当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)」

総合得点
79.2
感想・評価
457
棚に入れた
1600
ランキング
516
★★★★☆ 3.7 (457)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

放課後ていぼう日誌の感想・評価はどうでしたか?

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

しっかりとストーリーがあって良かった

放課後ていぼう日誌に限らず、ほのぼの日常系はストーリーがないと思われがちですが、今作品は、主人公であるひなが釣りに興味を持っていく過程をものすごく丁寧に描いているなと思いました。また、釣りの説明もやたら丁寧で、ゆるキャンに通ずるものを感じました。ゆるキャンとか好きならすごくハマれる作品なんじゃないかなと思います。
個人的な注目ポイントとしては、まず、ところどころのギャグがハイセンスです。このアニメはほのぼのと見ていて不意にクスッと笑わせられます。そして、なんといってもキャラのかわいさです。動画工房ならではの表情や仕草の一つ一つが本当に可愛いです。最終話とかずっと気持ち悪い笑顔を浮かべながら見てました笑
今から2期が待ち遠しい、素晴らしい作品でした。

投稿 : 2020/09/28
閲覧 : 241
サンキュー:

15

ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

キュートなJKたちがキュートに・・・

原作知らず。

九州っぽいどこかの熊本っぽいどこかで繰り広げられる、高校の部活を舞台にしたCute Girls doing cu... んー。これdoしてるのは"Cute Thing"かな?結構ちゃんと普通に釣りじゃん。

作画は、静止画として上、動画としては安定品質(それほどリッチではない)という感じです。劇伴も良い雰囲気です。OP/EDも良い感じと思います。

かわいいJKが釣りにはまっていく物語。あまり大きな展開はありませんが、ゆったりと鑑賞するにはちょうど良いと思います。

以下、個人的なあれこれ
{netabare}

― ええ、わたくし「鰺鱒」などど名乗っております。{netabare}
こんなハンドル名乗ってますが、現在は全く釣りしません。時間がとれるようになったら、いつかはフライやってみたいな、と思っています。

子供のころは、父親に連れられて結構釣りしました。それこそ堤防釣りもしましたし、川・湖でルアーやったり、冬には山中湖で張った氷に穴あけてワカサギ釣りとか、山地の水路に仕掛けおいたりとか。中学か高校入ってからだと思いますが、網打ったこともありますね。船での海釣りはしたことがないな・・・そういえば。

今はいただく専門です。鰺は干物もフライも良いですが、やっぱり刺身でいただけるとうれしいですね。鱒の刺身、以前は好きでしたが年をとってからはちょっと・・・重いw。{/netabare}

― いや、わかるけどさ、でもさ、お前ウザイよ。やめたら?{netabare}
鯖折りということばがあります。相撲の決まり手としてもしられていますね。子供の僕が鯖折りという言葉とその意味を知ったのは正に堤防の上で、でした。

いつ、どこだったかはちょっと忘れましたが、どこかの堤防でサビキでサバ釣りしました。タイミングが良いと、サバさん恐ろしい勢いで釣れます(今はどうなんだろう・・・?)。投げる(っていうかおとす)その途中でかかるくらい。で、釣り上げたサバを父親が目の前でポキポキやってるわけです。何がとは言いませんが、水鉄砲の引き金をゆっくりと引く感じ?

最初は僕もびっくりしてたんだと思います。でも、命をいただくって、こういうことなんだというのをなんとなく知っていたんでしょうね。嫌だなと思いながらも、がんばって平静を装おうとしていたのを憶えています。装い切れたのかは知りませんが。

で、だ。本作の主人公・陽渚ですが、、、
11、12話の段階で成長したとはいえ、エサ付けやとどめを刺すことに対する「いやいや」描写が強すぎ&長すぎて不快でした。自分で「釣りする」と決めたんだから、割り切れよ。嫌だの何だの言ってんじゃね―よ、という感じです。前述のような環境で育ってしまった僕からするとイライラのし通しでした。あ、たぶん僕、佐藤くずまさんライクな「男女平等主義者」です。JKだろうが、かわいかろうが、うざいものはうざい。

皆さんのレビューを拝見するに、本アニメ作品は原作既刊のかなりの部分を消化しているらしく、そのため、話の順番を変えたりする余裕がなかったのかなとは思います。とはいえ、12話編成のアニメ作品としてみた場合、主人公の成長が最終盤まで見られない&うっとうしい描写が続いた点には正直嫌気を憶えました。

実はこれ、着衣水泳の時の大野先輩にも感じてました。どっちかを諦めろよ、と。{/netabare}

― △には、届かないかな。{netabare}
Cute Girls doing something ガチ、なアニメとしては、やはり「ゆるキャン△」を意識してしまいます。

決して本作が駄作だとは思いませんが、△と比べてしまうといろいろな点で遠く及ばないかな、と思ってしまいました。

本作は劇伴も良い雰囲気だし、風景を描く作画もなかなか見応えがあります。でも、「それぞれは」止まりだと思います。△はそこに加えて「画を曲にはめる」演出がそこかしこに用いられ、互いの相乗効果で曲の転調とシーンの切り替えの印象をより強く表現していました。本作にもそのこだわりがもしかしたらあったのかもしれないけれど、僕にはわかりませんでした。

物語面について、△は二人の主人公の成長・変化と、互いに付かず離れず・でも共にいるという関係性が物語の屋台骨を形成していました。ただキャンプして飯テロしているだけの作品ではありませんでした。本作は、主人公の変化・成長(@最終盤)はあるものの、全体としての人間関係、ひととひとの相互作用という面では弱い物語にとどまってしまったかな、と感じます。{/netabare}

{/netabare}
[2020/09/26 v1]
[2020/09/27 若干修正]

投稿 : 2020/09/27
閲覧 : 407
サンキュー:

40

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

釣りを題材にした、女子高生の日常系部活アニメ

海辺の小さな町の女子高生が釣りを楽しむ、日常系の部活アニメ。全12話。
物語は、港の堤防の近くにあるプレハブ小屋を部室にしている「ていぼう部」に、とあるきっかけから入部することになった主人公・陽渚(ひな)が、徐々に釣りの魅力にハマっていく、みたいなオーソドックスな流れ。制作が、このジャンル得意の動画工房ということもあって、安心して楽しめる作風になっています。全体的にリラックスした雰囲気ですが、釣りの技術的な説明や、注意しなければいけないこと、釣った魚の美味しい食べかたなど、押さえるべきポイントは割と丁寧に描いていて、内容自体も普通に興味深かったです。
作画や声は問題なし。音楽は、OPのイントロからして、のんびりした解放感のようなものが伝わってきて、作品の空気にぴったり合っていました。キャラは、ぐうたらの部長や酒乱の顧問にはなんとなく既視感もありましたが、陽渚やその幼馴染の夏海には、いかにも田舎アニメ的な素朴さや純真さがあって好感が持てました。
最後まで観終わって、安定して面白かったです。この系統に求められているものにしっかりと応えている、とても堅実な作品だったと思います。

投稿 : 2020/09/27
閲覧 : 261
サンキュー:

22

ネタバレ

ねこねこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

お酒がと一緒にみたいアニメ

キャラクター、背景、魚、料理どれも丁寧に描写されていてほぼ毎話料理のシーンがあり見てるとたまらなくお酒が飲みたくなります。このご時世あまり良くないことの連続ですが、そんな中だからこそこう言う癒しアニメを見て疲れを忘れるのがいいんじゃないかと思います。気になった方はぜひお酒と一緒にどうでしょうか?未成年の方はジュースでも!とにかく疲れている時におすすめのアニメです。是非!

投稿 : 2020/09/27
閲覧 : 114
サンキュー:

5

8bit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

釣ったら食べる

良い
・釣りの楽しさを入門感覚で楽しめる
・今日の一言 → ED

微妙
・ピーピー騒ぐ主人公


日常系に分類されるのかな?
釣り入門アニメとして十分楽しめた。

雑に配置されたフラグとそれを回収する早さなど
いわゆるテンプレ展開で物語そのものに目新しさは無い。
1話完結の観やすさ重視アニメなので別にそこは求めていないが。

「釣ったら食べる」を筆頭に大事な事も教えてくれる。
突出して面白い内容ではないですが丁寧に作ろうとする姿勢が表れていて良いアニメでした。

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 208
サンキュー:

14

ネタバレ

へも さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観ていて、自然に笑顔になれました(^∀^

現在まで、2020年で最も好きになった作品です♪
自分が九州在住という点で贔屓目に見てしまいますがw、正直どこが舞台であったとしても変わらず好きになったことでしょう。


同じアウトドア系部活アニメの「ゆるキャン△」と比べるレビューがやはり多いですが、それぞれ魅力があってどちらも大好きです!
似て非なる部分は、
★野クル=学校のクラブ活動の位置づけだが、活動のメインは週末/休日の遠出であり、日常を少し飛び出している。
☆ていぼう部=学校のクラブ活動の位置づけ、活動のメインは放課後に制服で行なっている。極めて日常。
ってところですかね。
「極めて日常」というところがすごく重要で、だからこその“釣ったら食べる!”という、生活に密接したモットーに繋がっていると思います。
あと、ゆるキャン△も本作も劇伴音楽がとても良くてリラックスさせてくれましたが、ゆるキャン△=北欧ケルティック風に対して、本作=のどかなカントリー風で、より一層落ち着きました。。


好きなポイントを箇条書きにしますと・・・
・部員4人はそれぞれ魅力あふれてますが、個人的には飄々としたキャラが好きなので部長がいちばん好みでした! 何にも考えてないようで、実は一番の知略家でしたね。
・釣り好きスタッフが製作しただけあって、仕草や音に至るまでこだわってリアル! キャスティングはもとより、釣り具を置くときの動作や、糸を引く音まで。。
・部長(篠原侑さん)&たこひげや店長(千葉繁氏)の方言が、流石は熊本ネイティブで心地よかね~ ちなみに陽渚父の田尻さんも熊本出身ですね!
・上述のとおり劇伴音楽がマッチしててすごく良い、さらにOP曲も抒情的・ED曲はお洒落で可愛いと文句の付け所がありません。

本当に、製作スタッフ・関係者から熱意をもって愛情をこめて作られた作品だと思います。下記のようなインタビュー記事や舞台ブログを読んでもそれは伝わります。
なお自分は全然釣りはやりませんwwが、本作の影響でちょっとやってみようかなぁと思いつつあります!!

