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「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(アニメ映画)」

総合得点
87.9
感想・評価
560
棚に入れた
2932
ランキング
137
★★★★★ 4.1 (560)
物語
4.2
作画
4.1
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.2

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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なかなか

予想がつかずとても面白いストーリー。

投稿 : 2020/09/07
閲覧 : 229
サンキュー:

9

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

優しさにたどり着くために、私は今日も生きています。

TVシリーズの続編らしいですが妹についてはあれで終わりだったのかと思う感じでメインになっていたのは牧之原翔子編でした。

それも彼女があまりにもしれっと現れるもんだから、あれ?彼女はどういう存在として認識がされているんだっけ?と困惑したので、この導入はもっと意識して頂きたかったかな。

そこから思春期症候群に悩む女の子の問題を解決していく、いつものパターンに入っていき翔子さんの告白によって一気に重苦しい展開になだれ込んでいきますが、、、いや〜。これはファンの人が絶賛するのも納得でかなって思います。

ブタ野郎がどういう決断をするのか。それだけでも十分なくらいなのに、さらに麻衣さんまで巻き込んでしまい「苦しみ抜いて行動し続けたからこそ手に入れた未来」という着地点は私の大好物です。

とはいえそれはシナリオについでであり、作画と演出には凝ったところがみられなかった。
TVアニメと変化がなく、このシナリオならば映画ならではの超作画&演出で観てみたかったしこの作画ならばTV放送でも十分だった気もします。

評判が良いのを聞いていたので無意識にハードルが高くなってしまっていたのかもしれませんが。

投稿 : 2020/08/15
閲覧 : 242
サンキュー:

10

ネタバレ

gb188 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

カタルシスの持って行き場にこまる

出来れば...いや...事故の場面が強烈だった...

投稿 : 2020/08/03
閲覧 : 233
サンキュー:

4

ネタバレ

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

胸があたたかい。

TVシリーズが好きでこの映画を見るの楽しみにしてました。
開始数分から何の匂わせもない急展開で一気に物語に引き込まれ期待は裏切らない作品だと確信しました。
TVシリーズに比べると随分とシリアスでしたが重苦しく感じなかったのは欲しい時に欲しい言葉や行動をくれるキャラクター達の存在が大きいと感じました。
結果ハッピーエンドを迎えるのですがシンプルでしたね。シンプルイズベストという言葉に説得力を感じました。
まだ胸があたたかい。

投稿 : 2020/06/26
閲覧 : 255
サンキュー:

7

ネタバレ

どりを さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

拭えない既視感と疑念

タイムリープ物をあまり見たことがない人にはすごい心に残る作品だと思います。

ただタイムリープ物(シュ○ゲ)をみてる人には物足りない感と疑念がついてきます。

まず主人公がタイムリープして自分を認識できる人を探すシーン。双葉、国見には認識されず後輩くんに認識される。だがその後、桜島妹にも認識されその運転手にも認識されている。そして桜島舞にも。それか皆主人公の夢を見ていたのか?だから認識できたのか?運転手さえも?
ここらへんの関係性が極めてわからない。
1人に認識されたら全員に認識される設定なのか?
双葉のスマホは使えなかったのに公衆電話は使えてる。何故?
ここら辺が疑念でもありご都合主義だったのかと思われる。
過去の自分と未来の自分は物理的干渉はokなのか?謎

あと最後のシーン
尺が足りませんでしたね。
ご都合主義発動場面

あくまで推測であり自分の解釈なのでご了承ください。

でも良い作品です。作画は綺麗でした。

投稿 : 2020/06/21
閲覧 : 256
サンキュー:

5

ネタバレ

牧場しぼり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

青春ブタ野郎シリーズ集大成

映画館に見に行けなかったので、レンタルにて視聴。
アニメ版を全て見た人ならこの作品も見るべきだと思います。
青春ブタ野郎シリーズはこの作品までみて1つの物語だからだと思います。
ただ、90分にしては内容が濃い。そしてややこしい。
ややこしい原因は複数の時間軸が存在するからだと思う。咲太が死ぬ時間軸、麻衣さんが死ぬ時間軸、翔子さんが死ぬ時間軸、みんな助かる時間軸。アニメ版を通じて翔子さんが咲太に会いに来ていたのは咲太が死ぬ時間軸を経験していたから。そして今作ではそれ以外の時間軸を描いている。
翔子さんの咲太を思う気持ちが伝わってきたし、麻衣さんが死んだ時は喪失感がすごかった。
改めて良い作品だと感じました。

投稿 : 2020/05/30
閲覧 : 213
サンキュー:

5

ネタバレ

KomcHi さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

未来を知った上で究極の選択を強いられる

見終えました。

TVアニメの続きで、
翔子さん、麻衣さんのWヒロインでした。

TV版では翔子さんの存在が曖昧でしたが、
映画では中学生、高校生、大学生の翔子さんが
出てきて、咲太との関係が明らかになりました。

特に、
・ 咲太の胸の傷は、翔子さんとの待ち合わせ
 の時に事故にあい、負った傷。
・ 翔子さんの移植された心臓は、
 事故後の咲太の心臓だった。
この二つの伏線回収には痺れました。

その現実を知った上で、
・ 自分が死に、翔子さんが生きる世界か、
・ 自分と麻衣さんが生き、翔子さんが死ぬ
 世界か
こんな究極の選択をしないといけない
という残酷さに胸がしめつけられます。
そしてこの選択を知った麻衣さんが、
咲太に生きてほしいと泣いたシーンには
感動しました。泣き顔が忘れられません。

