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「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(アニメ映画)」

総合得点
88.1
感想・評価
571
棚に入れた
2981
ランキング
132
★★★★★ 4.1 (571)
物語
4.2
作画
4.1
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.2

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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

センテイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

和歌山で見てきました!

途中までは、かなり重い作品ですね・・・
胸がギュ~~~と締め付けられました。

でも、最後は映画を見た!!
って感じで、良かったなと思える作品でよかったです♪
一瞬、重いままで終わってしまうのかと思いました。

桜島麻衣先輩は、最高ですね・・・(´;ω;`)
サクタに少し殺意が湧きました!!

投稿 : 2019/07/22
閲覧 : 161
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見に行って満足

TVシリーズが楽しめたので足を運びました
劇場版を完結に持ってくる商法は賛否両論あるとは思いますが鑑賞後の満足度が上がるのであれば
宜しいかと。内容とは別に本作の特筆すべき点は、水瀬いのりさんの演技と思います。今後も様々な役をこなして視聴者の皆さんを感動させて頂く事を期待します

投稿 : 2019/07/19
閲覧 : 137
ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

量子にはじまるふたりの恋の物語。

TVシリーズ同様に、楽しめた作品でした。

最終シーンで、咲太くんと翔子ちゃんが、お互いの名前を呼びあう姿に、ぐっとくるものがありました。
そして、言霊の響きには、量子もつれを誘発させるパワーがあり、あたたかな記憶さえもよみがえさせるのだと、いたく感じました。

本作の特徴として、初対面でお互いに名乗り合うシーンが幾度も描かれていますが、おそらく、量子もつれのファーストステップを表わしているのかもしれませんね。



実は、私にとって一番苦手な教科が "物理" でした。
今でも相も変わらず、答案用紙の点数が夢に出てきます。
そのたび、苦い記憶がありやかに思い出されて、思春期症候群を発症するような気になります。(ホントだよ)

そんな私が、本作を視聴するために依拠していた文章があります。

「粒子性(物質の性質)と波動性(状態の性質)を併せ持つ、このような特殊な存在を、 普通の物質と区別するため、「量子」(quantum) と呼びます。
その「量子」を研究するのが「量子力学」です。 "電子は「量子」の代表格" です。」(量子力学入門より)


丁寧にも、以下のような解説が記されていました。

波は、物質ではなくて「状態」です。
海水という「物質」の、ある「状態」が波です。
"原子より大きい世界" では、このように「物質」と「状態」をはっきりと区別できます。

しかし、"原子より小さい世界" では、そんな区分ができません。
電子は「物質」ではなくて「状態」です。
ただし、海の「波」の場合の「海水」にあたる "物質がありません"。
( " " はfuushin )


この解説の通りに受け止めれば、量子力学の世界では、咲太くんや翔子ちゃんの肉体は、物質としては "ない" という解釈ができるということになるのでしょう。
でも、状態なら "ある" ということにもなります。


シュレディンガーの猫の体を構成する量子は、観測されて初めて、その実存が確定する。
咲太くんと翔子ちゃんが、"生きよう" と思うなら、彼らを構成する量子もまた、"生き抜く希望を共有するプロセス" が必要なのでしょう。


そして、確定するまでには、一方通行ではなくて、長く、強く、諦めずに、見つめあい、手を取り合うように過ごしてきた濃密な、そして相手の幸せを切望し、祈念するという、利他愛の想いの積み重ね(=状態) が絶対条件なのでしょうね。


量子のような私を、実存する私として見つけてほしい。

生きていきたい私を、生き続ける私として確定させてほしい。

あなたが私に紡ぎ結んでくれた、優しさとあたたかさの絆を、もっと強く、もう一度、切り結んでほしい。

その想いもまた、量子としてなら、双方向に混じり合うのでしょうか。
量子は、記憶に姿を変えて、胸の奥の奥に秘められているのでしょうか。

もしそうなら、終幕の翔子ちゃんの笑顔は、咲太くんへの "初恋" のリフレイン。
咲太くんには、鮮やかに思い描ける祥子さんへの "憧れ" のリバイバル。

あのシーンで、二人が観測しあった瞬間に、懐かしい記憶がリプレイされたと言えるのかもしれません。
かつて、優しさを共有し合った二人です。
その証として、量子が共鳴し、記憶を呼び起こしたのかもしれませんね。



「人は、優しくなるために生まれてきたのだと思いますよ。」

"優しさに包まれたなら" ってユーミンの曲がありますが、私はこの曲を聴くたびに、なぜか涙ぐんでしまうんです。

本作を視聴しながら、同じような思いに包まれて、ハンカチが手放せませんでした。

それも、量子もつれだったのかな。



レビューを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/07/18
閲覧 : 299
サンキュー:

34

ペンペン中将 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

難解なストーリーをキャラでまとめる。アニメ補完も十分

アニメがかなりよく、原作を購入。ただし、夢見る少女は絶対に映画館で最初に見ると決めていたので、それより以降は未購入。つまりは初見です。

アニメ補完としては十分、それどころかアニメを圧倒的に上回る出来だった。
アニメからのいいところだけど、キャラ全員が立ちまくってる。いままでの積み重ねが今に繋がっているところとかが、やはり心にくるものがある。この時点で原作を補完できていると言えるだろう。
続いてストーリー。難解ではあったけど、完成度はとてつもなく高い。衝撃の連続で頭が回らなくなりそうだったけど、前述のキャラの立ち具合とラノベ特有の台詞回しで緩和をしっかりしてくれた。
感動ですが、実は僕は泣かなかったです。ただ見終わった後、心の底にまでメッセージを届けられた感じがしました。切ないと言うのでしょうかね。
唯一欠点をあげるとしたら本当にただアニメの続きだったこと、映画でやる意味をいまいち感じられなかったことぐらいですね。アニメでこれをやったらもっと高い評価を受けたのかもしれないです。

総評
とにかく評価したいのはキャラですね。今までのキャラの組み立てからなるこの映画の調和。アニメから「完結」させるにおいて素晴らしく着地したと思います。文句なしの満点です

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 163
サンキュー:

9

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ただのブタ野郎が劇場に行ってきただけの話

まずは、劇場版の情報整理からしていきたいと思います。
原作未読、劇場視聴も1回だけなので、
理解し切れない点もありました。
まさかこれ程多重構造になっているとは思いもしませんでした。
間違っているところも多々あるかもしれませんが、
一応情報整理してみました。
円盤が発売されて、検証する機会があったら修正するかもしれません。

「(大人)翔子について」

牧之原翔子が小4の時に出された「将来のスケジュール」という課題ですが、
この課題を書けないことによって翔子の思春期症候群が発症します。
「時間を進めたくない」と願った翔子は
周りとは違う時間軸を生きていくことになります。
翔子の流れる時間は周りよりも遅いのです。
イメージとしては、「時間よ止まれ(ザ・ワールド)」という能力が使えたとして、
周りの時間は止まっているのにも関わらず、自分の時間軸だけは進んでいます。
つまり、自分だけ成長してしまいます。
翔子に残された時間は増え、
さらに高校生、大学生、大人になりたいと願いも叶います。
実際に「時よ止まれ」なんてことはできませんよ。
これは、翔子の流れる時間は周りよりも遅いということを
イメージしてもらう為の例え話。

