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「ランウェイで笑って(TVアニメ動画)」

総合得点
75.6
感想・評価
387
棚に入れた
1489
ランキング
794
★★★★☆ 3.7 (387)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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ランウェイで笑っての感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マガジン、恐ろしい子…。2期あるなら悪いけど制作会社変更で…。

マガジンといえば、メジャーなのは「はじめの一歩」か「金田一」くらいで少年漫画トップ3では最弱、そんな風に思ってた頃が私にはありました…。


最近ジャンプの弱体が著しく(ヒロアカや鬼滅が好きな人にはすいません)、サンデーなんてもう…って状態で、少年漫画自体が心配になってきてるのだが、マガジンが地味に新たな道を開拓していってるという予感を「進撃」や「声の形」では感じていたが本作でその想いは畏怖にすら変わってきた…。


本作は正直言って作画はあんま良くない。そんなに作画廚ではないが、ファッションを描く話でそれはどうなの?感があるし、原作ファンの方にすれば切りすぎて物足りないという意見もある。しかし、だからこそ私は恐怖ではない震えを覚えたのだ。だって、欠点があるのにこんなに面白いとか…、原作はどんたけ面白いんだよぉー!?。この作品を少年誌でやらせたマガジン編集部が怖い!、有能すぎて怖い。


本作のテーマは単純明快。現代日本で夢を追うなんて馬鹿なこと、身の程を知れ!、お前は天才でも特別でもない、最初から持ってない奴が努力したって無駄なんだ!という世界に対してFUCKサインを突き立てる、「ゾンビランドサガ」や「よりもい」に連なる夢追い人の物語である。


台詞がいちいち箴言を思わせる含みがあるし、キャラもみんな熱い!。千雪が薄っぺらな良い子じゃないのも感情移入できる(ちょっとシロバコのズカちゃんを連想しちゃったじゃねぇか)。展開も次々にピンチが現れて、それを乗り越える王道なものだが、バトルやスポーツと違って単純に勝敗が示しやすくないファッションでそれを成立させてるのは凄い。


シロバコもそうだが、本作も情熱と理想を捨ててない点で見事としか言いようがない。「ゾンビランドサガ」の11話のさくら状態で現実を受け入れたふりして諦めばそりゃ楽だろう。現実なんてこんなもん、自分なんてこんなもんと規定してふて腐れる人間を否定する気はない。しかし、自分の生き方を否定される気がするからって諦めない人を嘲笑するな!。


諦めない人間が必ず成功するとは限らない。しかし、諦めてる奴に成功は絶対ない。仮に夢が叶わなくても夢が変わるかもしれないし、鍛えて得た物は無意味じゃない、なにより自分で自分を恥じることはない。


本作は現実の辛い面を無視して子供じみた全能感に酔うのではなく、現実の苦しみも描く。しかし、彼等は諦めない。計算で考えるなら無謀な賭けを行う夢を追い人、そんな風にしか生きれない人々、でも私は彼等を愛する、彼等だけが無意味と不毛に思える大海を突っ切る偉大な航海者なのだから。どうか彼等に嘲りの笑いではなく喝采を…。

投稿 : 2024/11/20
閲覧 : 1476
サンキュー:

41

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

トップモデルとトップデザイナーを目指す少女と少年の物語

週刊少年マガジンで連載されていた漫画が原作の作品。

この作品の原作が少年漫画だったとは、
意外でした。

原作は2021年に完結していますが、
アニメは途中で終わっています。

ぜひ続編を…!と望んでしまうなあ。

全12話です。


● ストーリー
パリコレに出るためにモデルを目指す、
高校生の藤戸千雪(ふじと ちゆき)。

しかし身長が足りない。
周りは身長が低いのだから、夢はあきらめるしかないという。

しかし千雪はあきらめない。
自分のなりたいものをあきらめられない。

そんなとき、手芸部で服を作っている津村育人(つむら いくと)に出会う。

彼はファションデザイナーを志すも、
家庭の経済的な事情で夢を諦めようとしていた。

恵まれないものに夢を阻まれる二人が、
トップモデルとトップデザイナーを目指す物語。


ファッションがテーマの作品ってあまり見たことがなかったし、

そもそも服飾関係の世界というのは普段まったく関わりのない世界なので、
純粋に興味深かったです。

服を作るって難しそうだけど、
イメージしたことが形になっていくって楽しそう。

才能も努力する根性もあるのに、
何かひとつが足りないだけで夢をあきらめなければならない。

千雪には身長、
育人には専門学校へ進むためのお金。

「普通に考えたら無理でしょ」「あきらめるしかない」という現実に何度もくじけそうになりながら、お互いの背中を叩き続けてきた二人。

立ち上がり、あきらめない姿を応援せずにはいられませんでした。

見ごたえはあったけれど、
きっとこれからもっと盛り上がっていくはず。

盛り上がりにはいまひとつ欠けてしまった印象なのがもったいない。

それでも、十分楽しめましたけど^^


● キャラクター
主人公は、育人(cv.花江夏樹)。

デザイナーを志すも、家庭が貧しく、3人の妹たちのためにも自分は高校を卒業したら働かなくては…と、夢をあきらめようとしていた。

千雪と出会ったことで、自分はやっぱり服を作ることが好きだと再確認し、
彼の才能で周囲を驚かせながらも技術はまだまだ。

心優しく、そして自分の情熱をしっかり燃やすことのできる少年に成長して、母親と共に涙が(´;ω;`)

育人が「頑張れ長男、負けるな長男」と花江さんボイスで話したときには「炭治郎!?」とならざるを得ませんでしたw
(「鬼滅の刃」の方がこの作品よりも前に放送されてますし。)

このセリフ、原作にもあるようなので
別作品を意識したわけでも、アドリブというわけでもないようです。


ヒロインは、千雪(cv.花守ゆみり)。

彼女も主人公だと言っていいと思います。

育人とはライバルのような、相棒のような、

互いにとって一番刺激し合い、
相手が立ち止まりそうなときには手を引っ張る存在。

相手の本心を引き出すのがうまい子です。
そして奮い立たせる。

それはこの子自身が強い気持ちを持っているからできること。
だから相手の中にある強い気持ちにも気づくことができる。

千雪のようなヒロイン、好きだなあ。


他は年上のキャラクターが多い。
デザイナーとして活躍している人や、大学生。

大人のキャラが多いことも、テーマがファッションという点でも、
少年漫画としては珍しく感じますが、

情熱や志の“アツさ”という点では、
確かに少年漫画らしさを感じます。

作品として面白いのは確かです。
女性にもおすすめできます。


● 音楽
【 OP「LION」/ 坂口有望 】

前向きな気持ちになれる曲♪

この曲好きです^^
作品にもよく合っています。


【 ED「Ray of Light」/ ジェジュン 】

優しい歌声が沁みてくる、優しい曲。

夢を応援してくれる人たちの温かさを感じます。


● まとめ
この作品、好きでした♪

ドラマ性があって、
見ごたえもありました。

一生懸命夢を追う姿には、
こちらももらうものがたくさんありますね。

ただ、本物の山場はこれからだろうし、
もっと彼らの歩みを観ていたかったなと、

道半ばでの結末に物足りなさは感じています。

原作は完結したし、
ぜひ2期を…と切望します。

投稿 : 2024/06/09
閲覧 : 155
サンキュー:

21

DmZHj62812 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

間違いなく神作品

もっと評価されるべき作品
毎回、涙腺崩壊しちゃいます!

投稿 : 2024/03/12
閲覧 : 217
サンキュー:

4

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

諦めないで夢を追い続ける。折れない心持ってることがそもそも才能だと思います。

パリコレモデルを目指す身長158cmの藤戸千雪。
ファッションデザイナーを夢見つつ踏み出せなかった都村育人。

二人が夢を目指して歩みだす、サクセスストーリーです。

背が低いというモデルにとって
最大の障害であることを理由に道が開けない。
だからって簡単に
夢を諦める気なんかさらさらない千雪の前向きさ、パワフルさが
凄くて、なんか彼女を見てるだけで元気もらえます。

早々にタイトル回収かなって思った3話。
急遽のランウェイデビューは出番が近づく中の緊迫感に思わず
見入ってしまいました。

テンパってしまう育人を落ち着かせるために千雪は
震える手(見返したんですけどホントに微妙に震えてる~~)を
差し伸べます。
作り笑顔で相手に勇気を与える姿に感動しちゃいました!

モデルはランウェイで笑ってはいけない
  (服以上に目立ってはいけない)。
背が低くてはそもそもいけない。
そんな常識を打ち破って育人がアレンジした衣装をまとって
輝く千雪の姿は素敵でした。

良く分からないのですけど
デザイナーの服が綺麗に見えるのってモデルが持つ様々な個性があってこそって思うんですけどね・・。
そもそも服を良く見たいだけならマネキンに服着させてゆっくりと
眺めたほうが細かく見れるんだろうし。。
その立ち姿に憧れるってのはあるかもですけど、自分にも似合うかで
置き換えた時にもう少し親しみやすいモデルがいても良いと思うんですけどファッションの世界は違うんですかね・・・・・!?


なんて観始めた序盤はそんな風に思ってたんですけど、
育人が関わっていくデザイナー側の話を観ていくうちに自分の考えも
少し変わってきました。


ファッションショーはデザイナーが睡眠削って
その人生全てをかけて臨む発表、勝負の場であって
だからこそ何に対しても妥協しない。

モデルを選ぶ目が厳しくなるのも当たり前なんですよね。
個性云々なんてものの前に最低の基準である
背の高さをクリアしてない千雪に厳しい目を向けるのも
無理がないかなって思うように。。

それでも、そういう事情を知ってでも
二刀流の大谷選手のような先入観を打ち破って先駆者となれる
凄い人が出てくるって良いなって。
そんな固定観念を打ち破って千雪がどのように成功するのか
見て観たい!!
そんな結末を期待しちゃう自分がいました。

中盤
育人が絵にかいたような極貧高校生で母親の病気により
八方ふさがりだったのに、千雪の父によって大金を手にして
危機を脱します。
ちょっとご都合展開に感じたとこもあったけど
千雪譲りの諦めない心で道をこじ開けるって嫌いじゃないです!
その後、パリ帰りの千雪を励ますシーンは
二人の深いところの絆を感じて感動しちゃいました。

しおらしい千雪のことを可愛いって言った育人を平手打ちするシーンは
せっかく観てて感動してた自分の気持ちなんて
ぶち壊しなんだけど、らしくて笑っちゃいました。
ダブル主人公がお互いを尊敬し、時に励まし合いながら
高みを目指すって清々しくて良いんです。
千雪はやっぱり落ち込んでるより傲慢なくらい強気で元気なほうが
らしくて好きです!!

