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「地獄少女 三鼎[みつがなえ](TVアニメ動画)」

総合得点
65.1
感想・評価
322
棚に入れた
1913
ランキング
3490
★★★★☆ 3.7 (322)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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☆の総合評価
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地獄少女 三鼎[みつがなえ]の感想・評価はどうでしたか?

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

メインストーリー・音楽・キャラ良好 鬱エピソードがアホ臭い

音楽がsnowさんではなくて
北出だけど
曲が良かった

キャラも主人公自体が可愛かったので良

しかし鬱展開エピソードがアホ過ぎた
しょうもない鬱で盥回しにされるレギュラー陣

それに加えてギャグ要素も加えているからなぁ
笑いしか出なかった
例えると必殺仕事人にギャグらせてるようなもんだ
ふざけんな馬鹿野郎ものである


でもラストのメインストーリーはまあ面白かった


しかしな、監督の趣味全開な妊娠みたいなシーンやめてくれないっすかね

趣味全開でさすがに
オートガイネフィリアでギャル女装して街中出歩いて興奮する俺でもひきましたよこれ

「wwなにやっとんねん監督wwええ加減にせえよww」って思ってしまった

投稿 : 2019/12/11
閲覧 : 345
サンキュー:

1

ゆい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

相変わらず面白い

一期も二期もよくて、三期は評判悪いからどうかなとおもってたら、個人的に相変わらずいい!
理不尽な話が多くなったけど、普通にすっきりする話もある。
特に5話は酷かったから、流してオッケー!流されるべき・・
4話は、こんなことで流すのかっておもったけど。流した人が狂ってる

三期は百合やBL要素がある

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 488
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

後半は良いがそれまではハズレの話が多い

まず、依頼人が頭のおかしい人間ばかりだった。
観ていて不快になるレベル。
最初から人間のメインキャラがいるのは良かった。
3期は、何のメッセージ性のない話ばかりだった。
後半は、巻き返したがそれまでの話の8割はつまらなかった。
ただ、ラストはかなり良かった。
視聴する方は、前半をしっかり耐えてほしい。

投稿 : 2018/09/26
閲覧 : 527

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

理不尽の三期です。

地獄少女三期は御景ゆずきという人間のメインキャラが主人公になり、基本的には一話完結ですが、やや連作性が強くなります。

ゆずきのキャラ的魅力、連作ストーリー、その正体はなかなか良いと思います。
ゆずきの声優の佐藤さんが良い仕事しています。

特筆すべきは今までの地獄少女は「こんな外道のために苦しめられた可哀想で善良な依頼人までが将来、地獄行きにはなるのは可哀想だな」という点で何とも言えない余韻を感じさせますが、
三期は大半の依頼者は狂人ばかりで身勝手な動機や逆恨みやそれですらない意味不明の理由で大して落ち度もない相手をしゃーしゃーと気軽に地獄に流してくれます。
しかも、地獄流しをして将来、自分も地獄行きになるのを大して気にもとめずケロッとしている依頼者が多いです。
一、二、四期の依頼者=追い詰められたから流す
三期の依頼者=邪魔だから流す
という感じです・・・
今までの「追い詰められて追い詰められて万感の想いで糸を引いてきた依頼者たち」とは大違いで、地獄流しは簡単に人を殺して(消して)しまう便利ツールになってしまっています。

作画は非常に良いです。

投稿 : 2018/04/22
閲覧 : 1055

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「三は三叉路、わかれ道。 守りたいのは己か人か、常世の夢か。 襞の乱れは、三鼎。 終わることない、阿鼻の宴。 時に分け入り、扉が開く。 晴らせぬ怨み・・・晴らします。」

この物語は「地獄少女」の3期に相当する作品です。
地獄少女「閻魔あい」が地獄送りを行う主軸は基本的に1話完結型ですので、どこから視聴しても主軸を見る分には問題ないと思います。
ですが、閻魔あいや三藁の存在理由やある特定の人にだけ生じる現象の解明といったサイドストーリーをしっかり堪能するなら、ボリュームは半端ありませんが1期からの視聴をお勧めします。

私は1期から視聴してきましたが、結果オーライだったと思っています。
なぜなら物語の中で上述したサイドストーリーの比率が回を重ねるごとに上がってきましたから…

2期のラストは私にとって衝撃以外の何物でもありませんでした。
だって、ややもすると物語の根幹が揺らぎかねない…そう言っても過言では無いほどの出来事が目の前で繰り広げられましたから…

こうして満を持して視聴に臨んだ訳ですが、今回もオープニングに色々持っていまれました。
前期の作画とキャラデザは綺麗だと思いましたが、それを遥かに凌ぐ美しい作画に心をがっちり掴まれた上、今期のキーパーソンである中学3年生の御景 ゆずきの様々な表情が目に焼き付いてしまったから…
もの悲しさに打ち震えるように俯き伏せた瞳…
本編では決して彼女の多くの笑顔が見れた訳ではありません。
ですが、数少ない彼女の笑顔の中で私が一番好きだったのは、オープニングでピンク色のワンピースで躍るシーン…
ぎこちなさが残るその手足の動きと笑顔がとてもアンバランス…
でもそれが彼女の最大の魅力だと確信していたから…

それにゆずきは只可愛いだけじゃありません。
ゆずきのCVはさとさとなんです。
これ以上のキャスティングは無い、と思えるくらい完璧な組み合わせだったと思います。
ゆずきの背負った儚く可憐で線の細いキャラを見事に演じられていましたから…
さとさとが準主役級のキャラを演じられたのはこの作品が最初のようですが、例えば経験不足の様なイメージは微塵も感じられませんでした。
むしろ、レビューを書くためにwikiをチラ見して知った事実にビックリしているくらいです。
さとさとの迫真の演技は、この作品の質を確実に高めていたと思います。

しかも、さとさとの出身は宮城県仙台市だそうじゃないですか…
仙台は私にとってもゆかりの地なので思い出がたくさんある場所です。
みやぎの絆大使を委嘱されているとのことなのでこちらも頑張って欲しいところですが、声優さんの仕事は激務なので決して無理はして欲しくないところです。

レビューから思い切り逸れてしまいました。

1期から3期まで全72話を視聴して思うこと…
地獄少女は、人気のシリーズなのでこれまで視聴してきた方も多数いらっしゃいますし、様々なレビューが飛び交っているようですが、私は1期より2期、そして2期より3期の方が面白いと思いました。

2期のレビューで地獄流しに至るまでに過程に幅ができ、「地獄少女に依頼=地獄流しの執行」という図式が成立しないこと…
地獄少女に依頼する動機が多様化したこと…

が面白さの理由だと記載しましたが、今期は2期以上に多様化された設定と、兎にも角にもゆずきと閻魔あいの関係が面白さに拍車を掛けていると思います。

2期ラストの出来事は衝撃的…それでも閻魔あいは地獄少女であり続けなくてはいけない…
例えそれがどんな代償を支払う結果になったとしても…
閻魔あいが地獄少女であろうとするほど、濁流に飲み込まれた木の葉の様に翻弄されるゆずき…

物語もゆずき同様、閻魔あいに翻弄され続けながらやがて真実への扉が開いていくわけですが、正直私の望んだラストの展開とはかけ離れていたと思います。
いいえ、ラストに何かを望んだ訳ではありません。
ラストきっとハッピーエンド…だったんだと思います。
全ては有るべき姿になった…のだと思います。

でも、何故なんだろう…
ハッピーエンドの筈なのに、どうしてこんなに切なさを感じるんだろう…
どうしてこんなにも心がざわつくんだろう…

ゆずきとあいが交わしたラストのやり取り…
涙で前が見えなくなりましたが、決して忘れることは無い大切なシーンだと思います。
これも優しさ…こういう優しさもあることを知りました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、北出菜奈さんの「月華-tsukihana-」
エンディングテーマは、能登麻美子さんの「いちぬけ」
能登さんのエンディングが嫌いな訳ではありません。
でも、この作品…もうオープニングが素晴らし過ぎました。
曲調、オープニングアニメの全てが胸に刺さった気がしました。

2クール26話の物語でした。
とにかく凄かった…
凄かったのは、きっとゆずきの存在そのもの…
ゆずきの配役は準主役と記載がありましたが、この3期だけみると準主役以上の存在感があったと思います。

これでようやく「地獄少女 宵伽」に繋がりました。
相当の時間は費やしたと思います。
でも費やした時間以上の見返りを貰った気がします。
視聴して良かった…今は心の底からそう思います。
それでは、いよいよ「地獄少女 宵伽」を視聴したいと思います。

投稿 : 2017/10/29
閲覧 : 616
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい作品群です。理不尽動機ストーリーの三期です。

個人的にはテレビシリーズのアニメとしては最高峰ともいえますし、
一部の作品は何度でも繰り返して見られます。
能登麻美子をはじめとした声優さんたちの怪演も良かったです。

