MTK207 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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(C) 暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想・評価はどうでしたか?
MTK207 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
でこぽん さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この劇場版は、世界の多くの人たちが待ち望んでいました。
様々な困難にもめげずに、この劇場版を完成された監督、スタッフ、関係者の皆様、ありがとうございます。
この映画は現代と過去の二つで物語が進行します。
現代での物語の主人公は、デイジー・マグノリア。どこかで聞いたことのある名前が含まれていると思いませんか?
そうです。デイジーは、テレビアニメの第十話で登場したあの少女の孫娘。
お婆さんが亡くなった後、デイジーはおばあさんが最も大切にしていた宝物(ひいばあさんからの手紙)を知り、その手紙を代筆したヴァイオレットに興味を持ちます。
ヴァイオレットのことを調べるうちに、デイジーは彼女の不思議な魅力に魅かれていきます。
やがてデイジーはライデンに行き、愛してるを知るようになったヴァイオレットのその後の足跡をたどるのです。
それと同時に、過去の物語が始まります。もちろん主役はヴァイオレットです。
とても感動する内容です。涙が出てきます。
ぜひとも劇場へ足を運んでください。「見て良かった」と、きっと思いますよ。
デイジーの声の役を諸星すみれさんがやってられました。諸星すみれさんは第十話でもあの少女の声の役をされた方です。
それだけで私は感動しました。
科学技術が進歩し、今では電話やEメール、LINEで遠くの人と気軽に話せるようになりました。
でも、心がこもった話を私たちはしているでしょうか? 相手の気持ちに寄り添った話をしているでしょうか?
特にEメールやLINEは気軽に発信できるので、つい相手の心を傷つけたりすることがあります。
手紙は不便だからこそ、時間をかけて相手の心に寄り添う内容を書けるのかもしれません。
そして手紙は、受け取った人が宝物として大切に保存しておくことができます。
もちろん、EメールやLINEも保存が可能ですが、いつの間にか削除されることが多いような気がします。
大切なEメールやLINEは、特別な場所に格納して一生の宝物にしたいですね。
この映画は、本来は2020年1月に公開されるはずでした。
しかし、2019年7月に、不幸な出来事が発生し、多くの社員の方々が亡くなり、京都アニメーションは存続の危機に立たされました。
それでも京都アニメーションの方々の努力と沢山の人たちの支援により、2020年4月を目指して製作が続けられました。
すると今度は新型コロナウィルスの影響で、またしても製作が困難になり、上映が延期となりました。
でも、なんとしてでも完成させるという信念を持ち続けた京都アニメーションさんのたゆまぬ努力により、2020年9月、ようやく上映されることになったのです。
上映してくれてありがとう。感動を与えてくれてありがとう。
これが私の今の気持ちです。
コタロー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
すべての作品を拝見しました。
私の心は満たされました。
ありがとうございます。
彼女の過去は重たい内容ですが
人が生きていく糧
そして、心の支柱、存在価値
葛藤の日々
愛の意味を探しに、見つけに
ドールと言う仕事に邁進する
彼女の気持ちを受け止められる
人はいない。
ただ一人を除いては・・・
最後、
ダメだ!!涙が出てしまう!!
京アニさん
今後も素晴らし
作品をよろしくお願いしたい!!
