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「イエスタデイをうたって(TVアニメ動画)」

総合得点
76.5
感想・評価
482
棚に入れた
1752
ランキング
703
★★★★☆ 3.6 (482)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.5

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イエスタデイをうたっての感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

D. ネタバレ注意 – 幸運の女神には後ろ髪がない

冬目景の漫画
1998年~2015年まで不定期で連載

<主要登場人物>
・魚住 陸生:小林親弘
・野中 晴:宮本侑芽
・森ノ目 榀子:花澤香菜
・早川 浪:花江夏樹


<ストーリー>
リクオ 優柔不断
ハル ストーカー
シナ子 かわいそうな自分が好きなかまってちゃん
ロウ 相手が自分の思った通りになると思っている

そんな4人の恋愛模様が描かれます

<メモ>
携帯電話がない時代、好きな人に会いたかったらバイト先や会社やアパートで出待ちするしかない?
気持ち悪いわ。
原作も同じような終わり方なんでしょうか


20.7.17

投稿 : 2020/07/17
閲覧 : 298
サンキュー:

7

ネタバレ

latte さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何気ない日常で変わっていくもの

大学時代の友達に恋をしてる魚住くん。
昔好きだった人を引きずる榀子。
魚住に恋するハルちゃん。
榀子に恋する浪くん。
4人のそれぞれの想いが日常のなかでゆっくりゆっくり移ろっていく。そんなお話です。

季節が変わっていくことで長い間少しずつ変化していく感じを出していたりとか、急激に変わるわけじゃないけど変化していく人間関係とか。そうゆうのをゆったり楽しむ作品かなと思います。
時代背景も公衆電話つかってたり、今みたいにスマホでパパっと連絡取れる状況じゃなくて、すれ違ったりがもどかしい。。。
そうゆう意味では大人が共感できる作品なんじゃないかなって思います。{netabare}榀子の家の前まできて帰っちゃうとことか、お互いの家に入ることが1つの境界線になっている所とか、今時あんなに躊躇う人いるのかってくらい進展しなくて、それがまたお互いの関係を大切に思ってる感じがしていいですよね♡{/netabare}

4人それぞれの気持ちに共感したり、自分の経験と重ねてみたり、懐かしい気持ちになれる作品でした!

投稿 : 2020/07/16
閲覧 : 239
サンキュー:

9

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ナラティブで、進んでる。

あなたはオブザーバーでいたい?
それともストーリーテラーになりたい?
いやいや、エディターのほうがいいのかな?


本音を言うなら、漫画版のほうが作風をうまく引き出せているんじゃないかと感じています。
なぜって、読み手自身の "間" の活かしようがありますから。
でもアニメ版は、見たとおりの "間" の演出でしょ?


この作品は、シナリオやストーリーに目を向けるとなかなか厳しい評価になってしまうと思います。
でも、何となくなのですけれど、"ナラティブ" という視点で受け止めてみると、意外と味わいが出てくるように感じています。


ナラティブっていうのは、"じぶん語り" という意味なのですが、榀子も、リクオも、ハルちゃんも、みんなそう。
それぞれが、ナラティブで始まってナラティブで終わっています。
お互いの "間" を詰めないものですから、いつまで経っても見ているほうにシンパシーが立ち上がらないのです。


揃いもそろってナイーブな気質で、じぶんの言葉を選ぶことさえ精一杯。
もとより、それぞれのイエスタディに心を置いてきてるものだから、気持ちがピュアすぎて、ちっとも前のめりになれないでいます。

むつみ合えないし、お話が前に進まないのです。
じれったいですし、もどかしいですよね。



それで、少し考えてみました。

この作品が世に出ていたころだと思うのですが、2000年の流行語大賞に「ジコチュー」があったと思います。
そんな時代性のなかで、時流に乗り切れなかった榀子やリクオやハルちゃんが生み出されていたように思います。


ジコチューを逆説的に見返すと、"自己愛の萌芽" と言えそうな時期だったって思います。
社会規律や道徳観念が緩み始めていたのは確かでしょうが、とは言え、当時の若い世代にとっても、自己主張をどんなふうにして世間にアピールしていくかとなると、依然、戸惑いはあったでしょうし、そもそもでいえば、自己表現する場所や手段が、今ほど身近にはなかった時代でもありました。


今は、インターネットと端末機器の普及、そしてプラットフォームが発達したおかげで、いつでもどこでも自己表現が可能となりましたし、誰とでも共有できるようになっています。
でも、2000年頃は、ようやくインターネット料金がダイヤルアップごとの課金性から毎月定額制に移った時期です。
ましてやスマートフォンなんて、ね。


こんなことでも、体験していない方にとっては、榀子やリクオのユルイ思考性や、ハルちゃんの抑制された行動原理がよくわからないかもしれません。
でも、本作の時代性には、情報処理のスピード感や、行動様式の組立てに、隔世とも言えるほどの相違があるのは確かなことなのです。


その意味では、時代に取り残されたような3人に、今のリアルな感性や文化性を当てはめてシンパシーを感じ取るのはちょっと難しいのかもしれません。
でも、せめて3人のナラティブから絞り出される "エンパシー(相手を思いやる気持ち)" は感じ取ってほしいと思っています。


そんなわけですから、見ている側が、3人のナラティブを、心底で受け止められるか、あるいは上辺りでもいいので掬い取れるものなら、魅力的なコンテンツになるような気がしています。


最終話まで楽しめるといいですね。


見終わりました。
{netabare}

原作既読としては、片目を瞑るエンディングの演出でした。


ロウ君を含めて、それぞれが未来に踏み出したのに、榀子だけが、昔日のお作法を繰り返してしまった。

やっぱり好きな人の翳(きぬがさ)を忘れられなかったのでしょう。
そしてまだ、トラウマを上手く嚥み込められないのでしょう。


3人は、なんとか時計の針を進めました。
ですから、イエスタディを謳って、です。

でも、榀子の振り子は揺れないのです。
なぜなら、49%と51%の隙間に心を置いているから。
なので、イエスタディを詩って、です。


榀子の先々が・・・心配で仕方ありません。


ハルちゃんなんて・・・。
ハナから半矢の烏だったのに、ね。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/14
閲覧 : 461
サンキュー:

24

8bit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

登場人物全員メンドくさい

良い
・アニメーションとしての質の高さ
・人間を描いている

微妙
・煮え切らない展開


ややドロドロ寄りの人間関係。
平成初期って感じの匂いがする。

登場人物全員メンドくさい。
本質を突いているって点では良く人間が描けている。
ただしそれが面白いかどうかは別問題。

アニメーションの質の高さから満足度の高い作品だが、エンタメとしては微妙。
カタルシスが無い。

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 260
サンキュー:

6

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良かったけどお腹いっぱい

恋の矢印が複雑に飛び交うシリアスな恋バナ(古語?)。

踊らされながら楽しみました。楽しんだんですが。
響かないならちゃんと振ってやれよ!とか、引きずるのはいいけどそれはそれとして言動がちょいちょい糞だなお前(´・ω・`)とか、あんまこういう作品見てこなかったので、おっさんの心を弄ばれた感が否めない。まさに踊らされた。
脱落しないで最後まで見れたという点で、非常に良く出来た作品だったと思います。この展開で{netabare}ハッピーエンドなのは{/netabare}気に入らないけど。

