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「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(TVアニメ動画)」

総合得点
79.2
感想・評価
527
棚に入れた
2067
ランキング
517
★★★★☆ 3.6 (527)
物語
3.8
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~の感想・評価はどうでしたか?

北沢はぐお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いのひとこと

本当に面白いの一言です。
キャラの魅力、ストーリーの面白さだけなら今期ではずば抜けていたと思います。
ただストーリーを重視する人に喜ばれないようなタイトルであったり、異世界転生ものが好きな人にウケない展開だったりといろいろ売れない要素が重なっていたように感じます。
話の面白さだけなら間違いなく今期一位ですね。原作も面白いです。

投稿 : 2020/01/05
閲覧 : 186
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

じわじわと面白くなる異世界転生物

正直、最近の異世界転生アニメの多さには辟易している人って多いと思います。

「別に異世界転生しなくてもいいじゃん」
「異世界転生する意味ってあった?」

って内容のアニメが多いですからね…。

と、愚痴はさておき、、、

この本好きの下剋上は異世界転生したことにちゃんと意味があるし、活かされていると感じた。

何とも設定が面白い。派手さは無いけどじわりじわりと話数を重ねていくごとに面白くなっていく。そんな感じ。

正直2019年アニメで個人的に一番気になった作品になりましたね。

投稿 : 2020/01/05
閲覧 : 141

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

段々とファンタジー色が強くなってく

ほんわか見れる作品だと思ってたら最終回にハラハラする展開がきてびっくりした。

マインの声はもうちょっと子供っぽい声がいいような気がするでもないけど、まあ、面白かった。次回が楽しみ。

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 191
サンキュー:

11

さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

家族の愛があり安定した作り

小説家になろう転生ものですが、見る価値有りだと思います。

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 116
サンキュー:

9

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定がしっかりとしている

異世界転生なのかな?
まずは簡単なあらすじから。

【あらすじ】
病弱な少女マインは死んだ。
その死んだ体に、主人公の魂が乗り移った。第二のマインの誕生である。
主人公は本が大好きで本を読みたがっていたが、その世界には本が無い。
実際にはあるけど、庶民が手を出せる品でもなく、そもそも紙自体が高価な品だった。
そこで主人公マインは、自分で本を作ろうと決意する。

【見どころ】
この作品の見どころは、やはりマインがどうやって本を作り上げるのだろうか?というところだと思います。
持ち前の知識から色々実行に移そうとするも、中々上手く行かなかったり、出来る事に限界があったり。

でもこれだけだと、ただの『紙作り・本作り』だけで終わってしまうが、実際には色んなものを作りだしています。
知識豊富だなぁ~~。
更に、一応魔力というのもあるので、これが今後どう関わって来るのかと、気になる要素も残しています。

【感想】
[良い点]
・結構色んな要素を入れているのに、きちんと整理されていて、見ていて飽きませんでした。
・次が気になる展開ばかり。
・本に対する情熱とかも、マインが感情で表しているので、とても分かりやすい。

[悪い点]
・物語が病弱なマイン視点になる為、関わった事のあるところしか分からなく、その世界での常識的な事が分からない。
・月日が表示されず、物語が始まってからの経過月日が分からない。
・髪を綺麗にしても、どのぐらい綺麗になったか映像で分からない。

【まとめ】
内容は面白いけど、ところどころ分かりにくい点があるのは残念。
ただ全体を通してみると、悪い点を大きく上回る物語と設定があるため、普通に面白い作品だった。

終わり方が半端だったから、多分2期あるよね?
オススメです。

【おまけ】
・異世界あるある、マヨネーズは作らないのだろうか?
・マインの体に入っている人の正体が分からない(そもそも死んだかどうかも分からない)。
・何かを誤魔化す時「実家の秘伝」と言えば、通ると思いました!!

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 246
サンキュー:

28

ネタバレ

ぐver0 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まあまあ面白かった

原作は未読。

原作の絵と離れてて作画がしょぼめ、とちょいちょい思う。
でもSDキャラみたいなのを挟んだりするなど、
絵を活かそうとする工夫がされていると思うので作画の評価は★4にした。

{netabare}
物語はモノづくり系の憑依転生だけど主人公最強物ではない。
転生前の知識で1から作るタイプ。
虚弱体質で苦労も多い中、色々交渉したり自分で作ったりする。

転生してて中の人が違うことを他人に話すのは珍しいかもしれない。

キャラはなんだかんだでいいやつが多い。

CMで謳ってる「本好きのためのビブリオファンタジー!」
ではないと思う。
有名な本の名前とか著者が出るわけじゃなく
(原作知らないけど続編でも出てこなさそう)、
期待してたのと違う!って思う人いそう。
{/netabare}

アニメの最後にエンドカードが出る。綺麗な絵が多くて嬉しい。

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 175
サンキュー:

12

ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素朴な家族愛と無垢な友愛に心打たれる転生物語

異世界転生物は昨今のアニメの一大ジャンルですが、中世欧州の風情を丁寧に醸す舞台と優しさの溢れる物語は、往年の世界名作劇場を思わせる仕上がり。
1話から最終話まで、家族の素朴だが深い愛情がいたるところで描かれ、思いやりに満ちた作品です。

憧れの司書となる直前の不慮の事故死から転生した女性主人公。
当初、愛らしい幼女の見た目とは違い、自分のやりたい事だけに執着する性格は中途半端に大人で身勝手に感じます。
そんな彼女が、貧しくも温かい家族の優しさに触れ、転生後の家族を大切に思うようになる、その変化していく態度の描写が非常に丁寧で好ましい。
主人公がタイトルの「本への情熱」だけじゃなく、「人への感謝と愛情」を示すようになればなるほど作品をどんどん好きになりました。

また、数多の転生した主人公としては、かつてないほど虚弱で歩くことさえままならない彼女を、家族と共に支える人々も温かい。
中でも同い年(中身は違うが)の少年とのふれあいは見た目は微笑ましく、純真な思いで深まる絆には胸が熱くなります。

今期の1クールで描かれたのは原作(未読)の第一部との事。
タイトルに「下剋上」を入れた理由が最終話で分かり、第二部への新展開に期待を繋げる見事なまとめ方でした。
春からの続きの放送が凄く楽しみです!

