当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」(アニメ映画)」

総合得点
74.2
感想・評価
179
棚に入れた
1010
ランキング
937
★★★★☆ 3.9 (179)
物語
3.7
作画
4.0
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スピンオフものとしての面白さ

 実写の刑事ものでは本編の脇役キャラを主役に据えたスピンオフ作品があったりするが、
本作もそんな立ち位置の印象の作品。

 本作の主役と言えそうなのが霜月 美佳。
 監視官になるぐらいだから作品世界ではエリートの範疇に入る存在なのだろうが、他の主要
キャラのような特異な体質、重たいバックボーン、尋常ならざる信念、人並外れた戦闘力などは
なく、それでいてその地位における権益を享受して楽しているキャラかと思いきや、彼女なりの
正義感や矜持などはある存在。
 局面に応じて良い面が出たり、悪い面が出たりするが、悪い面も含めてその普通人的感覚が
個人的には結構好きだったりする。
 同様の好感は「進撃の巨人」のヒッチ・ドリスにも感じたりするが。

 そんな彼女の良い面が前面に出たヒーロー的活躍が堪能ができるのが本作で、宜野座 伸元の
アシストぶりも良い。
 およそ1時間ぐらいの長さだが、導入部から締めまで非常にうまいことまとめあげられている。
 とは言え、霜月の本編2期からの変わりように違和感は禁じ得ないのだが。

 潜在犯がサイコパスをクリアにするケースは本編でもあったが、本作では洗脳による
集団思考でクリアするというこれまた新たな手法が登場。
 確かに自身の思考による善悪判断の放棄はサイコパスをクリアにする方法の一つとしては
納得できる設定。
 現実でも同調圧力やメディア・世論からの影響など、他へ責任転嫁することで、自身の
罪悪感を軽減するような行為はやったりするから、結構リアリティを感じる設定で怖い。

 舞台となるサンクチュアリが雪山の中の隔離施設ということもあって、集団思考に囚われた
潜在犯からの逃亡劇は映画「シャイニング」を思わせるものがあり、ホラーもの的な怖さも
感じられる。

2024/12/14

投稿 : 2024/12/14
閲覧 : 17
サンキュー:

0

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

成長

2期から比べてですが、結構頼もしくなったなぁ〜と感じたのが霜月でしょうか。
2期からどれくらいの期間が経つのは知りませんが彼女は成長しましたね。

2期では悪印象が強く常守に比べたらかなり心が弱く感じたのですが施設に潜入した時の彼女の活躍は凄かったですね。
前は充分な捜査も出来ずに足を引っ張るイメージがあったのにw

なので、最初はこの日が施設に派遣されると聞いて不安しか無かったのですが、宜野座さんと六合塚さんが居るだけで安心しますね。
ファーストシーズンのメンバーが頼もしすぎますw
この2人居れば大丈夫感が凄かったけど、霜月の成長ぷりに驚かされました。

前の彼女なら多分、何も出来ずに終わった気がしますがラストで言う彼女の「正義だから」の言葉がヒシヒシと伝わるエピソードでしたね。

ただ、六合塚さんの出番カットされ過ぎww
知らない間に捕まり、知らない間に逆転して1人で脱出ww
凄い人では間違えないけど制作サイドが六合塚さんの有能さに頼り過ぎじゃない?
優秀だからカットしても逃げ出せたの解るだろ?
犯人を倒すシーンなくても倒せるだろ?感が凄いww

ただ、今回、カッコイイのは宜野座伸元でしょうね。
生身とオートメイル?的な腕1本でパワードスーツ的なのとタイマンする辺りがホントに凄いカッコイイww
この人、こんな感情なんだ、こんな動けるんだ感が凄く感じました。
後、今期の宜野座さんの見た目も歴代で1番好きな?カッコ良くなりましたねww

2期よりもガラリと成長をみせてくれる部分も多く驚かされるエピソードが多かったですね。

投稿 : 2024/05/22
閲覧 : 192
サンキュー:

11

ネタバレ

rokirokino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作品単体では悪くないが霜月が何の説明もなく別人のようになってる違和感

前回の映画から4年開いてるだけあって作画がものすごく向上しており、
作品単体で見ても特に粗はなく、
作風が変わったといえるレベルで、今までのサイコパスにはなかったような
キャラに焦点を当てる描き方ができていた。
薄いサブキャラレベルに成り下がってたメンバーに活躍の場を与えたという点では評価できる。

しかしずっと拭えない違和感は霜月という存在。
彼女はサイコパス2後半からただのシビュラの傀儡に成り下がり
ほぼ闇落ちしたも同然の存在だったはず。
2の後の映画でもそのスタンスは変わらなかった。

しかし急に今作から何の説明もなく、
上記の設定がなかったかのようにただの良い人間になってる。
まだシビュラの傀儡に成り下がる前の話なのか?とも思ったが
東金もいないし、ギノが狡噛と再会した話をしてるから違うよね。

ただのシビュラの傀儡に成り下がることを選んだ人間が
なぜあそこまで積極的に調査に動くのか。
別にシビュラ(局長)も全然ノリ気ではなかったはずで、
シビュラの傀儡の行動原理としてはおかしい。
終盤は特に善良な監視官のような振舞をしており
「力では動かない、人を動かすのは心だ」と言ってのけるが、
お前が言っても何の説得力もないだろ。誰が言ってるんだよと。
さすがに何の説明もなくこんなセリフを吐かれても評価はできない。

