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「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」(アニメ映画)」

総合得点
76.6
感想・評価
182
棚に入れた
1220
ランキング
694
★★★★☆ 4.0 (182)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「サイコパス」的設定は薄め

 Case.1と同じく本編の脇役を主役に据えたスピンオフもので、本作で中心となるのは
須郷 徹平、征陸 智己、青柳 璃彩。
 Case.1のメインキャラである霜月 美佳、宜野座 伸元に較べて、更に脇役的なキャラが
メインであるため、よりスピンオフ的色合いは強くなった感じ。
 内容的には単なるスピンオフストーリーではなく、須郷が執行官になるに至る前日譚と
なっており、こういった本編では描かれることがなかったいきさつが分かるのはありがたい
ところ。
 と言うことで、過去回想という形ではあるが、描かれた事件自体は本編1期より前のもの。
 征陸と青柳のその後や、須郷と青柳の最終的関係性を考えるとなかなか複雑な思いが。

 他のシリーズ作品に較べて、近未来的ガゼットや世界観などの要素とストーリーの
関わり合いが弱めだったり、捜査のメインに立っていたのが老刑事感溢れる征陸ということも
あって、現実社会を舞台にした刑事もの的雰囲気が強い印象。
 「サイコパス」シリーズと切り離しても、細かい部分を変えてしまえば成立してしまいそうな
内容で、軍の組織的犯罪や犠牲となる前線の兵士などはハリウッド映画にありそうな題材。
 Case.1もそうだったが、展開的にも1時間ぐらいにうまいこと収めている。

 Case.1のような犯罪係数をクリアするような方策は無かったが、本作のような国益を
考えての行動でも犯罪係数は上がってしまうみたいで、この辺は本人の罪の意識の有無に
よるものなのかな。

2024/12/20

投稿 : 2024/12/20
閲覧 : 5
サンキュー:

0

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優しくも切ない感じがしました。

で、外務省が絡んで来ます。
ここからは須郷がスカウトされて、須郷さんの過去エピです。

で、征陸智己が登場します。
彼を主役目線で、初代メンバーが登場します。
彼の妻も初登場して、彼の父としての宜野座への想いも語られます。

宜野座は父を嫌うから父が母に会いにいくのが許せなくて怒鳴りつけます。
多分、今までは仕事一筋で仕事を優先させた事で妻にも息子にも我慢させていた部分があったし、そう言うのもあり宜野座は父が許せないのかな?って、それでも、征陸は妻の事も息子の事も大切にしているのは視聴者には伝わるけど1番伝わって欲しい宜野座に伝わらないのは寂しいけど、それでも簡単にはやっぱり伝わらないんだと思います。


奥さんは大変ですね……
やっぱり色々と苦労したんだろうなぁ〜って思いました。
それでも、征陸が頑張れたのは奥さんや宜野座が居たからなんだとも感じたんですよね〜



須郷さんの軍隊時代の上官の大友大佐は亡くなります。
彼の妻は1人残されてそのショックやメンタルケア薬品によりお腹の中の赤ちゃんも流産しちゃたみで、凄く参っているようで、最初の頃のような元気な彼女の姿はありませんでした。
そんな中、今回の事件で死んだ旦那が監視カメラに映るんだけど、彼女は「容疑者だろうと彼女は生きているなら会いたい」と話してましたね。

どうなんだろうね……
自分の大切な人が居なくなって、容疑者として生きていると聞かされた時に、容疑者となって現れた事を喜ぶのか?
それとも、容疑者である事にショックを受けるのか……

私は、多分、喜ぶのかもしれない。
状況はどうであり「生きている」事が嬉しいんじゃないかな?って思いました。
ただ、同時に怒りも湧きそうですよね。
今は居ない大切な人を容疑者だと言われるのは侮辱にも近い物がある気もするんですよ。

ただ、「生きている」なら
全てはそれからですよね。
結構、この奥さん見てると辛さが伝わって来ましたね。

最後の第1課の面々の戦闘シーンもかっこよかったけど、最後は少し切ない終わり方でしたね。
奥さんの選択肢は間違えたのかもしれない。
須郷の言うように旦那さんはこんな結末を望んで居なかったかも?しれない。

けど、多分、奥さんは復習するしかなかったのかもしれませんね。
そう考えたら切なくもありますよね。

投稿 : 2024/05/22
閲覧 : 181
サンキュー:

10

ネタバレ

rokirokino さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ストーリーは平坦でプロットを説明されてるだけ。キャラに愛着を持たせる描写もない。

須郷という「間違えて監視官撃っちゃった奴」以外の印象が終始なかったキャラを今更掘り下げられても興味がある人がどれほどいるのか…というのはある。
キャラを掘り下げること自体は良いと思うし、
そういうキャラの掘り下げをやってこなかった今までに問題があったのだが。