というか例によってコメントに救われたかも。
榀子が出てくるたびに{netabare}「出たよこの女…」とか、「ハーレムモノの主人公並みに他人の気持ちに鈍感」とか、胸のすくような{/netabare}コメントが次々と流れていました。

原作者の冬目景の作品は「羊のうた」だけ読んだことがあって、極端なシチュエーションだからこそ浮かび上がる感情みたいな繊細な話を描く人という印象だったんですが、これは描かれた時代もあるのかある種のベッタベタだった気がします。

主人公の声はBEASTARSのレゴシの人。レゴシにばっちりハマってると思ったんですが、単純に味があるんですねこの人。ばっちりな演技でした。
あと前半のEDも良かった。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 293
サンキュー:

5

ネタバレ

ヤスカナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

複雑

ハルもいい子だし、ロウ君も頑張ってるけど、
出来ればそのまま品子と一緒になって欲しかったなぁ。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 175
サンキュー:

5

ネタバレ

梨子友 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

三角関係から始まる恋愛アニメ

主人公(男)の周りに高校教師(大学の同級生の女)と高校中退の女の子の三角関係から始まるアニメです。
最終的にはドロドロとはせず、しっかり、気持ちよく終わってくれるので心配なく見てください!

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 218
サンキュー:

5

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっとレトロな恋愛模様

原作未読 全12話

大学を卒業して目的の決まらずコンビニでバイトしている主人公の魚住 陸生(うおずみ りくお)、陸生と大学の同級生で過去の恋愛を引きずっている高校教師の森ノ目 榀子(もりのめ しなこ)、陸生とある出来事がきっかけで好きになり一途な思いを寄せている元榀子先生の教え子で喫茶店のアルバイトをしている野中 晴(のなか はる)通称ハル3人の恋愛模様を描いている作品。

陸生の声、何処かで聞き覚えがあると思ったら、BEASTARSでレゴシ役の小林 親弘さん、独特の声が優柔不断な性格の陸生に合っていますねw(性格がレゴシとも共通していますねw)

しなこ先生はずるいwしかも無自覚なようなので、一番タチが悪いですw

私は一途なハルちゃんを最初からずっと応援していました。(なのでハルちゃんをサムネにしていますw)

思い込みやすれ違い、そして揺れる心、どうなるのか最後まで分からなかったですね。

最終話は、1クールなのでしかたありませんが展開が早かったです。でも落ち着くところに落ち着いて良かったですね。

OPはなくEDのみで前半はユアネスさん、中盤はさユりさん、終盤ははこの作品のタイトルでもある「イエスタデイうたって」RCサクセションのカバー曲、やはりインパクトありますね。

最後に、しなこ先生役の花澤香菜さん、ご結婚おめでとうございます♪ 末長くお幸せに〜

投稿 : 2020/07/09
閲覧 : 366
サンキュー:

31

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

狭い世界でのゴチャゴチャ

良質原作の枯渇が謳われるようになって暫く経つが、連載終了した昔の作品を早送りのようなアニメにする傾向は今後も続くのだろうか

ちゃんと読んだわけではないからうろ覚えなのだが、展開早くね?と言うか心情描写が雑に感じた
なのでどの人物にも好印象を持てなかった

令和の時代に昭和の何の変哲もない三角関係とか、逆に令和のキッズには新鮮に映るんだろうか

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 257
サンキュー:

3

レイン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

話がつまらない。

原作未読。
4角関係かな?5角関係かもしれない。
グダグダした男と女の恋愛話。
好きな人には良いのかもしれないが
自分にはイライラして見るのが辛いレベル(笑)
イライラ以上に何が伝えたかったのかが自分には最後まで分からなかった。
レビューには丁寧に描かれていて良いって書いてある人が多いですが
テンポも悪いし同じことの繰り返しって感じで見てても楽しくなかった。
途中の5話目あたりは少し面白くなってきた気がしたけどまたつまらない話に逆戻り。
恋愛が素晴らしいとか仕事が楽しいとか友達といるときの楽しさとか
生きる楽しさが全然描かれていなかったと思う。
グダグダした恋愛だけが永遠に続く物語だった。
盛り上がったところが1箇所もなかった?気がする。
ラストもいい話です風に終わらせたのもどうかなぁって感じ。
この終わり方なら1話と最終話だけ見れば良かった(笑)

作画はまあ良かったです。
音楽はイマイチ。
声優は合っていなかった気がする。
見るのをやめようかと何度も考えながら何とか完走しました。
もう見ることは無い作品でしょうね。

ありがとうございました。

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 245
サンキュー:

6

ネタバレ

ブラッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的には好きな作品

はっきり言ってテンポが悪いです。しかし、キャラ描写を丁寧にしてすっきり終わらせるためにはどうしても必要な遅さなのでしょうがないと思う。昨今のテンポが速いアニメを見ている方々からするとそこらへんについていけなかったのかもしれない。{netabare}
物語は大学生の時から高校教師の女性に恋をしているフリーターの主人公、主人公に恋をしているフリーターのカラスを連れている不思議な雰囲気を醸し出す少女。そして主人公が片思いをしている高校時代に亡くなった思い人が忘れられず引きずる女性。そしてその女性が勤務している高校に女性を追っかけて転校してきた兄である女性の思い人に対してコンプレックスを抱えていた少年。主にこの四人の視点で進んでいく。高校教師の女性品子が過去を吹っ切れれば解決する問題であるが、それがうまくいくのならずっと引きずってなどいない。だから、序盤に主人公に告白されたときに振る。しかし、そのような背景があっても主人公は品子を追っかける。一方、主人公が品子に惚れていることを知ってなお主人公のことをあきらめきれず、品子に対して宣戦布告をする少女。そして、品子に振り向いてもらおうと頑張る少年。品子は主人公を振ってもなお友達としての関係でいようとする。これだけを見るとかなりいいとこどりのずるい女だ。しかし、品子はそんな自分に対して自己嫌悪を抱いている。こんな展開がずっと続く中、品子は同僚のアドバイスによって少しずつ立ち直り、自分に恋をしている主人公との関係が少しずつ深まっていく。この後主人公と品子は付き合うのだが、ここまでで10話もかかっている。11話は付き合い始めた主人公と品子を描いているが、二人はそのことを中々周りに伝えられないでいる。伝えるとなると周りとの関係も変わってしまうためそれが不安なのだ。しかし、主人公を好きな少女は主人公のアパートに訪れたことでその関係を知ってしまい傷つく。少年は品子のマンションを訪れた時にその関係を知ってしまい裏切られたと感じてしまう。さて、ここからどうなるのだろうか?
{netabare}12話。主人公と品子はお互い関係が変わるのを恐れていたがために自分たちが二人を傷つけてしまったと後悔する。そして、彼らは自分たちは恋人として付き合うのは相応しくないと悟り、別れる。主人公は自分を好きでいてくれた少女のところに向かい、告白する。少女はその告白に35点と点数をつける。一方、品子も少年のところに向かって物語は終わる。{/netabare}
11話のところで少年と少女が報われない後味の悪い結末を迎えると思ったがすっきりと終わってよかったと思う。しかし、そのテンポの悪さからここまで中々見れてない人も多いと思う。もし機会があるならどこかで最後まで見てほしいように感じる作品だった。{/netabare}

投稿 : 2020/07/07
閲覧 : 230
サンキュー:

6

ネタバレ

すかり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ごめんなさい、寝落ちしました。

本作品は、とにかく静かな恋愛ものでした。物語も音も。

作品自体は、ドラマや映画をあえて「手書きアニメーションにしてみました」といった感じで、作画の完成度は流石に高い。
プロップデザインや時代背景にもこだわっていたと思います。

その反面、ドラマを30分のアニメーションにしても何か物足りない。
盛り上がるシーンなどはあまりなく、繰り広げられるのは、30分の会話劇といった感じ。
そこがイイと感じる人もいれば、私のように退屈だと感じる人もいるかも知れません。

キャラもいまいち好きになれず。
リクオやシナコの欠点はあってもいいです。消極的なところとか。
いいんですけど、もう少し誠実さや素直さを持った行動をして欲しかった。
消極的というよりも、何か不誠実。

また、話がある程度進んでも、少ないキャラの間で無理やり恋愛障害物を持ってくる構成もあまり好きじゃない。
『ちょいちょい、そろそろ弁えてくれよー』って感じでした。
そこが本作品のウリなのかも知れないけど、簡単に予想できる不幸が盛りだくさんで、私には合わなかったです。

恋愛モノは、「主人公の恋を応援できるかどうか」で評価している所があるので、今回は評価低めです。
ハルが主人公だったら、また評価が変わっていたかも知れません。

愛がテーマであるなら、少し物足りない。
最後まで、愛よりも日常に寄り添い続けた作品です。

投稿 : 2020/07/06
閲覧 : 222
サンキュー:

7

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

男と女の友情?? そんなもの都市伝説でしょう

男と女の友情?? そんなもの都市伝説でしょう
いままで 人とちゃんと向き合ったことがないからなぁ~
こんな 恋愛してみたいかなぁ
なんとなく 付き合って 付き合って なんとなく 結婚したからなぁ~
世の中 何人の人が ちゃんと向き合った恋愛して結婚してるんだろうかぁ~
なんとなく 東京ラブストーリーを思い出したのはおっさんだからかなあ

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 238
サンキュー:

7

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まいった。。学生時代を引きずる青年達の恋物語

あにこれの評価を参考に視聴に至りしました。みなさん本当にありがとうございます。
金曜の夜に観始めたら、土曜の朝に観終わってましたw
自分の思い出と相まって、視聴を止める事は出来ませんでした。。

原作はジャンプ系の青年漫画。
1998年から2015年に不定期連載されたとのこと。

アニメーション公開は2020年。
同年の全話配信後、Netflix&Huluにて視聴。

制作は、ゆるゆり、NEW GAME、未確認で進行形、恋する小惑星など、ある面で特徴を持つ動画工房。自分にとって女子キャラがヒットした作品ばかりw
ましてWHITE FOXも関わっているようですね。

当初は、正直キャラデザ的にはそんなにヒット感はありませんでした。
でも、エピソードや声で徐々にハルに感情移入してしまいました。

~{netabare}
リクオのcvはハルヒのキョンと同じかと思ったのですが、ハズレましたw
ハルのcvは宮本侑芽さん、「SSSS.GRIDMAN」の六花の時も思いましたが、甲高くなく小悪魔的な声に妙に惹き付けられる感じでした。
その明るい性格と健気な行動に、徐々に応援したくなってしまいました。
(もっとも、これで暗い性格だったら単なるストーカーですが)

逆にシナコの方は、同情はすれど、特に髪を切ってからはあまり好感度は上がりませんでした。その辺は作者の微妙なサジ加減が当たったのかもしれませんね。
シナコがロウに抱きつかれた時の反応、好きなら違うんじゃね?
とも思うけど、あの場面でそれを匂わせるワケにはいかないですからね。
ちなみにロウを応援したくなる気持ちは皆無でしたw

なので後半は、リクオの行動がじれったくて、ハルが可哀想で仕方がなかった。
それが、ああいう形での大どんでん返し。。
嬉しそうなハルの笑顔が見られて、マジよかった。

ストーリーは全然違うけど、叶わぬ恋の切なさに、
古いマンガのめぞん一刻や冬物語を思い出しました。

観ながら、過去に自分を好いてくれた貴重な体験が複雑な思いとともにフラッシュバックし、相手の思いをあらためて推し測れた気がします。

ビートルズの曲が使われるかと思ったのですが、それも外れましたねw

三角関係からの、四角関係への展開は、珍しくないかも知れませんが、キャラも演出も音楽も文句なかったです。

ビアンカを選ばなかった時の後悔を追体験しなくてよかったw
{/netabare}~

もっと色んなエピソードがあるようなので原作に興味を持ちました。
ただ、アニメ関係者にお願いしたい事が。。
古い作品をアニメ化するなら、冒頭に時代説明を入れて欲しいです。。なんならテロップでも可w
主人公、携帯持たない奴かと思ってしまったw
さすがに黒電話で気づきましたが。。

この作品は、ハルに感情移入できた事が、ハマるための最重要要素だったかと思います。
参りました。。特に最終話は幾度か観てしまいそうですw

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 312
サンキュー:

30

ネタバレ

おもろいのある? さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かったが、、、(原作と1セットでした)

最後見て、品子のくずっぷりが、何とも言えず。
まあ、最終的に晴を何とかしないといけなかったのだから、こんな展開しかあり得ないのだが、死んだ初恋の人(こんなの恋人とも呼べないよね)を引きずって、これほと自分を好いてくれる男の心を考えない女っているのかな?(いや、いる。もっと悪い女もいる(笑))
でも、陸生のシャツを摘まんで、あんなに彼に対する気持ちを伝えてたのに、その直後に浪の後を追いかけるのって、あり得ないよね。完全に優先順位間違ってるし、後ろで待ってる男に失礼過ぎる。まあ、あそこで何も言わない陸生も陸生だけど。まあ、晴のことがあるから口説けなかったのか、人がいいからなのか。ある意味伏線は、張られてたかな。
もっと深い仲になってから、最後に晴とくっつくのも大人の恋物語ならありだと思った。でも、それじゃ、青春群像劇としては、ドロドロし過ぎるのか。
今、原作を4巻まで読んだとこ。アニメでは、12話に収めないといけないので、だいぶはしょってる感はあるな。脚本家は、大変でしたね。お疲れ様です。原作を最後まで読むの楽しみです。結末は、変わらないんだろうけど、4巻まででも浪の描き方も漫画の方が緻密に描かれてるので、またアニメとは違った感想になるんだろうなと感じてます。個人的には、2クールくらいで、もっと繊細に描いて欲しかったかな。まあ、予算の都合もあるからしょうがないか。
でも、全体的には、丁寧に描かれていて、この春、一番の作品でした。音楽も声優さんも良かった。
原作は、afterwordもあるので、そちらもアニメで見てみたいです。

追記
原作読みました。これは、原作を読まないと消化不良になります。全然、物語の濃密さが違います。柚原とか湊も最後にWrap upされていて、キャラクターへの愛を感じます。浪君もアニメだと単なる喚き散らしてるガキだけど、原作では、もっと相手への気遣いとか葛藤とかが感じます。あと、品子の陸生への物足りなさも、ちょっとした表情とか間とかで表現されていて、緻密に描かれてるなーと。これを12話で収めるのは、無理だよ。原作は、17年も掛けて描いたんだから。12話に収める為にそぎ落としてそぎ落として、詰め込んだので、しょうがないですけど。Op.を無くして尺を確保したとのことだが、やはり、2クールで、原作に忠実にアニメ化して欲しかった。
兎に角、アニメでもやもやしてる人は、原作読んでみて。やっと、腑に落ちますから。アニメ自体も好きなので、原作と1セットですね。

