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「海獣の子供(アニメ映画)」

総合得点
71.2
感想・評価
129
棚に入れた
536
ランキング
1398
★★★★☆ 3.7 (129)
物語
3.5
作画
4.3
声優
3.5
音楽
4.0
キャラ
3.5

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海獣の子供の感想・評価はどうでしたか?

山のかかし さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映像と音楽が気持ちよかったです

「海獣の子供」を観てきました。映像と音楽が素晴らしく、2時間近い上映時間ですが、ずっと映像と音楽に身をゆだね気持ちよく見終えました。
近年はどの劇場アニメの映像は素晴らしいですが、この映画はまた違った切り口の映像美で秀逸でした。
凝ったCGとかではなく、感性や感覚というものに凄くうったえてくる映像でした。
内容はルカと言う女の子がウミとソラと言う男の子と出合った夏の数日間のお話です。
ストーリーは恋愛でも地球を救うとか、人類を救うとかそう言った話でもないです。
じゃあどう言った話なのか?と問われると、夏に女の子が体験した不思議な数日間でしたと言うしか思いつきません。
だからと言って退屈なストーリーかと言うわけでは決してないです。
とにかく映像が素晴らしいので、是非劇場で見てもらうのがお勧めです。
個人的に海に行くことは少ないですが、素晴らしい風景や景色を見たときに、親友や大事な人にも共有して感動してもらいたいと感じることがあります。
この映画を見た後に同じような気持ちを覚えました。
帰りの車の中ではこの映画の主題歌、米津さんが歌う「海の幽霊」を聞きながら帰ってきました。

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 180
サンキュー:

11

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画館で観てよかった!

あまりマンガは読まない方なんですけど、
五十嵐大介さんは何故だか好きで、
作品をひととおり、読んでいます。

海獣の子供、元々好きだったし、
あにこれでも評判よかったから、
劇場公開中に観に行けて、よかった!

みなさんのレビューのとおり、
五十嵐さんの凄い原作描画が、
見事にアニメ化されています。

原作の哲学的な内容は、
むしろ私にはファンタジー要素強めにアレンジされてる気がして、
観やすいように工夫されてるのがよかったって思います。

ひとつ気がついたのは、
みなさんが「出来れば劇場で!」って仰ってたの、
ああこれは、音響のことなんだってことです。

作画は本当に見事で、これも大きいスクリーンの方が楽しめるでしょうけど、
自宅のテレビでもその凄さは理解出来ると思います。
しかし、この作品で重要な要素の、
海の生き物たちが、宇宙と感応して奏でる「ソング」と、画面を魅力的に彩るBGMは、
これは劇場で観賞しないと、素晴らしさを十分に味わえないだろうなって思います。

原作が原作だけに、どうしても抽象的だったり象徴的だったりな部分はあって、
万人向けって作品とは言えないけど、
やっぱり素敵なファンタジー。
だと、思います。

映画館で観てよかった!

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 406
サンキュー:

37

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今作のアニメーションは、鯨のソングだ。

映像を見ているだけで、涙が出そうになったのは初めて。
私、映画を見て泣く時は、大体キャラクターに感情移入して泣くのだけれど、この作品は、圧倒的な自然現象の表現だけで、泣かされかけた。


鯨は音波で、感じたことをそのまま伝えられる、と考えられている。それを「ソング」と呼ぶ。


今作のアニメーションは、鯨のソングだ。



ルカが、台風の中、自転車で、崖沿いの道を下っているシーン。
半端じゃない大雨、どんどん強くなる、空間すべてが雨粒で覆われているんじゃないか?そう感じると水の中にいる!魚が自分の横を泳いでいる!次第に雨は弱まって、雲の裂け目から、強烈な日が差してくる。

この一連のシーンで、思わず涙がこみ上げてきた。

ルカが感じたこと、脳裏によぎったものを、直接アニメーションにしている。


ここまで書いて気付いたけれど、結局俺は、ルカに感情移入していたようだ。ルカの感じたスペクタクルを追体験して感動していた、ということか。
それでも、他の作品では、キャラクターの境遇や、葛藤によって感動するから、今作は特別。