この三期についてはストーリー的には残念ながら一期、二期よりも出来は落ちて、イマイチな回もあったようです(今では認識が変わって三期が実は一番面白いかもと思うようになりました。ただつまらない回があったのは事実です)。
まあ、一期・二期とは作品の趣がだいぶ変わって、賛否両論ですし、好きな人は「三期が一番面白い」と言いますし、嫌いな人は「地獄少女シリーズに入れたくないくらい嫌い」と両極端な傾向があります。
四話の「兄貴」を見てどう思うかが分かれ目かもしれません。声優さんも地獄少女ラジオで「こんな事で流すの⁉」と言ったくらい酷い動機でした。
それと、音楽も結構好きです。最初は気に入りませんでしたが、聞き慣れているうちにだんだん好きになりました。一番好きなのは一期のEDですが。

三期の平常回で個人的に気に入った話しは「スペシャルレディオ」「兄貴」「兎と亀」が三大傑作で少し落ちて「狂った果実」「はぐれ稲荷」「うつせみ」「うしろの正面」「華と月」などです。ラスト展開も二期ほどではないがなかなかに好きです。

さて、個人的には三期でももっとも好きな部類に入る「スペシャルレディオ」ですが、
この回を評価する人は地獄少女ファンの中でも正直、少ないかもしれません。人によっては単なる「凡作・駄作」だという人もいるかもしれませんね。
しかし、私はあまりの依頼者の意味不明の思考・行動が怖かったです。
「はぐれ稲荷」も電波回でしたが、この回はそれをサラッとやってたのが何だか怖かったです。
最後にはなんだか、ラジオに抱き着いて「女の顔」になってたのがきました。
依頼者の思考が描写されなかった一期の「病棟の光」を除いては最も、対象者を流した動機に理解が苦しむ作品でもあります。
それとあとで知った事ですが、この回の依頼者の少女の声優が実に意外な人物でした。
なんと、今をときめく {netabare} 悠木碧 {/netabare}なんですよね。
こんな10年近く前の作品で今や超売れっ子の彼女がこんな奇怪な少女の役をやってたのが個人的には驚きでした。

蛇足
{netabare}個人的には「スペシャルレディオ」は私には物語の主旨とは別の意味でショッキングな話しでした。ラジオの番組の裏側の世界を知ってしまってかなりのショックを受けました。
そういう意味で主役の少女に感情移入してしまいました。主役の少女が奇怪な行動を取った気持ちがなんとなくわかるような気がします。ショックのあまり軽く気が狂ったのでしょうね。
私はまだ若い声優さんたちがよくあんなに面白いラジオ番組が作れるなあといつも感心していつも特にアニメ系のバラエティラジオ番組とかフリートークCDを聞いていたのですが、
実際は「完全台本」とまではいかなくても、おそらくは「放送作家」による台本の部分と打ち合わせの部分がかなり多いんじゃないかと思うようになりました。{/netabare}

蛇足その2
この地獄少女三期の主人公とも言える御景ゆずきですが、女性ファンを中心に批判的意見が多いです。
OPでも「謎ダンス」というシーンがあり、それにケチを付けている人もいました。
私も昔は「影が薄い」と思ってましたが今では大好きです。
ちなみに、彼女は二次作品のCR地獄少女やゲームの地獄少女でさらに魅力的に描かれてます。
特にPS2の地獄少女澪縁はファンならプレイしておく事をお薦めします。

あとCR地獄少女の静寂の花火という歌は神曲ですね。
検索して聞いてみてください。

蛇足その3
この地獄少女三期は「地獄コント」が冴えてます。
なかでも六話の「私のセンセイ」のサスケふうのは良かった。
しかし、一期で地獄少年ジルの猛攻撃を食らっても平然としていたあいが女生徒のキックくらいで大ダメージを負う矛盾は良く指摘されてます。
あと第十二話の「地獄のグラフ」は話し自体は地獄少女全話の中でも最もつまらないくらいの作品ですが、実写を使った地獄コントは必見です。

蛇足その4
三期は平常回は批判が多いですが、13話、24~26話のメインストーリー回は面白くオススメです。

蛇足その5
やや批判的意見ですが、 {netabare} 一期、二期では人情味に溢れていた三藁がやたら標的者・依頼者に冷たくなっていたのが気に入らなかったかもですね。
一期、二期では「同情の余地のある標的者」には基本的には制裁(地獄コント)がなかったのですが、三期ではそういう標的者も制裁される割合が多いです。
例えば、更生して自分の罪を土下座までして謝罪したアイドル歌手、ただ自殺を止めただけで逆恨みで流された少年などもたっぷりと制裁されてました。
母親がふしだらな生活をして我が子に嘘を強要し家事を押し付けてたのを見かねて先生などに相談するように薦めていた少年が流された時も三藁と山童ときくりは「君は心配しているふりして野次馬根性でクビを突っ込んでるだけだ」とか言って標的者責めまくりでした。彼はそんな考えではなかったように思えるんですけどね。

二期での「絆」「沈黙のまなざし」での一目連、「黒の轍」「この国のために」での輪入道、「悪女志願」での骨女のような標的者もしくは依頼者を気遣った優しさや人情味はどこかに行ってしまってましたね。そこだけが残念でした {/netabare}

蛇足その6
三期ではとにかく地獄流しで理解に苦しむような「奇妙な動機」の話しが多いです。
むしろ、いかに変な動機で地獄流しが行われるかが主眼みたいなもので、
三期の監督であり原作者のわたなべひろしさんの考えが反映されてます。
わたなべさんは地獄少女のテーマは「理不尽」「不条理」であるとも言っていて、一期、二期の「勧善懲悪(依頼者も流されるとはいえ)」中心な物語とはかなりニュアンスが違っています。

例えば二話で「電気屋の亭主が妻を虐待していて、少年が善意から亭主を地獄流ししたあとに電気屋の妻が失踪した理由」を聞いた時は驚いたものです。
理由{netabare} 電気屋夫婦は実はSM関係にあり、電気屋の奥さんは激しい虐待を受けながらも実は夫を愛していたため夫が消えた悲しみで失踪した {/netabare}

さらに最近、その魅力を発見したのは「兎と亀」という回です。
とにかく酷いデンパ動機と、大した落ち度もない標的者に対する、屈辱的とも言える地獄コントの制裁に戦慄しました。
おとなしくてスローモーな依頼者の性格にも恐怖を感じました。「こんな子がこんな残忍な事をするなんて」と思いました。
平常回では兄貴やスペシャルレディオをも抑えて最高傑作かもしれません。
とにかく動機があとで聞いた時に驚きました。
動機{netabare} 兄が「大きくなったらお前を俺のお嫁さんにしてやる」 という約束を忘れていたから{/netabare}

「うつせみ」という回も驚きでした。
驚いた理由{netabare} 誰もがモンベア婆さんが元凶でを流されると予想されてたのに意外な黒幕と元凶が居てそちらが流された{/netabare}

「華と月」という回は異色回。
理由{netabare} 双子のどちらがどちらを流したか最後まで明かされなかった。どちらが流したか想像する事で物語の構図が大きく変わる{/netabare}

三期の舞台について
{netabare}「ゆずきは幻を見せられていた」そうですが、三期の賽河原 市であった地獄流しや事件に関しては全て本当にあった話しなのは間違いないでしょうね。ゆずきと関係のない場所や状況や人間関係で起こった話しが多すぎですし、
ここからは私の推測ですが、ゆずきは自分が幽霊だという事を他人に認識させない能力を持っていたのだと思われます。ただその力が終盤に失われていったという事でしょうか?{/netabare}

追加
不思議なもので、四期を見終わったあとはそれまで一番評判が悪かった三期が大好きになってしまいました。
① 理不尽・不条理ストーリー&動機、依頼人はデンパばかり
② 地獄コントがパワーアップ、ターゲットが善人だろうと同情できる人物だろうとかまわずフルボッコの理不尽さ
③ ゆずきが魅力的、前半は体からあいが出てきて、後半は地獄流し阻止に努力しようとし、最後に地獄少女になって暴走する
④ 出来の良いサイドストーリーのPS2ゲーム、地獄少女澪縁がある

今では一番嫌いだった、三期が一番好きになってしまいました。

---------------------------------------
あと、よろしかったら、私の一期、二期、四期のレビューも読んでおいてください。

投稿 : 2017/10/18
閲覧 : 611

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

staff

原案/監督:わたなべひろし
原作:地獄少女プロジェクト
シリーズ構成:金巻兼一
キャラクターデザイン:岡真里子
アニメーション制作:スタジオディーン
製作:三鼎製作委員会
 

投稿 : 2017/10/08
閲覧 : 167
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

深く、重みのある美学を感じた

{netabare}
二籠で紅林拓真を地獄に流すことができず、人面蜘蛛に地獄へ連れて行かれたあいが、蜘蛛の命令かは??だが、次の地獄少女となるべきのゆずきに憑依して地獄少女になることを本人に気付かせるという設定からストーリーが展開されていく感じです。