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 269
サンキュー:

10

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっとー私的アニメ感想簿96

バスに乗ろうとするハル
それまでおとなしかったカラスが突然騒ぎ出す
「(おのれ)待て、カラスはドグマの神の使者と呼ばれた事を忘れたか」
こうして肩に弱点を抱えたままリクオとであったハルは、あっさりリクオの魔の手に・・・

って、何か違う(それスーパー1)
で、でもあそこでカラスが騒がなかったら、どうなっていたか(ホント)

2000年代初頭まだ携帯も普及していない時代
男女4人が織り成す物語なんですが、全員めんどくさい(苦笑)
特に榀子が(異論はないと思います)
亡くなった人の事を忘れられず、さりとて(言い方は悪いですが)キープはしときたい。
誘っておいて
「やっぱりごめんなさい」
そんなめんどくさい女なんですけど、ダメな女だから惹かれてしまう男の悲しい性(サガ)
今までなんとなく生きてきてもう一歩(さっさとカムバックせんかいっ・・・って、何の話だ)が踏み出せないリクオ
そしてハル・・・カワイイからいいか(おいっ)
ロウは、まっ、いいか(こらーっ)

個人的にはこのラストで納得なんですが、あと一歩踏み出してたらどうなったでしょうね。
(それが出来ないからリクオはリクオなんでしょうけど。)


おまけ
「(ハルに殴られる天地人)ま、ま、ま、お、ま・・・」
「35点!(はえ?)」
「今の感想、やり直しを要求する(無茶言うな)」
「やり直しったらやり直し!(ひぇ~っ)」


おまけ2
ロウを追いかけるシナコ
「違うの、違うの!」
「俺だってわかってる。」
「気付いたんだ。俺は胸を張ってあにこれに投稿するのが好きだって言えないことに。それが違和感の正体。榀子はどうなんだ? 俺と他の投稿者のサンキュー、本当はどっちの方が大事なんだ」

「そりゃあ、他の人決まってるでしょ(即答かよっ)」

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 282
サンキュー:

20

ネタバレ

Isery さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

銘記すべき作品

この作品の背景には日本経済が崩壊した後の時期があった。主人公4人の葛藤は、当時の日本社会を体現している。作者は最後の結末を通じて日本社会が新世紀に活力を持つことに対する期待を表現した。私は日本人ではありません。あの時代を経験したことはありませんが、この作品に深く感働させられました。銘記すべき作品だ!

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 209
サンキュー:

6

ネタバレ

risa243 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

出てくるキャラが好きになれなかった

主要なキャラが4人いますが全員が最後まで好きになれなかった。
ラストにハルルートへ急展開するのもかなり疑問。
世界観も親世代の時代なので共感できる部分が少なかった。

投稿 : 2020/07/03
閲覧 : 168
サンキュー:

5

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

雰囲気はあるけど実は中身は無い

動画工房制作の良質アニメーションと実力派の声優さんたちのお陰で重厚なムードを匂わせつつも、ぶっちゃけストーリー自体は特段大したことないアニメだった。
ごく普通のフリーターの男が理由もなく10代の少女に一目惚れされるお話。
一方で主人公自身は大学時代の同級生にお熱なので少女の思いに応えず、ズルズル進展のない日々を過ごしていく中身の薄さ。
ジャンル的には「ラブコメ」ではなく「ラブストーリー」に該当するんだろうけど、ストーリー性はあまり感じられなかったが、こんな内容でも今更アニメ化したってことは一応は当時話題になった作品なんだろうな~。
なんたって原作は1998年に連載がスタートした歴史がある作品である。
舞台は00年代初めの日本。携帯電話をまだ全員が持ってなかったり、街のいたるところでタバコを吸えたり…そこまで古くはないが最近でもない微妙な時代設定。
こんな時代があったなぁという気持ちにさせられた。
雰囲気は大変素晴らしい作品であった。

本作の主要キャラクターは魚住リクオを主人公に、シナコとハルという2人の女性をWヒロインにした形式。
自分は完全にハル派だったけど。
なぜってシナコさんが凄く面倒くさい女性に映ったからだ。
高校(中学だっけ?)時代に死んだ幼馴染を未だ引きずってるのもだし、一度は自分で振ったくせにリクオが他の女性と居るとイライラしやがるのもだし、これ絶対地雷女やんけ!
極めつけは「うち来ない?」と玄関まで誘っておいて「やっぱり帰って」である!!

一方でハルちゃんは純粋で素直に可愛い子ではあったのだが、主人公に恋をした理由が一目惚れという設定はあまりに捻りが無いのではないかと。
昔の漫画だから許されてるかもだが、今じゃありえないの一言で終わる。
なんでもいいから恋のきっかけとなるエピソードを組めば良かったのに、そうしなかったのは「一目惚れ」がトレンディな時代だったんだろうかね?
現実にはそんなこと絶対に起こりえないと思うが。

男キャラに関しては、美少女から奇跡的な一目惚れをされながら、違う女性を追い続けるリクオ。どんな男かといえば、特別イケメンというわけでもなく大学卒業しても定職に付かない冴えない主人公。
そして安全ピンを耳に刺してる頭のおかしいロウ君とかいう小僧。こちらはもはや単なるストーカーで将来が不安視されるレベル。そして声が今やウザキャラを演じれば無敵の花江夏樹きゅん。
思い返せば男も女もしょーもないキャラばかりだった気がしてきた。
ごく普通の男女の恋愛群像劇って言えば聞こえは良いが。

ちなみに本作は全12話できっちりと恋愛模様に終止符が打たれたので、そこは良かった。
ただ、最終話で「そんな大どんでん返しになるんかーい」って視聴者全員がツッコむことになったと思うけど。
まぁ、キャラ全員が一応幸せな結末を迎えることは出来たのでスッキリはしてる。
今までの1~11話はなんだったんだってことだけ抜きにすればであるが…。
最も印象に残ったシーンはリクオとシナコが付き合ってることを目撃してしまったハルが、耐え切れずに落涙した11話のシーンだろうか。
あそこはさすがに見ていて胸が張り裂けそうになりましたわ。
このシーン含め、このアニメの評価の7~8割はストーリー面ではなく、声優さんやアニメ制作サイドさんの演出力によるものだという気がしてきた。
とりあえず内容よりも映像や雰囲気が素晴らしかった佳作アニメです。

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 289
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12

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 全体的な雰囲気はやや暗めだが、主要キャラの悩みや葛藤を主題にした作品内容、あるいは
バブル崩壊後の時代の空気などによく合致した印象。

 内容的には恋愛や進路などに悩む若い男女4人の青春群像劇といったところで、この中心となる
キャラの心情描写がなかなか良い。
 このキャラ描写に関してはダメなところ、めんどくさいところなど、負の部分の方が色濃く
写るが、これがやけに生々しく、リアリティを感じる。
 もっともカラスを連れ歩く女の子がリアリティあるか?と言うと答えに詰まるところだけどw。
 ネガティブ描写多めの主要キャラの中では比較的高感度高めな感があったのが野中 晴だが、
彼女にしたって可愛らしく明るく描かれて、彼女の思いが向けられた魚住 陸生も決して
嫌がってはいないこともあって健気で一途な印象があるが、やっていることはストーカー一歩手前
みたいなところがあるわけで。
 この4人のキャストがいずれもキャラをリアリティのあるものにしていた感があった。

