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「荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)」

総合得点
79.8
感想・評価
606
棚に入れた
2265
ランキング
486
★★★★☆ 3.8 (606)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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荒ぶる季節の乙女どもよ。の感想・評価はどうでしたか?

とまと子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

乙女革命。

 
岡田麿里さんのオリジナルストーリー

最初は「どうかな?」とか思ったんですけど
最後まで見通してみるとすごく好きになりました

きっとマリーさんにこの設定が合ってたんだと思います

「凪の明日から」のときにも思いましたが
岡田麿里さんの脚本は”限られた空間”を舞台にすると
物語がものすごく広がるような気がします

閉じ込められたエネルギーが四方八方の壁にあたって
変な角度に折れ曲がって
変な結論に達する
当人にとっては極めて真っ直ぐな結論なのに

特別な問題とか状況とかじゃなくて
優れた人とかスゴイ人とかでもなくて
ありふれた たいしたことないような問題で
みっともなくジタバタして駆け回る登場人物たち

ホントにかっこよくて魅力的です

荒ぶって、抗ってる彼女らは
何と戦ってるんだかわからないけど
実に果敢で勇敢な戦士に見えます

 荒ぶれ、乙女たち
 抗え、乙女たち

 痛みを知ってゆけ
 栞はいらない


CHiCO with HoneyWorksのOP曲がすっごくいいです。

投稿 : 2024/09/16
閲覧 : 38
サンキュー:

2

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

岡田 麿里らしい題材

 原作は未読。
 思春期の性への悩みや好奇心を扱った作品は男性主体のものが多く、本作のような女性主体の
作品は割と珍しいかも。

 文芸部の5人の少女の性に対する葛藤が描かれるが、精神的なものを高尚なものとして捉え、
それに対比するかのように肉体的な部分はそれより下に見てしまうのは、文芸部らしいと
いうか。。。
 もっとも性の捉え方やそれに伴う自身の状況は5人それぞれ異なっており、このバラエティ
感が面白い。
 とは言え、その描かれ方の深度に差があり、小野寺 和紗と菅原 新菜の問題に関わる典元 泉の
ように、二人のヒロインに対する男性側の事情を披露するようなケースもあれば、
須藤 百々子との絡みで登場する杉本 悟のように舞台装置に過ぎないようなケースも。
 あと性への問題を謳っている作品だが、実際の性的行為(セックスそのものでなくとも)に至る
者が皆無だったのも意外と言えば意外。
 そういう点ではあくまで観念的性問題で終わってしまっていた感も。

 数々のアニメ脚本を手掛ける原作者の岡田 麿里氏だが、元々性的と言うか、ある種の
生々しさを感じるような作品が多く、そういう意味では本領発揮という印象の題材。
 個人的には割と作風が好きな人で、話の広げ方は見事だなと思うことが多々。本作も序盤は
本当に勢いを感じる。
 ただ過去作品を観ると話を広げたまま終わってしまったり、終盤無理矢理押し込んで終わらせる
ことが多い感もあり、本作の締め方も後者の印象がある。
 もっともこの押し込んだ感じがドタバタコメディとしての面白さを引き出していたとも
言えそうだし、10代のモヤモヤした悩みは最後の大暴れ?で発散させたことで解決という
流れは、ある意味説得力があったりもする。
 青春ものという人間ドラマとしてはもっと話数を取ってじっくり観たかったが、2クールだと
中だるみしそうな感もある。

 キャストでは本郷 ひと葉役の黒沢 ともよ氏、これまで演じてきたタイプとはまた異なる役柄で
印象に残った。なんか新井 里美を思わせるような感じ。

2019/09/26
2024/06/02 加筆・修正

投稿 : 2024/06/02
閲覧 : 253
サンキュー:

9

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

純粋すぎるラブコメ

子どもから大人になる過程で誰もが通る、性と恋愛に興味がどんどん出てくる時期の女子の気持ちを丁寧に描写した傑作!
ギャグっぽい展開もあるけど本人たちはこれでも真剣なんです!
とても面白かった!

文芸部の活動で、官能小説を朗読していたら性や男女交際に強い興味を持ってしまった文芸部員の女子高生達
でもそんなことに興味があるだなんて恥ずかしくて言い出せない。でも気になって仕方ない、実はかなり興味津々
そんな女子高生文芸部員達が、それぞれ身近な男性に性的な感情を抱いていき、純粋な恋と性への興味、恥ずかしさ、先に進みたい気持ちもあれば、距離を置きたい、逃げたい気持ちもある。時には男の負の側面を見て幻滅することも。そういった色々な感情がごちゃ混ぜになってモヤモヤしてうわーってなってる女子達がかわいい

最初はエロ全開な話かな?って思ったけど、中高生が異性に興味を持つ過程で通る道としてエロ抜きには語れないわけで、いやらしいエロではなく純粋な恋愛に目覚める過程でのエロで健全で純情だとおもった
話の中心はラブコメで、女の子達の気持ちの揺れ動きがとても見ごたえがあってかなりオススメのアニメ

えすいばつはかなりツボ

投稿 : 2023/08/01
閲覧 : 380
サンキュー:

29

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思春期における性という「異界」

本作はとある共学高校の文芸部に所属する少女たちが己の「性」に向き合って振り回される群像劇である。スクールカーストにおける立ち位置はさほど高くなく、教室の中でもぱっとしない、あるいは浮いている彼女らは、女子だけの空間でちょっとエッチな純文学を音読するささやかな部活動を日々楽しんでいたが、ある日「死ぬまでにしたいこと」を尋ねられた部員の一人である菅原の「セックスです」という衝撃の発言を契機に文芸部員たちは性をめぐる混乱に陥っていく。思春期における性的成熟は外の世界を自覚する大きな契機となる。もっとも性は身体の数だけ存在している。となれば自分の性はまだ誰にも言葉にされておらず、自分自身言葉にできるものはいない。そこで少女たちは文学の言葉の中から自分では名前をつけることができなかった自分感情を探し、時にノートに書き出し、自身の性を言語化することで自己を確立しようとする。個人が自らの生を基礎付ける「物語」を生み出す上で日常的な世界とは異なった理を持つ「異界」の視点が必要となる。こうした意味で本作は思春期における「性」という「異界」を様々な視点から描き出した作品であったといえる。

投稿 : 2023/07/31
閲覧 : 108
サンキュー:

1

mon(萌レビュー) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子中心の恋愛アニメ。結構面白かった。

文学部の女子校メンバーの恋愛物語。ベタだけど結構面白かった。主人公にオ〇ニーみられる幼馴染の男の子とか新鮮な構図だった笑。最後の終わりは勢いで適当に終わってしまったのが残念。

投稿 : 2023/05/04
閲覧 : 198
サンキュー:

3

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

キャラデザ微妙

この作品キャラデザも微妙だし内容もあまり品が無くて
ストーリーやキャラを初めに全般的にこの作品のノリに対して合いませんでした。

【評価】

40点・C級

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 135
サンキュー:

1

青星アーツ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春時代の葛藤

思春期の性に悩んだり、恋に悩んだりする
少女たちの話。

投稿 : 2023/01/22
閲覧 : 162
サンキュー:

2

ネタバレ

tot さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実は青春恋愛王道もの

傑作。

恋愛学園ものが部活・文化祭・バレンタイン・卒業式といったベタで使い古されたクリシェの使い回しで、かつ幻想としての古くさい恋愛観の反復であるのに対し、本作は女性視点でちゃんと恋愛を描き切っている。

監督は絶縁のテンペストや花咲くいろはの安藤真裕とfateほかの塚田拓郎で脚本は岡田麿里。原作は絵本奈央で、ストーリーと一つ一つの細部や展開が考え抜かれて安心感がある。

前半は、たしかに女子高生達の過剰な「性」への意識(自意識)を書いているようだが、漫画でもアニメでも女性視点の「性」への妄想や当たり前にある志向性がほとんど描かれてこなかったことへのアンチテーゼになっている。正面からそれを描いているのは他に「クズの本懐」がわずかに挙げられるくらいだろう。

