YOU0824 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
(C) 冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会
イエスタデイをうたっての感想・評価はどうでしたか?
YOU0824 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
おおかみ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
スィースィーレモン さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
こんなことまで書くといた時期がバレてしまいますが、この作品の舞台の近くに住んでした。
リクオのバイト先にも買い物をしたことがあります。
友人とあそこらへんをよくバカ話で歩き回ってました。
懐かしくなるので、みました。
感想としては
うん。花澤香菜が演じてるキャラめんどくさい。
まるで未亡人
その点、ハルちゃんかわええー
ロウくんが、しっかりしているなと感じました。
いい作品だった
芝生まじりの丘 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
写実的な描き方をした大人びたアニメ風だが、主人公がヘタレなのに女性側の好意前提の恋愛をするといういわゆる妄想アニメ感のある話である。
女側にアプローチさせまくって男側は奥手なのでいわゆる往年のラブコメにありがちな男性主人公の不快な感じが出ている。
また作中で描かれる男女の関係は古風で現代の人間からは違和感を感じる部分があった。
ただ雰囲気的な部分は素晴らしい。写実的で落ち着いた描写、灰色を基調にして派手さのない感じが心地よかった。恋愛関係が不条理なのは違和感があったものの、主人公も不器用で冴えないけれどひたむきな感じで好ましくもあった。
自分がもう学生の身ではないので、高校生主人公の恋愛などをみさせられるより見やすいというのもよかった。
また、90年-00年代の作品が好きな自分にとって好ましいと感じられるある種の共通項をこの作品も持っていた。どこか斜に構えているけれど素朴でひたむきというか。
{netabare}
キャラクタとしてはハルがかわいく印象も強いが恋愛模様としての肉感はシナコとの恋愛に置いてのほうが良く表れていた。ハルはあまりにファンタジー的存在でありすぎ、幻想というなら信じられるけれど現実とは信じ難いところがある。シナコとの恋愛の進展の現実感は他の作品には出せない魅力があった。
フリーターが頑張って正社員になって、女が別にそれに対して大っぴらに何を言うでもないけれど結局はそれで恋愛が進展する、というような進行の仕方など普通はアニメであまり描かれないようなとても打算的で現実感のある恋愛の描き方だと思った。
一方でエンディングの展開はかなり強引だったと感じた。登場人物の配置から合理的に考えるとハルは主人公と結ばれないと不幸確定だし作品的にもメインヒロイン感があるのだが、それまで恋愛や主人公の好意を丁寧に描いていたのは明らかにシナコとの恋愛だった。
互いの別れる理由の説得力はあまり感じられず、ハルへの好意が急に表れたのも説得力が感じられなかった。
他でも部分的には現実感の感じられる説得力のある描写、心を動かす描写がある一方で、作品の都合の良いように強引に筋が動くところも多く、ある程度ツッコミどころは抑えて見ることが求められる作品だった。
{/netabare}
総括して話に大味なところも多いものの、手元にあるほこりくさい現実を落ち着いたタッチで描いている点はとても良かった。
当時は「現代」を描いたものだったのかもしれないが大きく開いてアニメ化されたために、イエスタデイをうたってという言葉通り過去へのノスタルジーに導くかのような作品でもあった。
クマー さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
次の発言が身体の反応や間の取り方で予想できるそんなアニメ
nyaro さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「ハチミツとクローバー」のハグちゃんの天才性の話を失くして、現実にグーッとフォーカスしたような青春群像劇です。群像すぎて登場人物はかなり多いです。カメラマンとか美術とかもかなり雰囲気は似ています。モラトリアム設定にぴったりなのでしょう。年齢層のわりにはかなり子供っぽい造形で、その点ではハチクロの大学生というほうが説得力はあります。
本作もハチクロも発表年はほぼ同時期なので、2000年前後の青春模様はこういう感じだったのでしょう。モタモタグダグダでちょっとイライラします。どこまでヘタレぞろいになったらそんな面倒な関係性になるんだ?草食系過ぎるだろうとイライラしますが、だがそれがいい、というタイプの話という事です。
面白いですけど、爽快感がないです。なんでストレス溜めながら作品を見ているのか不思議になります。ただ、それだけキャラが良く動いていたということでしょう。
全体的に家庭とか過去とかが説明臭いのが難点といえば難点ですが、バックグラウンドがキャラの理解につながる部分もあるので、許容範囲といえるでしょう。題名が「イエスタデイ」ですからね。それがテーマで昔に捉われた男女の物語なのでしょう。
キャラですけど、主要キャラは4名です。
主人公が魚住陸生…陸に住んでる魚ですから意地悪な名前です。要するに前に進めていない状態なんだと思います。秒速5センチメートルもそうですけど、男は過去の恋愛を引きずりすぎです。せっかく可愛い娘が言い寄って来てるのに本気で馬鹿じゃないかと思います。森ノ目榀子は性格が良さそうに見えて、無自覚悪女の典型です。
そして、ダブルヒロインの一人、森ノ目榀子。これが本当にムカつきます。完全に男を駄目にするタイプの依存女です。大人しい感じで八方美人で誰も拒絶せず。ただ、距離感を保って自分の都合のいい場所にいて欲しい…モラトリアムの典型です。
対してダブルヒロインのもう一人。野中晴。こちらは可愛らしくて応援したくなります。年齢は別にしてこういう素直に好きだと言ってくれるヒロインをなぜ漫画の世界では主人公は拒絶するのかが不思議でしょうがありません。カラスがもうちょっとこの娘のキャラの奥行に寄与して来ればもっと良かったと思います。
それと、主人公が写真の道に本格的に進むきっかけにもうちょっとこの娘が絡んでいた方が、物語としては説得力があった気がします。美術学校に勤めるなら早川浪と一回くっついたほうが、かえって説得力がある展開になったかもしれません。
で、その早川浪も出てきます。この4人が中心ですが、早川浪は出番は多いわりに存在感が薄い可哀想な役柄です。いなければ森ノ目榀子のキャラが成立しないので必然性はあるキャラですけど。病気の兄を好きだったヒロインに恋する惨めな役回りです。
結論は納得がいくので視聴後にカタルシスがあって良かったと思います。が、そこに至るプロセス、展開に盛り上がりが無かった気がしました。せっかくキャラを一生懸命描写していたのに、なぜそこをそんなに急ぐ?という最終回でした。
冬目景氏の原作ということで、あの独特の風合いはさすがにアニメでの再現は難しかったと思いますが、作画自体は良かったと思います。
本作は原作を読んでなかったので、読んでみようと思います。その上で感想あれば追記します。
フィリップ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アニメーション制作:動画工房、
