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「HELLO WORLD(アニメ映画)」

総合得点
72.5
感想・評価
225
棚に入れた
1028
ランキング
1140
★★★★☆ 3.7 (225)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.3
音楽
3.7
キャラ
3.7

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HELLO WORLDの感想・評価はどうでしたか?

さあや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

CG合成とのバランスが良い、最後のコマだけで議論と辻褄が合わない。

設定、展開、ラスト、技術、声優のセレクトも良かったです。
ただ最後のラストシーンはどう考えても辻褄が合わない。
前に作中で説明した時系列と矛盾しているため、どうしても全てのキャラを救いたかったとしか意味が合わない、と感じた、

声優も俳優陣ばかりで、プロ声優は少ないが、しっかり素人演技が下手な俳優を雇用していなく、及第点まで演技を持っていける俳優を選出しており、作画とCGの組み合わせも違和感が怒らないので、真面目に作られている映画だなと受け止められる。

投稿 : 2024/08/06
閲覧 : 54
サンキュー:

1

ネタバレ

tea さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かったが、ありがちな展開

良かった点
野崎まどさんのSF世界観が良かった かなりライト層な自分でも見やすかった
作り物の世界の表現として、背景彩度を意図的に一部上げているなどの工夫もみられが面白かった
3Dキャラ表現もかなり綺麗だったと思う

悪かった点
『君の名は』のヒットをうけて企画変更を余儀なくされたそうだが
セカイ系の愛の力が物語の推進力になって世界が変わっていくストーリーはかなり食傷気味
先生と自分両方が助かりたいというシーンも、主人公の内面描写が足りなかったのか正直心の動きがよく分からなかった。

全体として、ビジュアル/世界観は良かったが ストーリーがありがちだな...となってしまった。キャラの感情移入もそんなに出来なかった

投稿 : 2024/06/03
閲覧 : 58
サンキュー:

2

ネタバレ

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

オタク向けセカイ系SFエンタメ映画の傑作

 3Dで制作されたセカイ系SFボーイ・ミーツ・ガールの要素を多分に含んだ作品であり、SF要素としての世界観はありつつもエンタメ映画としてストーリー展開や動きの盛り上がりも多い作品。
  見終わった感想としては非常に面白いどんでん返しで感嘆させられた映画だった、という感想。SFチックな色々な要素に加えて厨二病感ある万能のグッドデザイン、そしてHello Worldという文字に回帰する新たな世界の誕生。僕と彼女の愛の力が世界を動かす!これこそセカイ系!そして彼女である一行瑠璃さんももっと可愛らしいシーンは合ってよかったとは思うものの最後のどんでん返しでわかる愛の形!愛されていただけでなく、愛していたのは彼女だったというお返しのような形。意外性のあるラストというわけではないんですが腑に落ちたような感じ。ずっと3Dで描かれていたところで最後に手書きアニメーションで登場するところが響きましたね、可愛かったし、ようやく僕に思いが届いたという解決法を見せてきたことに驚き。
 結構話自体はシンプルだったし行動原理もはっきりしていた上にエンタメ性に結構振ってた映画であったし物語の説得力もありかなり満足。最後の方のエンドロールの描写がお気に入りかもしれない。
 3D作画に関してはぬるぬるとした動きながら結構違和感なく手書き作画のアニメ以上に結構表情や動きもすっきりしていた感じ。作画はとっても良くてすんなり世界観に入り込めて楽しかった。作品としてのクオリティもすごく高くて見てよかったし考察してもじっくり楽しめるような作品だった。
 問題点としては浜辺美波さんの声優としての演技。ちょっとさすがに滑舌も悪かったかな…。そこだけ。

投稿 : 2024/03/19
閲覧 : 96
サンキュー:

1

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いつだってラスト1秒がミラクル

劇場で鑑賞しています。
たしか副題は、タイトル風だったような記憶です。
とは言え、初見は理解に全く及ばす、印象は最悪な自己嫌悪でした。

理系の作品に文系的な期待なんかするんじゃなかったよ・・・。

でも、今になってようやく極上の逸品との評に行きつきました。
それではいつもの私論で、押し切りたいと思います。
悪しからずご容赦くださいませ。


~    ~    ~


推論と結論から申し上げれば、私の視点は唯一、現実世界の一行瑠璃さんにフルシンクロしています。
だから・・・つまり・・・本作を逆回しに観ることで、ようやく腑に落ちたという感じなんです。

最初に、最後のシーン。
ナオミはベッドに昏睡しています。
心配そうにそばにつきそうのは大人の一行さん。

周りには何やら訝しげなハイテク機器が並んでいて。
それって生命維持装置?
それとも量子コンピューター??

つまりは、この地点が一行さんの "現実" ってことです。


~    ~    ~


そんな彼女の想いは、いつだってラスト1秒の奇跡を期待しています。


そうなんです。
彼女は、その1秒を何兆倍にも拡張させるハイテクで、ナオミの意識を覚醒させようとしてるんです。

世界にたった一つの愛を、もう一度呼び覚ますために。
ナオミの記憶に、かならず取り戻させるために。

昏睡状態にあるナオミの脳に干渉し、介入し、刺激を送っているんです。

ときには電気的な "カラスやハンド" で。
あるいはオソロシゲな "狐面や落雷" で。


ナオミが出逢った頃のツンな一行さんを登場させ(ちょっと可愛らしさを盛りすぎな一行さんではなかろうか)。

彼女に出逢った頃の直美を造形して、ナオミを通じて直美に懇願までさせて(どれだけ一行さん必死なんだ)。

かつて京都で恋した二人の軌跡を、ナオミの意識に呼び覚まそうとしているんですね。

今だって、いつまでだって、一行さんは信じている。

その1秒前のミラクルを信じて、ベッドのそばでナオミの回復を待ち続けているのです。


~    ~    ~


そこに思い至った瞬間、私の脳裏に HELLO WORLD の意味を受け取ることができたのです。
(もちろん、私なりにですけれど)

その二文字は、一行さんが絞り出す心の叫びだった。
ナオミと生きていきたい世界の扉をこじ開けるコールサインだった。

HELLO・・・あなたの世界は、今どこに漂っているの?
HELLO・・・わたしの世界と、どう繋いでいけばいいの?

電気信号でしか送ることができない彼女の一念。
月と地球の配置が、二人の隔たりを象徴しているかのようです。


~    ~    ~


視聴者が最初に体験する空前絶後の出来事は、一行さんがナオミと直美に施した "技ありな演算(シナリオ)"。

直美は一行さんがナオミの無意識の世界に滑り込ませたヒトガタの仮想データなんですね。

え?
それって、もしかしたらもの凄いテクノロジーなんじゃないの?