nyaro さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
なぜ冒頭を回顧する形にしたんでしょうね。既にヴァイオレットがいない世の中からスタートする。観客はもう彼女はこの世界にいない、と思い知らされます。いきなりこの物語に対する思い入れの距離感が遠くなります。
なぜそうしたんでしょうか。TV版で一番評判だった、アンの物語の結末を見せるためですよね。アンはいい客寄せになりますよね。泣かせるにはちょうどいい構成ですよね。開始10分がようつべで無料公開されました。つまりそういうことです。
さあ、泣かせる映画ですよ。感動できますよ。見に来てね、CMで煽るならいいんです。いくらでも。でも、このアンの話を冒頭に持ってくるのは、本当にベストな作品として練り上げた結果なのでしょうか。とてもそういう風には見えません。
病気の少年?意味の解らない拒絶?なんなんでしょう。外伝もそうですが、とにかく泣かせる。泣かせるために作る。これだけのアニメ技術がありながら。
もう金の音しか聞こえてないんでしょうか。あれほど愛した京アニが壊れて行く音が聞こえます。
点数の問題ではありません。アニメの製作姿勢として問題外だと思います。
追記;そういえばネット○リックスでした。オリジナルではないんですかね。独占配信?だからか、という気もします。であれば、是非、次作では頑張ってほしいです。
kaz さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメ全話観た方はとりあえず観て。
それしかありません。
泣きまくりました。
颯沙 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
Qoo さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
物語の起伏に乏しく、メインテーマであろう主人公の成長もいまいち腑に落ちなかった。作画はさすがの京アニクオリティ。文句の付け所がないほど美しく、特に花の描写が素晴らしかった。
テナ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ニワカオヤジ さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
酷評するので、先に素晴らしかった所を上げておきます。
【作画】
なんかもう凄かった(語彙力)。
雨粒とか、あれCGなのか手書きなのかよく分からんけどとにかく凄い(語彙力)。
雨がメインテーマだった「天気の子」の雨の表現を軽く超えてきてました。これ以上に凄い雨の表現は実写でもアニメでも今後出てこないんじゃないでしょうか。
作画だけなら★10コはつけたいところです。
しかし、その素晴らしい作画を台無しにするほどに物語が、というより少佐が最低でした。
TVシリーズは泣ける名作で★5をつけたんですが、劇場版を見た今となってはTVシリーズで流した涙を返せと言いたい。
今後、TVシリーズを見直す度に気持ち悪くなって、素直に感動できなくなりそうです。
以下、その理由。
{netabare}
TVシリーズ中、少佐のヴァイオレットへの「愛してる」は家族愛のようなものだと思っていました。
いや、思っていたというより、オッサンが13歳くらいの女の子に本気で恋するとかあり得ないし、それを本人に言うとか絶対ないわ・・・と自分に言い聞かせながら本編を見ていたんだということを今更ながら思い知らされました。
その「愛してる」が、本作では「男女の愛」の意味だったと明確にされてしまい、少佐が急に気持ち悪いロリコン野郎に見えてきました。
それでも死んでるなら許したけど生きてるし。
それでもヴァイオレットに最後まで会わなければ許したけど追いかけてるし。
ヴァイオレットの方の「愛してる」は、TVシリーズでは単なる少佐への依存だったと思います。いや、この劇場版の時点でもまだ依存の意味が強いと思う。
その、少女の依存と愛の勘違いにかこつけて駆け落ちして指切りとかイチャイチャしやがって・・・
少佐が羨まし過・・・いや、許すまじ。 {/netabare}
まだ初心者 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
文化庁なんたらで賞を取っていたのと、東野さんが泣いたって話してたので観ました。
まず、作画がすごすぎて圧倒されました。たった数秒しか映らないような背景でも緻密に描かれていてビビリました。キャラの書き込みもハンパじゃないです。
ストーリーや声優の演技、音楽、演出等、全てがハイクオリティでとても見応えのある作品です。観終わったあと、「なんかいろいろスゲー」って軽く放心状態になりました。
テレビ版観てない人は絶対テレビ版観てから鑑賞した方がいいです。感動の度合いが変わってきます。
一般向けの感動できるアニメが観たい方におすすめです。
のぞみ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
4回ほど泣けるポイントがあります。TVアニメ視聴後に観ることをおすすめします。
sunnyday さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
げるんぽ さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ヴァイオレットちゃんの顔を大画面で見れたこと、ホッジンズの声を劇場スピーカーの音響で聞けただけで涙でした。
