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「荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)」

総合得点
79.8
感想・評価
608
棚に入れた
2274
ランキング
494
★★★★☆ 3.7 (608)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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荒ぶる季節の乙女どもよ。の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Ray さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神アニメ

感想を1話ずつの評価、平均ポイントで評価いたしています。1話10点満点です。

1話 10点
 岡田マリーさんと言うことで。辛口評価ですが、満点にさせていただきました。
理由 序盤、中盤は9点ですね。性に対する女子高生が生々しく描かれていました。
これはこの先落ちるなぁ~。と思っていました。が、オチに物凄くビックリしました。
男子校生の自慰行為のシーンは最大限のオチでした。主人公、小野寺和紗が商店街を走り抜け、下に鉄道が走っている道端に倒れ混み、鉄道がトンネルに入っていくシーンは天才でした。

2話 9点
理由 初っぱなからの又が痒い!は名言ですよね。そしてえすいばつ。名言がたくさん生まれた第2話でした。ホースで水かける部分も青春ぽくて良かったです。1話よりの驚きがあまりなく、ここは妥当な位置かなと思いました。ストーリー的にも面白かったです。

3話 9点
理由 チャット相手と会う部分をここに持ってくるかと。正直以外でした。先生だったというオチをラストに持ってこないのは素晴らしいなと思いました。展開が早いです。そして先生が部の顧問になる。ストーリーはよかったと思います。

4話 10点
理由 面白い。5キャラクターの切り替えが全部面白い。とにかく部長が可愛かった。ここで部長推しになった。予備校生の部分も伏線張ってって面白かったですね。菅原氏もストレートな死ね発言。部長のレポート50ページ。部長に好意を寄せている男の子がレポート50枚書いてきて、部長の指摘。そしてかわいい連呼。ここはいい意味で鳥肌たったね。ラストに告白される。完璧でした。文句なし。

5話 10点
理由 作画はう~ん...って感じでしたが、ストーリーで作画を誤魔化せるレベル。泉と菅原氏の会話。本郷ちゃんはミロ先生にパンツを見せろと。それで顔を赤らめる本郷ちゃん。そして、赤髪のライン。そして告白の返事。作文で返す。赤ペン先生見たいで笑いました。そしてラスト、「付き合ってください」の横に『よろしくお願いします。』完璧。文句なし。

6話 8点
理由 ストーリーもいまいち、盛り上がりも欠けてたかな。最後のオチに笑ったので8点つけました。

7話 8点
理由 う~んって感じ。脚本は完璧でしたね。10個のおっぱいの作画は神作画。そしてストラップのシーン。完璧でした。ですがここでは10も9もつけれない。

8話 10点
理由 泉からの告白は完璧だったでしょ。ここで満点つけました。

9話 7点
理由 ストーリーが進んでなかったかな。恋愛のシーンは笑ったけど、ちょっとなぁ...って思いました。部分的にもあんまりだったかなと思いました。

10話 11点
理由 ヤバかったですね。ガチで。和紗のシーンはギャグ。今回は本郷ちゃんと菅原氏、もーちん回でしたね。最初の電車のシーン。「勃ってたくせに」ここで11点は確定してました。そして本郷ちゃんルート。「何で勃ってくれないんですか!」鳥肌もんですね。そしてラストに持ってくるもーちんの百合展開。Cパートの部長。十条さんの退学。続きが気になる展開。完璧でした。文句なし。何も言われたくないです。

11話 9点
理由 話がでんでんでん!ときたので9点。菅原氏のぶん殴りのシーンはスカッとじゃパンでした。

12話 9点
理由 ラストに持ってくる感動の話。そしてもーちんが壊れる。9点の理由はここ。もーちんがいつ壊れてもおかしくなかった。ちゃんとキャラを掘ってほしかった。

平均91.66点(歴代最高得点)
という形になりました。私は完璧、神アニメだと思いましたよ。

投稿 : 2019/11/03
閲覧 : 210
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春やなぁ。

色恋に疎い私も、女子高生だった時分には荒ぶっていたなぁと思ったり思わなかったり。
なんか、女子高生って不思議な時期だったなぁ。怖いものがあんまりなくて、無敵!みたいな感覚。でも、その割に精神的に未熟で、ボッキボキに心折れたりもする危険な時期だった。笑
本郷ちゃんとミロ先生の関係が好きだった。何気、曾根崎先輩が1番安泰よな。

投稿 : 2019/10/26
閲覧 : 197
ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自分が10代の時見たかった

10代性愛の18禁じゃない部分を一応教えてくれる役に立つ悲喜劇。自分も10代の時に見たら、うじうじ悩まずカラッと笑っていられたかもしれない。今見ても、当時の自分に重ねて、あの時真剣にバカやったなと。

戯曲のように役者が配置されているので、群像劇(というかメスとオスを同じ檻に入れた実験動物達)を見ている感じ。

流石にパンツを待ち合わせ公園のゴミ箱に捨てるのはNG。

テーマが性愛なので生臭く好き嫌いは分かれると思う。自分は自己嫌悪を思い出して、はじめは笑い飛ばしていたが、最後の方はこころの中でshineと叫んでた。少し感動もしたが、終わってみれば、無為な話だった。(十代の性愛なんてそんなもんだろ、と小馬鹿にしたいだけ。)

最終話のまとめ方はあまりに喜劇で残念。モブは妊娠退学させたのに、主人公達には沸きらない。

次は男女逆で“荒ぶるお坊ちゃんども”を見せて欲しい。

投稿 : 2019/10/15
閲覧 : 304
サンキュー:

22

ネタバレ

すかり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

高校卒業した後の季節も観てみたい

面白かったです。

初めはどストレートな下の言葉にドキッとしたんですけど、それも恋愛やお付き合いに下手っぴな高校生を表現するひとつの要素としてアリでした。

そういったものも含め『え、そこ気になるの?』と、私自身の予想の斜め上をいく高校生の指摘や葛藤に興味深く笑えました。

本作は、恋愛やアイデンティティーの問題もあり、青春時代に抱える問題の道標として良いドラマだったと思います。

ラストの語りが本郷さんだったのは、このお話自体が本郷さんが書かれた小説だったのかなぁと思ったり。

彼女たちが高校卒業した後の季節も興味深いです

投稿 : 2019/10/03
閲覧 : 198
サンキュー:

9

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

当世女子高性気質。(いや、ふざけてませんから。)

この春先に、岡藤真依氏の「どうにかなりそう(2017年)」「少女のスカートはよくゆれる(2019年)」という本を読みました。
帯に「恋をして、キスをして、セックスをする。あたりまえのようで、すごく難しい。」とあります。
ティーンエイジャーの性への関心を柔らかなタッチで描いたコミックです。
読み終えて、しばらく物思いに耽っていたときに本作の放送が始まりました。
このシチュエーションも何かのシンクロニシティだったのかな。



文芸部という設定が、斬新な感じがして良かったです。
進歩向上発展というゴールデンルールを、目的達成型のシナリオとは違ったスタイルで導入させてきたのが面白そうに思えて、今までにない期待感をいだきました。

「荒ぶる」には、猛々しさとか勇ましさとかのニュアンスがありますから、先出しの「あたりまえのようで、すごく難しい。」の "もどかしい心情" をどうにかしたいという前のめりのコトバとしては思わし気な感じです。

思春期ともなれば、女性だろうが男性だろうが、自身の二次性徴に向き合いながら、あまつさえ他者のそれにもセクシャルなファイルターをかけてしまうことはごくナチュラルなこと。
でも、その自然さは、生まれたての春を迎えたかのようで、ときに心にわきたつ "初めて" にまごつき、ときに体をしめつける "ぎこちなさ" にめまいをおこす、この季節ならではのファーストタッチです。

そもそも、性への欲求と恋の感情とをじょうずにコーディネイトできるかどうかなんてことは、大人でも答えを導き出すのは、一方ならず難しいもの。

そんなオトナの私が視聴するわけですから、なおのこと彼女らの悩む姿がストレートに描かれていたことは、ちょっと微笑ましくもあり、なんだか懐かしくもありました。

いきなり、情欲的な場面に出くわした和沙。
    もとより、熱情的に演技をしてきた菅原氏。
 みじんも、情動の雑音とは縁のない百々子。
     なんども、官能を描こうとしてきたひと葉。
なにより、清浄に邁進してきた曽根崎部長。

誰の思春期にも、その成長と発達の過程で、ほぼ等しく登場し、実践してきたであろうキャラクターたちでしょう。
だから、彼女たちの泣き笑いは、かつての自分自身でもあります。
となれば、荒ぶるとは、そんなに変わるものではない普遍的なプロセスなんだなあとあらためて再確認いたしました。

好きとか恋してるとかは、ラブリーなオーラを全開にして、アグレッシブに注入しつづけることだし(ね?高木さん!)
愛なんて形而上学的な概念にアプローチすること自体、突然ワームホールに嵌まるようなものです。(ね?カナタ君!)