<釣り好きアニメ監督・大隈孝晴さんに聞く、『放課後ていぼう日誌』制作の舞台裏>
https://web.tsuribito.co.jp/officialblog/anime-teibo-ookuma-interview

<芦高ブログ;劇中「海野高校」のモデル校>
https://sh.higo.ed.jp/ashikita/%E8%8A%A6%E9%AB%98%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0

あとは続編があるなら、熊本出身の女性声優で一番有名であろう釘宮理恵さんが方言まる出しで出演してくれないかなぁと妄想しておりますww
あっマンガ本編は長咲の伍島列島合宿に続くんでしたっけ? 2期つくるにはまだ話のストックが少ないので、劇場版でもいいかもしんない^^

なお舞台となっている熊本県芦北町は、ご存じのとおり今夏の豪雨災害で著しい被害を受けました。芦北も人吉もまだ傷跡残る状況につき、ほとぼりがさめた頃に聖地巡礼したいと思います! とりあえずは芦北町にふるさと納税せんばね!!(近々、本作とコラボしたふるさと納税も企画されてるらしいとか?)

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 248
サンキュー:

34

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

女子高生部活アニメ、今回は釣りですw

高校進学に合わせて海辺の町に越してきた女子高生、鶴木陽渚。
高校新生活を趣味の手芸を満喫することを夢見ていたが、ひょんな事から
釣り部の部長に出会い、成り行きで釣り部に入部することになる。

まったく初心者の主人公が、釣りの楽しさやルールや安全に関すること、
社会問題まで、かなり手広く体験して行くというストーリです。

釣りならではの、のんびり感が、見る方もとてものんびりした気分にさせてくれましたw

女子高生が楽しそうに釣りをしているのを見ると、自分も釣りに行ってみようという気分になりますね。
まあ、行かないけどw

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 391
サンキュー:

16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今日も快晴! 釣り日和!

この作品の原作は未読ですが、釣りを題材としたアニメと知り視聴を楽しみにしていた作品です。
子供の頃は海や川での釣りを嗜んでいましたが、最近はもっぱら食すのが専門ですけれど…^^;
でも、公式HPのトップページに掲載されている陽渚の魚を釣り上げた時の満面の笑みを見ていると、釣りを心から楽しんでいる感じに堪らない愛おしさを感じる気がします。


都会から田舎に引っ越してきた鶴木陽渚は、生き物が苦手なインドア派。

手芸部に入って楽しい高校生活を過ごす予定が、散歩中に黒岩悠希と出会ったことがきっかけで
謎の「ていぼう部」に入部させられてしまい、釣りをはじめることに…。

個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

アニメ自体には微塵の罪もありませんが、不運が重なった作品であることは間違いないと思います。
コロナウィルスの影響で本来なら春アニメとして放送されるはずが延期により夏アニメへ…
それだけじゃありません。
アニメの舞台となった熊本県芦北町は令和2年豪雨で甚大な被害に見舞われました。
おのれ線状降水帯め…
熊本県芦北町は本アニメの聖地なんですのに…
本来の日常が少しでも早く取り戻せるのを願っています。

この作品は、本作の主人公である鶴木陽渚(つるぎ ひな)と一緒に、釣りの面白さを知り、魅力に染まっていく…そんな作品だったのではないでしょうか。

陽渚が何度も言っていた「魚が釣れた時の引き」には独特の魅力があると思います。
何しろ魚にとっては「命のやり取り」と等価なのですから…
まぁ、これも食物連鎖の一環と言ってしまえばそれまでなんですけれど^^;

この作品の魅力は「しっかり釣りをしている」ことに尽きると思います。
マゴチ、アジゴ、テナガエビにキスなど…
振り返ってみると、これらとしっかり向き合っていたから面白かったんだと思います。
これは人間と魚の知恵と根比べと言っても過言ではないでしょう。

ですが、この作品はただ釣りを楽しんでいるだけじゃありません。
「れぽーと09 備えとアオサギ」を見てハッとさせられました。

心無い釣り人が仕掛けを堤防に破棄・放置することで、釣り糸やルアーに絡まるケースが後を絶たないそうです。
ググってみると、被害に遭っているのはアオサギだけじゃありませんでした。
ウミネコ、イソヒヨドリにカモメ…
きっと探せばもっと出てくるのかもしれません。
釣りを楽しむのは良いことだと思います。
自分で釣った魚を食べる醍醐味は、一度味わったら病みつきになってもおかしくありませんから…
でも、やりっ放しは駄目だと思います。
自分で使ったモノくらいちゃんと片付けないと…
これって、トイレに入ったら水を流すのと同義だと思うんですけど。

それとこの作品の魅力の片翼を担っているのが声優さんだと思います。
主人公の陽渚を演じているのは奏音ちゃん。
wikiをググるまで「アース・スター エンターテイメント」の出身で、「アース・スター ドリーム」の最年少としてデビューしていたのは全く知りませんでしたけれど。
最近では「魔王様、リトライ!」のアクや、「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」のラティナを演じている赤丸急上昇中の声優さんです。

篠原さん、明坂さんはメジャーどころなので説明は割愛しますが、陽渚の幼馴染である夏海を演じた川井田夏海さん。
演技がとても自然で、主要キャラを演じたのは本作が初めてとは思えないくらい好印象でした。

オープニングテーマは、「SEA HORIZON」
エンディングテーマは、「釣りの世界へ」
どちらも海野高校ていぼう部が歌っています。

1クール全12話の物語でした。
wikiをチラ見して知りましたが、2020年7月からは、水産庁がテレビアニメ版とタイアップし、本作のキャラクターが登場する「遊漁のルールとマナー」の啓発パンフレットを制作して各地の釣具店等で配布しているんだそうです。

加えて2020年7月の熊本県を中心として発生した豪雨で、作者の小坂泰之さんが被災されたそうです。
怪我等はなかったものの、執筆を継続することが不可能となったため、休載を余儀なくされたとか…

こんなにも釣り人に寄り添う面白い作品なんです。
作品は目一杯堪能させて貰いました。
本来の日常が少しでも早く取り戻せるのを願っています。

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 255
サンキュー:

30

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

釣ったら食べる!

田舎へ引越してきた鶴木陽渚。
高校へ進学して手芸部に入部する楽しい生活を夢見ていた。
偶然、ていぼう部の部長の黒岩悠希と出会い、ていぼう部に入部する事となる。

魚釣りを楽しめるかどうか。
これが一番のポイントだと思います。
釣り竿を振って糸を垂らしリールを巻く。
すごくシンプルな動作です。
魚が針にかかったら慎重に釣り上げる。
魚との知恵比べ。
まさに、魚にとっては、殺るか殺られるかのサバイバルバトル。
釣果が無い時もあるでしょう。
そんな時も根気よく粘って魚と対峙。
魚が釣れない時でも楽しいと思えたら、立派な釣り師ですね。

本作品では釣り人のマナーについても触れられています。
ルアー(疑似餌)と糸が足に絡まった鳥(アオサギ)。
これはゴミのポイ捨てですね。
ごく一部のマナー違反者なのでしょうが、釣り人として守らなければいけない事。
川釣りでの遊漁券について。
魚は漁師にとっては生活の糧です。
その魚をワガママに釣る、という事はできません。
魚は資源でもありますし、適正な漁獲高を管理している漁業組合もあります。
たかが数百円と侮る事無かれ。
そのお金が川や海の整備費と考えたら安い物でしょう。


本作品の聖地は熊本芦北町がモデル。
令和二年七月豪雨によって川が氾濫した地域。
作者の小坂泰之先生はハードディスクだけを持ち出して避難したそうです。
聖地巡礼も良いですが、ふるさと納税制度も活用してみたらどうでしょうか?
アニメファン(オタ)の力を見せつけてやりましょう。

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 376
サンキュー:

45

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

釣りを部活動でする女子高生のお話・・・それだけで十分ですねww
毎回毎回異なる題材で釣りの解説をしてくれたので、何となく釣具の手入れを始めてしまいました。のんびり見るにはとてもいい作品です。

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 154
サンキュー:

11

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ただの釣り好きの部活じゃなかとよ〜

原作未読 全12話

九州に越してきた主人公で高校生の鶴木 陽渚(つるぎ ひな)が同じ高校の同級生になった幼馴染の帆高 夏海(ほだか なつみ)に強引にていぼう部に入部させられるが、初心者だったが、先輩たちや悠希に教えられ、釣りの面白さに目覚めて活動していくお話です。

熊本が舞台(架空の場所になっていますが)なので、部長である黒岩 悠希(くろいわ ゆうき)や地元の方の方言が、私の地元の福岡に近いことから親しみが出てきますね。

また主人公の陽渚が初心者のため釣りを知らない人でも観れるようにしてますので、私のような釣りの素人でもよく分かりました。

日常作品らしく基本ほのぼのしていますが、海を取り巻く環境や問題にもこの作品の世界観を壊さないようにうまく焦点を当てていました。

キャラも絶妙なバランスでしたね。大野さんの見た目とのギャップが可愛かったです。

ただ釣りをする部活動じゃないところが良かったですね。ていぼう部の様々な部活動を是非観てくださいね^^

OP/EDは海野高校ていぼう部のみなさんが歌っています。

最後に、一度釣りに連れて行ってもらったことがありましたが、穴場だったらしく釣り場に行くのに岩と岩を飛んだり、綱渡りしたりと今思えばよく行きましたねw

投稿 : 2020/09/25
閲覧 : 229
サンキュー:

27

ゆうゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゆるゆるで面白い

一気に12話まで見てしまいました、ゆるゆるで面白い作品です。
原作は未読でしたが、これを見て全巻購入を決めました。
2期を是非制作してほしいです。

投稿 : 2020/09/25
閲覧 : 200
サンキュー:

8

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一生幸福でいたかったら釣りを覚えなさい

原作は未読。タイトルは中国のことわざから。

視聴動機は、釣り番組を3つ視聴していて、釣りそのものに興味があるから(でも釣りはやったことがない…)。それと、堤防釣り自体にも興味を引かれた。

視聴している釣り番組では、船で海に出て釣りをすることが多く、9割くらいそのパターン。
川や湖での釣りが1割くらいで(バスとか鮎とか)、つり番組で堤防釣りをしているのは1度しか見たことがない。

なので、堤防での釣りはどんな感じだろうと期待大。

{netabare}アジゴのサビキ釣りが一番堤防釣りらしかったかな。堤防釣りではなかったけど、テナガエビも釣り番組では見たことがなかった。

マゴチ、アオリイカ、カサゴ(作品の中ではガラカブ)、シロギスは沖釣りでも見たことあるけど、堤防でも釣れるのか…ほんとに?{/netabare}

釣りそのものについても、道具やえさの説明から、釣った魚の締め方などの食べ方についても触れられていて、面白かった。

また、キャラもかわいい。動画工房が制作してくれてよかった。

OP曲・ED曲はどちらもすごく良かった。特にOP曲は、ギターのイントロを聞くだけでテンションが上がった。

釣りをやりもしないのになぜ3つも釣り番組を見ているかといえば、魚が好きというのももちろんあるけど、釣れたときの釣り人がほんとに楽しそうにしていて、見ているこっちも楽しくなってくるからかもしれない。

ああ、釣りしたいな。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 201
サンキュー:

15

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

放課後電磁波日誌<57>

JKの堤防釣りというゆるい題材ながらも、精緻な描写で視聴感が心地よくて完走。
きらら的なジャンルに見えるけど、主人公の成長にフォーカスして他部員を助演に留めてる辺りはちょっと作りが異なる感じ。
主観の移動が少ない分、ストーリーというかやっている行為に集中させているかもだ。
原作はこの後、五島列島への遠征に向けてというメインラインが発生するので、続編があるとよいですねぇ。

3話まで視聴、夏期に1話から再放送。

クォリティはひたすら高く<53>
1話視聴。
冒頭のクマぐるみが「やったね、タエちゃん」とか言わない、丁寧な作画で堤防釣りをアレするやーつー。
原作を読んでいても釣りしてたなー以外のことが記憶に残ってないのは秘密だ。
釣具の扱い等細部までよく気を配られてて、アニメとしては気持ちよさげ。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 286
サンキュー:

9

ネタバレ

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々にちゃんとアニメ見た気がする

ゆるきゃん釣りバージョンやね。

特別面白いてこともないけど微笑ましく見れる。
友人に誘われて1年前くらいからたまに釣り行くようになったんでそれでこれに興味持った感じ。

もっと萌え萌えしたもんかと思ってたが意外と真面目に釣りしてて好印象。
釣った後も実に美味そうに料理して食すのもポイント高い。

主人公の子も最初見たときはパッとせんかったけど見る度に可愛く見える不思議。
多分結構失礼なこと口に出すその性格と豊かな表情のせいなのだろう。
個人的にお気に入りな表情はゴミを見るような目つきのやつ。
基本M体質だからああいうのはゾクゾクする。

ここ最近は中々釣り行けてないけどまた行きたいなぁと思わせてくれるアニメだった。

このアニメではほとんど身内での貸切状態だったけど余程の過疎地でもなければ中々そんな美味しい状況にはならんのです。
特に連休とかだと人が多くて稀にだけどいざこざも発生する。
多分縄張り争いが原因だろうけど大声で殴り合いの喧嘩してた爺様もいてびっくりした。
釣りも中々デンジャラス。

近くに人いるとごく稀に釣り糸絡まることあるから警戒するのは分かるけどさ。
自分らも経験あるけど身内同士なら笑ってられるけど他人だとそうもいかない。
かなり気まずいことになる。1度友人が絡ませた時に相手の人が終始真顔無言でお互い糸解したことあったけどあれは気まずかった。10分が1時間くらいに感じる緊張感を味わった。

他にも折角釣りあげたそこそこの大物を野良猫シーザーに拉致されて2度と戻ってくることは無かったとかそんなこともある。
まぁこの猫はいつもいるんで嫌いにはなれないんだけどね。
でも釣りあげてる最中に後ろで待機するのは止めれ。

釣りやってると色々あるよね。

話が多少逸れたけど釣りをテーマにしてキャラに個性もそれなりに活かせてたいい作品だったと思う。
これの影響で釣りする人増えるといいね。
登山とかキャンプよりは敷居低いんじゃないかな。
若い人も結構多いのよ。さすがに制服着た女子高生は見たことないけど。

特に意味はないのだけどアニメから少し遠ざかってたけどまた他のも見て見るかなと思わせてくれたのは有難いかも。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 235
サンキュー:

17

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まさに cute-girls-doing-cute-things だけど、釣りの描写は頑張っています。

原作漫画は未読です。第4話まで視聴終了した時点で、このレビューを書いています。

実は4月に一度スタートして第3話まで放送されましたが、新型コロナ禍の影響で放送が中断し、7月からの再スタートとなって、第4話は再スタート後初の新しいエピソードでした。

いわゆるCGDCT(cute-girls-doing-cute-things: かわいい女の子がかわいいことをする)というジャンルかと思いますが、「する」ことのメインとしてきっちりと「釣り」というジャンルを置いています。

そういう意味では「する」にキャンプを置いている『ゆるキャン△』とジャンル的には近い作品かもしれないですね。

高校の部活として地元の堤防近くに部室を構え、釣りに励む「ていぼう部」を舞台にしたお話です。

引っ越して田舎にやってきた鶴木陽渚(つるぎ ひな)が釣りの初心者で、残りの三人(帆高夏海(ほだか なつみ)、黒岩悠希(くろいわ ゆうき)、大野真(おおの まこと))が地元育ちといったメンバー構成で、特に黒岩部長や大野先輩のレクチャーによって釣りのあれこれも学べるというお話になっています。

「釣った物は食べる」というのが部活のコンセプトになっているようです。釣った本人が締めて部室などで調理するわけですね。釣果は大変美味しそうに料理されています。

もちろん毒などで食べられなければ別なんでしょうが、今のところそういった描写はありません。背景なども美しく描かれており、作画面でも今のところ不安はまったくありません。

アウトドア系の話が好きであれば楽しめるでしょうし、普通にかわいい女の子が出てくる作品としても充分に楽しめると思います。私としては、けっこうお勧め。

2020.9.24追記:
最終話まで観終わりました。終わってみれば、信頼と実績の動画工房。

陽渚ちゃんが釣りにどハマりし、しかも元々の趣味の手芸は捨てていないのがとても良いのです。部活では良い仲間に恵まれましたね。ただ、作中のエピソードであったような中間試験のことを忘れてしまうのはダメだと思います…。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 369
サンキュー:

46

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほのぼの面白い

平和で良い。今期一番良かったかも。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 258
サンキュー:

19

匿名係長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ルールを守って釣りましょう

良いですなぁ( ´ ▽ ` )

のんびり釣りする日常アニメ。

ゆるキャンΔの釣りバージョンって感じかな?

手芸好きで生き物苦手な女の子が高校進学に合わせて海辺の田舎町に引っ越し、釣りする部活『ていぼう部』に成り行きで入部するも、釣りにどんどんハマっていく。

狙う魚によって仕掛けが違ったり、釣ったら食べるという信念により、魚の捌き方とかも勉強になったりします。

あとは心ない釣り人の捨てた糸とかで鳥など、海に生きる生物を傷つけるってなストーリーもあったりするんですよ。

ルールを守って釣りしましょうね(^^)

正直フナムシはちょっと分厚い「G」にしか見えなくて自分も苦手ですがw

こーゆーの見ると、川でバス釣りしかした事ないけど、海釣りでその場で食すってのもやりたくなってしまいますね(^^)

欲を言えばもっと大物(シーバスとか)狙ったりとかも見てみたかったかな?

