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「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song(アニメ映画)」

総合得点
82.8
感想・評価
249
棚に入れた
1330
ランキング
350
★★★★★ 4.3 (249)
物語
4.1
作画
4.6
声優
4.3
音楽
4.3
キャラ
4.3

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劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring songの感想・評価はどうでしたか?

老倉育 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Heaven's Feel完結

桜ルートであるHeaven's Feelの完結編です。初見は厳しいと思います。多分今までのを復習しておかないと厳しいかもです。

最初からクライマックス状態なので心の準備が必要です。そして情報量が多いです。アニメ勢だと初めて知る事実や、セイバー、凛ルートとは少し異なる系統の展開でいろいろ頭が爆発します。そして毎度の事ながら戦闘シーンのとんでもない迫力、激しさ、美しさに魅せられ圧倒され、瞬きすらできません。劇場から出るといい意味での疲労感すら感じます。そしてFateを今まで観ていて良かった、ありがとうという感謝の気持ちと、結末云々の前にこのような至高のアニメーション作品を映画館で観れた、この作品を知らない人達は人生損してるなと思うほど、ただただ素晴らしい作品でした。

アニメ勢は結末は映画観ただけだと分かりません。私は映画館出てすぐ検索しましたw
少し時間が足りなかったのかなという感じはします。あれが適切な時間だと言われればそうなのかもしれないと思いますが、過去の説明部分と黒セイバー戦ラスト、イリヤラスト、結末部分が少しかけ足になっていたように感じました。あと30分くらいあってもよかったのでは。


かっこよかった…とにかくかっこよかった

投稿 : 2020/09/16
閲覧 : 208
サンキュー:

9

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

魅力は、物語を上回ったアニメーション

金曜日の仕事終わりに映画館へ駆け込んでなんとか鑑賞できました。
しかし、カバンのなかもう入りませんってくらい色々入っていたので、予想していなかったクリアファイルプレゼントでしまう場所にてんやわんや。
しかし、こういうのってなかなか使う場面なくてみんなどうしてるんだろう。嬉しいのだけれど、たまっていくよね……。

さて、三部作の最終章という事でやっと結末を迎えました。
なかなか終わらない劇場作品(エヴァとは言ってない)もあるなか、ちゃんと終わらせてくれてよかった。

劇場版という事もあり、何度も観ることができるわけではないので、あんまりたいしたレビューにはなりませんが、所感をお話したいと思っているので、良ければ読んでもらえると嬉しんぼ。

今回は、ざっくり魅力を語っていくのが良いかなと思う。


アニメーションが凄い。

ここ最近の劇場版ではナンバーワンだと感じた。
『幼女戦記』『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の劇場版はどちらも素晴らしかったが、演出の要となっている、カメラワーク(便宜上ね)やカット割りが素晴らしく、スピーディーかつ崩れない作画には舌を巻きつつう、なり声をあげてしまうのではないかというほど。これだけで観る価値ある。

ところで、このスピード感って演出する上で重要度はかなりなものですな、これはタイムスケジュールもそうだけれど、キャラを動きと背景の動き、またキャラと視点の距離感(距離感を出すのもテクがある)によって感じ方が変化する。
今作に限ったことではないのだけれど、特に凄いと印象に残ったのが今作だった。
ぜひ、プルーレイでも劇場でも、もう一度見る機会があれば、カット割りとカメラワークこれに注目してもう一度観てみると良い。というか自身もう一度ここに注目して観たいと思っている点だ。


音がカッコいい!

音響ってなんぞやって話なんだけれど、今回は新しい音を作るっていう視点で観てみたい。
まぁたいして知識もないので分からんことだらけなのだけれど、最近観たアニメのなかで何だこの音!? ってなったのが、やはり同系統作品の『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア』ここでは音響を担当しているのが岩波美和という人だった。
彼の経歴を見てみると合点がいく、前述の『劇場版幼女戦記』(アニメ版も担当)映像と音で魅せる『BLAM!』の音響を担当している。
まぁこの人が今作を担当したわけでも無いし、制作会社も違うので関係ないのかもしれないけれど、共通して「Fateの音」を感じさせてくれる。

ちなみに、今作の音響は制作会社の代表取締役である近藤光が自ら行っている。……とWikipediaに書いてあった。
この音も演出の上では大事なって。


音楽も良い。

梶浦由記なんかもういうことある? って感じ。まぁもう一回みないとちょっと分からないだろう。それくらい作品に溶けこんでいたのだと思います。

物語

考察するにも、全3章を通してもう一度観る必要があるかなと、なんなら切嗣とか綺礼の話など、『Fate Zero』も関わってくるから語るには記憶の整理が不足すぎるかな。(ネタ的に空の境界も)
ただ、物語を魅せるのであれば、桜のキャラづくりがやや不自然かな。
不自然というか理解を上回る設定であり、想像のものになりすぎてしまっている。あれは人間というよりは、想像上の動物に近い。
同じ土俵で考えることができないので共感も難しい。端的に言えば、存在がぶっ飛びすぎなんだよね。
それでいて、普通に見せようとするから混乱する。ん~この辺りはもう一度観れば変わるのだろうか。やはり通してみてみる機会があればと思わざるを得ない。

レビューとしてはこんな所かと。
また観たいか? と問われれば、もちろん観たい。
しかし、物語と、アニメーションのバランスが若干悪い印象。
初見はとにかくアニメを楽しんで欲しい。そんな作品だった。

投稿 : 2020/09/13
閲覧 : 262
サンキュー:

3

ネタバレ

Milla さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完璧なエンドだった。

原作のHFルートは未プレイで二章から一切ネタバレを見ずに見たが本当に良かった。
戦闘シーン、音楽、作画などどれも最高だった。

投稿 : 2020/09/10
閲覧 : 180
サンキュー:

4

向仁右衛門 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

期待はずれ

シリーズのファンとして期待していたが、予想を下回る出来で残念だった。

投稿 : 2020/09/08
閲覧 : 251
サンキュー:

0

ネタバレ

ドウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

君に幸あれ

第一章から最終第三章まで、どの章も高水準に面白くとても満足のいく作品でした。
劇場版の続編ものの作品で、自分の中でここまで高水準に安定して面白かった作品は珍しいですね。自分のアニメ視聴経験の中でいつ以来でしょうかね。
 ただあらかじめある程度Fateの知識がないとついていけない部分があり、初心者にはハードルが高い作品でもありました。
出来ればTVアニメの『Zero』と『[Unlimited Blade Works]』は観ておきたいです。

Fateシリーズの『stay night』や『Zero』なども含めて大きな見所としては、
「聖杯戦争」という願いを叶える「万能の願望機」と言われるものを巡る戦いの中で、その人の観念や思想が見られるのが面白いですね。
 そして観ていて引き込まれるバトルシーンが凄いです。
『Heaven's Feel』では第一章~第三章まで全ての章で、TVアニメシリーズ以上と言っていい程の激闘が観られます。


第三章の物語の本編ですが、 {netabare}最後の方で凛が桜に「幸せ?」と聞いて桜が「幸せ」と答えるシーンとか、後で思い返して涙ぐましいと思いました。
恐らく精神的な意味でも肉体的な意味でも戦いの後遺症がある中で、ハッピーエンドみたいでしたけどハッピーとは言い切れない感じがありましたね。

本編後の世界の桜には、どれだけ「人間」が残っていたのでしょうか。
また士郎にはどれだけ「人間」が残っていたのでしょうか。
2人はどれだけ長く生きられるのでしょうか。

私はこの作品を観た後に、どこか別の世界線では桜が本当の意味で平凡に幸せに産まれて生きて生涯を全うして欲しいと、そういう世界があって欲しいと思いました。
それはイリヤに対しても、切嗣に対しても、他のどのキャラに対しても思うことかもしれませんが、この作品を観た後には桜に対して特にそう願いましたね。