注入するとか嵌まるとか 実践を伴わなければ分かんないことを、部活動もの、しかもコトバを柱に据えた文芸部を舞台にして描こうなんてことが、ずいぶんと異色だし、とってもユニークだと思いました (^^)

それにしても、死ぬ前にしたいこととか(この後ろ向き?がすごく前向き!)、えすいばつとか(この独創性?がえらく通俗的!)、文芸部ってそんなことにもまじめに向き合うのかってクスリと笑わされました。

色情や色欲を、読書や執筆にフォーカスしてぶつけあえるなんて、文芸部ならではの性春です。
性に迷うのは、生に抗おうとすることだし、性を受け入れることは、生を高めようとすることなのでしょうね。

そんな昇華する想いを、模造紙に書きなぐってはアジテーションとし、学校とか規則とかへのレジスタンスとして示したのも、彼女らにしてみれば、未知の世界の穴を覗き込み、オトナへの壁を一つ突き破ったということになるのでしょう。

まさに荒ぶる乙女どもに相応しい、目的達成のひとつの型を見せた清々しい終幕でした。
(なにぶん、私も文化祭で同じ事やったクチなもんですから。)




おまけ。
{netabare}
ところで「荒ぶる」は「荒ぶ」の連体形です。
連体形は名詞に懸かるので、季節とか乙女とかが荒ぶれているって意味ですね。

実は、このコトバの出自はとても古くて、古事記や万葉集にも使われています。
面白いのは、男性に懸かる場合と、女性に懸かる場合とではちびっと意味が違うんです。

男性の場合は、荒々しいとか、暴れるとか。
まあこれは何となく分かりますね。
女性の場合は、疎遠になるとか、情が薄くなるとかです。
意訳すると、つれないとか、素っ気ないでしょうか。

万葉集の二八二二に、「あらぶる妹(いも)に恋ひつつそをる」という
歌があります。
「他人行儀に振る舞うあなたに、私は今でも恋こがれているのです」という意味合いです。
今ではこういう意味で使うことは日常的にはほとんどなくなってます。
もう死語と言ってもいいのかもしれません。
味わいのあるコトバなので、ちょっと残念な気もしますね。

荒ぶは、「すさぶ」という読み方があって「荒ぶ・遊ぶ」と書きます。
意味は、①気の向くままに〇〇する。慰み楽しむ。②盛んに〇〇する、さかる。③衰えて止む。というものです。

②の "さかる" は、「盛る、咲かる」とも書き、意味は「人の一生のうちで心身ともに最も充実した状態・時期」です。
また、言霊では「サ・カル=咲く・枯れる」の両極を内包していたり、「栄える」や「早(さ)孵(かえ)る」という意味あいも考えられそうです。

③の衰えて止むは、荒れ果てる、精神的・文化的・社会的荒廃という意味で、現代国語に生き残っています。

また、荒ぶは、「さぶ」という読み方もあって「荒ぶ・寂ぶ」と書きます。
意味は、①荒れた気持ちになる。絶望的になる。②(光や色が)弱くなる。あせる。③(古びて)趣が出る。④錆る。というものです。

②のあせるは、色が褪せるという意味と、焦るという意味合いが想起できます。吾・競る≒イライラして刺々しくなる様子ですね。

このように、日本語の成り立ちや古語の意味合いから「荒ぶる」を捉えてみると、実に様々な意味合いを持っているコトバだということが分かります。

我が国には、源氏物語、あるいは源氏絵という世界に誇れる第一級の文化財があり、そこに描かれる恋愛事情は、日本人の意識構造に深く根を下ろしています。

古来より、乙女らの清純たる真心は、身を知る雨(≒涙)となり、袂(たもと)をそぼ濡らせてきました。
また、破瓜を迎えた性潤の露は、白地の夜具をその純潔でほんのりと湿らせてもきました。

凡そ、恋愛にまつわる趣意は、"愛でる" というコトバを初発としています。
幼くは蛙や虫を愛で、乙女なら花や蝶を愛で、思秋に至れば当世風を愛で、さまざまな心情をうつしてきました。

高貴な女人から武人、坊主にいたるまで、恋にもだえては三十一文字の文芸に思いの丈を表わし、その余韻は千年の時を超えて現代の若者をちはやぶらせています。

その身もだえを、現代当世の女子にも演じさせようとしたのが、本作の狙いでしょう。



人を好きになる。
ただ、それだけなのに、人それぞれである。

ことばでは捉えきれない、奥深いセクシャリティーへの興味。
ことばには置き換えられない、頼りないアイデンティティーへの探索。

その掛け合いがまた小気味よく、実に若者らしい荒ぶれ方に思える。

学校といえど、恋愛、性愛の空気は、常に身にまとわりついてくる。
早熟だったり晩熟だったり。奔放だったり無関心だったり。
実にさまざまな指向性と嗜好性がある。

高校生なら、どこまで許されるのだろうか。
文芸部なら、どこまで表現できるのだろうか。

オトメどもよ。どこまでも荒ぶろう。
とことんアオハルに向き合っていこう。
自己の性に向き合うことは、他者の生にも責任を持つきっかけにもなりうるだろう。

道は手ずから開拓するのだ。
居場所は自ら開墾するのだ。
物語は、君たちの力が創りだし輝かせていくのだ。
それはきっと未来をゆたかに実らす土台になるだろう。




現状維持は、未来を創らない。
大人たちももう少し荒ぶる必要があるんじゃないかしら?
愁眉を開くには、勇気と忍耐、そして寛容性が必要でしょう。



荒ぶる季節に移り変わろうとする地球からのメッセージでもあり
そんな時代を押し付けられる人類へのメッセージでもあるのです。
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/10/01
閲覧 : 288
サンキュー:

34

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春は荒ぶったもんがち!

悩める乙女の"性春"ストーリー。

思いのほか生々しくてびっくりしましたが
ピュアで真っ直ぐなそれぞれの心情に
ちょこちょこと共感しながら楽しんで観れました。


泉くんの問題発言の数々には
私も心を痛めたものです。(笑)


後半の不穏な空気は少し苦手でしたが
恋愛も友情も、悩みもぜーんぶ
さらけ出して、ぶつかり合って
最終回はいい感じに荒ぶっていましたね。


力尽きて寝ているシーンが私にはすごく、眩しい。

青春だな〜〜〜〜〜。

投稿 : 2019/09/30
閲覧 : 169
ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マリー節全開アニメ

思春期の女子高生5人が「性」に翻弄される群像劇。
視聴前はノーマークだったが序盤は今期で最も楽めたアニメで次週が待ち遠しかった。
終盤の失速具合が気になったけど、中盤までは今期1~2を争う内容だった。
原作脚本を担当した岡田麿里さんの色が良くも悪くも全面に出た作品だったなと感じる。

まずは良かった点。
かなり下ネタが入ったテーマなのにしっかり青春ドラマに仕上がってるのが絶妙だった。
コメディタッチなのでエロさいやらしさは無いので女性視聴者にもお勧め。
メインキャラ5人が全員違った側面から性と向き合い悩んでいく様が面白い。
5人のストーリーがどれかに偏ることもなく配分も完璧で全員が魅力的なキャラに仕上がっていたと思う。
ギャグも適度に面白くニヤニヤさせられるシーンが多々あった。
作中とんでもなく悲惨な目に遭わされてしまう泉君という少年には同情の念を禁じ得ないw

残念だった点は冒頭に述べた終盤の失速具合。
主人公の和紗のお話としては第8話がピークに置かれていたこともあり、残りの話数は蛇足に近かったかも。せっかく綺麗にカップルになれたのに菅原氏の強引な割り込みによる三角関係突入は余計。
どうやらマリー作品はドロドロ展開を入れずにはいられない模様。
また、ラスエピ前の退学騒動と校舎籠城はさすがに唐突。
今時学校が男女交際禁止言い出すのはリアリティがなさすぎでしょうと、物語中盤までは高校生のリアルを追求してきたような作品なのに興覚めしてしまった。
最終話でそのお話が有耶無耶(?)というか無かった感じになったのには笑った。
原作時点で作品のまとめ方に迷った末のドタバタ展開だったのかもしれない。

キャスティングに関しては、主役の和紗を演じた河野ひよりさんは知らない方だったけどキャラクターに合う好演技だった。
ミステリアスな菅原氏を演じた安済知佳さんは本当に代えの利かない声優だと思う。
曽根崎先輩役の上坂さんはいつも角度がどーとか言われるけど、見た目だけじゃなくて実力のある人。
そして本郷先輩役の黒沢ともよ氏のマルチっぷりは言わずもがな…
もーちん役を担当した麻倉ももさん。人気はあるけど声優としての実績がイマイチだったが、本作では同姓愛に悩む少女役を見事にこなした。声優としての技量もちゃんとあるんだからもっとアニメ出ればいいのに。
あとオープニングは映像も含め文芸感あって非常に良い感じだった。

総合評価としては良作判定していいレベルのアニメだったのではないか。
声優さんたちの好演技のお陰でキャラ力の強い作品に仕上がった。
作画にもう少し安定感が欲しかったのと、終盤のストーリーがチグハグにっなたのが勿体なく、もっと名作になり得る可能性も十分にあった。
ただ、岡田マリー氏が描きたかった内容はきっとやりきった作品じゃないかなーと思われる。色々と印象に残るアニメでした。

投稿 : 2019/09/29
閲覧 : 205
サンキュー:

9

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春下ネタギャグアニメ

女同士のドロドロ書かせたら一級品のマリーと下ネタギャグが上手く噛みあった奇跡の作品
最終話の締めが毎回雑なのはマリー作品のお約束なんだけど、毎話で山場を作るのと次の引きが上手いから飽きずに視聴できる
その雑な締めの部分もこの作品は全体的にギャグ調なので案外気にならなかったりしてマリー作品の中での完成度は上位に来るんじゃないかな

全体的に男sageと下ネタを繰り返す作品なので嫌いな人は多いと思う

初回の泉君によるブルーハーツ自慰という爆弾から始まり、ミロ先生と本郷のやりとり、恋愛して急にマウント取り出すような曾根崎のイキリっぷり、もーちんのクズ彼氏あるある感とかそこら辺もギャグとして見るとかなり面白い
三枝もシリアス担当として存在するけどロリコン談義とか気持ち悪さも含めギャグとして受け取ってしまいそうになるから困る

ただ、ラブホ街うろついただけで退学というどう考えてもおかしい部分は擁護しようがない
ここだけはインパクト重視ではなく停学程度にしておいても話は繋がったのではないだろうか
最後の荒ぶった場面は本音ぶつけ合ってからの徹夜明けテンションとノリでやった程度に思っているので気にはならなかったのだけれど……

途中で破局するだろうなってくらい有頂天だった曾根崎が幸せに終わってくれてほっとしたのと、本郷とミロ先生に関してはまぁそうなるでしょうねというオチもつき、和紗も落ち着くところに落ち着き、菅原氏も失恋を得てなんだかんだ得るものもあったんじゃないかな

こうなるともーちんの未来が若干暗い
クズ彼氏だった杉本もEDで新しい彼女を作っているわけで、そうなるともーちんにも問題があったんじゃないかなぁという疑念が湧いてしまう

男嫌いだったもーちんは初めから杉本の粗を探すことしかしてないわけで、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという恋愛では良くあることなのだが、今後彼女はまともな恋愛ができるのか不安
一部の層に受け入れてもらうためのキャラだとしたらそれもそれでなぁと言葉を濁すほかない

最後の「入った」オチまでしょーもない下ネタなんだけど、肩の力を抜いて視聴しろよっていう作者からのメッセージな気もする

投稿 : 2019/09/29
閲覧 : 239
サンキュー:

11

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

荒ぶる季節の乙女どもよ。 レビュー

いや~読んじゃいました。原作を。あまりにその時点では面白かったので。
大体4話終わったあたりかな(この下のメモの更新を停止したあたり)
原作を読み始めると、先の展開がわかってしまい、登場人物の心理からくる行動予測が出来なくなるので、駄目ですね(笑)4話でメモの更新止まっちゃいました(笑)

菅原という女の子を、大人ぶってたという結論にはめ込んだのは、あーなるほどって感じでしたね。正直菅原という人物が好きではなかったけど、あえて作品を貶すのもどうかと思い、神秘的という言葉で菅原の過去等に期待を寄せていましたが、結局のところ人生経験が少ないながら、背伸びをしようとする子供的意識であったという、菅原的視点で物事を見ている人に強烈な批判性を持つ結末だったと感じました。

青春の葛藤という事で考えれば、一番ロマンチストだった須藤は、きれいな物だけを集めようとして、逆に怒りの感情が登場人物の中で一番大きかった人物でしたね。序盤の動きがロマンチストな須藤という印象を与えて、ロマンチストがリアルの事象に感情を強く表す。非常に起伏があって面白かったですね。

曽根崎に関しては、絶対的な清楚から様々な愛を許容する心に変わる意識の美しさ、清純なラブロマンスを展開したと思います。彼女の文学的教養に裏打ちされた自身の心の表現であったり、清楚に頑なだった心が
愛を知ることで、自身が嫌悪していたクラスのギャルへの見方も変わっていく、物事を知ることで社会に対する適応、他人を許容する心が広がっていく様は実に今の時代の中で心地よい物語だったと思います。


本郷にかんしては、小説家というフィクションを描く人間が体験する、虚構の恋愛と現実の恋愛の差を描く、というようなミスリード的解釈もできますが、もっと肉体的に、恋愛することで感じる五感的な体験を意識していたように感じます。もちろん本郷が感じる心理的な感情もありますが、感情によって発生する肉体の変化(生々しくて書けませんが)が描写されていたと思います。

そして主人公である、小野寺の恋愛について。性を知るということで、恋人、もしくは思い人が性的にどう思うか、自分がどう思われたいかなど、突っ込んだ物語でしたね。小野寺がヒロインなだけあって、物語の主題の中心にいました。

それで、そういった登場人物たちが描く、青春の結末について、これで完結させちゃったのはどうにも着地点がおかしかったように思えます。
いや、早かったではなく、遅かったのではないか?文化祭のキャンプファイヤーでカップル成立でシメ!でもよかったのではないか?
いやいや、この作品は、恋人達が幸せになることが主題ではなく、性に関しても本音が言える、人に本音が言えるところに着地点があったのです。

負け組と自称した本郷、菅原、須藤について考えます。
本郷の場合、本音を言うにはまずミロ先生との駆け引きという構図から抜け出す必要がありました。彼女には建前ができてしまい、それを破壊しつくす必要があった。
その建前とは、小説を書くために性を知りたいという意識。それがミロ先生との駆け引きの中で恋愛感情に変わっていく面白さ。自身の中に生まれる恋愛感情を隠しつつも、振り向かないミロ先生に対し感情を爆発させることで、建前から抜け出し、本音が出ましたね。

菅原の本音を引き出すためには、小野寺のカップル成立後でないと確かにできなかったことではあります。菅原が負けを自覚することで、初めて大人ぶっていたことで勝っているように感じていたことの無意味さを知ります。大人ぶっても彼氏はできないんだよ(笑)
まあそれは冗談として、負けることで自分を振り返り、そして自分の大人ぶっていたことで殺していた感情を本音として言えるようになったのが彼女の成長でしょうね。

須藤は、ロマンチックな文学の世界に包まれて守られていた状態から、現実のロマンとはかけ離れた男への嫌悪感によって、本音を引き出されていきましたね。
菅原と小野寺の関係を見て、ハラハラし、なにか美しい状態を守らなきゃ、というロマンチスト的考えや、美しいもの(菅原)を求めるその思考が、文化祭で男と別れて、現実への嫌悪感、言いたいことを言わなきゃいけないという意識を得なければいけなかったと思います。
「いってやった・・・いってやった」と男に別れ文句を言った時から、彼女の本音トレーニングは始まっていたでしょうね。



まあこのように、負け組三人衆を見ると、何かしら、感情を表に出すことを押さえていた、仮面をかぶっていたのを剥がし、本音で言い合えるようにするのが主題だったように思えます。やりたいことは負け組三人衆が敗北し、そして本音を言い合えるようになるまでであり、その本音をいえるようにいなったという事を証明する場として、学校立てこもり編を与えた、というようなことだと思います。




さて、正直に言うと負け組三人衆が負けることによって気持ちいい物語だったな、と思います。
一方で、勝ち組の二人、小野寺の青春系ラブコメディ、曽根崎の清純系恋愛物語も、正統派に面白かったですね。それは、小野寺は悩むことによって細かな恋愛の葛藤を表現し、曽根崎は、頑なな人間が変わることの気持ちよさがあったと思います。
5人の文芸部のそれぞれの物語がそれぞれに面白さがあり、物語に無駄がない、ハイレベルな恋愛作品でした。



{netabare}
作品を考えるためのメモです。
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(↑作品情報におけるレビュー表示でのネタバレ回避対策です)
ネタバレ注意&メモなのでかなり雑に書いてます。
1話
・「性に振り回されたくないよ」というのは、外界から入ってくる性の情報から連鎖反応のように少女の気持ちが搔き乱される様を描き、少女たちの青春にあるべき性をリアリティを持って描きたかった作品?

・大前提として主人公の恋愛が軸に置かれており、恋愛の中において性があることを避けては通れないことを分かっているが恥じらってしまう。その恥じらいの愛らしさを描いているという作品だろうか?
だとすると、前クールである「みだらな青ちゃんは勉強ができない」のように女性視点で描かれる恋愛とエロの関係性を扱った作品かもしれない。
女子高生の性への興味を扱ったというなら、上記作品よりも恋愛作品というより概念的な作品に感じる。

・読み取れる純白、純粋さと、性との化学反応はどうなるか?
・コミュニティが文学部ということだが、性に関しての文学における抽象的表現がどこまで活かされるのか?
・性に関連する言葉をコミカルに結びつける。
・興味深いのは登場人物が性に関してそれぞれの認識があることだ。それぞれの個性が際立っていて群像劇の色が強いように感じる。

・青春の中にいる乙女たちが死ぬまでにしたいことで「セックス」が上がることが、セックスを知らなくてもおかしくない年齢というという、視聴者の意識からはそれらしい議題であると思う。
しかし、セックスを提案した菅原の人生観は、地球が生まれてからの歴史を1年とすると、菅原一人が死ぬのは明日死ぬどころか、すでにお陀仏レベル。という、地球規模で考えたときに自分がちっぽけな存在であるという認識であるところとにギャップを感じるのが面白い所だ。
菅原は地球規模でいえばいつ死んでもおかしくない、だから知らないことを知りたいんだという、時間スケール的におかしいのか、地球規模での事象と個人一人の人生の事象を大小関係で比較するメンタルの展開には期待が持てそう。

・純文学の中の性にすら恥じらう部長さんから、男とチャットで疑似性行為をする部員まで様々。性に対して敏感であるというのは、性を遠ざける部長であるのかそれとも興奮せずに性を考えることのできる人間なのか。
・高校生から性行為について恥ずかしげもなく話す女子高生たちが悪い子達のように描かれるが、彼女たちにも恋心があり、恥ずかしさがあり、その裏返しがある。性についておおっぴろげに話す彼女達と、後半に進むにつれ進むかもしれない文学部の性の発展をどう整合性を取るのか?
・主人公の母親が処女ではないという視点からも、経験のある側を一概に非難しているという作品ではなく、だが大っぴらに女子高生が性について話すことを悪と、この作品はしているのだろうか?

【アレからわかる作品】
印象的なのはOPでの「アレ」についての登場人物達の言葉
「アレ」という言葉を一般的な意味を考えると、対象を指す言葉であることだが、今回の「アレ」という言葉の使われ方は、アレの内容は共通に「セックス」「性」を指すことになるのだが、この場合セックスは行為として、性は性別ではなく、性行為全般を指す言葉なので、物体的なアレが存在しない。
そして、なぜ、「アレ」でセックスを指すのかという理由がある。
それは、一般的にはセックスという言葉を人の前で話すということに抵抗があることが理由になるだろう。言葉的には恥じらいという反射的感情によるものだ。しかし作中ではセックスという言葉をはっきりと発言しているので、なぜOPではセックスをアレというのか、それがアレの問題なのだろう。

アレについての効果から考えてみる、あえてアレというぼかしの言葉を使うことによって、恥じらいや純粋であることを示したいのか。
つまり純粋であるがゆえに、セックスについての興味は「秘め事」であるのではないか。「秘め事」を話すときに、具体的な言葉を別の言葉に変えるという事象は実際に存在する。純粋な乙女達の秘め事の会話を聞いてしまうような、そういう意味があるのがOPのアレのセリフだと、今は思っておこう。

直接OPのあのセリフからアレについての感情を考えてみる。
「どうしてみんなアレをしりたいの?」
部長は「アレにどんな魅力があるっていうの?」
「もしかして君もアレを知りたかったり?」
三つ編みは「アレを知らなきゃ君を知れなかったり?」
主人公は「そんなのっていやあああ!」
アレによって登場人物達の人物を映し出しており、そしてアレを通して他人を見る感情が詰まっている。(上から言えば、無関心からの興味、嫌悪からの興味、???からの興味、不安からの興味といったところか)
そして、主人公の本編とセリフから見えるように、アレを知ることと、アレを知らないと思い人のすべてを知ることができないジレンマのようなものも扱っていくのだろう。

OPの彼女達が非常に強く描かれているところからも、恋をしようとすると純潔とアレがぶつかり合ってしまうが、それに戦うという彼女達の姿を見せたいということなのだろう。(戦う方向としては、アレを受け入れる方向だが、その方向性を示したいということだろう)

