまでの気配りはないらしい。

triggerにしてみたら少し気の抜けた感じがする。

投稿 : 2020/07/02
閲覧 : 269
サンキュー:

12

ネタバレ

ななすぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さすがTRIGGERさんとても面白い、だけど…

獣人と人間の関係性、いわゆる人種差別についてのテーマだったのかな?

主人公であるミチルが純粋すぎるためにいろいろな人を助けたいという思いと、何年も生きてきた大神であるシローさんの少しは犠牲にしてでも多数派を助けるという考え方が相まっていろいろな視点から見ることができました。トロッコ問題がいい例ですね。その辺りはとても楽しめました。

ただ、主人公っぽいキャラが多すぎるため、主人公であろうミチルとシローがボヤけてる気がします。
えっナヅナは?あれ?ってなります。
回想ではあんなに登場して、作品中でも考え方の方向性の違いや思いが伝わらない部分もありました。
ナヅナを中心とした回想があったり、主人公になったりするのかなーって思ってたらなくて、モブ臭くなったり主人公っぽくなったり立場がはっきりしません。
うーんって感じです。
また、ミチルとナヅナは特別なDNAを持っています。とある事が起こり血が混入してしまいます。
そのため、自由にDNAを組み換えて、様々な動物になることができます。作中でも終盤ですが説明はありました。
この2人は何回かその能力を使いますが、終盤まであまり使いこなせてない感と説明の足りなさが否めませんでした。
せっかくめっちゃ強い特殊能力あるのにラストでは逃げ回るだけ。
あとナヅナは応戦しないんか?ってなる。
ここでDNA組み換えのいい例がジョジョ2部のカーズ。
あいつも組み換えてるが、むっちゃ能力使いこなしてますぜ。あんな風に使えたのでは?とも思ってしまいます。

また人種差別についてのテーマだと思いますがメッセージ性があまりないような…?
そういった描写もけっこう少なかったです。

悪いところばかり書きましたが、良いところもたくさんありました。
まず、OP・EDともにBGMがとても良かったです。またナヅナとミチルが回想で聴いていた音楽もとてもいいです。(名前分からなくてすみません!)
また、ミチルがクソ可愛いです。シンプルにいい!
あとはTRIGGERさんならではのテンポの良さ。面白いし、とっても楽しめますw
キャラ性も素敵です。いろんなキャラクターがいてとっても楽しめますw マジで魅力的ですw

このアニメはストーリー的にはスッキリしませんが、それぞれキャラクターの個性さがストーリーを盛り上げたり、考え方の違いや人種差別について意識しながらぜひ見て頂けたらなと思います!

投稿 : 2020/07/02
閲覧 : 201
サンキュー:

6

ネタバレ

アミリュ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

獣人が出てくる色々な要素を詰め込みすぎたアクション。様々な要素を楽しめるか、一つ一つが引っかかって楽しめないか分かれる。作画・キャラデザは文句なし。

全話視聴。
遠吠えは種族の壁を超える!!獣人がいる世界で繰り広げられるアクション喜劇。

シナリオはギャグと社会問題・風刺とアクション、SF、ファンタジー、ヒューマンドラマ等…様々な要素を組み合わせたものですが、全体的にとっちらかった感じ。
マジメなシナリオか?と思えばギャグがノイズとなりギャグだなと見れば深刻すぎて笑えない。
ただ3話や6話以降で行われた女の子同士の友情に関しては他の要素に邪魔されずそれなりに見ごたえがあります。
また1話完結ぎみの話が多く、そのせいかキャラクター描写がゲストキャラに割かれてメインキャラの描写が不十分気味。

主人公のみちるは熱血すぎるものの年相応で好奇心旺盛な少女。
物語を回すにはとても良い役柄だと思います。
王子様ポジションかもうひとりの主人公なのか役割がハッキリしない士郎は無愛想な獣人至上主義者で、あまり心理的な描写がないせいかあまり共感できませんでした。
そのくせ、クライマックスシーンの見せ場を大体持っていかれスッキリせず。
ダブル主人公?として分担してるのでしょうが、お互いに役割を主張しすぎて中途半端感が拭えません。
みちるを完全にメインにして異文化交流を精密に描くか、士郎をメインにしてアクションに主軸に置くなどもっとスッキリ出来たかと思います。

