当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「空挺ドラゴンズ(TVアニメ動画)」

総合得点
73.7
感想・評価
303
棚に入れた
1241
ランキング
994
★★★★☆ 3.6 (303)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.6

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

空挺ドラゴンズの感想・評価はどうでしたか?

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

竜を取る捕鯨船のようなおもしろいお話

シドニアの騎士作った会社さんの作品。
なので3Dアニメ作画はさすがです。ちょっとOPEDが好みじゃないかな。

見終わったのですが、どうみても尺足らず。12話最終回なんて、ドタバタもいいところ。無理せず2期とか2クールでやってほしかった。

クジラ取りよろしくの 竜取りのお話。
キャラがそれぞれ立っていておもしろい。そういうキャラたちを各話のメインにしたお話ですすんでいく。見てて飽きないんだけど、テンポは速くないからちょっと飽きる人もいるかもだけど、見ていくとそれぞれのキャラに感情移入できてきてハマれるかもと思います。

2期あるのかな?1期で終わるような感じは受けなかったので期待しています。

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 268
サンキュー:

4

sarukoki さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

独特の世界観

まるでジブリを見てるような感覚でした。
終わりに連れて面白さが増すアニメなので是非見てください!

投稿 : 2020/07/22
閲覧 : 225
サンキュー:

3

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ラピュタの世界で捕龍船

海が空・ドラゴンが鯨、捕鯨船漁という感じで見てた。
内容的なものはファンタジー世界の捕龍の生活というものだが、必要な世界観がしっかりしてて、キャラも多い割にそれぞれ必要なだけの個性がついてて船内の生活等観てて面白い。

若干人の命の重さが重いのか軽いのか中途半端感がある。捕龍は非常に危険で、空から落ちたり、ドラゴンに捕食されたりと死の危険と隣り合わせなのに、特に5話目の海賊話が殺意がなさすぎて少し微妙だった。
飛行船の生活というだけでラピュタを連想してしまうのに、この命の重さ辺りは少しラピュタを強く連想させられてしまった。(そもそもラピュタに寄せてるのかもしれない)
とはいえ、1話1話、空の生活・漁・食事・龍との関わりや地上とのかかわり等、色々な展開があって全体的にかなり面白く視聴できた。

作画というかポリゴンなので映像は、とても綺麗で表情も豊か。

100点中78点

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 218
サンキュー:

6

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まさにジブリ級。テレビアニメでやるクオリティかこれ?

詳細は公式サイトでも見てください。

まだ「Levius -レビウス-」も観てないというのに、ポリゴン・ピクチュアズの新作がNetflixで全話配信されちゃいました……。

まあ、観たくなったら一気に観るとして、とりあえずフジ「+ultra」と同じペースで観ていこうかなと思いますよ。

初回は舞台と設定説明の導入。
ま、簡単に言えば商業捕鯨の話を龍に置き換えましたよという感じです。

龍を狩りました。解体ショーやって、肉や内蔵を売って生計を立てているクルーたちがいますよ。一時寄港している土地土地の人は、捕龍のクルーたちを下賤に見ています。でも、龍が出て困ると助けを求めますよという。

で、初回は龍を狩り、その母親が怒って復讐に来たところを返り討ちにしましたという。まあ、ポリゴン・ピクチュアズが「ウチの技術力は凄いでしょ」というのをお見せした感じ。

ストーリーはこれから。
ただ、ジブリのような世界観、飛行船の造形、3DCGの進化を目の当たりにして、これは凄いと純粋に感じました。継続視聴します。今後のストーリーも期待できそうです。

=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
と言いつつ、ネトフリで4話まで視聴。
これはめっちゃ面白いです。

とにかくナウシカをはじめとしたジブリの影響を色濃く受けています。雲の描写やBGMの感じとかもナウシカっぽい。各話、ちょっとずつ主要キャラの深堀りをしていきます。それぞれのバックボーンや、なぜ捕龍船に乗ることになったのか、とか。

シリアスとコメディのバランスもちょうど良く、捕龍がメインではなく、龍をめぐる旅と、その人間模様を描いている感じです。
{/netabare}
正直、今クールの前は「レールガン」の3期くらいしか見どころがなさそうと不安でしたが、蓋を開けてみれば、これや「映像研」といった力の入った作品が出てきて、1クール楽しみが大きくなりましたね。

まあ、この作品はもう全話配信されてるんですけどもねw

=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}
大きな街での巨大龍捕獲作戦まで観ました。

ジローとカーチャの淡いラブストーリーも含めて、かなり感動的なエピソードでしたね。
{/netabare}
こりゃジブリ級の傑作です。
ジブリっても、ナウシカとかラピュタあたりの、いい感じの中世ヨーロッパ的な世界観。背景美術の美しさは、まさに劇場版レベル。

ありがたいなあ、資金が潤沢なネトフリが、こういう良質な作品にお金を出してくれると。NHKの映像研もそうですが、やっぱり十分な予算と製作時間があれば、名作はちゃんと生まれると認めざるを得ないでしょうね。

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
タキタが捕龍船から落下し、マタギに助けられ、自分が手にかけて食べた龍の子供を群れに返すまでのエピソードで終了でした。

龍の子供が非常に可愛らしく描かれていて、しかも捕食者と被捕食者という関係性に、愛情が絡むというテーマを投げかけるもの。

「次に出会ったときは捕まえて食べることになる。それまでは誰にも食べられちゃダメよ」というタキタの「オロチ捕り」としての成長が描かれていました。
{/netabare}
ストーリー、作画(3DCGの動画表現)、声優の豪華キャスティングや演技、BGMを含めた音楽、生き生きと魅力的に描かれたキャラクター。どれをとっても数年に1本出るか出ないかの高いレベルの作品です。

かなりジブリの影響を受けているとは思いますが、それが良いほうに転がっているかなと。スタジオカラー「龍の歯医者」と似た世界観ですが、完成度はこちらのほうが上だと感じました。

我慢できずにネトフリで一気観しちゃいました。サブスクで追いかけてでも観るべき素晴らしい作品だと思いますよ。

投稿 : 2020/07/09
閲覧 : 442
サンキュー:

13

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

凄く素敵な、リアル感満載ファンタジー。最終回でいろいろ考えさせられました。

まず幕開けからの、
飛行船での狩猟、
とっても格好いい!

これだけならただのジブリ礼賛作品かも。

龍が 狩猟のターゲットって、
今までなかったような?

しかも仕留め方で肉の味が全く違ってしまうってシバリが、
捕龍船団の行動の仕方につながってて。


空での狩猟の緊迫感と、
陸上での日常感覚の対比。
凄く、いいですね(≧▽≦)

やっぱりジブリ礼賛作品なのかな?
主人公の子って、
なんだかおばあちゃんになったら
ドーラさんみたいになりそうかも( ̄▽ ̄;)

でもそれだけじゃないって感じ、
なんかしてます!

これからの展開が
楽しみです!!


♪♪♪♪♪♪♪♪クインザザ号が出港して、
クォンの街を旅立つ少し前、
ジローと一緒には旅立てないカーチャの涙に、
シンクロしちゃいました(T△T)

この作品、もう、
最高です!!!