御影ゆずきをメインにしてストーリー展開がなされる。怨みを晴らすために地獄通信を使う人々の浅はかな私怨をゆずきは感じ取り、地獄少女の存在意義を否定し続ける。親友の秋恵が地獄に流されたときも、ゆずきは地獄少女を憎み否定する。ゆずきの地獄少女に対する憎悪を閻魔あいは肌で感じ、心から彼女の境遇の不憫さに心を痛めていたに違いない。
 
やがて、あいはゆずき自身に自分が彷徨える霊体であることを気付かせるため、少しずつゆずきの幻想世界を削っていく。そして思い出したくないゆずきの過去を本人に思い出させる。
 
両親の不遇な死を目の当たりにして誰も助けてくれない人々を憂い嘆きながら幼い生涯を閉じたゆずきの過去はただただ可哀想で涙が溢れた。
 
そのゆずきが閻魔あいの跡継ぎとして地獄少女となるが、感情や私怨を禁じられている地獄少女のしきたりを守ることができず、ゆずきは地獄に送られそうになる。一連の彼女の行動を観てくると、彼女の優しさや倫理観・正義感を押し殺して地獄少女になるのは無理だろうと思っていたので、至極当然の成り行きであったと思う。
 
閻魔あいは掟を破り地獄送りにされそうなゆずきを助けるために、自らを犠牲にしてゆずきを成仏させる。ゆずきはこの閻魔あいの愛情を受け止め安らかな気持ちで成仏する。この閻魔あいの優しさに感動せざる得ない。愛は地獄少女から解放され成仏する道を捨て、ゆずきを助ける。愛はゆずきの境遇が自分の過去と類似していることもあり、見捨てることができなかった。
 
地獄少女の最後は二籠でもそうだったが、いつも淡々と地獄へ送る閻魔あいが唯一心を乱す事象が展開される。『自分と似たような境遇』の人を地獄へ流すことができない愛の弱さ、地獄少女としての不完全さを露呈させる。
 
しかしこれが重要な点だ。淡々と表情を変えずに冷徹に不条理な私怨で送られてきた人々をも地獄へ送る冷徹な感じさえ漂う閻魔あいの根底に灯されているかすかな炎が、自分の過去と重なる事例にあったときに燃え上がり、本当の人間としての自分に戻る。
 
愛は村人を焼き殺した自分の怨念を心から後悔し、そのような私怨を自分と同じ境遇の人に持って欲しくないのだ。そういう人(ゆずきや紅林拓真)を成仏させたいという気持ちが捨てきれず、地獄少女としてはあってはならない最大限の優しさと情をかける。この時にあいがどのような人であったのか、どのように感じながら地獄少女を続けてきたのか・・・と慮ると心が苦しくなり胸が詰まる思いになるのだ。

地獄少女の核心は、人間の怨念の醜さ、不条理さ、命に対する尊厳の希薄さ、やがて背負う自分の罪の重さ(死んだあと地獄へ落ちる)も考えずに地獄少女を通じて怨みを晴らそうとする人々の心の弱さと恐さ・・・その部分がピックアップされがちだが、そこが見所ではないと私は思う。
 
破ってはならない掟に縛られていても、自分と同じ道を歩ませたくないという気持ちから地獄に流すことができない閻魔あいが本当に愛おしい。完璧な仕事を全うするよりも、全てを失っても自分の人間としての感情を優先させるということ・・・地獄の使者となっても人としての尊厳を持たせた所に、高貴な美学を感じたし、実はこれが地獄少女の命題ではないかと思った。
 
この美学に至るまでのプロセスが完璧だったのが二籠で、三鼎は二番煎じな感も否めない為、若干減点というところだ。それでもこういう『重みのある人間性』の表現の仕方はとても好きだ。
 
地獄少女は私にとって、とても重みのある深い内容でした。閻魔あいの深く慈愛に満ちた本来の人間性に最後は涙しました。閻魔あいには救いのない話でしたが、それが地獄少女のストーリーの高貴さなのでしょう。 
{/netabare}

投稿 : 2017/08/17
閲覧 : 614
サンキュー:

20

ネタバレ

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

晴らせぬ怨み、晴らします。

心霊写真って高性能化・高画質化したカメラが幅を利かせる現在では滅法少なくなった印象です。
それでもデジカメに対応したりスマホに対応したりと、心霊現象も手を変え品を変え、技術の進歩に遅れを取らんとしているのが微笑ましいです。
本作の地獄通信も元は絵馬を伝達手段としていたのが、パソコンや携帯電話を媒介とするようになっていった変遷を辿ってみると面白いのかもしれませんね。


<物語>
それにしても2期の最終話で閻魔あいは地獄少女の引退を表明していますから、何故また始めているのか疑問で仕方がなかったんですよね。
どうやら地獄少女の後継者を求めていたらしいのですが、同じく2期の最終話にてあい以外の地獄少女の存在を示唆する描写があって、あいが探さなくても勝手に人面蜘蛛が見つけ出すようにも思えます。
地獄少女の後釜というより、閻魔あいの後釜を見つけるというものであれば、納得も出来ます。
ただ、あいと比べて、ゆずきが抱く両親を奪った賽河原町への怨みは規模が小さいのが後釜として弱い部分でもあり、結果的に地獄少女になれなかった要因でもあるのでしょう。
私の場合はてっきりゆずきを後釜として宛がった結果、町から存在が抹消されたのかと思ってたので、怨念の化身であったと後々明かされた時に、意外性は感じられました。
ただ、伏線はしっかりと編まれていて、例えば両親の話になった時、気配が微塵も感じられないのに周りも違和感を覚えていないんですよね、OPの熊の縫いぐるみも断絶した記憶を表していたように思えます。
また、既に諦めの境地に達してしまったつぐみが、"地獄通信という復讐の機会が存在することが、憎しみの渦巻く現世で生きる人々の救いになっている"という旨の発言をしていましたが、なるほどそういう考え方があるのかと唸ったものです。
全78話通して見てみて、穢れ切った世界を変革できないもどかしさを感じていた訳ですが、寧ろ理想的な世界を体現していたのでは?とも思うようになりました。

<作画>
大森貴弘監督から、わたなべひろし監督に変わってますね。
ちなみに1期にてエスパー☆ワタナベとして登場したわたなべ監督は、藁人形の紐を解いてしまっているので、わたなべとひろしの間に地獄紋章である@が表示されてます。
スタッフの遊び心が感じられて好印象です。

<声優>
あい役の能登さんは言わずもがな、ゆずき役の佐藤聡美さんは実質デビュー作となっていますが、柔らかく愛らしい声をお持ちで、清廉潔白なゆずきの役柄に合っていたかと思います。
あと本作ではナレーションをYOUさんが担当してますね、何故かは疑問ですが雰囲気は出ていました。

<音楽>
OPの北出菜奈さんの歌う「月華-tsukihana-」はシリーズの中で一番好きです。
北出さんの歌声も鬼気迫るものがありますし、作品の陰鬱さを見事に表しているように思えます。
EDは毎度お馴染みの能登さんが歌っています、今回は最終話のサブタイがEDの曲名じゃないんですよね。
「かりぬい」も「あいぞめ」も最終話のサブタイなので拍子抜けしたというか、ある意味で趣深さを感じる訳ですが・・・。

<キャラ>
異常に百合百合しいシーンが多かったように思えますが!?
いいぞぉ!もっとやれ!


全体的に鑑みると、復讐の是非を描いた1期、復讐の贖罪を描いた2期に比べて芯が弱い気もしますが、素直に閻魔あいの永久就職を祝うべきなのかもしれません。
長編ではありますが、変にパターン化することなく結末の意外性も十分あるので、見ていて驚かされるばかりでした。
まさに"脚本家の本気を見た"って奴ですね。

投稿 : 2016/12/14
閲覧 : 305
サンキュー:

5

K.Takamasa さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「地獄少女」感想

1期、2期、3期と都合6クール分という中々ボリュームある作品です。
そして内容は一言で済ますと胸くそ悪い。これは全く悪い意味ではありません、
人間の業、うらみ、嫉妬、あらゆる負の感情を本質的に捉えようと試みているのか、
とそんなふうに大それた感想が浮かんできます。

地獄通信て、しってる?
しってるー。
あれでしょ、、、

というふうな流れで都度の主人公がその存在を知り、
そこへアクセス、そうして恨みのある相手を地獄へおくって
この恨み地獄へ流します、とこう地獄少女が一言。

必殺仕事人みたいな、最近でいえばバラエティのスカッとジャパン
そんなようなある一定の話の流があって恐らく一度は
がっかりするかも知れません。
それをほんの少し我慢していただければあとは面白い!

何がどう面白いのかを書くのがここの使い道なのでしょうが
まぁオススメな作品をあまり詳しくは言いたくないもので。

投稿 : 2016/09/29
閲覧 : 249
サンキュー:

2

ネタバレ

namichoooo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

地獄少女交代!?

