まつまつ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
(C) 渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完の感想・評価はどうでしたか?
まつまつ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リュラ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
シボ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ぺー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作未読
うむ終わった。3期相当『俺ガイル・完』は全12話。1期からの続きもんで足掛け計38話で完結です。
ラノベはやたら長いタイトルが跋扈していて『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』例外なく長いやつです。たいていはツカミだけのタイトルで中身は別物ですが、本作は看板に偽りなし。
2期で 「お~青春ラブコメだね~」
3期で 「う~んまちがっているね~」
となることはお約束できますのでうっかり1期2期未視聴の方はぜひ振出しに戻ってここまで楽しみながら歩いてきてくださいね。
ラブコメが大きく動き出した2期最終話を受けての3期はこれまでの群像劇っぽいところからより主人公ら個々人の関係性にフォーカスされます。もう奉仕部+αで三角関係しかやらない勢いですね。
人となりは2期までで明らかになりました。ざっと、理性と感情の化け物が揃っていて理性カテゴリに八幡と雪乃。感情カテゴリに結衣となります。理性の化け物二人の緩衝材としてガハマさんは機能しており、彼女がいなければ早晩奉仕部は崩壊していたことでしょう。では似たもの同士八幡と雪乃の決定的な違いは自意識の有無。面白いのは結衣で1期の頃から成長して自分というのを持てるようになった。自意識それあるーカテゴリでは2期終わる頃には八幡と結衣が入ることになります。
ちなみにこの組み分けは陽乃の「理性の化け物」あらため「自意識の化け物」だね、と八幡を評したことに由来します。
理性 感情 自意識 {netabare}気持ちを言葉にすること{/netabare}
八幡 ◎ × ◎ {netabare} 下手{/netabare}
雪乃 ◎ × × {netabare} 下手{/netabare}
結衣 × ◎ △→○ {netabare} 下手{/netabare}
中庸の△や○が無いといいますか、スキルチャートを作れば歪な五角形ができそうな三人組とみてよさそうです。だからこその面白さが本作の持ち味です。
登場人物もめんどくさいですけど抽象的な会話劇は同じかそれ以上にめんどくさい。自分は物語を紐解くのに登場人物相関図を頭に描きながら楽しむクセがあるんですがこの物語ではこんな感じ。合ってるかどうかはわからんです。違ってたらごめんなさい。
もう一つ。言ってることがわけわかんない時は言ってることよりもやってることを重視してます。言動より行動ってやつ。見当違いも多いですけどね。
{netabare}※漫画喫茶!?では隣同士肩にもたれかかる距離感だったのが、後日公園のブランコでは距離を取って座ってる…みたいなそういうとこ。{/netabare}
さらにもう一つ。概念として面白かった“本物を知りたい”について。
互いを出し切っても崩れることのない関係性みたいなものでした。
自己の欲求を追求すると壊れてしまう関係。これすなわち偽りの関係。
自分を偽って維持できる関係。これもすなわち偽りの関係。
大人であればあるほど、『本物』は遥か遠く手の届かないものであることを痛感させられます。若者も直感的には気づいてる。それでも求めてやまない、やはりこの年代ならではの心情の吐露なんです。
こちらを希求して止まないのが主人公比企谷八幡でした。どうやら折り合いをつけそれっぽいものを手に入れそうなところまで来ています。
同じく希求して止まない(…のだと思う)のがおそらく雪ノ下姉の陽乃。なんとなくこじらせたまんま大学生になっちゃった感ありでこれまで同様にちょっかいを出してきます。
まーあくまで一解釈ではありますが軽くおさらいでもしてから楽しんじゃいましょうという作品。
終わってみて思ったのが八幡、雪乃、結衣の関係って各自二方向に等分のきれいな好意の矢印が出ている正三角形のかたちをした三角関係だというのに気づきました。だいたい矢印は片方だったり短かったりするものを三角関係だと思ってきた人生だったのでこういう関係もあるんだなあと思った次第です。
もしかすると『本物』の関係ってこういうことなのかもしれない。
そんな錯覚を覚える青春ラブコメの秀作です。
別の作品でめんどくさい女性は魅力的だが男性の場合はただただめんどくさいみたいなこと書いて今の今も基本的な考え方は変わりませんが、男女ともにめんどくさくても面白いと思わせてくれた作品でもありました。
なお作中頻繁に出てきた3期のキーワード{netabare}“共依存”{/netabare}は結果的に無視しとります。
{netabare}「うがった見方をすればそう受け取ることもできなくはないくらいの話だ」
「君も雪ノ下も由比ヶ浜もそんな関係性ではないよ。共依存なんて簡単な言葉で括るなよ。君の気持ちは言葉一つで済むようなものか?」
絶好のタイミングでその時に1番欲しい言葉をピンポイントで投下する平塚先生についていけばよし。{/netabare}
※軽めの余談
■平塚センセから浮気しそうになりました
いろはすを凌駕するほどあざとかったのが作り手さんだった気がします。
あざとい?:{netabare}ガハマさんに肩入れしてしまう仕様{/netabare}
CASE1:{netabare}表情の作画カロリー消費っぷりは登場キャラ屈指{/netabare}
CASE2:{netabare}モノローグの度に締めつけられましたよ{/netabare}
CASE3:{netabare}ヒッキーとのデートする時間長かったよね{/netabare}
CASE4:{netabare}CMでまで白無垢着させた上に「わたし今が一番幸せだよ」とか言わせちゃダメ{/netabare}
■めんどくさかったです(褒め言葉)
1.{netabare}1期:「どうせ何を言っても伝わらないし関わらない」と卑屈さが全開
2期:何を言っても壊れないor何も言わなくても通じ合う関係こそ本物だと信じる
3期:ごちゃごちゃ言ってないで“伝える”“関わる”努力をする
こんな若者の成長をこねくり回しながら描いたシリーズといえましょう。{/netabare}
2.{netabare}いろはすの「○○です。ごめんなさい」が段々YES寄りに。周囲の人たちも充分めんどくさい。{/netabare}
3.{netabare}結局「スキ」と言ってたのは我らが平塚静先生だけだったぞ。あーめんどくさ。{/netabare}
視聴時期:2020年7月~9月
-------
2020.10.01 初稿
2021.08.01 修正
Bハウス さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
sMYVP12210 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
1期からのファンですが、やっぱキャラが魅力ですね!このアニメは。
そしてキャラデザも好みで最高!ここは人で違うからあくまで個人的です。
で、内容ですが、完結編です!たぶん終り。
続きも作れそうですけどねw てか 5年後くらいに映画作ったらよさそう。
昔はそういうOVAとかあったような・・
お話の展開はいつもどおりのグダグダ系で八幡の知略でクリアしていくような感じかな。
あとは。。。特筆すべきところはあまりないのでファンならって感じ。
見てない人は1期から見ましょう!