でも、とてもとても大変なことがあった京アニさんがこんな大作を完成いただけただけでも感謝です。
ありがとうございました。
U さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
がぁべら♪ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Pam さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
興奮おさまらない中のレビューですが、泣けました。
演出面では2つの時代を描写するところなど、凝っていた部分も刺さりました。「愛」を知る物語がここまで美しい物なのかと圧倒されました。本当に観てよかった。
れな さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Lovesing さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
わかるよね。何よりアニメから見てた人はさ、スタートで涙する。ほんとのほんとに。
映画館で鼻を啜る音が止まらないなんてことが起きた。
圧倒的映像美に合わせた音楽。そして完璧なストーリー。なぜ泣けるのかなんて決まってる。人だから、人と人の繋がりを感じたから。
京アニの人々の力の大きさにも心震えた。
ありがとう。そして何が何でも、一生で最低1回は見るべき。
ゆかたん半島 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ヴァイオレットエヴァーガーデンに出逢って全話涙なしには見れなかったのに、この映画はさらに上回るくらい涙が止まらなかった。
久々に最初から最後までボロ泣き。
こんなアニメに出逢えて幸せでした。
京都アニメーションさんありがとうございました。
映画館でこんなに泣いたのは
あの花の劇場版以来かも。
少佐のバカやろう‼︎っ話です(笑)
クマリャフ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
いろんなことがありましたが、無事放映されてとても良かったと思います。
シナリオもとても良かったです。
スプリット さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
プラ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いきなり哲学的な話になるが、「愛」の意味を正確に説明できる人間はいない。「愛」は人それぞれの形・意味があるからだ。
ヴァイオレットはどんな「愛」を見つけたのか。映画を観て、各々感じ取って自分なりに答えを見つけてほしい。
みゃー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
昨今、話題のドラマの最終回翌日にはSNSなどで
〜ロスという言葉をよく目にしていましたが、
私にもようやくその言葉に実感が伴いました。
もうこの作品の続きを待つことが出来なくなるなんて
寂しすぎます。
寂しいことには変わりないですが、
内容には大満足でした。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンという作品を
世に届けてくれた京都アニメーションさん、
本当にありがとうございます。
これからもずっと応援し続けます。
ファースト さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
sukepa さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
映画を見に行きました。
1日一回の上映スケジュールになっていたので人も少ないのかと思いきや、ほぼ満席でした。
さて、前略ですが、テレビアニメ版は1話で切ったので前知識は無いに等しいですが、問題なく見ることができました。
見に行った理由は京アニ放火により注目されたことと、9週目にもかかわらず、映画の週間来場者ランキングの7位に位置している理由が気になって。
結果はピンキリでした。
ネタバレしたく無いのでストーリーへの評価は端折りますが、泣きました(゜∀。)
さて、詳しく考察していこうかと思いますが、まず言いたいのは、前半は欠伸の連続だったことです。作画や音楽、演出は一流だと思いますが、全体的に退屈でした。
何故なら、Fate/HFを見てから間のとるアニメを受け付けなくなったのです。
「間(ま)をとる」というのは、いわゆる沈黙のシーンで、言葉や音楽を無くして映像のみが流れたり、シリアスシーンでシリアスさを表現する為に用いられます。
例えば、「〇〇が亡くなったんだ」という言葉に対して、少し間を開けて「わかった…」
というような演出技法の一つですが、これがこの作品はやたらと多い。多様のしすぎはNGです。
次にテンポがとても遅い。
バトルシーンが無いので仕方ないことかもしれませんが、自分の好きなテンポより遅すぎて疲れました。
ストーリーもアニメ版の知識が要らないように説明がするシーンがあり、良く言えば分かりやすく、悪く言えば使い回し。
ですが、トータルで評価すると、一見する価値はあると思います。
この映画の一番の魅力は、手紙の力だと思います。
正直、このアニメを好きになるより、京アニを好きになるより、ヴァイオレットを好きになるより、手紙の良さがあり、時代の変化で風化していった様を描いたことが、とても良い事なのだと思いました。真のヒロインは手紙?