正直山無し谷無しでストーリーそのものに面白さを感じるものはなかった。
ストーリーもかなり平坦で起承転結として驚かされる展開や、
心を動かされる演出は特にない。
須郷の友人である大友がテロをした証拠があったからそれを追いかけてて
なんでこんなことしてるんだよ…っていう気持ちをもっと描いてもらわないと
こっちは感情移入できない。
どういう気持ちでこの物語を見たらいいかわからない。
「ただ物語が進んでるだけ」になってる。

キャラの過去編はスピンオフはキャラ自体に興味がないと興味の持続もできず
満足感も得られないので、
キャラの掘り下げを怠ってきたサイコパスで
今更これをやられても何も感じなかったのが正直なところ。
征陸の若干の掘り下げもあったが喜ぶのは元々ファンの人だけだと思う。

ストーリーが平坦ならキャラに愛着を持たせる描写をしなきゃいけないが
今までのサイコパスがそれを怠っているので、キャラを好きにならない。
キャラが平坦でもストーリーの面白さがあればいいが、それもない。
ただ大友を追ってるだけだからそこに驚かされる展開の起伏もない。
大友を追ってるだけのストーリーに感情移入させたいなら、
須郷に対する大友の気持ちの描写を増やすか、
大友の奥さんの描写をもっと増やさないとこっちは何も感じない。
黒幕もただやられるだけで、もっと征陸と問答させるべき。あっさりすぎ。

せっかく須郷を掘り下げてるのに須郷に愛着持てる描写がない。
ただ物語に巻き込まれてるだけ。
元々今までの作品で人物を掘り下げ愛着を持たせた後ならそれもいいが
モブ同然だった奴の過去編なんだからそれではいけない。

ずっと「プロットを説明されてるだけ」でそこに感情移入させる描写や
過程のストーリーの起伏で驚かされる展開も無し。

投稿 : 2024/04/10
閲覧 : 44
サンキュー:

0

しろくま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

満足

最後終わり方相当駆け足だったけど面白かった。
1時間でもこれだけしっかり見応えある作り方出来るってすごい

投稿 : 2023/10/13
閲覧 : 61
サンキュー:

0

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

特にコメントもないけど

60分の番外編。

とある軍の作戦の背後にある犯罪を公安局が捜査する。
今回は宜野座(父)が主人公ですかね。
すごくいい味を出しているキャラだけに番外編の主人公には納得です。

ストーリーも60分でしっかりとまとめられていて良しです。

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 76
サンキュー:

0

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

劇場版三部作の中では作品内容、作画共に最も高い評価ができた作品

劇場版三部作の二部目となる『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Gurdian』。
作画期間だけで2年を要し、白兵戦やドローンによる空中戦、テロ攻撃シーンなどのアクションシーンに迫力があり、夜戦においても見易さを追求するなど作画に注力した印象がある作品。
テレビシリーズ1期・3期及び劇場版、FIRST INSPECTORに関わっている深見真氏が脚本を担当。

物語は元国防省・国防空軍のドローン部隊のエースパイロット「First Guardian」と呼ばれた現公安局執行官・須郷徹平と、同じく執行官の「おやっさん」こと征陸智己がメインとなり、監視官の青柳璃彩がサポートする形で事件が進展していき、須郷の上司である青柳が強襲型ドミネーターで撃たれ、常守朱が公安局に入る前の話になるので1期へ繋ぐ前の時系列2112年が舞台となり、政府軍と反政府ゲリラとの内戦が続く、東南アジア連合・SEAUn(シーアン)における「フットスタンプ作戦」と国防省や外務省に対して行われたドローンによるテロ攻撃の裏側にある内部事情を突き止め、真実を明らかにしていくといったもので、作品内容から読み取れるのは世界規模で社会問題化され日本でも法整備が進むドローン問題と、シビュラの権限領域や公安局の捜査権限等の管轄領域問題の二つについて触れられたものというのが分かる。
ドローンを軍事兵器や無人兵器として転用された場合、国家の安全保障を脅かす存在となるケースの法律の運用と近い将来起こり得る未知なるものへの対応処理、外務省特区におけるドミネーターの権限、更には国防省等に対する捜査権限について言及し、グレーゾーンの部分をどのように対処すべきかをケースによって行動で示し、法に抵触する場合の権限の行使や法令に基づく独立機関としての有効性を状況に応じて判断を行い、他のシリーズ作品のような個人や集団ではなく組織間同士の問題に触れたもので、より高いレベルの緊迫した作品内容となっているのが特徴的。
あくまでも法律や政令、各省令による組織間やシビュラの権限の及ぶ範囲の不完全性について触れられたものとなり、その場合の扱いはどうしましょうかという話で、着眼点は他の作品にはあまり類を見ないもので優位性があり、取り上げた題材としてはとても興味深いもので特例措置や強権発動を使い暫定的な扱いとして捜査対象としたり、公安局の捜査官が国防省の幹部とシビュラの権限領域の範囲の瀬戸際で駆け引きするスリリングな展開は、PSYCHO-PASS サイコパス1期と劇場版の総監督を務めた本広克行監督の『踊る大捜査線』のように現場の実情を反映したリアルな表現方法が見応えがありました。
原則法に対して特例法という位置付けでTPOに応じた法律の運用やシビュラに特別権限を与え権限領域の確立に努めるなど、ある種の国家権力を持ったシステムの存在を容認する形で存在意義を示すことへの本作の意図が読み取れる。