昏睡している脳に、電気的にモノガタリを構築させるなんて!
図書館の出会いから目覚めの再会までを演出するテクノロジーってナニ?


ならば、地球を眺めてるシーンに、私はついつい深読みしてしまいます。

一行さんの情と理を窮(きわ)めた結果として、母星に干渉しない場所を選ばせたのかもしれないと。

あるいは、映画館での鑑賞それ自体が、先端科学と人間の幸福追求の未来性を思いなすためのシミュレーションだったのかもと。

そんな捉え方なら、もう少しSFを "体感" できたかなぁと思っています。


~    ~    ~


まぁ、とにかく、そんなすごい超絶科学を、いかようにも捻じ曲げてしまう "愛のチカラ" です。

キービジュアルをようくご覧になってください。

一行さんが手に引いているのは、ヴァージンな頃の二人の記憶です。
向かう先には、無頼を押しつける仲介役のナオミが待ち構えています。

一行さんは、そこへ連れて行こうとしているように私には見えます。
二人に一番まぶしかった景色を、目覚めのきっかけにするために。


どうしてどうして、女の初一念は侮れないものでしょ?

さぁ、貴方にもそんな HELLO WORLD の世界観を!

もしも一行さんみたいなタイプがお好きなら・・・。
もちろん、そうじゃなくたっても・・・。

未知のバーチャルリアリティ世界に、本気でダイブなさってみてはいかがでしょうか?

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 303
サンキュー:

11

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

HELLO、WORLD

グラフィニカ制作。

2027年、京都、
内気な少年が突如カラスに導かれるまま、
パラレルな世界へと突入するSFファンタジー。

開幕から爽快な音楽で楽しませてくれる。
京都の街並みを俯瞰でダイジェストし、
青春の足音が、軽快にリズムをとる。
馴染みあるキャラデザインは好印象である。

皆さんの感想も拝読しましたが、
{netabare}恋愛要素を期待すれば肩透かしをくらう。
想像以上に本格的にSF展開が続き、
少々、苦しい感想である。
ただそれはこちらの勝手な期待であり、
映画としては及第点ではないでしょうか。{/netabare}
景観も良く、美しい青春劇でもあります。

仮想現実での冒険はやがて、
{netabare}この世界の真実を明るみにする。
世界は二重の入れ子構造であり、
数々の選択肢が未来を改変、刺激し、
物語は複雑なままで、幕を閉じる。{/netabare}

新しい地平は希望に満ちている。
ハロー、ワールド、良い言葉です。

投稿 : 2023/04/25
閲覧 : 821
サンキュー:

46

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゼーガペインめいた野崎まどSFのラブコメ映画。ギミックは素晴らしいが、ドラマはそこそこ

野崎まど脚本のSFラブコメ映画。京都?が舞台。
「ゼーガペイン」とか「ソードアートオンライン・アリシゼーション編」みたいなSF要素が見所か。
※作品データベース様より転載

【良い点】
野崎まど氏らしい、凝ったSF設定。
主人公・堅書直実(かたがきなおみ)とヒロイン・一行瑠璃(いちぎょうるり)の住む京都が実はゼーガペインの舞浜サーバー状態だった!とか、堅書に助言してくれる先生は現実世界のオリジナル堅書だった…と思いきや真の狙いは…!?云々の、量子コンピューターやら仮想世界アルタラやら、とにかく凝った設定と、それを活かした驚きの展開を見せてくれる。

前半は割と王道なラブコメで、とっつき難いヒロイン・一行さんが(先生の助言込みとはいえ)次第にデレて仲良くなっていく過程が微笑ましい。
ふたりとも奥手で敬語なのも良い雰囲気。
どちらも本好きで本を通しての青春恋愛物として普通に良かった。
一行さんが可愛い。ガードが堅いように見えて実は誠実に接していればそこまで攻略難度高くない感じ。

終盤からラスト怒涛の展開。
かなり強引な気はするが、全方位ハッピーエンドに収めたのは後味が良かった。
入れ子箱のような世界観で上位次元一行さん?に先生が救われる…ややこしいが、なるほど、良い話だなと納得した。

声優陣は下手ではあるが、 浜辺美波氏は一行さんの堅いキャラには合っていた。

【悪い点】
初っ端から舞台がサーバー内だと明かしている為か、凝った設定の割にはあまり意外性が無い。
普通、自分の世界や存在がデータに過ぎないと分かったら激しく葛藤するような?
(ゼーガペインだと徐々に違和感が高じて驚愕の真相!となるが、本作は尺が足りないためやむを得ないか)

リアル世界出身?の先生の裏切り、真の狙いは驚きではあったが、視聴者のメタ視点では(まあそれもアリかもな)と思えてしまう。
そこからの展開が釘宮カラスによるデウスエクスマキナ気味で受動的。
堅書にとっては裏切った先生は全能の神で、一行さん取り返すには神と神の世界に抗うに等しい絶望感があるはず、そこであっさりご都合助っ人登場で葛藤が少ないのは盛り上がらない。

アイドル的な可愛い子の存在意義があまり無い。

真相が分かりづらい。
実は先生もまた…とか、カラスの正体は…とか、映画だけの初見では分からなかった。

【総合評価】6~5点
SFとしてはかなり良くできていて見応えがあった。
ラブコメとしては驚きの世界観ありきな感じで、まぁまぁ止まり。
評価は「良い」
1クールアニメで見たかった、勿体ない。

投稿 : 2023/04/22
閲覧 : 128
サンキュー:

4

gm560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

学生もののSFが好きな人向け

賛否両論ありそうな感じのストーリーですが、
個人的にはこういうの好きですね。
しっかりとSFしている世界観が楽しめます。

学生ものなので、当然のように恋愛がメインの話になります。
ミステリー要素も結構あって、私の予想はかなり合ってると、
思いきや、最後の最後まで見たらちょっと違ってました。
こういう裏切りは見終わって、ほんのりと嬉しいんですよね。
わかりやすいストーリーで、合う人は引き込まれると思います。
恋愛と謎の多いSFが見たい人におすすめです。

投稿 : 2022/11/12
閲覧 : 145
サンキュー:

4

overnao さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

確かにラスト1秒でひっくり返った

本作の公式キャッチフレーズ「ラスト1秒でひっくり返る」の通りに、確かに物語の最後の最後でひっくり返りました。
ある程度SF慣れしてる人にとっては想定の範囲内のひっくり返り度合いだったかもしれませんが、お茶の間エンターテインメント映画としては十分意表を突かれるエンディングでした。
全体的には、使い古されてきた古典SFネタを、今風なストーリーと美しいグラフィックで焼き直し、髭男のおしゃれな楽曲とイケてる俳優陣(専業声優ではなく)を声優に起用して、アニメに興味がないような一般大衆でも見やすい作品に仕立てたという雰囲気です。
2000年代にこのアニメが発表されてたらサマーウォーズ並のヒット作になっていたような気がします。近年はSFを題材としたアニメが精鋭化され本作くらいの脚本では視聴者が驚かなくなってきていたり、制作陣もインタビューで言っていたように、君の名は以降大衆がアニメ映画に求める要件が変わってきているという理由から、話題作にはなれなかったようです。
フツーに面白い作品なんですが、フツーに面白いだけではダメな時代になってしまったんですねぇ。