私は、主人公の事を好きになりましたし、感動もしましたし、手紙も素敵だなと思いました。
とーよ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最近公開されましたドルビー版も観てまいりました。直近で通常版を観ていた為、
違いが顕著に分かりました。ドルビー版公開劇場は少ないですが、可能な方は是非
(2度目以上の方も)ドルビー版の劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
やっと、11月に入り劇場へ足を運ぶことが出来ました。開始5分で泣きますという
噂は聞いておりましたが、流石にそれは無いで…え、そう来たか。うわーん(T-T)、
こんなの泣くわw(デイジーも中の人同じでしたか。)そして、最後まで泣き続ける
訳ですがorz 敢えて、涙は拭わず…。→マスクがびっちょびっちょです。
物語、評価については特に語りません。何もかもTV版以上のクオリティですから。
あ、私の評価はこのレビューに付いてますね(^◇^;)
TV版からそうでしたが、登場人物は花の名前なので、その花言葉を調べると格段に
面白くなりますね。劇場版もとある部屋にお花が飾ってありますが、状況に応じて
花の種類や本数が違って…。これも花言葉を知ると余計に…。エカルテも調べると
あー、なる程なと。
戦争兵器から花形自動手記人形、そして最後は普通の女の子になったバイオレット。
多くの学習と経験、出逢いの中で心を知り、あいしてるを知ったヴァイオレット。
人の心を感動させるのは唯一、人の心をもってのみ出来ること。
このような素晴らしい作品を生み出した作者の暁佳奈さん、それをもはや芸術作品
のごとく世に送り出した(あのような大事件に遭われた中で)京都アニメーションさん
ありがとう。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【ドルビーシネマ版・体験記】
先日、京都MOVIXにてドルビーシネマ版で再鑑賞。
(大河ドラマ史跡探訪の寄り道)
色域の広さ、コントラストの幅を最大化した映像。
128個の音源により実現したサウンドの360°空間移動による臨場感溢れる音響。
が特徴の映像規格。
嵐の後のエカルテ島の朝焼けは、よりグラデーションが美しく、
光源処理も眩しく鮮やかに。
ライデンの夜景と花火は、通常は同じ黒に見える暗闇の中に、
描き分けられた家屋や夜空の明度の違いがハッキリと伝わり、より味わい深く。
紅葉シーズンの京都に匹敵する絶景が巨大スクリーンいっぱいに広がり、
私も景色で泣いているのか、物語で泣いているのか分らない状態にw
鳥や虫の音、床が軋む音も含む多彩な足音。
など環境音も芸が細かい本作ですが、立体音響により一層リアルに。
今回は空気が流れる微かな音までシッカリ聞こえて驚愕しました。
音が繊細なだけじゃなく、単純に音を振動として人体に伝えるパワーも強く、
心臓の奥まで突き動かされるような音響で、
私は終始、心拍のリズムがおかしかったですw
主題歌「WILL」等も生オーケストラ演奏級の大迫力でした♪
何より恐れ入るのが、誤魔化しの効かないこの規格で
むしろ本領を発揮するだけの手間とコストを京アニがかけていたという事実。
ひょっとすると本作の映像ソフト化では
Ultra HDブルーレイ版の展開等もあるのかもしれません。
私も音響までは無理でも、再生プレイヤーくらいは検討してみましょうか……。
以下、2020.9.21初回投稿
【物語 4.5点】
シリーズ集大成となる本作。メインシナリオ自体は単純。
だが、このシンプルな愛の話が成就するまで
主人公ヴァイオレットや周囲の人々の揺れ動いて来た心の曲折を、
最後まで丹念に描き切ることで“【不変】で【普遍】の愛の物語”が花開く。
時系列前後、TVアニメ版エピソードの延長線導入など、
脇にトリッキーなプロットも組んで来るが、
彼女とその想いは時代を越えて確かに存在していたこと。
手紙じゃなきゃ伝えられない事もあるが、大切なのは想いを伝える意志。
といった王道を整備、補強する材料として的確にシナリオがチョイスされ機能している。
【作画 5.0点】
元々、心情を気象現象等に投影する背景美術、アニメーション表現を追求してきた本シリーズ。
いよいよヴァイオレットの感情も開花し猛威を振るう本作では、
天候描写等も、何もここまで作画カロリーMAXにしなくても良いのに
という位の極致に到達。
京都アニメーションはさらにえげつなくなって帰って来ました♪
手元の描写に、顔に出さない心情を吐露させる表現も目立った本作。
ヴァイオレットの義手も、序盤でネジを締め直して調節する描写が入り、
来る感情表現に向けて準備万端。
失われた後で補った偽りの手でも、手紙をタイプすることはできるし、
{netabare}指切りやサムズアップ{/netabare}だってできちゃうんです👍
何より成長したヴァイオレットの笑顔が本当に素敵です。
通常の泣きアニメでは、
外部から露骨に泣かせに来る涙腺攻撃だけ警戒していれば良いのですが、
