テナ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本物を見つける物語
1期2期視聴必須作品。
見事に2期の続編。
4月から再放送がしてましたが、2期放送から数年後の今再放送をして正解ですね。
これは2期見てても忘れてたら面白さが伝わらない部分が多いので、本当に前期までが大切だと感じるのが3期です。
この作品が掲げている題材の1つで一番大切なのが「3人の関係性」そしてその終着地点。
今回は雪乃の過去や思いも知ることが出来る。
雪乃は自分の答えを出すのですが、由比ヶ浜はその答えに納得行かない部分もあるそれでも、雪乃の気持ちを応援すると言う2人
この作品の掲げた題材ってのは難しいですね。
大人になった今でも同じ立場に立って私なら自分の答えを出せるだろうか?自信ありませんね…それでも彼と彼女らはどんな答えを導き執着させるか。
この作品に置いてもぅ1人のキーが居ます。
雪ノ下春乃、雪乃の姉である彼女。
前々から3人の関係性に絡んできていました。
何だかんだで姉らしい一面も前々からありましたが、何処か彼女は何かに絶望してしまってるような雰囲気がありました。
彼女は酔えないらしいです。
「冷静な自分がいて笑ったり騒いだりしても他人事」そう感じると話す彼女の表情は私には寂しそうな辛そうな感じがしました。
ただ、彼女いわくヒッキーも同種だと言う。
前に葉山隼人が春乃にヒッキーを気に入られていると話していました。
それはもしかしたら、ヒッキーに自分を重ねているのかもしれませんね。
春乃は母に思う所はあるみたいですね。
それが何を意味するのか。
彼女は何かを諦めたのでしょうか…
プロム終了後にヒッキーを呼び出すのですが話しが終わりヒッキーが再び声を掛けた時の彼女の目はなんだか答えを出せないでいるのを見て可愛そうな様な…その辛さを知っている様な表情を浮かべていました。
物語は更に動き出しプロムの話に。
つまり舞踏会。
この話しは、いろはす提案ですが、この時のいろはすは何か裏がありそうな気がしました。
今年するからこその意味がありそうな。
話しが変わりますが、いろはすのヒッキー否定の謝罪ネタって昔は完全否定だったのに2期からずっと聞いてると、かなりヒッキーに心が開いているのが判りますね。
キャラの心情が判るいいネタですね^ ^
このプロムは奉仕部で手伝うのではなく雪乃が一人で手伝い見届けて欲しいと言います。
そしてそれを応援してくれる由比ヶ浜とヒッキー。
友達がしたい事を応援するのは素敵ですね。
でも、由比ヶ浜は知ってしまっていた。
それは彼女の荷造り中に目に入った雪乃とヒッキーの2人のコースターの写真。
由比ヶ浜は気づいていたのです。
2人は多分無自覚なんです、由比ヶ浜を省いていたわけじゃないけど…彼女の入り込めない隙間があった事に。
写真を見た事で確信へと変わった。
きっと、由比ヶ浜が一番に2人のそれを感じたんだと思います。
それは彼女が一番2人の側に居て見て来たから…
案外そう言うのって当人より第三者が気付きやすかったりするんですよね。
だからこそのエピソードがプロムの映像撮影で雪乃からメインをヒッキーと由比ヶ浜にお願いしたいと言われ由比ヶ浜は「いいの?」と聞き雪乃はメイン的な話しのつもりで返して居たけど、由比ヶ浜は別の意味で雪乃に聞いたのでしょうね。
凄く気遣い出来るいい子ですね。
そうしてプロム企画は順調に進むかに思えたのですが……保護者側から反対されてしまいます。
そしてその代表が雪乃母…
その母が雪乃に掛けた言葉「早く帰って来なさいね、無理をする必要はないのだから」このセリフにはどうせ実現しないのに無駄な事をするなと聴こえてしまうのは私だけでしょうか?