監督・シリーズ構成・脚本:藤原佳幸、
副監督:伊藤良太、脚本:田中仁、
キャラクターデザイン・総作画監督:谷口淳一郎、
総作画監督:吉川真帆、原作:冬目景
作品タイトルと同じ、10話からのED主題歌が印象的だ。
ブルージーなギターからは60~70年代の薫り。
調べてみるとRCサクセションの
初期の曲のカバーだった。
発売はやはり1970年。
『イエスタデイをうたって』は、
ビートルズの『イエスタデイ』を歌って欲しいと
せがむ少女についての曲だ。
ちなみにビートルズの『イエスタデイ』は、
母を失ってしまった今の自分は、
失ってしまう前の昨日の自分とは
全く変わってしまったという深い哀しみの曲。
『イエスタデイをうたって』という作品のタイトルは、
原作の冬目景が最初に考案したものを
編集者にダメ出しされて思いついたものだった。
主人公は、大学を卒業しても自分探しのために、
モラトリアムな状況を続けている魚住陸生。
いかにも、ひと昔前の人物像だ。
ある日、鴉を連れた少女・野中晴(ハル)と
アルバイト先のコンビニで出会ったことで物語が始まる。
1話ずつの完成度がとても高い。
感情の機微を丁寧に掬い上げていく。
まるでオムニバス形式に感じるほど、
序盤は余韻を残しつつ完結し、次の物語へと続いていく。
ひと昔前の年代を感じさせる時代背景。
携帯電話がなく、黒電話やカセットテープなどの
グッズが懐かしい。コンビニに外人がいない。
若者の思考にも時代性を感じさせる。
自分自身が青春時代を過ごしたころなので、
余計に感慨深くなる。
視聴すると昔の感情が呼び覚まされる。
振り返ってみると、舞台となっている02年ごろは、
バブルがはじけたといえど、
経済的にはまだ安定していて生き方の自由度が広がり、
価値観がより多様化した時代だった。
私たちは自分に正直に生きることを望み、
本当に大切なものを手に入れようとあがき続ける。
自身の心に問いかけ続けるあまり、何もできなくなる。
でも、欲しいものが必ず手に入るとは限らない。
人はどこかで、その望みに折り合いをつけて
いかなければいけないが、それをできる人と
できない人にはっきりと分かれていく。
なぜかと言うと、いつまでも追い続けることが
可能なほど自由度が高いから。
だから、動き出しても、またすぐに
立ち止まってしまうことになる。
そんななかでも人は年を取るごとに
何かを得て、何かを失いながら変わっていく。
2度と戻ってこないものもある。
懸命に生きているときはそれに気づかない。
何かが終わっても、ただ寂寥感だけが積もっていく。
でも、私たちは進み続けていくしかない。
主要人物はほぼ4人だけ。
彼らは皆、長い時間をかけた行き場のない心を抱えている。
物語が動かないため、退屈だと感じる人も多いだろう。
しかし、停滞しているようでも
登場人物の心は、いつもゆらいでいる。
空気感の演出が抜群に優れている。
桜の儚い美しさ。一方通行の想い。
「死」を身近に感じる状況。
哀しみがこみ上げる瞬間。
二度とは戻ってこない日々。
そのときのシーンに応じた劇伴も効果的で、
観ている者の心を動かす。
繊細で大切なものが零れ落ちていく。
目や手の動き、仕種、ちょっとした沈黙。
心を映しているような描写だ。
彼ら4人はずっとゆらいでいるが、
周囲の人々は、決意して前に進みだす。
ハルの同級生の湊航一や陸生の元恋人の柚原チカ。
決着をつけて自身のなかに何かを見出す。
陸生自身も少しずつではあるが前進しようとする。
軸は4人のラブストーリー。
とはいえ、この作品の核の部分は、
陸生と榀子の心情のゆらぎにある。
自分の心の在りかをずっと探っている。
似たもの同士、受け身気質のふたりが
歩んでいく方向を見つけるために
真剣に迷い続ける物語といえるだろう。
そう考えると、納得感のあるラストだった。
陸生の気持ちのゆらぎは、
世田谷線の車内での独白に集約されている。
自分で自分の心が分からない。
正直さ、誠実さを突き詰めようとすると、
自分の本質がゆらいでいくように感じる。
それでは、どうしたらいいのか。
物事を論理的に考えるのではなく、
感覚的に捉えることだ。
自分の心がどこにあるのか。
もっとシンプルに考えるべきだ。
{netabare}ひとつ残念だったのは榀子の心の動きを
描き切れていないこと。
2話からずっと榀子の心模様を
繊細な描写で追ってきたのに、
最後の段階では、井の頭公園での陸生の言葉に
全て任せきりになってしまっている。
アニメを観ているだけだと、榀子がどのように
自分自身に決着を付けたのかが理解できない。
もちろん、想像することはできるが描写不足は否めない。
だから榀子だけが身勝手な女性に見えてしまうが、
個人的にはとてもリアリティがあるし、
現実の人物像もひとりふたりは思い浮かぶ。
作者がどのように捉えているのかは関係なく、
情の深いキャラクターだと思う。
原作は未読なので分からないが、
単純に尺が足りなかった可能性もある。
ラストに向けては、2話分くらいかけて
ふたりのやり取りを突っ込んで欲しかった。{/netabare}
タイトル面から作品を考えると、
ハルが主人公のようにも思える。
そもそも作者が最初に考案していたのは
「ハル」というタイトル。
{netabare}ハルは陸生に近づいたことで、
以前よりも臆病になってしまい、
自分が変わってしまったことを自覚する。
これは『イエスタデイをうたって』の詩にもつながる。
だとすると、この作品はハルや浪の変化を
目の当たりにした陸生と榀子が
それに押し出されるようにして
一歩踏み出そうとする物語とも言えるだろう。{/netabare}
原作の量からすると、1クールでは厳しかった感はある。
ショートアニメ&ラジオドラマで補完しているが、
若干の消化不良感は残った。
ただ、作品は全話を通して、とても丁寧な仕上がり。
それぞれの動きや言葉にリアルを感じる。
懸命に生きている人間の息遣いが聞こえる。
4人が歩み出す先にささやかな幸あれ。
(2020年7月4日初投稿)
原作を読了して(2020年8月9日追記)
{netabare}ここのレビュアーさんから、アニメとは大きな違いがあり、
とても良い作品であることを聞いて原作購入。
つい先日、読了した。
漫画を読んで再認識したのは、
アニメの完成度がとても高いことだった。
漫画を読んだ後に自分のレビューを再読したのだが、
この作品に対して感じたことは、
原作読了後も基本的には変わっていないし、
大切な部分は、ほとんどアニメでも
表現しているのではないかと改めて思った。
もちろん、漫画とアニメとは表現方法が違うため、
コマで感じることのできる微妙な「間」や
心情のゆらぎは、圧倒的に漫画のほうが優れている。
11巻も巻数があるので、登場人物も多いし、
人間関係も複雑になっている。
最初のレビューで書いたように榀子の心情について、
アニメでは圧倒的に描写不足。
しかし、それにも関わらず、私のアニメに対する感想は、
漫画を読んだ後でもほとんど変わりはなかった。
それは、凄いことではないだろうか。
アニメでは、漫画で登場する重要なふたりの人物を
完全にカットして物語を短くしているにも関わらずだ。
例えば同じように原作を短くしたアニメを視聴してから、
原作を購入した『はねバド』という作品がある。
放映時には原作が未完だったので、
全く同じ状況ではないが、原作を大幅にカットして
物語を再構築したことは同じだ。
こちらもアニメは、なかなか面白かったが、
作品としては全くの別物といっていいほど
原作とは違ってしまっていた。
再構築とは普通はそういうものだろう。
しかし『イエスタデイをうたって』は、変わっていないのだ。