あと、大野先輩のメガネ取った素顔も見てみたいw

二期に期待ですね(^^)
あったらいいな♪

兎にも角にも、ゆるーく日常アニメ見たい人にはオススメです( ´ ▽ ` )

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 218
サンキュー:

13

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひたすら釣りをするアニメ

とにかく描写が細かい。釣りの仕掛けの作り方講座みたい。というか、釣り講座アニメとして需要があるんじゃない?
釣りばかりでなく、釣った魚の料理方法とか、果ては漁業組合との取り決めの遊漁券までしっかり描くとは。
日常をとても詳細に描いているだけのアニメなんだが、背景から小道具に至るまで手抜きせずに描いているのは好感持てる。
見ていて面白いかと聞けれると、うーんと言うしかないんだけど。
海で溺れないように着衣水泳で浮く練習したり、
釣り糸による動物への被害を取り扱うなど、直接釣りと関係ない様々な話題を扱っていて、評価は上々です。
どうも本当に釣り趣味の方からも高評価らしいね。

主人公が釣り初心者なもんだから、釣りを始めたい人に最適でしょう。
マナーも一緒に学んで、良い釣りライフが楽しめるといいですね。
残念ながら私は釣りに興味ないけど・・。

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 233
サンキュー:

25

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この春のNo.1候補!でした→夏クールで観れてよかった。けど、ちょっと・・・

テーマが明確で、
雰囲気がよくて、
女子高生が生き生きとゆるゆると生活してる感じ。
すごく好きな感じです。

ゆるキャン△以来の、この楽し気な感じ。

ゆるキャン△は、メインキャラ5人の距離感とキャラ設定が絶妙でしたけど、
ていぼう日誌は距離感が近い代わりに、
魚や海の変な虫のリアル感が楽しい!です(^~^)

ゆるキャン△の舞台が冬の山梨だった大事な理由に、
リンちゃんが「虫が多いのが嫌」という、
アウトドア系アニメとして決定的なポイントがあったけど、
ていぼう日誌では、
虫や海辺の変な生き物や魚と正面から向き合います!
私にはできません!!

この雰囲気のまま、
1クールやってくれてたら、きっとお気に入りになったと思える感じだったから、
コロナめ!
って思っちゃいますけど、
きっと第4話が、
近いうちに放送されるって、
信じて
待ってます!


÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷

3ヶ月遅れでの放送、楽しく観終えられました。

じゅうぶん面白かったし、
のんびりした視聴感で、とってもよかったって思うけど、
でも、なにか、物足りなかったかな?

たぶん、ゆるキャン△と比較しちゃってて、
あの素敵過ぎる世界観やキャラクターには及んでいないって感じだったのかも・・・

中間試験の勉強会とか、最終回のBパートみたいな、
釣り以外の日常生活エピソードが魅力的だったので、
たぶん、「釣り」に全体的にフォーカスし過ぎてたのが、
私には「ちょっと違うかな?」って感じだったのだと思います。
釣りが好きな方には、ドンピシャなんでしょうけど、
私、釣りはおろか、生きてる魚って、さばくとか以前に触れないし・・・


ほぼ毎回釣りのエピソードだったのと、
キャラクターが凄く魅力的ってほどでもなかった感じがして、
4.5→4.0に減点しちゃいました。
普通に観ている分には、じゅうぶん楽しかったんですけど・・・

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 626
サンキュー:

47

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あたたかな日差しに包まれて

趣味でも、部活でも

なんとなーく、些細なきっかけから入っていく

そこから始まる

はじめの一歩

良いアニメでした(*´ω`)

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 195
サンキュー:

22

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安心と信頼のCGDCT

 本来なら春作品だったはずが、コロナ禍で1クール遅れでこんな時期の終了に。そんな混乱の中でも質の高い作品を送り出してくれた関係者に敬意を評したい。

 さて内容だが、トレンドっつーかもはや伝統芸能の域に入りつつある『どちらかというと男向けと思われている趣味を可愛い女の子がやってみる』系で、たしかに現実に港に行っても女性の姿は見えない……が!現実なんてどうでもいいんだよ!肝心要の釣りの描写がしっかりしていればな!まあ釣り警察というのもあまり見たことはないけど、そっち方面からの茶々は入っていないので、その点から言ってもスキはないというのもまた大きい。

 お話の筋も、日常系趣味をやりつつも部活系としても……そっちはやや弱いが……別に何かの大会に出るわけでもないし……何より部員達と主人公とのバランスというか、人間関係が程々に出来ているのも高ポイント……かも知れない。
 引っ越してきたばかりでまっさらの人間関係のところ、幼い頃に遊んだ友達がいい具合に周囲への貴重な橋渡しをしていた……といったら言い過ぎだろうか。

 嫌味な部分も少なく(先生のアレはどうかと思うが)、海辺の街の風景もきれいで、この手のジャンルに相応しいゆったりした雰囲気を醸し出すのに一役買っていた。

 総合的に見て、強烈なものはないがこういう作品が一期に一本はあってほしいと心の底から願うレベルの出来にはなっていたと思う。

 

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 195
サンキュー:

24

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジェネリックきららと言うらしい

つるぎちゃんと
なつみちゃんは
他の先輩二人に比べて
やたら小さいな
小学生みたい。

黒岩部長エロくてイイ
大野先輩の素顔が気になる。

せっかくつるぎちゃんが
釣りに魅了されてきたのに
コロナ禍で放送延長。
釣りの仕方忘れないようにね。

2020/9/23
全話視聴
{netabare} 大野先輩、水の中に入る時はメガネ外そうよw
結局大野先輩がメガネを外す事はなかった。{/netabare}
でもまれに自分のトレ-ドマ-クを
頑なに外さないキャラいるよね。
嫌いじゃない。

釣りだけじゃなく
{netabare} 糸が絡まった鳥を助けたり {/netabare}
問題提起してる場面もあって良かった。

きららっぽい作風だけど
きららじゃない。
こういう作品を
ジェネリックきららと言うらしい。

ジェネリックぐび姉も出てきます。

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 304
サンキュー:

24

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鯵の三枚おろし出来ます?

調理学校で最初に習う魚料理は鯵の三枚おろしだった印象。
ちなみ私は魚さばけないし三枚おろしも無理w


視聴完了

安心安全の動画工房らしい作品
登場するキャラは絞ってテーマの釣りの魅力を出せてたと思います。

単純に釣りの技法だけじゃ無くて、釣りのルールやマナー、安全に釣りをおこなうための装備まで紹介してるポイントが好感度高いです。

主人公ひなちゃんがゴカイやフナムシ、魚さばくの怖がったり。
釣りアルアルで笑わせるの楽しかった。

ちょっと物足りなさを言えば…ゆるキャン△の様に美しい風景作画が欲しかったかな。

今回の舞台となった熊本県芦北町、7月の球磨川流域の豪雨で被害出たと思いますが、いち早い復興お祈り致します。

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 253
サンキュー:

31

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

釣りに興味がある人は是非

釣り好きの方オススメです。
釣りは私は全然しませんがこの作品によって魚の餌の違い、釣竿の違い、釣り方の違いなどを知ることができました。
針と糸と餌があれば大抵の魚が釣れると思って居ましたが、この作品を観て釣りたい魚に応じて釣り方や竿や餌の組み合わせ針の太さなど色々と奥が深い作品でした。
作品の雰囲気は明るく楽しく釣りが知らない人も知ってる人も楽しめる作品だと思います。
釣りたての魚を料理すのも捌き方なども説明してくれます。
釣りたてって美味しそうですね。
私は釣りは待ち時間が苦手であまりした事はないのですがw

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 372
サンキュー:

25

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

”ただの”釣りアニメではない

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。Aパート前回のキス釣りから、ヒナだけ疑似餌を使っていたためうまく釣れず今回は知識を蓄えて再挑戦。疑似餌のパッケージの裏に釣り方が書いてあるのにわざわざ自分でネットで調べちゃうおっちょこちょいなヒナですが最後は夏海の助力もあって小さいのを一匹ゲット。変わってBパートは夏海フェルトづくり回想。大量の麦茶の区別の仕方から手芸大好きなヒナがていぼう部に入っ思ったことまで、恐ろしいほどスマートにまとめられたラスト10分。EDの絵までその後のストーリーを描けていたし完璧な終わり方でした。さらに最終話の今回もそうですが背景がめちゃくちゃ綺麗。建物の遠近感や影の付き方、橋や標識のプロップデザインも画面にのめりこんで見入るぐらい丁寧。それでいて釣りの知識の豊富さだったり、その紹介の演出も分かりやすい。もう釣りでも手芸でもボウリングでもキャンプでもインドア、アウトドア何の題材でもアニメにできちゃいそうな勢い(同社制作の「恋する小惑星」でもロケ行って入念に下調べしていたらしい)。なのでこのアニメ何って聞かれたらただの釣りアニメとは答えられないですね。すばらしいアニメだったと思います。{/netabare}