ストーリーの結末は全員が生き続けられる
ハッピーエンドを迎えます。
それが決して悪いわけではないのですが、
個人的には翔子さんが死んでしまう世界も
ありだったのではと思っています。
その運命に抗おうともがき、苦しみ、
その犠牲の上に成り立った世界線ならば…
もっと感動できたのかな?なんて思いました。

そんな結末を願ってしまう私は、
Key作品に影響うけすぎなのかもしれませんww
この後のストーリーも是非製作してほしいです。

 -余談ー 

青ブタで色々検索していたら、
翔子さんのフィギュアが3月に発売したという
記事を見つけました。
そのフィギュアはなんと「ウェディングVer.」で
映画を観終わった人にはたまらん商品。
胸に傷も入ってて完成度高いですね。
お財布と相談しますw

投稿 : 2020/05/21
閲覧 : 297
サンキュー:

29

ネタバレ

ちゃりお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

失われた未来を求めてのレビューでも書いたのだが、似ているのでそのまま引用したい。

{netabare}
=========================
二重スリット実験に代表される観測しないと波、観測されると粒になるという現象。そこから観測されないと存在しないという理論へ発展し箱のなかの猫の話に至る。
ただ観測してしまえば確定してしまうものであって、一度事故に遭うことが観測されているのだからその事実を変えることはできない。
==========================
本作品では元々サクタが事故に遭うはずだった。つまりマイさんが事故に遭うはずはないのです。だから過去に戻れ
る。そしてサクタが事故に遭うことでサクタを助けることになる。
{/netabare}

投稿 : 2020/05/09
閲覧 : 228
サンキュー:

4

ネタバレ

sakatagint さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すごい

それについてすべてを愛した。 2番目のシリーズを見たいです。

投稿 : 2020/04/25
閲覧 : 150
サンキュー:

4

ネタバレ

O.Y さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

90分にしては内容ぎっしり[89.7点]

自分はアニメを映画館で観ることはあまりしない(過去には子供の頃にポケモンやドラえもんを見に行ったくらい)が、本作は流石に劇場版の部分が青春ブタ野郎シリーズでもかなり重要な場面であったので、限られた劇場での公開であったが久しぶりに映画館へ

詳しい内容の説明は避けるが、大まかにいうと映画ではアニメ放送の時に出ていた登場人物の1人「牧之原翔子」に焦点を当てたストーリーが展開される、確かにアニメ放送の部分だけでは謎だらけの存在であり、主人公の梓川と何か接点があるようにも伺えた、映画ではこの謎の部分を明らかにしている

90分というアニメ映画としてはほぼ通常の長さだが、原作における本2冊分の内容を扱っているので、見終わった後はかなりお腹一杯な感じ、ただ観に行った価値はあったと思う、原作を先に読むか読まないかについては、自分は読まないで行った方が良いと思います、自分はある程度読んで行ったので、展開がわかってしまい、感動が半減してしまいました

アニメ放送を見たのならこの劇場版は是非見てほしいと言ったところ、声優の素晴らしい演技を映画館の素晴らしい音響で聴けて、また他の劇場版アニメも映画館で観たいと思うようになりました

投稿 : 2020/04/09
閲覧 : 240
サンキュー:

16

ネタバレ

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

皆幸せで本当によかった!

もうね、ぐちゃぐちゃ。
悲しい涙したり、嬉しい涙したり。
最高に優しい世界。優しさに包まれた世界。
妹も家から出られるようになったよ。
のどかはコンプレックスを乗り越えたよ。
理央は気持ちにケジメをつけた、、かな。
咲太は麻衣さんと出会えました。
麻衣さんは咲太と出会えました。
翔子さんには未来がありました。
よかった、よかったよー
世界が優しくてよかったよー。
本当によかった。
みんな頑張りました!

投稿 : 2020/04/03
閲覧 : 226
サンキュー:

9

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ユングの世界をネタにしたタイムリープもの

自意識は危うい。認識がなくなったり、交換されたり、分裂したり、消滅したりするものだという。どこからきた。どこにある。どこへいく。

そういった自意識の病に効く一番の薬は「ありがとう」「よくがんばった」「大好き」「日々優しい人になっていきたい。」最後みんな幸せになってよかったと言いたかったが。

どうしても小4翔子ちゃんのラストエピソードは違和感がある。なぜ彼女は未来を勝ち取れたのか。中学卒業前後で死を悟っていた小4少女にどんな奇跡が起こったのか。

梓川の心臓を持つ翔子、まいさんの心臓を持つ翔子はそれぞれのドナーを助けようとしている。ICUの中1翔子ちゃんは自分の限界を受け入れたように見える。

小4翔子ちゃんはこの三人の翔子と同期が取れたあと、なぜ希望を持てたのかという違和感が消えない。

結局、御都合主義の神と作者が奇跡を起こしたのか。原作をあたればもっとはっきりするのだろうか。

投稿 : 2020/01/15
閲覧 : 233
サンキュー:

13

ネタバレ

ニワカ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最高のエンド

結論から言うととてもすばらしい映画でした。

アニメの後半が微妙だったので正直あまり期待していなかったのですが、ストーリーがとてもよく、アニメで謎なところもしっかりと回収してくれて大満足な作品でした。。

映画じゃなくてアニメでここまでやってくれたら、もっと楽しめたのになと少し残念ではありますが、、、

アニメ見た人はぜひ見てください。

投稿 : 2019/12/18
閲覧 : 223
サンキュー:

3

ネタバレ

ぱおぱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ありがとう、がんばったね。

エンドロール直前の「はい!」を聞くためだけに見るべき。

投稿 : 2019/12/06
閲覧 : 173
サンキュー:

3

ネタバレ

はる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最後は涙必須

全体的に綺麗にまとまっていて、最後はもう涙が止まりませんでした。

投稿 : 2019/12/04
閲覧 : 296
サンキュー:

4

ネタバレ

カヲル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青い春のブタ野郎

dアニメのレンタルで視聴
前評判が高かったので期待値が上がりすぎてた事を抜かしても楽しめました
作り込んだ展開で、ネタバレを間違って少し見てしまっていたんですが、
それでも最後まで先がわからず見れました
少し不満を言うと、感情の形成や展開の描写が少し駆け足だった気がします。
間を置かずに「見せ場」の連続になってました。
たぶん原作二巻分を映画にしたせいで尺と予算の問題で描写に十分な尺が
取れなかったのが原因なのかもしれません
そう考えると、本当に破綻させずに上手く作っていて出来の良い作品だったと思います

原作に忠実にしてほしいという要望も大きいでしょうが、
これから劇場版アニメにする方式が増えてくるでしょうから、
実写映画のように大胆に脚色する事も当たり前にすべきなんでしょうね

投稿 : 2019/12/02
閲覧 : 231
サンキュー:

9

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

小説まで読んでいる人向け

アニメ放送から1年が経って若干熱が冷めたのもあったけど青ブタってこんなにつまらなかったかなって印象を受けてしまった

冒頭から大学生の牧之原翔子が押しかけ女房として登場するのだけれど、アニメ版に登場したのはあくまで回想の高校生翔子と中学生の翔子だけであって、大学生翔子は視聴者から見ると新キャラに近い
そのせいかウェディングデートとか盛り込まれても魅力を感じづらい
中学生の翔子自体も本編であまり関わりがないキャラなので映画の尺が短い分、もう少し本編で翔子と関わるシーンを増やすべきだったのではないかと思う

ストーリーとして咲太は翔子の言葉に人生救われたっていうのが根本にあるのだけれど、ただそれだけで予定調和とはいえ自分が代わりに死んで心臓を差し出そうとまでするかなぁと疑問に思ってしまう
熱血系の自己犠牲キャラならともかくダウナー系主人公なのもそこら辺上手く噛みあってないのかも
あっさり命を差し出す方向で話が進んでしまうので首を傾げてしまった

会話劇も量子力学とかなんかそれっぽいこと言っておけばどうとでもなるような感じになっていて、思春期症候群はあくまで本人が意図して起こすことができない自然現象みたいなものだとばかり思っていたら時間移動まで任意で行えるとなるともう何でもありって感じになってしまう
異能力の一種だとでも認識を改めるべきなのだろうか

最後の結末も麻衣が映画に出演したからドナーが増えて翔子が助かったことについて一回見ただけでは理解できないのも非常に残念
あくまで小説も読みこんでる青ブタのファン向けであって一見さんには厳しいかも

タイムリープものは2010年代に入って色んな媒体で増殖し腐るほど見てきたけど結局のところ二者択一でどっちを救うかみたいな展開に落ち着いてしまう
そうなると天秤にかけられたキャラの魅力をどれだけ描けるかや主人公のジレンマみたいなものを描けるかが勝負になるのだけれど尺の都合か劇場版の青ブタにはそれを感じられなかった

余談になるが、翔子と麻衣の顔がそっくりで分かりづらかった点について初恋の女の面影を見ていることのメタファーという感想を見てなるほどと思ってしまったが、咲太と国見の顔もそっくりだったし、深い意味も大してなく、単に書き分けが出来ていないだけかもしれない

投稿 : 2019/11/29
閲覧 : 273
サンキュー:

6

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白いのかどうかがようわからなかった

なんとなく 以前面白かったような 気がしたので 見たけど・・
まぁ 面白かったような気がする・・

投稿 : 2019/11/21
閲覧 : 191
サンキュー:

6

ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少しだけ奇跡の混じったタイムリープ

小説も読みました。綺麗でした。
小説では心理描写も描かれていて、切なくなりつつ、喜べました。


初めはいつも通りの日常。
思春期症候群…青春って意味では少し楽しそうではある。





この映画のキーはサクタ、まいさん、しょうこちゃん(しょうこさん)がどうしたいか。それを一人で決めないで、話し合う。現実に目を向けることも大事だけど、諦めない。それが大切だと思います。

少しタイムリープが入るため、日常っぽくない部分もありましたが、思春期症候群自体がファンタジーっぽいので個人的には違和感はなかったです。



まいさんも、双葉さんもすごく良い人…すき。


{netabare}

しょうこさんはサクタを救おうとするが、サクタは自分を犠牲にする選択を選んでしまい、結果、サクタを助けようとしたまいさんが身代わりになって死んでしまったシーンは心が痛かった。サクタの気持ちも分からなくはない気がした。自分が犠牲になればっていう…

あそこでもっと話し合っていたら、また違う未来だったかもしれない…


しょうこさんもそれまで、サクタを救うために何回もやり直してたっていうのもエモかった。


サクタがまいさんのいうことを聞かずにしょうこさんを救おうとしたのは、中学生の頃に助けてもらったからでしょうね。

まいさんが亡くなった世界線のしょうこさんは、未来でおそらくサクタと結婚をしているため、指輪をつけていると思われます。


結局、サクタとしょうこさんが出会わないようにする。そして、しょうこちゃんは、サクタとまいさんの頑張りで、別のドナーから心臓を受け取ったのでしょう。

少し奇跡的だと思います。ですが。

しょうこちゃんが助かって良かった…

ハッピーエンドっていいよね。


しょうこさんの、ありがとう、がんばったね、大好き。そして優しい人になりたい。

これで泣きました。


{/netabare}

王道ですか、良い。

声優さんの演技、素晴らしかったです。
この後も気になりますね♪

投稿 : 2019/11/15
閲覧 : 232
サンキュー:

13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

劇場版にする必要ある?面白かったけど

最初の頃は退屈だったけど
途中からもう見入ってた。咲太の胸の傷のことや牧之原翔子さんのことなどテレビ版で分からなかったことが全部わかってめっちゃすっきりした。そして、めっちゃ泣きそうになった
なんかシュタゲに似てたな
見終わった感覚とか片方助けるともう片方が死んじゃうとか解決方法も似てた
あと劇場版にしたのは謎すぎる
テレビ版の続きだし、作画もいつもどおり安定してたけど、別にめっちゃ綺麗になったわけじゃないし
でも思った以上に面白かった。

投稿 : 2019/09/26
閲覧 : 188
ネタバレ

きつねりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後になって良さが分かってきたような

アニメ本編を見たので満を持して劇場で鑑賞。ざっくり言うとアニメの方では拾われていなかった主人公の恩人・牧之原翔子に関するエピソードをじっくりと見せる一本と纏められると思います。

正直なところ、見てすぐは「こんなもんか」という感じで個人的評価は低かったのですが、時間を置いて考えていくうちに「いい話だな」という気持ちも芽生えてきました。

何がその引っかかりになっていたかというと、主人公を肩代わりしてヒロインが死ぬという点、心臓移植でヒロインが助かる未来があるという点で、「これはもうコンテンツとしてそれに重きを置いた作品が世に既にあるからそれをなぞる必要はないじゃないか」というデジャブ感だったのだろうと思います。期待が高かっただけに見覚えのある方向に話が流れていくのが残念だったというか。

でもパーツは見覚えのあるものだとしても、この作品なりの組み立て方というのが新鮮だったと今では思えます。

「思春期症候群」という超常現象のカラクリを解いていくストーリー展開はもちろん、「命の恩人と今の恋人どちらを選ぶか」というテーマをWヒロインの心の内を受け手側に想像させつつ、主人公の言動を中心に描き出す手法。ちょっと前のラブコメ、ラノベアニメに通ずるものがあって懐かしくも新しいような気がしました。惜しむらくは劇場版だからこその手の込んだ演出が少なかったこと。アニメ版の延長線上と言う感じが残念でした。

個人的にスクリーンでやるからにはスクリーンなりの何かが欲しいところではあるのでそこは厳しく。

キャラとして今作の主人公は咲太ではなく圧倒的に桜島先輩だとは思いますが、こういう理解のある年上の女性を見ているとこれまで主流のように思えていた年下・同級生といった間柄よりも「恋仲は年上」という流れが来てるのかなとふと感じました。なんというか、そっちの方が話に深みが出てくるというか。学園物の王道であるクラス内での付き合いが無い分、余計に恋愛としてリアルというか。咲太の話術も随分と大人びてますし。

そういうアニメに今後は出会いたいなと思いました。

投稿 : 2019/09/12
閲覧 : 314
サンキュー:

11

ネタバレ

vWSHY97287 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かった。

テレビシリーズでの伏線をこの作品で回収してたところが良かったです。展開もなかなか面白かったです。

投稿 : 2019/08/29
閲覧 : 207
サンキュー:

3

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

涙が枯れそうになる

やっと田舎住まいの私の街にも劇場版が来ました^ ^
アニメの続きとシリーズの中で1番好きなヒロインが翔子さんなので見に行きました。
結論から言いますと、とても内容が深くて感動し私は原作は未視聴ですが、私から言わせて頂くと予想以上の仕上がりと衝撃でした。

明かされていく事実と衝撃の展開の数々…しかも4度くらい涙が出そうなシーンがありました。

まずは、翔子さんの正体と彼女の抱えるものがあります。
現在の彼女は心臓の病を持って闘病生活をしている…彼女には心臓のドナーが必要で提供をして貰えないと命を落としてしまう…
高校生や大学生の翔子さん…彼女はドナー提供を受けた後の未来から来た翔子さんなのですが翔子さんのドナー提供者はなんと…主人公の咲太君…彼は交通事故に合いドナー提供の意思表示にサインをしていたのでドナーを提供する事になる未来があるみたいです。

つまり、咲太君と翔子さんどちらの命を助けるかの天秤状態…

中学生の翔子さんが自分の置かれた環境の不満を吐き出した時には泣きました。
私まで涙が出て…

実は私もドナー提供をした事があります。
数年前に家族が白血病に掛かり家族でもドナーが一致すれば即提供出来る…一致しなければドナーは順番待ち…検査結果はドナーの一致で提供はできる。
医者には提供する側にも少なからず負担もあるし休みも数日取らないといけないし私にドナーを提供するか…よく考えて欲しいと言われました。

私は提供を選びました。
だって、目の前に苦しんでる人が居て自分が少し手を伸ばせば助かるかもしれない命がかるんだもの…家族は今元気です^ ^

勿論、咲太君の場合は心臓…私とは状況が全然違います…でも、その時の記憶が鮮明に蘇りました。

事故に遭う未来の回避は…咲太君の命が助かる……でも、回避した場合は…翔子さんの命が…こんな選択は辛すぎます。
自分に置き換えた時自分はどうするだろうか?