桜に幸あれ {/netabare}

胸がスカッとするような話しではないですが、この作品に出会えて良かったです。

投稿 : 2020/09/03
閲覧 : 248
サンキュー:

8

ネタバレ

どこぞのメイドラゴン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

先輩に叱られたかった桜

1章2章以上のアクションシーンは興奮を通り越して唖然
アニメ勢だったので若干の駆け足は感じたものの、2時間一切の雑念なく見れる作品も中々無いだろうなと思う

てっきり桜のみのルートと思っていましたが、これはイリヤルートも含んでいたんですね。最後の大聖杯の中での母との再会には本当に心打たれました。
ラストシーンは本当に筆舌に尽くしがたい複雑な気持ちになりました。ただ桜が笑って「幸せ」と言うことができるようになった、これだけで十分なハッピーエンドなのでしょう。そこから流れるAimerさんの「春はゆく」もとても良かったです。
少しも抜かりのない至高の最終章でした。

投稿 : 2020/09/02
閲覧 : 156
サンキュー:

4

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

熾天を押し込める七つの円環

[Ⅱ.lost butterfly]のレビューの続き。

劇伴は「むだに」荘厳な梶浦音楽。とにもかくにも「重み」をゴリ押しするのだ、・・・とでもいうように、シナリオと作画と背景と撮影と音楽と音響が一致団結している。見事に統率の取れたプロダクションで、完成度はきわめて高い。わたしは原作の一番の魅力は「重たさを出そうとして出し切れていない脇の甘さが、不思議な風通しの良さにつながっている怪我の功名感」にあると思っていたので、昨今の「Fate界隈」のバブリーな全面縦深攻勢には、すこしだけ白けてしまう。たとえば『{netabare}Fate/EXTRA Last Encore{/netabare}』は神前音楽で、それはやっぱりおもしろい効果を発揮していた。もちろんあちらとこちらでは、同根であっても異なる世界観と言われればそれまでなのだけれど。

CV的な観点でいうなら、ワカメが退場してから、やっぱりちょっとトーンダウン。神谷さんはやっぱりすごくて、あまりにもすごすぎるので、他のCVと比べて浮きすぎてて、ワカメの嫌味というスパイスの効き具合が圧倒的。その意味で[Ⅲ.spring song]はすでにクライマックス後の物語とさえ言えるのかも。もちろん半分は冗談だけれど。神谷さん以外の声優陣はもう安定安心の出来で、全員がしっかりとキャラクタに奉仕する演技。ワカメだけが、ワカメから神谷さんがだだ漏れになっていて、それが良い方向に機能していたのだけれど。その文脈でいうと、ワカメと切嗣の掛け合いが見たかったな。。。そんな与太話は措くとして、セイバーオルタがとどめを刺される直前、士郎の名を呼ぶ声はちょっと忘れがたい響き。あれは名演技だし名演出だった。

[Ⅲ.spring song]のハイライトはその「ライダー&士郎 vs セイバーオルタ」のバトルシーンであることに異論を差しはさむ余地はないだろう。この劇場版シリーズの日常芝居を絶賛してやまないわたしではあるが、ことこの第三作に限れば、それを押すことができない。[Ⅰ.presage flower]のようなしっとりとした日常シーンがあまりないこともある、・・・というかそれが大きい。[Ⅲ.spring song]が「大感動を呼び起こすフィナーレに相応しい大作」という世評を否定するわけではないけれど、ちょっと[Ⅰ]や[Ⅱ]と比べると、大振り感が否めない。ただ、すべてのバトルシーンのなかで、わたしは[Ⅲ]のライダーの描写がいちばん好きだ。圧倒的な戦力差。一撃くらってしまったら即敗北。その絶対的不利の状況下でほのかに見える勝ち筋をたぐり寄せるために自分にできるすべてをやるという覚悟は、あまりにもうつくしく、凜々しい。

このあたり、原作のテキストもかなり熱の入った描写だったけれど、あのほとばしる熱量がそのまま作画的情報量に還元されている。洞窟内の限定的な空間を、空間としてフル活用するライダーの作戦が、きちんと伝わるレイアウト。そういう意味で[Ⅱ]の広大な野外で戦った「バーサーカ vs セイバーオルタ」の描写は、無限の空間が想定されたがために、逆説的に「空間感」が減少していたにちがいない。ボリュームは限定されて始めて、ボリュームとして機能する。だからこそ、わたしは劇場版『heaven's feel』における最高のバトルシーンに[Ⅲ]のこれを推す。縦横無尽に飛び交いながら、すこしずつダメージが蓄積していくライダーの姿は、感動的で、正直、本作でわたしが一番泣いたのは、この場面だった。ライダーかっこいい。次に好きなバトルシーンはおなじく[Ⅲ]の「綺礼&イリヤ vs アサシン」だったりする。アインツベルンの魔術はなぜだか涙腺にクル。

さて。

総括するとすれば、結局のところ、「開き直って居直ったファンサ」 の是非ということになりそう。月厨であれば、これ以上のご馳走はない。20年追いかけた古参にとって、この劇場版三部作を鑑賞することは福音以上の福音、もはや被昇天にも比せられる経験だろう。『FGO』バブルがあったからこそ実現した物量作戦は、そのことごとくが実効的に機能し、すばらしいフィナーレを迎えたのだった。・・・と、頷けるヒトと小首をかしげるヒトを分断してしまう装置が、コレである。わたしは新海誠はそこまで支持できるわけではないけれど、すくなくとも新海作品が、そのときどきの時代に向き合っていることだけは肯定せざるを得ない。もちろん、アナクロニズムは即「悪」というわけではない。全然ちがう趣だけれど『{netabare}天気の子{/netabare}』、それからテレビアニメでいくなら『{netabare}SSSS.GRIDMAN{/netabare}』などはアナクロ感満載であり、けれどもそのアナクロ感が逆説的に時代を射貫く企みとして機能していた。でも、本作は、ちがう。「良いものは良いのだ」と開き直った居直りのもとに、古色蒼然とした作品を彩度高めの極彩色で上塗りした作品である。

結果、彩色層はたしかに美麗。けれども、構造や構成自体の古さは覆い隠せていない。わたしは『{netabare}Unlimited Blade Works{/netabare}』の士郎には、じつはちょっと、現代性があったと思っている。士郎の空しさ、士郎の虚ろさ、士郎の哀れさには、いまというこの瞬間にも、しっかりと刺さる射程があったと思う。それはむしろ「Fate」が世に出た20年前にはなかった射程である。あの綺礼ばりの否定神学の問いただしの結果「・・・でないもの」としてしか定義できない自己の持ちようというのは、どこまでも弱く情けないけれど、だからこそ、このご時世でもちゃんとわたしたちのなにかに着地する感触があった。けれども『heaven's feel』には「・・・でないもの」という否定神学的手続きが排除され、代わりにその位置に据えられたエンジンはメロドラマである。そしてこのメロドラマは、『{netabare}天気の子{/netabare}』のそれとは完全に出力が異なる。その出力の多寡の差は「閉じられ/開かれ」という条件に帰せられる。クローズドサークルでメロドラマをやったところで、セカイ系のセカイたる広がりは得られないという当たり前の事実、である。

わたしが言いたかったことはだいたいこんなところ。劇場版『{netabare}エヴァンゲリヲン{/netabare}』シリーズと、劇場版『heaven's feel』シリーズは、上記の文脈でとても似通っているのかもしれない。それぞれ快楽と愉悦はたしかに充ちている。けれども快楽と愉悦に広がりが、ない。本作は月厨としてのわたしと、アニヲタとしてのわたしを分割してくれた作品で、その分割の経験はとても刺激的で、しんどかったけど、興味深くもあった。ひさびさにアニメでちゃんとモノを考えられた気がするし、これからも月厨は続けていきたいし、その観点とアニヲタの観点を混ぜることはしないようにしようとも思えた。そういう、ニッチな狭い小さな場所で、わたしはこの作品を賞賛するのである。

