てとてと さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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(C) SORAAO PROJECT
空の青さを知る人よの感想・評価はどうでしたか?
てとてと さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
takato さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
大好きな「とらドラ!」以来のトリオの新作で期待したい半面、予告の段階でまた青春ジュブナイル~って不安もあって勧賞。結果はある意味予想通り、しかし可能性も感じられた点もあり。
やはり絵作りの密接とセンスは流石で、これに匹敵する作り込みはそうない。特に背景のリアリズムと味わいが両立してるのは半端ない!。
そして問題点は、大人世代と子供世代の二つを入れてキャラ、テーマ、ストーリーが絞りきれなくてブレてしまったということに尽きるかな。しかも、比重の軽い大人世代のほうが興味深いし、話が広がる可能性を感じさせられてしまった。
いっそう大人版「あの花」にして、子供たちは脇にしたほうが良かったかも。あと、せっかく音楽を扱ってるなら、前作のミュージカルみたいにマジックをクライマックスに持ってきてくれたらもっと上がる話になったろうに…という上がらなさを感じた。
今作は正直物足りなさを感じたが、これを機に秩父三部作として青春ジュブナイルは切り上げていいのでは?。実力のある方々だし、今作で良かった大人たちのドラマを描いたり、世界を拡げて頂きたい。大人は厳しいなら、せめて大学生くらいをメインしたオリジナルなテレビアニメを是非お願いします。
nyaro さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
正直いって題名と連動したテーマ性が見えない話でした。
「空の青さを知る」は「井の中の蛙大海を知らず」につながるフレーズです。盆地を強調していましたので、秩父盆地の田舎の暮らしの閉塞感を表していることだと思います。その中でどんな「空の青さ」つまり「深さ」を知るのかというのが題名から読み取れるテーマです。
「スーパーカブ」の準ヒロインのレイと同じマインドだし「進撃の巨人」のマインドにも通じます。そこは良いでしょう。現代日本のアナロジーにもなるし、秩父という土地の特徴でもあります。
「ガンダーラ」という古の曲が使われましたが、この曲の歌詞を確認すると、夢がかなうと言われれている土地で、それは到達不可能なほどはるかな土地という意味にとれます。つまり夢がかなう土地は幻で、何のために生きるかが重要ということだと思います。
でまあ、そこまでは分かりますが、ツナマヨと昆布のアナロジーはかなり分かりやすく慎之介とあおいの対比という感じで描かれていました。そうなると、肝心の空の青さを知る人=あかねのやりたい事は子育てだということ?
ですが、親が死ぬ前から昆布しか握らなかったと思いますので、それでは矛盾があります。妹が好きすぎる?が理由なら作品として「空の青さ」の意味不明です。新しいものと古いものの対比とも取れますが、ツナマヨが新しい?都会?のアナロジーはさすがに無理があります。
演歌歌手を出してきたので、その新旧という点で何か言いたい事があるのかもしれませんが、読み取れません。そもそもあの大御所キャラが全く役に立っていません。
となると「空の青さ」の深さ=子育てとなります。これは良く分かりません。東京では駄目なんでしょうか?途中あかねはここ=秩父でやりたい事があるようなセリフを言いましたが、それが子育てということ?だとすれば慎之介への愛情がかなり浅くないでしょうか。ミュージシャンとして独り立ちしたこともあかねは知っていなすたし。
地元の市役所の町おこしの仕事の手伝いも結構イヤイヤでしたよね?あかねって、地元愛が深いように見えないんですよね。
しかも、ラスト…EDの様子を見ると結局あかねに秩父の地で成し遂げたい何かがあるのかわかりません。慎之介が夢をかなえて迎えにくるのを待っていた、では成立しない気がします。
それは「空の青さを知る人」という言葉と合っていないからです。要するに苦労してあかねを育てた、立派だねという話にしか見えないです。
「すずめの戸締り」を見た人はわかると思いますが、その数歩先まで描けていた環さんと比較すると何とも言えない綺麗ごとの気がします。
で肝心の慎之介の幽霊ですけど、彼は何のために出てきたかイマイチはっきりしません。残留思念なんでしょうけど…そして、あかねとの恋愛は何がしたかったんでしょう?
あのビッチっぽい子とやったやらないの辺りも良く分かりませんでした。あのやったかどうかがこのビッチキャラを配した理由?あかねは襲って、あの子には手を出さないということでピュア性を言っていた?うーん。31歳のミュージシャンが?それにそもそも秩父に戻ってきたのも偶然だしなあ。
そう…キャラの背景が薄いんでしょうよね。どうしてそういう行動をしたのか、というキャラの作り込みが薄いです。緻密さが感じられません。
それとアニメですが、ご当地ものですから写真をそのままアニメ化したい気持ちはわかりますが、だったら実写でやればいいじゃん、と思います。人物が浮いてしまい、画面がメタ視点になってしまいます。アニメ作品なんだから人物ありきじゃないと駄目でしょう。
あと肝心な「空の青さを知る人よ」の歌詞内容ですけど、歌詞を何度確認しても映画のテーマ性と重なってきません。あおい=青、あかね=赤で、歌詞と重なるかどうか何度もチェックしましたが、分かりません。
映画の内容を理解して作った曲ではないでしょう?それがメインテーマで使われているので、非常にノイジーです。これは音楽をモチーフにした作品なのに最悪でしょう。
全体的に話の構造は分かりやすいし、エモい話に仕立ててますが、夢、生き方、恋愛、秩父という閉塞した土地で暮らすということ…つまり「空の青さ」のどれもが全く描けていなかったと思います。
私にはまったく評価できない映画でした。柳の下のどじょうはやはり作品の質を低下させると思います。作家性として描きたい内容、連作全体で何かが見えてくるような構想がないシリーズ化はやめた方がいいでしょう。
追記)今回、これが本当に「あの花」と同じスタッフが作ったのか?という出来だったので、自分の見落としがないか皆さんのレビューを少し多目にじっくり読ませていただきました。
皆さん、点数も高いし、コメントもいいコメントが多いですが、気が付くのは、泣けなかった、後もう少しこうしていれば、あそこがなあ、キャラが余計だった、みたいなコメントがかなりの頻度でありました。
まあ、私は悪いところ中心に拾ってしまって過小評価なのかもしれませんが、微妙で中途半端な印象がある映画なのは確かな気がします。
再追記)例えば、慎之介にとっても、あおいにとっても、井戸とは「東京に出てやりたい音楽をやる」という意味だとしたら、どうかなあとも考えます。つまり視野が狭い=井戸ということです。そうなるとあおいのキャラと成人した慎之介のキャラが頑ななことは説明が付きます。目の中の星の設定も、目が同じ特徴がある=同じ見方・同じ視点を持っているとも読めます。
どこでやっても音楽は音楽で、夢を追うのは理想の環境・外形だけじゃない、とも解釈はできます。そうなれば演歌のバックバンドである意味は理解できます。
残留思念の慎之介が「閉じ込められる」状態から、青い空を飛ぶところにカタルシスがあるとは思います。思いますけど、それが「空の青さ」を知るということ?