以下、ネタバレ感想。

《キャラとストーリーに関して》
{netabare}
・家族が互いを思いやる描写が素晴らしい!

上述したとおり、中盤あたりまで主人公のマイン(麗乃)には、あまり好感が持てませんでした。
それでも1話目だけで作品に惹かれたのは、5歳になる子をおんぶして買い物に行く母親エーファの姿を見たから。
小柄でもあの年になるとかなりの重さで、背負っての買い物は一気に重労働になる。にも関わらず、娘の体調がいい時は普段から当たり前のように行っている事が伺える母の愛情描写。
その後も家族を励まし諭す姿が随所に描かれ、ラストの交渉時、震えながらも声を振り絞る演出も繊細で、マインと視聴者に緊張感と愛情の強さを感じさせました。

続いて姉のトゥーリ。
働き者の彼女は体の弱い妹を常にいたわる家族思い。
3話、凍える中で木の実をもぐ姿、あかぎれる小さな手を見せられと健気なヒロインにメロメロです。
最終話の家族を心配する姿も切なく胸を打ちました。

そして父ギュンター。
最初は親バカぶりが滑稽に描かれますが、家族への愛がストレートな言葉だけじゃなく、高い枝から木の実を取るトゥーリを心配したり、マインの病気の真相を知った夜のやるせない姿で表現され、ラストの命懸けの交渉は同じ父親として感銘を受けました。

11話と最終話で、マインに寄り添い眠る家族の寝姿など周到に挟まれるカットも心に染みます!

そんな優しい家族にマインが感謝し、言動や接し方が変化していく様子も細やかに描かれます。
11話、最初は嫌がっていた父親の胸の中へ自ら駆け寄るシーンは自分の属性的に歓喜!
最終話で自分を育てるのが大変だったと自覚した時の、母に寄り添うさりげない描写も良かった!
生きる目的が本だけじゃなく家族と共にある事を加えたマインに心の成長を感じ、こんな主人公の成長のさせ方もあるんだと感嘆です。

・作品に更なる優しさを添える少年ルッツとのふれあい。

中身成人なのに子供っぽいところのあるマインに対し、5,6歳にしてはルッツはしっかりし過ぎですが、彼の客観的で純真な眼差しが、真のマイン=麗乃に気付きます。
8話の二人のやり取りは迫真の名シーン。
転生後の世界で初めて本音で苦しみをぶちまける麗乃マイン。
すがるように確かめる彼女に、
「俺のマインはお前でいいよ」と応えるルッツ。
もう一人のマインの真実の声を聞き、1年間共に過ごした彼女を受け入れる度量は男前過ぎます!
彼に認められた事で麗乃はこの世界のマインとして生きる自信が芽生える。
その後、彼を立てる事を忘れず彼の気持ちを気遣うようになるマインに最初の身勝手な印象はなく、手を繋ぐ二人が可愛くて仕方なくなりました。

・スローテンポなストーリーだが設定や脚本がよく作り込まれている。

タイトルの「本好き」に繋がる部分も興味深く観れましたが、「下剋上」に関する部分が最終話で一気に面白味を増します。

物語の途中で気になったのが、
娘の命が繋がるなら、なぜ父親は貴族の元に無理にでも行かせようとしないのか?
神殿の聖杯でマインの命が助かる可能性を知りながら、なぜベンノは教えなかったのか?

それが最終話を見てようやく理解できる。
ここまでマイン達にほとんど絡まないほど「貴族」と「平民」は、この世界の隔絶された絶対的な上下関係なんだと。
フリーダのように後ろ楯でもない限り、貴族の下に契約して行く事は魔力でいつ殺されてもおかしくない奴隷になるようなもの。
それは神殿で平民として働くのも同様。
あの陽気な父親が悩み、貴族との交渉にトゥーリがあれほど心配するのも当然だと見事に合点がいきました。

しかし、最弱転生主人公と思われたマインが、強力な魔力で横暴な貴族をねじ伏せた!
ここからの知識と力を駆使した下剋上的な新展開に俄然期待が膨らみます。

《作画》

親子で二人づつ揃えた髪色のキャラデザがシンプルで可愛い。
室内の質素な美術や背景もしっかりと作り込まれ、木靴の音なども心地よく、素朴な世界観が丁寧に描かれてます。
ラストの父親のバトルシーンは派手にせず、虹色の瞳になるマインの「威圧」だけ独特の迫力を持たせる渋い演出で、作品の落ち着いた雰囲気を保っていました。

《声優さん》

マイン役の井口裕香さんをはじめ、ベテラン声優さんで固めたキャストは安定感抜群。
ラストの井口さんの威圧演技はなかなかのホラー感でした♪

《音楽》

ED「髪飾りの天使」はマインにとっての天使であるトゥーリを演じる中島愛さんが担当。ムーディーな歌唱力は抜群です。2番の歌詞の天使はルッツの事?

爽やかで伸びやかな曲調と優しさが広がる世界を感じられる歌詞のOP「真っ白」も私好みでした。

《最後に》

直近の秋クール、異世界転生物を続けざまに3作観た私は(うち2作は途中断念)このジャンルはお腹一杯で本作は視聴候補でなかったんです。
もういい加減、異世界転生ジャンルは飽きそうな気がしてたのに、こんな自分好みのハートウォーミングな作品に出会えるなんて!
勧めてくださったキャッチさんに感謝です(^^){/netabare}

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 366
サンキュー:

36

だんだだん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

剣と魔法がなくても戦える(とかいいつつ魔…

原作未読。

前評判というか、視聴者の高評価を踏まえての鑑賞。
なるほど面白い。ご都合主義的な展開はほとんどなく、
しっかりと物語している。

タイトルに偽りなしすぎる、一貫した主人公の姿勢が
何かしら共感を呼ぶのだろうか。
安直な長いタイトルが流行る業界作品の中で光るものを感じた。

ただまだ第一クール。 本作の評価をするには早すぎるかも。

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 183
サンキュー:

11

ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

工業製の礎石

*少し書き足し


異世界へ転生した本好きの現代日本人が、異世界で本を求めて奮闘する物語は、おじさん好みの「異世界転生」の見本のようだ。

現代人が異世界へ放り込まれる物語は昔から数多く存在してきたが、多くは「現代人」が現代の知識や経験を生かして「異世界」で困難を切り抜ける様が、大きな魅力だった。

現実から遊離した物語世界であれば、全て広義の「異世界」と云えるわけだが、ライトノベルでは「異世界」が事実上「RPG世界」として限定されているのは、ゲーム的「世界」であれば、「ゲームに馴染んでいる」だけで何の知識も経験も能力もない人間でも、「活躍」させることが可能であるからなのだろうか。

極端な話、引きこもりでゲームだけしていた無経験で無教養なキャラでも、社会的に活動して承認や称賛を集められる物語を成立させるために、ラノベの「異世界」はゲームの模写である以外の形態を持てないのかもしれない。

本作では、ラノベ「異世界」の定型を一蹴し、「本好き」が執着する「本」を物語の基礎に置く礎石としたことで、その上に築かれる「世界」の高度な構築性と、その「世界」で主人公が未来を切り開くために「現代」の知識が活用されるダイナミズムと躍動感が生み出されている。

そんなものは単なるオジサン世代の好みであって、ゲーム知識以外は空っぽでも活躍できる異世界こそが「異世界」であり、道を切り開く為に「知識」や「教養」が必要とされる世界は居心地が悪いと言われれば、返す言葉は無い。


{netabare}本好きにとって、「本」の無い「異世界」は地獄の隣町のようなものだが、自身の根源としての「本」に執着する主人公の妄念が、物語を駆動する。

「本の無い世界」といえば、知識や思想が制限されて統制された「世界」が、条件反射的に定番として想起される。
が、本作の独創は、「コンテンツの容器としての本」という「概念」と、「大量生産」される「工業製品としての本」という「物質性」の二重性において、「本」を把握していることだ。

主人公=現代人が一般的に想起する「本」とは、「印刷」された「紙」を「綴じ」た「工業製品」だ。
「コンテンツの容器」としては電子デバイスに押され、若者からはローテクな遺物とも思われがちな「本」は、それでも機械工業的に「量産」される「工業製品」であることに変わりはない。

そうした「本」が存在しない「世界」であれば、それは「機械工業」はおろか「手工業」も存在しない、手作業の職人仕事の「世界」であるしかないだろう。
「コンテンツの容器」は、どのような「世界」でも絶対的な有用性がある。有用性のある「必需品」が存在しないという事は、「物質」として生産する手段に制限があるという事だ。
すなわち、「本」の無い「世界」ならば、「工業」があっては「ならない」。

手仕事の連鎖で「社会」が運営されているならば、政治・社会形態は「封建社会」であるだろう。
「経済」が自立的な領域として完全に確立する以前の、「仕事」は生存のための役割分担と相互補助が拡大されたものと了解される「手仕事」連鎖の社会では、ほかの政治形態は支えきれない。

こうして「本」の不在から導き出された「設定」が、「世界」の全ての描写を、高度な統一感をもって実現していく。


遊びと「仕事」が混じり合って一体となった、手縫いで作れるデザインの服を着て木靴をはいた子供たちの日常。

水道はなく食料や薪が備蓄された台所で、暖房を兼ねたカマドのわきで手仕事をする、労働と私生活の区別の曖昧な、冬季の庶民生活の描写。

庶民に「国家」が意識されることは無く、ギルドや教会に生活を調整する「権力」が分散された日常生活。

異なる社会階層の人間同士の交流の少なさと、互いの情報の不足。


矛盾なく強固に構築された、このような背景や日常の描写は、全てが、「本」に精緻に焦点を合わせているからこそ、その不在から導き出された設定もまた必然的に精緻になることによって、成立している。

一見するとラノベ「異世界」のエセ中世ふうゲーム世界に似ているかもしれない。

が、ラノベ「異世界」にありがちな、前工業化「世界」でありながら、どう見てもファスナーやニットマシンやミシンがなければ製造できない衣装デザインが登場したり、工業規格がなければ維持できないインフラの上に大人口の都市が成立しているような、わかり易い不自然はない。

「本」という1点に照準を合わせた強固な構築の意志が、本作の「異世界」を支え、程度の低い不自然が露出する事を許さない。

程度の低い不自然はすべて「魔法」という万能の一言で合理化する「異世界」が林立する中、「自由意思」による自分の人生の自己決定を求める現代人=主人公のドラマを描くために、最低限の補正として「魔法」を導入するところも巧みだ。

たとえば、支配権が「王」に集約される絶対王政以前の、ギルドや教会や地方領主に権力が分散される、「法」の効力が曖昧な社会での「契約」を成立=保証するために「魔法」を導入するところに、ドラマを支える背景/舞台として「世界」を設定する方法的な自覚性が、強く現れている。


自分の望み通りに生きられないなら生きることに意味はない、と語り、封建社会人の周囲を驚かせる主人公=現代人の言葉だが、視聴者にとって常識とも云えるこうした感覚もまた「本」に結びついている。

宇宙にも匹敵する無限の「内面」を持った唯一無二の〈私〉こそが自分の主人であり、世界に対面する責任を引き受ける、という近代人の自己認識=近代の人間像が、主人公=現代人のセリフを生み出し、視聴者の共感を呼ぶ。

ヴァルター・ベンヤミンが、「いま、ここ」の拘束を離れて単独で複製芸術に向き合う「個人」において「世界」と対峙する近代人の人間像を喝破したように、「いま、ここ」の話者の「語り」を離れて「大量生産」された「本」を独りで黙読する「読書人」は、近代人のメタファーであり根拠でもある。

物質としての「本」の生産に自己実現を見出して邁進する、自由意思に駆動される主人公=近代人の行動原理自体もまた、やはり「本」に強固に結びついているものだ。

本作の礎石に置かれた「本」のこうした多重性が、「世界」と、そこで展開される物語を支えている。



本作の物語の礎石である「本」は、このように量産される「工業製品」としての本だ。

手仕事の写本を閲覧できるようになったとしても、主人公の歩みが止まる筈はない。

周囲の「異世界」人を驚かせる、「本」に象徴される、主人公の「自由」な生を追い求める「自由意思」は、これからも周囲への「自由」の啓蒙と拡散が摩擦を引き起こすドラマを生み出すだろう。

あるいは、物質としての「本」の量産は、「手工業」を、そしてその先の「機械工業」を開拓し、「商業」の拡充を通じて「異世界」に「経済」という領域を誕生させるのかもしれない。

「経済力」という新たな「力」は、「権力」に対抗するものとして「自由」の推進力となるのだろうかと、想像を膨らませてくる。


独特の(あるいは古典的な)「異世界」の続きを、楽しみに待ちたい。{/netabare}

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 297
サンキュー:

14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー開幕!