最後はシビュラシステムに「秘密を守るためには人殺しもいとわないのか」と聞いていたが、そんなのとっくのとうにわかっててお前は傀儡を選んだんだろ?としか言いようがない。
霜月は常に自分の保身しか考えていなくて最後まで保身のためにシビュラシステムに下った人間だったはず。
そもそもシビュラシステムに食って掛かってる時点でおかしい。
もちろんこっちの霜月の方が圧倒的に魅力的ですよ。
1の最後で入ってきた時はこういう成長を期待してたよ。
じゃあ最初からこっちの路線でやってくれよって話。
でも逆張りか知らんがそれをやらなかったんだからその責任は取ってくれ。

いくらなんでも散々描いてきたクズの霜月が中身をすり替えたかのように
善良になられても手放しでほめることはできない。
ただただ困惑するだけだ。
急なキャラ変に困惑することを制作側は想定しないのか?
そもそも現在シビュラの傀儡から脱したのかもわからない。
一切説明がないせいでずっとスタンスが不明だ。
せめて未だにシビュラの傀儡なのか、脱したのかは触れてくれ。
「霜月という人物をどういう目で見たらいいか」が全く定まらないまま作品が終了していった。

シビュラの傀儡から脱したならその件を触れないとおかしいし、
傀儡なら傀儡なりのポリシーや正義感があるならそこを描くべき。
ここで取ってつけたように霜月が良い人間ですみたいに描かれても
「脚本がそう描いたからそうなっている」だけでこちらは困惑するだけ。

今回の霜月の描写を手放しでほめている人は正気ですか?と聞きたい。
霜月がこういう人物であるべきなのはそうだと思うが、
今までそう描いてこなかったんだから、
こうなるまでの過程を描いてくれないと、
良くなった霜月を受け入れることができません。

ギノザもちょっと良い奴になりすぎというか、
作風が変わりすぎ。脚本も同じ人ですか?
連続で一気見してると違和感しかない。

投稿 : 2024/04/09
閲覧 : 39
サンキュー:

0

しろくま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

1時間という短さだけど面白かった

サイコパス懐かしいけどハズレ無くいつも面白い


宜野こんなだっけ…?なんか記憶の中の宜野と違い過ぎてなんかすごく丸くなりすぎて同一人物と認識しづらいくらいクセと眼鏡がなくなってる…丸くなった方が滅茶苦茶かっこいいけど個性は死んでる気もする

投稿 : 2023/10/13
閲覧 : 60
サンキュー:

0

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

さすが申し分ない出来ですね

私が大好きなサイコパスの脇道ストーリー。

メンバー構成的には一期の後ですね。
世界観は本編そのままにしっかりと作り込まれたストーリー。
60分作品ですがキレイに完結させるところもさすがです。

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 81
サンキュー:

0

ネタバレ

太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いんだけどなんとも言えない違和感

レビューの点数通り、面白かったし、いい話です。それは間違いない。

みなさん大絶賛&霜月成長したねって感じなので、自分がマイノリティなことは百も承知で言いますが、

(なんの説明もなく)霜月がいい奴みたいになってるのだけが違和感。

決して、霜月が嫌いで、彼女がいい奴みたいな話をされたことにアレルギー反応出してるわけじゃありません。皆さんは脳内補完できてるようですが、自分は想像力がお粗末なので、「霜月が成長してああなった」と考えることはできず、サイコパス2の彼女とは別人のようだと感じてしまいました。

{netabare}霜月が単なる嫌な奴とかだったらこうは思わなかったと思います。でも、彼女は常守朱の家族を殺したも同然で、嫌な奴では済まない。なのに普通に常守と接してたり、あれだけ無様に保身を優先してシビュラに迎合し、命乞いみたいなことまでした人間がシビュラ(烏間)に毅然と対応してたりするのに物凄く違和感があります。自分勝手なひき逃げで人を殺しといて、自分は罪を償うこともなく、遺族と普通に接してるみたいな違和感。

人間誰しも失敗はするし、そこをいつまでも根に持つわけじゃありません。そういう人間が犯罪者にならないシビュラの方に問題があるのもわかります。でも、結果的に霜月が変わったのならそれで構わないから、その過程の説明をして欲しかった。これを霜月が大人になったとか、常守朱と同じようにシビュラに対する認識を改めたとか解釈できる皆さんは本当に凄いと思います。

霜月が過去の自分を悔いるとか、変わろうと努力したとか、そういう描写が少しでも入るだけで納得できたと思います。弥生さんが2の最終回で霜月がやらかしたことになんとなく気付いてたような演出がありましたが、あれもなかったかのように霜月と普通に接してるし…。なんなら朱ちゃんの洞察力ならお婆ちゃんの死に霜月が関与してることに気付いてるのでは?だったら朱ちゃんが霜月を許すみたいな話があっても良かった。{/netabare}

そういう色んな背景を、制作陣が自分たちの中で自己完結させてしまい、必要な説明を全部すっ飛ばしてるように感じました。一から十まで全部描写するのはサイコパスじゃない。だから視聴者が自分で察しろ、みたいな。気持ちは分かるけど。

自分が何か決定的に見落としてるんでしょうかね?