 原作未読でも色々な部分が削られているのが判るような構成で、いきなり時間が飛んでしまう
時はいさささ違和感があった。
 激しく話が動くような内容ではないのでストーリー自体は追えるが、キャラの心情の細やかな
変化を追っていくような作品の場合、他愛ないことの積み重ねが心情変化に説得力を持たせたり
するので、そういう意味ではもっと話数が欲しかったところ。

 終盤で陸生と森ノ目 榀子が付き合うようになり、この状態で「晴や早川 浪に対する
残務処理?的なことをやって終わるのかな?」と思っていたら、最終話で二人が別れて、陸生と
晴がくっつくという展開。
 あくまで個人的好みの話だが、3人以上が絡む恋愛模様が描かれる作品の場合、作品内で妥当と
思われそうな組み合わせで終わらない結末の作品が好きだったりします。
 で、年齢的に近い、主人公である陸生が以前から榀子に恋をしていた、年上に対する熱い思いは
一時的な感情の昂りで終わる他作品が多かったりする、などから本作で妥当な組み合わせは陸生と
榀子という印象があったので、この結果は個人的には面白い結末でした。
 逆に陸生と晴の出会いがもっと強調され、陸生が榀子に対する思いは秘めたまま、晴に押され
続けるような作品だったら、陸生と晴がくっつかない結末を面白がったりしそう。

2020/07/01

投稿 : 2020/07/01
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7

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

想像以上のクオリティの高さ

連載完結から5年を経てまさかのアニメ化。アニメで果たしてあの原作の雰囲気を再現できるか少し心配だったが、出来上がったアニメは想像以上のクオリティの高さでイエスタデイの世界を極彩色に描き出してくれた。

アニメでは一層際立つリクオのヘタレっぷり、圧倒的キープ力を誇る魔性の女と化した榀子先生、そしてひたすらマジ天使なハルちゃん。これもまた、ひとつのイエスタデイ。様々な制約を逆手に取り、11巻の原作を1クールへと、実に上手にまとめている。動画工房さんの仕事ぶりにはただただ脱帽するばかりです。

投稿 : 2020/07/01
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8

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作品名の由来は最後までわからず

原作は読んでいない。

視聴動機は、キービジュアルがよかったことと、青春群像劇という公式HPのうたい文句に惹かれたから。

{netabare}リクオの視点でストーリーが進行することが多いけど、この作品の主役は榀子とハルなんじゃないかなと感じた。なので、少女漫画を見ているような気分になった。

特に榀子は、死んでしまった想い人という、どうすることもできない過去に向き合う決意を描いていて、他の登場人物とは異質に感じた。

最終話でリクオと榀子が友達に戻るシーン、そこからリクオがハルに思いを告げに行くシーンは、ちょっと唐突な感じがした。
ここはこの作品の見どころのひとつだと思うので、もう少し丁寧に描いてくれてもよかったのではなかろうか。原作のエピソードをカットしたのかな。

作品の感想としては、つまらないというほどではないし、読後感も悪くはないのだが、あまり記憶に残らない作品になる気がする。
原作漫画が完結までに10年以上かかっているようだけど、それほどの時間をかけて描くほどのテーマかな?という気持ちがぬぐえない。

abemaTVもしくはdアニメストアで、1分~2分くらいの配信限定エピソード6編が視聴できる。
6編目はアニメの最終話の後日談が描かれていたが、この作品のラストがよかったと感じた人は、楽しめるエピソードだと思う。
配信限定にしてしまうのは、ちょっともったいない気がする。{/netabare}

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 222
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6

初音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優柔不断な面倒くささ

結局はみんな自分勝手でよくある人間関係の面倒くささがあまりにも生々しくて
見るの耐えきれなかったけど、誰もが持ってる優柔不断な不器用さが丁寧に表現されてて
最後は綺麗に終わってよかった

投稿 : 2020/06/30
閲覧 : 213
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6

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひょっとして。

これってボクのためにあるアニメじゃね?

っと思ってしまうほどの超日常ハナシで。
アニメ化する必要あるのかとアンチに騒がれるんでないかなと懸念すらしてしまうほどの超日常ハナシ。

おもしろいのかとゆわれたらどうなんだろうとは思うのですが、超日常がいつもおもしろい人生なんて基本的に存在しませんので、おもしろくなくていいのですよ。

てかおもしろかったらあかんのです。
おそらくおもしろくないから地上波ではやってないんかもですけどね。

いや。スイマセン。

おもしろくないばっかり言ってたら怒られるな。


…とゆうことで。

毎週更新されるのをすっっっっっっっっごい楽しみにしてます!!

ムフフ。

:::::::::::::::::::

うわおー!キターーーーーー!
ざーさんの『ウチくる?』攻撃!

リクオ!これでお前帰ったりしたらコロス!

次の回早くみたいー!

:::::::::::::::::::

いやー。ザーさんの方からやめるって言いだすたあ意外な展開!

好き合ってるのにろーくんの兄貴の亡霊に縛られてるってゆーだけじゃあねんんじゃねえかい。これわ。

ん"~~~~~。

おもろいやんけ!
おもろすぎるやんけ!

にしてもハルちゃん。
なんでリクオなんだよう...

:::::::::::::::::::

まあとりあえずそんなわけで見終わったんですけども。

おもしろいですねぇ。
何がって、皆さんのレビューが。

われてますよww

みなさんそれぞれアツく語ってるんですがどれもなるほどなぁ~と唸ることしきり。

最終回。しなことはるちゃんとリクオ。ボク的には結構意外な終わり方だなぁと思ったり、まあそうすっとそうなるかって思ったりで。

3人とも芝居うめぇなぁ。とかw。

なんかこう変わった話でしたねぇ。
なんとも抑揚のないとゆうかほんとに日常の話で。

よくこおおゆう話で面白くさせれるもんだなと制作者のみなさんの腕っぷしを見た気になりました。


でもあれっすよね。
リクオをはるちゃんはそのうち別れるんでしょ?

えっっ?違うの???