そうして生まれたのが大人翔子
・・・ということではないのが若干ややこしいところです。
成長した翔子は、劇中では未来の出来事である
梓川咲太がクリスマスイブに事故死→心臓移植によって成立している存在です。
大人翔子は小4の時に思春期症候群を発症させたことによって生まれた
憧れの未来像ではなく、
咲太の命を救うべく未来から過去に来た存在です。
未来から過去に? 
ちょっと理解が追いつかないかもしれませんので、この点については、後述します。


「咲太の胸の傷」

咲太の心臓を移植したことによって翔子は、
本来の寿命の先を生きることができました。
しかし、それは咲太の死ということが前提です。
そんな世界線は改変してやるって未来からやって来たのが、大人翔子です。
未来→過去へ。
咲太が交通事故に遭う前の咲太と未来からやってきた翔子。
未来からやって来た翔子は咲太の心臓移植によって存在する為、
この二人は同じ心臓なんですよね。
その拒絶反応というべきものが、咲太のあの胸の傷です。
同じ時間軸に同じ心臓を持った人がいたらおかしいですよね?


「別の世界線へ」

大人翔子が、(自分よりも麻衣との約束を守るということを見越して)
咲太を事故現場へ向かわせない為の約束を取り付けますが、
この嘘を咲太は看破して、自らが犠牲になろうとします。
しかし、その結末は、そんな咲太を庇った桜島麻衣が犠牲になってしまいます。
この結果、麻衣の心臓が翔子に移植されます。
このことによって、咲太の胸の傷も消えます。
麻衣の心臓を移植した翔子と咲太、別の心臓です。拒絶反応は起きませんよね?


「その世界線は許さない」

麻衣さんがいない世界なんて自分には耐えられない。
ここで咲太は一つの決断を下します。
それは自分も麻衣も犠牲にならない世界。
換言すると、翔子を見捨て自分も麻衣も死なない世界線です。
その為に咲太は過去へ戻って過去改変を行おうとします。


「ちょっと待って! なんで過去へ行けるの?」

まったくの推察ですけど、思うに、咲太はクリスマスイブ前に
思春期症候群を発症させています。
自分が犠牲になり翔子を助けるのか、
それを避けて麻衣と二人で幸せになる未来を選ぶのかの二択を迫られて、
そんな未来(クリスマスイブ)は来なければいいと願ったはずです。
これは、根本的には、小4翔子と同じ願いですよね。
このことによって違う時間軸の自分が生まれたと考えれば、
一応の辻褄が合います。
つまり、咲太が発症した思春期症候群は、翔子と同じスタンド(思春期症候群)だった
ってことではないのですかね?
そのことによって生まれた少し未来の自分は、過去をやり直したいってことを
揺蕩う意識の中で強く願えば実現すると。
単に大人の梅ソーダのせいって言ってもいいんですけどねw


「これまでの徳が咲太を助ける」

事故前に戻った咲太は誰にも観測されません。
必死で自らを呼び掛ける咲太に気付いたのは、
「尻を蹴り合った」古賀朋絵。
その他にも、違う時間線を生きている自分自身にでも「電話」でなら会話可とか、
豊浜のどかの協力が必要だったりとかと、
各種ルートが活きています。
これまでやってきたことは決して無駄じゃなかった!ってことですね。
「たとえ、過去改変の為に違う世界線に行こうとも記憶までは消し去れはしない」ってことです。
ここ重要。


「小4翔子が思春期症候群を発症しなかった世界線」

小4翔子が「将来のスケジュール」を書けた世界線です。
翔子が思春期症候群を発症しないってことは、
海岸での咲太との出会いもなかった世界です。
そんな咲太が峰ヶ原高校の生徒になっているのは何故?
それは、過去改変しようが記憶までは消し去れはしないってことだからでしょうね。
いくら過去を改変しようが、別の世界線のことが夢に出てくるんですよ。
ならば、また同じようなルートを辿るはずです。
そして、それ故に、最後のシーンで翔子の存在に気付くことができたのです。


「アニメと劇場版の総括」

思春期症候群=怪異と考えれば、話のフォーマットは「化物語」です。
そこに「俺ガイル」のエッセンスを加えたり、
劇場版に至っては、「シュタインズ・ゲート」の話作りに酷似しています。
ヒット作品の売れた要素を緻密に分析して、上手く取り込んでいると思います。
思春期症候群を量子力学によって説明するというアプローチも、
舞台作りとしては秀逸でした。

各種ヒロインルートに関しては、
出来不出来の差は結構あるかもしれませんが、
全体的には楽しめました。
尺の問題もあり、不満点がまったくない訳ではないですけど、
少なくともストーリーテリングについてはプロの仕事だなと強く感じました。
玉石混交というか、最近は素人のオ○ニー作品も少なくないので。

ただ、キャラに関して言えば、
気になったのは咲太の台詞回しと対応力の高さ。
童貞ブタ野郎とは思えないほど、達者です。
なんかやらかしても、即座に対処する対応力と行動力。
DK(童貞高校生)なら普通、その場で直立不動ですよ。
読者、ないし視聴者のなりたい理想像、憧憬型主人公の典型なんですけど、
ちょっとやり過ぎ感があります。
お前は、SGDK(スーパーグレート童貞高校生)かと。
それに、咲太を始め本作のキャラは他者を優先させすぎというのも気になった点です。
なんの躊躇いもなく自らの命を投げ出そうとするのは、かなり違和感が残りました。

こうした気になる点はあるにせよ、少なくともアニメ版を楽しめた方なら
劇場版は必見でしょう。出来はかなりいいと思います。
というか、これを見なきゃ何も完結しないから!
何も劇場で!なんてことは言いません。レンタルでもなんでも是非見て頂きたい。


「おまけ」

劇場で体感してよかったのかどうかは分かりませんが、
事故シーンは本当トラウマw 音とか本当凄かった。
安全運転しましょうね!!

投稿 : 2019/07/14
閲覧 : 426
サンキュー:

24

ネタバレ

めー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

泣けた。
桜川先輩好きなので、今回のお話はものすごくつらかった。

桜川先輩の事故シーン涙が止まらない。
互いが互いになんとかいい結果をと求めて何故ああなっちゃうのか。
切なすぎる。
でも、三人には必要な話だったのか…。

声優さんがうますぎて、どのシーンもつらい。

ちょっとストーリーが難しいので、皆さんの考察とか感想見たりしたけど、100パーセントわかって作品を楽しめたかというと全然自信なし。
もう一度見たい。

包丁持ったまま玄関に出ようとする桜川先輩が癒しだったな(笑)

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 205
サンキュー:

8

サカキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメの続きのお話

アニメ版では牧之原翔子の謎が解明されていなかったので、それをメインにしたストーリー。各所にアニメ版で出てきた風景が描かれていて楽しかった。なので先にアニメを見終わってから見たほうが良いと思う。ストーリーは申し分ないが最後は少しまとめ方がむりやりすぎる感じが出ていた。また登場人物それぞれの心情や主人公と彼らの関係性とがはっきりと描かれていて良かった。あと衝突のシーンがやけにリアルで驚いた。

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 157
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

シュレーディンガーの悪魔

失意のどん底を救って貰った女の子の命と
自分の命、そして自分の彼女の命を天秤にかけることになる
主人公。

なんでこんなややっこしい状況になったのかというと
「病院送り事件」の傷が影響している。

小さい翔子さんは心臓を患っており、
交通事故に遭った主人公の心臓のドナーによって救われる。

大きい翔子さんはその結末を変えるために来た
翔子さん自身が作り出した悪魔(天使?)だった。

主人公にとっては悪魔だなと感じたので、
ここでは悪魔と書きます。
(…ブタ野郎にとっては天使か?)