衝撃:★★★☆
独創:★★
洗練:★★★★☆
機微:★★★★
余韻:★★★★

投稿 : 2020/09/01
閲覧 : 237
サンキュー:

3

ひのこぉ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

桜END

最後の方は原作読んでないと理解できないはずだけれど、前作で5秒間に900枚の原画ぶち込んでその上からCG使う狂気的なufotable業を使ったように今作も作画が文句無しだった。内容はFate関連の友人らと話し合って楽しんでください……てか文句無しだし最高でした。
※周回中につき"今観てる"にしてあります。

投稿 : 2020/08/29
閲覧 : 175
サンキュー:

3

のとなり さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少し駆け足かな

Fateシリーズは、セイバールート、凛ルート、切嗣ルートをアニメ版で3周は見ています。
桜ルートは、動画サイトでプレイ動画を視聴済みです。
HF映画は、第1章を映画館で2回、第2章を映画館で通常版2回、4DXで1回
レンタルで、それぞれ2回 先日放映されたBSでそれぞれ1回
結局3章公開前にブルーレイ版を購入し再復習してから観てきました!
楽曲についてはAimerのファンなので、CDも持っています。

ですので、FateもAimerも大好きという前提でのコメントになります。

さて、この3章ですが待ちに待ったという言葉では足りないくらい待ち焦がれていました。

感想は、とても満足していますが、若干駆け足気味なのが少し残念かなと
4章構成くらいでも良かったのではないかとも思ったり…
単純に終了してしまったという喪失感が、そのような気分にさせるのかもと思ったり…
勢いあまってTVアニメ版でも制作してもらえないですかね…
とにかく終わってしまいましたね…

心の隙間を埋めるために
通常版をもう一度観に行き、4DXも観に行く予定でいます。
恐らくファンの方は、何度も観に行くのではないかと思いますが、あの圧倒的な迫力、音響は映画館でしか味わえませんからね!
とコメントを書いていたらすぐにでも映画館に足を運びたくなってきました(笑

投稿 : 2020/08/27
閲覧 : 137
サンキュー:

4

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

聖杯なんかより衛宮家のご飯一杯の方が価値がある

原作ゲームは未プレイ。アニメは『~S/N』『~UBW』に『~Zero』などを視聴。
本三部作は第二章までは配信、録画視聴で追い掛け、この第三章のみ劇場鑑賞。

【物語 4.0点】
“最終ルート”のクライマックスとあって、ファン向けの集大成。
聖杯の成り立ちなど、コンテンツの根幹が掘り下げられ、
“トゥルーエンド”に向け、各々、宿命を背負った者同士の
高密度な戦いが繰り広げられる。

私もセイバー、凛ルートはアニメでおさえたから……
位では、分らない部分も出て来たので(苦笑)
例えば{netabare}士郎の肉体と魂の状況{/netabare}などは、鑑賞後ググりましたw

本三部作だけでも概況は分るが、他ルートや外伝も押さえておけばおくほど、
回収される伏線にも反応でき、感動ポイントも多くなる。

何より、納得度が段違いだと思います。
要するに……(※割と核心的なネタバレ)
{netabare}一人を悪者にして世界を救うという聖杯の大義に対して、
罪を背負った、たった一人を救うために聖杯を破壊するというシナリオ。

セイバー&凛ルートにて、正義にしろ、悪にしろ、
人間が掲げる論理に完璧なものなどなく、皆、欠陥や矛盾を抱えつつ、
己が信念に基づいて戦っているという描写で散々思い知らされた後だと、
ならば、好いた女がどんなに罪で穢れていようとも、世界を敵に回して救済しよう
という選択に対して、より許容できる確率が上がると思います。

因みに本ルートも最後は……{netabare} 全員生き残ることはできません。
“トゥルーエンド”にしては苦いラストですが、
私はこれも選択の重みが感じられる幕引きとして好感できました。{/netabare}{/netabare}


【作画 5.0点】
戦闘シーンでは最高峰のアクション作画が連発。
これだけでも劇場に足を運ぶ価値がある。

エフェクトは黒を強調したダークな風味。
その描写にグロだけじゃない、登場人物の業を感じるのは、
三部作を通じて、ふとした日常で垣間見せる、
例えば、桜の言葉にできない、不幸感や劣等感、姉に対する嫉妬などを
繊細に描いた表情描写があったからこそ。

『Fate』と言えば、聖杯周辺で掲げられる大義と、
衛宮家の平凡だが、かけがえのない日常との対比が
テーマの深化に寄与しているが、
この『~[Heaven's Feel]』は衛宮家の生活感を出すカットが特に素晴らしい。

作画の力で、世界の救済より「おかえりなさい」が一層、光り輝く。


【キャラ 4.5点】
士郎&桜以外では、言峰綺礼の深掘りも目立った本作。

近頃は人様の不幸という蜜の味と、あとは激辛料理に溺れるw
アブナイ神父様との風評に流されがちな私でしたが、
彼もまた士郎の酔狂な正義に対峙し得る悪の権化として信念を見せ、
選択する人間の力強さを士郎との{netabare}拳VS拳の肉弾戦{/netabare}で体現してくれます。

聖杯戦争を通じて人の業を一番俯瞰して来たのは綺礼であることを、
思い出させてくれる活躍&解説ぶりでした♪

正義と悪の類型について、ここまで見事に比較論評されたら、
また『~Zero』の切嗣との争点辺りから、復習したくなってしまいますw


あとは、このルートのライダーはどうしちゃたんだ?って位カッコいいです♪


【声優 4.0点】
衛宮士郎役の杉山 紀彰さん、間桐桜役の下屋 則子さんが感情を振り切って、青春を熱演する傍ら。

“攻略ルート”から外れたセイバー役の川澄 綾子さんと遠坂凛役の植田 佳奈さんは、
抑え気味なボイスで冷静な演技。

これがまた渋くて良いです。
セイバーや凛ってこんなにクールビューティーだったんだなと。
他ルートにて、彼女たちをデレさせた士郎は大したモンですw


【音楽 4.5点】
音楽担当の梶浦 由記氏が“梶浦語”も駆使して戦いをアシスト。
本章でも要所で過去の主題歌がBGM化され作品を盛り上げる。
劇場で体感するシリーズ伝統の処刑用BGM“エミヤ”。シビれました。

梶浦氏の作詞・作曲により桜の心情を代弁して来た
Aimerの三部作・主題歌も、本作の「春はゆく」でファイナル。

振り返れば、当初3月公開予定だった本作が、コロナ禍で延期になる中、
主題歌だけは予定通りリリース……。

しんしんと降り積もる時の中、
この春、屈指のスプリングソングとして街中で歌だけが聞こえて来るという、
お預け状態が続いて来ましたが、夏になって、ようやく春が来ました。


【感想】
『Fate~』はアニメだけという私にとっては、
“黒桜の部屋”などネタでしか知らなかった黒桜が堪能できて感無量でしたw

集大成作でありながら、観たら関連作に改めて触れたくなる、
コンテンツ拡大力もヒシヒシと感じた本作。

私は帰宅後、『衛宮さんちの今日のごはん』に手を付けましたw
だって、本作を観たら……{netabare} 皆で「いただきます」する夢……見たくなるじゃん……。{/netabare}

投稿 : 2020/08/24
閲覧 : 982
サンキュー:

29

ネタバレ

パンデラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

stay night シリーズ堂々の完結

HF1章2章とも劇場で観て遂に完結。
アニメはfate/zero、fate stay night /UBWを視聴済み。原作未プレイのにわかですが、スゴイとしか言いようのない出来でした。

・アニメ制作ufotableについて
作画、音楽、演出どれをとっても最高で文句のつけようのないアニメでした。「鬼滅の刃」しかり今一番勢いのあるアニメ制作会社じゃないでしょうか。とにかく戦闘シーンの作画枚数が気になる。