作画も丁寧だし、お話も面白いし!

原作のストックだと、
今まだ序盤らしいので、
私には珍しいけど、BD買います!
ぜひずっと、
この素晴らしいファンタジーを、
紡ぎ続けていただきたいです(≧▽≦)


♪♪♪♪♪♪♪♪最終回、終わっちゃいました・・・
ずうっとクインザザ号メンバーの制服が、
ナウシカ&ラピュタ風だったのと、
空を翔ける姿が、
やっぱり、ナウシカ&ラピュタっぽいって思ってたけど、
最後の、
幼い龍にタキタが託すメッセージ、
相容れることでなく、
お互いの姿を認識しようとする言葉、
もののけ姫のラストのようで、
ずしん!と来ました。

オロチ捕りに仮託してるけど、
イサナ捕りのことを、
文化として、
生きる糧として、
命の意味を、
考えさせられて、
ああ、
素敵だなあ。
ってずっと思ってました。

今もずっと考えています。

素敵な作品でした!

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 810
サンキュー:

46

ネタバレ

ちゃっぴー0913 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ファンタジー世界の漁師さんたちのお話。

とりあえず 神作画でしたw映像はとても綺麗で世界観も結構好きな感じでしたけどまだごく一部しか見れてない感じです。 お話は狩りと言うより釣りですね 魚が竜になっただけでお空のお魚さんを釣って料理して。。。モンハン釣りバージョンみたいな キャラ的にはメインヒロインであろう女の子がラピュタのおばあちゃんにしか見えなかったです。雰囲気も結構出せてて 残念なのが声優選びはメジャー所適当に集めて振り分けた感じでチョイスがいまいちでした。一昔前の若手集めました的なまぁチョイスは合ってなかってけどそれなりに演技力ある人が半分くらいいたのでそれでうまく演じてくれてました。海は出てきたけど魚はいないのかって位魚料理が出てこなかった気がします。それでも風景とかも綺麗に描けてて全体的に良い作品ではないかと思いました。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 284
サンキュー:

14

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かった!

最初はどうかな〜と思ったけど、ちょっと余裕を持って見てみたら、最後はめっちゃ面白かったなぁってなった。
最初はまた先輩に恋する甘ったるい感じかな〜と思ったけど、全然違った。もちろん恋愛要素もあるけど、めっちゃ爽やか(笑)
ジロー死ぬんかなって思った時、クィン・ザザがつっこんできて、そこでめっちゃテンション上がった。仲間たちが良いやつ、カッコいいやつ多くて良かった。
タキタも最初はイライラさせてくるタイプかなと思ったけど、最後にはめっちゃ成長してて、見て良かったなぁって思ったよ。
龍料理、どれも美味しそうやけど、現実に龍おらんから再現できひんのが難点よね(笑)

投稿 : 2020/06/15
閲覧 : 188
ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ドラゴンだったら

ドラゴンを狩って食べるアニメ。これも!?っていうドラゴンも食べるのでちょっと引きました。後、何ヵ月も空飛ぶ船に乗っているのに身なりが綺麗すぎると感じました。
ドラゴンも似たような形で、もうちょっと個性あってもいいなぁと思いました。

投稿 : 2020/06/12
閲覧 : 226
サンキュー:

2

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

令和の世に需要ってあるのかな?

捕龍旅団の愉快な仲間と飯テロな話し。

ゲームみたいな動きは差し引いて
とにかく3Gと画が綺麗でした。
キャラデもキャラ設定もGJ。

なのに、当たり障りのないというか
抑揚に欠けるというか、ワクワク感
不足なアニメでした。

EDの「絶対零度」で踊るタキタが
可愛く描かれてましたね!
つられて踊り出す仲間も素敵です。
物語の全てがここに集約されてました。

追記

溺れた人を助けたマンボウの話を聞いて
見た目も可愛いしマンボウいいヤツって
思ってたのに、何かの番組で
漁師さんに訊いた最高の刺身の答えが
「まんぼう」だと知ってショックでした。

鯨は躊躇なく食えるがマンボウはムリ。

投稿 : 2020/06/11
閲覧 : 248
サンキュー:

12

MMA原理主義者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

毎回登場するドラゴンの料理が美味しそう

ドラゴンで生計を立てる人たちの日常を描いているので大冒険などはありません。
が、その日常が説得力のある設定とリアルさなので楽しめました。
この世界観やキャラたちをもっと掘り下げてほしいので2期があるなら見たいです。
原作ファンに不評だったペカペカのCGキャラは個人的にはそんなに気になりませんでした。

投稿 : 2020/06/08
閲覧 : 206
サンキュー:

4

ネタバレ

れるびい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

息を吸って吐く事が奇跡なんだと知っても

桑原太矩によるマンガが原作です。
「龍を狩って、食べる」という有りそうで無かったテーマも好きです。

龍は色々な作品に登場しますが、大体は外敵としての龍、神秘的な存在としての龍。
しかしこの作品で龍は人間にとって捕食対象。
この作品は龍を狩り、それを売って生活する人たちの物語。
主人公が新人の龍捕りの女の子というのも個人的に良かったと思います。

3DCGによるアニメーションです。制作はポリゴン・ピクチュアズ。
CG作品と言うだけで、敬遠する人も多いのではないかと思います。

僕は他のポリゴン・ピクチュアズの作品では「亜人」を観ました。
CG作品はアクションに強いと言われていて、トータルで見ると亜人も
自分はとても楽しんで観ていましたが、
キャラクターの表情や詳細な表現の部分は、
やっぱり機械くささを理解した上で見ていました。

その点で、この空挺ドラゴンズに関しては、何の不満もなく観られました。
むしろCGで良かったのではないかとも思います。
最初、CGと気づかなかった程絵が綺麗だし、ドラゴンという動きの多い動物も
とても美しく表現できていると思いました。

1話観終わったあとED曲がとても気に入り
ED曲「赤い公園」というバンドの「絶対零度」を発売されてすぐに買いました。
https://www.youtube.com/watch?v=B7HeN3JO9OI

作詞作曲はギター担当の津野米咲さん。
転調や編拍子をとても上手く使う、非常に作曲能力の高い人です。

龍を捕って、解体し、食べる。とてもシンプルな設定ですが、
映像は迫力十分で音楽も良い。
2期が出たらすぐに観たいです。

投稿 : 2020/06/08
閲覧 : 380
サンキュー:

18

ネタバレ

ノベル【旧ルーク】 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シンプルに面白すぎた。

ノンストップで見れました。
見やすく、曲もよく、龍という着眼点がとてもいい。
キャラもよく、すべてにおいて良かったです。
龍を狩るというのが、新鮮で面白かった。

投稿 : 2020/06/07
閲覧 : 247
サンキュー:

12

ネタバレ

kapita さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一緒に空の旅をしてみたくなる

空挺に乗り、龍を狩りながら旅をする

空の絵の美しさ、頼もしく愉快な仲間との空の旅。龍を狩るときの迫力
狩った龍を解体し売る
龍を食べている「ミカさん」の何とも言えない美味しそうな感じ、見てると龍ってそんなに美味しいの?と食べてみたくなります
そしてあの空挺の乗組員になって一緒に旅をしたくなってしまうそんな気持ちになる素敵な作品だと思います