1期や2期と違って御影ゆずきを中心に物語が進んでいきます。
ゆずきの過去はかなり衝撃的で悲しいものでした。
でもシリーズを通して私はやはり1期が一番好きです。

OPは3期の月華が一番好き!

きくりの山童をわろわろと呼ぶのがかわいかった♡

投稿 : 2015/11/16
閲覧 : 305
サンキュー:

2

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どうしてこうなった

3期です。
2期の感想に1期の方が良いと書きましたが、3期は更に劣化が進行してる気が・・・^^;
私の好きな出撃シーンは殆ど割愛です。
水戸黄門で言うと印籠シーン割愛みたいなものです。
遠山の金さんで言うと桜吹雪割愛みたいなもんです。

もしも、これが1期だったらたぶん5話くらいでやめてたと思います。
良い所を探すとOP/EDは僅差で一番好きかな

投稿 : 2015/11/06
閲覧 : 309
サンキュー:

3

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

永遠…悠久…無限…永劫…その果てはあるのか?

1期2期と視聴済
3期三鼎も見終わりました。
どのシリーズも基本1話完結。
で全26話。
ここまで計78話…もうマンネリ化し過ぎちゃってますね。
3期は、御景ゆずきが物語の鍵となりますが
ネタバレなので自重orz
シリーズ通して、1期が1番良かったです。
2期はコメディ路線
残念なことに3期も2期の悪い部分を見事に引き継いでしまったのであまり面白いとは言えないです。
映像の描写だけは、唯一クオリティが上がっていたと思います。
ストーリーは、あんまり印象的なものが無かったかな?地獄少女は、どのシリーズも最終話(←含む)前後3話~4?5?話あたりが、ピーク兼見所ですのでそこだけ見れば充分かなと個人的にお伝えして
筆を置きます┏○ペコッ

投稿 : 2015/08/31
閲覧 : 458
サンキュー:

3

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

二期見たあとだと悶々する

三期になってから各話の展開が若干変化しました。私的にこれは悪い方向になったなと言わざるをえません。しかし終盤の盛り上がりは泣けました。

二期までは、「このキャラがあのキャラに復讐する」というストーリーを主人公と一緒に追いかけるものだったのに対し、三期では「このキャラは一体だれに復讐するのか」というところに焦点が当てられています。おかげで誰が地獄に流されるのかを推理するアニメになってしまっていて、感情移入という要素が希薄になってしまっている。地獄通信に必要な怨みも大分ハードルが下がっているようで、手軽に地獄に流せるようになってしまった。

それで「えっ、怨む相手違くね?(汗)」というなんだか落ち着かない気持ちにさせてくれます。さらに突然のバッドエンド。これは本当に酷い。バッドエンドにしておけばいい話になるだろ?って魂胆が透けて見えるようです。(中盤あたりまでは特に)

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 452
サンキュー:

3

ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人の業とそれに翻弄され続けた少女たちの結末は…

二期の最期で地獄少女の役目から解放されたと思われていた閻魔あいが再び現れた!?
実体が無いから中学生の女の子ゆずきに憑依することに。
なぜ再びお役目を?魂は救われたのではないのか?

きくりも実体が無く玩具に憑依してるらしい。二期では蜘蛛に取り憑かれてたっぽいけどあの体は何だったのだろう?
ってか誰だあの少年?

…と湧き出ては尽きぬ謎に惹きつけられ
三鼎は幕開ける。



*シリアスな笑い、ゆえにシリアス

第三者目線でも
畜生すぎィ、こいつは地獄に流されても仕方ない…!ってケースが多かった一期。

それに比べ三期では
かなり自分勝手な理由で地獄送りにする者が多い。地獄へ流しても
問題の根本的な解決になっていないパターンも多い。
また、流したほうではなく流されたほうに同情することも多かった。
これまでは
あんなド畜生のせいで依頼主まで地獄流れにならなきゃいけないなんて…というやりきれなさが多かったが
三鼎は
そんな理由で地獄に流されるのか…
って感じ。
二期終盤のラブリーヒルズでの地獄流し祭りのように些末で等身大な問題だからよけい人の業を感じる。

…もし正当に法で裁かれたとしても、死罪になるような奴はいないだろう。ってか有罪になる人物も少ないかも。

客観的な視点だと大した問題でなく見えても、本人にとっては大ごとで だから怨みも大きくて
しょうもないことに見えて その程度でよく地獄通信にアクセスできるなーと感じても当人は怨みの気持ちMAXだから名前を書き込むことができて…客観的な善悪ではなく、個人にとっての悪・恨みだから整合性など無い。

それが
今までより もやもやが残る原因。

きっかけは
ささいな事、でも重なって
地獄送りにしたいと思うほど怨みは強くなっていく。傍から見たら滑稽な理由、だからこそ怖いのです…!



以下は記録用のネタバレ&感想
未視聴の方、特に今後観るつもりの方は物語を100%楽しむためにも読まないほうがいいです、ってか読まないでくださいm(__)m
{netabare}

1話
主人公の少女ゆずきに実体を無くした地獄少女あいが憑依する。
いちいち生徒の行動をメモ帳に書き留める うざい教師を女子高生が地獄に流す。が、実は誤解だったと知りJKはいたたまれず転校
[若さ故の過ち]

2話
電気屋の奥さんに憧れて淡い恋心を持った小学生。
が、DV現場を目撃。男の子は奥さんを助けようとして夫を地獄流しに。
だけど、世の中にはいろいろな愛の形が…共依存かな?
夫が地獄に流された後、奥さんは失踪。
夫婦の問題に口を出した純粋で愚かな子どもはその結末に呆然とする
[若さ故の過ち]

3話
アイドルの裏事情
売れっ子清純派アイドルが過去に同期の子を虐めてたことで怨みを買う。
過去にまっすぐ向き合い懺悔し罪を精算しようとするが、相手が許さなければ意味はなく…。
流されたアイドルの子は
コンサート中に大勢の目前で消えたのに
なんで大騒ぎにならなかったんだろう?
[復讐]

4話
ベストキッド的な話
絵に描いたようないじめられっこが
ある日、強い青年と出会い、共に過ごし逞しくなる…ところまでは良いけど、そこから事件は起こる!バスでヤーさんの過激な行動(おそらく取り立て)を兄貴がスルーしてガッカリ。仕方ないことだとはわかっているけどガッカリ。だから兄貴を地獄に流す。理不尽やね
[失望]

5話
教師がモンペ(おばあちゃん)に目をつけられる。理不尽なクレームに耐えながらも話し合おうとする→「おばあちゃんはああしないと不安でダメになっちゃうの。先生は大人だからへっちゃらだよね?」生徒があること無いこと吹聴してると知り地獄に流す。
[怒り]

6話
骨女扮する憧れの女先生を巡っての女同士の争い。陰湿キマシ。結果、流される
[嫉妬]

7話
家庭事情が複雑な転校生をなんとか救ってやりたいと思った少年。しかし、本人からしたら余計なお世話でしかなく疎まれ流される。彼の心は壊れてしまっていた…
[とばっちり]

8話
マンション隣人トラブル。些細なことからおばさんの怨みを買い、陰湿な嫌がらせをされ
遂には飼い犬が殺されそうになり、耐えられず地獄流し
[復讐 制裁 流されても仕方なし]

9話
いい友達が現れず、周りに恵まれなかったまま暗黒面に落ちたver.の君に届け。
自分には狐さまがついていると思い込んだ少女は黒魔術にはまる。怨みの依頼が唯一の他者との繋がり。ある日、ストーカーの男を消して欲しいと同級生に頼まれるが
さだこちゃんには実際に力が無く、いろんな方法を試すが依頼を完了できない。
「何で死なないの!?」
全く怨みのない人間に対して徐々に怨みが溜まっていく様子はけっこう恐ろしい…。
最終的に地獄少女に頼むことで地獄に流して依頼を達成する。
…しかし、流されたヒトは別に悪いことしたわけでなく、クラスの女子がさだこの力は本物かどうか試したくてちょっとキモい男をストーカーだとでっちあげただけ(ひでえ)→彼女は自分のしてしまったことに驚愕する。
それでも彼女は自分の立場を守ることに成功する、が次の依頼が舞い込み呆然として終了。
…もちょっと、先のこと考えようよ。
[保身 ゼロから怨みが生まれる]

10話
母をよいしょして着物を買わせまくる販売業者。散財しまくる母親に呆れながらも、息子は家計を助けようと新聞配達のバイト。
しかし、ある時 業者が「あのババアちょろいぜ」と言ってるのを聞いてしまい我慢の限界。
息子は業者を地獄に流すが、別の業者が…。前回に続き、問題の解決には繋がらないパターンの話。
[怨み]

