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「盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)」

総合得点
88.4
感想・評価
1176
棚に入れた
5537
ランキング
115
★★★★☆ 3.7 (1176)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.7

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盾の勇者の成り上がりの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

とろろ昆布禿莉緒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

序盤期待したのに

『盾の勇者の成り上がり』を視聴した感想は面白い。
けど、もっと面白くなっただろうし勿体無い。

良い点
1.序盤の絶望感
{netabare}
主人公 尚文に対する悪意がすごい
▶︎召喚されてすぐに除け者
>他の3人は剣、槍、弓を持った勇者だが、尚文は盾

召喚され、持っている武器の時点で不遇な尚文。それに加えて、国王からは無視される。国から用意された冒険者がいたが、誰も尚文とは冒険したがらかず他の勇者に同行する。

▶︎自分の担当してる武器しか装備できない
>尚文の場合盾だが、盾は武器なのかと疑問に思う

▶︎他勇者と冒険をすると成長しない
>他の勇者が近くにいると経験値の取り合いが発生し、経験値が入らない

剣も槍も弓も、他ハンマーや斧、全てが装備できない。尚文の攻撃手段は盾で殴るか、素手で殴るか。絶望なのは目に見えてわかる。そして、他勇者も頼りにできない。

▶︎唯一の仲間マイン
>かなりめんこい女性で、尚文も唯一仲間になってくれた彼女に感謝し、気を許す

唯一、仲間になってくれたマインは、夜中に自作自演の強◯を決行。その濡れ衣を尚文に着せて、冤罪をふっかけ成功している。

▶︎金無し、仲間無し、攻撃武器無しの尚文の行動
>取引しないアイテム屋を密かに忍ばせておいたモンスターで脅し、アイテムを売ったお金で奴隷商へ

主人公とは思えない外道なやり方をし、お金を稼ぐ(強盗はしていないのでセーフ?)
そして、最安値で購入できる奴隷を攻撃役として取引、ラフタリアを購入。
あくまで理由は利用するため。とてもダークファンタジー感があり、ドンドンと続きを見たくなる気持ちが湧き出ました。
{/netabare}
2.尚文の戦い方
{netabare}
地味で姑息
▶︎盾スキルで攻撃
>本来防御に使うであろうスキルを敵に突進させ攻撃する

エアストシールドという、目の前に緑色のクリスタルの様な頑丈な盾を出現させ、防御するスキル。それを、敵に向けて突撃させたり、上向きに出した盾を足場代わりにする応用で機動力も高め。

▶︎少なくとも主人公がやる戦術ではない
>形式上は尚文の奴隷であるラフタリアをかけた、尚文vs元康が行われてる状況

槍の勇者元康の攻撃により、尚文は防戦一方だが、エアストシールドの突進により元康の隙を作る。
その瞬間、自身の防御力が高いことを利用してマントの中に忍ばせておいたモンスターを元康に投げつけ、すぐに剥がされないようにプリズンシールドでモンスターごと元康を中に閉じ込める。

かなり卑怯ではあるものの、攻撃手段がない尚文からすれば正攻法。まさにダークヒーロー。

▶︎植物モンスターにはアイテム
>やらかした元康の尻拭いのために、村の養分を吸い尽くそうとしてる植物モンスターと対峙

初めは苦戦するものの、除草剤を使い形勢逆転。地味ではあるものの、アイテムを使った倒し方はとても面白く、まるでRPGような攻略方法。
面白くないなろう系の大半は、ぶんっ!で敵が消えてますから。
{/netabare}
3.ラフタリアが可愛い
{netabare}
悪ふざけなしに、しっかりヒロインをしてる
▶︎出会いは過去最悪
>精神、身体共に病気持ちで、まともに食事できず、あと数ヶ月で死ぬような状態のラフタリア

尚文はもちろん、そんな奴隷を買いたくありませんが、お金もないので仕方なく購入。せめて、金額分は働くようにと言い聞かせ、訓練を始めます。

▶︎尚文の心情の変化
>一人で孤独。奴隷として酷い扱いを受けていたラフタリアに今の自分を重ねる

共に過ごしていく中で、父性愛に目覚め始めラフタリアに心を許しつつ情が湧きます。極め付けは、資金稼ぎに訪れた洞窟での戦闘。尚文はラフタリアを庇い、彼女に逃げるように指示を出しますが、ラフタリアはそれを拒否し共に戦います。
かなり入りは歪でしたが、順当なヒロインとして尚文の心の支えになる存在です。
{/netabare}

悪い点
1登場人物の知能指数が低い
{netabare}
全体的に頭が悪い人ばかりです。
▶︎オルトクレイ=メルロマルク(尚文達を召喚した国の国王)
・唯一波に対抗できる四人の勇者。その勇者全員を召喚する事にゴーサインを出す

>メリット
・波が終わった後の功績などを総取りできる
・大嫌いな盾の勇者を陥れることができる
・最強戦力を獲得

>デメリット
・各国から敵視される
・最悪な場合、各国に同盟を組まれてしまい戦争状態(勇者が最強戦力であるとは言え、序盤はレベルが低く普通に弱い)
・盾の勇者は戦力外(召喚前から陥れる前提があるため)

ここまでのメリット、デメリットを背負って行った勇者召喚。そんな中、オルトクレイが行った事は盾の勇者である尚文をあからさまに無視、全く会話をしない。資金援助を断つ。転職の妨害。マインの様な目立った行動はそこまでなく、色々バレて国王の座から降ろされる。

▶︎マルティ=S=メルロマルク(オルトクレイの娘で第一王女。マインとも呼ばれてる)
・自作自演の強◯で、尚文に濡れ衣を着せる
>尚文本人にその事を知らしめるように、舌を出し、ざまぁみろと挑発(他の勇者等にはバレないようにしている?)

隠した方が自分の目的達成が簡単になるだろうに。高い地位を持っていると思っているからか、信頼を失い切った尚文を警戒することを微塵も考えてません。

・何か色々と尚文に仕掛ける
>頭の悪いゴリ押し。他勇者にも本心バレバレのはずだが、周りも馬鹿なのと、拗らせてる尚文が他勇者と交流がないため助かってる

先程述べた通り、圧倒的な地位で、権力を使いたい放題な状態であると本気で思っており、後始末なのどについての考えはない。雑な突貫工事の粗が出て、全てがバレてしまい「ビッチ」、「アバズレ」と呼ばれるようになる。

▶︎剣の勇者 錬 槍の勇者 元康
・倒したドラゴンの死体を放置(剣)
>ドラゴンを倒せるほど強くなったはずなのに、モンスターの死体は残るという常識を知らない

尚文の助言があったものの、マインの暴走に関わる三勇教の暗躍に気づく力を持っている。にも関わらず、ドラゴンの死体を放置し、尚文に尻拭いをしてもらう結果になる。ほんの少しでも疑問に思う瞬間は冒険をしていれば何処かしらにあったはず。あまりにも不自然。

・股◯に脳があるとしか言えない(槍)
>マインにことごとく利用され、マインの悪事が全てバレた状態でも庇う素振りを見せる

無駄なイライラを助長させる張本人。マインに騙され、尚文の邪魔をするどころか殺そうとした。
そこまでは仕方ないで済む?が、誤解が解けた後に全く謝まらず、裏で糸を引いていた三勇教を倒した事で何事も無かった事にする。尚文も拗らせてるので、そんな態度を受け入れるはずもなく。
結局、勇者の中で1番輪を乱したのに断罪されないクズ。
(弓の勇者 樹は、剣の勇者 錬の金魚の糞で存在感がないため特に無し)
{/netabare}
2.アニメ中盤からのぬるい雰囲気
{netabare}
個人的にぬるいと思う展開が二つあります。
▶︎尚文覚醒シーン(カースシリーズ初披露)
・ドラゴンの死体で大騒ぎ
>剣の勇者 錬がドラゴンを倒して放置。その後死体からの異臭で、近くにある村の人達はほぼベッドの上

その状況を知った尚文は死体処理をしに山を登ります。そして、辿り着き死体処理を行おうとするがドラゴンがゾンビ化して復活する。

・ついに覚醒、きっかけはフィーロの死
>ドラゴンゾンビと交戦するも喰い殺されるフィーロ

ここまであっさりやられるなんて。こんな絶望を叩きつけてくる世界に対して尚文はどうするのか!?とワクワクしてました。

・覚醒後、圧倒するがラフタリアに大火傷を負わす
>力が制御できず、暴走するがラフタリアが止める。その際にラフタリアは大火傷を負う

フィーロが死んでしまい、ラフタリアもぐったり。やっとの思いで倒したにも関わらず、今まで築き上げてきたものが全て崩れ去る。これは、錬との対決か?