本作の場合は、心情から背景まで一体となった
ハイレベルな表現に琴線を触れられた心の奥底から
溢れ出て来る感情により、涙腺が内部から崩壊させられる感じ。
ふとしたシーンの何気ない風景や表情にすら、グラッと来るから油断できません。
このパターンで涙腺決壊したら、
以降はずっと涙が氾濫しっぱなしになると思われます。
ファンの間ではハンカチより大型タオルの持参が推奨されていますが、
決して大げさではないと思います。
自身の涙腺耐久度等に応じて備えましょう。
【キャラ 4.5点】
すっかり喜怒哀楽が豊かになったヴァイオレット。
「あいしてる」や、ギャグも少しは分るようになった模様。
但しギャグセンスは『ターミネーター2』のT-800(演:シュワちゃん)レベルでしょうか?w
今後の成長を温かく見守りましょう♪
消息が気になる少佐については、{netabare}心を閉ざしてしまった青年として、
兄・ディートフリートとの関係も含めて掘り下げられる。
それにしても本作のディートフリート兄さんは汚名返上して、
さらに高性能なツンデレとして
ハートを全部持って行きそうな勢いを感じますw{/netabare}
人々との出会いがヴァイオレットの感情を育む。
シリーズのキャラ作りの基本線は本作でも踏襲され、
ヴァイオレットの背中に最後の一押し。
今回は新たな依頼主として{netabare}病気療養中の少年・ユリスが登場。
TVアニメ版のアンのエピソードの、死んでも想いが残る手紙という美談に対して、
生きているうちに想いを伝えなくても良いのか?{/netabare}
という反証材料を提供し、物語の洗練に寄与。
戦乱の時代に武器として傷つけ傷付いて来た少女を、
平和になった時代が恋する乙女として再生させた。
本作は世界が「あいしてる」を取り戻す物語でもあるのです。
【声優 4.5点】
ヴァイオレット役の石川 由依さんが感情を振り切った熱演をする傍ら。
ディートフリート役の木内 秀信さん。
それと{netabare} ギルベルト役の浪川 大輔さんに、ユリス役の水橋 かおりさん。{/netabare}
この辺りの男性役が、憎まれ口で本音を包み隠してしまう素直になれない男共を好演。
誰かさんは女の子を持ったら身が持たない。いや男の子も……。
などと愚痴っておりますがw
本作については、男の私から見ても、男の方が断然、面倒臭いですw
【音楽 4.5点】
足音だけで何種類あるんだろう?と感心させられる、
多彩かつ繊細な効果音、環境音は健在。
私は田舎で選択肢がありませんでしたが、
これから鑑賞される方は、音響にはこだわって欲しいと思います。
劇伴はEvan Call氏の続投。吹き荒れる感情の大嵐に寄り添うべく、
ドイツの映画音楽専用スタジオで収録した音源を提供する本気度。
主題歌はTRUE「WILL」こちらも作曲・Evan Call氏。
相変わらず壮大なオーケストラにも押し負けないパワフルなボーカルで、
作品のキーワードを押さえた歌詞を歌い上げる。
「帰ろ~うか♪ 帰~ろうよ♪」帰宅ソングの新定番が誕生♪
TRUEさんは他に{netabare}本シリーズのボーカルアルバムより
「未来のひとへ」がオーケストラVerでED曲に起用。{/netabare}
また、同じく{netabare}茅原 実里さんの「みちしるべ」もEvan Call氏の劇伴と、
歌詞にマッチしたクライマックスシーンと化学反応し輝きを放つ。{/netabare}
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
――あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界が少しずつ平穏を取り戻し、新しい技術の開発によって生活は変わり、人々が前を向いて進んでいこうとしているとき。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への想いを抱えながら、その人がいない、この世界で生きていこうとしていた。そんなある日、一通の手紙が見つかる……。(アニメ映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のwikipedia・公式サイト等参照)
石川由依、浪川大輔
原作:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:石立太一、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子、世界観設定:鈴木貴昭、美術監督:渡邊美希子、3D美術:鵜ノ口穣二、色彩設計:米田侑加、小物設定:髙橋博行、撮影監督:船本孝平、3D監督:山本倫、音響監督:鶴岡陽太、音楽:Evan Call
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年冬アニメ
