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「BEASTARS(TVアニメ動画)」

総合得点
77.7
感想・評価
356
棚に入れた
1550
ランキング
602
★★★★☆ 3.8 (356)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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☆の総合評価
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BEASTARSの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本能と理性との葛藤

 原作は未読。
 動物を擬人化した作品というのは国内外問わず、多くの作品があるが、中にはキャラクター
デザインが動物になっただけで、中身はただの人間ドラマと変わらないものもあったり。
 それに対して本作は動物の本能的部分にかなり着目しており、この本能によって生じる内部、
及び外部での問題が興味深いところ。
 内部の問題は本能と理性、及び感情がぶつかることによる葛藤などで、主役であるレゴシの
捕食本能と恋愛感情の同居などがその最たるもの。この二つの要素は相反するようでありつつ、
捕食本能により引き起こされた恋愛感情かもしれないのが面白いところ。

 外部の問題は肉食、草食動物が同じ社会を営むために本能を押し殺すように作られた
社会環境や、それによって生じた歪みの部分などで、この動物社会の設定はなかなか細かい
部分まで考えられている。
 そういう点では単なる擬人化だけではなく、「人間のいない世界で、動物達が文明社会を
築いたら?」という一種の思考実験をしているようにも思える。
 こういった部分はやはり「人間のいない世界で、亜人が文明社会を築いたら?」という
コンセプトを持っていた「セントールの悩み」に通じるものがある。
 いずれの作品も種族の違いによる問題などが、現実社会の人種・宗教・国籍・貧富・階級などの
違いによって生じる問題点や、それを解消するための行きすぎた感のあるポリティカル・
コレクトネスを風刺しているような面も。
 草食動物の方が捕食される側である弱者ゆえに逆に社会的には強い力を持ち、肉食動物が
配慮するあまりに小さくなっていたりするが、これなどは現実社会におけるかって被差別、
マイノリティだったりした側の現在の状況を思わせるものがあったり。

 キャラクターの組み立てもかなり良い。
 主役格のレゴシと先輩であるルイに関して、肉食と草食と異なる出自により生じる考え方
などは対立的なものだが、結果として自身のコンプレックスにより無理した生き方をしている
ようなところが同じなのが興味深いところ。

 ハル、ジュノといったヒロインも魅力的で、個人的にはケモナー的趣味はなかったりするが、
それでもエロく感じてしまう。
 もっともいずれも単に可愛い存在で終わらないところがまた魅力に輪を掛けている感じで、
いずれも自身の行動や思考が前向きだったりと頼もしさも感じたり。
 ジュノの行動や思考はよく現実社会で使う言葉としての「肉食動物」で笑ってしまう。
 自分も男であるがゆえに他作品によくある男に都合の良いようなヒロインも一種の理想的存在と
して見ていて楽しいものがあるが、ドラマとしての面白さ、人間的魅力は本作のような
ヒロイン達の方。

 レゴシ、ハル、ジュノの三角関係の行方、ルイの安否、食殺事件の犯人など、ストーリー的に
気になるところが多々のまま終わってしまったので、2期の発表はありがたいところ。
 映像的には画面分割により複数キャラを描いていったり、匂いや体内の感覚を映像化して
視覚的に分かるようにした演出が印象的だった。

2020/01/13
2024/09/28 加筆・修正

投稿 : 2024/09/28
閲覧 : 218
サンキュー:

4

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

その愛は苦く酸っぱい。それは本物な薫りがあるから。

「宝石の国」でCGアニメの新時代を切り開いた制作会社オレンジ。二作目の本作も連載中の作品だけにストーリー面での満足度には少々かけるし、前作ほどビジュアルの圧倒的な威力はない。


しかし、主役二人の愛に集約されているものは、安易な「純愛」なるもの安売りするような作品とは比べ物にならないくらい、深くて重い。


やはり女性作家が書かれてるだけあって恋愛に関しての描き方が典型的でロマンチックなだけでなく、色んな矛盾と戸惑いに満ちた複雑さに満ちている。


故にスッキリとカタルシスには至らないが、他にはない問いかけと濃密さがある。山田玲司先生の解説は、恋愛問題をよく取り上げられるだけあって流石の鋭さ。

投稿 : 2024/09/05
閲覧 : 669
サンキュー:

26

こなぽよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間にも通ずることで考えさせられる

弱者と強者。
草食動物と肉食動物が共存する世界線が存在するとしたら。
テーマから引き込まれるし、内容も分かりやすいし変にぐたらない。
気づいたら見終わっているというレベルで続きが気になって必死になって見ていた。
それぞれの動物からの見え方の違いがたいへん面白かった。
ウサギのハルの性格や下着姿はちょっと苦手だった。

投稿 : 2024/01/08
閲覧 : 52
サンキュー:

1

きゅん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

うーん、、、

原作もだけど後半から微妙になるな
うさぎが苦手、、

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 83
サンキュー:

1

ネタバレ

さばとら さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

社会の規則に縛られるな

漫画が凄いとのことで今更ながら視聴。

日常を過ごす上で何かと生態系が付き纏う社会。

狼とウサギが恋してしまうことの何がいけないのか?

我々が社会を生きる上で規則やルールに縛られ過ぎずに、自分の感情に素直になることの大切を伝えたかったのだと感じた。

自分の命をリスクに賭けてでも、
好きなハルのために獅子組に乗り込んでいける覚悟を少しでも分けて欲しいw

ハルも魅力的だけど、スペック的には圧倒的にジュノ一択だよな(個人的に)

投稿 : 2023/06/06
閲覧 : 105
サンキュー:

1

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

テーマ・ストーリー・キャラ 完璧だ!

幸せとは本能が規定するのか。それなら社会性は本能を歪めて、幸せを阻害するものなのか

本能との折り合いを付けられた者だけが、この社会では幸せになれるのか

大人の折り合いの付け方と、思春期の折り合いの付け方の違い

肉食が罪なら、草食の罪は弱くて食べられること?

ビッチにはビッチの言い分がある

毎回視聴時間が短く感じます。続けて観てます。上手い作家って結構前に伏線を貼ってますね。

投稿 : 2023/01/25
閲覧 : 80
サンキュー:

5

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いろいろと生々しいのよ

原作未読


原作者の方。『バキ』を描いてる漫画家の娘さんらしいですね。すげー!
どうやら“動物の本能”を突き詰めたい血筋は変わらないようです。

“本能”を突き詰めすぎてもはやギャグ。荒唐無稽さを楽しむ良質なエンタメ作品を輩出している父。

対して本作『BEASTERS』では

“本能”を突き詰めたついでに社会の矛盾も浮かび上がらせる深みとコクを醸し出す娘。

サムネから想像するに、見た目重視。ケモナー優先。各動物の特性をなぞるかのようなキャラ設定。鳥獣戯画に毛の生えた擬人化ものを想像してました。とりあえず二足歩行させてやることは人間と一緒!みたいなやつです。

全然違いました。もちろん良い意味で、です。
草食動物と肉食動物を擬人化させて、彼らの特性を残しつつもそこに共存している世界を描いた作品。
食物連鎖をガン無視した統治機構を作り、そのための教育を施して理性キープしてますよという表部分と、蓋をしていても肉をどうしても食べたいという本能が見え隠れする裏の部分。その間で揺れ動くハイイロオオカミのレゴシ(CV小林親弘)が主人公です。揺れ動くのはレゴシだけでなく、肉食も草食も関係なく登場キャラたち軒並み葛藤している模様。そもそも本能に蓋をした社会は不健全であり、一見平和な世界そのものが揺れ動いている。そんな不穏さを孕みながら物語は進行します。これが大枠の背景。

そんなシビアな背景を原動力として、肉食動物の中でもそこそこ強い部類らしいハイイロオオカミとは対極の最弱の草食動物ドワーフ種ウサギのハル(CV千本木彩花)との恋物語がメインのストーリーです。一応この世界の恋のルールだったりその他常識については本編でお確かめ下さいね。
とりあえず二足歩行させてみた的な浅さとは程遠いと感じた次第です。