この反対をひっくり返す事に、ヒッキーも手伝おうとするのですが、雪乃と春乃に止められてしまいます。
ここでの春乃の言葉は的を射ていると感じてしまう。
そして、全てを理解してい様な雪乃。
そして、雪乃は自分の気持ちをヒッキーと由比ヶ浜に伝えてしまう。
自分の力を証明してみたいと。
だから、ヒッキー達の力を借りたくない…それは彼女のお願いだった。
あの言い方だと引き下がるしかないですよね。
春乃はそんな3人を見て共依存だと告げる。
そしてプロムが中止の方向に向かってる事をする。
中止の情報は雪乃の希望でもヒッキーには伝えられなる事はなく、それでもヒッキーは悩む……答えがだせなくて…それでも…彼は言葉にする、雪乃とのいつか助けると言う約束を果たすために。
でも、それを知った由比ヶ浜は涙する。
その涙の意味はヒッキーが居たら安心出来るから…彼の力を知ってるから…でも本当の涙の意味は…
由比ヶ浜は自分を納得させようとしてしまう。
「泣くと彼は立ち止まってしまうから」
泣いたら雪乃を救えなくなる雪乃は大切な友達だから
「可哀想な子になんてならないそしたら彼は助けてくれちゃうから」
困っていたら助けてくれる…でも、それは彼を引き止め困らせてしまうから…本当はなりたいのかもしれません。
「行かないでと言えなかった」
本当は言いたいし伝えたい彼は立ち止まってくれたかもしれない…それでも…これを伝えてはいけない
「なんで助けるのと言えなかった」
友達だから?困ってる人がいるから?…それとも好きだから?
この答えを聞いたら全てが終わるから…それを口にしたら3人が3人で居られなくなるかもしれない
「優しくしないでといいたくなかった」
本当は優しくして欲しかった。
自分に一番優しくして欲しかった。
その優しさには善意しかなくとも、それでも優しくしてもらえたら…
「雪乃の気持ちを知っていて、でも譲ったり諦めたり拒否したりできない」
由比ヶ浜は簡単な事だと言うけれど本人もきっと解っているそれが難しい事を。
人に自分の気持ちを伝えるのって本当に勇気が必要だと思うんです。
でも、自分の気持ちを押し殺して誰かに譲って否定して諦めるって、それも同じくらいに勇気が必要なんだと思うんですよね。
どちらも簡単な事ではないだからこそ悩むしわからなくなる本物なのか
切なくも考えさせられるシーンかと思います。
関わり方…今回の問題は今までの解決ではダメで、これまでもヒッキーは見事なまでに解決してきた問題…確かにそれは丸く収まっている様に見えるけど解決策の真実を知る人は、その穴をが見える。
それは殆どヒッキーだけが悪役の様になってしまう事である。
周りの人間は、それ以上の解決策を見出せなくて、頼り切って解決策に乗るしかなくて…
ヒッキーは気にしないとは言うけど心は見えないし傷つかない人間なんていないし…それでも本当に傷つかないと言うのならそれはヒッキーが無自覚に自分を傷つけている…今は傷つかなくてもいつかそれを自覚する日が来た時に苦しむのは誰だろうか?
それが判るから周りはそれを心配する。
そして、そうした解決しか出来ないのを知っている人の1人が今回救うべき雪乃だと言う事。
反対をひっくり返すプロムは普通ではダメでヒッキーは自分も手伝を提案する。
でも、それを雪ノ下雪乃は否定する。
最後は必ずヒッキーに頼ってしまうから…
それでは自分の決心や目標が鈍るから。
そしてまた自分を傷つけてしまうかもしれない心配もあったと思います。
そこでヒッキーは雪乃に対立する事を告げる
勝負…どちらのプロムを成功はせるか…勝った方は相手に言う事を聞かせる。
この勝負の話しを出して雪乃は少し笑顔になっていました。
何だかんだ言いながらきっとそれが嬉しかったのかな。
そして対立するヒッキーの対策案は、バイアス…
もぅ一つのプロムを作成する事。
雪乃のプロム、ヒッキーのプロム…それは保護者側にどちらのプロムがマシかで選ばせる。
簡単に説明すると…つまり雪乃プロム以上にイメージの悪いヒッキープロムをつくり二者択一を持ちかけ雪乃プロムの方がマシじゃない?と言う選択をさせるのが目的でしょうか。