私はすごくよかったので めずらしい棚行きです。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【物語 4.5点】
3期は、2期から監督を務めた及川 啓氏の続投(最近だと『ウマ娘』などが印象的)
前作にてエピソードを押し込んだ苦闘の経験が生かされ、
テンポアップにより、尺にも余裕を持って、毎回、次が気になる引きにこだわる構成。
それでも原作から色々と削られたのでしょうが、
未読組の私にとっては、1クール、スルスルと視聴でき、
クライマックスではじっくり浸ることができる、心地良い脚本でした。
手慣れたペース配分により生じた余剰尺に
例えば1話にて{netabare}1期で取りこぼした川崎さんのデレの伏線を回想{/netabare}する懐の深さw
引き続き"本物”を求める主人公・八幡の葛藤が軸。
嘘でも良いからだの、そもそも本物である必要なんてあるのか?だの
揺さぶりも厳しいラストスパート。
乗り越えれば、ひねくれた本シリーズらしい収穫が得られる。
11話で{netabare}折角、恩師がシンプルイズベストな解答例を示したのに、
面倒臭いことこの上ない告白の応酬で人生を歪め合ったり。{/netabare}
最終回{netabare}本心を伝え合ったらコミュニティーが崩壊するのでは?
とあれだけ皆ピリピリして来たのに、
告白を通過後は、良い意味で拍子抜けしたムードになったり。
特に{netabare}ガハマさんにヒッキー略奪計画を囁く
いろはすのシリーズ全話ちゃぶ台返し発言w
やっぱ、あなたは最狂の小悪魔系後輩ですw{/netabare}{/netabare}
ラストのある種のグダグダ感w
絶対の本物なんて無いのだろうが、
本物と呼べる物を求めて懸命に悩んだりする過程こそ青春との視点に立てば、
むしろ嵐の後の清々しさと、自然に受け入れられる幕引きでした。
【作画 4.5点】
アニメーション制作・feel.(2期で交代から継続)
前作で毒は抜けたけど作画は安定。→表情描写等がさらに繊細に。
皆、よい表情するようになったけど、
特に結衣辺りは、憂いを含んだ微笑み等、
彼女、本当に八方美人で悩んでいた方なの?
ってくらいの千変万化。
私としては、1期のヒッキー&ゆきのんの刺すような目線がスッカリ影を潜め、
一抹の寂しさも覚えますがw
これも真剣に恋をした青少年たちのキャラ進化と捉えれば感慨深い物があり、
その成長を描き切ったのは高評価ポイント。
背景も8話の{netabare}“ダミー”プロムのPV撮影での夕暮れ時の海岸{/netabare}などに至るまで、
撮影等も、光の効果を交え、心情表現に寄与。
【キャラ 4.5点】
雪乃の姉・雪ノ下陽乃。
“共依存”のキラーワード等で、奉仕部の三人を呪縛し、
事あるごとにちょっかいを出してきたヒールポジション。
が、抱えて来た20年など、真意の一端が明らかになるに連れ、
理解はできる?と首肯することも。
{netabare}「君は、酔えない」も、私も上辺だけの飲み会で酔えない不快を思い出し{/netabare}グサリときましたw
そんな姉や母に対して、自分を貫こうするヒロイン・雪乃。
こちらも結衣同様、穏やかな表情の中に、様々な想いが入り混じった乙女な表情が印象的。
彼女も随分デレた?とニヤニヤして鼻の下を伸ばしていた所、
{netabare}1期6話のツインテールで既にデレていたらしい{/netabare}と知り顎が外れかけましたw
乙女心は読めませんw
主人公・比企谷八幡。
一連のプロム等での、学校内外に広がる人脈を見ると、
もう彼は全然ぼっちではありませんね。
守破離(いや、そんなに守ってはないかw)を見事に体現し、
青春を取り戻したヒッキーは、
平塚先生にとっても最高の生徒だったのでしょう。
【声優 4.5点】
嘘や刹那的なイベントの中に真意を滲ませるハイレベルな演技が求められた本作。
由比ヶ浜結衣役の東山 奈央さんら、キャラに馴染んだ主要キャストならこなします。
雪ノ下家の姉(CV.中原 麻衣さん)と母(CV.井上 喜久子さん)の圧力が満ちたあの一室。
修羅場でしたw
雪乃役の早見 沙織さん。ツンツンも良いけど甘~いはやみんボイスをもっと聞かせて
という(個人的)要望に応える充実度。
特に最終話{netabare}やはり『俺ガイル』はヤマ場でもストレートに好きとか言わなかったか……
と油断させてからの「あなたが好きよ」の奇襲はクリティカルヒットでしたw
世の男子が美少女と事務連絡しただけで
会話できた!脈あり!?と勘違いしかねないので、おやめ下さい(笑){/netabare}
【音楽 4.0点】
劇伴も2期・MONACAの高橋 邦幸氏が引き続き担当。
作風等は概ね前作に準拠するが、ここに来てシリーズの蓄積が効いたのが、
過去作主題歌ピアノバージョンの勝負所での起用。
選曲もキャラにマッチしており、心情表現強化に貢献。
OP主題歌も、やなぎなぎさんが「芽ぐみの雨」でシリーズ完投。
詩的な歌詞が、特に6話終盤辺りのシーンと親和性が高い、切ないラブソング。
ED主題歌もまた「ダイヤモンドの純度」により、
作曲・黒須克彦氏による雪乃&由依の
外面の綺麗さより、中身の密度にこだわった青春キャラソンで完走。
一方のヒロインにフォーカスするとソロになる演出も最後までグッド♪
あと{netabare}横文字の付け焼き刃から脱した玉縄がヒッキーに仕掛けたラップトーク{/netabare}は笑撃的w
退会済のユーザー さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
もっちょん さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
数あるアニメの中で個人的に好きな作品である俺ガイルの締めの3期です。1期を見た当初はぼっちでひねくれている(高2病)という主人公が出てきて、中高生活を風刺した作品に衝撃を受け、八幡がかます比企谷節というものにはまり、2期では恋愛色が強くなりしみじみとした印象を受け、完でゴールしたなという思いです。1期からずっと八幡や雪ノ下、由比ガ浜を見てきた分感慨深い。
mimories さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
…自分には最後までそれがいなかったということで。
ハナシがラブコメ収束に向かったせいか2期までより面倒臭さが薄まって観れた。それにしても母校に現実逃避しに来るヒマ姉は便利(=頭が悪い)に使われすぎて可哀想だったかな…。
話的にはどうでもいい点だが、{netabare}プロムが全然楽しそうに見えないのが残念だった。それは自分の目か心が死んでるせいなんだろうか…? 合同プロムも「俺の立てた企画のほうがどう考えても上でしょう?」と言わせたからにはアニメとしての表現が欲しかった。単に姑息なセリフだった?{/netabare}
nyaro さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
特にラノベ原作は、今の制作委員会方式の影響か尻切れトンボが多い中、最後まで完結できたのは素晴らしいことだと思います。「完」だけでなくシリーズの感想になります。
学園生活のおける孤独(スクールカースト的ななにか)と恋愛という要素を絡めて、事件も沢山発生しますし、心理的な起伏もあるし、キャラの性格付けもちゃんとしているので、ストーリーとしては、本当に面白いです。「痛い」ところが多いので共感性羞恥が強い人は、ワーッと叫んで視聴を止めてしまう場面もあるかもしれません。
作画(キャラデザ含め)は1期がいいという人もいますが、後付けでみるとやっぱりどんどん良くなっていく印象です。また、1期のテニスのシーンみたいな、ちょっとマンガ的な話も無くなり、リアリティが増しているのもいいですね。
しかし、最大にして最高の欠点が2つ。
1つめは、「本物」という言葉について言葉遊びになってしまったことでしょう。
恋愛の話としては最高に面白いのですが、2期の感じからするともっと高尚ななにか、を求めているように見えます。いつのまにか恋愛だけの話にすり替わったように見えますので、ここがちょっと上滑り感がすごかったですね。始めのほうはスクールカーストトップグループを対比にしていたので、意図が途中で変わったのかもしれませんが、ちょとわかりません。
2つめは、由比ヶ浜の「好きになる切っかけ」です。プロセスはいいです。ただ、あの切っ掛けは女の子の心理としてありえるの?というところです。
ですが、それを補って余りある最強のキャラクター、2期から一色いろはが登場します。いや、このキャラ、アニメ史上最強かよ、っていうくらいあざといですし、面倒ですが、最高に可愛いです。
決してお付き合いしたくなるタイプではない、と思わせておいて、あれ、付き合ってみると、ひょっとしていい子?と思ってしまいます。OVAではクローズアップされています。
