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「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(アニメ映画)」

総合得点
91.3
感想・評価
575
棚に入れた
2726
ランキング
36
★★★★★ 4.4 (575)
物語
4.3
作画
4.6
声優
4.4
音楽
4.3
キャラ
4.3

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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

待ってた

公開初日朝イチの時間見に行った
開始20秒で号泣
少佐に会えてよかったね、、、
これ👍もずるいよ、、、
終わり方は個人的には刺さらなかったけどやはり良作

投稿 : 2024/10/26
閲覧 : 19
サンキュー:

0

ネタバレ

ぴこもも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

特異な感想なので閲覧注意

京都アニメーションの事件があって作品の名前は知っていました。劇場版が出たので喜んでロードショーに行きました。

最初のろくに始まっていない時点で、むせび泣く声が聞こえてくる状態でとてもドキドキしていました。

戦闘する人としてのヴァイオレットのキツめのセリフを聞いてしまった時に私個人は「とても辛くてたまらない」状態になってしまいました。私自身はアスペルガーの自覚までの道のりがとても長く、いろいろとやらかしてきました。そのトラウマを刺激されました。

「帰ろうか?」「いま席を立つのは迷惑だ」「この先に何かあるかもしれない」

ロードショーの途中で何回も時計を見ていました。

皆が感動している中で私だけが異常な気持ち悪さに苦しんでいる状態はとてもつらいものがありました。

この感想を書くことに意味があるのか?

この作品を大好きな方の感情を害するだけなのでは?

ごもっともです。ただ、同じように感じてしまった他の誰かに向けて書いています。1人かもしれないし、2人かもしれないです。「トラウマを刺激されてしまったら仕方ないよね」と言いたいだけです。

人間の感情をどの様な方向にせよ「揺さぶる」ことの出来る物・・というのは、やっつけやいい加減な仕事からは生まれないと考えます。その意味では今の私にとってもすごい作品ではあります。

いつの日か素直に作品に向き合えて、普通に鑑賞できる日が来ると嬉しいと思います。その日に備えてDVDは置いておくつもりです。

評価の数字は「いまの私には何も言えない」というだけのことです。評価しない時は3.0のままにしておいてと仕様の説明にあった通りです。

繰り返しになりますが、同じ様に感じてしまった方へ「一人だけではないです。一生続くものでもないと思うので、ぼちぼち進んで行きましょう!」

投稿 : 2024/09/25
閲覧 : 31
サンキュー:

2

とまと子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

風吹く丘 すみれの花

  
ヴァイオレットにはふたつの物語があります

ひとつは陰惨な戦争のさなか 戦場でのこと
もうひとつは平和が訪れた日常でのことです


彼女のこころは戦争の中にかたち作られ
つぼみも付けないうちに すみれの名を与えられました

でもそれは戦場の風に吹かれるにはあまりに小さくて
あまりに可憐な花の名前です

名付けた人の願いはあまりに美しく
彼女は傷つき こころを失くします


そして彼女は自分にはない こころ を届ける仕事を得
ひとの気持ちを書物のように 知識のように知っていきます

気持ち、心、想い、 ”愛してる”
彼女はそれらを言葉にして 誰かに伝えることができるようになります

彼女は感謝され 讃えられ 認められますが
それを彼女は自分のものではない と言います

それらは自分にはない「聞いて知ったこと」だと
そしてそれらの意味を知りたいのだと 言います

でも彼女が本当に知らないのは
その言葉の意味するものは 彼女の中にある
誰かを求めてやまない 強い強い衝動のことだ ということです


彼女はそのひとに会いたい
会って抱きしめてもらいたい

でも彼女自身のその「幸せになりたい」という願いを
許すことができず 言葉にすることができず

だからその衝動を名付けることができないのです

その想いこそが ”愛してる” だと



彼女は花として 手紙という種を蒔き続けます
やがてそれらは芽吹き 花開き 繋がり 広がっていきます

どの種も最初は土に落ち 雨に打たれ 泥に塗れ
土のなかを闇雲に根を伸ばし その間は空を知りません


彼女自身の 花は咲いているでしょうか

紫色のすみれの花 永遠の花園で
 

投稿 : 2024/09/16
閲覧 : 33
サンキュー:

3

ネタバレ

サルモネラ菌 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久しぶりに泣いた。

正直、無印の方は話は面白かったが、泣きはしなかった。
なので、劇場版を見る前、泣くとは思っていなかった。
でも泣いちゃった。。

ストーリの構図がほんとに美しい。
時間、手紙、人。
これらの繋がりを本当に上手く描写していると思う。
1番驚いたのは、少佐との再会。
無印を見てた時、どうせ少佐と再会するんやろって
思ってたけど、最終話でも少佐に会うことはなくて
あっやっぱ死んでるんか、ってなった後にまさかの
劇場版での再会。無印の時点で出さないのすごいと思う。そしてあの再会シーン。あれは泣くやろ、。
凄くいいアニメでした。

投稿 : 2024/09/02
閲覧 : 31
サンキュー:

2

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分自身の感情と客観的評価の狭間で。。。

TVシリーズの評価には☆5をつけた。
無論、完璧、非の打ち所がないという意味では無かったのだが、作品のクオリティと受けた印象、インパクトを加味した評価で、この点について変更はない。

で、この映画作品。
何故にこのタイミングでのレビューとなったか。
引き続きのエピソードはもちろん気にはなったが、私自身の感情の都合で視聴を控えていた。
なんと言おうか・・・。

楽しみは後に取って置く感情と、
見てつまらん≒思ったのと違うストーリーだったらどうしよう感情と、
率直に、失望したらどうしよう感情、など等が入り混じって観れずにいたのだ。

可笑しなことを事を言っていると笑ってください。

私はいつも、こういった自分自身の訳の分からな感情に振り回される。
そして、都合の寄い時には「自分で決めたことだから」「自分の感情に従ったから悔いはない」と「言い訳」を言うのだ。

順番が逆なんだろうと、自嘲気味に思う。

行動が先でないと、今の世の中は評価されづらいし、ただのネガティブマインドと捉えられてしまう事の方が多い。

諸兄には気をつけてもらいたいところだ。

本来なら、真っ先に視聴してみて、その後、いかなる結果になろうとも、
「自身の決断が招いた結果だから」と責任を感じる(取る)べきなのだ。

相変わらずの優柔不断の結果が、これだけ遅れての視聴になってしまった。


さて、ここまでの余談はどうでもよい事なのだけれども、相変わらずの自身の性格にうんざりしたので記しておく。
今一度、諸兄には「やるべき事、やりたい事をやってからの結果に左右される生き方をお勧めしたいw」。


やっとの事になりますが、作品についてのレビューを。

残念ながら、視聴機会を寝かし過ぎた私にとっては、後日談を知りたいという欲求を満たすことに重きを置く形になってしまいました。
熱量のあるうちに視聴しなかった我が身の愚かさを実感しています。

そして、解っていただけないとは思いますが、
ヴィオレットのギルベルトへの思いに、また、ギルベルトのヴァイオレットへの態度にいら立ちを覚えてしまいました。
これは、私の性格のゆがみなのかw、視聴を後回しにしたことによる冷めた感情なのか、感情のノイズになってしまいました。

「なんで、そうなるんだよ」的な思いです。

そうは言いつつも、私も大人ですので、建付や演出、また複雑な感情の動きも想像はできるのですが、じれったさを感じたと言うヤツです。

思いを伝える「手紙」をテーマにしたような作品なのに、思いがすれ違う。
このジレンマが不快に感じてしまったのでしょうね。
もちろん、その後に生まれるカタルシスもあるのですが・・・。
思いを伝えるという意味では。ストレートに描いて欲しかったという、個人的な思いがあります。

もしかしたら、私はギルベルトに嫉妬しているのかもしれません。
そういう意味では、感情を揺さぶられる作品であったことは紛れもない事実でしょう。
TVシリーズからの流れを踏まえての評価は、やはり「名作」と言えるものでしょう。
ただ、この作品だけで言うと、少し、物足りなさがありました。
それは、作品のまとめを描く際に、どうしても畳み具合を意識してしまうからだと思います。
窮屈というか、終わりをめがけて動くと言うか。
後はそれが上手いかどうかなんですけどね。
そう意味≒タタミ方という意味では「普通の上」と言ったところで収まってしまった印象なのは少し残念でした。

そうはいっても、時代が変わっていくことを描きつつも「思いを伝える」を描いた作品としては稀有なものになるでしょう。
多くの人の心に残る作品であることは言うまでもないとの評価です。


現代は中身はどうあれ、「手紙」という形自体が「特別な意味のある」時代になってしまった。
あなたは、最近「手紙」を出しましたか?

結局、手段はなんでもいいんでしょう「伝える」の意味をどうとらえるかでしょう。

あなたの思いが「伝えたい人」に伝わりますように・・・。

投稿 : 2024/07/16
閲覧 : 381
サンキュー:

22

ネタバレ

rokirokino さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これ以上なく一途すぎる最高のラブストーリー

まず個人的に、1人の人間にめちゃくちゃ依存してるキャラが大好きなので、
ヴァイオレットがめちゃくちゃ自分に刺さった。
愛するただ1人だけが自分の生き甲斐だという思想は凄く共感できて凄く素敵だと思う。
変に俗世に擦れた価値観じゃなくて、結局こういうのが一番素敵な物語だと思う。

その愛する人が死んだというストーリーで、手紙という他の生き甲斐もできて、
それでも最後の最後までずっと少佐に依存し続けて、その依存した相手と奇跡の再開を果たして、最後に結ばれるという、これ以上ないほどに純粋で一途なラブストーリーだった。
こういうのが一番好きだ。
現実的な考え方を少しでも混ぜるならば、人間とは新たな依存先を見つけて、
前の依存先の存在をだんだんと薄めていくものだ。
それを是とする物語もあると思うし、現実的に言えばそれは悪いことではないのだと思う。
だとしても、最後の最後までずっと、何年経っても1人を想い続け、
それが実を結ぶというのはとてつもなく幸せな気持ちになれる。