とはいえ一つ一つの要素は面白く、特にスピーディでダイナミックなアクションはなかなか見ごたえがあります。
要素を絞って描写していれば間違いなくかなりの良作になった事は間違いないのでその点は非常に残念です。

どちらかというと動きを優先したやや緩めな作画に思えますがカートゥーンテイストを貫いた面では高く評価できますし、動きに関してアイデアが豊富に生かされておりとても楽しめました。
ビビットカラーで統一された若干目が痛い世界観も他の作品にない個性があると思います。
演出・シナリオが先か、大胆な作画を作りたい故に無理やり歪まされたかは判断できませんが全体的にセンスのあるビジュアルだったと思います。

怪獣に変身してビームを放ったり(???)勢いがありますが色々詰め込みすぎて総じて中途半端な作品となりました。
ケモナー的にものすごく期待してたのですが色々と残念。
ソフト百rもとい女の子の友情は美味しかったですが、本音を言うと士郎さんの出番をもっと増やして欲しかったです……

総評
◎良いとこ
+いっぱい動く!
+ダイナミックなアクション!
+色んな要素てんこ盛り欲張りバリューセット!
+ケモナー歓喜!
×悪いとこ
-ダブル主人公を生かしきれてない。
-みちる以外のメインキャラの描写が足りず。
-エンターテイメントと社会派描写が反発し合ってる。
-1クールなのに壮大にしすぎ、要素が多くて何がメインなのかよくわからない。

投稿 : 2020/07/02
閲覧 : 243
サンキュー:

16

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

TRIGGER作品は期待を裏切らない(笑)

キルラキル、リトルウィッチアカデミアでお馴染みの「TRIGGER」の作品。

二転三転する物語は、最後まで目が離せず、秀逸でしたね。

作画はTRIGGERですからね。良く動く。表情豊か。
非の打ち所がありませんよね。

声優さんも良かったと思います。
主人公・みちる役の諸星すみれさんは、今後ご活躍を期待したい声優さんの一人ですね。

キャッチーなOPは作品は作品のイメージともピッタリです。

お気に入りの棚へ直行の作品です。

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 405
サンキュー:

34

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

毎度お騒がせします

原作:TRIGGER・中島かずき


登場人物
影森みちる:諸星すみれ
大神士郎:細谷佳正
日渡なずな:長縄まりあ
アラン・シルヴァスタ:石川界人

OP「Ready to」:諸星すみれ
ED「NIGHT RUNNING」:AAAMYYY(えいみー)


2話まで視聴
トリガーオリジナルアニメかな?
方向性は不明だけどシリアスな部分とコミカルな要素もあって1話1話が楽しめそう。

作画は慣れたら気にならないトリガー作品だし期待出来そうです。


OPは今期の本好きの下克上2期に引き続き諸星すみれさんの歌声。

諸星すみれさん、6才で声優初めて9才の時にハガレンのニーナタッカー役(可哀想な女の子役)しているまだ20才ですでに芸歴ならベテランさん。
声が好きなので個人的にも楽しめそうです。


視聴完了
みちるの暴走ぎみのドタバタ感が楽しめるアニメでした。
色々詰め込み過ぎたのか、序盤に感じたワクワク感が失われたのが残念…

ヒロイン演じた諸星すみれさん、自然にキャラを作る感情表現がやっぱり上手いです。

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 436
サンキュー:

22

ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人種差別をテーマにすれど、説明はしない作品

最後まで観て

1話時点で予想したより、構造的な問題を単純化し過ぎないように頑張ってた。
でも、落としどころどうすんのと引っ張り続けてからの、最後に{netabare}選民思想{/netabare}ドーン。
途中経過は何だったのかって落とし方だと思う。

折しも米国でジョージ・フロイド事件が起きて、systemic racism(和訳すれば構造的人種差別という感じかな)が改めて議論になっているけど、この作品はそういう現実の解釈にも失敗していて残念な感じで終わってしまった。
チャレンジは伝わるんだけどね。