どうでしょう?行間を解釈すれば整合性は取れてきますが…強引な気がします。映画を見ているときには、キャラが上滑してここまで到達できませんでしたし、それだと、肝心な「閉鎖した環境で自分を知る=自分の理解」という部分があおいにも慎之介にも見えてきません。
なんとなくですが、テーマ性というか題名に引っ張られて脚本がよれている気がします。といいますか、キャラの不自然さとか、感動の薄さがやっぱり気になります。
少し深掘りすると評価点が低い気がしなくもないですが、今のところ第一印象通りの点にしておきます。気分の問題かもしれないので機会があれば再評価するかもしれません。
まめ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
数ヶ月前に見たけど面白かったという記憶はある。
子供の熱意とかそんな感じ、
まあ観てみてほしい
shino さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
制作、超平和バスターズ。
過去と現在をつなぐ切なくて愛しくて、
ちょっと不思議な、二度目の恋の物語。
あいみょんの「葵」が心に響きます。
あの頃の僕たちが、想像した未来は、
きっと希望に満ち溢れた物語だったのだろう。
人生は強大な現実に折り合いを付けて、
どこかもやついたまま、前へと進む。
どこかでケリを付けたいと思いつつも、
時間のベクトルは、巻き戻りはしない。
{netabare}憧れていた音楽生活に打ち込む少女は、
それはよこしまな動機だという。
憧れていた音楽生活を叶えた大人は、
それは望んだ形ではないという。{/netabare}
誰もが過去に置き忘れてきたものがあり、
そこには自分を縛り付ける法則がある。
どんな夢も叶う場所を探すのは青春の代名詞だ。
ありきたりな物語かも知れない。
しかし共感が持てる優しい物語である。
拒絶が僕たちを待ち受けている。
後悔が僕たちの歩みを鈍くさせる。
それでも次へ、次へ。
空の青さを知る人とはそういう人だろう。
うぐいす さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
本気出せばどんな事でも何とでもなると思っている子供といくつもの壁にぶつかり気がつけば新しい一歩を踏み出す事が出来ないと思い込んでる大人のお話。
吉岡里帆は残念だった。
声優ではなく俳優を使うのは構わないがそれなりのクオリティに揃えてほしい。
姉の態度も決して良く描かれてはいない。
EDを見ると「その後」が分かるようになってるのは面白い。
こういう設定のを見ると、真っ先にトイレとかお風呂とかどうしているのだろうと思ってしまう。
確かに学生の頃は輝く未来しか想像できなかった記憶がある。
この主人公はある程度分かっていて、でも姉のせいにする事で自分を守る術にしている事に気が付くようになる。
部分的に共感しやすいストーリーだとは思う。
ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」「空の青さを知る人よ」で、秩父三部作。
埼玉県秩父市が舞台となっているオリジナル作品です。
主演声優を務めるのは俳優さん女優さんだし、
主題歌はあいみょんだし、
アニメファン以外の層にも向けて製作されたんだろうなと思います。
110分ほどの作品です。
● ストーリー
高校2年生の相生あおい(あいおい あおい)。
両親は13年前に事故で他界したため、
市役所に務める31歳の姉・あかねと二人で暮らしていた。
将来は東京へ出てバンドで天下を取ることを夢見て、
放課後は暇があればベースの練習をしていた。
近所のお堂で練習をしていると、高校生の時にあかねと交際していた金室慎之介(かなむろ しんのすけ)、通称“しんの”が当時の姿で現れた。
高校を卒業したら共に上京することをあかねに断られ、
そのまま留まってしまった生霊なのではないかと推測された。
今の慎之介とあかねがくっつけば、
生霊のしんのは慎之介の中に戻るはずだとし、
あおいに協力を頼む。
13年の年月が流れたあかねと慎之介、
当時の二人と同じぐらいの年になったあおい、
そして13年前のままの、しんの。
この4人の関係が中心です。
13年前からタイムスリップしてきたかのようなしんのをきっかけにして、
どこか時が止まっていたあかねや、
もやっと日々を過ごしていたあおいなど、
それぞれの時間や関係が動き出すところが見どころです。
憧れの人がクズな大人になっていたら、
そりゃがっかりするよね…。笑
昔の自分に恥じない大人になれていたらいいけれど、
自分も自信ないなあ。笑
昔の自分が思い描いていた人生とは、
すでに違う道を歩んでいる…。
13年なんて、
人生にいろいろあるには十分すぎる時間なんですね。
そしていろんなものが固まって絡まった時間をほぐしてくれたのが、
しんのというきっかけ。
お堂から出られないというのは、
ちょうどよい縛りだったと思います。
● キャラクター
あおい(cv.若山詩音)は面倒なキャラだったけれど、
まっすぐなのは確かで、嫌いではありませんでした。
まだ子どもで、そこから抜け出そうともがいていて、
不器用な青春です。
高校生しんの(cv.吉沢亮)は裏表がなくていいやつ。
あおいが憧れから恋心へ変わるのも無理ないなと思います。
こんな気さくで優しい人が近所のお兄ちゃんしてたら、
そりゃ年下はいちころですよ、惚れますよ…。笑
大人になった慎之介はどうも好きになれませんでした。
「がっかりさせないで。」と言いたくなるあかねの気持ち、わかります。
でも一緒に時間を過ごして話しているうちに、
変わらない自分たちに気づいて吹っ切れなくなる気持ちも、
そういうものなんだよなーと共感できました。
あかね(cv.吉岡里帆)は、
両親に代わって妹のためにと過ごしてきたんだろうな。
物語はあおい目線なので内面が描かれることは少ないのですが、
妹への愛があるからこその行動の数々。すごいです。
私が一番好きだったのは、
小学生のツグでした^^
感情表現がストレートなあおいを冷静に見守る冷静な小学生、
よくできた息子すぎて感激してましたw
君は本当に小学5年生か…?笑
● 音楽
【 主題歌「空の青さを知る人よ」/ あいみょん 】
挿入歌としても使われたこの曲。
結構好きでした♪
この曲をメインに押し出したかったのか、
この曲が流れたシーンの演出はなんだか雑に感じたのは私だけ?笑
メイちゃんのもとへ向かうトトロ的な山場でしたが、これまでの流れがよかっただけに、このシーンだけはだれてしまったように感じて、もったいなかったです。