この作品の原作は未読ですが、いぐっちゃんが主人公を演じるのを知り視聴を決めた作品です。
公式HPのTOPページを見るまで知らなかったのですが、この作品は宝島社観刊の「このライトノベルがすごい!」の単行本・ノベルス部門において、2018&2019年の2年連続第1位を獲得した作品なんだそうです。

しかも、原作は既刊23巻全677話で完結しているとか…
今回は全5部構成のうち、第1部がアニメ化されたようです。
既に2期の放送も決まっています。
第5部までしっかり描き切ってくれる作品になってくれると嬉しいです。


目覚めると、そこは本のない異世界だった――

活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。それは、念願である図書館への就職が決まってすぐのことだった。

気が付くと麗乃は、貧しい兵士の娘・マインとして転生していた。
そこは、魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。
マインは、本があれば生きていけると自分を鼓舞する。

ところが、識字率が低く印刷技術もないこの世界では、貴重で高価な本はお貴族さまのもの。
兵士の娘では、とても手が届かない。
どうしても本が読みたいマインは決意する。

「本がなければ作ればいい」

体力もない。お金もない。あるのは麗乃時代に読み漁った読書による膨大な知識だけ。
果たして、マインは本を作ることができるのか!?
マインの本を作る冒険が、いま始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ジャンルは異世界転生モノのなのでしょうが、これまで沢山視聴してきた作品とは毛色が違います。
活字中毒である主人公の転生した先は本とはまるで無縁の世界…
それどころか紙すらないんです。
普通ならそこで諦めると思うんです。

ところが本を一から作り出そうなんて…流石にこの発想はありませんでした。
本レビューのタイトルは公式HPのTOPページから引用させて貰ったのですが、「ビブリア・ファンタジー」という聞き慣れない単語があったので調べてみると、「ビブリア」は「本を愛する人」という意味があるそうです。

ここで難しいのがINTRODUCTIONとの意味合いです。
「活字中毒」とは、活字(文章)に過度に執着を見せることを意味する俗語です。
中毒とは言っても依存症の様な精神疾患ではないみたいですけれど…
そして活字中毒と、書籍そのものを愛する「ビブロフィリア」(愛書家、書物崇拝狂)とは区別されるそうなんです。

マインは活字に執着する「活字中毒」なのか、本を愛する「ビブリア」なのか…
残念ながら、ここまでの展開ではどちらか良く分からなかった、というのが正直なところです。
主人公の転生した先に本はあるにはありましたが、一般人が触れられる代物ではなかったので、これまでマインは本を手にすることができませんでしたから…
この疑問はこの先の物語で明らかにされることでしょう。

第一部で本という存在に近づくことはできたと思います。
でもマインが目標とする道のりは、まだ随分先が長そうです。
一番心配なのがマインの体調です。
同年代の子供と比べても小柄でとても病弱だからです。
それに長い時間歩き続けることだって出来ません…
マインはこんな状況の中で本当に夢を叶える事ができるのでしょうか。

この先の展開次第だと思いますが、物語の中で重要な位置を占めるのが「商売」に関してでした。
特に商人は有形・無形に関わらず、ありとあらゆるモノを商売の道具として使うんです。
主人公の転生先の時代は現代歴史に置き換えると、ほぼ中世のヨーロッパくらい…
つまり主人公がこれまで書籍から得てきた知識がそのまま商売のネタとして使えることと同義なんです。
このやり取り…駆け引きというのでしょうか、これが堪らなく面白いんです。

この作品の原作は全5部で構成されています。
第1部からこんな調子だったら、一体マインはどんな高みに手を伸ばしていくのでしょうか?
キャラデザは深夜アニメ…というより世界名作劇場系でしたが、今はそんなことは些細なことでしかありません。
マインが活字中毒なら、さしずめ私たちはアニメ中毒…といったところでしょうか^^;?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、すーちゃんこと諸星すみれさんの「真っ白」
エンディングテーマは、中島愛さんの「髪飾りの天使」
すーちゃんは、この曲が歌手デビュー第1曲目の楽曲ですね。

1クール全14話の物語でした。
物語としては1クールで綺麗に纏まっていたと思います。
しっかり堪能させて頂きましたし…
あとは、どこまで腰を据えて制作して貰えるかだと思います。
1クールで一部ずつ全5クールの作品になったとしても完走したいですね。
期待しています!

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 263
サンキュー:

38

ネタバレ

ジーン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

上質な娯楽として楽しめたアニメ

期待をしていなかったので異世界に転生したシーンの
記憶が全くない。
冒頭のシーンはながら見していたのだろう。なので私の中では異世界転生物には分類しにくい作品。
作画は子供っぽくシナリオは大人向け。
神殿、貴族、商人、庶民、それぞれの生活が描かれ
身分の違いなどもきっちりと描き分けられていて
わかりやすかった。
身食いなる病気と魔力、単なる中世の物語ではなく
ファンタジー要素も過不足なくスパイスされていて
飽きなかった。
絵は子供っぽいがシナリオは大人向けだと思う。
凄く地味目だけどワクワクする展開。
切った貼ったの世界、好き好き貴方が好きの物語に
辟易している私には凄く新鮮だった。
原作が凄く読みたい!
そんな気持ちにさせてくれたこの作品に出会えて
アニメの世界もまだまだ捨てたものじゃないと
思えた。
諸星すみれの歌う「真っ白」はこの作品のOPに
ピッタリだ。この曲で始まる物語にワクワクする
私がいた。
井口裕香の幼女役は凄くいい。
マインとトゥーリも可愛いがルッツは幼いながらも
いい男だった。笑

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 257
サンキュー:

21

mucci さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

話が作り込まれています。

異世界転生の亜種という感じでした。
ですが、ちゃんと転生前の現代の知識を上手く活用して話が盛り上がっていく様は、見ていて気持ち良かったです。
話の筋も通っているし、周りの登場人物を納得させるような説得力のある物語の作りに、見ていて引き込まれました。
二期も決定しているらしいので、今から楽しみです!