変に他のキャラも絡んでこない、変に達観した現実感を混ぜ込んでこない、
最後まで愛する人を想い続けて、最高のハッピーエンドを見せてくれた。

最初は手紙を書くという別の生き甲斐を見つけて、死を乗り越えて未来へ進んでいく系の話かと思ったが、予想に反してずっと少佐に依存し続けて、それが報われるというのが、あまりにも望んだ結末すぎた。
これ以上のハッピーエンドはない。

もちろん作画も最高峰で、感動を増幅させる音楽も素晴らしい。
文句のつけようがない。

投稿 : 2024/04/23
閲覧 : 138
サンキュー:

3

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

素敵だけど爪跡の残っている世界

奇麗な世界観と素敵な物語に心洗われる作品だったと思います。
ヴァイオレットの過去とか切ないですが、人間の弱さ過ちなど色々と考えさせられてしまう皆におすすめしたい内容でした。

投稿 : 2024/04/18
閲覧 : 66
サンキュー:

1

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少佐がうらやましすぎてマイナス100点

少佐がうらやましすぎてマイナス100点つけます。ですがまあ、ヴァイオレットがそれで幸せを感じるのであれば、ファンとしては暖かく見守りたいと思います

投稿 : 2024/01/31
閲覧 : 71
サンキュー:

1

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ヴァイオレットの成長物語

公開2日目に観に行きました


ヴァイオレット・エヴァーガーデンの完結編

本編の10話が感動出来て大好きなのですが、劇場版も素晴らしかったです

とても感動出来る内容になっています
BGMの使い方とか本当にずるいです
感動しない理由がありませんでした

完結に向かう劇場版なのでアニメ版観た方は絶対にセットで観るべき作品


京アニさん 素晴らしい作品をありがとうございました

ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観て良かったです

これからも応援してます^^

投稿 : 2023/12/14
閲覧 : 293
サンキュー:

20

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

外伝の続きですね

これも感動的なシーンが
あって良かったと思います。

投稿 : 2023/09/19
閲覧 : 97
サンキュー:

3

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

この映画で

最後まで少佐に父親目線を感じているおん。。。もとい人がいれば、
それはメルヘン
アンバンマン劇場版見てんのか?レベル
もはやぎもちわりい

ちなみに社長、大佐もすっかり男目線だったよ 草

投稿 : 2023/08/11
閲覧 : 121
サンキュー:

0

ネタバレ

dg さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

解釈違い

アニメ一期がとても良く、期待していたのですが最後の最後で解釈違いを起こしてしまった。
{netabare} 前半のユリス関連の伝達手段が手紙から電話へと変化していく描写はとても良かったと思います。が、その後の少佐について色々?が浮かんでしまいこの作品自体に一気に冷めてしまいました。
アニメ一期では、少佐が亡くなっている想定でドールとしての依頼により少しずつ自覚していく感情に深みがあったと思うのです。依頼では大半が話に人の死が関わってきます。大切な人の死に直面した上で手紙を通して乗り越える話もありました。
私はこの作品を通じて、人の生死を伴い様々な"愛"を手紙を通して伝え、乗り越えるところに強いメッセージ性があると解釈しておりました。実際にアニメ一期ではそのような描写が何度もありますし。
ですが、この映画では実際には少佐は生きており、あれほど少佐の死を意識させられ苦しめながらも前に進もうとしてる今までの話の流れはどこに行ったのでしょうか?ここでまずメッセージ性の迷子になりました。この作品を通じてどっちを伝えたかったのだろうか?と。
今まで受けてきた依頼では現実を残酷に描写しておりましたが、あの爆風あの怪我で生存していたことにとても違和感を感じてしまいました。
決して少佐の不幸を望んでいるわけではなく、最後だけ"残酷な現実"から"都合の良いエンド"へと変えるのならば、最初から依頼人の大切な人たちを殺す必要はなく、他の形で様々な愛に触れあうことはできたはずです。
{/netabare}
映画を見終わってから数日間もやもやしておりました。
ですが、しばらく時間をおいて考え直してみればこの終わり方も悪くないのかもしれません。わかりやすく綺麗なハッピーエンドですし。

ただ、何度も繰り返しますがこのアニメの良さだと思っていた部分が最後のご都合展開で解釈違いを起こしたことでとても悲しい感想になりました。アニメ一期だけを見れば心から良かっただけにとても残念です。

投稿 : 2023/06/28
閲覧 : 159
サンキュー:

2

zhang13579 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

おもしろい!