● まとめ
ストーリーはさくさくと進み、
あっという間に見てしまいました。
見やすい作品でした。
泣けるような話ではありませんでしたが、
最後には心がすっきりとするような、青空が似合う作品でした^^
神谷 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
空の青さを知る人よ
観ました。
青春時代の過去を思い出すような物語でした。
えーとですね
テーマの内容は過去の自分をどう捉えるかという内容です
なのでこの作品は過去にトラウマや未練、今に納得してない人向けになりますが、面白かったです
あの花ではキャラクターを消すことで感動を取りに行きました。しかしこの作品はそうではなかったです。
・ポイント
・感想は自分の中にある後悔が、ドラマに突き刺さり思わず涙が出てしまいました。
全体的に女性視点で物事が進んでいってるのであの花とは逆ですね。なので少年漫画ではありませんが、高校生あたりの年代に突き刺さるのではないでしょうか?
・大人になると高校生の自分が何をしたかったのかわからなくなるかも
自分はまさにこれですね。自分が正しい方向に進んでいるのかとかわからなくなってこのアニメを見てなんだか胸に突き刺さることがありました。
ただ、全年代に共感できるとなるとわからないかも!?
自分は不覚にも泣いてしまいました。
★総評
とても面白い作品でした。
リタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ストーリーはよくあるタイプかも知れないけど、若さからのイライラ感や歯がゆい気持ち、時間が経ち停滞しているようだけど終わってはおらず進んでいかなくてはいけない事だったり、失いたくないけど手放さなくては変わらないもの等、狭い世界でも表現している事が沢山あって飽きないし、最後まで観ていられた。
あまり聴いた事がなかったけど、あいみょんの、若さと懐かしさ両方感じさせるような絶妙な曲の数々も合っていて良い感じだった。
松平健さんも声の出演で名前があって、ちょっと嬉しかった。
そっかーあの人マツケンの声だったんだーとほっこり。
ひろたん さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
素塔 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
秩父三部作と通称される長編アニメシリーズの完結編。
先行する「あの花」「ここさけ」で描かれた鮮烈な青春群像劇を受けて、
青春の「その先」にあるもの、選択と迷い、行き詰まりや停滞など、
より広汎な人生の諸相を包括した物語となっている。
東京での成功を夢見る高校生のあおい。かつての輝きを失って帰郷した慎之介。
二人が歌うそれぞれの「ガンダーラ」に込められた、対照的な「夢」の姿。
自分の可能性を信じるあおいのアグレッシブな歌いっぷりと、
ギターを爪弾きながら慎之介が絞り出す、うらぶれたひとり歌。
青春ドラマに人生の苦みを足し加えた、独特の渋さが本作の個性である。
少し前に投稿したレビューを今回、ほぼ全面的に書き直した。
自分の関心は相変わらず、しんのというキャラクターの本質、そして、
三部作を一貫する主題の探求にあるのだが、前二作との比較をより鮮明にしつつ、
主題の一貫性を内在的な発展過程として捉える、思い切った試みをした。
それによって、出発点の素朴な疑問、しんのとは本当は何者なのか?
という問いをめぐる解釈に、多少の説得力が加わったか、どうか…。
(プロローグ)
{netabare}
物語の出発点を要約する導入部は、
短いカットやシーンをモンタージュ風につなげた凝った趣向で、
まずは主要なキャラクターを登場させ、さらにはその前史をも先取りする。
その中に断片的に挿入される、薄暗い、不明瞭なカット。
押し入れから何かを取り出しているらしい、無精髭を生やした男。
取り出されたものは、ガムテープで封印されたギターケース。
この部屋とは別にもう一つ、納戸のような場所も映し出される。
これらの場所が意味するものは物語の進行とともに徐々に明らかになる。
一方は、慎之介が現在暮らしている都会の一室。
もう一つは彼の故郷の、お堂と呼ばれている神社の拝殿の中。
そこには今も一本のギターが残されたままになっている。
暗示めいたこの冒頭の一連のカットには、わざと目立たないように
最も重要なメタファーが潜められている、というのが自分の推測である。
つまり、観ている者が後から気づくことになる決定的な事態とは、
これこそが「しんの」がお堂の中で目覚めた瞬間だったこと、
さらに、その目覚めとギターケースの封印が解かれるのが同時であったこと。
このメタファーの意味は踏み込んで考えるまでもなく、至って明解なものだ。
一方には空っぽのケース。そして、遠くに残されてきた本体のギター。
この両者が、しんのと慎之介との関係、即ちしんのの正体を説明している。
空虚な抜け殻になってしまっている現在の慎之介。
それはまさしく、中身の入っていない空っぽのギターケースだ。
だとすれば、周囲からは生霊とか地縛霊とか言われ、
慎之介の方が「本体」扱いされているのとは逆に、実はお堂にいるしんのの方が
置き去りにされた中身であり本体、いわば慎之介の「魂」と呼べるものなのだ。
ギターケースの中には、当時の記念の品々と、一枚の写真がしまわれている。
空っぽの心の中に過去の思い出だけを抱える現在の慎之介を象徴するようだ。
だから、これから始まろうとするものは、過去に残してきた自らの本体、
真実の自分、すなわちおのれの「魂」と再会するための旅であり、これは
しんの=魂という視点によって、物語の全体を読み解いてゆく試みである。
{/netabare}
Ⅰ 魂の顕現
{netabare}
「封印された過去」。これがしんのの一応の設定である。
岡田作品通有のモチーフであり、とりわけ「あの花」との関連は明らかだろう。
トラウマとして封印された過去の記憶の中から突如、実体となって現れる懐かしい異人。
めんまはそんな存在であり、しんのもまたその分身のように見える。
つまり本作の基本設定は「あの花」の延長線上にあると言ってよいだろう。
目覚めたしんのは、お堂に閉じ込められたまま一歩も外に出ることができない。
一切の活動を奪われた彼の状態は、文字通りの「封印」である。
その結果、外界から隔絶された閉鎖空間の中で
自分の存在をずっと自問自答する苦行を課せられることになる。
なあ、俺どうしてここにいるんかな?・・・どうして、か・・・