作品をじっくり咀嚼して大切な部分だけを残して
アニメとして作り上げている。
スタッフの多くは原作のファンという話を
どこかで読んだが、それは原作とアニメを
両方味わってみれば、とても納得できる。
漫画とアニメにおける大きな違いは「時間の流れ」だ。
この物語のひとつの軸は、陸生と榀子が出会って
別れていくまでの話になる。
長年、片思いしていた陸生が榀子を手に入れながら、
そこで葛藤して別れを決意するまでには、
劇的な出来事でもない限り、それなりの時間や葛藤が必要だ。
ところがアニメでは、付き合ってから、
大した理由もないのにすぐに別れてしまう印象。
じっくり物事を考える陸生の性格からすると、
あり得ない展開ともいえる。
それは榀子についても同様だ。
榀子は、自分の感情と理性の間でずっとゆらいでいるわけだが、
アニメを観ていると、それまでのスローな時間が
最後になって急加速して自身も納得するという
どう考えても受け入れがたい流れになっている。
ただ、これは尺の問題であって、
限られた時間のなかで、スタッフは最良の仕事をしたと
漫画を読んで感じた。
それでは漫画はどうなのか。
アニメ同様、繊細な心情描写を
時おりオーバーアクションを挟みながら独特のリズムで
紡いでいく。バックボーンとして私が感じたのは、
冬目景が大ファンだったという高橋留美子だ。
高橋留美子は、80年代に女性漫画家が少年誌に
連載するという画期的な立ち位置を確立した人物。
同じ女性漫画家として目指す人だったようで、
冬目景も当初はギャグ漫画を描いていたそうだ。
だから、この作品でも若い巻数のころは、
ギャグテイストに共通点のようなものを感じさせる。
それと、何人かの人も指摘していたが、
榀子=響子さんというのは、影響しているだろう。
私が感じたのはハル=ラムだった。
作者は意識していないかもしれないが、
やはり自分の好きな作品の影響は
どこかに出てくるものだ。
また、これは私の勝手な想像だが、
高橋留美子が自身を投影していたのは、
しのぶであり、響子さんであり、あかねであり、
かごめであるのだが、『イエスタデイをうたって』でも
自身を投影して、思い入れが深いのは、
榀子ではないだろうか。
作者自身はインタビューで榀子を「毒」と呼んでいるが、
これはある意味、自虐だから言えるコメントであって、
自分のなかにある「面倒臭い」部分を
抽出した人物像ではないかと思っている。
榀子の「純粋な無自覚」が相手を傷つけるのは、
多かれ少なかれ、人間関係のひとつの形だ。
榀子は世話焼き女房のような性格で、
自分の近しい人の部屋を掃除したり、
料理を作ってあげることを全く厭わない。
それが浪の父親にいつまでも頼られる
原因にもなっているが、
無意識に人の世話をすることで、
相手から好意を持たれてしまう。
しかし、その気持ちに最終的に応えることはない。
確かに考えるとなかなか厄介だ。
陸生が榀子を好きになった銀杏のエピソードも
そういう榀子らしさがよく出ている。
漫画とアニメとの最大の違いは、
陸生と榀子が関係を解消することになった
心情描写だ。漫画のほうが積み上げる
エピソードが長いので、
読者の心にも同じように積もっていく。
陸生がハルを想う気持ち。
榀子の場合は、ライバルの莉緒が登場してからだが、
その複雑な心情は繰り返し描かれる。
しかも、その対比として雨宮とみもりという
幼馴染の関係性もクローズアップされる。
徐々に焦点が合ってくる感覚がある。
決定的な出来事は、陸生の兄の結婚祝いに
まつわる部分で、陸生がキスをしようしたとき。
陸生の手が紙切れにふれることで
ハルに対する気持ちのゆらぎが表現される。
榀子は、表情や仕種によって
我慢のようなものが描かれる。
そういう意味では、陸生の決断は納得できるものだった。
そして、リアクションや表情、
自宅に戻った後の描写によって
榀子の気持ちも明らかになる。
このシーンはよくできているが、
時間的な理由でアニメでの表現は難しかっただろう。
ここまで、ハルのことをほとんど書いてこなかったが、
私が思うに、ハルはラムであってファンタジーなのだ。
どちらかと言うと、こういう子がいたら可愛いなと
思わせるキャラクターで、あまり実在感はない。
高橋留美子は最後までラムのことを
自分では理解できないキャラクターだったと語っている。
それは冬目景にとってのハルと
似たようなものではなかっただろうか。
表向きの主人公はハルだが、
やはり真の主人公は榀子だったのだろうというのが
漫画を読了したときの感想だった。
漫画本編のラストは、榀子が桜を眺めながら
穏やかな表情で歩く姿なのだから。{/netabare}
配信限定エピソードを再視聴して(2023年4月16日追記)
{netabare}放映当時にアニメを補完する物語として
配信限定で観ることのできたエピソードが
改めてdアニメストアで再配信された。
それを観ていて感じたことがあったので追記したいと思う。
この作品のアニメ本編は、分かりやすくするために
原作とは違ってほぼ4人の登場人物に絞っており、
いろいろなことを内省することをメインに構成されている。
私は、この作品を観ていて、
時代背景などから懐かしさを感じていたのだが、
別の側面から捉えると、多くの人々が「常識」と考える
男女関係の在り方そのものが
硬直化していた時代でもあったのだと思った。
この作品の時代背景は2002年ごろだと先のレビューで記したが、
それは作者がインタビューで答えていたもので、
実際にこの作品に通底している時代は、
70年代から80年代ごろではないかと感じる。
そもそも『イエスタデイをうたって』という
古い曲をタイトルにしていることだけ考えても
作者の心のなかにある時代が想像できる。
だとすると、この作品に対する見方も少し変わる。
陸生と榀子は、お互いのことが好きだと思って
付き合い始めるのだが、それは陸生がハルという
年下の少女のことを好きだという感情を
封印するためだったと考えることもできる。
榀子の場合は死んだ恋人の弟で、学校の生徒でもある浪に
特別な感情を抱くことは、社会の常識から外れた行為だと思ったために
陸生からの告白を受け入れたともいえる。
ふたりの男女が「時代の常識」に囚われた結果、
最初から「愛」というものを勘違いしていたのかもしれない。
個人的には、これが2002年という年代なら納得ができないが、
70年代~80年代の時代背景なら妙にしっくりくる。
そのことを象徴しているといえる
配信限定エピソード内にある陸生の独白を紹介しよう。
男女の友情は存在するのか。
そんな答えのない永遠の謎に
大人になれないオレは、自分の感情を誤魔化しながら
自分の都合のいいように生きてきた。
これはオレの悪い癖だ。
自分の好きなカメラだって、諦めるわけでもなく、
ただその欲求をずっと抱えていた。
答えを出すのが怖くて、答えが出るのが怖くて、
結末が怖くて、ずっとこのままでいいと、
いつか忘れてしまうことを待っていたんだ。
それは居心地がいいようで、息苦しい空気が漂っていて。
何かに変化を求めていた。
何かに期待していた。
変化を求めながら、自分から変われない自分が情けなくて、
そんな後ろ向きな動機でしか頑張れない自分を変えようとした。
その結果、自分のことしか考えていなかった結果、
傷つけてしまった。
失ってから気づくような愚か者で、
これからも同じような過ちを繰り返すかもしれないけど、
オレにできる限り大事にしますので、
これからもよろしくお願いします。
ハル:60点。
陸生;え!?
ハル:前半、榀子先生とのことじゃん。
言い訳ばっかじゃん。
大事な私と具体的にどうなりたいかが明確じゃない。
やり直し!