投稿 : 2020/05/29
閲覧 : 261
サンキュー:

16

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

空の漁業

もしかしたら続き(まどマギ含む)を除いた作品で今期1番無難なのってこれかもしれない。
まだわからんですが。
-------------------------------------
全部観終わりました。
この時期観た作品の中で一番内容的に面白かったです。

空の世界観やダイナミックな表現、恋をする話や生きていくとどういうことなのかを改めて理解できる良い作品です。

少し残念なのがキャラがCGというところだけでしょうか。
個人的にCGはアニメにとって効率が良く、これからの時代には欠かせないもになってきていると思います。古い考えだと思うのですが、やはりアニメなのでCGの多用は疑問が残る部分ではあります。

それでも称賛を送る作品でした。

投稿 : 2020/05/21
閲覧 : 342
サンキュー:

5

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

海賊船のくだりでガッカリしてしまい以後は流し観になってしまいました。

制作はポリゴン・ピクチュアズ

港区、中央区、品川区、新宿区などを転々とす都会派プロダクション


なんというか、
「練馬?杉並?そんな田舎の会社が作ったアニメとか観た事ないしー、アッでも都下の武蔵野(ジブリ)アニメは参考に1回見たよw」

な方々が作ったと思われるCGアニメです。


原作漫画は「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」風味も醸す描写と世界感、

今アニメも物語・背景美術は原作準拠で問題無いんだけど、

力強い線描写に拠る体温・生命観表す原作漫画の良さがCG作画により台無しになってしまってます。


体温なく質感立体感など皆無なキャラクター、

重力ガン無視、空飛んでると思えない動作描写、

全く旨そうに見えない無味無臭然とした食風景、

などなど

上っ面を繕ってそれらしくしてますが、
章訴える情熱は感じられませんでした。

たしかに原作にただ忠実なだけならアニメにする意味は無いと思いますが、
それでも原作を超える良さが少しも無ければ、私的には評価に値しません。


とまあ

どこか気に入った所が有る作品は「痘痕も靨(あばたもえくぼ)」で総合的にも高評価になり易いですが、

ちょっとでも癇に障った作品は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と細部を突いて総合的にも最低評価になってしまうもんですね。

ちょっと反省。

投稿 : 2020/05/11
閲覧 : 448
サンキュー:

22

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

空挺ドラゴンズ レビュー

Introduction(公式サイトより引用)
空と龍に魅せられた乗組員たちの旅を描いた、桑原太矩の「空挺ドラゴンズ」(講談社「good!アフタヌーン」連載)。その美麗で壮大なファンタジー世界と、そこに生きるキャラクターたちを、「シドニアの騎士 第九惑星戦役」「BLAME!」で副監督を務めた吉平"Tady"直弘がドラマティックに描く。シリーズ構成・脚本には「暗殺教室」「アルスラーン戦記」など数々の人気作品を手掛ける上江洲 誠、音響監督を「スパイダーマン:スパイダーバース」、「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの岩浪美和がそれぞれ務める。そしてアニメーション制作は、ポリゴン・ピクチュアズが担当。「シドニアの騎士」「BLAME!」のスタッフが再集結し、
圧倒的なハイファンタジーの世界を魅せる。

Story
空の覇者、龍<ドラゴン>。

その存在は多くの地上の人々にとっては脅威・災害であり、
同時に薬や油、そして食用としての価値がある“宝の山”でもあった。

そんな龍<ドラゴン>を狩る存在がいた。
捕龍船を操り、空を駆け、龍を狩り、旅をする。

彼らは「龍捕り」。
これはその中の一艇“クィン・ザザ号”とそのクルー達の物語である。
------------------------------------------------------------

さて今回はざっくり書いてこうかな、なんて考えています。
ファンタジーな存在である龍を、人間側は魔法などは使わず火器も駆使して戦うという、ローファンタジーな感じで良いですね。

龍狩りの時代の黄金期から斜陽産業となっている設定にしたのは、人間同士の対話を重視した結果からでしょうか。

アニメの中の一つの見どころとして、龍の肉を使った料理を魅せるシーンがあるんですけども、正直美味しそうに見えはしなかったんですが、それについてはさらにCGの進化を期待する所ではありますね。

この作品のCG、非常にクオリティが高いですよね。セルルックで表情や動きの自然だと本当にデジタルセルアニメを取って代われる技術だなあと感じます。
目が隠れているキャラクターは動かしやすそうだと感じました。逆に女性や女性的な顔立ちに近い男性キャラは目を細かく変化させるのが大変そう。

話を料理に戻しますが、作品内の見どころ化は失敗していますが、メインストーリーに関わる人物達、タキタやミカなどの考え方を表現する上で「命を頂く」という行為が重要視されていましたね。
肉がまずくなる捕り方とか調理の仕方とかをみせるのは、「捕ったからには美味しく食べる」「責任をもって食べる」などの自然との付き合い方を表現したかったのだろうなと。
ジブリ並みとは言わないけれども、匂いであるとか、柔らかさであるとかを言葉でなく演技でなく映像で伝わってくれば良かったかなと思います。
あと、声優さんがやる咀嚼の演技は、この作品のものはあまり好きではないですね。

アクションシーンとしては捕鯨のシーンなわけですが、そこに関しては良かったんじゃないでしょうか。ただまあ、一つ一つの捕鯨に人物を掘り下げるような物語を入れてきており、ドキュメンタリーのような、ただひたすらに捕る作業を見せて人間模様を見る楽しさのようなものはありませんでしたね。私が言っているのは「ベーリング海の一攫千金」のような、状況や作業量によって変わっていく人の有り様のようなものは、この作品には感じませんでしたね。まあ、それは元々期待していないので別にいいのですが。

ファンタジー的には、町の一部を光線で破壊した龍というのが一番の見どころですが、ローファンタジー的に捕龍艇は、人の知恵を駆使してなんとか大きい獲物を狙うという、少し派手さに欠けた部分はありますね。

メインの物語について、主人公のタキタが中心でいることは違いないのですが、クイーン・ザザ号の乗組員の何人かに焦点を当てる物語を展開したせいか、作品内の世界情勢が変わるような大きな物語に巻き込まれたりはしませんでしたね。
むしろ、料理もそうですが、生き物を捕るという仕事、または仕事の中での出会いや関係を通して、人間の内面の変化を描きたかったように見えました。

さていかがだったでしょうか、「空挺ドラゴンズ 」。
内省的なテーマをメインに据えて、登場人物の成長を描く物語だったためか、作品内の世界情勢に関わるようなこともなく、派手さを抑えた物語だったと感じます。
あえてそういった世界情勢を出さずに、「食べて生きる」という行為にテーマを絞っているのだとすれば、飾り気がない真面目な作品という印象ですね。
ローファンタジー的な要素、火器をもってしてファンタジーな龍を捕るという、そこにロマンを感じていたのですが、基本的に捕龍船は派手に倒すことはしません。それは、苦痛を感じさせることをあまりさせない、生き物を捕るという事を、派手さを出すために装飾をしないという、そういった方針は感じられました。

ファンタジー世界の中で人物の内面の成長を描くという試みを見たい方にお勧めです。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 288
サンキュー:

28

ネタバレ

オルフェーヴル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

カーチァ!!乗れよぉー!!!!!