封印された過去が自意識を所有して、自らの存在理由を問い続けている。
例えばめんまも自分の正体がわからず、その追求のプロセスが周囲を巻き込み、
やがて一人一人を自分の内面と向かい合わせる契機となった。
それが結果的に周囲の人々を苦悩から解放し、自らの救済にまでつながった。
しんのの場合も同じように、彼と関わる人々の心に徐々に変化をもたらしてゆく。
その変化のメカニズムを、物語の水面下で持続しているはずの彼の自省と関連させてみたい。
すなわち、あおいやツグに向けられる彼の率直な、全面的な肯定は
自身が完全に無力であるという苦い認識の裏返しなのではないか。
自らへのネガティブな反省が、他者へのポジティブな肯定に反転する。
ネガティブなものがポジティブな作用を及ぼすことは常識的には逆説に見える。
だが、魂の背理な力は常識の眼には、一個の逆説と映るものなのである。
自分はこれを魂の作用、働きかけと捉えたい。
ストーリーの軸となる、しんのとあおいとの関係をこの視点から見た時、
本当の力点は恋愛とは別のところにあるように思われる。
しんのへの想いを本物の恋愛と呼ぶには、あおいの心はあまりにも未熟に感じられる。
例えば、やさぐれた慎之介に失望し、さらに周囲の大人への反発が重なって
衝動的にあかねの生き方を全否定してしまうような幼さ。
しんのは、そんな突っ張ったり背伸びしたりする部分も含めて
等身大の、ありのままの自分を受け容れてくれる、心の支えのような存在である。
しんのへの淡い恋心は、あおいの内部に葛藤を生じさせる。
あかねの幸せを願う気持ちと、しんのが消えてしまうことを恐れる気持ち。
あかねへの愛情ゆえに揺れ動く、そのアンビバレントな感情の縺れは
心の奥底にある、最も素直な感情に立ち還ることによって解きほぐされる。
その役割を担ったのがしんのの存在であったように思われる。
ヒロインのあおいと主人公の慎之介は共に、心に抱えた屈折を
しんのの働きかけによって解消される。そこには本来の純粋な自分への復帰、
いわば「魂への回帰」が生じている。これが本作の固有のテーマではないだろうか。
本作が危機からの救済をめぐる「魂の劇」であるという事実を
「魂」そのものの顕示によって明らかにするものではないだろうか。
{/netabare}
Ⅱ 時間の肯定
{netabare}
秩父三部作を巨視的に通観する時、全作品に共通する
危機の救済のプロセスが、純化されていく方向性が認められるように思う。
つまり、前二作に潜在していた本質的なものが明確に顕現した結果、
「あの花」の心理ドラマが本作において「魂の劇」に昇華したと自分は捉える。
その過程で転回点になったのが、中間に位置する「ここさけ」の
あの極度に張り詰めた対話劇だったのではないか。そんな仮説が思い浮かぶ。
以前書いたレビューの中で指摘したことだが、「ここさけ」の終盤、
順と拓実が「本当の言葉」をぶつけ合う対話の場面には
相互の働きかけによる同時的な救済が実現している。
ここにおそらく、岡田作品に特有の救済の位相が認められると思われ、
漠然とだが、そこには魂への省察が予感されていたような気がするのだ。
本作にも山場となる二つの対話がある。
まずはしんのと慎之介。自分と自分、過去と現在とのドラマチックな対決。
もう一つはラストの、しんのとあかねとの再会の場面である。
しんのと慎之介の間では、否定と肯定が弁証法のように交錯する。
しんのは当然、現在の慎之介を非難するが、それが否定ではないことに注意したい。
しんのの否定は自らに向かっている。その否定の中に実は、
慎之介を肯定する契機が内在しているのだ。それはおそらく「時間」である。
具体的には、慎之介が耐えてきた13年という重たい歳月。
停まったままの自分には持ちえなかった時間。
それが、今も所在なく無為に存在している自分の現実と鋭く対比される。
この場所に留まってしまったしんのと、歯を食いしばって踏み出した慎之介。
尖鋭に向かい合う二人の姿に「いま」が顕現し、「時間」が可視化される。
そして今、過去を回収し、決着をつけてふたたび前に進むためにこの場所に来た
慎之介の覚悟は、しんのによって自分が存在した理由として理解された。
俺さ、あの写真見ていろいろわかっちまった。
あいつはさ、あん時、閉じ込めることでしか前に進めなかったもんに
もっかい向き合おうとしたんだ、って。
俺の中にもあるこの想いを、後悔になんてしないように、
だから俺はあそこにいたんだ、って・・・
しんのとは、慎之介が向き合うべき「過去」の具現化だった。
そのような自分と向き合うために来た13年後の自分。その決意が彼に救いをもたらす。
しんのの方からの肯定によって、慎之介もまた過去の呪縛から解放される。
救済は一方通行ではなく、双方向的・相互的に成就する。
これが、三部作を通じて深められてきたテーマの真髄ではないだろうか。
そして、完結編となる本作ではさらに多方向的な展開を見せる。
クライマックスとなる、しんのとあかねが再会して交わす対話の中では
あおいを中心として、次々に肯定の連鎖が生じていく。
真っ直ぐに成長したあおい。その彼女のために地元に残ったあかね。
あかねの選択をしんのは今、心から肯定することができた。
そしてその肯定は、あかねを愛した彼自身にも及んでいく。
13年前のあかねの選択をしんのが肯定し、それによって自らを肯定する。
あかねへの断ち切れない想いが実体化した、凝固してしまった時間の象徴である
ネガティブな存在が肯定され、彼は安らかに消えていく。
そしてここでも、肯定されるものは「時間」である。
それはあおいと共に生きることを選んだあかねにとっての時間であり、
物理的な時間とは異なる、一人一人によって「生きられた時間」である。
成長した今のあおいはその結晶、具現化だと言ってよい。
ここに込められた本作のメッセージを自分は以下のように読み取った。
時間とは残酷なものだが、それが救いをもたらす場合もある。
本作はその両面を描きつつ、後の一面を支持していることは言うまでもない。
過去の意味は一概に判断できるものでなく、時間をかけて明らかになる真実もある。
「生きられた時間」を持てなかったしんのが結果的には
周囲の人々が新たな一歩を踏み出すための契機となったように
人生に無意味な時間というものは実は存在しないのではないだろうか。
「無用の用」という奥深い逆説的真理を体現したしんのの存在の奥に、
魂というものの本質が潜んでいるように感じられるのは自分だけだろうか…。
{/netabare}
Ⅲ 魂への回帰
{netabare}
過去の自分、現在の自分、未来の自分。
それらを貫いているものとは一体何だろうか―?