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 208
サンキュー:

12

ネタバレ

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ケレン味入り名作劇場<60>

名作劇場のようなOP/ED/本編演出にケレン味ある開発チートが挿入されてくる。
楽しく視聴できるアニメだったけど、それゆえに・・・
なんで冒頭で本ができて配布する描写なんぞ入れたんじゃーい!
本ができるかどうかと、家族と一緒にいることを選んで身食いで死にますってな覚悟という第一部のヤマを最初にネタバレする理由って一切無いだろー。
あと、速水奨がそんなに好きか?Cパートの相手は第一部ならベンノが妥当やん?
なんかお子様がしきりにドヤ顔ネタバレしてるようなのをオフィシャルがやってるような・・・

作画はあんま荒れないとはいえ、そりゃこのベタ塗り設計ならねぇってところ。
配色には疑問を感じた。最終回2話だけ落ち着いた配色になってたけど、それまで悪目立ちするようなギトギトする色を無思慮に使ってるような感じでしたわ。CMの挿絵がちょっと動いてるやつが見本としてアニメとして単純化するにしてももうちょっとやりようはあるべなぁ。
まあ原作力でドンマイまいん。

わりと大長編なのでどこが下克上?ってな疑問もあろうけど、
{netabare}
第一部がプロジェクトXだとすれば第二部はD・カーネギーの「人を動かす」第三部は貴族政治。と大きな流れでちゃんと下克上しております。
{/netabare}
コミカライズは第二部と第三部同時に連載。曰く、このままやると30年かかるからだそうで。
アニメはどこまでできるかな。

コツコツ系開発チート<54>
1話視聴。
地道な開発チート。異世界転生の本来の王道ともいえる、元の世界の知識を活かしてののし上がり、かつ小規模に手の届く範囲で一歩づつというところが好ましい原作。
始まってまず、青っ!と。髪も衣服も青の二人って画面の色のバランスこれでええの?と。
その印象のまま、OP最後のキャラ集合で髪の色が安っぽく感じて不安モキモキ。
本編が始まるとシーンの光量に合ってるせいか違和感はそんななかった。

初回は「本がない」ってとこまで。地道やのう。
アニメで見返し状態になると、本本言ってるが目の前の中世世界に知的好奇心はくすぐられないのかなーなんてことも気になったり。

#ナレーションにこの声優・キャラ使いたいからって理由のみで、過去エピソードを振り返る形になってる気がするが"本作りが成功するの、ネタバレさせなくてもいいんじゃないの"とちょっと思いましたとさ。

投稿 : 2020/01/02
閲覧 : 208
サンキュー:

7

にゃしゅまろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新年初泣き(;д;)

昨日、13話14話連続でやってたのね!
レコーダー壊れ気味で怪しいから二重撮りしてるのかと思って、片方消す所だった( ;´Д`)
1期最終回泣いた泣いた(笑)
新年初アニメだった!
そして初泣き(笑)
トゥーリ(まめぐ〜)( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )(まめぐの声好きだな〜と改めて思いました。とくに泣き声凄くない⁈いいなぁ…え)
観る前は「また異世界?転生?え〜」
始まり「悲しいかも、辛い、無理かも」
後半「(悲しいけど)、強い、凄い」
現在「二期は春にやるの?絶対観る!楽しみ⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾」

投稿 : 2020/01/02
閲覧 : 220
サンキュー:

14

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

転生もの

平和な転生もの。最終回でいきなり超人攻撃出るのは違和感大で残念。

投稿 : 2020/01/02
閲覧 : 186
サンキュー:

9

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本を作るお話?

就職目前で亡くなった女子大生が、幼女となって異世界転生する話。
というと身もふたもないが、本が大好きだった主人公が、本のない異世界で
本作りに没頭する話。
どうにも単調で変化のない毎日。日常アニメなのか、異世界アニメなのか。
面白ないなあと思っていたが、「身食い」という縛りをかけることで、一気に緊張感を増すことに成功した。これはなかなかうまいと思う。
そこからは商売のやり方、交渉術、魔力の力、貴族と平民とのギャップなど、どちらかというと処世術のお話になっていく。
見た目は幼女だが、頭は女子大生の主人公がどこまで強く生きれるか、が主眼になりそう。
今期終わり方が微妙な作品が多かっただけに、この作品の終わり方は非常に綺麗にまとまって、好印象でした。
2期は春になるらしい。
元が結構長い原作があるだけに、どこまでやってくれるのか、期待。
ついでにもすこしアップテンポな劇伴を希望します。

投稿 : 2020/01/02
閲覧 : 304
サンキュー:

25

sgmKx61972 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こ、これは、、

1話にて転生した瞬間から本、本、本!
ここがどういう世界なのか、まして別人にまでなっているのに本のことで直ぐ頭がいっぱいになる。
こんな人間いないわ、、さすがにこれは駄作だ。
、、と思ってたら段々と面白くなってきた。
いやぁ面白かった!

投稿 : 2019/12/31
閲覧 : 313
サンキュー:

10

yuugetu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

雰囲気が苦手だったため4話で断念(個人的な記録なのでサンキュー不要で)

2019年秋アニメ。
原作未読です。

原作の評価が高く本は私も好きなので視聴してみたのですが、どうも合わなかったため4話ほどで断念しました。
おそらく異世界転生であること自体がどうにも…。知識や技術を持ったままの異世界転生が根本的に苦手なのだと思います。

絵も綺麗ですが絵柄や色使いがあまり好きではありませんでした。
原作イラストの椎名優さんはドラゴンマガジンの「エンジェル・ハウリング」の頃にお見掛けしていてとても好きだったのですが…。

好きな方にはごめんなさい。(2019.12.31)

投稿 : 2019/12/31
閲覧 : 294
サンキュー:

10

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本がない世界で

異世界転生作品です。
ただ、他とは違うのは主人公は普通の女の子で特別な力はない。
転生したら知らない女の子の身体だった。って点でしょうか?