クライマックスの
芸華祭のファッションショー。

ファッションのことはやっぱり良く分からないけど、
審査員や観客にその凄さを語らせる演出はふ~んって妙に納得させられるものありました。
ランウェイに立つ育人に「育人~~!良かったよ~~!!」
お母さんの懇親の叫び。。溢れ出る涙。。
こんなの自分も親として凄い共感しちゃうし感動でした><!

心ちゃん、綾野 遠などのライバルとの対決の結果は・・・・
ちょっと強引かなって感じもしましたけど、それぞれの未来が
開けるかのような結末は良かったと思います。

それにしてもモデルでもデザイナーでも一流だった心ちゃん。
魅力的でずっと可愛い子だったんですけど、実は凄い子だったww。

まだまだ夢への道は始まったばかり・・・
続きを是非作って欲しくなるようなエンディングでした。

音楽はOPがすきでした。
 坂口有望 / LION」 
「私を笑い飛ばした陰を 
   風が笑い飛ばす日を待とう
     夢見た~あの場所まで~~♪」
元気なサビから始まる楽曲で
毎日を頑張ってる人の背中を押してくれるような応援ソング。
育人の懸命な姿、千雪の溢れるような笑顔に毎回元気もらえました!

デザイナー、モデル業界の厳しさ、カッコ良さ、
この作品でもアニメに自分の知らない新しい世界を教えてもらいました。

投稿 : 2023/09/30
閲覧 : 118
サンキュー:

24

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

複数のキャラに感情移入して泣ける

パリコレを目指す、モデルにしては低身長の少女が、服を作って喜んでもらいたい少年と出会ってからのお話。

どちらも主人公として作られていて、テンポも良く丁寧に仕上がっている。

どのキャラにも人間味があって感情移入しやすい。
意外に泣ける。

投稿 : 2023/05/06
閲覧 : 97
サンキュー:

3

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ファッション業界を題材にした作品

良いか悪いかで言えば少なくとも悪い作品ではないとは言えるけど、
ただ個人的にファッション業界というネタにあまり強い興味は惹かれなかったのでストーリー的な面白味は感じなかったですね。

【評価】

55点・1B級

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 105
サンキュー:

1

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

貧乏でもチビでも夢を諦めるな…さらば開かれん

今の自分を作るのは過去の自分。
服飾系最高峰の感動作品!
2期見たいなぁ…

投稿 : 2022/09/18
閲覧 : 129
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

【更新】私達は絶対折れない!!…全てを掛けて夢に挑む若者の物語

2020年1月~。原作 猪ノ谷言葉週間少年マガジン連載作)。制作 Ezo'la。全話視聴済み。原作未読。

【まえがき】
この作品は、ファッションに敏感な女性向けですが、仕事を知る男性にもお勧めできる良作です。プロの世界の過酷。その困難を乗り越える力のある者だけが生き残れる世界が描かれ、力強いメッセージを感じます。印象は夫々だと思いますが、私には忘がたい作品の一つです。お勧めです。

【本編・見どころなどについて】
小学4年時で158cm。目指すは175cm。プロのショーモデル(以下、モデル)として将来を嘱望された彼女は過酷な現実に直面していた。足りないのだ。第一素質が。
ちっこくてはモデルになれなぁ~い!!

1話。
クビになった父の事務所のオーディションに挑み続け、全く相手にされ無いが折れない・諦めないポジティブ女子!!だって、他の事務所じゃダメなのだ!!

藤戸千雪(明るく容姿端麗な高校三年生)
第一志望「ハイパーモデル」!!。なんだそりゃ?!
進路表の回収を任された千雪に、都村 育人(千雪の同級生。おカッパ。母子家庭で三人の妹がいる。母が入院し経済的苦境にあるが、極めて高い服飾センスの才能の持ち主)が話しかける。
育人が服作りが好きだと知り「成れば良いじゃん?ファッションデザイナー(以下、デザイナー)。ちゃんと専門学校で勉強しないと無理だと思うけど」と…。

モデルは服を魅せる仕事と改めて覚悟し、大手事務所の契約を蹴って、ミルネージュのオーディションに又も挑む千雪。諦めるまで振り落とすしか無いと決めていた審査担当の成岡 雫(元トップモデル)は、千雪の変化にオーラを感じ驚愕する。「諦めちゃったら私じゃなくなる」と告げる千雪。
ミルネージュ(Mille neige)…千の雪。父が創設・経営するパリコレモデルを輩出した憧れの舞台。私はそこで夢を叶えるの!!だって父がくれた私の名前だもの…。新人契約成立!!…だが…?!

{netabare}
千雪が事務所前で街角ショットに撮られた服が、ミルネージュの服だと偽ってしまったが、可愛いとネットで話題となり、問い合わせが殺到する。社長である千雪の父は、その服を作ったのが育人と知り、服を買い取ると共にデザイナーとして雇うと申し出るが…。

2話。
育人が高校生だと知り、雇用の話はおじゃん。千雪が見栄を張って「作ったのは服飾芸華大学生」と嘘をついていたのだ。悪女…。「服を作って、それを着て喜んでくれる人が居るならデザイナーになれなくてもいい」と告げる育人に「素人が作った服は要らない」と返す千雪。
ブチ切れる育人!!「貴方が作れって言った!!変な見栄張って人を振り回して、なんなんだ!!まるで僕が悪いみたいに!!」

その勢いに本音を告げる千雪。夢を諦めて欲しくないと。育人は「僕がプロに成れたら又着てくれますか?」と…。
自分で作った服を着て、ミルネージュを訪ねる育人。そして想いを精一杯告げる。やはり高校生は雇えないとしながら、その素質に光るものをみた社長はプロのデザイナーの元での修行を勧めるのだが…。

シリアスな展開の後、笑いと千雪のツンデレ描写が楽しい♪

デザイナー 柳田 一を訪れ、仕事を指示されるが、仕上がりの悪さに叱られる。そして育人が高校生で紡織も自己流だと知り「素人に要は無い。帰れ」と言い渡される。しかし、引かずに食らいつく育人は「僕はデザイナーになりたい」と願い出る…。
柳田は日本最大のファッションの祭典「東京コレクション」に挑んでいる真っ最中だったのだ。何とか仕事を任されるのが…。

当日、モデルの一人が到着せず、代役として訪れた千雪にブチ切れる柳田。「この日を最高のショーにする為に半年の時間を掛け、スタッフが成功を望んで此処にいる」腹をくくれ!!背負え!!と委ねられる千雪。本物のプロの現場を目の当たりにして腰が引ける育人。背の低い千雪に合わせる事が出来ない服…。疲れで倒れるソーイング・スタッフ!!そして育人が名乗りをあげるだが…。

3話。
ブランドイメージを崩さない事の難しさを初めて味わう育人。プレッシャーに押し潰されそうになる。コレクションがスタートする。時間が無い!!
千雪に「得意でしょ?私に似合う服作るの」と諭され我を取り戻す育人。ランウェイに向かう千雪。その身長にザワつく会場。
高鳴る鼓動。ヒールが折れ倒れそうになり焦る千雪!!...が。
服が形を変え蝶が舞ったような演出と思わせる!!
大喝采の中、柳田のショーは大成功に終わった…。
何という緊張感と高揚感!!素晴らしい描写に惚れたわ…。

4話。
柳田は問う。「お前何故デザイナーになりたい?」と。
「好きの先に何か見つけないと、待ってるのは挫折だけ。お前の野望はなんだ?」と。

帰宅し、妹 ほのかに給料を渡す。でも、ほのかは「誰かの犠牲の上に進学して夢を叶えたって何も嬉しくない!!」と泣く。二人の口論を聞きつけた次女 葵、末っ娘 いち花。いち花が育人の作った服を引っ張り出し「これを着れば笑顔になれるよ」と号泣する…。育人は答える。
柳田はデザイナーで、実はその下で働いており、ファッションデザイナーを目指していると告げる事が出来た。育人グッジョブ!!
柳田にも「自分の作る服を喜んでくれる人がいる。着た人が笑顔になれる服を作れるデザイナーになりたい」と答えるのだった。

先の柳田のショーで、育人の活躍と才能を見出し、手を差し伸べる人達と出会う。その一人、服飾芸華大学の学園長からショーのオファーが舞い込む。そこで大学トップデザイナー綾野 遠(とお︰日本のトップデザイナー綾野麻衣の孫)と出会い、育人の観察眼に興味を示す。後輩の長谷川 心(こころ︰大手モデル事務所所属。芸華大インターン生。将来デザイナーを目指している)と共に柳田ブランドを手伝うのだが…。

プロは結果が全て。どんなに努力をしても成果に繋がらなければ居場所は無くなる。スペシャリストであり続ける気概・知識・スキルを発揮した高いパフォーマンスが求められる。
本来は高卒生が踏み込める世界ではない。それを補えるのは才能と努力、そして覚悟とありったけの勇気…。

で…成功者には必ずオマケが付いてくる。
嫉妬・妬み・謗り・縛り・期待・プレッシャー・アクシデント。
育人、千雪、心たちチャレンジャーは乗り越えられるのか?!

5話。
心との会話で、彼女のモデルデビューが綾野麻衣のショーだと知り驚く育人。しかし心はデザイナーを切望している知る。
育人は、迷い・葛藤する心に芸華祭に出ることを勧めチャレンジする道を示す。そして芸華祭が始まる。

デザインのヒントを得るため千雪宅を訪ねる育人。
モデルはデザイナーの服を魅せるために演じる。日々アスリート並のトレーニングをこなし、ボディーラインをキープする。自分を抑え服を際立たせる為だけに歩く事に全力を尽くす。
なりたい自分の為に努力を厭わない、美しさへの表現が良い。

6話。
千雪は語る「目指したい自分を目指すと、それ以外事は捨てちゃう。でも育人は捨てない。何も捨てないって覚悟がある。私には無理。出来ないから尊敬し負けたくないと思う。だから勝って。勝たないとその努力は証明できない」と告げる。

芸華祭。育人と心は壁を乗り越え、本戦に勝ち進む。
同時期…千雪は自らを売り込む事に必死で動き回り何とか仕事をゲットするが...。そこに現れた主役は…心だった!!