青春期の恋愛と性意識は切り離せず、だからこそ生じる葛藤や、恋愛と性との分裂、年上との恋愛幻想、同性愛、作中人物達それぞれが正面から向かい合ってそれと切り結んでいく様が丁寧に描かれている。一組のカップルのトラウマ的な障害とその解決、共依存的恋愛関係の成立といったエロゲー的な恋愛とも、内気で恋心を告白できないという葛藤を延々と引き延ばすようなストーリー展開とも無縁。主人公の小野寺和紗と典元泉の恋人関係が成立してしまった後も、その関係をめぐって文芸部の「乙女」達はさらに一歩踏み込んで互いの間の関係を確かめ合う。「荒ぶる」「季節」にしかありえない、そんな貴重な感情と経験が一つ一つ描かれている。

原作未読なので、おそらく原作の細かな設定や取り上げるべき細部が多く省略されているのだろうが、それでも全十二話でテンポよく構成して、和紗の「鉄道」(=男根)をめぐる妄想をラストシーンで拾い上げる、「色鬼」に托されたモチーフと学校への抵抗とを呼応させるなど、細部をきれいに組み上げている。葛藤を一つ一つ乗り越えてぶつかり合う人物達の真摯さに、笑いつつ泣ける爽快なラストである。

投稿 : 2023/01/03
閲覧 : 179
サンキュー:

4

特にありません。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

皆んな、魅力的。

文芸部の女の子達、全員の魅力が表現されてた良い作品でした。

投稿 : 2022/08/20
閲覧 : 226
サンキュー:

3

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルのせいで見なかったがしっかり青春してて女子目線のエロを表現

「文学的なエロ」は正義の文芸部に所属する主人公達の青春物語。

男なのでよく分からんが、女性が描く女子目線のエロさなのでこれでだいたいあっているのだろう。エロに関しては描写はほぼないが、キャラの心情を通してかなり積極的に描いている。

先生はお縄になるレベルだし、リアルっぽくて実は全くリアルじゃない。

一気見に向いてる。

もーちん可愛かった。

投稿 : 2022/08/06
閲覧 : 153
サンキュー:

2

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

たたかえ!女子高生!・・・何と?www

愛とか、性とか、恋とか、友情とか、自意識とかで、
頭の中がパニックしまくる孤立系女子高生たち五人の大奮闘!

なんとなく苦手意識みたいのがあった岡田麿里さん{netabare}の作品なんですけど、
これ、メチャメチャ面白い!ですww

文芸部という逃げ場があるから、
孤立してても学校に居場所は確保できていて、
クラスではグループにも入れない変わり者女子たち五人の、
前向きなんだか後ろ向きなんだかさえよく解らない頭でっかちな迷走劇がすごく真面目で、
マジメ過ぎて、毎回なんか身悶えしながら笑っちゃって観ています!

こんな子って、たしかにクラスにいたけど、五人も集まってるって、すごいって思うし、
しかも、とんがり方のベクトルが全部違う子が五人も集まると、
もうなんか物凄いパワー!圧倒されて爆笑してしまいます!

本人たちはすごく真剣なんですよ。
それはもう、人生観というか死生観に関わる大問題に日夜悩んでて。
この時期を通り過ぎるのに、
すごく手間のかかる繊細な女の子、
やっぱりホント、いるんですよ。

愛とか恋とかえすいばつとかゴチャゴチャになって
猛り狂う彼女たち。
本当観てて楽しくて笑い転げちゃいます!

岡田さん、原作から立ち上げるとこんな面白いものを見せてくれるんだ!
って、すごく生意気だけど{/netabare}、評価急上昇しちゃってます。

ちょっと嫌なのが、
オープニング曲はとっても戦ってる感じでいいのに、
エンディング曲が、まるっきりハニワのままで、これは違うかなって思います。

たしかに、荒ぶってる彼女たちそれぞれに、
「しなければ、ならないとしたら・・・」って想定してる男性がいるにはいるけど、{netabare}
予定調和なラブコメになるんですよって、歌われてるみたいで、
そんな風に収まって欲しくないな。
本郷さんとか、メチャクチャに突っ走って欲しいなwww


4話目に彼女たちを表す、いい言葉がありました。
「黒い摺り硝子のような透明感」

屈折して、猛り狂って、轟いて!!



☆☆☆☆☆☆☆第8話「Legend of Love」観ました!

曾根崎先輩の、「ごめんなさい!」からの決死の告白、
最高でした!!!
もうね、鬼気迫る形相で天城君に迫り相撲のシコ踏むみたいに影を踏みつけながら
「私は今まで、肉欲と男女交際を、イコールでつなげて糾弾して来たわ!」ってまくし立て、そのあと一気に天城君に叩きつける台詞!
あんまり凄くて、爆笑しながら号泣しちゃいました!(*T▽T*)

しかも
そのあとの、泉と、和紗と、新菜の、
それぞれに荒ぶり猛る本気度!!
荒乙サイコーです!!!!!!



☆☆☆☆☆☆☆第9話「キツネノカミソリ」観ました!

リピートしまくって朝になっちゃいそうです。
予定調和的なラブコメ化して大団円・・・なんてならないぞ!って感じ、
すごくいいです!!!!
曾根崎先輩のハッピーリタイアと、
ももちゃんのサブキャラ化で、あとはハニワぽく甘口な展開かなって、
危惧も少しあったんですけど、
そんな甘いままじゃ、終わらせないって気合い、いい!

ここで「星の王子さま」もって来て、しかもメインの
飛行士と王子さまとヘビのエピソードじゃなくて、
王子さまと薔薇とキツネの話にアレンジしてしまう強引さ、
岡田さんさすがです、素敵です!

新菜の生まれて初めての、泉君の手を引っ張って自らに触れさせる捨て身の特攻戦と、
本郷さんの「捨てる覚悟」をパンツで象徴する修羅場の顛末、
とことん観続けて行きたいです!


☆☆☆☆観終わりました☆☆☆☆

よかったです。とっても。
最後には、ぐしゃぐしゃにならないで、
いいお話だった(^^)って言える感じで、
綺麗にまとまってて、
ストレスなく、気持ちよく、
観終えられて。

カップル成立は2組だけだけど、
みんなこれからだよって応援したい気持ちです。

退学しちゃった子も、
赤ちゃんと彼氏とラブラブな感じで、
安心しました。
なんか{/netabare}嵐のようなワンクールでした( ̄▽ ̄;)

投稿 : 2022/07/29
閲覧 : 903
サンキュー:

61

あきら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いが・・・

面白いが、最初と最後が苦痛を伴う。
この作者は性の露呈さえなければ、
もっと面白いだろう。
中盤は性の露呈が減少する。
そこがピークであろう。

それはさておき主格の女キャラの順位を記す。
1、部長の人
2、主人公女
3、作家の卵
4、劇団の女
5、主人公女と作家の卵にくっついている女

まあ時代的には5の女が持ち上げられそうであるが、
やはり1の幸福度と健気さが一番良かろう。

最後にこの作品の男たちに言うべきだろう。
女は奪い去り、若しくは得る景品であると。
それでなければ、弱い生き物は守れない。
女は強く抱きしめられたがっているのだ。
守られるためにだ。

投稿 : 2022/01/26
閲覧 : 301
サンキュー:

1

ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:途中で断念した

面白いけど・・・

物語→良い
声優→良い
キャラ→良い
作画→良い
音楽→良い

でも、あまり観ない事をお勧めします笑(←個人的な感想)
logicが破綻してますね↑

なんというか岡田麻里さん独特の・・・
あくまで個人的な感想です。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 447
サンキュー:

1

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

高校生って、"青春"でひとくくりにされるけど、だれが"青"一色って決めたんだ!