私たちはそれぞれに自前の判断基準=「ものさし」を持っている。
いつかは消え去る多くの夢、偶然の事柄に左右される日々の生活。
それら曖昧で不確かなものに基づいて私たちは往々、自らの現実を評価していないだろうか。
だが、もっと確かな、定点となるべき固有の実体が存在するはずだ。
それがその人の「魂」と呼ばれるものなのではないか。
過酷な現実の中で魂と折り合いをつけながら進むこと。魂を保って生きること。
そのような魂の所在こそが人生の本質的な課題となるのではないか。
その尺度に照らした時、夢とか現実とかいう区分は解消されるだろう。
魂にとってはただ為すべきことだけがあり、その進行の経過が現実というものだからだ。
だから当然、挫折などというものもない。
慎之介があかねに語ったように、すべてはまだ実現の途上でしかない。
俺さあ、俺、ちゃんと前に進んでんだと。
けど、まだ全部途中なんだ。途中だったって思い出した。
だから、あきらめたくねえんだ、俺も・・・。
「思い出した」という表現が特に意味深く感じられる。
それは単に、忘れていた初心に帰るといったこととは違うだろう。
停滞とは多分、虚像にとらわれて本当の現実を見失ってしまうことだ。だからこれは
見失われていた自分の魂との再会による、本当の自分の回復を言い表すものであって、
魂を尺度として生きる人生への転換を意味する言葉なのだ。
——そして、慎之介の時間が再び流れはじめる。傍らのあかねと共に。
魂への回帰——。
それは個々人の人生の転換点において生じる事態である一方で、
人間の生存の条件をめぐる根本問題としての広大な射程をも有している。
本作の主題も実は、その地平にまで及んでいるのではないだろうか。
封印からついに解き放たれたしんのがあおいを連れて、広大な空を駆け回る、
全編のクライマックスとなる「魂の解放」を描いた場面。
魂の自由な躍動をヴィジュアルに描き切ったこのシーンは決して
単なる派手な映像的見せ場などではなく、ここまでの省察を踏まえれば
その内包するメッセージ性に気づかされるのである。
しんの=魂に導かれて、初めてあおいは、この空の本当の青さを発見する。
空、青いね。・・・
出たい出たいって思ってたけど、こんなにきれいだったんだね。
自分が今生きている「場所」の再発見、そしてその肯定を表明する言葉である。
「魂への回帰」とは、人が真に根差すべき場所をあらためて確認することなのだ。
しんのに抱かれたあおいがまるで、あやされる赤ん坊のように描かれるシーンがあるが、
ここにもおそらく、それぞれの固有の風土に抱かれて育まれる
人間存在の本来の在り方への暗示が含まれていると自分は解釈する。
この空の青さが魂の宿りだからこそ、どこまでも高く高く、跳ぼうとする。
この場所が魂の故郷だからこそ、どこまでも遠く遠く、駆け巡ろうとする。
このシーンは秩父への、そしてすべての「魂の故郷」に捧げられたオマージュである、
そのように捉えていいのではないだろうか。
デラシネ=故郷喪失。かつてアクチュアルな思想課題として熱く論じられた
あのテーマが、今再びここに喚び起こされているのだろうか——。
アニメ史に残るであろう記念碑的な連作・秩父三部作を締めくくるものは、
魂の「根差し(enracinement)」をめぐる新たな思索の可能性への
いまだかすかな予感なのかも知れない。
{/netabare}
(エピローグ)
{netabare}
エンディングに織り込まれた趣向は、エピローグと呼ぶのが相応しいものだ。
あおいたちのその後の歩みが、何枚かの写真によって伝えられる。その中の、
華やいだ記念写真に混じって、部屋の中だけを写した異質な一枚が注意を引く。
おそらく、ひとり暮らしを始めたあおいの部屋の中なのだろう。
愛用のベースの隣にはあの「あかねスペシャル」が仲良く並べられている。
慎之介とあかねが結ばれた後も、魂のしんのはずっとあおいと共にいる・・・
あおいのエア彼氏として(笑)。どうやらそんな感じの結末のようだ。
{/netabare}
総評:(主に前二作との比較を、旧レビューから再掲。)
{netabare}
「あの花」「ここさけ」に見られた求心性と緊迫感は
物語の固有の磁場を形成する、オリジナルな原初の「事件」に由来する。
原罪とも呼び得るトラウマからの解放に向け、極限的な感情と言葉とがぶつかり合い、
それらが思春期の心の揺らぎと共振し、作品は独特の屈折と陰翳を帯びる。
そうした内発的な展開の契機が、今作ではいわば外部化されている。
両親の死亡によるあかねの東京行の断念は、一般的な人生の有為転変に属しており、
そこにはあの私小説風の、特異で尖鋭な端緒が見られなくなっている。
また、説明的な描写、外的要因に頼る展開などに、一種の省エネ志向が認められる。
例えば、慎之介とあかねが会場の裏手で偶然出会う重要なシーン。
ここは再会した二人の心の揺らぎをもっとじっくり描くべき所ではないか?