そもそも、アレという言葉に、これだけ意味を詰めたのだからそれがこのワンシーンの素晴らしい所だと思う。

また気になった回があったら追加していこうかなと思います。

2話

いい加減名前を覚えようと思う。

小野寺和紗
菅原新菜
曾根崎り香
須藤百々子
本郷ひと葉
典元泉
さて、2話は1話で疑問を呈した、性が乱れているように描写されたクラスメイトや周囲の人物が悪い人物か?のアンサーのような形だった。まさかそこもちゃんと描写するのか?と若干反応の良さに戸惑ったが、感じ取れるように設計されていたのだろう。その点に関しては泉への女子高生の告白、そして曽根崎のクラスメイトの褐色ギャルのワンシーンなどが当てはまる。

今回は、上記のテーマにも関連するが、菅原については非常に面白い表現をされた。作中の人物が文学的表現によって菅原という人間を評価した点だ。
繊細で儚げ、そういった表現によって菅原を評価した人間がいたというこのワンシーンから、登場人物を文学的表現で表したいという欲望が湧き出てくる。
そして、今回最も注目すべきシーンは、菅原が厄介な男に付きまとわれているワンシーンだ。菅原は小野寺を利用し厄介な男に性病もちのイメージをつけ撃退したわけだが、このイメージ、印象というのは重要な要素だ。

つまり、なぜ性の乱れたクラスメイト達との要素と関連するかという話になると、それも文芸部の視点から見た、一方的な印象であるからだ。一方的な印象が、別の角度から見ることによって、立体的な見え方をする。つまり、表と裏が見えるわけではないが、その人の本当の形を把握できるようになることを描いているように見える。

話を菅原の話に戻そう。菅原は厄介男に性病持ちの友達ややりまくってる自分というのを演じて見せて嘘の印象を与えた。普段の菅原は、落ち着いていて、明るいという性格ではないため、まったく別の印象に見えた。つまり、印象というのは嘘すら植え付けられることすらあり、本当の彼女を探っていくというのが菅原に大きく与えられたテーマなのだろう。

1話でセックスを議題にだしたのは菅原だ。セックスというものを死ぬまでに体験したいともいった。しかし、彼女は作中にでてきた厄介男ではだめだという事を2話で提示したのだ。彼女の貞操観念、もしくは誰にされたいであるとか、そういったものが強く作用されていることが伺えるワンシーンであり、今後の彼女の展開は、高校生という人生までに成立した恋愛観やセックスの相手として認める対象というものが描かれていくのかもしれない。

今回の菅原は確かに、テーマ的なことを考えるのには良い対象であっったが、小野寺と泉の関係についても触れておきたい。というのも、小野寺の泉への「印象」は、小中学生時代のイメージでできており、彼が自慰行為をするというのは全く知らない印象だったのだ。ここで重要なのは小野寺の泉への印象の更新だ。この更新という事象を、掘り下げて演出していることがこの作品の面白さではないか。つまり、更新に時間がかかるという事は、知ってしまった彼の一面を、受け入れるための心の整理ということをしているのだと感じた。

また、今回はセックスという言葉を、文芸部の中でだけわかる言葉を考えるという、1話メモで「アレ」という言葉に着目した視点をフォローする描写を描いてくれた。それと含め、小野寺のえすいばつを生み出した過程における「あらぶり」を含めた内容は、後で追記しようと思う。

さて、荒ぶりと「えすいばつ」。まずえすいばつとは。SEXをエスイーとバツと読んでえすいばつ。本質的なところをついているとか、バツがいいという曽根崎の感覚は置いておき、菅原と本郷のえすいばつへの賛同は何なのかが気になる。
はたからみたら記号的な言葉?即興性?恥ずかしさ?
まあそれも何が良かったのかは置いておこう。
菅原は「激しかった」という泉へ詰問する小野寺への評価は、感情の意味ではなく、動作の大小を示しており、感情の高ぶりを表面的に出した行為への評価とみえた。つまり。感情を爆発させた小野寺を良いと言った彼女達は、その中で生まれた言葉に、何かしらのあこがれのようなものがあるのではないのだろうか。
激しいという言葉に荒ぶりという言葉がはまるかといえば、整理できない感情を無駄な動きを持って発散するという意味で、小野寺の泉への行為はまさにそんなようにも見える。

「今、胸の中嵐」というセリフからの泉への好意へ気づく小野寺の過程を、「どうしちゃったんだよ」というセリフで急転直下な展開と見るのも普通であるが、きれいに感情が帰結したとも見ることができる。
個人的には菅原がかなり強引に引き出させたという事で、キレイとはいいがたい。嵐という言葉で表現した菅原になぞらえるなら、菅原が守られる家の中にある小野寺の心を、嵐の中の外に出してしまったようなものだろう。
だから家で嵐から逃れて見ているこちらとしては、嵐の中にいる彼女達の激しさに戸惑うのだと思う。この激しさも「荒ぶり」なんじゃないかと思う。つまり、やはり整理できない感情というものがこのシーンの根幹にあり、その中でも泉への好意というのは、泉は幼馴染なだけとか、泉を他の女にとられたくないという気持ちとか、、抑えている気持ちと抑えられない気持ちが混ざり合い、混乱して泣くという行動に結びついたのだろうと思う。(この場合抑えられない気持ちで決壊したという解釈でもいいのだけど、そこは個人の好みだろう)

ところで、「かずさ(小野寺)は誰としたい?」というセリフを発しているのは菅原であり、菅原は誰とするという視点をもっている。ここでは菅原自身にも響いてくる話であり、「自分という存在を意識しなくていい」という自己嫌悪的なきらいを持つ菅原にとって、自分を見ることになるという行為であると思うのだが、それでも小野寺に泉への好意を気付かせたかったのはなぜだろうか?(つまり、菅原は自己犠牲を行ってまで小野寺に好意を気付かせた。)
それが菅原が鋭いから行ったなら菅原は小野寺の好意によるものであるし、
菅原が鈍いから行ったのであれば小野寺に悪意を持ち、自己批判に気づいていないのだろう。

キャラクターの内面を一瞬で表現したといえば、文芸部への思いを語る1年生達が意識的に見せているのに対し、廃部を言い渡された時の本郷の本気の「どうしてですか!」というガヤに近いセリフが、どうにも1年生達より重い気持ち、2年生達の面白い青春劇の要素を持っているような気がしてならない。

3話目では、話に沿うなら何故「乙女」であるのか、そして、映像から読み取れる感情、感情描写などについても書いておきたい(ただのメモ)

【3話】
本郷のエロチャットによって「誰とするか」という1話からあるテーマに、本郷を参加させた。まさかの直接ネットの人間とあってsexしてみたいと投稿してしまう本郷、そして当日になって生理的に嫌そうな感じだったら逃げると考えていた。本郷にとっても誰としたいという感情はあり、作品の中の重要なテーマの一つなのだろう。
そもそも、またOPの話だが、「もしかして君もアレをしりたかったり?」など、あのOPの登場人物達のセリフの一部は、「君」という相手が存在する。
相手を指す言葉が含まれているのが、この作品が、相手ありきの恋愛物であることを示しているのかもしれない。

ここでストーリーとは関係ないが、登場人物達が他者を文学的表現で評価する一コマが面白い。冒頭の曽根崎の1年生への評価だったり、ミロ先生の文芸部の朗読の評価、菅原による泉への人物評価など・・・



ここで1話からスルーして来た曽根崎の恋愛についても触れようと思う。
3話で曽根崎は女性雑誌を買う事を決断したわけだが、スタイルや化粧を気にするようになったわけで。それがなぜ気にすることになったかというと、クラスメイトの男の子に恋をしたのが理由であることは誰が見てもわかるだろう。ただ、小野寺のように「好意」を明確にする描写を挟んだわけではなく、今後あるかはわからない。ただ菅原は、強情に見えて、表面的な変化をしようとする興味や努力があるところに驚き?がある。

今回の小野寺に関しては、ラストシーンに泉の「小野寺に対してこれっぽっちも考えたことがない」というシーンでショックを受けたのかだけでいいかなと。
親のシーンとつなげると、「えすいばつ」をした経験者が、結果的に幸せだという事を小野寺は意識しており、泉が小野寺とそういう幸せに向かう方向性を考えたことがないといわれたことが、泉に好意を持っている小野寺としては悲しかったのだろう(まあこんなことは書かなくても覚えてはいると思うが・・・)

さて、タイトルにある乙女とは。このことを考えたのは「荒ぶる季節の野郎どもよ」だったらタイトルが凄まじく男臭いと思ってしまったからだ。原作者が女性という事もあり、女性視点の恋愛ものを描きやすかったという事で単純に乙女であったのかもしれないという予防線ははっておく。つまり、主眼は女性視点であり、野郎目線の「恋愛への疑問」はこれからも描写せず、女性目線でえがくということだろう。特に乙女という言葉は若い女性や穢れの知らない女性であることから、彼女たちの経験の不足を利用した恋愛作品になっていくのだろうと思う。

描写的なことを書こうと思ったのは、書店でこの作品のコミックを見つけたからだ。特に3巻の菅原の微熱っぽさが良い。
それに関連してアニメにおいても、やはり恋愛における温度差というのを、登場人物に感じるわけだ。各人物差というわけではなく、小野寺は基本的には高い温度の中で上下し、その中でも恥ずかしさだったりによって体温の上昇を感じる。映像で表情の表現として熱っぽく描かれていることが、「気になる」という事が興味的なのだと思う。ハーレム物だろうが、恋愛ものだろうが有るだろうが、恥ずかしいとか、嬉しいとかで、頬を赤らめる表現は数多くあったと思うが、この作品はその熱っぽさが無価値にスルーされるものではない気がするというのが印象深い。

4話
視聴後にネタバレしない程度に単行本を読んでみた。
1話冒頭の菅原の「老いにむかうごとに若さと性を求める過程には、興味を持てますけど・・・」というセリフから、菅原のテーマの中には性と年齢の関係を含んでいることを最初から行っていることを再発見できた。
登場人物の性格やテーマを最初からかなり決めて作っているから惹かれるのだろうと、この作品の魅力の一端を感じた気がする。