・戦闘終了後、ドラゴンの腹からまさかのフィーロ
>ドラゴンの口から出ていた赤い液体は血ではなく、フィーロが直前に食べていた赤い果実の汁。無傷な状態

……この後、カースシリーズはかなりの猛威を奮っており、他勇者からはチートだ!ズルいぞ!と言われるほど。ぬくぬく過ごしている勇者達の説得力はないが、カースシリーズが強すぎるのは全くもってその通り。

フィーロが大怪我をしてギリギリ生きてる状態で出てきたなら腑に落ちますが、「へ?大丈夫だよ?元気元気!あれ?また、私何かやっちゃった?」
そんな空気感で出てこられても拍子抜け。

確かに、反動として尚文は大ダメージを負い。そして、その場では大火傷で動けないラフタリア。代償としては十分ですが、あくまで口火を切ったのはフィーロの死。その本人が先ほどのような状態で生きてるのは、正直言ってぬるい。

▶︎国王オルトクレイ 王女マルティの断罪
・メルロマルクはそもそも女王国
>散々ヤンチャした二人だが、不在だった女王ミレリアの帰国で状況は一変

道中には刺客なども居たかもしれませんが、勇者一行と合流したミレリアはかなりの強者です。三勇教の大司教が多くの信者を使って作り出した大聖堂。勇者一行と戦い、司教が弱ってる状態だからとはいえ、外から大聖堂の中に魔力を通す程の力。生半可な相手じゃ返り討ちは当たり前。

国王とマインは、女王の力を知ってたはず。
それを知った上で、足止めなり暗殺なりしなかった(していたとしても、ほとんど意味がない)のは甘いというより、やはり頭が悪い。

・悪事が即バレ、奴隷紋により全てが明らかになる
>尚文目線はほとんど全ての悪事が目に見えてたので全く驚きはない

元々ミレリアは全ての悪行を把握している状態。ここまで20話近く使っているのに、かなりあっさりと悪事が公の場で判明。規模が大きいだけで、やっている内容は[母の不在をいい事に、普段食べたらダメと言われているお菓子を爆食いする父と娘が、帰宅した母に怒られる]。
国王とマインがやっていた事が、頭のいい行動とは思えないのでこの程度の話と捉えられてしまう。

・ギロチンの処刑台で正義執行?
>直前で尚文が乱入し、死刑じゃ物足りない。一生恥を晒して生かす方が面白いと提案(オルトクレイはクズ、マインは本名ビッチ、冒険者名はアバズレに改名させられる)

1番苦しめられた本人である尚文が出した答えに文句はありません。彼が2人を生かすことに決めたのなら、そうすべきでしょう。

問題は周りの反応。ウェェェイ!クズにビッチ?ピッタリな名前だせ!と歓喜の声を上げる。そのスタンスで居ていいのは尚文本人と、その仲間と呼べる者たちだけかと。
国民も少しは便乗していたとはいえ、クズ、ビッチと名付けられた2人は、この国を破滅させていた可能性がある事も考慮すると反応としておかしい。

手のひら返しが酷く民度が低すぎる。やはり、モブであっても登場人物の知能指数が低いのだと言えます。

・尚文の提案に皆が共感
>女王ミレリアも安堵の表情を浮かべる

後にミレリアは尚文に対し、あの時あなたが止めなければ、私の命を使って処刑を止めるつもりでした。とはっきり発言。
この国は終わりです。私なら確実に死刑を執行します。当然です。メルロマルクを終わらすどころか、世界の終末を迎える可能性が十分にある行動をしてしまった問題児を生かすなんてあり得ません。
これは償いのための断罪ではなく、これ以上の悪行をさせないための断罪の意味が強いはず。

家族の情なんて捨てなければならない立場なのにも関わらず、自分を人質に夫と娘の処刑をやめるように交渉しようとしていた。
ミレリアは知能指数が低いとは思いませんが、甘くぬる過ぎる考えを持っている。そもそもこんな彼女だからこそ、不在中にこんな惨事が起こったのではないだろうか。
{/netabare}
3.断罪後の数話
{netabare}
まさかの展開。他にも異世界があった。
▶︎別世界の存在
・波が始まり、異世界の勇者が現る
>正体は別の世界の勇者(扇の勇者 グラス筆頭)

・波を退けると他の異世界に影響が及ぶ。つまり、互いに爆弾を押し付けあってる状態
>グラスらは、爆弾を押し付けあってる相手が消えれば波に対抗する必要はないと考え、直接乗り込んだ。
(個人的な仮説)

2部の導入部分だなとはわかりますが、やはりクズとビッチの断罪が中途半端に終わったこともあり状況を受け入れ難い。20話に渡って、ストレスが蓄積されてきたわけですからそれ相応のスッキリ感がないと消化不良です。
{/netabare}

序盤でかなり期待しただけあって、本当に残念な作品です。

投稿 : 2024/10/16
閲覧 : 361
サンキュー:

2

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どろっとした気持ち

図書館でとある本を開いたら、突然異世界転生。
4つの武器(剣、槍、弓、盾)の勇者がそれぞれ召喚されたらしいけど、主人公は一番外れの『盾の勇者』。
一緒に旅立ちたいという仲間もおらず、そんな中でついてきてくれると言ってくれたマインに騙され全財産奪われた挙げ句、婦女暴行の容疑をかけられる。
地位も名誉も有り金も全て奪われてしまった主人公は自暴自棄になり、俺じゃない盾の勇者を呼べ、元の世界に帰せというが、『勇者が全て死なないと次の勇者は呼べない』『あるいは迫りくる危機をどうにかすれば帰せる』と。
1人で迫りくる危機をどうにかしてやると出ていった主人公。
でも、盾の勇者なので攻撃力がない=敵が倒せない=レベルが上がらないと負のループ。
そんな中、奴隷商人に声をかけられ、奴隷を買う。
その子が剣になり、勇者が守る。
最後の最後で女王陛下が助けに来てくれて、主人公の冤罪を全て晴らしてくれる。
最後はクラスアップできたけど、主人公以外の勇者は相変わらず糞。
最後のナギの時には全く役立たず。


かなり胸糞悪い。
槍チームが胸糞すぎる。
でも、他チームも糞。
割と胸糞だらけ。
最後、住民も『盾の勇者さまー!』みたいになってて「はぁ?」ってイライラした。

投稿 : 2024/10/02
閲覧 : 239
サンキュー:

5

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゲーム的な世界観だが、緊張感のあるダークファンタジー

原作未読。
序盤の瞬間火力が高くて一気見しちゃいましたね。

本作の入りは復讐譚って感じです。
どういう流れで主人公が復讐を決意するのかは、あらすじを見ていただければなと。

復讐譚っていうのはされる事が酷いほど、それを見返した時のカタルシスは大きくなるので、いわゆる「ヘイト役」のキャラや舞台設定が何より重要になるんですが、本作はそういう物語の入りや、憎しみなどの負の感情の物語的に持続させる演出や流れが上手いなと思いました。