女性陣の声優はみな素晴らしかったです。特に東山奈央さんよかったです。
overnao さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
この作品のファンではない一般人の感想です。
回を重ねるごとに裄のさんが面倒くさくなっていきますねー。2期までは割とライトで軽妙な会話が多く、それ作品の魅力だと思っていましたが、3期はかなり重いっすね。正直なところ、この作品の登場人物のファンじゃないと、3期は楽しめないと感じました。3期全体を通して、メインキャラクターの3人の関係にフォーカスしてストーリーが展開していて、この3人のファンで無い限り、どうでもいいって感じです。この系統のプロット、少女漫画でよく見られますよね。思春期特有の面倒くさい心情を描いた恋愛小説と捉えればアリだと思いますが、2期までと作風が変わったので原作未読者としては驚きました。
シリーズ構成的な部分を突くと、2期からだいぶ時間が開いて、登場人物の関係性を忘れかけてる中で、かなり小難しい心理描写を見せられてついていくのが大変でした。原作未読なので定かではありませんが、アニメでは内面の描写や指示語が省かれているのではないかと思います。丁寧な心理描写がなされていても、雪乃さんを始めとするキャラクターの心理・行動原理は理解しにくいのですが、アニメのシリーズ構成によって更に理解しにくくなっています。
そんな理由から数年前に放送された1期2期を見直し、原作まで読んだガチのファン以外お断りな雰囲気を感じました。数年前に見た2期が面白かった(けど登場人物の関係性はほぼ覚えていない)層が見るとよく分からず爆死します。私の読解力不足もあるとは思いますが、雪乃さんがなんでここまで捻くれてるのか、たかがプロムにこだわっているのか、良い年こいた大人の雪乃母が高校の行事にここまで妨害工作してくるのは何でなのか、このあたりがモヤモヤでした。
この作品を批判する意図はないです。いろいろ回りくどく書いてしまいましたが、全体的にハイコンテクストすぎて、原作のガチファンで無い限り理解が難しいと言いたかっただけです。せっかくアニメ化したのだから、もうちょっと原作未読者にも易しい脚本にしてくれたらよかったな〜と、思いました。
yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ティビ汰 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
通称"俺ガイル"の良さって、
こじらせ主人公のハーレム系ラブコメでありながら
、
「そりゃコイツはモテるわなー」って思わせる八幡の魅力が大きいと思うんです。
1〜2期では「自分が悪役に徹して、周りからの評価がいくら下がろうとも顧客の依頼を遂行する」という、ダークヒーロー的な格好良さが八幡の魅力であり、視聴者を惹きつけた大きな要素だと思うんです。
でも3期ではそれが全くない。
ダークヒーローでもなんでもなく、
自分が傷付かない範囲内で、
ただ好きな人の為に頑張るひたむきな八幡が、
その好きな相手(雪乃)と
イチャイチャラブラブするだけの、
やっすいラブコメ作品になってしまった印象です。
なんというか、
作者がこれ以上物語を書くのが面倒になって
やっつけ仕事で作品を終わらせたんだろうなぁ
って感じがひしひしと伝わってきました。
俺ガイルの1〜2期が大好きだったからこそ、
なぜ3期の評価がこんなに高いのか、
はなはだ疑問が残ります、、、
リュウト さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
うぐいす さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
このシリーズは八幡がボッチで客観的に負け組であるから面白いのに、この三期ではクラス、いや学校の中心人物にすらなっている。
今回の敵は雪乃の母であったが、葉山をも超えたポジションにいる(ように見える)八幡の奮闘は、オレつえー系のようなトントン拍子の格好良さにしか見えない。
小町が妹で由比ヶ浜が幼馴染で一色いろはから色々ちょっかい出される人に生まれ変わりたい。
雪乃様は手に負えないけど中の人は歌が上手で毎回最後まで聴いてる。
アニメだからだけど戸塚が可愛い。
フリ-クス さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
御宅忍者 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
2期で培ってきた空気感を詰め込んだ感じ。
う〜ん。やっぱり展開が地味でグッとくる所がない。
終始無味無臭だった。キャラが可愛いかったので見てました。やっぱり可愛かった。
ハルジオン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ふぁんた さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
はーー、高校生に戻りたいなーーー
なんて思えちゃうキュンキュンな物語でした。
2気に引き続きいろはすはよい話のかき混ぜ役でした。
ヒッキーに心を許していきながらも決してハーレムにならない距離感よかったです。
2期から気になっていた姉
大学生の割に母校に顔出しすぎ、高校生に過干渉でちょっとなでした。
狂言回し、対立役としての彼女ですが、
大学生にもなってあんなに母校に顔出してってしないよなーって思えちゃいました。
雪乃の家族との確執のためのキャラなんで仕方がないですが、
母と共に違和感があるキャラでした。
最後のプロムは直近でやったことの焼き直しで
かなり端折られるし違うエピソードでしめてよかったかも。
丁寧に3人の関係を紡いでくれていたので{netabare}結果は察してたのですが、
断然由比ヶ浜派の私としては、ちゃんと彼女が振られて欲しかったです。
一緒に泣き崩れたかったです。
なおぼうの感情を吐露する演技を聞きたかったです、、、{/netabare}
3期通してすごく楽しめた学園ラブコメでした。
\由比ヶ浜が本当に好きです/
みどりーぬ さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
tag さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
1期、2期のレビューを更新するうち、3期には裏バージョン(ネタバレ本音バージョン)のレビューが必要と思い。加筆、評価替えしました。
見ていない方は絶対開かないでください。
ここから裏バージョンレビュー
{netabare}
3期通しで見ると、雪乃と八幡の間の関係は、そのセリフ通りに受け取れず、見た目と実態がかけ離れているのではないかと思える部分が多々あります。
見た目は最後にやっと恋人同士ということですが、これも、実質的には婿養子決定と取れなくもないです。以下の1-3期通して二人の関係変化ポイントと“本当の”状態を考察したものです。
1期1話の奉仕部での初対面会話が弾む(見た目は弾んでいないが)時点:
⇒友達承認(セリフは速攻却下だが)
1期、普通は男子と一緒に絶対行かない雪乃が自ら誘って八幡とモールに買い物に行くシーン
⇒友達以上の存在であることを承認(ただ買い物しただけににしか見えないが、一緒に買ったエプロンはずっと使い続ける)
1期12話で再び奉仕部で友達承認を求める八幡を拒否るがウインクで返す雪乃時点:
⇒好意(好き)の表現(再び友達承認さえ拒否ったように見えるが、雪乃のウインクは相当な勇気が必要)
2期設定ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの降下ポイントで袖を指で摘まんだ時点:
⇒雪乃からの恋人認定(単に恐怖から摘まんだようにしか見えないが、その写真は枕元にずっとしまっている)
3期10話でプロム後片付けから帰る八幡の袖を“握って”離さなく、ウルウルした瞳で見つめる時点:
⇒雪乃からのプロポーズ(言葉では別のことを言わんとしているように見えますが、行動は真逆の意思を示している)しかし八幡は優しく立ち去る
3期11話で八幡の5分間告白を受諾時点:
⇒八幡からのプロポーズ受諾(これは言葉と行動にしているので明白)
3期12話のほぼ無双している雪乃
⇒婚約・結婚式(八幡の婿養子入り)と新婚状態(雪乃を束縛する問題は全て解け、素の彼女が出ている、言葉と行動の乖離は消失)
これらは、ハッピーエンドに向かう、ポジティブ面を中心にシナリオを追ったものです。この見た目と本音の乖離が物語を面白くしているのですが、同時に難しくしている面もあります。その難しさの源泉がこの乖離でもあり、ネガティブ面のシナリオです。それを解く鍵が雪乃と陽乃の心理状況にあります。
・雪乃はなぜ、こんなに分かりづらい(面倒くさい)のか?
