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「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(TVアニメ動画)」

総合得点
95.2
感想・評価
1847
棚に入れた
7831
ランキング
3
★★★★☆ 4.0 (1847)
物語
4.0
作画
4.0
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ないの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルで損している名作

このアニメが放送された当時もアニメオタクでした。
当然この作品の事も知っており、人気なのも知っていました。
けれど視聴していませんでした。タイトルとキービジュアルに騙されていたからです。
私はてっきり「とてもイケメンとは言えない文字通りブタ野郎な主人公に美少女が集まるラブコメ、メインヒロインはバニーガール姿を頻繁に披露するお色気担当」なアニメだと思っていました。
正直そういうアニメは苦手なので避けました。
しかし最近、続編が製作中であること、とある理由で内容がSFな感じと知って視聴しました。
一発でハマりました。
キャラは魅力的、私のような人間がちょっと賢くなった気になれる話。
主人公は訳あってクラスどころか学校中から浮いてるけど全然ブタ野郎なんかじゃない。
ちょいスケベなところもあるけどそれは話し相手を笑わせるためのネタみたいなレベルで基本真面目、
親友と呼べるキャラが2人(しかも片方はいわゆる陽キャ)もいる。
そしてバニーガールの方だが{netabare}ヒロインはバニーガール衣装を2回しか着用せず、合わせても5分程度。あとはOPで毎週見る程度{/netabare}。
ちくしょう!当時からハマっておきたかった!と自分を殴りたくなる出来でした。
強いて言うと原作小説1冊分を2~3話ずつに纏めているのでかなりカットされているらしいところ。
しかし正直違和感はない。カットされた内容を知ったら勿体ないと感じる程度で支障はない。
シュタゲ、化物語、ハルヒなどが好きな人はきっと好きになれるだろう作品だった。

投稿 : 2024/09/26
閲覧 : 78
サンキュー:

4

ネタバレ

YOU0824 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

繊細でおしゃれな滋味掬 (きく) すべき作品

連想するのは
主人公が『俺ガイル』の八幡。
ヒロインの桜島麻衣が
『俺ガイル』の雪乃下と『冴えカノ』の詩羽。
黒タイツだし。
思春期症候群から『中二恋』。
奇妙な現象は『ハルヒ』。
存在が消えるのは『君の名は。』。
普通に一夜を共にするのは『冴えカノ♭』。
人物名がサービスエリアなのは
神奈川県の地名な『俺ガイル』。
江ノ電は『冴えカノ』の都電荒川線

題名が強烈でずっと気になっていた。
エロい内容かと思っていたが
『俺ガイル』に匹敵する
細やかに行き届いた良品だった。
咲太の疎外感や麻衣のステルス、
萌え系妹かえでの引きこもりなど
内容が本格的だ

セリフもシャレてる。
通学の車内で咲太が友人に訊く

「国見はバニーガール好きか?」
「…いやそうでもない」
「なら大好きか?」
「ああ大好きだ」

バイト先で咲太がしつこい美人記者に

「ご注文は?」
「咲太君をお持ち帰りで」
「頭がおかしいようなので
ご注文は救急車1台でよろしいですか?」

記者がしらっと聞き流すところがいい。
そして麻衣が言う

「ありがとう
私をあきらめないでいてくれて」

大好きな声優さんがてんこ盛りだ。
古賀(東山奈央)は
『俺ガイル』の由比ヶ浜結衣、
牧之原(水瀬いのり)は
『リゼロ』のレム、
豊浜(内田真礼)は
『中二恋』の六花、
広川(雨宮天)は
『このすば』のアクア

今気付いたが題名と内容の
ギャップ萌えも狙っているな。
さりげなく魅力的だ

投稿 : 2024/09/14
閲覧 : 56
サンキュー:

4

ネタバレ

xinxin22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:----

三人が互いに見せた優しさが、彼らの運命を変えた

三人が互いに見せた優しさが、彼らの運命を変えた
このレビューにはネタバレが含まれる可能性があります

翔子は最後に勇敢に自分の運命に向き合い、未来の願いを書き記し、もう未来を恐れたり悩んだりせず、咲太と麻衣の二人の未来を叶えるために自分を犠牲にしようと決心します。

麻衣は咲太への愛から、彼の命を救うために自分の命を犠牲にすることができると考え、同時に翔子が新しい心臓を得られなかったことで死んでしまうのも望んでいません。たとえ時間が遡り過去に戻ったとしても、彼女の意識の中では翔子のことを忘れてしまっていますが、彼女の潜在意識の中では、死後に臓器を提供するよう呼びかける映画を撮影しました。私の推測では、翔子はその映画のおかげで生き続けることができたのでしょう。

咲太は麻衣を愛しており、麻衣が自分のために死ぬことを望んでいません。翔子の助けを借りて、彼もまた過去に戻り、「未来」の自分が麻衣の代わりに死ぬことを選びます。しかし、ある意味で、翔子は彼の初恋であり、彼が落ち込んだときにいつも頼る存在でした。彼はどんな希望も諦めたくなく、たとえその後の物語がもう起こらない可能性を冒してでも、時間の流れを三年前に戻そうと努力します。

彼らが互いのために尽くした努力が神様を感動させたのかもしれません。その結果、一つ一つの偶然の出来事が重なり、彼らは元々の未来を変え、新しい、素晴らしい未来を創り出したのです。
https://www.mangakoinu.com/manga-5922.html

投稿 : 2024/08/26
閲覧 : 42
サンキュー:

2

ネタバレ

ZETTON さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最後でめっちゃ泣いた

いつ見ても最後のかえでちゃんが花楓に戻るシーンで泣く。一番かえでちゃんに寄り添っていた咲太にとってはものすごく辛かったんだろうなと思った。心がキュッと締め付けられるような感覚がして、いつの間にか自分も咲太といっしょに泣いていました。

他の人が大体言ってることなんですが、タイトルだけ見たらやべーですがいい感じに青臭く、いい作品なので是非見てほしいです。

投稿 : 2024/08/02
閲覧 : 45
サンキュー:

2

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

次世代青春怪異

私は好きな作品を根拠もなく「パクリ」や「フォロワー作品」なんて言われたら腹が立つ性分なので、なるだけ自分のレビューでは使わないように努めてはいるのだけれど、本作に限ってはそのポリシーを適用できなかった。
この作品は2009年から8年ほど続いた《物語シリーズ》に非常に酷似している。人によっては『涼宮ハルヒの憂鬱』や『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』なども思い出すかも知れない。
物語シリーズは視覚的又は聴覚的にあっと言わせる秀逸なオリジナル妖怪を使って少女の内面にある闇と、それを払おうと奮起する主人公という男女の青春劇を描いた“青春怪異”の代表作であり、現在でも根強い人気を誇る。だからこそ30代のアニオタが本作を観るとその類似性を見出してしまうことは恐らく避けられない。この作品もまた、ジャンルとしては青春怪異に分類されるだろう。

【ココがひどい?:思春期症候群という名の『怪異』】
現実でも思春期(青年期)は身体的成長が急速に進み、精神面でも親から自立し自らの足で歩もうとする大人への移行期間。この時期には自己の確立が進んでいき、その過程で多くの悩みや葛藤が生まれ、時には精神的な危機に陥り拒食症や強迫観念といった「心の病気」を患うことが、我々の世界でもごくごく普通に起こり得ることは学があれば理解できる範疇にある。
この「心の病気」が、本作では一般的な物理法則を超えて登場人物に不可思議をもたらす。これが『思春期症候群』。第1話冒頭の蠱惑的かつ衝撃的な「野生のバニーガール」もその内の1つだ。
後に『観測理論』という言葉や『シュレーディンガーの猫』を思わせる描写が出てくる。猫を隠した箱の中に毒ガスを充満させても、その箱を開けて中を確認しない限り「猫が死んでいるか生きているかを断定することができない」という屁理屈じみた思考実験────「量子力学」と呼ばれる類いである。これが最初のヒロイン・桜島麻衣(さくらじま まい)が発症した思春期症候群だった。
「学校」という思春期で過ごす最大のコミュニティが麻衣を「いないもの」として扱い、彼女自身もその扱いを進んで受け入れる。これが成立することで彼女は真に周囲から観測されなくなる。シュレーディンガーの猫の理屈で考えれば、観測されない人物は始めからいなかったことに等しい。この帳尻合わせのため、彼女の存在はポツポツとその証を失い、知人や{netabare}実の母親{/netabare}の記憶・認識からも外れていく。
この荒唐無稽な展開をアッサリと信じ、ヒロインに力を貸すのが男性主人公・梓川咲太(あずさがわ さくた)というわけで、まあココが『化物語』と瓜二つだな、と思う部分でもある。
彼もまた自分と妹が怪異────ではなく思春期症候群に見舞われ社会的地位を落としてしまった人物だ。故にそのテの現象は物語開始時点で事情通。さらに(後のヒロイン兼任だが)主人公に助言を与えるアドバイザーまでいるという共通点の多さには、とくに色眼鏡をかけず純粋にびっくりしてしまった。
こじつけレベルだが、1人目のヒロインである麻衣が黒髪ロングの女王様気質というのも物語シリーズのヒロイン・戦場ケ原ひたぎと酷似している。