カーチァが船に乗ってたらとりま評価は4.5以上になってた
世界観はものすごい好き
なんか見てて和むかなー

まぁーそんなことはどーでもいいからカーチァ船に乗れよォ!!!カーチァが乗ってたら漫画も買おうと思った。でも乗らんかったからモー買わない。
これからもしもカーチァが再度出てくるんだったら買うか考える。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 220
サンキュー:

4

ネタバレ

まじぇⅡ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正直よかったと思う

CGアニメというと今まであんまし良いイメージがなかったけど空挺ドラゴンズには合ってたと思う。
たしかに初見1話2話だとタキタの歩き方が~とか思ったこともあったけど最後まで通して観たら慣れたのもあるかな?
OPやED曲もやはり1話2話だとちょっとなにか違和感があるものの観てゆくうちにコレ、OPEDとばしちゃいかんタイプかな?と…いつしか口ずさめるほど馴染んだ。
EDのタキタの小躍りはすごく赤い公園の曲の雰囲気に合ってると思う。
まず、視聴する際に原作は見てなかったが作品に登場するキャラたちは生き生きしていた。
タキタが色々かわいすぎるんだな。動きとか…犬みたいで…愛おしい(^_^;)
料理については観てるととにかく肉が食いたくなる。
背景が美しく、捕龍船という名の飛行艇はかっこいいよね。
あとタキタがラピュタのドーラの若い頃の見た目でそっちのお話かな?と勘違いしながらワクワクして観ちゃってたけどそういうの抜きでおもしろかった。
タイミング的に映像研と時期がかぶってたからこいつぁ設定細かそうだとかそういう見方してたからより楽しめたのもあるかも。

原作をアニメ終わったあとに読みましたが、
これをあそこまで昇華して
生き生きとした空の生活や表情豊かにできたのか!と正直おどろきました。

投稿 : 2020/05/04
閲覧 : 235
サンキュー:

6

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

龍捕りの生きざま

 龍を追って世界の空を往く捕龍船「クィン・ザザ号」に乗り、竜を解体し、その肉を打って生計を手てている「龍(オロチ)捕り」と呼ばれる乗務員の日常のお話です。
 特に目立つのは、新人龍捕りのタキタです。また、龍に食欲目のないミカ、ジロー、ヴァナベル、ギブスなど、龍捕りがそれぞれ個性的です。

 龍というとみんながして散る生物でなく、いろいろな奇怪であったり、巨大であったりな生物で、解体して調理した料理には、見ている側の食欲をそそったです。実際にいる生き物ではないけど、鶏や豚で、代用できたらいいなぁです。いかにも、実際に通用しそうな調理手順も面白いです。

 にしても、性質、形も龍それぞれで、キャラだけでなく龍の大きさ形をリアルに描いていたです。狩る姿も。

 龍のとの向き合い、クィン・ザザ号内部や、空での争い、訪れた町、とある谷、それぞれのキャラたちの出会い、日常が交差した面白さがあったです。龍に心情を持ってしまうところも人間らしさを見たです。

 ふざけた乗務員が多いと思えたけど、危険な場所で思わぬ事態にはぐれた仲間のためにぎりぎりまで、できることを尽くす姿勢は、クィン・ザザ号のオロチ捕りを私が、思い違いをしていたように思えたです。このシーンが一番よく見えたです。
 その結果はついてこなかったら、話にならないです。

 龍を求めて各地を訪れたタキタ達の見た景色が、素晴らしかったです。見ていくうちに、このCGアニメに引き込まれたです。

投稿 : 2020/04/30
閲覧 : 246
サンキュー:

14

kazz さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

龍をいただく

原作未読。

龍が空飛ぶクジラのようなイメージで存在する世界。
龍を探して空を飛び回り、見つけたら捕って解体して売る事を生業とする龍捕り(オロチとり)と呼ばれる人々がいた。
彼らの乗る捕龍船に借金をしてまで乗り込んだ少女が龍捕りの在り方を身につけながら成長する物語を軸に周囲の人々の姿を描く群像劇。

だいたいの回で龍の肉を使った架空料理が登場します。どれも美味しそう。
最近飯テロアニメが流行ってますが、どれも調理や味に焦点を絞ったものばかりでした。が、当然、その前に食材を捕るというプロセスがあるに決まっていて、本作はこの部分に焦点を当ててファンタジーに昇華させています。そのため中盤までで飯テロで視聴者を惹きつけておきながら、終盤で命をいただくという実感を持ってもらおうという制作の意図を感じました。

龍に関しては、いずれも妖艶でありながら形状も大きさもまちまちで、大きいものは怪獣レベルで小さいものだと鳥ぐらい。怪獣サイズの回は本当に怪獣映画みたいなストーリーで面白かったです。

あと、ポリゴンピクチャーズというとシドニアの騎士やアニゴジを観てきて若干キャラクターの表情が硬いなぁという印象だったのですが、本作では技術がかなり向上していてほとんど違和感なく視聴できました。スゴいです。

投稿 : 2020/04/29
閲覧 : 221
サンキュー:

7

ヘーゼル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界観を味わう

乗組員達と別世界の空の旅を味わえて楽しかったです。

ただ、この世界を知るには話数が少なかった。
他のストーリーや地上の様子をもっと詳しく知りたい。

いくらでも話は膨らませる世界観なので、続編も期待したい。

投稿 : 2020/04/29
閲覧 : 254
サンキュー:

4

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

料亭ドラゴンズ

原作未読 全12話

飛行船に乗って龍(おろち)を狩って解体・加工し生計を立てている龍捕り(おろちとり)を作品。捕龍船(ほりゅうせん)クィン・ザザ号をメインに龍の肉が大好きな主人公のミカや新人のタキタを中心に描く群像劇です。

龍といっても、深海魚やエイリアンのような感じでしたね。

龍は大きさもまちまちで、飛行船を凌ぐ大きい龍から手のひらサイズの龍までいました。

タキタや乗務員の一人であるジローのお話は個別にありましたが、群像劇なのでキャラの深い部分にはあまり触れていませんね。{netabare}(タキタが群れに返した龍が可愛く思えましたw){/netabare}

作画は制作がポリゴン・ピクチュアズなので3DCG、好き嫌いが別れると思います。龍を狩るシーンは迫力ありました。

合宿をしているようなワイワイしている雰囲気の作品ですね。

OPは神山羊さん、EDは赤い公園さんが歌っています。EDは楽しそうにみんなが踊っているシーンが印象に残りました。

最後に、龍を料理するシーンが色々とありましたが、どんな味がするのでしょうかw

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 419
サンキュー:

31

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

龍を捕って生活するオロチ捕り?の日常系作品ですかね。一応主人公?のタキタの成長物語だと思います。
ポリゴン・ピクチュアズの3次元データは亜人ほどの気持ち悪さを感じさせることなく、違和感のない作品となっていたと思います。独特の撮影視点はちょっと気持ち悪いですけどw
世界観的には何か目的がありそうに感じてたので、あまりに日常系すぎて1クールモチベを保つのがちょっと大変だったかも。