投稿 : 2023/04/18
閲覧 : 143
サンキュー:

3

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

3本まとめてレビュー

1本1時間の中編劇場版を3本まとめてレビューします。どういう封切り形態だったんでしょうか。東映まんが祭り?
1本1本の時間が短い分、密度は濃くなっています。劇場版1作目より、画面もストーリーも満足感が高かったように思います。
3本とも魅力的なキャラがカッコよく活躍します。特に2本目がいいですね。2本目だけだったら星4付けてもいいでしょう。3本目は狡噛がいい人過ぎるのが多少鼻につく感じかも。
3も悪くはなかった(むしろ良かった)けど、やっぱり初代の面々は魅力がありますね。

投稿 : 2023/04/17
閲覧 : 115
サンキュー:

0

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『Sinners of System』を解消していく物語

物語は潜在犯隔離施設「サンクチュアリ」において、薬物投与と催眠療法を使い潜在犯を洗脳し、鉱石採掘事業と銘を打ってこれらの者を使い、過去の遺物である放射性廃棄物を処理させるために名目とは異なる施設の存在が前提にあり、その運営実態の真相を解明するため、公安局監視官の霜月と執行官の宜野座をメインにした潜入捜査と黒幕の真実を突き止めていくという流れ。

ていうことだけど、わざわざ潜在犯に処理させなくてもドローンやメカ的なもので処理させればいいんじゃね?と思うのだが、存在そのものが執行対象だから人間として取り扱われていないのだろうか、処分する手間が省けて経済的にも安価で済むだろうし、合理的に考えれば間違ってはいないのだが、ここが人間とシビュラというシステムの違いなのでしょう。人間に対する価値基準がそもそも異なるので集約的にしか物事を捉えられない倫理的価値観の相違があり、そこに齟齬が生じる。
人間を「物」で見るのか「者」で見るのかの違いだとすれば、優劣の付け方がそもそも打算的で損得勘定で行われているのでそこに私情の入り込む余地がないことになり、つまり機械的であり社会道徳的でもあるので、こういう輩は汎用性が効かず対処が困難となる。
近代合理主義を掲げる人間なら正しい判断と言えるが、作りが合議制によって成り立っているため政治的イデオロギーである無政府主義を掲げると、そこに管理者は存在しない謂わば選民思想を持つアナキズム集団がファシズム的な独裁政治行うことにも繋がり、本来人間が作り出した法を補完する目的で導入されたものが、反対に説得され懐柔されてしまうと不可逆的合意を行うことにもなりかねない。
そこで究極的にはシステムを作り出した張本人様が登場して、シビュラの正確さに人間の思考力の柔軟性を加えることでより高度なシステムが作り上げられていくわけだが、本編ではその欠陥部分が如実に表れていて、人間様がじゃあ今回は秘密保持の取引のため仕方がないから手を打っておきましょうかみたいな流れで終わってるけど、後にしっかりとその部分を解決していくのがこのシリーズ作品の惹きが強いところで、全編観ていると導入部分から問題点の提起、解決策への繋がりが事件性のあるストーリーを介して見事に描かれているのだ。

物語の黒幕が{netabare}シビュラのユニットの一部である国会議員の烏間{/netabare}と判明してダメダメな部分を露見するわけだが、霜月ちゃん取引と引き換えに渾身の一撃を喰らわせてやるのがオチになっていて、公安局最後の意地を見せた展開は今後の流れへ繋ぐエピローグとしては面白かった。
事件性を楽しむというより、シビュラシステムの不完全性を嘲笑するかの如く疑問点を投げかけ、人間とシステムの共存という方向性で次の展開を議論し成長性を感じるための作品だということが言えるのです。
霜月美佳を免罪体質者にしてシビュラのユニットの一部に組み込んでみてはどうか、合議制なのに我が強いため約250体いるマジョリティの1/3の発言力を占めそうだからやはり無理なのか、シビュラレンタルサービス始めましたみたいなノリでなんとか個体数を減らすため、お出かけシビュラちゃんこさえてみるなどネタは尽きないわけだが、そういった未開拓な一つ一つの試みがシステムの強化につながるだろうし、改善点が見つかるのかもしれない。

そういう意味では外交上の問題と人身問題を秤にかけて、外国との関係を優先させたシビュラの判断は正しくもあり間違いなのかもしれないが、成長するシステムだからこそ時には回り道をしても良いのではないか、ケーススタディが蓄積されて判例のような慣習的効力を生じさせるより完全体に近いものに変貌を遂げ、未成熟でありつつ成長株でもあり、短い時間枠の中に物語の本質が見え隠れしていて、考察を深めると伝えたい内容が十分に伝わってくるのであって、上映時間以上に濃い内容の作品と言えるのでした。

投稿 : 2022/06/06
閲覧 : 294
サンキュー:

4

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

霜月美佳とは

霜月美佳という人物(キャラクター)を深堀した作品
今までの彼女の成り立ちと今作、そして今後どうなっていくのかの予想をしようと思う


初登場時(一期)で高校生だった彼女
誰かの意見や考えに左右されず、自分の価値観や感性を大事にし、そして行動していた
これは王陵瑠華子に対する、彼女の反応、そして発言から見て取れる
学園の全生徒(登場した生徒)の誰もが王陵瑠華子に対して、尊敬と憧憬の眼差しを向けていたのに対し
彼女は「どこか違う次元を見てるような眼が怖い」と言い切り、冷ややかな反抗的態度を王陵瑠華子に向けた

この段階では自分の価値観や感性は大事にしているが、二期で顕著に表れる行き過ぎた〝正義感〟は見て取れない
恐らくは、もとい確実に親友の河原崎加賀美を実質、自身の発言――「王陵さんに相談に行けば」――によって殺してしまい
そこから犯罪者(潜在犯も含め)を嫌悪し、忌み嫌う様になったと推測される

