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「劇場版 メイドインアビス -深き魂の黎明-(アニメ映画)」

総合得点
85.4
感想・評価
535
棚に入れた
2331
ランキング
243
★★★★★ 4.2 (535)
物語
4.1
作画
4.3
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.2

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劇場版 メイドインアビス -深き魂の黎明-の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

度し難いよ、つくしあきひと先生。

【概要】

アニメーション制作:キネマシトラス

2020年1月17日に公開された105分間の劇場版アニメ。
原作は、『まんがライフWIN(WEBコミックガンマ)』に連載されているweb漫画作品。
作者は、つくしあきひと。

監督は、小島正幸。

【あらすじ】

孤島には人類最後の秘境と呼ばれる地底に果てしなく続く巨大な縦穴「アビス」があり、
その縁には探窟家たちが集まり街が作られていて、街の孤児院で暮らす少女のリコは、
消息不明となった伝説的な探窟家である母ライザと同じ道を目指そうとしていた。

まるで人間のような見た目のロボット少年のレグとアビスの深層を下に目指すことになったリコは、
毒に冒されたのを助けてくれた獣人のような外見のナナチを冒険に加えて三人になった。

アビスの深界四層の不屈の花園にたどり着いた三人は、虫のような原生生物に寄生されて、
生きながら食われ続ける探窟家だった者の成れの果てと、
それを花園ごと焼却処分する仮面の男と出会う。

仮面の男は、「黎明卿」「新しきボンドルド」の異名を持つ白笛の探窟家の配下である、
折手(アンブラハンズ)の一員であり、ボンボルドはナナチたち孤児たちを集めて、
非道な人体実験を行った張本人。子どもたちの人体実験を手伝わせれて多くの死を見てきたナナチは、
人体実験で姿を変えられてしまっていてトラウマになっている。

六層への入口がある五層にあるボンボルドの前線基地にリコたち3人は行かねばならず、
そこでプルシュカというリコと同じぐらいの年頃の少女と出会う。彼女はボンボルドの娘であり、
ボンボルドが迎えに来てリコたちは前線基地に滞在することになるのだが、
何事も起きないわけが当然無くてて、凄惨なトラウマを新たに植え付けられながらも、
奈落の底に向かうのに避けられない相手としてボンドルドを打倒することになるのだった。

【感想】

少年少女の冒険ロマンの話のはずなのに、
日本人の子供向けにナーフされてない童話のように残酷な物語。
他の原作者先生ではなかなか味わえない、
モゾモゾ・ゾワゾワをもっと欲しくなる刺激物としてはオンリーワン。

不健康すぎる肉体に自身の余命を心配している原作者であるつくしあきひと先生が、
ファンから敬意を持って『つくし卿』と称されている、
度し難い愛情と変態性癖を以て紡ぎ出すストーリーの数々は、
作者自身が自分が生み出したキャラクターへの生温かい愛情表現なのでしょうか?

今回の敵のボンボルドと養女のプルシュカの理不尽な両思い関係なんか、
ボンボルドが冷酷で無慈悲な存在なのではなくて倫理観が壊れていて、
彼の所業は文字通りに人間をやめた異質の存在に他ならない。
娘として可愛がってるというより拾ってきた猫の感覚なのでしょうか?

15禁指定されたエグさもあり、
アニメで女の子のスナッフビデオみたいなものを見せられて唖然としまして、
個人的には露悪とかリョナ・グロは率先して観たいとは思わないのですが、
メイドインアビスは、それだけではない奇妙な面白さを感じるのですね。

登場人物が味わう痛みや焦燥などの感情への視聴者目線の没入感に秀でたアニメで、
面白いと言えば面白いのですが初見の印象が大事で、
繰り返して見るほど刺激が薄れてつまらなくなるような気もします?

万人受けとは程遠いものですが、
ありきたりの作品じゃつまらない!との思想の人にはジャストフィットする内容だと思いました。
その“ありきたり”を面白くするのがプロの仕事でもあるのですけどね。


短いですがこれにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/10/25
閲覧 : 75
サンキュー:

22

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とりあえずの黒幕?

とりあえずの黒幕的なのとの決着はついたけどまだまだアビスの奥にはつかないな

投稿 : 2024/09/27
閲覧 : 16
サンキュー:

1

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

”アビス”の「呪い」ってなに?

”アビス”と言う大穴は、下に降りていくことはできますが、
「上昇負荷」や「力場」によって、上に登っていくことはできません。
それは、”アビス”の「呪い」と言われ、それに逆らって登ると死んでしまいます。
この劇場版でも、そのことをしっかりと見せてくれるシーンがありました。

さて、この「呪い」って、いったいなんなんでしょうね?
この物語を観ていて、ふと、疑問に思ってしまいました。


■”アビス”の「呪い」ってなに?
{netabare}
「揺り籠から墓場まで」と言う言葉があります。
一般的には、社会福祉保障の理想論として語られる言葉です。

でも、”とある思想”によれば、これは「地球」そのものを示すそうです。
人類にとって、「地球」は、「揺り籠」であり、「墓場」なのです。
当たり前のようですが、それは、いったいなぜでしょうか?