【でもココがすごい!:作画】
『化物語』との相違点を挙げるなら「作画」になる。その点だけで見て軍配を上げるのは2018年、CloverWorksが制作したこちらしかないだろう。
単に制作年の隔たりから来る格差ではなく、原作を預かった会社としての風紀が如実に現れている。シャフトは化物語で遊んでいるかのような、はたまた実験しているかのような様々な演出──現在で言う「シャフ度」等──をふんだんに使っていた。結果的に成功したからいいものの、原作をまるで「自分の作品」のように扱うことの多いシャフトには制作してほしくない各作品ファンもいることだろう。最近は作画もヘタってて円盤修正も多いしな
対してCloverWorksは青ブタ(本タイトルの略称)の、神奈川県藤沢市を中心とする湘南の風景を美麗に描写している。私も一時期あの地域に住んでいたことがあったが、自分のこの目でずっと見てきた景色がよりアニメに馴染んだ形でそのまま描写されており、シーンが移り変わる度に感嘆の連続であった。
とくに海に訪れれば背景の波がちゃんと動いているのは何気にすごい仕事ではないだろうか。まあ実際の湘南の海は細かい泥砂が海の中で舞ってしまっていて、近くで見ると汚い灰茶色をしている。だのに沖縄のような透明度のある青色で描いてしまっているのは完全に「嘘」ではあるんだけどそれはそれでいい、真実は地元民の心の胸にしまっておくのが礼儀だろう(笑)

【そしてココが熱い!:「空気」と戦うブタ野郎の大告白(1)】
最大の魅力は単行本第1巻、桜島麻衣をメインヒロインとする『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』をアニメ化した第1~3話のエピソードであろう。『電撃文庫』での長期刊行を勝ち取ったラノベシリーズであるだけにその始まりの物語は面白く、熱く、そして感動的である。
{netabare}加速する麻衣の認識阻害は主人公の咲太へも伸びていく。どれだけ強く麻衣を意識しても眠ってしまえばその意識は途切れてしまう。そのまま誰もが麻衣のことを忘れてしまい、彼女を認識することは出来なくなる。世界の誰にも観測されなければその対象は世界で存在しないに等しい。こんな馬鹿げた公式を成り立たせるために。
それを知った咲太は眠らないようにする。自分が桜島麻衣という存在を繋ぎ止める唯一の観測者になろうとする。けれどもそれは生物学上、只の無謀だ。2日、3日、4日と経つ毎に不眠を貫く咲太は憔悴してしまう。大抵は欲求に負けて眠りこけてしまうのだろうが咲太の──主人公としての──強い意思如何によっては死ぬまで続けても可笑しくはない。そう思わせる狂気をはらんだ展開である。
そんな彼の戦いにタオルを投げたのは麻衣だった。

『お休み咲太……さよなら』

薬を盛られて朦朧とするも、眠りと忘却に抗う愛しの男子の頭を撫でながら、彼女は永遠の別れを優しく告げる。1話2話で描いた認識されない恐怖と不安と孤独感、そしてせとちゃんこと瀬戸麻沙美の演技も相まって非常に切ないシーンとなっていた。{/netabare}

【そしてココが熱い!:「空気」と戦う青春ブタ野郎の大告白(2)】
{netabare}こうして一時は咲太も麻衣をいないものとして扱う「場の空気」に囚われてしまうが、自身で書き残しておいた日記や理央からのメモ、そして意識を失う直前の「ホショウ」という漢字の記憶がトリガーとなり、咲太は記憶を取り戻す──ここらへんの下りがややアッサリと感じられるのは、より“尺”が限られるアニメ特有の問題にあるのだと思う。麻衣編を3話に全部納めたのは収納上手過ぎたかな──。
場の空気────「レッテル」とも言うのだろう。周りが1度こうと定めたものは簡単には覆らない。そして学生にとっての周囲は学校────学校こそが少年少女の「世界」そのものということになる。そして大抵の人間がその世界の「常識」や「無意識」といったものに何の疑問も抱かず──或いは疑問を抱くことすら恐れて──迎合していく。
これらに個人が立ち向かうことは紛れもない無謀であり、だからこそそれをやってやろうとする主人公が青臭くもエネルギッシュ、素直に書けば格好良い。そしてラノベ原作特有のモノローグが本作においてはかなりいい味を出している。

{netabare}いつも僕を年下扱いでからかってきた彼女。お色気ネタで自爆して、顔を真っ赤にしていた彼女。その失敗を隠そうとして意地になって強がってた彼女。ワガママで、女王様で、気分屋で、そのクセ意外とウブだった一つ年上の先輩────もう無視なんかさせない。見て見ぬフリなんかさせない。出来ないくらいに、みんなの記憶に刻み付けてやる!{/netabare}

そして世界の中心ならぬ「校庭の中心」で愛を叫ぶ咲太。『麻衣さん好きだ』と聴いているこちらが恥ずかしくなる位に連呼する。そう他者に思わせることこそ麻衣を観測させる唯一の方法だ。
恥ずかしいだろう。後で教師に大目玉も喰らうであろう。あまりの羞恥に学校にも通えなくなるかもしれない。そんなリスクを確定的に負ってでも彼女の存在を繋ぎ止めようとするのは、もはや善意や成り行きでは成り立たない。
空気と戦うなんて馬鹿馬鹿しい。そう言っていたスカした男子が「空気」と戦い、愛を取り戻す。咲太は麻衣を愛し、愛する者のためならどんな恥もかける男────理央曰く“青春ブタ野郎”なのだ。
こちらも人によっては「こんな簡単なことで……」と思ってしまう輩も少なからずいる様だ。そんな輩にも向けて相談者・理央は最初の事件をこう締め括る。

{netabare}『まあでも、私たちの世界なんて告白一つでガラッと変わってしまうくらいに単純なのかもね。梓川が証明したようにさ』{/netabare}
{/netabare}

【総評】
著名な電撃文庫ノベルや化物語全盛期を思い出すような作品だ。
スカした男子主人公にツンデレ風味なメインヒロイン、そして豊富なサブヒロインたちと織り成す青春物語は既視感が強く、一見すればハーレムものかと勘違いするような展開も描かれる。しかし得体の知れない思春期の悩みを大袈裟に具現化し、そこに高校生らしい知恵と力、とりわけ「胆力」を駆使してぶつかっていく主人公の熱血ぶりを観れば年甲斐もなく心が燃える。その抽象的で観念的なファイトを面白いと思うかどうか。この点が本作への評価の分かれ目となるのだろう。
なので本作の重要用語である『思春期症候群』にどうしてもリアリティや整合性を求めてしまう様な輩がいるなら、その方にはお勧め出来ない。この現象を化学的に証明することは科学部員の理央の口からも不可能を唱えられており、本作で解説するつもりは全く無い。思春期症候群は完全なるファンタジーに両足を突っ込んでおり、それこそ物語シリーズの怪異と何も変わりはしない。ただそう考えればいちいちそんなナンセンスな追求をして不満を募らせながら本作を観る、ということは誰もしないだろう(笑)
物語シリーズとの最大の違いは「大衆」の有無であるのは間違いない。前者は主人公とヒロインを中心に、怪異の内容と他登場人物を描くのみで不思議と世界を成立させている作品だ。だからこそ物語の主役ではないモブは抽象的かつおざなりに描き捨てて主要人物たちへのクローズ・アップに注力している(シャフトにそこまで手の回るリソースが無いという方が正しいかも知れないが笑)。比べてこちらはモブこそが重要であり、登場人物は皆、大衆による「他己評価」に振り回されることになる。麻衣もそうだし、次のメインヒロインとなる古賀朋絵{こが ともえ}や咲太の妹・カエデが特に解りやすく、現代のSNSの絡んだ若者コミュニティに翻弄されることで各々が別の思春期症候群を発症していくのである。
咲太の様な「他人からどう思われてもいい。関係ない」という毅然とした態度も最適解とは言えず、彼らの本音や結論ではない。そんな思春期高校生たちの緻密で繊細な感情が現代社会で無意識的に構築された「空気感」でより浮き彫りとなっている。その影響を強く表現するために大衆はメインの登場人物と遜色無いクオリティで描かれ、背景となる藤沢の描写にも注力している。
【青春怪異】という称号は永らく物語シリーズだけに与えられていたものだが、その系譜を継ぐかのように現れ同じく10年以上はオタク界隈を盛り上げている。それが“青ブタ”シリーズだ。今さら呼称するにはもう随分と時が経ちシリーズ展開も終盤となってしまったが、この作品こそが“次世代”の青春怪異────少女の内面にある闇とそれを払おうと奮起する主人公という男女の青春劇を描いた素晴らしい作品なのである。