動物もの!?は無条件でパクッと喰いつく層以外でない、むしろ逆で安易な擬人化ものに辟易しているかもしれないあなた! …いいですよこれ。
やりとりされる会話の生々しさは2019年秋期もので断トツです。リアル世界に近いものがあります。そして、肉食と草食の両動物のフィルターを通した独自の世界観は新鮮に映ります。もの凄くファンタジーな世界で繰り広げられる生々しいやりとりと心の機微のリアルさ加減で充分楽しめるかと思います。

本能と理性という二項の対立/葛藤/調整なんて定番のネタでもあったりするので、いい感じでリアル世界の暗喩的なあれやこれやも感じる良作。
言い忘れてましたが、OPは音とアニメーション両方ともこのクールベストかも。ジャズファンク調リズムに乗った手のかかってそうなパペットアニメの組み合わせが素敵な一曲。
これは良いです(小並感) 2期決定したようなので今から楽しみですね。



※ネタバレ所感

■本能を無視すりゃ破綻しますよ

ナチュラリストを無条件で礼賛するほど極論には振れませんが、“自然”の対義語は“不自然”であるという常識(笑) 
この歪んだ世界は変わらずにいられるのでしょうか?

{netabare}レゴシと同族のジュノは「(対肉食への差別が)中学はそんなにひどくなかった」と高校に上がって社会の抱える歪みのひとつに直面。さらに別のシーンでは高校を卒業すれば闇市にも自由に行けることも。
人間と一緒。「お友達みんなと仲良くしましょう」の幼稚園時代から始まって徐々にやっかいな現実に触れていき、社会に出る頃には幼少期のそれは幻想と知る。段階を経て現実を知っていくのです。
ところがどっこい、BEASTERSの世界では幼稚園時代の理想がまかり通る世界。ライオン市長もいろいろ無理して“ライオンは怖くない”イメージ形成に成功したようですが、シシ組との棲み分け等々…蓋をしないとどうにもならないものを抱えざるを得ません。
“みんなと仲良くしましょう”という理想の実現のため歪みが肥大化しきって爆発しそうなのです。{/netabare}

{netabare}「メスは争いが嫌いです。(ジュノ)」に返す刀で「君ほど強欲なメスは違うだろ。(レン)」
矛盾を孕んだ世界を喝破する表現は随所にあるわけでした。{/netabare}



■ロミジュリを凌駕するほど二人を隔てる壁が

{netabare}「捕食者の本能があれば被食者の本能もある」{/netabare}
{netabare}「然るべき関係は体が一番知っている」{/netabare}

最終回で流れたテロップが示唆するところは?

{netabare}肉食草食同士、仲良くやろうという社会の中で、肉食草食同士の交合はご法度という世界観。
前者ですら危うい綱渡りをしているのに、さらにハードルが上がりもはや禁忌の世界。これを打ち破る可能性を秘めてるのがレゴシとハルの関係性ですわな。{/netabare}

どう畳むんでしょう。楽しみでしかありません。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2020.01.23 初稿
2020.07.16 修正
2022.01.23 修正

投稿 : 2022/01/23
閲覧 : 1367
サンキュー:

51

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝27

何者かに追われるテム
「うっ・・・お前達アニメファンにとって、俺達はやっぱりネタなのか?」
「お前達アニメファンなんて・・・みんなヘンタイだ!(ウソですよ、そんな事思ってませんから 汗)」

「(翌日)号外、号外、」
「聞いた?水曜深夜放送のBEASTARSだって」
「きっとオタクの仕業ね」
・・・何の話だ(あわわわっ)

まさか、ウサギにエロを感じるとは思ってもいませんでした(おいっ)
原作マンガ(未読)が話題作だったので、期待して観ましたが、期待以上の出来でしたね。
肉食と草食の動物が一緒に暮らす擬人化された社会で起きる、肉食動物による草食動物の食殺事件。
まあ、いろいろと突っ込みたいところもありますが、建前としての食殺禁止と本能丸出しの裏社会。
食べられる側と食べる側に恋愛は成立すのか?
女性と男性に友情は成立するのか(違)
「ほら、安心して、何もしないからちょっとそこで休んで(ぎゃ~っ)」
(吹っ飛ばされる天地人)

まあ、それはともかく(おいおい)
ここで終わり?と思ったら2期決定という事なので、続きが今から楽しみです。

おまけ
最終回、ハルに宣戦布告するジュノ
「あなた、BEASTARSの感想をきちんと書けるんですか」
「今、私にネタを書かれるとでも思ってました?そんな事しなくても、私は投稿者としてあなたに勝ってみせます。」
「あにこれでそれを証明しますから・・・」
(いや、何を証明するんだよ)

※2020/01/26序SFスーパー英雄(?)列伝66として天地人で投稿したものを転記しました。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 243
サンキュー:

7

ネタバレ

そうま先生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春を謳歌しつつ、「食事」について考えさせられた。

ストーリー(2期も含め)好きです。
ビッチウサギだけ嫌いすぎたが、ほかのキャラクターの魅力で最後まで見られた。
食人事件の真相に迫っていく、寄り道しながら、青春の葛藤など上手く描かれていたと思います。
ただし、ビッチウサギ嫌い。
まあ、そのおかげで肉食獣と草食獣のエピソード・キャラに視点を当てた描き方が観ていて楽しかったです。
でも2周目みるほど面白くはないです。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 205
サンキュー:

1

ネタバレ

kochan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

ヴァンパイアと人間との禁断の愛を彷彿させる物語
ところでハルがセクシーに見える自分は大丈夫だろうか?

投稿 : 2021/11/11
閲覧 : 192
サンキュー:

1

maako さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

癖になる

ずっと気にはなってたんだけどようやく見始めたら止まらなくなって1日で見終わった!
アニメなんだけどなんか生々しくてハルちゃんえっちぃ///
なんか変な性癖目覚めそう(おい)
話は重いんだけどいい味だしたキャラもいて暗すぎずだけど深い感じが私好みだった^^*

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 185
サンキュー:

1

うゆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

斬新で画期的
オープニングのストップモーションアニメが素晴らしい

投稿 : 2021/09/25
閲覧 : 181
サンキュー:

2

ネタバレ

Kansan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

雰囲気イケメン

とにかく作品の雰囲気が素敵です。動物たちの世界はディズニーの様な楽しい雰囲気もある一方、肉食と草食動物の関係や割とドロドロの恋愛模様などリアリティのある設定が全体にシリアスな雰囲気を醸し出しています。このバランスがいい。また神前暁さんの音楽もどこかジャズ風なものもあり、お洒落な感じを作品に加えています。

キャラもいいですよね。特に主人公とヒロイン。主人公は見た目とは裏腹に優しい性格で好感がもてます。それでいて本能的な気の強さもあり、そのコンプレックスと戦う様子がキャラに深みを与えています。
ヒロインは可愛い見た目してかなりエグい発言したりする憎まれキャラも演じつつ、どこか冷めていて退廃的な物の考え方をする所に一般的なヒロインとは違う味を出しています。

自分は作品の雰囲気に魅力されて割と贔屓目でこの作品を評価していますが、例えそうでなくてもしっかり楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2021/09/16
閲覧 : 202
サンキュー:

2

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

社会派アニマルアニメ?

