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「アルテ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.1
感想・評価
274
棚に入れた
917
ランキング
1207
★★★★☆ 3.5 (274)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.6

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☆の総合評価
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アルテの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

dossun さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

朝ドラを見てる感覚でほのぼの見れる

24年3月6日視聴済み。

<よかったこと>
・朝ドラっぽい主人公の成長が見れる
・アルテの元気いっぱいな感じが見ててすがすがしい
・レオさん(CV:小西克幸)の渋さが光る
・時代背景がわかり、歴史への理解も深まる

<うーん>
なし

16世紀初頭のフィレンツェを舞台にした画家を目指した15歳の少女アルテが自分の夢を追いかける朝ドラ感味わえるアニメです。
特によかったのは、時代の偏った価値観、偏見に負けず、自分の道を力強く進もうとするアルテの姿でした。16世紀であれば、偏った視点は強く、何かにつけて、女だから、女のくせにといういい文句が嫌というほどいわれますが、そこに負けずに自分の夢を叶えよう、どうしたら事をうまく進められるかを考えられるアルテには感心ばかりです。
また、レオさんの無愛想な感じがありつつも、アルテのことを思いやる師匠っぷりには人の良さを感じます。愛を持った厳しさでアルテを育てようとするレオさんのもとで働ければ人としての成長もできるかもしれません。
最終回は綺麗にまとまった感じがありますが、最後駆け足でまとめにいってた感もあるので、続編を期待したいですが、こなさそうですかね。

{netabare}
6話視聴
・相変わらず目をつけられるアルテ
・弟子を想って厳しく指導するレオさん
・鳥海さん出てきた、楽しみ

7話視聴
・ユーリの目的はアルテ
・レオさんの幼馴染のルザンナの不遇な境遇
・困っているルザンナをなんとかしてあげたいと奔走するアルテ
・ユーリの介入で問題が解決し、依頼を受けるアルテ

8話視聴
・見送られるアルテ
・戻ってこなくてもいいと伝えるレオ
・レオが放った言葉について考えるアルテ
・考えすぎて海に落ちるアルテ
・ベネチアの町の雰囲気{/netabare}

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 40
サンキュー:

2

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

優しい作風のルネサンス朝ドラ

ルネサンスのイタリアを舞台に、貴族のアルテちゃんが女だてらに画家を目指してがんばるお話。
イタリア大使館後援アニメとの事。
※作品データベース様より転載

【良い点】
作画が綺麗。
アルテちゃんは女性漫画家らしいキャラデザ、快活な金髪美少女で大きめの胸の谷間が眩しいが健全なエロ可愛さ。
男性向け萌え絵とは一味違った好ましさがあり、自然体な美少女でかなり可愛らしい。
ルネサンス期の衣装や、貴族らしい細かい所作など、丁寧に描かれている。
フィレンツェやベネツィアの風景描写も申し分ない。BGMも含めてルネサンスの雰囲気を堪能させてくれる。
声優陣も申し分なく良質なアニメ。

アルテちゃんの前向きで明るいキャラクターが好感持てる。男性向け萌えアニメにはいないタイプの可愛さ。
NHK朝ドラの女性が男社会で頑張る系のヒロインめいている。
感性豊かで落ち込む事も多いけれど、素直さと善良さが滲み出ている。
それでいて貴族の子女らしい教養と知性も魅力、多くの人々から謙虚に学んでいく姿勢は中々稀有なヒロインだった。
その他レオ師匠や高級娼婦のヴェロニカさんなど主要人物が軒並み魅力的。
レオとヴェロニカ、レオとパトロンの老商人ウベルティーノとの父子めいた関係など、キャラ間のドラマの層も厚い。
モブでもパン焼き職人が誇りを持って仕事する姿勢見せてくれるなど、一人一人が地に足の付いた良き人物だった。

ルネサンス舞台の優しい世界の名作劇場めいている。
女性の社会進出の葛藤をテーマにしつつ、優しい世界でストレス感が少ない。
男性社会で心無い偏見に晒されるも、モブも含めて善意のキャラばかり、アルテの頑張りが着々と実っていく安心感ある。
ヴェネツィア編でのカタリーナお嬢様との交流や、ヴェネツィアの紳士な職人とのやりとりで
「生まれ性別階級は選べず、それもまた自分の才能。それを受け入れて自分らしくあれ」というテーマを明確に示している。
過度に男女平等を押し付ける作品にあらず、違いを認めて自分らしく…というのは好感持てた。
全編通してテーマが分かり易く、一貫しており、それをアルテの明るいキャラクターと周囲の善意の人々の後押しで清々しく描かれている。
最終話も非常に綺麗な展開と締めで後味爽やか。

アルテとカタリーナお嬢様との交流が尊い。カタリーナちゃんかなり可愛い。
性格難あり悪役令嬢カタリーナ、最初は押しの強いアルテがグイグイいき、自分の経験と境遇を語り、カタリーナの心を開く。
ダラダラせず1話でテンポ良く仲良しに。
今度は自分が貴族で女性である事への葛藤で苦しむアルテをカタリーナが救う流れ、後半の短い尺で過不足無く良き交流が描かれる。
カタリーナがアルテの絵を、アルテを女性だから…と言った職人に見せて怒るシーンは非常に尊かった。

坂本真綾氏によるOP「クローバー」もテーマが素直な良主題歌。EDもかなり良く、余韻がある。

【悪い点】
特に無いと思う。

強いて挙げれば優しい世界過ぎてヌルいのでは?というところか。
けれどキツい女性蔑視などのストレス要素は楽しくないし、アニメ(漫画)で御都合主義な綺麗さは別に悪くはないと思う。
サクセスストーリーがスムーズ過ぎて波乱に乏しい面もある。
ただ、アルテちゃんは十分に葛藤しているし、別に過度な波乱を見たいわけじゃないし。

更に強いてアラ探すと、絵画や芸術の描写で凄いと分かるシーンはあまり無いかも。
けどどうせ素人には分からんので別に評価下がらない。

【総合評価】8~9点
「はめふら」や「プリコネ」みたいな外連味こそ乏しいが、2020春トップクラスの良作だった。地味な(超)良作な感じ。
評価は「とても良い」
完成度高いとはいえ1クールでは物足りず、最高評価は保留する。

【小ネタ】
カタリーナで悪役令嬢…
趣味が料理で中の人がペコリーヌ…

アルテとカタリーナの関係は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -のヴァイオレットとエイミーと似ている。
最初はヒロインが偏屈お嬢様を攻略→今度は逆に、隙があってほっとけないヒロインを成長したお嬢様が気遣う流れ…
どちらも展開がスムーズに尊い関係構築していて良き百合友情大好物です。

投稿 : 2023/09/01
閲覧 : 93
サンキュー:

3

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女性に贈るお仕事アニメ

16世紀初頭フィレンツェ。
貧乏貴族の娘アルテが夢を追いかける物語。
決して派手ではありませんが、学ぶべき箇所が沢山あるアニメです。
女性に贈るお仕事アニメと言ってもいいでしょう。

女だから・・・
女なのに・・・
女のくせに・・・
アルテは、いつの世にもある価値観に翻弄されます。

そのため、どこの工房からも門前払い。
そして、ひょんなことから頑固職人レオの弟子に。
最初レオはアルテに冷たく当たります。
それに負けず、アルテは奮闘します。

画家になるとの明確な目標を持つアルテ。
悩みながらも真摯にそして確実に己のやるべきことをやります。
それはアルテの「絵が好き」との思いが原動力に。
この「好き」が生きる上でもっとも大事なことだと思います。

レオを始め、アルテと出会う人々もまた個性的です。
彼らは気難しかったり、得体が知れなかったり。
でも、アルテと関わるうちにアルテを認めます。
これもすべて、アルテの絵に向き合う姿勢に共感したからでしょう。

中盤から舞台は、水と花の都ヴェネチアに変わります。
ヴェネチアでまた一段と成長するアルテ。
自分の使命を自覚するほど強いことはありません。
そして、その想いを胸にフィレンツェに帰ります。

最終回はアルテの人柄あってこそです。
古い価値観を持っていた人々が協力者へ。
アルテの真っすぐな想い・言葉・行動が彼らを変えたのでしょう。

最後に浮かぶfineの文字。
イタリア語で終わり、英語で素晴らしいの意です。
見事な言葉が優しい余韻を残したラストでした。

投稿 : 2022/08/22
閲覧 : 204
サンキュー:

29

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

生き方っていろいろ でも覚悟は必要

紹介文を見てお仕事系か?と思いなんとなく視聴開始。
アルテってArtのイタリア語かなんかと想像しましたが、
全然関係なかったみたいですね。

【作品概要】
 16世紀、ルネッサンス時代のイタリアが舞台。
 貴族の娘アルテは絵を描く以外はあまりぱっとしない女性。
 この時代の女性は嫁ぐか修道女の2択という
 現代ではあり得ない選択肢の狭さだったそうです。
 
 しかしアルテは画家になりたいという強い決意を胸に
 家を飛び出します。
 
【作品に対する感想】
 いや、ほんといい作品だったと思います。
 自分の願いのために、苦痛もいとわず体当たりで
 道を切り開くアルテにかなり元気をもらえました。

 さて、アルテの選択は
 どんな未来につながるでしょうか。
 2期があれば必ず視聴します。

1)物語
 当時は芸術分野においても男性社会で、
 「女のくせに」とか言われる時代だったようです。
 塗料作成一つとっても重労働を伴う時代だったので、
 体力に勝る男性でないと、難しい時代だったんでしょう。