物語のつなぎ役として二期から登場する須郷の国防軍時代と征陸の家族間のエピソードを中心に、ヒューマンドラマを交えながらその権限に基づき事件を解決していくわけだが、犠牲の上に成り立つ現代社会の責任と所在の在り方を明確に描き出し問題提起していく展開は、マクロ的でありミクロ的でもある階層社会を映し出すより普遍性の高いものと言え、トップダウンに囚われない現場の実情を反映したルール作りが広範に行き渡る必要性を感じる内容でした。

総評すると軍事ドローンに対するデストロイ・デコンポーザーの執行モード見たかったよーと、ドミネーターのアクションシーンがあれば尚良かったが、国防の秘密裏とされるVXガスによる戦争犯罪や軍事ドローンによるテロ行為のバックグラウンドがストレートに描かれており、権力に対する対抗手段や社会問題にも触れた内容は危機管理意識の高さが伺え、登場人物の背景にある接点を上手く利用して、組織間対立のような旧態依然のものと試験運用が行われているドローンの技術問題のような日進月歩なものとの現実的に起こり得る内容を、警鐘を鳴らす形で表現することのできた完成度の高い作品と言えるのでした。

投稿 : 2022/06/06
閲覧 : 264
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5

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

須郷徹平の過去

須郷徹平の過去を深堀した作品
どうやら彼は元国防軍だったらしい
ちなみに色相回復の為に、最後文章だけでドローン開発に数か月いたことが書かれていたが
これが二期で古巣と言っていた場所のことだろう

投稿 : 2022/06/05
閲覧 : 185
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3

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

我々の社会のシステムや電子が星を覆い、国家や民族という概念がなくなったとしても。。

「人間」の感情さえ劣化しなければ、社会は回るのだと思います。

今回のOVAの2作目は非常に素晴らしかった。

まず、サイバーパンクにありがちな暗い背景をなくして、自然や民家の背景を差し込んできたことで、非常にカラフルで開放感があり、お話自体が暗く陰鬱なのに対してそれを対比する形が非常に良く描けていた。構成が非常にうまい。

キャラクターに対しても、極力アニメ的なデフォルメを排して、IG的なリアルタッチ(アメコミタッチ)で表現しているのはトレンドとしてもよい感じがする。
いい意味で天野明の影響がなく、現実味が増している。

さて、ドラマに関しては実はプロダクションIGお家芸の「劇場版パトレイバー2」に相当するクーデターもので、目新しさがなかったが、今回は「パトレイバー」から始まったプロダクションIGのサイバーパンクものの一種の回答を指し示していて、それが非常に説得力のある人間的な結末に至っているので、素直に感慨深かった。

特に、今回の事実上準主役であり、これが遺作となる有本欽隆さん演じる征陸智己というキャラクターの演技、作画、セリフ全てが物語る「人間にとって一番大切なものとはなんなのか」という答えが、この作品を1ランク上の段階まで押し上げている。

本作はそういう意味で最近のアニメには珍しいタイプの骨太で中身のある作品です。

IGは今回かなり勝負に出てた気がします。

投稿 : 2021/12/15
閲覧 : 447
サンキュー:

9

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い

個人的にはケース1より面白かったです。
テレビ版の3期をまだ観てない方は先にケース1~3を観ましょう。

投稿 : 2021/02/09
閲覧 : 198
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0

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

刑事の正義

劇場版3部作 Sinners of the System
なので3部纏めて評価。

1部
霜月と執行官になった宜野座の話。常守は裏方。
霜月が特にシビュラ信者な所は霜月らしくてよい作品。
縦割り行政で厚生省が手出しできない経済省の潜在犯隔離施設〈サンクチュアリ〉の潜入捜査話。
精神的にもアクション的にも宜野座が素晴らしい。

2部
過去編で宜野座の親父、征陸さんと2期で執行官、3期で外務省行動課の須郷がメイン。キャラの関係性等1期を思い出しながら視聴しなくてはならない。
懐かしいだけでなく、展開もスピーディーで、親父共のハードボイルド。フレデリカが須郷を外務省にスカウトするが断る所に執行官になった征陸さんへの想いの回想話。
正義とは何か、征陸さんの刑事魂を熱く伝える作品。
ただ、国防とシビラシステムとの関係性等興味深いが、結局フットスタンプ作戦は、西安のに対抗する軍閥組織殲滅もいまいち何だったのか、何のためにしたのかわからなかった。

3部
劇場版の後、放浪の旅をしてる狡噛をフレデリカが外務省にスカウトする話。復讐を果たしたいテンジンに狡噛が復讐の無意味さを伝えようとする作品。
短い時間の中でのシビラシステムの外の世界、海外の軍事紛争地域の話の魅せ方はわかりやすい。
狡噛とテンジン・狡噛とフレデリカとのやりとりから、日本に帰国するまでのきっかけ、というか経緯はよく練りこまれている。