以下、散文的感想




声がつくことによって、海くん、空くんが、ふつうの男の子みたいになっていて、違うとおもった。海くん、空くんには、もっとも身近な神秘であってほしかった。漫画ならば、声は自分の頭の中で、なんとなく、だましだまし作れるけれど、生身の子供の声がついてしまうと、身体性をおびてしまい、神秘から離れてしまった。キャラクターに声を当てるのは、アニメにするには避けて通れない事だから仕方がないのだけれど...。


アングラードと、ジムと、ババアが、普通に日本語を話していたのも違和感。ジムとババアの絵柄が、外国人にしか見えない外国人なのに、普通の日本語なのが違和感。





海、空、ルカの三人が、めちゃくちゃでかい白長靴を履いて、ルカのお母さんから逃げるシーンが、すごく可愛いくて好き。


ムービーウォッチメンの評論コーナー聞いても、投稿メールの数が少なめ。
キャラ萌えアニメじゃないと売れないのだろうか。作画オタクのパイはそんなに少ないのか...。

ツイッターで感想をあさっていると、稲垣五郎、久石嬢、米津玄師・・・、そればっかり。アニメ見にきてるんだろ?なんなの・・・?


アングラードの髪がバサバサでかわいかった。

投稿 : 2019/06/23
閲覧 : 237
サンキュー:

11

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

劇場じゃなければ10%くらいしか伝わらない(劇場体験と物語評と映像評と)。

都内のTOHOシネマズのレイトショーで観てきましたが、
席は9割くらい埋まっていました。
客層は比較的若い人が多く、女性がかなり多いって印象ですかね。
音楽面だけで言っても、久石譲に米津玄師ですからねw
これだけでも客呼べるでしょうw

私は上映後の空気感というのが非常に好きですw
客のテンションをダイレクトに感じることができるからです。

さて、本作の場合はどうだったのかというと、
戸惑いとか、ため息とか、そんな感じでしたw
さらに聞き耳を立てていると、
久石譲が~、米津玄師が~、芦田愛菜の演技が~とか、
話題のほとんどがスタッフ・キャスト関連。
さらに、カップルで観に来ていた女性が、(どこか相手を気遣いながら)
「なんか、よく分からなかったけど、思っていた以上に壮大な話だったね」
なんて言ったかと思えば、
友人同士で観に来ていたであろう女性が、
「原作を映画にするとここまでコケるか~」なんて暴言を発していましたw

この体験だけでも劇場に足を運んだかいがあったってものですw
お前ら面白すぎるだろ!!w
私の聞いていた限りだと「おもしろかった」と発した人は一人も
いませんでした いませんでした いませんでした

上映後の空気がこのようなものになるであろうというのは、すべて想定内です。
何故かと言えば、実際に観に行った知り合いや、
あにこれ仲間たちに事前にリサーチしていたからです。

{netabare}「劣化版エヴァ」
「(原作の話をすれば)畳み切れていない」
「映像は今年一だけど、劇場でなく家で見ても、『意味がよく分からない』で終わりそう」{/netabare}

ここまで言われれば、もうお察し!でしょ。
だから、私は絵画鑑賞のつもりで行くと決めていました。
故に、ある意味館内で本作を一番楽しめたのは私だったのかもしれませんねw

ただ、館内の戸惑いだったり、ため息というのは当然の反応なのかもしれません。
何故ならば、本作は映画としてはあまり評価できるものとは思っていません。

さて、今回は物語評、映像評、2つに分けて語ります。


「物語評(ネタバレあり)」


{netabare}映画のストーリーにおける原始的なフォーマットというのは、
未成熟な主人公→映画的な体験→その体験を経て成長した主人公
というものです。
ハンドボール部でチームメイトに怪我を負わせてしまう琉花。
「先にやられたからやり返しただけ・・私は悪くない・・・」
実に未成熟です!w
琉花は母親ともギクシャクしています。
この未成熟な少女が、如何なる体験を経て、最後に成長した姿を見せるのか?
そういう意味で言うと、映画のフォーマットに忠実な作りと言えるでしょう。

それでは、話のコアとなる映画的な体験というのは何かと言えば、
海獣ジュゴンに育てられた「海」と「空」という二人の少年との出会い。
そして、海で起こる「生誕祭」です。