11話
ある少年が小説に影響され殺人を犯してしまう事件が発生。そのことでいろんな人間の人生が狂ってしまう。
問題の小説を書いた小説家と被害者の家族
事件について小説家にインタビューしたが編集長によって自分の記事を捏造されてしまった記者が知り合い、一緒に地獄流しすることを決意する。
・小説家のサインを求め、事件後は煙たがる勝手な同僚。
・小説家のインタビュー記事をでっちあげた悪徳編集長。
・事件の犯人。
それぞれ怨みの相手を流すが、その直後小説家は消える。小説のせいで息子が殺人鬼になったと思い込んだ母親によって流されたのだ…。9、10話に続き 負の連鎖が描かれる。
[制裁]


12話
根暗な漫画上手の少年が怨みグラフを作る。一番先に怨みのポイントが貯まった人間を流そうと計画したのだ。それまでは自作漫画の中で相手をバカにして怨みを発散。
そんなある日、好きだった女の子が彼氏に二股かけられていたことを知り
怨みグラフがMAXに!しかし
漫画を描くことで怨みを昇華していたので地獄通信にアクセスできない。
最終的には二股かけられていたことを少年に話してしまった少女がなんであんなキモい奴に話しちゃったのだろう…と後悔し、皆にバラされることを恐れて少年を地獄流しに
[隠蔽 とばっちり]
{/netabare}


★13話
{netabare}
お偉いさんの息子が酔っ払って暴力事件を起こす。被害者のタクシー運転手はそれが原因で半身マヒに…
だが、お偉いさんの一族なので上から圧力がかかる。真相を有耶無耶にした警察署長を絶望させるためタクシー運転手の娘 真山梓は署長の娘を流す…
[復讐]

☆キーストーリー
地獄少女が肉体を取り戻し、ゆずきの中から出て行く。
そして ゆずきの親友
秋恵が地獄に流される。


親友が流されたことで、ゆずきは地獄通信など使ってはいけない
と思うようになる。
また、地獄通信にアクセスしようとする人を事前に感知できるようになる。
その能力を得たのは
地獄少女が体内から抜けたときか
秋恵が目の前から消えた瞬間、目が赤く光るときか

この悲しい経験から
糸を引くのを止めようとするが人々の怨みつらみは止められない 溢れ続けるばかり

その善意が虚しいものだと気づかせるためにあいはその力を授けた?
後は貴女が決めることよ
と言った意味は…?

14
小物の悪党がほんの気まぐれで善行をしたばかりに人生が狂ってしまった女の子。彼女は男を地獄流しにする。
[保身]

15隣の芝生は青く見える。それぞれ羨ましがって妬んでいた兄妹。
とろい少女が兄を、兄が妹を流す…かにみえて和解→しかし、「いつかお前にもいい彼氏ができる」という言葉が引鉄に。子どもの頃にした結婚の約束を引きずっていた?らしい妹が兄を流す
[怒り→失望?]


16
未来予想図HELL 2 U
街で地獄通信にアクセスした男に遭遇し追いかけるゆずき。藁人形の紐を解くのを防ごうとするが地獄少女に止められ、彼の人生を見せられる。

純粋に子どもが好きな彼は、工場勤務の後、近所に住む女の子と遊ぶのが日課になっていた。そんな彼を周囲はロリコン扱いする。
そんなある日、二人と一緒に遊ぶようになった同僚の男がガチのロリコン(見るだけでNOタッチ主義)だと知る。家には隠し撮りした少女の写真がいっぱい…。
辞めろと言うが、変態紳士はそれを聞かないどころかお前も仲間だろ?と言い出す。
彼は少女を守るためロリコン男を地獄に流す。
その後、若く綺麗な女が工場に勤めることになる。
彼女はグイグイ来て彼と親密に。
なぜあんな冴えない男にアタックをしかけまくるんだろう?と思っていたら
実は女は流されたロリコンの恋人でロリコンの失踪の謎を探りにきていたのだ!
そうとは知らず男は仲良くなった彼女に事実を話してしまい、真実を知った女は男を地獄流しにする
…といった未来をゆずきは見せられる。

恨み流した相手がまた恨まれさらにその相手も恨まれ…
ずっと見てきた怨みの連鎖は止まらない
と告げる地獄少女。
なんとか未来を阻止しようとゆずきは後を追うが男は夜の街に消える…
[制裁→復讐(未来形)]


17話
あいの新しい従者 山藁の話
?眠いときに観たからよくわからなかった。時系列が混乱するね。

元は山で独り生まれた妖怪
山のそばの豪邸に住む一家を興味深く眺めていたが、ある日そこの子どもが沼地で行方不明に…
その後、山藁は
ふらりと興味本位でその家に現れる。
子どもと見た目が似てたから子どもの代わりに生活→人の暖かさを知る。
しかし人ならざるモノだと夫には気づかれていた。そりゃそうだろう。
病気の奥さんの治療のため冬虫夏草の苗床として研究に使われる。ちょいグロ。
妖怪ゆえに謎の効能があり、山藁を苗床に育てた冬虫夏草を煎じて飲むと若返ることが発覚。
そのうち奥さん秘密を知る→そんなのおかしい間違っていると山藁を逃がす。
息子をそんな風に使うなんて…とおこ
→地獄通信にアクセス
地獄少女のしもべとなっていた山藁と再会
再び研究に?使われたのかストックがあったのか
阻止しようとゆずきが訪ねて来るも若返っていてお婆さんだと気づかず帰る。
→その後きくりが様子を探りにくる
藁人形を子ども扱いするお婆さんは
子のカタキだ!と夫を
最後に流す
[制裁]


18
ラジ…レイディオにまつわる話
とある深夜ラジオの熱烈なファンの女の子。何度もお便りが読まれるハガキ職人ちーちゃんはゆずきのクラスメイトだった。
世間は狭く、もう1人番組でよく採用されるハガキ職人カエル姫も同じ学校の生徒だった。二人はラジオの話で意気投合し、ラジオのDJを出待ちすることに。これが悲劇の引き金だった。
実は番組が完全台本だと知ってショックを受けるちーちゃん。構成作家になりたいと思っていたカエル姫はさほど驚かない。
裏切られた!とDJを流すのかと思いきや、カエル姫を地獄流しにして口封じして 自らは事実を忘れ無かったことにする という暴挙に出る
[アイデンティティと夢を守る、酷いとばっちり]

19
華道の本家
百鬼流
その娘 花織は自分で生き方を決めたいと考えフラワーアレンジメントの道を進んでいたがスランプに陥っていた。
そんなとき当主である父が亡くなる。
父が他所で作った子どもが訪ねてきて跡を継ぐと言うが金のためだった
邪魔な花織を毒殺しようとするが御付きの男が察知して身代わりに。花織は地獄通信にアクセス!
[復讐]
百鬼流の裏の顔。人の頭蓋骨を花器にした死生観を強く表現するスタイル。それを受け継ぐことに。それがさだめ
ゆずきは三藁の正体に気づく。それは地獄少女としての力が目覚めつつあることを意味していた…!
あいはそれがさだめだと言うが…?
そもそも彼女に憑依したのもそれ故だったのか
しかし、なぜゆずきが選ばれたのか?
{/netabare}

20vs.地獄博士
{netabare}
1期の対地獄少年のような滑稽さは無かった。

1期で出たつぐみが再登場。ゆずきの学校で保険医をしている。
祭りの夜に鳥居を超えたら戻れなくなると忠告してくれたのは彼女だったのか。

オカルトを科学する。
博士は催眠により、つぐみに対する偽の恨みを抱き地獄通信へのアクセスに成功!名前を書き込む。
博士の邸宅に集まる地獄少女一味とゆずき、つぐみ。
地獄博士。彼の発見した空間定理は無人兵器の進歩に貢献してしまう。しかしそれだけでなく、数学で地獄の存在を証明した男。
地獄の普遍性
どんな矛盾した思いや
倫理的に間違った恨みでも関係なく流してしまう…その絶対性に惹かれた
地獄少女の存在に強く興味を持つのは幼き日に母が父を流したことも大きいようだ。その後、数年もしないうちに母も消えてしまったという悲しい過去….