キャラの魅力が十分に伝わる作品でした。

投稿 : 2023/06/09
閲覧 : 88
サンキュー:

0

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヴァイオレットちゃんのご供養祭

テレビシリーズの完結編の映画。
テレビシリーズ観とかないと意味が解らないのでそっちからどうぞ。

テレビシリーズの方の自分レビュー読み返して、何やらめっちゃ語ってますけども、ソレなんすよ。

この物語の欠点は兎にも角にもギルベルト少佐にあります。
彼の事を彼のモノローグでもっとやらないと彼に感情移入が出来ない訳です。
結果、彼に魅力を感じないんですわ。
ただメンドクサイ奴になっちゃってる訳。
そうするとヴァイオレットちゃんがどうしてそこまで執心するのかが整合出来ない訳です。

惜しい。
語りべ役のキャラもなんか動機がよくわかんないし、無理あるんすよね。

この映画は物語を終わらせる為の物で、テレビシリーズの方がずっと面白いです。
まあテレビシリーズでバズったので作れば儲かるのは約束された状況ですから作らずには居られませんよね。
わかります。仕事ですから。

投稿 : 2023/06/04
閲覧 : 268
サンキュー:

9

ネタバレ

潜水艦トロイメライ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

間延びではないと思う

初見向けではないのに回想シーンが多かったり、わざわざいらない登場人物を増やしたりするところがいらないという声を多く聞きます。私は全然気にならなかった。嘘です。ホントはいらないと思ってた。未来編なんかやってなんの意味があったんだろうと思っていました。が、最近少し考えが変わりました。あの場にヴァイオレットがいない。もう過去を辿ることでしか自動手記人形という存在を知ることができない。その儚さというかなんか、わかるやん。そこがいいのかもしれないと思いました。ユリスが四ぬ間際、結局彼とその友人と家族を繋げたのは手紙ではなく電話だった、ここが見終わってもやもやしたところです。手紙の存在意義とは。離れているときにしか伝わらない。今回はそれが四による別れであり、二度と彼は自らの言葉で伝えることができない。それを痛感させられました。そして問題のラストシーン。ヴァイオレット泣くシーン長すぎだろいらんいらんといった意見ばかりで、これも最初はそうだなと思いながら、でももしかしたらギルベルトは先に彼女の声を、愛してるを受け取ってしまって、それで彼女は何も言えなくなって泣くしかなかったのかなとも思いました。道しるべが入るパートもピッタリ。手紙が持つ色々な側面をアニメよりももっと深く考えさせられた劇場版でした。

投稿 : 2023/05/23
閲覧 : 118
サンキュー:

5

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好き、好きなんだけど。

大前提として、作画、音楽、声優等これ以上ないクオリティ。音楽に関しては完全に好みだし。
そして、ストーリーもとてもいい。
少年のくだりはまた泣きながら見てた。
本編にも劣らない緊迫感、どうなるんだろ、お願い助かってと何も出来ないことが歯痒くなるほど入り込めた。

ただ、これも好みなのかな。
基本ハッピーエンドが好きなんだけど、でも少佐生きてたか…と思ってしまう自分がいた。
この作品が好きですごい気持ちを込めて見ていたからこそ映画で突然生きてます。って言われると受け入れられないというか、じゃあ本編でヴァイオレットが苦しんで悩んでる時あなた何してたのって思ってしまう。
そして、最後の最後まで自分のことばかりで最後にいい事言っても全く響かず少佐が話してる時だけものすごい冷めて見てた。その後の過ごし方とかはいいと思うんだけど、少佐が生きていたにしろもう少し登場の仕方があったんじゃないかなと。

それを踏まえてもいい作品ではある。
少佐のくだり以外は全く文句ない。
ただ、蛇足感を少し感じてしまった。

投稿 : 2023/04/06
閲覧 : 124
サンキュー:

6

ネタバレ

Lilac さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

完結編としてはこれ以上ない作品。

京アニの本気の圧倒的な映像美。演出も最高。声優陣の演技も秀逸だった。人物の作画もここまで微細な表情の差を出せるのかと驚かされた。TV版の中でも最も印象に残るエピソードを下地に使い、ヴァイオレットとギルベルト少佐の奇跡的再会を描いている。押し付けがましくなることなく、大袈裟になることもなく、ごくこく自然に「自分の想いを相手に伝える」ことの難しさと素晴らしさを表現している点が素晴らしい。ヴァイオレットたちが“過去の人”になっているという意外な設定もポイントで、ヴァイオレットと所縁ある少女が物語の舞台だった土地を訪れるというスタイルが郷愁を誘う。完結編としてはこれ以上ない作品。

投稿 : 2023/02/09
閲覧 : 139
サンキュー:

13

セイギ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大号泣作品

鼻水垂らして嗚咽が漏れるほど泣いた。
ハンカチがビショビショになりました笑
作画も素晴らしく、ホントに素晴らしい作品です

投稿 : 2023/02/02
閲覧 : 312
サンキュー:

12

ネタバレ

donoro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

よかつた

子どもがいる親だけでなく、子どもにも見てもらいたい

投稿 : 2023/01/25
閲覧 : 91
サンキュー:

0

けむ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

納得・感動のフィナーレでした

1回目は去年の冬にブルーレイを購入して視聴しました。(TVシリーズ13話&外伝は視聴済み)昨年の年末に金曜ロードショーで放送されたのを機に、一度感想を書こうと思い投稿しました。まずはリアルタイムで映画館で鑑賞できなかった事が本当に悔やまれます。まさしく驚愕の映像美でした。もちろんストーリーも大変素晴らしかったです。他のレビューには、ネガティブな感想も一部散見しましたが、私自身は十分納得できる内容でしたし、これしかないだろうという素晴らしいエンディングで感無量でした。(脚本家の吉田玲子さんってやっぱりすごい)
TVアニメから外伝と続き、ヴァイオレットの最後の旅となる本作ですが、TVアニメ1話から想像できない程に成長したヴァイオレットの強さや優しさ、そして健気さをしっかりと感じる取る事ができ、彼女の父親(私50歳のおっさんです)になった様な気持ちで暖かく見守りながら鑑賞していました。(ホッジンスのヴァイオレットに対する気持ちが痛いほど分かりました笑)それくらい映画への没入感が凄かったです。2時間20分という長時間でしたが、正直あっという間でした。あと泣きすぎてバスタオルが必要でした笑。初見の人の為なのかどうか分かりませんが、ヴァイオレットとギルベルトとの回想シーンが少し多かったかなと思いましたが、気になったのはその程度でした。あとこの作品の凄いのは、TVシリーズからもそうですが、背景とかもすごく色彩豊かで、何ていうか見ているだけでも「あーいいなあ、綺麗だなあ!」って心が癒される気持ちになるんですよね・・・そして極めつけは、キャラクターの心理状態を表す表情や細かい動き(良く見ていると分かります)などの作画レベルが凄すぎる!キャラクターがすごく細かい芝居をしているので、見ていて吸い込まれそうになるんですよね!ヴァイオレットの顔の表情など・・・特にこの劇場版はそのレベルがすさまじい事になっています。さらに、この作画に石川由依さんを始めとする声優陣のすばらしい演技、EvanCallさんの音楽、茅原実里さんの「みちしるべ~オーケストラバージョン~」とかが加わる訳ですから、鬼に金棒ですよね笑・・・本当は内容に関してコメントしたいのですが、ネタバレはしたくないのでこの程度の感想にさせていただきますが、最後に一言だけ・・・この劇場版のラストシーンはヴァイオレット・エヴァーガーデンという物語のすべてが詰まっていました。手紙を通して伝える想いというのは、時代を超えてもとても素敵で価値のある事なのだと・・・一度大切な人に手紙を書いてみたくなる・・・そんなラストシーンの演出でした。あとエンドロールも必ず最後までみてくださいね!

是非アニメに興味が無い方も、王道の感動物語が好きな方なら一度鑑賞されてみてはどうでしょうか?今の所ネットフリックスだけの配信になりますが、テレビアニメ、外伝、劇場版とすべて視聴できます。ただし劇場版を鑑賞される場合は、TVアニメ、外伝を視聴してからの鑑賞をお薦めします。感動が10倍くらい違うと思いますよ。

投稿 : 2023/01/25
閲覧 : 100
サンキュー:

5

nabeyoko2 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

涙腺崩壊

明日絶対目が腫れてる。

投稿 : 2022/12/14
閲覧 : 98
サンキュー:

0

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あるひとつのものがたり

視聴にスタミナを要するヴァイオレット・エヴァーガーデン。
故に体調を万全に整えて視聴開始です。

【作品概要】
 テレビ版の続き、最終章です。
 感情が欠落したような兵士ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
 TV版では戦争で、両手と彼女を大事にしてくれた上官を失います。
 字が書けない人が多かった時代、
 タイプライターで手紙を代筆する職業「ドール」に就いた彼女は
 様々な人の想いに触れることで、感情を理解し、
 「愛してる」という言葉を理解していきます。

【作品に対する感想】
 最後は嫁と共にボロボロ涙を流しながら視聴してました。
 真摯な想いの良い作品でした。

 そしてこれもまた時の流れを感じざるを得ない作品です。
 ゆるキャン△映画のレビューを書いた後にこんな作品に
 出会えるなんて、運命を感じずにはいられません。

 これまでの作品群が好きな方には
 ぜひ最後までご視聴ください…と思いました。 


1)物語
 ➀対比
  対比を強く感じました。
 
 {netabare}
  TV版と数十年後。
  無くなってしまった郵便社。
  亡くなってしまった代筆依頼者。
  伝達手段は手紙から電話へ。
  そのころヴァイオレットは存命なんでしょうか?
  誰にでも必ず訪れる「死」。
  そこははっきりと描かれません。

  戦争の傷跡から立ち上がったホッジンズと
  戦争の傷跡から立ち去ったギルベルト。

  折れずに貫いたヴァイオレットと
  折れてしまったギルベルト。
 {/netabare} 
 ➁あるひとつのものがたり
  伝説となったドールのすべての想い。
  それですら世の中からすれば、
  どこにでもある一つの物語に過ぎない…。
  そんな印象を受けました。
  