先ほどの独白は、陸生のラブレターなわけだが、
アニメオリジナルの部分。
しかし、このアニメをとても上手く表現している。
今さらこんなことをまた書いてしまう私は、
やはり、この作品のことが好きなのだと思う。
これまで、お気に入りの棚に入れるのは、
自分の総合点が4.6点以上の作品と決めていたが、
この作品は、例外としてお気に入り作品にすることにした。 {/netabare}
白毛和牛 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
御宅忍者 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
久々に自分が求めていたアニメに出会えました。
時代背景が2000年代で勿論インターネットもあまり普及してなく、携帯電話も無く、実際に会いに行くという時代。だからこそ伝わる心の想いや、悲壮感など。とにかく時代背景を上手く活かしています。
タバコの銘柄が昔だったり、コンビニの品揃いが良い意味で悪かったり、何よりどこでもタバコが吸える時代なので主人公の喫煙シーンにはかなりこだわって作っていたのではないかと感じました。
キャラに関しては全員が良い感じにめんどくさく、良い迷惑と言いたくなるくらい真っ直ぐな青年期と、年頃の大人の汚い所を上手く表現されています。
キャラに苛立ちを覚える度に、動画工房さんの掌に乗ってるな〜と思いました。
キャストの方々達はとてもキャラクターに合っていました。小林親弘さんの声が良い意味でどこにでもいそうな感じですごく聞いていて心地良かったです。
2000年代と言っても、黒電話やおそらくスーファミなど、主人公のリクオは昔の物をずっと使い続けるタイプなんだろうなと思いました。性格を上手く部屋のオブジェクトなので再現していた。
無言のシーンの演出が素晴らしいです。部屋に響く暖房の音、空気、息遣い、という微妙な演出が良いので個人的には是非イヤホンかヘッドホンをして視聴していただきたいです。
曲に関してはOPが無くEDに3つの曲を持ってきている。このOPがあえて無いというのが、またこの作品のお洒落さを引き立てていると感じました。
EDの3曲は個人的にどれもビーフジャーキーのように、聴けば聴くほど味が出てくる曲だなと感じました。どの曲も作品を上手く表現しています。
ですが何より僕が推したいのが"劇伴"です。この劇伴がとても素晴らしかったです。キャラクターそれぞれに特有の劇伴があり、切なさや年頃の男女の物思いに耽るシーンをピアノで繊細に表現されていたり、リクオの朝や仕事の雰囲気を感じるものをアコギで制作されてるものなどがあり、個人的にこの劇伴で作品の半分は決まっていると感じました。未だにサントラを発売していないのが不思議でなりません。
2000年代の青春群像劇というのがまた新鮮で、今の時代の物と比較してみるとやっぱり携帯電話が無いというだけでこんなにも美しさが違うんだなって思いました。もちろん携帯電話がある今の時代を悪いとは言いませんが、携帯電話で欠けてしまった美しさというものがやはりあったのかな。と思いました。
今とは違う2000年代前半の恋愛模様を感じることごでき、さまざま年齢層によって感じ方が違う作品になっています。
ただ漠然と見るのではなく少しの描写に強く力を入れている作品なので、そこを注目して見ていただきたい。
登場人物の強い所、ダメな所、嫌な所、人と人との心を繊細に描いている作品。最後の最後まで「愛とはなんぞや?」というテーマが根底にあることを忘れさせない。
ShouyouACL さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
oneandonly さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
世界観:7
ストーリー:7
リアリティ:8
キャラクター:8
情感:5
合計:35
<あらすじ>
新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街で、悩み、迷いながらも懸命に生きる4人の男女の姿を描いた、人生と愛のストーリー。
ほんの少しの誤解がすれ違いを生み、それぞれの想いが錯綜する。
49%うしろ向き、51%まえ向きに生きる、日常のものがたり。
----
大学卒業後、定職には就かずにコンビニでアルバイトをしている魚住陸生。
特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きる陸生の前に、ある日カラスを連れたミステリアスな少女ハルが現れる。
ハルの破天荒な振る舞いに戸惑う陸生。
更に、かつて憧れていた大学の同期生森ノ目榀子が東京に戻ってきたことを知る。
(公式サイトより)
恋愛系アニメはあまり得意ではないため視聴することが少ないですが、本作は恋愛系とも認識せずにおすすめの声を拾ったため視聴した経緯です。原作は90年代から連載開始したようですが、その辺の知識もなかったので、黒電話の登場シーンでいつの時代だ!?と思ってしまいました(笑)。
さて、本作は一見、男女がくっついたり離れたりする平凡な恋愛物のようですが、リアルな面や含蓄ある面もあり、思春期のよき教材になると思われましたし、人生において伴侶が見つかっていない(が、結婚願望はある)方や恋愛不器用な方にも視聴をおすすめできると思いました。
{netabare}本作の最終話を見て、恋愛って何だろうというそもそもの疑問に立ち帰り、納得できたところが個人的なポイント。
まず、恋と愛の違いを思い出してみると、こんな区分けができますよね。
恋…利己的、思い込み・幻想的(相手の美化)
愛…利他的、現実的(相手の許容・妥協)
恋愛というのは、恋から始まるものですが、それを愛に変えていくことかなと思っています。お互いにそれができればハッピーエンド。どちらか一方でもできなければ、歪んだ形のカップルになり、それが結婚に至るまで(あるいはさらにその後)の障害になるといったイメージ。
本作では、ヒロインのしな子の態度がすっきりしないのですが、彼女の陸生への対応は、付き合う前も後も、恋の範囲を超えられていませんでした。陸生の悪いところも見ている点で冷静さはありますが、陸生と付き合ってから浪君に見つかった時、彼女は浪君を追いかけているように、陸生への気持ちに芯があるように見えません。
一方の陸生も、しな子と付き合っていても、しな子を本当の意味で振り向かせる努力をしていません(これは、自分のためだけでなく、しな子のためにも行うべきと思います)。学生時代に片想いをした人(幻想)との認識を変えていこうとしていないのです。
なので、最終話で二人が出した結論はかなり納得がいきました。展開が急すぎる、理解できないとの意見もあるようですが、必要な伏線はRP(レディーパーフェクトリー)だったと思っています。とはいえ、最終話はもっと晴(ハル)の幸せな姿を見たかったという気持ちはありますけどね。(原作で、12話Bパート以降がもっと描かれているなら興味あります)
本作の真ヒロインはハル。それは、エンドクレジットの並び順を見れば実は最初からわかるところですが、中終盤の痛々しさは見ているほうも辛く、どうなることかと思いました。
ハルの陸生に対する行動は、既に愛の領域です。もちろん、ハルも一目ぼれから始まっているため、恋としての不安定な部分はありますが、局所で元気を振りまいて陸生を励まし、陸生がしな子と付き合っている現場を見ても彼がそれで幸せなら良いという姿勢を見せていました(ベーグルを落とさなかった所も受け入れる心根が感じられた)。この姿勢が最終的に陸生の気持ちを動かしたということです。