投稿 : 2020/06/29
閲覧 : 445
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21

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

涙でいっぱい

ガチのビートルズファンではない。
ただ、ラジオをひねれば、いつも流れていたのがビートルズであった。
そんな訳で、聞こえてくるメロディとともに蘇る心象風景が、イエスタディに“失恋ソング”という勝手なイメージを植え付けていた。
まあ歌なんて、本来そう言うものかもしれない。

元々それは、ポールが14歳の時に死別した母親への想いを綴った歌であり、突然の“大切な人との別れ”を嘆くという、広く愛を失う苦しさを描いたものであったそうだ。

 昨日までのぼくには、愛なんてイージーゲーム
 今は消えてしまいたい
 あんなに信じていたのに

突然の別れに狼狽し、自己中であったことに気付くわけだ。

そして、忌野清志郎の“イエスタディをうたって”である。

 あの娘は僕にイエスタディをうたってと言った
 忘れられない言葉さ
 悲しそうな瞳で、悲しそうなくちびるで

僕はやっと気付くのである。

ちなみに、これはRCサクセションのセカンドシングルのB面であり、A面が“涙でいっぱい”であった。

 今はもう遠くで君の笑顔を見るだけさ
 どうしてさけるのさ
 こんなに好きなのに
 もう一度目の前で笑っておくれ

非常によくできたハートフルラブコメディである。
リクオとシナコ、大人になり切れない、心優しき自己中な二人が、ハルとロウ君の一途な愛に振り回されるお話。
ハルを演じた宮本 侑芽さん、まさにはまり役でした。
そして、彼女の一途さを歌ったエンディング、酸欠少女さユりの“葵橋”も良かった。
縦スクロールのゲーム画面が気が利いている。

game over
retry?
(y/n)

投稿 : 2020/06/29
閲覧 : 445
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29

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

実写でやれ・・・と思わずにはいられなかった

 特にアニメにする必要もないようなストーリーでした。
アニメ的には晴ちゃん以外キャラに魅力が乏しかった。晴ちゃんはtrue tearsの
乃絵ちゃんと自分の中ではかぶっていて嫌な予感しかしなかったけど、
最後は笑顔で良かったです。
 しかし好きになった動機とか本当に好きなのが誰か気づくのとか、実写だと
勢いでごまかせるけど、アニメだと繊細な描写がないとごまかせないんだなぁと
感じました。

投稿 : 2020/06/29
閲覧 : 229
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8

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

目と目が逢わない 瞬間好きだと気付いた

2000年頃の東京を舞台に、大卒後、就職せずモラトリアムを継続する男性を主人公に、
抱えた想いを整理できず、踏み込めないまま、時にすれ違う、
男女の四角関係を描いた同名青春コミック(未読)のアニメ化作品。

【物語 4.0点】
1クールで原作11巻分の内容を描いたというハイペース。


事情説明が飛ばされている?と感じることもありましたが、
要所の心理描写は、心情が作画に滲み出る文学的表現も含めて
非常に丁寧で引き込まれます。


主人公・陸生(リクオ)がフリーターから徐々に人生の方向性が見えてくるのに従って、
恋愛についても気持ちが定まって行く全体構成も〇。

各回シナリオも、誰のどんな心情を描くかが明確で見易い。


主人公たちはグズグズしていますがw
制作スタッフたちの方針は整理ができている作品。


原作知らないとラストは
{netabare}晴(ハル)敗色濃厚だと思っていたので、驚きました。{/netabare}


【作画 5.0点】
デジタル技術でアナログの“匂い”を再現。

CGも交えて、物語の舞台となった当時の街並みや
小物を配置し構築したノスタルジー空間に、
手描き風の人物を息づかせる。

人物、衣装を象る輪郭線は撮影処理により、
描く角度によって濃淡、途切れ具合等が変幻自在。


私はギザギザした主線の変化を眺めているだけで楽しかったです。


4月に放送された夜桜シーンも綺麗でした。
外出自粛ムードの最中、良い花見になりました。


【キャラ 4.5点】
ヒロインの一人・しな子(“しな”は木へんに品)先生。
恋愛のアレコレを経験する前に、
{netabare}想い人との死別{/netabare}という重たい過去が心にこべりつく。

自他共に整理困難な彼女の心情が、四角関係を停滞させる。
そんなシナコに寄り添えるのは、決め付ける恋愛経験者より、
一緒に気持ちを確認しながら歩める優柔不断なリクオくらい……。

地雷多数で、難攻不落のグズグズ要塞に立て籠もった二人。
リクオにアタックを繰り返すハルちゃん。
“家族”っぽいシナコとの関係からのグレードアップを目指す浪(ロウ)くん。

年下二人の奮闘が切ないです……。


私の場合、救ってあげたいのはシナコですが、
付き合って楽しそうなのは断然、ハルちゃんですね。
なので私は終始、ハルを応援するひいき目で本作を観てました。

私もカップルで怪獣映画やクローネンバーグ監督作品を観に行く
変な奴らになりたいですw


【声優 4.5点】
リクオ役の小林 親弘さん。シナコ役の花澤 香菜さん。
ハル役の宮本 侑芽さん。ロウ役の花江 夏樹さん。

主要キャスト陣が、登場人物の抱える、
まだらな心模様を捉えた好演。


本作放送終盤、全4話の短編ラジオドラマも配信されましたが、
ボイスを聴くだけで、各々の表情が脳裏に浮かぶ位、
キャストがキャラクターを物にしていたと思います。


森ノ目シナコ先生の操を守る会を勝手に設立した?杜田先生(CV名塚 佳織さん)
など脇から停滞打破を促す大人のボイスも渋い。


【音楽 4.5点】
劇伴はクリエイター集団「agehasprings」
アコギなど静かなBGMでムードを守護。

ただ、音響の真骨頂は、むしろ音楽なしのシーンだったと思います。
環境音を交えて、世界観に浸っている時が一番耳が幸せでした。


OPはなし。毎回ノラリクラリと始まって作品世界に誘う流れ。

EDは序盤はユアネス「籠の中に鳥」が過去を拭い去れないシナコの心情を斟酌。
中盤はさユり「葵橋」の漸進するリズムに乗ってハルがリクオ“攻略”を試みる。
(て言うか、あのクソゲー、デバッグしたいですw)
終盤は作品名の由来となったRCサクセション「イエスタデイをうたって」のカバー。

尚、「籠の中に鳥」のユアネスはYoutubeにて、
公式アニメMVをフルverで公開中。
ステキです。見ましょう。


【感想】
視聴していて思ったのが、人間って意外と人の目を見て話してないんだな~という事。
大事な話の最中ですら、視線を逸らし続ける中でも、人は想いを募らせて行く。
そんな深い心理描写に惹かれる内、ドップリと作品世界に浸っていた感じでした。


ハル辺りは、互いの目が合ってないことを良いことに?
時めかされるリクオの表情を盗み見したりと、
実にくすぐったい挙動で魅せてくれました。

ハルはこの後、もしかしたら布団の上に突っ伏して、
瞳にコレクションしたリクオのマイベストでも思い浮かべながら、
唸ってバタ足とかするのでしょうかw

妄想するだけで萌えますw

投稿 : 2020/06/28
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42

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

すき?きらい?