7話。
モデルに求められるのはオーラ。胸を張り、瞳に魂を込める。
どんなに努力し本気で挑んでも、素質という壁に阻まれる悔しさ。顔出し無し…。挙句撮影から外される屈辱。悔しく切ない。胸が熱くなる。素質があって向いていると言われても、やりたくない人も居る事の矛盾に腹が立つ!!
私の覚悟を何だと思ってるのよ!!
涙腺に歯止めが掛からない...。
えっ?!此処で描写変えるとかずるい!!

でもね千雪。それでも歯を食いしばって積み上げた努力を見て、支えようとしてくれる人もいるんだよ。
心...。何かを任された時は集中しないと大失敗に繋がるんだよ。

人を雇い、使う立場の人の信念と育てる事の難しさの表現描写も上手い。
ねぇ育人…心が本戦に勝ち上がって来たら本気で戦える??。
君は優しいから。でも、これは勝負なんだよ。
{/netabare}

8話。
一通の手紙を残して、育人の母はが!?。胸が傷んで言葉にならない。幸い手術が成功し大事には至らずほっとはしたが、私がやばかった。マジ振り回しすぎだって!!焦ったわ...(笑)

育人...。プロの世界は奪うか・奪われるか、勝つか・負けるか。勝負の世界。力もお金も必要。まだ高校も卒業していない君には、周囲は勿論、自分すら守れない。
心…。君の思い・願いはどうやって叶えるの??。

ミルネージュ社長 千雪の父から突然呼び出される育人。
千雪がパリから帰って来たと。何処からも相手にされず、1mすら歩かせて貰えず、お金も尽きて凹んでる。だから娘を励ましてやってくれと。そして連れていかれた部屋には!?
育人が初めて千雪の為に作った服がずらり!!社長は当初の約束通り、この服のデザインを200万円で買い取ると。「君がデザイナーにならないことの方が驚きだよ」と。そして千雪を頼むと。
ほんとに、どう言う展開なんだよ…顔の筋肉がとっちらかったじゃんか…。

{netabare}
9話。
大型台風 千雪、発生!?引きずられる様に柳田のアトリエに謝りに行くが出て来たのは、心...。
千雪は「この人だよ。私が言った凄いモデルって」と。心は挨拶もそこそこに撮影があると行こうとするが、千雪は猛然と追撃し「本気なら今!!抵抗しろぉ~っ!!」と吠える!!
心はマネージャーの手を振りほどき本心から頼むが、マネージャーは取り合わない。育人にも「そんなのと連むつもりなのか?チビはハンデにしかならない。全力でやれよ。親の病気をおしてまで出たかったんだろ?」と。
千雪は「ハンデの私を背負ってショーで結果を出せたら、それは紛れも無い天才よね?育人…いい?」と。
「長谷川 心のショーに出る!!次はライバルだ」と宣言する!!
マネージャーは優勝を条件にする。うわぁ~っ!!どないするねん!!

ぽっかぁ~ん…状態の育人。千雪モデル前提なのでデザインが全く出てこない。さぁ時間が無いぞ!!

育人ぉ、ママの手術が成功して一安心なのは良いけどさぁ…やっぱ…心にトップ譲る気なんじゃん??…。
母「その手紙に私が死ぬまでにしたい事書いてある」とか!!
そこに書かれた母の想い。育人のショーを観に行く。
負けられない!!さぁ育人!!本気でで勝負だ!!
「僕は、綾野 遠をぶっ潰す!!」あれっ!?心は…。
{/netabare}

10話~12話 芸華祭当日。
母は無事退院し家族で観覧♪めでたし♪
ファッションデザイナーは、その服を着て欲しい人をイメージして作品を作る。
服の素材感まで伝わる描写。モデルが本気でランウェイを歩む時の姿と表情。作画・陰影の絶妙な描き方は素晴らしい。

【育人のショータイム】
躍動する、着る者の気持ちを輝かせる育人がデザインした服たち。それを生かす夫々の役割を担った仲間達。
立派になった育人を激励し号泣する母…。

【心のショータイム】
ウォーキングは演技。モデルは服に合わせて歩き方を変える技術で服を際立たせる。
千雪は14着の服をランウェイで着替える演出で、他のモデルを使うことなく1人でやり遂げる。158cmのモデルが放つオーラに会場が魅了される。コンセプトは風!!
その立ち居振る舞いに千雪が小さかったと今まで感じさせない程、心の服を際立たせる事に会場は驚く。
折れず、挑む事。それは人の気持ちをを揺さぶる。
フィナーレで千雪に贈られる称賛の拍手。私はモデルに挑めると確信する千雪。デザイナーとして覚醒した心。優勝おめでとう!!
そして…全力を出し切った育人は…まさかの11位。惨敗...。
最有力とされた綾野 遠は、麻衣の記録を越えられなかったと棄権し最下位…。
波乱の結末。でも遠と育人の出会いは二人の成長に繋がると…。
結果に凹み項垂れる育人。己を鼓舞するが...。
千雪は自信満々で育人を煽る「私、新しい雑誌の専属モデルになるよ。どうよ?」
「悔しいです…めちゃくちゃ悔しい!!もう誰にも負けたくない!!」と素直に認める育人。なんか清々しいじゃん...。

そして、夫々が憧れのパリを目指し新たな覚悟で歩みはじめるのだった…。

【2022年9月6日(火) 追記】
 {netabare}
私事で恐縮ですが。実は、本作視聴のきっかけは長女。娘は高校まで体育会系で、進路志望で初めて「デザイナーになりたい」と言った。確かにオシャレには敏感だったし、ファッション誌もよく読んでいた。私のスーツやネクタイ選びにも注文をつけたりもした。そんな彼女は服飾大学を経て、階段を上り、何とか名のあるブランド会社にたどり着いた。小さな店舗の売り子からの再スタート。ノルマに喘ぎ、帰宅も深夜が続く毎日。それでもデザイナーの勉強はし、企画書やデザイン画も提出も何度もチャレンジした。けれどデザイナーへの道は閉ざされた。辞めようと悩み、苦しむ姿が忘れられない。それでも、洋服の仕事に携わりたいと決めて、今は大きな店舗の責任者として頑張っている。
だから...この作品を観ると娘と重なり胸が熱くなる。成長して元気に頑張って居る姿に勇気を貰うこともしばしば。男親なんて、娘のお財布として連れ回される事に喜びを感じる情けない生き物さ...。{/netabare}


【あとがき】
OP曲 「LION」歌唱︰坂口有望(作詞・作曲)。編曲 江口亮。
ED︰「Ray of Light」歌唱︰ジェジュン。作詞︰矢作綾加。作曲︰真空ホロウ。編曲︰佐久間誠。

人を魅了する姿・強さは、誰かの人生をも変えてしまう力がある。素晴らしいことだと思える。この作品との出会いに感謝を。二期観たいなぁ…。

投稿 : 2022/09/06
閲覧 : 146
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

序盤から良作とわかる夢追い作品

世界観:6
ストーリー:8
リアリティ:7
キャラクター:6
情感:6
合計:33

<あらすじ>
身長158cmの藤戸千雪の夢は、パリコレモデル。
モデルとして致命的な低身長を理由に、周囲は「諦めろ」と言うが、それでも折れない。
そんなとき、家族を養うためにファッションデザイナーの夢を諦めようとする都村育人に出会う。
――これは一途に夢を追って走り続ける、2人の物語。
(公式サイトより)


今期の良作を探そうかなと、話題になっている作品の1話を少し開拓していたところ、1話にしてストーリーがしっかりしていると感じたので視聴継続しました。

158cmでパリコレモデルを目指す千雪と、デザイナーの才能がありながら貧乏で専門学校に通うことも諦めようとしていた育人が、お互いに刺激し合いながら夢に向かって輝かしく歩みを進めていく、特に3話までの展開は大いに楽しめました。

{netabare}1話の千雪の父親の目についての千雪のモノローグ。ここで育人の道が一気に開けたかと思わせつつ2話冒頭で落とし、代わりに紹介された柳田氏からも出ていけと言われながらも、育人が千雪の言葉に背中を押され、柳田さんに食い下がるシーン。2話から3話にかけての絶体絶命な状況から、禁止だれているランウェイでの笑いが成功に繋がるストーリー、とても良かったです。

一方で、その後のストーリー展開は、所々ちょい感動ポイントはあるのですが、芸華祭などではどんどん育人が天才なだけではないか? と思ってしまうシーンが増えたり(そうでないと話が進まないのでしょうが)、当方のリアリティ面での選評眼に引っかかるところが増えてしまいました。この点で、最終話で育人の順位を10位に入れないところにまで落としたのはバランスを考えて巧みだと思いました。

また、自分はブランド品の服は値段の価値を見出せないことが多いので、本作に登場した衣装もこれは! と思うセンスを感じるものがあまりなく、この世界のことはわからないままに終わってしまった気もします。

千雪の話に対しては、別にパリコレを目指す必要ないのではないか? と思いました。作中では、高身長のモデルが当然されていますが、一般人はそんなに背が高くないので、むしろ低身長のモデルにも需要はあると思うのですよね。パリコレは高身長の人が多いヨーロッパなので、高身長を求められる理はあるのですが、それならばなぜパリコレにこだわる必要があるのか、そこの説明が欲しかったかなと思います。写真集を売るのではなく、服を売るのが目的であれば、結局は服を着る人あってでしょうし、低身長モデルがNGな世界であれば、顧客のほうを向いていないですね。

という感じで、ちょっと辛口を挟みつつも、{/netabare}序盤は今期の覇権かなと思わせる出来で、その後のストーリーは若干中だるみしたものの、最終話で持ち直しており、視聴をおすすめできる作品です。

<2022.8追記>
こちらも情感の評価を他作品との平仄から6点に下げました。

(参考評価:3話4.3→6話4.1→7話4.2→10話4.0→12話4.1→調整4.0)
(視聴2020.1~3)

投稿 : 2022/08/27
閲覧 : 364
サンキュー:

32

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1話が神! これはすごいアニメになりそう

まだ1話しか見てないけど トリハダ立ちました!
作画、声優、展開、脚本も文句なさそうな気がする!
2020冬アニメでいまのところ1位かな。
今後に期待!