原作未読(2020.1)
人間社会の様々な問題(差別やモラル等)を擬人化された動物社会で主人公であるハイイロオオカミが悩みながら成長し、自分とは何かを模索する?作品とでもいいますか・・・。正直、人間だとまったくつまらない内容かもしれませんね。どうだろう、夏目漱石、太宰治、谷崎潤一郎、芥川龍之介、島崎藤村といった文豪達?も悩んだ人間というものへの探求?と肉食動物の本能と社会の理想と建前との乖離と苦悩・・・そこに答えはあるのか・・・等と言ってみる(笑)。

私のツボ:喰殺という罪

2期視聴済(2021.8)
1期の続きですね。喰殺事件の解決まで。
主人公のハイイロオオカミと先輩のアカシカを中心にそれぞれの肉食動物、草食動物としての”強さ”に対する葛藤であったり逡巡する様、解放といったそれぞれの答えを模索する姿が描かれています。
それが動物社会というコミカルな表現に落とし込まれており、観る側に一定の安心感(人間として観るとエグイ)を与えているのではないでしょうか。
個人的には割と大人な内容であり子供には難しいかなとも思いますが、動物の表情や動きが非常に丁寧でそれだけでも視聴価値はあるかなと思います。

私のツボ:イモムシ

投稿 : 2021/08/28
閲覧 : 238
サンキュー:

8

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「週刊少年チャンピオン」連載中の擬人化された動物たちの青春群像劇。。

公式のSTORY
{netabare}
肉食獣と草食獣の共存する世界。 食肉が重罪とされるなか、名門校・チェリートン学園で演劇部の生徒が食い殺される“食殺事件”が起きる。 犯人は見つからず、不安に揺れる生徒たち。 そんな中、演劇部では死んだ生徒の代役を巡っていさかいが起きる。 次期『ビースター』候補とささやかれ、演劇部のカリスマ的存在であるアカシカのルイに、逆恨みをした肉食獣の部員が襲いかかったのだ。それを庇ったのは、照明係の二年生・レゴシ。 『鋭い爪』や『大きな体』など、強そうな外見とは裏腹に、心優しく無口で不器用なオスのハイイロオオカミだ。 だが、当のルイはそんなレゴシを偽善的で気に食わないと言い、強引に夜間練習の見張りに任命する。 夜。誰もいない講堂裏の裏庭で、ひとり見張りをしていたレゴシの前に現れたのは――― 小さな白いドワーフウサギの女子生徒・ハル。 その匂いを嗅いだ瞬間、レゴシの体を本能が駆け巡る。 我を忘れて襲いかかり、気付いた時には、彼女を両腕に抱きすくめていた。 腕の中で聞こえる鼓動が自分のものか、彼女のものかもわからない。 しかしこのハルと、そして自分の本能との出会いが、静かで穏やかだったレゴシの人生を大きく変えていく。 彼女へのこの感情は、恋なのか? それとも食欲なのか? オスとメス、肉食獣と草食獣。 それぞれの痛み、そして強さや弱さに直面しながら、悩めるレゴシの青春がいま始まった―――
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:板垣巴留(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:松見真一
脚本:樋口七海
キャラクターデザイン:大津直
CGチーフディレクター:井野元英二
美術監督:春日美波
色彩設計:橋本賢
撮影監督:古性史織
編集:植松淳一
音楽:神前暁(MONACA)
制作:オレンジ
{/netabare}
キャスト{netabare}
レゴシ:小林親弘
ハル:千本木彩花
ルイ:小野友樹
ジュノ:種﨑敦美
ジャック:榎木淳弥
ミグノ:内田雄馬
コロ:大塚剛央
ダラム:小林直人
ボス:下妻由幸
カイ:岡本信彦
サヌ:落合福嗣
ビル:虎島貴明
エルス:渡部紗弓
ドーム:室元気
キビ:井口祐一
シイラ:原優子
アオバ:兼政郁人
エレン:大内茜
ミズチ:山村響
レゴム:あんどうさくら
ゴウヒン:大塚明夫
市長:星野充昭
オグマ:堀内賢雄
{/netabare}


1話ずつの感想


【第1話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
名門高校チェリートン学園で、アルパカの生徒が食い殺される『食殺事件』が発生した。犯人は捕まらず、校内には不安が広がる。被害者と同じ演劇部の変わり者・ハイイロオオカミのレゴシにも疑いの目は向けられるが、レゴシは目立たずに生きたいだけの、不器用で心優しい青年だった。ところがその夜。裏庭でドワーフウサギの女子生徒に我を忘れて襲いかかってしまったことで、レゴシの人生は大きく変わり始める……
{/netabare}
感想
{netabare}
擬人化された動物たちが通う高校で
演劇部の俳優のアルパカの生徒が食い殺された事件と

演劇部で裏方の不器用だけどやさしい灰色狼のレゴシが
花形役者できびしいルイに目をつけられて
かくれて稽古の見張りをたのまれたおはなしと

美少女で男子にモテモテのドワーフウサギのハルが
そのことでイジメられてるお話があって

さいごは夜の学校で、見張りをしてたレゴシが
水をかけられて、服を乾かしてて帰りがおそくなったハルに
おそいかかって抱きついたところでオシマイ。。



動物が擬人化されたお話だけど、体は人間で頭が動物だから
セリフでしか考えてることがよく分からなくって
人間が動物のお面をかぶって、お芝居してるみたいかも?


あらすじには、青春群像劇とか書いてあったけど
出だしで食殺事件があったから、ミステリーっぽくって
動物が人間っぽいかっこしてるってゆう設定がよく分からなくって
前半はあっとゆう間におわっちゃった


でも、後半はハルのイジメで
ハルが、イジメられても、一生けんめいふつうにしようってしてるのに
周りまでできるだけ関わらないようにしてたりとか

ルイが、劇のことを考えてからかもだけど
部員にパワハラとか
イヤなおはなしばっかりで、長くて眠たくなっちゃった。。


さいごにレゴシが、ハルに抱きついたところは
別に食べるわけじゃないって思うけど
先に、男子生徒がムリヤリ、キスしてきたってゆうおはなしもあったし

2人は友だちだったわけでもないみたいだから、性格も知らないはずだし
はじめて見て(ってゆうか、匂って?)好きになった相手に抱きつくって
人間だったら、ふつうにレイプ魔とかで
ひとめぼれだったとしたって、ゆるされないって思う。。

でも、人間の世界じゃないからOKってゆうんだったら
食殺しても大した罪にならない世界かも知れないし
どこまで人間の世界とおんなじか、設定がよく分からないから
すっごく疲れちゃうみたい。。

あと、おはなしがシリアスすぎるし、表情がよく分からないから
その分、気もちをセリフで説明しようとして、セリフが長くなったり
動きもあんまりなくって、疲れちゃう、ってゆうのもあるかも?

ときどきひと息つけるコメディシーンとかあると
おはなしに波があって、テンポもよくなりそう。。


作画は3DCGで、ちょっとカクカクしてるけど、変なアニメより、ずっといいし
1話目は、わりとよかったと思う☆
{/netabare}
{/netabare}
【第2話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夜の裏庭で通りすがりのドワーフウサギの女子生徒・ハルを襲ってしまったレゴシは、自分でも知らなかった獰猛な衝動や本能に戸惑っていた。しかも翌日、園芸部の屋上庭園でハルと再会してしまう。レゴシは昨晩のことを謝ろうとタイミングを伺うが…
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじには「戸惑っていた」ってなってるけど
にゃんには、レゴシが悪魔のささやきと戦ってるように見えたけど。。


それから暗いところで稽古してて、舞台から落っこちたルイが
痛みをかくして、稽古してた。。


さいごは、劇で使うバラをもらいに園芸部に行ったレゴシが
ハルの左手の、自分がつけたキズを見つけて聞いたら「覚えてない」って。。

それでバラをもらう代わりに、ハルの手伝いをしたら
お礼に何かしてくれるってゆうけど
レゴシは、ただ、いっしょに話していたいって思うだけで、迷ってたら
ハルが服を脱ぎ出したの。

かわいい顔してるけど、実は、ビッチ!?
ってゆうところでオシマイ。。



おはなしだから、ツッコんじゃいけないと思うけど
肉食動物と草食動物をいっしょにして、今まで食殺事件とかなかったのかな?

ってゆうことは、今まで肉食系の生徒たちは
そうゆう気もちと戦ってきた、ってゆうことなのかな?