3部とも劇場版なので当然なのかもだが、1話1話60分程度なのでわりと時間はタイトなのによく作りこまれ、奥の深い作品。

100点中85点

投稿 : 2020/12/22
閲覧 : 215
サンキュー:

0

ネタバレ

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

いきなり登場した須郷の背景が描かれていた。

{netabare}
最初は死んだことになっている軍人を使った防衛省から厚生省への攻撃かと思っていたので少し意外な展開だった。
{/netabare}

死んだ征陸を深掘りする内容もあってじ〜んときた。

ラストのフレデリカの一言が伏線になってくると思うと楽しみ。

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 202
サンキュー:

0

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

有本さん、ありがとうございました

 本作は征陸智己役の有本欽隆さんの遺作でもあり、ラストに有本さんへの追悼のメッセージもある。征陸の登場シーンはどうしても有本さんの姿がちらつき、なんとも言えない気持ちになった。

 ただ内容として1作目よりはアクションもあり、物語も惹きつけられるものがあって好印象だった。犯人の正体なども、1時間の尺でうまくまとめている。ラストに関しては1作目同様になかなかヘビーでショッキングな展開。よくここまで踏み込んで描いたなと感じた。

 その他、縢など懐かしいキャラクターも登場してうれしいサプライズだった。3部作の中で唯一の過去篇ということで、久しぶりのキャラに会えたのはよかった。

 ただ今回のメインキャラである須郷だが、そもそも2期からの登場で活躍するシーンもあまりなく、正直誰だっけ?という感じは終始あった。確かにあんな真面目な人間がなぜ執行官になったのかは疑問だったが、この劇場版で改めて掘り下げるほどのキャラかと言われるとやや疑問。

最後に有本さんが演じる「とっつあん」最高でした。本当にありがとうございました。

視聴日 20/2/27

 

投稿 : 2020/09/22
閲覧 : 203
サンキュー:

0

ネタバレ

シン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

渋い魅力

今回は軍隊が舞台だったり、須郷、とっつぁんという骨太で渋い二人がメインキャラクターだったりで、重厚感のある話でした。

物語はシビュラシステム云々というより、体制下の中での組織の腐敗、そしてそれに巻き込まれた人たちがおこす悲劇、人間ドラマが強かったように思います。

とにかくとっつぁんが終始かっこいい。有本さんの渋くかっこいいボイスの魅力全開で、上層部にも老獪に接する姿、妻をみまうところ、息子宜野座のことで激昂するシーン、どれもとても素敵でした。
そしてとっつぁんとコンビを組んでいる青柳さんも有能な捜査官でありながら細やかな心遣いもできる素敵なキャラクター。この後2で須郷に(かなりひどい形で)殺されてしまうなんてなんて皮肉・・・

作画も映画だから素晴らしいのは当たり前のことかもしれませんが、戦闘機のレーダーや銃撃、建物の描写、須郷の戦闘シーンなどなど実写さながらのド迫力。もはや芸術の域。

若くとんがってる宜野座さんは今見ると微笑ましいし、縢君が出てきたのお嬉しかった。

前日譚は後々のストーリーを知っているだけに切なくなることもありますが、やっぱり面白いです。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 223
サンキュー:

0

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

過去のお話し。

須郷徹平の過去回想がメイン。国防省の陰謀に潰された悲しい軍人とその妻のお話し。切ない。{netabare}あの戦闘人形が役に立つとは。{/netabare}

本田貴子演じる花城フレデリカというセクシーなお姉さんも登場。

そして、懐かしのメンツ。元気な征陸智己。そして宜野座伸元が荒れている。
家族団欒だねえ。青柳さん気が利く。

abnormalizeとAll Alone With Youのリミックス。それなり。


以下概要
常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年夏、沖縄。国防軍第15統合任務部隊に所属する須郷徹平は、優秀なパイロ ットとして軍事作戦に参加していた。三ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・征陸智己は、須郷とともに事件の真相に迫る。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 232
サンキュー:

3

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

テレビシリーズより奥深さは普通だと思う!それでも、物語はけっこう面白い。ファン向けを気がする。

投稿 : 2020/04/03
閲覧 : 184
サンキュー:

0

ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

国防とは何ぞや

サイコパス劇場版3部作第2弾
今回は誰にフューチャーさせたんだ
須郷さんか
2期では途中参加みたいなものだったからな

作品途中でお亡くなりになった方々も勢ぞろいで出演してます。
とがってた時代の宜野座さんとかも出てくるのは懐かしいですな
逆に朱や霜月は少ししか出てきません!