【第一話】
終始のんびりした雰囲気で腰を据えて見られました。ただ釣りはあまり興味がないので5話あたりで一展開ないと中だるみしますね。
【第二話】
早速ガチ釣り教室。作画も申し分ありませんし、OP,EDかわいいです。
【第三話】
今回は本格的に目的の魚を釣る回。当然だけどここまで作画(キャラの顔、背景、釣り具などの小物)ド安定です。ここまで丁寧に作られていたら釣り好きの人はかなり楽しめますよ。
【第四話】
{netabare}約2.3か月の延期を経てようやく再開。Aパート意外と高いアウトドアグッズに驚くお約束展開。確かにジャケットや帽子、靴だけで〇万は中高生には高いですもんね。Bパート装備万端でイカ釣りに挑戦。相変わらず釣りシーンは「へぇ~」の連続です。最後はいか刺しを食して自然の恵みに感謝。今回も中身の詰まった良い回だったと思います。{/netabare}
【第五話】
潮干狩り懐かしい…。陽渚は一発でハマグリゲットしてましたが私はバカガイばっかりとってた覚えがあります(笑)。そして貝のバター焼き最高!ビールと会う!
【第六話】
{netabare}六話まで来て全く衰えを感じないですね。Aパートは先生と一緒にアジゴ釣りに。いつもどおり丁寧な釣り解説があり、今回特に良かったと思ったのは陽渚役の高尾さんのアフレコ。ここまで来てだいぶ慣れてきたのか十代とは思えない演技で高校生らしいはしゃぎっぷりも良かったし、アジゴの内臓取り出すときの息づかいはまさに名演技。もちろんBパート陽渚が一人で釣りに挑戦するのもよかったです。動画工房アニメは作画(背景も含め)、専門知識解説そしてアフレコの一話一話の作り込みでいったらトップクラスですね。今回改めて実感しました。{/netabare}
【第七話】
{netabare}面白い!もう第一話で書いたレビューがお粗末でしかない。Aパートはいつも通りの釣りシーンなのに笑いどころは毎回違う。ヒナと夏海も面白かったけど大野先輩のライフジャケットの件についてもエピソードが語られました。OP、EDでも一人だけライフジャケットをしっかり着けてましたね。ここら辺の細かさはもはやこの制作会社では当たり前なのでしょうか(笑)。妙に納得のAパートからBパートではヒナと夏海のお勉強会。眼鏡姿をヒナに見られて恥ずかしがる夏海可愛い!そしてさり気なくヒナの過去の友達事情を聞く夏海もさらに可愛い…。ただ部屋で勉強しているだけのにワンカットごとに見どころがあるので全く見飽きなかった。もうこの制作は日常系作品の覇権会社ですね。{/netabare}
【第八話】
{netabare}今回はテナガエビを釣るということで釣りに使う道具についてや釣り方などなどいつも通りわかりやすい解説がありました。さらに良かったところとして、河川での漁業権について触れていたところ。おそらく原作でもそのような描写があったんでしょうがアニメ内でもかなり丁寧にわかりやすく教えてくれました。あと、ヒナの表情も多彩で可愛かったし声優さんもうまかった。{/netabare}
【第九話】
{netabare}すごく面白い回でした。ある意味もう深夜アニメじゃないよこれ(笑)。まずAパートは堤防部恒例行事の着衣水泳体験のお話。着衣したままおぼれた時の姿勢やペットボトルやクーラーボックスの浮き輪活用などなど丁寧でわかりやすい解説。そのなかで大野先輩の相変わらずの金槌ぶりの笑いなどもあり面白かったし勉強になりました。Bパートは変わって釣りシーンになるかと思いきやいきなり鳥視点の映像が流れヒナの釣った魚がアオサギに横取りされます。今度は横取りに来るアオサギの対処方の話かと思いきやヒナがアオサギの足に絡まっている釣り糸に気付きます。黒岩先輩によるとアオサギを始め海や河川の周辺を活動領域とする鳥類には良くあることで釣り糸が絡まることによって片足をなくしたり中にはそのまま動けずに命を落とすこともあるとか。アオサギの現状を知ったヒナはなんとか昨日のアオサギを助けたいと思い黒岩先輩に協力を求めるんですがそこで出てきたワードが鳥獣保護法。鳥獣保護法とは野生の鳥類や獣類は無断で捕獲してはいけないというもの。保護のためであっても許可が必要なようでそこをカットせずしっかり話に入れてきたのはさすが動画工房としか言いようがない。そしてヒナがアオサギを助けたいと思った理由が絡まった糸が我慢ならないからという裁縫好きのヒナらしいもので面白かった。その後堤防部の面々でなんとかアオサギに絡まった釣り糸は排除でき一件落着です。今回の一話は是非一般の人にも見てもらいたいし、何なら学校でも教育として見せるのもあり。Aパートは昨今の絶えない海や河川での水難事故を減らせるかもしれないし、Bパートのごみ捨て(海、河川の汚染)や鳥獣捕獲規則なども当たり前のことですが現代社会の重要課題でもあるでしょう。冒頭にも書きましたがこれは深夜アニメのレベルを超えてます。私もただの釣りアニメでこんなに勉強になるとは思っていなかったので驚いてます。素晴らしいアニメです。{/netabare}
【第十話】
Aパートいつも通りの部活風景。釣りの仕方が次から次へと出てきてこのアニメ見るたびに勉強になってます。Bパートは釣ったアジのさばき方だったり先生が持ってきた燻製機で燻製にしたり。Bパートもみてて面白かったです。十話ということでそろそろ終わりが近いですがこのアニメに関しては最後まで今回みたいなゆるーい感じでもいい気がします。
【第十一話】
{netabare}いよいよ終盤も終盤十一話まできてここまで作画や話の内容全体的に見ても一点の曇りなしです。女子高生がただただ釣りをする話。下手したらめちゃくちゃつまらない子守唄アニメになるところですが細部までこだわった演出もあり今回まで一話たりともつまらないと思ったことはありません。今回のBパート。メンバー全員でキス釣りをするもののヒナ一人だけキスが釣れないという状況に。他のメンバーは釣れているのになぜか。自分だけ疑似餌だから?単に運がないから?家に帰ってヒナが自分なりにつれなかった原因をネットで模索してみる。するとなにやら好感触な手段を見つけます。良かったですね。アオサギの回もそうでしたがヒナが自分から海のことや魚のこと、釣りのことを知ろうと励んでいる背中を見るとみてるこっちも自然と前向きな気持ちになります。日々の仕事や生活の中で何か困難なものに立ちふさがれたら一から出直して知識や手段を身につけて再度挑戦してみる。大げさかもしれませんがこのアニメを見ているとそんなふうに思わされます。いろいろハイクオリティな釣りアニメです。{/netabare}

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 626
ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

動画工房が放つJK釣り部の日常系アニメ。

詳細は公式でも。

海沿いの田舎町に引っ越してきた陽渚は、ひょんなことから先輩の悠希と知り合い、海野高校ていぼう部に入部することになってしまいます。もともと手芸が得意な陽渚ですが、手芸が得意とかしゅげー!
ちなみに聖地は熊本県芦北町あたりと予想します。海浦という内海かしらね。水俣市の少し北で、八代に近いあたりじゃないかと。

で、生き物が苦手な陽渚ですが、幼なじみの夏海や、物静かで優しい真先輩のいるていぼう部で、釣りをやることを決めます。初回は小アジををたくさん釣って、天ぷらにして食べました。ゆるい釣り日常系アニメですね。

劇伴が特にそうですが、かなーり「ゆるキャン△」を意識している印象ですね。

制作は日常系アニメを作らせたら右に出る者はいない安心安定の動画工房です。前々期の「恋アス」は、僕は合いませんでしたが、人気はあったみたいですし、前期のもう1本、「イエスタデイをうたって」も作画に関しては非の打ち所がない出来。京アニの完全復活までは、動画工房が業界を牽引していくことを期待したいですね。

もちろん、この作品も言うことなし!
さすがとしか言えません。当然、継続視聴です。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
本格的に「ていぼう部」に入った陽渚。夏海と一緒に楽しく釣りをしていきますよ。

今回はキャスティングの基本を教えてもらいます。
{/netabare}
というお話。

2話でストーリーが本格的に動き出して、さらに面白さにブーストがかかってきましたよ。

作画も丁寧で素晴らしいです。
キャラデザも、原作を上手にアレンジしつつ、動画工房らしい可愛らしさを実現しています。

声優に歌わせているOP、EDですが、曲が良い。作風に合ったキレイなメロディですよ。
{/netabare}
※新型コロナの影響で、次の3話まで放送したら、延期されるそうです。いつになるか未定だそうで、号泣していますよ……。

=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
ちゅうこって、新型コロナの感染拡大の影響で夏アニメに延期されていましたが、ようやく待望の放送再開。仕切り直して1話からのリスタートです。
{netabare}
ていぼう部の活動も本格始動ということで、隣の亀が浜でマゴチを狙おうということに。

ジグヘッドとワームを、ぎゃんしてぎゃんして、こぎゃんして仕掛けを作って、マゴチに悟られないように動かして喰いつかせるという部長からのアドバイス。しかし、釣れるのはゴミばかり。

と、そんなとき、陽渚の竿にヒットが!
大型の魚が怖い陽渚は、いったいどうする!?
{/netabare}
というお話です。

部長の熊本弁がツボりますw
リアカーに乗せられた陽渚と夏海の面倒を見る大野を見て一言。「野良仕事帰りの子連れ親子んごた」には爆笑しましたw

そして、この作品の白眉なところは、{netabare}見事マゴチを釣り上げた陽渚に、トドメを刺すように指示する描写{/netabare}にも表されていますが、釣った魚の命をいただくというのは、釣り人としての責任ということをちゃんと教えているところです。

スポーツフィッシングとかいって、キャッチアンドリリースしたり、人によっては釣り上げた外道の魚をそのへんに捨てる輩も多いマナーの悪い釣り人が多いです。立ち入り禁止の場所で釣ったり、終わったら仕掛けを捨てて帰るなど、とかく釣りをする人は自分勝手な連中が多いわけですが、そういった民度の低い釣り人に警鐘を鳴らし、マナーを啓蒙するという意図が強く感じられる作品です。

ようやく待ちに待った話の続きが観られるのでワクワクしていますよ。
{/netabare}
====第4話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
帽子もヤッケもない陽渚は、ていぼう部のみんなと電車に乗って、町の釣具店に買い物に行きます。でも陽渚が望む可愛い色やデザインのヤッケは、Chumsをはじめ高いものばかり。おこづかい前借りした1万円では、とても買えません。

そんな時、半額セールの可愛いペンギンマークのついたピンクのヤッケが、9,000円になっていました。陽渚は帽子を諦めて買うことにします。でも、帰りの電車で夏海から、なんと欲しかった帽子がプレゼントされます。ていぼう部みんなでお金を出し合い、陽渚にプレゼントしてくれたのです。

Bはイカ釣り。エギというエビを模したルアーで釣ります。しかし、誰にもアタリが来ません。もう引き上げようかという時、イカが泳いでいるのを発見。陽渚も夏海も狙いますが、見向きもされません。そこで大野先輩がエギを投げ込むと……。
{/netabare}
というお話です。

待ちに待った放送再開ですね。延期の影響を感じさせない安定感抜群の作画。ストーリーも、ほっこりする素敵な話でしたね。

延期やらなにやらで、思いのほか多士済々となった今期ですが、トップ争いできる良作。期待しかないですね。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
いつものていぼう部。今日は何する?
黒岩部長が言い出したのは「潮干狩り」!