咲太君の気持ちも解ります。
自分にとって初恋の人を……恩人の命をすくえる手段が自分にはある…勿論命を軽く見てる訳じゃない…それでも自分に救える命があるなら…その人が自分の分まで幸せに行きてくれるなら…自分が事故に遭う運命なら…それなら回避しなくても…そんな気持ちが生まれ始めていたんだと思います。


そして、咲太君には彼女がいますよね?
麻衣先輩です!
彼女もその事実は知ることになります。
麻衣先輩の気持ちもよく解ります……
だって、自分の大好きな人が居てその人が自分の命じゃなく人の命を優先しようとする…その決意は人から見れば勇気ある決断かもしれない…それでも残された…麻衣先輩は?家族は?友達は?…自分の周りの人はどう思う?
残されたのは悲しみしかない…別に大好きな人が助かれば、翔子さんの命はだなんて割り切れてる訳じゃない……訳じゃないけど、麻衣先輩の気持ちは痛いほどに刺さります。
駅のシーンでは泣きました…

麻衣先輩の言葉を涙を聞いて見たた咲太君は翔子さんに本当の気持ちを打ち明けます。
「生きたいと」
彼女は笑顔で言葉を返してくれます。

翔子さんについて…
翔子さんにとって、咲太は恩人です。
宿題の未来の自分に付いて…あそこにあった書き込みを見たり、中学生の翔子さんの言葉や表情からも恩人意外にも恋愛感情も当時からあったんだと思います。

彼女が過去に来て…咲太君に事故に遭う未来を伝えて選択肢がある事を伝えたかったのかもしれません。
彼は、翔子さんを結果的に救ったのは確かです…それを知った手術後の翔子さんは何を思っただろうか?

本当は苦しかったのかな?
好きな人に…心配してくれた人に元気になったよ!そう1番伝えたかった人の居るはずの場所…そこにその人は居なくて、自分の左胸でドクンドクンと命を刻んでいる心臓がその人の物だった事実を聴くと素直に喜べない…だから未来を知ってもらった上で決めてもらおうと…
だって、もしなんとも思っていなかったら翔子さんは過去に来て未来の話なんてしなければそれで済みますもの。

だから、咲太君の決めた選択肢に…多分、どんな結果であろうと選択してくれた事が嬉しかったんだと思いました。

そして、事故当日…この日、彼は麻衣先輩と翔子さん両方から約束を持ちかけられたのですが翔子さんの約束の本当の意味に気付いた彼は走り出し事故にあいそうになり、それを救ったのが麻衣先輩だった…しかし麻衣先輩はその事故で…帰らぬ人に…

麻衣先輩は結果的に咲太君を救い出したけど……これに関して、麻衣先輩と咲太君が入れ替わっただけ…事故を目撃して救い出す…本当に勇敢で勇気のある行動です。
助け出せばカッコいいしヒーローです。
ただ、助けた側が命を落とす…これはバッドです…

作中で描かれて居ますが、まさかに咲太君状態です。
1番最初に来るのは罪悪感と後悔です。
自分のせいでと責め続けてしまう人生になるかもしれません…まだ、誰かが責めてくれたら少しは気が楽になるかもしれません…でも、助けた側の身内からしたら、その人が自分を犠牲にして救い出した命だと考えると責めにくいかもしれません…この辺りは判りませんが…

私の友達が昔、自分が命を落としても誰かを救えたら、感謝してくれるし、誇らしいし自分が生きていた意味がある、と言っている子がいましたが…正直そんないいものではありませんよね。
きっと、助けられた側は凄く自分を責めて泣いて後悔して、遺族の方に謝ったりと…それでも進まないと行けない時があるその時はもしかしたら感謝される時が来るのかも知れませんが…そこまで行くのに、どれだけ時間がかかるだろうか……

だから、麻衣先輩には他の方法で救って欲しかった……
しかし、麻衣先輩の残した物は咲太君の命だけではなく翔子さんの命…
彼女もドナー提供をしていた…
これは多分、翔子さんの為ではなく、咲太君の為だと思います。
それだけに、どれだけ咲太君の事を大切なのか愛情の深さを感じます。

そして、翔子さんがまたしても咲太君に手を差し伸べます。
本当に翔子さんは凄い人です。
因みに、ベッドと梅サイダーに一服盛って常識的な概念を無くすとこで過去へいけるそうなんで私も試してみますwww

冗談はさて起き…この保健室での会話は名シーンですね。
咲太君の気持ちを知った翔子さん…覚悟はしてたけど泣いちゃったね…そう簡単に割り切れるものではないよね。

そして、過去に行きます。
過去も本当に大変な出来事ばかりでしたが、過去の世界でも、マイ先輩との会話や翔子さんとの会話は名シーンだと思います。
咲太君が何をすべきか誰を救うべきか明確にして過去へ行ったのは良かったです^ ^
流れもスムーズだし、咲太君も麻衣先輩も命を落とさずに済んだ(´艸`)*

ただ、そうなると翔子さん(つд;)
彼女のドナー見つかるの?
私から見たら、もぅ…咲太君か麻衣先輩、翔子さんの誰かが命を失うしない…もぅこんな展開バッドじゃん……皆んなに生きてほいよぉ〜と思う私(つд;)

そこで、流石は主人公の咲太君!
翔子さんを救い出せる唯一の限りなく小さい選択肢に気付く主人公^ ^
流石は咲太君!君が主人公でよかったよ!
そう思った瞬間でした…ただ、この方法だと記憶が…積み重ねた過去が…改変しゃう(つд;)

それでも…咲太君は翔子さんを救うために立ち上がる!
それを告白して理解ある彼女麻衣さん。
死ぬならともかく記憶なら…過去なら…また出会えばいい…出会えたら楽しい思い出を積み重ねられる^ ^

そして、中学生翔子さんとの面会のシーン。
また、感動して涙が(つд;)
もぅ、何回私の涙腺崩壊させに来るの?w
もぅヤダww(´艸`)*

そして、病室に戻る咲太君の見た物は、宿題の未来の自分のプリントに書き込まれた文字。
前向きで素敵な言葉が書かれていました^ ^

さて、ラストです。
最後に咲太君と麻衣先輩が海へ行くと1つの家族が海にいました。
パパとママと元気に燥ぐ翔子さんです^ ^

咲太はその姿を見て全てを思い出し彼女に声をかける…
私はこのシーンが凄く好きかもしれません…翔子さんの顔がアップに移り、不安そうな顔から涙目になり笑顔になり返事を返す。