彼女の一期での登場は、公安局に配属になった際の、霜月美佳というキャラクターの視点や価値観、特性を説明する為だったと言える


二期では、新任監視官として霜月美佳は登場した
シビュラシステムの在り方に疑問を抱き、潜在犯にも〝平等に接する〟常守朱と対象的に
シビュラシステムに心酔し、過去の経緯から潜在犯も〝ゴミ屑〟かの様な態度と発言をする霜月美佳
 
作中で強がりな面を見せる霜月だが、自身は常に〝正義〟であるを取り繕う為なら躊躇なく責任転嫁をして逃れようとする弱い部分が表に出たり
自身の命の保全の為なら、常守朱の祖母(常守葵)の所在を東金朔夜にリークし
結果殺してしまう――実質殺しておいて六合塚弥生に「同感です」と発言したり――など
視聴者からトコトン嫌われる描写をされる(担当声優曰く、監督の意向だったらしい)
 

そんな霜月美佳だが今作『Sinners of the System Case.1 罪と罰』の物語の中で
シビュラシステムが真の正義ではないということを理解したのか、最後シビュラシステムを問い詰める様な発言と行動をするなど
本来の彼女が持っていたであろう本質――偽りのない正義感――が現れる


二期ではただのヒール役にされていただけの彼女だったが
今後はシビュラシステムを〝正義〟と認識せず、常守朱の様に自身で考え行動する様になっていくと思われる
これからの成長と変化が楽しみだ

投稿 : 2022/06/05
閲覧 : 261
サンキュー:

4

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まあまあ面白い

1期と2期の内容思い出しながら観ました。
それなりに面白かったです。
テレビ版の3期を観るために必要なので3期をまだ観てない方は観ましょう。

投稿 : 2021/02/09
閲覧 : 204
サンキュー:

0

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宜野座が魅せる。成長素晴らしい。

劇場版3部作 Sinners of the System
なので3部纏めて評価。

1部
霜月と執行官になった宜野座の話。常守は裏方。
霜月が特にシビュラ信者な所は霜月らしくてよい作品。
縦割り行政で厚生省が手出しできない経済省の潜在犯隔離施設〈サンクチュアリ〉の潜入捜査話。
精神的にもアクション的にも宜野座が素晴らしい。

2部
過去編で宜野座の親父、征陸さんと2期で執行官、3期で外務省行動課の須郷がメイン。キャラの関係性等1期を思い出しながら視聴しなくてはならない。
懐かしいだけでなく、展開もスピーディーで、親父共のハードボイルド。フレデリカが須郷を外務省にスカウトするが断る所に執行官になった征陸さんへの想いの回想話。
正義とは何か、征陸さんの刑事魂を熱く伝える作品。
ただ、国防とシビラシステムとの関係性等興味深いが、結局フットスタンプ作戦は、西安のに対抗する軍閥組織殲滅もいまいち何だったのか、何のためにしたのかわからなかった。

3部
劇場版の後、放浪の旅をしてる狡噛をフレデリカが外務省にスカウトする話。復讐を果たしたいテンジンに狡噛が復讐の無意味さを伝えようとする作品。
短い時間の中でのシビラシステムの外の世界、海外の軍事紛争地域の話の魅せ方はわかりやすい。
狡噛とテンジン・狡噛とフレデリカとのやりとりから、日本に帰国するまでのきっかけ、というか経緯はよく練りこまれている。

3部とも劇場版なので当然なのかもだが、1話1話60分程度なのでわりと時間はタイトなのによく作りこまれ、奥の深い作品。

100点中85点

投稿 : 2020/12/22
閲覧 : 243
サンキュー:

1

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

霜月嫌いだったが、少し好きになれた。

宜野座と少年のやりとりもほっこりできた。

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 205
サンキュー:

0

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

1時間では物足りない

 久しぶりのサイコパス。ひとまずキャラクターたちにまた会えたというのは素直にうれしい。キャラデザはそんなに変わっていなかったが、CG感が強くてややカクカクした感じはあった。

 ストーリーに関しては、一時間では短かったかなと思った。あと15分あればもっと掘り下げも出来たような気もする。アクションも少なめで、インパクトも弱い。ただ放射性廃棄物というオチはなかなかショッキングで、センセーショナルなラストだった。


 キャラクターについても霜月が大人しくなりすぎていて、こんなキャラだっけ?という感じ。宜野座とのコンビはよかったが、霜月が丸くなりすぎているのでコンビ感があまりない気もした。

 テーマはよかったと思うが、尺の短さからキャラクターが合理的な行動しかとっておらず、心理的な葛藤などの描写が不十分な感じ。

 期待値が高かったのもあるが、全体的に残念だったかな。

視聴日 20/2/26

投稿 : 2020/09/21
閲覧 : 194
サンキュー:

1

ネタバレ

シン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

霜月さんの好感度アップ

PSYCHO-PASS劇場版三部作の一作目。
60分強ながら見応えたっぷりの一作でした。

特別行政区サンクチュアリ。しかしそこは偽りの楽園。もう施設長のおばさんが胡散臭さたっぷりでした。潜在犯にカウンセラーを施し犯罪係数を下げると見せかけて、裏でとんでもないことに従事させている。一見良い施設のように見せかけて、犯罪係数による治安維持を逆手に取った悪行。そしてその糸を引いているのが世界の中枢という…歴史上こういうことはずーっとあってそれを少しずつ淘汰してきたけれとど、PSYCHO-PASSの世界は後退してますね。
犯罪係数の高い人間はどう扱っても良い。現代日本の殺人犯の方がよっぽど守られてます。
そんなとんでも施設に立ち向かう、霜月、宜野座、六合塚。