投稿 : 2020/04/20
閲覧 : 217
サンキュー:

4

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ドラゴンの生体

昨今のソシャゲ全盛時代においては
ドラゴンは決して珍しいものじゃなくなった
今じゃ
頑張っても、せいぜい中ボス程度止まりで
ラスボスとして称賛されていたのははるか昔
ドラゴンスレイヤーも安売りされてんだろなぁ
それくらいありふれているドラゴンだけど
その生体にフォーカスするってのはなかなかの慧眼

それにしても
ドラゴンって何食って生きてんだろか?
フツーに考えると
あの巨体であんだけ活動的となると
エネルギー消費もかなりの大きさになるはず
当然、相当量の補給が必然

鳥なんかは効率よくエネルギー転換をするために
食べてからすぐに消化するって聞くし
だから飛びながら糞をするんだって

同じ空飛ぶドラゴンだって、って考えれば…
あの巨体なんだし
頻繁に食事が必要なんじゃないか?
ちなみに、ここじゃ飛びながら糞するってことは掘り下げない!
いや
そもそも筋力だけで飛んでるんじゃないかもしれない!
魔法で飛んでるって可能性もあるか!?
むしろ、飛ぶことに適しているとは言えない図体なんだから
そっちのほうが現実味がある

とはいえ
魔法だって無制限に使える代物じゃないだろうから
やっぱりエネルギーとなる食事は必要だろ!?
でも
食事や捕食シーンはほとんど出てこない
で、

ドラゴンって何食ってんだろ?

食物連鎖の頂点に立つであろうドラゴンなんだから
なんでも食べるのかもしれないが
それに見合う量となると…


ドラゴンの住処って、たいてい僻地の設定
荒野だったり、洞窟の奥底や雪深い山脈の頂
果ては、火山の火口だったり、毒気のある沼地だったり
少なくとも豊かな土地とは言えず
捕食対象に出会う可能性が極めて低いところばかり
それだけ安全な住処って言い方もできるけど、
それじゃ捕食のためにいつも遠征を強いられる
これってかなり非効率だと思う
空を飛べるから広範囲に移動できるからって理由だけじゃ
ちょっと説得には強引だね

以下は勝手な妄想だけど
本来、神にも近い存在のドラゴンなんだから
エンシェントドラゴンとかいう老齢のヤツなんかは
そもそも経口摂取なんかしないんじゃないかって

中国の仙人はカスミを食ってるってのと同じで
ドラゴンも大地の英気を吸収してエネルギーにしてるんでは?
もともと住み着いた地も
端から痩せた土地じゃなくて
ドラゴンが長く住み着いたせいで荒廃し
結果的に僻地になったのでは…!


いろいろと思いを馳せながらも
作中のドラゴンは基本的に現実社会におけるクジラの転用だね
まぁスーパーな人が出てこないってだけでも
個人的には評価は高い!

あと
せっかく安全帯ぶる下げてんだから、甲板上でもつけるべきだろ

投稿 : 2020/04/19
閲覧 : 208
サンキュー:

12

takigawa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

人間の動きではない。原作は面白いのでおすすめ

原作漫画既読

1話途中で断念

これは人間の動きではない、まるでロボット…

いわゆる冒険ものではなく、職業日常ものなので
これは致命的

原作は面白いのでおすすめです

投稿 : 2020/04/17
閲覧 : 203
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

で、目的は何?

つまらない芝居を見せられている様でもう飽きた。

最初は画が綺麗でちょっと驚いたけど、

お寒い台詞とオーバーアクションに鳥肌が立つ。


そもそも目的が何なのか全く分からないし、

毎回竜が旨いって言われても、

そんなの食ったことないから興味が全く湧かない。


ストーリーの無い空想お仕事アニメ。

投稿 : 2020/04/14
閲覧 : 288
ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

助演と3DCG

見終わった印象が4つあります。

1、ストーリーがちびっと平坦だったと感じられました。
2、助演の設定があったら、違っていたかなと思いました。
3、3DCGにおける身体と表情と心情の表現が気になりました。
4、アニメーションの意味です。

*長文です。お時間のある時にお読みくださいませ。ペコリ。


1、ストーリー設定について

タキタの成長、捕鯨ならぬ龍(オロチ)捕り、漁師メシ、クルーの人となり、組織と協働の実相、同業者との競合、恋バナ、龍との関わり方、etc.
いろいろな要素がてんこ盛りで面白かったのですが、特段、目新しさは見当たらなかったし、ストーリーに揺さぶられるほどの起承転結があったようには思われませんでした。

ここでは、二つ述べてみます。

オロチ捕りという仕事のモチーフが「捕鯨」にあったとしても、その仕事自体が、現実の生活には即していないので、想像することがちびっと難しいと感じました。
捕鯨文化を大切にしてきた日本であっても、世界の世論が反捕鯨に傾いている環境の中で、日本人自身の文化性、つまり個人の心情として「捕鯨の良さ」が自認できなくては、"空挺" にシンパシーを得ることはなかなか難しいのではないかと思います。

私は、文化性を実感する入り口として一番手っ取り早く理解できる方法は「食べること」だと思っています。
北海道の方は沖縄の物産を、九州の方は東北の物産を食べてみる。
各地の郷土の文化性はそのまま個別の食文化として現われています。
家庭料理、郷土料理、特産品の一品料理も同じです。

"空挺" では龍の肉を食するシーンが多々見受けられます。
また、「食べるために獲る。獲ったら食べる」と主張します。
でも何といっても龍は未知の食材です。
そんなわけで、描かれる調理方法、風味や味わいは、龍を食べたことのない私の食欲を刺激することは最後までありませんでした。

ところで、フランスの味覚の権威、ジャック・ピュイゼ博士が、子どもの味覚を育てる理論を開発しています。
それによると、味覚はさまざまな要素で構成されていて、舌(味蕾)はわずか5%を受け持ち、残りのほとんどを嗅覚が担当しているとのことです。
そのほかにも、温冷による温度感覚、彩りによる視覚、咀嚼時の音による聴覚、形状による口腔内の皮膚感覚、また立体感覚なども、味覚を構成する条件だそうです。
つまり「五感で味わう」ことが、味覚の正体と言えるでしょう。

例えば、醤油せんべいを食べるときは、まず、醤油の香ばしい香りが鼻から脳に入ってきます。
その後に、形状、色味、噛み応え、舌触り、味わい。
そんな複雑な要素をしっかりと咀嚼することで、満腹感が得られるのだとしたら、その日一日の幸せにダイレクトな実感としてつながっていく・・・。

では、軍手をして目を瞑って鼻をつまんで食べているときのせんべいの味はいかがでしょう。
これは「味蕾のみ」からの信号です。
いかがですか?違いが分かりますか。
この違いがわかるなら、人間の文化性とは、食べることと不離一体となっていることが理解できると思います。
文化を吸収する一番の方法。それは食べることから始まります。
それが飯テロアニメにおける譲れない最低ラインなんだろうと思います。