このおはなしの世界の食殺事件が
人間の殺人事件とおんなじくらい悪いことだったとして
しょっちゅう、あったら、こんな学校なくなるって思うし
1話目のがはじめてだったら、休校になるくらいの大事件じゃないのかな?

それなのに、そんなにさわいでないのって、何だか変。。


「男はオオカミ」とかってゆうけど、もしかして、このおはなしって
男子を肉食系、女子を草食系の動物にした
人間の共学の学校がモデルなのかも?って。。

校内で、女子が男子におそわれる事件があっても
「共学をやめよう」なんて誰も言わないのとおんなじで
だったら、肉食、草食がいっしょにいる設定でも、おかしくないかも?


それで、このおはなしの世界でHするのって
ふつう種類がちがったら、子供は生まれないから
リアルの世界だったら
キスをした、とか、胸をさわった、とかってゆうくらいのことなのかな?

そんなふうに考えないと、設定がよく分からなくって
動物たちが、どうゆうとき、どうゆう気もちになるか、とか分からなくって
気もちが伝わってこないと思う。。

それだったら、今回のハルが脱いだのだって
リアルの世界だったら、キスをさせてあげる、とかくらいのことで
誰にでもしちゃうのはダメだけど
バレても停学とかにはならないくらいのことなのかも?って


それでも、とつぜん脱ぎはじめたから、「えっ!?」って思っちゃったけど
レゴシは逃げちゃいそうだよね。。

今回は、食べたい、とか思わなかったけど
ただのひと目ぼれ、みたいな感じなのかな?

この先が、気になるよね^^


あと、イジワルな人なのかな?って、にゃんは思ってたけど
ルイって、人にもきびしいけど自分にもきびしいって分かって
イジワルとかとは違ったみたいで、よかった☆
{/netabare}
{/netabare}
【第3話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
演劇部の公演の本番を前にして、報道部はルイのスキャンダルを狙っていた。稽古中に足を怪我したことを周囲に隠しているルイは、自分の身体の脆弱さに苛立ち、肉食獣の強い体を持つレゴシに「どうして君は自分の強さに責任を持たないんだ」と詰め寄る。しかしレゴシは「オオカミが強いことに希望はないが、あなたの強さに意味はある」と返し、それぞれの本音がぶつかる。 ルイは本番一日目を成功させるが、幕が下りた直後に倒れてしまう。
{/netabare}
感想
{netabare}
はじめにレゴシは、ハルがビッチだってゆうウワサを聞いたけど
恋愛とかしたことないから、ピンと来てないみたい。。

そのあとはあらすじのおはなしで
シリアスドラマなんだけど
動物だから何が起きるか分からなくって、ちょっとドキドキする。。

でも、この前の感想に書いたみたく
草食動物が女で、肉食動物が男だって、脳内変換したら
裏方の強い男にあこがれる、負けず嫌いだけど、ホントは弱いヒロイン
ってゆう感じで、ふつうのドラマになると思う。。

でも、これを男女でやると、恋愛ドラマみたくなっちゃうから
動物にしてたほうが、いいのかも。。
{/netabare}
{/netabare}
【第4話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
医務室で目を覚ましたルイは、自分が足を骨折していたことを知る。急遽ルイの代役として2年生のベンガルトラ・ビルが選ばれ、さらにビルの代役として、レゴシも初めて舞台に立つことに。ところが、本番直前にレゴシはあることに気づいてしまう…
{/netabare}
感想
{netabare}
ビルは、ドーピング用にウサギの血を持ってて、それに気がついたレゴシは
ゆるせなくって、舞台で本気でビルをなぐりつけたんだけど、ビルから
「お前もウサギの血を飲んだろ?」みたいなこと言われて力が抜けて
動けなくなってたところに、ルイが本物の死神役で出てきて
ビルは舞台から逃げてった。。ってゆうところでオシマイ。。



ウサギの血でドーピング、ってどうゆうこと?
麻薬みたいになるから、ゆるせなかった、ってゆうことなのかな?

自分もハルを傷つけたレゴシは、ホントは何にも言えないはずだけど
自分が押さえているから、ほかの人がゆるせない、ってゆうことなのかな?

よく分からなかったけど、悩みすぎみたい。。

ってゆうか、ほんとだったら、こんな学校ないと思うから
そんなに悩まなくってもいいんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
【第5話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
舞台の上でビルを殴りつけ死闘を繰り広げてしまったレゴシだが、ルイの機転のおかげで芝居は成功を収め、謎の演劇部員として一躍時の人になる。そんな中レゴシは、怒りの感情をコントロールせずに他人にぶつけてしまった自分自身について考えていた。
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、レゴシの青春の悩み、みたいなおはなしだったのかな?
それで後半は、恋愛の悩み、とか?

前半は、よく分からなかったけど
後半は、ふつうの恋愛ってゆう感じで、好きな子に話しかけれない
ってゆう、感じだったのかな?


ハルは小さいけど、強くっていいな。。
からかわれても、折れないで、恋愛も肉食系みたい^^

小さいからかわいい、ってゆうのと、ちょっと違うみたい。。

レゴシのことは、本能でこわがってるけど、キライってゆうわけじゃないから
つき合ったりはできるかも?

でも、これから、そうゆうおはなしになるのかな?
それともレゴシが、ずっと悩んでるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
【第6話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
『隕石祭』の準備のために演劇部の肉食獣たちと外出したレゴシは、初めて『裏市』に足を踏み入れる。『裏市』——そこは、草食獣の肉などが手に入る、オトナの肉食獣のための街。肉を買って食べようとするみんなと口論になるレゴシだが…
{/netabare}
感想
{netabare}
ハイイロオオカミの女子が、かわいそうだった。。

肉食動物が反抗できないのをいいことにイジメるって
「SAOアリシゼーション」で
禁忌目録のせいで反抗できない女子をイジメる、みたいな感じ。。


レゴシを介抱した?パンダのお医者さんは、ギャグっぽかった^^

いきなり手錠をかけるって、ふつうじゃないよね^^

ササの葉のお茶もおかしかったw
ムギ茶ってあるけど、猫じゃらしでも炒ったらムギ茶みたいになる
って聞いたことあるけど、ムギとササって近いから
ムギ茶がおいしいんだったら、ササ茶もおいしいのかも?


ホントにこうゆう世界があるんだったら
レゴシみたく悩む動物もいるって思うけど
いつ食い殺されるか分からないのに
肉食動物といっしょに暮らしたい、って思う草食動物っているのかな?


何かおきそうな空気がこわいおはなしだけど
けっきょく何にも起きないで終わるのかも。。
{/netabare}
{/netabare}
【第7話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
レゴシの好物は水曜日に購買部で売られるタマゴサンド。実はそのタマゴサンドの卵は、隣の席のメンドリ・レゴムが産んだものだった。購買部に卵を卸すニワトリならではのアルバイトに誇りを持っているレゴムは、より美味しい卵を産むため日夜努力を重ねていたが…
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじの玉子のおはなしは、アバンだけで
あとはレゴシとハルとルイの3角ラブのおはなし、ってゆう感じかな^^


レゴムは1週間に玉子6個しか生めないけど
あの大きさのたまごサンドだと、3人分しか作れなさそう^^

あと、レゴムの背が、レゴシよりちょっと低いだけ、ってゆうのも変かも。。


ルイはハルとつき合ってるけど、同じ種族の婚約者がいるみたいで
レゴムから2人の関係を聞かれて、友だち、って答えてたけど
今回のさいごに、レゴシが2人の仲に気がついたみたい
それと自分の気もちにも。。


あと、ルイに言われて、ジュノに話しかけたレゴシだったけど
ジュノが、レゴシと手をつなぐとドキドキするとか言ってるのにドンカンで
ジュノがあきれてたところがおかしかったw
{/netabare}
{/netabare}
【第8話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ハルを好きだと確信したレゴシ。しかし隕石祭の会場からハルと二匹で帰る道すがら、「もっと自分のことを大事にしてほしい」などと口にしたことをきっかけに「常に死と隣り合わせの動物の気持ちなんて、知りもしないくせに」と突き放されてしまう。
{/netabare}
感想
{netabare}
レゴシの恋愛のおはなしだったみたい。。


ハルには、自分がおそった、あの夜のことを言おうってして
先にその時、こわかった事とか言いだされて
ホントのことを言えなくなっちゃった。。


それからジュノは、レゴシと、演劇部のメインをねらってるけど
ルイからレゴシはむずかしい、って言われて気にしてたら
停電して、レゴシが向かったのはハルのところだったから
ハルのことが好きなんだ、ってゆうのが、何となく分かったみたい。。


でもハルは、停電でかけつけたレゴシのこと
ルイだって思ってしがみついてきたから
きっとルイのことが好きなんだよね。。


ジュノがルイを押したおした理由がよく分からなかった。。
宣戦布告とか言ってたけど
なんのためにそんなことするの?