現実世界のシステムとは資本主義システムのことで、右であろうが左であろうが政治はそのシステムの運用の都合で投入されるパラメータでしかない。
人種主義も政治の産物なので、結局、経済システム(とその歴史)を見ないと理解できない。
意図的なのかもしれないが、「経済」を省いてしまった時点で説得力は持ち得なかったのだと思う。

個人的ピークは2話のラスト。
振り返ってみれば、ここは「経済」が働いていたかな。

1話観て
この全力疾走感は流石です。

もろに香港だから、世界最大のマーケット・中国で流せるのかしら?
と余計な心配をしてしまう。
過激派のやり過ぎ描写もあり、バランスはとってるとしても。

メインランドと香港の関係は日本にとっても対岸の火事ではなく、
近いうちに日本も香港の立場に立たされるのかもしれない。
ご主人様が米国から中国に入れ替わるだけって言えばそれまでなんだけど。
だから、中国対して日本が覚える不安感は、宿主を変える寄生虫のそれ。

でも、物語としては寄生では格好がつかないから、抵抗と共生の両局面において得点して癒されないとね。

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 275
サンキュー:

7

天石 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

先行で6話まで見れるから観て判断してほしい。

triggerファンなら確実にはまる。

物語が完結したらまた感想を書きたいが少なくとも6話までは面白い。
確かに1話で判断する人は爆発力が足らず判断しにくいがtriggerアニメは見続けることで面白さと感動を得られる。

物語としてはただの擬人化アニメではない。
また、配色、構成、キャラクターはtriggerノリなのだがやはり話は面白い。
視聴者に訴えかけてくる。
先行で6話まで見れるが続きが気になってしょうがない。

ハッピーエンドできれいに終わってくれるように祈っている。

~追記~
観終わった。
嫌いじゃない。最後までtriggerらしい作品だった。
きっと好き嫌いと序盤の退屈さを感じたら見れないだろう。
ただ深く観ずに流し見できる作品でもあり、気付いたら面白く、きっと目が離せないだろう。

バランスが本当に良かった。主は獣系がかなり好きだからこそ、本当に楽しめた。

投稿 : 2020/06/30
閲覧 : 285
サンキュー:

10

ナンカ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

色々置き換えると楽しめないかも

あんまり深く考えると、楽しめないと思った。
なので素直にありのままに、この世界を楽しみました。
と、言いつつ見終わった後はアレコレとこんな世の中だから考えてしまいます。
あと、ミチルのように自分を信じて我が道を勇気を出して行ける人は素晴らしいです。

投稿 : 2020/06/29
閲覧 : 216
サンキュー:

2

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ホンがなんとなればなぁ<54>

TRIGGERならではのコミカルな動きの良さで完走したものの、やっぱストーリー的な所は弱めよねってな感想。

序盤で言えば、ヤクザの娘と人間のパーティーに潜り込んだ回は人間側の意識の強かった主人公が獣神側に意識を変える回として配置されていたように思うが、差別絡みで強烈な描写は腰が引けたのかボチボチなデキだったり。

ラストは演出上手いからなんとなく解決したような印象になるけど、悪人一人設定して倒しただけなので人間の差別意識手付かずで、アニマシティに人間招くという絆創膏レベルのフォローはあるものの解決感は薄い。
人間にされてしまった獣人とかいないと不自然だけど最終回のすっきり感の邪魔だから描いてないような感じ。
人間になる薬にしても消えたわけでもなく、そんなもんあったら圧倒的強者で獣人をよく思ってない人間側が・・・。
なずなとの対立→友情復活もあんま印象に残るエピソードで組み立てられておりませんし。
ジャッキー絡みのギャグエピソードは作風とマッチしてて、オリジナル続けるならギャグ路線にしてくれないかなーと希望するルル子好き。

バーナーナー<54>
1話視聴。
今期ケモナー枠。途切れず枠が続いているのは海外市場への意識が高まってるのかな。
リミテッドアニメの効果的な動きの付け方や画面の統一感などはさすがのTRIGGER。
お話的にはどーでしょーなーなって印象で、初回ももうちょっと展開詰めれただろうしヒキもそういう世界ならそうなんでしょうねといったところで、どーでしょーなー。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 262
サンキュー:

6

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

獣人と人間が共存してそうで対立してたり?