1話でコメ書いたのひさしぶりだなー

■追記
2022.5.1見終わりました。
やっぱ予想通りの面白さでした。
たんじろう君でしたね 主人公の声優さん。今となっちゃ大出世しちゃったけどね。2期あったら見てみたいなーって作品です

音楽がちょっと じゃない かなー

投稿 : 2022/05/01
閲覧 : 294
サンキュー:

4

はろい さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何となく観たら好きなアニメになりました。

原作は読んでないのですが、
間違いなく原作はおもしろいと思います。

1つだけ好きな流れではないところがあるのですが、
それ以外は、本当に良いアニメだと思います。

投稿 : 2022/03/11
閲覧 : 209
サンキュー:

2

ネタバレ

もけもけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

アニメ化してたんだ

以前原作を読んで面白かったので、これアニメ化されたらいいのに。。。と思ってたらすでにされていたんですね。
連続して3話まで視たところですけど、やはり原作が面白かったのでアニメも面白い。
ただ。。。ちょっと駆け足と言うかはしょりすぎ感が。。。あと他にも書いてる方がいる通り、作画がもう少し良ければなと、ちょっとそのへんは残念。
今ちょうど視ている明日ちゃんとか着せ恋の作画が良すぎてどうしても見劣りしてしまう。
ストーリーが面白いので本当にそのへんなんとかならなかったのかなと。。。

投稿 : 2022/03/08
閲覧 : 211
サンキュー:

2

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今時珍しいド王道の「職業」もの

まるで少女漫画や乙女ゲーのようなキャラクターたちが織り成す「ファッション業界」を題材にした「職業」ものアニメです。

これがまさかの少年マガジンで連載。。という、90年代の泥臭いヤンキー漫画からは想像できないほど、洒落が効いていて、基本的に人間的に欠陥のある人が出てこないのと、皆努力を厭わないので「少年漫画」よりは「少女漫画」の文脈に近いかと思われます。

まあ、80年代にもファッションを題材にした少女漫画や、バンドブームによる音楽漫画などももちろんあるので、さほど新しい題材ではないものの、昨今のオタク向け作品が次々とヒットをしていることを考えると、非常に珍しいタイプであり、「ステレオ」タイプのストイックさが売りなのかと思われます。

現実的で骨太なドラマが見たい人には最適で、昔のトレンディドラマのような懐かしさが返って新鮮さを引き出している感じがします。

王道ですが、ただ、作品のセンスがそんなにお洒落でもないことと、伸び代はあるものの、若干ステレオタイプすぎるので、もう少し奇抜な路線を狙えたら新たな名作が今後誕生するかもしれません。

いっそのこと舞台をアメリカやフランスやイタリアにしてしまうのもありかも。

投稿 : 2022/02/25
閲覧 : 389
サンキュー:

15

ネタバレ

神谷 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても素晴らしい作品です!

あにこれの評価低いですねえ.....

自分はこの作品は評価は高いと思います!


★題材にしにくいデザイナーの物語

まず題材にしにくいデザイナーの物語を評価したのはまず良いポイントです。宇宙兄弟にしてもランウェイに笑ってにしても題材にしにくいものをちゃんとした取材と考察が必要なんです。

四月は君に嘘に続くマガジン勢い。
東京リベンジャーズ、四月は君の嘘は間違いなく僕にとってBLEACHや ONE PIECEよりも面白いです。

・マガジンの台頭
 ジャンプの看板は徐々に少なくなってきて、マガジンの台頭が目立つ。
 はっきり言って少年漫画なんて子供の読むものだと自分も思ってましたよ。
 けどこの作品は違います。四月は君の嘘はそうですが、大人も見ることを想定して作られたように見えます。

 ★
 
 ドラマの描き方、クライマックスの演出の高さ、どれも素晴らしい。
 背の低いモデルの女の子やデザイナーの素質が男の子の二重の関係性が共感を呼びます。

 https://www.raitonoveru.jp/howto1/kyara/17.html

 相反する二つの属性を兼ね備えている作品はキャラクターとして魅力が高く、リアリティを意識しつつキャラクターを引き立てているのが分かるほど綺麗です。
 そのキャラクターの素質が高い上に、バトルとして描きにくい服装の作り方やその演出の仕方がうまいです。
 
 https://www.raitonoveru.jp/howto1/kyara/08.html

 キャラクターは実際にはいない個性を持ったキャラクターでなければいけません。
 その前提を考えた上で、都村 育人のキャラクターはとてもよく出来ているキャラクターだと言えるのではないでしょうか?
 
 例、
 都村 育人はデザインの基礎がわかってないが応用ができ、服装のデザインを自分で学習して一瞬で自分のものにしたりするのが得意

 例、
 藤戸 千雪はチビでモデルとしての素養はないですが、顔は綺麗など。

 キャラクターの作り方とシュチュエーションの作り方がとてもうまい作品です!
 



 ★総評

 とても面白い作品だった!

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 203
サンキュー:

9

Bハウス さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

デザイナー細腕繁盛記なのにチユキは主役

プロモーションに出ていたの花守ゆみりちゃんだったのにな

13話で芸大のファッションショーまでやるとお達しがあったのだろうが
ヒロインでありこのタイトルのモチーフである千雪が存在感なし

殆どの話数は育人が苦労している話に終始
途中からメインヒロインは心ちゃんじゃないかと思うほど

まあねモデル業界の話と書くと
嫉妬や妬みみたいなお約束出ちゃいそう
この内容でもちらっとそういう部分出ていたし

デザイナーとパタンナーの違いだったり
モデルのウォーキングについての違いをモノローグで解説したりと
それなりに観られた部分はあるけれど

結果的には全部駆け足で通り過ぎ去ってしまった

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 325
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夢に向かってつっぱしる、サクセスストーリーみたい^^

公式のINTRODUCTION
{netabare}
身長158cmの藤戸千雪の夢は、パリコレモデル。モデルとして致命的な低身長を理由に、周囲は「諦めろ」と言うが、それでも折れない。そんなとき、家族を養うためにファッションデザイナーの夢を諦めようとする都村育人に出会う。
――これは一途に夢を追って走り続ける、2人の物語。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:長山延好
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:金子美咲
アニメーション制作:Ezo'la
{/netabare}
キャスト{netabare}
藤戸千雪:花守ゆみり
都村育人:花江夏樹
長谷川心:茅野愛衣
都村ほのか:石川由依
都村葵:山村響
都村いち花:赤尾ひかる
綾野遠:木村良平
柳田一:諏訪部順一
セイラ:牧野由依
木崎 香留:福原綾香
江田 龍之介:天﨑滉平
高岡 祥子:潘恵子
綾野 麻衣:浅野まゆみ
{/netabare}

1話ずつの感想


1着目「これは君の物語」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「パリ・コレ」を目指す藤戸千雪は、低身長というモデルにとって重大な欠点を抱えていた。周囲から「諦めろ」と言われ続けても千雪は折れない。ある日、千雪はクラスメイトの都村育人の進路調査を回収することになる。クラスメイトたちから「影が薄い」と言われている育人の意外な「将来の夢」を知った千雪は……。
{/netabare}
感想
{netabare}
小さいころからパリ・コレモデルにあこがれてた千雪だったけど
背が伸びなくって、お父さんのお店の専属モデルをクビになって
それでもあきらめないで、毎回、オーディションを受けに行ってたんだ。。

そんなとき、おなじクラスのさえない男子の育人クンが
デザイナー志望でホントは進学希望だって分かったの

でも、家庭の事情で就職しなくっちゃ。。ってゆう話をくわしく聞いた千雪は
アッサリ「ムリ!」って言っちゃった。。

だけどそれって考えたら、自分がずっと言われてきたこと。。

それで、自分がほんとにやりたいことは
お父さんの会社からパリコレに出ることだって思いだして
やれることぜんぶやろう!って
育人クンにオーディション用に自分に似合う服を作るようにたのんだの

それで、その服でオーディションを受けたら、合格♪

ついでにその服も、かわいいってウワサになって
育人クンはお父さんの会社のデザイナーになることになって。。
ってゆう、サクセスストーリーみたい^^



主人公の千秋が、美人だけど空気とか読まないでつっぱしっちゃうタイプで
なんだか「ちはやふる」の千早見てるみたいで、おかしかったw


20分くらいの間に、メインの設定とキャラ紹介までやったから
ちょっとムリヤリなところもあったけど
いい最終回になってたみたいでよかったw


来週も楽しみ☆彡
{/netabare}
{/netabare}
2着目「プロの世界」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ファッションデザイナーになる夢を秘めてきた育人。千雪の父で、ファッションブランド・ミルネージュ社長の研二から働き先を紹介され、新進気鋭のデザイナー・柳田 一の職場を紹介される。アトリエを訪ねた育人は、柳田の厳しい態度と過酷すぎるプロの現場に驚くのだが……。
{/netabare}
感想
{netabare}
「ハイキュー!!」見たばっかりだったから、おはなしがかぶって見えたけど
こうゆう、負けないおはなしっていいな☆


みんなの感想読んでたら、身長158cmでパリコレなんかぜったいムリ
ってゆう人が何人かいたけど、スーパーモデルの人が摂食障害で亡くなって
フランスでは、極端にやせているモデルの活動を禁止するようになった、って

体重とか身長とかで差別するっておかしいって思ってる人もふえてるから
158cmだって、がんばってれば、そのうち出れるかも?