私が考えるのはこうです。
日本が商業捕鯨を中止したのは32年前、1988年です。
まるまる一世代分の時間の喪失によって、鯨肉を食べる機会そのものが世代間で共有できなくなりました。
共通となる話題も少なくなり、共有できる満腹感の歓びもなくなりました。
これは食文化としての「断絶」です。

鯨肉はいろんな部位があってそれぞれに味わい方があります。
これも食文化の多様性が失われていくことになります。
個別部位の個別の料理方法は個別の技術=個別の文化だからです。
また、このご時世ですから高値で買うにはちびっと勇気が必要です。
また、ジビエ料理の台頭もあって、鯨肉でなければならない意識そのものも薄れてきているように思えます。

鯨ですらそういう状況なのですから、龍の肉料理をどう文化として想像しながら受け入れればいいのか、私の脳には、戸惑いと苦痛と、ついには諦めが混じるファンタジー作品になってしまった。
そう捉えてしまいました。

おまけですが、食べることは地球生命との共存を考えざるを得ない時勢です。
日本の高度で緻密な漁業技術が、他国に遷移していくなかでの乱獲の問題も気になります。
それぞれの食文化が豊かになる中で、人類以外の生命体への脅威になっている事実を無視することはできなくなる日も近いのかもしれません。


二つめです。
食文化についての話題を横においても、全体として単体のお話が小ぶりすぎて、大きなエモーショナルが沸き上がらなかったこと。
これに尽きると思います。

そもそもテーマが分かりません。何を表現したかったのでしょうか。

ドラマには、主人公の気持ちををあと押ししたり、導いたりするキャラの存在とか、絡みとなるエピソード、通底となるバックボーン、屋台骨となるテーマなどがあると思います。

それを要素分解すると、例えば、出会いと別れ、勇気と忍耐、笑いと涙、成長と未来、平凡と非日常の不思議など、一つ一つわかりやすいストーリーが表現されます。
また、目には見えないけれど、心にシンパシーを響かせるエモーショナルなシナリオが欠かせません。
信義、友情、挑戦、命への尊厳、魂の救済、他種族との共生などの要素です。

"空挺" のシナリオには、これらの要素のいくつかが描かれていましたが、"たっぷりと描き込まれていたか" と言うと、ちびっと物足らなさを感じました。
ミカやタキタの体験や心情を通じて得られるシンパシーが弱かったのです。
私は、そこに以下の三つの要素(2、3、4)を考えてみました。



2、助演について

"空挺" の世界設定は、どことなくラピュタに似ていますね。
ラピュタの助演と言えば、欠かせない2人がいます。そう、
40秒で支度をさせた、海賊ドーラ。
人をゴミと言い捨てた、ムスカ大佐。
この圧倒的な存在感を放つ助演が "空挺" にはいなかったのです。

ドーラもムスカ大佐も、主役を喰うほどに魅力的なキャラでした。
もしもラピュタにこの2人がいなかったなら、気の抜けたナントカになっていたでしょう。
そのナントカが "空挺" ではぬぐえませんでした。それがとても気になりました。

ラピュタと酷似した設定のハイファンタジー枠でありながら、"空挺" は所謂お仕事アニメです。
ですからもちろんラピュタと同列に見るべきではないのです。
でも、ドーラやムスカ大佐のような助演がいない世界観で、どんなふうにして、お仕事アニメをハイファンタジーの "物語として回せるのか"、そこが気になりました。

もう一つの要素は、それを演じてくれるキャラの設定です。
物語は、主演、助演、エキストラで成り立ちます。彼ら彼女らの生きざま、振る舞い、表情、何よりも "言葉" が、彩りと花を添えてくれます。

"空挺" は、オロチ捕りというお仕事の職場紹介や、職能集団の群像劇に重きを置いていることはストレングス(強み)としては特長的です。
でも、職場物語としては、回したり止めたりする "女傑" がいなかったこと、またべったりと絡む "プロフェッサー" がいなかったこと、この棘もなく毒もなく、主役のバネとなるような助演が不在だったことで、あっさり感ばかりが目につきました。
つまり、全体として、人間ドラマとしての印象が薄いのです。

これが、主役を引き立てる強烈かつ異彩を放つ助演を登場させなかった "空挺" の "特徴" であり、"弱み" になってしまったのだと思います。
"空挺" は、ラピュタのようなダイナミックな世界設定を、お仕事群像アニメにアレンジメントしなおしたことで、その相似性から、かえって平坦にならざるを得ない宿命を抱えこむことになってしまった。
その原因の一つが、"助演の不在" だったのではないだろうか。
そう感じました。



3、ポリゴンの技術力と演出力について

"空挺" は、フル3DCG技術の妙。そう感じました。

モデラーの動きをアニメ用にデフォルメし、ミリ単位のアクションを加工する。
これは、名だたる作画陣(特に手書きを信条とするようなプロフェッショナル)との競演・競合ですね。


3DCGと実写映画との近似性は、奥行きの表現性、遠近感の再現性です。
でも3DCGはまだそこに課題を残していると思います。
言いかえれば、3DCGなのに全体として何故か "平面的に見えてしまう" のです。
ん~、言い方が矛盾していますね。
そうですね、ピント合わせする領域が "広すぎて" 脳が疲れてくる。
そんな感じでしょうか。

2次元の作品で、シーンの見せ方で重要な課題の一つが「奥行き感=空気感(=キャラの心情の描き方の妙)」だと思います。
3次元でしたら、演劇の舞台やスポーツの競技場など、奥行き感=空気感をたっぷりと堪能することができます。
また、モノクロームの時代では、光と影、明るさと闇、パンとズームなどに、ゆたかな表現性と情感を乗せる隙間を生みだしたり、たおやかな余韻を残したりすることが可能であることは、それを証明する名作が数多くあります。

名作と評される作品は、その主題を見せる時、監督は、さまざまな演出とカメラワークでシーンを構築し作品へと仕上げていきます。
ここぞという要素を抽出してフィルムに焼きつけ、不必要なものは極力排除します。それは時として、台詞、伴劇、演者の顔でさえもです。
『リズと青い鳥』のように、です。

映像を観ている側の脳が馴染み、シンクロし、想像し、そして誤解させられるからこそ、それぞれの脳に、それぞれの評価が生まれてきます。

3DCGの場合、技術的な手段として、認知できうる数値データ(捕龍船のサイズなど)の入力範囲における "再現性=A"と、覚知できない・しない数値データ(背景の遠近の距離の数値など)の "再現性=B" との "馴染ませ方=奥行きの創り方=C" が今後の技術的課題になるのではないかと思いました。


もう一つは、キャラの表情の造形です。

3DCGですからディテールとしての身体のアクションがリアルなのは確かです。それゆえにかえって "相対的に" ですが、表情のアンバランス感やのっぺり感が、より一層に貧相に見えてしまいました。
このチグハグさが "空挺" のハイファンタジーとしての魅力、特にキャラの魅力をスポイルしているように感じました。