・印象に残ったシーンについて
印象に残ったシーンはあげればキリがないですが、ひとつ挙げるとすると聖杯に願う終盤のシーン。
桜を焦点に当てているがイリヤもまたヒロインのひとりという今作。最後イリヤの「生きたい?」というセリフから士郎の「生きたい」と言うシーンは号泣ものでした。今まで聖杯戦争に関わったマスターや切嗣の思いなど全部ひっくるめて、誰かのための正義のヒーローであった士郎が自分のために願いを使うということ。今までにない士郎のあり方があって素晴らしいシーンでした。

・間桐桜について
桜ファンの方には申し訳ないですが正直あまり好みではなかったです。しかし3章で溜まったものを掃き出してさらけ出したことで人間くさいキャラということで認識が一変しました。好きになりました笑

・戦闘シーンについて
とにかくカッコいいに尽きます。特にライダー&士郎vsセイバーオルタはアニメ史に残る名バトルでしょうね。過去作品からサーヴァントで最弱なのではと思
われたライダーがバーサーカーを倒したセイバーオルタとやり合う胸熱展開。第2章のバーサーカーvsオルタを越える戦闘はないと思ってましたが勝るとも劣らない圧巻の戦闘シーンでした。

色々書きましたが、超クオリティで限られた尺でここまで綺麗に超(長)大作を終わらせた完璧で素晴らしい作品でした。

投稿 : 2020/08/23
閲覧 : 251
サンキュー:

3

ネタバレ

on さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かった!…という感じではない

私はスタジオディーン版のセイバールートのアニメ化を見ているぐらいでそこまでFateに詳しいわけでもなければ思い入れがある訳でもない。勿論1章・2章は見ているが。

3章がようやく公開された。確か3月予定だったがコロナの関係で8月まで伸びてしまった。ファンからすれば待望の最終章だったのだろう。私がファンと違うところがあるとすれば3章見る直前に1章・2章を急いでみた点だろう。

作品のファンは新作までにする事は見返したり、自分の中で作品と向き合いストーリーやキャラクターを愛していく物だ。今回私にそれはなかった。感動までいかなかったのはそういうところなのだろう。内容も考えさせられるテーマだっただけに

桜が幼少期から虫に体をイジられ精神的にも肉体的にも我々の想像など到底及ばない苦しみを味わっているのは間違いない。あれほどの苦しみがあれば力を得た時に、何をしても許されてしまうのではないか?倫理的にいえばダメなのだろうがそう考えが過ぎるのも人間なのだと私は思っている。

これを書いているこの時もこの作品から何を得たのか?言語化が出来ない自分がいる。キャラクターが自分の中で育っていればまた違ったのかもしれないが。

セイバールートで見た士郎は、まさに主人公という感じのキャラクターだったがHeaven's_Feelの士郎は少し印象が違った。オルタに対してお前は邪魔だと言い退ける士郎は彼の今までの正義の味方からは離れている気もしなくない。イリヤの問いに生きたいと答える士郎は士郎らしくなかったと思う。

だが、それがHeaven's_Feelなのだろう。現実はこうなのだということなのだろうか。やはり言語化は難しい。

投稿 : 2020/08/21
閲覧 : 214
サンキュー:

4

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

その日々は夢のように

まずは鑑賞している私の条件から。

・Fate/stay night アニメ作品鑑賞済み。(deen版・UBW・HF)
・Fate/stay night原作ゲーム全ENDプレイ済。
・Fate/stay night hollow ataraxia全ENDプレイ済。
・Fate/Zero全鑑賞済み。
・空の境界全章鑑賞済み。
・月姫プレイ済。
・魔法使いの夜プレイ済。
・FGOはほぼ未プレイ。
・アニメーション製作会社ufotableは「空の境界」からのファン


本作品はどんな人向けか。
いきなりFateも知らない人が観て分かるような作品では無いでしょう。
Fateの原作ゲームをプレイもしくは今までに出て来たFate/stay nightのアニメ作品を一通り観ないと分からないでしょう。
FGOは知らなくて良いでしょうが、Fate/stay nightについての知識がかなり必要です。
Fateへの愛が試される作品かもしれません。


2020/3/28公開予定だった本作品が、新型コロナウイルスによる延期やufotableの某事件により公開がどうなるか分からぬ状態でしたが、2020/08/15に公開されました。
ufotableについては空の境界の頃から応援しているアニメーション製作会社ですが、ここ最近は良くない事も耳に入り、今後について心配なところもありました。しかし、Fate/stay night Heaven's Feel 3部作の最終章である本作が無事に公開されて非常にうれしいです。しかも、2章同等にレベルの高いアニメーションは待っているかいがありました。
期待に胸を膨らませながら仕事は休みを取り、気合を入れて公開初日の舞台挨拶ライブビューイング回を観に行きました。

細かな内容はネタバレになるので省いた少し違う形でレビューします。


◎感想
まずは感無量。ほぼ非の打ち所がない。言い過ぎでしょうかね?
バトルは2章と同じくらいに激しく、内容は2章を超える密度の濃さです。出来ればもう1時間伸ばしても良いくらい。
観終えて、満足なのと同時にFate作品は終わったのかという喪失感が沸々と増していきます。
というのも、私にとってのFateはFate/stay nightが殆どを占めており、本作でアニメーションとしての映像化も一端終わりを迎え喪失感が半端ない。嗚呼、これで終わってしまったのかと寂しさがありますね。
その日々は夢のように……。
あと、Fateというのか、聖杯戦争とは何ぞや?というのも答えも本作のテーマであり、須藤監督の解釈だと思われますが、ゲームでここまで表現されていたかなと思えるくらいに分かりやすく味付けされていました。魅せたいシーンを逆算するような部分もあったので、見返すとまた新しく気がつく事も多いかも知れません。
何度か見返したくなる要素が結構あります。
セイバーもですが、ライダーも同じくらい好きなキャラクターなので、やっとカッコイイ所を見せてくれて痺れました。知っていても激アツですね。
作中では、空の境界や月姫からのゲストもいて、TYPE-MOONの原点的な作品もまたプレイしたくなりました。


◎三章を通して
須藤監督の桜に対する愛からの解釈、ufotableスタッフによる高いアニメーション技術と密度の濃い映像、梶浦由記さんの音楽にAimerさんの桜の各章の心境がそのまま反映されたかのような唄。
特に音楽関係では3部作通して梶浦由記さんとAimerさんの起用は実に良い方向に働いているように感じます。
不幸で日陰者な桜の雰囲気が音楽や唄により何倍にも表現されていて、3部作全体を通して暗めの雰囲気作りに大いに影響していましたのでは無いでしょうか。

◎舞台挨拶(ライブビューイング)より
舞台挨拶(ライブビューイング)では桜役の下屋さんが何度か泣いていました。
桜が今まで押さえていた気持ちを凛にぶつけるシーンはかなり辛かったそうです。あと15年ですかね。なかなか光の当たらなかった桜がやっと光が当たって感極まったのでしょうね。
セイバー役の川澄さんも泣いていました。セイバーオルタという今までとはある意味逆の立場で敵となり四郎達と戦うのが辛かったそうです。
ジョージさんは言峰綺礼のコスプレをしながら黒鍵を構えていて、声を出して笑えなかったので映画館で観ている皆さん辛そうでしたよ。

Aimerさんのライブは、とても気持ちがこもっていて価値がありました。

投稿 : 2020/08/20
閲覧 : 676
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6

ネタバレ

ぺぺりん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後まで全力疾走

最後まで全力疾走 

もう少し掘り下げたほうがわかりやすいなど思う部分はありましたが
尺的に厳しい中うまくまとめていると感じました。

鳥肌もののスピード感、迫力のある戦闘の作画・音楽

短くも気持ちが入っているセリフや動き
本当に細かい(いい意味で)
{netabare}
オルタの最後の「シロウ」
イリヤの「おねえちゃんだから」
ついてこれるか~のアーチャーと士郎のやりとりからのアーチャーのやさしい顔