嫌いじゃないけど…
嫌いじゃないけど、なんとなく無理!
って人が多そう

まず
ざーさんが教師役はダメでしょ!
でも、そんなことは些細なこと

強烈に惹かれる要素があるのかといえば
なかなか見つけにくい感じ
でも
なんだかスンナリと入ってくるんだな、私にとっては
イメージ的には
なんとなく『ヌルっ』とした感じ
『したたか』でも良いけど、あざとさとか恣意的な部分は見当たらず
いつの間にかソコにいて、
フッと吹けば飛んでしまいそうだけど
空気のようにそばに漂ってる
そんな心地よい雰囲気
故に
物語終盤の畳みかける展開は好みじゃなく
できれば序盤の雰囲気を維持しつつ
各々が成長していくに連れ、立ち位置が変わり
なんとなく恋心が冷めていき
徐々にみんな疎遠になっていく結末でも良かったのかな

よくありがちな、くっつきそうでくっつかないベタなラブコメではなく
かといって、『秒速』みたいな締め付けられるような切なさも不必要
そんな人生の一断片を切り取ったような
ドラマ性が希薄な内容だっていいじゃない

あと言っておきたいのは
出先の連絡手段をいっさい持たずに
場所と時間だけ決めて落ち合うギャンブルみたいな待ち合わせはフツーだったんだからなッ!
それに家電に電話するのはスゴく緊張するんだ
その感覚を経験してこそこの作品の良さが十二分に分かち合えるハズ

ついでに
浪くんは自分から告っておいて、浮気して自分から別れそう

投稿 : 2020/06/28
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19

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな by与謝野晶子

[文量→大盛り・内容→(大きな愛ゆえの)酷評系]

【総括】
ジャンルは恋愛。青春群像劇。

レビュータイトルの短歌は、「何となく、君が待っているような気がして出掛けたら、花畑に夕方の月がかかっていました」という意味で、このアニメの魅力を的確に表していると思います。

この短歌のように、すれ違って、もどかしくて、ふるくさくて、でも、美しくて、切ない。それが、「イエスタデイをうたって」です。

私はこのアニメの原作漫画が大好きで(多分10周くら読んでるw)、原作に評価つけるなら☆5。だから、「原作の魅力をきちんと出せれば」アニメの評価も☆5になるわけです。

ただ、、、最終話がねぇ。原作好きの私的には、「12話は存在しない」が、正解です(苦笑) 私、11話までこの作品を、「☆5お気に入り棚」に入れてたんですよ?

よって、今からこのアニメを観る方には、次のような視聴方法をオススメします。

①アニメの1話~11話までを観る。②原作を読んで完結させる(出来れば1巻から観てほしいけど、9巻くらいからでも良いです)。③アニメの最終回は一生観ない。

マジこれ、オススメです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
大事なことなので最初に言いますが、「私は榀子派」です(笑) 地雷女だ全ての元凶だのメンヘラだの言われようが、私は、メンドクサイ榀子が好きですw

でも、だからといってハルには不幸になって欲しくない。最終回、ハルの恋が叶ったことは素直に嬉しい。あのキスシーン(タバコ臭い)は、漫画史に残したくなる名シーンです。

それはつまり、「とてもレベルの高いダブルヒロインもの」ってことです。榀子もハルも悪くない。そう、悪いのはリクオだけですw

というか、私が榀子派なのは多分、「ハルも榀子も幸せになるためには、リクオと榀子がくっつくしかないんじゃないか」って思うからです。

ハルは多分、リクオじゃなくても大丈夫。それこそ、湊ならハルを幸せに出来ると思う(雨宮には無理)。リクオは、ハルでも榀子でも大丈夫。つか、ハルにも榀子にもフラれても、それなりに生きていける。

でも、榀子にはリクオしかいなんじゃないかって思うんですよね。申し訳ないけど、浪くんじゃあ、力不足です。

個人的には、榀子が浪くんと結ばれる未来は全く想像できない(湧くんのことがあるから、逆に浪くんとだけは絶対に無理だと思ってる)。さりとて、どこかの馬の骨にかっさわれるのも納得できない。

ハルにはリクオとくっついてほしい。榀子には幸せになってほしい。そんな矛盾する願いを叶える、私的な解決策は1つ。

「リクオが榀子と一線越えてから、別れて、ハルと付き合う」

これですな。

ハルの幸せは、=リクオと付き合う、なんですが、榀子の幸せは、=前進する、なんですよね。榀子はハルより年上だけど、精神的には、ハルよりずっと幼い。んで、榀子が子供なのはやっぱり、「男性経験がない」ってのも大きいと思うんですよね。変な幻想があるというか、無駄にびびってるっていうか。

かの北方謙三先生は、「童貞は風俗にいけ」という言葉を残しました。かなり乱暴だけど、一部、真理は突いているとも思ってて、「とりあえず榀子は男とちゃんと付き合え」ですよ。心の枷というか、変なプライドみたいなのを捨てた方が、多分うまくいくと思う(現に榀子は、初めての男女交際をリクオとすることで、最終話、少しだけ前進できた)。

ちなみに、この最終話、かなり不評のようで、それはよく分かります。序盤~中盤をかなり丁寧に描いたことで、明らかに尺不足。原作未読組には厳しかったでしょう。

大体、1巻~6巻までの内容を10.5話くらい使っているのに、7巻~11巻をラストの1.5話くらいに押し込むなんて、無理な構成でしょうに。

本来は、(原作ネタバレ){netabare}就職した後のリクオはもっとミルクホールに通い、ハルとの関係も深めていたし、榀子の拒否り具合や二人がギクシャクする感じも、ちゃんと描かれている。その上で、ハルを狙う雨宮という優しい男がいて、リクオにフラれたハルはちょっと流されそうになる。そんな状態が嫌なハルは、岐阜だったに逃げる。それを追いかけるリクオ。{/netabare}

そういう過程を経ての、ラストの駅のシーンに至るわけですよ。しかも、

(原作ネタバレ){netabare} 浪は浪で、莉緒という年上のモデルと頽廃的な逃避行があり、榀子と付き合うなんてことはないです。榀子に関しては、リクオと別れた後、寂しげに笑うカットがあるだけで、その後は不明です。アニメ最終回のように、浪の家に行くなんてシーンはない。{/netabare}

冒頭書いたように、私は榀子の幸せを心から願いますが、アニメの最終回の展開は、絶対にアリエナイ。あの改変はダメでしょ。冬目さんも、榀子の扱いに困ってた(てか、あんまり榀子を好きじゃない)から、許可とれたのかもしれないし、監督の勝手かもしれない(この監督が原作を愛していて、熱量を持って作ってくれているのは感じてて、だから、四人それぞれに結論をだしたかったのだろう)けど、とにかく、「ないわ~」と思った。

私の評価、1話から順に追っていくと、5→5→5→4→5→5→5→5→5→4→5→1ですよ? 最終回でここまで評価下げる作品なんて、過去で一番かもしれません。

いや、実は原作のラストも、自分的には100点ではないんですよ。でも、アニメのラストよりかなりマシ。

アニメ制作陣の皆様、この度は私の好きな「イエスタデイをうたって」という、すでに完結から4年以上経つ作品をアニメ化して下さり、本当に感謝しています。しかも、美しい作画と、素晴らしく原作のイメージに近い声優陣、何の文句もありませんでした。ただ、最終回。色んな思いや事情の上でしょうが、アレはないです。本当に、「画竜点睛を欠く」惜しいアニメだったと思います。
{/netabare}

【余談~ 原作漫画について ~】
{netabare}
本作、「作画」と「声優」に関しては、満点だと思います。

まず作画は、「動画工房、こんなにすげぇんだ」と思いました。原作の冬目先生は、画集を出すほど絵にはこだわる漫画家。ていうか、漫画家というより、絵描きだから、あの人(笑) それを、きらら系や萌えアニメのイメージが強い動画工房が、ここまで描ききるのかと、かなりビックリしました。


声優陣ですが、「自分の中での」イメージは、

リクオ→もう少し低い感じ。
ハル→大体イメージ通り。
木下さん→めっちゃイメージ通り。
福田→もうちょい高い感じ。
榀子→かなりイメージ通り。
浪→もう少し高いイメージ。
杏子さん→イメージ以上。

てな感じ。私はあまり、原作→アニメっていかないんだけど、先に原作を読んだ作品としては、歴代1位の納得感でした。

ストーリーに関しては、11巻を12話だから、そんなに難易度は高くないと思うけど、「原作の空気感」を大切にしているため、「間」をたっぷりとっていました。その分、「ハル×雨宮」「雨宮×みもり」「浪×莉緒」「木ノ下妹×深町」「滝下×葛原」「杏子×クマ」というサブキャラの恋愛(ていうか存在自体)をカットし、メインキャラ四人の恋愛話にしていた。

これも、12話って尺を考えると、英断だったと思う。

これだけ、「間違えずに、原作を表現してきた」のに、なんで最終回で、あんなに間違ったのかなぁ?