{netabare}
外務省の花城フレデリカ
おっぱいすごいな(´ω`*)
人事交流できたのか
果たして敵か味方か…

気の抜いた時の朱かわいい
朱はなんでも真っ向から立ち向かえちゃうんだよな

須郷執行官
元国防軍なのか
スカウトしに来たのか?
人にはいろいろな過去があるんだな

やっぱりどの時代でも空からの攻撃は絶大だな
っていうかドローンなんだよね、これからの時代は
国防名護基地…沖縄か
時代は変わっても色あせない景色

この時代見た目の美人だけでなく色相も美人じゃないといけないんだな
腕とか機械にしたほうが格闘術は強いかもな
色相が濁ることは恐ろしいことなんだな

フットスタンプ作戦
メンタルケア大事よね
仕事で色相濁らしちゃ元も子もないもんな
ドローンで遠隔操作っていいよな
軍部では上の命令は絶対…
助けたくても助けられない歯がゆさ
大友さん死亡フラグやんけ…
大友たちは行方不明扱いなのか…

流産…
あー須郷さん背負っちゃうタイプだから絶対色相…
テロ中のテロだな
国防省ビル襲撃事件

青柳に征陸のとっちゃんだ!
テロに大友が関わってる?
でも監視カメラに映りこんだ?

須郷の端末を使ってドローンが操作された
須郷さんも共犯の一人だと思われてるわけか

縢も久しぶりだな
眼鏡時代の宜野座と狡噛さんや
ギラついてるな~

刑事は疑うのが仕事だからな
奥さん…も何か関わってるのかな?
軍人としての責務って
駆け引きとか須郷さんには難しそうだな
正当な作戦の一環ってなんだよ

征陸のとっちゃんかっこいいな
とっちゃんの元奥さんか
沖縄で療養しているのか
伝説の刑事ね
折れないって確かにすごいよな

青柳さんいい人なのにあの結末だからな~
美人でお節介焼きいい人だ

宜野座さんもな
この頃はあれだったからな

ドローン操作してたの絶対大友じゃん
固そうな役職の仏ばっかりやんけ
外務省参事官吹田って…たしか…
フットスタンプ作戦の裏で何があったのか
犯人の逮捕のために国防の裏を暴くだけだろう
おいおい上層部真っ黒だな

たしかに保険をかけておくだろう
大友の保険は…
潜水艦の原子炉、米軍の遺産か
外務省特区だとドミネーター使えないのか

さてさて東京にいるのが大友だとして
基地の地下にいるのも…
狡噛さんの猟犬の如く動き
あれか、機械か

こっちが本物の大友か
犯罪係数測定不能って
やっぱり動きや思考を真似た機械だったか
宜野座たちの方もそうだったか

スパーリングロボットに残されたのは残留思念みたいなものか
フットスタンプ作戦…大友たちは捨て駒だったのか
あれは救援物資ではなく化学兵器だったのか
殲滅作戦だったのか

たしかにガスはないわな
原子力潜水艦を奪って復讐のため
あーやっぱり関わっていたのか
国防とはなんぞや
どれだけ国益を思っていても犯罪者は裁かれる

須郷さん今までパッとしなかったけど
ちょっとだけ好きになったわ
でもこれ見た後で2期を思い返すと
また利用されたんかいって思うわ

青柳さんかわいそうだ

変わらざるを得ない状況ってなんだろう
ってことで3期につながるんだろうな
  {/netabare}

須郷 徹平(すごう てっぺい)
公安局刑事課一係の執行官。集中ケアを受けるも回復することなく潜在犯認定され執行官となる。元国防軍所属のドローンパイロットだった経歴を持つ。

征陸 智己(まさおか ともみ)
1期における公安局刑事課一係・執行官の男性。大学法学部法律学科卒。元警視庁の刑事である。唇に傷跡があり、はね気味の褐色の髪をしている。かつて、免罪体質者の八尋和爾と死闘を繰り広げた末に左腕を切断され、現在は無骨な機械の義手となっている。、狡噛と縢からは「とっつぁん」と呼ばれることがある。

青柳 璃彩(あおやぎ りさ)
公安局刑事課二係に所属する執行官。宜野座とは同期同局の仲で朱とも交流があり、一係の面々にとっては理解者であり協力者でもある。

縢 秀星(かがり しゅうせい)
1期における公安局刑事課一係・執行官の青年。表面的には軽薄な振る舞いをし、冗談や軽口が多い。オレンジ系の髪色の、毛先を跳ねさせた髪型をしており、左のサイドをピンで留めている。デスクには、携帯ゲームやフィギュアが並ぶ。この社会では珍しく自身で調理するほど料理好き。

投稿 : 2019/11/10
閲覧 : 269
サンキュー:

4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「フットスタンプ作戦」…あそこで、本当はいったいなにがあったんですか!