自分の発見した定理のせいで罪なき人が殺される。そこに地獄流しと同じ虚しさを感じ、惹かれたのだろうか
罪滅ぼしの偽善で戦争により孤児
になった子らを引き取る

地獄少女に会い、地獄流しを実体験しようとするが
先に恨みを流されてしまう。
→子供たちの代わりに秘書が地獄流しを執行した

知的探究心による行動に見えたが実は

博士が心の底で地獄や地獄少女より渇望していたのは母との再会だった。あいはそれを看破していたようだ

つぐみは流されずにすんだ。彼女にゆずきは尋ねる
「本当はあなたも地獄少女になるさだめだったのでは?」

さだめは普通なら変えられない、そういうものだとつぐみは言う。
しかし、ゆずきはその定めを受け入れたくない。そりゃそうじゃ!
なぜ大罪を犯してもいない彼女に役目を任せようとしているのか、それは未だ謎

21
連れ子のいる父親(教師)が教え子と再婚。三人は仲良く暮らすが母親が妊娠してその家庭は歪み始める…。
母はマタニティブルーからか血の繋がらない海斗を虐待するようになる。海斗はそれでも母の愛を求め、父親はDVに気づかぬふり。
妻が壊れていく姿を見たくないという理由で息子を殺そうとさえ考える。海斗は母からの愛情を取り戻すため、お腹の中の子を地獄に流す。まだ産まれてないのに赤んぼうの名前が決まっていたのは伏線だったのか…。
父親は息子を消そうとし、母親は血の繋がる子ができた途端に海斗を虐待、海斗は産まれてない弟?妹?を地獄に流すというこれまでの物語とまた違う鬼畜の所業を見せる。
驚くべきことにその後家族は再び以前のような仲睦まじい関係に戻る。しかし、いつまで続くだろうか…次にまた子どもができたら…?
[保身]

22
瓜二つな双子の姉妹
優しく勉強ができる内向的な姉JDと頭も性格も良くないが外交的な妹モデル 女優

妹がけがをして姉が代役として女優をさせられることに
→才能があり認められる
妹の彼氏ともいい感じに
とうぜん妹は嫉妬、自分の居場所が奪われる恐れ

姉は妹になって代わるつもり?
地獄通信に書き込んだ名前も最後のろうそくの名前も光の反射で見えなくなっている。
双子ならではのストーリー展開が面白い。古畑ファイナルの事件をふっと思い出しました、はい。

姉にだけ腰のあざがある
残った結花にはそれがない。ということは流されたのは姉か
しかし、整形手術で取った可能性もある。しかし、それなら地獄送りにした証も同時に消してもらうはず。あれが残った状態でカメラに映るのはまずいだろう。そういうこと考えないってことはやはり残ったのは妹かな。ってか地獄送りの印は手術とかでは消せなそうだな。


23
久々の胸糞悪い回
ゆずき達が高校受験に向けて勉強に励む中、クラスでは受験シーズンなのにイジメが横行していた。
推薦合格が決まっている裕福な家庭の男の子が
今どき珍しい中卒で働く系の男子たちにいじめられている
理由としては
・イジメの主犯の男子が貧しい母子家庭
・胸には地獄送りの証が!父親は蒸発したらしい
おそらく父親はどうしようもないクズで彼が地獄流しにしたのだろう
しかし、それでも生活は変わらず
母は夜も仕事。自分も野球選手の夢は諦め、働くことを決意している
・金持ち君はイジメから逃れるために遠くの名門校を選んだが、そこは野球の強豪校だから彼も本当はそこに通いたかった


そんな感じで
何でも持ってる幸せなあいつが許せない→イジメって流れ
まあ気持ちはわからなくもないが、やってることは地獄に流した父親に負けないくらいクズだよね。
いざ地獄流しにされそうなときに言った
「俺を流してもお前の生活は何も変わらねえ、お前は幸せにはなれねえんだよ!」って台詞は実体験から言える台詞なのだろう。
事実、金持ち君がママと名門校に下見に行くとそこでもイジメは起きているようだった…。

今回の注目点は彼らのいざこざ自体より
それとゆずきの地獄少女になる運命が対になっていることだろう。
皆が将来の夢を語ったり、受験を終えてぱーっと遊ぼうとしている中で
1人だけいつまでも悩み続けている、、誰にも話せない悩みを…
「私は普通に生きたいだけなのに…どうして地獄少女にならないといけないの?ほっといてよ!」
と感情を爆発させるゆずき

それに対してあいは
貴女は私を恨んでいる。私を地獄に流したいのでしょう?と言う

人の怨みの心を悲しみ、嘆き、それはやがて地獄通信というシステムへの怒り、憎しみに変わっていく。彼女もまた怨みの気持ちを抱いていたのか?

…っていや、そりゃ当然そうだろう。
なぜ村人大虐殺なんて事もしていない品行方正な彼女が地獄少女なんてしなければいけないのか?
とずっと思っていたが
今回怪しさが見えた。
謎の桜の木の風景
彼女が住むアパートの部屋は妙にボロボロ
アパートの前ですれ違ったおばさんの反応もなんだか妙だった
彼女の前世に何かがあるのか?
はたまた幽霊オチなのか?
私、続きが気になります!
{/netabare}

☆24 お気に入り棚行き決定した回
{netabare}
鳥肌!ここにきて超絶ホラー
うわあ…すごい……ここにきて一気に引き込まれた
誰もゆずきのことを憶えていない。受験票も消えクラス名簿からも消え…(そういえば進路相談のときに彼女のデータが無かった!)
ゆずきは地獄少女の仕業だと思うが、実は…

前回もしやと思ったけど本当にシックスセンスパターンじゃないですか!!?
地獄少女になる運命
それはけして逃げられない
前回あいが「まだ逃げるつもり?」って聞いたのはそういうことか…。
地獄少女となる運命を受け入れられず、逃げることも叶わず現世と冥界の狭間を漂う…
そういう少女の1人がゆずきだった。
ゆずきはもう居ない。居るけど居ない。
行き場もなくさまよう彼女の魂が
夢見た普通の生活、女子中学生になった自分
だが、それは幻。
自分で自分を惑わし現実にいない自分の現実から逃避してまやかしの現実に逃げ込んでいたのだ…!!
当たり前のように踏みしめていた地面が崩れ、ただ闇の中に落ちていくような そんな感覚。
ゆずきが選ばれた理由がようやく明らかになった…けど本当に明かされないほうがよかった、そんな残酷すぎる真実。


!地獄通信システムの存在意義!
一期で地獄少女と関わっていたつぐみ
彼女も彼女の父親も地獄流しを辞めさせることは
結局できなかった。
どれだけ防ごうとしても結局人の怨みは底が無い。晴らしても晴らしてもまた別の場所で違う怨みは湧き出てくる。けして終わりの無いのが終わり、そんな感じ。
諦めてしまったのだ。
負の感情はけして無くならない。
陰陽道の印のように
朝と夜が代わる代わる訪れるように
世界も人の感情も光と闇で溢れている。
それが真理
負も含んでの人の世、秩序。
純潔のマリアでミカエルが言ってることと似ている。存在としては正反対なのにね。
でも、あいが人の心こそ地獄だと言ってたように
全ては人間の心に帰するのではないか。
天国も地獄も悪魔も天使も神も
全て人の心が創り出したものだと私は思う。
救いを求めるのなら救ってくれる存在が必要になるし
戒めを説くには罰する存在が必要になる。
全ては考える葦による想像の産物なのではないでしょうか。

何故2期で救われたはずのあいが再び地獄少女の務めをしているのか疑問だったが、それは逃れられない運命なのか。それとも地獄少女の後継者が決まらなかったからなのか…


人の心から怨みは無くならない
それ故に地獄通信は存在する。
誰でも抱きうる感情:怨み憎しみを可視化してくれる。
人の世に心に寄りそうように存在してきた。

それが地獄通信。

あるときは怨みを晴らす手段として。
しかし、使った者は真の意味では救われない

またあるときは負の希望として。
その存在を知っていても使わないことで自分を高尚な立場に止めることができる。

また
かっぺーさんがやっていたように
地獄通信が存在することで
クソー、でもあんな奴いつでも地獄に流してやれるし!と生きる活力に変えることもできる。
→しかし、どう考えても感情の抑制に繋がっている人は少ないだろう。真の救いをもたらされている人は僅かだ。


次回は
幼くして亡くなったゆずきが
何故地獄少女の候補に選ばれたのか明かされるのかな?
予告からして切ない…

しかし つぐみ先生の
「鳥居だけは絶対超えちゃ駄目よ」ってそれ完全にフラグですよね

25
これは……今まで観てきたアニメの中でも五本の指に入る悲しい回だった。
全ては地獄少女の見せるまやかし。自分が既に死んでいるなんて信じたくないゆずきはあいの仕業だと思い込もうとする。しかし、現実は残酷で…。あいはゆずきに彼女の過去を見せる。

……

バスの運転士の父、身体は弱いが優しく綺麗な母と幸せに暮らしていた幼き日のゆずき。
ある日、交通事故により父が他界したことを境に暖かな家庭は崩壊していく。
実際はブレーキの故障。しかし会社は整備不良を隠蔽し、ゆずきの父に責任をなすりつける。死人に口無し。事実を捻じ曲げられようとも、それを覆す確たる証拠も無く、親子は世間の冷たい視線に晒され壊されていく。
(この話見るとドイツの旅客機墜落事件も もしかして…って思っちゃうよね……)
ゆずきは学校で虐められ、母は寝込んでしまう。
最初は母の幼馴染の男(スーパーの店長)が二人を助けてくれるが実は下心満載だったことが発覚する。
そこでのパートも辞めざるを得ず、母はますます身体を弱らせていく。親せきも周りの人も
誰も助けてくれず、病院もスーパーも相手をしてくれない。幼いゆずきはひとり市役所を訪れるがどうしていいのかもわからない。
アパートの住民からの冷たい目線に耐えかね、二人は行く当てもなく出て行く。が、
その先の神社で終に母の命の灯火は消えてしまう。
母を弔うゆずきの目は地獄少女のように紅に染まっていた…。
そうして、彼女はアパートへ戻り独り衰弱死………
……
…嗚呼、なんと悲しい世の不条理よ。
世を恨み、やり場のない憎しみ哀しみを抱いて亡くなっていった者たちが次の地獄少女候補となる女の子だったのか…。

哀しき真実を思い出したゆずきは地獄少女になることを決意する。
鳥居を超えると、あいは消え、ゆずきの服はあいと同じ着物に変わる。とうとう地獄少女となったのだ。
輪入道以外は去ってしまった?