投稿 : 2022/05/22
閲覧 : 432
サンキュー:

7

ネタバレ

Paragon さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

偶像>真実

画像 4
ストーリー 5
声優 4
97分楽しめました。
自身の願望をいかにして達成するか、
偶像にて実行し、結果敗北、否、協調。
結果、、、、、、、ラストw

投稿 : 2022/05/11
閲覧 : 128
サンキュー:

1

マドラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見た後に是非考察もしてほしい

SF全開の作品です。近未来の京都が舞台で主人公のもとには未来の自分が現れます。そこから不思議な力を使いつつ、ヒロインと仲良くなるために全力する話というのが本筋ではあるのですが、世界観が凄くて一気に引き込まれるでしょう。

中盤以降怒涛の展開が待っています。ガンガン進みますが全くついていけないわけではない状態にできているのがこの作品の良いところ。そして最後にはそうくるか・・・!つまり??みたいなことも考えられるようになっています。

もしこの作品が気に入ったならば、野崎まど先生の小説を漁ってみるのがいいでしょう。きっと気に入るはずです。「[映]アムリタ」がオススメです。

投稿 : 2022/02/06
閲覧 : 217
サンキュー:

3

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

結局この世界はどの世界なの?

クラスでもあまり目立たない内気な高校生の
堅書直実。

ある日、10年後の世界から来た未来の自分であるという
青年ナオミに出会います。

二人の直美とナオミが
未来で付き合うことになるものの雷に打たれて死んでしまう
同級生の瑠璃の命を救うために奔走するSFストーリーです。

未来を知っているナオミの絶対的な自信に対して
直美自身は可愛い女の子と付き合えるってことが信じられなくもあり
もしそんなことがあったらって舞い上がっちゃっいます。
(こんな嬉しい未来を提示されたらそりゃ頑張りますよね~)

序盤はそんな直美が頑張る姿が微笑ましくて
可愛いけど近づきがたかった瑠璃とお互い不器用ながらも
徐々に打ち解けていく・・
そんな二人が初々しくてとても良かったんです・・・。

ところが目的だった瑠璃を救うってことを成し遂げたと思った瞬間
からが、この物語の始まりで、実は頼りにしてた未来のナオミが
自らの目的を果たすためにこの世界の直美を最初から
利用して使い捨てにしたって事実が明らかに。

そこからは
まあ二転三転がある中でちょっと感情がついていかないまま
観終わってしまいました。

短い時間で裏切りや和解ってどうなの?って
(まあ同じ女性を愛した仲ってことなんですかね~)
正直、納得出来なかったんですよね。

あっ、でもそんな2人の直美に翻弄され続ける瑠璃はず~と可愛いし
良かったです。
(ラストはそこに瑠璃も絡んでって、ひねりすぎだよな~><!)


この作品
主人公のCVが北村匠海、ヒロインのCVが浜辺美波さん。

この2人は昔観てメッチャ泣いてしまった
実写映画「君の膵臓をたべたい」でも共演している2人なんですよね。

好きな俳優さんってのもあって贔屓目もあるけど声とか
キャラに合ってて違和感なくて良かったと思います。

浜辺さん演じる瑠璃の「やってやりましょう」
は良かったな~。

京都の風景や動きまくる構造物の圧巻の描写とか良いところも
あったので、物語がもう少し解りやすかったらな~って思いました。

投稿 : 2021/09/11
閲覧 : 269
サンキュー:

25

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

作画は良かったけど・・・・・・よく分からないとこがある

分からないのは、現実のルリはどうやって堅書を作り上げたの?
2037年のアルタラは、過去あったことを仮想現実で繰り返してるだけだったのに、宇宙でのアルタラは昏睡後の堅書を育て上げたってこと?もし堅書が2037年で昏睡してるのなら辻褄は合うけど、2027年の花火大会だとしたら合わなくない?一番可能性があるのは宇宙にあるアルタラは仮想を作り上げる能力があるってことだけど、そこら辺の説明が無いから少しモヤモヤが残る。

それと2037年にいる周りの人間は?実際にいるの?いるとしたらそれは誰?堅書の昏睡時期にもよるけど、もし上と同じ花火大会ならこれまた辻褄が合わない。一から十まで詳しく説明しろとは言わないから、せめて堅書の昏睡時期だけはっきりして欲しかった。



作画に関してはそれだけでも観る価値あるくらい良かった。ただCGを気にしない人限定だけど。

投稿 : 2021/08/29
閲覧 : 207
サンキュー:

4

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

堀口悠紀子氏のキャラで京都が舞台です

劇場版オリジナルアニメ 98分

ご縁があって迷作『バビロン』に触れた時に皆が口々にどう言ってたか?

 「やっぱり野○まどだ。あいつまたやりやがった」と。

『正解するカド』を知らない自分に1人の脚本家が記憶された瞬間でした。この映画。その人がシナリオ書いてるみたいです。漠とした不安。
スタッフでいえばキャラクターデザインが堀口悠紀子さんということで『けいおん!』『たまこまーけっと』などのどこかで見たような造形で展開されるボーイミーツガールにニヤッとできました。日常劇ではなく恋愛もの。正直これだけでなんとなく満たされました。
{netabare}※節穴eyesのため放言するとヒロインの見ためが秋山澪にしか見えなかったです。知ったこっちゃないだろうし言われて迷惑でしょうけど…{/netabare}

視聴動機はあにこれ。自分は視聴前作品のレビューをほぼ読まないためレビューに触発されてではなく、レビュー数に着目。ここ最近の映画もので100件超えてるものは視聴候補に挙げてます。だから皆さんレビュー書いてくれるとありがたい。


ということで観てみました。わりと流して観てみました。あらすじは省略。

不思議と面白かったです。
内容理解できてませんが面白かったです。
辻褄合ってない気もしますが、胸が熱くなりました。

なぜなんでしょうか?
舞台は2027年の京都、とSF仕様。

いろいろ外ではごちゃごちゃしてましたが、「好き」という感情をこねくり回しておらずシンプルにメッセージを発し続けてたからかもしれません。

不満はありますよ。
挿入歌や劇中曲も好みでなかったのかアニメーションと喧嘩してるようにも見えたし、
自然派動画ならまだしもSFならではの強烈な画に職業俳優さんの芝居は負けていて見劣りがします。