恋愛だけ見たら、ジュノ→レゴシ→ハル→ルイの4角関係だけど
そこに肉食、草食とか入ってくるから、ややこしくなってくるみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
【第9話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
停電の中で、ハルが自分ではなくルイの名前を呼んだことにショックを受けるレゴシ。それでもルイを慕う気持ちに変化はなく、レゴシは変わりつつある学校のなかで、本当に自分がすべき行動とは、肉食としての力を使い、ルイを守ることなのではないかと考えるが…
{/netabare}
感想
{netabare}
ルイは7歳のとき、闇市で売られそうになってたのを
正義感が強いのをお父さんに買われて
あとつぎにするために引き取られたみたいで
自分が世界を変えてやる、って思ってるみたい。。


レゴシはルイを守ることに決めて
2人の仲をこわそうなんて考えてないけど
取りあえずハルには気もちを伝えることにしたの。。

それでハルに会ったんだけど、ハルはコクろうってすると話をそらすから
​隕石祭で気もちを伝える、って言っておいたんだけど
ハルはライオンやくざの「シシ組」にさらわれて、親分のエサにされそう。。


それを聞いた隕石祭準備の見学に来てたライオンの市長さんは
せっかく自分がライオンは無害だ、って言って街をまとめてきたのに
話が大きくなるとこまるから、って
次期ビースターになりそうなルイには、動くな、って言ったみたい

ルイとハルが愛し合ってることを知ってるレゴシは
ルイに伝えに行くんだけど、ルイは助けに行こうってしないから
自分がハルを守るって、1人で助けに行くみたい。。



「ビースター」ってゆうのは、たぶん「ヒーロー」みたいな意味だと思うけど「BEASTAR」って、獣の「BEAST」と「BE A STAR」をかけてるのかな。。
隕石祭で選ばれるの?どこかで説明してたっけ?


設定がよく分からないところが多いけど
肉食動物と草食動物がいっしょに暮らす異世界で
青春ドラマみたいな感じなんだと思う。。

ただ「本能が。。」とかってゆうわりに
肉食獣が草食動物しかおそわないことになってたり、闇市とか、殺食があって
肉食動物におそわれるかも?って分かってていっしょに暮らしてるとか
ライオンのムレは、オスは1頭だけなのにシシ組がオスだけとか

そうゆう本能とかは無視してるから
テキトーにいいとこ取りして、おはなしを作ってるみたい。。

デモ、そんな妄想みたいなおはなしだけど
次つぎ事件がおきて、次がどうなるか?って気になっちゃうみたい^^

ルイくんも考え直して、助けに来るといいんだけど。。


あと、市長が、ルイくんが闇市出身なのをかくしてくれる、とか言ってたけど
闇市で売られてた、ってそんなに悪いことなのかな?

奴隷がいるような世界には見えないんだけど
そうゆう闇の世界から逃げ出してきた人(動物)って
それだけでヒーローなんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
【第10話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
誘拐されたハルを救うために駆け出したレゴシは、ハルの匂いを追って裏市へ辿り着き、偶然ゴウヒンと再会する。高校生がシシ組とやりあうなんて自殺行為だと止められるが、それでもレゴシの決意はかたく、一匹でアジトに乗り込もうとする。
{/netabare}
感想
{netabare}
レゴシがシシ組をさがして乗り込むんだけど
そこにゴウヒンも助けに来てくれて
組長に食べられる前のハルに会うことができて
組長と戦うところでオシマイ。。



止めようとする組員の体から、ハルのにおいがしてくるたびに
​力が湧いてくるレゴシがかっこよかった^^

でも、今回はハルを助けられたとしても、組を完全につぶさないと
うらまれて、仕返しに来たりするんじゃないかな。。
そうなったら、ほかの子たちにも迷惑がかかるし
助けない方が良かったかも?って

本気でハルを守りたいんだったら、組をつぶすくらいじゃないと
ほんとに助けた事にならないんじゃないのかな?

それができないんだったら
はじめからルイみたく、何もしないほうがよかったかも?って
{/netabare}
{/netabare}
【第11話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
シシ組のアジトにゴウヒンと共に乗り込んだレゴシは、ボロボロになりながらも、ついにハルの待つ『ボスの部屋』に辿り着く。ハルの無事に安堵するが、それは同時に、肉食獣の獰猛さをむき出しにして戦う自分の姿をハルに見せるということだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
ハルを助けていっしょにごはんを食べて
終電に乗りおくれたからラブホに2人でお泊り。。
そこでレゴシは、あの夜ハルをおそったのは自分だ、ってコクったんだけど
ハルは気がついてて「抱くか、食べるか、あなたが決めて」って言ってきた

でもハルは、自分のほうからレゴシの口の中に手を押しこんできて
「体がかってに、あなたの口に入ろうとしてる。。」って言ったの



レゴシとハルの恋のおはなしみたいで
2人の思いが伝わってきそうだったけど
そっちは食べる、食べない、のおはなしになっちゃったからザンネン。。


それより気になったのはルイが来たことかな?

やっぱりにゃんの思った通り、レゴシはトドメを刺さなかったから
ボスが生きのこって、銃で撃とうとしてきた。。

これでルイが来なかったら、きっとレゴシは殺されてたか
でも、組員も殺さなかったら、復しゅうしに来て
こんどは学校の友だちとかもねらわれるかも?

にゃんは、助けに行かなかった方が良かったんじゃないかな?って思うけど
助けに行くんだったら、ハンパはやめて、組ごとつぶさないと。。って

でも、それがイヤだったら
はじめから助けに行かない方が良かったんじゃないかな?って思うんだけど

ルイはそのことが分かって、助けに行かなかったんだと思うけど
けっきょく来たから、ボスを殺すことになっちゃった。。

あのあと、ピストルを捨てたから
きっと食べられるかくごはしてたんじゃないかな?
どうなっちゃうんだろう?

パンダ先生が、まだいてくれるといいんだけど☆彡


でも、銃がある世界って、肉食も草食も関係ないみたい。。
ほんとにこんな、肉食と草食がいっしょに暮らしてる世界があったら
きっとみんな、アメリカみたく、銃を持って歩いてるんじゃないのかな。。
{/netabare}
{/netabare}
【第12話】
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
ついに「あの日ハルを襲ったのは自分だ」と告白したレゴシに、「抱くか食べるか、あなたが決めて」と言うハル。ハルを抱こうとするレゴシだが、突然、口の中にハルの腕が押し込まれた。 「レゴシくん。体が勝手に、あなたの口に入ろうとしてる」。
{/netabare}
感想
{netabare}
1晩いっしょにホテルにお泊まりしたけど
2人はけっきょく、何もないまま寮に帰った。。


狼とウサギってゆう、ぜんぜん違う種類どうしの恋がおかしいって思うハルは
ジュノがレゴシに近づいてってるのをいいことに
お似合いの2人がこのままくっついちゃったらいい、って思うんだけど
レゴシに追いかけられて、自分でも好きってゆう気もちが止めれないみたい


さいごにレゴシは、ハルにちゃんとコクって
「オレ、強くなる。。この社会にも本能にも負けないで
君を幸せにしたいから。。」って約束して
ハルも「待ってる☆彡」って言って、つなごうってした手を引っ込めたの。。



今回のおはなしを見て「寄宿学校のジュリエット」を思いだしたけど
主人公がヒロインに
「強くなって2人の恋をジャマするこの世界を変えて、君を幸せにする」
って、約束するところが似てるかも。。


レゴシがハルを助けたのを、肉食獣の正義感からのせいにして
ジュノがハルと張りあおうってするところがおかしかった^^

レゴシにグイグイせまってくところがやっぱり肉食系女子w


あと、ルイくんはどうなったのかな?やっぱり食べられちゃったのかな?