というわけで、4人で干潟に行きますよ。アサリとかハマグリは漁業権があるので、勝手に採ってはいけません。漁協が無料開放している干潟で潮干狩りしますよ。

干潟はドロドロ。汚れたくない陽渚ですが、夏海が悪ふざけで泥をなすりつけようと追いかけます。そして、ぬかるみで足が抜けなくなって、結局ふたりとも泥んこになってしまいますよ。そんな時、陽渚の足に何か当たります。なんと、なかなか採れないハマグリでした!

Bパートは採ってきたアサリやハマグリを酒蒸しにしたり、七輪で焼いて食べようということに。ところが、そんな時に聞き慣れたピックアップトラックのエンジン音が。なんと顧問の小谷先生が登場です。一見やさしそうな保健の先生ですが、はたしてどんな顧問なんでしょうか。
{/netabare}
というお話です。

背景美術の美しさに、動画工房の日常モノキャラデザがしっかり噛み合って、作画は本当に素晴らしいですね。キャラの表情もすごく丁寧に描かれて、とても魅力的です。

顧問の小谷先生は、まるで「ゆるキャン△」のぐび姉のようです。楽しい新キャラが加わって、面白さが加速しそうですね。

嫌なキャラが誰ひとりいない、ストレスフリーの完璧な日常アニメです。それこそ「ゆるキャン△」レベルのムーブメントになってもおかしくない作品だと思います。が、やっぱり、なんとなく女子受けはしなそうな作りかなって。「ゆるキャン△」は、これに女子が好きそうな「おしゃれ」が加わっているからかな。
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
今回は、Aパートでは海に落ちたときの救命について学びます。着衣で水に浮く方法と、救命胴衣の重要性などをプールで実習しますよ。なんと、さやかちゃんは大学時代にライフセーバーのバイトをしていて、資格も持っているという。泳げない、水が怖い大野先輩も、この最新救命胴衣があれば安心ですね!

Bパートでは、釣り糸が足に絡まったアオサギを助けるお話。釣り人が捨てていった仕掛けや糸などが足に絡まって、怪我をしたり命を落とす野生動物は多い。もちろん、すべての動物を救う活動は大掛かりすぎて簡単にはできないですが、陽渚たちはとりあえず見てしまったアオサギぐらいは救いたいという気持ちで捕獲し、無事に仕掛けを取ってあげます。

怖い思いをしたアオサギは、もう釣った魚を狙いに来ないだろうと思いましたが、まんまと次に日にもやってくるタフな奴でしたw
{/netabare}
というお話。

今回は、海で釣りをすることの怖さと、責任というものを啓蒙する内容でした。この手の話はさんざん議論されてきたわけですが、それでも凝りもせずに海や川で水難事故に遭うニュースは毎年、夏になるとありますし、釣り人のマナーの悪さは恒常的に言われ続けてきて、今年も立入禁止の場所に鍵を壊して夜釣りする輩が報道されていましたね。これもう、釣り人がマナーが悪いのではなく、人間は放っておくとマナー違反を犯す生き物だということでしょう。

この作品の上手なのところは、ややもするとこういった内容の話ってお説教臭くなってしまいがちなのに、ちゃんとコメディとして成立させていること。さすが水産庁推薦アニメw

テーマがしっかりしているので、話の軸がブレず、しかもキャラが活きているのでメインの釣りではない今回のような話でも面白く観られるのではないかと思います。しかも、ギャグ一辺倒ではなく、環境問題と大きく捉えるほどではないけど、陽渚のやさしい視点と、それに同調するていぼう部のメンバーのやさしさが溢れた素敵な話でした。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
いつものように堤防で釣りを楽しむ陽渚と夏海。と、陽渚のウキが沈んで、釣り上げたのはバリ(正式名称はアイゴ)という、ヒレに毒があって、しかも臭みのある魚。夏海は美味しくないからと陽渚にリリースさせてしまいます。

それを見ていた黒岩部長。「なんしよっとか。バリはめっちゃうまかぞ。大野、1年に教えてやれ」とのことで、大野先輩がバリの捌き方を伝授。刺し身で食べたら臭みもなく美味でしたよと。

そして、晩ごはんで食べたキスの天ぷらが美味しくて感動した陽渚は、ていぼう部の面々にキス釣りがしたいと提案。しかし、なぜかみんなは乗り気ではなく……。その理由は、キス釣りに使われる餌が陽渚の苦手な青イソメだったからでした。さて、陽渚は無事にキス釣りを楽しむことができるのでしょうか。
{/netabare}
というお話。

ラス前に来て、ここまで1話完結だったストーリーに初めて前後編が設けられました。

初回からずっと一貫して、作画の素晴らしさはキープしてきて、しかもストーリー展開がサクッと楽しめる日常系アニメでありながら、釣りをする際のマナー啓発や海釣りにおける安全対策、そして何より釣りの魅力を存分に見せてくれています(次回の全話まとめで書けばよかった……)。

そして今回、ここまでビギナーズラックで狙った魚を簡単に釣り上げてきた陽渚に大きな試練が立ちはだかります。いわゆる「坊主」。青イソメが苦手だからと、疑似餌の「パワーイソメ」を使ったわけですが、虫餌で釣っていた夏海や黒岩、大野がどんどんキスを釣り上げているのに、疑似餌の陽渚はさっぱり釣れません。

「やっぱり虫餌じゃないとダメなんだ。私にはキス釣りは無理だ」と諦めかけた陽渚に、黒岩部長が「釣れんかったとは、たぶん疑似餌のせいじゃなかとぞ。疑似餌は疑似餌の釣り方があっとじゃなかかな。なんで釣れんかったか、自分なりに考えてみ。で、明日また釣ってみればよかたい。虫餌は使い切ったけん、私らも疑似餌やね」と優しくヒントをくれるんです。

釣りは大袈裟な言い方ですが、魚の命がけの抵抗に向かっていくこと。簡単に釣れるものではないし、それに勝つために自分なりの方法論や創意工夫を凝らすことで、釣果が得られるということなんです。ここまで、すべて受け身で部活をしてきて、自発的に何かアクションを起こそうとする陽渚に、ていぼう部のメンバーは優しく背中を押してくれるのです。これが陽渚の成長へとつながる。地味な回に見えるかもしれませんが、このラス前が次回の最終回に大きく効いてくる予感がします。

新型コロナで放送時期が春から夏へとズレ込みましたが、今期でも文句無しでトップクラスの良作です。さすが動画工房としか言いようがありません。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}{netabare}
前回の続きから。

キス釣りが上手くいかず、坊主だった陽渚はネットで疑似餌によるキス釣りのコツなどを情報収集します。そして、決定的な違いを知った陽渚は、ていぼう部の面々とキス釣りのリベンジを果たすために砂浜へ。

とりあえず、疑似餌を少し長めにして、虫餌と同じように動かすことでアタリが来ますが、ヒットとまではいかず落ち込む陽渚。そこに麦茶を持って励ましに来る夏海。ネットの情報をまんまやるのではなく、工夫することが大事。そこでYouTube動画との決定的な違いである釣り上げたキスのサイズについて気づいた陽渚は、疑似餌を少し短めに切ることで、ついに念願のキスを釣り上げることができました。

そしてBパートは、陽渚が手芸部に未練はないのかと夏海に聞かれ、手芸は趣味でもできる。釣りも楽しい。それに手芸部には男子しかいないので怖い。ということで、みんなに魚のフェルトぬいぐるみを作ってあげて、これからもていぼう部の活動は続くENDでした。
{/netabare}
というお話です。

新コロの影響で春アニメからスライドした本作でしたが、万全の準備をしてきただけあって、作画は文句のつけようがなく、ストーリーも1クール12話を非常に上手に使ったいい作品だったと思います。

釣りのアニメと聞いて、どんなイメージを持ちますか?

いにしえの名作「釣りキチ三平」が頭に浮かぶように、少年マンガで釣果を競う作品がイメージされるかと思います。まあ、この作品の場合、サムネがあんな感じなのでスポーツフィッシング要素はないだろうなと予想はされていましたが、フタを開けてみれば高校の「ていぼう部」メンバーによる、ゆるい釣り日常アニメといったものとなっています。

出だしこそ、黒岩部長の悪巧みによって陽渚がタコを釣り上げ、下半身に入ってきそうになるという微エロなシーンでスタートしましたが、基本的にはそういった要素は5話の潮干狩り回で、陽渚と夏海が泥から足が抜けなくなって悪戦苦闘している際、夏海にジャージのズボンを脱がされて水玉パンツが丸見えになるシーンぐらいなものです。日常系でありがちな、テコ入れの水着回などもなく、基本はちゃんと釣りやっています。

ただ、釣りだけにとどまらず、海で遊ぶための安全面やマナー面について、きちんと啓蒙しているところは、さすが農林水産省のお墨付き。ゴミは持ち帰る。魚は釣ったら食べるといった、リアルの釣り人が聞いたら耳が痛くなるような当たり前のマナーをちゃんと教えてくれるのは良かったと思います。しかも、それが変にお説教くさくならず、軽めのコメディとして浸透させようという意図がしっかりしているため、嫌味にならないんですね。

背景美術の美しさは、さすが動画工房。そして、キャラデザの処理も見事です。原作のイメージを損なわず、それでいてアニメ化に向けて可愛らしさをアップさせているのは、これも日常系アニメに高い実績を持つ動画工房ならでは。CVもキャストそれぞれ、イメージ通りの配役でした。