私の涙腺がまたしても崩壊したのでした。
そこのシーンで泣けたのは本当に大変だったから…誰一人掛けずに元気で居る、多分それが翔子さんの笑顔が私に安心感を与えたからだと思います^ ^

最後まで読んでくださりありがとうございました(♡u ‿u)゚.:。+*
途中かなり長くなってるので後半巻いたつもりですがそれでも長くなりました(>人<;)

本当に劇場まで足を運んでよかったと思える作品です^_^
また、みたいです(´艸`)*

咲太君は保健室で自分には力がないと言っていましたが、そんな事はなく…きっと力があったからハッピーエンドを迎えられたんだと思います。

投稿 : 2019/08/04
閲覧 : 276
サンキュー:

23

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やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

納得の出来

テレビアニメのほうでちょくちょく出てきながら、謎を残したまま放送が終了してしまった牧之原翔子のエピソード。

これまでで一番おもしろいエピソードだった。

これまでのエピソードでは、直接人の死にかかわる思春期症候群はなかったが、今回は違っていた。

すごく劇場向きのエピソードで良かったと思う。

もとになる量子力学うんぬんの理論がやや難解だったのと、桜島先輩、牧之原翔子の泣く演技がちょっといまいちだったのは残念。

投稿 : 2019/07/23
閲覧 : 201
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8

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センテイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

和歌山で見てきました!

途中までは、かなり重い作品ですね・・・
胸がギュ~~~と締め付けられました。

でも、最後は映画を見た!!
って感じで、良かったなと思える作品でよかったです♪
一瞬、重いままで終わってしまうのかと思いました。

桜島麻衣先輩は、最高ですね・・・(´;ω;`)
サクタに少し殺意が湧きました!!

投稿 : 2019/07/22
閲覧 : 154
サンキュー:

8

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fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

量子にはじまるふたりの恋の物語。

TVシリーズ同様に、楽しめた作品でした。

最終シーンで、咲太くんと翔子ちゃんが、お互いの名前を呼びあう姿に、ぐっとくるものがありました。
そして、言霊の響きには、量子もつれを誘発させるパワーがあり、あたたかな記憶さえもよみがえさせるのだと、いたく感じました。

本作の特徴として、初対面でお互いに名乗り合うシーンが幾度も描かれていますが、おそらく、量子もつれのファーストステップを表わしているのかもしれませんね。



実は、私にとって一番苦手な教科が "物理" でした。
今でも相も変わらず、答案用紙の点数が夢に出てきます。
そのたび、苦い記憶がありやかに思い出されて、思春期症候群を発症するような気になります。(ホントだよ)

そんな私が、本作を視聴するために依拠していた文章があります。

「粒子性(物質の性質)と波動性(状態の性質)を併せ持つ、このような特殊な存在を、 普通の物質と区別するため、「量子」(quantum) と呼びます。
その「量子」を研究するのが「量子力学」です。 "電子は「量子」の代表格" です。」(量子力学入門より)


丁寧にも、以下のような解説が記されていました。

波は、物質ではなくて「状態」です。
海水という「物質」の、ある「状態」が波です。
"原子より大きい世界" では、このように「物質」と「状態」をはっきりと区別できます。

しかし、"原子より小さい世界" では、そんな区分ができません。
電子は「物質」ではなくて「状態」です。
ただし、海の「波」の場合の「海水」にあたる "物質がありません"。
( " " はfuushin )


この解説の通りに受け止めれば、量子力学の世界では、咲太くんや翔子ちゃんの肉体は、物質としては "ない" という解釈ができるということになるのでしょう。
でも、状態なら "ある" ということにもなります。


シュレディンガーの猫の体を構成する量子は、観測されて初めて、その実存が確定する。
咲太くんと翔子ちゃんが、"生きよう" と思うなら、彼らを構成する量子もまた、"生き抜く希望を共有するプロセス" が必要なのでしょう。


そして、確定するまでには、一方通行ではなくて、長く、強く、諦めずに、見つめあい、手を取り合うように過ごしてきた濃密な、そして相手の幸せを切望し、祈念するという、利他愛の想いの積み重ね(=状態) が絶対条件なのでしょうね。


量子のような私を、実存する私として見つけてほしい。

生きていきたい私を、生き続ける私として確定させてほしい。

あなたが私に紡ぎ結んでくれた、優しさとあたたかさの絆を、もっと強く、もう一度、切り結んでほしい。

その想いもまた、量子としてなら、双方向に混じり合うのでしょうか。
量子は、記憶に姿を変えて、胸の奥の奥に秘められているのでしょうか。

もしそうなら、終幕の翔子ちゃんの笑顔は、咲太くんへの "初恋" のリフレイン。
咲太くんには、鮮やかに思い描ける祥子さんへの "憧れ" のリバイバル。

あのシーンで、二人が観測しあった瞬間に、懐かしい記憶がリプレイされたと言えるのかもしれません。
かつて、優しさを共有し合った二人です。
その証として、量子が共鳴し、記憶を呼び起こしたのかもしれませんね。



「人は、優しくなるために生まれてきたのだと思いますよ。」

"優しさに包まれたなら" ってユーミンの曲がありますが、私はこの曲を聴くたびに、なぜか涙ぐんでしまうんです。

本作を視聴しながら、同じような思いに包まれて、ハンカチが手放せませんでした。

それも、量子もつれだったのかな。



レビューを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/07/18
閲覧 : 285
サンキュー:

34

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ただのブタ野郎が劇場に行ってきただけの話

まずは、劇場版の情報整理からしていきたいと思います。
原作未読、劇場視聴も1回だけなので、
理解し切れない点もありました。
まさかこれ程多重構造になっているとは思いもしませんでした。
間違っているところも多々あるかもしれませんが、
一応情報整理してみました。
円盤が発売されて、検証する機会があったら修正するかもしれません。

「(大人)翔子について」

牧之原翔子が小4の時に出された「将来のスケジュール」という課題ですが、
この課題を書けないことによって翔子の思春期症候群が発症します。
「時間を進めたくない」と願った翔子は
周りとは違う時間軸を生きていくことになります。
翔子の流れる時間は周りよりも遅いのです。
イメージとしては、「時間よ止まれ(ザ・ワールド)」という能力が使えたとして、
周りの時間は止まっているのにも関わらず、自分の時間軸だけは進んでいます。
つまり、自分だけ成長してしまいます。
翔子に残された時間は増え、
さらに高校生、大学生、大人になりたいと願いも叶います。
実際に「時よ止まれ」なんてことはできませんよ。
これは、翔子の流れる時間は周りよりも遅いということを
イメージしてもらう為の例え話。

そうして生まれたのが大人翔子
・・・ということではないのが若干ややこしいところです。
成長した翔子は、劇中では未来の出来事である
梓川咲太がクリスマスイブに事故死→心臓移植によって成立している存在です。
大人翔子は小4の時に思春期症候群を発症させたことによって生まれた
憧れの未来像ではなく、
咲太の命を救うべく未来から過去に来た存在です。
未来から過去に? 
ちょっと理解が追いつかないかもしれませんので、この点については、後述します。


「咲太の胸の傷」

咲太の心臓を移植したことによって翔子は、
本来の寿命の先を生きることができました。
しかし、それは咲太の死ということが前提です。
そんな世界線は改変してやるって未来からやって来たのが、大人翔子です。
未来→過去へ。
咲太が交通事故に遭う前の咲太と未来からやってきた翔子。
未来からやって来た翔子は咲太の心臓移植によって存在する為、
この二人は同じ心臓なんですよね。
その拒絶反応というべきものが、咲太のあの胸の傷です。
同じ時間軸に同じ心臓を持った人がいたらおかしいですよね?


「別の世界線へ」

大人翔子が、(自分よりも麻衣との約束を守るということを見越して)
咲太を事故現場へ向かわせない為の約束を取り付けますが、
この嘘を咲太は看破して、自らが犠牲になろうとします。
しかし、その結末は、そんな咲太を庇った桜島麻衣が犠牲になってしまいます。
この結果、麻衣の心臓が翔子に移植されます。
このことによって、咲太の胸の傷も消えます。
麻衣の心臓を移植した翔子と咲太、別の心臓です。拒絶反応は起きませんよね?


「その世界線は許さない」

麻衣さんがいない世界なんて自分には耐えられない。
ここで咲太は一つの決断を下します。
それは自分も麻衣も犠牲にならない世界。
換言すると、翔子を見捨て自分も麻衣も死なない世界線です。
その為に咲太は過去へ戻って過去改変を行おうとします。


「ちょっと待って! なんで過去へ行けるの?」

まったくの推察ですけど、思うに、咲太はクリスマスイブ前に
思春期症候群を発症させています。
自分が犠牲になり翔子を助けるのか、
それを避けて麻衣と二人で幸せになる未来を選ぶのかの二択を迫られて、
そんな未来(クリスマスイブ)は来なければいいと願ったはずです。
これは、根本的には、小4翔子と同じ願いですよね。
このことによって違う時間軸の自分が生まれたと考えれば、
一応の辻褄が合います。
つまり、咲太が発症した思春期症候群は、翔子と同じスタンド(思春期症候群)だった
ってことではないのですかね?
そのことによって生まれた少し未来の自分は、過去をやり直したいってことを
揺蕩う意識の中で強く願えば実現すると。
単に大人の梅ソーダのせいって言ってもいいんですけどねw


「これまでの徳が咲太を助ける」

事故前に戻った咲太は誰にも観測されません。
必死で自らを呼び掛ける咲太に気付いたのは、
「尻を蹴り合った」古賀朋絵。
その他にも、違う時間線を生きている自分自身にでも「電話」でなら会話可とか、
豊浜のどかの協力が必要だったりとかと、
各種ルートが活きています。
これまでやってきたことは決して無駄じゃなかった!ってことですね。
「たとえ、過去改変の為に違う世界線に行こうとも記憶までは消し去れはしない」ってことです。
ここ重要。


「小4翔子が思春期症候群を発症しなかった世界線」

小4翔子が「将来のスケジュール」を書けた世界線です。
翔子が思春期症候群を発症しないってことは、
海岸での咲太との出会いもなかった世界です。
そんな咲太が峰ヶ原高校の生徒になっているのは何故?
それは、過去改変しようが記憶までは消し去れはしないってことだからでしょうね。
いくら過去を改変しようが、別の世界線のことが夢に出てくるんですよ。
ならば、また同じようなルートを辿るはずです。
そして、それ故に、最後のシーンで翔子の存在に気付くことができたのです。


「アニメと劇場版の総括」

思春期症候群=怪異と考えれば、話のフォーマットは「化物語」です。
そこに「俺ガイル」のエッセンスを加えたり、
劇場版に至っては、「シュタインズ・ゲート」の話作りに酷似しています。
ヒット作品の売れた要素を緻密に分析して、上手く取り込んでいると思います。
思春期症候群を量子力学によって説明するというアプローチも、
舞台作りとしては秀逸でした。