ただ、それはあまり長くは続くことはなく、21話ぐらいで一旦決着がつきます。全25話なので、残り4話は召喚された世界の謎に触れていくという話に舵を変えます。

また本作品は3期まであるんですが、それ以降もずっとそんな感じで、言わば普通のファンタジー作品になっていましたね。
一応全部見たんですが、一期に合ったそういうカタルシスの解放的な要素はかなり薄まってしまったかな思います。無いわけではないんですけど。

そのため、復讐譚だけを見たいなら一期だけ、もしくは20話辺りまで見ればいいんじゃないかなと思います。


それと本作、結構ゲーム的な感じで、ステータスとかスキルとかのドラクエみたいなRPGのシステム的な要素ががっつりあるので、ベルセルクみたいな正当なダークファンタジーを期待している方には、本作品は多分合わないかなと思います。
ですが、生き返るみたいな要素は無いので、そこはご安心を。

自分は結構そういう作品には慣れているのもありましたし、ラフタリア、そしてフィーロというメインヒロインがとにかく魅力的なので、もうそれだけで十分でしたね。

復讐譚だけでも一見価値ありです。
以上です。

投稿 : 2024/09/23
閲覧 : 30
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

デブチョコボが全てを救う

キネマシトラス制作。

次元の渦・亀裂から大量に魔物が湧き出し、
世界は「波」と呼ばれる現象で破滅の道を辿る。

図書館で1冊の古書と出会った主人公尚文は、
世界を救う盾の勇者として異世界に召喚された。
召喚された勇者は彼を含め4人である。

労働の対価として報酬を要求する勇者たち、
英雄譚としての勇者像からは乖離した設定である。
この設定も、物語後半で効果を上げる。
{netabare}地道に任務をこなし民の信頼を得る主人公と、
どこかゲーム感覚で勇者ごっこをする、
他の勇者との対比が顕著な形で表される。{/netabare}

ハーレム展開も少しずらされている。
根拠のない愛情が、先行するのではなく、
信頼が先行しているため過度な嫌味とならない。
{netabare}身寄りのないものたちの疑似家族なのだ。{/netabare}
デブチョコボのフィーロが全てを救う。
なんて愛嬌のあるキャラクターでしょう。
ニコニコと荷馬車を引く姿がとても可愛い。

地道に戦闘し、レベルを上げ、
その対価で食料と武具を購入し旅を続ける。
気が付けば民の信頼を集め仲間を得る。
このこともまた物語後半で効果を上げる。

主人公尚文は、物語終盤になり、
{netabare}壊滅した仲間の故郷の再建を願い町を作る。
それは彼にとっても新たな旅の拠点である。{/netabare}
様々な旅での出会いが彼を成長させたのだ。
生き方を見つけ、ここからまた始める。

新たな冒険の始まりに期待するばかりだ。

投稿 : 2024/07/15
閲覧 : 1018
サンキュー:

72

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

召喚されたら盾でした!で“ごじゃる”

「ふぇ〜〜〜」(cv.原奈津子さんなのでアビスのメイニャ調w)、あっという間に観終わってしまったでごじゃる。
この唐突感とお約束感は、いわゆる“なろう系”の沼で、それこそ泥舟に乗っていてこそ得られるもの。
今も観ている『転スラ』と同じく、体のいいと言うか、広い心がもたらす(?)オマージュの世界が、なんとも言えない安心感をもたらしてくれる。
そう、取り込み取り込まれることにめくじらを立てない寛容さに満ち満ちていると…。
キャラ設定だけを見ても“ブラックジャック”や“俺ガイル”、“SAO”や“狼と香辛料”、“リゼロ”あたりは“にわか”な私でも解ってしまうし、翌朝、学校でアニメ談義に草が生えるレベル。
それでも、喜怒哀楽のバランスが絶妙な超人気作品であることに異論はないはずで、数ある転生、召喚モノ(僅かしか知らない…)の中、少なくともトップ10には入る作品ではないかと…。

投稿 : 2024/07/15
閲覧 : 149
サンキュー:

14

ネタバレ

のんたろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

好きになれませんでした、、

私個人の意見ではございますが、1期2クール全て見ましたが、キャラもストーリーも私には合わない作品でした。


まず、ストーリーですが、何故か全ての展開がスッと入ってこず終始集中して見れませんでした。
常に何故そうなる?!となる感じで、、
問題が一つ片付いても、また主人公を陥れたり殺しにくる展開ばかりで、ずっと胸糞悪い展開が永遠に終わらないのが見ていてしんどかったです。


キャラに関してはキャラデザは可愛くて魅力的に感じましたが、登場人物が皆幼く自分勝手で自己主張が強いキャラが多いように個人的には感じました。
何故そんなに人の話を聞かないのか、自己主張ばかりなのか、歪んだ性格の人ばかりなのか、、

女王様と武器屋のおじさん以外は言動の理解が出来ないキャラばかりのように感じてしまい、共感が出来ませんでした。

幼少期のラフタリアやフィーロは可愛らしいですね。

人気のある作品ですし、好きな方もとても多いと思いますので、あくまで私には合わなかったのだなと思います。

投稿 : 2024/02/16
閲覧 : 137
サンキュー:

2

ネタバレ

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界転生アニメの王道!・・・・・こりゃちょい違うぞ!

主人公の平凡な大学生が異世界のある国によって召喚される転生アニメです。その世界には災いをもたらす「波」とういう現象があり、その「波」を払うために四聖勇者という4人の勇者を召喚する必要があった。主人公以外の3人は、剣、槍、弓といった武器の勇者として召喚されたのだが、主人公はなぜか盾の勇者として召喚されてしまう。盾の勇者はなぜか忌み嫌われていて、転生そうそう嫌がらせや裏切りを受ける事となり、協力する運命にある他の3人の勇者とも距離ができてしまう。味方のいない異世界で盾の勇者として成り上がっていく物語です。ちょっとだけロマンス要素もあって、そこには切ない運命もあり・・・。2期の放送も決まっているし、今後も楽しみな作品です。

投稿 : 2024/01/10
閲覧 : 396
サンキュー:

7

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おぉ、久しぶりに純粋に面白かったかな

原作未読(2019.7)
ラノベ原作。レヴュータイトル通りです。2クール全く苦にならず、わくわくして一気観しました。お気に入りにしちゃいましょう。所謂異世界転移モノですが個人的にほんと久しぶりに楽しめました。小難しい論理や倫理をいちいち上から目線で押し付けられる事もなく、かといってあまりに御都合主義全開を見せつけられるでもなく、中途半端に現実世界を反映させられて呆れる事もなく、無駄なハーレム状況に辟易させられる事もない・・・実にいいファンタジーだったと思います。そうね、やはり試練があって自らの努力によって一つづつ解決し成長していく・・・大事な事ですね。もうひとつ重要なのは主人公の味方になって応援できる事。そして主人公の敵が報いをうける事(勧善懲悪)。そういう意味でこの作品の敵役は非常に素晴らしいと思う。中途半端に同情する余地を与えずとことん敵を演じきる様は適役の鏡である。嫌われれば嫌われる程、主人公を引き立てるわけだから。そして見事に罰を受け観る者に達成感を与えてくれる・・・まさに名脇役である。ありがとう。


私のツボ:日本くらいか?キリス○教ぽい教団を出してことごとく悪くできるの(笑)


Season2(2期)視聴済(2022.7)
もう3年になるんですねーーーー(遠い目)。

どーーーーーーーーーーしてこーーーーーーーなったーーーーーー!?
嫌な予感はしたんですよねぇ。1期は冒頭のシーンだけで、おっ?と期待したんです。そういう作品は間違いないんですよね(私感)。
そして2期同じく冒頭・・・あっ・・・量産型なろう臭がプンプン・・・ぐはっ?!
OP.EDも、アーティストは一緒でももう演出や構成、力の入れ具合が雲泥の差です。
本編も1期で観られたキャラの表情や動きの細部の丁寧さというか、密度の足りなさ?というか・・・。
作画に留まらず、構成、演出、脚本、場面展開・・・すべて異世界アニメツクールレベルに後退してました。1期が100の力なら2期は50~65位じゃないですか?勿体ない。これで3期はないでしょうね。
1期視聴後、コミック続き読んでるので、逆に混乱してしまいました。
はぁーーーー、ダメでしょ、飯のタネ潰しちゃ。
花澤さんのキャラ、もうちょい、ましなキャラじゃなかったっけ?勿体ない。あー、もういいや。
2期だけの評価なら2.6位かな。