投稿 : 2024/06/19
閲覧 : 101
サンキュー:

8

ネタバレ

nakagi rin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

弱さを含めた強さに憧れて

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
桜島先輩、、、あなたは女神か、小悪魔か。
原作は鴨志田一先生によるライトノベル作品です。

タイトルの印象だけで避けていてはいけない。
アニメはやっぱり、観てみないとわからない!
と、あらためて思わせていただいた作品でした。

主人公の梓川くんの身の回りに巻き起こる思春期症候群の数々。
おい梓川、そこ代われ!と言いたくなることもしばしばありましたが、当事者たちの視点に立つと、よく耐えられたな、と思うような怖い状況もあったりして。
それぞれの立場で、それぞれが苦難に立ち向かう姿。
傷つきながらも受け止めようとする彼らのことがとても好きになりました。

とりわけ桜島先輩の強さときたら(物理的にじゃないですよ)。
最新の映画まで追いかけておりますが、本当に桜島先輩には敵わないなぁ、、、と。
オンデマンドで見ていた「ゆめみる少女」の映画では、どことは言いませんが、辛すぎて再生を停止した場面がありましたもん。。。
だけどたまに見せる、とっても梓川くんのことが好きなんだなぁ、と思わせる態度とか、表情とか、仕草とか、あれもう卑怯でしょ!
可愛すぎるやんけ!

大学生偏のアニメ化も決定しているんですよね!
好きになりすぎて、とりあえず原作はすべて購入しましたが、なんだか読んでしまうのがもったいない。。。
先に文字で読もうか、アニメ放送を待とうか、、、
悩ましい、悩ましいけど、それがまた良い!(どゆこと?)

好きな作品に悩まされる生活、本望です!

以上、感想でした!

P.S:「ランドセルガール」を劇場に観に行った時、おそらく家族で来ていた方たちが、みんな揃って泣いているのを見て、なんだかもらい泣きするとともに、ほっこりした気持ちになりましたとさ。きっと家族で観ても楽しい作品!家族で観ると気まずいシーンもあるかもだけど!

投稿 : 2024/03/12
閲覧 : 95
サンキュー:

8

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルとキービジュアルに騙されることなかれ 問題解決学園もの

イミフなタイトルとキービジュアルで視聴を避けてましたが、
あにこれでの評価が高いのと、
知り合いが「せんぱい好きならオススメ」とのことで
視聴開始。

【作品概要】
主人公 梓川咲太(高2)は引きこもりの妹と二人暮らし。
暴力事件を起こしたという噂のせいで、
周囲から避けられています。
ある日、図書館に行った際、バニーガールを見かけるところから
物語は始まります。

【作品に対する感想】
タイトルとキービジュアルから
中二病の軟弱青年が、ご都合物語でウハウハになる
物語じゃないかと想像してました。

ですがいい意味で裏切られましたね。

3話くらいで各ヒロインにスポットが当たる
オムニバス形式。
思春期症候群という精神的な理由で発症する
異常な現象を解決していく物語。

登場人物は割と癖があるもののそこまで尖った非常識さはありません。
誤解覚悟でいうなら、
「怪異が量子力学に置き換わった化物語」
といったところでしょうか。
つまりは面白い。

化物語、やはり俺の青春ラブコメは間違っている
あたりが好きな人は高評価になりそうです。

続きがありそうなので、行ってきます。

1)物語

 ➀桜島麻衣 編
  大昔のエロゲ「ONE」を彷彿させるストーリーでした。
  他人って煩わしいこともありますが、
  いなきゃいないで困ったり、寂しかったり…。
   
  「ONE」概略{netabare}
  幼いころに妹を白血病で亡くした主人公。
  彼はその時、こんなに悲しい思いをするくらいなら…と
  時間が止まった永遠の世界を望んでしまいます。
  彼が高校生になるころ、徐々に永遠の世界に引きずり込まれ
  少しずつ周りの人に認識されないようになっていきます。
  その時、彼と強い想いで結ばれた人がいたならば、
  永遠の世界から帰ってくることができる…といったお話。
  ONEはKanonの前のゲームっていったらいいのかな?
  {/netabare}

 ➁古賀朋絵 編
  繋がる自由度を上げたはずのスマホのせいで
  かえってがんじがらめになっている皮肉がしんどかったです。
  今の十代ってこんな生きづらさを抱えてるのかな。

  SAOリーファのセリフを借りると
  「なんで縛ったり縛り付けられたりするのかなぁ」

  「一億回やっても変わらない」
  と言い切った咲太はまじかっけー。

 ➂双葉理央 編
  理性で押さえつけたり、諦めてても
  やっぱり心の奥では望んでるものがあるんですよね。
  彼女のやったことは叱らなきゃいけないことですが、
  弱さを支えてくれる人は、誰にも必要だということですね。

 ➃梓川かえで 編
  私にとっては死…について少し考える話でした。
  積み上げてきた記憶、経験を生とするならば、
  それが消えるということは死と同義?
  人によって解釈、受け取り方は変わるとは思いますが。
  
2)作画
 キャラデザは麻衣、朋絵、双葉が好みです。

3)声優
 石川界人さん(梓川咲太)
 瀬戸麻沙美さん(桜島麻衣)
 二人の落ち着いた声が作品にマッチしてました。

4)音楽
 OP「君のせい」キャッチーですね
 ED「不思議のカルテ」
  マットな雰囲気の曲で好きでした。
  その話のヒロインが代わる代わるこの曲を歌う演出が面白い。
  桜島麻衣(CV:瀬戸麻沙美)が一番マッチしてたと思います。

5)キャラ
 化物語のような極端なキャラはいませんが、
 常識の範疇内で癖のある良キャラぞろいです。
 ➀梓川咲田
  この主人公好き過ぎます。
  空気に飲まれず、でも抗うことを諦めた男。
  言葉のチョイスを含め、相手の予想の斜め上の返しが最高です。
  ⇒7)咲太語録
  ぽやーっとした虚ろな奴に見せかけて
  妹のこと、周りのことも気にかけて動ける
  熱いハートと行動力を持ち合わせた良い兄ちゃん。

 ➁桜島麻衣
  空気に消された少女。
  咲太との夫婦漫才がたまりません。
  強がりとはいえ、エロ目線で見られることを
  「平気」と言っちゃうあたりややご都合感がありますが、
  基本まともな人なので安定感あります。
  あと、道理を解ってる理性的なところも魅力的です。

 ➂古賀朋絵
  空気に飲まれてる少女。
  これだけ強迫観念にとらわれてると、生きづらそうです。
  尻を蹴り合ってるくらいの時が
  一番気楽なのかもしれません。
  こんな後輩いたら楽しいですね。
  咲太の前で漏れる福岡弁が、信頼の証ですね。

 ➃双葉理央
  空気を受け止め切れず、距離を置いてる少女。
  感情を上手く伝えられなくて、承認欲求を
  おかしな方法で満たすことになってしまってます。
  気持ちはわかるんですけどね。
  共感度はすごく高い娘でした。
  
 ➄豊浜のどか
  他者に圧倒されて絶対勝てないと思ったことがある人なら
  すごく共感できる娘ではないでしょうか。
  この娘甘い所もありますが、完璧な人間なんていませんしね。

 ➅牧之原翔子
  咲太が本当にキツイときにあらわれては
  手を差し伸べてくれる先輩なんですけど、
  本作では謎のままでしたね。
  双葉が言うように、咲太が生み出した
  存在なのかなって思ってます。
 

6)印象深いシーン
{netabare}

 ➀睡眠薬盛った麻衣
  自分が孤独になると分かってて
  咲太を優先した麻衣の優しさがもうね。

 ➁電話の音にびくつくかえで
  こういう細かい描写がしっかり描けてるところがいいですね。
  共感しちゃうんで、ストレスではあるんですけど(^^;

 ➂福岡弁が微妙に伝染ってる咲太
  朋絵とちゃんと友達なんだなって伝わってきます。

 ➃怒った麻衣と仲直り
  麻衣がどれだけ人間出来てる人かよく分かるシーンでした。
  咲太の方は落ち度がなくはないと思うんですけど、
  あの状況ではしょうがないかなと思います。
  麻衣の方としても
  一番力になりたいときに頼ってくれなかった咲太への
  怒りと、そういう時にそばにいられなかった自分への
  怒り。色んな感情が混ざっていたんだと思います。
  でも、そういう自分を省みて、ちゃんと謝れる。
  いいシーンでした。                                                                                                                                                                                                                                                                                          
{/netabare}

7)噴いた咲太語録
 普通の人が言ったら
 頭直撃のデッドボールの気持ち悪さなんですけど、
 一周回ってアリの咲太だから許されるんでしょうね。
{netabare}
 ➀麻依とおてて繋ぎたい咲太
  「女子と手すら繋いだことのない僕の初めてを貰って下さい」