彼女はマインと言う女の子の身体で、その異世界で目覚めます。
私達が住むこの世界ほど、その異世界は発展してはないのですが、普通の平和そうな世界です…そんな彼女は本が大好きなんですが、その世界では本が高級な物で中々手に入らないのですが…これも気持ち変わるなぁw

自分が好きな物がない世界。
私で言うならアニメがない世界?私には耐えられない世界ですw
とにかく自分の好きな物がないなんて世界は寂しいですよね。
無ければどうする?作ればいい^ ^
そんなエピソードですw

マインの目的が明確に定められていて物語自体難しくはないし、見ていて面白いです。
途中、正体が見破られたり身喰い?って体質?病気ではないらしい、のエピソードなどもあり飽きずに楽しめると思います^ ^

そして、流石にあの貴族には怒りが芽生えましたね。
あんな風に人や身分で態度をかえる貴族とかアニメではよくありますが…見ていて気分がいいものではありませんね。
マインの気持ちがわかるし、お父さんとお母さんも娘の為に立ち向かう勇敢な姿は良かった^ ^
そして、第1章終了。
これからも期待の作品です♪

投稿 : 2019/12/30
閲覧 : 187
サンキュー:

23

ぎゃん (・ワ・) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

文系版のDr.STONE

タイトル長ぇし面白いワケないけど取りあえず消化しよ・・・って感じで視聴し始めました。

めちゃくちゃ面白かったわ~。いや~この手があったか。。。

今流行りの(正直もう飽きてきた)異世界転移モノですが、この作品は他の作品と前提が違う。
まずモンスターがいない。
そもそも明確な敵はいない。
だからバトルはしない。

大まかに概要を言うと異世界転移ですがファンタジーの世界ではなく、中世のヨーロッパ的なトコに転移します。
なので現代で当たり前のようにある物がとても高価だったり、存在しなかったりします。

そして主人公はタイトル通り本が好きなのですが、この世界には本がとても高価です。
なので本を作ることにするのですが、本を書く為の紙すらないので紙を作る事から始めます。
んで紙を作る合間に転移前の知識でこの時代にないものを生み出し商売をしていくって感じの物語。
文系版のDr.STONEに狼と香辛料を混ぜた感じの作品です。

まったく誰だよ、異世界転移=ファンタジーの世界で俺TUEEEにしたヤツは。
別に戦わなくていいんだよ。って気付かされました。

あと家族愛の表現の仕方がヨーロッパっぽくていいなと思いました。
ステレオタイプで大袈裟に見えるんだけど、日本風にすると世界感が壊れるのでいい塩梅で表現出来てるなって感じです。

ここからは残念な点。
ちょいちょい作画が暴れます。
基本的には安定してるんだけどたまに「え!?」ってなる。
あとは後半少し急ぎすぎたかな。
うーん14話で足りなかったのか、尺の調整をミスったのか。
あと1話あればなんとかなったのにな~。

まぁそれでも作品としてはとても面白いので、とてもオススメです。
どちらかと言えば女性が観た方が共感しやすいかもです。

余談ですが、アニメーションプロデューサーの所に山口達也って書いてあったけど、元T◯KIOの山口メンバーとは無関係ですよねwww

投稿 : 2019/12/29
閲覧 : 347
サンキュー:

20

ネタバレ

KomcHi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

希望がページをいまめくるよ

見終えました。

本を愛している大学生の麗乃は、
念願である図書館への就職が決まってすぐに、
不慮の事故で命を落とします。
気がつくと麗乃はマインとして転生していましたが、
その時代は本は貴重で読むことは困難。
どうしても本を読みたいマインは、
どうするのかという物語。

中世ヨーロッパ辺りの時代でしょうか。
本はおろか、紙さえもほぼ無い時代。
紙がなければ作れば良い。
文字が分からなければ学べば良い。
どこかDr.ス○ーンに似てはいるものの、
科学よりも本造りの方が身近に存在していて、
馴染みやすいなという印象です。

見た目は幼女、中身は大人。
粘土板から始まり、試行錯誤の末、紙の作成に成功します。
いやぁ、執念ですよねー。
そのままの意味で本に命をかけています。

ただ、マインという体は虚弱体質で、
良く熱が出て寝込み続けるのもしばしば。
それは「身食い」というもので、
熱の原因は、体内の魔力であると判明しました。
どうやら魔力をもって生まれた平民に起こるようで、
平民は体内で制御するのが難しいのでしょう。
このままだと死んでしまう。
せっかく紙が出来てこれからって時に、
魔力に飲み込まれて命を落とすなんてやりきれませんね。

生き残るのには巫女見習いになって、
聖杯という魔道具に
魔力を吸い取ってもらうしかないようで。
結果としては良い待遇で巫女見習いになれました。

しかしその巫女見習いになるのに、
色々ないざこざがありました。
深くは書かないのですが、
神官長が良い感じにクズです 笑。

最終話では巫女見習いから
司書になるために手段を選んでいられません
とサブタイトルを回収し、一期はここで終わります。

この物語は魔力をもったマインに
転生することに意味があるんだろうと思います。
過去は苦しめられた魔力ですが、
自分を護る手段としても扱えますし、
平民が貴族と渡り合う為に必要な重要なファクター。
かつ現代の知識を加えて、
まさにこれから下剋上ということなんだと思います。

死なない方向で話が進んで良かったなと思うと同時に、
二期では貴族共を蹴散らす姿も拝みたいですね 笑。

投稿 : 2019/12/29
閲覧 : 237
サンキュー:

30

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なろう系と言うなかれ。質実剛健な意欲作

本好きの女子大生が本に埋もれて事故死し、5才の幼女マインとして本の無い世界に転生し…という物語。

なろう系のメタな文脈?に沿うとマインは萌え方向でキャラデザされるかと思うのですが、本作は世界名作劇場風の比較的媚びのない画風になっています。
演出も同様に、最近の作品にしては珍しく「記号化されたギャグ顔( ゚∀゚)」みたいなのを使っていません。すべて同じレベルのデザインで、つまりこの作品世界のリアリティを保って演出されています。
声優さんの演技も萌え風でもなく子供向け風でもなく、絶妙です。マイン役の井口裕香さんはとある~シリーズのインデックスの人で萌え演技は慣れていると思われますが、この作品では完全にそれを避けてるように聞こえました。
我ながら偏見にまみれてますが、なろうっぽくないです。
声の演出を含め、アニメ化にあたってのコンセプトが非常にはっきりした、(なろうなのに質実剛健という意味で)意欲作だと思います。

二期が既に決まっています。
ニコニコのコメントによると「二期のラストで第一章完になるだろうか?」というレベルだそうで、相当長い作品らしいです。

アニメでは最初の数話は面白くもつまらなくもなく…という感じだったのですが、マインの野望、不安、転生の秘密、家族愛など色々な要素が絡んで徐々に面白くなってきます。
他の方も書いていましたが、本当に「毎回ちょっとずつ面白くなる」作品だと思います。
一度も「今回はまあまあだったな」って話がないのがすごい。
私のストーリー評価が4なのは、完結してないからです。それだけです。
おすすめです。

投稿 : 2019/12/29
閲覧 : 173
サンキュー:

15

ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界転生の新たなかたち。

面白い発想でしかも面白いストーリでした。
なんか昔観たハイジや母をたずねて等の日曜アニメの
雰囲気を感じてしまったのは私だけかな?
4月につづきが放送されるみたいですが楽しみの1つ
ですね。
次はどんなことをしでかすのでしょうか。(笑)

投稿 : 2019/12/29
閲覧 : 157
サンキュー:

19

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作の予感(14話まで視聴して)。

原作未読です。

>2話まで視聴して
全く予備知識なしだし、下手したらタイトルで敬遠して観てすらいなかったかもしれない作品ですが
運よくめぐりあうことができました。

え?、なろう作品なんですか?。確かに設定の時点でいくつか気になるところありますよね。主人公とか。
まあ、でもそこはあまり気にしないようにしてみます。
後で納得いく理由付けが出てくるかもですし。


まず、本作で自分が一番気になっているのはキャラデザです。
一見、特に特徴がないようにも感じてしまうのですが
昔、時々目にしていた世界名作劇場?的な
やわらかい万人うけしそうな感じがするのかな?。
自分の中に眠る”懐かしさ”みたいなのを刺激されてる気がします。

声は、井口さんといえば”インなんとかさん”の印象が強くて
少しそっちにひっぱられてしまいそうになるのですが
本繋がり?なせいか、しっくりきて観れてしまいます^^。

何気に観ていてすごくやわらかい印象をうけるトゥーリだったのですが
中の人を知って大納得!!。
そりゃそうなっちゃいます^^。どうりで。

自分にとっては、もうそれだけで十分だったのですが
だんだん話の展開する先も、気になってきました。

ということで継続視聴確定です。


-------------------------------------------------
>14話まで視聴して
毎週毎週、来週が楽しみで仕方ありませんでした!。
完全にお気に入り作品です♪(★の評価、MAXに)。

14話ではちょっと泣けてしまいました(いい意味で)。
分割2クールの前半1クール?を通して
ゆっくりとしっかりと丁寧に
すごくすごく大切なことが描かれていた作品だと思いました。

本作を知った最初の印象は「え?、また”なろう作品”?」だったのですが
「ひょっとして子供向け作品?」に変わって
現在は「大人向けの絵本的作品?」という印象です。

現時点で名作の予感が色濃いのですが
原作?コミックス版?等では「〇〇編」、「〇〇編」とか多岐に進んでいるのかな?。
コミックス版が読みたくて読みたくて仕方ないのですが
せっかくアニメ版でこれだけ好きにさせてもらえたので
提供してもらえるのが確定している間は
やっぱりじっくりアニメ版を待たせてもらおうかと思っています^^。
(本作は全部完成されてからの放映だったのですか?
 他作品達もそういった製作方法が許される環境・業界だったらいいのにね・・)


いやー、じっくり視聴していると
どのキャラもホント魅力的ですよね。
しっかり表情・感情変化が描かれていてグッときます。
やさしさにも溢れてる。


OP曲・ED曲も間違いなく本作を好きにさせてくれた大きな力の1つです!!。
あまり最初は気にとめてなかったOP曲
なんか話数を重なるごとに歌詞がどんどん沁み込んできて
本作の世界観を見事に表現していてピッタリだなと無意識に感じるようになり
よく聴けば声質・表現力も素晴らしい!!!。
ああ、バハムートのニーナの方だったのですね!(ニーナの演技も最高でした^^)。
某サブスクサービスでアルバムも聴かせてもらいましたが
歌われる歌がここまで素晴らしいとは思ってもみませんでした。
サブスクサービス、自分にとってはありがたすぎる!。

ED曲はもう語るまでもないのですが
何?、このギュっと心をつかまれる感覚w。もうメロメロですね。
こちらも某サブスクサービスで聴けるようになり幸せの極み♪。
あ、wikiで調べて知ったのですが作詞・作曲は吉澤嘉代子さま。
あまり知らない方だったのですが、ちょっと前に関ジャムで知りました。
ご自身の2ndシングルで、井上陽水様のあの名曲のアンサーソングを歌われていた方だったのですね。
どうりで!(納得)。


「第2部が2020年春より放送予定」ですか・・。
その頃には、おそらく待ちきれずにコミックス版を読んでしまってる予感・・w。

投稿 : 2019/12/27
閲覧 : 329
サンキュー:

32

ネタバレ

みつぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

ありふれた異世界転生ものですが

何故かひかれる結構ひかれる

ありふれた展開過去に何度も見たような光景シーンなんだけど

まあひかれてしまいましたね

結構原点をうまくついてる作品なんでしょうね

中途半端で終わってしまいますが二期が楽しみ(あるのだろうか?)