とても面白かったです。
そして、難しいテーマなのに、良くできた脚本だなぁと感心もさせられました。

テーマとして面白かった点は、大きく2つありました。
1つは、思春期の恋愛と"性"は切り離して考えられるかということ。
もう1つは、"青春"と言う言葉そのものに対するアンチテーゼからのジンテーゼ。
前者は良くあるテーマですが、後者はめずらしいのでここで触れてみます。

高校生って、"青春"でひとくくりにされるけど、だれが"青"一色って決めたんだ!
これをタイトルにしてみましたが、考えてみれば、確かにそうです。
もちろん、青春の"青"は、「未熟」と言う意味からきています。
しかし、その"青"そのものに突っ込むところが、この作品の面白いところです。

高校生たちは、みんな"青春"と言う言葉でひとくくりに扱われています。
この作品では、"学校"が、そのひとくくりの象徴として描かれていました。
しかし、実際は、その中で、みんな"いろいろ"なことを考えています。
そこで、"青春"と言う言葉の否定です。(アンチテーゼ)
つまり、"青"ではないと言うのです。なぜならば、十人十色だからです。
屁理屈と言われればそれまでですが、実際、それぞれ個人の"色"があると言います。

青春と言う時期は、成長を意味する"春"の手前の"青(未熟)"の季節です。
もちろん、本人たちは、それをわざわざ言われなくても分かっています。
つまり、高校生と言う時期が売りにもなるし足かせにもなると言うことを、です。
でも、だからこそ、この季節が貴重なものと言うこともそれなりに理解しています。
そんな季節にただ待っているだけなのは、時間がもったいなくてできない。
この物語の高校生たちは、そう断言し自ら行動を起こし恋愛をしていきます。

"青"一色でひとくくりにして「"青春"を謳歌せよ」なんて、大人の意見です。
しかも、大人は、そう言いつつも規律を守って良い子でいろとも言います。
そして、そんな大人が言う"青"とは、抑圧の象徴でもあります。
高校生たちは、今この季節が貴重だからこそ、そんな抑圧に屈してはいられません。
だからこそ、自分たちの気持ちのままに、大人の言う"青"に抗い、荒ぶれます。
でも、それは結局、”青春”を謳歌していることに他なりません。(ジンテーゼ)

"青"に抗い、"青"の下にはいろいろな"色"が眠っている。
そう言って"青春"を否定しつつも、"青春"を謳歌しろとこの物語では言っています。
この作品は、高校で習う「弁証法」的な方法を使ったとても面白い青春賛歌でした。
あたりまえの言葉に疑問を呈し、その意味を深掘りする脚本はなかなかのものです。

投稿 : 2021/12/02
閲覧 : 367
サンキュー:

27

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

揺れる思い、荒ぶる乙女心

原作 岡田麿里・漫画 絵本奈央。

文芸部に所属する女子高生が、
思春期特有の「性」の悩みに振り回される。
お年頃な乙女たちの青春群像コメディ。

大胆で繊細なテーマですが、
コメディタッチで描かれているため嫌味がない。
小さな共感とクスッと笑える展開が、
どこかにきっとあるだろうと思います。

4話視聴追記。
時代錯誤的に誇張された表現が微笑ましいと、
お気楽に見ていたのですが、
少女たちのあるべき葛藤が群像的に顕在化し、
ちょっと待てと…襟を正し始める。
{netabare}通過儀礼により失くしたものを問いただし、
失ったものの賞味期限を確かめているようだ。{/netabare}

これはただのコメディではなかった。

11話視聴追記。
揺れる思い、荒ぶる乙女心。
終幕に向け大きく動き始める青春群像。
{netabare}現状を維持するための行為が、
むしろ現状を理想から遠ざけてしまう。{/netabare}
青春のもどかしさが上手く表現されている。

最終話視聴追記。
新しく芽生える感情、
まだ名前も知らないその感情に、
振り回されては抗する乙女たちの純情。
全てに不器用だった私たちの青春と共鳴し、
様々な素敵な色を見せてくれる。
最後の台詞までセンスがあり楽しめました。

素敵な恋の季節の物語でしょう。

投稿 : 2021/12/02
閲覧 : 1046
サンキュー:

71

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

コメディ少なめの普通のラブコメかと思ったけど・・・・・

コメディ要素少なめの思春期下ネタラブコメ作品かと思ったけど、終盤でなかなか面白い展開になった。

多感な時期を描くから、それぞれ色んな青春があっていいけど、本郷のだけなんか違くない?


泉の声優を最近よく見る土屋って声優が演じてるけど、土屋太鳳の弟なのか、初めて知った。
それと本郷役の黒沢ともよ、少し無理してない?元の声を知ってるからかもしれないけど、無理して低くしてるようにしか聞こえない。もっとこういう役が似合う声優いただろうに。



最初にも言った通り、中盤までは普通のラブコメだと思ってたから、終盤は個人的には急展開だった。
普通、こういう青春作品ってオタクよりも一般層向けに作られた作品が多くてアニメも例外ではないんだけど、この作品はどっちの層にも受けるように作られてるから、マトモな青春を送ってこなかった自分でも面白く観れた。

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 341
サンキュー:

0

ちあき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純粋と不純の境界線

純粋な下ネタというと純粋に下ネタと誤解されそうなので、念をおしておきますが、とても純粋です。だけど、その中心にあるのは、性への関心です。
最初は、下ネタか……と思ったのですが、観ているうちに、とても純粋な気持ちを感じてきました。

恋愛というのはよく綺麗に純情に描かれていますが、そこには性的な行動が伴います。エロや下ネタは不純、恋愛は純粋。もっといえば、子供が生まれるは美しいことで、性行為は不純……。そういった観念を知らず知らずのうちにもってしまいますが、それは切っても切り離せない、別物ではないということもこの作品は訴えているように感じました。
それが不純感じるか、それとも美しいと感じるか……。確かにその違いはあることも事実なのですが、別物ではないのも事実。同じ行為なのになんとも不思議です。

そんなことを自然と考えていました。そう言った点でも面白かったです。

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 298
サンキュー:

9

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

下ネタしか概念のない世界

女子高生の視点で描いた性についての話

OPのモノローグが4話ごとに変化していて
意訳すると「性の拒絶」→「性の興味」→「性の解放」

官能小説を音読する文芸部と言うのもどうかしているがw
登場人物が極端すぎるので日常系好きな人は
合わないだろうね

マリー作品は基本じめじめとした陰鬱なキャラがお約束で
今作はサブヒロインの菅原さんが担当

散々周りを振り回した後で
私はイズミ君が好きと告白して主人公を混乱させるけど

なんか動機もよくわからんままNTRに入っているから
感情が入らない

部長の曽根崎さんもクラスメイトに美人の有名人に似てる
と言われて潔癖が剥がれるチョロインだし

麻倉ももCVの桃子ちゃんは母子家庭から
急に男性を拒絶した挙句「菅原氏が好き」と言ったり

気持ちの変化にフックがないから
人間味がなく記号的な印象だった

主人公はSEXがトリガーになってイズミへの思いを募らせる
王道展開でこの中ではストーリーテラーとして
嫌味なく誘導してくれる

個人的にマリーらしいのは副部長の本郷
文才があって小説本出る位の実力があるが
編集から女子高生の官能小説を求められて
取材対象としてチャットでプレイすると言う出だし

相手は自分の学校の先生で
初めは興味本位で誘ってみたものの

同僚の先生と親しげに話しているのに嫉妬し
過激な発想に突き進む辺りは

ウィクロスのあきらっき~に通じるものがある
黒沢ともよさんも大人になったのねw

OPEDがハニワなのでジュブナイル感出しているが
やっている事は東京大学物語だからなぁ~

マリーだから生理について生々しくやると期待したのに
既存作と同じで一足飛びに妊娠来た時点で
興奮する展開にはならなかった

まあ最終回については大団円だけど
結局主人公たちは文芸部辞めたのか?