それは、地球には、「重力」があるからです。
人間に限らず、地球上の生物は、「重力」に逆らうことはできません。
その結果、「地球」上で一生を終えるから、「揺り籠から墓場まで」なのです。

人間が生まれながらにして影響を受け、そして、逆らえない力である「重力」。
それは、一種の「呪い」なのです。

逆に人間が「重力」から解き放たれたとき、「天使」になれると言います。
そして、そこを「天国」と呼ぶそうです。
しかし、そこは、死者の魂がおもむく場所ではありません。
「天使」とは、生きた人間の「進化」の姿だと言います。
重力と言う「呪い」から解き放たれた人間は、身体性と精神性の関係が一変します。
それを、「進化」と呼ぶのだそうです。
今も昔も、そしてこれからも、人間は、いったい、なぜ「宇宙」を目指すのか?
それは、「進化」をしようとしているからに他ならないからだそうです。
と、言うわけで、”とある思想”とは、「重力思想」のことです。
人間と重力との関係を科学的ではなく、哲学的にとらえる考え方です。

「母なる自然」と言うWikiにも載っている言葉があります。
自然とは、地球であり、人間を生み育ててくれる「母親」の擬人化表現です。

そして、人間は、「母親(地球)」に「抱かれて」一生を終えます。
それは、「母親」の愛情のようなものと受け取ることもできます。
しかし、人間は、そのあまりの心地よさのせいで進化することはできないのです。
つまり、精神的に変わることができない子供のままです。
そのため、人間の歴史は、「欲望」の「成れ果て」を繰り返してきました。

実は、それは、「重力」と言う「呪い」のせいだったのです。
「重力」のせいで人間は、「母親(地球)」から離れられないだけなのです。
人間は、その「呪い」を克服しない限り、「進化」することはできません。
永遠に「成れ果て」を繰り返してしまうだけです。


この物語の”アビス”には、どことなく「母親」を感じます。
それと同時に「呪い」や「成れ果て」も必ずと言っていいほどついてまわります。
そこには、切っても切り離せない何かがあるのかな?と思いました。
そして、それらをつなぐものとして「力場」と言う言葉がでてきました。
その時、ふと思い出したのが、「重力思想」だったと言うわけです。

”アビス”の「呪い」とははなにか?
実際のところ物語が進まないことには分かりません。
でも、こう言った考え方も世の中にはあるんだなと思いつつ、
その時が来るのを待ちながら物語を追うのも楽しいかなと思います。
{/netabare}

■まとめ

カ、カートリッジって、いったい、なに!?
まったく、もう、ほんとうに、なんでこんなにも度し難いんだろう・・・。
でも、続きが気になってしまう、そんな作品でした。

投稿 : 2023/10/30
閲覧 : 154
サンキュー:

18

ネタバレ

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

エグい!

やってる事や描写がなかなかエグく見るのがちょっと辛かったが面白くはある!

投稿 : 2023/08/17
閲覧 : 69
サンキュー:

0

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ1期視聴推奨

原作勢とアニメ1期視聴者向け。
グロイ定期。苦手な方向けではない。

リコ達が5層→6層へ行く為の話で、
リコの白笛がプルシュカってのが衝撃だった!!

作者さんの脳内覗けるならどんな世界か見てみたいよ。

投稿 : 2023/06/04
閲覧 : 106
サンキュー:

0

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

先に一期を視聴推奨

TVシリーズを見てない人はお断りという感じに何の説明も無く始まるのが良い。
相変わらずSAN値を削ってくるけど、ミーティのお陰で耐性が出来てたようで、発狂するほどではなかった。
それが良いことなのかどうかよくわからないけど、深淵を覗くには必要な耐性なのかも知れない。
これまでリコがやってきたことは冒険ではなく、実験というのは薄々感じていた。
レグの構造を調べようと色々と試したのは、ボンドルドのそれに通じる。
リコがボンドルド側の人間という認識は正しいのかも知れない。
子供を連れてきて実験していたのは既に明かされていたけど、プルシュカがアビス産まれと聞いて嫌な予感がした。
連れてくるのが難しくなって、産み育てることに切り替えたのだろうか。
イドフロントに大人の女性は居なかったので、繁殖計画は失敗したのか、そこまで非人道的なことは出来ず断念したのか。
プルシュカ以外のカートリッジも愛情を注いで育てたはずで、そうじゃないと呪いを引き受けてくれない。
他に子供は残されておらずカートリッジは使い切ったようなので、最終実験に付き合わされたということなんでしょうか。
実験は成功で、今後は人体実験はやらないということで話が付いたのかも知れないけど、心の痛む顛末でした。
あと、白笛の製造方法が明かされたことも衝撃的でした。
ただの笛じゃないだろうとは思ってたけど、ミーティが白笛になりたいと言ってたのが皮肉過ぎて泣きそうになる。
せめてナナチの白笛になっていれば、少しは報われたのかも知れない。
ボンドルドの白笛がボンドルド自身ということはわかったけど、他の白笛の白笛が誰なのか気になりました。