ずっと冬っぽい?作画から最後 一気に作画が明るくなり桜舞う季節 
バックでAimerさんの「春はゆく」が流れる演出 
3部完結の締めくくりにふさわしいED演出だったと思います。 
{/netabare}

しょうがないとはいえ桜の季節にに上映できなかったのだけが残念で仕方がない

とにかく劇場で観ることをお勧めできる作品です。

投稿 : 2020/08/19
閲覧 : 204
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8

ネタバレ

勅使河原 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

うーん…難しい…

ちょっとよく分かんないことが多くて難しかったです。


①Ⅱではあんなに再生してたバーサーカーが士郎の攻撃ですぐ死ぬのはなぜ

影に取り込まれてしまったバーサーカーvs士郎の戦闘シーンは圧巻でした。
この作画力は確かに脱税でもしないと成し得ないでしょうね笑
しかし気になったのは、士郎の攻撃ですぐにバーサーカーが死ぬ点です。
Ⅱではセイバーオルタとやり合ってズタズタにされながらも何度も再生してたんですが、今回はあっけなく死にました。
影に取り込まれたら再生能力も奪われるのでしょうか。


②士郎の一刺しで桜に取り付いてた聖杯の中身だけが攻撃を受けて消滅したのはなぜ

士郎の一刺しは見事桜の豊満な胸の谷間に命中してました。よくやった。
しかし桜の身体に短剣が刺さるわけですから、当然本体である桜の体も傷つくのかと思いきや聖杯の中身だけが成敗されていました。
その一刺しまでは、物語シリーズの妖刀心渡みたいな武器で攻撃するのかなと思ってたんですが…。


③序盤から桜は危険な状態だったのに、stay/night UBW では一切その片鱗が見られないのはなぜ

原作fateが3つのルートを持つノベルゲーであることを理解した上での疑問です。
3つのルートは同じ初期設定から3つの可能性に分岐したもの、という解釈だったので、どうも納得がいきませんでした。
平行世界として考えるべきなんでしょうが、どうも納得いきません。


④イリヤはどこから入って来たの

まさかのリアルファイトで切嗣を倒しいよいよ聖杯の門を閉じるという時に、初代アインツベルンの格好をしたイリヤがどこからかやってきます。
一体何処から来たんでしょうか。
なんで腹話術で喋ってるんでしょうか。


⑤士郎は結局生きてたのか死んでたのか

エピローグ的な凛のモノローグの中で士郎は死んだっぽいことが離されてますが、直後に士郎が平然と生きています。
どういうことなの。


⑥結局、士郎にとっての正義って何

Ⅲでやっとこの問題に答えが出ると思っていたのですが、出たように思えませんでした。
zeroでは問答の末に切嗣が「誰かを助けるということは誰かを助けないということ」という結論に達しました(確かそうだったはず…違ってたらすみません)。
しかしⅢでは士郎は正義の味方になるというテーマが一切揺さぶられることなく一貫していたので、ずっと抽象的なままで腑に落ちませんでした。



というようなことがずっと引っ掛かっててもやもやしたまま見終わりました。
ですが私は一回しか見てないので、もしかしたら作中にちゃんと説明されていたかもしれません。もしそうだったら申し訳ないです。
自分でも細かいところを気にし過ぎだとは思っています。


あととても違和感があったのが、士郎がアーチャーの腕を使おうとするシーンのBGMです。
アーチャーが「俺についてこれるかな」みたいなことを言ってる時のBGMがノリノリ過ぎて笑ってしまいました。
短距離走のアニメ見てるみたいでした。
BGMが悪いというよりは使いどころが悪いような気がしました。
それ以外の劇伴はとても良かった。
まぁ私は生粋の梶浦信者なのでどんな曲作っても神曲と言うんですけどね。

fateは面白いんですが、好みではないのでこの点数です。
ゴリゴリの主観で評価してるので異論は一切受け付けません。
参考にもしないでください。

<追記>
レビュー後にHFの解説を見たら、やはり説明不足な点が多かったです。
特に原作をプレイしていないと分かりづらい要素があり、それは一つのアニメ作品として完結してないのでやはりストーリーの評価は☆3.5とさせてください。

投稿 : 2020/08/19
閲覧 : 212
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2

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

長い歴史を持つ物語の完結…。

ある程度空いてる所を狙って鑑賞してきました。

2章を見当違いにボロクソに批判しましたが、
その後、原作スマホ版をプレイ。

人生初に近いノベルゲープレイでしたが、
熱中し、全ルートクリア。

恥ずかしい過去のレビューはこのまま残します。
その時点で感じた正直な気持ちも、面白いと思いますし。

さてこのHF。2章迄は、原作プレイが前提になっている
見せ方でしたが、

3章は、アクションの魅せ場はサーヴァントが担当。
ライダーの本領発揮シーンは鳥肌物。(正直涙出てしまいました)
遠坂凛のドライさの中で見せる情。
原作でグダった所は全てテンポ良く。
言峰の人間性。そして士郎との決着。
等々、原作の面白い部分を結晶化したかの様な出来です。

2章までは桜を中心に描き、その桜に対する
様々な想いを持つキャラクター達が桜を一点に
収束していく。正に群像劇の集大成。
多分アニメ鑑賞のみの方も堪能できる筈。

実は「Fate」シリーズを現行で観る事自体、
今作が初めてで、他は全て配信で追いかけている身ですが、
これで「Fate/Stay Night」の全てが映像化。

最後(だと思う)を飾るに相応しい熱量を持った
映像化だったと思います。

制作会社の関係者が何やろうと関係ない。
クリエイター何だから作品で語ろうぜ。
みたいな熱量すら感じました。

お勧めです。

投稿 : 2020/08/19
閲覧 : 269
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10

るー♪ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

シナリオが深い

バトル物とは思えないほどドラマ性が凄いです。
これは今世紀最高傑作でしょう。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 169
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4

ネタバレ

kenkenpa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

作画は素晴らしい、作画だけは

この作品は桜の見方によって賛否両論はっきり分かれるので
俺は否の見方しちゃったから戦闘シーンやら表情とか細かいシーンにも力入れられててアニメの完成度は最高峰と言っても過言ではないと思うが
シナリオとして受け付けられなかった

桜を救いたいか否かが全てで
救いたくないと思ってしまった俺は衛宮すらも恋に溺れた盲目野郎みたいな見方してしまって全然楽しめなかった

やっぱりヒロインは闇落ちも罪もやりすぎちゃだめだね
お前何人殺してるんだよ、心神喪失は無罪放免ってか?ふざけんな!遺族はそんなの納得しねえよって思ってしまったよ

まあ鉄心ルートで走ってくれたら評価は爆上がりだったんだがね

単純に俺がひねくれてるだけだなw

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 241
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2

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

幸せになるまでの物語

今回は最終章との事で最初から初っ端な全力でしたね。
力を得たさくらは正直強かったですね。
最初の庭での戦いに誰も勝てないのを見てこの圧倒的な戦力をどう対峙するの?と思いながら見ていました。

イリア救出シーンでの逃亡戦ではかなりスピード感がありましたね。
イリヤのワイヤーのシーンはカッコよかったです。
私の衝撃だった初のシーンはバーサーカvs士郎でしょうか。
アーチャーの腕の力を使う。
それは宝具を具現化する代わりに諸刃の剣でもありました。
ただ、士郎が走ってアーチャーを追い越したシーンではアーチャーを士郎が超えたと言う解釈でいいのかな?
表現が凄く綺麗でした。
バーサーカ撃破後にバーサーカが喋ったのにビックリしました。

私、Fateシリーズってまともに見たのは士郎主役の話しとZEROくらいなのでw

さくらのシーンではゾウゲンの真の姿がw
お爺様小さいw
他のアニメのセリフをパクとするなら、かぐやの「お可愛いこと」でしょうかw
さくらちゃん一撃でお爺様に復讐完了