声優さんの演技はとても良かったと思います。でも、キャラの全身のボディメカニクスと表情筋とのバランスも、大切な要素のはずです。

3DCGの場合、作画スタッフにとって、モデラーさんの動きに、"かくある表情" を乗せるための「物理的な問題」があるのでは?と思います。
時間が足らないとか、スタッフの人数が足らないとか、あるいは描画力の問題なのか。それらは知る由もありませんが。
現場のスタッフの方のご意見はいかがでしょうか。気になります。

というわけで、「このシーン、せっかく大道具や小道具さんがしっかり造り込んでいるのに、このキャラの演技・表情だとリテイクさせたくなっちゃう。」と、もどかしく思えることが多々ありました。

カメラワークは3DCGならではで、ダイナミックな視線移動などがきっちり楽しめました。
けれど、その瞬間のキャラの表情に視点を向けると、前述のとおり、3DCGのデータ処理と表情の動きとのバランスの問題で、どうにもチグハグな動画に見えてしまいます。
この影響で、キャラの心情が "強く" 伝わってこないのです。
いったんそう見えてしまうと、どのシーンも同じようなレベルで見えてしまうので、心がワクワクドキドキに移行することは最後までありませんでした。


3DCGの表現性は年々向上していると思いますので、"空挺" もその一環、発展途上の作品として捉えています。

モデリング、テクスチャー、マッピング、ボーン、リギング。
テクノロジーの進化って凄いと思います。

気になるのは、モデラーさんは、キャラの "心情" の理解や解釈はどのように勉強なさっていらっしゃるのでしょう。
多様で複雑な心的動機から生まれてくる個別で固有の身体表現はどのように稽古しているんだろう?
キャラに設定されたセンス(独自性)そのものはどのようにして学んでいるのだろう?
それが疑問点でした。
エモーション(感情表現)をわずかな動きに乗せることは、バレエダンサーほどには要求できないことは承知しているのですが・・・。
でも、手書き作画に命を懸ける方々には、そこは譲れないラインなのではないかとも思うのです。

そのほかにも気になるファクターはいろいろあって、例えば、マテリアルの素材、サイズ、重さ、手触り。
もっと拘れば、道具の重心の位置や、潤滑油の劣化具合からくる軋み音とか。
手摺さえないデッキとシューズのマッチング(滑りにくさ)とか。

そういうところの追及も、3DCGアニメには大切な要素で、これからの課題なんだろうと思いました。



4、アニメーション

映像技術。それだけに捉えられがちです。
でも、第一義は「生気」です。
次が「活気」、その次が「活発」。
そしてようやく「動画制作」です。

3DCGに「生気、活気、活発」を与えるのがアニメーション。
これを逆並べすると、課題が見えてくるように思えます。

活発。これは合格かな?

活気。これはどうだろう?

生気。これは・・・。

ですから、楽しみです。3DCGのこれからが。



長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2020/04/14
閲覧 : 298
サンキュー:

29

marucuru さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

久々の正統派冒険ファンタジー

個人的に大好き。冒険ファンタジー作品だった。

この世界にはドラゴンと呼ばれる、空飛ぶ生物を狩って生計を立てて
いる人々が存在する。ドラゴンの生態他は謎だけど、
狩猟に行くには飛行艇を使わなければならず、簡単に地上へ降りる
事もままならない。そんなドラゴンハンター達の冒険を描いた物語。

お話は何となく展開の見える普通のエピソードが多かった。
「タキタ」は可愛く、明るく元気でとても魅力的だったけど、
他の人との関わりのドラマが少なくて、人同士のつながりを感じる
にはエピソードが少なすぎたと思う。

あくまで個人的に、最後の2話は、「ラピュタ」と「ナウシカ」が
混ざったようにも感じられ(真似っていう意味ではありません)
良かったと思う。

すごくきれいな絵だな、、って思ったら、全編CG作品だったらしい。
フルでここまでできるようになって来たんだと、正直驚いた。

冒険ものにしては、ちょっと淡白だけど面白かったです。

投稿 : 2020/04/14
閲覧 : 168
サンキュー:

11

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

龍のメリメロ鍋

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
飛空艇で龍を捕まえ、売りさばくことで生計をたてる龍獲りを描いた物語。

フルCGの作画はなかなか見処があり、不思議な世界観に引き込まれる。

どんなアニメかを、一言で述べるのは難しいアニメ。

ちなみに、「メリメロ」とはフランス語で、「ごちゃまぜ」という意味で、まあ、「ごった煮」みたいなもんです。ちょっとお洒落にしちゃいましたw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作、「オロチ狩り」=「捕鯨」なんだけど、実に日本人らしい視点で描かれていると思った。

万物に対する感謝や畏敬。

神道の基本的な考え方が、背景にゆらりと流れているため、日本人として共感できる部分が多い。

本作がこだわっているのは、ミカが言うとおり、「食べるために捕る、捕るからには食べる」という、非常にシンプル且つ根元的な原理だろう。途中途中に挟み込まれる3分クッキングは、飯テロ狙いというより、「おいしく食べることが竜への礼儀」ってことなんだろうけど、アニメ化に際し演出を凝ってしまったためか、「え? グルメアニメなの?」と、視聴者を迷わせてしまった気がした。料理に関しては変に凝らずに、さらっと旨そうに作った方がこのアニメには合っていたように思う。

というか、ここがこのアニメの難しいところで、何アニメかが、

「分からない」。

この点は、Wikiが端的に上手くまとめてると思うので引用する。

「龍と呼ばれる生物が棲息する世界観を舞台に、龍を狩って生計を立てる「龍捕り」たちを描く群像劇。ハイ・ファンタジーに加えて、捕獲した龍を用いた料理を作るグルメ要素や、登場人物たちの日常生活を取り上げる日常系の要素をもつ。」

とある通り、「ごちゃ混ぜ」なんだよね、良くも悪くも。

私も☆4で高評価だから、確かに面白かったんだけど、見終わって、何が面白かったかと問われれば、はっきり答えられない感じがする。

多分この作品は、作画と世界観、声優さんの演技でかなり救われていると思う。だって、否応なく感動しちゃったもんな。

でも、「じゃあ何に感動したのか」と問われても、やっぱり、

「分からない」。

この作品は、緻密な計算の上に、龍が大きく関わる世界の真実だとか、「万物に対する感謝や畏敬」以外のテーマやメッセージだとかが隠れているような気もするし、そんなん全くなく、ただ、「面白そうな要素を節操なく並べただけの雰囲気アニメ」のような気もする。ここが正直、

「分からない」。

この「分からない」の正体が分かった時、☆5になるポテンシャルも秘めているアニメだとも思うし、☆3に落としてしまわなければいけないアニメかもしれないので、そういう意味でも、2期は多いに期待したい。

まあ、ジローとカーチャの話とか、「理屈なく」感動できた話もあったし、とりあえず満足のアニメでしたよ、現時点では。

あぁ、あと、「手すりくらいつけれ」(笑)
{/netabare}




【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
CGか~。雰囲気は良いね。食べるために龍を捕らえる。なんか、捕鯨っぽい? 絶滅とか、そっちいく?