突然獣人化してしまった女の子、みちるが獣人特区のアニマシティで出会う事件や獣人達との話。

アラン(石川さん)、最初から胡散臭かったけど安定の胡散臭さ!!
無愛想なシロー(細谷さん)とのラスト金銀狼対決のシーン良かったな^^


色々と謎が多くて途中「ん?あれこうなってたのか?」ってところもちらほら…

あ~でも全体通して面白かったな~

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 222
サンキュー:

3

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

だいぶ

最後はだいぶ端折った感じ。ときどき眠い。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 226
サンキュー:

5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

トリガーのアニメらしくアクション等楽しめる良作

1話感想 トリガーのアニメなら信頼感あるかな

獣人と人間の確執、人間に与する獣人の存在などなど。
バトルと政治とに面白そうとは思いましたが、1話だけではそこまでガツンとは。
ただトリガーには今まで楽しませてもらった実績があるので、これからどんどんおもしろくなっていくのだろう、という信頼感があります。
視聴継続です。

全話感想
何と言うか普通に楽しめる良作でした。動きなどは流石に良くて。
ただ内容がそこまで特別面白かったかというと…。
深いテーマの割にはまあ勢いだけというか。
でも普通には良かったです。

今期は作画崩れもなく安定して最後まで放送してくれただけで合格点ですね。楽しませて頂きました。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 251
サンキュー:

7

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

トリガーらしいアニメだったけど、少しマンネリ化してるかな

トリガーオリジナルアニメ作品です。

獣人という存在と、その差別と闘うストーリー。
海外で騒がれてる、黒人差別と被るものがあり、何ともタイムリーなテーマでした。

人間だったけど、何故か獣人化してしまった、影森みちると、不死身の狼獣人、大神士郎が、巨大な陰謀に立ち向かうという内容です。
熱い心と勢いのある作品で、トリガーらしい作風ですが、過去の作品をみている人には、少しマンネリに感じるかも。
少し新しい風が欲しい気かしました。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 281
サンキュー:

16

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

観終わった

4話までの感想{netabare}
どうにも私はトリガーと相性が悪いみたい。
厄介なのが序盤「お、これ面白いじゃん」と思っても、中盤から「なんでそんな展開に…」となることが多い。
特に2クール作品の2クール目からそうなることが多いかな?
起承転結の転のつもりなんだと思うけど、それまでの展開とガラっと変え過ぎてついていけなくなる。
ってことでこの作品は全何話なのかが非常に気になるトコロ。
1クールなのかな?だったら「あれ?」となる前に突っ走ってくれるかも。

と、そんな感じで序盤の3話まではいつもの様に好印象。
みちるはタヌキの方が可愛くないか?ひょっとして人間姿はワザと不細工にデザインした?
…なんてこと思ってたら、あれ?4話ちょっと雑すぎじゃない?
言いたいことは分かる、教祖の立場無視して他者を攻撃しまくる信者はアニメ界でもよく見るw
信者ってより教祖を殴り棒にして正義ごっこしてるだけというか…まぁ、うん。
だけどそれを押し出すことに意識を奪われ過ぎたのか、他の部分がおざなりで、これ本当にトリガー?とさえ思えたり。

顕著なのは内地へ向かって海を渡ったシーンの省略。
例えばこれが“リトルウィッチアカデミア”だったら、ホウキで飛べる魔女に乗せてもらったら凄いスピードで「ぎょえー」と言いながら必死にしがみつくアッコ、なんての描いたんじゃない?
そういうコミカル表現でなくても…丁度いいのがあった、
https://www.youtube.com/watch?v=zKQsL_ilDYU&feature=
これの3:47からのシーンみたいなの、何故省いた?
ズブ濡れのみちるが見たかったワケじゃないよ、いや見たかった。
あとニナが水槽に入れられるまでの経緯も飛ばしすぎ。
喋ることはできるんだし昏睡でもしてなければあんなことにはならないと思うのだが…。
って、あ!これって海外ドラマでたまに見る、ドラッグが横行しててニナはそんなの初めてで効きすぎちゃった(昏睡した)ってことか?
少しずつ吸引しないといけない「小麦粉」を、差し出された分一気に吸い込んじゃったとか?