自分の命を投げ出せば、翔子さんは助かる。
はずが主人公を死なせたくない麻衣の献身により
逆に麻衣が死ぬことに。

八方塞がりの中で、翔子さんが心臓病に
ならなかった未来を選択をしようとする。
それは主人公の高校生活を無かったものにし、
桜島麻衣との出会いも無かったことにすることだった。

心臓病の翔子さんがいなければ、
テレビアニメ放送の内容は無かったことになるからだ。

テレビ放送話が壮大な前振りになっていて面白かった。

翔子さんの存在を確定させると主人公が死ぬので
シュレディンガーの悪魔だなと感じた。

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 136

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大切なものを守ること、選ぶこと。

思春期症候群で去年一躍話題になったアニメ。
ラノベながらハーレムハーレムしていなく、終始しっかりとしたテンポのラブコメが好評を受けていました。その映画化作品。

原作でいうと既刊9巻(2019.7現在)のうちの6,7巻にあたる部分です。

最近本当にアニメ映画が多く、嬉しい悲鳴状態ですが今作も当たりでした。

今までアニメでは、それぞれのヒロインが抱えている思秋期症候群に
主人公の梓川咲太が関わりつつ、克服していくというものでしたが、
映画ではアニメであまり出番のなかった「牧之原翔子」の登場で
これまで通り「他人の思春期症候群を治してあげよう」と行動していた
咲太自身にも影響が出てきます。

本編を見た印象としては、これは
ヒロインである「牧之原翔子」でも「桜島麻衣」でもなく
主人公「梓川咲太」のための物語だと、そう思いました。

アニメの続編という立ち位置なので、これまで明かされなかった咲太の胸の傷の正体も分かりますし、思春期症候群を克服して「かえで」から「花楓」に戻った妹の日常も描かれます。それに加えて、これまでそこまで露にならなかった麻衣の咲太への感情が爆発するシーンもありました。

映画は90分終始重い展開が続きますが、原作を読んでいても重い感じは相変わらずでしたので、無理に変な笑いを入れてきて雰囲気が崩れるよりもずっと良かったかなと思います。
90分より体感は長かったですね。
ヒロイン総出で今回は脇役の理央もしっかり感情描写がされていて、内容は濃く盛りだくさんなように感じました。


どちらかを救えばどちらかが死ぬ。
「死」という事実を初めて目前に咲太が下した決断、
そして抗えない現実に最後までもがいて見せた咲太の生き様を
ぜひこの本編で見ていただけたらと思います。

個人的に今年見た中でもかなり上位でした。
これから、放映劇場も拡大されるようなので、まだの方はぜひ。

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 276
サンキュー:

22

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメ版は前座、映画が本番。

アニメ版は前座に過ぎなかった。別につまらなかったわけではないが、世界の理(ことわり)の核心を突くようなものはなかったし、謎も多かった。アニメはキャラ紹介や世界観の説明に終始していただけではあったが、それらは非常にわかりやすかった。ただ、全視聴者が気になっていたであろう「牧之原翔子はいったい誰?」「胸の傷は何?」の二つは明かされず・・・


それを踏まえたうえで見た劇場版。中盤で、牧之原翔子が心臓病であることが明かされたシーンで、すべてが繋がった。そして、映画の後半はどのような展開でゴールに向かうのか、ワクワクが止まらなかった。

一番衝撃的だったのが、麻衣先輩が朔太をかばって轢かれて死んでしまったシーン。麻衣さんのことが好きだった自分は、思わず朔太に感情移入してしまい、絶望感を味わった。

それから、牧之原翔子に過去に戻れる方法があることを聞いた時の希望にすがる気持ち、麻衣先輩を助けつつ自分も生きる方法を探さなければいけない焦り、麻衣先輩を選ぶ代わりに牧之原翔子を犠牲にしなければいけない切なさ・・・いろいろな感情を、朔太とともに味わった。

ラストのシーン。違う道を選んだ牧之原翔子に出会い、すべて成功に導けたことを悟った時の、やりきった達成感も格別だった。


最初から最後まで、本当に楽しかった。(同じ映画を何回も見るという信者オタクみたいな行動は嫌いなのだけれども、)これはもう一回見なければ。


p.s.
麻衣先輩のタイツ最高!!!!

投稿 : 2019/07/04
閲覧 : 223
サンキュー:

8

E=mc² さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「ありがとう」 「頑張ったね」 「大好き」 を大切にして生きていく

期待しかない!!

めちゃくちゃ楽しみにしてた作品、やっと見ることができました。
真っ先に出てきた言葉は「原作読んでてよかった…」
尺とストーリー上仕方ないのかもしれないが、ざっと小説2巻分を1時間半に収めているので兎にも角にも時系列を追うのが大変すぎる。
その中でも上手くまとめられてはいたと思うが、鑑賞前でも後でも良いので原作を読むことを強くお勧めします。
後作画が放送時に比べてちょっとお粗末な感じで、若干声優さんが声を忘れてる?(今までとは空気が違うので仕方がない?)といった感じです。

投稿 : 2019/07/04
閲覧 : 1502
サンキュー:

10

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春ブタ野郎は泣きゲー的奇跡を起こす

【概要】
 「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」は2018年秋クールに放送されたTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の劇場版作品。原作の6巻と7巻に相当し、TV版(全13話)の完全な続編として制作されています。イメージとしては14話以降が劇場公開になっているという感覚で良いでしょう。したがって、先にTV版を全話見ておくか原作を5巻まで読んでおいてから劇場に向かうべき作品となっております。内容は主人公の初恋の人、牧之原翔子の思春期症候群と主人公の胸の傷に関するお話です。

【劇場版の感想と評価】
{netabare}
 青ブタの長所である心理描写が丁寧さとヒロインズの可愛さは劇場版でも変わらず。ただ人の命が関わっていることがあって、これまで以上に重い話になっています。主人公は自分を殺して心臓を捧げて初恋の人を助けるか、それとも見殺しにするか、という究極の選択を迫られます。咲田は前者を選ぼうとするのですが、自分の命を犠牲にしてまで翔子を救おうとする選択には、少し共感しづらかったですね。

 「お願いだから生きて」と麻衣さんが必死に訴えかけているし、そうそう自分の命を捨てるなんてできないと思うのです。青春ブタ野郎が聖人になりすぎて、ただのブタ野郎のワイには遠い存在になってしまった・・・