多分、これが、この物語の最大プロットであり、面白さの源泉です。その割には暗く、苦しいプロットではあります。
家族との関係性に問題があることは陽乃や平塚先生の会話などに1-2期にも表れますが、雪乃の口(特に海浜公園からの帰り道)から語られるのは3期になってです。また、陽乃の口からも語られます(海浜公園の夜、八幡を待ち伏せて)。ここから雪ノ下家の家庭環境、そこから来る、雪乃の心の問題が見えてきます。
・家業は姉が継ぐとなっており、自分はほったらかしで、重要視されていない、期待されていない(と思っている)
・期待されていない人生を過ごしていたので、強い承認欲求があり、期待される姉を後ろ姿を追っていた。
・自分は父の職業に興味を持っている。でも、家族に言ったことはないか、言っても取り合ってもらえなかった(しかし、これも承認欲求から来るもので、ほんとに姉、父と同じ方向に行きたいか微妙)
・結局、子供のころからの、ある意味“ネグレクト”で、普通持っているべき最低限の、「家族からの承認、信頼と安心」をもらっていない。心のよりどころがないため、自我が、とても弱く、攻撃されないための鎧をかぶっている。
・姉のコピーを目指すことでしか「自我の鎧=アイデンティ」を保てなかった。それでも満たされることはなく、常に自分(自ら納得したアイデンティティ)を探している。承認不足から自信がなく、これまで作りえなかった。
・これが、対人恐怖や、恐怖から逃れる(自分を守る)ために心とは裏腹の言葉(論理的、攻撃的ストレートトーク)でしか話せなくなった。
・軽度の解離性同一性障害ともいえる。「言葉として出る対人恐怖からの防御をつかさどる」人格1と心の中の本音としての「強く承認、信頼、安心を求める」人格2が同時に存在している。
・本来は一つになって(最終話の雪乃)、感情と言葉が一致し、強固な承認、信頼、安心に基づいてアイデンティティ作りを始める必要がある。最終話の段階でのアイデンティティはまだ形成されていないが、二人で作ってゆく準備はできている。
・そのため、雪乃の反応が劇中で非常に分かりづらい。言葉と心情が別なので、見たまま、聞いたままで理解すると、本音を見誤ることになる。
・一方、正直でストレートな対人関係(=本物)を探し続ける八幡にとってはとてもフィットし、最初の会話で好きになっていた。しかし、だんだんと、雪乃の心の喪失を知り、恋ゆえに、それを埋めて、助けたいと思うようになった。
・初めての相手からの好意を受け取った雪乃は、人格1だけで普段は過ごすのですが、八幡との間では人格2が出て来るようになります。「それが楽しかった。生まれて初めてだった」と3期で述べます。一方、乖離現象が明確になり、これがこの物語の理解を難しくします。3期の乖離は激しく、かつ分かりづらい。
・この乖離現象が端的にでるのは3期最初のプロムの終了後、帰ろうとする八幡を雪乃が追い、袖を掴んで止めるシーンに現れます。言葉では、「だから。。(わたしたちの関係を絶って、結衣の願いをかなえて、自分は大丈夫だかから)」と言うのですが、心の反映である手は、八幡の袖を掴んで放しません。八幡に腕を触られてはっと気づくのですが、それでも放しません。八幡はこの段階ではまだ、自分を何をすれば、雪乃を救えるのか分からないのでそっと指をほぐし、振りほどきます。八幡にゆっくりほどかれた腕を抱えて呆然と立ち尽くす雪乃。もう少しで人格2だけで言葉が出そうでしたが、それでも無理でした。八幡は問題の根深さを強く再認識し、最終章へと向かいます。
・結局、人格が統合されることは八幡の告白までないのですが、人格2を八幡には出せるが故に、返って言葉と心の乖離が頻発するシーンがこの物語には多い。それが2期で関係がどん底まで下がった時に雪乃の言葉「(自分を)分かってくれていると思っていた」に集約されます。人格2が出ているのに、信頼する八幡には理解されていない、やはり自分の心の喪失は埋めてもらえない。しかし、この後も八幡に期待し続けます。このような関係修復と関係破綻を繰り返しが物語を作り出します。
・八幡にとって、雪乃との単なる関係のみが本物ではなく、雪乃の心の喪失を埋め、助け、助けられる関係になることまでが、彼の求める本物であることに、周囲の助けもあり徐々に気づき、ラストの告白へとつながるということを、観衆に伝えたかったのではないかと思います。
・本来、家族が普通に埋めているはずの心の基盤となる承認、信頼、安心を彼が埋めなきゃいけないので、彼は「全部やる」と告白する必要があった。つまり、雪乃の家族になる覚悟を見せる必要があった。
・そして合同プロム終了後の「好き」発言は、八幡の長い長い告白により、雪乃の基本的承認、信頼、安心が満たされ、人格が統合され本当の雪乃になれたことを意味します。
陽乃“も”、なぜ、こんなにめんどくさいのか? ~平塚先生の最終講義、八幡の告白内容の理由へ続く~
・既に分かるかと思いますが、アイデンティティを強固に持っているように見える陽乃もそれは母親から強制されたモノで、自分のモノではありません。そのようにした母親を憎んでいます。
・「いろんな事を諦め、大人になる」と自分に言い聞かせ、雪乃ほど解離性同一性障害にはなっていないように見えますが、症状は同じです。
・葉山との会話で葉山が「そんなに(母親)を憎んでいるの?」と問い「いえ、大好きよ」と言い返します。言葉と心が乖離していることを陽乃は認識しているのでしょうが、一致させられません。
・1-2期では、雪乃に自己・自我の形成の問題を指摘し続ける嫌な存在です。3期では共依存に基づく八幡との関係を絶ち、自己・自我を作りなさいと脅迫します。これらは全て母親との関係における陽乃自身へのメッセージです。八幡を母親と言い換えればよいだけです。妹は自分と同じになってほしくないと思いながら、結局、自分と同じなるよう強要し続けます。ですが彼女も解離性同一性障害です、言葉と本音は違うはずです。
・そんな陽乃を平塚先生は高校時代から知っていて、お互い強い信頼があるようです。海浜公園の夜、タバコを吸う誰かと深酒していますが、これは平塚先生だと推測されます。平塚先生は雪乃と同様に陽乃も救いたいと思っています。劇中でほぼ描かれませんが。平塚先生と飲んだその夜、八幡との会話ではお姉さんとして、「雪乃の考えを尊重してほしい」と言います。同時に「八幡のようなお兄ちゃんが欲しかった」ととも言います。「君は私と同じで酔えない」とも言います。平塚先生との深酒により、いつになく本音をしゃべっています。
・この三つの陽乃の言葉は、「雪乃の心の喪失を埋めようとしているのを理解してほしい。」「自分も同様に喪失している」「君なら私同様、この状況を理解できるよね」と読み替えることができます。
・この後、陽乃はいつもの調子に戻り、「共依存から逃避を辞めるため八幡との関係を絶つべき」と言う論調に戻ります。しかし、最初のプロムの終了後の八幡との会話では、「本物の関係になるため、共依存を乗り越えろ、それが人を傷つけることでも」と言うトーンに変わります。そして最後の言葉は「本物なんて、ほんとにあるのかな?(私も本物が欲しかったな)」です。やっと陽乃の言葉と心情は一致し八幡にメッセージを伝えます。辛うじて、陽乃の本音は「自分みたいな共依存の中でいろんなものを諦め、偽物になっちゃいけないよ」だと取れます。