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 242
サンキュー:

5

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

岡田麿里さんが原作の「みだらな乙女たちは勉強ができない」

公式のINTRODUCTION
{netabare}
高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作・脚本:岡田麿里
原作漫画:絵本奈央(講談社「別冊少年マガジン」連載)
監督:安藤真裕、塚田拓郎
キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり
音楽:日向萌
美術監督:中久木孝将、中尾陽子
色彩設計:山崎朋子
撮影監督:長田雄一郎
音響監督:郷文裕貴
編集:高橋歩
アニメーションプロデューサー:米内則智
アニメーション制作:Lay-duce
{/netabare}
キャスト{netabare}
小野寺和紗:河野ひより
菅原新菜:安済知佳
須藤百々子:麻倉もも
本郷ひと葉:黒沢ともよ
曾根崎り香:上坂すみれ
典元泉:土屋神葉
山岸知明:福山潤
天城駿:広瀬裕也
三枝久:咲野俊介
十条園絵:戸松遥
杉本悟:花江夏樹
{/netabare}


1話ずつの感想


第1話「豚汁の味」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
小野寺和紗は、所属している文芸部で他の部員たちと本の朗読をしていた。今まで読んできた作品とは全く違う大人な世界に戸惑う和紗。
そんなある日の昼休み、一同は部長のり香から好きな作家の新作情報を聞く。作品の話題で盛り上がる中、新菜が口を開く。
「私が死ぬまでにしたい事は……」
{/netabare}
感想
{netabare}
「みだらな青ちゃんは勉強ができない」は主人公が1人で
ギャグが多かったけど
こっちは、主人公が多くって、ギャグは少なめ。。

男子がこんな感じのおはなしだったら
「ぐらんぶる」とか、今までにもあったみたいな気がする。。
でも、だいたいギャグになちゃうみたい。。

下ネタが多いし、主人公が文芸部員、1人Hを見ちゃったところとかは
「ドメスティックな彼女」みたいだけど
岡田麿里さんだからH系にはならないで
「青ちゃん」よりは、いろいろ考えちゃうところが多いけど
ふつうのラブコメになるんじゃないかな?
{/netabare}
{/netabare}
第2話「えすいばつ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
泉の⾃慰を⽬撃してしまった和紗は、ますます混乱してしまう。
書店で性についての本を読み漁っていると、新菜から連絡があり、とある頼みごとをされる。
男性の気持ちについて考える和紗だったが、翌⽇の部活ではセックスの代わりとなる⾔葉を考えることに。
「サックス……シックス……ソックス……」
{/netabare}
感想
{netabare}
和沙は、新菜に付きまとう人をあきらめさせるために
はずかしいセリフをゆうことになったり

文芸部でS○Xってゆうのを、ほかの言葉で言おうって
みんなで考えたり

クラスの子が泉クンにコクるとこ見ちゃって
泉クンに、その子にちゃんと断らなかったこと問いつめて
えすいーばつがしたいだけ!?って言っちゃったり

文芸部が顧問がいなくって廃部宣告されちゃったり

いろいろおもしろいところはあったけど
けっきょく、さいごに和沙が、自分は泉クンのことが好きなんだ
って気がついたところでオシマイ。。



和沙が泉クンのこと好きなのは見てたら分かるけど
つき合ってもいないのに
あんな感じで問いつめるって、好きっていってるみたいじゃない?

このおはなしって、和沙のラブコメなのかな?
それとも、これから、1人ずつのおはなしがあるのかな?
でも、ラブコメってゆうか、ドラマみたい。。

まだどんなおはなしになるか、よく分からないけど
とりあえず、顧問の先生をさがさなくっちゃいけないみたい。。

でも顧問の先生より、男子が1人(以上)入部したほうが
空気がぜんぜん変わっておもしろいかも^^
{/netabare}
{/netabare}
第3話「バスガス爆発」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
廃部を⾔い渡された⽂芸部の⾯々は、回避するために戦うことを決意する。
⼀⽅ひと葉は、英気を養うために訪れた書店で、別の⼥⼦⾼校⽣作家のデビュー作を⾒つけてしまう。
編集者に問い詰めるもリアリティがないと⾔われ、チャットルームで相談することに。
「チャットじゃなくて。実際にしてみたい」
{/netabare}
感想
{netabare}
ひと葉は、経験が足りなくって、いいセリフが書けなくって
思い切ってチャットの相手の男の人をさそってみたんだけど
それが、顧問をさがしてたときに「ないわー。。」って思った先生だった

でも、ほかにいないし
おどかして、顧問になってもらった。。ってゆうおはなしで
部活は助かって、よかったのかもだけど
そんなHいところを知っちゃった先生で、気もち悪くないのかな?って。。


あと、和紗と泉クンがビミョーにずれてってるのが気になる。。
泉クンって、好きな子とHしたいとか、考えないのかな?

考えてるのに、ごまかそうってするのはちょっとちがう気がするけど
Hなこと考えてるって分かってもかっこいいのって
「物語シリーズ」の阿良々木クンか「青ブタ」の咲太クンくらいで
ふつうは山岸先生といっしょにいるくらい、気もち悪くなりそう。。
{/netabare}
{/netabare}
第4話「本という存在」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
髪を切り、コンタクトをつけたり香。
その変わり様に教室は騒然。
騒ぎに居心地が悪くなったり香は逃げるように屋上へむかうが、それを追いかけてきた天城 駿に声をかけられる。
その頃、和紗は泉の発言に悩んでいた。
「自分じゃわからない。もやもやした感情に、名前をつけるために」
{/netabare}
感想
{netabare}
メインは、り香のおはなしだったのかな?

イメチェンして学校来たら、みんなから可愛いって言われるようになったけど
性格は元のままだから、ツン、ってして恥ずかしがって逃げたけど
天城クンが追いかけてきて「マジで好きになりかけてた!」って言われて
「レポート50枚書かないと認めない」とか言ったらほんとに書いてきた。。

ほとんど「かわいい。。かわいい。。」だったけど
さいごに「オレとつき合って下さい」って書いてあって
どうしていいか分からなくなっちゃった。。って
ふつうにラブコメ展開で^^


でも、4話目だから、おはなしが動き出して
文芸部の子たちみんなの恋愛が、進みだした回だったみたい^^


それから百々子は「自分は男の子のこと好きになったことがないから。。」
って、和沙の相談相手になってあげれないこと、新菜に話したけど
新菜のことキレイって思いはじめて「百々子ちゃんと和紗が1番仲よし」
って言われて赤くなったりしてた

前から公式のキャラ紹介で
女子が5人なのに男の人が4人しかないのが気になってたけど
もしかして百々子って、新菜ラブになるのかな?


ひと葉は小説をよくするために、性のことが知りたくって
山岸先生にグイグイせまってってるけど
先生が好きってゆうか「ドメカノ」の瑠衣みたいな気もちに近いのかも?

でも「キュッ、とした。。なんかいろいろ。キュッと。。」って言ってたけど
キョリが近づくと好きになったりするのかも?


あと、新菜は劇団の演出家だった人となにかあったのかな?セクハラとか?
それとも、ほんとは好きだったりするのかな?


さいごは泉クンが新菜といっしょに電車に乗ってるのを見て
和沙がビックリしてたけど、もちろん和沙のことを聞くためだよね^^

ってゆうか、たまたま電車でいっしょになって、話してるだけかも?
とか、考えないのかな?w
{/netabare}
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第5話「私を知らぬ間に変えたもの」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
泉は新菜に相談を持ちかけた。
移動する電車の中、新菜は演出家の三枝 久を見つけ、泉を彼氏だと偽り紹介する。
近くのカフェに入った二人、そこで新菜は三枝との出会いを話し始める。
一方、百々子と話していた和紗は新菜について語るのだった。
「ただ、なんというか……菅原氏なら、納得しちゃうなって」
{/netabare}
感想
{netabare}
今回は新菜がメインの回だったみたい。。

三枝さんはロリコンで、ちょっと気もち悪かったけど
かわいいものにさわりたいけど、手は出さないんだったら
にゃんでも、近所のにゃんこが遊びに来たら
モフモフしたいって思うから、それと似てるのかも?

ただ、足をさわったりしたのは、ダメだと思う。。

新菜はおじさんが好きなのかな?