 ➁100倍カウンター
  麻衣「今、エロいこと考えてるでしょ」
  咲太「麻衣さんの想像の百倍はエロいこと考えてる」

 ➂直球
  麻衣「私におせっかいを焼くのはどうして?」
  咲太「美人の先輩とお近づきになれるチャンスだから」

 ➃HENTAI
  麻衣「お風呂入る。覗かないでよ」
  咲太「大丈夫です。シャワーの音だけでご飯三杯はいけるんで」

 ➄ネクタイを麻衣に直してもらって
  咲太「まさかこんなに早く麻衣さんと新婚プレイができるとは」
  麻衣「バカは顔だけにしなさい」  

 ➅保証 保障
  咲太「麻衣さんの幸せは僕が保証しますはこっちで、
    二人の将来には充実した保障があるはこっちってこと?」
  麻衣「勝手に問題文変えないの」

 ⑦桃缶
  咲太「今夜はこれを古賀と思って美味しく頂こう」
  朋絵「あほーーーーーーーーーーー!」

 ⑧直球2
  双葉「どうしてことごとく入浴中に話しかけてくるわけ?」
  咲太「ドア一枚向こうに裸の女子がいるって興奮するから」

{/netabare}

投稿 : 2024/02/04
閲覧 : 157
サンキュー:

22

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パターン認識のオートマティズム

原作は未読。

人間にはパターン認識というモノが備わっていて、ふたつの対象に似通っている部分があれば、それが目に付くようにできている。すでに人口に膾炙しているとおり、本作の物語、世界観、登場人物はべつの複数のアニメ作品にとっっっても似通っているのはまちがいない。わたしは自分のパターン認識を恨みながら、最後まで見ることになった。

とはいえ、一部のヒトが舌鋒鋭く非難しているように、わたしは非難したいわけではない。つまり「オリジナリティ」そのものに、わたしはなんら価値をみとめない。本作には「オリジナリティ」がほとんどないのはたしかだけれども、それが本作の価値を決定的に毀損しているわけではないと思う。むしろ「オリジナリティ」の価値を声高に主張する本人の「オリジナリティ」が決定的に欠けていることのほうが問題だ。

さて、以上を前提として、あらためて本作をふり返ると、ふたつの点が興味深い。ひとつは「元ネタのあからさまな匂わせ」と「ポストモダン的な再構成の妙」である。後者は比較的語りやすいだろう。端的にいうと、上手いと思う。過去の名作群からいくつかの重要な要素を抽出し、それをパズルよろしく現代的な雰囲気で組み合わせて辻褄を合わせるのがとても上手だと思う。

「元ネタ」をまったくしらない視聴者には、とっても評判がいいこともあきらかなようで、これはわたしにとっていっそう興味深かった。パターン認識さえ宙づりにできれば、きっとこの作品のマゼモノ感はさほど鼻につくこともなく、すんなり腑に落ちるらしい。そんな経験をしてみたかったし、そういう人生もありだったなとちょっと思う。

でも、ちょっとだ。

前者については、作者の問題なので、まあわたしがここで論じても仕方が無いが、ただ昨今のポップカルチャーにおいて、新作にここまでパクリ感を充満させるというのは、一周回ってあたらしいし、めちゃくちゃ挑発的だし、なんだったら著作権にたいする根源的な懐疑を表明しているのではないだろうかとさえ、思う。わたしが本作品鑑賞時にずっと心が動いていたのは、ここに対してだ。自分がなにを見させられているのか、にわかには判別がつかなかったのだ。あまりにも、あからさますぎて。

「元ネタ」といえば「{netabare}涼宮ハルヒ{/netabare}」シリーズや「{netabare}物語{/netabare}」シリーズ、単体作品では『{netabare}俺ガイル{/netabare}』なども挙げられるだろう。ただし、これらの作品に対する「オマージュ」としては、評価できない。「オマージュ」ならあまりにもあからさまで下手すぎる。なら「パロディ」だろうか。「パロディ」としては高性能だと思う。ネタ作品としては超一級の評価に値する。

ただし、世評はそうなっていない。「青ブタ」シリーズをネタ作品とみなす評論は、さほど一般的とはいえないようだ。だとすれば、わたしは自分と世間の距離を意識せざるをえない(たとえば、サクタくんのように?)どうみても「パロディ」作品なのに、それを素にストレートにうけとめて「感動」してしまう行為は、わたしにはどこまでも野暮で粗野に見える。アニメ鑑賞って、もうすこし洗練された行為ではなかったのか。

・・・・・・もちろん3話や6話、13話はとてもおもしろかった。それなりにヒリヒリとした肌感覚があって、上手いなあと思う。作者の「上手さ」が意識にのぼる時点で、「パロディ」としては超一級だけど、「青春ラブコメ」としてはやっぱり、こう、のめりこめない。そう、いろいろ、自分の斜に構えたがりな感性をなだめすかして、ニュートラルに鑑賞しようとしても、結局、パターン認識の網から逃れられない。

一方。作画はすばらしい。キャラデもすばらしい。原作者の力量では天と地ほどの差もあるほどに、物語の出来がずば抜けている『{netabare}俺ガイル{/netabare}』と比較すると、あきらか。この点においては、アニプレ護衛船団の水も漏らさぬ完璧なクオリティコントロールは絶賛するほかない。個人的に、2023年時点でもっとも見る価値の高い作画はCLOVER WORKSのそれだと思う。

というわけで、作画に引きずられて、もうすこし見てみようと劇場版に手を出したところ、上記の感想がややひっくり返る結果となった。もろもろ興味深い。

衝撃:★
独創:☆
洗練:★☆
機微:★
余韻:★☆

投稿 : 2023/08/29
閲覧 : 154
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4

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Mi-24 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

症状は興味深くて面白い

「思春期症候群」なる病気が存在する世界。
病院で医者の診断を受けても何も解決しないし、改善もしない。政府も知らんぷりで全く役に立たない。政府と医師会の無能さが現実世界と同じで絶望感しかない。
公的機関が無意味なので、主人公が自分で対応する事になる。

思春期症候群の症状は、徐々に認識されなくなり存在が消滅するとか、時間退行で同じ日を何回もやり直すとか面白い事をやっているが、解決方法がどうもしっくり来なかった。
結末の内容に引っ掛かると、面白かった話し全体が微妙になってしまった。

妹編の最後は、泣きじゃくるだけの安直な演出にげんなり。
「やるせない悲しさ、悔しさ」の表現方法はもうちょっと頑張って欲しかった。

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 133
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8

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既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

えぇーーー???

「さんのーがはい!」
って方言だったの?
いっちょん知らんかった。

東山奈央は凄く頑張りましたが
やっぱり博多弁No1.は
「球詠」の希ちゃん。
声優さんが福岡出身なだけあって
すんなり入って来ました。

物語としてはどれも
まさに思春期の妄想でしたね。

麻衣の存在の認知化
古賀へのいやがらせの回避
双葉の心身の乖離への対応
のどかと麻衣の入れ代わり

いずれも咲太が立ちまわって
解決に向かわせました。

11話は割と衝撃で、
モヤモヤが残りましたが、
夏の劇場版でスッキリしました。

咲太の醒めてるような性格や
発言、表情のクールさが
この作品のキモでしょうか?
あと、自宅開放(笑

投稿 : 2023/07/05
閲覧 : 139
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6

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腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

要するにこれは化物語のパクリ

まんま既視感ある。これは化物語っぽい何か。

主人公が劣化阿良々木。ヒロインの設定も化物語で見たことあるような感じの域を出ない。

設定を参考にするってのが悪い訳では無いけど、参考にするならするで参考にしつつ独自性のあるような感じっていうか「こういう感じで来たか…」って納得できるような設定にしろよ。その点で言うとこれは某物語シリーズの設定そのまま持ってきただけ。何も面白くないただの劣化コピーってことでしょ。

よほどの過大評価だと感じなければ基本的に人気作にあまりケチはつけないタイプだけどこの作品だけは人気な理由についてあまり賛同できない。中身がほとんど化物語から演出と台詞回しの良さを抜いてそのまま劣化させただけで、自分には何が面白いのか分からなかった。

映画やってるみたいだけど見る気にはならない。タイトルの痛さで敬遠してたけど中身で余計に嫌気さした。

投稿 : 2023/06/13
閲覧 : 500
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4

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マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

語れない 眠れない トロイメライ

 全13話。原作は未読。

 視聴前まではそれほど期待はしてませんでした。また視聴してからも1、2話くらいまでは主人公・咲太のラノベ特有のしゃべり方とか女性へのセクハラ発言とかがう~ん、って感じだったんですけど、話が進むごとにハマっていき、土日で一気に見終えることができました。

 咲太の言動や発言がイタイと感じることはありましたが、周りに流されず人のためにあそこまでできるというのはスゴイと思います。いい意味で空気を読まない、ちゃんと主人公の資格を備えていると思います。

 以下、それぞれのエピソードの簡単な感想(がっつりネタバレ)

・バニーガール先輩
 「世界の中心で愛を叫ぶ」とはまさにこのこと。「皆が忘れても僕だけは忘れない」、といった恥ずかしいけどカッコイイ愛を感じました。麻衣さんのヒロイン力が高すぎます。

・プチデビル後輩
 朋絵の仲間外れになりたくない、皆と同じでいたい、という思いに共感できました。だからこそ咲太にひかれたのだと思います。そしてまさかのエンドレスエイトwでも短い話数でうまくまとめており面白かったです。悩みといい声といい、由比ヶ浜結衣を連想したのは僕だけではないはず(多分)。

・ロジカルウィッチ
 相反する二つの思いにより肉体が分裂・・・ピッコロかな?