 昭和中期ごろまでは日本もこんな世界だったんでしょうね。

 この作品、ただ夢のために向こう見ずに
 突き進むんじゃなくて、キャラがちゃんと
 地に足ついた思考をして、行動するんですよね。
 そこが魅力的だと思います。


4)音楽
 OPクローバー
 坂本真綾さんの声が聞けて、耳が幸せ

5)キャラ
 ➀アルテ
  当時の常識を覆す
  女性でありながら画家を目指す娘。
  この手の朝ドラ作品では良くある
  「真っ直ぐなバイタリティ半端ではない娘」では
  あるんですけど、それだけじゃないんですよね。
  人や物事に対して、ホントに真摯に向き合える娘。
  失敗もするけど、本質をとらえて
  ちゃんと吸収して成長できる娘なんですよね。
  後、自分でやろうとするところ、好感持てます。
  {netabare}
  レオに恋してる描写がありましたが、
  どっちかというと幼稚園の先生に
  初恋したような感じなのかな?と感じました。
  {/netabare}
  
 ➁レオ
  愚直なまでの職人で、確かな腕を持っており
  私的職人の鏡です。
  最初アルテを鬱陶しがっていたものの、
  いなくなったらなったで物足りない所がカワユス。
  アルテに無茶ぶりしますが、
  こんくらいのハードル越えられないと、
  やっていけない業界なんでしょう。

 ➂ヴェロニカ
  商売のために博学であれ という点は
  私的にも敬意が払えます。
  深堀してほしいキャラですね。

 ➃ユーリ
  アホな貴族ではなく、権力や財を築くにふさわしい
  思考を持ち、判断基準が明確な人。
  こういう足が地についた権力者は良いですね。
  説得力があります。
  アルテからも結構失礼なこと言われてますが、
  笑って流せてるあたり、懐広いですね。
  引き際もさらっとしてますし。

 ➄ウベルティーノ
  うさん臭いおっさんみたいな描かれ方をしてますが、
  一代で今の地位、財を築いたということで、
  やっぱり只者ではないんでしょう。
  優先順位や仕事の哲学がしっかりしている印象です。

 ➅カタリーナ
  アルテとカタリーナ。
  似た者同士、お互い影響し合って覚醒していきました。
  この年齢であの覚悟、立派だと思います。

6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀重労働上等 頑なに自分で背負うアルテ
  こういう愚直な娘、魅力的です。
  手っ取り早くやるなら
  手を借りたほうが早いんですけど、
  自分の手を汚して経験したことって
  確実に自分の財産になると思うんですよ。
  今風ではないかもですけど、こういう娘、好きです。

 ➁背景はわき役
  こういう細かい描写が好感持てます。
  何を描きたいかによって、どこにカロリー  
  かけるかって変わりますよね。

 ➂ヴェロニカ じらしプレイ
  ヴェロニカの裏側みたいな描かれ方してますが、
  娼婦って「仕事」ですから。
  本気になったオッサンの負けと思うんですよね。
  この辺はリアリティの面で肯定的に捉えました。

 ➃絵は商売のための備品
  ウベルティーノのこういうバッサリ感好きです。
  芸術家は絵を極めんと必死ですが、
  買い手はあくまで道具の一つ。
  そういうもんですね。

 ➄使えるものは何でも使うアルテ
  ウベルティーノとの交渉のために、
  ヴェロニカに立ち振る舞いの教えを乞うたアルテ。
  こういった姿勢はとても魅力的に感じます。
  高い技術も、売れないと宝の持ち腐れなわけで
  営業もちゃんと描いているところがいいですね。

 ➅レオ アルテの将来を最重視
  ユーリの提案、レオにとっては複雑と思うんですよ。
  異例の女性弟子を一生懸命育てて
  それを持ってかれるみたいな複雑さ…。
  でもアルテのためなら「戻ってこなくていい」って
  言っちゃえるレオ。
  アルテのことを一番に考えてるんだなと感じました。

 ⑦アルテ ユーリの提案を断る
  私がアルテだったら提案に乗りますね。
  運だったり、いろんなものが味方して
  得たチャンスですけど、アルテ自身の行動で
  辿り着いたチャンスでもありますので。
  ユーリの言うとおり、わざわざチャンスを捨てるのは
  他の画家に対して不遜というのも解ります。

  まあチャンスをどうするか決めるのは
  当然アルテなんですけど。
  アルテが言った「ちゃんと実力で仕事をつかむ」は
  私の中でいまいち理解できていません。
  今だって実力もあって提案を掴んだんだし。
  この辺は若さゆえのこだわりかなぁ。

 ⑧マティーさん、ちゃんと謝る
  現代からするとかなりの男尊女卑の社会で
  ちゃんと謝れるのはすごいことかと。
  アルテの方も、「女で貴族」が逆風の時は
  歯をくいしばって耐えてきたんだし、順風の時は
  流れに乗っかればいいんじゃないかなと思います。
  シャアもそんなこと言ってましたし(笑

  順風に乗っかって慢心してはいかんですけど。
  
 ⑨レオ やっぱりすごかった
  経験を積んだアルテでもやっぱりまだ敵わない。
  そういう底の深さがある師で良かったなと。
  彼もまた生きるために必死だった芸術家ですから。
  そしてアルテに師として「選ばれる」画家でした、と。
 

{/netabare}

7)どうでもいいですが気になったところ
 レオん家の屋上の小屋
 あんな作りにしたら下階への雨漏り
 酷くないですかね?
 当時ゴムパッキンとかないでしょうし。

投稿 : 2022/05/03
閲覧 : 222
サンキュー:

20

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

常にポジティブなアルテには泣かされる

吉田玲子の脚本はやっぱりいい、オリジナルのラストも母親が出て来ていい感じでした。
更に出世していくが困難の2期に期待。

投稿 : 2022/04/25
閲覧 : 158
サンキュー:

3

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「ランウェイで笑って」枠?

公式のINTRODUCTION
{netabare}
舞台は16世紀初頭イタリア・フィレンツェ。
絵画や彫刻などの芸術が盛んなルネサンス発祥の地。
そんな活気ある華やかなる時代に、貴族の娘として生まれたアルテは、物心ついた頃から絵を描くことに夢中となった。
しかし女性がひとりで生きていくことに理解がない時代、好きなことをまともにすることも許されなかった。
結婚してまともな生活をしてほしいと願う母親に反発し、アルテは画家になるべく工房への弟子入りを志願する。
同じ後悔なら自分の望むことをして後悔したい―
時代の流れに抗って、画家になる道を選んだ少女・アルテの物語が始まる。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
アルテ:小松未可子
レオ:小西克幸
アンジェロ:榎木淳弥
ヴェロニカ:大原さやか
ダーチャ:安野希世乃
ユーリ:鳥海浩輔
カタリーナ:M・A・O
ソフィア:田中理恵
ダフネ:戸松遥
{/netabare}
キャスト{netabare}
原作:大久保圭『アルテ』(「月刊コミックゼノン」連載/ノース・スターズ・ピクチャーズ)
監督:浜名孝行
シリーズ構成:吉田玲子
時代考証:鈴木貴昭
キャラクターデザイン/総作画監督:宮川智恵子
サブキャラクターデザイン:宮地聡子
プロップデザイン:岡戸智凱・岩畑剛一
美術設定:吉原一輔
美術監督:SCOTT MACDONALD
美術:スタジオちゅーりっぷ
レイアウト監修:益田賢治
色彩設計:舘絵美子
撮影監督:能代拓也
特殊効果:福田直征
編集:関一彦
アニメーション制作:Seven Arcs
{/netabare}


1話ずつの感想


#01 「弟子入り志願」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
フィレンツェの貴族の家に生まれたアルテは子どもの頃から絵を描くことに夢中だった。母親の反対を押し切って、画家になるために家を飛び出した。画家工房への弟子入りを決意し工房を回るが、女というだけで絵を見てもらうことすらできない。
そんな中、唯一自分の絵を見てくれたレオに出会う。レオはアルテに弟子入りを認めるための課題を出す。
{/netabare}
感想
{netabare}
貴族の娘アルテが、ふつうに貴族と結婚して幸せになるなんて思えなくって
家出して、画家に弟子入りするおはなし。。


今回はアルテが、画家工房に弟子入りのお願いをして回るんだけど
アルテが女だからって、どの親方も絵を見もしないで追いはらうの。。

でも、ずっと追いはらわれてたら通りがかった画家のレオが絵を見てくれて
絵が好きだから画家になりたいって言ったら
ふつうの人なら投げ出すような宿題を出されたんだけど
アルテはがんばってクリア。。

ホントは絵が好きなだけじゃなくって
女だって自由に生きたいってゆうアルテの思いを聞いたレオは
アルテが自分に似てるみたいに思えて、弟子入りをゆるした。。
ってゆうおはなし。。



がんばるアルテがよかったけど
引っ越しも家の馬車で送ってもらうとか
いそぎすぎてて、あんまり苦労して弟子入りした感じがしなかった。。

それにレオが寝てるアルテに水をかけてたのも
昔って、水道もなかったし
水をくみに行くだけでも大変だったんじゃないのかな?

そんな時間があったら、ふつうに起こした方がよさそう^^


アルテの性格はちょっと「赤髪の白雪姫」の白雪に似てるかも?