各種ヒロインルートに関しては、
出来不出来の差は結構あるかもしれませんが、
全体的には楽しめました。
尺の問題もあり、不満点がまったくない訳ではないですけど、
少なくともストーリーテリングについてはプロの仕事だなと強く感じました。
玉石混交というか、最近は素人のオ○ニー作品も少なくないので。

ただ、キャラに関して言えば、
気になったのは咲太の台詞回しと対応力の高さ。
童貞ブタ野郎とは思えないほど、達者です。
なんかやらかしても、即座に対処する対応力と行動力。
DK(童貞高校生)なら普通、その場で直立不動ですよ。
読者、ないし視聴者のなりたい理想像、憧憬型主人公の典型なんですけど、
ちょっとやり過ぎ感があります。
お前は、SGDK(スーパーグレート童貞高校生)かと。
それに、咲太を始め本作のキャラは他者を優先させすぎというのも気になった点です。
なんの躊躇いもなく自らの命を投げ出そうとするのは、かなり違和感が残りました。

こうした気になる点はあるにせよ、少なくともアニメ版を楽しめた方なら
劇場版は必見でしょう。出来はかなりいいと思います。
というか、これを見なきゃ何も完結しないから!
何も劇場で!なんてことは言いません。レンタルでもなんでも是非見て頂きたい。


「おまけ」

劇場で体感してよかったのかどうかは分かりませんが、
事故シーンは本当トラウマw 音とか本当凄かった。
安全運転しましょうね!!

投稿 : 2019/07/14
閲覧 : 410
サンキュー:

24

ネタバレ

めー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

泣けた。
桜川先輩好きなので、今回のお話はものすごくつらかった。

桜川先輩の事故シーン涙が止まらない。
互いが互いになんとかいい結果をと求めて何故ああなっちゃうのか。
切なすぎる。
でも、三人には必要な話だったのか…。

声優さんがうますぎて、どのシーンもつらい。

ちょっとストーリーが難しいので、皆さんの考察とか感想見たりしたけど、100パーセントわかって作品を楽しめたかというと全然自信なし。
もう一度見たい。

包丁持ったまま玄関に出ようとする桜川先輩が癒しだったな(笑)

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 198
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

シュレーディンガーの悪魔

失意のどん底を救って貰った女の子の命と
自分の命、そして自分の彼女の命を天秤にかけることになる
主人公。

なんでこんなややっこしい状況になったのかというと
「病院送り事件」の傷が影響している。

小さい翔子さんは心臓を患っており、
交通事故に遭った主人公の心臓のドナーによって救われる。

大きい翔子さんはその結末を変えるために来た
翔子さん自身が作り出した悪魔(天使?)だった。

主人公にとっては悪魔だなと感じたので、
ここでは悪魔と書きます。
(…ブタ野郎にとっては天使か?)

自分の命を投げ出せば、翔子さんは助かる。
はずが主人公を死なせたくない麻衣の献身により
逆に麻衣が死ぬことに。

八方塞がりの中で、翔子さんが心臓病に
ならなかった未来を選択をしようとする。
それは主人公の高校生活を無かったものにし、
桜島麻衣との出会いも無かったことにすることだった。

心臓病の翔子さんがいなければ、
テレビアニメ放送の内容は無かったことになるからだ。

テレビ放送話が壮大な前振りになっていて面白かった。

翔子さんの存在を確定させると主人公が死ぬので
シュレディンガーの悪魔だなと感じた。

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 131
ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメ版は前座、映画が本番。

アニメ版は前座に過ぎなかった。別につまらなかったわけではないが、世界の理(ことわり)の核心を突くようなものはなかったし、謎も多かった。アニメはキャラ紹介や世界観の説明に終始していただけではあったが、それらは非常にわかりやすかった。ただ、全視聴者が気になっていたであろう「牧之原翔子はいったい誰?」「胸の傷は何?」の二つは明かされず・・・


それを踏まえたうえで見た劇場版。中盤で、牧之原翔子が心臓病であることが明かされたシーンで、すべてが繋がった。そして、映画の後半はどのような展開でゴールに向かうのか、ワクワクが止まらなかった。

一番衝撃的だったのが、麻衣先輩が朔太をかばって轢かれて死んでしまったシーン。麻衣さんのことが好きだった自分は、思わず朔太に感情移入してしまい、絶望感を味わった。

それから、牧之原翔子に過去に戻れる方法があることを聞いた時の希望にすがる気持ち、麻衣先輩を助けつつ自分も生きる方法を探さなければいけない焦り、麻衣先輩を選ぶ代わりに牧之原翔子を犠牲にしなければいけない切なさ・・・いろいろな感情を、朔太とともに味わった。

ラストのシーン。違う道を選んだ牧之原翔子に出会い、すべて成功に導けたことを悟った時の、やりきった達成感も格別だった。


最初から最後まで、本当に楽しかった。(同じ映画を何回も見るという信者オタクみたいな行動は嫌いなのだけれども、)これはもう一回見なければ。


p.s.
麻衣先輩のタイツ最高!!!!

投稿 : 2019/07/04
閲覧 : 216
サンキュー:

8

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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ないのストーリー・あらすじ

空と海が輝く街“藤沢"に暮らす梓川咲太は高校二年生。先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧ノ原翔子の出現により一変する。何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始める――。(アニメ映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年6月15日
制作会社
CloverWorks
公式サイト
ao-buta.com/themovie/

声優・キャラクター

石川界人、瀬戸麻沙美、水瀬いのり、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ

スタッフ

原作:鴨志田 一(電撃文庫刊 『『青春ブタ野郎』シリーズ』)、原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一、脚本:横谷昌宏、キャラクターデザイン:田村里美、音楽:fox capture plan

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