私のツボ:木村良平さんは頑張ってたと思う。

3期視聴済(2024.1)Web原作既読済。
実は2期視聴後、3期はないと思ってWeb小説の方読んだんですよね~・・・。
なんだよ!やるのかよ!(笑)。
ただ、かなり書籍、コミックは修正や補稿?が多いみたいですね。当然アニメもそちら準拠だと思います。
3期はキネマさんなんで期待してたんですが・・・相当に端折ってる感はあります(これはどのアニメもある程度仕方ない部分ですが)。でもなぁ、1期に比べるとやはり雑かなぁと感じるかな。まぁ2期よりは全然マシだとは思いますが3期だけなら3.1位の評価です。原作読んでないとかなり置いてけぼりを感じるのでは?と思いましたね。ただの「なろう系アニメ」レベルになってしまったというか・・・残念だなぁ。

私のツボ:キール君?のふんどし話は?

追記:Web原作既読後
{netabare}うーん、ここまで駆け足だと仕方ないにしても領地運営の苦労とか全く伝わりませんね。領地内での産業育成や農地改革、商隊の運営とか結構内政面の話は地味ながら成り上がり主人公の領主としての才覚を見せてくれる重要なファクターだと思うんですがねェ。だから3期の1クールでどこまでやれんの?と思ってたらスルーとは・・・。ただのバトルアニメにしてしまってはこの作品の良さが伝わらないんですよね。
特に最初は人間不信の中、ラフタリアやフィーロを得て徐々に運命が好転する主人公というカタルシスが受けたわけですが、領地を得て(アニメ版は早い)からはもう成り上がったじゃん、良かったね!というひとつのエンドを迎えてしまってる為に領地運営の話をスルーしてしまうと観る側には蛇足感を感じてしまいかねないんですよねぇ。これなら1期で終わらせた方が良かったのでは?とも思います。特に「ビッチ」が剣の勇者を酒場で誑かす場面はナフタリアが主人公の奴隷から無理やり解放させられた時、主人公を正気に戻させた台詞をパクってコケにした部分ですから、主人公が怒らないとかありえないんですけどね。そういう重要な場面も簡単にすましてしまっては原作殺しになりかねません。
4期はやるかわかりませんが、ここまでやってしまうとやはり{ビッチ」の一応の顛末まではやってもらいたものです。ただWeb版の主人公は性格がかなり外道(人間不信の後遺症)よりの為、コミック等はだいぶソフトになってる分、原作ほど酷い扱いにはしない気がしますが・・・(Web版の主人公は後半になればなるほど嫌な奴になると自分は思ってるので好感持てないんですよね)。なんかなぁ、ほんと勿体ない。 {/netabare}

投稿 : 2024/01/08
閲覧 : 400
サンキュー:

14

アニき さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:今観てる

彼らは勇者ではなくて、ビッチ被害者の会じゃないのか?

とりあえず、設定盛り込みすぎて
オーバーフロー起こしてないか。

「波」に対抗するという大義名分で世界が動いてる中で
ラフタリアの王位継承の意思を口実に攻めてくる国。
意味が分からない。しかも、付け回してたなら
勇者の奴隷になってる現状も知っているのだろう?
意味がさっぱり分からない。開いた口がふさがらない。

シナリオとしては、キャラに苦境を与えて
それがナオフミにかかわることで解決されてよかったねということを
繰り返したいらしいが、結果として全景が
「貧弱な連中の寄り合い所帯がなれ合ってる」
様にしか見えない。
大丈夫かこいつらは っていう気分しか残らない。

最初に見せようとしていた爽快感はどこに行ったのだ。

投稿 : 2023/12/31
閲覧 : 110
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

なんか薄い

覚えてねぇ!でもつまらなかったから見るのやめた

投稿 : 2023/12/18
閲覧 : 62

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

★★★☆

2023.10.28 ★★★☆(3.7) 3度目観賞評価
2022.04.16 ★★★☆(3.6) 2度目観賞評価
2020.09.06 ★★★☆(3.6) 1度目観賞評価

投稿 : 2023/10/28
閲覧 : 264
サンキュー:

0

ネタバレ

マサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

【55点】単に胸糞悪さだけが残る駄作。不満の積み重ねに対してカタルシスが足りていない。

なろう小説原作。いきなり異世界に飛ばされ、更には裏切りにあって汚名を着せられ全てを失った主人公がどん底からなりあがる話。

なろう小説原作アニメの中では評価が高いが、自分としては面白いとは言えない残念な出来に感じた。というのも俯瞰してみるとカタルシス2胸糞8の割合で不愉快な場面の方が多く、見ていてイライラするシーンの方が多い。主人公の周囲の人間がバカ過ぎるし人間性が最悪だからただただ不快感がつのるばかり。かといって主人公が可哀想なキャラかと聞かれたら本人自身もあとあと性格の歪みが露呈するため主人公サイドもだんだん好感が持ちづらくなる。

カタルシスを産むためには早めの胸糞の解消が必要に感じる、そんな作品でした。

投稿 : 2023/09/04
閲覧 : 203
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3

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良く出来ている

ほんと良くできている、見せる?魅せる所を良くわかっていらっしゃる
作画も崩れもせず、ほんと良く作ってるな〜と思った2期 3期とすごく楽しみ!!
それにしてもフィーロはいつもお腹すいてるな〜

投稿 : 2023/08/31
閲覧 : 147
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4

名無し さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい!…けど

世は異世界転生量産時代。
前期も今期も来期も半数以上が異世界転生。
そんな中、面白い作品である。
1話が少しキツいので、見るのきつい人には、早送りか飛ばして2話以降を見て欲しい。
2話から出てくる子供ラフタリアを見ないのは人生損しているレベルなので。
(2週目現在は、1話は飛ばして2話スタートしました。)

ラフタリアに関してはずっと子供の姿のままが良かった。現状、現実世界の世に蔓延ってる体だけ大人になった、大きい子供そのもの。特にお色気シーンとかも無いのに、すごく勿体無い。

またED2は「あたしが〜あたしが〜」というような西野カナみたいなキツさがあって、なんでこの曲にしたのか…?

投稿 : 2023/08/26
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4

ネタバレ

メモ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

定期的に見たくはなるが飛ばすシーンが多い

味方は有能、人格者揃い
一方でほとんどの悪役と3勇者が極端にバカで共感できないのでチープな胸糞展開が続く
相対的に主人公を上げる流れになるのだがそれすらも安っぽくなってしまっている

再視聴時は正直ラフタリアと2人パーティの頃がピークに感じた
あと、主人公はお馬鹿なキャラ達に対して視聴者と一緒にイライラしてくれる代表or共感者のようなものと思えた(いわゆる自己投影)

少年マンガのようにテンポ度外視の若干不要な説明、解説セリフが多い印象

戦闘はスキルを駆使した連携プレーがメインでギリギリの展開が多く、無双系ではない
四聖装備の盾は無限にスキルが追加されるような思考停止万能性能ではなく切り替え式なので隙はありそう
ちゃんと見た目が変わるのは収集している感があってとても良い
形態で変わるのは攻撃用スキルとロープの盾のようなギミックかな?
それぞれ特性はあるが共通スキル?でガードすることが多いので基礎能力値の違いはあまりわからなかった(無いのかもしれない)
どうしようもない時にデメリット有りの形態を使うがこれ一辺倒にはなってほしくない(厨二病要素が強いので恥ずかしくもある)

前期ED曲がかなり良い
後期OP曲のイントロがかっこいい

槍の勇者が主人公のスピンオフを少し読んだが面白い
ただ知らないキャラが出てくるので先に盾を読まないといけないなと思った

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 623
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5