さて、4話メモ。タイトルが「本という存在」となっており、まず今回描かれた文芸部と本の関係について考えようと思う。
「考えない考えない!本読む!本読む!」と言った、小野寺の心境から考えるに、彼女にとっての本という存在は、家、戻ってこれる場所に位置する。
泉との関係でのコミュニケーションもしくは内面の整理という行為がアウトプットに当てはまるなら、その感情を言葉にして支えるのが本によるインプットになるのだろう。
「自分では理解することのできなかった感情に本は名前を与えてくれる。本に名付けられた感情をもう一度自分の中に取り入れたとき、また新しい感情が生まれる、それは自分自身をどこまでも掘り下げていく喜びなのよ」であると、小野寺は曽根崎の言葉を思い出すのだ。
今回の小野寺は自分の感情をずっと本を読んで言葉を探そうとする。ここから来るように、今回のテーマは自分の感情を言葉にすることなのだと思う。実際、単行本を2巻まで読んでわかったが、多少収録話が前後していることから、「本という存在」のテーマに合うように修正したように思う。
小野寺は逃避のための本であったが、曽根崎の言葉によって、内面の整理をする場になるのだ。内面の整理が、誰にも邪魔されない場所でするものであるなら、やはり、本という存在は、家のようなバリアーを張るものの気がする。
ついでにミロ先生と本の関係は、強い子になることを想像していた、ということからも、なんとなくミロ先生の性格が見える。弱い自分という意識に着目すると、強い子になるというのは逃避に使用していたか、もしかしたらミロ先生はダンベル何キロの町雄さんみたいに着やせするゴリマッチョなのかもしれない。冗談はさておき、菅原とミロ先生は違うわけで、内面の整理のためにミロ先生が本を読んでいたという線は薄く、本郷を前に「女子高生は汚い」と言う歪んだ性格からも、自分の美的センスによって物事を見下す子供じみた性格なのが伺える。しかし本郷の直接的なアタックに対し、過剰に反応して全敗しているところからも、彼が童貞っぽさのあるとがり方をしているのは否めない。

さて、興味深いのは文芸部それぞれの言葉のチョイスだ。本郷は実体験がないことから現実で起こることがわからないため、自身の小説で性行為のシチュエーションの再現に失敗している。そのため、言葉のバリエーションはあっても、使えていないという印象だ。ミロ先生との今回の事件を得て、恋愛のシチュエーションを経験した後の本郷の紡いだ言葉は、実に年齢相応の直感的な表現だと感じた。なぜ直感的なのか、それは、自身の身体に起きた反応を無意識に豊かな引出しの中から言葉にしているように私には見えた。ようは、かなり肉感的であるようにみえた。

そういわせるのは、やはり曽根崎の恋の感情に対する繊細な言葉選びがあるからだ。

簡単に言えば曽根崎は素直になれない性格と言うのがスッキリすると思う。
素直になれない曽根崎が、「かわいい」という直接的な言葉で変化を受けるのが、浄化を感じる気がする。
そもそも、レポート提出で感情を受け取るという、手紙にも近い状況は、本郷のように肉体的な接触がなく、やはりそこに心身的な純潔を曽根崎の印象に与えたいのだなと思う。

そして今回は、テーマを考えずに作品を見てみようと思う。髪型を変えた曽根崎が、クラスメイトに囃された時の反応は自然だろうか?と、考えたとき、誰がこんな男(甘木)のためにやるもんかという反応は、素直でない人なら自然なように感じた。
行動が自然かどうか、というのは、告白の場面ではあまり考えないほうがいいと感じた。やっぱりどこか告白の場というのは不自然なのだと思う。不自然を行うから恥じらうのだろう。
小野寺が須藤の恋愛を聞いたときの素敵なシチュエーションに憧れ身悶えしたりとか、二人が本を読もうという結論に行き着くその女子高生の会話感というのが、少女感があり、自然感はなくとも綺麗感がある。
まあこの見方は気になったシーンには行おうかなと思う。

蛇足だが、今回ミロ先生は「罪の卵」という小説を読んでいた。検索しても出てこなかったが、各登場人物がどんな本を読んで性格に反映されているかは気になる。

今週の回を見て、小野寺が泉に対する気持ちを、「泉の事が好きだよ」と河原で気づいた回とのつながりを考えると、登場人物に起きた体験を体験者が言葉で内面を表現、もしくは整理することを描写することが魅力なのかもしれない。それぞれの人物像を提示しながら、人物による表現や言葉選びの差異と、この人物ならこの言葉を言ったらどうこの人を解釈するか?という魅力を持った作品なのかもしれない。

5話
キモイんだよお!

杉本については映像的にみるとまたひどい。須藤と並ばずに歩かずに杉本が須藤と一人分の距離感で歩きながら勝手にしゃべっている。
彼女との距離を詰めたいと思っておらず、付き合って満足している。自分に酔っているという言葉が正しいか?

三枝に関しても、自分の人生の物語を語っているところが気持ち悪い。ただしたいとは思わないでいいのになぜ歪んだ自意識を語ってしまうのか。小女性云々は理解できなかった。(というかしたくない)

真面目に女子高生の漫画について書いてる自分も前回の菅原氏の「キモイんだよ」という言葉に正直ドキっとした。

今回の進行状況
小野寺:特に進展なし?家族ぐるみでボーリング
菅原:三枝との関係を泉に告白 
曽根崎(部長):4話の返答
本郷:ドキドキ思考実験
須藤:初めてデートした男がひどかった。

今回は菅原が弱さを出してしまったところがポイント。「まったくかずさとしたいとは思わない」という泉に意見した理由を描いた。もしかしたら三枝との話を追うと、2回目でかずさをwaterさせた理由もわかるかもしれない。

今回は、文芸部の人物それぞれに恋愛対象がおり、各登場人物の恋愛状況を比較できるような回だった。
{/netabare}

投稿 : 2019/09/29
閲覧 : 413
サンキュー:

47

ネタバレ

gm560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

途中まで良かった

最終話見ていろいろ考えて頭の中が整理され、
自分が言いたかったレビューに全然なってなかった事に
気が付いたので書き直しました。全てネタバレなので、
未見の人はこのレビューを見ないでください。

恋愛と性がテーマの大胆な作品で途中まで本当に面白かったです。
結局文化祭が最高潮でした。がその後やや失速して、
終盤に大失速して終わった作品という印象です。
なぜそう思ったのかも考えましたが3点理由がありました。

1点目は最終話の男性陣が帰った後、物語のクライマックスで、
彼女らが取った行動、学校中に巨大なメッセージを徹夜で
書きまくるという行為なのですが、もはや先輩を救いたいのか、
恋愛禁止令に反対しているのか、性へのもやもやした気持ちを
ぶちまけたいだけなのか、よくわかりませんでした。

ようするにオチとしてイマイチ過ぎた点、これが1点。

2点目はこの作品の重要なテーマである恋愛に関して、
最終回前にほぼ結果が見えていたのに、
ずるずる延長戦みたいなのをメインテーマとして扱った点です。

最後まで頑張っていたのは苦しい略奪愛と百合だけで、
一番頑張っていた謎の作家オーラは、もはや先生を縛って、
脅迫をするだけで、恋愛対象として完全にあきらめていたようです。
略奪されそうな側は予定通り勝利し、ラブラブ停学は出番ほぼなし。

最終回を迎えて一波乱ある予感が無くなってた点が、
ドラマ性に欠ける印象となってしまいました。これが2点目。

そして一番残念だった3点目ですが、この作品のもう一つ重要なテーマ。
そう、えすいばつです。
最終回を前にしてほぼ全員えすいばつを放棄していました。
唯一におわせていた略奪愛の菅原氏だって敗色濃厚で、
最終回ではそのあたりはどうだったかはよくわかりません。

いやエロいシーンが見たいとかそういうんじゃないけど、
そこに挑んだり踏み込んで考えることでドラマが生まれていた
そういう作品だったはずなのに、重要な要素が、
恥ずかしいので現時点では完全否定みたいな感じが残念です。

一番頑張ってた作家さんですら、恋愛も含めて完全に諦めたみたいで、
えすいばつで生まれるドラマみたいなのを期待していたのにな…
最後のトンネルのシーンでは、完全にしらけてる自分がいました。

あまり他の作品と比べてはいけないかもしれないけど、
同じ岡田氏が絡んでいた作品でも、とらドラみたいに、
{netabare}終盤に恋愛に決着をつけて、えすいばつまで突き進む、
しかもエロい感じではなく、とてもドラマチックで感動的な、
そんな感覚を私が勝手に期待していただけかもしれません。
{/netabare}

そういうわけで続編が出たらいいなと思ったら、
1年後みたいなのまでやってしまったので、思いは絶たれました。
原作者の趣向なのでしょうかね?途中から私には合いませんでした。
なんかもったいないけど、中盤まで最高に面白かったので、
点数は割と高めの評価のままにしておきます。

投稿 : 2019/09/26
閲覧 : 348
サンキュー:

17

ネタバレ

勅使河原 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんですか、これ

本作の原作者でもあり脚本でもある岡田麿里さんはやたらと批判されている。
なんと岡田麿里さんの脚本がいかに酷いかだけを記したwikiが作られるほどだ。

岡田麿里さん脚本の作品といえば、とらドラ、true tears、花咲くいろは、凪のあすからなど名作揃いで、正直同業者が嫉妬心を拗らせ過ぎているのだろうと思っていた。

いやもう、実際酷かった。
10話まではとても面白かったのに、11話から「あれ?」と思い始め、最終話で「なんですか、これ」
と思った。
最終話は本当に酷かった。
10話まであんなに盛り上げといて落とし所が分からずにああなったとしても酷いし、最初からあの最終回にするつもりで話を構成していたとしても酷い。
「酷い」以外に形容する言葉がないくらい酷かった

あ、粗末とか稚拙とかあるか。

岡田麿里さんは丸々1本アニメの脚本を担当するよりも、数話担当する方が面白いと思った。
自分の能力を過信してこれ以上無駄なアニメを生み出さないで欲しい。
でないとアニメーターの方々が可哀想。
今後は岡田麿里作品は地雷と思い、手をつけないことに決めた。

投稿 : 2019/09/25
閲覧 : 241
サンキュー:

6

ネタバレ

KomcHi さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良い感じに荒ぶってる!