絵はふつうにきれいだったけど
屋根の上の小屋のこわれた棚が、棚より横の板の方がこわれてたり
どうやってこわれたか気になる変なこわれ方だったりしたのが気になった。。
{/netabare}
{/netabare}
#02 「新生活」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
レオの工房に弟子入りをしたアルテは、小屋の修繕を命じられる。市場で木材を手に入れる途中で、別の工房で働く徒弟のアンジェロと出会う。姉妹がいて女性に優しく世話好きなアンジェロは手伝いを申し出るが、アルテはその申し出を断ってしまう。なぜ断られてしまったのか分からないアンジェロは普段接している女性とは違うアルテに興味を持つ。
{/netabare}
感想
{netabare}
アルテとアンジェロの出会いと
アルテが1人で屋根の上の小屋を直したり
石膏像の絵を描かせてもらうかわりに重たい粘土10袋を1人ではこんだりして
がんばるおはなし^^



アンジェロは女子にやさしくって、家族は女ばっかりってゆうところで
「ランウェイで笑って」の育人クンとかぶった^^

でも、こっちはアルテ1人が主人公みたいで
小屋を直して親方にほめられたときにはうれしかったし
アンジェロの親方に、また来てもいい、って言われたところは
にゃんも涙が出てきちゃった^^


アンジェロが家に帰って、甘える姉妹に「とりあえず自分でやってみようか」
ってゆうところで笑っちゃったけど、にゃんママは高校のとき
中距離やってて県大に行って、村祭りで俵をかついだとか
って自慢するくらいだから、昔はそうゆうのがふつうだったのかも^^
{/netabare}
{/netabare}
#03 「初仕事」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
レオの工房に弟子入りして半年。見習い仕事に勤しんでいたアルテは、ある日板絵の背景の一部を描く仕事を命じられる。工房入りして初めて絵を描く仕事を与えられ張り切るアルテだったが、レオからは何度も描き直しを命じられてしまう。アルテは自分が担当する箇所以外が完成していく板絵を前にレオの邪魔にしかなっていないと焦ってしまう…
{/netabare}
感想
{netabare}
今回は、アルテの初仕事のおはなしで
人物画の背景をまかされたんだけど、何回描き直してもダメ。。

それで思い切って聞いたら
「この絵で1番大事なのはなんだ?」って。。

それでアルテは、背景が強すぎちゃダメ、ってゆうのに気がついて
書き直したら、こんどは1発でOK♪ってゆうおはなしだったけど
その前にカーニバルがあって、人体解剖を見せてもらったんだけど
女だってバレて追いかけられたとき、レオにかつがれて胸が痛くなったり。。

そのあと、契約を更新してくれた時にも胸が痛くなったけど
それってきっと、恋だよね^^

でも、レオさんはパトロンの女の人が好きそう。。



レオさんって、やさしいよね^^

アルテが解剖で、ドジって身バレしちゃいそうになったり
背景も何度描き直してもダメなのにどなったりしなくって。。

アルテじゃなくっても、好きになる気もち、わかる^^


それにしても謝肉祭の日に解剖するなんて、何だか変な感じだけど
これも肉に感謝することなのかも。。

でもアルテが、目の前で死体が切られてても平気って、すごいなぁ^^
にゃんは注射するだけでもドキドキしちゃうのにw


あと背景が主張しすぎちゃダメってゆうのはアニメとかでもおんなじかも^^
{/netabare}
{/netabare}
#04 「コルティジャーナ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
アルテはレオと工房のお得意様であるコルティジャーナ(高級娼婦)のヴェロニカの元を訪れる。ヴェロニカは娼婦である自分に尊敬の眼差しを向けるアルテのことを気に入り、彼女に肖像画の依頼を出す。知れば知るほどますますヴェロニカのことが好きになるアルテだったが、ヴェロニカの娼婦としての駆け引きを目のあたりにして、彼女に反発心を抱いてしまう…
{/netabare}
感想
{netabare}
アルテはレオについて行った高級娼婦のヴェロニカのところで
男の人を喜ばせるために努力するヴェロを見て尊敬してたら
肖像画を描くようにたのまれたの。。

しばらく楽しく肖像画を描いてたんだけど
このごろレオさんと手がふれたり
肩をたたかれたりするだけでドキドキしたり、ボーっとなって悩んでたら
ヴェロからそれは恋だって教えてもらったの

そのあと、ヴェロが男の人をわざと待たせてじらしてるの見て
「それが仕事だもの」ってわらうヴェロに
「仕事だからって、人を傷つけてもいいんですか?
そんな人だと思いませんでした!」って言って、帰ってきちゃった。。

でも、そのあと、通りすがりの人にバカにされたパン屋さんが
言い返しもしないでニコニコしてるの見て
「どうして平気なの?」って聞いたら

「お客さんにおこった顔見せられないし
どんな時でもちゃんと仕事するのがオレのプライドだ」って言われて
レオさんにもふつうに対応できるようにしたの。。

さいごは絵をとどけに行ったアルテがヴェロに
「やり方はキライだけど、仕事に努力するヴェロさんは尊敬します」
って言って
「いつまでその笑顔をたもち続けるつもりですか?」って聞いたら

「業の深い仕事だから、たぶん死の間際まで」って言われて
ヴェロの覚悟を知ったアルテは、ヴェロと本当の友だちになれたみたい。。



高級娼婦って娼婦ってゆうか、今だったらアイドルみたいな感じなのかも。。

歌やダンスの代わりに本をたくさん読んで、お茶会を開いたり。。
撮影会の代わりに自分の肖像画を贈ったり。。
握手会の代わりに、大人のおつき合いをしたり、って。。


アルテが、わざとファンの人をじらしてるの見て
ヴェルに文句を言ったところは、なみだが出そうだった。。

自分は見たくもない、恋におぼれた娼婦の姿をアルテに見せてくれたり
家族をやしなったりする、本当はやさしいヴェル。。

ヴェルだって、人を好きになることだってあるはずなのに
自分の仕事のために、悩んだりしないような顔していつも笑ってるヴェルに
傷つくようなこと言ったのはアルテの方だから。。


でも、さいごは友だちになれてよかった^^
{/netabare}
{/netabare}
#05 「腐れ縁」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
レオの工房に街の大商人であるウベルティーノが訪れる。レオとは昔馴染みの腐れ縁の関係だという。そんなウベルティーノから仕事の依頼があったが、そのままでは受けることが到底できない無茶な注文だった。
交渉をめんどくさがっているレオを見たアルテは代理でウベルティーノとの交渉を自ら買って出る。意気揚々とウベルティーノの元を訪れるアルテだったが・・・
{/netabare}
感想
{netabare}
「腐れ縁」って調べたら
「離れよう、縁を切ろうとしても断ち切れない、好ましくない関係」だって


大商人のウベルティーノさんはいつも難しいことを言ってきて
レオはきらってるんだけど、なぜか仕事は受けちゃうみたい。。

今回も、高価な絵の具とか細かい絵とかが必要で
値段が安すぎるからって、レオに代わってアルテが交渉を引きうけたんだ^^

でも、うまく説得できなくって
ヴェロニカにも交渉のしかたを教わったりしながら
うまく、値段をあげてもらえることになったの^^


それで絵ができ上って取りに来たとき
「絵の道具は高級なものを使ってるのに
ぼろを着てたり、断食したりするのやめて、もっと自分のために金を使え!」
って小言を言って帰ったウベルティーノさんのこと、レオは

「いつも仕事用の絵に大金を使って自分には使わないんだよな。。
あのじいさん」ってグチったんだけど、それを聞いたアルテは
腐れ縁なんて言ってるけど、おたがいに相手のこと心配してるんだ。。
って思ったところでオシマイ^^



物乞いをしてた、ってゆうおはなしもあったから
レオが断食したりするのって
そうゆうことを忘れないようにするためなのかな?って。。

レオとウベルティーノさんが似たものどうしだった
ってゆうところはおかしかったけど
もし自分のいいところに似てる人がいたら、きっと好きなるハズ

だったら2人とも
ホントは自分のためにお金を使いたい、って思ってるのかも^^
{/netabare}
{/netabare}
#06 「同業組合」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
アルテが女性でありながら工房に弟子入りしていることが同業組合から物言いが入る。画家修業を続けるためには、宮殿の大広間の装飾画の手伝いの仕事を受けなければならなくなった。そして今回の仕事ぶり次第ではアルテは工房をやめないといけない。 アンジェロたちほかの工房の徒弟や親方たちも参加する中で、果たしてアルテは無事工房に残ることができるのか・・・
{/netabare}
感想
{netabare}
アルテは宮殿の大広間の装飾画を手伝って
工房の弟子にふさわしいことを証明しなくっちゃいけなくなって
吐いたりしながら力仕事にがんばるおはなしで
先輩のしごきに負けないでレギュラーを目指すスポ根みたいだった。。


同じぐらいがんばった男の人には負けるかもだけど
女子でもちゃんとトレーニングとかしたら
ふつうの男の人には負けないくらい強くなれるハズだよね^^


はじめは吐いたり、終わったらすぐ寝ちゃったりしたけど
さいごは男の人たちにまざって
ボール遊びをするくらいになれてすごかった^^
{/netabare}
{/netabare}
#07 「ヴェネツィアの貴族」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ヴェネツィアからやってきた有名貴族のユーリ・ファリエルは、大広間の天井に描かれたアルテの落書きを見て彼女に興味を持つ。そしてアルテにヴェネツィアでの姪のカタリーナの家庭教師を依頼する。
そんな中、レオの旧友であるルザンナが彼の元を訪れる。ルザンナが一人でフィレンツェに来た理由とはいったい・・・。そしてアルテのユーリの申し出に対する答えとは?
{/netabare}
感想
{netabare}
アルテがヴェネツィアからきた貴族のユーリに
絵を描く仕事と姪のカタリーナの家庭教師をたのまれて
もっと修行してから、っていちどはことわったんだ。。

でも、レオのお師匠さんの娘で、友だちのルザンナがやってきて
だんなさんが死んだんだけど、旦那さんの実家が持参金を返してくれないから
おなかの子どもを育てていくのが大変だ、って相談してきて
それを知ったアルテは、ユーリにたのんでルザンナに協力をたのんだの