感情を持たない一人の少女がいた。 彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。 戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。 戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。 ――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙 ――都会で働き始めた...
ジャンル:その他
放送時期:2018年7月4日
ヴァイオレット・エヴァーガーデン BD&DVD第4巻に収録。 第4話と第5話の間の、数か月間に起きた物語。 ヴァイオレットのもとに舞い込んだとある歌姫からの代筆依頼を描く、特別番外編を収録!
ジャンル:アニメ映画
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……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。良家の子女のみが通うことを許される女学園。父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、教育係として雇わ...
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二十世紀に地球を襲った大災害・落星雨(インベルティア)により 多くの都市が壊滅したが、隕石から発見された未知の元素である万応素(マナ)は、 人類の科学技術を発展させ、≪星脈世代(ジェネステラ)≫と呼ばれる特異な力を 持った新人類を生み出すこととなった。 世界最...
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ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2009年冬アニメ
『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』の制作で知られる京都アニメーションが、オリジナル企画を立ち上げ、制作・販売を行う『京アニプロジェクト』の第1弾アニメ。 主人公の少女ユメミには、特別な力があった。それは、空に浮かんでいる不思議な島々が見えること。しかし、友人たちは誰一人としてそ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2020年9月18日
――あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2020年8月15日
「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」少年は、真実からもう目を逸らさない。少女を救うために。自分の選んだ正義を貫くために。魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。その戦いは歪んでいた。ひとりの少女――間桐 桜は犯した...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
自称"日本一の天才詐欺師“枝村真人。その日も相棒の工藤と2人で浅草観光に来ているフランス人に詐欺を仕掛けてひと儲け…のはずが、逆に騙され大金を奪われてしまう。その男はローラン・ティエリー、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマンだったのだ。ローランが仕掛ける桁違いの<コン・ゲーム>...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
「最終負荷実験」という名の、アンダーワールド全土を巻き込んだ「人界」軍と闇の軍勢の戦争。戦局は、「光の巫女」アリスの奪取をもくろむ「ダークテリトリー」軍ガブリエル一派と、アンダーワールドを守ろうとする「人界」軍アスナたちとの戦いへと様相を変えつつあった。未だキリトが精神世界の...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2020年9月11日
自由なラクガキをエネルギー源として空に浮かぶ王国、その名も「ラクガキングダム」。しかし、時代の流れか、近年地上でラクガキを目にすることも減り、王国はエネルギー不足により滅びようとしていた…。「ラクガキングダム」の王国軍は国の命運をかけて、地上への進撃を開始!! その下にはな...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也。初めての彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった。「あぁ…やだ…もうなんか全部ヤダ…」やけっぱちになった和也は、“ある方法"を使って、女の子とデートをすることに。待ち合わせ場所に行くと、「君が和也君、だよね?」さらさらの黒髪を耳にか...