そしてその生誕祭は物語ではなく映像で語られます。
(映像を楽しんでいる中で)若干ノイズとなる解説もしてくれています。

以前にタモさんが生命の誕生かなんかのビデオを見たらしく、
如何に新たな生命が誕生するのが奇跡的なことなのか
番組で熱弁していたことがあったのですが、
本作における主張というのはそれに近いのかもしれませんね。

この世界は未知で溢れています。
我々観測者は世界のほとんどを認識していません。
たとえば、宇宙におけるダークマター(暗黒物質)なんかがそうです。
宇宙の物質の大半を、我々は観測することができないのです。

海のある星は子宮。隕石は精子。
海と宇宙は似ている。そして星の誕生は、まるで生命の誕生のようだ。
このような奇跡を前にして言語は無意味。
言語を介さない対話。これもまた奇跡。

これらを劇中で散々「言葉」で解説してくれるので、
何を言わんとしているのかは分かります。
SFでよく使われる題材なので、馴染みもありますからね。

しかし、このような既視感すら覚える主題を訴えられても
「それで?」と言いたくなりますし、
このような奇跡体験を経た琉花は成長したのでしょうけど、
その体験があまりに奇跡的過ぎで強引なんですよね。
これだと、映画的な体験前のする前の未成熟な主人公が
どのような問題を抱えていようとも、否が応でも成長してしまいます。 
つまり、何が言いたいのかというと、
「あんな体験をしたら成長するのは当然だよね」ってくらい
話作りが乱暴。

「考えるより感じろ」というのは別に構いませんけど、
これまで散々取り扱われてきた主題を、映像任せで訴えられても
話としてはあまり評価できません。話作りをぞんざいにし過ぎでしょう。
ディズニー映画なんかは、圧倒的な映像美と話作りは共存している訳ですから、
分かる人には分かるというのは、言い訳の理由にはならんでしょう。{/netabare}


「映像評」


物語評でかなり辛辣な評価をしましたが、
端っからそこの部分は期待していませんでした。
冒頭でも述べたように、私は絵画鑑賞のつもりで劇場に足を運んだのです。
伏線は?メタファーは?主題は?
極論、そんなものどうでもいいのです。圧倒的な映像体験、これが目的です。
海の描写がとか言う前に、そもそも日常描写の書き込みが半端ないです。
線の密度が半端ない。 制作期間が5年とか、6年とか。さもありなんです。
正直映像に関しては、言葉にするのが難しいですね。
四次元の水族館とプラネタリウムを合わせたようなアトラクションですかね。
閃光が走る海原を泳いでいるんですよ。
「やばっ!息継ぎしなきゃ」って感じるくらいの波がスクリーンから迫ってきました。
なんだか第六感まで刺激されるような圧倒的な映像でした。
観賞でなくて、体験ですね、もうここまでくると。

そして、私はこの体験を是非劇場でしてもらいたいと思います。
家で見ても、10%くらいしか伝わらないでしょうから。

賛否両論だし、行くか迷ってるというそこのあなた!
映像だけ見に行くと割り切っても絶対に損はしませんよ!
むしろ、そっちの方が楽しめるまである。

投稿 : 2019/06/21
閲覧 : 886
サンキュー:

33

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほんとうは何を伝えたかったのだろう。

と、考えてしまいました。

ま、結局ほんとうのことは言葉にしないのだからそう簡単にわかってはいけないのではありますが。

作品自体はボクはそんなに難解だとは思いませんで、それよっかなんともいえんエロチシズムも感じまして。

それはまあボクだけかなとも思うのですが、命の起源とゆうか生き物が命を作り出す工程とゆうモノはまあ基本エロティックなものだと思ってますのでそこは存分に感じ取れたとゆうか感じ取ってしまったとゆうかですね。

そこはまあいいんですよ。

感じ取り方は人それぞれだと思いますし、おおむね命とは何ぞやとか、生命の起源とはどこから来てどこえゆくのかとか、生まれて死ぬとかそおゆうことを大きなテーマとして表現してはるのは誰が見てもわかるところではありますし。

それを見て、または感じてボクらはどうすればいいのかなと。

大自然賛歌でもない。人間と自然との共存でもない。
ただ生まれて死ぬ。それだけ。

なのになぜ暖かいと感じるのか。
なぜ自然と涙がこぼれおちるのか。


これの答えはボクにはおそらく死ぬまでわからんだろうと思う。


胸の奥底にずどんと何かを落としていったすばらしい作品で、久々にうちふるえました。


何度でもみたい。

投稿 : 2019/06/17
閲覧 : 305
サンキュー:

24

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

「天使のたまご」みたいなあっち系?