それでルザンナは持参金を返してくれることになって
おねがいしたアルテは、代わりにヴェネツィアに行くことになった。。
ってゆうおはなし。。



持参金ってどうしているのか、よく分からなかったから調べたら

日本ではお金持ちの娘が、格下の家の人と結婚するときに持ってくとか
男性が結納して、女性がその分のお金を持っていくところとか
いろいろあってはっきり決まりはないみたい。。

イギリスではヴィクトリア朝時代まで持参金の習慣があって
女子が親から受け取る遺産の前払いってゆう感じだったみたいで
夫婦が子どもを持つ前に死んだりすると、持参金は妻の実家に返される
ことになってたから、ルザンナの旦那さんの実家はダメ。。

インドでは女の方が持参金や物をいっぱい持っていくってゆう習慣があって
そうやってもらった嫁をイジメて追い出して、持参金丸儲け
ってゆう事件がよく起きて、社会問題になってるんだって。。

あと、おもしろかったのは。。

ヨーロッパでは
古代ローマとか古代ギリシャからそうゆう習慣があったんだけど
貧しくって持参金を出せない女子はいい結婚ができなかったから
そうゆう子に持参金をプレゼントするのは慈善活動だって考えられてて

聖ニコラオスの伝説に
ニコラオスが結婚前の貧しい姉妹の家に金貨入りの袋を3つ投げ込んでいった
ってゆうのがあって、サンタクロースが靴下にプレゼントを入れていく
ってゆうおはなしの元になったんだって!?

持参金がサンタクロースと関係あったってゆうのがビックリw
それと持参金って、昔は遺産の前払いみたいな感じだったんだ。。

そういえばこの前の「{netabare}八男って、それはないでしょう!{/netabare}」の中に
あとつぎ以外のお兄さんが結婚するとき、実家から贈り物が届かなくって
主人公が出したおはなしがあったけど、あとつぎ以外の子が結婚するときにも
持参金とか物を贈る、遺産の前払いみたいのがあったのかも?


でも、今回のアルテも、サンタクロース以上にいいことしたって思う☆
ルザンナの子どもがいい子になるといいな☆彡


それと、アルテはいつかレオのお嫁さんになるのかな^^
{/netabare}
{/netabare}
#08 「新天地」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ヴェネツィア行きを決めたアルテは出発の準備をする。ヴェロニカやアンジェロ、ダーチャたち仲間から見送られる中、レオからの言葉で自分がフィレンツェに戻ってくる必要がないのかと不安になる。
そんな不安を抱えたままアルテはユーリとともに船でヴェネツィアを目指す。
{/netabare}
感想
{netabare}
フィレンツェのみんなにお別れしてヴェネツィアに向かうんだけど、レオから
これからの仕事のことを考えて帰ってこなくていい、って言われて悩むの。。

それで船酔いもあって船から落ちちゃったり
ユーリさんからアドヴァイスをもらって、さっぱりしてヴェネツィアに着いて
家庭教師をする問題児のカタリーナにあいさつするんだけど
さっそくいじわるされちゃったところでオシマイ^^



海に落ちたときはどうなるの!?って思ったけど
大したことなくってよかった^^

カタリーナはヤンチャそうだけど
「はめふら」のカタリナも、前世を思い出す前はこんな感じだったのかもw


そういえばこのおはなしってイタリアだったんだ。。
イタリアって言えば「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」だよね^^

今まで街がぜんぜん違ってたからピンとこなかったけど
ヴェネツィアはちょっとなつかしい感じがした^^

フィレンツェからヴェネツィアまでが250㎞で
グーグルマップで調べたら歩いたら50時間くらいだから
5日くらい歩いたら帰ってこれそう^^

ちなみにフィレンツェからナポリまでは500㎞くらいで東京~大阪くらい^^
{/netabare}
{/netabare}
#09 「悪童」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ユーリの姪であるカタリーナの家庭教師をするため、ヴェネツィアにやってきたアルテ。ユーリやカタリーナの母親であるソフィアたちからの期待に応えるためにカタリーナと向き合おうとするアルテだったが、カタリーナはいっこうに真面目に授業を受けようとしない。
カタリーナがきちんとした振る舞いをしない理由とはいったい・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}
カタリーナとちょっと仲良くなれたおはなし。。


カタリーナは親の前ではわざと無作法な食べ方とかしてたけど
本当は礼儀とかちゃんと分ってるってゆうのが分かって
アルテが、どうしてそんなことしてるのか聞いたけど教えてくれないの

でも、いつも昼寝をしたがってるカタリーナが
夜にこっそり起きてることを知って、アルテが行ってみたら
カタリーナはお料理の勉強をしてた。。

それで次の日、カタリーナは
アルテがお料理のことを親に告げ口してると思ってビクビクしてたけど
アルテが自分の好きなお料理をやめさせようってしてないことを知って
ちょっと心を開いた、ってゆうところでオシマイ。。



問題児を先生が変えるおはなしはよくあるけど
アルテは別に優秀でもなくってしばらく悩んでたところがリアルだったけど
教会に行ってばかにされて、いつもの自分にもどって
笑えるようになったところがよかった^^

ばかみたいだけど、いつも笑ってられるってすごいよね^^


重いものを運んだり、イジメられたリするギスギスなおはなしがなくなって
前よりさわやかになったみたい、スナオにおもしろかった♪
{/netabare}
{/netabare}
#10 「カタリーナの晩餐」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
アルテはカタリーナから晩餐の招待を受ける。ユーリの家の厨房で料理を楽しそうに作っている姿を見て、アルテはカタリーナの意外な一面を知ることとなる。
そしてカタリーナが自らの過去を語り、彼女がきちんとした振る舞いをしない理由を知ったアルテ。すべてはカタリーナの幸せのため。悩んだ末に出したアルテの行動とはいったい・・
{/netabare}
感想
{netabare}
アルテがカタリーナの晩餐に行って
カタリーナの過去の話をユーリさんから聞いたの。。

カタリーナは乳母の息子のジモと兄妹みたいにして育てられたんだけど
その乳母が死んで、家に呼びもどされたんだって。。

それで家からジモに、会いたいって手紙を書いたんだけど
会わない、って返事がきたみたい

アルテは、家のことしか考えないカタリーナのお父さんと
そんな旦那さんに言い返さないお母さんを見て
この家では誰もカタリーナを見てないって思って
ジモに会わせるためにカタリーナをつれ出したの。。


ジモに会って「生まれは選べないからそこで一生けんめい生きる」って聞いて
カタリーナは帰ってから3日間へやに閉じこもってたんだけど
アルテがクビを言い渡されるときに出てきて
貴族のマナーでちゃんとあいさつして、お父さんを止めて

そのとき、いつもは旦那さんのゆうことにさからわないお母さんも
カタリーナのために口を出してくれたの^^



ジモのお母さんが言ってた「生まれは選べない。。」ってゆうのは
いい言葉だって思ったけど、それってふつうの人はそうでも
貴族だったらアルテみたく家を出て、ふつうの人にだってなれるから
ちょっと違うかも?って思った


それと、カタリーナとお母さんが抱き合うところは
なみだが出てきちゃった。。

ただ、お父さんがちょっとかわいそうな気がした。。
お父さんもきっと、親の愛情とか分からないままお父さんになったから
自分みたいなのがふつうだって思ってるだけなのかも。。って
{/netabare}
{/netabare}
#11 「ファリエル家の肖像画家」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
アルテはカタリーナたちを連れて工房の見学にやってきた。「女性で貴族出身で教養もあるのは羨ましい」と工房の徒弟から言われた何気ない一言にアルテは戸惑ってしまう。
工房見学の一件以降、アルテは朝から晩まで一日中がむしゃらに絵の勉強を続ける。そんな中、アルテは無理がたたって倒れてしまう。
{/netabare}
感想
{netabare}
カタリーナを連れて工房見学にやってきたアルテが
案内してくれた工房の徒弟の人から
「貴族出身で教養もあって女性ってゆうのはうらやましい」
って言われたんだけど、そこで何だかうるうるしてきちゃった。。

あんなにアルテがイジワルされてたのって、もしかして絵描きの人たちが
自分たちは一生けんめい働かないと食べていけないから仕事してるのに
遊んで暮らしてける貴族が、趣味で自分たちの仕事に割りこんでこようなんて
バカにされたって思ったから?って。。

もちろんアルテにはそんな気もちはなかったけど
本当にその通りだよね?