でも、にゃんも、やさしい人で
変にじろじろ見るようないやらしい感じじゃなかったら
大人の人ってゆう感じで、いいなって思う^^

三枝さんはちょっと。。だけどw


山岸先生とひと葉は、先生が、思ったよりちゃんとした人でよかった^^

学校卒業したあと、おつき合いするんだったら、いい相手かも。。
でも、好きでもないのに、小説のネタにするためにつき合うんだったら
やめたほうがいいよね^^


百々子と杉本クンは
杉本クンがふつうの男子、ってゆう感じでイヤだった。。

2次元の男子って「オレさま男子」でも、やさしかったりするけど
杉本クンって、自分のことしか考えれなさそう。。


でも、人前でベタベタとかすると、り香にいやがられそうだから
みんなの前ではケータイで、話して
日曜日にデートするとか、いいかも。。


和沙と泉クンはこじれてきてるけど
両思い、ってゆうのが分かってるから、あんまり気にならないみたい^^


り香と駿クンは、合ってると思う^^

帰ってきた添削だらけの作文のさいごの「よろしくお願いします」に
あんなによろこんでくれたら、こっちまでうれしくなっちゃうよね^^
{/netabare}
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第6話「乙女は森のなか」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
文化祭で恋の伝説を作りたいという実行委員の依頼を受けた文芸部。
和紗は、泉と新菜のことが気になり考えがまとまらない。
り香は、付き合い始めた天城との距離感がいまいち掴めずにいた。
そんな中、案をまとめるためにと、ひと葉は合宿に行こうと提案する。
「もう少しだけ待って、もう少しだけ……」
{/netabare}
感想
{netabare}
駿クンはみんなに自慢したいみたいだけど
り香は思った通り、みんなにさわがれるのがイヤで
文化祭のあと、ほかの子たちがつき合うドサクサにまぎれようってしてるけど
そんなにうまくいくのかな?

そんなことしなくったって、日曜日にデートとかでいいんじゃないのかな?


ひと葉はふつうに、先生のこと好きみたいだよね^^
でも、ちょっとグイグイせまりすぎて、先生が引いちゃってるみたい。。


新菜は、わりとはっきりした性格だから
ウジウジな和紗と泉クンを見て、つき放すことにしたみたい?
にゃんも思うけど、好きなのは自分なんだから
コクるのも自分で何とかしなくっちゃね^^

でも、合宿のおふろで和紗は
自分と新菜のこと、くらべて劣等感で悩んでのぼせてたおれちゃった。。

こんな感じで、これからどうなるのかな?
どっちかって言ったら泉クンのほうからコクってくれたらいいのに☆彡


そうだ。。文化祭の恋の伝説は
後夜祭でコクって、相手からいい返事がもらえたカップルは
永遠に結ばれる、とかどうかな?

そうすれば、後夜祭でコクる人たちがふえて
カップルもいっぱいできそう☆彡
{/netabare}
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第7話「揺れ、の、その先」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
合宿に来た文芸部。
ひと葉は山岸に迫ってみるも、簡単にあしらわれてしまう。
お風呂でのぼせてしまった和紗は、新菜に介抱してもらうが、新菜の焚きつけるような口調に乗せられ険悪なム―ドに。
ケンカになりそうになったその時、り香が止めに入り、とあることを提案する。
「合宿と言えば――。」
{/netabare}
感想
{netabare}
和紗が新菜にコンプレックス持ってて
泉クンのこと、取られるんじゃないか?って迷ってたら
新菜が、泉クンのことなんか何とも思ってない、ようなこと言ってきたし
和紗も、はっきりしなくっちゃ、って思ってコクる決心したんだけど

新菜もいつの間にか泉クンが気になりはじめてた。。
ってゆう感じのおはなしだったみたい?



「好きの反対は無関心」ってゆうけど
新菜は2人の仲に入ってるうちに、泉クンのことが気になりだしたのかな?

とちゅうで止めちゃったアニメでも
誰かが「おもしろい」って言った作品をもう1回見てみたら
「おもしろかった」って思うのと、似てるのかも?
 
前は新菜って泉クンのこと何とも思ってなかったのに
和沙が好きって言ってたから
そんなに好きな相手って、どんなだろう?って関心持ったから
泉クンのいいところが見えてきたんじゃないかな?って


ひと葉と先生は、先生は大人だから、問題をおこしたくなくって
テキトーにひと葉の相手してたけど
ひと葉がグイグイ来るから
やっぱり無関心じゃいられなくなってきたみたいな気がする。。


り香は天城クンから連絡が来てすごくうれしそう。。
でも、ツンデレっぽくって、あんまり相手をしてあげないから
天城クンがはなれて行っちゃいそうだよね?

文化祭のキャンプファイヤーで何にもなかったら
そのまま別れちゃいそうで心配。。


百々子は新菜に引かれてってるみたいだけど、恋愛になるのかな?
{/netabare}
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第8話「Legend of Love」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
文化祭当日、文芸部は朗読劇の準備に追われていた。
先日の三枝とのやり取りを引きずっていた新菜は、泉にちょっかいをかける。
泉とのやりとりの中で、新菜は自分の想いに気づいてしまう。
一方、和紗は文化祭中に泉に告白する決心を固める。
そして、朗読劇の幕が上がる。
「あなたが好き……!」
{/netabare}
感想
{netabare}
恋の伝説のキャンプファイヤーの前に
みんなが自分の気もちに気がつく回だったみたい。。


り香は天城クンがほかの子と楽しそうに話してるの見て
キャンプファイヤーで自分のほうからコクった。。
ビックリしていっしゅん引いて
それから、り香に抱きついた天城クンがとってもうれしそうでよかった♪


友だちをつれて遊びに来た杉本クンが百々子のこと、
「オレのカノジョ」とか「あいつ」って言ってるの聞いて
百々子は、自分が杉本クンのことホントにキライだって気がついたみたい
「友だちですらない!」って言っちゃった^^

杉本クンはずうずうしすぎて、百々子の気もちなんか考えなかったと思うけど
友だちの前で「友だちですらない!」なんて言われちゃって
ちょっとかわいそうだったかも。。


新菜は泉クンをからかってるうちに、好きだって気がついて
三枝さんが部の朗読会に来たとき、泉クンにコクっちゃった?けど
泉クンは新菜が、三枝さんが来たせいでテンパっちゃった!って思って
新菜が本気だって気がつかないで、なぐさめてくれた。。

それを見て新菜は泉クンのこと、もっと好きになっちゃったみたい

泉クンは朗読会で新菜にせまられたせいで
とうとう自分の気もちに気がついて
キャンプファイヤーで泉クンにコクろうってしてた和紗に
先にコクってくれてよかった♪って思ったら
新菜も泉クンのこと、あきらめる気ないみたいで、これからが心配

こうゆうおはなしって、おなかがチクチクしてきちゃうよね。。


ひと葉は山岸先生にコクろうって思ってたけど
女の先生と仲よく話してるの見て、やめちゃった。。

フラれるの分かってたとしても、ひと葉はコクってみなくってもいいのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第9話「キツネノカミソリ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
文化祭後でカップルが増えた校内を横目に下校する百々子は、文化祭での三枝とのやり取りを見てしまったと新菜に打ち明ける。
一方、和紗は何もかもが違って見える景色に浮かれていた。
帰宅途中に泉の家に寄った和紗は、今までとは違い泉と付き合っているということを改めて実感する。
「今までと変わらないって。その今までは、いつのこと?」
{/netabare}
感想
{netabare}
和紗と泉クンのおはなしがメインだったみたい

今までどおりでいい、ってゆう気もちと
今までのままじゃ、ダメなんじゃないか?ってゆう気もちで迷ってて
2人で今までどおり泉クンの家に行っても
すわる場所で悩んだり、手がふれただけでドキドキしちゃったり
手がふれたラブコメで世界最強w


それから新菜が、泉クンに「相談にのってあげる」フリして近づいてるみたい

新菜の「好きな人のそばにいたい!」ってゆう気もちは、悪くないって思う

でも、泉クンは新菜のそばによらないほうがいいし
新菜からユーワクされてもちゃんと断らないと
そうやって、近づいてくる女子みんなとつき合ってたら
最終回が「School Days」になってもおかしくないから。。


あと、百々子はやっぱり新菜が好きみたい。。
自分では気がついてないみたいだけど、焼きもちになってたよね。。


ひと葉もとうとう先生をユーワクをすることに決めたみたい。。

先生のことが、ほんとに好きだったらしょうがないけど
このままだと部活とかもグダグダになっちゃいそうで、こっちの方も心配。。
{/netabare}
{/netabare}
第10話「穴」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
天城と下校するり香の前を、ひと葉を乗せた山岸の車が走り去っていく。
慌てて後を追う、り香と天城。
一方、満員電車では、泉が新菜に思いがけない言葉をかけられていた。
そんな中、ついにひと葉は山岸を押し倒す。
あっと言わせるため、一生忘れられない存在にするために。
「本郷ちん、応答せよ!」
{/netabare}
感想
{netabare}
いろいろあったけど、肉食女子とヘタレ男子
あと、恋は思い通りにはならない、ってゆうおはなしだったのかな?