 あと気軽にリピートできない劇場アニメとしては少しストーリーが凝り過ぎかなぁ。後半は急展開すぎて、理解が追い付かないところがあって劇場を出てから状況整理してました。原作を読んでいる場合や2周目なら(あるいは状況をスッと理解できる頭脳明晰な方なら)もっと感動できたかもしれません。

 作画はTV同等のクオリティという感じでした。ED曲は不可思議のカルテを全ヒロインがメドレーで歌うという粋な演出。本編でもこれまで登場したヒロインそれぞれにきちんと出番があるので、総じてファンには嬉しい劇場版になっていると思います。原作に魅力を感じた方は観に行って欲しいですね。
{/netabare}

【シリーズを通しての雑感】
{netabare}
 TV放映中から化物語・ハルヒ・俺ガイルなど色々な作品との類似点を指摘されることが多かった作品でして、劇場版もリゼロとかシュタゲとかいった作品名がちらほら挙がっています。ただ全体を通してみると古き良き時代の美少女ゲームの系譜に連なる作品だったかなぁという感想です。

 美少女ゲームで、ヒロインを攻略するにはどうすればよいか?顔を合わせる機会を増やし、話す機会を増やし、一緒に遊ぶ機会を増やし・・・という恋愛ハウツー本のような手順を踏むことはむしろ少なくて、ヒロインが抱えている悩みやトラウマから解放する、これが攻略の鍵になっていることが非常に多いようです。心の悩みから解き放たれた時、ヒロインは主人公に心を許してくれるわけですね。(18禁ゲーなら体も・・・)

 青ブタは各ヒロインの思春期症候群を治癒する、という流れが様式化されている作品です。思春期症候群は心の病。やはりヒロインが抱えている悩みやトラウマを知り、それを解消することが咲田のミッションになっています。ただし本作には桜島麻衣という正ヒロインがいて、早い段階で恋人になる。では以降のヒロイン攻略にはどんな意味があるのか。主人公を成長させるため?それもあるでしょうけど、僕は最後に「奇跡を起こすため」だと思うのです。

 CLANNADという著名なノベルゲーム作品があります。アニメ版も人気ですね。実は「CLANNADはドラゴンボール」という面白い説があるのです。CLANNADには人々の願いが形になった、光の球という概念があります。この光の球は人助けをすることで増えていく。CLANNADで奇跡を起こし、TRUE ENDに物語を導くためには光の球を集めて幻想世界に転送しなければならない。成功すれば、町が主人公の朋也たちを救ってくれる。このCLANNADの世界観は、「ドラゴンボール集め」と似通っていますね。

 さて、青ブタに話を戻しましょう。牧之原翔子は咲田か麻衣、いずれかの犠牲によって心臓を譲り受けて自分が助かる道は選ばず、小学生の咲田と出会わない世界を選ぶことで咲田も麻衣も死なずに済む、という第3の道を選びました。
 
 その結末は、改変後の世界では麻衣がホラー映画ではなく心臓移植の映画に主演し、その反響でドナー登録する人が増え、翔子は助かる。咲田は麻衣と再び出会うことができ、やはり2人は結ばれるというハッピーエンドになりました。めでたしめでたし。しかしどうして改変後の世界で、咲田や麻衣は翔子との記憶が意識の奥に残っていたのかという疑問は残ります。

 この件について既に色々と考察があるようですが、僕はシンプルにこう考えたい。咲田がここまでに何人ものヒロインを苦しみから救ってきたから、彼は奇跡を起こすことができたのだと。
{/netabare}

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 544
サンキュー:

35

ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

初日舞台挨拶にも行ってきました

~・~・~・~・~公開記念舞台挨拶に行ってきました~・~・~・~・~

第一希望の上映後舞台挨拶は落ちて
上映前舞台挨拶に行ってきました

上映前ということはつまり
これから見る人に向けたメッセージですから
原則ネタバレ無しということです

本当はネタバレありで面白い裏話をたくさん聞ける
上映後舞台挨拶の方が好きなのですが
まだ観ていない大多数の方にも
ネタバレなしでトークの内容をお伝えできる点は
いいかもしれませんね

原作は現在読んでいる途中で
まだ劇場版相当部分に辿り着いていませんが
映画の内容は原作の6巻と7巻にあたるようです
TVシリーズは
1巻バニーガール先輩
2巻プチデビル後輩
3巻ロジカルウィッチ
4巻シスコンアイドル
5巻おるすばん妹
までを中心に
最終話で6のエピソードを少し添える形で
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
という題名で放送していましたが

今回の劇場版は
6巻ゆめみる少女
7巻ハツコイ少女
の二つを
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
というタイトルでアニメ化しています

1~5巻がそれぞれ
麻衣、朋絵、理央、のどか、かえでの話なので
舞台挨拶に行くまではゆめみる少女という題名から
翔子がメインの話だと思っていました
しかし舞台挨拶でこれから見る人たちに向けて監督から出た言葉は
「TVシリーズはそれぞれの女の子達の話でしたが
劇場版は咲太の話です」
というもの
そして実際翔子が重要な役割を担って入るものの
咲太が自身に起きている思春期症候群を解決するため奔走する話であり
TVシリーズで少しずつ蒔いてきた伏線を
がっつり回収する構成になっています

したがってTV版見てないよ!という方は
これを観る前にTV版を見てくるか
原作小説を5巻まで読む必要があります

逆にTV版を観たのであれば
ぜひ劇場版もセットで見るべきだと思います
TV版とは独立したエピソードというよりは
TV版の完結編とでも言うべき作品なので
(原作はそこで完結せずにそのまま続いていますが)
これを見ることでTV版の評価も変わるんじゃないかと思います

一般公開前ということもあり
内容に関してのより突っ込んだ話は控えることにして
一般公開後に原作読了状態で
再び劇場に足を運ぶ予定なので
そのあとでまたレビューしようと思います

おまけ:舞台挨拶雑感(ネタバレ無し)

{netabare}監督:増井壮一

4日前まで今日が何曜日かもわからないような
忙しい生活を続けていた
ふらふらと入ったコンビニで
ちょうど青ブタコラボをやっていて
コラボ商品をぼんやり眺めながら思ったのは
「へぇ・・・青ブタ映画やるんだなぁ」

あんたがボロボロ二なりながら作ってるやつだよ!

梓川咲太役:石川界人

作品の見どころを聞かれて

「人間の限界を越えようと頑張ったけど
実際には全然できてなかった
あれは山寺宏一さんにしかできないやつだと思う」

簡単に説明するとテンションの違う二人の掛け合いを
一人芝居でこなさなきゃいけないシーンがあるんですね
実際には無理だったということなので
おそらく2度に分けて録ったのだと思います

彼は山ちゃんにしか無理と言っていましたが
君嘘フィナーレにおける朗読劇では花江夏樹が
公生と黒猫の一人芝居を見事に生で演じきっていましたよ?(・x・;

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

水瀬「アフレコがだいたい・・・2月くらいだったと思うんですけど」
瀬戸「あれ?3月じゃなかった」
石川「いや4月だったような気も・・・」
瀬戸「それはないよ!4月じゃ昨日じゃん!」

いや・・・昨日ではないと思うよ?
というかそこはそんなに掘り下げ必要かなw?