次はライダー&士郎vsセイバー
この戦闘は迫力が今作1番の力の入れようではないでしょうか?
ライダーの目隠しを外した能力は反則級に強く前作にでバーサーカすら防戦一方だったあのセイバーを一時的とは言え押さえ込みました。
石化を気合で解除するセイバーもセイバーですけどねw
今回は士郎にも耐える事がありました。
それはライダーがどんな窮地に置かれようとも動かないです。

士郎にとって誰かが傷つくのは見たくない。
だから、いつもは無駄でもなんでも飛び出して守ろうとするそれをしないのは士郎にとってもかなり重い枷でしかない…でも、それが勝つ為の1手であり、さくらを救う一手。
士郎が救いたいのは、ライダーでもセイバーでもなく、さくら…

作戦は成功しセイバーのエクスカリバーの一撃を士郎が防御して攻撃力を削ぎ落とした所をライダーの宝具がセイバーに一撃を加える2人だから得られた勝利。

トドメの士郎の一撃を加えるシーンの前に私にはセイバーが元に戻ったような表情をしました。
戻ったのか情に訴えたかは解りませんが士郎の決意の哀れの一撃でした。


次は、さくらvs凛

2人は姉妹です。
何も無ければ幸せに過ごせた姉妹。
でも、魔術の血がそれを許さなかった。
宝石剣、秘宝中の秘宝だそうで圧倒的な力を見せます。
それは凛の才能と秘宝だからこその力。
後、凛が宝石剣を振るうと出る光が綺麗でしたね。
でもアレ剣?飛び道具にも見える気もw
さくらをその剣の力で追い込む

自分が手に入れた力以上の力を持つ凛に思いっきりの言葉をぶつける。
自分の辛かった過去…人間扱いされずに誰も助けて貰えない…心の片隅の僅かな希望の実の姉の凛すら助けには来なかった…助けには来なかったけど…自分の目の前の姉は自分を殺す為には来ているのだから…

正直、さくらの過去は悲惨な物です。
あの家で行われて来た事は許される事ではない…憎悪や憎しみ苦しみが今の結果なのだから…

でも、凛はそれらの言葉を一言で一掃します。
「だから何?」
この一言を皆さんどう感じましたか?
冷たいですか?酷いですか?

私には一理あると思いました。
誰かの苦しみを理解するのは難しいからです。
例えば、当事者が辛い想いをしていたとして、周りの人が100パー気持ちを理解するのは無理だからです。

周りの人が考えるよりも当事者は絶対にそれを以上に辛い想いをしているからです。
話を聞いて感じる辛さと実体験をして感じる辛さは同義にはならないと思うからです。
だから、簡単に下手な言葉を掛けられないと凛は感じたのかもしれませんね。

凛はさくらに最後の攻撃をします。
決着を付ける一撃…さくらを殺す一撃…全てを終わらせる一撃……
地面に血が滴り落ちます。
凛の血です…彼女は負けたのでありません。

殺す覚悟をした凛はさくらを見て殺せなくなった…姉妹だから…妹だから…お姉ちゃんだから…いつだって先を歩いてしまうお姉ちゃん。
過去の回想で、さくらはポーカーで強い役を作ります。
誇らしげにカードを並べるさくら、凛の手札は彼女を上回る役で出すか悩んだ凛の姿。

凛だって頑張っていた過去を知る。
自分が頑張れば、さくらには負担はないと頑張っていた結果それは、さくらを救えない結果にだった…でも、今は違う…さくらを救える男がいる…そう決意した男がいる。

過去のさくらはどうしても誰にも救えない…
でも、今目の前にいる女の子は…泣いて苦しんでるさくらは救えるそんな希望があるから凛は一撃は入れられなかったのかもしれません。

凛を倒したさくらは正気に戻ります。
そこに覚悟を決めた士郎が現れます。
士郎とさくらの会話には見せられるものがありました。

兄とお爺さんを殺してしまった彼女…それは許せない事でだから自分は助からなくていいと。
ただ、士郎はそれでも救い出す「当たり前だ奪ったからには責任を取れ」これは、さくらにのみ許される言葉ですね。

本来なら人の命を奪うのは許されない。
これがさくらの考えでもありますね。

確かにそうなんだけど…さくらに関しては明らかに両方とも正当防衛だと思うんですよね。
だから、士郎は責任を持って生きるようにさくらに言うんだと思います。

そして、1作目でいいました。
「私が悪い事をしたら叱ってくれますか」
士郎はさくらにお灸を据える。
マユとの縁を切る事が出来るルールブレイカーを…さくらを解放した士郎は歩きだす。

アーチャーの腕で残り僅かしかない命を振り絞りその先に居たのは言峰でした。
正直、後ろであれだけの事があって背中を向けて座ってたって考えたら笑ってしまいそうになりましたww

ここからは士郎vs言峰の殴り合いなんですが、先程まであれだけの戦闘を見せられた後なんでショボく感じてしまいました。
大切な戦いなんですが迫力に欠けますね。

ラストはマユとの戦い…士郎はアーチャーの腕でトドメを指すつもりですが感じてしまう。
次に力を使うと限界がくると…その先に待つのは死です。

士郎はそれを恐れてしまう。
死は誰にでも訪れる平等な物です。
でも、自分の一寸先の死を悟って何人が恐怖を感じられずにいられるだろうか…
士郎を怖さが襲う。

そこを救い出したのイリヤでした。
彼女は自分を引き換えにマユを消滅させようとする…士郎に本心を聞きながら「生きたい?」と…士郎は必至に「生きていたい」と告げる。
自分の気持ちに正直に…でも、それはイリヤを失うと言うこと、それでもイリヤは最後まで笑顔でやるべき事をする。
妹としてではなく…姉として。
私はイリヤは犠牲なったのではなく母のそ元に帰ったのだと思います。
最後にお母さんが迎えに来ていたし。
そうであってほしい。

一方、士郎は消滅してしまいます。
ラストに凛とさくらが各地を歩き回り凛が何かを見つけ、さくらが抱える鳥籠が光りだす。
ここは私には理解出来なかったけど、魂?か皆んなの士郎の記憶を集め器を見つけて転生させたって感じかな?
色々調べたら色々な仮説が立てられてましたが、真相はいかに。


そして戻る日常。


ラストに凛がさくらに幸せかを問うシーンがあります。
私がこの映画で感じたのは…

さくらの過去は辛い物で苦しい事や逃げ出したい事の毎日でした。
その時は周りは敵だらけだったかもしれない苦しくても生きて行けば、いつか士郎達の様に手を差し伸べてくれる人が現れる。

今この時だって現状が辛い人が沢山いると思います。
その苦しみは長い様に見えるし光が見えないかもしれない…それでもいつかは必ず味方になってくれる人が現れる…

さくらの様にいつかは幸せだと答えられる日々はきっとくる。
そう思える映画でした。
私がこのレビューのタイトルに込めた想いはそこにあります。

物語の最後のシーン。
さくらと士郎が満開の桜の方に歩くシーンから二人の歩幅が同じ歩みをするシーンが印象的でした。

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 398
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12

ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ史に残る最高傑作!もはやアニメ映画の枠に収まらない完成度の高さ!!

泣いた!!
HFシリーズの最終章に相応しい出来だった!!

HFは一章、二章と胸くそ展開があり、人によっては大きな拒絶反応があったと思うが、今回はそういう展開はなかった。
えっちな描写もなかったので、安心して見ることができた。
物語構成として、バトルシーンの割合が多く、ぜひ映画館で観て欲しいと感じた。

作画も文句なし!!
今まで見たアニメのバトルシーンの中で1番じゃないかと思うぐらいに素晴らしかった。
ufotableさんが制作すれば間違いない!と改めて感じた。

HFのヒロインは桜ではあるけど、イリヤが可愛すぎた!
イリヤのことを思うと胸が締め付けられる……

総評として、大満足!!!!
続編のため、ネタバレなしだと物語に関してあまり話せないので、
今作の素晴らしさを伝えられないのが惜しい。
お金を払って映画館で観る価値は大いにあり!!
2章まで見た人はぜひ映画館に足を運んで欲しい。
まだ、Fateの作品に触れてない人も、この機会に1章、2章を見て、劇場で公開している内に観に行って欲しい!
文句なしにオススメできる作品だった!!