霜月は2でとっても苦手キャラになってしまい、冒頭も相変わらずこの調子かとうんざりしてしまいました。が、どこかでスイッチが切り替わったように正義感にあふれる監視官に!夜坂のために、がむしゃらに挑んでいく霜月に好感度爆上げです。
宜野座さんのことも相変わらず上から目線ながらしっかり認めていて、宜野座さんもそんな霜月をしっかりサポートして良いコンビ。
宜野座さんは1の頃と比較すると優秀&カッコよくなってますね。夜坂の(義理の)息子を励ますシーンは大人の包容力を感じます。
六合塚さんは相変わらず安定の優秀さ。

最後は施設の幹部は粛清され、夜坂親子も救われて勧善懲悪。ただ施設のことは明るみにはされないのでまた同じことが繰り返される気も…

ともあれ起承転結スッキリまとまっていて、シビュラシステム世界の問題点を鋭く抉った良作だと思います。

投稿 : 2020/08/08
閲覧 : 223
サンキュー:

1

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

攻殻機動隊に寄ってない?

なんか攻殻機動隊に思えてしまった。六合塚弥生があの少佐みたいな能力を発揮していてびっくり。あとは謎解きみたいな。
そして、もはや常守朱の活躍もほとんどない。

相変わらずサイコパスなんだけど、無理に続けなくてもいいんじゃない?

abnormalizeとFallenのリミックスはまあまあ。

以下概要
2117年冬、公安局ビルに一台の暴走車両が突入する事件が発生。 その運転手は青森にある特別行政区 〈サンクチュアリ〉の心理 カウンセラー・夜坂泉だった。しかし取調べ直前に夜坂の即時送還が 決定する。監視官の霜月美佳は、執行官・宜野座伸元らとともに夜坂 送還のため青森へ向かう。 そこで待っていたのは、〈偽りの楽園〉だった。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 208
サンキュー:

1

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

テレビシリーズより奥深さは普通だと思う!それでも、物語はけっこう面白い。ファン向けを気がする。

投稿 : 2020/04/03
閲覧 : 191
サンキュー:

0

ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

霜月成長したな(*-ω-)ウンウン♪

サイコパス劇場版3部作第一弾
主役はなんと霜月捜査官!
なんというか主役というよりかはドラえもんでいうスネ夫みたいな感じだけど
たまには主役級の活躍させてあげないといつまでも2番煎じになっちゃうもんな
まぁ宜野座さんに六合塚ちゃんもいるから問題ないでしょう(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)

{netabare}  
サイコパスの世界って2100年代なんだな
さすがにこの頃まで生きてはいけないか
霜月気が強いんだよなw
まずは宜野座さんにありがとうだろ(笑)

暴走車の運転手、普通の犯罪係数高いやつとは違う?
はい主題歌はこれじゃないと♪凛として時雨さんですよ
OP金かけてるよな
すごい映像力…これだけでもう感動

朱に志恩さん
カウンセラー?青森にある潜在犯隔離施設
薬物の過剰摂取で犯罪係数上がったのか
局長命令で送還?これはきな臭い…
たしかにセキュリティチェックくらいはさせてもらわないとな

朱は自覚あって動くんだよな(笑)
すぐマウント捕りたがるw
メンバーは宜野座と六合塚
いい人選だと思うよ(´ω`*)ノ

経済省が管轄してるのか
隔離されてないんだ
潜在犯の楽園ではない模様
さてきな臭いこの山、霜月で大丈夫なのか

なんか濃いメンツだな
辻飼統治管理者、品のいいおばちゃん風
松来…こいつも潜在犯か
悪党でも有用なら執行官のように使われるってわけだな
宜野座さんはその手のノリには乗らないからな~

潜在犯に好意的な施設なんだな表向きは
協力的ではないだろう
絶対仕込まれてるだろ
更生プログラムね

地下には、鉱山には立ち入りの許可は出来ないか
理屈は通っているけれど、邪魔ばかりしているよな
絶対怪しい

霜月さん、ごり押ししたがるよな
サイコパス世界の部屋って綺麗だよな
っていうか全部ホロだもんな

夜坂と武田
サンクチュアリで六合塚が拘束?
逃亡を幇助するのは不可能だけど
公安局の、こちらのせいにして向こうで全部解決しようとしたいみたいな
あえて逃がしたのか

霜月もなかなか頭の回転回いいよな
人質になるような人間ではないよな
ちゃんとした駒の動かし方してて霜月見直したぞ
勘はにぶいけど(笑)

子供?久々利
潜在犯の子供?夜坂が母親代わり
メモリーデータで何が分かるか楽しみだな

出たよ施設の眼鏡
犯罪係数99って
発煙筒で逃亡

おっと六合塚もデブちゃんと松来に…
松来…なかなか鋭いな
元猟犬か
はいはい結局施設ぐるみの

ちゃんと朱は状況証拠と推論を掴んでくるんだよな
夜坂はどうしても子供を逃がしたいんだな
きちんと言葉にしないとわからないのが霜月w

宜野座さんも当初と比べると丸くなったよな
出たよ魚顔眼鏡
サンクチュアリの害虫?
本性現しすぎだろ
だけどたいしたことなかった(笑)

宜野座もおじさんって呼ばれるんだな
サンクチュアリの犯罪の告発
集団思考状態ね
辻飼は洗脳されて利用されてるってわけか
異分子は排外されるのな
つまり特区の地下に何かが隠されてるってわけね
ようやくサンクチュアリの全貌が掴めてきたよな