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

尚文のキャラが良かった

この作品は他のなろう作品とは違って主人公TUEEEになってないのが珍しい印象なのと、
それと尚文が1話からいきなり酷い目に遭ってしまうけど、
でも酷い目に遭った尚文がどん底からどの様に這い上がって来る展開になるのかなという意味で
この作品に付いては1話からストーリー的な興味が持てたし、
それに尚文って一見は捻くれてそうに見えるけど性根に関しては非常に良い奴なので
尚文のキャラに関しては視聴者的には好感の持てるキャラだったと思います。
それとストーリーの内容も1期目は成り上がって行く過程が面白く観れましたね。

【評価】

77点・3B級

投稿 : 2023/07/22
閲覧 : 189
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4

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

溜まった鬱憤を晴らすほどには

 原作は未読。
 異世界転送ものだが、これまでの同系統作品と違い、主人公の岩谷 尚文が転送早々かなり
ひどい境遇に陥るという展開が一種のアンチヒーロー的な展開を想像させて期待してしまった。
 しかし、その後の尚文は冤罪を晴らそうとするとか、自分を陥れたマインに復讐すると
いったこともなく、いささか拍子抜け。
 リアルな話だとそういうことは多々あるが(感情的な思いとは別に仕事、学業、家事などを
優先せざるを得ないみたいな)、フィクションなんだし、序盤の冷遇に対するリアクションが
もっとあっても良かったんじゃないかと。
 この後の尚文一行の行動はなんか行き当たりばったり感が強く、流れが悪いような印象。
 この辺は原作からしてそうなのか、アニメ化に当たってのシリーズ構成によるものなのか
判りませんが。

 尚文自身の感情も世の中に対して拗ねているような冷たい時もあれば、急に素直になったような
時もあって、割と判りづらい感があった。
 この辺は根が優しい人なのに、この世界での仕打ちで生じた不信感がいつまで経っても
抜けないものゆえな感じで、ある意味ツンデレのような感じにも見えたり。

 尚文にとっての敵役的存在は多々登場するが、その中でも中心的存在だったのが北村 元康と
マイン・スフィアのコンビ。
 特にマインは序盤から皆が尚文に冷たい中、唯一の味方のような感じで登場しただけに、
その後の裏切りはより非道に映る。
 一方の元康は悪役感もあるものの、むしろ安易にマインの口車に乗せられるお馬鹿さん振りが
印象深い。ある意味、最初から悪意全開のマインよりイライラさせられるキャラかも。
 このお馬鹿に描くという点は、元康ほどではないものの、残り二人の勇者である天木 錬、
川澄 樹にも見られるもので、主人公を持ち上げるためにライバル的キャラを愚かに描くという
やり方は他作品でもあるものの、本作はそれが顕著な感じ。
 ある程度の主人公上げはあってしかるべきだとは思うけど、ここまで極端だと主人公の優秀さを
示す話が書けないのかと思えてしまう。

 以後も随所随所にマインと、彼女の擁護者的存在になった元康が登場するが、中盤以降は
コミカルに描かれることも多くなった。特に元康がそんな感じ。
 後に尚文が報われ、視聴者の溜飲が下がるようにするには、シリアスな嫌われ者でいた方が
良く思われ、そういう点ではこういったコミカルな演出はあまり好ましくないように思えた。
 題名を忘れたが、以前洋画で20世紀初頭のアフリカを舞台にした冒険アクションものがあり、
当初は敵がドジなコミカルなタイプの悪役だったのに、終盤で主人公の妻子を殺害するという
行為に出て、そのキャラのイメージが捉えにくくなった記憶がある。ドロンジョ一味が
ヤッターマンの家族を殺害する展開が近いイメージ。
 そこまで極端ではないが、本作のマインや元康に対するコミカル演出はそれの逆をやられた
感じ。

 尚文の身の潔白が晴れるのはかなり終盤で引っ張った割にはそれに見合ったカタルシスが
得られたかというとそれほどでもという感じ。そういう意味ではちょっと遅すぎた感が強かった。
 盾の勇者自体がメルロマルクにおいて何故嫌われるのか?という部分も一種の謎として
引っ張った割には驚くほどの理由ではなかったかなあ。

 不満ばかり上げ連ねてしまったが、キャラクターデザインや作画など、アニメとしての基本的な
部分は結構好きでした。

2019/07/16
2023/06/18 加筆・修正

投稿 : 2023/06/18
閲覧 : 301
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8

チモクロ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても優秀なファンタジーアニメ

異世界転生ものというとまあだいたい一世代前は伝説のなんちゃらの力があったりしたのだが最近のスタンダードである不遇なタイプの転生もの。剣と槍と弓と盾のそれぞれの勇者が異世界に呼び出されるが、序盤は何故か盾だけがめちゃくちゃいじめられるという展開。

 ここまでいじめられる描写がしっかりしてるのも珍しいというか、最近は早いものだと1話でイジメからの復活!ってなったりもするが4話くらいまで地獄。謎の冒険者の女には騙されるわ他の勇者も理解を示してくれず、呼び出した王国の王様もなんか無茶苦茶嫌な奴である。散々な目に合うが他の武器が装備出来ないという設定上、仕方なく代わりに戦ってもらうために奴隷商人から獣人の子を引き取ってからやっと徐々に優しい展開になる。
 ラストまでちゃんと見ると、序盤の地獄が納得いくのだが、正直そこでリタイアする人も多いだろうと思う。ただ心情描写がとても丁寧である点は評価したい。主人公が序盤でかなりやさぐれるが、そこを長々としたモノローグで説明するだけじゃなく、食べ物の味がわからない点やすっかり成長した獣人の女の子のことをしっかり認識できないという点で表現したのもとても上手いと思う。女の子との心の通わせ合い方も丁寧だ。話数で見るとそんなに長く描写した訳ではないのに女の子が主人公を慕うまでもちゃんと書いているので違和感がない。強いて違和感がある点といえば主人公の盾がやたら凄すぎる点くらいか。守りだけじゃなくてロープとかにもなるのはちょっと良くわからない。
 主人公頑張れ!という気持ちにはならんのだがアニメーションとして動きや絵などで魅せようという心意気も感じるとても優秀なファンタジーアニメだと思う。特に後半のOPがとても良い。10秒くらいで前半の4話分くらいを描いているシーンがあって、かっこよくて毎回飛ばせなかった。

 ただ星4にしたのは、何個か不満もあるからだ。他の勇者たちが異常にムカつく描かれ方をしているところがとくに気になる。ろくな証拠もなく他の人の話だけを信じて主人公を攻めるアホな槍、平等に接しているようだが延々とこっちを見下してくる剣と弓。ここまで意味不明に嫌な奴として書く必要があるんだろうか?弓と剣は少しは話がわかる感じなのだが槍を止めないあたりめちゃくちゃ無能感がある。メインどころの男性キャラがここらへんなので、ほぼ嫌いなキャラばかりという展開になってしまいちょっとつらい。主人公は好きかと聞かれるとまたやさぐれた関係もあって良いやつではないしよくある鈍感主人公的な面も鼻につく。主人公とラフテリアの関係は良かっただけに残念。なんというか、努力勝利はあるのだが友情がまったくない。一応次作につなげるためなのか、ラスト付近で良い奴っぽいのもでてくるし、脇役なんかで理解者も増えていくんだけどどうもな…同性と良好な関係が築けない男性キャラってあんまり魅力ないと思うんだけど。
 そこらへん以外は戦闘シーンもかっこいいし作画も良くできていて構成もちゃんとしてるかなり優秀な部類に入るアニメ作品。ちょっともったいなさもあるしあんまり軽く見られない感じなんだけど、見て損は無い。