現実においても、カップルの一方がもう一方の仕事ややりたいことを支援する形で身の回りの世話などしていて、そのままゴールインするという一類型があって、献身すること・できることは、恋愛を進められるかのひとつの判断基準になりえます。もちろん、失敗すれば自己犠牲にすぎず、みじめな気持ちになるだけなので、それが嫌だと思うかもしれませんが、それが嫌なら逆にその程度とも考えられます。
恋愛は他方でシーソーゲーム的な観点もあり、片方が重くなりすぎてもうまくいかないものですし、恋に落ちた側が最初に献身すべき側になるので、実際陥ると大変ですよね。
ちょっと時代背景の話に脱線しますが、古臭さを感じるのは黒電話だけでなく、喫煙がどこでもできるところや、相手の家の前で待つというトレンディドラマ的シーンが目立ったところです。現代だとスマホ・SNS等の普及で、相手への連絡は簡単ですし、ストーカーという概念の広がりもあって、少なくなった行動でしょう。
待っている時間が長ければそれだけ相手のことを想っている、というのは残業している人が偉いという勘違いと似ていて、この面での効率化は良いと思いますが、それがもたらす風情みたいなものがなくなる側面はありますね(寒い中待っていたら、家に入って暖まる展開がありうる)。
他の登場人物、陸生のライバル役として登場した湊(ミナト)はハルに告白して玉砕し、颯爽と退場していきましたが、けじめをつけて次に進みたいという真っ直ぐな恋心に共感しました。
6話だけ登場した元カノの柚原も、陸生の状況を把握して早く出ていく配慮を見せる良キャラでした(しな子とハルがお見舞いに来て遭遇するシーンはお約束ながら楽しかったです)。
浪君はしな子への態度などで反感を買われそうですが、しな子がいまだに早川家に料理を作りに行っている行動が引きおこしたもので、浪君は悪くないと思います。今後二人の関係がどうなるかは未知ですが、とりあえず陸生の退場は良い方向に向かうのではないでしょうか。(こっちはまだこれからでしょう)
その他、コンビニの先輩や大学時代の友人、ミルクホールのマスターなどもモブになっておらず良かったです。あと、カンスケもね(最終話GJ)。
あらすじを書くために公式ページを開いたところ、まず出てくる「愛とはなんぞや?」とのフレーズに満足。{/netabare}
全体的に、等身大の恋愛が描かれていて、結論部分も含めて現実的にまとめられており、真ヒロインの魅力とともに恋愛の肝をしっかりと表現されている作品でした。
(参考評価:3話4.2→8話4.1→9話4.0→12話4.2→調整4.3→調整4.2)
(視聴2020.6、調整2022.8)
shino さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
冬目景原作、制作動画工房。
新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街で、
悩み、迷いながらも懸命に生きる、
4人の男女の恋愛模様、そして人生。
大学卒業後に定職には就かず、
コンビニでアルバイトをする陸生の前に、
以前から彼を知るという少女ハルが現れた。
美麗なOPから役者の静かな演技まで、
とても引き込まれる演出である。
音楽も好印象で、リアルな空気感は、
とても実写ドラマに近い印象を持つ。
4話視聴追記。
過去は美化される。
前向きに生きるしかない。
{netabare}不安と逡巡を抱えながらより前向きに、
それがいかに難しいのかを知っている。{/netabare}
等身大の役者の演技が冴えますね。
人はどこまで人を思いやれるのだろうか。
最終話視聴追記。
{netabare}ドラマのように上手くはいかない、
どうして例外なくボタンを掛け違えるのだろう。
考えすぎて、思いやって、どこかで逃げて。{/netabare}
煮え切らないものが良く描けていると思う。
主人公、ヒロイン、2人の関係を、
劇的に前へ進めるたった1つの方法は、
{netabare}さっさと男女の関係になることだろう。{/netabare}
ただそれが安易に選べないからこそ、
人の不完全な美しさと脆さがここにあるのです。
夜と曇り空ばかりだ。
それでもどこか美しいと思う。
うぐいす さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
9話切り。
時間の経過が分かりずらい。
色んな事が起こっているのにヒロインがまだお酒飲めない年だったり、それより前に出会っている同級生が今大学2年なのに、みたいな。
何はともあれ自分がどれだけ相手の男を傷つけているか気づいていない、それでいてよりどころはいつも男で相手の心情考えず好きな時に男に会いに行く、それでいて「好きだけど付き合えない、でも嫌いにならないで、何なら今まで通り優しくしてほしい」的な超が付くほどの男性依存症のキャラが、自分では控えめにしているつもりだが実際は好き放題立ち回る姿は作り物だとしても見てられない。それを人の死のせいだから仕方ないみたいなのも気持ち悪い。
tomledoru さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
mmma さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なっぱ𖧷𓈒𓂂 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
エイ8 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
にゃん^^ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
仁烏 さんの感想・評価
3.9
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
トリプレット さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
このアニメは基本的に低調な感じで物語が進行していく。
その中でもハルの登場シーンだけが明るく、そして、楽しい。
ハルを見ていると喜怒哀楽があって、それらの感情が純粋であるので、ハルにすごく共感して、感化されてしまいそう。
ハルの表現や気持ちのベクトルがずっと外に向かって関心を持ち続けている感じ、素敵よね。
結局、ハルという春風のような人物がいるだけで、このアニメを見続けてしまいました。
アルジャーノン さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
みどりーぬ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
sMYVP12210 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
標題のとおり。めぞん一刻だなと今見てて思いました。
最近はこういうお話 アニメもドラマもなくなりましたねー
めぞん見ていた人にはおすすめ。
見てない 知らないって人も昭和の良き時代の展開を知るためにおすすめします!
年代は貧乏なのに発泡酒飲んでないから1990年ごろかなーと
ブラウン管テレビとラジカセ、メガドラも映ってましたし。
まだ途中ですが、響子さんと五代君っぽいやりとりに ドギマギしながら見ていこうと思います。
追記:
見終わりましたー
いあー ちょっと最後は読めなかったかな。
おもしろかったです!