・シスコンアイドル
 個人的にこういう話は大好きです。聖書のアベルとカインの話がありますが、まさにそんな感じ。今回は出来の良い姉に対し妹がコンプレックスを抱くというもの。豊浜の劣等感に共感しましたし、それに対し麻衣さんがずっと手紙を大切に保存しているところはグッときました。

・おるすばん妹
 切なくもあり、愛を感じるいい話でした。もう2年間の記憶は戻らないのかな・・・。翔子さんが日記を読むシーンはジ~ンと来ました。また咲太の傷とかかえでの痣(?)、そして翔子さんの正体など、まだまだ謎が残ってました。

 まあこんなところです。

 涼宮ハルヒ、化物語、俺ガイルといった既視感はあるものの、しっかり再構築してストーリーやキャラを展開していてとても面白かったです。

 劇場版はこの時点ではまだ見てないので、楽しみにしてます。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/06/08
閲覧 : 1188
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61

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

まぁまぁおもしろい

12話まで視聴。ファンタジー感があってそれぞれのキャラごとのストーリー構成になっている点はそこそこ良かった。
しかしキャラに魅力を感じない。主要キャラは終始無表情(恋愛アニメなのに)で、まるでつまらないドラマを見てる感じが否めない。表情豊かだったのはかえでだけだった。これで声優がよければ挽回できるのだが肝心の声優も普通なのでキャラの魅力のなさだけが印象に残った。恋愛アニメは表情を作ってくれないと感情移入できない。作画は江ノ島の聖地が綺麗で作中BGMもまぁまぁ良かっただけにもったいない。

投稿 : 2023/02/25
閲覧 : 215
ネタバレ

koba915 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春ブタ野郎。

"思春期症候群"。
一般には理解し難い不思議な現象(人により現象は異なる)がおこる。
主人公は以前この症状に悩まされいた。
同じく思春期症候群に抱えている様々なキャラと共に問題を解決していく話し。

1キャラ3話程の話になり小気味良く話が進んでいく。
主人公とヒロインのテンポの良い会話など楽しく見れました。

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 168
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7

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あすは さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春ものの傑作だと思う

原作未読。
まあタイトルが、視聴の妨げになってる感はありますねw

そのタイトルを見れば作者がSF好きなのはわかります。ブレードランナーの原作のディックの小説ですね(ブレードランナーは正直小説のごく一部、それもせいぜい三番目くらいに重要な要素だけを思いっきり広げて、原作っぽさはわずかなかけらしかありませんでしたが。。。)。
その通りこの作品はSF、ライトな青春SFものです。

。。。と一言で語ってしまっていいような作品ではなかった。。。
最初は、ちょっと昔っぽいラノベの感じかなーと思いました。主人公の話し方とかね。
最後まで見たら、そんな言葉で表現するのは失礼であると深く反省しました。ごめんなさい。非常に誠実でリアルな作品です。これは自分にとって最大級の誉め言葉。リアルというのは「現実的」という意味じゃなく、「ほんもの」というような意味ととらえてください。
ディックの小説とは内容的には共通点はほとんどありません。ただ、根底の主題は同じかもしれない。人にとって一番大事なのは、人を人たらしめているのは、「共感」である、というテーマが隠れているように思います。この作品では、それは「やさしさ」という言葉で表現されています。



桜島麻衣のヒロイン力がもう圧倒的すぎ! 今まで数多くのヒロイン見てきたけど、これだけの娘はあんまり記憶にないなぁ。ちらちら垣間見せるまだちょっと幼い部分も含めて、愛せずにはいられないでしょ。アニメの死んだ偶像ではなく、ちゃんとその息遣いを感じさせるという(多分原作の?)表現力がすばらしい。もちろんそれをきっちり演じたアニメの絵、そして声優のおかげでもあります
これはどの登場人物についても同じで、みんな、ちゃんとひとりの生きた人間と感じます。怒った顔しか見せない、友人・国見の彼女もね(この娘もなんかかわいくてしょうがないよw)。だからこそ、現実っぽい世界なのに現実にはあり得ないようなことが起きても、すんなり受け入れ、感情移入しちゃう。

いろんな話がオムニバス風に展開されていきますが、やっぱり妹のかえでの話が骨子になっていて、タイトルにだまされてちょっと離れた位置で見始めていたにも関わらず、最後にはいいように心を動かされてしまいました。くやしいw

自分のよく見慣れた場所が舞台ということもあって、より感情移入してしまったのも敗因のひとつかもしれない(負け惜しみ)。

とにかく、まれに見るすばらしいドラマであると思います。
人にもおすすめしたいんだけど、やっぱりちょっとタイトルがねぇw



ところで、OPのpeggies、レン彼で気に入ってアルバムを車の中で聞いたのですが、福島の山の中で聞いて、あれ、がちゃがちゃしてていまいちだなぁと思ったのですが、家に帰ってきて町中で聞いたら、あ、やっぱ結構いいじゃん、とイメージ一変。。。
やっぱりこういうのって、視聴する環境で全然違っちゃうんだなぁと。
おもしろいね。

投稿 : 2022/09/18
閲覧 : 208
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9

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STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

超常現象ありの青春お悩みもの

 原作は未読。
 ネットの感想などでは既存作品の類似性を随分と指摘されていた印象がある。
 孤独な高校生の主人公が悩みを解決していく展開は「やはり俺の青春ラブコメは
まちがっている。」だったり、少女の精神の問題から超常現象が生じるところは
「化物語」だったり。
 ほとんどの作品が何らかの先行作品の影響があるものだが、本作品に関しては他作品より
既視感が強く、そういった指摘をしたくなる気持ちも分からなくもない。
 ただ似ている先行作品として挙げられた作品は複数あるため、個人的にはむしろ「複数の
作品の要素をうまいことまとめたなあ」という印象が強い。

 あと設定などは似ているとしても見せ方は作品ごとに異なるわけで、この作品はその見せ方が
良かった。
 例えば桜島 麻衣の場合、ストーリー上は普段着でも支障がないのにバニーガールの恰好を
させるという目を引く始まりだったり、他にも古賀 朋絵のループではなく未来予知だった
オチや、麻衣と豊浜 のどかの人格入れ替わりかと思いきや・・・といったところなど
ちょっとした意表を付く展開が面白い。

 メインモチーフである思春期症候群自体は非現実的なものだが、その原因や対応方法は現実的な
ものばかり。
 そういう意味では超常現象的なものは思春期の悩みそのもののメタファーで、SF的衣を
纏っているものの、本当に描きたいのは少年少女が悩みを克服して成長していく
ヒューマンドラマ的部分なんだろうなあという気がした。
 思春期症候群の原因だが、「空気を読む」などに代表されるコミュニティからの孤立化、
あるいは孤立への恐れなどが大きなファクターになっているが、こういった全体への迎合は
昔以上に大事なものになってしまったように感じる。
 本作の内容を見るに、原作者はそれを良しとは思っていないようで、それゆえに
解決者となる主人公の梓川 咲太が少数の友人しかいないキャラというのは、そういった風潮に
対するアンチテーゼ的存在に思える。

 登場キャラもなかなか魅力的だが、男子主人公に複数の女子キャラという形でありながら、皆が
主人公にばかり向いていないところが個人的には好き。
 思えば原作者を同じくする「さくら荘のペットな彼女」、「Just Because!」でも
そういったキャラがおり、この辺は原作者である鴨志田 一氏がハーレム状態にしたくない
主義なのかも。

 複数ヒロインの中ではやはりメインヒロインである麻衣の印象度が強い。
 この作品エピソードごとにクローズアップされるヒロインが次々と変わるが、それでも
存在感が薄れないのはメインヒロインの面目躍如といったところ。

2019/01/10
2022/08/14 追記・修正

投稿 : 2022/08/14
閲覧 : 357
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16

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薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