結末もわりと好みでした。私も本作品のレビューはこねくり回さずこれにて閉じます。
結局のところ堀口さんのキャラで展開されるゴリゴリのラブストーリーという見ための希少感に引き寄せられたと言えなくもない気がする。


追伸
{netabare}これ略称は“ハロワ”でいいのかしら…{/netabare}



視聴時期:2020年11月 

-----

2020.11.03 初稿
2021.08.15 修正

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 656
サンキュー:

46

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

京都に暮らす内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。というあらすじ。

主人公を北村匠海、10年後を松坂桃李、ヒロインを浜辺美波が演じる。

まあそれなりに面白かった。
平面ではなく、立体的なキャラクター。結構良い感じだったと思う。

{netabare}仮想空間で瑠璃の精神状態を落雷当時にまで近づけて現実正解で実は生存しているが、意識が戻らない瑠璃の中身にしようとするわけだが、そこも現実ではなく、修復プログラムが暴走してしまう。なんだかんだあって10年後が消えてプログラムも強制的に止めて平和な仮想空間になったことで主人公の意識が本当の現実に戻る。実際は瑠璃ではなく、直実が意識ない状態だったようだ。そして、何故か月に住んでいる?{/netabare}

投稿 : 2021/08/01
閲覧 : 216
サンキュー:

9

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ラブストーリーマトリックス。本気で面白いSFでした。

 びっくりしました。SFでこんなに面白い作品があったなんて。SF設定の秀逸さはもちろんなんですが「面白い」というほうの比率が高いです。脚本が本当に良くて、頭を使って考察しながらも見られるし、キービジュアルで分かる通り、恋愛ストーリーとして楽しむこともできます。

 超ネタバレなので、できれば作品を先に見てください。

 さて、ストーリーは量子コンピュータ内で記録として生きている主人公のもとに、現実世界から来たと名乗る10年後の本人(先生)が現れます。そして、主人公がつきあうことになるヒロインが不幸な事故にあうのを防ぐよう伝えます。
 
 主人公はなんとかヒロインを助けたと思ったら、先生によりヒロインは消されてしまいます。ヒロインの人格を現実世界の昏睡状態にある10年後のヒロインに移すことで目覚めさせるためで、そのたくらみは成功します。この操作のためにヒロインが主人公と恋愛関係にならなければならなかったという事です(目ざめた時に好きじゃないと意味がないと取りましたが、ひょっとしたら精神の整合性みたいな話かもしれません)。

 10年後の現実世界のヒロインは目覚めますが、ちゃんとコンピュータ内での記憶を留めており、先生を拒絶します。その間、主人公はヒロインを追って現実世界にきますが、ここで主人公が登場することでこの世界も現実ではなく、コンピュータ内のシミュレーション空間だと分かります。

 この操作によって暴走したコンピュータから逃れ、主人公とヒロインは別の世界に移ります。この世界は量子コンピュータ内の情報処理が暴走した結果ビッグバンを起こした結果生まれた世界でした。
 そして、本当の現実世界において、先生が目覚めます。そこは月世界でした。先生をよみがえらせるために尽力していたのは、ヒロインでした(後でいいますが、ここで目覚めたのは先生すなわち10年後の本人であり主人公ではないと思います)。

 さて、おそらく一番初めの舞台で出てきた、ピンクのリボンの茶髪のミスズちゃんという女の子。あれは月世界の現実世界のヒロインということなんでしょうね。結構露骨にピカピカ光ってたので多分合ってるでしょう。そうでないと2人の関係を見守っていた描写に意味がないですから。
カラスもヒロインで姿を変えていたということなんでしょう。

 主人公が買うと言っていた古本ですが、あれが燃えているところをヒロインは確認しているはずなんですが、不思議に思わなかったんですかね?若干引っかかるような描写をわざわざ入れているので、また考察したい部分です。

 ラストで月でよみがえったのは先生であって、一番初めの高校生2人は無限の計算能力を持つ量子コンピュータ内で生まれた宇宙の中で新しい世界に生きて行く、という解釈を取りたいですね。
 高校生の2人が月世界によみがえったというのでは、HELLO WORLDという題名が薄くなります。哲学的な話でもこの世は上位の存在が行っているシミュレータだ、という考えもありますので、そういう事でしょう。

 というわけで、いっぱい書きたい事がありますが、本気で面白かったです。マトリックスと同じ題材ですが、換骨奪胎して壮大なラブストーリーに仕上げたこの分野では最高峰の出来だと思います。


 で、ちょっとだけ欠点を。バタフライエフェクトという概念が間違っています。バタフライエフェクトは初期値の微小な影響が指数関数的に大きくなっていくことを表したカオス理論です。修復ができるならバタフライエフェクトの対象にはなりません。

 量子コンピュータがやっているのは、過去の記録の再現のはずでシミュレーションだという説明ではありませんでした。ただ、この話の趣旨からいって因果関係をシミュレートしているはずです。でなければ先生が登場したところで結果を変えられないのでは意味がないからです。その場合、先ほどのバタフライ効果の問題または量子論的に考えればラプラスの悪魔の問題がでてきますので、同一の結果にはならないはずです。
 といいますか、あの量子コンピュータが何をしたいのか、が説明しているようで説明していない。イマイチわかりませんでした。
追記;シミュレーションならタイマーをリセットすれば良いはず。時間が10年ずれている意味は?無限の計算能力があるからアクセスした時点を都度シミュレートしてる?人格のサルベージしても別人だという設定は良かったです。ただ、コピーはできないのか?元の世界とのずれで修正プログラムがはしるならシミュレータでなく現実の再現しかできないじゃん等。

 せっかくのハードSFなのでこのあたりにもうちょっとこだわりがあってもいいかなあ、とは思いました。まあ、それだけ奥が深い作品ということでしょう。

 あと、最後の1秒で…というレビューをたまに見ますが、この言葉だけで、最後の結果はある程度予想は出来てしまいます。究極のネタバレになるので人に語るときには注意したほうがいいでしょう。

 追記;そういえば「クリスティーナの世界」の絵がしつこいくらいに描かれていました。あれは確か脳がやられる病気で半身不随になった女性の絵ですので、先生の病気はこの絵の病気と同じということでしょうか。

 追記2;HELLO WORLDって、プログラムを習うときにプリント関数みたいな構文で習う奴ですよね。始まりを予感させる言葉です。
 また作品の最後でHELLO WORLDのロゴが真ん中で別れて白黒反転になっていました(キービジュアルもそうですね)。陰陽なのか分割なのかわかりませんが、やっぱり、月とは違う、新しい世界で高校生の主人公とヒロインはちゃんと恋人同士になれたんでしょう。

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 280
サンキュー:

6

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイムリープものとしては秀逸

アマプラで視聴。

京都にはかつて親戚が数多く住んでいて、学生時代や会社員時代も過ごしたことがあり、最近も何度か行っているので、出だしから親近感を持って見ることができました。ジモティならではのサプライズです。見知った景色がアニメとなって出てくるのを喜んでいるうちに、物語に引き込まれてしまいました。

SFですが、非常に複雑な入れ子構造のようなタイムリープもので、今でも完全に理解しきれていません。最後脳死状態から目覚めたオチがありまして、ひょっとして全部この未来から来た方の夢だったのかと錯覚するようなオチです。でもたぶんそうではない・・・。特殊な量子コンピューターがある世界も未来の歴史ではあったのだし、ああいった仮想空間が現実世界に侵食してくる現象も、この世界では「あった」のでしょう。その余韻が本当に素晴らしくて、そういった長編SF作品を読んだ気持ちにさせられました。

話としても読書好きな内気な少年が主人公で、本にまつわるエピソードが多くて、素直に感情移入ができました。未来から来た「先生」も、理由がはっきりとあり、こちらもいい男で、物語としては悪役でありましたが、最後救われたのはよかったと思います。話の展開も早くて、最後まで飽きることなく見ることができました。CGの使い方もすごくて、一見の価値はあると思います。アニメートや背景もよく作画されており、ヒロインも可憐で、青春ものとしてもよくできていて、涙も出ましたし感動もしました。主人公の特殊能力は、Fateの衛宮士郎のトレース能力とちょっと似ており、たぶんヒントになったのではないかと思います。

面白い作品なのかなと、アマプラの新着メールで見つけましたが、思わぬ拾いもので、これは本当に視聴してよかったです。

投稿 : 2021/05/11
閲覧 : 278
サンキュー:

12

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みかんとラッパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

野崎まどWORLD×SAO

2027年。京都ー

「アルタラ」と呼ばれるシミュレーターの中に
「いまのセカイ」すべてを情報として記録し、
仮想世界として再現しようとするープロジェクトがはじまっていた。

そんな京都における屈指の進学校ー堀川高校に通う
主人公、堅書直実(かたがき なおみ)のもとに突然現れた
松坂桃李こと未来のカタガキ ナオミ。

そして

「いまのセカイ」は10年後の未来で閲覧している
「アルタラ」の「記録セカイ」にすぎないこと、

さらには
3か月後に付き合うことになる一行瑠璃(いちぎょう るり)の
命を救ってほしいことを告げられる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「記録セカイ」でのシミュレーションが
史実とは違う方向へ動き始めたとき、
それは「パラレルワールド」=「新しいセカイ」の創造を意味する。

"Hello World" …C言語入門を思いだしますね。
Ubuntuにしろ何にしろ、「セカイの創造」の第一歩ですね。

話がそれましたが
これ(「パラレルワールド」=「新しいセカイ」の創造)は
SAOシリーズにおける「アンダーワールド」にも共通する哲学ですね。

さらには、SAOの人工フラクトライトにも共通する
「情報」としての「セカイ」は複製可能だということ。

このあたりが
ただのタイムトラベルものとは全く違うセカイをつくり上げています。

ラストの{netabare} 未来のじぶんが「アルタラ」を覗いていたセカイも
実は本当のセカイ(現実の世界線)ではなかった {/netabare}
というサゲはさすがに仰天しました。

伊藤智彦 監督と、脚本の野崎まど先生の
スーパーSFには本当に脱帽ですね。

こっそり野崎まどファンな自分としては
脇役の美少女ー勘解由小路 三鈴(かでのこうじ みすず)が
ラストをかっさらっていくのかと思いきや??
(○○のカドを思い出す・・・)

でしたが、どうもスピンオフや小説本編でしか語られていない
こともあるようなので
本作品を見る以上の楽しみがありますね。

「天○の子」と新海娘のパプリカに踊らされていた間に
こんな名作を見落としていたとは・・・

恐れ入ります。

投稿 : 2021/05/07
閲覧 : 183
サンキュー:

5

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ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新世界へ

なかなか斬新な作品です。
ついていくのが大変だけど、興味深い設定。
記録世界と現実世界。
10年の時を隔てた企て。
無理な改変がデータを破壊するのは必然。
修復作業が入るからどうしてもカオスになる。
引っ掛かりはあるけど、納得のストーリーでした。
{netabare}でも、最後の最後で・・・?理解不能でした。{/netabare}

舞台は京都、作画は美しい。
これだけでも観る価値はありそう。
やっぱり、知ってる所が登場すると気分が高揚します。
とくに、仕事で四六時中行ってた京都府庁。
それに、伏見稲荷、出町柳、宇治川と他作品でおなじみの場所も。
さらに、京都タワーや京都駅も絵になります。

もっとも気になったのが声優さん。
主要人物が素人さんです。
最初から最後まで違和感ありまくりです。
技術的な話は分からないけど、感情が上滑りしている印象です。
話への没入感が阻害させられて、少々残念でした。
それに比べて、カラスが{netabare}くぎゅ。{/netabare}
先入観かもしれないけど、安心感があります。

序盤から中盤の静から、終盤の動へ。
話の盛り上げ方がうまい。
京都駅の騒動はエキサイティングです。
{netabare}ハッピーエンドは規定路線。{/netabare}
後味はソーダアイスでした。

投稿 : 2021/05/03
閲覧 : 343
サンキュー:

16

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Alice さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

しっかりとしたライトなSFアニメ映画

# あらすじ
京都に住む高校生の堅書直実は, 10年後の世界からやってきたと自称する自分と遭遇する.
10年後の自分から, この世界が量子記憶装置アルタラで再現されたシミュレーション空間であることを告げられ受け入れる.
現実世界の自分がこの世界に来た目的は, 雷に打たれ亡くなった一行瑠璃を救うためだと告げられる.
直美は, 現実世界の自分を自分の将来を知る先生として協力することにする.
先生の教え通りに行動をし, この世界での一行さんを救うために行動する直美であったが, 落雷を回避したところで先生の真の目的を知る.
現実世界の一行さんは亡くなったのではなく脳死状態になっていた.
シミュレーション世界の中で脳死状態に至る直前の一行さんを再現し, そのデータを現実世界の一行さんに流し込ませ意識を回復させることが真の目的であった.
シミュレーションの一行さんは先生に誘拐され, データの不整合性が顕著になったシミュレーション世界は破壊されていく.
破壊されていく世界の中で, 直美は崩壊の中心部へと飛び込む.
すると彼は現実世界に降り立っていた.
しかし彼とともにアルタラ内のデータの修復を行う狐面が現れ, 世界の不整合性を直すために, 意識を取り戻した一行さんの殺害を試みる
アルタラによって崩壊が始まる現実世界の中で, 先生と直美はそれを止めるべく一行さんと直美を元のシミュレーション世界に戻すことを決意する.
一行さんを戻すことには成功するが直美を戻す前に追手が到達する.
一行さんがいなくなった今, 直美と先生という同一人物が世界に存在することが問題となり, アルタラはそのどちらかを殺害しようとする.
結果, 先生がその死を受け入れ, 直美は元の世界で一行さんと再開する.