・この直後、平塚先生による八幡を告白へと誘う最終講義がバッティングセンターであります。八幡は共依存を乗り越える言葉(「全部やる」ことで雪乃の基本的承認、信頼、安心を作る=家族になる)を紡ぐことになります。長い長い告白ですが、言葉のほとんどは、雪乃の心の喪失を埋めるため、自分の全てをささげると、何度も何度も繰り返します。ひたすら“渡す”ことだけです。普通に考えれば、恋愛や家族関係は渡し/渡される関係にも関わらず。それは満たされてからでよいと八幡は思っています。雪乃は普通の「好き」と言う言葉を求めているように見えますが、八幡はしません。何が必要なのか、100%分かっていたのだと思いますし、それには覚悟を見せる必要(何度も繰り返し、雪乃に自分の本心であると安心させる)があることも理解していました。
・劇中では、分かりにくいですが、陽乃と平塚先生の連携プレイです。二人はこの事を事前に話していたのだと思います。
言葉と心の乖離がこの物語のメインプロットであり、それが故に、観衆は、なんで、そう言っていたじゃん?と混乱する。なんとなく、だんだんに素直になってきたねと喜び、最後の八幡の告白と雪乃の幸せそうな笑顔で救わるのですが、背景を深堀すると、中々に重たいものがあることが分かり、物語の理解を深め、また別の面白みを感じることができます。
{/netabare}
”裏”終わり、表バージョンレビュー開始
随分と、時間差で見てしまいました。1期、2期が中々に心に残り、3期は少し嫌な予感というか、2期の感想でも書いたのだけど、完結編は、ただのラブコメかもと思ったと言うのもあります。
結論から言うと、3期はただのラブコメではなく、”表題通り”のエンドロールのような、でもこの物語の主題に忠実なラブストーリーでしたね。悪い意味ではなく。
「本物が欲しい」と告白した主人公。1期、2期にわたる逆説的主人公の動機と行動という伏線があるからこそ、観衆の心に響きます。別に高校生だからでもなく、どの年齢でも、その”本物とは?”と言う問いは人生において、様々な場面で引きずり続けるから。
この完結編では、一気に登場人物たちの恋愛関係に焦点が移ります。ただ二人、この”本物”というものに強く引っかかる、主人公とヒロインたちの中の一人を除いて。
既にオジサン真っ只中の私も、少しの家族のことを考えました。物語中「共依存」というキーワードが出てきます。この共依存、Wikiによると。「アルコール依存症患者とその面倒を見る近親者との、相手がいなければ生きてゆけない、自分が必要とされている事の証、アルコール中毒という病でさえ、その状況を作り出してくれた必要なこと」と言った良くない事として説明されます。例えがアルコール依存症を題材にしているのでこうなるのですが、そうでは無いポジティブな事柄だったらどうでしょう?「共依存」と「恋愛、家族、夫婦、深い友人の間の関係」との違いは実は曖昧です。実際、Wikiでも精神的な病とは述べておらず、そう言う言葉・状況があると、それだけです。自分と家族の関係も「共依存」と呼べばそうだが、そんなに悪いものかねと、自問自答した次第です。(まあ、このワードも逆説的な引っ掛けではあるんですが)
主人公とヒロインの一人は「本物」と言うことを劇中、最も純粋に捉えようとします。なので、「共依存」という言葉にも強く反応してしまう。本物であるためには共依存から脱しなければならないと。
主人公が頬を自分で引っ叩くシーンがあります。そこで彼は、自分の本物の感情を吐露します。この感情は共依存といった”ラベル”を付けて納得する事じゃないと。(このきっかけを作ったのが、劇中、他のキャラから投げかけられた共依存という言葉なのですが。逆説的だな、これがまた。)
「言葉では伝わらない、言葉にしても伝わらない」と言う言葉が劇中頻出するのですが、一方、言葉は人の意識を支配する道具でもあります。「共依存」と言う”ラベル”を貼れば、そして最もらしい傍証が揃っていれば、本当はそうでなくても「共依存」であると信じてしまいます。知識と知恵があるからこその誤解です。今回は、こうした誤解を逆に活用、「ラベルを剥がす」という行為により主人公を一皮むけさせます。彼らしくない、言葉を尽くして、自分の感情を語らせる原動力とします。
さあ、ラベルをはがした主人公は、ヒロインの一人に向き合います。
実は、その前の回のシーンに、ヒロインは、主人公に図らずも接触してしまいます。その時、言葉ではこれまで通り、「関係を終わりにしよう」と言おうとするのですが、(実際は具体的なことは言ってなくて、「だから・・・」と止めている。両義的に取れるのですが。これまた面倒くさいですが脚本と演出の妙技でもあります。)実際のところ、彼女は、行動と表情で「本心=本物」を表してしまうシーン(作画、妙に気合入ってました。まさに両義的な顔をしてました。)があり、主人公は、多分、表情や行動で本心を分かっていて、それでも、その時は優しく拒絶します(この演出も中々!)。これまた、純粋に本物を追求し、ロジカルモンスターならではの反応(共依存を断ち切ることが、彼女のためである。自分は実のところ納得していなくても)で、非常に興味深いシーンです。
さて、ラベルを剥がした主人公のターンです。今度は、主人公がそのヒロインがやったシーンを上書き(これまた憎い演出です)します。しかし、今度はちゃんと言葉にして。でも「共依存」というラベルワードではなく、彼らしい、不器用で、何故かロジカルな言葉を尽くして(都合5分に及ぶ告白シーン)。ヒロインはちゃんと、ラベルワード(共依存ではないですよ。お互い共依存と言う呪縛を解いたからこそ効果を発揮する別のラベルワードです)を言ってと頼むのですが、本質追求&ロジカルモンスターの彼は言いません、いや、言えませんでした。彼には、このラベルワードを使うことに強い抵抗があります。自分の想いはラベルワードでは語れないと。まあ、ここはヒロインが折れるのですが、ヒロインはヒロインで負けず劣らずのパワフルな言葉で返します。
表題通りのエンドロールと申しましたが、物語はその主題に忠実です。主人公の彼らしい、とても誠意を尽くした告白でした。いやはや、自分(私のことです)の時はここまで言葉を尽くしたかな?主人公に負けず劣らずめんどくさい性格と自負していたのですが、反省しきりでした。でも、この物語らしい、「本物の告白」でした。
{netabare}
まあ、告白は、ほとんどプロポーズみたいでしたが、本物追求主義者の彼からすれば、そうなるのは避けられないかなと。そしてそれに返したヒロインもプロポーズ受諾でした。まあ、本物の告白って、やっぱりこれですかね。
追伸:
比企谷君、雪ノ下さんは、ちゃんと「好き」とラベルワードを言ったのだがら、やっぱ、君も、ラベルワードが嫌いでも、ちゃんと言わんとね!