袖振り合うも、ブタ次第

人は、誰しも問題を抱えながら、がんばって生きている。

問題なのは、その問題にどう向き合っていくかということ。

中高生も社会人も皆変わりなく、学校や家庭、職場にSNSにと、その身のこなしが求められている。

衆目からの逃避と孤絶。
SNSによる強迫と乖離。

仮想と予測への過剰反応。
自己多様性に感じる矛盾と葛藤。

異母姉妹間の社会的相反性抑制。
そして優しさに生きる意味のヒミツ。

自己の内面性をえぐるようなリアルな課題ばかりだが、沼に嵌まり、八方塞がりとなれば、如何なる答えを模索しようものか。

そんな漠然模糊とした "ブタ野郎たち" の日常を、思春期症候群なる超越したストーリーとして、卓越に磨き上げたのが本シリーズ。

普通に見えていたはずの世界が、思わぬ掛け合わせと引き合わせで、耳目を閉じたくなるほどに一変する。
そこでの違和感もまた、よくよく耳目を属することで、すっかり真逆に見えてしまうこともある。

公案の教説のような深慮もできるし、推理を巡らせ必定に至るロジックを楽しむこともできる。

もちろんシンプルにラブコメとしても存分に楽しめる。

いろいろな哲理も持ち出せそうな、質実剛健に優れた雰囲気を持つ作品である。


~    ~    ~


いずれのヒロインも魅力にあふれているが、私は "古賀朋絵" のエピソードを取り上げたい。

典型的な「勘ぐり体質」と「たられば思考」の彼女は、イモじみた容姿を健気な努力で磨き、イケてるシンデレラガールへと羽ばたこうとする。

とは言っても「さん、の〜、が〜」なる地に引きずられ、一周まわってアリの男に引きつけられ、SNSのおつきあいにも引きまわされっぱなしで、明けても暮れても、オツムがてんぱっている朋絵である。

出会い頭に尻を蹴りあった二人は "量子もつれ" からなるループする時空間を生成しあったことから、ある一計を案じる。

周りへの気遣いで自分を見失っている朋絵の自覚は、全く気遣わないで見える咲太の "余裕ぶっ込み" に「たられば」の救いを見いだそうとするのだ。

たらればな彼氏。
たらればな阿吽の呼吸。
たらればの恋人気分の分かち合い・・・。

「本気にならなきゃいいけど。」
「だとしたら本物の悪魔だよ。」
とは、女心からの忠言であろうことを、咲太は当然のように内省するわけで、朋絵を観測対象として「たられば風」に付き合っている。

実は、咲太にとっての「たられば」は、妹に対する不甲斐なさでしかなく、2年も重く抱えている "兄ブタ野郎" という自己評価に、日々あえいでいるのだ。

彼は、花楓とかえでを、「自ずと知ったふうな兄」の態度で接するのではなく、「妹から期待されるお兄ちゃん」としての人格を構えなければならない。

言うなら、「過去のたられば」と「未来のたられば」を、今に紐づけなければならない咲太の "公案" が胸中にあり、 "公式"の解法に真摯に向き合い続けるという真面目に過ぎる生き方を「今のたられば」に模索しているのだ。

であればこそ、咲太の眼差しは、朋絵のかぼそさに肩入れしてしまう。
それがたとえ「たられば」であろうとも、二人が志向するピュアな想いのなかに "嘘" は見えない。


〜    〜    〜


ところで、「ラプラスの悪魔」を流用し、麻衣に無理くり告白させるホンモノの "ブタ野郎" がいる。
そんなブタ野郎を蹴り飛ばした結果の "量子もつれ" も、いつしか朋絵の胸にかすかな疼きと育っていく。
嘘は嘘なりに、原子の隙間にもつれあう人恋しさは、誤魔化しのきかない現象として観測されるものなのだろうか。

二人の未来予知=たらればの掛け合いは、恋の決着にせめぎ合いを見せることになり、ついに各々の思わくを実直に突き合わせることで、一つの指針を決定づける。

すなわち、ことの落としどころを、「恋人ごっこ」を繰り返す思わせぶりではなく、「告白・失恋による破局」で終わらせる気まずさでもない、「友だちになる・親友になる」という元々の約束に、きっちり収束させる予定調和を見せるのだ。

しかも、降雨と涙とが混じる柔らかな "量子もつれ" を上書きと演出するシチュエーションの妙もあって、なかなかおつな味わいである。

このようなセンシティブな様相は、ともすれば「たられば」なメロドラマで押し切られるのもしばしばだが、しかし、それは朋絵の本意ではなかった。青春を「たられば」なままにしておくわけにはいかないのだ。

展望台での咲太とのやりとりは、その後の(本当は最初の)、学校の階段の踊り場でのやりとりを完璧にこなすために、朋絵が自身にプロデュースした "最終試験" なのである。

とまれ、朋絵は「量子もつれ」と「ラプラスの悪魔」を、自分が思い描くシナリオにふんだんに取り入れ、「大嫌い!大好き!」と "シュレディンガーの猫" ばりの観測結果(本心)を咲太にぶつけていく。

そんな "どっちつかずな自分" を「よく頑張ったな」と咲太に認めてもらうことこそ、朋絵が望んだことである。
そのうえで、決められない自分から、決められる自分への立ち位置を創る朋絵なのである。
そして、これこそが "プチデビルの正体見たり" と言えまいか。

全ては、思春期に生まれる自己確知の未熟に対峙して、それを乗り越える心のばね(表の勇気、裏の安堵)を得ようとする、至極真っ当な取り組みなのである。
自己肯定感の向上と自尊心の獲得こそ、青春ブタ野郎たる朋絵の歩む道なのだ。

まさに、"世界を意のままに操り、咲太さえ手玉に取ってのけた" プチデビルのたらればぶりをがっつり見せつけられた思いである。
いやはや「青春、めんどくせぇ〜!」とはこういうことを言うのであろう。


結局のところ、"空気を読まないふりをして空気を読んでいる" とうそぶく咲太は、"先の先のその先の空気までを読む" に長けた朋絵に、出逢いからして狙い撃ちにされていたと言ってもよさそうである。
彼は、のっけから朋絵原作・監督の意図采配のままに、豊浜のどか以上のテイクを取らされる羽目の役割を担わされていたのだ。

全く、兄とはかたなし、妹キャラには辛いよ!を地でいく不甲斐なさと言えそうである。
が、それはそれで、清々しいほどに青春ブタ野郎を手伝う、青春ブタ野郎の素敵な一面なのである。


〜    〜    〜


思うに「先輩が、私を大人にしたんだからね!」の台詞は、一周回ってアリな先輩が、わざわざ何十周も付き合ってくれたおかげで獲得できた "自信と勇気と感謝の念を自覚した朋絵の喜び" と見て間違いない。

朋絵のエピソードは、のちの劇場版で大きなカタルシスを生む「2人のたらればの伏線回収」の重要なピースであり、それこそトリガーとしての「量子もつれ」の現象を、演出としてバッチリ効かせてくる。

劇場で得たそれは、"救いを求める咲太の必死の思い" と、"先輩に恩返しをしたい朋絵の想い" とが、共鳴しあった "量子もつれ" の奇跡が生んだものとして私は解釈している。

すでにお気づきのことと思うが、劇場版での2人の行動は、TV版のエピソードの立場性がそのまま真逆に描かれている。

亡失感を抱えたままに、独りで生きていくことを受け入れることが、どれほど途方もなく辛いことなのかを、咲太は身をもって "当事者" として知ることになるのだ。

同時に、朋絵の実直で懸命な行動のなかに、親友を超える強い憧憬の思いが感じ取れよう。
「青春ブタ野郎」とは、このように振る舞える仲間のことを言うのなら、これ以上ない誉め言葉なのだ。

「袖振り合うも他生の縁」とは古くからいうけれど、"尻蹴りあうは今生の縁" と言い換えてみれば、若いうちだけに許された特権のようなものなのかもしれない。

そんなプチデビルとブタ野郎どもと、いつかどこかで再会するのも面白いと、あらぬ妄想を本作にふと思い出したりする。


~    ~    ~


つらつらと朋絵ひとりで書き終えるのはいくらか寂しい気もする。

けれど、桜島麻衣をはじめとする魅力的なヒロインらを、すべて網羅してレヴューするには力不足は否めない。(もし機会があれば、とは思うけれど・・・。)

個人的には、本作に通底する "かくし味"が、三つほどであろうことから、案外、朋絵ひとりでもいいかなと思う。

一つは、ものの見方の背景は、それぞれの人生の海に見えにくくあるものだから、ほんの少しの背伸びや身入りが、新しい発見には必要なのかもしれない。

二つは、後悔を少なくする生き方は、人に助けを求められる主体性にあってもいいのかもしれない。

三つは、損得なく寄り添い合おうとする利他の心境が、意外に、情けは人の為ならずの先につながるかもしれない。

ということで、ずけずけとまとめてみた。

もちろん、あにこれ上位は深く頷ける面白さ。
言うまでもなく "太鼓判" である。

投稿 : 2022/06/02
閲覧 : 368
サンキュー:

20

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E-jodo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主役ガ輝イチャッテル!