ここで由比ヶ浜とヒッキーはネット喫茶で資料を作る。
そこで由比ヶ浜はヒッキーの肩に寄り添い寝たフリをする……
由比ヶ浜が足掻いてもどうにもならない事は彼女が一番知っていて…
本当に3人で居る時間が大好きで大切で…でも終わりは必ず来る…それはどうする事も出来ない…本当は3人で居られる時間をこのまま続けたい…この居場所が楽しくて。
終わりを迎えるその時の為にこのままもぅ少し…泣く時間がほしくて自分の嘘を真実にしたくて…終わらせないでと願ってしまう。
その為の寝たフリ…
誰しも長い人生、この時間が終わらなければと思う時はあります。
それでもその時は必ず来ます…それが進学や卒業や就職かもしれないもしれない…結婚や引っ越しかもしれない。
私は永遠に残るのは時間と言う概念だけだと思っています。
夢のない考えだと自分でも思います。
時間は地球が滅亡したとしても他の星々が滅亡しても流れ続けるのです。
これからも永遠に…もしかしたら時間なんてものは感知できる人が居なければ存在しないのかもしれませんが…
ただ、その坊大な時間の中の限られた時間ってのは限りがあります。
限られた時間は友達や恋人、家族などと過ごす時間などです。
楽しかったり、辛かったり悩んだりする時間もそうですね。
そしてある日、雪乃、ヒッキー、由比ヶ浜が久々に揃う夕方のベンチシーン。
そこで雪乃と由比ヶ浜はお互いの願いを確認し合います。
このシーンは凄く切なく感じますよね。
煮え切らないと言うか何かがすれ違いそうな…そうならない様に必至で…
そんな中で由比ヶ浜はこれからしたい事をあげます。
簡単に伝えられそうで…でも間違えに怯えてしまっているような…手探りでの気持ちの伝え方。
葉山隼人は、ヒッキーのツイに存在する存在です。ヒッキーを否定的で少し厳しく当たる節を感じていました。
私は葉山はヒッキーのやり方を認めたくないからだと思っていました。
でも、葉山は昔の話しをします。
昔、雪乃を中途半端に救おうとして彼女の立ち位置が更に酷いことになったと。
この話を聞いて、葉山はヒッキーに嫉妬してるのだと感じました。
ヒッキーはいつでも解決策を見つけ出して誰かを救える…自分に出来なかった事を出来る…そんな凄い人なのに自分を犠牲するやり方しか思いつかなくて無自覚に自分を傷付ける…そして真実を知る人達を悲しませる…
そんな人なら本当は自分も周りも傷付かない方法を見つける事は出来るのではないのか?自分には出来なくても…それが嫉妬でありヒッキーに対する怒りなのかもしれません。
そして、プロム決着の時平塚先生の立会いのもヒッキーVS雪乃ママ
ヒッキーには切り札とも呼べる言葉がある「比企ヶ谷八幡」それが逆転の1手でありクイーンを足場を挫く一撃。
共依存…
これは春乃の見え方…彼女は共依存に見える3人の関係。
人が人の関係性を見るのはなんだろう?
それはその人の立ち位置で変わるかな?
春乃は紛い物ではなく本物をみたいらしいです。
彼女はもしかしたら彼らの関係が本物になる可能性を感じていたのかもしれません。
何故なら、彼女は言葉は酷いですが悪い人には見えないからです。
青春時代に自分には見つけられなかった何かを
そしてプロムの結果は「雪乃の勝ち」
お互いに勝者を譲り合うも雪乃の勝ち。
そして、雪乃も使う共依存
今まで雪乃は孤立していた。
3人に出会うまで…誰かと過ごす居心地の良さ…楽しさや嬉しさを知った。
知らなかった感情を知れた。
こんな紛い物みたいな関係性を間違っている。
そんな答えを出す。
でも。これだけは私は言える。
それは本物だと…だって友達と喧嘩したり泣いたり楽しい事を知って喜んだりと重ねた時間が紛い物である訳がないから…その気持ちも過ごした時間も偽りのない本物だと私は思いました。
だから、そう結論らした雪乃を見て泣きそうになりました。
そして、彼女の願いは「由比ヶ浜さんの願いを叶える事」でも彼女の願いをかなえるのなら…
「どうかこれが正しい終わり方でありますように。」こんな風に願いに託す終わり方が本当に正しい終わりなのでしょうか?