新菜が泉クンをユーワクしようってしたところは
「School Days」そっくりのパターンだったけど
泉クンがはっきり断ってくれてよかった☆

新菜はちょっとかわいそうだったけど
やさしく断られたら、ぎゃくに、もっと好きになっちゃうって思う

それに新菜が、こうゆうやり方で近づくのってよくないと思う
コクるんだったら、はっきり「好き」って言わなくっちゃ
ダマしてるのといっしょ。。


ひと葉と山岸先生は
ヘタレな先生がひと葉をビビらせて、アタックをやめさせようってしたみたい

でも、おそっても、その気になってくれない先生を見て
ひと葉が苦しい思いしてたら
先生は、自分のせいだ、って言ってくれてよかった^^

もしかして、まだ、ひと葉の恋は終わらないかも☆彡


泉クンは、新菜をフったあと、和沙に「好きだ」って電話したけど
ほんとの自分の気もちが分からなくなって
それで確認したかったんじゃないかな?
次の日、ようすがおかしかったから。。


それから百々子だけど、自分の気もちがやっと分かったみたい

杉元クンから「会って話がしたい」ってメールがあって
そのメールが、自分が新菜に送ったのとおんなじだったから
つい、会っちゃったけど、やっぱりイヤで

彼から手をさわられたのが気もち悪くって、新菜に電話したけど
新菜も自分のことで頭がいっぱいで、話し相手にもなってくれなくって
泣いちゃったけど、新菜も泣いてた。。


それからCパートで、り香のつくえの中に十条さんから
「おそね ありがと」のメッセ入りクッキーがあって
「えっ!?」って思ってたら、先生が入ってきて
「十条が妊娠して、退学することになった」って。。

クッキーのメッセのさいごに、小さく「バイバイ」って書いてあるの見て
にゃんはなみだが出そうだった。。

どうしたらいいか、分からないけど
赤ちゃんは産んであげてほしいな☆彡


でも、暗いおはなしばっかりじゃなくって
赤信号が来ない、とか、ホテルに変な絵がかざってある、とかおかしかったし
り香と天城クンのカップルはうまくいってて、よかった^^
{/netabare}
{/netabare}
第11話「男女交際禁止令」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
それぞれの葛藤によって、ちぐはぐになってしまった文芸部。
新菜は「少女」である自分を終わらせようと三枝のもとを訪ねる……。
翌日、部室に立ち寄った新菜は和紗にあることを打ち明ける。
それを聞いた和紗は、泉の元へと駆け出すのだった。
「……友よ」
{/netabare}
感想
{netabare}
今回もいろいろあったけど、学校が男女交際禁止を発表して
り香と天城クンがラブホの前をうろついてた、ってゆうだけで
退学処分にするってゆうから、文芸部の4人は山岸先生を人質にして
学校に立てこもったの。。



新菜が和紗に、泉クンが好き、ってゆうの打ち明けたとき
和紗は受け入れたけど、ホントは受け入れられない
ってゆう、ビミョーな気もちがよく分かる。。

でも、取りあえず受け入れて
友だちのままでいれたのはよかったんじゃないかな。。
だって新菜がコクって、泉クンがOKしちゃったら
和沙は恋人も友だちもいなくなっちゃうから。。

あと、和紗が泉クンに「したい」って言ったとき
大事にしたい、って言ってくれたのはよかったけど
キスくらいはしてもらいたかったと思うな^^


三枝さんは、新菜にさそわれて、その気になってせまってたけど
新菜にぶんなぐられちゃって、おかしかったw

ほかの男の人たちは、みんなことわってたから
三枝さんは、よけいギラギラして見えた。。
ロリコンなのはしょうがないけど
「手は出さない」ってゆうポリシーは守ってほしかった☆彡


あと、立てこもったのはいいけど、先生を人質にしちゃったら
男女交際はOKになっても、4人は退学になっちゃうんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
最終話 「乙女心のいろいろは」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
り香の退学処分取り消しを訴えるため、学校に立てこもる文芸部。
夜の部室で作戦会議をしていた和紗へ、泉からメッセージが入る。
一方、泉に告白しようとする新菜は、百々子と言い争いになってしまう。
その折、泉に自分の気持ちを聞かれてしまった新菜は、改めて泉に問いかけるのだった。
「私たちは、青い群れ」
{/netabare}
感想
{netabare}
学校に来た校長先生たちが、次の日は土曜だから
「一晩頭を冷やすように」って言って
帰ってっちゃったところはおかしかったw

それで、大人だなぁ。。って^^

でも、4人に、り香と天城クン、それに泉クンも参加して
みんなの荒ぶる心を落ちつかせるために、山岸先生の提案で
心の色をさがす「色鬼」をしてとりあえず収まったみたい^^



それからみんな進級、進学して
り香と天城クンは、大学に行ってもつき合ってて

和紗と泉クンは、おたがいが考えてたことがいっしょだって分かって
変にイシキしないでつき合えるようになって

山岸先生は、富多先生と結婚するみたいだけど
ひと葉は後輩たちと、結婚式の余興を考えてた^^

どうでもいいことだけど、それでやっと、みんなの学年が分かった。。
3人が1年で、ひと葉が2年、り香が3年だったんだね^^

新菜と百々子は、どうゆう関係か分からないけど、うまくいってるみたい^^


いろいろあったけど、十条さんがカレシと結婚したみたいで
赤ちゃんが元気そうでよかった♪
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


ちょっと攻めてたけど
テンポがよくって笑えるところもいっぱいあって
気もちの伝わる、いい青春ラブコメだった♪

にゃんは今季のベストだと思う☆

投稿 : 2021/09/29
閲覧 : 905
サンキュー:

74

ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

観なきゃよかった

性に翻弄されるモジョたちを描いた作品。
主人公が結ばれるシーンはすごくほっとしましたが、
友人の寝取りとも思える行動が見てられないです。
耐性がないと見れないです。
つらかった。

もう一人の子の突然の百合化もよくわからなかった。

ストレスがたまりました。

投稿 : 2021/09/24
閲覧 : 692
サンキュー:

5

らーした さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「性」に対する男女の葛藤

文学部の女子高校生5人が菅原新菜の「SEXがしたい」という発言から性に悩み葛藤する物語。

文学部だけあって物語はどこか文学的でテンポよく面白かったです。
シーンによっての曲のチョイスや、登場人物の心情の表現や曲のチョイスどれも素晴らしいです。
8話の高校生時代にしか味わえないフレッシュな恋の展開が良かったです。また、10話から展開がガラリと変わってしまって、最終話まで残り少ないなか、どのように展開して終わらすか気になりましたが、とても良い終わり方で見終わって面白い作品だと感じることができました。

声優も豪華で、上坂すみれさんや福山潤さん好きの僕にはぴったりな作品でした。

投稿 : 2021/08/08
閲覧 : 188
サンキュー:

2

ネタバレ

ゆうか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かったけど..