↓↓↓↓↓ネタバレありの感想↓↓↓↓↓
{netabare}
今作はバトルシーンももちろん魅力だが、それ以上にキャラクターの生き様に惹かれた。
それぞれが壮絶な過去を背負いながらも、自分のため、誰かのために生きようと足掻いていた。
その思いのぶつかり合いに心を揺さぶられた。

原作未プレイの私からすると初耳の情報も多々あった。
ルートによって、1つの作品がここまで派生するのか。
よくこんな凄いシナリオを作れたな~

ルートの中でも最も生々しく、そして重い内容ではあったが終わり方は一番好きかも。
セイバーやアーチャーの想いを汲み取って上げることはできないけど、今を生きている士郎や桜、凛にとっては最善だったんじゃないかな。
異論は認める!賛否が分かれそうだし。

あと、イリヤがめちゃくちゃよかった!!
悲しい結末を迎えるルートが多いってイメージしかなかったけど、今回のは違った。
結末自体は悲しいけど、あんなにも大きな存在だったとは。認識を改めさせられる。
「聖母」という一言に尽きた。
あんなにちっちゃいのに宿命を背負い、士郎を助けた。
なんでイリヤルートがないんだ!!!!!
彼女が笑っていられる展開をどうか作ってください!!!!
{/netabare}

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 298
サンキュー:

14

ゆきちび さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これはもう深夜アニメではない。

色々なことは置いといて、とにかく作画が凄い。
前回のバーサーカー戦同様、戦闘シーンが本当に素晴らしい。もしかしたらそれ以上かもしれない。映画という環境を最大限に引き出している迫力。演出もまた、どの瞬間も非常に満足のいく物だった。

ストーリーはネタバレしないように言うと、
最高!!
の一言!
強いて言うなら、説明が原作をやっていないと少し足りないところくらい。


Fatestaynightはこれで完結。最終章らしい終わりだった。

でも、エロゲでしょ?という人がいたら、是非とも見てもらいたい。きっとその考えは塗り替えられるはずだから。

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 174
サンキュー:

3

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ここに完結!

まず一言、本当に素晴らしかった。
長い物語であるヘヴンズフィールの話をここまで綺麗にまとめたのは素晴らしの一言。


これは衛宮士郎という男が、皆の正義の味方ではなく、間桐桜という一人の女の子のためのヒーローになるお話。

導入はシンジの死。そこに士郎と臓硯が会合。シンジの死は臓硯の保険だった。桜が覚醒するための。


桜は先輩である士郎にみてほしい。その目的のためならなんだって行う。士郎を殺してでも。
自分の中の感情同士で葛藤する桜はなんとも人間らしかった。


イリヤが拐われてからの奪還シーン。

言峰と士郎の共闘。

言峰はアサシンと臓硯との戦闘。彼らの過去はなんとも言えなかったです。


士郎とバーサーカー。士郎がアーチャーの腕を使う。ついてこれるかじゃねぇ、てめぇの方こそついてきやがれ!
ここの言葉とシーンは鳥肌立ちました。ついにこの言葉がきけたと!士郎の覚悟がきけた!


桜の臓硯からの解放。臓硯もかつては素晴らしい魔術師であったのに、どうしてでしょうね…


セイバーとの対決。ライダーと士郎の共闘。もとい我慢比べ。今までの、別ルートの士郎なら味方の危機に立ち尽くすなどできないはずだった。しかし、桜を救うため、そのためならば彼は非情にもなる、それがヘヴンズフィールの士郎。
邪魔なセイバーを消す。最後の瞬間、士郎の名前を呼ぶセイバー。簡略化されてしまいましたが、ゲームでの選択シーンだと士郎にはかなりの葛藤があります。助けるか、剣を振り下ろすか。当然、助けようとすると失敗。凛がやられてbadエンドです。
今まで助けてもらったセイバーに止めをさす士郎、覚悟の表れです。
士郎とライダーの宝具…かっこよかった。

凄まじい作画でした。鳥肌ものの戦闘シーンです。


凛と桜。ここでは姉妹の境遇の違いが比較されています。桜はもののように扱われ、飼われていた。痛くて痛くてつらかった。そんな自分よりお姉さんが何より羨ましかった。
そんな凛が力を手に入れた自分を更に卑下する。妬ましくてたまらなかっただろう。でも凛も彼女自信葛藤していた。桜を救えない。自分が辛ければ彼女にも良い…そんなことを思いながら対決する。

そして結局、桜のことが大好きな凛は、士郎のことを言えないくらい甘かった。
後は士郎に託す。


桜と士郎の互いの気持ちのぶつけ合い、それでこそわかりあえるのかもしれません。
桜を救うルールブレイカーの模造。士郎流石だ

最後の戦闘。士郎と言峰。覚悟のぶつかり合いでした。


イリヤのお姉ちゃんだから。
バーサーカーのシーンでは士郎がお兄ちゃんをしていて、ここでは恩を返すようにお姉ちゃんになる。
涙がでました。ボロボロになり、イリヤの名前さえ思い出せなくなった士郎に、イリヤの言葉が記憶を呼び覚ましました。

士郎を救えて、アイリさんにも会えたのかな…

願わくばイリヤルート!



最後の日常もこれで終わりなんだ…そう思わせてくれる、切なくも嬉しい感じでした。

唯一、桜がちゃんと救われるルート。素晴らしかった。


簡略化されている部分もありましたが、最高でした。ありがとう。

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 199
サンキュー:

7

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

乗り越えられるのか?な運命と結末

 上映延期から約4カ月以上、遂に上映最終章だったです。メインは、間桐桜との対峙になるわけだけれども、それだけでもない今作だったです。

 狂気にゆがんだ桜が、元に戻るのか?だったです。桜の揺れ動く心理、運命が、さらに描かれていたです。衛宮士郎の決意、行動もさながら、カギとなったのは、遠坂凛だったです。これは、見てのお楽しみになるです。印象に残ったです。
 活躍というと、ライダーの役割も重要さを増していたです。士郎とセイバーの決着に大きく絡んでいたです。

 イリヤも重要な局面で、存在感を増していたです。あの決着後に、どうやってやってきたのか?謎だったけど、なくてはならないキャラだったです。
 あの場面にどうやって先回りできたのか?は、言峰綺礼もだったです。今回は今までより出番、活躍が多かったです。

{netabare} 間桐臓硯も正体というのか、今までどこにいたのか、どうなるのかも明らかになったです。{/netabare}

 出てくるキャラに、存在感、重要性があって戦いの結末にどうつながっていくのか?目が離せなかったです。今回も、バトルシーンにおける演出が、凄い良かったです。
 戦いが終わった後の日常の光景も、綺麗だったです。個人的には第2章のバトルシーンが、好きだったですがです。

{netabare} 戦いで誰かさんが消えたといわれているけど、最後の最後には、姿を現していたのでどのように復活させたのか?わからなかったです。{/netabare}
 何がともあれ、完結です。EDの主題歌も良かったです。

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 239
サンキュー:

9

ネタバレ

デルタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

序破急を体現した傑作

3部作全体を通しての評価となります.

本作はFate Stay Nightのヘブンズフィールルートを映像化した作品です.自分は原作ゲームも持っていますが,あえてUBWルートまででプレイを止めて,ストーリーを知らない状態で本作を見に行きました.

アニメ作品の劇場作品としてはこれ以上ないくらい完成度の高い作品だったと思います.時にバトルシーンでは第1部のアサシンvsランサー,第2部のセイバーオルタvsバーサーカー,第3部のライダーvsセイバーオルタのバトルシーンが劇場で見た時に目を見張るような迫力で口が開きっぱなしでした .ufotableさんが作るType Moon作品はどれも絵が綺麗でしたが,本作の作画のクオリティはFate/zero,空の境界をさらに越えるものだったと思います.