そうして、雪乃は由比ヶ浜を呼び出す。
そしてプロムの報告などをする。
後日、ヒッキーは由比ヶ浜を呼び出し願いを叶えようとする。
でも、由比ヶ浜は本当のお願いなんて出来ない…彼女はそれをヒッキーにするとヒッキーは無茶をすから出来なくても出来るように手を伸ばすこと…その結果がどう言うものか見てきたからです。
だから本当のお願いは頼めない。
だから。無理ないお願いを複数。
でも、彼女はその中の一つの願いは本当の願いを話す…「ヒッキーのお願いを叶えて」
ガハママが登場する回がありますが、ガハママはなんだか気分転換なりますw
3期は初っ端から深い話し続きだった感じがしますがお菓子作りシーンは凄く楽しさに極振りされた雰囲気が良かったです。
そして卒業式…あの短い時間で雰囲気をよく出せて居たし、答辞の後にメグリ先輩の自分の気持ちを伝えるシーンは良かったですね。
しかも、卒業式と言う舞台で寂しさを吹っ飛ばす様な雰囲気に作り変えると言う凄さ。
もしも、私が高校生で卒業生なら来年の卒業式は同じ事をしていたと思いますw
きっと、私の場合だと先生に舞台から降ろされお説教されていたでしょう。
メグリ先輩にだけ許された特権ですw
プロム終了後
廊下でヒッキーを追いかけて自分の言葉を告げる…私は雪乃のセリフには寂しさを感じました…きっと彼女は不器用なりに隠しながらもそしてヒッキーの裾を握る雪乃の手をゆっくり外していく…それが答えかの様に…必至に何かを言ってもらいたそうな彼女の手を
雪乃は春乃の助けで自分のしたい事を伝えるのですが彼女は自分の20年と同じ価値はないと答える。
姉として優しくも厳しい面も感じました。
そして、雪乃のやりたい事は代償行為でしかない…そこからの春乃のセリフは的を射ていた…そして、彼女の顔は優しそうに見えて…可愛そうなものを見るような…哀れ目の様な…なんとも言えない…
ヒッキーは…それが心に刺さって
でも、彼を救い出すのはいつだって…平塚先生だった「共依存なんて簡単な言葉で括るな」カッコいいですね。
彼女は先生で生徒を導いてくれる理想の大人であり先生ですね。
由比ヶ浜はベンチでヒッキーにこれからの解答を聞く…その中で由比ヶ浜はヒッキーの本当の気持ちを知る事になる…それは…それが…確実に確信へと変わる…ヒッキーの気持ちの向きを知っていたから…それが確信に変わった…
解ってても何度泣いても…涙は枯れないし涙は頬を伝い溢れ出す。
そこへ全てを確信した由比ヶ浜ママが登場…素敵なお母さんですね。
そして、ヒッキーの最後の計画が始動する
それは雪乃の為の一手…自分の為の一手
そして春乃は全てを理解する…そしてその答えを得た様な…彼女の表情には光が射したかのように。
そして、学校帰り…
ヒッキーは素敵な事を告げる。
それは本当に不器用でもっと自信を持って言ってもいい言葉。
一言で済むのに…不器用は不器用なりに言葉を繋いでいく…見てて途中ハラハラしたけどヒッキーは今しかないと彼女の手を握る…
「お前の人生歪める権利を俺にくれ」不器用で捻くれた…彼らしいセリフ…彼にしか言えないセリフ…だって…一言で言えるような感情じゃない…好きなんて言葉じゃ伝わらないから…沢山の言葉で少しでも沢山伝える為に繋い言葉を繋げて精一杯の…
そして、雪乃は答えをだす「アナタの人生を私にください」
でも、なんですかこの初々しい2人はww
付き合い始めた感じがバシバシ伝わって2人の雰囲気が伝わるし素敵♪
ヒッキーデレデレなのがいいねw
ヒッキーと雪乃のデート。
これなんだか素敵に写りました^_^
見てて可愛いぞ2人ともって感じですw
写メるシーンとか本当絵が素敵ww
いいカップルですねw
なんか幸せ感が伝わってきて見てると楽しいしテンションアゲ⤴︎⤴︎⤴︎
2人は関係を隠してた?ぽいけど隠せてないよね。
見守られてたオチw
ヒッキープロムの準備で集まったのは今までヒッキー達が気付きあげたものですね。
で、こまち&いろはすのやり取りはいつまでも見える。
平塚先生とのダンスの後の会話。
ヒッキーはまだ本物は見つけられてはないみたいですね。
先生が言うと通り本物なのかもしれないし、違うのかもしれない。
本物…それはもしかしたら…答えのないソレを人生の中で見つけるものなのかもしれません。
一人一人が本物だと思えるものを。
EDに1曲OPの「ユキトキ」を使う所がまたいいですよね♪
ラストは奉仕部が賑やかになりました。
それは由比ヶ浜がとんでもない相談を持ち込みます。
これは本当の本当に今まで1の最強の問題であり3人で居られる時間の継続。
ヒッキーが遂に今頃色々と気づいたゾ☆
だからこそ、やはり俺の青春ラブコメは間違えている。
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