それに「あきらめたら、そこで試合終了」って、ことわざがあるし
やっても99.99999%ダメだって
宝くじ一等みたく2000万分の1の確立だって当たる人はいるんだから
やってみないと分からないって思う^^


あと、柳田さんみたいな、パワハラな人って、いるよね。。

誰かが変えていかないといけないと思うから
育人クンはそうならないようにがんばってほしい☆彡

でも、千雪はちょっと、手遅れかも。。
自分にきびしいのはいいけど、モデルだって胸を見せたくない人もいると思う
それが当たり前、ってゆうんだったら
158cmのパリコレモデルだって、いたらダメかも。。
{/netabare}
{/netabare}
3着目「ランウェイで笑って」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
育人は柳田に同行し、日本最大のファッションの祭典「東京コレクション」に参加することになる。急遽来られなくなったモデルの代わりとしてやってきたのは、千雪だった――。重なるトラブルの結果、育人が千雪の衣装を縫うことになる。緊張で焦る育人に、千雪は語りかける。二人の初めての「ショー」が、今始まる!
{/netabare}
感想
{netabare}
時間がない、生地が厚くってあんまりイジれない
自分がやる!って言ったのはいいけど、むずかしくってボーってしてたのを
千雪がはげましてくれて、動き出せた♪

前のモデルさんも、ちょっとゆっくり歩いて時間をかせいでくれて
そのおかげで間に合った♪

千雪がランウェイを歩いてたらヒールが折れて
思わずかがんだところに、わざと縫わないでおいた服の形が変わって
蝶になったみたいな演出みたいにぐうぜんなった♪

それから、背の低い千雪が出たせいで
自信を取りもどした女子がいた♪


柳田さんは、会場の拍手の半分はお前にやる、って言ってたけど
たった40着分の1着作っただけで半分だったら、スゴイよね^^


見おわったら、いつの間にか泣いちゃってたみたい^^
{/netabare}
{/netabare}
4着目「若き才能たち」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
千雪に出会うまで、家計のためにデザイナーの夢をあきらめ続けてきた育人。いまだに家族に、柳田の元で働いていることを言い出せず悩んでいた。一方、多忙を極める柳田のアトリエに、助っ人としてトップデザイナーの孫・綾野 遠とデザイナー志望の大学生・長谷川 心がやってくる。遠の卓越した技術を見せつけられた育人は……。
{/netabare}
感想
{netabare}
妹たちのために夢をあきらめてた育人クンは
逆に妹のほのかから、ウザがられてたみたい。。

でも、育人クンがデザインの仕事をして、夢をあきらめてないって知って
ほのかも、安心したみたいでよかった♪

育人クンが妹のことを考えてるのとおんなじくらい
妹たちも育人クンのこと心配してたんだよね。。


あと、柳田さんは
ショーが終わったからかな、ちょっとやさしくなったみたい^^

育人クンは、この前まで柳田さんのところで働いてた子が急にやめたのに
1か月で200着の服の注文を受けて、助手をさがす仕事をたのまれて
服飾大学の生徒を2人つれてきたんだけど
1人は1年生でモデルもしてる長谷川心ってゆう子。。

もう1人は、有名デザイナーの孫の綾野遠ってゆう子。。


今回は、生地の特性とか、まだよく知らなくって
柳田さんのリクエストに答えれない育人クンと
それをかんたんにやっちゃう遠クンの天才を見せるおはなしがあって

実は遠クンは、育人クンの才能を見ぬいて
独立するときにパートナーとして引き抜こうってして、来てる。。
ってゆう話しを柳田さんにするところでオシマイ。。



とつぜん人がやめたり、いい人に会ったり
ちょっと、うまく行きすぎみたいな気がするけど
育人クンの足を引っぱろうとかするイジワルな人が出ないのと
テンポがよくっていいみたい^^


あと、柳田さんのむずかしいリクエストにも
千雪のことを思い出して、ことわらなかった育人クンがかっこよかった☆
{/netabare}
{/netabare}
5着目「それぞれの流儀」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
日本一の服飾大学・芸華大のファッションショーの予選に挑戦することになった育人。予選をくぐり抜けた者だけがショーに参加する資格を得られる。育人は共に柳田の元で働く長谷川 心が複雑な事情を抱えていることを知り、「一緒に予選に挑戦しないか」と誘う。二人で参加した予選当日、発表された課題は育人にとって不利な課題で……⁉
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、心がデザイナーになりたいって思ったワケを聞いた育人クンが
心の落としたノートを見て、心の本気を感じて
自分は、モデルから逃げたいからデザイナーを目指してるんじゃないか?
って悩む心を、芸華大のファッションショーの予選に参加するように押すの

心のマネージャーってゆう人が
心にデザイナーをやめさせようって、逃げたいから、とか言ったんだけど
学校までやめろ!とか、ひどいよね。。

モデルをつづけるにしても、マネージャーは変えてもらった方がいいかも?
でも、それをはっきり言えない心もわるいと思う。。

だけど、べつにイヤだったら、逃げたっていいんじゃないかな?

逃げるのはイヤだから、で、デザイナーになりたいのは好きだから
だったら、ぜったい好きなことしてる方が、うまくなりそう☆彡

逃げちゃダメなのは、碇シンジくんぐらいでいいんじゃない^^


後半は
予選の課題が、トップモデルのセイラにかわいい服を作る
ってゆうザックリしたもので、はじめに育人クンは
お金がもったいないからパッチワークで、って考えたんだけど
しばらくして、やっと気がついたみたい。。
モデルのことを考えなくっちゃいけない、って!

それで、千雪に連絡して、情報をゲットしに部屋に行くことになって
そこで、薄着の千雪を見て、ドギマギしてしゅうちゅうできなかったり

でも、へやでもハイヒールをはいて練習してるの見てヤル気をもらったり^^

さいごは、課題の服を思いついたところでオシマイ。。



節約のためにパッチワークって
セイラのことより自分の心配してて、ひどくない?

あと、セイラの情報を調べに来たのに
千雪のほうばっかり見てるってゆうのも、ひどいって思う。。

でも、前半も後半も、熱い思いが伝わってきてよかった☆


ただ、おはなしをちょっと飛ばしすぎかも?

育人クンはいつの間に、芸華大に通うことになったの?

みんな、暗い顔の育人クンを見て
お仕事が大変?、って言ってくれるけど
育人クンがお仕事してるところなんか出てこなかったよね?

なんだか、いいシーンだけ切り抜いた総集編でも見てるみたいかも。。

でも総集編だってふつう
前のおはなしとのつながりくらい説明すると思う。。
{/netabare}
{/netabare}
6着目「優越感と劣等感」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
参加者が自分でデザインした服を披露する芸華祭一次予選。育人が選んだモチーフは審査員の予想を大きく裏切るものだった。審査員たちの育人への評価は……⁉ 一方、夢に向かって突き進む育人に感化された千雪も、自分の力で道を切り開こうと片っ端からモデルの仕事先へ自らを売り込んでいた。
{/netabare}
感想
{netabare}
育人クンが作った服はパジャマで、遠クンからはダサいとか言われたけど
3位で本選出場することに決まったの。。

そして、帰ろうと思って学校を出たら
遠クンにつかまって、どうして生地を買うのにお金をケチったか聞かれたの
それで、家の事情だって言ったら
柳田先生のところだけじゃなく自分のところでも働け、って言われたんだ

おばあさんに認められたら独立を許されるから。。ってゆう遠クンに
育人クンは「じゃあ、お世話になってもいいですか?」って。。


やっぱり育人クンは、お金ケチったのバレちゃったね^^

お金は大事だけど、有名になったら返ってくるから
使わなくっちゃいけない時は、使わなくっちゃいけないって思う。。


あと、遠クンは、おばあさんから認められたら、って言ってたけど
認められないことも、あるんじゃないのかな?


それから千雪の方は、仕事が取れなくって
直接、雑誌とかの編集部に売り込みに行ってたんだけど
そこで見かけたこわそうな女の人から
急に人が足りなくなったから明日の撮影に来てほしい、って連絡があって
出かけたら、そこに来たのは心。。

そう言えばあの女の人って
どこかで見たかな?って思ったら、心のマネージャーさん?

きつそうな人だけど千雪はぜったい何か言われそう。。



今回は、おもしろさはふつうかな。。


それより朝は牛乳配達とかしてるみたいだし、高校も行って
大学のクラスも取ってるって、高校の授業はどうなってるの?

あと、柳田さんのところだって、忙しかったんじゃないの?
移動時間とかもあるはずだし、もう一つ仕事なんか、できるのかな。。

少年マンガだから、そこはツッコンじゃダメなところ?
{/netabare}
{/netabare}
7着目「存在感(オーラ)」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ようやく勝ち取った雑誌撮影の仕事に訪れた千雪は、そこで出会った高身長のモデルの存在感に圧倒されてしまう。それは、本当はデザイナー志望であり、嫌々ながらモデルの仕事をこなす心だった。打ちひしがれた千雪は帰り道、マネージャーに「モデルを辞めたい」と訴える心の姿を見てしまい……。
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、雑誌のお仕事に行ったけど
けっきょく使ってもらえなかった千雪のおはなしで

会場には、イジワルなモデルたち。。
オーラはあるのに、モデルをしたくないモデル。。


にゃんは、小学生のころ、ポケモンしてて攻略本も何冊か持ってるけど
そこに、ポケモンのステータスが5角形のグラフになって載ってるんだけど
人にもそうゆうのってあるんじゃないかな?って

体格、体力、ワザ、ヤル気、戦略とかのステータスが高い人が有利でも
そこに相性とか、運とかも入ってきて、強くって相性が悪い相手でも
運とかタイミングがよかったりしたら、勝てたりするから
千雪みたいな子でも、つづけてればいつか、ランウェイで笑えるかも?

でもほかに、背も高くってきれいで、がんばってる人だっていっぱいいるから
たぶんムリだと思うけど、なりたいんだからつづけるしかないよね!


とちゅうに心のマネージャーさんとミルネージュの人が、友だちで
いっしょに話してるシーンがあったけど、心のマネージャーの人は
しがみついてショーに出れたけど、それを後悔してるみたい。。

でも、風船ドレスみたいな一発芸ドレスでも、話題になれば人は見てくれて
話題にならなかったら、忘れられちゃうだけだから
それがホントに自分の夢だったら
どんな方法でも、はじめはいいんじゃないかな?って。。

でもそれで、なってみて後悔したんだったら
それってきっと、ホントに自分がしたいことじゃなかったんじゃないのかな?

だから、モデルになるのは楽しいことだって教えてあげれなくって
自分の夢を心に押しつけてイヤイヤやらせるだけになってるから
心も自分も悲しいんじゃないのかな。。

誰かに自分とおんなじ夢を見せてあげれないんだったら
自分がもう1度、モデルになるしかないのかも。。


あと心が失敗して、柳田さんに「帰れ!」って言われてたけど
ボーっとしてたみたいだから、帰った方が良かったかも。。

それで、モデルをやめて、スッキリしてからもどってきた方がいいと思う☆彡


それから遠クンはおばあさんに認めてもらうために
芸華祭のショーで、おばあさんの記録を抜く、って言ってたけど
独立するのに、おばあさんは関係ないんじゃないのかな?

おばあさんに認められても
おばあさんと同じになるだけで、おばあさん以上にはなれないかも?