本作の中で自分がすごく印象的なキャラクターとしてイリヤがいます.イリヤはFateルートでもUBWルートでもあくまでバーサーカーのマスターとして登場しますが,本作は士郎との「姉弟」としての関係性や「アインツベルンの聖杯」としての側面が濃く描かれています.{netabare} 最後のイリヤとの別れのシーンは涙が止まらなかったです.3ルートの中で中々生き残れない彼女ですがアイリに最後抱き上げられるシーンを見て少し安心しました. {/netabare}

本作は3部作を通して1章で謎の影の存在をほのめかし,2章でその影の正体が{netabare} 桜であること{/netabare}明かされます.そしてそれらをまとめて3章で結末へと導く「序破急」の構成になっており,話の展開としてもゲーム未プレイの自分としてはどんどんと引き込まれる構成でした.

Fateの事前知識があった方が楽しめる作品なので,Fate/stay night[UBW]やFate/zeroを見て面白いなと思った方は是非見てみてください.

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 255
サンキュー:

4

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正義の味方〜終章〜[正義はみんなのために]

原作未プレイ 122分

Fate/stay night Heaven's Feel(桜ルート)の最終章(3章)です。1・2章を先に観ることをオススメします。

3/28に公開予定だった作品、新型コロナの影響で延期していましたが、待ちに待った8/15公開初日に観ることできました。

制作は鬼滅の刃で一躍有名なったufotable、1・2章に引き続き独特の映像美を見せてくれます。

今回も目で追うのも大変なバトルがありましたね。

英霊ではライダーが大活躍でした。ライダーといえばFate/Zeroのイスカンダルが大好きですが、今作品を観てこちらのライダーも好きになりました。

綺麗に纏まって終わっています。贅沢をいえばもう少し余韻がほしかったですね。

ただ、もやもやすることがあったので、観終わったあとWikiさん力を借りましたw {netabare}(エピローグでなんとくヒントはありましたが、凛と桜2人で過ごしていたところに、突然、士郎が桜の隣に急に出てきたのか分かりませんでした){/netabare}

これでFate/stay night(セイバー) 、新旧Fate/stay night UBW(遠坂凛) 、Heaven's Feel(間桐桜)とFate/Zeroを入れてFate/stay night関連の作品は全て観終わりました。

後で、買ったパンフレットを読み終わった後、徐々に感慨深くなりましたね。

音楽は1・2章に引き続き梶浦由紀さん、主題歌の作詞作曲も担当しています。歌は1・2章に引き続きAimerさんが歌っています。

最後に、英霊たちは結構あっさりと退場しているのに、おじさんたちはしぶとかったですねw{netabare}(言峰綺礼、間桐臓硯){/netabare}

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 272
サンキュー:

17

ネタバレ

セイギ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生最高傑作、120点

PC版で内容を知った上での視聴でしたが、監督が本当に上手くまとめて下さりました。
特に、テメェの方こそ着いて来やがれ!!で鳥肌が立ち、イリヤ…イリヤ…!!で号泣しました。
本作では作画、音響、魅せ方全てにおいて圧倒させられました。声優の方々の熱演、息遣い、床を踏む時の音のリアル感(体重によって音の厚みが違うなどのこだわり)も流石だなぁと。
以下、感想殴り書きです。
バトルシーンも言峰vs真アサシン・臓硯では、教会を舞台に言峰が戦いながら回想シーンが流れましたが、八極拳使いではなく聖職者だったなぁと思わせられる闘いで新鮮でした笑
セイバーオルタvsライダー・士郎は、スピードと火力のぶつかり合いで画面が動きまくり作画班には脱帽です。言葉は少ないながらも目線や息遣いで対話しているような印象を受けました。最後の士郎がトドメを刺すシーンで、「シロウ」とセイバーが素に戻るところは夢から醒めたように感じ、それを士郎が躊躇なく刺したところには覚悟を感じました。あそこのシーンをあえて流れるように作ったのは、士郎が覚悟してきたのを体現しているのかなと感じました。
言峰vs士郎は、本当にボロボロの2人が泥臭く殴り合うという人間らしい血みどろ戦闘で信念の強い者が勝つなという感じでした。
今作では、姉妹愛もテーマとして描かれている。
桜が触媒なしで召喚したライダー(メデューサ)は、史実ではステンノ、エウリュアレと2人の姉と共に過ごす妹であったが最後は怪物ゴルゴーンとなり2人を殺してしまいました。桜も姉がいて、聖杯の影(中身)を取り込み怪物に成り果てようとしています。そんな似た境遇からライダーは、桜を自分と同じ結末にはしたくないという想いを感じました。悔しさで掴んだ腕から血が出るほどだったと。凛は、姉だけど姉らしいことは出来ていないと思い魔術師の姉という冷酷な部分が見られました。自分の中で姉という像が分からないからイリヤに姉ってどういうもの?という質問に無視ではなく答えられなかったのかなぁと。実際、戦闘でも桜の11年貯めてきたものを全て冷たく魔術師らしく返答していました。しかし、私の中ではアレは桜の境遇こそ可哀想だとは思うがこうなって良いことにはならないということを伝えたかったのかな?という印象でした。事実、桜に最後トドメをさそうとした時に、凛は「あ、ダメだ」と最後の最後で桜を殺せないことに気付きました。こんなシーンから魔術師になりきれない凛の優しさと、優しく抱きしめるところで姉になれたなという印象でした。(うっか凛とか言ってはいけない)
イリヤについては本作でかなり好きになりました。可愛い。妹という印象が強いイリヤでしたが、後半は姉らしく士郎を精神的に支えていました。士郎に対して、士郎は何も悪いことしてないのに!!という言葉がありましたが個人的に凄く刺さりました。この世の理不尽さ、悪いことはしてないけども辛いことは起こる、そう感じました。(人生辛いなって)
とにかくこの映画は情報量が多く、一度で覚えきれないのでもう1度見てきます笑

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 240
サンキュー:

4

ネタバレ

ルカワ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

最高のアニメ映画でした!!
完結に相応しい内容、クオリティでした!!

投稿 : 2020/08/15
閲覧 : 176
サンキュー:

2

りかあああああまん。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/11/25
閲覧 : 9

かなまり さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/23
閲覧 : 7

HJRPV00916 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/16
閲覧 : 8
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劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring songのストーリー・あらすじ

「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」少年は、真実からもう目を逸らさない。少女を救うために。自分の選んだ正義を貫くために。魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。その戦いは歪んでいた。ひとりの少女――間桐 桜は犯した罪と共に、昏い闇に溺れてしまった。桜を守ると誓った少年・衛宮士郎は遠坂 凛と共闘し、「聖杯戦争」を終わらせるため、過酷な戦いに身を投じる。イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは闘争の真実を知る者として、その運命と向き合い、間桐臓硯は桜を利用して己が悲願を叶えようとする。「だから──歯をくいしばれ、桜」激しい風に抗い、運命に挑む少年の願いは、少女に届くのか。終局を迎える「聖杯戦争」──。最後の戦いが、遂に幕を上げる。(アニメ映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2020年8月15日
制作会社
ufotable
公式サイト
www.fate-sn.com
主題歌
Aimer『春はゆく』

声優・キャラクター

杉山紀彰、下屋則子、川澄綾子、植田佳奈、門脇舞以、伊藤美紀、中田譲治、津嘉山正種、浅川悠、稲田徹

スタッフ

原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、キャラクター原案:武内崇
監督:須藤友徳、キャラクターデザイン :須藤友徳/碇谷敦/田畑壽之、脚本:桧山彬、美術監督:衛藤功二、撮影監督:寺尾優一、3D監督:西脇一樹、色彩設計:松岡美佳、編集:神野学、音楽:梶浦由記、制作プロデューサー:近藤光

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