{/netabare}
世の中がコロナですさんだ感じになっている今、ハッピーエンドの物語は良いもんです。
最終話のヒロインのその一人の”破壊力”が凄まじく、もう既にOver50ですが、かなり心と自らの切ない記憶を揺さぶられました(笑い)。思わず、再視聴。少し加筆し、評点を上げた次第です。
pooki さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
残念系学園ラブコメ、三期。ラノベ原作。
理屈っぽくて、ちょっと痛い青春もの。間違えながら本物を求める姿が、なんだか青くて、きゅっとなる。良くも悪くも思いを言語化することにこだわりを感じさせる。
二期から続く父兄との軋轢みたいな、少し浮世離れした展開は面倒なんだけど、チャレンジングな学園ものとして評価したい。一期、二期のがよかったとは思うんだけど、5 年前の心象なんで時間があれば観返して再確認したい。
個人的にはまぁ骨の髄までやっはろー派なんで思うところは様々あるんだが、そこを差し引いても割と強烈に好きな作品。一期 OP「ユキトキ」、二期OP「春擬き」のベースは沖井礼二で、これも好み。三期はたぶん別の人。
ヘラチオ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ついに完結ということで本物を探しつつ、恋愛関係も進展。
いろはすのお願い事の解決が3期における奉仕部のメインだったので、捻くれた解決策の本数が少なかったのは残念だが、{netabare}その分、由比ヶ浜結衣の想いがしっかり描かれており、切ない気持ちになってしまった。雪ノ下雪乃をしっかり受け止められる男はヒッキーしかいないし、着地点は正解かなと思います。結衣はモテモテやろうし、うまくやっていける。{/netabare}
最後のほうの話は普通にラブコメしててキュンとした。
陽乃の面倒臭さに拍車がかかっている感じ。なんだこの女。共依存て言いたいだけやろ。
そこに関しては平塚先生が神。ヒッキーに対して常に救いの手を差し伸べてくれる。ただ煙草臭い女性はちときつかったっす。
OP
芽ぐみの雨 やなぎなぎ
ED
ダイヤモンドの純度 雪ノ下雪乃(早見沙織)と由比ヶ浜結衣(東山奈央)
各ヒロインが歌うソロバージョンあり
挿入歌
Bitter Bitter Sweet 雪ノ下雪乃(早見沙織)と由比ヶ浜結衣(東山奈央)
OPはまたしてもやなぎなぎさん。さすがです。今作もなかなか気合いがはいった曲のように感じた。大好きです。
EDもよき。
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。 同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣とともに、クラスメイトの人間関係の問題の解決から生徒会の手伝いに至るまで、数々の案件をこなす毎日をすごしていた。 季節は移ろい、春。 雪乃から最後の依頼を受けた八幡と結衣。 3月の卒業式を控えた中、いろはからプロムの協力を求められ…。 --本物を求めた八幡は3人の関係を変えていく。果たしてこの先、彼の高校生活はどんな結末を迎えるのか!?
1. 『やがて、季節は移ろい、雪は解けゆく。』
曇天の空から雪が降りつのる中、雪乃からの依頼を聞く八幡と結衣。「私の依頼は一つだけ。あなたたちに、その最後を見届けてもらいたい。」雪乃の言葉を2人は受け入れ、一緒に雪乃のマンションに向かうのだが…。
2. 『今日まで、その鍵には一度も触れたことがない。』
雪乃の願いをかなえるため、陽乃に会いにいく3人。将来の希望を母に伝えたいという雪乃に陽乃は協力をするという。陽乃の態度に違和感を覚え、後を追う八幡に陽乃は「予言してあげる。君は、酔えない」というのだった…。
3. 『やはり、一色いろはは最強の後輩である。』
プロムの開催に向け、雪乃はいろはと共に準備を進める。その間、奉仕部の活動は休みとなり、暇を持て余す八幡。「放課後、生徒会室でまってますね~」いろはからプロムの手伝いを頼まれ当日行ってみるとプロムのPV撮影が始まっていて…。
4. 『ふと、由比ヶ浜結衣は未来に思いを馳せる。』
プロムのPVは好意的な反応で受け入れられ、ひとまず安堵する面々。また暇になった八幡と結衣は小町の合格祝いを買いに行くことになる。翌日、いろはが慌てた様子で八幡の元を訪れる。「ちょっとまずいことになりました。」プロム開催に暗雲が立ち込める…。
5. 『しみじみと、平塚静はいつかの昔を懐かしむ。』
結衣と別れ平塚の元に向かった八幡は学校側もプロム自粛の方向になっていると聞き戸惑う。「君はこれから、彼女とどう関わるつもりだ?」平塚からの質問に意を決した八幡。その向う先は生徒会室だった。八幡が提案したこととは?
6. 『あらためて、比企谷八幡はかたりかける。』
雪乃とは別なアプローチでプロムを考えると決めた八幡。しかし、八幡が考えているプロムはあくまで雪乃の案を通すため、当て馬としての代案だった。「それ、あたしも手伝っちゃダメかな?」八幡と結衣が考えるプロムとは?
7. 『最後まで、由比ヶ浜結衣は見守り続ける。』
材木座からの紹介で遊戯部の秦野、相模の協力を取り付けた八幡と結衣。5人での打ち合わせは遅々として進まない。「だからさ、もっとおっきなイベントにしたらいいんじゃない?」結衣の一言でプロムの方向性が決まり、計画は動き出す…
8. 『せめて、もうまちがえたくないと願いながら。』
ダミープロムの公式サイト用写真を撮影するため、三浦、海老名、結衣と浜辺に来た八幡。海老名の協力もあり撮影を終え、公式サイトが立ちあがる。「これをうまくリークしてほしいんです」八幡が相談を持ちかけたその相手とは…?
9. 『きっと、その香りをかぐたびに、思い出す季節がある。』
奉仕部の勝負に勝った雪乃からの願い。それは結衣の願いを叶えて欲しいとのことだった。結衣を誘い公園に向かう八幡は意を決して質問する。「お前の願いを叶えさせてくれ」そして、結衣は自分の願いを伝える。本当の気持ちは隠して…
10. 『颯爽と、平塚静は前を歩く。』
卒業式が終わりプロムの準備を始める八幡たち。勝負が終わり意義をなくした奉仕部の代わりにいろはは八幡たちを生徒会に入るように勧める。「言い訳、わたしがあげてもいいですよ?」それぞれの思いを胸にプロムが幕を開ける。
11. 『想いは、触れた熱だけが確かに伝えている。』
八幡をバッティングセンターに誘った平塚。落ち込む八幡に平塚は最後の言葉を贈る。「その一つ一つをドッドみたいに集めて、君なりの答えを紡げばいい」たった一つの本物を求めた八幡が出した答えとは、そして3人の関係は?