レゴシのライバルみたいな感じだったのに、何か足りないみたい。。


それから、2期は、食殺の犯人がわかるのかな?
ちょっとブキミな終わり方だったよね?
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


おはなしは、肉食と草食動物が、仲よく暮らしてるように見える世界で
学園ラブコメ、ってゆう感じなのかな。。

いろいろあって、何がしたいかよく分からなかったけど
人種とか、家柄とか、そうゆうのにジャマされる
禁断の恋のおはなしになってきたみたい。。

いろいろツッコミどころがあったけど、気もちはよく伝わってきたし
草食と肉食動物の恋って、ただのラブストーリーだけじゃなく
ほんとに食べられちゃうかも知れないから、見ながらドキドキしちゃった。。


キャラの作画は3DCGだったけど、動くところはよく動いてて
ろうかの張り紙とか、細かいところまでしっかり描いてあって濃かった^^

声優さんも音楽もふつうによかった♪




投稿 : 2021/08/09
閲覧 : 552
サンキュー:

46

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作連載開始時から注目していた作品

どっかの番組風に言うと、超一流週刊(今となってはマイナーかもな・・・)漫画雑誌チャンピオンに連載が開始された時から注目をしていた作品。

連載開始時は、えらく子供っぽい世界観(に見える中・・・、だって動物が主人公だよ、おとぎ話か、絵本じゃんね)のふりして、とんでもない作品が出てきたと思った。

物語は、色々な要素が絡み合っているので、例によって説明はしないのだw。
でも、草食動物と肉食動物の本能的な「差」が大きな壁、として描かれているのが面白い。
これは、動物たちの社会生活の中で、抑えられ低い壁に保たれている一面もあるが、決して無くならない壁として描かれている。
たとえ、その壁が限りなく低くなり、目の前に描かれた線のようになっても、ちょっとした油断、スキであっという間に壁として具現化する、そういうモノとして描かれている。

そんな中での、主人公:レゴシ(ハイイロオオカミ)とハル(ドワーフウサギ)の絡みを中心に、その他のキャラクター達とのあれやこれやがが描かれる形だ。
学園生活で、日常系でもあるのだが、それぞれの思想、行動の底辺に必ず肉食、草食の問題が控えており、楽しいとか、面白いとか言う感覚の他に、常に「何かがある」感じがしていた。

これは、本当にユニークな作品だと思う。
今回は、このタイミングで言ってしまうが、機会があれば本当に観てみてもらいたい作品。
もっとも、やっぱりある意味、クセはあるので、合う合わないはあるんだろうなぁ、とは思います。
実は、原作マンガの方が面白いかもなぁ・・・、とも思っています。
(原作はほぼ完読しています。)

さて、1期はハルちゃんとの関係が、ひとまず、本当にひとまずだけど、
落ち着いて、終わることが出来たのかな・・・ある意味では。

ハルちゃんは、ある意味大胆で、臆病で、豪胆で繊細で、芯が強いわりに華奢に見えたり、なかなかに魅力的なキャラクターですよね。
どうなんですかね、芯には純真な部分を持ちつつも、ある意味では男を困らせるほどのお騒がせな小悪魔的な要素も持っている女の子かもしれませんね。
もちろん、私も気になっているキャラですw(原作の時からね)

あとは、ジュノ(ハイイロオオカミ)も好きかな、
こちらの方が実はハルよりも素直で純情かもしれません。
人生経験が普通っていう意味では。
容姿も、かわいらしくて好きですね、私的には。

ああ、脱線しました。

今後は、もう一つの軸、学園内の食殺事件についても展開していくのでしょうね。

さて、なんとなく難しい一面も持つ作品なので、十分な感想も紹介もできていな気がしますが、ここまでにしようかな。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 290
サンキュー:

11

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すべてが最高レベル

原作は読んでいない。

まず、これだけの数の動物を、擬人化したキャラクターとしてデザインするだけでもかなり大変だったと思う。

それなのに完成度が高く、キャラクターはみんな表情豊かで見ているだけでも面白い。特にハルは、小さな黒目なので目で表情を作るのが難しいが、口元や眉の動き、耳なども駆使してよく動かしていた。

声優さんは、誰をとっても完璧なキャスティングだったと思う。ゴールデンカムイの杉本がこんなにレゴシにハマるとは意外だった。

音楽は劇中のBGMが神前暁だった。神前暁が劇伴を担当する作品は久しぶりだったけど、やっぱり良かった。挿入歌のA Tale of Moon、これに日本語の歌をつけた月に浮かぶ物語は特に良かった(最終話のED曲)。

OPは曲も良かったが、何よりストップモーションの映像が素晴らしかった。毎回飛ばさずに見入っていた。

物語の内容は、ちょっとアメリカンな感じのする学園生活という感じ。肉食動物と草食動物の間の壁や軋轢はひとつのテーマとなっているが、現実世界の何かしらの比喩だったり、寓意があるのだろうか。まあなかったとしても、ファンタジー作品としてすごく楽しかったが。

{netabare}1期ではテムを食殺した犯人がわからなかったが、2期で明らかになるのだろうか。2期も期待が高まる。{/netabare}

投稿 : 2021/05/12
閲覧 : 306
サンキュー:

6

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんな2択で主人公の心が揺れ動く作品なんて見たことが無い!

原作未読。最終話まで視聴。

擬人化された肉食獣と草食獣が共存する世界。
肉食獣・ハイイロオオカミのレゴシが小型の草食獣・ドワーフウサギのハルと出会う。
レゴシがハルに抱いた想いは、愛なのか?食欲なのか?

学園のカリスマ、草食獣・アカシカのルイ(♂)と、レゴシと同種のハイイロオオカミのジュノ(♀)が絡まってきて・・・。

完全に、ナメてましたね。
完全に、引き込まれちゃいましたね。
完全に、見入っちゃいましたね。

単なる恋愛物とは違う、摩訶不思議な世界観。
『愛なのか?食欲なのか?』
こんな2択で主人公の心が揺れ動く作品なんて見たことが無かった。

第2期も決定しているとのこと。
楽しみにしています。

投稿 : 2021/04/15
閲覧 : 655
サンキュー:

29

ネタバレ

あーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

後半…

世界観は面白い。
動物の世界、というのはよくあるけど、しっかり肉食、草食を描いてその矛盾を社会のルールとして制限するということで一応の解決をさせているのはなかなか。

なんだけども、原作に忠実?なのか知らないけども、2期ありきなのか、冒頭の食殺事件がなんの伏線にもなっていないというか…。
主人公とウサギの女の子の肉食・草食の恋は成立するのか、ってところに完全に焦点が移っていて、食殺事件の謎解き云々は全くなし。
まぁ正直、この世界観を生かすならそんなサスペンスは不要だとは思うけど。

愛おしいと思う気持ちは本当に愛おしいと思っているのか、歪んだ捕食本能なのか。
これって実は人間の恋心にも通じるものがあるし、それを分かりやすく描写している感じですごく良い。


と、思っていたんだけど、後半、やくざ云々出てきて意味不明に…。
いや、そういうバトル漫画的な要素求めてないから…。
いくら狼が肉食動物だからって、やくざ屋さんに単身乗り込んで~はちょっとねぇ。
ていうか、そういう低次元なテーマで話してなかったじゃん…。


という、後半で魅力が失速した感のあるアニメでした。

投稿 : 2021/04/09
閲覧 : 541
サンキュー:

2

はる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ルイ先輩と犯人の行方はいかに!