物語はTV12話で終わってますが、配信限定のものが6話あります。
6話はどれも1~2分のもので、本編の穴埋め的なエピソードです。
どうしても見れないって方いると思うんですが、気にしないでもいいくらいの内容ですw
しいていえば配信限定6話の2分のだけは機会あれば見てください。
アイラ☆ので さんの感想・評価
1.4
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
正直、true tears のようなアニメを期待していたが、駄作でしかなかった。
悪い点
テンポがとにかく悪い
気持ちにメリハリのないキャラクターを美化しようしている。
重要でないキャラクターで余分に話埋め。
とくにインパクトのない展開に加え、スキになった理由が描かれたシーンがちっとも感情移入出来ない。話に一貫性がなく、とても薄い。
個人的に花澤香菜が演じる大人のキャラクターに違和感。スキではない。
ひとつだけいい点はハナちゃんの性格がストレートであること。
あーちゃん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
シェル さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
冬目景さんの描くどことなく影のある女性が好きで、この漫画が始まった時からファンです。
好きな人に恋をしても、相手が振り向いてくれる訳ではないという片思いのはがゆさや、自分の希望的観測が招く理不尽なこと。あるあるだなぁと思わされました(笑)
でもそれだけでもなくて、合間にある日常のキャラクター達の何気ない会話や、ひょいと現れる新キャラクターによって少しずつ状況が変化していきます。
急展開があるわけでもなく、時間が少しずつそれぞれのキャラクター達を変えていく。そんな感じが観ていて心地よいんですよね~。
私も常に恋だの愛だのばかり考えて過ごしているのではなく、生活のために働きますし、職場の人間関係から得られることもありますし、家族の前でしか見せない姿もあります。いろんな事柄にそれぞれに面しているからこそ、一つの出来事への進展には時間がかかる(気持ちに折り合いがつく)と思っています。そして時間が少しずつ傷を癒やしていき、向き合っていく力にもなっていくこともあると思っています。
そういった自分の考えに、この作品の緩やかな流れがフィットしてくれました。
なお、漫画ではハルちゃんが遭遇する辛いことを見るのに気が引けてしまい、「続きは気になる、漫画も持っているけど読めない」という状態が長年も続いていました。
ですが、こうしてアニメ化されて観る機会があって、ようやく最後まで読むことができました。先述の通り、とても時間がかかったんですね・・・(-_-;)
アニメは漫画版を上手に再編してくれていて、制作スタッフのこの作品への思いがすごくこもっていると思います。自分はアニメ版でとても心地よい涙を流させてもらった気分です。漫画版は、皆に幸あれ!と万感の思いで読ませていただきました。
ちなみに作中の時代が古いため、現代の若者にはどう映るかは分かりませんが、片思いの辛さや、人と人とのつながりや、時の流れというものは共通するのではないかと自分は思います。リア充にはだるい展開、と思われるかもしれませんけどね・・・いいんです、片思いってそんなものですから。
ぜひいろんな人達にしんみりと、のんびりとハルちゃん達の恋の行方を見届けてらいたい作品です。ごちそうさまでした。(ていうかリクオが主人公だというツッコミはナシ、ということで・・・)
ぺー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作未読 18年かけて完結した名作らしい
つくづく携帯電話というツールが青少年の恋愛模様に与えた影響は計り知れないものがあると思う。
コミュニケーションの取り方が今とまるで違う。
『ポケベルが鳴らなくて』とその主題歌のヒットが93年
初期費用10万円越えだが携帯電話が小型化したのが94年
PHSのサービス開始が95年
それに引きずられて携帯初期費用の下落が起きたのが96年
契約台数200万台から一気に10倍規模へと拡大した97年
99年に11桁化へ
私の場合、世の女子はポケベルかピッチ(PHSのこと)かなにも持ってないかみたいな時期に大学入学し卒業年次には皆さんおおかた携帯電話を持ってたかなぁという過渡期に学生生活を送ってます。振り返ってみると移動端末を持ってない女子には独り暮らしでもしてない限りアタックすることは無かったような… 逆もしかりで「携帯持ってない」はひとつの断り文句として通用するようになりもしました。
“チャンスが失われる”
若者にとっては死活問題。端末が手に入れやすい価格帯になってあっという間に10倍以上の規模となった裏には下心あり。かようにわずかニ、三年で恋愛のルールに大転換が起きたのです。
本作の連載開始が98年1月。構想期間などリアルタイム反映は難しいにしてもすでにNO携帯な恋愛劇はやや時代遅れ感なきにしもあらずなタイミングです。
作者冬目景の生年は1970年。物語の主役が大卒直後のフリーターであって作者とリンクさせるなら92~93年頃と携帯端末勃興前夜の計算になります。原作者が自信をもって世に送り出せる恋愛劇に携帯というガジェットは辞書に載っておりません。単純に消化して落とし込むことができなかったのではないかと思われます。
ディスりではなくて、なんとはなしに肌感覚でNO携帯な恋愛劇を描いた最終世代の作品として貴重なのでは?と思いながらの鑑賞でした。推定'96大卒くらいまでがリアルに感じる恋愛物語と言えましょう。
現在でもやってやれないことはないでしょうが20年も経てば、当時を知る若者は中年/壮年になり恋愛する感覚が追いついていかない部分あるだろうし、リアル若者は取材した上で落とし込む作業が必要なんだろうなあとぼんやり考えてました。
肌感覚でイメージしづらい若人の皆さんでも手っ取り早くどんなものか知る方法はございます。動画とかで『JR東海 X'MAS EXPRESS』のCMをいくつか見てみたらいかがかと。60秒でNO携帯時代の恋愛のクライマックスを垣間見ることができると思います。
時代背景の前フリが長くなりました。作品に戻ります。
『49%うしろ向き、51%まえ向き』
水前寺○子がニコニコしながら歩いてきそうな大きなテーマがまずはそこにあります。
繰り広げられるのは主要メンバー男2名女2名計4人の恋愛劇で登場人物はこちら↓
魚住陸生(CV小林親弘)
野中晴(CV宮本侑芽)
森ノ目榀子(CV花澤香菜)
早川浪(CV花江夏樹)
主役は大卒フリーター魚住陸生(リクオ)♂。その同級生、新卒で高校教諭の榀子(シナコ)♀。シナコの教え子だったが高校中退した晴(ハル)♀。シナコの実家金沢からの縁、浪(ロウ)♂。で、この狭いコップの中でいろいろやり合うわけでございます。
主役はなんとはなしに“陸に住み生きる魚”よろしく居場所がなく所在もなさげな青年。それでも“野”中や“森”ノ目と陸の上に安住の地を求めてるからなのか苦しんでしまう。そんな印象を受けた序盤です。
{netabare}※早“川”ならラクじゃんと腐女子が鼻血出しそうな展開を想像しかけたがあえてスルーしとく。{/netabare}
作品のキャッチコピーから
主役名からの類推(妄想)から
そして作品タイトル“イエスタディ”から
すっきりせず停滞しそうな物語を約束されたようなものであり、事実そんな感じの全12話でした。12話分を俯瞰するとやや途中の説明不足や強引な終幕を残念に感じる一方で、
{netabare}よくもまぁこの短尺で“恋愛の停滞感”を出せたなぁ…{/netabare}
むしろポジティブに受け止めたい。感心することしきりでした。約束された“停滞”はおそらく原作でも鍵になってるんでしょう。そのへんをアニメスタッフが大事に扱っていることを伺わせるような作り方をされてたと思います。
この褒め言葉としての“停滞”を生んだのは明らかに二点。
7割方は主人公らのパーソナリティ。これはネタバレで各人個別に後述します。こっちがやきもきするような優柔不断な二人が中軸なので話が進みません。
残り3割はツールの不備。先述の携帯端末がないことに起因してます。即時そして直接のやりとりが減るためすれ違いが生じやすくなり、当人らの性格もあいまって話が進みません。
2%前に進んだ(かもしれない)恋愛群像劇
“即断即決”の2020年代を生き抜く私たちにとって、“すれ違い”や“空白”。行ったと思ったら戻ったりのもどかしさを楽しむタイプの作品です。
現実においてはアニメ作品も放送延期が連発したこの時期。
立ち止まって一呼吸したのは作品や業界だけでなく我々もでした。
奇しくもそんな2020年春クールにて、視覚に頼れず音と想像で空白部分を埋めるラジオという媒体を扱った作品だったり、本作だったりが生き残ったのは偶然ではないのかもしれませんね。
例えば空白部分。画面にも映らなかった会えない時間に彼女らがどんなこと考えてたんだろう?とかを想像しながら、深まってく想いだったり徐々にズレてく想いを堪能できる良作だったと思います。
※ネタバレ所感
以下、当方ゲスモード全開でいきます。Wヒロイン評いってみよー!