投稿 : 2023/04/22
閲覧 : 117
サンキュー:

8

ネタバレ

chikuwa さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1期が序章に過ぎなかったことに畏怖する続編 アビスよりも深く暗い冒険ダークファンタジー

※本作はTVアニメ1期の続編です。1期の復習等は一切なく、いきなり1期最終回の続きから始まるので1期の視聴必須です

【感想(ネタバレあり)】
原作既読、3度目の視聴
{netabare}
・R15+の劇場版にすることで、ボンドルドの所業をぼかすことなく表現し、原作では分かりにくかったボンドルド戦を劇場版クオリティの高作画で表現することに成功した傑作
・ボンドルドの魅力を最大限引き出してくれたことには感謝しかないし、プルシュカのかわいさを最大限引き出してくれたことには憎悪しかない。{netabare}プルシュカがカードリッジになってしまったことが分かってからの{/netabare}あの回想はあまりにもあんまりすぎる(ベタ褒め)
・どうか原作者と制作スタッフの方々の未来に溢れんばかりの呪いと祝福を
{/netabare}

【評価】
{netabare}
上の中:1クールに1つあるかないか
_______________________________________________________________________________
上の上(あにこれ評価 5.0):数年に1つあるかないか
上の中(あにこれ評価 4.8~4.9):1クールに1つあるかないか
上の下(あにこれ評価 4.5~4.7):非常に面白い
中の上(あにこれ評価 4.0~4.4):普通に面白い
中の中(あにこれ評価 3.5~3.9):普通
中の下(あにこれ評価 3.1~3.4):イマイチ
下(あにこれ評価 3.0):つまらないor視聴断念
{/netabare}

投稿 : 2022/11/15
閲覧 : 119
サンキュー:

3

ネタバレ

wiseman さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

ヤバい事件

投稿 : 2022/10/23
閲覧 : 68
サンキュー:

0

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新SFスーパー英雄(?)列伝73

よ~やくメイドインアビスの2期を見終わりました。
何故、こんなに時間がかかったかというと、皆さんこの
「劇場版 メイドインアビス -深き魂の黎明-」
を絶対2期の前に観た方がいいよと、アドバイスして頂いたおかげです。

いや~っ、最近映画を観始めるのに時間が掛かってしまって(汗)観始めると一気に観てしまうんですけどね(苦笑)
で、観終わった感想ですが、確かに2期の前に観て正解でした。
さすがアビスというか、結構くる描写はありましたが、これを乗り越えないとこの先にリコと一緒に進めないから(って、何の話だ)

でも冒頭のきれいなお花畑だと思ったら、生きながら食べられる展開はキツかったです(ホント)
そしてついに登場したボンドルド
もういやな予感しかしないプルシュカ
カートリッジって何だよ、やめてくれ~~~っ(魂の叫び)

おそらくボンドルドって、悪意はまったく無くてこの先に進むために必要だから、そのためにやってるだけなんでしょうね。
それだけに度し難いなんですけど・・・
「リコ! あたし、一緒に冒険に行きたいんだ!」
観終わってからこのセリフを改めて聞くと何とも言えないです。
いろんな感情、想いを載せて旅を続けるリコ達をこの先も見続けたいと思います。

おまけ
ナレーション
「このシーズンの果てに、何があるのか、今はまだ分からない。この季節の先に何かあるのか、今はまだ分からない。今分かっていることはたった一つ」
「この深夜のBSで、何が放送されるのかという事。それが何ジャンルであれ、視聴しなければならない。もっともしょーもないアニメを越えなければ、名作はやって来ないのだから」

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 169
サンキュー:

12

ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

この作品は、1期と2期を繋げる内容になってます。
※2期を10話まで見てから、この劇場版を知りました。

内容については、1期の最後の方に出てきたナナチやミーティを成れ果てにさせた張本人と接触するもの。
そして物語の内容が内容だけに、テレビで分割放映よりは確かに100分ぐらいで一気見した方が分かりやすくはあると理解。

ただ劇場版だからなのか、グロ度や残虐性は高く、視聴者から支持を得られるかどうかはかなり大きく分かれそうだなと思った。

以下ネタバレと感想
{netabare}
ナナチとミーティを成れ果てにした仮面の男(白笛の探窟家)"ボンドルド"と戦う。
1期を最後まで見た人なら分かると思うが、この男を好きな奴なんて居ないと思っている。
個人的心情は「万死に値する」と思うぐらいな男。

そんなボンドルドの元へなぜ行く事になったかと言うと、6階層へ行くには、その男が根城としている場所からでないと行けないみたい。
敵拠点に入ると、見知らぬ少女が現れる。
彼女はプルシュカと名乗り、ボンドルドの娘でもあると言う。
この時点で嫌な予感しかしない!!{netabare} だってこの少女2期に出て来ない {/netabare}

まずレグが囚われ実験体っぽい事をされる。
いやぁ~、この時点で1期よりキツイ内容だなと。
リコがレグやナナチを探しに行ける場所が階段しか無いから登って呪いに掛かり、この時に頬に傷を負う。
それと同時に、プルシュカとの仲も良くなる。
レグを助け出し、ナナチとリコと3人で一回外へ逃げる。
そして外でボンドルドを嵌めて倒そうとするが、中々に強いが3人の連携でアビスの呪いを食らわせ岩で体を潰し虫の息にまで追いつめるも、なぜか別の人物が仮面をもぎ取って、その別人がボンドルドとして復活。
これの仕組みが分からない!!
ついでにその後、レグと再戦するも相当強くなっていて、呪いも受け付けない体になっている。
ここも分からない!!