それでアルテは今までのことを否定されたみたいに思って
絵の勉強をがんばるしかできなくって、たおれちゃった。。

そのとき、夢の中で呼んでたのがレオさんで
リアルなレオさんも、アルテがいなくってさびしそうだった。。

お医者さんに過労だって言われたアルテは、すぐ目を覚まして
カタリーナがそんなアルテを心配して泣いてたのを見たユーリさんから
がんばるのを止められて、ふつうにもどって
カタリーナの肖像画を仕上げた

カタリーナはその絵を
アルテがうらやましいって言ってた徒弟のところに持ってって
「アルテは貴族で女だからってこんな絵が描けるわけじゃない」
って言ってくれたんだ

そして帰り道ではアルテに「自分は貴族だってことを受け入れた。。
アルテも生まれは変えられない、そうでしょう?」って。。


アルテは帰って、そのことをユーリさんに話したら
「君をここに連れてきてよかった。ここに残る気はないか?」って
いい条件を出してくれたの

そしてアルテは出てくるときにレオさんが言ってた
「いつかお前も独立しないといけない時が来る。。
その時が来たら帰ってこなくっていい」ってゆう言葉を思い出したの



アルテはもう、絵描きで生きて行けるんだから
本当だったらここに残った方がいいけど
フィレンツェに帰るとしたら、やっぱりレオさんが好きだからかな。。

さいごはたぶん、帰るんじゃないのかな^^
{/netabare}
{/netabare}
#12 「弟子」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ユーリからヴェネツィアに残ることをお願いされ悩むアルテだったが、フィレンツェに戻ることを決意する。
そのころフィレンツェでは、レオがウベルティーノから教会の天井画の仕事を受ける。復活祭までに仕上げないといけない時間のない中で、レオにアクシデントが⁉
{/netabare}
感想
{netabare}
肖像画を描き終わったアルテはフィレンツェに帰ることに決めて
カタリーナと友だちになって、手紙をいっぱい書く約束をして別れたの


フィレンツェにもどったらレオが熱で寝こんでて
復活祭までの教会の天井画が残ってて
アルテはレオにあいさつもしないまま、画のつづきを描かせてもらったけど
1人じゃ間に合わない!って思ってたらアンジェロと仲間たちが助けてくれた♪


それでレオがぶじにもどってきて、仕上げをしてくれて完成☆

まわりの人物は、アルテが家族友人たちを描きこんでた。。
ってゆうところでハッピーエンド♪
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


画家を目指す貴族の女子が、そのことでイジメられたリしながらも
一生けんめいがんばっていくおはなし。。



すごい感動するエピソードはあんまりなかったけど
いい人が多くって、苦しくてもめげないアルテを見てて
もうちょっとがんばってみよう!って思える、いいおはなしだった♪

ただ、あんまり深くないから、子ども向けってゆう感じかも?


作画は、画家の書いた絵がマンガっぽいのが気になったのと
アクションみたいな動くシーンはほとんどなかった以外は
ほとんどくずれたりしなくってよかった☆


さわやかなおはなしで、ふつうによかったと思う^^

☆は3.6にするために声優さんを4にしたけど
本当は全体的に3.6くらいだと思う。。

.

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 622
サンキュー:

50

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女性画家がホントに珍しかった時代のお話。

私事ですが、
こう見えても(←どうも見えてはいないw)、
美術館巡りという似つかわしくない趣味があり、
西洋絵画は結構好きです。
なのでこれ、原作漫画もめちゃくちゃ好きで、
アニメの視聴を心待ちにしておりました。

{netabare}
16世紀初頭、ルネサンス期。
「女だから」、「女のくせに」が、
当たり前だった時代。
画家を目指し貴族の家を出たアルテは、
持ち前の負けん気の強さや、
ひたむきに努力する姿で、
周りの見る目を変えていく。
ありきたりな設定のようにも思えるが、
いっそ清々しくも感じます。

↓以下、殆ど脱線。

アルテのような女性がいたのかどうかは分かりませんが、
ルネサンス期の女性画家はホントに数えるほどしかおらず、
作品の通り、当時の画家という職業は男の世界だったのだ。

理由は主に2つ。
ひとつは、
当時、画家を目指すには、
工房に弟子入りするのが一般的なのだが、
まあこれが重労働なわけです。
当時の芸術家は、画業だけではなく、
彫刻や建築も生業とする、
いわゆる男社会の職業であったわけで、
1話目に出てきたテンペラ画の下地作りや、
壁や天井のフレスコ画の足場作り、
漆喰塗りや絵の具作り一つとっても、
まさに大工仕事のようなもので、
とても女性がこなせるような仕事ではなかったのだ。
これは性差別ではなく、
現代にも通じる職業の特性でしょう。

もう一つは、
当時の絵画は、宗教画・歴史画が主流であり、
大半の女性は、それを描くような知識や教養が無かったのだ。

作中で、ダーチャがアルテに読み書きを教わるシーンが出てきたが、
当時の一般人の教養はその程度だったわけです。

貴族出身のアルテは、
既に知識や教養が身についていたため、
レオはアルテを「女だから」どうこうではなく、
描いた絵を見て、アルテの素養を見抜いたのでしょう。

また、アルテは作中で、
ヴェロニカやファリエル家から肖像画の依頼を受けているが、
肖像画は宗教画の次に階級が高いとされた絵画であり、
徒弟の段階でその依頼を受け、
それに応えられる絵を描けるアルテは、
画家として既にある程度成功しているとも言えるのだ。
しかしアルテは、ファリエル家のユーリから、
ヴェネチアに残らないかという提案を断っている。

名門貴族お抱えの画家ともなれば、
将来の安泰が約束されたようなもので、
個人的には、あーもったいな。。。と思ってしまうのだがw
まあ、受け入れれば物語はそこで終わっちゃうけど。。。

ちなみに、
原作はまだ続いてますが、
アニメは最終話にオリジナルを入れて、
ムリヤリ完結させている。

ちょっとケチをつけるとしたら、
最終話。
天井画を一人で仕上げようとするなんてあり得ません。。。
結果的には徒弟仲間たちが手伝いに来てくれたけど、
天井画って幾人もの職人で作り上げるものなので、
突然雑なオリジナル入れてきた!
と思ってしまいました。。。

結構原作を駆け足で12話にまとめたような印象でしたが、
個人的にはダーチャとの出会いのエピソードもアニメで観たかった。
このエピソードも良いお話なんですけどね。
{/netabare}

投稿 : 2021/08/13
閲覧 : 278
ネタバレ

†地雷君† さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公が「のだめ」、だが面白い

全体的にテンポもよくクオリティも高め。
違和感はあまりない。

主人公が「のだめ」してる点が気にならなければ面白いはず。
※のだめほど変ではないが。

投稿 : 2021/07/22
閲覧 : 338
サンキュー:

5

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

強いところは好きだけど

女のくせに、これだから女は...
といった考えが主流だった時代を、自分の意志で強く生きる主人公は素敵。

自分の努力で周囲の考えや環境も変えていく描写も面白かった。

けどベネツィア編ではちょっとブレているというか、前半はとても魅力あふれるストーリーなのにユウリ氏や主人公の言動にもやもやしてピンと来なかった。


結局落ち込んで立ち直ってがむしゃらに頑張って...の繰り返しで少しずつ興味を引く要素が薄くなった印象。

投稿 : 2021/07/19
閲覧 : 275
サンキュー:

8

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

朝ドラルネサンス編

貴族の娘であるアルテは15歳
絵を描くことが大好きで毎日書き溜めているほど

しかし最大の理解者だった父親が急逝
家名を守るため母は絵を辞め他家へ嫁ぐようにと言う

しかし絵を描きたいアルテは反発
一人で家を飛出し絵描きになるためフィレンツェへ向うのだった

NHKの朝ドラは一人の女性が時代を生き
様々な困難を乗り越えて自活していく物語だが

この作品もほぼ同じライン
中世ルネサンスでの常識がアルテの前に立ちはだかり
それを乗り越える

女性画家皆無で男の仕事と言われ弟子入りを断われても
負けずに回った結果
レオと言う最高の師匠と出会う

例え相手の優しさで手を差し伸べられたとしても
自分が命じられたことは必ず完遂すると言う意思

貴族のお嬢さんには見えない泥臭さと
逞しさが見ていて気持ちいい

後半はアルテの魅力に吸い寄せたように
画の依頼が入りベネチアへ向うのだけど

そこで出会うカタリーナがまたいい
複雑な家庭環境によって家族に心を開かず
自活しようと密かに料理の研究をしていた

自分と同じ境遇であると知ったアルテは
カタリーナがしたい事を聞きだし実現させる

それは仕用人家族と過ごしていた頃の楽しい思い出
もう一度兄代わりの男の子にあいたい

無事で再会出来たが
ここでも身分の壁によって二人は別れていく

悲しみを乗り越えていく様も描いていて
13話の構成とは思えない濃密さだった

原作はまだ刊行しているので
機会があれば続きが見たいと思う

投稿 : 2021/04/21
閲覧 : 231
サンキュー:

5

ネタバレ

お粥 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

風景を楽しめる美しいアニメです

作業中の流し見でかけていたのですが、
イタリアの街の雰囲気と、主人公アルテちゃんの強さがどっしり私の好みにハマってしまい、いつの間にか流し見じゃなくって、しっかり観ていました。

最初から最後まで、話の流れは在り来たりに感じると思いますが、実際 見たら心が洗われるようでした(笑)
街並みや登場人物に憧れました。こんな仲間が欲しいです。働いて生きるの頑張ろうって思えるアニメです。
疲れてしまった時や、ホノボノしたい時に是非、お薦めです。

投稿 : 2020/12/26
閲覧 : 221
サンキュー:

7

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

何で省くかなぁ・・・・・

貴族の娘のアルテが女性画家があり得なかった時代で活躍する話。


個人的にこういうアニメは好みではないし、よっぽど人気が出た作品でもない限り観ることはないんだけど、“とある”設定に惹かれて観た。

その“とある”設定というのがカタリーナの母親と叔父の関係なんだけど、アニメだと省かれましたとさ・・・・・・・マジでこのアニメ観た意味ないんだけど?