投稿 : 2023/05/13
閲覧 : 148
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5

ねこ太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラクターが可愛い

異世界転生系のアニメ
主人公のメイン装備が盾で武器は使えないというそこそこ可哀そうな設定

でも主人公とパーティーを組む仲間たちは普通に可愛い。

物語もライトな感じで世界観に入りやすいと思います。

次は二期を視聴したいと思います^^

投稿 : 2023/04/03
閲覧 : 127
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4

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

防御一辺倒の盾じゃあ戦えない?いやいやそこは知性でカバー。

最初は軽い気持ちで呑気に参加していた主人公も、仲間にはめられて性格が変わり、のし上がっていく展開はカタルシスがありました。1期はのし上がっていくっていう目的がはっきりしていて、実に面白かったです。

投稿 : 2022/12/30
閲覧 : 131
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10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

序盤は主人公が壮絶すぎる気もする。

ストーリー的には濡れ衣、冤罪を掛けられたどん底主人公が這い上がっていく話。盾の勇者という設定が珍しい。

ただ最初の方は濡れ衣掛けられても反論しなかったり、やる必要のない決闘(主人公が勝ってもメリット無い)を受けちゃったり、やたら挑発したりと主人公の性格もちょっと闇落ちというか、コミュ障すぎじゃね?と思うところもある。

終盤は、濡れ衣を意図的にかけていた黒幕ビッチが処刑されるのでそこはスッキリしました。それ以降は普通のバトル漫画っぽくレベルが高くなる強敵を倒すために主人公がレベルアップしていくという方向で進んでいく。

パーティのキャラは個性豊かで可愛いと思う。

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 197

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦い方が面白い

2期観るために復習も兼ねて再視聴。全25話長いなと思いましたが、2周目に関わらずあっと言う間でした。酷評されがちななろう系で、確かに駄作も多いけど、私は気にせず観るし、このアニメはかなり面白い方だと思います。

勝手に異世界に召喚された岩谷尚文。他にも3人召喚された。4人とも勇者としてこの世界を救って欲しいらしい。それぞれ剣槍弓盾と武器が決まっていて、尚文は盾の勇者。召喚しといて盾だから期待されず、酷い扱いを受ける。可哀想だしそのせいで尚文の性格も歪んでしまう。本当に酷いんでそこが苦手で評価低かったり、断念する人もいるようですが、私はその状態の尚文が諦めずに少しずつ何とかしようと言う姿勢に応援したい気持ちになるし、成り上がっていく姿は痛快でした。

盾だから攻撃出来ず取った策が、2人で1人のようで戦い方が変わってる。盾も強化すると色んな盾に変化していき面白いですね。仲間も亜人(タヌキ系らしい)の美少女ラフタリア、特殊な能力を持つ可愛いロリっ子のフィーロ、基本3人パーティで分かりやすいし、ヒロインはラフタリア一択になってハーレムにならないのも受け入れやすいと思います。

背景やキャラ絵も良いし、やはり戦闘シーンが他のアニメにない戦い方をするんでお勧めです。強敵キャラもいて白熱します。

とは言え気になる点もあり、国王が盾の勇者を憎む理由が謎。女王陛下が来れば解決するのになかなか動かない。終盤が急展開になりすぎたと同時に王女メルティ(このキャラも可愛い)が急に強くなるとかですね。でも私は結構気にせず観ましたけど、違和感を感じる人はいるでしょうね。
あと他の勇者がポンコツすぎたり、人の話を聞かない奴が多すぎるのは、逆にウケましたね。

異世界ものやなろう系を嫌いな人も観て欲しいですね。ぜひともお勧めしたいアニメです。
続いて2期を観ますが、1期を超えるのはなかなか難しいのではと思います。

投稿 : 2022/09/17
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24

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:----

主人公サイド以外の登場人物に難点あり

どん底から這い上がるストーリーは数あれど、序盤から主人公が罵倒されて酷い扱いを受けまくる作品て、本作と「永遠のフィレーナ」ぐらいだと思う。

しかし本作の場合、はめた張本人はともかくとして主人公同様に転生された他の勇者たちがアホすぎるのがなかなか観ていてキツい印象。

どん底だった主人公はナフタリアやフィーロと仲間が増えていき、かつ己の努力で切り開いていくさまは面白い。

終盤で主人公をはめた張本人にようやく鉄槌がおりるところは溜飲が下がるのですが、視聴していてストレスを感じる作品でした。

投稿 : 2022/08/25
閲覧 : 243
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10

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公が虐げられ苦労する展開が特徴の異世界転移系。1期は良作かもだが嫌い、2期は普通に見られるが凡作

小説投稿サイト「小説家になろう」(通称「なろう系」)原作のアニメ、1期25話2期13話。
2期まで含めてのレビュー。

【良い点】
異世界描写やキャラデザや戦闘シーンなどの作画が良好。声優陣や音楽面など含めてアニメの出来は良い。

安直な主人公楽勝モードではなく、非常に逆境を強いられる展開、それでもヒロインたちとの関わりや自身の才覚で次第に力を付けて状況を切り開いていく展開に納得感がある。
ナオフミが異能ゴリ押しだけでなく色んな技能で工夫するなどの面白味もある。
四面楚歌から、次第にナオフミの真実に気付いて救われた人々の助力が集まっていく展開も良い。

ダブルヒロインのラフタリアとフィーロの魅力が高い。
ラフタリアはナオフミに命を救われて以降成長し、逆境で荒んでいくナオフミに対し支えになっていく高い正妻力を見せてくれた。
フィーロの無邪気な可愛さも申し分なく、可愛いだけでなく大切な家族の一員な感じも好印象。
主人公のナオフミも悪意で捻くれていても、根底にある善性が勇者に相応しい人格的魅力を醸していた。
不器用だけど、カッコイイ男であった。
序盤以降は猜疑心の塊で用心深く振る舞っているのも、悪く無いキャラクターだと思った。

最終的には悪党が然るべき報いを受けて、ナオフミの立場が好転していくので、最後まで視聴すれば痛快。
終盤は中途半端ながら、ナオフミとラフタリアの成長と関係性は完結しており、胸打たれた。
ラフタリアは2019年度のベストヒロインの一人。

2期は展開が唐突ながら、不快な展開やキャラが少なくて見やすい。
新ヒロインのキズナちゃんがかなり可愛い。
オレっ娘、孤島に幽閉されても諦めない意志、気さくで優しい、富田美憂ボイスと大変好みだった。

【悪い点】
序盤があまりにも不快すぎる上に、延々とフラストレーションが溜まる展開が続く。
悪党が悪いのは構わないのだが、三バカ勇者を筆頭に周囲がアホ過ぎて萎える。
悪党はともかく、妹姫や鳥の女王などの味方サイドも、ナオフミの心情無視して強引な押し付けが鼻に付く。
特に妹姫は見た目は可愛いがキャラクターとしては嫌い。最もその対比でダブルヒロインの魅力は際立っている。
主人公は謙虚でも、周囲を下げる事で間接的に主人公ワッショイする、結局なろう系の悪癖がモロに出てしまっている。

ナオフミの立場回復が、女王というデウスエクスマキナ気味な存在で強引に為されるのも微妙。
黒幕な悪の宗教勢力が全部悪いんだ!三バカやバカ王と娘は騙されてたんだ!という展開で、これに勝って事態好転という流れも興ざめ。
三バカが一切報いを受けてないのも気に入らない。
等々、序盤からの不愉快な展開を払拭できるほどには後半の展開も良くはなかった。

2期は1期の不快感は払拭された代わりにカタルシスも乏しい。
ストーリーは分かりやすいが、延々サブクエストで足踏みしてる感じ。
著しく酷いとは思わないが、メリハリが無く退屈気味。

戦闘面の見せ場が1期より劣化。

キャラもナオフミの対人不信な偏屈さが前面に出ていて魅力減。まあラフタリアたちと引き離された焦りで余裕が無かったのは分かるが。
ラフタリアやフィーロの見せ場も乏しい。