「うーん。なんだろう。すごいもやもやする。」
視聴後に頭に残ったのはコレジャナイ感でした。シナリオも凝ってますし、キャラも可愛いですし、文句なしの良作なんですが、やっぱりドコかがオカシイんですよね。
タイトルに書いたように、その違和感の原因は「主人公」にあるんじゃないのかな、と思います。

咲太くん(主人公)、最初は暗ーい、陰気臭ーい奴でよくある感じの「ザ・ラノベ主人公」って感じでした。それが話数を重ねていくごとに、どんどん明るくて、いい感じのやつになっていっちゃうんです。

ここなんです!主人公が成長しちゃうところなんです!

話題の中心は「女の子たち」にあるはずなのに、視聴者は主人公の成長過程を否応なく見せつけられるんです。それも内面的な視点から。

このお話は基本的に主人公目線で書かれています。なので、全て視聴者は「主人公」というフィルターを通して作品を見ているわけなんですよね。

でも、主人公が成長しています。

つまり、フィルターが少しずつ少しずつ、変化し続けながら、さらにはストーリーが展開していきます。
これって普通、気づかないだけで結構大変なことで、視聴者の言うなれば「適応能力」が試されている部分なんですよ。

他者の成長を見て成長していく主人公を内面から見つめ直す。こんな複雑な作業を視聴者にもとめているわけです。

自分の目を信じて見ていたのに、どんどん成長して自分から離れて行ってしまう咲太くん、、、、これほどまでに残酷なアニメはいまだかつてあったでしょうか!

そんな風に感じるのは小生だけでしょうか。
(何もハーレム築いていく主人公が羨ましくて妬んでいるというわけではありません。断じてありません。絶対にありません!)


あと、金髪の話、必要?

投稿 : 2022/02/22
閲覧 : 296
サンキュー:

6

ネタバレ

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

毎回面白くて話も良く出来ている

見始めた時は、題名からしても最初のエピソードを引っ張り続けるのかと思いきや数話で綺麗に解決。その後に続くエピソードもずっと面白かったです。
ちょっと主人公とその妹に癖があるけど万人受けしやすい内容だと思います。

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 233
サンキュー:

14

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「物語シリーズ」「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」「サクラダリセット」とかのちょっとメンドくさそうな青春アニメが好きだったらいいかも?

公式のINTRODUCTION
{netabare}
心揺れる少女達との切なくも瑞々しい思春期ファンタジー
「さくら荘のペットな彼女」の鴨志田一と溝口ケージが再びタッグを組んだ本作は、思春期特有の感情が不思議現象として現れるという『思春期 × ファンタジー』を特色とする青春ドラマ。アニメーション制作は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などを制作した「A-1 Pictures」の新ブランド、『CloverWorks』が担当。スタッフには監督、増井壮一、構成・脚本、横谷昌宏など実力派が集い、繊細なストーリーや感情表現を豊かに描き上げる。空と海の輝く街「藤沢」を舞台に描かれる切なく、心に響く物語をお贈りします。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:鴨志田一
原作イラスト:溝口ケージ
監督:増井壮一
助監督:いわたかずや
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン:田村里美
総作画監督:田村里美/髙田晃
ブロップデザイン:髙田晃
美術設定:藤井一志
美術監督:渋谷幸弘
色彩設計:横田明日香
3D監督:野間裕介/唐澤祐人
撮影監督:関谷能弘
2Dワークス・特殊効果:内海紗耶
編集:三嶋章紀
音響監督:岩浪美和
音楽:fox capture plan
制作会社:CloverWorks
{/netabare}
キャスト{netabare}
梓川咲太:石川界人
桜島麻衣:瀬戸麻沙美
古賀朋絵:東山奈央
双葉理央:種﨑敦美
豊浜のどか:内田真礼
梓川かえで:久保ユリカ
牧之原翔子:水瀬いのり
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1話ずつの感想


ゴメンナサイ
1~6話までの感想はこっちに入りきらなくなったから
↓に置いてます。。よかったら読んでね☆彡
https://www.anikore.jp/users/myanime/10193810/


第7話 青春はパラドックス
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公式のあらすじ
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長かった6月、7月が終わり、ようやく麻衣とお付き合いできることになった咲太だったが、仕事で忙しい麻衣とは会えない日々が続いていた。
鬱憤をためながらバイトをしていたところ、そこに仕事終わりの麻衣がやってくる。
麻衣からの提案でしばらく会えなかったお詫びをもらえることになった咲太は、上機嫌でバイトを終わらせる。
その帰り道、咲太と麻衣は夜の繁華街でネットカフェに入っていく理央の姿を目撃し、不審に思った咲太があとを付けたところ、驚きの事実を理央から告げられる。
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感想
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2年前に海で話しかけられたJKが牧之原翔子で
咲太クンの初恋の相手だったみたい。。

でも、その子が今、中1になって猫に会いに毎日咲太クンの家に来てる。。

不思議な現象だから理央に相談したら
髪を後ろでまとめてコンタクトで印象変わってた。。
あとはいつもの理央ってゆう感じで、実害がないならいいんじゃない?って


それでバイト中、ロケからもどった麻衣がきて
いっしょに帰るとちゅうでネカフェに入る理央を見て
不思議に思った咲太クンは麻衣といっしょにあとを追いかけて
麻衣から借りた電話で理央に電話したら出たんだけど。。

そのとき麻衣がもう1人の理央をネカフェの通路で見つけたの!?

それで、つかまえて外で話しを聞いたら
3日前から理央が2人いて
そのせいでこっちの理央は家に帰ってないんだって

思春期症候群みたいで、理由は分からない、って

それで理央を咲太クンの家に泊めようってしたら
麻衣が反対して、麻衣もいっしょに泊まることになったの^^


麻衣はマネージャーの人から電話がかかってきて
カレシの家にいるって言ったら話があるって言われたみたい^^
アイドル系芸能人ってカレシ禁止だったりするんじゃないのかな?^^


それで家につれて帰って麻衣が着がえとか取りに行ってる間に
咲太クンは入浴中の理央と話してたら
「マクロの世界で量子テレポーテ―ションが。。」とかって理央は
考えてるみたいだけど、よく分からない。。


次の日学校に行ったら双葉(メガネなしのほうを双葉って呼ぶね)が
佑真クンの練習を見てて、話しかけてカレを好きになった理由聞いたら
お弁当忘れた日にチョココロネをくれたからだって^^

正しイケメンにかぎるwってゆうかタイミングだったみたい^^


それで、もう1人の理央のこと話して
理央の意識が何かの原因で2つに分かれて
2人とも自分を観察してるから2人いるんじゃないか?
ってゆう理央の考察話したの

それで理央は原因の心当たりがないって言ってるけど
双葉にはあるみたい。。「そんなウソ信じたわけ?」って言われちゃった
でも、話さずに行っちゃった。。


それから佑真クンのガールフレンドの沙希が咲太クンに
理央が裏アカで変なことしてるって告げ口して来たの
ケータイを見せてもらったらSNSに
ちょこころねってゆうHNで顔をかくして自撮りをUPしてるみたい。。

それを見て、咲太クンがビックリしてるところでオシマイ。。



今回から翔子のおはなし?って思ったら理央のおはなしでちょっとビックリ

ただの咲太クンの相談相手なのかな?
って思ってたらサブヒロインってゆうのもびっくりだったけど
どんな悩みなんだろう?SNSに写真をUPするのって

ってゆうか、沙希はよく理央の裏アカとか知ってるよね?
理央は仲がいい女子の友だちとかいないはずなのに?
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第8話 大雨の夜にすべてを流して
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公式のあらすじ
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自分が二人存在するという思春期症候群を引き起こし、咲太の家にしばらく泊まることになった理央。一方で“もう一人の理央”はSNSに思いがけない写真を投稿していた。そのことを同級生の上里沙希から教えられた咲太は、改めて理央と話をすることに。その行動の理由、そして思春期症候群の解決方法を探るため二人の理央から話を聞いていく中で、咲太はそれぞれが抱える悩みを知ることになり……
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感想
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中学のときの理央はボッチはこわくなかったけど
佑真クンと咲太クンと友だちになってから1人になるのがこわくなった。。

それなのに2人にカノジョができて
もうかまってもらえないんじゃないか?って思って
誰かにかまってもらいたかったからちょいエ口自撮りの投稿はじめたんだけど
それでも反応がうれしい双葉と、それがイヤな理央が2人に別れたみたい。。


それで双葉は学校帰りに知らない人から特定されて「会おう」
ってゆうメッセ―ジ送られて、やっと自撮りの投稿がこわいって分かったみたい
咲太クンに「警察に通報します」って送ってもらったあと
アカウントも全消ししてもらったの。。

それでもこわくって
両親が出張中の家に咲太クンに来てもらって寝ながら話してたんだけど
「1人ぼっちになるのがこわかった」ってゆう双葉を落ちつかせるために
佑真クンに電話して「双葉がピンチだからすぐ来てくれ」ってよび出したの

