タック二階堂 さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
盾六郎先生、登場。
スマホ太郎、デスマ次郎、孫三郎、居酒屋四郎、ありふれ五郎…
そして盾六郎先生の登場です。
太郎、次郎は序盤断念。五郎は制作陣のすったもんだで
延期。まともなのは四郎先生ぐらいの「なろう兄弟」ですが、
これは果たしてどうでしょうかね。
ハードルを地面くらいまで下げて視聴してみます。
======第1話視聴後、追記です。
{netabare}
あれ?
初回1時間やったせいなのか、世界観もスッキリ
入ってきたし、ストーリー展開も悪くないです。
他の「なろう兄弟」と違って、いきなり無双では
なく挫折からスタートというのも悪くない。
時代劇の手法ではありますが、こういう王道は
意外と日本人受けするんですよね。「臥薪嘗胆」
という。
ちょっと追いかけてもいいかなと感じた初回でした。
キネマシトラスの手腕でしょうかね。
{/netabare}
======第2話視聴後、追記です。
{netabare}
悪名高い「なろう兄弟」というバイアスをかけて
観始めたせいか、予想外に悪くないという印象は
継続中です。とりあえず、ここまで大きな破綻が
ない。細かいことはありますよ、それは。
主人公が異世界にすぐに順応しすぎだろとか、
あんがい味方のNPC多いじゃんとか。
ただ、まあ大筋で分からなくはない展開ですし、
手垢のついた俺TUEEEEEファンタジーじゃないし。
でも、まだ分からんよ。
伊達に「なろう兄弟」の称号を背負ってないでしょうし。
つまらなくなりそうなら、いつでも切れる準備は
しておきます。
{/netabare}
======第3話視聴後、追記です。
{netabare}
盾の勇者が酷い扱いを受けて、でも亜人のラフタリアを
仲間にして頑張っているストーリーは悪くない。
悪くないんだけど、なぜか共感というか応援できない
のは、主人公の尚文がとにかく偉そうな態度のせい。
波の攻撃から守った村人たちが、御礼をしているのに
「好きにしろ」とか、飯屋の店員に「一番安い定食をくれ」
とか。
結局、この主人公も立場が他の勇者側だったら、対象を
馬鹿にする側に回るよね、これ。
主人公は常に誠実であれというつもりはサラサラありませんが、
端々に出てくる態度に作者の性格の悪さが滲み出ています。
{/netabare}
ただ、ストーリーは悪くないですよ、ここまでは。
======第4話視聴後、追記です。
{netabare}
波を退けたことを褒賞するパーティで、槍の勇者が
奴隷を使役しているということで決闘を申し込んで
きて…
というお話。
おやおや、ちょっと怪しくなってきましたよ。
まあ、根本的なことですが、異世界から4人の勇者を
召喚するって儀式なのに、盾だけを差別する王が
そもそもおかしいだろというツッコミはさておき。
だいたい何のためにここまで周到に盾を陥れる
必要があるのか疑問。
そして何を今更、槍以外の2人が助け舟を出しているのかと。
で、まわりも王の顔色を伺って、盾の勇者を差別して
いただって?
いやあ、そういう流れはちょっと酷いなあ…
そして、どう考えても陰謀で契約を解かれたラフタリアに
裏切り者、触るな、近寄るな、道具に使っていただけだと
恫喝する盾…
{/netabare}
いやあ…
うーん…
かなり後退した展開でした。
======第5話視聴後、追記です。
面白いですかこれ…
{netabare}
だんだん話が小さくなってきました。
要は王様と娘、槍の勇者vs.主人公の盾の勇者という
「だけ」の構図になってきた感じです。
今回は、その対決のためにチョコボの卵→雛を出し、
それが一気に成長してレースをやるという話。
実に面白くないストーリーになってきたなあという
印象です。{/netabare}いよいよ「なろう兄弟」の本領発揮ですかね…
======第9話視聴後、追記です。
{netabare}
メルティとの出会い方の強引さは、まあ目を瞑る
として…
槍の勇者が襲いかかる理由も展開も無理やりだし、
街の人間たちが乱闘になるのも意味不明。
で、騒動を収めるのがメルティで、実は王位継承者
でしたよーんってのを出したいがための展開。
で、最後に場を収めてくれたメルティに対して
ブチ切れる盾の勇者…
おかしなことだらけですよねどうにも。
たぶん、これは原作の問題なのでしょうね。
製作はよく頑張っていると思いますよ。
下手に作ったら、ここまで観れたものではない
かなって感じがします。
{/netabare}
こういうのでもアニメ化しなければならないほど、
素材の枯渇は深刻みたいで、春アニメはグッと
全体の作品数が少なくなっていますよね。
いよいよ先細り感がハンパないですね。
======第15話視聴後、追記です。
{netabare}
ラフタリアの過去を掘り下げ回です。
大きく巻き返しましたね。
この話はとでもよかったです。
このままラストまで言ってくれれば、ある程度は
評価できるのではないでしょうか。
{/netabare}
======第22話視聴後、追記です。
{netabare}
は?
いや、まあひどいもんですね脚本。
前回までで狂った教皇を勇者たちと連れで協力して
退けましたと。
女王の計らいで、盾の勇者は立派な行いをして
いましたよと。だから国民よ、これまでの憎悪は
捨てよと。これに関しては王と第2王女が悪い。
斬首刑に処すと。
それを助けました盾の勇者。
なのに、翌週の今回にはすべてリセット。
ほかの勇者3人は盾を見下す。
第2王女は毒を盛って尚文を暗殺しようとする。
軍の兵士は盾を憎み、ラフタリアを亜人と罵る。
で、挙げ句の果てに、ボーナス期間だから、
島に行ってモンスター狩れば経験値が通常より
増えますから行きなさいときたもんですよ。
ホントにひどい脚本。
いい加減にしろと言いたい。
{/netabare}
=====第24話視聴後、追記です。
{netabare}
あくまで個人的な意見ですが、最終盤にきて、この
エピソードを入れてきたのは完全にボリュームの
分配がミスじゃないですかね。
それまでに余計な引き延ばしが多かったのでは
ありませんかね。
それとも、2期をにらんで中途半端なところで
終わらせるつもりでしょうか。
面白くなくはないし、なろうでは比較的観られる
作品だとは思うのですが、どうにも手放しに褒め
られない感じはずっと続いてる感じです。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
何ですか? この適当な終わらせ方は。
そもそも、教皇を倒した時点で話はいったん
片付きましたよね。
それを尺余りかどうかわかりませんが、キャラの
関係性までリセットして引っ掻き回した挙句、
今度は尺が足りなくなって、バタバタと話を
畳んで中途半端に「俺たちの戦いはこれからだ」
エンドで終わらせるとか不愉快極まりないです。
そもそも召喚された勇者4人できちんと話し合えば
こんなダラダラと余計なストーリーにならないもの
を、無理矢理ややこしくするから、面白くならない
わけで。
まあ、そこの整合性を取るために、他の勇者や
登場キャラを頭の悪いキャラにする下策を取らざる
を得なくなるわけで。
結果として、所詮は「なろう兄弟」の一角だったと。
まあ、最後まで観られたというのは、序盤が少し
目新しかったからにすぎません。
やっぱ「なろう」作品はダメだなあ…
20