目撃したあおいが姉の知らない一面を再認識し、一方でしんのの消滅を恐れて
板挟みの苦悩を深めるという方向につなげるのは、確かに無駄がなく効率的だが、
その分、キャラクターの心情への共感的な没入が妨げられる。
予期せぬ偶発事の発生で急転直下、物語に決着がつく終盤も展開本位だ。
視聴者は作品の中に入り込むよりも、外から筋の流れを追っていく感じになり、
映画的な感興がそがれ、テレビドラマ風な平板な印象が残ってしまう結果になった。
発展と見なせるのは、過去に関わる葛藤の乗り越えを描くのに際して、
思春期の心の「成長」から、人生の「成熟」へと視野が拡大し、さらに
それを促す要件としての「魂」の存在が、暗示的に主題化された点だろうか。
視点を多重化した本作の試みは功罪両面で評価できそうだ。
複層化に対応した構成は、前二作よりも明らかに緊密になっているが、
それにもかかわらず、逆に弛緩したような印象を受けることは上記の通りであり、
作品としての感銘度では、前二作には及ばないというのが自分の結論である。
蛇足になるが「井の中の蛙~空の青さを知る」というこの格言を
「魂」の方向に徹底させた言葉があるので、引用しておきたい。
沖縄学の父と呼ばれる伊波普猷が座右の銘とした、ニーチェの言だそうである。
曰く、
― 汝の足元を掘れ。そこに泉はある。 {/netabare}
(初投稿 : 2021/06/01)
シボ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
AI さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最初は登場人物が苦手な感じかなと思ったけど終わるころにはみんな好きになった
今の自分にとって理想の最高のアニメって感じがした
すごく素敵でした。
知らないうちにアマゾンプライム会員になっててすぐに解約してショックだったのですけど、まだ見られる期間があると言う事で払った分取り戻そうとたまたまこの映画を観ました
4か月無駄に払い続けていたのが得したとおもえるくらい良かったです。
ありがとうございます。
月桂樹 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ぺー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
2019年公開のオリジナル劇場版 107分
ここに集う皆さんには“超平和バスターズ秩父三部作の三本目”ですけどなにか?…で紹介は充分かと。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2011年)』『心が叫びたがってるんだ。(2015年)』の流れを汲む4年に一度の超平和の祭典。密かに2023年でまた何かやらかしてくれないか期待してる私です。
制作はCloverWorks。A-1 Pictures高円寺スタジオが改称しただけのようですので、三部作どれも同じ会社&主要クリエイターでの共同作業ということになるんでしょうか。きちんと集大成であることが伝わってくる力作でした。
ただアニメファンだからこその鬼門もありまして、やや一般層を意識した要素が散見されること。ほらほら「万人受け」って言葉は苦手でしょ?
プロデューサーに川村元気氏。オタ全開な新海監督の作品を垢抜けた装いにしメガヒットを飛ばしたお方ですよね。また、売れ筋アーティストの起用&主人公には人気俳優さんを配置ってのでピクッと反応しちゃうところがあります。
岡田麿里脚本ということは、めんどくさい女子だったり青春こじらせ系な物語なんだろうな。今回はマスマーケティングの香りがするぞ。といった事前評価でしょう。その点については良くも悪くも期待に沿ってたと思います。
悪い点は予想の範疇だったこと。常連客が喜ぶいつもの仕様に本作ならではの要素でプラスに転ぶかマイナスに転ぶかどうか。
良い点は俳優さんの演技が想像以上。相生あかね(CV吉岡里帆)と金室慎之介(CV吉沢亮)両名良かったっす。吉岡さんの声質はやみんぽかったり、吉沢さんほぼ2役のようなものでしたが演じ分け出来てました。あと良い点もう一つ。秩父の風景画が過去2作を凌駕する勢い。遠景もありスポットもありました。秩父の宣材資料として申し分なくいくつか組み合わせるだけでPR動画ができそうなくらいです。
周辺はそれぐらいにして内容です。
あらすじは混み入ってるため省略。主人公相生あおい(CV若山詩音)の幼少期にのどに刺さった小骨。その時高校生だった姉のあかねと彼氏の慎之介(しんの)もそれはそれで一悶着あり、が物語の起点。そして時は流れてあおいは高校3年生。人生の分岐点で小骨にどうけじめをつけるのか。
集大成らしくいつもの“こじらせティーン”はもちろんのこと新たに“こじらせアラサー”も加わってやけにめんどくさいことになってます。ファンタジー設定も健在。トラウマ発生地点の13年前で時がストップしてたのか高校生の慎之介くん(生霊!?)が未来の世界に登場し物語を動かします。「おい○○年後の俺、元気でやってるか?」枠。小学校の頃埋めたタイムカプセルを掘り返しそのピュアっピュアな内容に触れて、やさぐれた自分に羞恥の波が襲い掛かってくる感覚に似てます。
青春ものの良さの一つに過ぎ去りし日々への憧憬があります。あの頃は良かった!ってやつですね。
ただそれは視聴者である我々が感じたいことであるわけですが、本作では登場人物にその気があるのです。おそらくアラサーどストライク。社会に出て清濁合わせ飲んでなんとか折り合いをつけてる今日この頃。理と情であれば前者なければ物事が進まないことを熟知してる大人に「大切なのは気持ちだろ!」を突きつけるお話でございました。普段鬱屈してる分心地よさを感じます(笑)
人間関係はやや混み入ってるんですよね。
思えば『あのはな』は ※のネタバレ
{netabare}仲間の事故死という幼少期のトラウマを高校生になって仲間たちと克服する。{/netabare}
思えば『ここさけ』は ※のネタバレ
{netabare}両親離婚の原因は自分という幼少期のトラウマを高校生になって仲間たちと克服する。{/netabare}
そして『空青』は ※のネタバレ
{netabare}幼少期発生した姉向けの自責の念(あおい)と時が止まって動けないアラサーとのコンボを{/netabare}
{netabare}同世代の仲間というより大人たちや小学生だったり今までにない縦の世代軸を使って克服する。{/netabare}
{netabare}しかも恋愛要素は過去2作品の比ではないくらいマシマシ{/netabare}
“トラウマ”と“解決メンバー”でみるとより複雑になってることが分かります。三部作の最後を飾るにふさわしいとの見立ても可能でしょう。
そんなこんなで“集大成”を楽しみながら、いつもながらのめんどくさい青春といつもに増して多層化した物語に触れたい気分に合いそうな大人向けの佳作です。
なお自分には混み入った恋愛ベクトルへの理解が不足しているのと、あおいちゃんがめんどくさい通り過ぎて駄々っ子に見えたこともあって嵐を呼ぶ感動とまではいきませんでした。
※ネタバレ所感
■されど空の青さを知る