TVアニメ慣れした人にとっては↓
タイトル通りのアーティスティックで難解というか意味不明なことでしょう

個人的には漫画家五十嵐を絶賛している者なので「海獣の子供」も好き
一般向けの五十嵐作品ならば一般小説と競作した「SARU」のほうが、
アートと神秘性だけでなく、エンタメ性と溶け合ってるからウケたと思います

ナウシカだのAKIRAだの寄生獣だの言う人にヒットする漫画が「SARU」
原案となった小説「SOSの猿」も一気読みしちゃう素晴らしさですぜ
「SARU」はWebでためし読みできるので五十嵐漫画に触れてみては?
ためし読み以降が本編なのがもったいないけどねー
海獣のことほとんど書いてないねごめんなさい

投稿 : 2019/06/17
閲覧 : 205
サンキュー:

4

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

精緻な映像美と玄妙な音楽が奏でる圧倒的スペクタクル

原作未読

劇場へ足を運んできましたがこれはすごい

海とそこに生息する生き物たちの描写が本当に美しい
イメージとしてはNHKあたりでやってる海洋ドキュメンタリー
その中でもCMに使うようなハイライト映像を
生き物の数と種類を思いっきり増やして
解像度をぐっとクリアにしたようなイメージです

もちろん史料価値に重きを置くドキュメンタリー映像と
アーティスティックな劇場アニメを
美しさなんていう物差しで比較するのが
いかにナンセンスかは理解しているつもりですが
それでもやはりあの手の番組が多く放送されているのは
ある種の環境映像的な需要あってのことだと思うのです
私も含めてそういったものが好きな人種にとっては
本当に格別の映像でした

そしてその映像に寄り添う久石譲の劇伴がまた素晴らしい・・・

しかし手放しに褒められる点ばかりではありませんでした
まず物語に関しては非常に評価が難しいです
何をテーマにしているのかはわかるのですが
終盤に関しては何を伝えたいのか理解するのが困難で
断片的に提示されるワードからぼんやりと読み解くのが限界でした

言葉に依存したコミュニケーションの限界
みたいなものがテーマの一つにあって
クライマックスはセリフを極限まで削って
言語への依存からの脱却を図っていました

しかし映像だけの世界から
そこに描かれているものを読み取るのが
非常に困難な作りになっていて
必要最低限挿入される説明台詞が
映像を理解するための命綱になっていました

言葉に依存しないコミュニケーション
をテーマにした作品を観に行ったはずが
コミュニケーションの中心にあるのはやっぱり言葉なんだなと
言葉の有り難みをこの上なく実感されられたのは
なんとも皮肉な話です

声優に関しては森崎ウィンが特にひどかった
けどまぁインタビューをみるにできていない実感はあるようで
またやってみたいか?という質問に
「簡単にやります! というのはやめようかなと(笑)。実写の芝居でもままならないのに、声だけなんて難しいです。もう少し役者として成長した上でもう一回やってみたいです」
と返していたのは好印象でした

EDの米津玄師がまた
幻想的な映像と非常にマッチしていて
最後は晴れやかで清々しい気持ちでスクリーンを後にしたので
劇場体験としては十分満足のいくものでした

しかしこの作品をしばらくして
金曜ロードショーあたりで観ても
たいていの人は「なんだかよくわからん」
で終わる気がします
劇場で観てこその映画だと思うので
気になるなら必ず劇場に足を運ぶことをお勧めします

投稿 : 2019/06/15
閲覧 : 306
サンキュー:

26

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

神秘の世界へご招待???