この作品は、2019年に上映された劇場版アニメ三部作の第2弾です。
現在、過去、未来の三部作のうち、今回は「過去」に位置付けられる作品となります。


常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の2112年夏、沖縄。
国防軍第15東郷任務部隊に所属する須藤徹平は、優秀なパイロットとして軍事作戦に参加していた。
三ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を攻撃する事件が発生する。
事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係執行官・征陸智己は、須郷とともに事件の真相に迫る。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今回の物語の主役は、執行官の須藤徹平さん…
正確に言うと、執行官になる前の軍人だった頃の須藤徹平です。
恥ずかしながら私の記憶から完全に抜け落ちていたキャラでした。

このシリーズは、これまで主人公が次々と事件を解決していくスタイルが主流でしたが、今回の物語は一味違っていました。
確かに事件は発生するのですが、事件を解決するのはあくまで公安局の仕事…
それじゃ須藤徹平はというと…完全に巻き込まれた感じでしたね。

でも、こういう目線も大切だと思います。
何故なら、私たちが何かの事件に関わるなら圧倒的に第3者で巻き込まれる確率が最も高いでしょうから…
生きていて、何度も事件の第一人者には成り得ませんしね。

でも、周囲を巻き込む力…というより、抑え込む力のが物凄く強い事件だと思いました。
最近、「働き方改革」という言葉をよく耳にしますし、職場にも浸透し始めています。
それから比べると、今回登場した国防軍は明らかに逆行していました。
もちろん、機密事項の漏洩はどこの部署においても絶対禁則事項です。
ですが、職場の風通しという意味では、現代社会と随分なギャップを感じました。
今より未来の世界の出来事なのに…

レビューのタイトルで用いた「フットスタンプ作戦」は、本作品の中で素性が明らかになるのですが、思っていた以上に残酷で、悲しみしか生まない作戦だったのではないでしょうか。
諸悪の根源は、作戦の指揮者にほかなりません。
ですが、例え何も知らなかったとしても、自分が加担していたことを後から知らされたらどうでしょう…
何もかも開き直れる訳なんて…ありませんよね。
だから、潜在犯に認定されるのは、直接犯罪に手を染める以外にも多種多様なケースが存在するのだと思います。

本作では、シビュラシステムにはあまり触れられませんでした。
これまでは、全ての犯罪はシビュラシステムに直結していたので違和感ありませんでしたが、システムに関係無いところでも、事件って起こるんですね。

主題歌はCase.1と変わらず、エンディングテーマは、1期後半のエンディングが使用されていました。
もちろん、Case.1同様リミックスバージョンです。

上映時間が約60分の作品でした。
Case.1とコメントが重複しますが、兎に角物語の濃厚さが半端ありません。
「正義と信念の感じられる仕事」という台詞を耳にしました。
自分も「かくありたい」と思える台詞でした。

投稿 : 2019/11/04
閲覧 : 933
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12

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

柾岡執行官がかっこいい

SS3部作の中では、一番好きな作品です。

柾岡執行官が、とにかくかっこいいです。
最後も、いかにもシビュラシステムが考えそうな落としどころだったので、楽しめました。

投稿 : 2019/10/04
閲覧 : 458
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7

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

やっぱり面白いよね

やっぱり面白いよね
なんでだろう 面白いものは面白い

投稿 : 2019/09/26
閲覧 : 207
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0

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

亡き者達へ捧ぐ【鎮魂歌】All Alone With You

2012年秋冬期の第1期TVシリーズ、2014年秋期の第2期TVシリーズ、2015年の劇場版長篇に続く劇場版3部作『サイコパスSS』の2作目です


人の精神を数値化出来ることから警察が廃止され、厚生省公安局が治安維持と法務の執行を取り仕切る未来の日本が舞台のSFサスペンス


実写映画監督の本広克行、脚本家の虚淵玄も関わっていたシリーズですが、この3部作では最初期からアニメーションディレクターとして携わっていた塩谷直義が自らストーリー原案を組み立てて単独で監督
さらにノベライズ版を手掛けた吉上亮と深見真が脚本を担当しています
本来なら1作目からレビュを書くところですがこの2作目が特に素晴らしかったので先んじて書きたいと思いました

























2116年、SEAUnシャンバラフロートでの事件から2ヵ月後の公安局に、外務省から花城フレデリカという女性が刑事課一係に監視官補佐として出向してきたことが事の始まり
彼女の真の目的は元国防省、国境防衛システム海軍のドローンパイロットであった須郷徹平を外務省にスカウトすることであったのだ
須郷は国防省時代にサイコパスを悪化させるきっかけとなった事件を思い出す…
時は遡り2112年、常守朱監視官就任の数ヶ月前
須郷の所属する部隊はSEAUnへの介入を始めた日本政府と国防省の極秘任務「フットスタンプ作戦」を遂行するが作戦は失敗
ドローンパイロットの須郷たちを残し地上部隊は全滅
その中には尊敬する部隊長であった大友逸樹の姿もあった
しかしその後、フットスタンプ作戦関係者を襲撃する軍事ドローンによるテロが発生
容疑者に挙がったのは死んだはずの大友逸樹
須郷も容疑者として公安の監視下に置かれた
そんな須郷の前に現れた公安というのが、当時刑事課一係の執行官だった“とっつぁん”こと柾陸智己だったのだ…


