不快な表現があるやもなので純粋レビュー止まりならここでブラウザバックすることを推奨します。
■(音無響子+関口さとみ)÷2
誰のことかすぐ頭に浮かんだあなたは立派な大人です。そう榀子センセですね。
{netabare}想い人を亡くしたことが重しになってこじれちゃってるのが共通項。気立てが良くて恋愛経験少ないのも似てるかしら。めんどくさいけどかわいいのが響子さんで鬱陶しいのがシナコさんです。{/netabare}
{netabare}そのかわいいと鬱陶しいを分かつものは関口さとみ成分の有無でしょう。関口さとみ自体の説明は割愛。どうぞ『東京ラブストーリー』をご覧くださいませ。シナコは天然というか自分に素直なだけなんですが、リクオを完全にキープ扱いしてますよね。外形だけみると地雷女以外の形容詞が浮かばない彼女の特徴は以下↓
・過去を引きずり過ぎ
⇒まだなにも始まってない相手への一方的な恋心だぜ?
・浪を甘やかしすぎ
⇒自分の居場所確保のために彼に言うべきことを言わない
・リクオを都合よく利用し過ぎ
⇒そのくせ「私が甘えてるだけなのよ」と本人に言ったりする
・自分からフッたのに怒る
⇒そのくせ「私たちそんな関係じゃないから別に」と言わずにいられない
・自分から告ったのに優柔不断
⇒なんだかなぁ{/netabare}
この上なく強烈な印象を残すキャラクターさんとなってしまいました。ロクなもんではありません。
…と言いながらかくいう私だったらホイホイついていくと思います。
{netabare}そして、「そんなつもりじゃないの…」とフラれる未来を想像して打ちひしがれるまでがワンセット。
普通の男…と言っても自分基準ですがなんといいますか口説けそうだと勘違いしてアタックしかけるでしょう。作中でも複数回チャンスありました(キリッ)。そこを全く行動を起こさないリクオだから良かったかと思いきやところがどっこい。断言してもいいですが「冗談、ゴメン忘れて」という態度をこちらが取ることができればリセット可能とふんでます。そしてこのテの方々は“まだ脈はある”と匂わせる行動を繰り返します。理由は
考えてそうでなにも考えてないから
前後の行動の因果関係や会話で投げかけられた言葉の意味を理解できていません。他者への想像力の不足。これまで言い寄ってきた男もいたでしょうが亡者バリアが発動し見切りをつけられたいていの男は彼女の元を去っていって久しい。そのくせ異性の気配がないのはそれはそれで淋しいというのが露骨であり、その感情を整理なり処理できてるようには見えません。バリアをくぐり抜けた親族ロウと優柔仲間リクオくらいしかストックがない。逆にくぐり抜けさえしてしまえば言葉悪いけどちょろいです。あとは「こんなに思われてるんだからしゃーない」と自分を納得させたいだけでしょう。
要は“一線越えて上書きしてしまえばいーじゃん”という思想です。作中でもシナコ本人が自分で決断する怖さから判断をリクオに委ねる意思表示をしてましたがそこに乗ることのできないリクオというのがまた作品の味となってました。
と、これまでボロクソに言いつつされど惹かれてしまうやっかいな女性だと思われます。原作者の方女性と聞いて納得したのですが、シナコは女性のめんどくさい部分を詰め込んだような人。そこが良く描かれてます。このめんどくささってそのまんまめんどくさいんですけど一方でめんどくさいのが好きな人もいるでしょう。私なんかそのうちの一人ですよ。
そんな「いいですよね~めんどくさいの」と言い切れちゃうような某アニメに言わせれば南極向きな性格をしている男性陣はおおいに楽しんだらいいと思います。{/netabare}
■少女漫画に描かれた文脈でしか男を知らない人
誰のことかすぐ頭に浮かんだ人は残念なことに私と思考回路が似通ってるかもしれません。
そう晴ちゃんのことですね。
{netabare}まだJK年代だからいいけど早いうちに軌道修正してねという娘さん。カラスを手籠めにしている女性は古今東西、魔女しか私は知りません。{/netabare}
{netabare}家庭環境から妄想する偏見ですけど男女交際のロールモデルを想像できてないんだと思います。自分の“好き”という感情に直面した時に、まがりなりにも次の段階を想像できているのがシナコだとして、ハルにはそれがありません。
それでいて臆病なシナコとは対極的にハルは行動的です。想像してみてください。イメトレなしで試合に臨んだ時の惨状を。もしくはゴールや落としどころを描けずに商談に臨んだらどうなるかを。ハルのやってるのがまんまこれ。下手に行動力のある分ズレたらズレたであさっての方向に行ったまま帰ってこれない怖さがあります。
一緒にいるだけで幸せ
彼女の好きになった理由が希薄なこともあるかもしれません。高校中退理由もなんだかよくわかりません。シナコに輪をかけてなにも考えてなさそうなのが彼女の危なさ。地雷臭しかしないでしょ?普通。
と、同じくボロクソに言いつつされどこちらも惹かれてしまうやっかいな女性だと思われます。
ただし理由はしょうもないところ。
{netabare}好意もたれて嫌いになれるわけねーじゃん{/netabare}
ストレートな愛情表現を“素直”であると好意的な勘違いをしかけますが、彼女と一緒に描く未来が見えません。でも見ため可愛い子に好意もたれたらホイホイついていくスケベ心を私は隠さないですよ。
そんな抗えない下心を是とされる男性陣はおおいに楽しんだらいいと思います。{/netabare}
男二名のめんどくささも書くつもりでしたが息切れしました。野郎二人は中学生です。学校で教師を呼び捨てにしてマウント取ろうなんて高校三年生としては稚拙。黙って○○へ行け! …以上です。
ということでもう一度戻って女子二人。要は二人ともめんどくさくて二人とも魅力的なのです。
出来れば両方ともおつきあいしたいとゲスの極みなことを考えているのは私だけでしょうか。皆さんどの子がいいなぁという視点で観てるんでしょうか。その場合誰が人気あるんだろう?