あと、さいごにお母さんが運ばれてったけど、どうなるのかな?
ちょっといろいろ、飛ばしすぎみたいな気がする。。
{/netabare}
{/netabare}
8着目「デザイナーの器」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
母親の容態が悪化したという報せを受け、病院に駆けつける育人。さらには滞納していた治療費がのしかかり、育人はバイトを増やすため苦渋の思いで柳田と遠に「仕事を辞めさせてほしい」と伝える。そんな育人の元に、心のマネージャー・五十嵐がやってきてある提案を持ちかけるのだが……。
{/netabare}
感想
{netabare}
お母さんの入院と治療費で育人クンはお金のことで心配ばっかり。。

心のマネージャーさんからは、心にデザイナーをやめさせたらお金を出す
遠クンからはパターンナーになればお金を出すって言われて
イライラで、妹にも当たるようになってったんだけど

育人クンが事務所をやめるって聞いた心が、柳田さんにたのんで
その話が千雪のお父さんのところにも伝わったみたい。。
育人クンが呼び出された、って思ったら
はじめに千雪に作った服を200万で買い取らせてくれって♪

それでパリに行ったけど仕事もお金も無くって帰ってきた千雪に、育人クンが
「ぼくの服のモデルになってほしい」って声をかけたところでオシマイ。。



今回も総集編みたいで、なんだか笑っちゃったw

だって、大変!大変!どうしよう!?ってゆう事件がつづいて
悲しくなってきたのに、すぐ後に
でも大丈夫♪って、バラエティの「ドッキリ」みたいw

あんまりギスギスがつづくのも見たくないけど
すぐに解決編って、ただのドッキリ番組で、悲しいより笑っちゃうよね^^
{/netabare}
{/netabare}
9着目「好敵手(ライバル)」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
パリから帰国した千雪に「芸華祭で自分のショーに出てほしい」と誘う育人だったが、柳田との関係を修復するため、アトリエに連行されてしまう。そこで、モデルの仕事に向かおうとしていた心に出くわす。心が本気でデザイナーを目指していると知った千雪は、マネージャーの五十嵐と対峙するのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
今回もいろいろあったけど
育人クンが千雪に、自分のモデルになってくれってたのんだところは
落ちこんでた千雪をはげましたみたいでよかった☆

そのあと、グチをゆう千雪をかわいいって言っちゃって
はたかれたところは、笑っちゃったw


柳田さんのところに、いっしょにあやまりに行ってくれた千雪が
オフィスからでてくる心にバッタリ出会って
追いかけた先に、マネージャーの五十嵐さんといる心を見つけて
今、はっきりさせるように叫んだ千雪。。

そのあと心を無視して、かってに五十嵐さんに
自分が心のモデルをやって心の才能を証明する、って言ったところは
もしかして、心は千雪のことキライかもしれないし
ちょっとあせりすぎかなぁ。。って


芸華祭にお母さんも来てくれることになって、育人クンも本気になって
遠クンをライバルってイシキしだしたところは、負けたくない!
ってゆう思いが強くって、にゃんはあんまり好きじゃなかったけど
柳田さんから教わったことを感謝する育人クンはよかった☆


あと、千雪のことをイシキして考えた服だから
ほかのモデルだと変えないといけない、ってゆうのは
色の黒い人と白い人、体形がぜんぜんちがうってゆうんだったら分かるけど

千雪はほかのモデルよりひと回り小さいだけで、体形は変わらないし
千雪にしか似合わない服なんてショーに出してもしょうがないんじゃない
ちょっと変かな?って。。
{/netabare}
{/netabare}
10着目「負けられない」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
芸華祭当日。それぞれの想いが交錯する中、ステージの幕が上がる。今まで服作りを「勝負事」としてとらえていなかった育人にとって、未知の戦いが始まる。勝ちも負けも今、決まる―――。そうそうたる審査員が揃い、家族が見守る中、育人のショーがスタートして……。
{/netabare}
感想
{netabare}
芸華祭のファッションショー。。

はじめは育人クンをライバル視してる木崎香留で
柳田さんリスペクトな、レザーの着物。。
なんだけど、アニメだと皮の着物か布の着物か、よく分からないよね^^


世界の国をイシキしたデザインのパンツ。。
って思わせて、さいごはふつうなふつうのパンツ^^

これも、デザインはよかったけど
1番はじめのチェックの服が、テクスチャを貼ってるんだけど
模様が浮いてて、3DCGのロボットみたいかな?って。。


それでも育人クンの服を見た家族。。
特にいつも笑顔のお母さんが泣いたところが
ちょっとジーンってきちゃった。。

あと、柳田さんのショーとかと違くて
舞台裏がチクチクしてない、やさしい雰囲気なところがよかった♪


次は心の番だけど、どんなデザインなのかな。。


みんな勝たないといけない理由があって、みんなに勝たせてあげたいけど
選ばれるのは1人だけ?

会場の人たちの予想は遠クンだったけど
それだとちょっとふつうすぎるから、育人クンが優勝したりするのかな☆彡
{/netabare}
{/netabare}
11着目「約束」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
育人のランウェイが終わり、心と千雪のショーが始まる。出会いが最悪で、性格も合わない二人。これまで散々衝突してきた二人は、お互いにとある提案をする。「チームだけどライバル」。そんな二人が創り出すランウェイは、ゆずれない想いを形にしたものだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
心と千雪のショー、よかった♪


ただ、服を見せるだけじゃなくって
早着がえの手品みたいで、見てるだけでもたのしいし
着回し術を教えてくれてるみたい^^


千雪の歩き方も、服によって変えて
心が出ることで、見てる人たちに千雪が小さいことに気づかせて
心のスーツのジャケットをワンピースみたく着こなしてみせて
こうゆう着回しもあるんだって、教えてくれる


そんなショーの裏の、心と千雪のライバルだけど仲間の関係と
心と千雪の2人のマネージャーの関係とかまで見せてくれて
おもしろかった☆
{/netabare}
{/netabare}
12着目「これは僕の物語」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
芸華祭ファッションショーもいよいよ大詰め。にわかに観客が増える中、綾野 遠のショーが始まる。遠のテーマは育人と同じ「調和」。遠の持つ圧倒的な技術とセンスは、育人の感情を揺さぶり、羨望させる。大喝采でショーが終わり、いよいよ育人たちの運命の審査結果が発表されるのだった―ー。
{/netabare}
感想
{netabare}
遠クンはおばあさんの記録にかなわなかったから
ショーの順位が出る前に棄権して
独立もやめて、おばあさんの事務所で働くみたい。。

それでグランプリは心が取って
五十嵐さんもデザイナーになるのを認めてくれた♪

千雪は五十嵐さんから無視されておこってたけど
ティーン向け雑誌の専属モデルにスカウトされて
1歩前にすすめたみたい^^

育人クンは選外の11位で泣きそうになってたけど
学長先生からインターンをしながら入学するようにすすめられて

柳田さんが自分の事務所をやめて
遠クンのおばあさんの事務所で働くことになったのをきっかけに
前に進みたい育人クンも、そこで働かせてもらうことになったの^^



心がグランプリって意外だったけど、遠クンが棄権したからだったんだ^^
あと芸華祭ってゆうお祭に、ワクワクってゆうコンセプトがあってたみたい
たしかに育人クンの服もよかったけど、ふつうだったみたい^^

育人クンがいつも作ってる服って
家族がふつうに着る服ばっかりだったから
ふつうで当たり前なんだと思う。。

そういえばパリコレに出る服って
ハロウィーンに着ていけそうな服ばっかりだよね^^
魔法少女のコスプレして出てても違和感なさそうw


最終回で、クギリはよかったみたいだけど
「オレたちの戦いはこれからだ」エンドで
何となく打ち切られたみたいな感じもするかも^^
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


身長が低いモデルと
家庭の事情でデザイナーになる夢をあきらめようってしてた男子が
パリコレ目指してがんばるおはなし。。

服のデザインのこととか、モデルのお仕事のことが知れてよかったのと
おはなしが熱いところが多くってよかったけど
ちょっと急ぎすぎて総集編みたくなってて
ストーリーがうまくつながってなかったところがあったみたい。。


作画とか、キャラデザとかはふつうだと思うけど
服のデザインとかがよかった^^




.

投稿 : 2021/09/02
閲覧 : 702
サンキュー:

67

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

夢への道を一歩一歩

2人の少年少女がトップデザイナーとトップモデルに至るまでの物語。
この作品は面白かったです。
才能はあるけど現実は厳しくて才能だけでは進めない、笑って、怒って、泣いて、苦しんで、そうした喜怒哀楽がよく表現されている作品でしたね。
魅せる才能があろうとも身長が足りなかったり、センスがあっても経験差で及ばなかったり…それでも立ち止まらない…一歩一歩を進んでいく。
才能が無ければ努力をしなければダメ。
才能があっても努力をしなければダメ。
努力をする大切さを感じましたね。
10話11話では泣きました。
家族に成長を見てもらえたり、自分のやりたい事を認めてもらえたりと凄くいい作品になりましたね。
作品の雰囲気も凄く良いし中々面白かったです^ ^

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 298
サンキュー:

25

mimories さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

チャラいタイトルのわりに熱い作品

 
大内順子さんの頃はファッション通信見たり、それなりに興味のあった世界だが、それでもアニメとなると安易な女子向けかな?と軽視してた。…が、予想に反しちゃんとした作品だった。

日常と距離のある世界だとイメージを持ちにくい場合もあるが、庶民感覚がすごい主人公を配し、日常と非日常を上手くつなげてる。
少し業界のブラックな部分にも触れ、それなりにリアリティも持たせている。

まあ、そう甘い世界じゃない。が、マンガやアニメの世界は大概甘いので問題ない。その上で気持ちを高揚させる=夢を見せられるかが重要。本作は夢に向かって努力し成長するという王道をキッチリ描き、それに成功していると思う。

その他では、OP曲は結構印象に残った。
ランウェイというとチャラいイメージを持たれがちだが、本作の内容はチャラくないので、それで避けた人は試しに観てほしい。
2期あるのを期待してる。

投稿 : 2021/02/02
閲覧 : 271
サンキュー:

2

ネタバレ

ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全体的に人物の掘り下げが足りない

原作未読。
トップモデルを目指す「千雪」とプロのファッションデザイナーを目指す「育人」が壁にぶつかりながらもそれぞれ夢に向かって頑張る成長物語。


感想として、
まず、最初がダメダメ。二話最初で千雪のことをかばうシーンがあるが、
そんな仲良かったっけ?って感じになってしまった。
また、成長物語と言うが千雪に関しては1クールを通しての成長が感じられない。
モデルには向いていないと言われながらもミルネージュに入ってそこでパリコレを目指すことを決意するという話があった第1話だけで成長が終わってるように見えてしまった。
あとは育人の家族の件。見るからに家族が大変だというのは分かるのだが、掘り下げがいまいちなため、感情移入が全くできなかった。普通ならファッションショーを家族が見るシーンとか感動できるはずなのに、全くもって感動できなかった。