自分用
1→アルテがレオの弟子になる
2→女性に優しいアンジェロと出会う
3→ヴェロニカに出会いアルテ背景仕事
4→アルテ初仕事ヴェロニカの肖像画を描く
5→レオのお得意様の頑固ジジイ登場
6→男に交じって組合での壁画仕事
7→ヴェネツィアの貴族ユーリと出会いレオの師匠の娘の問題を解決
8→ヴェネツィアへ行きユーリの姪カタリーナの家庭教師になる
9→カタリーナに苦戦するアルテ
10→アルテがカタリーナの心を開く
11→ある一言でアルテが無理をする
12→アルテがフィレンツェに帰りレオの壁画を完成させる

投稿 : 2020/11/06
閲覧 : 316
サンキュー:

4

ネタバレ

sivrej_smh さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ある意味での癒し系として…

録り貯めアニメ消化シリーズです。

芸術、美術を題材とした漫画・アニメは久しぶりな感じがします。
(世に溢れ出る漫画・アニメ作品を網羅しているわけではないので個人的には山田貴敏先生のマッシュ以来のような気がします…)

ルネサンス発祥時期を題材にした漫画が原作のようですが毎度のことながらアニメでとなります。

物語は他分野でもありがちなもんですがんだか観ていてほっこりする、そんな雰囲気の漂う作品で最近のドタバタ勢いお色気その他ごちゃまぜアニメに比べるとなおさら癒される感じ…

現在のアニメの定番すぎるミニスカでキャーキャー言ってるヒロインとは正反対のアルテの存在は地味なようですが物語の中でビカビカ光って見えます(女性を強調する部分として胸だけやたら女性らしく見えるのは気のせいではないはず)。

第1話を観始めた時はもっさりした感じがありましたが1話終盤でこの物語は最後まで観てみたいという気持ちになりました。

テレビアニメのほうでは全12話ということもあり終盤しりつぼみになってしまい急ぎ駆け込んだ感じがありましたが、原作ではどうなんでしょうか、気になる気になる…

登場人物がさほど多くはないのでキャラクターに愛着を感じることができた、そんな作品でした。作画も丁寧です(本題の美術・芸術の部分がどうしてもアニメ画によってしまうのは致し方がないことで)。

「最近原作を読みたくなる作品が多いけどこちらもその一つで賞」をどうぞ。

追伸、作品の中でアルテがスカートをたくし上げてドロワーズ(ズロース?)丸出しで行動する部分については客観的にちょっと心配になりました(???)。

投稿 : 2020/10/15
閲覧 : 243
サンキュー:

6

ネタバレ

hyoi さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

甘酸っぱい恋愛仕事アニメ

 久しぶりに安心した恋愛をしながら仕事をするアニメを見ることができました。
 
 あらすじは、絵を描くことが好きな貴族生まれの女の子のアルテが自分の道を変えるため絵を描く仕事に就いていろいろな問題や試練を乗り越えて成長していく話です。

 まず、良かったところは話の流れがスムーズでそれでいてわかりやすい話で、見やすい作品でした。後、アルテの性格がとにかく好きでした!!この時代では貴族と平民の身分の差だけでなく、女は下に見られる世界で特に男しかいない職場で生活するアルテは陰口など嫌がらせを受けていてそんな中でも自分の信念みたいなものを曲げず、笑顔でしかも、嫌がらせを受けた相手にも優しく、本当に好みの女の子でした。そして、それを陰ながら支えていたアルテの師匠のレオさんがかっこよかったです!そしてそれに自覚がないまま好きになっていくアルテを見るのがすごく好きでした!!
 
 ENDでは安野希世乃さんが歌っていて好きだったし、本当に面白い作品でした。
ぜひ見てください!

投稿 : 2020/10/01
閲覧 : 217
サンキュー:

10

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

結構 面白かった

結構 面白かった よくある話だったけど・・ なんとなく 見終わった
盛り上がりも 盛り下がりもなく・・ 安定していた内容だった

投稿 : 2020/07/25
閲覧 : 222
サンキュー:

4

ネタバレ

灰色のくま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

時代への抵抗などを描く

男性社会、女性は3歩下がるどころか家から出るなレベルの社会、貴族庶民の格差も大きい社会で、それに抗い自分の道を進む話です。

作画は少し好き嫌いが分かれるかもしれませんが、ストーリーはサクサクして面白いと思います。

見始めるまで少し腰が重かったですが、一気に見てしまいました。
下剋上のような、ギャグパートもあるようなって感じです。

あらすじだけではあまり見る気になりませんが、見ても損はないと思いました。

投稿 : 2020/07/19
閲覧 : 215
サンキュー:

7

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あったかい気持ちになってやる気がでる

面白い!男女差別とか身分とか差別すごいなって思いつつ、そういう境遇を踏まえた上でどんな風に自分の人生を生きるか、みたいな感じがした。2クールとかでもっとゆっくり深くやっても良かった気がする。展開が早いので観ててテンポがあって心地よいですが。あと、親方とのロマンスももうちょっとあっても良かったかも。2期ないのかな?

投稿 : 2020/07/16
閲覧 : 197
サンキュー:

5

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – すっごい好きは微妙だけど嫌いな人はいないと思う

大久保圭の漫画
2013年10月から月刊コミックゼノンで連載中
女性は結婚して家庭に入るか修道女になるしかなかったルネッサンスの時代、
画家として自分の足で生きていきたいと願った貴族出身の少女の成長物語


<主要登場人物>
・アルテ:小松未可子
・レオ:小西克幸

・アンジェロ・パーカー:榎木淳弥  別の工房の徒弟
・ヴェロニカ:大原さやか 高級娼婦

・ユーリ:鳥海浩輔 名門貴族
・カタリーナ:M・A・O ユーリの姪


<ストーリー>
舞台は16世紀初頭のルネッサンス時代のフィレンツェ。
絵を書くのが好きな裕福とはいえない貴族の娘15歳のアルテは理解のある父の死後
「絵は嗜みの一つ。まともな生活をするためには殿方に気に入られるしかない」
という考えの母に絵を燃やされてしまい行動を起こす。

街中の工房を訪ねて弟子志願をするがことごとく断れてしまう。
理由は、女だから。
ならば女を捨てると長かった髪を切り自身の胸をも切り落とそうとしたところを
たまたま居合わせたレオに止められる。
レオも工房を持つ絵描きではあるが弟子を取るつもりはなかったため、無理な課題を押し付けて弟子入りを諦めさせようとするがアルテは難題をクリアしてしまう。
「職人になるのは目標ではなく手段、自分自身の力で生きられる道を目指したい」という言葉に物乞い生活から抜け出すために絵描きを志した自分を重ねたレオはアルテを弟子にする。
アルテは初め無愛想なレオを怖いと思っていたが女としてではなく一人の弟子として扱ってくれるレオを尊敬していく。(無自覚の恋心も?)

家を出て工房の屋上の小屋に住み込むことになったアルテの修行は絵を書くことだけではなく、師匠リオの世話や力仕事もするが弱音を吐くことなく努力する姿や持前の明るさに最初は「女のくせに 女なんかに これだから女は」と言っていた人たちも変わっていく。
リオのお得意様の高級娼婦のヴェロニカもアルテを気に入り親友と呼んでくれたり理解してくれる人が増えていく。

ある日、ヴェネツィアから来ていた名門貴族ファリエル家のユーリに気に入られたアルテは肖像画家として姪のカタリーナの家庭教師として一緒にヴェネツィアに来て欲しいと依頼を受ける。
見習い職人にとってはとても恵まれた申し出だったが、
修行半ばとリオの元を離れてのヴェネツィア行きを断ることにした。が、
同じ頃、物乞いだったリオを弟子にしてくれた亡き親方の一人娘の窮状を知ったアルテは
ファリエル家が娘の後ろ盾になることを条件に半年という期限付きでヴェネツィア行きを承諾する。

家庭教師として会ったカタリーナは礼儀作法が身についておらず態度も不遜で家庭教師が何人も辞めていたが、
実は6歳まで両親と離れ乳母と田舎で暮らしていたせいか
貴族的な振る舞いを恥じ、礼儀作法や食事マナーを出来ないふりしていただけで、
叔父のリオの家で料理をするのが楽しみなツンデレのかわいい女の子だった。
事情を知ったアルテはカタリーナと両親の間の隔たりを解いていく。
ヴェネツィアでの生活が半年過ぎるころにはカタリーナにとってアルテは大切な存在になっていた。
ユーリからパトロンになるからヴェネツィアに残るよう依頼されるが、
アルテはフィレンツェへ、師匠リオの元へ帰ってゆく。


<メモ>
登場人物が少なくてとても簡潔で分かりやすいです。
画家のお話なのでもう少し作中の肖像画や天井画、風景もキレイに描いてほしかったです。

最初は「女なんかに職人ができるか」って言われていたのに
仕事がもらえるようになると「女だから、貴族出身だから仕事がもらえる」と羨ましがられるようになるの、今の時代も似たようなことあるなと思いながら観ていました。
嫌味を言われ落ち込むこともあるけど、立ち止まらずに前に進んでいくアルテを嫌いな人はいないんじゃないかな。
ただ、そんなに起承転結がないので1度で了解!って感じです。

アニメではコミックス13巻中8巻まで描かれたらしいです。
連載中ということですので2年後ぐらいに続編ありますかね?

ユーリとカタリーナの関係ですが
そっくり具合とユーリの溺愛ぶりはそういうこと?
だとすると続編は激高した兄に追い出されたユーリとカタリーナがフィレンツェに移住するとか、面白い展開になってるんですかね?