今作の第一印象は、色相診断の結果が全てにおいて優先される世界観で、そもそも軍人という職業が成り立つのか?というシリーズへの疑問を投げかけた意欲作だと思いました
理不尽な作戦を強いられる前線の特殊部隊の悲惨さと上層部との軋轢
とかく非情な結末が待ち構えている中で突き進む須郷の心情が軍事冒険小説のような体で彼が得意とするドローン技術の描写と共に描かれ、SFとしてもミリタリーサスペンスとしても楽しめる作品に仕上がっております
この『SS』3部作全てに共通してることでもありますが、画面のクオリティもこれまでのシリーズが嘘のようにハイレベルにまとまっているのも素晴らしい


お話の結論から言って、軍人という職業が成り立っているのはやっぱりちょっとおかしいというか、それは『劇場版』のシャンバラフロート事件を観ても矛盾してるのは明らかです


ですがそんなツッコミどころを他所に、もう一方でハードボイルドな刑事ドラマとしての魅力が今作を支えていることに目を向けたいと思います


物語は終始須郷の目線で語られますが、須郷から観た“刑事という生き方とその正義”を貫いたとっつぁんはこれ以上に無くカッコイイ男、として映ります


まだとっつぁんと宜野座が和解する前ともあり、宜野座との確執の深さや初めて登場する柾陸の元妻=宜野座の母との距離感のある関係も明かされ、とっつぁんの公私が今作の中で共に語られるというのがキャラに深みを与えています
この妻子を支えるとっつぁんの姿は、事件の中心となってしまったが須郷の良き先輩でもあった大友とある意味オーバーラップしつつ、裏表一体の関係になっているのも面白い


何よりもとっつぁんや、さらに今作に登場し大活躍をする青柳璃彩監視官、縢秀星執行官という人々が後々の事件で【全員殉職してしまっている】という事実が今作に漂う哀愁に拍車をかけてます


思えば『サイコパス』というシリーズは幾度となく希望を打ち砕いてきました
本当は死ぬべきではなかったはずの人々の生命が軽々しく奪われていってしまったことへの虚しさ
そんな彼等の在りし日に、いまいちど思いを馳せさせてくれるのが今作なんだと想うのです


そして何より、とっつぁんを演じた有本欽隆さん自身がもはや帰らぬ人となってしまっているのがやるせない…


エンドロールではEGOISTの「All Alone With You」を中野雅之が手掛けたReMixが流れるのですが、これがオイラには“逝ってしまった者達へのレクイエム”の様に聴こえてなりませんでした…


興行終了間際に立川シネマシティ、シネマツーaスタジオでの極上音響上映「TOTTSUAUND」も堪能してきました
SEAUnでの戦闘シークエンスはもはや極爆を超えたとも言える凄まじい音圧の破裂音が連続
とっつぁん最大の見せ場となる、軍人相手に怯むことなく啖呵を切って迫るシークエンスの迫力も他の劇場にも増して最高でした
上映終了後には岩浪音響監督自らが名付けたTOTTSUAUNDという名前と、今作が有本さんの遺作となっていることを合わせた追悼メッセージが画面に映され、最後の最後で涙してしまいました

投稿 : 2019/03/06
閲覧 : 944
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6

vWSHY97287 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

めっちゃ面白かった

ストーリー、迫力、作画などいろいろずば抜けてました。サイコパス好きなら絶対楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2019/02/21
閲覧 : 301
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1

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

伝説の刑事に何を見る?

  case.1とは別物な感じで、活躍する主人公が、代わるです。今作の主人公(須郷 徹平)が、これからの選択を迫られたとき、以前の出来事を振り返るお話だったです。

 事件に巻き込まれ、容疑者扱いされるです。その時の執行官のおっさん(征陸 智巳)との出会いが、須郷 徹平にとって忘れられない今の自分のきっかけとなるのです。

 {netabare}須郷 徹平が利用された国防軍の陰謀、死んだとされる尊敬していた先輩、周辺が大きく関わっていたです。{/netabare}話の進むうちにそれらも含めた、容疑者扱いされた真相も明らかになる展開が、case.1より面白かったです。

 その真相の先に訪れる結末、{netabare}悪い奴に裁きがあっても、{/netabare}やるせないものがあったです。
 それらのお話の後、現在に戻り須郷 徹平の出した答えは、どうなるのか?見てのお楽しみです。

投稿 : 2019/02/20
閲覧 : 635
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5

ぺぺりん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とっつぁんとの出会いに

3部作2作目 過去になります。

今回は征陸さん と あまり脚光を浴びていない須郷さん。

内容は須郷さんの征陸さんの出会い
征陸さんの人間味あふれる持論、セリフが人の心を動かす。

これぞPSYCHO-PASSという世界観に浸ることができました。

さくさく内容は進み1時間が短く感じました。

3作目楽しみですね。

投稿 : 2019/02/19
閲覧 : 372
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6

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

刑事の勘は永遠に……

『PSYCHO-PASS(サイコパス)』の新作・劇場版三部作の二作目の舞台も日本。
但し、メインの時代はTVアニメ1期の少し前の過去。
本作で起きる事件もまた、霞ヶ関のタテワリが障壁になる難事件ですが、
この当時はまだ“伝説の刑事”で、公安局の“猛犬”征陸(まさおか)智己<執行官>が健在。
シビュラの権限が規制される、他省庁の“聖域”にあっても、
征陸の事件への執念は潰えず、その牙は一度食らい付いたら離れません。