 海の生物を感じる何かを持っている?主人公の瑠花が、運命の出会いから、神秘な海に誘われるお話だったです。
 独特なキャラデザなど個性的であるです。作画背景にリアルさがあり、海に共鳴する生き物の様が絵になっていたと思うです。

{netabare} 運命の出会いは、父親の働く水族館です。唐突に現れ、考え付かない行動をとる海と瑠花は、知りあうです。後に兄の空とも対面し、三人ともの後先考えない行動は、どこか深い??ミステリアスな世界に進むです。{/netabare}海を中心としたお話なのに、星とか宇宙という言葉が出ることや、生命というののを考えさせる展開は、何だか深い感じがするです。

 にしても海獣というから、鬼太郎に出てくる妖怪か何かかと思ったが、ジュゴンというのがそうなのか?です。
 嘘かホントか知らないが、過去に狼に育てられた子なんて話も聞いたこともあるが、海の生物が人間を育てられるか?不思議であるです。アクアマンとも全く違うです。アトランティス人でもないです。

 会ったばかりなのに、どこに住んでいるかも知らないのに海は、瑠花を見つけたり、離れた空の位置を感じ取るなど、本能的な超越した能力を持っているです。

{netabare} 瑠花から離れてしまうことになる空、海は、この世のものとは思えない行動、離れ方にある意味驚いてしまうです。
 終盤の海に場面、クジラに飲み込めれたりピノキオ展開か?と思いきやです。進んでいくうちにハガレンに例えると真理の扉を思い起こすみたいな、海がホムンクルスみたいな感じしたです。

 瑠花は無事ではあるが、海や空は一体??という、{/netabare}星、宇宙、海、空、海の生物、生命などを何か、難しいような深い訴えのようなものを考えさせるかなぁ???でしたです。

投稿 : 2019/06/14
閲覧 : 255
サンキュー:

15

ネタバレ

佐藤くん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

溺れてしまいそう

映像美。この一点に尽きます。
圧倒的な作画、表現力を久石譲の音楽が芸術の域に昇華させ、最早サブカル的なアニメの範疇に無いとさえ思えました。

反面、物語には少しケチを付けたい。
やや難解なストーリーであるのは原作付きなので仕方ないとして、キャラの台詞も抽象的な発言が多すぎる。見終わった後、何か凄いものを見たとは思ったものの、何を受け取ったのか判別つきませんでした(もしかしたらそれこそが本作の魅力なのかもしれませんが)

とはいえ二度目になりますが作画には一見の価値があります。
特に、雨の中自転車で走るシーン。
見ている間自分も呼吸を忘れ、まるで溺れてしまうような錯覚にさえ囚われました。現代アニメーションの作画表現における1つの到達点であると思います。

投稿 : 2019/06/13
閲覧 : 268
サンキュー:

11

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

言・語・道・断!

レビュータイトルの語意は、
近代、誤用が定着してしまったネガティブな慣用句としてではなく、
この熟語本来の意味と捉えていただきたい。
すなわち、
「言葉に、ならない」

そこにあったのは、
圧倒的映像体験。
これは鑑賞ではなく、祝祭なのだ。
哲学ですらなく、爆発する情動なのだ。
いや違うな。
凄まじい映像美に包み込まれ抱かれる、生命と神秘への賛歌・・・

これじゃ駄目だ、何を言っても、正しく言葉には出来ない。

ぜひ、劇場で。
体験していただきたい。

そうとしか、
言えない。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 853
サンキュー:

28

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

波打ち際は雄弁に語る

原作コミックは未読。

人類は未だ宇宙の十分の一程度しか観測できていないと言う。
光の可視域にせよ、音の可聴域にせよ、
普段、人間が感知できる世界の領域はあまりに狭い。

加えて言語を獲得したことによる思い上がり。
言葉以外は意味を成さないと言う強固な思い込みにより視野はさらに狭窄。

イルカやクジラと言った海の獣たちは、
超高音域の“歌”で高度なコミュニケーションを交している。
その他、生き物の発する鳴き声や音。
さらには発光生物の蛍光や燐光。
もしかしたら波や風の音にさえも、人間が解釈し得ない、
伝達や記憶が蓄積されているのかもしれない。

音と光が押し寄せる夕暮れの波打ち際などは、
まさに情報ハイウェイなのだ。


以上のような思索にドップリと浸りたい方にとっては、
本作は打って付けの逸品だと思います♪

{netabare}少女がひと夏の超絶ファンタジー体験を経て、ほんの一歩だけ成長する。
強欲な人類が大海原と大自然の真理の前に翻弄される。{/netabare}
などなどジュブナイル作品や海洋アドベンチャーの王道を一応踏襲はしますが、
エンタメ性は必要最低限。