そんな中、戦闘前にプルシュカがどうなったかのシーンが出るのだが、これが一番キツイ!!
ボンドルド!外道!!
お前は一体何をしたかったのか!?
呪いを受け付けない体になったなら、そのままもうアビスを降りていって探窟家としてやりたいようにいけるところまで行けばいいじゃん!!
そんな外道ボンドルドを倒したが、なぜかとどめを刺さない。
おいおい、生かしておいていいのかよ?
そいつを生かしておいて大丈夫か?何しでかすか分からん奴だぞ!?
1度目の戦闘では殺す気満々だったのに、なぜ2度目では殺せるチャンスだったのに殺さなかったのかも不明。

で、プルシュカは色々あって白笛になりました。
「あー、リコが使える白笛ってこうやって手に入れたのか」と納得。
{/netabare}

それにしても、プルシュカの過去、リコと会うまでの経緯、そして最後の最後まで父親の為という感情。
メイドインアビスは、つくづく残酷な物語だなと思いました。
そんな内容なのに、ついつい魅入ってしまうのは、これもアビスの呪いだろうか?

理解が難しく納得の行かない部分もあったけど、楽しめました。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 179
サンキュー:

13

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

愛です。愛ですよナナチ。

 アマプラで視聴。全104分。

 とても面白かったです。今回の劇場版なんですけど、良かった理由としては、迫力のあるバトルシーン、ちゃんと戦略を練った作戦、バトル、そしてボンドルドの狂気、があります。

 ボンドルドとのバトルシーンは、レグもボンドルドもヌルヌル動いてましたし、炎やビームのエフェクトも良かったです。作戦もアッと驚かせるものがあり、見てて飽きずに見れました。しかもその後、ボンドルドが仮面を入れ替えて復活するシーンは、ゾッとしました。

 加えてボンドルドの狂気。最近の作品で、ここまで倫理観の欠如に振り切ったキャラってなかなかいないんじゃないでしょうか(そんなに最近のアニメ見てないけど)?見てるこっちも何が正しいのか分からなくなるような、恐ろしい片鱗を味わいましたよ。

 ボンドルドは、ジョジョのラスボスみたいですね。「吐き気を催す邪悪」、「自分のことを悪と気づかない最もどす黒い悪」など。それから今回で他の肉体で復活するところなど、7部のヴァレンタイン大統領の、体を入れ替えるのに近い。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 581
サンキュー:

37

ネタバレ

ひな花凛 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

覚悟してたけどやっぱりエグい

プルシュカがこぼれちゃう……

カートリッジになるのは知ってたけど白笛になるのは知らなかったからびっくり。やったねプルシュカ!一緒に冒険に行けるね……!(泣きながら)

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 119
サンキュー:

1

ネタバレ

さばとら さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

んなあ〜このゲス外道が

一期よりも面白かった。

プルシュカがあんな風になるなんて…

ナナチが可愛すぎた。

作者の嗜好が岡本倫にすごい似てる気がした。
だからハマるのか。

投稿 : 2022/09/01
閲覧 : 151
サンキュー:

1

ネタバレ

カモミール さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

残酷なシーンは苦手

残酷なシーンはチョット苦手だった。ナナチのモフモフな感じが可愛い。

投稿 : 2022/08/22
閲覧 : 145
サンキュー:

1

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

残酷で憂鬱な気持ちになるけど見入ってしまった

アニメ2期に向けてネットフリックスにて視聴。

話は1期の続きからになります。
1期の内容を結構忘れていたので、ネットで簡単に復習してから視聴しました。

最後まで見てかなり面白かったです。
ナナチとミーティの仇であるボンドルドとの戦闘がメインに描かれますが、戦闘作画も非常に上質で見ごたえがありました。

内容は1期終盤の憂鬱さと残酷さをそのまま引き継いでおり、見ていて辛くなってくる描写が多いので人を選ぶと思います。

特に序盤で登場したプルシュカに関しては、嫌な予感しかしませんでしたが予想通りの末路で気が重くなりました。
しかし、リコ達が先へ進むための手助けになっており間接的にではありますが一緒に旅をするという夢は叶っているのでまだ救いを感じました。

引き続き2期を視聴するのが楽しみに感じられる素晴らしい映画だったと思います。

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 167
サンキュー:

7

ネタバレ

ゆかたん半島 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

想像以上に良かった。

一部では気持ち悪いと意見があるのかもしれないが、劇場版見終わりのネタバレありの感想である。

ナナチと出会い、ミーティとの出会いのあらすじにより、アビスで起こっていた衝撃的な展開へと進んでいく。
1期終わり、ミーティとの悲しくとも幸せな別れを終え、次の段階へと進み
ナナチとミーティが実験台とされた場所へと導かれていく。ボンドルドは白笛であるが、生きた人間と言う存在ではない。実験を繰り返し、人間が生きたまま帰ってこれない階層への研究をおこなっていた。

この実験場所となる舞台でプルシュカと出会う。
素直で明るい可愛い女の子。
まさか、この子の体を生きながらにして、壊していくさまはとても涙なしには見れず
ただグロいとゆう表現では現せられない感情が浮かび上がってくる。

先に進まなければ行けない中での選択の中で、まさか、と思う状況になっていく。
どんな感情を抱くかは人それぞれであるが、私はこのアニメによって得ることが多かった。
犠牲、愛情、友情、信頼、裏切り、親子、、、、
また2期も期待していきたいと思った。

投稿 : 2022/07/30
閲覧 : 164
サンキュー:

5

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マッドサイエンティストの真骨頂

 原作は未読。
 ストーリーの主軸は第5層におけるリコ達とボンドルドとのやり取りで、ボンドルドに
関してはテレビシリーズ1期から想像が付いていたが、その想像以上の鬼畜っぷりを発揮。
 ただ、そういった所業を引き起こすに至る根源であるアビスの謎への探究心などは、リコの
「アビスの底に行きたい」という意志と根本的には同一なものかな?という感がある。

 本作は区分がR15+になっているが、テレビシリーズ1期以上に気持ち悪いシーンが
盛りだくさんということでまあしょうがないかなと。
 この辺は映像的グロもさることながら、プルシュカ関係の描写などはその背景にある
ボンドルドの精神性が垣間見え、その辺の気持ち悪さも加味されているような。

 序盤の不屈の花園から終盤までハラハラし通しで、ノンストップアクション的感覚がある。
 内容的にはボンドルドとナナチの会話や、リコとプルシュカのやり取りのような静的な部分も
あるのだが、それはそれで緊張感漂うと言うか。。。
 そういうわけで中だるみはまったくなかったが、心の休憩所的な部分がないために
終わってみると結構疲労感がある。

2022/07/16

投稿 : 2022/07/16
閲覧 : 161
サンキュー:

6

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

こっからレベル5の深層に挑む そこに在るのは光か闇か

探検家の成れの果て、ナナチを連れて、レグ達は更に下に赴く
そこにあるは実験プラント?

そしてついに発売されるゲーム
CEROはまさかまさかの...
アサシンやグランドセフトと同じく...

R  -  1  8

スクールデイズと同じく限界を越える...

訪れたのは花畑
ここにいる虫もやっぱり...
そこにいた黒笛の探検家達が喰われていた...

そしてレベル5のなきがらの海へ
ここの実験プラントにレベル6への抜け道がある
ナナチはここから上へと来て、レグ達に会ったと

ここの基地にてプルシュカと言う少女と出会った
向こうから喋らせないと、相手のペースに乗せられてしまう
その時、彼女の親父が現れた
ボンドルド...ナナチにとって因縁の...
だが白笛を使わないと先に進めない

この戦いの果てにある彼女は...

投稿 : 2022/07/05
閲覧 : 327
サンキュー:

4

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

凄まじいグロさ

TV版もナカナカのものでしたが、さすが劇場版。グロさが突き抜けてます。エルフェンリートよりもよっぽどグロいですね。SAWシリーズのようなひたすら痛い残酷描写です。
地下に潜っていく冒険物のはずですが、本作に限っては冒険要素は薄く、狂気の科学者ボンドルドとの対決(バトル)がメインです。てかボンドルド、ただの科学者かと思ったら激強でした。尻尾も生えてるし。
途中でレグが謎の覚醒を遂げ、ああまたこの安直パターンかと思いましたが、そこでは決着はつかず、きちんと戦って納得のいく結末を迎えています。本作特有の「上昇負荷」をうまく取り込んだバトルは見ごたえがありました。最後リコとレグが共同でビームを撃つシーンは背後にカカロットが見えそうでした。
1期ではリコがあまりにも無鉄砲でイライラしましたが、本作ではその辺抑えてあって好感が持てました。
今度始まるという2期は観るつもりはありませんでしたが、本作の出来が良かったので楽しみになりました。

投稿 : 2022/06/12
閲覧 : 246
サンキュー:

3

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2022.2.17

2022.2.17

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 182
サンキュー:

0

ネタバレ

そうま先生 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観ていない悪い子はいませんよね。

すばらしい、ボンドルドの考え、深読みすると・・・。うん、合理的。

「プルシュカがあふれちゃう!!」でもそれも、白笛を「ライザの娘に渡す」のもボンドルドの計画のうちでは。

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 182
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