2)作画
 セリフで語らず、表情で語る。
 ヴァイオレット・エヴァーガーデンが通したスジだと思います。
 
 そして美術や作画の美しさはTV版を凌駕します。

3)声優
 2)と対称になりますが、
 絵で語る分、セリフは少なめの印象です。
 慟哭やすすり泣きで語る…そんな演技が印象的です。

5)キャラ
 ➀ヴァイオレット・エヴァーガーデン
  育ちからTV版の初期の頃「妄信的」という印象だった
  彼女が、自分で選んで行動している印象です。

 ➁ギルベルト・ブーゲンビリア
  彼の罪悪感は想像することしかできなんですけど、
  「折れないでほしかった」…。
  
6)一言
 ヴァイオレットの想いが伝わってよかったね…。
 なんですけど、正直思ったこと。
{netabare}
 最初ヴァイオレットが訪れたとき、ギルベルトは
 「会わない」ということを自分の意志で選択したわけですよ。
 あれだけの想いを伝えたヴァイオレットに
 「会わない」と。
 ヴァイオレットを傷つける、
 ヴァイオレットの想いを否定するということを
 分かった上で「会わない」を選んだはずなんですよ。
 にも拘らず、それを覆したギルベルトには
 「覆すなよ!」
 とは思いました。
 そんな簡単に翻すほど軽い気持ちで
 ヴァイオレットを傷つけてでも「会わない」と言ったの?
 とは思いました。
{/netabare} 
 

投稿 : 2022/12/10
閲覧 : 143
サンキュー:

20

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見て良かった…

当作品がTVの情報番組で紹介された際、"泣ける方は開始5分で泣ける"と言っていた。そんなバカな…

YouTubeの公式chでの冒頭5分公開を見てボロボロ泣いていた。

流石に劇場版。「あいしてる」の叩き売りはなかった。ただ、1つ1つの「あいしてる」は濃厚なものがあった。

最後、意外な展開になるが、そして、クレジットロールの後の画面を見て、自動書記としての「あいしてる」ではなく、人間としての「あいしてる」を見る事が出来て満足です。

投稿 : 2022/12/08
閲覧 : 104
サンキュー:

5

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

愛を知る。

もう多くを語る必要なないでしょう。
思い描いた未来、想定内の結末でさえもなお、ボロ泣きでした。

ヴァイオレットの手紙に込められた真実の愛。
それに気づいた少佐。
さざなみのヴァイオレットの感情が暴風に変わり、そして夕凪へ。
納得の完結です。

TV版10話から続く劇場版の導入にいきなり感動なんて。
ちょっとずるいかもしれません。
アンの孫娘の目にヴァイオレットは如何に映ったのか。
時代を超えても変わらない強い使命、生きることの意味。
ラストの凛としたヴァイオレットの立ち姿に、彼女はそれを垣間見たことでしょう。

生と死の狭間で葛藤する人々。
手紙にしたためられた大切な人の素直な言葉をよりどころに、新しい明日に踏む出せるのかもしれません。

投稿 : 2022/12/05
閲覧 : 183
サンキュー:

22

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ロリコン少佐と戦争をどう評価するかで好き嫌いが別れる

 テレビシリーズも面白かったし、映画館で観た時にも泣けましたが、なんかムズムズするものが残りました。テレビ放映したので再度観たところ、ムズムズの正体がわかりました。
 戦争で傷ついたヴァイオレットの再生と癒やしがテーマなので、戦争描写は避けられないのですが、最後までなぜヴァイオレットが兵士として優秀なのかが不明です。少女兵士が活躍する世界でも無さそうです。
 少女を戦争に連れ回す少佐といえば、シャア少佐が有名ですが、連れ回されているララァはニュータイプだし、シャアもエースパイロットなので、一緒に戦場にいても違和感がないのですが、この世界の少佐は、部下がヴァイオレットしかおらず、鉄砲持って前線に出てきているので参謀本部付とかでも無さそうです。一体、ヴァイオレットを連れて何と戦っているのでしょうか?
 戦争は単に物語の設定でしかないのでしょうが、リアルティが無さ過ぎます。ヴァイオレットが強化人間だとか、魔法少女だとか、妖精兵だとか余分な設定があると、少佐との恋の邪魔になるので排除しているのでしょうが、どう贔屓目に見ても少佐が趣味で少女を戦争に連れて来ているロリコンにしか見えません。少佐も一騎当千の猛者だとかじゃないと、おかしいでしょう。
 キモいロリコン少佐と戦争描写を何とかしておけば、国民的アニメになれたかもしれません。一部思考停止を迫ってくる部分があるのが残念でなりません。

投稿 : 2022/12/05
閲覧 : 167
サンキュー:

3

ネタバレ

たま。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

途中眠かった

京アニ作品。

戦場で戦闘マシーンであったヒロインが、戦争終結後手紙の代筆屋になり、お客の人々の感情の機微に触れる内に自身の感情を獲得していく。
慕っていた、生存不明の上官の最後の言葉『あいしてる』を少しづつ理解していく。

結局本編では、上官は生きてて、恋愛物となります。

が、予測できるあらすじに対し、物語の進み方が間延びしてて遅い。
登場人物の表情や感情面を強調してるのでしょうが・・・。
途中何度か寝落ちしそうになりました。

この物語は、恋愛物が好きな方にお勧めします。

投稿 : 2022/11/30
閲覧 : 126
サンキュー:

1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

愛する人へ送る、最後の手紙。

この作品の原作は未読ですが、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版」以外は全て視聴済です。
これまで何度も視聴する機会がありましたが、今回の地上波初放送をきかっけに視聴することにしました。
一応地上波放送分は録画しましたが、CMを挟みたくなかったのでNETFLIXで視聴することにしました。


──あいしてるってなんですか?

かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。
会いたくても会えない。
永遠に。
手を離してしまった、大切な大切な人。

代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。

幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、
大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。

人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。

ギルベルトの母親の月命日に、
ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。
ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。
ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、
ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。

そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり……。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

2022年版の「大人でも泣けるアニメ」の総合ランキングで堂々第1位の作品。
まぁ、これはネットにアップされていた記事なんですけど、その他に「第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」、「東京アニメアワードフェスティバル2021 アニメ・オブ・ザ・イヤー 劇場映画部門 作品賞」、「第3回京都デジタルアミューズメントアワード大賞」、「第24回文化庁メディア芸術祭「アニメーション部門」優秀賞」と数々の賞を受賞した作品です。

なので、この作品の素晴らしさは言わずもがななのですが、敢えて1点だけ言わせて頂くとするなら、この作品は京都アニメーションさんが手掛けたから、ここまでの大輪の華を咲かせることができたんだと思っています。
繊細・緻密という単語が陳腐に思えるほど鬼懸かっていて、見た人の心を掴んで離さないキャラデザと背景…
そして、どんどん感情が豊かになっていくヴァイオレットちゃんに思いきり見惚れて…
きっと、京都アニメーションさんじゃなかったら、ここまでの作品に昇華されなかったと思います。

そしてこの作品は綺麗なだけじゃありません。アニメーションとしての動きにも気を配っています。
カメラに写り込む背景の人たちの営みが感じられたり、窓ガラスに反射するキャラデザの仕草や表情が手に取るように分かったり…
これ以上無いくらいの愛情を作り手の皆さんが作品に注いでいるのが感じられます。

ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
全世界を震撼させるような悪夢の様な出来事が京都アニメーションさんに襲い掛かりましたので…
個人的には、絶対に一生忘れられない出来事でしたから…

それでも、あの事件の後にこれだけのクオリティの作品を輩出するんです。
京都アニメーションさんの底力を改めて見せて貰った気がします。

そういえば、ドールの皆さんは「良き自動手記人形の証」ブローチを付けていましたよね。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -を映画館で視聴した後に思わず私もゲットしてしまいました^^;
どうしても普段使いしたかったのでバックに付けています。
分かる人には分かるブローチなので、独りでバックみながら時折ニヤニヤしています(*ノωノ)

上映時間140分の作品でした。
物語の構成が物凄く練られていて、これまでの名シーンがちょいちょい挟まれているので、あちこちでしっかり泣かせて頂きました…
やっぱ感動モノの作品は、周りを気にしなくて良いので自宅の一人で視聴が最高です。

至高の時間を過ごせた気分です。
この様な素晴らしい作品を制作していただき、本当にありがとうございました。
これからも微力ながら京アニさんを応援させて頂きたいと思っています。

投稿 : 2022/11/27
閲覧 : 292
サンキュー:

25

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作り手の熱量が伝わってくる作品

テレビシリーズは未視聴で、劇場版の外伝のみ視聴していた状態ながら流石京アニで冒頭のシーンからクライマックスばりの高揚感があり、たちまち引き込まれました。

基本的にはヴァイオレットの物語で、休日にて病院に入院しているユリス少年とのエピソードとギルベルト少佐との再会がメイン。

ユリス少年は第一印象がこまっしゃくれた少年だなぁという印象でしたが、彼の置かれている状況を考えれば納得でむしろ物腰丁寧で真面目なヴァイオレットに対し、心を開いていくさまをみると素直な子なんだなと感じました。
中盤以降はヴァイオレットの上官のギルベルト少佐絡みのエピソードとなりますが、お互いの抱える重いバックボーンも回想シーンとも合わせてよく掘り下げられており、門外者にも優しい作りで感情移入は容易でした。

圧巻だったのは終盤で、ユリスのエピソード、ギルベルト少佐との結末を並行して描きながら、それぞれがケンカせずに調和した構成となっており、溢れる感動が半端なかった
ですね。

作画も素晴らしいの一言で、特にクライマックスの海の質感には言葉を失って感嘆のため息が漏れるほど。

しいていうと、ヴァイオレットの職場の同僚たちがあまり物語に絡んでなかったかな。

これで劇場版、外伝を観たので肝心のテレビシリーズも観たいと思いました。

投稿 : 2022/11/26
閲覧 : 131
サンキュー:

18

ネタバレ

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

京アニのサーバーをサルベージして作られた奇跡的作品

まずはこの作品が公開された事に感謝。

以下、Wikipediaより抜粋
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当初2020年1月10日に世界同時公開予定と発表されたが、京都アニメーション放火殺人事件後の2019年9月に公開日の延期が発表され、京都アニメーション放火殺人事件から3か月後の2019年10月18日に行われた記者会見の際に、八田英明から2020年4月以降の公開を目指して制作中であることが発表された。
2019年11月9日、公開日を2020年4月24日に決定したことが発表されたが、日本国内における新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受け、2020年4月6日に劇場公開の再延期が発表された。
2020年6月25日、同年4月より再放送していたテレビアニメの最終回の本編終了後のCMで本予告動画が解禁され、同年9月18日に公開予定と発表された。
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とどのつまり、あの最悪な事件により私が前々から期待し続けてきた京都アニメーションは致命的な大ダメージを負った。そして、私も暫くは心がかきむしられ気が滅入ってしまいました。本作品のムビチケを2枚持っていたが、公開日が遅れるどころか観られれば奇跡かと思っていた。

そう、本作は火災のあったあの現場のサーバーにあったデーターをサルベージして作られた想いや愛を伝える為の奇跡的作品。伝える方法は手紙・電話・PCデータと様々なれど紡がれていくというテーマが現実と作品とで行き来する。そんなリアルの状況とこのヴァイオレット・エヴァーガーデンのテーマが重なり、視聴中はどの作品にも無かった複雑な感情が入り乱れる奇跡の感動作となった。

映像美に関しては言うまでも無く京都アニメーションのクオリティであり、更にディテールに拘っている事は言うまでも無くハイクオリティである。

書いている時点で自分は3度観に行った。流石に3度目になると余裕も出て来て、演出面の細かな部分も深く観る事が出来た。

本作はTV版は勿論の事、外伝に関しても1度は観てから本作を観て欲しい。
でなければ、本作を十二分に理解し感じる事は難しいだろう。
TV版からの放送を通じて主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンという女性が成長していく話でもある。

感情が複雑で泣いたりもしたが、単純に作品だけの感情だけでは無いので正直なところ上手く評価をする事が出来ない。
あまりの美しく、そして感極まる。

{netabare}
蛇足

"Sincerely"という言葉が劇場版の冒頭で出て来ます。
TV版でのOP曲のタイトルですが、その歌詞はヴァイオレットの心そのものです。
ヴァイオレットがあれから自由になり、自分で選択して自動式人形を選び、様々な言葉を覚えそして成長をしていく。
そして「アイシテル」の意味をヴァイオレットは知る事が出来たのだろうか?

TV版では神回と良く言われていた10話のアンのエピソードがありましたが、その孫のデイジーが世界ふしぎ発見のミステリーハンターのようにヴァイオレットの歩んだ道を追いかけていきます。

「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
そう、各々のキャラクターや場面では花の名前が出てくる。
これらの花言葉はTV版を通して各キャラクターの性格や心情の隠喩であろう事が分かる。
薔薇の色、ヴァイオレットとパンジーなどを気にして観ると各キャラクターの心情が更に分かるだろう。

また、さり気なく出てくる道具や構図も心情の隠喩だろう。

そしてあのTVのEDで流れていた「みちしるべ」が流れる。
改めて歌詞を聴いていると、この場面にとてもしっくり来ます。
ヴァイオレットが歩き続け劇場版の最後まで辿り着いたのはギルベルト有っての事だった

それにしてもあの「月が綺麗ですね。」な場面は偶然なのか隠喩でしょうか。
最後に出てくるヴァイオレットのあの手紙、声に出して読まなかった一文があるようです。
サブタイトルである「愛する人へ送る、最後の手紙。」を回収する為に改めて確認をしに観に行くのも良いかもしれません。

京都アニメーション、あいしてる。
{/netabare}

投稿 : 2022/11/25
閲覧 : 731
サンキュー:

26

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生観変わるまであるぞ

今回のヴァイオレットエヴァーガーデンは
10話を超える出来でしたね
本編であるヴァイオレットとと少佐の絡みも良かったのだけどそれと一緒にあったサブストーリーがめちゃくちゃなけるのと
10話の孫が出できたのもファンが喜ぶ出来になってたのかなあとおもいます!
さすがに京アニだよね、どこをとっても欠点がない作品だなあと思ってしまったよ

投稿 : 2022/10/28
閲覧 : 164
サンキュー:

8

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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのストーリー・あらすじ

――あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界が少しずつ平穏を取り戻し、新しい技術の開発によって生活は変わり、人々が前を向いて進んでいこうとしているとき。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への想いを抱えながら、その人がいない、この世界で生きていこうとしていた。そんなある日、一通の手紙が見つかる……。(アニメ映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年9月18日
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
violet-evergarden.jp

声優・キャラクター

石川由依、浪川大輔

スタッフ

原作:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:石立太一、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子、世界観設定:鈴木貴昭、美術監督:渡邊美希子、3D美術:鵜ノ口穣二、色彩設計:米田侑加、小物設定:髙橋博行、撮影監督:船本孝平、3D監督:山本倫、音響監督:鶴岡陽太、音楽:Evan Call

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