宇宙の真理に導かれ、ざわめく風や海。
目的地へ殺到する生物たちの大群。
これらを描き切った作画と、
久石譲氏の劇伴により構築された圧巻の映像美を鑑賞する。
本作はアート性の高い作品なのだと思います。


言語と言えば、分類は進歩との指針の元、
言葉には、大地と海、自分と他人などと、
あらゆる事象を強烈に分け隔てる性質があります。
本作には、言語がもたらした境界をも取り払うパワーがあります。

文字に頼らず、自然界の意思と交信し、一体とならんと奏でられた、
アイヌ民族の伝統楽器・ムックリがビヨヨ~~ン♪と鳴り響き、
それらの音色をも久石譲氏のBGMが取り込んだ時、
鑑賞者は少女も海も宇宙(そら)も一体となる祝祭を目撃する。

何も言葉を捨てろとまでは言いませんが……。
(本作は言葉も含めたコミュニケーション不足の解消も促す筋書き。
そこまで人類を見放してはいませんw)
鑑賞時は、しばし言葉を忘れて、映像世界に身を委ねたい芸術作品です♪

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 477
サンキュー:

35

瀞熊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作未読ですが非常に楽しめました

凄まじいものを体験させていただきました。

以前に劇場予告で一目観て鑑賞を決意したのですが、
観に来てよかったと心から思います。

厳選された俳優陣のキャスティング、久石譲による劇伴、ほとんど手書きで仕上げた海中での作画など、全編に渡ってSTUDIO4℃の本気度合いを実感させられました。

先日『プロメア』が上映され、この映画に続いて『天気の子』も上映されますが、もし今年度のアニメ作品で賞を勝ち取りうるものがあるとすれば『海獣の子供』であると私は思います。

投稿 : 2019/06/09
閲覧 : 176
サンキュー:

12

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大切な約束は言葉で交わさない

視聴理由 いや天下の米津さんの初(単独)主題歌

視聴前 あまり好きなキャラデザじゃないな
まぁキャラデザ担当の人が悪いんじゃないんだろうけど

視聴後 とんでもなくムズいなコレ

この話は「夏休み」が終わった少女の長い長い「夏休み」の話
内容的には海・シリアス(哲学)
まぁ100パーセント理解できたか、と言われると頷けない
大方の予想はつくんだけどイマイチ確証が得られない
そんな感じの感想だけど見る人によっては解釈が違うと思う

これは原作を買うしかない
2006!?の漫画か…そして特徴ある絵だな
と思ったら「鉄コン筋クリート」のSTUDIO4℃制作
まじか。
そして主人公の声優は芦田愛菜ちゃん。随分違和感がなくなった
ねぇ金髪君、もとい浦上さん…サブキャラならまだしもメインキャラでその演技はどうよ
あと助手君…もとい森崎ウィンさん…サブキャラで良かったね。酷かった
それ以外は違和感無し!素晴らしい

作画は特徴的でキャラデザで辞める人多そう
まぁ文句があるなら原作者に!ってなっちゃう
でも動きが細かかったな。3DCGを使わなくてアレって相当凄いな。まぁその分原画が多いんだろうけどね
映画としては珍しく第二原画担当がいなく第一原画で終わらせたらしい。まじか
目の描き方が私には会わなかったけど細かかったから4.0かな

主題歌は米津さんの「海の幽霊」神曲
マジパないわ米津さん
そして久石譲さんが音楽を担当。え、あの久石さん!?
凄いな


総評 「ムズい」ということを覚悟して是非視聴を!