飽くなき探究心の光と闇。

R15+という指定に、
どうしても怖気付いてしまうところがあり、
なかなか重い腰が上がらなかったのですが、
やっと観られました。

↓率直な感想。
もう衝撃的。。。
観るのしんどかった。。。

、、、んですが、
続けざまに2度観ちゃいました。
で、これ書きながら3度目観てますw

大袈裟かもしれないが、
エヴァの旧劇を観て以来の衝撃かも。。。

言うても、
エヴァを観たのは学生時代なので、
それからウン10年経った今の衝撃度合いは、
当時とは計れないものがあるが、
私の劇場アニメ史上では、
ダークファンタジーの最高傑作と言っても、
過言では無いかもしれない。

私、正直バトルものは苦手だし、
血も嫌いだし、
刃物や針にも恐れを感じるほどのヘタレなのでw、
原作で事前情報を得ていたからこそ、
それなりの覚悟を持って観られましたが。。。

それでも、
{netabare} レグとプルシュカの拘束シーンは、
ホントにキツかった。。。
見てるとおへそのあたりがチクチクしてくる。。。w {/netabare}

もしこの作品が等身大キャラだったら、
間違いなく観ていられない。
興味深く観られた一番の理由は、
やはりキャラの可愛さにあるのだ。

↓以下、登場人物についての感想。
{netabare}
・ボンドルド
こういうダークな作品は殆ど観ないので、
あまり知らないのだが、
私が知る限り、
ここまで猟奇的なキャラ(なのに人気ある)って、
他にいないんじゃなかろうか。

カートリッジで上昇負荷を肩代わりしてもらうというのは、
ヤバいとしか言えない。。。

この男、
最終的な目的が何だったのかは、
本作では明かされておらず、
サイコな研究者という印象のまま、
謎を残して死んでいる。
(死んではいないが。そもそも初めから死んでる?)

最強ボスキャラのようではあるが、
決して戦闘目的で武装をしているわけではなく、
レグとのバトルを繰り広げてはいるものの、
ボ卿は応戦しているだけであったり、
レグを誘拐し、拘束したのも、
敵意ではなく、研究者としての興味本位であったり、
まさに悪意の無い闇と言える。

また、常に平静を保ってはいるが、
ただ一度だけ、
覚醒したレグの火葬砲をナナチが抑えようとした時に、
「いけません、ナナチ!」と、
声を荒げている。
やってる事こそ常軌を逸してはいるが、
ナナチやプルシュカへの愛情や、
人の姿を無くした子ども達の名前も全員覚えていることから、
「愛です、愛ですよ」は、
ボ卿なりの本物なんでしょう。
サイコな外道だが、本心から憎めない悪役という印象で、
よく作られたキャラである。

・リコ
やはりこの子は侮れない。
ボ卿に対し「ロマンは分かる」と、
一定の理解を示していたり、
ボ卿に「思ったよりもこちら側」と言わしめていたりと、
一筋縄ではいかない子。
思い返せば、
レグと出会った当初に、
電気を流したり刃物を立てたり火を放ったりと、
ボ卿と同じようなことしてるのだ、この子は。

彼女こそ探究心の塊だし、
一歩間違えれば、ボ卿のようなサイコ研究者にならないとも言えないが、
最後のシーンでプルシュカが言った、
「あんたはとっても明るいから」
という言葉が何かの暗示のようにも聞こえる。
アビスの闇を照らす光と成り得るのか。
ただの無鉄砲幼女ではない、
今後も見届けるのが楽しみなヒロインである。

・ナナチ
ボ卿に対して、
敵対心だけではない複雑な感情を抱いているのは、
作中で痛く伝わる。

序盤での、
「ホントに楽しいな、ちくしょう。。。」
という台詞は、
まさにナナチの複雑な思いを象徴している台詞と言えるでしょう。
終盤でボ卿の死を見届けるシーンでの、
単に憎しみだけではなく、思うところがありそうな表情は、
何とも言えず切なくなる。。。。

・プルシュカ
本作中、一番可愛い。。。
、、、けど、
ボ卿に拾い上げられた時から、
既に運命が決まっていたことを思うと、
この子の生き様もまた苦しい。

おそらく生まれてから殆ど人と会う事はなく、
同世代のリコたちに出会えた事は、
プルシュカの運命を変えるほどの、
大きな出来事だったのだ。

だからこそ、リコたちと一緒に冒険がしたい、
という思いは本心で、
プルシュカのカートリッジから「命を響く石」が出てくるシーンは、
彼女が初めからこうなることが決まっていたことを示唆しているようで、
終盤のこのシーンは一番辛い。

ナナチが「こんな短期間で」と驚きを見せつつも、
ふとミーティを思い出す描写がまた切なく、
リコを思うプルシュカの気持ち、
ナナチを思うミーティの気持ちが、
人を思う気持ちは決して時間の経過だけではない、
ということが窺い知れる名シーンと言えるでしょう。