自分でエースって言ってるよ霜月(笑)
そういう自尊心高いの嫌いじゃないけどさ
人を上手く使えるようになれば上出来

この世界同性愛者多いよな
六合塚のヘッドバットはききそう
霜月が地下で見つけたのは…

武田も死体で見つかった
国会議員烏丸たしかにいたな
役者はそろったな

簡単に死ぬほどの核廃棄物ってところか
その処理を裏で行ってるっておところか
松来とは戦うと思ってたけど
宜野座さん生身だと分が悪いだろ
義手じゃなかったらあの高さから落ちて死んでたな
こいつは潜在犯の中でも開き直った犯罪者タイプだよな

独裁政治者みたいだな
サンクチュアリの脅威ね
たしかに部外者、集団思考を知らない管理者の方がいいよな
ふんぞり返ってるだけの神輿
霜月裏拳程度では倒れない

洗脳なんて簡単に解けちゃうんだよな~
廃棄物の回収の方だったか
為政者の末路なんてそんなもの
力ではなく心か

宜野座さんの戦い熱いな
思考が統一されるって怖いよな
白血球みたいなもんだよな

霜月少し成長したよな
烏丸もシビュラか
本当にシビュラがこの国を支配してるんだな
従ってるだけじゃいけないって気が付いたのかな

なんだかんだ正義が似合ってるのは霜月かもしれない
 {/netabare}

1時間の映画だったけどあっという間だったな
それくらい濃くて面白くて見入ってしまった
こんなのテレビで毎週放送とかやったら天下取ってたな
でも当時からサイコパスはほぼほぼ一番だかったからな~

ってことで劇場版第2弾にも期待を込めて☆

投稿 : 2019/11/10
閲覧 : 360
サンキュー:

4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ここで引き下がったら公安局刑事課のエース、霜月美佳の名が廃るっ…

この作品は、2019年に上映された劇場版アニメ三部作の第1弾です。
3つの物語の舞台は、約100年後の日本とアジア…その現在、過去、未来に起きる事件が語られるんだそうです。
これまでは、主人公である常守朱を主体として物語が構成されてきましたが、本作の主人公は、何とあやねる演じる霜月美佳監視官なんです。
「格好良い」あやねるボイスを満喫できる作品でした。


2117年冬、公安局ビルに一台の墓相車両が突入する事件が発生。
その運転手は青森にある潜在犯隔離施設<サンクチュアリ>の心理カウンセラー・夜坂泉だった。
しかし取調べ直前に夜坂の即時送還が決定する。
監視官の霜月美佳は、執行官・宜野座伸元らとともに夜坂送還のため青森へ向かう。
そこで待っていたのは、<偽りの楽園>だった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

上映時間が約1時間の作品なのですが、物語の濃厚さが半端無い上、兎にも角にもあやねるボイスが満載なんです。
もう、霜月美佳監視官があやねるにしか見えませんでしたよ^^;

これまで、何か事件が起きると、常守監視官が我先にと現場に急行していましたが、先輩監視官…だからでしょうか。
青森まで送還する役目を霜月監視官に一任するんです。

責任ある仕事を任されるとやっぱり嬉しいですよね^^
あやねるも…いえ、霜月監視官も喜びの表情全開で任務に向かいましたっけ。

サンキュチュアリって「聖域」や「自然保護区」などを意味する言葉です。
ですが、青森の施設は聖域などとは程遠い場所であるのが徐々に感じられるんです。
最初に感じるのは、公安に対する言動の違和感…
ですが、この違和感が途中から激しさを増していくんですよね。
そしてその違和感は「気持ち悪い」と感じるレベルにまで跳ね上がる…

人間は間違える生き物です。
だから人間には他の動物と比べ物にならないくらい修正力が高いから、ここまで進化してこれたんだと思います。
ですが、サンクチュアリでは自分たちに不都合なことは、全て悪になっちゃうんです。
そして悪を見つけたら全力で排除しようとする…
それは、明らかに正しいことを言っていても捻じ曲げてしか伝わらないんです。
それが「気持ち悪い」と思える所以でした。

だからこそ公安の活躍が光っていたんだと思います。
何度もピンチがみんなに襲い掛かります。
でも霜月監視官の不撓不屈の闘志が、みんなの切れそうな糸を繋いでいくんです。
こういう役を演じるあやねるの声質…堪らなく格好良いんですけど!

主題歌は、1期オープニングだった「abnormalize」
エンディングは、2期エンディングだった「Fallen」
どちらもリミックスバージョンになっていました。

このシリーズのファンの方や、あやねるボイスを堪能されたい方にはお勧めの一作なのではないでしょうか。

投稿 : 2019/11/04
閲覧 : 857
サンキュー:

13

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

霜月監視官、頑張った

今まで、足を引っ張ることが多かった印象のある霜月監視官が頑張るお話です。

60分なので、話の奥深さはテレビシリーズには及ばないと思いますが、サイコパスの世界を楽しむことができました。

投稿 : 2019/10/04
閲覧 : 327
サンキュー:

9

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いやぁ~ まじでおもろいわ

面白いですわぁ ちょっとドミネーターが欲しくなった

投稿 : 2019/08/20
閲覧 : 309
サンキュー:

1

QlxpN83427 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かった

一時間があっという間に過ぎていきました
もっと話を膨らませて二時間ぐらいでも全然観れます
世界観が圧倒的

投稿 : 2019/04/19
閲覧 : 197
サンキュー:

1

vWSHY97287 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かった

1時間でよくまとまってた。

投稿 : 2019/02/21
閲覧 : 249
サンキュー:

0

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サイコパス新3部作の序

2015年の劇場版サイコパスから4年。
近未来SF風刺作品として名高い本作が戻ってきました。
一作目の副題は「罪と罰」になっています。

特に今までの復習やキャラクターの紹介もないので
軽く人物を復習してから見られることをおすすめします。

3部作1作目となる今回は常守朱の後輩である霜月監視官(cv.佐倉綾音)と
今回彼女のお目付け的役割の宜野座執行官が中心となり事件に挑みます。
アクションシーンも多く全体で60分なのですがそれ以上見ていた感覚でした。
60分の中で事件の始まりから終わりなので敵は結構あっさりとしています。
アニメでも何度か登場した思想犯、殺人犯の収容所、
映画の舞台はその収容所のうちの1つです。(アニメでは初登場)

一見しっかり更生プログラムを実行しているように見える施設、
その施設が抱える闇に霜月監視官らが挑んでいく展開になります。

男(おっさん)キャラが多い中で今回のCase1の癒しは佐倉綾音ボイスの霜月監視官、
彼女の作画だけはサイコパスでは可愛いを重視しているような気がします笑
映画館は満席で宜野座の美顔を求めていた女性の方も多くおられました。
でも今回の宜野座執行官はとてもかっこよかったですね。
アニメの記憶が薄れているのですがこんなにかっこよかったけ?で見た後も思っていました。

主題歌については
1期のアニメの曲のRemixでした。
意外に良かったのでCD音源化してほしいです。

まだ1作目で今後のストーリーにつながりがあるか分かりませんが
今作もいつも通りのシビュラシステムでした。

投稿 : 2019/02/21
閲覧 : 576
サンキュー:

10

ぺぺりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

私の事件ってことでいい?⇒やだ

好きな作品であるPSYCHO-PASSのキャラごとのショートストーリー。
3部作(過去・現在・未来)の事件

今回は現在かな。

いままであまりスポットを浴びていないキャラが全面に出ているせいで
盛り上がる前にトントンって終わった感じでした。
(私的な意見です)

ただ本当にグラフィックは綺麗で 音楽もよかった。

もう少し時間を長くしてほしかった。
好きなPSYCHO-PASSだからこそ不満に感じました。

次回に期待


3部作 現在⇒過去⇒未来の順で最終繋がり意味を成せばうれしいかも。
3作全部見終わった後再評価いたします。

投稿 : 2019/02/19
閲覧 : 325
サンキュー:

5

双真 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

★★★★★☆

とてもおもしろかった!

投稿 : 2019/02/11
閲覧 : 290
サンキュー:

0

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

罪と罰というのは、悪い奴らの行動と末路を指すのかな?

 ある施設から逃亡し、身柄を拘束された女性から、話が進んだお話だったです。

 この女性は何者で何が目的だったのか?、裏に陰謀の渦巻くような影があった感じです。この施設で何が行われて、この女性は何をしようとしていたのかが、トントン拍子に進んだですねです。case.1なだけに一話完結形式だったです。

 業とらしくおとりを使って獲物を引っ張ろうとする、組織的な施設の悪い奴らのやり方は、よくありがちに思えたです。

 その女性を通して陰謀をしり、核心に迫り、悪い奴に追い詰められながらも逆転する展開は、あらゆる手際が良すぎて、どこかあっけない感じがしたです。分かりやすいといえばわかりやすかったのですが、あまりにはやく解決されてしまったように見えるです。

 これが、正義の味方の行動力なのでしょうか???です。

投稿 : 2019/01/29
閲覧 : 490
サンキュー:

6

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

脚本がダメダメ

こういったポリティカルフィクションに慣れてない女性の方は情報量が多くてついて行けないと嘆いている人が多かったですが、多くのサイバーパンク作品を見てきた人間にとっては極めて薄く退屈な内容でしかないです。

まず最近何かと安易に原発問題をフィクションに入れたがるのはわかりますが、安易すぎる。高濃度の被爆を受けた人間が一瞬にして死ぬのもファンタジーだしリアリティが無さ過ぎるので取り上げ方が中途半端。

あと、アメコミ「ジャッジドレッド」もどきのシヴィラシステムですが、TVシリーズやら映画であれだけ倫理的に欠陥があると嘆いていたのにも関わらず、捜査官は容易に射殺し何事もなかったかのごとく利用しているのはどうなんでしょう?前作の設定はどこいったんでしょうか?

作画は綺麗ですが、見せ場の見せ方がIGにしては下手くそで、何をやっているのかわからないし、西尾鉄也さんのようなアクションのリアリティもありません。

と、一般が見るには娯楽に徹していないし、マニアがみるには薄すぎる内容なので価値がありません。

もう少しハリウッド娯楽映画みたいにしたほうがいいのでは?IGだからって押井守さんの真似はもうしなくてよし。

投稿 : 2019/01/29
閲覧 : 457
サンキュー:

5

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青森のサンクチュアリ

『PSYCHO-PASS(サイコパス)』の新作・劇場版三部作の一作目の舞台は日本。
青森の<潜在犯>隔離施設“サンクチュアリ”から脱走した女に関する公安局の捜査に、
不自然な横槍が入ったことをキッカケに、公安局屈指の女<監視官>二人とその一味らが、
青森と東京、前衛と後衛、二手に分かれて喰ってかかる、やや刑事ドラマ色の強いシナリオ。