最後に本作で自分だったらこの娘さんが一番いいなぁと思った人と理由をネタバレで挙げときます。
ズバリ当てたらすごいかも(笑)
{netabare}その子はリクオと4か月付き合ったという同級生の子{/netabare}
{netabare}迷わないですね。キタエリさんが声あてしてた娘です。次点はハルのバイト先のお姉さん。理由は↓
・言い寄られると弱いという自分の弱みを理解している
・そしておそらく経験を踏んで対処の仕方も心得ている(はず)
・育ちが良いので本人が遵守してるかはともかく社会常識の判断基準に世間とのズレはなさそう
・職能を理解しなんだかんだ生活するための目途をつけている
・例えばピアノできるのよ、のドヤ感が一切ない。わきまえてる
・居候先にリクオを選んだ選球眼と行動に移せるメンタリティ
・シナコやハルの様子を瞬時に察してフォローにまわれる観察力
・そしておそらく「一線越えてから考えよう」の割り切りの良さに聡明さを感じる
たぶん付き合ってて退屈しないし、結婚したらしたでしっかりするであろうと思われる。{/netabare}
この物語を鑑賞して思ったのは女のめんどくさいはかわいくて男のそれはどうでもいいということ。
次に主役四人組以外の登場人物はわりとまともだったこと。
あと言い忘れてたけど榀子センセなんかの比じゃないくらいこいつはダメだと思ったキャラがおります。さっき最後と言っといてすみません。断トツでした。
{netabare}そいつは早川父。
「いい加減解放してやれよ」
突き放してあげるのも大人の役割です。
携帯電話のない恋愛劇を懐かしむことのできた方々はこの父親と同年代くらいではないでしょうか。
どこかしら欠落した四人組にあーだこーだとマウントを取ろうとする前に、はたして自分がこんな早川父みたいな大人になってはいないか自省してみるのもよいのかもしれません。{/netabare}
視聴時期:2020年4月~6月
-----
2020.07.04 初稿
2021.03.07 修正
イエスタデイをうたってのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
イエスタデイをうたってのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
大学卒業後、定職には就かずにコンビニでアルバイトをしている"リクオ"。特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きるリクオの前に、ある日、カラスを連れたミステリアスな少女―“ハル"が現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつて憧れていた同級生“榀子"が東京に戻ってきたことを知る。(TVアニメ動画『イエスタデイをうたって』のwikipedia・公式サイト等参照)
小林親弘、宮本侑芽、花澤香菜、花江夏樹、鈴木達央、坂本真綾、寺島拓篤、洲崎綾、名塚佳織、堀江瞬、小野友樹、喜多村英梨、前川涼子、遠藤大智、大塚明夫、小形満、川島得愛、小林千晃、田中宏樹、西山宏太朗、藤原夏海、本田貴子、諸星すみれ、天海由梨奈、村井美里
原作:冬目景(集英社 ヤングジャンプ コミックス GJ刊)
監督:藤原佳幸、副監督:伊藤良太、シリーズ構成・脚本:藤原佳幸、脚本:田中仁、キャラクターデザイン・総作画監督:谷口 淳一郎、総作画監督:吉川真帆、音楽監督:土屋雅紀、美術監督:宇佐美哲也、色彩設計:石黒けい、撮影監督:桒野貴文、編集:平木大輔、背景:スタジオイースター、制作:DMM.futureworks
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2011年夏アニメ
主人公・奴良リクオは一見はごく普通の中学生。しかし実は妖怪「ぬらりひょん」の孫。4分の1妖怪の血を継いでいる。家にいる妖怪たちと毎日どたばたと付き合いながらなんとか普通の生活を送っている。 幼い頃、祖父から色々と武勇伝を聞かされ、妖怪とはかっこいいものであると思っていた。しか...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2010年夏アニメ
『ぬらりひょんの孫』は、椎橋寛による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載。妖怪を題材とした少年漫画作品。ファンからの略称は「ぬら孫」。主人公・奴良リクオは一見はごく普通の中学生。しかし実は妖怪「ぬらりひょん」の孫。4分の1妖怪の血を継いでいる。家にいる妖...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2007年秋アニメ
高校2年への進学を控えた春休み。光一は、友達の一輝達との撮影会をすっかり忘れて、家で一人くつろいでいた。 そこに突然鳴り響くインターホン。玄関を覗いてみると、そこには見知らぬ美少女が…。 我が者顔で家に上がりシャワーを浴び始めた彼女は、何と2年ぶりにフランスから帰ってきた幼馴染み...
ジャンル:OVA
放送時期:2008年8月1日
高校生のリクオは、所有するハウスロイド「サミィ」の行動記録の中に、命令した覚えのない行動を発見する。友人のマサキを誘って記録された場所に向かってみると、そこには「イヴの時間」という不思議な喫茶店があった。そこに集う様々な人間やアンドロイド達との関わりの中で、それぞれが少しづつ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2009年冬アニメ
平凡な大学生・藤井冬弥はアイドル・タレントとして活躍する森川由綺と交際していた。仕事や学業の合間を縫ってお互いの愛を確かめ合っていたふたりだったが、由綺の人気が高まり、仕事が増えるとともに徐々にすれ違っていくようになる……。浮気をテーマにした、切ない系の青春ラブストーリー。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2009年春アニメ
雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、男の子から愛の告白をされることを夢見ていた。 その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。野獣のような風貌の高校生・財津操から告白されてしまったのだ。操が恐ろしくてなかなか交際を断る勇気を持てないあゆみ。そんな中彼女は、毎日操につきまとわれ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2007年夏アニメ
伊藤誠(いとう まこと)は、以前から登校時に時々同じ電車になる隣のクラスの桂言葉(かつら ことのは)の事を気に掛けていた。 「好きな人の写真をケイタイの待受け画面にして、3週間誰にも見られなければ思いが成就する。」 ばかばかしいと思いながらも、誠は学園に伝わるおまじないを実行するが、...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2005年春アニメ
美大生・竹本祐太はおんぼろアパートの同僚で先輩の森田忍や真山巧らに囲まれ、日々大学生活を楽しんでいた。 ある日、竹本達は大学の教師の花本修司から花本の親戚の花本はぐみを紹介される。人見知りが激しく口数も少ないはぐみだったが、その愛らしさに竹本は自分でも知らぬ間に一目惚れする。...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年夏アニメ
桐島青大は、突然別れを告げて消えた枝葉柚希を追って、故郷・広島を後に東京へ向かう。そこで出会った、気が強く、胸が小さいことを気にする御島明日香、長髪で女好きの風間恭輔、そして、柚希の奔放な妹・懍。それぞれが、出会い、惹かれ合い、別れ、傷つき、傷つける。やがて明らかになる真実。...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか"という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。一人娘の小学4年生の姫。可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。それは……自分の仕事が『漫画家』であること。自分の“かくしごと"が知られたら娘に嫌われるのでは!?“愛と笑い、ちょっと感動のフ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
公爵令嬢、カタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻す。ここが前世で夢中になっていた乙女ゲーム『 FORTUNE LOVER 』の世界であり、自分がゲームの主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢であることを!ゲームでカタリナに用意されている結末は、良くて国外追放…最悪、殺されてしま...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
本のためなら巫女になる!「三度の飯より本が好き」な女子大生・本須麗乃が兵士の娘・マインとして転生した世界には、本がなかった。平民は識字率が低く、羊皮紙で作る本は高価でお貴族様のもの。そこでマインは決意する。「本がなければ作ればいい!」試行錯誤の末、商人のベンノと出会い、商人見習...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
いやあ~~~~ッ、25過ぎてから男と別れるってキツいですね!」札幌在住、スープカレー屋で働く鼓田ミナレは、酒場で知り合った地元FM局のディレクター・麻藤兼嗣に失恋トークを炸裂させていた。翌日、いつものように仕事をしていると、店内でかけていたラジオから元カレを罵倒するミナレの声が……!...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
大学卒業後、定職には就かずにコンビニでアルバイトをしている"リクオ"。特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きるリクオの前に、ある日、カラスを連れたミステリアスな少女―“ハル"が現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつて憧れていた同級生“榀子"が東京に戻っ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
穏やかな風が吹き抜ける美しき大地・アストライア大陸。その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。彼を世話する小さなガイド役・コッコロ。いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ。ちょっとクールなネコ耳魔法少女のキャル。運命に導かれるまま、彼らが立ち上げたギルドの名は「美食殿」。...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2020年3月27日
2120年、東京。シビュラシステムによって管理された社会で、刑事課一係を率いて事件を解決してきた二人の監視官、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、事件を捜査していく渦中で真実と正義を巡り決裂してしまう。それらの事件の裏で暗躍する梓澤廣一は、ついに刑事課そのものを標的に定め、公安局...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年春アニメ
魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、 ある日突然人間界に召喚されてしまう。 彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らす ちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。 「邪神ちゃん」を召還したものの 彼女?を魔界に帰す方法がわからない。 仕方なく一緒に暮らし始めた邪神...