・レグ
覚醒した姿がどんな意味を持つのか、
「気になる」がどんどん増してくるキャラですが、
まだまだ謎だらけです。
今作で判明したことはただひとつ。
ナナチのモフモフで興奮しちゃうところw
(↑ちょっと、、、この子だけ感想が適当じゃね?。。w)。
{/netabare}

これはまだまだ何度でも観たくなる。
観るたびに新たな発見がありそうで、
それだけこの世界の緻密さには惹かれるものがある。
ダークファンタジー嫌いな私が、
ここまで惹かれる作品は、
ハッキリ言って相当珍しいのだ。
続編を楽しみに待ちます。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 182
ネタバレ

はる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

辛くて痛くて泣いた

映画館に観に行けばよかったな…ちょっと後悔。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 254
サンキュー:

3

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ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一期からの続きの劇場版

深界六層に続く

この後をアニメではどう表現するのか楽しみにして、期待してます。

投稿 : 2021/08/27
閲覧 : 225
サンキュー:

5

ネタバレ

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ナナチ可愛い

テンポ良く進んで面白い。
序盤から登場するクオンガタリもメイドインアビスの世界観を良く表してて良かったです。
ナナチの可愛さも一期よりか増してる気がします。
一期よりか残酷な描写は多かったかもしれないけど、慣れたせいなのかそこまで強烈なインパクトは感じませんでした。
全体を通じて上手くまとまっているのも良かったです。
途中で仲間になるキャラクターも変に尖ってなくて、皆んな素直で性格が良いのも良いですね。
それぞれの行動とか判断にもキャラクターの個性が出て良かったです。

投稿 : 2021/08/18
閲覧 : 195
サンキュー:

6

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

今さっき見て、すぐ感想書いてます。

変な映画見たな...。

グロすぎる,,,苦手な人はゲロ吐く人いるだろうな...。

何かにつけて不気味で、直接的なのか、オブラートにつつんでいるのか、どっちなのかわからない描写で、混乱する。

生命の躍動というと、草原を駆けるガゼルの群れや、それを狩るライオンなどが思い浮かぶが、そんな綺麗なものが本当ではなくて、リアルの生命は、もっと生々しく、グロテスクで、気持ち悪い存在だと、アニメ作品という、完全なフィクションで、再認識させられた。

エンディングの映像も良かった。すごい気持ち悪い。

この作品に登場する人物たちは、全員価値観が現実の普通の人間と乖離している。

ボンドルドは言うまでもなく倫理観がぶっ壊れているが、ボンドルド含め、リコや他の探窟家たちも、自分の命より、好奇心を優先させすぎている。

俺の人生のモットーが”健康で長生き”だから、リコのように死の危険があるうえ、二度と地上に戻ってこれない下層へ降りるなんて選択はしないし、俺がナナチだったら、ボンドルドには近づかず、洞穴で隠れて寿命を全うするだろうな...。

この作品のキャラクターは、”人生を全うする”というのを、寿命いっぱい生きる事ではなく、”死ぬ前にしたい事をする事”だととらえている。たしかに、人間はいつか死ぬし、長いも短いも、大した違いではないのかもしれない...。

ボンドルドも、あんな能力があれば、永遠の命とかも、望めそうなものなのに、そんなことより、アビスの呪いの研究にすべてを捧げていた。自分だけでなく、他人の命まで。

投稿 : 2021/08/16
閲覧 : 171
サンキュー:

3

ネタバレ

k57x83 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

集めたヘイトへの対処になぜか納得できる

ここ数年で面白かったアニメは何かと考えたとき
個人的に上位5位以内に入るメイドインアビスの続編
気付いたらアマプラに入っていたので
相当の期待を込めて視聴
ちなみに原作未読


◆ボンボルド先生を堪能する
劇場版の時間余すことなくボンボルド先生を堪能できました

序盤、あれ?なんかイメージと違う?良い人?と
若干ながら思わせておいてそこから一気に叩き落す手法は
(原作者)流石!と拍手喝采
そしてこの劇場版内でもヘイト集め続けるという徹底ぶり

本当にこの原作者、上げて落すのが好きみたい
プルシュカとかやっぱり仲良くなってからのアレですよ
それすら必要なものとして描いたのは本当に惚れ惚れする


◆結末について
視聴前からボンボルド先生への対処が
気になるところでした

TV版メイドインアビスで彼は(主に視聴者から)
ヘイト集めまくっており、
記憶の限り視聴者(プレイヤー)側からここまで
ヘイト集められたのはあとCallOfDutyMW2のラスボスぐらいなもの
あっちのは死という形での決着で、
こちらはどんな決着なのかと期待しながら見続け・・・

ボンボルド先生のこの決着、どう思いました?
個人的にはなんだか納得できて、見終わった後
とても深い余韻が残りました


◆全体的には高レベル
点数にも現れていますが、全体的に高レベルだし
余韻のある最高ランクの作品

その中でも特に秀いていたと考えるのは、
物語(というか、主に世界観)と音楽

世界観はやはり一級品
一つ一つの設定にすら、なにかしらの想いが込められている気がする
ボンボルド先生も、本当に嫌悪感が凄いんだけど、
なぜだか納得といいうか好きになってしまう不思議な魅力がある
この作品全体的にそう
不思議な魅力があるように感じる