最初キャラがCGで少し抵抗あったけど慣れたらとても入り込めたし、面白かった。原作も読んでみたいと思います。

投稿 : 2021/04/07
閲覧 : 283
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人間の条件

板垣巴留原作、制作オレンジ。

擬人化された動物たちの物語が、
メジャー少年誌の看板になる。
その時点で物語に一定の力があるのだろう。

17歳、肉食獣のハイイロオオカミ、
身体は大きく繊細な心を持つ主人公レゴシ。
彼は肉食獣としての生き方に葛藤している。

興味深いのはよくある、
少数・多数や、勝者・敗者の関係性ではなく、
肉食と草食で対比している点だ。
この気持ちは「恋」なのか!?の後に、
それとも「食欲」なのか!?が配置されている。

当然、共存する社会の在り方や、
本能の抑制、倫理の確立が問題となる。
僕は単純に擬人化された物語は苦手である。
しかしながら擬人化した理由があるはずだ。

4話視聴追記。
人の持つ機敏な「感情表現」が、
あまりにも豊潤に表現され伝わる。
演劇内演劇の入れ子構造が様々な仕掛けを生む。
{netabare}捕食する側と捕食される側の論理。
否が応でも「他者」を考えさせられる。{/netabare}

最終話視聴追記。
レゴシに称賛を贈らねばならない。
落ち着いた声が素晴らしくキャラに馴染む。
肉食に・草食に生まれた存在意義、
その中で他者とどう分かり合えるのか。
レゴシはきっと見つけたのだ。
本能にも勝る偉大で崇高な感情を。

ここからが勝負どころである。

投稿 : 2021/03/25
閲覧 : 863
サンキュー:

52

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良い意味でやられたという感じ

すごい葛藤がある。なんともいえないんだけれども、愛がある。素晴らしい。

ゆっくりみたい…

もっと軽い学生生活だと思ってました。
導入から重い入り。

肉食と草食が共存するという普通では考えられない学校と生活。

青春あり恋愛あり。しかも種族が違う同士でもある。

レゴシがかっこいいのなんの。


二期もワクワク。犯人は…誰だ?

投稿 : 2021/02/24
閲覧 : 447
サンキュー:

8

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オオカミとうさぎ…鹿ときどきメス狼

ケモノ擬人化青春群像劇
肉食獣と草食獣の関係を描く
エロ要素あり

ケモノが服を着てないのは普通なのに、服を着た状態から裸になるのにエロスを感じるのはなぜだろう…
服を着ているのが前提の世界観のせいか、シチュエーションのせいか

個人的にはレゴシにはジュノとくっついてもらいたい

投稿 : 2021/02/21
閲覧 : 302
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

新しい世界観、視点で面白い

【2019年12月~】12話

「肉食獣と草食獣が共存する世界」
食肉が重罪とされる中名門校チェリートン学園で演劇部員の食殺事件が起きる。
部長ルイ(アカシカ)から夜間練習の見張りを命じられたレゴシ(灰色狼)は通りかかったウサギを襲ってしまう(ギリギリで殺さずに済んみウサギは逃亡)
その後襲った相手ハル(ドワーフウサギ)と再開し、興味を持つように。
恋or食欲、オス×メス、肉食×草食の葛藤に悩む、青春ストーリー。

{netabare}
演劇部編
大成功の1日目、しかしルイは練習の怪我が悪化し2日目をビル(ベンガルトラ)に主役を任す→ビルの悪役にレゴシがスライド。ビルが緊張をほぐす為にウサギの血を飲んいることに怒る→本番で本気の殴り合い(ルイの飛び込み演技で丸く収まる)、この迫力が観客を引き込み大盛況。

隕石祭編
ゴウヒン(Jパンダ)との出会い。ハルへの恋心の芽生え。
ハルがシシ組(ヤクザ的組織)に拐われ、ゴウヒンと共に救出→遅れて助けに来たルイが僕を射殺→レゴシ、ハルはラブホに宿泊、1話で襲ったことをカミングアウト(ハルは知っていた)し、交尾へ→しかし、ハルがレゴシの口に手を入れようとし(草食獣の遺伝子が食べられようとする)、中断し何もせず朝に。
ジュノ(灰色狼)がレゴシに猛アタック→ハルが身を引く→レゴシ追いかける。「あなたは狼、私はウサギ」「狼がウサギを食べない保証なんてない」と突き放すハルに対し「キミが好きだから食べない」「社会にも本能にも勝てるように強くなる」とレゴシ。「待ってる」とハルの一言でエンド。
{/netabare}

話題の漫画をアニメ化しただけあっておもしろかった。
動物の擬人化青春ストーリーに、動物ならではの問題をプラスした世界観が新しい○
エロシーン?もけっこうあるが、生々しさ、人とは違う動物らしさが出ており良かった。

ルイはどうなった?学園の食殺の犯人は?
続きが気になる終わり方。

投稿 : 2021/02/08
閲覧 : 238

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間の現実社会を動物たちが描く作品

擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちが擬人化した、高校生ライフを描いた作品。ほのぼの系日常ストーリーではなく、表面上は平和だけど歪さを併せ持つ世界を舞台に、人間の本性を動物たちに置き換え、種族を越えた友情や恋と、逆に相容れることのない対立を描いたドラマアニメである。
差別や偏見、人種、本能、弱さ、いじめなど現実社会でも問題となっている事をこのBEASTERSでは上手く作品で描き、その問題とどう立ち向かっていくのかを表現している。

正直、子供向けのアニメではなく、大人になって色々なことが分かるようになってからでないと、この作品の良さを理解する事は難しいと思う。
一部の人たちからは気持ち悪いという批判があるようだけど、この作品が素晴らしいと思えた時に、一体何を私たちに伝えたいかが見えてくるはず。

投稿 : 2021/01/28
閲覧 : 201

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本能に抗え

アニメーション製作:オレンジ、
監督:松見真一、脚本:樋口七海
キャラクターデザイン:大津直、
音楽:神前暁(MONACA)、原作:板垣巴留

しょう油顔、ソース顔という
男性の顔の方向性を表現する言葉があった。
「顔」は、ある意味、その人そのものであって、
私たちは一生逃れることはできない。
自分の顔が気に入らなくて整形を繰り返す人もいるが、
結局は自分自身を覆う「何か」は、
死ぬまで付いて回る。

そして「草食系」「肉食系」という
人間の生態や性格を指す言葉もある。
これは、努力によって変えることが
できるものかもしれないが、
もしそれが動物のことなら、
遺伝子レベルのものから逃れることは不可能だろう。

BEASTARSは、動物を擬人化した物語。
登場人物は全員が動物の設定のため、
本能から逃れることはできないはずだ。
しかし、それでも自分の想いを実現させようと
抗い続け、挑戦し続ける者たちがいる。
これは、何かの業に縛られた者が、
「想い」の力によって大切なものののために
本能を飛び越えようとする
信念の物語ともいえるだろう。

物語の中心は演劇部に所属する
ハイイロオオカミのレゴシとアカシカのルイ。
彼らは、自分たちの宿命から逃れるために
想いを募らせていく。
レゴシはドワーフウサギのハルを好きになったことで、
自分の本能について深く考えるようになる。
一方、ルイは肉食、草食という動物社会における
地位の格差について変革を起こす野心を抱いている。
これは人間社会に置き換えるなら、
民族主義的な部分で将来を嘱望されている黒人と
ずば抜けた才能を持った白人によって繰り広げられる
戦いの物語という構図になるのかもしれない。
ただ、これに動物の「本能」という宿命を
付加させることで物語を興味深いものとしている。