2話目 ☆3


3話目 ☆4


4話目 ☆4
感想消えてる。キャラを深めていく展開。龍涎香、鯨の結石だよな、確か。ますます捕鯨だな。生きることに目的がないから、目的を、人生の喜びを求める。食うことも、その1つ。

5話目 ☆3
対海賊戦、面白かった。ミカ、格好良かった。だから、飯食ってマシンガンミスとかコメディ入れず、ずっと格好良いだけでよかったのに。

6話目 ☆3


7話目 ☆4
ちょっと切ない恋物語。まあ、風俗嬢に恋してもな~。気持ちは、わからんくもないが。

8話目 ☆4
酷い惨状って、日本語(苦笑) 喰うために殺す。途中に入る、畏怖の表現が、上手い。美しさを感じるわけね。

9話目 ☆5
合掌? 宗教の形式は日本っぽい? 解体の苦労、生臭さまで魅せる。切ないな~、ジローとカーチャ。そして、美しい。ヘリからの景色とか、魅せ処がちゃんとわかってる。ちょっと大人になったジローが可愛い(笑)

10話目 ☆


11話目 ☆4
食べることは生きること。小竜、可愛いな~。

12話目 ☆4
最後は、なんかスゲェ豪華にまとめたな(笑) ド派手だった~。
{/netabare}

投稿 : 2020/04/13
閲覧 : 433
サンキュー:

38

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大空を駆けるクルーたちの非日常と日常と

アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
監督:吉平"Tady"直弘、
シリーズ構成・脚本:上江洲誠、
キャラクターデザイン:小谷杏子、
音楽:横山克、原作:桑原太矩

フルCGを使用したアニメが増えてきた。
グルングルン回転して、
美麗なポリゴンの絵を見せられると、
やはり普通に驚かされる。
技術的なことはよく分からないが、
キャラがのっぺりしていること以外は、
背景などで魅せられることが多かった。
捕龍のシーンでも十分に効果があっただろう。

勇魚(イサナ)捕りから龍(オロチ)捕りへ。
龍の捕獲法の描写で意識しているのは鯨だ。
手投げの銛を使用した鯨の捕獲は、
古代から行われていた。
作品内で龍を捕獲するときに放つ銛の銃は、
ノルウェー式捕鯨法で使用される捕鯨砲と
ほぼ同じデザインをしている。
銛にロープを取り付けているのも同じ。
鯨捕りの場合、ロープでしっかりつなげていないと、
鯨の種類によっては息絶えたときに
海中に沈んで、回収できなくなってしまうからだ。
最近では、鯨になるべく苦痛を与えずに
即死させる目的で、命中したときに
高圧電流を流せる仕組みになっているという。

個人的には、せっかく空で竜を捕獲するのだから、
もう少し仔細に捕獲法を描いて欲しかった気がする。
ただ、ユニフォームのデザインがナウシカのものと
酷似している点からもファンタジー色が強めなので、
そういうことを重視する作風ではないのだろう。

さまざまな想像が膨らむ作品だが、
いちばん惹かれたのは、クイン・ザザ号乗組員の
仲間意識や団結力、お互いに対する受容についてだった。
船乗りというと、粗野で無骨なイメージだが、
ここの乗組員たちは、女性がいることもあり、
とても和やかな雰囲気。
さまざまなタイプの乗組員たち同士が、
お互いのことを理解し、阿吽の呼吸で仕事を行う。
キャラそれぞれが深掘りされるわけではないが、
皆が明るくいい奴らなので、観ていて心地良い。

ストーリーでいちばん気に入ったのは、
ジローとカーチャの恋物語だった。
何らかの事情で、子供の頃から娼館で働く身となり、
街から一歩も出たことのない境遇のカーチャ。
一方、オロチ捕りとして、
世界中の空を飛び回るジロー。
{netabare}別離の日の朝、ふたりはオートジャイロで一緒に空を飛ぶ。
カーチャが世界の美しさと
大きさを初めて実感するシーンは、
壮大な風景の美しさと相まって心が動かされた。{/netabare}

早朝の街の上空は、空気が澄んでいて、
遥か遠くまで広大な自然が見渡せる。
こんな広い世界で、自分はちっぽけな存在だと
カーチャは強く意識するが、
同時にジローと一緒なら
無限の可能性があるとも感じる。
誰もいないふたりだけの空間で見つめた世界。
{netabare}この光景をずっと忘れない、
とカーチャは心に誓ったのだろう。
その想いをより強固なものとして残すために
ジローの髪を切って、お守りにする。
自分の未来と世界の可能性について、
ささやかな夢を持つことができたのだ。
少女が大切なものを獲得した物語。{/netabare}

一方、ラストを締める{netabare}タキタの稚魚放流の話は、
もうひと捻り欲しかった。
アニメでも『銀の匙』や『ゴールデンカムイ』で、
動物を食べる人間と動物との関係性の部分は、
しっかり描かれてきているので、
どうしても、中途半端に見えてしまう。{/netabare}
やりたいことは分からないではないが、
深い部分で含みを持たせる描写が欲しかった。

しかし、ファンタジーとして割り切れば、
空を駆ける人々のお話として十分に楽しめる。
捕獲した龍を調理して食べるシーンが
毎回入るのも楽しい描写だ。
仲間たちと大仕事に勤しむ非日常のなかで、
ささやかな日常が溶けていく。

クルーたちとドラゴンの日々はこれからも続く。
(2020年4月10日初投稿)

投稿 : 2020/04/12
閲覧 : 597
サンキュー:

54

次の30件を表示

空挺ドラゴンズのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
空挺ドラゴンズのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

空挺ドラゴンズのストーリー・あらすじ

空の覇者、龍<ドラゴン>。その存在は多くの地上の人々にとっては脅威・災害であり、同時に薬や油、そして食用としての価値がある“宝の山"でもあった。その龍<ドラゴン>を狩る存在がいた。捕龍船を操り、空を駆け、龍を狩り、旅をする。彼らは「龍(おろち)捕り」。これはその中の一艇“クィン・ザザ号"とそのクルー達の物語である。(TVアニメ動画『空挺ドラゴンズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2020年冬アニメ
制作会社
ポリゴン・ピクチュアズ
公式サイト
drifting-dragons.jp/
主題歌
《OP》神山羊『群青』《ED》赤い公園『絶対零度』

声優・キャラクター

前野智昭、雨宮天、斉藤壮馬、花澤香菜、諏訪部順一、関智一、櫻井孝宏、鳥海浩輔、釘宮理恵、熊谷健太郎、古川慎、松山鷹志、武内駿輔、上村祐翔、赤﨑千夏、榎木淳弥、井上和彦、佐々木啓夫

スタッフ

原作:桑原太矩(講談社『good!アフタヌーン』連載)
監督:吉平"Tady"直弘、シリーズ構成・脚本:上江洲誠、プロダクションデザイン:田中直哉/森山佑樹、アニメーションキャラクターデザイン:小谷杏子、CGスーパーバイザー:坂間健太、美術監督:尾身千寛、色彩設計:野地弘納、音響監督:岩浪美和、音楽:横山克

このアニメの類似作品

この頃(2020年冬アニメ)の他の作品

ページの先頭へ