12. 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
海浜総合高校と合同でプロムの開催場所を探しに海浜公園へ向かう2人は条件にあうチャペルを見つける。「ここでやりましょう」プロム開催に向け動き出す2人に、協力してくれる生徒たちが集まり…。俺ガイルが遂に完結。
ニワカ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なんかもうずっと好きだけどどうしていいかわからないっていうのをポエム的な表現で言い続けてるだけだった。「もういいよ。早く告れよ。」って見ながらずっと思ってた。
まぁでも最後はヒッキーが割としっかりと告ってくれてスッキリはした。結末としてはよかった。今まで見てきた人は見ても損はない。
くらま さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
※2020/12/16 加筆修正
アニメ一期観て原作購入~と、自身としては稀な作品。
厨二で皮肉屋な主人公が暗躍し、結果としてリア充の知らぬ影でヒロインとイチャイチャするのをほくそ笑み視聴するのが作品の醍醐味。
但し一期までは。
二期、三期(今回の完結編)と進むにつれ、重い。
重くて暗くいのが増量。
大人でもそうそう拗れないだろう性格なメイン、サブキャラの波状攻撃。
いや、思い出せないだけなのであろう、高校生の頃の心情など。
でもそれにしては重過ぎませんかねぇ。
今期というか作品としてのラスボス。
ゆきのんの母のん、姉のんは魅力的なキャラ、、、とは少なくとも感じなかったので、イマイチスッキリしない話。
母娘の立場によりややこしく発展するのですが、そこは家でやれ。学校に持ってくるな、としか。
とはいえ、これまでの問題はしょうもない人物のしょうもない規模に対し、本件は正直いうと母のんの言い分、PTAの言い分が正しいと思っている自分が居ます。
それ故に解決すべき問題自体も風呂敷が大きくて、落としどころが決まっているというより、片付けねばならないガチさも重い。
相模やらクリスマス会のアイツとか魅力あるイラつくキャラが居なかったのがそうさせるのだろうか。
相模はホントに存在してそうな、というか似たレベルの居たの思い出して腹立ってきたまである。
三期の内容、正直言ってメイン衆がウジウジモジモジしてた印象しかなく、覚えていない。
目立ったのはオープニングダンスだろうか。
…いやいやそんな事はないだろう、もっとあったでしょ。
じっくり考えよう。思い出せ。
うーん、印象はオープニングダンスくらいですかね。
なぜ作中最かわヒロインの一角、戸塚きゅんの出番を減らすのか。
川なんとかさんファミリーとか。
材木座を有効活用するとか。
もう一人の最かわヒロイン、ママヶ浜さんの水着が救いか。(アニメ版の功績)
唯一メインキャラ達に挑めるであろう救いのキャラ、いろはすも三期は出番がないというか負けヒロインを買って出るという。
{netabare}いや、最後にまた良い意味で面倒臭い(△?□?)関係にする意思表示した事は良かったとは思うが。
原作は最終巻前まで拝読。
も、唐突なゆきのんルートと感じ最終巻は見てない。
アニメだとそこに行き着いた描写とか見えるかな、と思ったのですがわたしにはその決定的な個所がわかりませんでした。
立ち向かえない母親、姉達と対等に渡り合ったから?
奉仕部活動の実質的な解決手腕?
仮にゆきのんはそうなったかも知れませんが、八幡はそうなる感じあったかなぁ。
八幡の性格的には想いを認識しつつも誤魔化すENDかと思っていたので。
奉仕部→生徒会フラグを折ったのなら選ぶフラグも折れなかったのかなー?
うーん、あー、でもこのパターンだと葉山に課せられた役だから同じ手は無いのか。。。{/netabare}
ストーリモノでアニメ完走はおめでとう、ですが、2期、3期はうーん。
アニメ向け、、、と言われるとイマイチ。。。
やはり俺の恋愛判断基準は間違っている、感
フィリップ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アニメーション制作:feel.
監督:及川啓、シリーズ構成:大知慶一郎
キャラクターデザイン:田中雄一
音楽:石濱翔、高橋邦幸、原作:渡航
ライトノベル部門で長年トップの
人気を誇っていた作品の完結編。
累計発行部数が1000万部を突破し、
このジャンルにおいては、抜きんでていた印象があるが、
一見地味な作風に映る。
近年、確実に増加の一途を辿っている
「ぼっち」という孤独な存在。
何十人もいるクラスにおいて、話すクラスメートもおらず、
休み時間になると机に突っ伏して寝ているか、
ひとりで本を読んだりしている。
たまに話しかけられると嬉しくなって、
過剰なテンションで対応してしまい、
笑いものにされてしまったり、その相手が女子だったりすると、
思春期の心情もあって、深い心の傷になってしまうこともある。
この作品では、そういう「ぼっち」にならざるを得なかった
存在にスポットを当て、捻くれたやり方で
クラスカーストに対抗するのが
いちばんの特徴になっている。
多くの若者にとって、どこか自分のことのように感じ、
その痛快劇に留飲を下げたのが
ヒットの要因のひとつだったのだろう。
作者の渡航は当初、1冊だけの読み切りで考えていたそうだが、
人気を得るにつれ、8年をかけた17巻にも及ぶ長編ラノベを
書き上げることになった。
原作は未読なので、アニメでの話になるが、
物語はテンプレ的な要素を排除し、
主人公の比企谷八幡が、自分の「ぼっち」である武器?を
駆使しつつ問題を解決していく。
それと並行するようにしてラブコメを展開させ、
視聴者をグイグイと引っ張っていく。
個人的には「ぼっち」の思考からいかにして
脱却するのかが、作品のテーマではないかと感じていたが、
それは、ほぼ「続」の部分で解決。
残ったのは、新たに浮上した雪乃の問題と
3人の関係性の決着となった。
そんななかで行われるのが3年生送別の際に
企画された「プロム」というイベント。
プロムナードの略称で、要するに海外の高校の
卒業時に行われることが多いダンスパーティーだ。
これを企画するにあたって、雪乃は親の敷いたレールの上を
ただ歩んできたこれまでの自分から脱却することを目指し、
八幡の力を借りずにイベントの成功を試みる。
その様子を見ながら、八幡は自分の気持ちに正直になり、
雪乃をどのようにして助ければ良いのかを画策するのだった。
自分だけの力で何かを成し遂げようと意固地になる雪乃、
雪乃の意志を尊重しながら、協力しようとする八幡。
そして、ふたりの関係性を注視しながらも
複雑な想いで八幡と行動する形をとる結衣。
3人がお互いの気持ちを慮りながら、
自分の気持ちに正直になろうとする。
学生時代の何事にも突き詰めてしまう感情が
全編にわたって、とても上手く表現されていた。
この作品を観ていて、【親友のために死ねるか】という
大命題?を真剣に考えていた友人のことを思い出した。
それは何と言うか「覚悟」みたいなもので、
「できない」という結論を下す自分自身について、
まだまだ「男」としてダメだと友人は考えていた。
私なんかは、それを聞いていて
今ひとつ理解できなかったのだが、当人は大真面目なのだ。
仁侠映画好きなやつだったので、そういう思考が
本人からすれば、当然のことだったのかもしれないが、
話を聞いていると自分の感覚とは
あまりにもかけ離れていたため困惑したことをよく覚えている。
でも、人と人というのは、そういうこともある。
当人でなければ、本当の悩みや考えを
完全に理解するのは不可能なのだ。
しかし、他人に対して考えるのを諦めるのではなく、
「分かろうとする」ことは、とても大切なことなのだろう。
結局のところ、私たちは「ぼっち」で生きていくことはできなくて、
自分の抱えている、他人には受け入れてもらえない部分も含め、
苦しくても関わっていかなければならない。
「分かろう」として「分かってもらう」ことから
逃げ続けてはいけないのだろう。
八幡と雪乃と結衣。そしていろはや葉山、陽乃など、
それぞれクセのある性格の者たちだらけ。
彼らが八幡を中心にそれぞれ大人になっていく。
2020年夏クールで最も期待していた作品だったが、
最後まで視聴した今回のシリーズの感想としては、
中途半端だった印象を拭えない。
{netabare}八幡と雪乃の関係の進展がクライマックスで、
そこ以外は現状維持というまとめ方だった。{/netabare}
作者や編集者が続編の余地を残したためだろうが、
終わらせるときは、きっちり締めて欲しかった。
主人公たちがまだ2年生というのも異例だ。
とはいえ、「ぼっち」の視点から人間関係に切り込んでいくのは、
とても新鮮に感じられたし、集団と個人という
普遍的なテーマを分かりやすく展開した点は、
シリーズを通して痛快だった。
彼らの青春ラブコメは今後も続くのだろう。