レゴシとルイのそれぞれの葛藤を演劇によって表現した
3~4話で物語の深みに引き込まれる。
草食獣の代表として地位を掴み取ることが
悲願であるルイ。そして、オオカミの本能と
自身の平時における性格の違いに戸惑うレゴシとの
対比が実に上手く描かれている。
さらに、ほかの動物たちの思惑も絡み合い、
複雑な様相を呈しているのは、
まさに人間社会そのものだ。

学園内で起こった重罪とされる食殺事件、
動物社会で草食獣が「BEASTAR」に選ばれる意味、
肉食獣、草食獣が共存する世界における
政治家たちの思惑と現実、
レゴシの内面を覆いつくす真っ直ぐな想いと
正しい行い、そして恋心。
さまざまな要素が溶け合って、
あまり今まで味わったことのない
複雑な感情が湧き上がってくる。

人間たちの奥底にある様々な感情を
分かりやすい形で炙り出した群像劇。
続編も決定しており、まだまだ途中なので、
高評価するには早い段階だが、
起承転結のある優れたシリーズ構成によって、
挑戦的な作風を1クールでしっかり見せてくれた。
ジャズを意識した劇中曲やOP、
そして数種類用意されたEDも聴き応え十分。
これまでにない新しいアニメーションを
紡いでくれるのではと期待できる。

草食獣と肉食獣が共存する新しい地平。
それは、どこかにあるのだろうか。
(2020年3月7日初投稿)

投稿 : 2021/01/09
閲覧 : 976
サンキュー:

54

たくと さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

倫理観、思わずドワーフウサギが美味しそ・・・好きになりそうに 笑

ビースターズ 一期 見終わり

タイトルと動物の設定で損してるけど、なかなか考えさせられる設定と構成でした


草食動物と肉食動物の価値観倫理観の違い、交流、恋愛という人間とは違う感覚を上手に描きつつ、
現実の我々と大いに重なる部分を描いている感じ

かなりリアルな部分もあり、思わずドワーフウサギが美味しそ・・・好きになりそうになりました 笑

続編も楽しみ

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 268
サンキュー:

2

ぴえとろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

けもなー

この設定は意外だった。

投稿 : 2020/12/19
閲覧 : 206
サンキュー:

2

ネタバレ

♰魔界の覇者♰ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異色を放つ動物視点の恋愛アニメ

久々に面白いアニメ視聴出来ましたのでレビュー書かせて頂きました。

このアニメの面白い要素

{netabare}・定番の鈍感な主人公の恋愛要素
やはり恋愛アニメにおいてこの要素は捨てることは出来ないと思いました。また灰色狼という肉食動物でありながら性格は草食系というギャップも面白い。

・主人公に迫り来る事件
肉食動物と草食動物が共生する世界観とその矛盾から発生してしまう事件に目が離せないです。緊迫した状況をみることができるアニメでもあります。

・登場する動物の習性を活かした描写や小ネタ
動物の修正を活かした小ネタが多く用いられた作品だと感じました。主人公の恋愛を主軸としたストーリー構成ですが小ネタも面白く飽きさせない作品でした。{/netabare}

2期がまたあるということで見てない方には是非オススメしたい作品です。

投稿 : 2020/12/06
閲覧 : 263
サンキュー:

6

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

期待を超えてきた

原作既読

話題性の高い原作なので、アニメは絶対丁寧なつくりになるだろう。作るならOLMか3DアニメのCG実績のある会社がいいなと思っていたけど、近年のアニメでこれほどピタッとハマったアニメがあったろうか。

近年稀にみる力の入れっぷり。
ルックデブ、演出、音楽どれも丁寧でもう感謝しかない。

原作既読の漫画は話が分かってしまっているから、感動が薄れがちになり、観なくなることも多いんだけど、このアニメは漫画に無いアニメーション独自の見せ方を多く用いたりして、毎回新鮮な気持ちで観ることが出来た。
さらに、毎回高水準なレベルを保っているにも関わらず、もっと凄いこと出来ますけど?というような余裕が画面から漂っているので目が離せなくなってしまう。

作画は3Dといいつつ、OPはストップモーションのパペットアニメで、回想はフラッシュだったり手書きアニメ演出だったり、柔軟な表現方法で適材適所しっかり置いているのが凄い。
海外のアニメ映画とか最近見たりしてるけど、これほど柔軟な表現方法や作家性を取り込んで調和のとれたアニメになってるのは無いかも。

原作全部アニメ化してくれたら嬉しいな。

OP
パペットアニメのレベルが高い。正直、このテイストで1話やってみるのもありじゃないかと思う。
また曲は詳しくないけど踊りのためのリズムに乗れる曲。繰り返しのリズムが印象に残ってサビで分かりやすく華やかになるのが良い。
https://www.youtube.com/watch?v=bgo9dJB_icw

第7話特別映像「あの日ミスターバンビと」
{netabare}アニメーション作家の久野遥子さんらしい柔らかい絵柄で躍動感のある映像。
https://www.youtube.com/watch?v=CFatDoql4Sg

第9話特別映像「宣誓…上へまいります」
タッチを残した味のある絵のアニメーション。みんなのうたを連想させる。
https://www.youtube.com/watch?v=JCs-W8fOic4{/netabare}

投稿 : 2020/09/27
閲覧 : 366
サンキュー:

10

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BEASTARSのストーリー・あらすじ

肉食獣と草食獣の共存する世界。食肉が重罪とされるなか、名門校・チェリートン学園で演劇部の生徒が食い殺される“食殺事件"が起きる。犯人は見つからず、不安に揺れる生徒たち。そんな中、演劇部では死んだ生徒の代役を巡っていさかいが起きる。次期『ビースター』候補とささやかれ、演劇部のカリスマ的存在であるアカシカのルイに、逆恨みをした肉食獣の部員が襲いかかったのだ。それを庇ったのは、照明係の二年生・レゴシ。『鋭い爪』や『大きな体』など、強そうな外見とは裏腹に、心優しく無口で不器用なオスのハイイロオオカミだ。だが、当のルイはそんなレゴシを偽善的で気に食わないと言い、強引に夜間練習の見張りに任命する。夜。誰もいない講堂裏の裏庭で、ひとり見張りをしていたレゴシの前に現れたのは―――小さな白いドワーフウサギの女子生徒・ハル。その匂いを嗅いだ瞬間、レゴシの体を本能が駆け巡る。我を忘れて襲いかかり、気付いた時には、彼女を両腕に抱きすくめていた。腕の中で聞こえる鼓動が自分のものか、彼女のものかもわからない。しかしこのハルと、そして自分の本能との出会いが、静かで穏やかだったレゴシの人生を大きく変えていく。彼女へのこの感情は、恋なのか? それとも食欲なのか?オスとメス、肉食獣と草食獣。それぞれの痛み、そして強さや弱さに直面しながら、悩めるレゴシの青春がいま始まった―――(TVアニメ動画『BEASTARS』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年秋アニメ
制作会社
オレンジ
公式サイト
bst-anime.com/
主題歌
《OP》ALI『Wild Side』《ED》YURiKA『Le zoo』

声優・キャラクター

小林親弘、千本木彩花、小野友樹、種﨑敦美、榎木淳弥、内田雄馬、大塚剛央、小林直人、下妻由幸、岡本信彦、落合福嗣、虎島貴明、渡部紗弓、室元気、井口祐一、原優子、兼政郁人、大内茜、山村響、あんどうさくら、大塚明夫、星野充昭、堀内賢雄

スタッフ

原作:板垣巴留(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
監督:松見真一、脚本:樋口七海、キャラクターデザイン:大津直、CGチーフディレクター:井野元英二、美術監督:春日美波、色彩設計:橋本賢、撮影監督:古性史織/蔡伯崙、編集:植松淳一、音楽:神前暁

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