能力病弱最強チャレンジ切ない恋夢希望絶望まんべんなく詰まってますよ

面白いです見てください

評価76点

投稿 : 2019/12/27
閲覧 : 214
サンキュー:

9

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

知識は最大の武器

本を愛し、図書館の就職も決まった矢先の不慮の事故…
目を覚ますとそこは、中世ヨーロッパを彷彿させる厳格な身分制度がある世界で兵士の娘マインとして転生する。
印刷技術の無い世界で『本』を手にできるのは、一部の貴族のみ。
無ければ作れば良いと、気の遠くなる環境を物ともせず、
前世で学んだ膨大な知識を基に、少しずつ前進して行く主人公マイン。時間をかけて順調に進んでいく反面、次第に身体を蝕む事実が明らかになっていく…

原作未読 
主人公マインを井口裕香さんの可愛い声で演じてます。
一から健気に頑張って進んでいく様は、惹きつけられて行きます。物語の進行は前半特に緩やかな流れですので
感情移入し易すく、中盤以降の展開は静かなワクワク感が
有りました。キャラを応援したくなる作品です。

最終章、神殿長ですが…
個人的には珍しくアニメ観てイラッ!と来ました
それだけ作品に入り込めたのかなと(^^)

アニメを観て原作が人気なのが理解出来ました      後は2部がはじまるのを楽しみに待つだけです

投稿 : 2019/12/27
閲覧 : 402
サンキュー:

45

もけもけぽー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

主人公に共感できなかった

完全に好みの問題で挫折しました。

志半ばで異世界転生。転生先の世界では自分の夢を実現させることが甚だ困難。
ひたむきに頑張る!

といった主人公の置かれた立場には、最初「頑張って欲しい」という気持ちを持って見ていたのですが、周囲とのやりとりに独善的な性格が見え隠れして、第一印象からちょっと不快でした。

自分の欲望の実現がまず第一。一方で人格はそこそこ大人のはずなのに家族の気持ちを汲み取る姿勢があまり描かれていなかったせいかもしれません。(最初の頃は特に)

また異世界の文明や文化、家族の生活に大きな影響を及ぼすということに関して、分別のある大人の人格としては無頓着すぎるんじゃないかと。下手するとその世界を見下してるような言動などもあり、そういう部分が諸々気になりました。
自分の行動に対する考えが、見た目通り子供じみた言動が多かったのも一因かな。中身も子供という設定なら暖かく見守るという視点も生まれたかも。

主人公の不幸な境遇には同情というか憐れみのような気持ちは確かにありますので、そこまで非難的な感情はありませんが、その行動に共感できるかというと微妙でした。

投稿 : 2019/12/27
閲覧 : 206
サンキュー:

6

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いい意味で思ってたのと違う

とりあえず見ておこうかぐらいで見たらめちゃくちゃハマった。二期が待ち遠しい。子どもっぽそうとか思った人はぜひ一回みてほしい。色々考えさせられる作品です。

投稿 : 2019/12/27
閲覧 : 187
サンキュー:

6

ネタバレ

もっくす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

アニメの良さはしっかり出てる

 1話で作画が・・・と言われてましたが、実際に見てみると全く問題ない、というかどんどん癖になってくる。
 自分も広告バナーを見てマインの作画に不安がありましたが、慣れてきた・・・というよりも作画がどんどん良くなってて、とにかくいろんな表情のマインが見れて満足しています。
 
 作画自体は一見うすいというか、安っぽく見えますが、よく見るとキャラの動きや表情は丁寧に作られていて、アニメとしてしっかり味があります。

 アニメだとどうしても原作改変がありがちですが、ストーリーは原作からかけ離れることもなく、多少の演出違いはありますがかなり上手くまとめられていますね。
 現在10話まで見ていますが、今後この世界のダークな部分も出てくるので、そのまま表現するのか、オブラートに包んでしまうのか気になりますが、2期も決定したことですし、ゆっくり楽しませてもらいます。
 
 とにかくこの作品は他のなろう系みたいにステータスオープン!とかチート能力!とか設定のゴリ押しがなく、少し大人向けの内容なので地味になりがちですが、とてもしっかりした作品なのでもっと評価されてほしいです。

【11話感想】
{netabare}
 個人的に楽しみにしていた家族会議ですが、原作や漫画と比べてセリフが足りてないと感じました。
 ここの家族の心の動きの描写が薄いと別な印象を与えてしまう・・・けれどもやっぱりここの描写を丁寧にするとマインが貴族に飼い殺されてあんなことやこんなこと・・・を容易に想像できるのであえてやめたんでしょうかね。
 そうなるとこのアニメは深夜枠以外も狙っているのかな・・・?
{/netabare}
【全話視聴感想】
{netabare}
 14話のマイン覚醒シーンが個人的にかなり好き。
 まさか声まで変わって・・・でも井口さんの声かっこよかったしマインもイケメンに見えてもうね・・・これはアニメでしか味わえない良さ!
 最後のシーンは
  神官長「あの子がいったい何者なのかを」(バーン)次章に続く!
という終わり方を勝手に想像していましたが、家族との再会シーンで終り、まるで来週も続きが見れるような感じでしたね。
 終わってみるとやっぱり上手くまとめられていて、ここから漫画や原作に入ってもすんなり楽しめると思います。
 作品に対する誠実さが伝わってきて、次章も楽しみです!
{/netabare}
   
 

投稿 : 2019/12/27
閲覧 : 245
サンキュー:

9

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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~のストーリー・あらすじ

現代の日本で生活している「本須麗乃(もとすうらの)」 は、念願である図書館への就職が決まったその日に亡くなってしまう。もっと多くの本が読みたかった、そんな未練を抱いたままの彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての身体を持って意識を取り戻した。物語の舞台となるのは 魔法の力を持つ貴族たちに支配された中世のような異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために奮闘する。(TVアニメ動画『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年秋アニメ
制作会社
亜細亜堂
公式サイト
booklove-anime.jp/
主題歌
《OP》諸星すみれ『真っ白』《ED》中島愛『髪飾りの天使』

声優・キャラクター

井口裕香、速水奨、中島愛、折笠富美子、小山剛志、田村睦心、子安武人、日野聡、前野智昭、内田彩

スタッフ

原作:『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』(TOブックス刊)著者:香月美夜/イラスト:椎名優
監督:本郷みつる、副監督:川崎芳樹、シリーズ構成:國澤真理子、キャラクターデザイン:柳田義明/海谷敏

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