ストーリーとしては面白かった。
ただ、悩みのレベルが高校生じゃなくて中学生な気がする..(笑)男女ともにウブすぎてちょっと..

菅原さんがウザイ。
そもそも友達の彼氏に告白とかあり得ないし、「謝らなきゃ行けないのは私の方」とか言ってるかずさもお人好しすぎる。「私が友達の好きな人に色目使うと思ってるんだ。ムカついた」みたいなこと言っときながらちゃっかり泉のこと好きになってるし、学祭の行動とか痴漢の時とかやってる事がgmすぎる。 イライラした。

泉も、彼女に向かって性的魅力を感じるのは他の女って宣言するのは。。。最終的にかずさと落ち着いてくれたから良かったけど! まあ色々悩んでる思春期の男女がテーマだから仕方ないか〜

曽根崎さんが可愛かった。ここのカップルはほんと応援できる!あと山岸先生の声が福山潤だからエロかった(笑)

投稿 : 2021/08/07
閲覧 : 232
サンキュー:

3

コタロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

若者よ大いに悩め!!

楽しませて頂きました。
重い?想い?内容をコミカルに進め
シリアルさもあり、良い作品でした。
中学生を思い出すかんじかな・・・

恋愛ものとは少し異なり
性への目覚め!!
清いものであり
不潔なものである。

しかし
子孫繁栄は不可欠であり
快楽だけを楽しむものでもない。

思想と現実
妄想と絶望

そして
青年から大人になるのかな・・・

アニメで”リア充”や
イケてる組
進んでいる組
友達が多く
一人が題材のテーマが多い気がする。

若人よ大いに悩みなさい!!
そして勇気を持って
一歩進んで下さい。

やらないで後悔するより
行動を起こして後悔して下さい。

何事にもアクションです。

勇気が必要ですが、起こせるアクションを
してみて下さい。
小さな一歩は必ず大きな一歩に
なると想います。

アニメって深いな〜

投稿 : 2021/06/28
閲覧 : 210
サンキュー:

3

ネタバレ

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

思春期女子の性に対する葛藤を描いており新鮮味があり面白いのだけど。

ただもう少し生生しさがあっても良かったかなと。
ヒロインの衝動や男子陣の言動に綺麗さ・まともさがどこかまだあって、
ドロドロ感をそれほど感じない。

まあ家庭問題・貧困・売春・レイプ等の要素が描かれているわけでもないわけで、
それを殆どの人も期待してはいないのだろうけど。
でもキャッチコピー通り「性に振り回される」
のであればそういった要素があっても良かったのではと思うのだけれど。
良く言えばコメディとシリアスの配分のバランスが取れている。
「深刻」ではなく「大変」だなあという印象。
それは良し悪しかなと。

そこまでの深刻要素はなくても良いが、
たとえば幼馴染の男子の自慰目撃シーンは
もっとえげつない描写のほうが、
より「性に振り回されている」感は出ていたのでは。
発射しているシーンで目撃してしまうとか。
さらには液体がヒロインに付着してしまうとか。
(放送コード的にまずいのか)

総じて感じるのは女性作家による「少女漫画」だなあということ。
ステロタイプなラベリングに聞こえてしまうかもしれないですが、
男性陣に共感を感じられない。
イケメンで好感の持てる紳士な男子陣であることよなあと。
ロリコンおっさんもいるが見た目はジョブズみたいなミステリアスダンディである。
原作は少年誌で連載しているからには
男性視聴者に共感できる、
汚さや打算的な内面も描写される男性陣であって欲しかった。

{netabare}
そういう意味でいうと須藤百々子とデートして
何の気なしに百々子が「うち父親いないから」と言ったら
「弱みを見せてくれた」とLINEしてキモがられた男子が一番共感できるかなと。
この勘違いダめんずのエピソードは質が高い。
ここだけは男の生態をよく描けているなあという印象。
{/netabare}

殆どのエピソードは性に目覚めた「乙女ども」が
イケメン男性陣とラブコメする話ではあることよなあという印象ではあります。

十分に面白い作品なのですが、
男性の好みストライクな作品ではないです。

落ちこぼれが何度も挫折しながら成り上がる話でも、
ダークヒーローが知略を尽くして勝つわけでも、
異能少女が人知れず戦っているわけでも、
異世界に転生して無双するわけでも、
女子だけが日常しているのを眺めるわけでも、
男性目線でのムフフなラブコメでもないです。

作家さんもあくまで女子が共感できる作品として書いたのでは。

投稿 : 2021/06/27
閲覧 : 403
サンキュー:

19

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

性に翻弄される少女たちの話

青春群像劇
少女たちが性にぶち当たり成長する内容

内容が濃いが適度に笑いが入り重たくなりすぎない印象

秀作

投稿 : 2021/06/06
閲覧 : 209
サンキュー:

3

ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

迷走する乙女たちの荒ぶる魂、ここに

エルトン・ジョンのかなり初期の名曲なのですが、
日本で初めて発売されたシングル曲で
『Border Song(邦題:人生の壁)』というのがあります。

たぶんほとんどの人は、一回聞いただけだと、なんにも残らない曲です。
メロディはきれいだけど波が大きくて仕掛けが大仰、
カラオケで気軽に歌えるような曲調でもぜんぜんありません。
歌詞も宗教的に過ぎるし、
your songみたいに親しみやすいメロディでもない。

だけど、何回か聴いていると、だんだん沁み込んでくるんです。

最初は「はぁ? 英国人ってこんな宗教がかった大層な曲好きだね~」
なんて鼻であしらっていたのに、
次第にそのアクの強さが病みつきになってくる、みたいな。

嘘だと思う人、騙されたつもりで、
10分に一度の割合で、一時間聴いてみてくださいな。

さて、なんでこんなことを書いているかというと、
『荒ぶる季節の乙女どもよ。』も、
初見よりも二回目、二回目よりも三回目の方が楽しめる作品だからです。

正直言って僕は、初見の時は『面白くなかった』です。
{netabare}
画は微妙だし、性にまつわる(しかも青臭い)話ばっかりだし、
文芸部の連中は菅原『氏』なんてオタ呼びしてるし、
ロリコン親父はでてくるし、
誰に向けて何を言いたい作品なのかちっともわかりませんでした。

『女子高生と性』なんてテ-マ、この作風で取り上げる意味あるのかな、と。

で、最終回まで観てやっと、
『女子高生と性』は『テ-マ』じゃなくて『モチ-フ』であり、
未成熟でそれに振り回されながらも、
流されずに抗い荒ぶる女の子たちの生き様を描いた群像劇、
第一級の青春エンターテインメントだったと気づかされるわけです。

最初からその答えは作品タイトルになっているわけですが、
最後まで観てようやく、すとんと落ちた、みたいな。

途中までは「二度見することはまずないだろうな~」
なんて思いながら録画していたわけですが、
それがわかると、もう一度見直してみたくなりました。

すると、初見で「ウザい」「あざとい」と感じていた演出やプロットが、
実はすごく計算された必然であることが見えてきました。
個々のキャラの言動は相変わらず未成熟で青臭いのですが、
その青臭さが心地よく、
カットによっては愛おしくさえ思えてくるんです。

性描写朗読だの『とん汁』だの『えすいばつ』だのエロチャットだの、
最初は言葉遊びの対象でしかなかった『性愛』が、
五人それぞれに現実の問題として忍び寄ってきます。

幼なじみのオナニーを見て動転し、
最初は恐怖の対象でしかなかった『男の子の性』に
少しずつ理解を示し、
それが自分に向けられないことにショックさえ受け、
自分の中で渦巻く矛盾に折り合いすらつけられない小野寺和紗。

倒錯した愛情や見かけに引き寄せられる男の目にさらされ続け、
達観したふりをして距離を置いていたのに、
ふつうの恋愛に目覚めたことによつて、
何をどうしていいかわからず迷走を始める菅原新菜。