牧之原翔子役:水瀬いのり

事前情報の無いサプライズ登壇でした
水瀬「この後でみんながツィッターとかにあげて
私のファンが悔しがるやつですよ(にやにや)」
石川「でも、絶対欠かせない役だし、水瀬さんのイベントスケジュール確認して、サプライズ目当てでここにきてるファンもいるかもしれませんよ?」
水瀬「・・・」
司会「今日水瀬さんが来るのを予想してここに来た人っていますか?」
ぱらぱらと手が上がったのを見て、心の底から嫌そうに
水瀬「怖っ!!」

ファンにそういう態度とってるとまた換金所のババァって言われちゃうよw

思春期症候群の話になって
それぞれどんな思春期を送っていたかという質問になりました

監督:増井壮一

「高校の時は勉強とか全然してなかった
数学の二階建ての公式が覚えられなくて
こんなもの覚えて俺の将来に何の役に立つのか?
と先生に訊いたけど
『とにかく覚えろ!』しか言わないから
それ以来勉強するのをやめた」

まぁ勉強なんかしなくてもほかの手段で食べていけるなら
それはそれでいいと思いますねw

梓川咲太役:石川界人

石川「高校生くらいの頃は・・・周りに誰もいませんでしたね」
司会「それはぼっちというやつでは?」
石川「人の傷をえぐらないでください(悲)」
石川「まぁ・・・人間が嫌いでしたからね・・・」

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

瀬戸「高校に入って知り合いが全然いない環境になったのをきっかけに
いわゆる高校デビューってやつで
クールな一匹狼キャラになろうと思った
そういうのがカッコいいと思ってた
でも入ってすぐにクラスの子に話しかけられて
すぐ仲良くなって部活とかにも入って
全然そういう感じにならなかったw」
石川「( ゚д゚)<・・・」

一匹狼がカッコいいとか言い出した時は
石川君のフォローしてあげるのかな?
とか思ったんですが最終的には
石川君のぼっちぶりが際立つ方向にw

牧之原翔子役:水瀬いのり

水瀬「高校生くらいの頃は
大人のどこがえらいのか?
ちょっと30㎝くらい大きいだけで
なんでそんなに偉そうなのか?
オーデションに行っても
お前ら私を評価するとか何様のつもりだよ!?
って思ってました」
瀬戸「評価してもらうために自分からオーディションにきて
評価されたくないって矛盾してますねw」
水瀬「ほんとその通りですよね
まぁそれでたくさん炎上したりもしました・・・」
瀬戸「自分からほじくり返さないでいいからw」

どうやら炎上の件を多少は気にしている模様w
{/netabare}

~・~・~・~・~公開記念舞台挨拶にも行ってきました~・~・~・~・~

原作をしっかり読んだうえで初日舞台挨拶に行き
その翌日に3回目をあにこれメンバーといってきました

これでもかというくらいぎゅうぎゅうに詰め込んだ作品なので
原作からはいろいろ削られてる部分があったり
地の分の説明が無くなってわかりにくくなっているところがあったり
原作で補完してから見た方がより引き込まれる作品でした

実際初見のときより原作読んでから見た2回目の方が
一人一人の細かい心情まではっきりとわかって倍くらい泣けた
というか上映時間の半分くらい泣いてた気がします(つдT)

おまけ:舞台挨拶雑感(ネタバレ込み)

{netabare}司会(天津向)

どうも!司会のムカイオサムでーす

へー・・・天津の向って下の名前おさむだったんだね
とか思ってたら

梓川咲太役:石川界人

石川「どうも梓川咲太役の向井理です」
向「それさっきダダ滑りだったから!
  傷口に塩塗り込まないで!
  大体やったらバカウケだよって煽ったの君らでしょ!」
石川「いやー・・・面白かったですよね?」

観客に同意を求めるもまばらな拍手

向「義理の拍手すら最低限じゃん!」
瀬戸「そろそろ挨拶してもいいかしら?」
向・石川「…」

初日の映画のヒットの話になって

石川「僕いつもエゴサしてるんですけど・・・」
周りがみんなかわいそうな目で見るのを受けて
石川「エゴサ位したっていいだろぉぉぉ」
周り「・・・」
石川「エゴサして全部のツイート読むようにしてるんですけど
  #青ブタがトレンド入りして
  読んでも読んでも読み切れなくなってる
  嬉しい悲鳴」
水瀬「皆さんこれ終わった後タグ付けてつぶやけば
  もれなく石川さんに読んでもらえますよ!」

たぶん客層的にいのすけに読んでほしいオタクの方が多いと思うんだw

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

「初日舞台挨拶ももう4回目
朝から初日舞台挨拶してきましたが
ようやく初日なんだなぁって実感がわいてきました!」

いやもう夕方だよ!
これ最後の舞台挨拶だよ!
初日の上映終わっちゃうよ!

牧之原翔子役:水瀬いのり

「最初にタイトルを聞いたときに受けたイメージとは全然違ってすごく素敵な話だった
みんなが自分を犠牲にしてでも誰かを救いたいっていう
すごく優しい世界だった」

青ブタは本当にタイトルで損してる作品だと思う・・・

古賀 朋絵役:東山奈央

「キグルミの咲太はどういうつもりで飛び込んだのかすごく気になってます
結果的にはとってもいい結末を迎えたわけだけど
ああいう風になるって事前にはわからなかったわけじゃないですか
私の考えでは咲太はあの時代の咲太を助けて死んで
自分の心臓を翔子ちゃんにあげて
麻衣さん含めた全員を助けるつもりだったんじゃないか?
って思ってます」

なるほど・・・確かにあの結末は結果論で
最悪はねられた方の咲太に収束して
何一つ解決しない可能性もあったわけだなぁ

さすがインテリ声優目の付け所が違う!

双葉理央役:種﨑敦美

(見どころを聞かれて)
「全部が見どころ
見どころが思いつかないんじゃなくて
見どころしかないんです
私もう3回見てるんですけど
見るたびにどんどん序盤の何でもないようなシーンが好きになっていって
後半のいろんなシーンも含めて
全部が見どころだと思ってます」
・・・というようなことを
たどたどしく断片的に
あの独特の話し方でしゃべっていました
しかしそれだけ引っ張っても最後には
「踏切で最後に理央が小声で感情を吐き出すところ」
と無理やり見どころを吐かされていましたw{/netabare}

投稿 : 2019/06/29
閲覧 : 1259
サンキュー:

30

デルタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

想像よりも暗くて、想像よりも泣けた

1クールアニメ視聴前提の映画です。1クールのときも全体的に話が重かった回が多々ありましたが劇場版はその比ではありませんでした。音楽に関しては前半BGMなしという静けさの中での上映であり,だからこそ後半の怒涛の展開が映えたかなという印象です。通常放送とはすこし雰囲気の違う90分でしたが,ストーリーに関してはすごく良かったです。普通に泣けました。2クール目の放送に期待大です。

投稿 : 2019/06/29
閲覧 : 193
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最近見た映画の中では一番良かった

本編が面白かったので、劇場版も見に行きました。不思議系のお話かと思いきや、本命は王道ラブストーリー。伏線がしっかり回収されていて「なるほど。」とモヤモヤが解消されたのでスッキリしました。