自動運転が絡んだ事件の発端。行動予測がすっかりスタンダード化した捜査。
あとは{netabare}旧優生保護法絡みの裁判でも問われた、
社会が不適合とみなした人間から出産、育児の権利を剥脱した件とか。{/netabare}
日々アップロードされ続ける社会に対する懸念もふんだんに盛り込みながら、
社会正義の在り方を問いかける構成にはらしさは出ていたと思います。

ただ、尺不足は感じます。
青森を聖域たらしめた根拠となった<潜在犯>更生のアプローチ。
即ち{netabare} 集団心理を活用した個の圧殺による<犯罪係数>低位安定を土台とした“ユートピア”実現。{/netabare}
に関しては特に心理描写の欠落による説得力不足を感じました。

これは1クールに枠が短縮されたTVアニメ2期以来、ずっと感じていることですが、
最近の本シリーズは、着眼点は面白いのですが、
個々の要素の掘り下げはやや物足りない印象が続いています。
『PSYCHO-PASS』は1期みたいにシステムの弊害や穴を突いた犯罪を描き
テーマを投げかけた上でさらに、
社会の変容が個人の価値観や芸術活動に及ぼす影響までえぐり出してこそ価値がある。
と私は思っているので、今回のネタも例えばTVアニメ3期2クール相当の枠内で、
“楽園”で暮らす<潜在犯>の生活感も含めて、
じっくり、ネットリ表現して欲しかったと言うのが正直な所です。

それでも劇場版ならではのSFバトルシーンなど見所はありました。
この第一部では、先輩<監察官>を差し置いて、
公安局のエース(自称)である霜月美佳<監察官>が捜査の前線・青森で活躍しちゃいます♪
正義の名の下に猪突猛進しそうになる、じゃじゃ馬ぶりは相変わらずw
まったく<監察官>と宜野座<執行官>どっちが“猟犬”だか分らなくなりますw

そんな中でも事件を通じて抑える所は抑える。美佳の成長は感じられました。
宜野座<執行官>がこぼした{netabare}「人うまく使えるようになったじゃねぇか」{/netabare}とのひとり言は、
美佳に対する賛辞だと私は理解しています。
但し本人には決して言いません。だって煽てると調子に乗っちゃいますからねw
この辺りは流石に“忠犬”宜野座さん。<監察官>の扱い方をよく心得ていますw

また今回の<シビュラシステム>に関しては、
治安を託し得るか?という論点に加え、政治を託し得るか?という点も強く意識させられました。
何せ毒をもって毒を制するシビュラ君は性格悪いですからw
高度な政治的判断とか任せて良いのか逡巡してしまいます。

特に今回エグいと思ったのはラストにて、やや重大なネタバレになりますが、
{netabare}美佳が<シビュラシステム>に対して事件関係者の人生保証と言う個人の幸福と引き換えに、
システムの欠陥やスキャンダルの暴露を断念した幕引き。
一見、提案したのは美佳だけど、私はこれ絶対<シビュラ>は最初から美佳たちが、
個人への情に価値を置くことを分っていて仕組んだだろうと言う疑念を持っています。

<シビュラ>はシステムのガンになりつつあった青森の<サンクチュアリ>を、
自らの手は直接汚さず、しかもイメージダウン等、切除のダメージは最小限にして、
<潜在犯>をゴミ呼ばわりしていた管理者もろとも、大掃除した。

結局、今回もまた<シビュラ>の掌の上で踊らされていたと私は解釈しています。{/netabare}

うん……やっぱりシビュラ君、性格悪いわ~w

投稿 : 2019/01/28
閲覧 : 740
サンキュー:

21

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/07
閲覧 : 0

CnAcF50951 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/16
閲覧 : 1
次の30件を表示

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」のストーリー・あらすじ

3つの物語の舞台は約100年後の日本とアジア――その現在、過去、未来に起きる事件が語られる。事件に立ち向かうのは、規定値を超えた〈犯罪係数〉を計測された〈執行官〉たちと〈シビュラシステム〉が適性を見出したエリート刑事〈監視官〉たち。犯罪を未然に防ぐために必要なものは、猟犬の本能か、狩人の知性か。事件は思わぬ事実を明らかにし、世界のあり方を映し出す。これまで語られていなかった『PSYCHO-PASS サイコパス』のミッシングリンクがついに紐解かれる。(アニメ映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2019年1月25日
制作会社
プロダクションI.G
公式サイト
psycho-pass.com
主題歌
《OP》凛として時雨 ーRemixed by 中野雅之『abnormalize』《ED》EGOIST ― Remixed by 中野雅之『Fallen』

声優・キャラクター

野島健児、佐倉綾音、弓場沙織、平井祥恵、岡寛恵、小山力也、斉藤貴美子、多田野曜平、中川慶一、花澤香菜、東地宏樹、櫻井孝宏、伊藤静、沢城みゆき

スタッフ

SSストーリー原案:塩谷直義、シリーズ原案:虚淵玄、キャラクター原案:天野明
監督:塩谷直義、脚本:吉上亮、総作画監督:中村悟、作画監督:新野量太/古川良太/鈴木俊二/森田史/中村悟/諸貫哲朗、演出:黒川智之/下司泰弘、撮影監督:荒井栄児、3D:サブリメイション、色彩設計:上野詠美子、美術監督:草森秀一、音響監督:岩浪美和、音楽:菅野祐悟、キャラクターデザイン:恩田尚之/浅野恭司/阿部恒

このアニメの類似作品

この頃(2019年1月25日)の他の作品

ページの先頭へ