彼女は決意する。此の世に蔓延る不条理を、裁かれるべき人間を制裁することを。
しかし、地獄少女に怨みを選ぶ権限はない。
ゆずきはどうなる?
あいはどうなった?
次回、最終回。

26 いちぬけ

あいは永きに渡る地獄少女の任から解放される。
しかし、ゆずきは心を無くして地獄少女の仕事をこなすことなどできない。

地獄少女となったゆずき
最初の依頼は親友の秋恵を流した憎き女、真山梓。
依頼したのは秋恵の父親。
しかし
流されるところを直接見てやろうと真山のアパートを覗きに行った彼はそこで彼女が事件により障害を負った父親を懸命に介護している姿を目撃する。
「あの女もやがて報いを受けるのだ…」
彼女が消えたらあの父親はどうなる?自分と同じ思いをするのでは?
…そもそも警察署長である自分が上からの圧力に負けて事件を揉み消したという負い目もあり、復讐する気力は失せてしまう。
しかし、ゆずきはそれでは納得がいかない。禁忌を破り、自分自身の手で真山を流そうとするが、地獄の者によって妨害される。掟破りの罰として地獄送りにされそうになるが、あいによって救出される。
あいは心を無くしてしまったのではない、心を殺して仕事をこなしてきた。だけど、あいと同じように、社会に見捨てられて死んだゆずきが地獄に送られることは見過ごせなかった。二篭のときと同じだ。地獄少女の役目から解放されたいと願っていても、あいは変わらずあいなのだね。
「人は弱い、自分のみを守ることで精いっぱい。だから見て見ぬ振りをしてしまう。」そう言ってゆずきを諭す。ゆずきの心を諭す。
たしかに三鼎における依頼は保身が多かった。いや、どんな依頼もけっきょくは自分の気を晴らすため、自分の心を守るため、自分を守るためのことなのかな。


ゆずきの罪を代わりに引き受け、あいは地獄少女に戻る。今後は二度と解放されることもない。地獄通信が無くなるその時までは…。しかし、此の世から人の怨みの念が消えることは無い…つまりは永遠に地獄少女を続けなければならないということ。哀しすぎる…!
エンディングアニメーションはこの結末を最初から示していたのか…!

ゆずきは救われたが、あいは救われないバッドエンドじゃないか!
と思ったけれど、無力で選択肢の無い彼女が唯一自分で選択できたこと。それがゆずきを助けること。
情けは人の為ならず。
あいは変わらず地獄少女の役目に縛り付けられているが、彼女はゆずきを救うことで自分を救ったのですね…!
最後に四藁たちにかけた「行くよ」という言葉もどこか軽やかな口調だった気がする。
自由の無いあいだけど
自分の中で無くしてはいけない、けっして譲れないものを守ることができた。
川辺に咲く二輪の彼岸花の構図がゆずきとあいを表しているようだったが、ゆずきの魂が召された後花は消えた。
調べたところ彼岸花の花言葉はいろいろあるようだがここでは「悲しい思い出」がぴたりと当てはまるだろう。二人は解り合えた、そうして辛い思い出も浄化された…はず
そう考えると悲観的なだけの終わり方ではないと思える。


また、最後にきっちりと懲悪もなされていた。
父親が亡くなり、真山は空港に来た。そこでは事件の根本悪であるお偉いさんの息子が!ほとぼりが冷めたので外国から帰ってきたのだろう。それを何処からかの情報で知った彼女は隠し持ったナイフで男を刺す、と同時に地獄へ流される。倒れた男の後ろには糸を解いたおばさんの姿。誰だ?……あっ!警察署長さんの家に務めてた家政婦さんか!
この人もまた、秋恵が居なくなり署長さんが抜け殻のようになってしまった原因が真山であると突き止め 怨みを抱いたのだろう。
人の怨みは何処までも止まらない。それを示唆する終わり方。
男が刺され血が溢れ出し大混乱になる空港。人々が逃げ惑う方向とは逆に進んでいく あい。それは彼女の選んだ運命を表しているようにも見える。
…そうして物語は幕を閉じる。

地獄通信の消滅も期待したが、それは人が恨みを抱き続ける限り
つまり人が人である限り ありえないということ。
それにこの作品のタイトルは「地獄少女」だしね。
{/netabare}

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 272
サンキュー:

4

ネタバレ

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

地獄少女はやっぱり閻魔あいしかいないでしょ!

地獄少女3期です。

地獄少女の役目交代か!!?交代なのか!!?
といった内容でした。

メインとなるキャラ、ゆずき登場です。

ゆずきが次の地獄少女対象者(あいの立場候補)になります。

個人的には、あいが好きなので
あいがでない話とか好きじゃなかったかな。。。

そして私はあんまり、ゆずきが好きにはなれませんでした。
ゆずきが嫌なキャラではなくただ個人的にあいを好きすぎたからかなとっ^^;w
でもゆずきの過去にはうるっときました;;

★ネタバレ注意★
{netabare} 結果、やっぱり、あいが地獄少女をやる。
ゆずきは実はすでに亡くなっていたんですね。
ゆずきの過去はとても悲しかったです。
無事成仏できてよかったと思います。
結果、満足です。あのメンバーでこそ最高の状態!これぞ地獄少女ファミリーって感じがします*^^* {/netabare}

いろんなアニメのヒロインの中でも閻魔あいは
私の中で上位にくる女の子です。
そんな、あいの姿をぜひ観て欲しいなと個人的思いますヾ(●´□`●)ノ
怖い系苦手な方、これは怖くないので大丈夫です♪

読んでくださりありがといございましたヽ(´∀`*)ノ

投稿 : 2015/03/07
閲覧 : 315
サンキュー:

27

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゆずき

ゆずきが本編の主演となり、話が展開されるが、途中まではすっかり現世の話だと思い見ていた。話が進むとゆずきがどのような境遇で、どうして友人を失うという不遇にあったのかが分かる。ゆずきの不遇な話には涙を拭う一幕があるが、人が死ぬということを改めて考えさせられた。いい話だと思うが、最後のまとめ方に深みが感じられなかったのが残念。二籠から出演していた「きくり」の存在は二籠ほど異視点の疑問を投げかけてこなかったのも少々残念だった。でも、十分に楽しめる作品でした。

投稿 : 2015/01/15
閲覧 : 271
ネタバレ

たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

第3期は三鼎[みつがなえ]

さて、地獄少女も3期に入りタイトルは三鼎[みつがなえ]
この意味は、3人もしくは3勢力が違った所から物を見ると言う意味ですが
3人?3勢力?
2期から約10数年経った感じです。
閻魔愛は2期の最後に人間に戻り死んだと思われたが、実はまだ解放されていない。三度地獄少女として現れる。しかし今回は閻魔愛は『ゆずき』と言う少女の体内から現世に姿を現す感じで描かれている。
内容は学校関係が多いのだが、愛の仕事は変わらず地獄流し。しかし、それを今回はゆずきも感じ取れる。意味はあるのか?最終話まで見ると解かります(笑)
ただ、人の業は常に時、場所、人を選ばず狂った歯車が徐々に機械を壊す様に人間関係や、異性関係なども同じように少しづつ狂って行く。
それは、誰か悪い時もあれば、そうでない時もある。3期ではそんな事を描写して見せている感じがします。自業自得とまで言えませんが、それに近い事が3期では数多く有り、悲しい想いをする人達が様々な事を考え、恨み、許す。こんな展開は2期までの地獄少女では無かった話が多い気がしました。最後の最後に愛が取った行動、人としては生きず。それぞれの立場をみんな選んだ結末が少し悲しい感じがしました。

うんちく~
地獄少女って結局必要なのか?その1つに疑問が大きく別れます。
もちろんフィクションですが、人の恨みや妬みを変わり地獄に流す。
そして流した者は死んだ後地獄に行く。感じ的に変わった作風のアニメでは有りましたが、死を恐れるのは人が人で有る為の物です。この作品で色々な有りうる恨みや妬み、恐怖はフィクションだが、実際に生きている人も持たなければならない物も多く描かれていた作品だったと思います。
見た事の無い人にはお勧め度は★4つで。
見て考える事の大事さがこのアニメには有ります。ぜひご覧になってください。

投稿 : 2014/11/05
閲覧 : 296
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とてもおもしろい。