一通り見ました。

女子高生の青春ものはいっぱいありますが、この作品は一味二味違っていて面白かったです。

皆が通る青春時代に、ここまで『性』に突っ込んだアニメはないですし。
性に触れることで、恋愛をし感情を理解していって、
SEバツにも興味津々。

こんな青春時代を誰がおくれるだろう、羨ましいとさえ思ってしまいました。

カズサと菅原氏の恋愛感情勃発や、
本郷さんとミロ先生の密かなやりとりなんかも、心揺さぶるものがありました。

最後の皆が退学反対運動の末にペンキでグチャグチャになっている映像は、すごく荒ぶっていて、感動しました。

すごいアニメが出てきたと思いました。

投稿 : 2019/09/25
閲覧 : 245
サンキュー:

21

ネタバレ

ごー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一度は通る若きが故の

ある意味おおっぴらに話すことをタブー化されている「性」に対して純粋無垢な女子高生が向き合っていく話。
彼女たちの考えは若さ故の過ち、迷いなどいろいろなものを孕みながらだんだんと形になって行く。
その過ちや迷いが、誰もが一度は経験したことのあるような内容で、共感もしたしその頃の青さを思い出して、みていてむず痒くなる程であることも多々あった。
そんな過ちや悩みを彼女たちがどう乗り越えていくのか、そして彼女たち関係性がどう変化していくのかがとでも気になり最後までハラハラしながら観ることが出来た。
いい作品

投稿 : 2019/09/25
閲覧 : 206
サンキュー:

10

ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

【完結】1話のつかみはバッチリ!男の描写が少女漫画で浅いのが残念 普通に見れるアニメです

1話の股の間を電車が走る挿入のメタファー。あれは素晴らしい!傘立てに傘を刺すところなどもそういったことを表している。
1話のラストなど素晴らしい展開と勢いだった。
残念なのは男キャラの性格。多分これは作者が女性で、男の性格を解っておらず全く表現できていないのだと思う。
眼鏡女子に声をかけたりフォローする男は完全な女子の妄想男だ。ヒロインの男もサッカーが出来てモテるイケメンという中身すっからかんなキャラ
女子の心情はうまく作れているのにそこだけ残念だ
少女漫画にありがちな作者のご都合展開で流れていくただの恋愛アニメにならないことを祈る

3話でご都合展開全開になってしまった!完全少女漫画だこれ
3話ネタバレレビュー↓
{netabare} ついに少女漫画お馴染みのご都合主義展開が来てしまった。現代では廃れているチャットエッチで仲良くなった男とえすいばつをしようとする黒子みたいな良い声の女。
実際待ち合わせ場所に行ったら国語の先生でした !
脅して文芸部の顧問にしました。
あり得ないから!これはやってはいけないレベルのご都合展開だと思います。
作者の思考や意思が出すぎている。ここまでやられたら作品に入り込めない。少女漫画にありがちなこういうの見るとほんと作品見れなくなるからやめてほしい
そのあと階段から主人公達落ちて覆い被さるとかどんだけベタなのか!今後もこういったありきたりな事象が続くのだろうか
{/netabare}
何だかんだ絵の動きや声優さんがいいのもあって気になるから続き見るけど、作者はもう少し現実味の有りそうな展開やキャラを作ってほしい
なんか残念

でも割りと楽しみながら見れるのはなんでだろ。

4話は最初1話飛ばしたのかと思った
{netabare} いきなり眼鏡っ子が眼鏡をはずして美人になって登場。何で突然イメチェンしたんだっけ??
美人は眼鏡をかけても美人なので、この漫画みたいに眼鏡をはずしてお前美人ジャーンとはならないと思うのだが。
そしてユリ女キャラにも相手の男ができて、なんだここ文芸部はリア充の巣窟か?
おかっぱ黒子ちゃんの声と言動が面白くてかわいいので他はどうでも良くなった来た {/netabare}

8話くらいまでみた
なんか若い子が初恋成功させるの見ても
イライラが来て爆発しろ!と思ってしまう
リア充のイチャイチャを見せつけるだけのアニメではないと思うが、見ると呪詛が溜まってきます(^O^;)
全員失敗バットエンド希望!

12話最終回見ました!
最終話は完全に展開についていけません!女性作者の妄想を爆発させています。たぶん男が見てもなんのこっちゃですが、女性が見ると各キャラの気持ちも整理され落としどころがついてあー良かったというストーリーに感じると思います。
{netabare} 各キャラの心情を色鬼ごっこさせることによって昇華させるとか、私が逆立ちしてもできない発想が恐ろしかった。どんな人生を送ってきたらこんな最終回を思いつくのか、謎は深まるばかりです {/netabare}
良くも悪くも少女漫画アニメでした 最後まで見続けれたのでいいアニメだったと思います スタッフさん達のやる気を感じました
高校生のイチャイチャを見せつけられて死にたくなりましたので2周目はしたくないです

点数
76点

投稿 : 2019/09/24
閲覧 : 362
サンキュー:

14

ネタバレ

へも さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

♀これは・・・非常に興味深いっ♂ ⇒ 最後まで面白かったです!

原作未読。
皆さんのレビューをチラ見してから、ドキドキしつつ本編をじっくり観させていただきました。

こ、これは!! たいへん面白いですねwwwww
マンガやアニメのエロ描写がどんどんエスカレートしていっている中で、等身大の高校生女子/男子がウブに悶々としているさまは、逆に新鮮に感じます!
「セックスです」とか「童貞奪っちゃう?」とか生々しい言葉は出てくるものの、実際に性的なシーンはほとんど無かったです。それでもお話としてジワジワくる面白さがあって、これはキャラ造形・配置と、脚本力の勝利だな~と思いました。ハンコ絵なキャラデザではなく、地味だが愛嬌のあるキャラ、ミステリアスなキャラ、皆がいきいきと動いていると感じました。
OP・ED曲がハニワなのも女子ウケ良さそう!


真面目な顔してエロいことを語りますがw、思春期の男性はまず自慰で快感を得られることを知っているから、貪るような性獣と化すのです。それに対して思春期の女性は、和紗が正にそうですがどうしても受け身なので、屈服させられる・侵入されるといったイメージを持っているのでは?(自分が男性なので想像に過ぎませんが)
わざわざ「破瓜」というネガティブで痛々しげな言葉を使うあたりが、女の子の“性に対する恐怖感”をあおっていて実にリアルでした(゚∀゚)
和紗が泣きながら暴走し辿り着いた跨線橋で、股下に突っ込んでくる列車、トンネルへとすっぽりと入っていく・・・何というメタファーなのでしょう!!

私が北方謙三で、和紗が悩める青年男子であれば、「ソープへ行け!! 女を抱けば世界観が変わる、まずはそれからだ」とハードボイルドな回答を与えるところですがw、和紗は純情でたおやかな乙女なのです。彼女はまだ性に対して恥じらいが先にあって、上手く向き合えてないですが、この作品の終わりに彼女達がもがきながら到達する回答を心待ちにしたいと思います(・∀・



あとは余談で;

・主人公の和紗と親友の百々子は、第一印象で「まるちゃんとたまちゃん?」と思いましたww The 地味!って感じですが魅力にあふれてます。

・みんなツッコんでますが、もよちーとちかぺのユーフォコンビが斯様なお話で視聴できるとは!! カラミ多いといいなぁ♪

・新刊案内リーフレットに、火浦功への無言の圧力が見えた気がしたww


<2019/09/23 最終回視聴後の追記>
いや~ 最後まで勢いが衰えることなく面白かったです!! 現時点で2019年マイベスト作品ですね♪

作中ではいろいろな立場の対立/和解を見せてくれました。根源的なもので言えば、男/女、子供/大人、モテ/非モテ、性愛/純愛、ヘテロセクシャル/ホモセクシャルなど。これらは根源的であるがゆえに古くから人類が苦悩してきたテーマであり、古典から現代に至るまで文学作品に言葉で綴られてきました。名作と呼ばれている文学作品は何かしらの苦悩を描いたものがほとんどですからね。
でも、本作品主人公の少女たちは文学にヒントは得ていましたが、それぞれが自らの決心した一歩一歩を踏み出すことで大きく成長していきました。ノーマルに恋愛成就させた和紗や部長、禁断の愛に踏み込みつつも強く克服したひと葉さん、未熟さを知り自らの信念にて寄り添うもーちんと菅原氏。。
ラストはみんなのアフターストーリーでしたので2期制作はないのかなと思いますが、綺麗にまとまってて良かったです!
(個人的には正統派ハッピーエンドが好きなので和紗と部長を応援したい。最後の「入った」のセリフに安堵を感じてしまいました///)

またまた真面目な顔してエロいこと語りますがww、泉の言っていた「性の対象としては菅原氏、恋の対象としては和紗」とのセリフは同じ男性として「あ~すっごくわかる///」と納得してしまいました。抑えきれない情動を男性はみんな必死で抑えこんでるのです。まあ僕自身は非モテ人生なので、泉のような贅沢な選択の悩みはありませんでしたが・・・

そういえば原作マンガとはどう違うのかも気になりました。読んでみたいな~~

投稿 : 2019/09/24
閲覧 : 355
サンキュー:

34

ネタバレ

Redils さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

頭の中えすいばつな文芸部

原作:岡田麿里 
漫画:絵本奈央
アニメーション制作:Lay-duce

原作未読

部活物です。女子高生です。テーマは性です。

これは…

深夜放送ですがTVアニメとしては凄い内容かもです。

大胆な性描写がされているわけでないけど、死ぬ前にSEXとか好きな相手の自慰現場目撃とか…小さなお子様のいるお茶の間で家族で見るのはムリですな(笑)

純文学(官能小説っぽいが)という踏み切板をきっかけに、性への興味という飛び箱を奥手な思春期の女の子達がどうやって飛び越えるのか、をアニメで表現しようとしているのかなという印象です。

荒ぶる季節…抽象的だけど大胆で素敵な表現ではないでしょうか!
安易に体を売る少女や逮捕される大人が出て来ないことを祈りま(マテ

少年漫画でありながら少女視点の心情描写がやたらリアルに感じるし、展開がとにかく甘酸っぱい青春の味を思い出させてくれて興味をそそられる気がします。

原作者の名前を見て納得してる方も多いのかな?