先生が目を覚ますと, ガラス越しに喜ぶ研究者らの姿とそばに立つ大人になった一行さんを視認する.
先生がいた世界もまたアルタラのシミュレーションであり, 今までの物語は脳死状態にあった自分を回復させるべく一行さんの行っていた処置の一環であった.

# 感想
野崎まどが脚本を担当しておりSFオタクを喜ばせるような要素が若干存在するが, 基本的には気楽に見れるSFアニメになっている.
ただ最後のどんでん返しが最初の視聴時にはあまり理解ができず, Wikipediaなど他の文献を読むことでようやく世界観の全貌を理解することができた.
主人公の心情を追体験させるための設定だと思うが, 観客を置いてきぼりにさせている感は否めない.

SF作品には現在では受け入れがたい技術(タイムワープなど)が存在することが多い.
そのある種の非現実的な設定を受け入れることで物語を楽しめるのだと思うが, 今回の場合は先生のいる世界でアルタラから狐面が溢れ出る要素が受け入れるべき設定なのだと思い視聴していた.
しかし, 最終的には先生のいる世界自体がアルタラのシミュレーションであるため, 受け入れるべき設定は膨大な計算が可能な量子記憶装置の存在だけとなり, 現実的で受け入れやすい.
ただ, 途中の狐面の強襲をSFの設定として受け入れないとそれ以降の物語を楽しめないが, 結果として受け入れる必要はなかったわけで, ある種のやるせなさが残る.

また視聴時には, 先生が一行さんの精神を脳死状態の彼女の体に移して以降の彼女の心情について疑問に思っていた.
自己の一貫性に対する疑問もさることながら, 思春期の10年間をすっ飛ばし大人になってしまった自身に対する戸惑いがほとんど描画されていないことが疑問だった.
作者が男性であるがゆえに, 女性の心情描写が苦手なのかと邪推すらした.
結末としては, その疑問は直美自身と直美に感情移入していた我々に戻ってくる.
さらに一行さんのその疑問に思った行動は, シミュレーション上の人間だからという逃げ道があり, 鮮やかな伏線回収だなと思った.

映画を1回見るだけでは十分に楽しむことができない点は残念だが, 比較的わかりやすく楽しみやすいライトな雰囲気で, そこそこしっかりとした設定のSFアニメ映画になっており満足できた.

投稿 : 2021/05/02
閲覧 : 171
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7

ネタバレ

かかのん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

違う恋愛感情?の方が重要なのにそっちを無視しちゃだめ!

主人公とヒロインのラブロマンスよりも
過去未来の主人公同士の触れ合いとか?
ライトBL風な話しを見たかったしそっちの方がメインの様な映画でした

未来(現在?)の主人公の方がよっぽどヒロインしてたのにホント勿体ない…

最後のオチなんて個人的にどうでも良かった
仮想&時間軸を使った脚本なのでどんなオチにもできるし。

主人公側を深堀りしてないので物語はゼロでも良いんですが
物語は骨子は良いので評価高めですw

どうやら主人公サイドのスピンオフあるらしいので見て見たいかも?

投稿 : 2021/04/29
閲覧 : 173
サンキュー:

1

リャオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SF好きな人に見て欲しい作品

アマプラで見れる&キャラデの担当がけいおんで有名な堀口悠紀子さんということで見ました。
結論を述べると好み(というよりも理解度)が分かれる作品です。
まず、かなりSF要素が強いです。またテンポも速いため、SFに詳しくない人が見たら理解するのに時間がかかると思います。特に最後のシーンは伏線を張っているものの唐突であるため理解に困るかもしれません。
しかし、SFに造形がある人(特にクリストファー・ノーラン作品好き)なら間違いなく刺さる作品です。自分は刺さりました。造形が無い人も一行さんの可愛らしさや松坂桃李さんが声を担当しているカタガキ君のカッコ良さで補えるかなと。
作画&声優さんに関しては3D&芸能人を起用しているため賛否があると思いますが、見れば慣れるかと思います。特に松坂桃李さんの演技は本家の演技に負けてないと思います。

投稿 : 2021/04/27
閲覧 : 164
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5

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もったいない

めっちゃきれいな作画で超きゅんきゅん風なのに、そのエピソードが弱すぎる。
能力がご都合主義すぎる。

映画じゃなくて10話とかにして、バックグラウンドと能力のルール明確にしてたらもっと感情移入できたんだろうな。本当もったいない。

投稿 : 2021/04/25
閲覧 : 186
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1

双真 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★★☆☆

おもしろかった。

投稿 : 2021/03/21
閲覧 : 210
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0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

たとえ世界が壊れても、もう一度、君に会いたい――

この作品の脚本は野崎まどさん…
2017年に放送された「正解するカド」や、2019年に放送された「バビロン」を手掛けられた方です。

監督は『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の伊藤智彦さん。
キャラクターデザインはアニメ版『らき☆すた』や『けいおん!』を手掛けた堀口悠紀子さんが参加されています。

思い返してみると、作画やSEに劇場版SAOっぽさは感じられましたし、何より『けいおん!』寄りのキャラデザが個人的には高ポイントでした。


「お前はきょう方三か月後、一行瑠璃と恋人同士になる」

京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北原匠海)の前に、
10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松阪桃季)が突然現れる。
ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、
その後事故によって命を落としてしまうと言う。

「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、
奇妙なバディが誕生する。

しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、
そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。

世界がひっくり返る、新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

公式サイトのTOPページに「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る――」と記載されている通り、特に後半に入ってからは急展開の連続でした。
現実世界は常に一つだけなのですが、記録を媒体としたいくつもの仮想世界が、現実との境界を曖昧にするんです。

公式HPのSTORYにも記載されていましたが、瑠璃を救うということは記録…歴史の改ざんに相当することになります。
過去にも歴史の改ざんを悪とし、それを防がんとする勧善懲悪作品はそれなりに手がけられてきたと思います。

だから、この作品で描かれている改ざんも一歩間違えば糾弾されて然るべきなんでしょう。
でもこの作品が土俵際で踏みとどまれたのは、思いの純粋さにほかなりません。
加えてシステムの強制介入による正しい歴史への自動修復が行われただけでなく、キチンと然るべき処置が執行されましたから…