良かったのは心さんの話。マネージャーとの対立がありながら、デザイナーを目指そうと頑張る姿は感動した。
ファッション業界の厳しさについてもアニメから凄く伝わってきました。

ただ、全体的にキャラの掘り下げがいまいち。ギャグ漫画や日常系なら別にそこまでのキャラの掘り下げは求めないけど、
成長物語ならキャラの掘り下げはしっかりして欲しい。原作がどんな感じなのか分からないけど、個人的には育人と千雪に関する話はもう少し丁寧に描いて欲しかった

投稿 : 2021/01/16
閲覧 : 338
サンキュー:

6

ip さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

9話までみたけど

 正直こんなに面白いとは思って無かった。物語が濃いし、以外に深い。私自身、「ボールルームへようこそ」とか「ちはやふる」のような青春系が好きなので、この作品も、主人公2人が必死に取り組んでいるのは面白い。なんとなく見始めたけど観てよかった。漫画も買おうか検討中。一応最終回まで観てからですが……。

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 469
サンキュー:

4

lcXEE65136 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

さすが漫画原作

やっぱり売れてる漫画原作は最低限見られるよね。
盛り上がる部分がアニメにすると若干ズレるものの。

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 237
サンキュー:

1

tea_cup さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

背の低いモデルの卵の物語

...とは言い切れない、群像劇でした。
プロポーションの良い小さな女性が求められる職業って何かあるのだろうか?
自分のやりたいことと、世間がやらせたいことの一致しない人々が出てきます。

投稿 : 2020/12/26
閲覧 : 168
サンキュー:

2

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ランウェイで走りたいっ!

るぁんじゅぇりー
姿で歩いているところしか大して興味のない私です。

すっぽんぽんを見れるなら服の仕事も悪くないなと、
腐った視点で見ておりました。
…正直、無表情の女の人たちって微妙ですよね。

なんで無表情?
笑ってどうとかいう世界じゃないんです。

彼女ら、彼らは戦っているのです。

そんな戦場に乗り込もうと、憧れを抱いていたりいなかったりする人の話です。

パリコレのモデルの平均身長180cm近いって、
すげえな。今、ミニアニメ見てます。

俺がちょっとやそっと身長伸ばしても、背伸びしても届かない身長です。
こないだめっちゃ身長高い人を見ました、女性です。

20cmぐらい高いと、お付き合いしたい男性がいるのだろうか、
女性としてはどうなんだろうか、ちと考えた。

どうなんろう、今、コロナで店が入れ替わりまくっている。

衣服になんであんなに熱くなるのかね。
なんであんな奇抜な服を着てるのかね。

現状を維持するためには変化が必要、
衣服の世界での変化って、今まで見たことないよな装いなんだろうね。
奇抜に見えるわけだ。

それが慣れるのにどれほどの価値観の共有が必要なのだろうか。

そんな話ではありませんが、本編はおもしろいです。

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 254
サンキュー:

10

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やれることもやれないことも何でもやる

原作けっこう既読


「これだけの個性、誰が持ってる?」

一人の野球解説者がその年大注目のドラフト1位の選手について意見を求められこう答えた。
実はこの発言には少し驚いた。リアリズムに徹し、日本シリーズで完全試合目前の投手を9回交替。鉄板のストッパーを投入し勝利をもぎ取った采配。リップサービスとは無縁の人物と思ってたからである。
それまでにこの類まれな個性を持った高校生には「プロはそんなに甘くない」「一つに絞ったほうがいい」一流の元選手、元監督。解説者の多くがそんな言葉を投げかけていた。世間の盛り上がりをよそに“その世界に身を置いた者”だからこその説得力を武器に若者の挑戦を否定的に捉えていた。せいぜい「いいんじゃないんですか。頑張ってほしいですね(棒)」とマイクを向けられた現役選手が当たり障りなく言うくらい。

 {netabare}その道のプロが無理と言ったらそういうもんかと思う{/netabare}

本職の多くが否定的に言うもんで、徐々に投手と野手どっちがいいか?みたいな論へと流れていったのを覚えてる。ドラ1高校生の名は大谷翔平。大谷の挑戦に支持を表明した解説者は落合博満である。落合は続ける。

「あの年のピッチャーNO1ね。バッターNO1。大谷に勝る選手は1人もいなかったの。これは、誰が何を言おうが、これは事実だと思うの」
「じゃあ、どうするんだろうって考えた時に、どっちもトップクラスなんだったら、やりたいならやらせてみなければ。皆が言ってるのは、現場で何をやってるかじゃなくって、考えて、それは無理だろうとか、無茶やるなよって話なんであってね。本人がやるってものを止める必要もないだろうと」

と日本ハム・栗山監督の決断に賛同を示し、自分が監督でも二刀流に挑戦させるとした。リップサービスをする人物でないことは野球ファンなら誰でもおわかりになるだろう。
そして物語の主役大谷は当初の目標でもあったメジャーリーグに舞台を移し、“二刀流”に挑戦中。比較対象がベーブ・ルースだったりする凄さを我々は現在進行形で味わえているのです。


前置き長くなりましたが、この一連をファッションの世界に置き換えた話が本作『ランウェイで笑って』で展開されております。たぶん。

マガジン案件全12話。もの珍しいW主人公スタイル。
パリコレを目指す本作のヒロイン藤戸千雪(CV花守ゆみり)。彼女の身長は158cm。要件と言われる175cm以上を満たしておらず絶望的。救いは夢に向かって腹は据わっていること。「覚悟はいいか?オレはできてる」を地でいく娘。
デザイナー志望(だった)本作の主人公都村育人(CV花江夏樹)。大卒専門卒が要件の業界に於いて進学することを彼の家庭環境が許してくれません。超貧乏で妹たちの学費を稼ぐ使命があるのです。

下手に知ってると無茶なことにしか見えない二人の挑戦。
人事やリーダー経験のある方。才気溢れる都村くんを雇えるでしょうか?
現場で実際に働くとなるといろいろ知識が必要で、そこらへん空っぽです。知識ないから基本的な指示しても「できません」って言うだけだし、何よりこの手の子って繊細な子が多すぎ。となると手間かけて教育しても、勝手に自信喪失してフェードアウトしていったり。丁稚経験ないので理想と現実のギャップとか、学校で専攻してきた人の手際のよさとか見て心が折れちゃう。そんな新人を腐るほどみてきたことでしょう。
千雪の状況はもっと絶望的です。
タッパが要ることには理由があって、その常識は業界あまねく共有されているディシプリンのようなものです。つまり“身長が足りてない”ことでノーチャンス。落とされようが文句は言えません。読者モデルなど雑誌を主戦場にする手はありましょうが、彼女の目標はパリコレをゴールとするショーモデルというのでワンチャンないところからスタートです。

「喝っ!」と張○さんに秒殺されることは確実。まぁハリさんだけなら信憑性怪しくても、ノムさん、原辰徳の優勝経験監督。古田、仁志、谷繁らの理論派。総出で「お前はプロには向かん」と突きつけられる感じです。


という事情も考慮すれば、このお話は“藤戸千雪がパリコレモデルになるまでの物語”“都村育人がトップデザイナーになる物語”である以上に、

 {netabare}“二人の挑戦をご都合主義に見せない物語”{/netabare}

である必要が出てきます。そしてそのことはおおむね達成されています。いちいち気にしてられませんが、ジャイアントキリング要素のある作品は詳細設定をミスると目が当てられなくなりますもんね。
ここのサイトを見てる方でももしかすると甲子園出場経験者おるやもしれませんが、いちいち作品内の野球回ある度に噛みついてられないでしょう。その握り方であの飛距離はありえないみたいな(笑)


さて、原作組からみればアニメは相当端折ってました。アニメ組の方気づきましたか?
決定的な説明不足には陥らなかったまるで都村くんのパッチワークばりの職人技に拍手送りたいです。
そんな駆け足とはみせない駆け足の影響なのか、サブタイトルでの作品タイトル回収が早々{netabare}(第3話){/netabare}にやってきます。
そこで何の疑問も湧かなかったタイトルの意味を理解します。“禁忌”“ダメなもの”“無理なもの”二人が夢を叶えるには常識を覆す覚悟が必要で、それを一言で言い表したタイトルになっとるのです。
そのタイトル回収回はまさにモデルの常識をぶっ壊しながら二人にワンチャンあるかもと光さす前半の勝負回でした。たぶんこのへんまで観て合わないようでしたら撤退でいいんじゃないかと思います。
メインキャラにはあと二人。モデルの才にものすごく恵まれながらデザイナー志望の長谷川心(CV茅野愛衣)。日本のトップブランドのファウンダーでありデザイナーの孫でこれまたものすごく才能あるというか圧倒的な実力の持ち主綾野遠(CV木村良平)。がずっぷりと物語に関わってきます。


そもそもマガジン案件は個人的にいつも楽しんでますのでそれこそ「いつもお世話になっております」的な仕上がりでした。
駆け足だったことの功績で最終話を一区切りとしては最高の断面で幕を閉じられたと思います。中途半端な終わり方をさせずきっちり纏め続編も期待させる理想の“1期”という感じでした。続編を期待したい良作です。



※ネタバレ所感

■セイラさんに始まりセイラさんで終わる

人気モデルのセイラ(CV牧野由依)さん。
{netabare}芸華祭で「これからも頑張ってね。デザイナーとして」と心にトロフィーを渡したトップモデルのセイラさん。他の審査員が綾野にトップ票を入れる中で心に票を入れてます。いやー怖いですね~。とはいえセイラさんの何気ない“いいね”が千雪と育人の運命を変えたのでした。今後もキーパーソンです。

☆原作ネタバレ(重度):セイラさんその後
{netabare}「やっぱり…あの時、心ちゃんじゃなくてアンタを潰しておけばよかった…!!」
セイラさんが誰に向けて言ったかは内緒。{/netabare}{/netabare}