そして、意外なことにキャストが歌ったOPEDが、どちらも耳に残る良曲だったという点も見逃せません。最近のアニメ作品は、本編に出ていない声優シンガーに歌わせたり、キャストが歌う場合には予算の関係なのか、カバーということも多いのですが、どちらも書き下ろし。キャストが歌うことで、作品のイメージとリンクして相乗効果で作品が良い感じになっています。このへんは、テーマが違いますが「けいおん!」のやり方と同じで、ハマれば作品自体が楽曲も含めて印象に残るいいやり方だと思います。

ただ、これは言ってもどうにもならない話ではありますが、基本の設定がベタな日常系アニメなので、量産型と受け止められてしまう点。「ゆるキャン△」「のんのんびより」「ヤマノススメ」などなど、エッセンスがちょいちょい似てくる作品が過去にたくさんあるので、釣り+JKというテーマは目新しいものの、新鮮味に欠けているというのが難点かもしれません。

もうひとつ。キャンプは意外と受け入れやすいと思いますが、さすがに釣り、しかも海釣りはハードルが高い。視聴者が漁港の近くに住んでいるならまだしも、長野とか埼玉など海無し県に住んでいる人だと、ほいほい海に釣りに行くという気にはならないかと。そのへんが、この作品が「ゆるキャン△」ほどの社会現象にまではならなかった要因だと思います。

ついでに言えば、前も指摘しましたが、「ゆるキャン△」はJK+キャンプ+おしゃれが組み合わさって女性ファンも増えたわけですが、この作品は釣りのときも制服。まあ、学校のシーンが極端に少ないから、JKであることを表すために部活動中だからという理由をつけて制服なわけですが、これがどうしても萌えオタ向けに見えてしまう。このへんは制作側も、どこにターゲットを絞るかで苦慮したところかと想像できます。で、まあ女子受けは無理だろうと。なら、得意分野である萌えオタを取り込む方向でいいという判断だったんじゃないかと思います。

とは言え、観ている側としては面白ければ何でもいいです。作品としてのクオリティが非常に高く、満足度の高いアニメだったと思います。2期も作れる終わらせ方だったので、豪雨で自宅が被災した作者の方の環境が整い、ストックが貯まるまで待ちたいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 428
サンキュー:

17

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「釣る」だけでない、「釣り」の魅力

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子高生の釣り部(ていぼう部)を舞台にした、日常系部活モノ。

こういう作品では定番ですが、主人公は(釣り)素人なので、非常に丁寧に釣りの解説をしてくれます。また、釣りの楽しみ、難しさ、怖さ、命の大切さなどを多角的に魅せてくれるので、個人的には、Eテレとかで流してほしい、作風だし、高いクオリティ。

1話見た段階では期待値は低かったのですが、中盤以降どんどんハマっていき、最終的には☆4(高評価)をつけました。レビューでは、本作をベタ誉めしたいと思います(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
スポーツフィッシングというものは、釣りの中の「釣る」ということに特化した釣りなのでしょう。

一方、本作は、「釣り」の魅力を多面的に表現しています。

釣って食べる楽しさ。道具を揃える楽しさ。色々な種類の釣りの楽しさ。友達と一緒に待つ楽しさ。

たからここは、「釣り部」というより、「ていぼう部」。ただ、友達とダベったりったり、潮干狩りを楽しむのもアリなんです。

そして、生き餌のキモさ。海の怖さ。漁業権の必要性。環境を破壊する恐ろしさ。お金の大切さ。命の重さ。

リアルな部分もちゃんと魅せてきます。それがネガティブな印象で終わらないのは、日常系の平和な雰囲気の中で、微百合やギャグを交えながらライトに表現しているから。ホントに丁寧だし上手い。

しかも、ラストは2話またぎで、「釣る」面白さをストレートに表現。陽渚は、自分で釣ろうとすることで1Lv up。ネットで調べることで2Lv up。最後に自分で考えることで3Lv up。日常系作品ながら、主人公の成長を丁寧に描写し、時系列を入れ換えた日常話をBパートにもってくることで読後感を爽やかにする巧みな構成に、最終話は☆5をつけました! 演出100点!

このように、「釣り」のライトな部分の魅力をほぼ完璧に表現しながら、7話では夏海の眼鏡&秀才&照れ屋ねギャップ萌え、素晴らしい百合(てゆうか友情)まで魅せてきて、なんだこれ?天才か?(笑) 主要キャラも4+1に抑えたことで、各キャラクターが立ち、魅力が充分に伝わった。久々にキャラの名前をちゃんと覚えられたアニメ。

コロナのしんどい時期を乗り越え、最後まで丁寧にアニメ化してくれた、制作スタッフに(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

私の評価的には、☆5に近い☆4で、かなりの高評価。惜しくも☆5に届かなかったのは、部活系の日常アニメとしては実に王道で、バランスが最高に良かった反面、飛び抜けた(というより目新しい)「何か」が足りなかったこと(これは作風的にはしょうがない)くらい。

2期あったら確実に観ますね。

あと、これはどうでも良いんですが、EDやCMなどに流れるリコーダーのような曲が、「つり球」の挿入歌に似ていると思ったのは、私だけでしょうか?(笑)
{/netabare}

【余談~ 釣りはいつかちゃんとやってみたい ~】
{netabare}
釣り、楽しいですよね(ロケーションによるけど)。少しならやったことあるんですよ。

海釣りを何度か。自分で行くことはまずないけど、誰かが誘ってくれたら、わりと楽しみにして。

ちなみに、1番やったのが小学生の時。うちの実家は、「のんのんびより」に近いくらいの田舎なんですが、家の近くに小川があって、そこで釣りをしていました。

小さな橋の欄干に腰掛け、竿を脇に挟んで、ゲームボーイをしながら待つ(笑) そこはちょうど川の流れが緩やかになるポイントで、一時間も釣糸を垂らしてれば、2、3匹は釣れました。家に持ち帰ると、母親が誉めてくれて、美味しく頂きました。

どうしても釣れない時は、少し上流までチャリをこぎ、沢蟹をつかまえてカラッと唐揚げに♪

自分の中の、元風景のひとつとして、「釣り」があります。

私は、キャッチ&リリースってイマイチ好きじゃなくて、素人考えですが、「釣ったら食うのが礼儀」みたいに思ってます。だから、ていぼう部のスタンスも好きでしたね。

ただ、私はかなり凝り性なので、「ハマったらマズイ」と思って、自分でブレーキをかけているところもあります。だって、釣り好きの人、道具にめっちゃ金かけてるじゃないですか(笑) なんとなく、「老後の楽しみ」かなと、自分では思っているものの1つが、釣りですね~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
フナムシはキモいよな(笑) 釣り部。楽しそうだけど、大会とかあるのな?実際には。

2話目 ☆3
キャスティングくらい、2、3回くらいやったらできるだろ(笑)

3話目 ☆3
再開おめ!

4話目 ☆3
日常回。平日に行くの? こういう専門店って、ワクワクするよね。高1で9000円はキツいよな~。釣りたてのイカ刺は確かに旨いけど、少しおいたやつもねっとりして旨い。これ、どう考えても、墨をかけられるよな(笑) イカは天ぷらが好き。

5話目 ☆3
泥あそび。そして、効果的なパンチラ(笑) 顧問。最後は剣に、ハマグリ食わしたかったけどな。

6話目 ☆4
エラ、ワタ、エラ、ワタ、エラ、ワタ(笑) Bパートのミスとか、知識的なこととか、なんかよかったな。

7話目 ☆5
海怖い、大事。完璧そうに見えて金槌とか、逆に完璧(笑) 眼鏡っ子でギャップ萌♪ 夏海の方が頭良いってのが、良いね。相手の趣味にも歩み寄り。お互いの趣味の交換。良い百合だ(笑)

8話目 ☆4
着衣水泳に、ごみ拾い。環境保全。マナー向上。役所の許可。かなりちゃんとしてるよな。NHKで流そうぜ。

9話目 ☆3
初訛り♪ メッチャ嫌そう(笑)

10話目 ☆
4500円、値段がリアルだな。

11話目 ☆


12話目 ☆5
ここにきて、「釣る」をしっかり魅せるか。自分で考える、成長。すぐには釣らせないし、ちゃんと美味しく食べるし。暑い部屋を開けるとか、麦茶作りとか、リアルで素敵。最後に日常系。この音楽、つり球っぽいよな(笑) ひげ、剃ってきます(笑) 釣りを教わり、縫い物を教える。良い百合だ♪ 釣りにも、ハマっただけなんだよな。まさかの男子手芸部(笑) 先生には、「鮭(さけ=酒)」を作ってやろうぜ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 415
サンキュー:

40

ネタバレ

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

釣りブーム到来!…は難しいかもしれないが、日常アニメ好きには楽しい! 12話まで視聴

のんのんびより、ゆるキャン△を足して割ったような日常アニメ。

舞台は九州のどこか、福岡っぽいけど、実際は五島列島とかかなぁ…。なんにせよ、海沿いの町の高校。

のんのんびより、ゆるキャン△、ふらいんぐうぃっち等々、日常系アニメの王道をしっかりやっていて、この手のアニメが好きな人は普通に楽しい。あっという間の1話終了。

ただ、ゆるキャン△みたいに釣りをブームに出来るほどコンテンツパワーがあるかどうかは微妙。もともと、このアニメ内のようにバンバン釣れるのって、離島や五島列島のように本当に魚影に恵まれた場所でしかありえない。

首都圏、中京圏、関西圏では、女子高生が普通に近所に行く感じでは、こんな風には釣れないし、そもそも、地元や遠方から出張っている釣りキチのおっさん達が良いポイントを占拠してしまっているのが普通。