動機は極めてシンプル…
だからこそ微塵も揺らぐことなく初志を貫くことができたのでしょう。
ですが、初志を貫く代償は決して小さくはありませんでした。
数えきれないくらいの失敗で体はすっかり満身創痍です。
それでも諦めなかった…
描かれてはいませんでしたが、何度も折れた心を繋ぎとめながら繰り返し続けたのでしょう。
そして何より自分を微塵も厭わなかった…

その結果がラスト1秒だったのでしょう。
ここで描かれていたのは、これらを丸ごと包み込むような情景でしたから…
納得のラストだったのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間98分の作品でした。
公式サイトのトップページには、聖地巡礼などこの作品に関するいろんなバナーが貼りつけられています。
でも個人的に一番気になったのはヒロインである一行瑠璃の1/8スケールフィギュアでした。
サイズは全高22㎜と記載されていますが、きっと22㎝の間違いですよね^^;
アニメの雰囲気をフィギィアで再現するのが難しいキャラデザだと思いました。
もう販売は終了していましたけれど…

引き続き、時間を作って劇場版の作品の視聴も進めたいと思います。

投稿 : 2021/02/14
閲覧 : 247
サンキュー:

19

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

SF設定の恋愛ドラマになるのかな。。

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
日本アニメーションの次世代を担う才能、伊藤智彦監督。
『時をかける少女』『サマーウォーズ』で助監督を務め、
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- 』を興行収入25億円の大ヒットに導いたのは記憶に新しい。
未来やテクノロジーへの深い造詣と確かな演出力を持ち、
今最も長編アニメーションが期待される伊藤監督の最新作『HELLO WORLD』は、
脚本に小説「バビロン」シリーズ、「正解するカド」の鬼才・野﨑まど、
キャラクターデザインに『けいおん!』の堀口悠紀子という傑出した才能が集まり、
新時代の幕開けにふさわしい“新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー”に仕上がった。

制作を手掛けるのは『楽園追放 -Expelled from Paradise-』のグラフィニカ。 声優陣は、北村匠海、松坂桃李、浜辺美波という今最も旬な三人が牽引する。 それぞれアニメーションファンとして知られ、 実写でも繊細且つ鮮烈な青春・恋愛を見せてきた彼らだからこそ描き出せるドラマ感で作品に命を吹き込む。 音楽は2027Soundという、未だかつてない実験的なアプローチに挑戦。 まさに新世代アニメーションに相応しい音楽的アプローチが、 本作に心地良くも鮮やかな彩りを加えてくれる。

『君の名は。』以降、新境地に到達した日本のアニメーションは、この秋きっと、新たなセカイ〈HELLO WORLD〉の扉を開く事になる。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
監督:伊藤智彦
脚本:野崎まど
キャラクターデザイン:堀口悠紀子
アニメーション制作:グラフィニカ
{/netabare}
キャスト{netabare}
堅書 直実:北村匠海
カタガキ ナオミ:松坂桃李
一行 瑠璃:浜辺美波
カラス:釘宮理恵
勘解由小路 三鈴:福原遥
千古 恒久:子安武人
徐 依依:寿美菜子
{/netabare}
{/netabare}

感想

{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「お前は今日から三か月後、一行瑠璃と恋人同士になる」
京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。
世界がひっくり返る、新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。
たとえ世界が壊れても、もう一度、君に会いたいー
{/netabare}
感想
{netabare}
内気で恋人もできない直実クンのところにあらわれたのは
未来の世界から来たネコ型ロボットじゃなくって10年後の自分!?

ってゆうか、直実クンのいる世界って
実は京都の歴史を保存するためのシミュレーター(アルタラ)の中の仮想世界だ
って、その人はゆうの。。

直実クンはその人のことを先生って呼ぶことになるんだけど
先生は、直実クンが同級生の瑠璃とつき合うことになるけど
瑠璃はそのあとすぐに死んじゃって、いい思い出も残せないから
仮想世界の中だけでも、瑠璃が幸せになる未来を作りに来たんだって。。


それから直実クンと先生の作戦未来書きかえ作戦がはじまるんだけど
アルタラの自動修復システム(狐面)から監視されるようになって
運命の日、狐面のジャマをはねのけて、直実クンは瑠璃を救ったんだけど
せっかく助けた瑠璃は、先生に連れ去られちゃうの。。

実はリアルの瑠璃は死んだんじゃなくって脳死で
先生は10年後の瑠璃に仮想世界の瑠璃の記憶を移して救うため
直実クンを利用してたんだって。。


そんな歴史の書きかえをゆるせない自動修復システムは暴走しだして
仮想世界をゆがませはじめたから
直実クンはリアルワールドに瑠璃を取りもどしに行くことができたの

でも、そこにも狐面があらわれて
実はリアル世界も仮想空間だったって分かって
瑠璃を消そうってする狐面たちから瑠璃を守るために
先生は直実クンに協力して、2人を送り出すことができた。。


直実クンと瑠璃がついたところは
元いた世界みたいだけど、誰も知らない新しい世界。。
って思ったら、大人になった直実クンは目をさました。。

そこには未来の研究所で、大人になった瑠璃がいて
「やってやりました。。堅書(直実)さん^^」って。。

脳死になったのは実は直実クンのほうで
研究者になった瑠璃が助けてくれようとしてたみたい。。

よろこぶ研究員たちの前で抱き合う2人。。
そこは月にある研究所だった。。



背景と特殊効果がきれいで、とちゅうで京アニ?って思ったけど
何だか違うみたいだしどこだろう?って思ったら、グラフィニカってゆう
ふつうはほかのアニメ会社の3DCGとかを担当してる会社みたい。。

バトルはどうでもよかったけど
特殊効果とかがきれいだったから、あってもよかったのかな?って^^


おはなしはSF設定の恋愛ドラマ、ってゆう感じだったのかな?

おはなしはSFっぽくって分かりにくかったけど
「ソードアート・オンライン アリシゼーション」とかを見てたから
何となく何をしてるかくらいは分かったと思う^^

いろいろ雑なところはあったけどテンポが速くって
不器用な2人が仲よくなってくところとかはとってもよかった^^

でも、もうちょっとコメディがあった方が良かったかも☆彡

脚本は野崎まどさんだったけど
「正解するカド」とか「バビロン」みたいな
ナナメ上をねらったけど、失敗しちゃった。。みたいな
ビミョーな終りかたじゃなくってよかった^^

ただキャッチフレーズの「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」
ってゆうのは、やっぱりさいごにナナメ上をねらったんだと思うけど
ハッピーエンドをハッピーエンドにしても変わらないどころか
歳も取っちゃったんだから、そのままのほうがよかったんじゃないのかな?って^^

メインキャラの声は俳優さんだったけど、そんなに気にならなかった^^


青春ラブストーリーとしてはテンポもよくってよかったと思う☆
{/netabare}
{/netabare}



.