■オーラ

なにげに好きな回{netabare}(第7話){/netabare}
{netabare}雫さん曰くモデルのオーラは体型から放たれるものと心の姿勢(自信)から滲み出る二種類があるらしい。
千雪は後者で立ち向かおうとしたけど、モデルをやめたい心のオーラのほうが遥かに上でその場にいる全員を圧倒してしまったという現実が残酷でよい。手袋用意してたり準備万端で備えているのはチビのほうなのにね。
だいたい負の感情がオーラを遠ざけるなんて迷信みたいなもので、撮影後に千雪は心に悔しさをぶつけてしまったけれど「泣いてない」と必死の抵抗を見せるあたり、ただ可愛いってのではなくて、やれることは何でも実践しようというのが見て取れます。
そういえば、運を集めるとの趣旨でゴミ拾いを率先垂範する大谷選手と同じものを感じますね。小さい粒を一つずつ拾い上げる作業をストイックに実践していくことが夢への道なんでしょう。
そういえばのそういえばで大谷と同じ年のドラ1で4球団の指名を受けて某六甲おろし球団に入団したドラゴンじゃないふじ○み選手とよい比較になります。内容は省略。察しておくれ。

そんな千雪に寄りそう雫さんも良い。
「慰めるよ。ずっと。ずっと」
優しいだけじゃないんですよね。雫さんの覚悟です。

☆原作ネタバレ(中度):雫さんと五十嵐(心のマネージャー)の因縁
{netabare}二人はかつて先輩(五十嵐)後輩(雫)の間柄。当時の雫はバラエティ志望でモデルにやる気はなし。レッスン適当、減量無視で大メシ喰らい。それでも素質はあったので事務所のエースに成りかけていた。
それなのにいきなり雫が最大手の現事務所から無名の新興事務所(ミルネージュ)に移ると言い出す。五十嵐は当然キレて罵詈雑言吐き捨てる。
数年後、五十嵐は身長の伸び悩み(167cm)と共にモデルとしても伸び悩んでいた。そんな頃、雫のパリコレデビューの報。しかも五十嵐が夢見ていたブランド『ラーレフォン』での出演。
そして闇落ち。自分は夢を叶える為に手段など選べるような立場ではないと。それからの彼女は有力者に枕営業の末、憧れだった『ラーレフォン』のランウェイに立つ事に成功。
本番直前、彼女は自分に言い聞かせる。自分は夢を叶えた、自分は幸せなんだと。そう思わないとやってられないから。しかし実際に舞台に立って湧き上がった感情は「何だ、こんなものか」だった。五十嵐はこれを機にモデルを辞めマネージャーとなる。

手段を選ばず夢を叶えたが幸せになれなかった五十嵐。
こっから以降はアニメでも描かれてること。向いてない人間に出来る事は諦めて妥協すること、正面からぶつかって挫折すること、手段を選ばず夢を叶えることの3種類しかないと彼女は信じてる。
千雪は「正面からぶつかって夢を叶える」の4つめの選択肢の只中にいる。かつての自分がダブる五十嵐は雫に引導を渡すよう言うが、雫はすでに千雪と共に歩む覚悟を決めていた。
「慰めるよ。ずっと。ずっと。」にはそんな想いが込められている。{/netabare}{/netabare}



■綾野遠くんのノルマ

デザイナーとパタンナー両方できるのに分業へのプライドで優秀なパタンナー募集中だった綾野くん。
{netabare}目標の名刺53枚越えならずの52枚でした。これトランプでいうジョーカー1枚足りないだけみたいな。
53分の1とはいえそのジョーカー1枚が都村育人という強力なカードであり、ジョーカーを手に入れた綾野くんが今後どう羽ばたいてくかも楽しみな今後でしたね。

育人が11位というのもその理由も納得。才能だけでなんとかなっちゃう物語にしないことで千雪と育人とのバランスが取れ、まるで戦友のような二人の関係に説得力が出てきますもん。{/netabare}




※ここからオマケ

■ViVi

そのまんま名前出てたので協賛か協力してるんすね、きっと。
『ViVi』は女子大か短大っぽいイメージですけど合ってます?あと『CanCan』とかありましたね。そこで大学行った方。周りの女子何読んでました?ウチは『JJ』が圧倒的でしたね。私も買ってました。下手な男性誌買うより女の子と話を合わせやすいし、女の子が家に遊びに来ると雑誌をネタにいろんな駆け引きを楽しめるかも。現役の方はどうぞ!

それはそうとアニメのほうはもうチョイ被服に作画カロリーというかデザインカロリー割いてもよかったかもしれませんね。



■長男

花江さんってそういう運命なんでしょうか。
{netabare}「ああ~…泣きそう。頑張れ長男。負けるな長男」
この鬼滅臭。病弱な育人ママは桑島法子さんが声をあてられてました。{/netabare}

{netabare}別件。『ピアノの森』ではモノローグマシマシでショパンのバラ1を演奏してました。
言わずと知れた『四月は君の嘘』の最終回です。{/netabare}



■主題歌

わたくしややもすると姿勢が隣国に厳しいことを自覚してますが、是々非々でとは思っているのです。
以前ネットコミュニティで東○神起のファンに絡まれたのも嫌な思い出だったり。それは置いといてもEDはちょっといただけない感じでしたね。
ネイティブじゃないアーティストの日本語バラードって発音の違いが目立つもので違和感が残るものです。これは国籍問わず。そのうえ特にお隣の国のアーティストの印象を端的に表すと、

 オーディエンスをうっとりさせるのではなく、本人がうっとりしてる

なんだろう。好きな人ごめんね。あ、それとなんかこの方エイプリルフールでやらかしてたけど、無事ラナウェイ(run away)できてたらいいっすね。



それと最後に一個だけ。
心ちゃんはおそらくモデルとして売れる可能性高しなので、そっちの実績作って知名度上げてから30歳くらいでデザイナーに転身という世界線に身を投じたほうが稼げてると思います。
それに向けたお勉強ということにすれば五十嵐マネの説得材料にはなりそうですがどうでしょう?



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----


2020.04.04 初稿
2020.10.14 修正

投稿 : 2020/10/14
閲覧 : 849
サンキュー:

59

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

モデルの世界は恐ろしい

原作は未読。

視聴動機は、ファッションを扱っていて珍しかったから。

かなり前だけど、テレビ東京のファッション通信という番組でパリコレを何度か見たことがあり、ランウェイでモデルが笑わないこと、ショーはモデルを見せるためではなく服を見せるためにあること、はなんとなくわかっていた(番組は今も放送しているらしい)。

物語の展開は少し早かったと思うけど、夢に向かってがんばるという王道ストーリーでよかったと思う。

ただ、モデルといっても、パリコレに出たりVOGUEに載ったりするようなスーパーモデルもいれば、もっと大衆向けのファッション誌に出るモデルもいて、それぞれ役割が違うような気がするのだが、千雪はどうしてパリコレにこだわっていたのかがよくわからなかった。モデルがみんな、パリコレに出ることを目標にしているとは思えないのだが。

{netabare}大学のファッションショーで、審査員だったセイラが、心に1位の票を入れたのは、モデルとしてライバルを減らすという意図だろうが、モデルの世界ってちょっと怖いなーと思った。{/netabare}

全然違う話かもしれないが、警察官も昔は身長制限があったけど今はなくなったし、将来低身長のパリコレモデルが出てきてもおかしくないんじゃないか。

投稿 : 2020/10/03
閲覧 : 229
サンキュー:

5

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ファッションバトル

お仕事物でマガジン連載だけに基本少年誌のお仕事通して主人公成長作品。
綺麗な感じで良い区切れで終わってるが、その分、そこまで行くのに展開が少しバタバタ早い。
育人が柳田一から芸華大学へと場面展開が多い分キャラクターの厚みが薄くなったかなぁと思えてしまった。大学のファッションショーの展開は千雪の動向含めわかりやすく少年誌っぽくてよかった。
ファッションがわからないので評価の優劣がわからなかったり、何がすごいのかがいまいち見えなかった。これも、どちらかと言って主人公たちの関係性を重視し切磋琢磨してる所を魅せるものなのでどうでもいいといえばどうでもいいのだが…
個人的にはもう少し育人と千雪の関係性をもっと全面に演出して欲しかった。

100点中68点

投稿 : 2020/09/12
閲覧 : 218
サンキュー:

4

ひまり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ファッションはよく分からないけど、面白かった。でも、大人になればわかるけど、そんな人生上手くいかないよ〜。でも、子どものうちは、そのぐらい真っ直ぐの方が良いのかもだけど…

投稿 : 2020/08/30
閲覧 : 271
サンキュー:

2

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ファッション業界の事は分からないが面白い

夢を追いかけて色々な困難にぶち当たる系のアニメとしては、作画もよく出来ていているし、登場人物も個性的でとても面白かったです。

ただ、私もファッションの事がよく分からないので、作品中で絶賛されている衣装の何処が良いのか分からない時もありました。

投稿 : 2020/08/19
閲覧 : 227
サンキュー:

6

りんご さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

プロのプライド

2020.1.12
思ったよりよかった。
現実はもっと厳しく、この物語のようにすぐ努力が認められるわけではないだろうなという印象。でも、憧れや登場人物なりのプライドが描かれていて、応援したくなりました。

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 205
サンキュー:

3

ネタバレ

みーた  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全体的に作りがチープ

週刊マガジン連載のアニメ化作品。
ストーリーは売れている作品だけあって面白いです。

ただ、アニメーションの場合、絵が動くうえBGMがつくので、
この作品の様な、デザインやコンテストといった題材の場合
ディテールにかなりこだわって作らないと
キャラクターのテンションと実際に見せられているものの間で
違和感が生まれやすいです。

そういう意味で、ただの日常ものであればあまり気にならないような
・歩いているにもかかわらず全く動かない服の柄、
・異常に多い止め絵
・フリー素材のような歓声
といった部分にどうしても目が行ってしまいます。

音楽に高い点をつけているのはほぼオープニング曲に対してのもの。
OP曲は今期アニメ番組で最も好きです。

投稿 : 2020/08/11
閲覧 : 255
サンキュー:

8

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ランウェイで笑ってのストーリー・あらすじ

身長158cmの藤戸千雪の夢は、パリコレモデル。モデルとして致命的な低身長を理由に、周囲は「諦めろ」と言うが、それでも折れない。そんなとき、家族を養うためにファッションデザイナーの夢を諦めようとする都村育人に出会う。――これは一途に夢を追って走り続ける、2人の物語。(TVアニメ動画『ランウェイで笑って』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年冬アニメ
制作会社
Ezo'la
公式サイト
runway-anime.com/
主題歌
《OP》坂口有望『LION』《ED》ジェジュン『Ray of Light』

声優・キャラクター

花守ゆみり、花江夏樹

スタッフ

原作:猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』(講談社『週刊少年マガジン』連載)
監督:長山延好、シリーズ構成:待田堂子、キャラクターデザイン:金子美咲

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