あはは、そりゃカットされても仕方ないw

…。
そうなのか?
我ながらかなり強引な好意的解釈だと思うのだが…。
でもって最後は、正義ごっこするだけで殴り棒のことを理解する気のない連中を見て、憤慨しようにも自分もそうだったと気づいたみちるは獣人のことを理解すべく島へ戻るのでした、と。
筋書きは悪くないんだよなぁ、演出がヘンだったてことか?
今後巻き返すのに期待したいトコロ。

ところで4話までで半田修平の名前出てないと思うのだけど、見逃してるだけ?そのうち担当回来るのかな?
“まぎレコ”の方で「沼田誠也担当回あったら見るわ」と思ってたらずっと後半で、ちょっとそこまで耐えられないってことがあったり無かったり。{/netabare}

5話感想{netabare}
おっ、野球回じゃーん!
ってことでお約束の巨人の星…ではなく、ドカベン(野球狂も入ってる?)とあしたのジョーをミックスさせてそこにアストロ…よりも個人的にはコブラのラグボールを添加した感じ。
うん昭和だね。
そして実況役が水島裕で、演技的に広川太一郎だったらなぁと思ったら「外野ーっ!」って叫んで(水島裕が主役を務める“六神合体ゴッドマーズ”の決め台詞が「ガイヤー」)…このためのキャスティングかwww
めっちゃ昭和じゃーん!!
と思ったら、いや待った。
丹下段平ポジションのキャラがヤクザとつるんで八百長って…あれ?それって“メガロボクス”?
市民カード持ってるかどうかで酷い格差があるというのも、こっちの獣人と人間との格差と被る。
しかも大神(字面が六神に見えてきた)の声はメガロボクスのジョーの人なんだけど?
ってことでこの件が一番笑ったw、細谷佳正はどんな気持ちだったんだ?って感じで。
ひょっとしてスタッフはスタッフなりに気を利かせて、昭和アニメ知らない人にも分かるパロを入れたってことは…無いかな?

こんな感じで全話突っ走ってくれたら最高なんだけどなー、どうなるんかなー。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
11話が謎い。
まずナズナが、アランに「ストレスを和らげるために必要だ」と言われた(そのシーンは無い)だけでコンサート最後で自分が獣人だと明かそうとして「?」。
当然それは罠で、ミチルに言われて考えを変えたこと自体はいいとしても、そこまでの心の流れが雑かな?
もうちっと「アランの言うことだったら本当なんだろうハハン」と、例え深く考えてない・軽い気持ちであっても視聴者に「ナズナはそう信じてしまった」と見せるシーンは必要だったような?
そして観客がボリスの暴露を鵜呑み、これもどうなんだろう?
その直後シルバスタ製薬のメカが現れて、それに襲われて凶暴化…は分かるんだけど、その前の演説段階で既に涙してるんだよね、なんか変。
そして大神は暴走化した獣人達を目の前に、1000年前の皆殺しの時のことを思い出して暴走化。

何が起きてるのかは分かるけど、こっちの感情がキャラの感情に追い付かない。
この感覚は…ああ、4話の時と同じだ。
設定上の理屈どうこうではなく、視聴者の感情をもっと上手く誘導する描写はできなかったのか。
と、そんな感じで「なんかついていけない」、画面で起きてることをボーっと眺めるだけになってしまった。

最終回、ラスボスのアランが純血を維持してたというのも、あっそうって感じで全く重みが無い。
それこそ純潔維持のために先祖は好きでもない相手と子作りして来たとか、シブやバッククロスが当たり前に行われてたとか、なんか歴史的な重みを背負ってる造詣にはできなかったのか。
人種問題を扱った作品だと思ったら結局個人が相手だったっていう…「純血種」の一族郎党出すべきじゃなかったのかなぁ?
この作品は狼男だったので流されそうになるけど、もし吸血鬼だったらシモベが居て然るべきだと気付くハズ。
大神の中の人は十二の眷獣を従える第四真祖の役やってたり(“ストライクザブラッド”)、ボリスは…子安でバンパイヤ役というと“マスターモスキートン”まで遡っちゃって私自身がよく分からないや。
石川界人は…どうなんだろう?バンパイヤ役やったことない?
とにかく中の人はこれやってる間どんな気持ちだったのだろう。