本作、2クールでアニメするような作品ではないけど、1クールにまとめられるような作品でもないと思います。許されるのなら、「ReLIFE」のように、「後編」をつけて、15,6話くらいでアニメ化するか、アニメの11話までを12話で描き、「みもりと雨宮、莉緒が登場するところから最後まで」を劇場版でやれれば、名作になったと思います。勿体ない。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆5
作画、素晴らしいね。声も、概ねハマっている。原作の大ファンなんだけど、めっちゃ良かった。空気感が、原作を上手く表現できてる。ただちょっと、ギャグパートの演出がくどいかな。まあ、原作好きはあの地味で暗く変化の少ない空気感が好きだけど、アニメで入る人にはややハードルが高いから、ちょうど良いのかもしれない。

2話目 ☆5
基本的に、シナコが子供で、ハルが大人だからな。内面的には。

3話目 ☆5
半周遅れのランナー。愛とはなんぞや。印象的な言葉だよか。この回のハル、可愛いよな~。

4話目 ☆4
滝下の声も、概ねイメージ通り。この盛り上がりに欠ける回、原作好き以外は楽しめてるのだろうか?(笑)

5話目 ☆5
リクオのカメラ好きは、ここまでにもう少し推しておいた方が良かったかな。なんか、ちょっと作品のテンポが早くなってきたな、この作品の場合、あまり褒め言葉ではないんだけど。ハル、ビールじゃなくてオレンジジュース飲んでる(笑) エンゲージリングのくだりのハル、可愛いよな(笑) 湊、1話で退場か。結構好きなキャラなんだけどな。

6話目 ☆5
ユズハラ、好きなキャラなんだよな。「文化系の妙な色気」は、結構自分の好みを変えた言葉だな。この回の榀子は可愛いんだよな。この二人、怒り方が対照的なんだよな(笑)

7話目 ☆5
ゆっくり、ゆっくり、皆が進んでいく。この作品の醍醐味。

8話目 ☆5
チャンスをモノにできない男(苦笑) まあこの作品、意図的に携帯を排してるかならな。男は働いて、自信を持つことが大事。ハルの言葉に、魚住の理解度という点で負けていることを悔しく思う榀子。無理してって、リクオはダメだな~。ハル、めっちゃ理解力あって、可哀想。

9話目 ☆5
そう、どうなったって壊れないんだよ。そもそもあの発言が重い女(笑) 京子さんは大人だからな~。ハルサンタ可愛い♪ 鉄壁のシナコ(苦笑)

10話目 ☆4
福田嫁、出来る女だな~。これが本当の女子力(笑) クマさんと京子さんの恋愛話も好きなんだよな~。ムーンストーンは「恋愛成就の石」。石言葉は「純粋な愛」「母性本能」「永遠の愛」で、「恋が叶うまで自分を磨き待つ」という意味ももつ。ぴったりですな。深い意味はないし、何で連絡ないのよ? シナコさん、難しい(笑) いけ、リクオ、チャンスだ! 逃すな(勢いでヤッちまえ)! 、、、って、逃すの知ってるけど(笑) ただこれ、最終話までに、まとまるか?

11話目 ☆5
知らない天井(笑) ハルは本当は、謎料理が得意だけどね(笑) 榀子は、男をダメにするな~。小学生だよな(笑) 荷物を落としそうになって、握り直す描写、好きだな。ハルの本音と正論。完全に榀子が悪者なんだよな(苦笑) まあ、カットされてるけど、リクオも結構ミルクホール行ってたからな~。リクオ、ダメだな~。そういうことじゃない。シナコをちゃんと叱らないと。

12話目 ☆1
いや、やって良い改変と、ダメな改変があるでしょ。
{/netabare}

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 704
サンキュー:

39

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

繊細な絵作り

原作はビジネスジャンプで最近まで連載されていた冬目景(多摩美術大学油絵科卒)さんの恋愛漫画です。

アニメ化したのはなんの縁からかわからないですが、非常に繊細で濃密な人間ドラマが描かれていて、アニメがドラマに勝てるかも知れない可能性を見出してる気がしました。

アニメーションでは「東映」や「サンライズ」のような大仰で見栄の張った通称「歌舞いた」演技しかできない。。。。あるいは少女漫画のような「感情豊かに」演技をさせる「エモさ」しかないと思われがちなものを見事に払拭している気がします。

大人がアニメを見れないのは、ある程度の歳になると「現実」の生活を考えるようになるので、コミック的な「夢想」あるいは「幻想」が受け入れなくなってくるので、自然と離れて「ドラマ」や「映画」や「小説」を読み出すわけですが、アニメーションでも「ドラマ」に負けない。。いや、もしくはそれ以上の豊かな「演技」ができるようになれば、アニメの振り幅が劇的に増える結果となり、より「大人」向けの作品が作れる土台になるからです。

本作にはスタッフのそう言った気概が感じ取れる非常に人間くさいドラマがよく描けていました。

ここまでくれば、性愛や政治などといったきわどい内容も繊細に描ける気がします。今後に期待です。

投稿 : 2020/06/28
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イエスタデイをうたってのストーリー・あらすじ

大学卒業後、定職には就かずにコンビニでアルバイトをしている"リクオ"。特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きるリクオの前に、ある日、カラスを連れたミステリアスな少女―“ハル"が現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつて憧れていた同級生“榀子"が東京に戻ってきたことを知る。(TVアニメ動画『イエスタデイをうたって』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年春アニメ
制作会社
動画工房
公式サイト
singyesterday.com/toppage/
主題歌
《ED01》ユアネス『籠の中に鳥』《ED02》さユり『葵橋』《ED03》agehasprings feat.あにー(TaNaBaTa)『イエスタディをうたって』

声優・キャラクター

小林親弘、宮本侑芽、花澤香菜、花江夏樹、鈴木達央、坂本真綾、寺島拓篤、洲崎綾、名塚佳織、堀江瞬、小野友樹、喜多村英梨、前川涼子、遠藤大智、大塚明夫、小形満、川島得愛、小林千晃、田中宏樹、西山宏太朗、藤原夏海、本田貴子、諸星すみれ、天海由梨奈、村井美里

スタッフ

原作:冬目景(集英社 ヤングジャンプ コミックス GJ刊)
監督:藤原佳幸、副監督:伊藤良太、シリーズ構成・脚本:藤原佳幸、脚本:田中仁、キャラクターデザイン・総作画監督:谷口 淳一郎、総作画監督:吉川真帆、音楽監督:土屋雅紀、美術監督:宇佐美哲也、色彩設計:石黒けい、撮影監督:桒野貴文、編集:平木大輔、背景:スタジオイースター、制作:DMM.futureworks

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