恨み晴らします。3期
もうなにも言いません。あいちゃんが恨みを晴らして地獄に流しています。
だいぶ物語の進行に変化が現れました。
基本の進行はシリアスなのですが途中途中にコミカル要素を取り入れて穏やかな雰囲気にしようとしています。
さらにきくりの吐く毒が相当いい味を出しています。
作画に対して少し手を抜き始めた感が否めないのが残念なのと、尺に収めるために端々で物語が飛んでいる気がします。おそらく原作を読んでいないとわからないのではないかと思いました。
恨みの質がどんどん軽くなっていることと、恨みの連鎖が多くなってきているので、死んでいく人がだいぶ増えている印象を受けました。
最後の3話、全てを締めくくりました。
ここで改めて地獄少女が好きになりました。
是非皆さんに見ていただきたい3部作です。

投稿 : 2014/08/24
閲覧 : 261
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photon さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

プロレタリア

やっと三期目の観賞
元々久作の少女地獄をモチーフにしているのかと見始めたのだけれど別物
登場人物の大衆化が更に進みディストピア的要素を内包しているようにもみえる
但し、舞台設定が曖昧模糊またはとっ散らかっているのでそれが作品を殺しているように感じる
4話目で水原弘の曲(男なら)を口ずさむシーンが今のところ最も記憶に残っている

結局大衆の性質である処の卑しさを延々と観る破目になった
坂口安吾は堕ちるところまで堕ちてそれから這い上がるだとか著していたけれど
その後堕落に底など無いのだと誰だか言っていた
個人的にはそろそろ堕落に堕落を重ねたその後の世界観を展開しているような作品を鑑賞したい

ちなみに最終話の青い彼岸花に関する推測になるが、これは青い薔薇の模倣または似たような方向なのではないかと思う
青い薔薇は以前「不可能、ありえない」という意味であったけれど、2004年頃だったかに確か品種開発に成功し、その際に意味が「神の祝福」に変わっていた筈
これを元に「仏の慈悲、慈愛」などのような意味が当てはまるのではないかと考える
そう考えると演出としては凝っていると思うので、やはりストーリーを何とかして欲しかった

投稿 : 2014/07/16
閲覧 : 269
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0

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

閻魔愛再び・・

1作目~2作目で略完結した筈の地獄少女・・
3作目は少々別の切り口と角度から始まる。

基本的な世界観や演出に変わりは無いが・・
略1話完結で進んでいた1期2期とは違い
各話の伏線が本編に向う様になっている。

1期・2期は途中から視ても楽しめるけれど
3期はじっくり1話目から視ないと繋がらない
部分も多いかな?

個人的には2で完結しているので
3はアフターストーリーの様な感覚。

ただ 予断と言うだけではなく確り物語を
完結させるもので閻魔愛を見続けてきた人
には・・なるほど・・そうか・・と思わせる
内容かなと思いました。

やや趣向が萌寄りで媚気味?と思う部分もあるけど・・
流石に3期なので色々弄くるのは已む無しですか??

ダブルヒロインのような感じなので美少女指数が
高めがいいという人には1~2期よりも好ましいのかも?

投稿 : 2014/07/08
閲覧 : 308
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2

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もんちろー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

考える。

3期は、何でこの人は紐を解いたんだろうって考えさせられる話が多いかも。
新しい地獄少女の登場!?
あいはどうなる!?

投稿 : 2014/07/04
閲覧 : 249
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1

ヘルワヘルワ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なるほど〜

1期、2期に続き、3期。
どんどんおもしろくなった。
内容も、いい‼
びっくりなのは、飽きなかった事です!
完全に、地獄少女の世界勝ちです。
ただ、好みはあると思うので、興味のある方は、
1期から、ぜひ見てください♫

投稿 : 2014/06/20
閲覧 : 213
サンキュー:

2

手乗りラビット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

モヤモヤ

人気シリーズの第3期です。山童という新キャラクターが登場します。

今作では結構理不尽な話が多いです。前作・前々作と見ていますが、毎回見終わってモヤモヤしていたように記憶しています。

終盤では閻魔あいについて、地獄少女について触れる話が多いです。
これもまた結構モヤモヤするのですが…。

『滲んだ頁』という話があるのですが、この話が色々な意味で物凄く心に残ってます。これぞ地獄少女!という話です。

作画・音楽ともに素晴らしいです。ただシリーズ通して見ている人にとっては、うーん…でしょうか。

投稿 : 2014/05/23
閲覧 : 280
サンキュー:

3

あぶにすと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

失速

地獄少女シリーズは好きだけどマンネリ感が否めない
それと話の内容がグダグダになってしまって非常に残念だった良作だけに

投稿 : 2014/02/27
閲覧 : 263
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0

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りっか(●^o^●) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

3期も同じく~

3期新しい子入った~
地獄少女に新しい子


いつものセリフも~
いっぺん死んでみる?
ぞぞっと来るね~(●^o^●)

投稿 : 2014/02/24
閲覧 : 388
サンキュー:

1

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もうおなかいっぱいです

流石に飽きてきますね... この話の流れが毎回同じ感じの内容は...
1期~3期まで各26話で 全78話ですもんね~ 飽きてきてもしょうがないw

え~と、今回の「三鼎」の内容としては、ちょっと微妙な感じでしたね。

今回は依頼者の恨みを抱く理由が、些細でしょうもないモノが多く、
話が軽くてイマイチ面白味が感じられませんでした。

まぁ22話の双子の話とかすごい好きだったし、面白かった話もあるんだけど、
前作までに比べると割合低いな~って思います。

それに、今回のメインキャラである『ゆずき』はあまりパッとしないですし、
地獄少女の閻魔あいは出番が少なく印象が薄くて残念でした...

ただ、このシリーズって、作品全体を通してのストーリーの〆的な話が
ラスト3話位に毎回あるんですが、そこは今回もそれなり面白かったかな。

でもそれって、ひたすら一話完結で同じ流れの話が続くから、ストーリー性のある終盤を
いつも以上に面白く感じてるだけなのかもって思ったりもしますww

まぁ今回の「三鼎」は、全体的に見てもあまり良かったとは思えない内容でした。
これなら2期で終わっておくべきだったのかもしれませんねw

投稿 : 2014/02/14
閲覧 : 551
サンキュー:

22

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

発展はなし

まず、設定は崩壊しています。間違いなく今まで見てきた人ならもの凄い違和感を感じるレベルで崩壊しています。
その上2期ではあったキャラクターの掘り下げもほぼなく、作品としての幅はかなり失われてしまいました。
それもこれも、3期終盤における大仕掛けを見越してのことだと思います。
初めから最後のことしか考えていないような気がします。
このシリーズの特徴として、後半まで物語が全く動かないというのがありますが、ある意味それが極まった形として、前半遊びに奔っているようです。
特に罰は本気で遊んでおり、見る人によっては寒い領域でしょう。理不尽の方も理不尽は理不尽ですが、特になにも工夫の無いシリーズ中で散々使ったネタの使いまわしに近いものでした。
問題の後半は、まぁそこそこの感じではありました。なかなか衝撃も受けました。
しかし、最後はやっつけな感じが強くしました。なんでもありといっても過言じゃない描き方だったと思います。
ただ、画面の構図などはかなり凝られており、見ていて鳥肌が立つようなシーンもありました。
どうも気合が入りすぎて空回りしたような雰囲気があります。それだけに少し残念な気もします。
はっきり言ってシリーズ中で一番中途半端な作品です。2期の流れで見ると少なからず違和感に襲われるでしょう。
話の内容も結末も蛇足感があるので、2期で満足出来たのならそこで止めておくのも手です。
まぁ2期まで見てしまったのなら、それもなかなか難しいでしょうが^^;

投稿 : 2014/01/12
閲覧 : 312
サンキュー:

2

mikosaya さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価8

投稿 : 2013/11/29
閲覧 : 326
サンキュー:

1

ネタバレ

自殺うさぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今のところ3期はあまり好みではないです。。

地獄少女シリーズ
第3作目です。

この三鼎(3期)は1期2期と違う監督になり
復讐もなんか、軽くなり、視聴者を騙す展開も少なくなり
あまり好きではないです。。
話が軽く、なった気がします。
1期、2期は好きだったのですが。。

しかし、OPは意外に好きです。

※まだ視聴中なのでレビュー更新予定。

投稿 : 2013/11/25
閲覧 : 230
サンキュー:

6

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地獄少女 三鼎[みつがなえ]のストーリー・あらすじ

最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。
深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。晴らせぬ怨みや世に不条理はつきもの。納得できない理由や状況に抗えぬままに悲惨な運命を辿る者は多い。
地獄少女=「閻魔あい」は彼らの悲痛な叫びを聞きとげ、依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「地獄流し」へ至る方法を語る。ただし、「その代償として自分自身も死後は地獄で永遠に苦しむことになる」とも言う。
地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。(TVアニメ動画『地獄少女 三鼎[みつがなえ]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2008年秋アニメ
公式サイト
www.jigokushoujo.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%8D%84%E5%B0%91%E5%A5%B3

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