なので、ゆるキャン△ほど、釣りブームを生み出すのは難しいかなと。でも、堤防釣りは、基本五目釣りだし、これからの時期はイカ釣りも出来るし、ソウダガツオも来るし、普通に楽しいので、バリエーションには困らない。

あと、ちゃんと釣って食べるというのは良い。スポーツフィッシングより、ちゃんと命を頂く大切さ、尊さを学べる。

なので、無理にマーケティングやコラボに走らず、この作画と雰囲気のまま進んでくれれば、十分楽しいアニメとして満喫できそう。普通に楽しみ。

今季の一服の清涼剤。


■2話まで観賞。

途中、止め画があったりするけれど、日常の釣りをいい感じに表現していていい。ネットで調べたら舞台は福岡なんですね。隣の若松地区は、叔父叔母がいたので、言葉使いとかも個人的には昔聞いていた言葉だなぁと判明。

主人公の手芸スキルが意外な形で生きていたり、やっぱりちゃんと魚を食す部分が表現されていたのも良かった。

あと、3年の先輩の口調や態度・行動が、どうにも、のんのんびよりの先生と重なって見える…笑

釣り人がみんなこんなマナー守るような人ばかりなら釣りブームになるんだけどねえ…。本当にマナー悪いやつばっかりなのが現実だからなぁ。

■3話視聴

凄くいい。今回はマゴチ釣り。

海藻やゴミばかり連れてしまったり、マゴチの説明、餌となるワーム説明、その付け方、糸の巻き方説明、ワームの巻き方想像、ラン&ガンと…。各種釣り用語や釣りのことをしっかり説明。

あんな大きいマゴチなんて、普通はまあ釣れないけど、そこはビギナーズラックという見事な落とし所で、主人公ひとりが釣れることで解決。

そしてなによりも、毎回ちゃんと命を頂くことを、ちゃんと説明するのが素晴らしい。鮮度を保つためにも重要なシメまで伝えることで、単純に楽しいだけじゃない、釣り人として食べることまでの責任を伝えている。

ただ、マゴチ汁のカシラで気を失うのは、笑った。

アニメEDを声優が歌うのは好きではないが、のんのんびよりや、このていぼう部みたいに、日常アニメにおいて声優が歌うのはアリかと。

下手なのが、日常アニメでは逆にマッチしている。


■7話まで視聴

あー、熊本が舞台だったのね。てっきり北九州や門司近くかと思っていた。

それにしても、漁業権の話や、帽子の重要性、ライフジャケットの重要性、そして釣りも穴釣りにエギングにと、堤防の王道がしっかり描かれていて、等身大釣りアニメとしてかなり良作な気がする。

等身大アニメだとゆるキャン△のキャンプもそうなんだけど、放課後ていぼう日誌の方が、より写実的というか、ちゃんと注意部分を盛り込んでいて、逆に釣り人に観てもらって自身のマナーを見直してもらうにも良いかもしれないと感じるほど。

釣りキチ三平のようなロマンたっぷりの釣りアニメも良いけれど、こういった等身大の釣りアニメはすごくいい。サビキや穴釣りなんかは誰でも簡単だから、ついつい物置から釣り竿を引っ張り出してやりたくなる。

あと、部長キャラと先生キャラは日常系アニメではお約束なのだろうか。他のアニメにも似たキャラが必ずいるなぁ。たしかに、こうしたキャラがいると和む。


■9話まで視聴

生き物を 守るイコール ゴミ拾い

毎回、最後の格言はすごく大切だけど、今回は特筆してよかった。何事もゴミ拾いのようなマナーで成り立つことがわかる。

あと、この作品というか漫画(未読)が良いのは、きちんと行政の許可であったり、着衣水泳の方法と重要性、ライフジャケットの現状や値段等々、本当に必要な情報を作品に取り込んでいること。着衣水泳とライフジャケットは生死に関わるのでとても重要。

8話のテナガエビも、魚種によるが河川釣りでぼぼ必要となる遊漁券のこともしっかり触れていて、このアニメ全話さえ観ておけば必要最低限の釣り人マナーとルールが身につくと思う。

あと、やはりEDがいい。作詞がいい。


■11話まで視聴

のべ竿釣りに、キス釣り前半。

キス釣りは初めて1話完結じゃない釣り。これは、いよいよ最終回が近いのかな。徐々に、かつ確実に魚釣りが好きになっていく主人公。その成長が感じられる。

虫エサに説明に疑似餌の説明。こういう初心者のハードルがちゃんと紹介されている。釣りキチ三平は釣りのロマンが伝わるアニメだけれども、このアニメは確実に釣りをしたくなる、釣りの広報アニメとして傑作じゃなかろうか。

できれば2期も継続して欲しいと願う。ゆるキャン△ほどの大ブームは無くていいから、原作漫画が続く限りアニメも続けてほしいアニメ。


■12話まで視聴

キス釣り後半。良かった。創意工夫や『好きこそものの上手なれ』がよく伝わる回だった。

手芸部のオチは笑えた。これが湘爆なら部長だけひとり男子なのに…笑

いやー、いいアニメ。最後にバリを処理するところまで進化していたし。クロダイへの挑戦も見えたようだし。

ぜひ二期もやって欲しいアニメ。シマノやダイワがメーカーの垣根関係なく制作資金でサポートしてやればいいのになぁ。

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 325
サンキュー:

14

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

え!もう終わりですか?

<2020/6/16 初投稿>
原作未読。
3話でコロナ禍のため中断してしまったので評価はデフォルトの3.0です。

ゆるキャン△には全く喰いつかなかった私が、なぜか本作には引き寄せられてしまう。
なんでなんでしょうね。

見ているとそこはかとなく「磯の匂い」を感じます。
子供のころ、父や叔父に海釣りに連れて行ってもらった記憶

虫が平気だった子供のころでもフナ虫は苦手だったな。
あれ、無条件で気持ち悪いんですよ。
ゴカイやイソメ、赤ジャムシや青ジャムシ、サシ虫、サナギといった釣り餌は平気なのに。
(今はたぶん全部ダメです 笑)

そんな潮臭い、あったかいの通り越してダル熱い海辺での釣りを思い出してしまう作品です。

 
物語の概要は「九州の海辺の田舎に転校して釣りにはまっていくJK」
女子だけの部活もの。
一瞬きらら系かと警戒しましたがそうではなく。

見ててすんなり楽しめるんですよね。

まぁ「うら若き乙女が釣りにはまるもんなのか?」という疑問も当初ありましたがそれも最近解決。

YouTubeで猫動画を見るのが趣味なのですが。
4月のテレワーク入りたての頃に見つけたとある「保護された子猫を育成する動画」が実はもともとは「うら若き女性による超マニアックな釣り動画」だったことに最近気が付きました。

びっくり。
実際にそういう方いらっしゃるんですね。
女子の釣りのガチ勢。

というわけで荒唐無稽な話では決してない、ということが証明されたことでさらに本作がお薦めになりました。

<2020/6/18 追記>
↑で書いたガチ釣り女子ユーチューバーの方の8ヶ月前の動画がおすすめに上がってました。
見てみると、
秋の防波堤で、
釣ったアジの頭を餌にして、
釣れた1mサイズのウツボを、
その場で締めて家に持ち帰り、
塩で揉んで滑りを取り、
ウナギのように背開きで捌いて、
骨を丁寧に取り去り、
お刺身とタタキと皮の唐揚げにして食してました。

釣った適正サイズ以上の魚介は家に持ち帰って喰らうスタンスのようです。
ワイルドでした。
世の中には凄い人がいるもんです。

<2020/9/2 追記>
7月から無事再開。
期待通りに楽しい。

描かれているのは
煌びやかとか、美しいというより「自然」な海。
そして「自然」な魚や海老やフナムシ。
これが他にない最大の魅力かもです。

↑で書いたユーチューバーさんは大分のようで、やはり近いせいか海の風景とか、釣りの方法、魚の締め方なんかがよく似ている。
良い感じに穏やかで暖かい海。
九州に引っ越して釣りしたいな。
「ばらかもん」の舞台の五島列島とかよさげですよね。

半分通り越したのでとりあえず評点つけてみました。
今期イチオシです。。

<2020/9/22 追記>
あっという間でした。
キスの天麩羅食べたい。
麦茶は沸かして、水道水で冷やして、が美味いんですよね。

延々と見ていられる良作。
コロナ禍が収まったら、来年の夏は九州の海に行きたいな。
最近、旅行してないし。

あと2期を心の底より希望します。

投稿 : 2020/09/22
閲覧 : 775
サンキュー:

52

次の30件を表示

放課後ていぼう日誌のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
放課後ていぼう日誌のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

放課後ていぼう日誌のストーリー・あらすじ

海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?(TVアニメ動画『放課後ていぼう日誌』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年春アニメ
制作会社
動画工房
公式サイト
teibotv.com/
主題歌
《OP》海野高校ていぼう部『SEA HORIZON』《ED》海野高校ていぼう部『釣りの世界へ』

声優・キャラクター

高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美

スタッフ

原作:小坂泰之『放課後ていぼう日誌』(『ヤングチャンピオン烈』秋田書店 連載)
監督:大隈孝晴、シリーズ構成:志茂文彦、キャラクターデザイン:熊谷勝弘、釣具プロップデザイン:小倉寛之、プロップデザイン:永田杏子、総作画監督:熊谷勝弘/曾我篤史/市原圭子、美術監督:坂下祐太、美術設定:東潤一、美術:スタジオイースター、色彩設計:真壁源太、撮影監督:桒野貴文、編集:小野寺絵美、音響監督:高寺たけし、音楽:櫻井美希、音楽制作:フライングドッグ

このアニメの類似作品

この頃(2020年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