【総合評価】2~3点
内容的には出来の良い作品で、この手のありがちな作品とは一線を画す魅力があった。
ただ、あまりにも不快感が強すぎる。
「成り上がり」の予定調和に持っていくために十数話延々と嫌な展開見せられても辟易してしまう。
1期終盤までは良かったにせよ、2期で息切れ、全38話も再度視聴する価値は感じない。
評価は非常に迷うところだけど「悪い」で。
良い面も多々あったのだけど……

投稿 : 2022/07/31
閲覧 : 236
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13

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

SAKUGAとWAIFUで成り上がり

やたらと人気な作品らしい
特に海外人気が中々にヤバい作品だと思われる

如何せん思うところが多いので、長文にするよりは各個箇条書きで上げていく

まず良かったところ
・作画
ボンズでやってきた諏訪真弘氏を総作画監督にガリガリとした作画とカメラワークで、0〜10年代のボンズを感じるあの作画やアクションを全編通して安定していてとても良かった。ただCGのモンスターや味方兵士モブはそれらと比べると線が薄くて動きもぎこちないし、手書きと比べるとどうしても浮いて見えた

・ラフタリア
この作品の圧倒的メインワイフでファイナルアンサー出ているでしょ。何より一番初めのあの状況から一緒に成り上がった二人だというのがヒロインポイントカンストさせた一番の要因。他は手も足も出ない。フィーロはどちらかと言えばマスコット系だと思うので、恋愛に絡めてくるのは嫌い
まぁそういうの関係なしに実際はキャラデザとケモナー需要が大半だと思います

・世界観 ゲームっぽい演出
レベルの基準がハッキリ分かる様な敵設定や展開が無いから死んでいる設定だけど、異様にこだわられている設定

・這い上がりが早い
3話目にはもう既に逆襲が見えてきてるからもっと落とせただの言われているけれど、正直現代の視聴者 読者の耐性の限度がここまでなんだろうなと思った。仮に12話ずっと不遇だったならイライラして見放されていたと思う

・3人での冒険は普通に面白い
良いファンタジー物でバランスも良い。ただ、他と比べたらまだ良いという相対評価に過ぎなく、これが強みという訳でもないのは事実


好きではない所
・3バカ勇者
この勇者を極度のバカにして他を上げるというありがちな悪手を、メインの成り上がり要素に恥ずかしげもなく使っているというのが残念。魅力も無ければ見ていて面白くもないくせにしゃしゃり出てくる勇者共は不快でしかなく、ただただ邪魔

・尚文
この三馬鹿を噛ませに主人公らグループを持ち上げるのがこの作品の常套手段。それによって生まれたこの尚文というキャラを好きになれるかと言えばNOであり、特に深いキャラ描写をしている訳でもなく、他が下がって平均的に見れば好感度上位のキャラにはなるが、アニメキャラという枠内においてはまったく魅力は無い
常に何かに対して苛立っている様に見え、三馬鹿以外にも当たり散らしている様に見えて少し不快

・成り上がり方
散々出てきたが、他がバカをする→尚文が何とかするというやり方しかなく、尚文が上がっていくのではなく他が下がっていくやり方は"成り上がり"とは言えないのではないか

・解決方法
中途半端。敵は最後の最後で逃げて引き伸ばすし、謎の恩赦で正直見ていて寒い罪を与えてそれを真剣に行っている様は笑えないギャグでしかない
他を下げる方法しか知らず、キャラ魅力というものの作り方が分かってないからなのか知らないが、王女なんてこれから適当に尚文達を助けて仲直りとかいう誰でも思いつきそうな展開の為に残してるんだったら勿体ないことありゃしないね

以上。まぁ基本的に散々と言われている事ばかりだけれど、結局これに尽きる
尚文のイキリは個人差あるけれど、他は割とフラットというか悪印象が先行し過ぎないように書いた

現在2期が放送中であるが、最初こそ続編効果で話題にはなっていたものの、今期はダークホースが多くて次第に埋もれていっているのを見て他が忙しいのもあり、後回しでもいいやと思っている。後から見てみれば延期がかなり響いたように思われる。去年の秋やせめて冬だったなら他のアニメに対抗は出来ていたと思う
これから見る予定ではあるけれど、1期の嫌いな部分は直らず、この後の別の世界設定も正直特にキャラが魅力的でも無ければありがちな展開で苦しいかもしれないが、もう既に3期も決定していて作る気満々って状態ではあるからある程度勝算はあるのかもしれないから少しは期待してみようかな

投稿 : 2022/05/28
閲覧 : 258
サンキュー:

11

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラフタリア頑張れ

盾の勇者として召喚された岩谷尚文。来た途端に裏切られる。
嵌めたのが王様の娘とは。かなり腐った世界だね。

それでも、ラフタリアとフィーロと共に旅をして力をつけていく。
人化したフィーロは子供で、羽が生えている。頭に輪っかを乗せれば完全に天使。
槍の勇者の元康が心奪われるのも、理解できなくはない。

でも、メインヒロインはラフタリア。
尚文は命の恩人であり、思い人。
そして、暴走などで窮地に陥った尚文を、最後に助け出すのもラフタリア。

召喚後の非情な扱いで、性格が屈折してしまった尚文。
ラフタリアのことは信用しているが、恋愛の対象として見ていない。
また、勇者の役割が終了すれば帰るだけだと考えている。
なかなか厳しい恋の道ではあるが、ぜひ頑張ってもらいたい。

投稿 : 2022/04/29
閲覧 : 249
サンキュー:

4

ネタバレ

誰か さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ビッチの裁判がストレス発散にもってこいです。

最初から、はめられ、貶められ、人間不信になり、それでも這い上がっていく~~

盾の勇者の最初の仲間ラフタリアの子供時代からの成長過程が面白く、最後が爽快。

使えない三勇者と過去の恨みが有る王族と、宗教が入り混じるハメゲーみたいな展開を、女王によってひっくり返すところが、最高に気持ちいいっす。

第二期、始まりましたね!!

投稿 : 2022/04/28
閲覧 : 417
サンキュー:

5

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最弱、貧乏、孤独、異端者扱い、王家から迫害、名声ゴキブリ未満から始める異世界冒険譚

【感想】
蜘蛛ですが何か?や転スラのようにスタート地点が過酷な環境というパターンは結構ありますが、これは精神的に過酷な環境から始まるアニメ。
なかなかここまで不憫な境遇から始まる異世界ファンタジーはないので、個性の光る作品ですね。
詳細は長くなったのでネタバレタグで畳んでいますが、理不尽な仕打ちを受けても闇雲に当たり散らさず、静かに怒りを糧にして虎視眈々と飛躍の時をうかがっているところを見るとつい応援したくなりますし、とても面白かったです。

【マインはなんであんなことした?】{netabare}
王女だから金にも権力にも困らない立場なわけですし、勇者に取り入るのは簡単ですよね?私なら4人全員に取り入るけど。
尚文を犯罪者に仕立て上げて装備まで没収して槍の勇者に取り入るための手土産にする必要あるんでしょうか?
王女で国王から溺愛されてるのに鎖帷子買うお小遣いもないの?ずいぶん質素な王族ですね。 
マインは別に尚文に恨みがあるわけでもなし、わざわざ恨みを買うようなことをする理由がわかりません。
その後も、マインの行動は自分が有利になるためというよりも尚文に個人的な恨みがあるとしか思えないような無駄な嫌がらせをしてるんですよ。
もうただのいじめですよね。

いじめるのが趣味なのかもしれませんが、マインにとって最大の敵は王位継承争いをしているメルティだと思うので、
メルティを倒すことを考えれば味方は多いほうがいいはず、ますますわざわざ恨みを買うようなことをする理由がわかりません。
マインのベストな動きは、四勇者全員を個別にたぶらかしてメルティを討つように誘導することだと思うんですが、そんな様子がまったくなくて、この人は何がしたいの?ってずっと思っていました。
目的が王位継承を狙うことじゃなくて、尚文を排除することにすり替わってるんですよね。三勇教に洗脳でもされてるの?
結局、一連の無駄な嫌がらせが元で尚文を敵に回しメルティとの王位継承争いに惨敗。尚文を迫害しなければ暗殺が成功したでしょうに。