{netabare}「井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る」
~を知らず に続きがあることを知ってなんかよくわからんけどスゲーと思ったのはいつだったか…
本作品のメッセージでしたよね。井=秩父、大海=東京みたいな空間的な意味もありましょうが、解釈の拡がりはありそうです。自分はされどの部分を「置かれた場所で咲きなさい」と受け取りました。{/netabare}
{netabare}首を横に振ってみたら周囲を認知できるけれども井戸で遮られたらそこまで。
首を縦に振ってみたら地面と空の青さは確かにわかる。遮るものがない空は井戸の中でできることとしては最上級となりましょう。{/netabare}
{netabare}この縦と横を人間関係に置き換えてみます。
横は言わずもがな仲間たち。同級生ら横の繋がりです。縦は親・姉兄・弟妹・年上・年下の異なる時間軸同志の関係。年齢が違う者らの縦の繋がりです。
繰り返しにはなりますが『あのはな』『ここさけ』はあくまで横の繋がりで完結しているTHE青春ストーリー。縦はあってもスパイス程度でメインには躍り出てはきませんでした。これらは大海を知らないからこその刹那の耀きを感じ取る作品群です。
翻って本作『空青』について
横にしか振ってなかった首を縦に振ってみて初めて見える世界
先述した通りに理解が不足してる俺氏ということで100%楽しめなかった感はあります。
それでも前作以上の深みとコクや雰囲気の良さはこういうところから感じ取れたかなと思います。{/netabare}
視聴時期:2020年10月
-----
2020.10.24 初稿
2021.08.14 修正
みどりーぬ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
栞織 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ミュラー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
超平和バスターズ3部作の3つ目らしいが、個人的にどれも刺さらないなあと思っています。
舞台はもちろん秩父。高校時代にバンド関係で仲良かったあかねと慎之介。慎之介は夢を追って上京し、あかねは妹のあおいの面倒をみるために秩父に残り、それ以来互いに接点が無かった・・。
そしてそして、13年の時が流れ、ひょんなことから再開した二人。二人の仲は進むのか・・。
という流れ。まあ、見ている分には面白いし、妹のあおいちゃんはカッコイイ。
でもひねくれている私は、そんな、13年も恋人できなかったのぉ?とか、
やっぱ田舎ってやだわ、とか。
いい年して不器用なことすんなよとか、思ってしまって、素直に受け入れられなかったのも事実。
中年男女じゃ、なんだか清々しさが無いんだよねえ。
それに慎之介もあかねも両方いまいちじゃん!
恋人にするなら、あおいちゃんがいい!
みなさんそう思いません?
と言うわけで、なんだか本編に関係ない方向のレビューとなったので、この辺で終わり。
二足歩行したくない さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
両親が他界し、姉妹二人きりで暮らすことになった高校生の「相生あかね」と、妹の「あおい」が主人公。
あかねは同じバンドメンバーで交際していた「金室慎之介」に、一緒に東京に出るという約束をしていたが、ある日、お堂の前で別れを告げ、あかねは地元の市役所に就職して一人、あおいを育てる。
それから13年の月日が流れ、あおいが高校3年生になったある日、彼女らの済む地区で大物演歌歌手・新渡戸団吉を招いて音楽祭を行う企画が持ち上がり、あかねと、同じ市役所に勤める、元あかねと同じバンドメンバーだった「中村正道」がその対応をすることとなる。
団吉の到着を待つあかね、あおい、正道の前に、団吉が現れるが、そのバックバンドメンバーに金室慎之介がいた。
東京に出てミュージシャンになる夢を、叶えるは叶えたが、思っていた夢とは違っていた慎之介は、夢破れ、やさぐれていた。
そんな折、お堂でベースの練習をしていたあおいの前に、13年前の姿の慎之介が現れる。
実体があり、ものに触れられるが、過去の姿と記憶そのままの慎之介は、なぜかお堂から出ることができない。
地縛霊か、生霊か、というところはともかく、夢を捨ててこの地で過ごすことを決めたあかねと、自分で自分を制限している姉にどこかじりじりしているあおいが、大きく動き出す物語となっています。
13年前から続く日々が大きな楔のように縛り付けている、そのきっかけとなった出来事が、あろうことが実体を伴って目の前に現れてしまったからさあ大変、という感じの展開と思いました。
夢を持ったままの慎之介と、とてもなりたい大人とは言えない姿となってしまった慎之介の二人の慎之介が現れますが、物語は慎之介にスポットをあてて進んでいないです。
そのため、『忘れかけていた夢を、過去の自分が現れて気づかせてくれる』 みたいな、疲れたおっさんの自己啓発的なところは本作のメインテーマとは違うのかなと思いました。
主人公のあおいは高校3年生の女子高生ですが、女子高生らしい初々しさやキラキラしたところは一切ない、ひねくれたクソ生意気なタイプです。
彼女は、あかねを開放するため、進学せずに東京に向かうことを決めているのですが、それだって人生の選択の一つであり、否定することはできないものの、やはり考えなくていいことを考えて、誰かにお願いされたわけでもないことに人生を使っている感じがします。
本作は彼女、あおいの動向にスポットがあたっていて、彼女の中にある、ずっと長い間冷凍庫に入れっぱなしで熱湯をかけても溶けない氷が力技で溶かされるような、説明が難しいですが、そんな過去の精算が描かれているように感じました。
物語は淡々と、いつもどおりの人々がいつもどおりの日々の中で進みますが、ある事件をきっかけに心が決まります。
そして最後は、動き出して、そして改めて考えて、そしてようやく進むことができたのだなと思いました。
なお、"あの花"、"ここさけ"に続く「超平和バスターズ」原作作品です。
前2作で良かった方は期待を裏切らず、期待以上の作品になっていると思います。
Alice さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タック二階堂 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
datteba さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ストライク さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
Takaさん さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
主人公に魅力を感じなかった。
アニメでタレント使うのもねー
上手ければいいけど、客寄せパンダみたいな感じのキャスティングはね。
{netabare}
オーソドックスに、あおいの姉31歳と慎之介&しんのを中心に構成した方が
しっくりくるのでは?と思った。