(2020年12月5日初投稿)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣とともに、クラスメイトの人間関係の問題の解決から生徒会の手伝いに至るまで、数々の案件をこなす毎日をすごしていた。季節は移ろい、春。雪乃から最後の依頼を受けた八幡と結衣。3月の卒業式を控えた中、いろはからブロムの協力を求められ…。― 本物を求めた八幡は3人の関係を変えていく。果たしてこの先、彼の高校生活はどんな結末を迎えるのか!?(TVアニメ動画『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』のwikipedia・公式サイト等参照)
江口拓也、早見沙織、東山奈央、佐倉綾音、悠木碧、小松未可子、近藤隆、檜山修之、柚木涼香、中原麻衣、井上麻里奈、ささきのぞみ、小清水亜美、堀井茶渡
原作:渡航(小学館『ガガガ文庫』)、キャラクター原案:ぽんかん⑧
監督:及川啓、シリーズ構成:大知慶一郎、キャラクターデザイン:田中雄一、美術監督:池田繁美/丸山由紀子、美術背景:アトリエムサ、色彩設計:岩井田洋、撮影監督:中村雄太、編集:平木大輔、音響監督:本山哲、音響制作:デルファイサウンド、音楽:石濱翔/高橋邦幸、音楽制作:NBCユニバーサル・エンターテイメント/マーベラス
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年春アニメ
青春は残酷だ!? ひねくれ男の妄言ラブコメ 孤独に負けず。 友達もなく、彼女もなく。青春を謳歌するクラスメイトを見れば「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」とつぶやき、将来の夢はと聞かれれば「働かないこと」とのたまう── そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の先生に連れて...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年春アニメ
千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は幼少時から友達ができず、その結果友達を作ることをあきらめて「ぼっち」を極めようとしていたが、生活指導担当の教師、平塚静に目をつけられ、学校一の美少女、雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部させられた。奉仕部は生徒の問題を解決する手...
ジャンル:OAD
放送時期:2016年10月27日
PS Vita専用ゲームソフト『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の限定版特典。 原作10.5巻の、一色いろはがメインのエピソードをアニメ化!
ジャンル:OAD
放送時期:2013年9月19日
「こちらとしても彼ら彼女らの行く末に幸多からんことを願わざるを得ない。」 奉仕部に一風変わった依頼が舞い込んだ。地域の情報誌に、「結婚」をテーマとした記事を書くというもの。試行錯誤の末、「高校生の意識調査」とい う方向性で記事を構成することになったのだが、最終的には小町のアイデ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年夏アニメ
あなた(One)の部屋(Room)で再びはぐくむ、3つの物語。 今回の第2期では、隣に住む高校生の花坂結衣、 主人公の居候する銭湯の娘・七橋御乃梨、 同じマンションに住む女子大生の天月真白という個性豊かな3人の女性との生活がオムニバス形式で描かれる。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年春アニメ
大人でもなく、子供でもない、ビミョウなお年頃の小学6年生・綾瀬花日。 担任の先生のキスをクラスの男の子と偶然目撃したり、自分はまだなのに友達に先に生理が来て悩んだり。 一方、花日の友人・蒼井結衣は、自分にイジワルしてくる男の子が気になっていて……!?
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2014年春アニメ
神々に、人間について教えるためある日突然、神の世界へ導かれた結衣。戸惑いつつも始まったのは神々との学園生活だった。「人」とは何か、「愛」とは何かを神々に学ばせるうちに芽生えるのは、愛か、あるいは??。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年冬アニメ
貴方(One)の部屋(Room)ではぐぐむ3つの物語。 視聴者を主人公に“あなた”の部屋を訪れる少女と育む3つの物語がPOVで展開する。突如始まった隣人との穏やかな日々は、ある“お願い”をきっかけに動き出す。 キャラクター原案を、『妹さえいればいい。』『変態王子と笑わない猫。』などで大人気...
ジャンル:OVA
放送時期:2008年5月2日
とある双子の何気ない日常のお話―― いつになく、そわそわする奏。何かを待っている奏の不自然な行動に気付く雪乃と、その影で咲夜のたくらみが…。 都内某所の高校に通う双子の高校二年生、櫻井姉妹の周りで起きる学園コメディー。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年冬アニメ
上野の平和を守るため、朝から夕方まで街を駆け回る小学生3人娘・カラーズの活躍が描かれる。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2020年9月18日
――あいしてるってなんですか?かつて自分に愛を教え、与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。永遠に。手を離してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2020年8月15日
「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」少年は、真実からもう目を逸らさない。少女を救うために。自分の選んだ正義を貫くために。魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。その戦いは歪んでいた。ひとりの少女――間桐 桜は犯した...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥ってから、長い年月が過ぎた。生き残った人々は《ガドル》の脅威から身を護るため、全高3,000Mの巨大な移動要塞《デカダンス》を建造し、日々を暮らしていた。《デカダンス》に住まうのは、日夜《ガドル》と戦う戦士たち《...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
自称"日本一の天才詐欺師“枝村真人。その日も相棒の工藤と2人で浅草観光に来ているフランス人に詐欺を仕掛けてひと儲け…のはずが、逆に騙され大金を奪われてしまう。その男はローラン・ティエリー、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマンだったのだ。ローランが仕掛ける桁違いの<コン・ゲーム>...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
「最終負荷実験」という名の、アンダーワールド全土を巻き込んだ「人界」軍と闇の軍勢の戦争。戦局は、「光の巫女」アリスの奪取をもくろむ「ダークテリトリー」軍ガブリエル一派と、アンダーワールドを守ろうとする「人界」軍アスナたちとの戦いへと様相を変えつつあった。未だキリトが精神世界の...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2020年9月11日
自由なラクガキをエネルギー源として空に浮かぶ王国、その名も「ラクガキングダム」。しかし、時代の流れか、近年地上でラクガキを目にすることも減り、王国はエネルギー不足により滅びようとしていた…。「ラクガキングダム」の王国軍は国の命運をかけて、地上への進撃を開始!! その下にはな...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2020年夏アニメ
20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也。初めての彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった。「あぁ…やだ…もうなんか全部ヤダ…」やけっぱちになった和也は、“ある方法"を使って、女の子とデートをすることに。待ち合わせ場所に行くと、「君が和也君、だよね?」さらさらの黒髪を耳にか...