20.6.26

投稿 : 2020/07/10
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12

ネタバレ

うにおいくら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オジサンはこういうアニメ大好きだ

原作は大久保圭による『月刊コミックゼノン』に連載中の漫画。

舞台は16世紀初頭のルネサンス期のフィレンツェ。絵描きになりたい女性の話。

イタリアと聞いて思い出すアニメは『テルマエ・ロマエ』だが、まさか今回もあの紙芝居のようなアニメか?と嫌な予感もしながら見たがそうではなかった。
(あれはあれで面白かったが)

普通にアニメだった。

物語は男性社会の絵描きの世界で女性が成り上がっていくという立身出世物語。


主人公のアルテが新婚ほやほやの小松未可子という事で最初違和感があったが、聞き慣れてくるとそれは全くなくなった。

そろそろ旦那の前野智昭との共演も見てみたい。
鈴村健一・坂本真綾夫妻のようにガンガンと同じ作品に出て稼いでもらいたい。

内容的にはお約束の弟子入り苦難から始まって日々の喧騒と旅立ちとなって行くのだが、このパターンはお約束であるために、何度見ても安心して見られる。お約束は裏切らないという鉄板である。


水戸黄門を毎週見ていた私の両親や祖父母と同じ感覚である。

という事でオヤジには安心して見られるアニメでお勧め。

お約束だからマンネリという訳では無いので安心して見て欲しい。

「もう見飽きた」だの「先が読める」だの割とひねくれた事を日頃レビューを書いているが、その私が飽きもせずに見てられたので多分世の心優しいオヤジ達には十分楽しめるアニメだと思う。

 ちなみに私はフィレンツェにもヴェネツィアにもミラノ・ローマにも行ったことがあるので懐かしい思いで見ていたが、アニメの様な街並みだったような気がするがあまり覚えていない。
所詮その程度の懐かしさである。

投稿 : 2020/07/07
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13

ネタバレ

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

貴族女性が逞しく描かれた作品。

16世紀ルネサンス期の男社会の中、女性が1人で生きてく力を得る為、画家を目指し成長する物語。

周りに何を言われても挫けなずに男並みの力仕事もやり遂げ目標に向かって頑張るアルテがキラキラしてて好きだった。
娼婦としての生き方の終わりが切ない…。

{netabare}男社会の中、女性で貴族と言われてた事を逆手に取りアルテの商売武器にする{/netabare}様な感じで終わったけど2期あればいいなぁ♪

リアルのこの時代頃だとレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロぐらいなのかなっと(。・ω・。)?
なので…師匠レオはレオナルド?でさらにその師匠は誰だろうと別の事が気になってしまった!
※個人メモ、閲覧、有難うございました(*ฅ´ω`ฅ*)

投稿 : 2020/07/03
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9

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 ルネサンス期イタリアの女性画家というモチーフ自体は凄く面白そうだったが。。。
 時代背景、主人公であるアルテの頑張り、アルテと様々な人との交流など、一通りは押さえて
あった感があったが、逆に全てに踏み込みが足りない感じで、爆発力のない無難な作品という印象。
 女性が職業画家を目指すことの苦労などは描かれていたが、絵画そのものの扱いはやや
希薄だったような感がある。
 特にアルテはレオに弟子入りしたということもあるわけで、弟子入りしたことでどのように
向上していくか、といったスポーツものやお仕事ものなどで描かれる要素は観たかったかな。
 アルテ自身もいい子ではあるのだが、もっと生々しい感情などを観たかった気がする。これは
他のキャラに関しても大なり小なり、そんな印象がある。

 原作から削られている部分はあるようだが、そのこと自体は事情があるだろうしであまり
こだわりはない。
 ただ、何の説明もなく当たり前のようにダーチャがアルテの横にいるとさすがに戸惑う。
そういう意味では原作からの取捨選択はあまり上手くない印象。もしかして前述の物足りなさを
感じた部分も原作ではあったのかも。

 終盤はヴェネツィアに舞台が移るが、ここでの展開がハイライトといった感じ。逆に
このヴェネツィア編から逆算して取捨選択をした結果がダーチャ関連の削除だったりしたのかな。
 このヴェネツィアでのアルテとカタリーナの交流は山場として、それなりに見所のあるもので
あったが、ここで描かれたアルテはカタリーナの家庭教師であることがメインで、人間アルテと
しての魅力は上がったが、ハイライト部分で画家としての役割が希薄だったのはちょっと
勿体無かった感が。

2020/07/02

投稿 : 2020/07/02
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10

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テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夢を追い認めらせる事。応援したくなる物語

この作品は主人公のアルテが画家を目指すお話なんですが、この作品アルテを応援したくなる作品になっています。
この作品の時代背景から女の子が画家を目指すのはおかしい、などの意見が作中であります。
女の子だから力仕事は無理だろうなど…

私、実はこう言う意見が凄く大嫌いです!
小さい頃から私はずっと思っていました。
「男の子だから何々をするな」「女の子だから何々をするな」
どうして性別でそんな偏見を言われないといけないの?

別に悪いことをしていないのに?
誰にも迷惑に欠けていないのに?
男だから?女だから?それってその人がしたい事を馬鹿にしたり辞めさせたりする理由になるの?

小さい頃、私も言われた事があります…言ってる人を見たこともあります…未だにそれが理解出来ない。

今のこの時代はそんな事を言われる事が少なくはなりましたが、まだ、何処かにはあるんだろうなぁ……
アルテも思うところはあると思いますが彼女の素晴らしさは、人の意見を覆せる力があるのです。

やっと弟子入りさせて貰えたレオさんの工房で勉強し学び他者から何を言われようと自分の信念を貫き努力して根性で乗り切るんです。
それを認めてくれる人が1人また1人と現れて成長する。
私はそんなアルテに凄いなぁ〜と感じました。
否定されたら認めさせればいい…言葉では簡単に言えますが難しい事です。

それをアルテは実現させる強い気持ちと行動力があります。
私は強い人間ではないので大人から子供頃言われたら言い返せず悔しい気持ちや疑問を心の奥に沈めました。

アルテも強い人間ではないと思うんです…でも立ち上がり歩く事が出来る…それが彼女を成長させたのだと思います。
私もあの頃に立ち上がり踏み出す勇気が有れば何かを変えられたり成長できたのかと思ったりw

だから、この作品やアルテには凄く感情移入してしまいました。

沢山の友達が出来て、沢山の経験が出来て、世界を知って、恋を知って、私にはアルテの日常がキラキラしたものに見えました。
辛い事も勿論ありましが私には輝いて見えました。

街の人の声にはイライラさせられましたが逆を返せば、それだけ時代背景をしっかり捉えていると言うことだと思います。
絵も綺麗だし作品のテンポも悪くないしオススメです♪

この作品ではアルテの成長が見えてきます。
レオさんの元で沢山の経験をしたアルテはある日仕事の依頼?交換条件?で半年間ベネチアに行きます。
その日、レオさんから工房に戻らなくてもいいと言われます。
アルテはこの言葉に戸惑い不安になり悩みます。

レオさんはそれだけ成長したアルテを認めたから出た言葉だとは思うのですが…
で、半年後にアルテが戻るとレオさんの姿がありませんでした。
レオさんは体調を崩して療養中だったのです…

そんな中知ったのはレオさんが体調を崩す前に受けていた仕事が途中になってる事実。
それをアルテが、仕上げます。
自分が経験し学んだ事を全て。

完成した絵が傑作でした。
それを見たレオさんはアルテの成長を褒めます。
そしてダメ出しもします。

このシーンは私は名シーンだと思います。
レオさんは口数が少ない人です。
だから多くは語りませんが、褒めるのは成長したからです。
弟子の成長がとにかく嬉しかった。

ダメ出しをしたのはアルテにまだまだ成長を感じ育てきれていないと思ったからです。
それを指摘してアルテは直ぐにそのダメ出しを気づきます。
それもまた成長。

私にはこのシーンは口には出さないけど、よく成長した…これからもまだまだ伸びるからウチの工房でもぅ一度学ばないか?と言ってる気がするんです。

アルテは自分の気持ちをレオさんに伝えます。
レオさんの返答は、頼む、でした。
口数が少ないレオさんの頼むの意味は…

弟子としてってだけではなく仕事のパートナー…同じ職場の仲間として。

思い返してください。
最終回の絵の完成までを。

レオさん→下絵
アルテ→仕上げ
レオさん→手直し

しかもアルテはレオさんの絵を生かす工夫を模様と言う形で手を加えました。
アルテのアイデアが無ければ此処までステキな絵にはならなかったでしょう。
レオさんの下絵と手直しが無ければ完成しなかったでしょう。

つまり、2人の合作。
勿論、まだまだ学ぶ事が多いアルテですが成長してレオさんと肩を並べるレベルに到達したのではないでしょうか?
だから、レオさんの頼むはそんな意味も込められているのだと思います。

で、アルテの母にアルテの成長を見せるシーンでもありました。
自分の夢を認めてもらえた瞬間。

アルテ母も意地悪で反対したのではなく親として娘が歩む道を心配してたんだと思います。
自分の娘が世間に認められないかもしれない事をしようとしている、だから辛い思いをするくらいなら嫌われても恨まれてでも反対しようと決めたのかもしれません。
現にアルテはレオさんに出会うまで工房に入れないわ、嫌味を言われるわで…

本当は心から応援したかったのかもしれません。
私は子供は居ませんが反対してる人は100パー反対でしょうか?
理由が何にしろ心の奥底では応援したい気持ちが少しでもあるんじゃないでしょうか?
そんな気がするんです。
アルテのお母さんも本当はそうで…でも世間体を考えて、それが出来なかったのではないでしょうか?