{/netabare}
ASKA さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
あの花の長井龍雪監督が描く「あの花」「ここさけ」と同じく秩父を舞台にした
青春映画です。
あの花、ここさけと同じく青春恋愛映画です。
また秩父を舞台にしており忠実に再現された秩父も見どころです。
きりがくれ さんの感想・評価
1.7
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 2.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ごめんなさい。
私には何ひとつ響きませんでした。もう観ることはないと思います。
「思いつきの設定でエンタメ作をいっちょう作ってみました。おしまい。」というものかな,というのが私の感想です。
まだ初心者 さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
“あの花”ファンなので観ましたが、はっきり言って面白くなかったです。
リアル風なのにファンタジーが混ざってるのが苦手でした。
“あの花”もリアルにファンタジーが混ざった内容なのですが、なぜかこの作品は面白いと思えませんでした。
作画のクオリティは高いと思います。
歌もあいみょんとか使ってるのでいいと思います。
声優はあかね役以外良かったです。吉岡里帆は下手いです。ふくし君は上手かったです。
個人的には中途半端な作品だなぁといった感想です。おすすめはできないです。
テナ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ato00 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
長井龍雪監督秩父三部作のトリ。
繊細な心情描写の作品である。
「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」
この言葉に惹きつけられる。
主要登場人物は3人。
歳の離れた姉妹、あかねとあおい。
あかねのかつての恋人、しんの。
それと13年前からきた若かりし、しんの。
姉あかね思いの妹あおいが魅力的。
姉を気遣いつつ、しんのへの恋心に苦悩する。
絞り出すような「泣いてないし」
切ないながらも、確実に前に進む強い意志を感じる。
主題歌は、あいみょん歌う「空の青さを知る人よ」
ちょっとハスキーでぶっきらぼう。
それがまたナチュラルに心に響く。
”君が知ってる空の青さを知りたいから 追いかけている追いかけている 届け”
<追記;本編視聴後>
{netabare}大胆ですね、作品も観ずにレビューするなんて。
当時、主題歌とPVにそれほど惹きつけられたのです。
最初に言っておきましょう。
やはり私にとってはどんぴしゃのアニメでした。
ジャンルはまさしく青春ど真ん中。
それに、SFテイストも若干加えて。
そして、背景である秩父盆地が美しい。
ほんと、ぼっーと空を眺めていたいほど澄み渡っています。
まず何と言っても、主人公のあおいが魅力的です。
この年代特有の反攻的な表情や声が豊かに表現されています。
それと、あかねやしんのに対する気持ちもストレート。
自分なりに隠してるけど。
物語は、しんのとあかねの関係で動き出します。
生霊?である13年前のしんのは、二人の関係性が生み出したものじゃないかな。
夢に破れたしんのと夢を諦めたあかね。
この二人の感情のもつれを引きちぎりたかったのでしょう。
人間って基本、井の中の蛙なんです。
だから、大海を知らない人が大部分。
でも、それでいいのです。
だって、それでこそ空の青さの尊さを感じとれるんだから。
一番大切ものが、暗闇の底で目を凝らしていると徐々に見えてくる。
人生ってそんなものじゃないかなって思わせてくれる作品でした。
あおいにとって、ちょっとやるせなさが残るハッピーエンド。
長い人生の入口に立ったばかりのあおいにとって、この体験はどのように映るのかな。
きっと、出口で振り返った時に喜びも悲しみも幾星霜と思えることでしょう。{/netabare}
空の青さを知る人よのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
空の青さを知る人よのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。2人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、2人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして金室慎之介の名があがる。あかねのかつての恋人であり、高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が町に帰ってくる…。時を同じくして、あおいの前に、突然“彼"が現れた。“彼"は、しんの。まだあかねと別れる前の、高校時代の姿のままで、13年前の過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会をきっかけに、次第に、しんのに恋心を抱いていくあおい。一方、13年ぶりに再会を果たすあかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。(アニメ映画『空の青さを知る人よ』のwikipedia・公式サイト等参照)
吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音、松平健、落合福嗣、大地葉、種﨑敦美
原作:超平和バスターズ
監督:長井龍雪、脚本:岡田磨里、キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
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ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年秋アニメ
キリト、ユージオ、アリス。二人の修剣士と一人の整合騎士が最高司祭・アドミニストレータを打ち破ってから半年。戦いを終え、故郷ルーリッド村で暮らすアリス。その隣には、親友を失い、自らも腕と心を失ったキリトの姿があった。彼を献身的に支えるアリスに、以前のような騎士としての心は残って...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年10月19日
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ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年11月29日
橋から見る夕暮れ、 懐かしい匂い、幸福路で出会ったのは 忘れていたあの日のワタシ―。アメリカで暮らすチーの元に、台湾の祖母が亡くなったと連絡が入る。久しぶりに帰ってきた故郷は記憶とはずいぶん違っている。運河は整備され、遠くには高層ビルが立ち並ぶ。同級生に出会っても、相手はチーのこ...