もともと奥手だったうえ大外れの幼馴染に追いかけられ、
男子に幻滅して関心すら持てなくなり、
同性の新菜へ心静かに惹かれていく須藤百々子。

容姿を褒められたことから外面的な変貌を遂げ、
彼氏やクラスメイトの言葉に耳を傾けるようになって、
障壁のようだった心の扉が少しずつ開いていく曾根崎り香。

作家的向上心から性愛の探求をしていたはずが、
リアルでその対象となるミロ先生と知り合うことによって、
何が目的か自分でもわからないような暴走を始める本郷ひと葉。

それぞれが自分で処理しきれないフラストレーションを抱えますが、
だからといって他人のありように答えを求めようとはしません。
ぐちゃぐちゃになり、迷走しながらも、
自分にとっての『次のページ』を求めて、
時にはぶつかり合いながら駆け抜けていきます。

そもそも、
自分の周りにある性愛に気づいて戸惑い、混乱し、
それを『わがこと』として捉えられるようになるまでというのは、
人生というスパンで見れば、ほんの一瞬のことです。

この作品は、その一瞬を、ありのまま切り取っています。

物語終盤、そのフラストレーションが爆発します。
ばかばかしい、稚拙で意味のない『学校立てこもり事件』の、
なんと爽快なことか。

最終話、モノローグとそれに重ねて流れる映像によって、
この『全てがへたくそだった季節』が終わり、
五人がそれぞれ『次のページ』に移行したことが告げられます。
この卓越したエピローグによって、ぐだぐだだった五人の物語が、
実は『かけがえのない季節』であり、
決して美しくも輝いてもなかったけれど、
二度と手にできない貴重な日々であったことに気づかされます。

初見よりも二回目、三回目の方が面白いと述べたのはここのところです。

この『気づき』があることによって、
ばかばかしいことが、
ばかばかしいからこそ掛け替えがないんだという、
原作者岡田麿里さんの視点に寄り添って、
作品を観ることができるようになってくるんです。

みなさんのレビューを拝読していると、
最初のインパクトに混乱させられて、性がテ-マの作品と誤解し、
ドロップアウトした方がけっこういるみたいな。

もちろん何をどう感じるというのは全く個人の自由ですし、
僕も途中で切りかけましたから偉そうにいう資格もないですが、
個人的には、ちょっともったいないかな、と。

繰り返しになりますが、
性は『モチ-フ』であって『テ-マ』じゃないんです。

できれば投げ出さずに完走して欲しい、
既に完走した方も、新たな気持ちで二周目に入って欲しい、
僕個人としてはそんなふうに願う、逸品であります。
{/netabare}


ちなみに、多くの方がべたぼめしているハニワさんのOP、
僕も大好きです、かなり。
曲調もChicoさんの歌い方もそうなんですが、
なにより、
歌詞が本編にこれほどシンクロしているOPは珍しいな、と。

個人的にラスト二話は二番の歌詞でやって欲しかったのですが、
それだと『シュタゲ』のパクリと言われそうで、
やりたくてもやれなかったんでしょうね。残念です。

投稿 : 2021/05/23
閲覧 : 324
サンキュー:

22

退会済のユーザー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

最悪だわ

百合場面はまとめると1話分もないぐらい。百合内容も胸糞悪い最悪な百合。百合目的で見ると間違いなく後悔する。てか物語内容も非現実的すぎる。
いいのはOPだけです。

投稿 : 2021/04/21
閲覧 : 524

QjEiY75281 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

曲とキャラが可愛いです

OPEDが物凄くいいです!思春期って感じのハニワのOPと、女の子って感じの麻倉ももさんのEDです!
それを聞きたくて見てました。

家族の前では見れない作品です。
内容も好きな人は好きだろうとは思います。
キャラクターはとても可愛く描かれていました。

投稿 : 2021/04/05
閲覧 : 176
サンキュー:

2

Hatomy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

方向性が合わなかった

女の子たちが
とても可愛く魅力的で
楽しみにしていたのですが...
性描写や 言葉の連呼が...
1話目から家族のそばでは音を絞り...
あわててヤメました (∩´~`∩)

みなさんの評価がとても良いので
合う人には楽しめると思いますが

私には方向性が合わず 断念しました

投稿 : 2021/03/18
閲覧 : 275
サンキュー:

2

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

物語の起伏が気持ちよかった

一言で言えば、「思春期の女の子の性に関する切実な思い」といったところか。


序盤はザ・青春、中盤はドロドロ、終盤は吹っ切れ。子どもと大人の狭間にいる思春期の高校生が、目一杯に生きる姿が描かれる。


主な登場人物は 5 人。主人公は和紗、幼馴染の泉に思いを馳せる高校二年生で、文芸部に所属している。その友達は百々子、文芸部の中でいちばんの常識人に見える、和紗の相談役。文芸部部長は曽根崎、色恋沙汰はご法度という勢いのオカタイ女子高生。ミステリアスな雰囲気の本郷は、作家の卵。同じクラスの菅原、一人だけ大人びているように見える元子役。

まさに十人十色のメンバーで構成された文芸部。活動内容は・・・官能小説の音読。性描写を文学という切り口から学ぶ彼女らだったが、「セックスがしたい」という菅原氏の発言によって、彼女らは動き出す。今まで文学としてとらえていたはずのセックスが、自分にとって向き合わなければならない身近な存在であることに突然気付かされたのであった。

ずっと抱いてきた幼馴染への想い、突然生まれたクラスメートとの恋、決して叶うことのない先生への恋心。序盤はザ・青春!!という感じのストーリー。見ていて爽快感があったし、何より和紗の恋が実って、なんだかとても嬉しかった


しかし、である。菅原氏が泉への略奪愛を企てているような爆弾発言をする。ここからドロドロした展開に・・・
本郷は、密かに思いを寄せていた先生をなかば脅迫するように、ラブホテルへと連行。自分の成長のために、処女を捨てる決意をするも、未遂に終わる。
百々子は菅原氏の異変にいち早く気付き、和紗に警告をしたのだったが、それは和紗を心配しているわけではなく、なんと菅原氏への嫉妬だった。
トドメは、クラスメートの妊娠発覚による退学。これにより、男女交際禁止令なるものが発令され、曽根崎たちカップルが退学になってしまう。もちろん曽根崎たちはまさに純愛という恋愛をしていたが、本郷と先生がラブホテルに入っていったのを目撃したところを、別の誰かに目撃されてしまい、不純異性交遊をしていたと認定されてしまった。

一度はバラバラになりかけた部員たちであったが、曽根崎退学騒動でもう一度団結する。思春期を思いっきり楽しむ権利を奪わないで欲しいと、再び一致団結。高校生だから、子どもみたいなことをするな?まだ大人じゃないんだから、責任を持てないことをやるな?人生で二度と来ない高校生を目いっぱい楽しんで、何がいけないんだ!!と主張しているかのよう。

ひと悶着あったものの、最終的にみんなそれぞれの幸せを見つけて、思春期という季節を存分に楽しんでいた。


・・・ラストシーンのところは少々詰め詰めだったが、最後まで飽きずに見ることができた。テンポは良かったと思う。
OPとEDは爽やか。とても似合っていた。
作画も問題なし。今までで見たことない感じだったけど、かわいかった。

投稿 : 2021/02/15
閲覧 : 283
サンキュー:

4

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荒ぶる季節の乙女どもよ。のストーリー・あらすじ

あなたの“はじめて"を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性"に振り回され始める。(TVアニメ動画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年夏アニメ
制作会社
レイ・デュース
公式サイト
araoto-anime.com/
主題歌
《OP》CHiCO with HoneyWorks『乙女どもよ。』《ED》麻倉もも『ユメシンデレラ』

声優・キャラクター

河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹

スタッフ

原作:岡田麿里、漫画:絵本奈央『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(講談社『別冊少年マガジン』連載)
監督:安藤真裕/塚田拓郎、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり、音楽:日向萌、美術監督:中久木孝将/中尾陽子、色彩設計:山崎朋子、撮影監督:長田雄一郎、音響監督:郷文裕貴、編集:髙橋歩、アニメーションプロデューサー:米内則智

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