私は女性ではないのでわかりませんが、今の女子高校生たちがこの作品を観てどのように感じるのか、受け入れられるものなのかを下心抜きで知りたいですね。

全話視聴完了して追記

最終回ちょっと無理やり感もあったけど、まあまあの着地でまとまった感じです。
感動するようなウルトラCは無かったのでこんな評価デス

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 273
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14

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子高生の有効活用。

詳細は公式でも。

「あの花」の岡田麿里さんが脚本ということで、
今期の本命候補の一角でしょうね。

“性”に振り回される文芸部のJK5人たちの日常を
描く物語のようですね。
「地味子」と呼ばれるヒロイン・小野寺和紗が、
幼馴染でイケメンになっちゃった泉の自慰シーンを
こう目撃してしまって……というね。

何ひとつケチの付けようがない完璧な初回でした。
作画、キャラデザも良好。これは継続視聴決定です。

====第9話視聴後、追記です。

かなりハードルを上げて視聴してきましたが、
そのハードルを楽々超えてきているナイスな作品。
さすが岡田マリーというところでしょうか。

ここから終盤に向けて、文芸部の女子たちの恋は
どうなっていくのか。楽しみですね。

=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
文芸部のメンバーそれぞれが、リビドーの深淵を
覗き込み、思い悩んで泣いて…

そして泉も…
というお話です。
{/netabare}
泉の気持ち、わかりますね。
リビドーが恋心だと錯覚してしまうことは、まま
あります。ここまでは菅原氏の狙いが当たると
いうことになりますね。本人は散ったと思って
いますか。

いやあ、面白いです。

=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
おおう…
曽根崎先輩が退学処分になりそうなことに抗議
するため、ミロ先生を拉致監禁することに…
{/netabare}
最終回を前に、いよいよ荒ぶってきた乙女たち。
はたして、どういう結末になるのかしら。
面白いです、本当に。

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
結局、ミロ先生の拉致監禁が土日前だった
ということで、頭を冷やして穏便に解決しましょと
いうことになりました。
ただ、横断幕に要求を書きなぐり、曽根崎先輩の
退学を無効にする要求は通ったかなと。
で、まあ、それぞれの決着がついておしまいという
エンドでした。

最後のトンネルに「入った」は、ちょっとねえ…。
視聴者に「もしや、貫通した?」と思わせようと
いうあざとさを感じますよマリーさんw
{/netabare}
ストーリー、作画、キャラ、すべての面で高い
水準の作品でした。
性に振り回されるJKたちの苦悩、オンナの面など、
あっちと違って女子高生を目一杯「有効活用」した
作品ですねw

ただ、なんていうか、ちょいちょいエッセンスは
蘇るんだけども、全体的には遠い日の花火みたいな
距離感を感じる内容でした。
いい作品なんだけど、リアルに寄り添う感覚には
なれないなーという。現役高校生なら、身に詰まる
ものがあるんでしょうかね。

なんでしょうね。
おっさんが観ても、そんなに響かない作品なんで
しょうか。いや、面白かったんですけどね。

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 380
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19

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子高生頑張れ!ついでに泉くんも

原作未読
8話迄視聴
早い段階で男にとって痛々しい演出があり、この感じで押されては?の心配も他所に、各々のキャラもしっかり活きていて、日々葛藤、心境の変化、女子ならでは?の心理描写が交差する様が魅入られます。
今期視聴が楽しみな作品の一つです。
女子高生頑張れ!

視聴終了
経験の無い女子高生の恋愛に絡める性衝動と興味。私にとって、一番遠い場所にある領域。新鮮なものの、一抹の不安を抱えながらも、各々のキャラが活きていて魅入られる形での、視聴終了です。

にしても作中である意味一番心を摑まされた台詞はやはり、最終回の泉くんの思わず口をついて出た台詞(^^)
男らしく且つアホで、女子からするとサイテーですし、もし私が居合していても後ろ向いて、こいつアホやって笑えるでしょう(^^)
しかし男として基本的な考えかと、この位置から個人の感性、経験、年齢などによって左右に振れて行くものかと、ラストやり切って疲れて寝てる彼女たちの姿は良かったです。
本当に楽しませて貰いました。本作も今期の一番候補でしょうが、何せ今期は乱戦です。

投稿 : 2019/09/22
閲覧 : 239
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ゆき さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良作

最初は奇をてらった感じのギャグアニメで終わるのかなーと思っていましたが、最後まで視聴してよかったです。
己の中に同居している、みだらな欲望と、それを疎ましく思う潔癖さが、思春期の少年少女を悩ませる…
みたいな感じでした。
性欲に振り回されず、また、世間一般?の恋愛観に無理におさまろうとせず、自分の気持ちと向き合う。
じゃなきゃ、関係は壊れてしまうものです。
ヒロインと幼馴染くんが、ちゃんと話し合って同じ気持ちだと分かり合えるシーン、とても素敵でした。
美少女ちゃんは、伝え方とかアピールの仕方があまりにも歪んでました。その容姿ゆえの歪みかもしれませんが、それじゃ純情な男の子は振り向かないよなあ、と。
そこそこ遊び慣れしてるゲスい大人とかは好きだろうけどね。
拗れたまま終わりそうで怖かったですが、みんな自分なりの答えを出して大人になれたみたいで良かったです!

投稿 : 2019/09/21
閲覧 : 240
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9

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ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

性に振り回される女子高生たちの物語

シリーズ構成
凄く良かったです。原作者であり、神級の恋愛アニメを作るのが得意な岡田麿里さんですよ。素晴らしかったです。何も文句がないです。一つ言えば後半は前半よりかは盛り上がりが少し落ちたかなと思った印象です

キャラ
群像劇なので一人一人に焦点がおかれているのが凄く見やすいアニメでしたね。特に好きななのは菅原氏のパートと部長のパート。キャンプファイヤーでの告白シーン最高でした!このどうしようも男子の考えが変わったところだったのであのシーンは何度もみたいですね。
部長が告白されたときの『かわいい』だらけの演出も神がかっていて非常に素晴らしかったです

岡田麿里さんの脚本はほんと大好きです

投稿 : 2019/09/21
閲覧 : 194
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17

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MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

品のいい

品のいい男性たち。

投稿 : 2019/09/21
閲覧 : 198
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ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心をえぐられるむっちゃ面白くて危険な青春アニメの大傑作!

最終話を見終わって、泣けるポイントは何もないのに感動で泣いてしまった。
ほんとに超オススメのアニメとなりました。大絶賛します!
ラストでの白ベースにまだらに様々な色が付いている演出、彼女らの今を的確に表現しているし、今後も暗示している。
青春のドタバタ劇のようで、ベースに文学的要素を散りばめているこのアニメ。
最後まで文学的で、青春していて、素晴らしい作品でした。

ちょっと作品を振り返ります。
誰しも思い出したくもない黒歴史というものがあるだろう。
この物語は表向き女子高生5名の青春の物語ではあるが、
その裏側にあるどろどろした心情をメインに描いている。
そうだよね、実際裏ではこういうこと考えているよね~、という、際どいところを突いてくる。
バラエティに富む登場人物と、時にシンクロしながら、時に衝突しながら展開する物語。
見ていてとにかく心をわし掴みにされる、というか、人によってはトラウマになるのでは?というくらい、危険で素晴らしい。
見たいような、見たくないような、こんなにドキドキするアニメは今までなかったよなあ。

ついでにオープニング。HoneyWorksの曲でこのアニメのために作ったようだ。最初のところでメインの5人が少しずつセリフを朗読するのだが、毎回異なる内容なのが恐れ入る。最後はセリフ無かったけどね。

原作もあるようですね。未読ですけど。
とにかくアニメ作品としての完成度は素晴らしいものがありました。
こんなアニメに出会えて幸せです。

投稿 : 2019/09/21
閲覧 : 232
サンキュー:

18

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

荒ぶる季節の乙女どもよ。

面白そうになりそうでならなかった。
特に終盤は何やってんのという感じ。
菅原氏の顔面パンチは笑った。

投稿 : 2019/09/21
閲覧 : 225
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※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

性への葛藤。青春の青色。

女子高生のお話、今期多いですね。ギャグもありますが、どちらかというとシリアスというか、人間関係の少し嫌みな部分とか、少しリアルな部分があります。
それぞれが恋に落ちたりする感じでしょうか。
いや、恋というよりもっと艶かしいものですね。

オープニング、chicoさんです!乙女どもよ!
作品にあっている感じしますね。


文学という枠組み、それを超えるもの。なんかいい。
女子高生がかっこいい泉くんの童貞うんぬんとかきくと、今の女子高生こんななのか?とも思ってしまいますね。逆にいい(笑)


セッ〇スが重要になりそうですね~♪
泉くんがオ〇ニーしてるとこみちゃうやつか!
見ちゃいましたね~♪ダメですよ~男の子が返事しない時、部屋に入っちゃ~♪
これ気になりますね!

エンディングは麻倉ももさん。こっちもハニワです。

かわいい声です。

2話。それぞれが別の視点で悩みを抱えているね。
同じ性というものだけど視点が違うだけで。

かずさちゃん、それは自分が泉くんのことを無意識に意識してるね。

泉くん、断るってさすがやね。(例の女子高生もただではひかないね~♪)

青春してるじゃん。

顧問がいなかったのかい(笑)

知らないうちに文芸部は皆の居場所になってる。

的確だなぁ。かずさちゃんの気持ちもわかるけど、泉くんにも理由があったものな。

かずさちゃんはとっくに泉くんのことが好きだった。
自覚したね。
ひゃー、青春だ~♪

3話。顧問が見つからない。

女子高生も考える。泉くんも驚き。年頃なので難しいですよね。

泉母、男の部屋に女の子勝手にいれちゃダメでしょ~

危ないよ!そんな無理矢理に経験しようとしなくてもいいんだよ。お相手…もしや…先生。

ブルーレイ、泉くんにばれてるよ。ばれないわけがないんだよなぁ。

山岸先生、つかまっちまったな。山岸先生、すごいまじめじゃないですか!国語の先生、さすがだ。
ミロ先生…Oh ドンマイ。

文芸部、一人ずつが各々、少しずつ変わっていく。
強い子のミロ?

ブルーレイを返しに来た。乗り物好き関係ある?
たぶんないと思うよ。そういうものに興味をもつのは年頃だから。

ああー。泉くん、傷つけないように、考えないっていっちゃったか~♪かずさちゃんが一番嫌なのは、意識してもらってないことだな。

乙女心は複雑なのです。特に好きな男子なんで。

4話。曽根崎さん、眼鏡をとって…
恋が変えたのか?恋がかえるのか?
迷走してるんだな。
彼は曽根崎さんを意識はしてるね。

前回は泉くんとすれ違いというか、男女の考えの違いか、価値観の違いか、いろいろ言い方はあるな。

菅原さん、何を抱えてるんだろうな。
もしかしたら、麻倉さんの役の子は菅原さんに恋をするのかもな。須藤さんか。

本郷さんは本郷さんでいろいろ葛藤してる~♪
先生とどうかなるのか?