投稿 : 2021/01/06
閲覧 : 246
サンキュー:

28

ネタバレ

ハルジオン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

衝撃のラスト1秒

衝撃のラスト1秒

投稿 : 2020/11/28
閲覧 : 297
サンキュー:

1

ネタバレ

ぐそく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ラストがなー

恋愛部分は好きだけど駆け足気味。それ以上にSFバトルな側面が強かった

個人的にイエスタデイの歌詞から想像してたお話とも違った…
曲が唐突にかかる場面、切り取ってる部分も微妙。その点「君の名は。」は使い方も絶妙だったんだなぁと改めて
{netabare}
3つ目(ラスト)の月面世界だけよくわからなかった
現実世界?
ありがちな「雷に打たれたのが逆だった世界」ってこと?
単に科学が発達したから、もしくは地球滅びて月面移住した人達で過去の地球をシミュレーションした実験か何かだったってこと?

このラストのせいで釈然としない
SFだからそういう考察任せなのかもしれないけど

旬な髭男を起用してた割には「君の名は。」より公開時の宣伝が控えめだったしそれが原因でヒットしなかったのかな?
なんて思ってたけど、いざ見てみるとこの内容じゃ気軽に口コミするのは躊躇うだろうな
あまり話題にならなかったのも納得

キャラデザはまんま堀口さんとひと目でわかりますね。京アニ系平気かどうかで好みが分かれそう
タレント声優陣の演技は悪くなかったです
{/netabare}

投稿 : 2020/11/15
閲覧 : 345
サンキュー:

5

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ようこそ新世界へ

知らずに視聴したのですが
これ例の「正解するカド」「バビロン」の野崎まど氏が脚本してるのですね。

納得したけど分かりやすい野崎まど作品だったのかも?

見せ場は後半の緊迫感溢れるアクションシーン
それを可能にしている3DCGの動きは凄く良いです。
3DCGなのでキャラクターに感情移入しにくい欠点もあるけど…

物語はネタバレなるので詳しく書けませんがSAOアゼシレーションに近い設定や世界観。

と思って視聴してたら最後の最後で??
どーゆう事で終わった…たぶん最後は説明不足で理解するのにちょっと時間かかる結末。

その辺が野崎作品なのかも、まあ面白かったです。


ヒロインの女の子が秋山零ちゃんや22/7に出てきた女の子に似てるのはキャラデザが堀口悠紀子さんが担当してるせいかな。



脚本:野崎まど
監督:伊藤智彦(SAOオーディナルスケール)
キャラクターデザイン:堀口悠紀子(けいおん、たまごまーっと)
アニメーション制作:グラフィニカ

投稿 : 2020/10/25
閲覧 : 320
サンキュー:

22

ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

親切設計の野崎まど脚本

正解するカドやバビロンと比べるとかなり分かりやすく親切なまど脚本の作品
書籍作品の傾向で言えばknowあたりをもう少しエンタメに寄せてビジュアルで伝わる情報の比率を大きくした印象

量子コンピュータ内に再現された仮想世界という舞台で、
「実在した人物が実際に生活することで過去の世界を再現している」
という部分を利用した入れ子構造になっているのが面白い

大筋としては事故で死亡したヒロインを救うために未来の主人公が過去の主人公を導くってシンプルなものなので取っ付きやすい
この手の過去改変モノに付き物の「世界の強制力」ってやつが「再現されるべきデータへの修正」という形で描かれているのも分かりやすい

未来の主人公が語っていたとおり、
「完璧に再現された世界であり、かつ外からの観測が出来ないならば現実かどうかの区別に意味がない」
という枠組み通りの部分でハッピーエンドを描きつつ、ラストシーンで更にもう一段どんでん返しを仕込むのはさすが野崎まどといった感じ
タイトルの意味も序盤・終盤・ラストでそれぞれに紐付けられていて、その点でも感動してしまう

難点は2つで、1つは単純にSFが苦手な人は理解を拒否するだろうなって点
野崎まど作品としては「うさぎさん」の次くらいにはシンプルなんだけど、それでも慣れない人は振り回される感じがあるかもしれない

もう1つは個人的な趣味になるんだけど、音楽の使い方が正直悪い…というか嫌い
「君の名は」みたいな演出で昨今の流行に合わせようとしたんだろうけど、あの手法自体があんまり好きじゃない
作画(CG)の良さもあって全く見れないわけではないけど、ただの青春モノみたいな雰囲気の邦楽をジャカジャカやられてもうるさいだけ

ボーカルが前面にでたような陳腐なミックスは映像に合わせるつもりがなく、しかもボリューム自体が大きすぎて没入が削がれる
そうやって素に戻って聞かされるのが「この作品ならでは」みたいな雰囲気のない陳腐な邦楽
歌詞が素敵なの!みたいな意見もあるだろうけど、歌詞がなきゃ価値を見いだせないなら映像を支えるための挿入歌としては3流
曲としての魅力が感じられないのにボーカルがドヤ顔で前に出てきて映像を邪魔するのは本当にやめてほしい

挿入歌を抜きにしてもこの作品はBGM全般を通して聴き応えがなかった
同監督のSAOみたいな戦闘の臨場感もなく、最近放送されていた「ID INVADED」みたいな独自性もない
せっかく独特な世界観なのに何も考えず新海作品の表面だけをなぞったような音楽の使い方は純粋にマイナスポイント

音楽の部分でいくらか興を削がれたので長くなったけど、作品全体としては良く出来てる
声優も怪しい部分はあるけど、たどたどしさが主人公の性格にもマッチしていて途中から気にならなくなる
もう一度野崎まど作品を一通り読み返したいと思うくらいには期待に沿う出来だった

投稿 : 2020/10/24
閲覧 : 203
サンキュー:

5

ネタバレ

nas さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アナザー見てみたい

良かった、好きだな。ヒロインが感情を乗せてくる所が良い溜めの使い方だったと思う。直美の回想シーンが一番好き、アナザー見てみたい

投稿 : 2020/10/11
閲覧 : 193
サンキュー:

1

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HELLO WORLDのストーリー・あらすじ

京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。(アニメ映画『HELLO WORLD』のwikipedia・公式サイト等参照)

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放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年9月20日
制作会社
グラフィニカ
公式サイト
hello-world-movie.com/
主題歌
OKAMOTO'S『新世界』Official髭男dism『イエスタデイ』Nulbarich『Lost Game』

声優・キャラクター

北村匠海、松坂桃李、浜辺美波、福原遥、寿美菜子、釘宮理恵、子安武人

スタッフ

監督:伊藤智彦、脚本:野﨑まど、キャラクターデザイン:堀口悠紀子、音楽:2027Sound

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