シナリオの都合に動かされすぎでリアリティがないと思いました。
{/netabare}

【王国の設定がいろいろと奇妙】{netabare}
この作品の欠点は、盾の勇者に不遇な扱いをする妥当性がないんですよね。
まず、女王陛下は聡明な設定なのになんで愚かだとわかっている王に国を任せて、怪しい疑惑のある三勇教を放置したままなんでしょうか?
三勇教の教義が国にとって害にしかならないことくらい、聡明な女王なら気づきそうなものですが。

国王とマインは、まるで王国を滅ぼすためにやっているようにしか見えない。
国王は復讐が元にあるってのはわかったけど、それでも盾の勇者が家族を殺したわけじゃないので直接の恨みはなくて、説得力は弱い。
それよりも直接恨みのある相手に国王の権力で恨み晴らせばいいのに。
マインほどじゃないけど、この人も目的を見失ってる。

そもそも人類滅亡の危機なわけで、過去のことはともかく波から守る貴重な戦力を迫害している場合なんでしょうか?
装備整えるのを邪魔するのも、奴隷取り上げるのも、クラスチェンジ認めないのも、波との闘い考えればデメリットにしかならないと思う。
国王の盾の勇者への恨みの強さを考えれば波との闘いで一番危険な役をやらせるくらいが妥当だと思うんですが。

三勇教もいろいろとおかしい、弱いにしても一応世界を救う勇者ですよね。
なんで盾だけを排除する教義にしたんでしょうか?それをすることで誰が得するんですか?
盾の勇者をバカにするだけならわかるけど、積極的に迫害する理由が不明です。何のメリットもないように思います。
それから教皇の暴走も国を混乱させて三勇者排除して権力手にしても、新しい勇者はまた1から育てなおさないといけないですよね。
波で王国が滅んだら元も子もないのでは?
彼らの行動によって波の活動も活性化される危険があるし、敵対勢力が王国を破滅させるために裏で操っているようにしか見えない。
{/netabare}
【バトル】{netabare}
バトルは面白いけどあまりに盾の能力が便利すぎて盾を有効に活用して戦っている感じがしないのが難点かも。
バトルスタイルは盾使いと言うよりも、サポート特化の魔法使いって感じ。
防振りの主人公のほうがよほど盾の勇者って感じがする。

スキルボードみたいなの解放して使える技が増えていくシステムは面白いと思いました。
今後、剣とか槍とか弓の勇者も同じようにスキルボード解放して成長していくと面白そう。
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
尚文、メルティはかなり良いキャラクターで好きです。
尚文はもう少しうまく立ち回れそうな気はしますが、ダークヒーローとしての魅力が高くていいですね。

ラフタリアとフィーロは可愛いし素直で、尚文の心の支えになっていますね。
この二人の登場で一気に最底辺の絶望感はなくなったように思います。
やっぱり孤立無援ですべてが敵なのと、理解者が数人でもいるのとではだいぶ違いますね。
武器屋のおじさんが普通に取引してくれただけでも、かなり救われたように思いますし。

他の3勇者は無理のある設定に引っ張られて愚か者設定にされてるのが、2期以降を見据えると尚文に世話焼いてもらわないと何もできなさそうでかなり勿体ない。
尚文のキャラクターはかなり良くできてるので、わざわざほかの3勇者を愚か者にしなくてもマインと国王にだけ悪者になってもらえば十分だと思いますけどね。
特に槍の勇者は自分の頭で考えることができないとても残念なキャラクターですが、シナリオの都合で愚者にされた被害者でしょうね。

マインについては、国王と女王とメルティと全然性格が似てないけど、なんでああなってしまったんでしょうか?不思議です。
性格が歪んでて頭も悪いし強いわけでもないし、ただヘイトためて討伐されるだけのキャラクターですね。 {/netabare}

【シナリオ】
{netabare}
勇者として勝手に召喚しておきながら王国全体から理不尽に不遇な扱いをされる盾の勇者があまりにも不憫すぎて応援したくなりますね。
前半はあまりにも理不尽な扱いで見ていてつらかったけど、信頼できる仲間に出会って閉ざされた心が開いていくのが良かったです。
尚文の境遇が良くなるにつれてどんどん面白くなっていきますね。

主人公が苦労する似たような作品に「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」がありますが、
そちらは雑で無理のある設定が多いですし、比較するとシナリオもクオリティも段違いに良いですね。

全体的にできのいい作品ですが、唯一の欠点は王国とか三勇教とかの設定が色々と変なことだらけで設定の説得力が弱いこと。
無理やり最底辺な主人公を作るために王国ぐるみで合理性のないいじめをさせているのはちょっと設定が雑だと思いました。
マインや王国や他の3勇者や三勇教は目的と思想と行動がかみ合ってないので、そのあたりの設定を練りこんでいればもっと良くなったと思います。

最底辺から成り上がっていくのを見るのは爽快で、面白かったです。
2期もただいま絶賛放送中です。成り上がった後の展開は興味深かったので注目しています。
{/netabare}

投稿 : 2022/04/24
閲覧 : 352
サンキュー:

28

ネタバレ

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

フェミはやっぱり🚯

四勇者の1人「盾の勇者」として異世界召喚された主人公。他に槍、弓、剣の勇者がそれぞれ召喚されます。主人公の唯一の武器は盾になるので、攻撃ができません。そのため仲間を集め、地の底から成り上がっていくいわゆるなろう系といったものです。

メインキャラ以外はとにかく糞of糞なので3話に一回は胸糞回があります。その中でもフェミニスト野郎は一級品。常に腑が煮え繰り返ります。

OPは両方とも酷かったですが、 EDが良かったので3.0評価といったところです。

{netabare} それにしても、王と第一王女の末路がしょうもなさすぎる。死刑執行までは王朝制としては当然だと思ったが、主人公の「クズ、アバズレビッチに改名しろ」とかいう謎ムーブで終了。異世界主人公ならではの展開なので、異世界物と考えると納得しきれなくもないが……いや〜納得できない。監禁とか色々処罰が降るのかと思ったら、以前と変わらず王家の血筋として生活。どう考えても報復される未来しか待ってないだろ。異世界王朝あるあるのガバガバ体制。でもまぁ異世界なろう物に突っ込んでたらダメですね。これは本当に人を選びますね。私みたいな小さい心の持ち主はイライラだけが溜まって終わります。{/netabare}

投稿 : 2022/04/20
閲覧 : 298
サンキュー:

5

OK! さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

2022/04/17 終了

投稿 : 2022/04/17
閲覧 : 217
サンキュー:

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盾の勇者の成り上がりのストーリー・あらすじ

図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!(TVアニメ動画『盾の勇者の成り上がり』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2019年冬アニメ
制作会社
キネマシトラス
公式サイト
shieldhero-anime.jp/
主題歌
《OP》MADKID『RISE』《ED》藤川千愛『きみの名前』

声優・キャラクター

石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生

スタッフ

原作:アネコユサギ(MFブックス『盾の勇者の成り上がり』/KADOKAWA刊)、原作イラスト:弥南せいら
監督:阿保孝雄、シリーズ構成:小柳啓伍、キャラクターデザイン・総作画監督:諏訪真弘、デザインリーダー:高倉武史、デザインアシスタント:和田慎平、モンスターデザイン:森賢、アクション設計:黒田結花、プロップデザイン:杉村絢子、色彩設計:岡松杏奈、ビジュアルアドバイザー:増山修、美術:木下晋輔/西口早智子/明石聖子、3DCGディレクター:越田祐史、2Dアーティスト:hydekick、モーショングラフィックス:上村秀勝、撮影監督:梶原幸代、編集:須藤瞳、音響制作:グロービジョン、音響監督:郷文裕貴、音楽:Kevin Penkin、音楽プロデューサー:飯島弘光/植村俊一

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