気になるワードやらなにやらがいくつか出てきましたが、
いつかしっかり回収されることを望みます
以下特に気になっている点
・ボンボルド先生の2000年というワード
・祝福が獣のような形態なこと
 (これは回収じゃなくてなにかの暗示なのかもしれないが)
※リコレグや他の普通の伏線は普通に回収されるだろうと
思っているので未記載

音楽も良かったが特にEDは素晴らしい
視聴前にyoutubeで聞いて即買いするぐらい
世界観に本当によくなじみ、ED映像とのマッチングも完璧、
MYTH&ROIDを最大限に引き出している
控え目に言って最高

◆個人的な考え事
ボンボルド先生、初めから通すつもりだったんじゃないかな
根拠は?と言われるとぱっとは思い浮かばないんだけど、
全体を考えるとなんだかそう思わせられる

もし、リコに白笛をゲットさせるために
プルシュカとリコ達を仲良くさせたとしたら・・・

投稿 : 2021/08/08
閲覧 : 213
サンキュー:

8

ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

相変わらずの絶望感

グロさが半端ないので精神状態が安定してるときに観るのを推奨します。。。

恐ろしい人体実験・・・
こどもたちの純粋さと真っすぐさ、
絶望感は地上波の時よりさらにマシマシですが、
主人公たちが視聴者の希望でした。

ボスキャラはマッドサイエンティストな感じで、
常軌を逸していてやばいです。
一見優しいお父さんのように思えるのに
こどもたちの命を使ってすごいエグイ実験を行う異常さ。
プルシュカがほんとにかわいそうでした。。。
あんなことされたのに最期にボンドルド含むみんなで冒険に行くことを
望んでいて涙がでました。
やりきれません。

グロさに耐性がある人のみ視聴をすることをお勧めします。

絵はほんとかわいいです。
グロさ抑えてくれればもっといろんな層にも受けるのになとは思いますが、
このどうしようもない絶望感はこの作品だからこそ出来上がっているものだと思いました。

投稿 : 2021/07/17
閲覧 : 225
サンキュー:

4

ネタバレ

P さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

vs ボンドルド

アニメではナナチの所ら辺で、ボンドルドの鬼畜さとともに感動出来る作りとなっていました。
アビスの世界観は、彼がいなくとも高いクオリティで表現出来ています。
しかし、異常なボンドルドへの畏怖の念が、アビスという存在の不気味さを際立たせていたのは間違いありません。
本作はボンドルドの娘が急にフレンドリーに現れたので、一瞬戸惑いました。
そもそも娘がいた事も初耳で、娘を溺愛しており、このまま良い人設定で進んでくのか?と。
でも、流石ですね。
それら全てを前振りとして、ボンドルドを最大限に活かした作りとなっていました。
アニメの方で苦手だと感じた人は、しんどいだけだと思うのでオススメしないです。
個人的には大満足でしたが、ボンドルド以上のものをこの後持ってこれるのか、次作が気になる所です。

投稿 : 2021/07/05
閲覧 : 209
サンキュー:

5

ネタバレ

kyani さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

覚悟してみたが足りなかった。

アニメ1期の続きの映画です。メイドインアビス見たのなら、わかりますが相当な覚悟がないと見れません。それで自分やっと見ることにしたのですが、やはりそっとの覚悟で見ることは、おすすめしません。何回か自分気持ち悪くなってしまいました。それでも物語はいいし、最後のほうなんて自分泣いちゃいました。3期楽しみです。

投稿 : 2021/06/02
閲覧 : 304
サンキュー:

7

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劇場版 メイドインアビス -深き魂の黎明-のストーリー・あらすじ

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。そこで、プルシュカと名乗る女の子に出会い…(アニメ映画『劇場版 メイドインアビス -深き魂の黎明-』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年1月17日
制作会社
キネマシトラス
公式サイト
miabyss.com/

声優・キャラクター

富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織、森川智之、水瀬いのり

スタッフ

原作:つくしあきひと(竹書房『WEBコミックガンマ』)
監督:小島正幸、副監督:垪和等、脚本:倉田英之、キャラクターデザイン:黄瀬和哉、総作画監督:齊田博之、作画監督:小栗寛子/崎本さゆり、エフェクト作画監督:橋本敬史、生物デザイン:吉成鋼、デザインリーダー:高倉武史、コンテ:小島正幸/酒井智史、演出:高橋賢/垪和等/森賢、アクションアニメーター:酒井智史/杉田柊、メインアニメーター:小里明花/小池裕樹/小出卓史/黒田結花/谷紫織/馬場健、美術監督:増山修、美術設定:西俊樹/平柳悟/菱沼由典、色彩設計:山下宮緒、撮影監督:江間常高、音響監督:山田陽、音響効果:野口透、音楽:Kevin Penkin、音楽プロデューサー:飯島弘光、音楽制作:IRMA LA DOUCE、音楽制作協力:KADOKAWA

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