そして月刊ムーの編集長はこう言った

古来、日本人は海をアマと呼び、アマは天をも意味した。父なる天=空と母なる海、そこに生まれる命の光をギリシア人はルカと呼んだ。海獣の子は天神の子でもあったのだ

投稿 : 2019/06/09
閲覧 : 232
サンキュー:

20

ネタバレ

E=mc² さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

評価が難しい作品ではある

まず、キャスティングは失敗ではなかろうか。
他レビューや劇場に足を運んで周りの人の声に耳を傾けていると「難しかった」と言う声が多い。それに対し、芦田愛菜や稲垣吾郎、蒼井優といった声優が本業でない、一般層向けの俳優のキャスティングは明らかにアヴァンギャルドなどではなく、アンバランスといえる。難解度で言えば某魔法少女アニメに匹敵するレベルにも関わらずこのキャスティングはないだろう。(逆接的に、それだけオタク界隈の人間でも楽しめるといえる)
{netabare} また、その影響か劇場には家族連れも多く見受けられたが、本作品は生命の神秘(言い換えれば保健体育の授業的なものを暗示している描写)が含まれており、キャスティングで判断したお父さんお母さん的にはちょっと気まずい空気が流れてしまわれた方もいるのではないか。(当の子供は難解さに救われて意味がわからなかっただろうが) {/netabare}
作画に関してはミステリアスさの演出としても良かったといえる。所謂質アニメの部類になるであろうが、某四畳半を崇拝する大学生のアニメや某薬売りのモノノケ退治アニメのような敢えてミステリアスさを含ませるものとしても良作画。
さて、タイトルにもある本題の「評価が難しい」といった点であるが、私は色々と偉そうに前述していた割に原作未視聴で本映画もまだ一度しか視聴していない。そのため伏線らしき描写はしばしば見受けられたのだが、その量が膨大すぎるために整理しきれない。もし、110分という枠の中に全て収まっているのなら相当レベルの高い作品であることは間違いないのだが、そういった考察を排除してみても内容は面白かった。(感性が独特で万人ウケはしなさそうであるが…)
正直オタク向けの作品ではあると思うが、劇場に足を運んで良かったと思われる。

投稿 : 2019/06/09
閲覧 : 243
サンキュー:

10

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

五十嵐ワールド全開! 絵スゴイヨ~

原作持ちデス。 
五十嵐大介の線、どうなるのか?と
思ってたけどよく表現できてると思った。

美しいです。
手書き感と手書きでは無理感が融合してる。
いい線だ・・

ストーリーは後半ぶっ飛んでいって
ええ?ってな人も”多い”と思うけど
米津玄師のEDのあとも映像があるので
しっかり見て、脳内で紡ぐべし。

宇宙の9割は未知の物質で満ちていて
ほとんどなにも人類は見ていない・・

人間も動物も、その宇宙と同じ物質で
出来ている。

僕らの見ている世界は、
自分の外側なのか?
内側なのか?
新しい生命は、何処から来るのか?
それは、
外側なのか?
内側なのか?
未知の、
人という宇宙からなのか?
それとも
宇宙という母からなのか?

投稿 : 2019/06/08
閲覧 : 240
サンキュー:

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コゼット さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 790

暴走インコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/09/03
閲覧 : 23

kiyoshiro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/12
閲覧 : 18

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/08
閲覧 : 12

しょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/27
閲覧 : 12

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/24
閲覧 : 11

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/12
閲覧 : 13

Tadano さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 18

じろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/22
閲覧 : 16

ゆい さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/06/29
閲覧 : 5

anikorepon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/24
閲覧 : 19

3mei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/25
閲覧 : 20

m3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/08
閲覧 : 23

QmhyP82612 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/03
閲覧 : 22

イブわんわん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/06
閲覧 : 28
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海獣の子供のストーリー・あらすじ

光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。巨大なザトウクジラは“ソング"を奏でながら海底へと消えていく。 <本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海"とその兄“空"と出会う。 琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」 明るく純真無垢な“海"と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空"。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング"とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。 “海と空"が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。 “海と空"はどこから来たのか、<本番>とは何か。 これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。(アニメ映画『海獣の子供』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年6月7日
制作会社
STUDIO4℃
公式サイト
www.kaijunokodomo.com/

声優・キャラクター

芦田愛菜、石橋陽彩、窪塚愛流、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、富司純子

スタッフ

原作:五十嵐大介『海獣の子供』(小学館 IKKICOMIX刊)
監督:渡辺歩、音楽:久石譲、キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一、美術監督:木村真二、CGI監督:秋本賢一郎、色彩設計:伊東美由樹、音響監督:笠松広司、プロデューサー:田中栄子

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