ついでに征陸の息子・宜野座<監察官>もこの頃は絶賛反抗期中w
宜野座は家名の通り、{netabare}沖縄が実家。
沖縄絡みの捜査からの脱線が炎の険悪親子関係に油を注ぐことにw{/netabare}
久々に熱い?親子喧嘩もスクリーンにぶちまけられて感無量ですw

征陸や事件の関係者を通じて、組織の中でも折れない個人の信念を感じたシナリオでした。
例えば征陸<執行官>はTVアニメ1期でも、
シビュラが捜査、執行全般を指示する時代になっても尚、
刑事の勘を前面に押し出した、昔気質のデカを貫き通していましたが、
本作でも、その生き様に再会できて熱かったです。

加えて、そんな個人の信念の継承も確かに感じられました。
各省庁の秘密主義が招いた事件は、相変わらず組織が個人を圧殺する後味の悪い物でしたが、
刑事の勘は、先の第一部にて<執行官>に受け継がれていましたし、
本作では、そんな胸糞な事件が続く中でも、たまに感じられると言う
刑事の正義や信念を引き継ぐ意志もありました。


一方で<シビュラシステム>については、今回もまた、
{netabare}硬軟織り交ぜて対立省庁を屈服させる狡猾さが際立ちました。
事件を通じて、クーデターの危険性が最も高い軍隊に対し、暗部と言う首根っこを抑える。
その上で生かさぬよう殺さぬよう、使える武力だけ残して、
貸しも作って<シビュラ>に抗えない体勢に持って行く。

タテワリが壊される様なんかも、通常は規制緩和など革新的でポジティブなイメージですが、
本シリーズのタテワリ打破は、三部作通じて、
霞ヶ関支配の地歩を固めて行くであろう、<シビュラ>の着実さが目立ち薄気味悪いですw{/netabare}


うん……やっぱりシビュラくん、性格悪いわ~w


付記:第二部公開を控えた今月に入って、
征陸智己<執行官>役の有本欽隆氏・食道がんで死去の訃報が飛び込んで来ました。

<シビュラ・システム>の伸長により“伝説の刑事”から
<潜在犯>として公安局の“猟犬”に落されても尚、
自身の矜持を捨てずに、泥臭く食い付いていく征陸の生き様は、
システムに疎外されても消えない人間性を語る上で重要な要素でした。

それを人間味溢れる演技で再現した欽隆さんの声は地味ながら作品に欠かせない物でした。

元々、本作は、{netabare} 生前の征陸を悼む視点{/netabare}もあった上に、
さらに“弔辞”コメントも相次いだという舞台挨拶のニュース等も含めて、
中の人の追悼ムードも加わり、
より故人の遺志というテーマを意識させられた劇場鑑賞となりました。

ご冥福をお祈り致します。

投稿 : 2019/02/16
閲覧 : 834
サンキュー:

19

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/07
閲覧 : 0

正直者のくっしーだむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/05
閲覧 : 0

よしみつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/19
閲覧 : 1

ホロムギ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/15
閲覧 : 2

CnAcF50951 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/14
閲覧 : 2

sarutatsu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/05
閲覧 : 4
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」のストーリー・あらすじ

3つの物語の舞台は約100年後の日本とアジア――その現在、過去、未来に起きる事件が語られる。事件に立ち向かうのは、規定値を超えた〈犯罪係数〉を計測された〈執行官〉たちと〈シビュラシステム〉が適性を見出したエリート刑事〈監視官〉たち。犯罪を未然に防ぐために必要なものは、猟犬の本能か、狩人の知性か。事件は思わぬ事実を明らかにし、世界のあり方を映し出す。これまで語られていなかった『PSYCHO-PASS サイコパス』のミッシングリンクがついに紐解かれる。(アニメ映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年2月15日
制作会社
プロダクションI.G
公式サイト
psycho-pass.com
主題歌
《OP》凛として時雨 ーRemixed by 中野雅之『abnormalize』《ED》EGOIST ― Remixed by 中野雅之『All Alone With You』

声優・キャラクター

東地宏樹、有本欽隆、浅野真澄、てらそままさき、大原さやか、関智一、野島健児、石田彰、伊藤静、沢城みゆき、本田貴子、花澤香菜、佐倉綾音

スタッフ

SSストーリー原案:塩谷直義、シリーズ原案:虚淵玄、キャラクター原案:天野明
監督:塩谷直義、脚本:深見真、総作画監督:阿部恒、総作画監督:阿部恒、作画監督:中村深雪/古川良太/阿部恒/諸貫哲朗、演出:下司泰弘、撮影監督:荒井栄児、3D:I.G3D、色彩設計:上野詠美子、美術監督:草森秀一、音響監督:岩浪美和、音楽:菅野祐悟、キャラクターデザイン:恩田尚之/浅野恭司/青木康浩

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