そして市長の最後の言葉「根気強くやる(中略)幸い私には時間がある」、その後大神「お互いにな」って、これハダカデバネズミが長寿であること知らんと分からなくね?
って、アニヲタだったら知ってて当然なのかな。
タヌキとキツネは変身して人を化かす(変身能力がある)というのも日本独自の価値観な気が…これってネトフリ配信だそうで、敢えて日本の文化推しをした気がするのだけど、ターゲットがよく分からん。
5話のネタなんて外人分かるのかね?重度のアニヲタなら分かるのか?{/netabare}

総評{netabare}
淡々と物語のあらすじを見せられてる様で、何が起きてるのかは分かっても感情が乗れなかった。
画面では派手なアクションしてるハズなのに印象としては地味。
キャラ達がわちゃわちゃしてるのを「へーそう、大変だね」と他人事のように冷めた目で見てるだけだった、特に後半。
誰にも必死さを感じられなかった…せいかなぁ?
特にラスボスの目的が不明瞭、雑種を消し去りたかったのか?
人類に貸しを作ろうとした?セコくね?
セリフで「ボクたち純血種こそが~」と言うが、出てくるのが一人だけなので印象として受ける規模は小ぢんまり。
だったら「雑種のクセに自分と同じ能力を持ってる大神が憎い」や「我の能力を存分に振るえる相手を探していた」とか、もっと個人的な動機で良かったんじゃないかな。
ヘタに人種問題っぽいことに手を出したせいで扱い切れなかった予感。
また、人間を裏で支配し~とも言うが、これも「だからなに?」って感じ。
同じように人種問題を扱い、人ならざるラスボスが人間社会を裏で支配してたものとして“BEM”があるが、あっちは人間にウンザリしてた描写もあってこっちより踏み込んでた…気がする。
(最近“新サクラ大戦”の方の感想でもBEMを挙げて、まるで支持してるように思われるかもだけど、たまたまです。あれもそんなに面白くは…)

話が安っぽく、複雑にしようとしてキャラの思考回路だか行動原理が不明瞭になり、仕方ないから「なんか偉い人」を出してやっつけて閉めた、そんな印象。
絵も一見派手に見えるかもしれないけど地味、手を抜いてた気がする。
なにかの実験作なのか、“プロメア”をやって次のなにかをするまでの間の場繋ぎとしてテキトーに作ったのかな?{/netabare}

投稿 : 2020/06/27
閲覧 : 761
サンキュー:

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BNA ビー・エヌ・エーのストーリー・あらすじ

21世紀、それまで歴史の闇に隠れていた獣人達がその存在を明らかにし始めていた。普通の人間だった影森みちるは、ある日突然タヌキ獣人になってしまう。人間たちから逃れるために向かった獣人特区『アニマシティ』は、十年前に獣人が獣人らしく生きるために作られた獣人のための街。そこで人間嫌いのオオカミ獣人・大神士郎と出会ったみちるは、彼と行動を共にするなかで、人間の世界にいた頃には知らなかった『獣人たち』の悩みや生活、喜びを学んでいく。なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。(TVアニメ動画『BNA ビー・エヌ・エー』のwikipedia・公式サイト等参照)

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放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年春アニメ
制作会社
トリガー
公式サイト
bna-anime.com/
主題歌
《OP》影森みちる(CV.諸星すみれ)『Ready to』《ED》Shin Sakiura feat. AAAMYYY『NIGHT RUNNING』

声優・キャラクター

諸星すみれ、細谷佳正、長縄まりあ、石川界人、高島雅羅、村瀬迪与

スタッフ

監督:吉成曜、シリーズ構成:中村かずき、コンセプトアート:Genice Chan、キャラクターデザイン:芳垣祐介、総作画監督:竹田直樹、美術監督:野村正信、色彩設計:垣田由紀子、撮影監督:設楽希、編集:坪根健太郎、音楽:mabanua

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