ウェスタンガール さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
百億の昼と千億の夜
寄せてはかえし
寄せてはかえし
かえしては寄せる波の音は、何億年ものほとんど永劫に近いむかしからこの世界をどよもしていた。
小松左京『果しなき流れの果に』と共に日本SFの金字塔的作品だ。
…とは言え、ガラクタ頭の私には難解であった。
情けないことに、コミックで読んだ、朧げな記憶しかないのである。
ただ、ラストシーン、あの強烈なイメージは今も鮮明に残っている。
そんなわけで、“未来永劫”、“悠久の時”、“終末”、等といった言葉が心を支配した時に感じる、あのツーンとした感覚が忘れられない私にとって、“ど真中”の直球でえぐってくる作品であった。
そう、そそるのだ。
1000億の夜である時(セコンド)をカウント、『復活の日』を迎えた千空ちゃんが、100億の想いに応えるまで、その顛末を、御伽話を見届けたい。
むかしむかしあるところに、齢3700を数える桃太郎がおりました。
桃太郎はお爺さんとお婆さんを叩き起こして旅立ちます。
途中、ゴリラやライオン、コウモリを仲間にして…。
4期の制作も進んでいることだろう。
楽しみだ。