家を飛び出して、自分の居場所を見つけ、学んで完成させた作品。
その絵とアルテの言葉に母は娘なら心配要らない夢を応援しよう…そう思えたのではないでしょうか。

アルテと言う作品はアルテの成長をよく描いた作品だと思います。
世の中、自分のやりたい事に反対されている人って多いんだと思います。
アルテも同じです。
それでも、彼女は頑張って沢山の人達に認められたのです。
そんなアルテを見て勇気を貰えた人も居るのではないでしょうか?
2期も是非見てみたいですね^ ^

投稿 : 2020/06/29
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18

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

秀逸なシナリオ。時代考証をしっかりとして当時のフィレンツェの空気感を出せれば名作になったかも。

結論から言うと、シナリオがすこぶる良い。貴族の家に生まれたが親は良い家に嫁がせることしか考えておらず、自分の描きためてきた絵を燃やされて家出。巷では女性蔑視の風潮が厳しく、なかなか仕事にありつけないが、変わり者の画家のところに転がり込むように弟子入り。高級娼婦にプロ意識を学んだり、わがまま放題の貴族の娘と打ち解けたり、持ち前の明るさとブレない意思、真面目な仕事ぶりでキャリアを積みあげる。最終回で病床に伏してしまった師匠の絵を完成させ、師匠にも家出した家族にも認められる。アルテの、この天井画には、自分のこれまで出会い、支えてくれた人たちを描き入れているんだという告白は、最終回にふさわしいサプライズエピソード。画家として名声を高めるような展開ではないけど、等身大の立身出世できれいに〆られていました。これだけで映画になりそうです。
 私的にはわがまま娘カタリーナとのエピソードはツボでした。男尊女卑の時代の中、夫の意に反して娘の意思を尊重しようと毅然と意見した母親が、娘を前にして手を震わせながら「こういうときに、どうしていいかわからない」と言います。それに対し、カタリーナは「強く抱きしめてほしいです。」と言い、母子が抱き合います。普通の家族なら当たり前にできたことすらこれまでなかったわけですから、この瞬間に初めて2人の間に母子の絆ができた、感動的なシーンでした。これは最終話のアルテと母親の和解にもつながる伏線のようにも感じます。
 ただ、工房の門をたたくアルテが、判で押したように追い出されたり、箱庭のようなフィレンツェの街並みだったり、類型的というか、テンプレな世界観で、リアリティに欠けていたのは残念でした。といっても、多分少女漫画ですから、分かりやすさという点ではそれでいいのでしょう。でも、このシナリオでリアリティのある描写がなされれば、それこそ全盛時の世界名作劇場を彷彿させるような名作になったかもしれません。
 EDの曲調がとても優しげで、私の大好きなシンガーソングライター「相曽晴日」の曲を思わせ、とても好みでした。

 平凡な作品だとは思いますが、上記シナリオなど評価して良作とします。 

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 272
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13

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

努力と根性

古風なスポコンものみたい。まずまずか。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 222
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7

ネタバレ

まー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

年に数枠あっても良いかも

ベタベタな少女マンガで、作者ほ根っからこういうのが好きなんだろうな。という気持ちが伝わりまくります。慌てたときの表情など直球の少女マンガです。
毎クールあると飽きそうだけど年に数回はこういう枠もアリかな?と。

人物作画は普通ですがプロップに力が入ってます。そこは見ごたえアリ。

投稿 : 2020/06/26
閲覧 : 208
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5

ネタバレ

ナンカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Eテレでも良さげな

主人公が一途に頑張り、周りも善人のみ。
見ていて気持ちよかった。
こんなに素直な話ならNHKでも違和感無し。というか深夜帯に放映していたのが
不思議なくらい。

投稿 : 2020/06/25
閲覧 : 206
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6

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっとー私的アニメ感想簿89

時は16世紀初頭、ところはイタリア・フィレンツェ。
貴族だが裕福でない家に生まれたアルテは、幼い頃から絵を書くのが好きで画家を目指すものの、女というだけで相手にされない。
やがて出会ったレオに弟子入りし、アルテは画家を目指して動き出す物語です。

原作マンガを読んでいたので、待望のアニメ化だったんですが、作画がいまいちと言うか、あまり絵画が上手く感じないのが辛かったです(苦笑)
物語自体様々な困難に出会いながらも、持ち前の明るさと頑張りで道を切り開いていくアルテの姿がそれなりに描けていたので、こういう話が好きな方には面白い作品だったと思います。

まあ原作は今も連載中でまだまだ物語りは続きますので、いつか2部が作られる事を期待したいです。


おまけ
「おい、聴いたか(何を)あのレオがついに弟子を取ったんだとさ。」
「で、どんなやつなんだよ。見に行こうぜ」
「(名前は確か)俺の名はゼロ、ウルトラセブンの息子だっ!」
・・・いや、確かにレオの弟子だけど(違)

おまけ2
アルテ
「弟子にしてください(ダメだダメだ、女なんて弟子に出来るか)」
「駄目だ、誰も弟子にしてくれない・・・」
謎の声
「そこの女、弟子にしてやろうか(えっ)」
「(あ、あの・・・あなたは)私こそは未来の宮廷画家、人は私を画聖マニの再来と呼ぶ。」
や、やめろ~。そいつだけには絵を描かせるな~~~~~っ

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 241
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15

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これも世界名作劇場の一つ

原作:漫画 未読


感想

芸術家など、職人になるのは男が当たり前のルネサンス期(事実かどうかは知らんけど)
女性のアルテが画家を目指すため、逆境に抗いながら成長していく物語がすごく面白く感じました。
これだけでもう 世界名作劇場の話になりそうな設定だと思いました。

アルテは、素直で一生懸命な頑張り屋さんで、性格も明るく笑顔も素敵な女性なので、好印象なのも◎です。
途中、師匠であるレオの元を離れ、ヴェネツィアへ。
そこで無意識にレオを想うアルテ
恋愛経験のないアルテが、いつ自分の想いに気がつくのかも楽しみなとこですが、それはまだ先みたいで終わっちゃいました。
う~ん
残念。

アルテの人柄の良さ、画家としての成長もそうですが、レオを想う恋愛部分も見所で、毎週楽しみに観てました。
面白かったです。
できれば2期3期と、原作が完結するまでアニメ化して欲しいです。


何気に EDの安野希世乃さんが唄う声が聞き心地良くって癒されてました。

投稿 : 2020/06/23
閲覧 : 246
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26

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

健気に頑張る

まだ、女性が活躍する時代ではない頃の話です。女性だから結婚が当たり前、ご令嬢として生きなければいけない時代に夢に向かって頑張るアルテ。
 女性画家だと言うだけで周りから笑われたり、嫌なことをさせられたりと見ていて可哀そうだなと思う場面も出てきますが、アルテの頑張りと努力で周りの人たちが徐々に変わっていきます。

 身分や職業などで判断されるのは現代でも変わらないと思います。彼女は前向きに立ち向かい周りの意見などを聞き少しずつ成長していきます。
 真っすぐで優しいアルテを応援したくなるアニメでした。

投稿 : 2020/06/23
閲覧 : 214
サンキュー:

6

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

肝心な絵画がちょっと残念でした

絵を描くことが大好きだった貴族の少女アルテが男性社会の
絵画職人の世界に飛び込んで道を切り開く物語。

画家を題材にした作品であるのに中性ヨーロッパの街並みや
壁画などがちょっと雑な感じ。

主人公のアルテの前向きで元気なところは好印象。

なかなか女性という理由で職人世界で受け入れられなかったアルテが
師匠のレオに弟子入りして色々な人に出会い成長していきます。

中盤レオのもとを離れてベネチアに行きカタリーナという少女の
家庭教師をすることになります。
田舎で乳母に育てられたものの、実家に急に呼び出されて育ての家族
と別れを幼いながらも受け入れ前に進み始めたカタリーナ。

そんな彼女に
アルテは女性で、貴族という変えられない立場であると言われ、

そのことは絵を描く時の繊細さや特別な感性を生む強みになっているって
気づかされて自信を取り戻すってストーリーは良かった。

最後はフィレンツェのレオのもとに戻って、天井画を前に
母親を含めてみんなそろってのハッピーエンドで良かった良かった
なんですが・・・

最後の天井画。
アルテの成長した技術や感性を見せつける場面の大事な絵が
やはりちょっと残念で、心を打たなかったのが残念でした。

あそこでせっかく描写出来るアニメなんだから、語りでなくて
素晴らしい絵で魅せてくれたら
説得力も全然違かったと思うんだけどね~。

投稿 : 2020/06/23
閲覧 : 293
サンキュー:

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アルテのストーリー・あらすじ

舞台は16世紀初頭のフィレンツェ。絵画や彫刻が盛んな都で貴族の娘として生まれたアルテは、物心ついた頃から絵を描くことに夢中。いずれは画家になるという夢を抱きながら日々を過ごすアルテだったが、時代の流れが「女性が画家になること」を良しとしなかった。そこでアルテは、人生最大の決断を迫られる……。ルネサンス期に、ひとりの少女が夢に向かってひた走る、ヒューマンドラマ。多くの困難にぶつかりながらも、絵を描きたいと願う熱意と「自分らしく」生きようとする前向きな姿を描くその物語は、ふれるすべての人々の共感を呼び起こす。(TVアニメ動画『アルテ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年春アニメ
制作会社
セブン・アークス
公式サイト
arte-anime.com/
主題歌
《OP》坂本真綾『クローバー』《ED》安野希世乃『晴れ模様』

声優・キャラクター

小松未可子、小西克幸、榎木淳弥、大原さやか、安野希世乃、秋元羊介、鳥海浩輔、M・A・O、田中理恵、戸松遥

スタッフ

原作:大久保圭『アルテ』(『月刊コミックゼノン』連載/ノース・スターズ・ピクチャーズ)
監督:浜名孝行、シリーズ構成:吉田玲子、設定考証:鈴木貴昭、キャラクターデザイン・総作画監督:宮川智恵子、サブキャラクターデザイン:宮地聡子、プロップデザイン:岡戸智凱/岩畑剛一、美術設定:吉原一輔、美術監督:SCOTT MACDONALD、美術:スタジオちゅーりっぷ、レイアウト監修:益田賢治、色彩設計:舘絵美子、撮影監督:能代拓也、特殊効果:福田直征、編集:関一彦、音響監督:えびなやすのり、音響効果:川田清貴、音響制作:グロービジョン、音楽:伊藤ゴロー、音楽制作:フライングドッグ

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