キャラクターも魅力がある人物ばかりで、思わず感情移入してしまう場面も^^;

{netabare}
青春ブタ野郎シリーズは、不思議な現象に主人公が巻き込まれていく話ですが、量子力学、素粒子学、シュレディンガー方程式といった、物理学における思考実験や実験の結果起こるであろう現象を元に作られていて面白かったですね。

この映画は、OVAというよりかは本編からの続きで、いわゆる「完結編」でした。上にも書きましたが、伏線を全部回収して終わるので、スッキリ出来ると思います。

最近はいわゆる「なろう系」と呼ばれるアニメを見て、あまりのストーリー性の無さや、作者の幼稚な設定や考えがふんだんに入ったものばかりだったので、「この作品は当たりだ!」と思えて楽しく視聴できました。
{/netabare}

投稿 : 2019/06/28
閲覧 : 168
ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ヒットの要因は「ラブストーリー」だから

ヒットしていると聞いたので観ましたが、王道の「ラブストーリー」でした。

女性もカップルとかで来ていたりもしてるので、「ラブストーリー」だったことが客層の幅が広がって集客できたのかもしれません。

しかし、作画や脚本には口を挟みたくなるようなほど、単調な演出、まばらで締まりのないキャラクター、脚本ももう少しライトに明るくできなかったのかと思いました。(まあ、ラストがラストなだけに仕方ないのでしょうが)

あともう少しで上半期が終わりますが、今年は「ラブストーリー」がアニメのトレンドになっているのかもしれないです。

お話的には「涼宮ハルヒ」シリーズのようなラブコメとSFを混ぜて「量子力学」の話など出てきますが、科学的な論拠などは特に提示されません。
ここを省くのがライトノベルらしさでもあり、オタク臭い理屈や説明があるものの、重要視していないように思います。それよりは人間ドラマが中心なのでしょうが、如何せんドラマが弱い。登場人物の言動があまりリアリティがないのと、「ラブストーリー」ですがキスシーンも濡れ場も入れなかったのは、ちょっと判断ミスな気がします。原作読んでませんがキスシーンぐらいは入れといたほうがよかったかもしれません。

脚本は男性目線で書かれているからか、少女漫画ほど女性に趣いてません。「きみと波に乗れたら」は脚本が女性なので、非常に女性の心がよくわかりますが、「青春ブタ野郎」(凄いネーミング(笑))は、女性の感情も描かれていますがちょっとオーソドックスすぎますね。

作画も演出もTVアニメシリーズと何ら変わっていないのもちょっと気になりました。「映画」というよりはTVの完結編といった感じなので、弱かったかもしれないですね。

投稿 : 2019/06/27
閲覧 : 307
サンキュー:

13

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすが俺、中年ブタ野郎だね。

人との出会いはその二人が出会ったって事実だけではなく、その人のその後の人生や他の人との出会いにも影響を与えてるんでしょうね。

てか凄く不思議な話だった。

投稿 : 2019/06/26
閲覧 : 283
サンキュー:

22

ネタバレ

ぽよお さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

鼻を正面から見るときの影?が妙に気になるのだが、話の内容などは面白かった。

投稿 : 2019/06/25
閲覧 : 251
サンキュー:

4

ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これを見ないと完成しない!

原作既読
だけど、この話だけ未読。頑張りました…読み進めたかったけど初見にしたいと思って
早く読みすぎないように何度も前の巻を繰り返し読みつつw
でも、我慢したかいがありました!

正直、青豚のTV版みて少しでも面白い思った人は見るべきです。
ほんとうに凄かったです。

確かにTV版見たときに、なんかしっくりしない終わり方だな
って思ってました。
…ですけど、夢見る少女の夢をみないを見て完成したっす。

なんとなくそうなのかな?って思ってた事もありつつ
その展開は予想しなかったってのもありつつ
{netabare}麻衣さんの下りっす。まったく予想してなかったので凄いショックでした{/netabare}
なかなかのジェットコースターでした。修羅場もありますw
将来のスケジュールがびっちりな訳です。
正直、ここまでお話の完成度が高いのは予想外でした。

声優さんの演技も凄かったです。
特に麻衣さん、翔子さんの演技は素晴らしく
もう一回視聴したいと思わせるほどでした。

TV版に出てきたキャストは全員出てきますので
あなたの推しキャラもちゃんといるのでご安心を。
TV版の伏線がすべて回収される凄い構成です。
うーん、ネタバレなしでこの感動をうまく伝える事ができず
自分の文章力のなさを痛感してます…

とにかく原作我慢してたかいがあったです。
強く強く視聴をオススメしますー!!!


こっからネタバレ全開なので、まだ見てない人はブラウザバック
{netabare}
理央の「私を修羅場に巻き込むな」ってのは確かに思ったけど
麻衣さん、「包丁は置いて!それガチにやばいから!」って思いましたw
ちょっと劇場内もザワってしました~w

しかし、TV版全部が未来の話だったのは驚いたっす。
あと、麻衣さんね。劇場だけどあのシーンで思わず声出そうになりました(汗)
その前の麻衣さんの覚悟決めた顔はそういう事だったのか…
というか麻衣さんの演技凄すぎっす。鬼気迫る感じでした。瀬戸麻沙美さん凄い…
咲太、壊れてもおかしくなかったのに良く耐えれたな

翔子さんが出した大人の梅ソーダ
どんな味か気になる~

全員出てくるけど、のどかだけが影が薄い感じかなー
戻ってきた咲太が商店街?で見つけてくれーって所、
理央が見つけてくれなかったから、さっさと麻衣さんの所か翔子ちゃんの所いけよ!
って思ってた。けどまさかここでいっちょんわからんが鍵になるとは…
さすが尻蹴りあって、(量子)もつれた関係の事だけはあるw

麻衣さん、念願の役が受けれて良かった…
と、思ったけど、という事は休業してない?
じゃどうやって咲太と付き合う流れになったんだろう…(映画まで受けてから休業した?)
そこだけが疑問残ったけど、あとは概ねスッキリしました~
心臓移植を待つ少女の映画で皆ドナー登録して
ドナーが見つかったのかなと勝手に想像してますー

最終的に犠牲になったのは、かえでだけか… R.I.Pかえで
{/netabare}

あと、ついでに青春ブタ野郎ラーメン食べてきました。
麻衣さんをびしょびしょに濡らして、優しく歯を立てて噛んで来ましたー(海苔の話です)
あっさり味だったけど、やっぱすんごいボリュームが多くて
やっぱ酔った勢いじゃないと辛いなー
劇場は絶賛公開中で、おいらは胃もたれで絶賛後悔中です~(´;ω;`)

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 600
サンキュー:

42

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

選択を迫られるお話でした

テレビシリーズも面白かったので、劇場版も楽しめました。
たくさんのサブキャラが、さらっと出てきますので、恐らく、テレビシリーズを見ていないと、なかなか楽しむことが難しいかもしれません。

テレビ版よりヘビーな展開になりますが、テレビ版を通じて出来上がった人間関係で乗り越えようと努力する姿は素敵でした。

投稿 : 2019/06/21
閲覧 : 280
サンキュー:

26

ネタバレ

ペロロンチーノ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

じっくりと見たい派の自分には合わなかった。。。

アニメの方もそこそこ面白く映画化されるとのことだったので期待をして視聴してきました。

個人的な感想ですが、1時間30分という短い時間で目まぐるしく展開が変化しその度に心情の変化や {netabare} 時系列の変化が {/netabare}起きるためどうしてもそちらを理解しようとして、感動するシーンというのには集中できませんでした。フィクションとして見るにはどうも現実感?恋愛物?でもあるためか、そう割り切って見ることもできなかったです。映画ではなく、各週のアニメでやりつつ間で補完していけば、ある程度は理解して感動するところもしっかり出来たのかなぁと勿体ないような気もします。

投稿 : 2019/06/21
閲覧 : 189
サンキュー:

8

ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春ブタ野郎の夢見る先

昨年放映のテレビドラマの続き。
ヒロインのひとり「牧之原翔子」と主人公「梓川咲太」の残されていた謎が明かされます。

今回の二人の「思春期症候群」は難解で、その解決には深刻な痛みを伴います。
シビアさがどんどん増していくストーリーは、その複雑な現象まで全て納得しようと深追いすると疲れるかもしれません。

本作を鑑賞する際はミステリー部分よりキャラ達の一挙一動、表情や声に重点を置いて観るのが得策です。
やはり「青ブタ」は声優さんの演技を含め人物達の心情描写が素晴らしい!

今までの思春期症候群の範疇を越えるような重い難題に直面した「翔子」「咲太」「桜島麻衣」の三つどもえの深い葛藤、それぞれの悲痛な心の叫びは観る者の心を締め付けます。
彼と彼女たちの切実な思いに胸を打たれ、哀しみと歓びの両面で涙を流せることでしょう。

キャラに関して補足すると、他のサブヒロイン達も要所で巧く絡ませ魅せてくれます。

作画と音楽に関しては劇場版としてのブラッシュアップはあまり感じられませんでした。
そこは期待せず、まだ続きのある原作(未読)の続編アニメ制作を願う意味で、ファンの方は是非映画館まで足をお運びください~(^^;

以下は萌えブタ野郎のネタバレ感想
{netabare}
今回の誰を犠牲にして誰を助けるか苦悩するネタは、個人的には人気作「シュタインズ・ゲート」を想起しました。
中盤の事故シーンはシュタゲのまゆり並みの衝撃だったし、ラストの誰も死なない世界線を目指す選択からの三人の再会は感動的でした。(元気になった翔子はiPS細胞の移植で助かった事にしておきます。)
正直なところ、ミステリー作品の苦手な私は、未来と現在の時系列的な相関(咲太と翔子の初めての出会いはいつ?大事な3つの言葉はどちらから言った?)が解らなかったんですが、咲太をはじめキャラ達の熱演に大満足できました。
(私の理解不能な部分は解析力のあるレビュアーさんの考察待ってます^^;)

「麻衣」の嫁力

序盤の三角関係に「ダメ!私も泊まります。」
焼きもちがカワイイ~♪
咲太の運命を知り「咲太に嫌われたくないよ~~(泣)」
切なすぎる~・・・
そして衝撃の待ち合わせ場所「咲太っ!」
?!
えっ!
えええーーっ!!!!!

咲太も翔子も私たち観客も驚愕させた麻衣の愛の深さ。
最後の咲太の選択にも、必ず再び出会える事を信じて背中を押す・・
嫁にするのは彼女しかありえません!

赤マル急上昇の「双葉理央」

「ブタ野郎からゲス野郎に格上げ・・」
相変わらずのツッコミも冴えてましたが、何度も咲太を心配するシーンにファンが急増したはず♪
認識できなくても咲太を助ける方法を懸命に考える姿も胸熱でした。

プチデビル「古賀朋絵」の和み力

辛くて息が詰まりそうになる中、
「先輩、何やってんの?」
絶妙の助っ人参上にホッとさせられる♪
いや~ホント、この娘と尻を蹴り合いたい・・いや、一方的に蹴られるだけで幸せです(*^^*)

最後に「年上の翔子さん」

優しげで穏やかな態度に隠していた咲太への深い思いと儚い決意。
その心情を汲もうとすると、咲太の前で出す訳にいかなかった彼女の葛藤をもっと表現出来なかったものかと惜しくも感じます。
だからせめてED曲が流れるエンドロールの背景で翔子さんを描いて欲しかった・・
(おそらく、それが出来ないほど制作スケジュールに余裕が無く一杯一杯だったんでしょうね・・)

制作スタッフの皆さまへ
「よく頑張られましたね。」
「ありがとう。」
「青ブタ大好きです!」{/netabare}

投稿 : 2019/06/20
閲覧 : 350
サンキュー:

34

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こんな奇跡、誰もが願うと思う!あればいいなぁ

 残された謎、牧之原翔子はTV放送でも知られる咲太の初恋の相手な翔子さん、中学生の牧之原さんについてその真相が、明らかになるです。

 修羅場あり、シリアスありだったです。2人の牧之原翔子は、TV放送での双葉理央と同じ類な思春期症候群であるのか?見どころです。

 牧之原さんの{netabare}悲しき現状、翔子さんは本当にその次元において、成長した牧之原翔子なのか?{/netabare}驚くべき真相が、咲太自身に起きる異変から解き明かされるです。
 その真相に触れたときの麻衣の咲太に対する行動は、見る人に青春というものを見せつけたのではだったです。

 このお話における一つの思春期症候群、{netabare}シュタインズゲートに例えると岡部展開があったり、TV放送最初の桜島麻衣状態があったりとここまで来ると何でもありみたいだったです。リゼロのナツキ・スバルと全く一緒でないけど、{/netabare}思い起こすような光景を思い浮かべたです。

 それらの展開において、この現在における見るまで予測できなかった別の悲劇が、その引き金になるです。
 それらをどうつなげられるのか?鍵を握るのが翔子さんという訳です。

 悲劇を回避できてただけでは、根本的な解決に至らないです。{netabare}迫りくるさらにほかの悲劇は一体!。咲太と麻衣の結論、回避する方法がなされたとき、あれで誰かさんに病にならないようにできた点が、私には今回見ただけでは、私にわからなかったです。
 その点に目をつぶってBAD ENDにならなかったこと、「これでいいのだ!」な現在の咲太と、麻衣、牧之原さんの姿を見れたことに良かったと思うです。{/netabare}

 見るまで、現実的にありえない話の連続で、このお話のように行くのなら誰もが、自分自身にも上手くいくことを望みたくなる展開だったです。

投稿 : 2019/06/20
閲覧 : 649
サンキュー:

21

みけねこ+ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

泣き虫な方は映画館で見ない方がいい。これは人知れず見て欲しい。

映画館で涙流して泣いたの初めてでした。

私、泣ける作品は、家でじっくり一人で鑑賞したいタイプなので
これは家で見るべきアニメだった―と物凄く後悔しました。

上映時間のうち2割ぐらいスクリーンじゃなくて廊下側の誰もいない方
向いてました。


まぁテレビ版見て面白いと思った人は。映画も是非見て頂けたら
いいなと思う。

投稿 : 2019/06/18
閲覧 : 252
サンキュー:

17

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

特典小説なくなってた

面白かったけど、良くも悪くもTVアニメと同じぐらいの面白さとクオリティ
相変わらず「これどういうことなの?」ってなる
個人的に バニーガール、プチデビル>これ>TVアニメの他のやつ って感じ
割と衝撃的なシーンあったし、それなりに感動もできるのでおすすめ

投稿 : 2019/06/18
閲覧 : 165
ネタバレ

jethro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 5.0 音楽 : 2.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「青春ブタ野郎」とは何なのか

原作未読です。
なので、原作のことは言えませんが
本作は、アニメーションとしてのクオリティはさておき
本当に素晴らしい物語だったので
原作の力量によるものと確信しております。
いくつかの設定が某アニメの核心部分のネタと被っていますが
これに関しても、「それはそれこれはこれ」ということで・・・
TVアニメの劇場版ということで、切り離して見ることができない不便さはあるものの
それを押しても素敵な逸品に仕上がっています。
(TVシリーズは必須です!)
なによりも、TVシリーズでは常に狂言回しとしての主人公だった咲太が
本劇場版では名実ともに主人公
TVシリーズでは未回収だった咲太の真実を知ることになります。
つまり真の「ブタ野郎」たる由縁が明らかになるのです。
極限まで追い込まれていく咲太がどんな選択をしていくのか
それは、決して、あきらめや、妥協といった打算的なものではありません
かといって前向きでもないのですが・・・
そんな「ブタ野郎」がブヒブヒと足掻く
自分が満足いく結果を出すためには「青春」をも投げ売ってしまう。
そんな「青春ブタ野郎」の活躍が涙を誘います。
メインビジュアルではバニーガールならぬバニーボーイの姿
・・・よく練られているなぁ。
気の利いたオープニングやお遊び要素は一切ナシ
最初から最後の一コマまで、ぎっしりと詰め込まれた濃厚な展開に
非常に高い満足を得ることができました。
TVシリーズではなかなか見ることができなかった
盟友、双葉の素直な気持ちが聞けるのも
ファン必見の特典要素です。
劇場という特別な空間でじっくり鑑賞することをオススメします。

投稿 : 2019/06/18
閲覧 : 235
サンキュー:

14

h さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神作品

考えさせられることがぎっしり詰め込まれていました。衝撃の展開に感動と本当にすごかった(小並感)ただ唯一残念な点を挙げると、原作未読の人間からすると後半の内容を1回で完璧に理解するのはかなり難しいと思いました。
自分は感動アニメが大好物なのですが内容を完璧に理解した上でないと泣けないせいで今回この映画で涙を流せなかったことが本当に悔しい...
変わった体質(?)がある私は例外ですが、見たら絶対泣けると思います!アニメを見て気に入ったなら、是非劇場まで行きましょう!

投稿 : 2019/06/17
閲覧 : 275
サンキュー:

9

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ごめんばかりじゃなくて、ありがとうって言えたらいいね。

原作未読 上映時間 約1時間30分

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の続編です。映画を観る前にTV版から観ることをオススメします。

公開初日に観にいきました。10:10〜からのでしたが超満員でしたね〜ロビーもガルパン最終章2話の初日と重なってかなりごった返していました。

今回はTV版でちょいちょい出ていた「牧之原翔子」さんのメインの思春期症候群のお話です。

メインのキャラはみなさん出てきました。

出口のないトンネルを進んでいるような感じでお話は進んでいくので、胸が締め付けられるようなシーンが多かったですね。

お互いがお互いを凄く大切にしてることが分かる作品でした。

心に響きましたね。

最後はちょっとウルっときました。

主題歌は、TVのEDと同じで今回の主人公、牧之原翔子(水瀬いのり)さんがメインで歌っています。

最後に、{netabare}「ありがとう」「頑張ったね」「大好き」{/netabare}この言葉は、普段もっと使えるようにしたいと思いました。

投稿 : 2019/06/17
閲覧 : 523
サンキュー:

44

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全てが悲しい雰囲気で進んでいく物語ですが。

TVアニメ版でかえでちゃん問題が一旦解決しましたが、結局翔子さん問題が謎だったのでそのお話。
タイトル絵の麻衣さんの表情見てくれよ………


【ストーリー】

TVアニメから引き続き、思春期症候群というトンデモ病がメインですので
正直なんでもアリなんですが、そんな展開でも納得できるオチで、「なるほど~」と話が繋がりました。
かつ、スカッと感動できる、ああこのラストのためにみんな頑張ったんだな…と感じさせられる良い話。

見ている最中、『夢』『記憶』みたいなワードで、正直某有名アニメが頭をよぎりましたが、
作品のタイトルにもなっている通りそこも重要になってくるわけでして。

90分弱と言ったところでしょうか。かなり話が二転三転とはしますが、
基本的に悲しい雰囲気で進行。お笑いっぽい要素はほとんどありません。


【キャラ】

主人公がかなり追い込まれるので、TVアニメの時からかなり印象変わりました。
わりとクールキャラみたいな感じでしたが、そうもいかなかった模様。
そりゃ悩みまくるよな…という展開ですが、感情的な主人公はかなり良かった。見ていて辛いですが…

メインが翔子さんと麻衣さんなので、サブヒロイン達はちょいちょいでしたが、
映画版でも、双葉を始めとした周りの助力がちょいちょいあるのも良いです。
というか双葉推しですが、あんな表情するんだな、、、(俺得)


【音楽】

「全てが悲しい雰囲気」と書きましたが、BGMがほとんどない。
あってもちょっと悲しげな感じと、重要な場面で流れる程度ですごい静かでした。
ストーリーの展開上での雰囲気とはとてもあっていて良かったです。

オープニングは特になかったな、、エンディングいつもの曲。
一応TVアニメ版最終回では翔子さんも歌っていた曲でしたね。
なんとなく新規でキャラソン欲しかったなとか思ってしまいました。


【他】

作画もTVアニメ版でそもそも良かったので綺麗、声優さんたちの演技も引き続きとても良い。


原作知らんのですが、一応青ブタシリーズはまだ続いているみたいですね、ていうかまたかえでちゃん問題なのかな。

続くかどうかは分かりませんが、この映画のラストは本当に良かった。
正直、元々劇場へ見に行く予定なかったのですが、見に行って良かったと思えました。

まあ、双葉推しなんだけどね!

投稿 : 2019/06/16
閲覧 : 440
サンキュー:

23

可児川 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/29
閲覧 : 0
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないのストーリー・あらすじ

空と海が輝く街“藤沢"に暮らす梓川咲太は高校二年生。先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧ノ原翔子の出現により一変する。何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始める――。(アニメ映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年6月15日
制作会社
CloverWorks
公式サイト
ao-buta.com/themovie/

声優・キャラクター

石川界人、瀬戸麻沙美、水瀬いのり、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ

スタッフ

原作:鴨志田 一(電撃文庫刊 『『青春ブタ野郎』シリーズ』)、原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一、脚本:横谷昌宏、キャラクターデザイン:田村里美、音楽:fox capture plan

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