須藤さん、カラオケに誘われる。小学校の同級生。憧れだったなんとかくん?

曽根崎さん、ギャルさん(戸松さん)と少し仲良くなりそう。そしてレポートを書いてきた(笑)

これは立派な恋文ですか?曽根崎さんが恋してきてる~♪
かわいいといわれたことがない…彼の言葉が身に染みる。bgm神。
菅原さん、そこで450円といえるのかっこいい。何者にも屈しない!

本郷さん、先生に発情したか(笑) 
ドストレートで心に来る。

菅原さんと泉くんが一緒のところを見てしまったかずさちゃん。誤解だろうけど、いつも最後持ってくね~♪面白い。

よく言われる言葉。女の子は恋してる顔が一番かわいいんです!

5話。電車のことで夢中になる泉くん。いい雰囲気。
そこにあのおっさん。
三枝さんというおっさんに何かを思う菅原さん。

本郷さん、悩んでるんだな。すごくかわいい。

三枝さんは演出家だったのか。
やべぇ、変態だ。ロリコンだ。やっばいやつやん。
12歳の菅原さんに蹴ってくれって…
(何を求めてるんだ…) したいっていったら警察ですもんね。
小さい頃の菅原さんには、三枝さんは大きな存在だったんだろうね。三枝さんの歪んだ愛に感じる。

そうね、これっぽちもしたくないというのはよくないね。
あーあーあー。かずさちゃんが好きなこと泉くんにいっちゃった。そんな菅原さんの笑顔は最高にかわいかった。(泉くん、恋に落ちちゃったりする?)
200円で奢るっていうなんとかくん。けちい。

泉くんとかずささん、家族でボーリング。


うわ、この杉本くん?気持ち悪い。自意識過剰だ。
ちょっとひく。

(個人的に本郷さんが一番きてる、かわいい。素直でかわいい。葛藤するのいいね。)

泉くんと菅原さん、お互いに変なやつ。
なんだか同じことを思っていそうでかずさちゃんはモヤモヤしている。

やっふー!よろしくお願いしますだってよ!
曽根崎さん、どうなるんだろう。ワクワク。
恋が乙女を変えていく。

6話。文化祭&合宿。


菅原さんいいキャラといろいろと刺激を用意してくれますね。泉くんとかずさちゃんの応援と鬱憤ばらし。

本郷さんが自分の書きたいものを書くっていう方向に進んでいくのはなんか嬉しいですね。

7話。
かずさちゃんの気持ちが大きく揺れ動く。自分の気持ちに気づいて、それを伝えようと決意する。

ただ、近づくものもあれば、離れる気持ちもありそうです。
菅原さんの恋の相手ももしかしたら泉くんなのかもしれない。

大きな三角関係が始まりそう。

8話。一先ず。この子達は、いろいろぶつかることはあるかもしれない。それでも、どこまでいっても友でいられるんだなと思った。またぶつかるかもしれない。それでもだ。

伝説の成功者が先輩からだというのも良かった。
グッと来る。

菅原さんの行動は皆を動かした。だからこそ自分のためにも動いてほしい。

泉くんの本心とかずさちゃんの本心。それが実を結ぶ

菅原さんの初めての恋と失恋。ただ今回はそれだけで諦めない。そうなる気がする。

成功するものもいれば逆もいる。

9話。まさかの菅原さんが攻める。どうして泉くんにそこまでときめいてしまったのだろうか。友情より自分の欲望を選ぶ。恋なのだろうか?

うまくいくのだろうか?正直わからない。どちらも手に入れられないかもしれない。菅原さんは。

砕けてしまうかもしれない。でもその後にかずさちゃんたちが支えると信じたい。

10話。菅原氏の揺さぶり。『たってた癖に』は強い。
皆が皆性に葛藤する。
先生優しい、そして真実か。意気地がない。

ももちゃん、言ってやったな!付け上がらせるな!
ヤバイのは男の方なんだよなぁ。

いいねぇ~。ももちゃん、菅原氏に告白~♪

そしてももちゃんの言葉で今までの自分の行動を自覚したか。

泉くんも自己嫌悪でかずさちゃんに好意を確認か。

泉くん、それはしょうがない。男は。

ギャルさん、退学か。妊娠か。

どうなるんだ?

11話。曽根崎先輩の退学。

菅原氏、ちゃんと向き合えましたね。

ここからはデモだ。先生方、問題は多いかもしれないが、まだ子供だもの。叱って許すのが大人では。
そういうのではダメな時もあるけど。

最終話。泉くん、性癖歪んでるねぇ~♪
好きなのはかずさ。性の欲求を感じるのは菅原さん。それだけ聞くと最低な男だぞ。

菅原さん、本気だな。荒れてきたな。かずさちゃんも勝負に出たな。戦うとは?

先生、落ち着いてんな。色鬼をさせるって。
主観と客観か。説得力がある。

鬼の視点を理解する、ね。

この鬼ごっこで、それぞれが感情の整理をつける。

泉くんの性は普通の生理現象なんだよな。かずさちゃんとのことは距離が近すぎたこともあるしな。

菅原さんはももこちゃんともしっかり向き合えそうだな。そう願ってる。

本郷さんと先生も通じ合うとこあるなぁ。

青春のアオだなぁ。人によってそれぞれの捉え方。

いろんな色を重ねて成長していくんだね♪
皆スッキリした顔してまあ。

一年後かな。皆いいかおしてる!本郷さん楽しそうだ。菅原さんとももこちゃんもいい感じだ。

ギャルさんも子供が生まれ、曽根崎先輩も大学ね。

最後のももこちゃんと菅原さんの葛藤が良かった。

本郷さんと先生もね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

面白い!単純なことですが、話が面白い。新鮮です。女子高生ギャグというのは今までもありましたが、性への葛藤というものはあまり見たことがないです。

最終話、走った感じがありますが、まとまっていました。

本当に青春してるお話だった。

投稿 : 2019/09/21
閲覧 : 417
サンキュー:

20

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おもち さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

タイトルそのままの青春アニメ!

思春期における〝性〟をテーマにした青春アニメ。
全てにおいて丁寧に作られている作品だと思います。
個人的にひと葉(黒沢ともよ)が気になる、声も特徴があって良いキャラクターです。
脚本の岡田さんの作品は結構ドロドロした展開になることが多いので、そこが少し心配です。
〝性〟がテーマということで躊躇してしまうかもしれませんが、ぜひ観て見てほしい青春アニメです。

投稿 : 2019/09/07
閲覧 : 183
サンキュー:

9

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Tom さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

タイトルなし

過去に原作何冊か読んでる状態で視聴

声も特に違和感なく見れてる

投稿 : 2019/08/22
閲覧 : 202
サンキュー:

3

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北沢はぐお さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

おもしろい!

みんな可愛いし、面白い!
最初はちょっと下品なアニメかなと思ったけど、女性作家だけあってやっぱ作りが丁寧ですね

{netabare} 5話の最後のシーンめっちゃお洒落。 {/netabare}

投稿 : 2019/08/04
閲覧 : 199
サンキュー:

5

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イヌイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

ただおかしく下ネタを言ってるのではない。真剣に言っているのだ。

2話まで視聴。
すげぇ。
事前にあらすじなしで見たので、女子高生どうし「(σ≧▽≦)σ(/▽\)♪」
A「青春は遊びじゃない!!」
B「じゃあ、なんだぁ!!」
A「タピオカだぁぁぁ!!」
B「ウケるーーーーー。タピるかーー。」
と思いました。
違いました。
女子高生の思春期?によって下ネタの反応が敏感になる!
そして、恋の悩み!
ただの恋愛アニメではないと思いました。
とても面白かったです。
良いですねーーーーー。恋の悩み。
うらやまーーーーーーーーーーーーーー。

すいませんでした。

実は無駄使いの方だと勘違いし(どうなったら間違えるんだよ。)
ギャグに備えていたらまさかの下ネタ。
驚きました。
でも、一見卑劣に聞こえて画面を見ると
ふざけているのではないと分かりました。
「え?何でふざけてないの?」
自分にとって下ネタはそんな印象じゃないと思ったのに・・・
自分が情けなくなりました。
あと、なんかリアルでただ普通にキャキャ(/▽\)♪ではなく甘酸っぱく性に振り回される展開。
すげぇな・・・
と思いました。
そして、恋愛など未経験な人たちが繰り出しているので、完璧にいくよりも全然良いなと思いました。
恋・・・良いな・・・
これからも見続けたいたいと思います。
レビューを見ていただきありがとうございます。

投稿 : 2019/07/25
閲覧 : 264
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

タイトルなし

                               
【各話感想】

◯1話
{netabare}文芸部に所属する女子高生達が「性」に振り回されるお話。
絵はふんわり系で雰囲気も青春モノっぽいけど、中身はまさに「性」に関する直球表現ばかり。
でも嫌な下品さを感じなかったのは、等身大の女子高生の心境を真っ直ぐに描いていたからかも。
主人公・和紗が幼馴染・泉のとある現場を目撃してしまい、思わず走り去る最後の展開には度肝抜かれたw
性的に見える街の看板とか、挿入歌の「TRAIN-TRAIN」に合わせた電車の表現とか、正直笑ったww
見せ方が上手い。次回も楽しみ。{/netabare}

投稿 : 2019/07/08
閲覧 : 145

momo4989 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2025/02/07
閲覧 : 0
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荒ぶる季節の乙女どもよ。のストーリー・あらすじ

あなたの“はじめて"を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性"に振り回され始める。(TVアニメ動画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年夏アニメ
制作会社
レイ・デュース
公式サイト
araoto-anime.com/
主題歌
《OP》CHiCO with HoneyWorks『乙女どもよ。』《ED》麻倉もも『ユメシンデレラ』

声優・キャラクター

河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹

スタッフ

原作:岡田麿里、漫画:絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社『別冊少年マガジン』連載)
監督:安藤真裕/塚田拓郎、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり、音楽:日向萌、美術監督:中久木孝将/中尾陽子、色彩設計:山崎朋子、撮影監督:長田雄一郎、音響監督:郷文裕貴、編集:髙橋歩、アニメーションプロデューサー:米内則智

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