駅に呼び出された佑真クンは2人より早く駅についてて
それを見た双葉は
自分がぜんぜん1人じゃなかった、って分かって泣き出したの。。

それから3人で徹夜で花火をして写真を撮って
こんど3人で花火大会に行く約束して別れたの。。

そのとき咲太クンは双葉から「あっちの私のほうが自分より心配だから」
って携帯をあずかって、帰ってそれを理央に渡したら
待ち受けにしてる3人の写真を見て「自分はいらない」って思ったみたい
咲太クンが寝てるうちに家を出て行ったの。。

それで台風の中、理央をさがしに行って双葉に会って
理央が行きそうなところを聞いて学校の教室で理央を見つけて
「いい忘れたことがある、こんど国見と花火を見に行こう」ってさそったら
「この世界には双葉理央は2人いらない」って。。

あんな写真見せられて自分はいらないって思って
この街を出て1人で暮らそうってしてたんだって。。

それで「梓川は無神経だ」って言ってきたから
「何を今さら。。僕が無神経なのはよく知ってるだろう?
という訳で19日は。。で集合な」って念を押してそのままたおれちゃった。。


咲太クンが気がついたら病室で、目の前には麻衣がいたの
理央が運んで、麻衣を呼んでくれたんだって

それで病室を抜け出して待合室の理央に会って
「自分はもう必要ないとか、自分がいなくなればすべて丸くおさまるとか
でも、ホントはこわくて、どうしていいか分からない、とか
そうゆうメンドくさい話はもう聞きたくない」

「自分のことなんかキライでいいんだよ。。
ボクは、ま、こんなもんだろうって思いながら生きてる」って^^

それで理央が「さすが梓川。。ふつうだったら。。」って言いだしたら
「そんな前向きな生き方、疲れるだけだろう?」ってw

そんな咲太クンの話を聞いて、理央はほっとしたみたい^^
「花火、わたしも行っていい?」って咲太クンに聞いてきたから
「そんな言い方じゃダメだ。。」って言って「言う相手まちがえてる」
って電話をゆびさしたの。。

それでどこかに電話した理央が
「。。私も花火、行きたい」って言ったら消えちゃって
咲太クンが電話を取ったら相手は双葉理央。。
もどったったんだって☆


19日は3人並んで花火を見ながら
理央は佑真クンの耳の近くでささやいたら佑真クンがドキってしたの^^
それで「返事はいいよ。。分かってるから。。」って。。

それで3人でふつうに話しながら佑真クンに
「カノジョと仲直りしなよ。。どうせ私か梓川が原因でしょ?」
って言いながら、そっと涙をぬぐったところでオシマイ。。



誰かにかまってほしいってゆう理央の気もちはにゃんも分かる。。
にゃんは自撮りじゃないけど、あにこれで感想書いて
感想の感想もらったりしてよろこんでるから理央とそんなに変わらないかも?

でも、名前とか、住所とか学校が分かっちゃいそうなことって
こわくって書けないなぁ。。

写真は場所とか特定できないようにUPしても
くわしい人が調べたら、どこで撮ったかとか分かっちゃうってゆうし
みんなも気を付けた方がいいかも☆彡って


しばらく理央のおはなしだったけど
ホントは佑真クンと咲太クンのおはなしだったみたいで
こんなにいい男子の友だちがいたら
どんな女子でも好きになっちゃう、って思う^^

佑真クンがどうしてあのカノジョとつき合ってるかよく分からないケド
そのうちヒロインで出てきたりするのかな?


理央のなやみは意外とかんたんに消えたみたいだったけど
夜中でも電話したらすぐ来てくれて
ピンチがウソだって分かっても笑ってくれる友だちって
たぶんリアルの世界にはどこにもいないんだろうな。。
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第9話 シスターパニック
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公式のあらすじ
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事務所からのデート禁止令によって、芸能活動で忙しい麻衣と会えない日々が続いた咲太。ようやく2学期がはじまり、学校で麻衣に会えるようになることを心待ちにしていたが、家の前で出会った麻衣からは「あんた誰?」という衝撃の一言が。事情を確認すると麻衣とその妹・豊浜のどかの身体が入れ替わってしまっていたことが発覚する。思春期症候群が解決するまでの間、麻衣はのどかとして、のどかは麻衣として日々を過ごすことになるが…
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感想
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今回は
「ココロコネクト」「君の名は。」「山田くんと7人の魔女」とか
思春期によくある入れかわりのおはなし。。


麻衣の家って複雑で、麻衣のお母さんがお父さんと離婚して
そのあと結婚した人から生まれたのが麻衣の義理の妹ののどかで
麻衣のお母さんが麻衣を劇団に入れたら
のどかのお母さんも張りあってのどかを劇団に入れたんだって。。

それでのどかは小さいころからお姉さんとくらべられて
劣等感を持ってたみたい。。


そんな感じで今回は、思春期症候群の原因も何となく分かってて
理央に相談しても、のどかの劣等感をなくすことが1番じゃないか?って
シュレディンガーの猫もラプラスの悪魔もキミの縄も出てこなかった^^


入れ代わって、おたがいに相手の生活がはじまったんだけど

のどかがはじめに心配したことは
学校で友だちにあやしまれるんじゃないか?ってゆうことだったけど
麻衣は友だちなんかいないから大丈夫、って言ったらのどかにもいない、って

姉妹で友だちいない、ってフシギだよね。。
どっちもツンデレっぽいからかな?にゃんにもいなかったけどw
きっと、友だちって、自分から作ろうって思わないとできないのかも?

でも空気読まない作太クンはどうどうと「僕には3人いる」って、^^

3人もいたらリア充だけど
その友だちが麻衣の友だちにはなってくれないのがかわいそう。。

そう言えば、佑真クンのカノジョも咲太クンのこときらってるよね。。
友だちの恋人とか、恋人の友だちって自分の友だちにはなれないのかな?


それから、麻衣とのどかはお母さんどうしが仲が悪くって。。
ってゆうのは何となく分かるけど
のどかのお母さんが麻衣のお母さんを追い出した、ってゆう感じなのかな?
ドロドロでこわそう。。

咲太クンもそうならないといいけど☆彡


のどかは小さいころから麻衣にあこがれてたマネしてたから
麻衣のしぐさとかはうまいって。。

それで咲太クンが今回のこと理央に相談したら
「よく出来た姉へのコンプレックス」じゃないか?
ってゆうことになったんだけど解決方法は理央があっさり
のどかが「国民的アイドルにでもなれば良いんじゃない?」って。。

にゃんは思ったけど
それだったら、2人ともこのままでいたらいいんじゃない?
のどかは有名になれるし麻衣は売れてないから咲太クンとデートできるし。。
そうできたら、かんたんなんだけど^^


麻衣(中身のどか)といっしょに下校中
咲太クンは聞きにくいこと平気で
「お前さあ、なんで麻衣さんの前だとお姉ちゃんって呼ばないワケ?
言いたい事があるんじゃない?たとえば、お姉ちゃんなんて大キライとかさ」

それで「帰ったら麻衣さんとちゃんと話してみるんだな? じゃ」
って言ったら「今さら帰れない。。しばらく泊めて」って^^;

そこにちょうど麻衣が来て
のどかは「小さい頃から、ずっと比べられてきた。。」
ってうらみを話し出したの。。

「オーディションに行っても、受かるのはいつも麻衣さんで
そのたびに、あたしはお母さんから怒られた。。

麻衣さんが芸能活動休んでる間に
あたしはやっとスイートバレットとしてデビュー出来て
お母さんも、少しは優しくなってほめてくれた。。
なのに活動再開ってなに!?

特番ドラマでいい役やって、CMもたくさんやって
ファッション雑誌を見れば、毎月どっかの表紙にいて!
なんであたしの邪魔をすんの!?。。お姉ちゃんなんて、大嫌い!」

って言ったら麻衣も
「そっ。。良かった、私も のどかのこと嫌いだったから
ぜんぶ無神経な父親が原因だけどね。。
別に のどかのせいじゃないけど。。私のわだかまりもわかって」って

おたがいに好きなのは伝わってくるんだけど
どっちもツンデレでボッチだから、うまく言えないんだと思う。。


それでけっきょく麻衣が泊まることになったの。。

麻衣がかえでに会ってのどかスマイルであいさつ^^
何となくおかしいw

おふろの中で将来、麻衣と結婚する気で
「のどかは妹。。じゃなくて義理の妹?こういう時は何て言うんだろう?」
って、のんきに考えてる咲太クンがおかしい^^

このままだと咲太クンは妹の麻衣と結婚して
お姉さんがのどかで。。ってもっとややっこしいことになっちゃうのにw

それからおふろ上がりにいつも通りのおばか会話から
「素直になるのが一番だと思いますよ。。」ってゆう咲太クンに
「正論なんて聞きたくない!」って麻衣。。

「のどかはまだ子ども」って言いながらスナオになれない麻衣って。。
やっぱりツンデレって大変だよね^^


それから2人の入れかわりのお仕事がはじまって
明日はCM撮影、ってゆう日
のどかは笑顔のことで咲太クンに質問して
咲太クンから麻衣に聞けって言われちゃってスネてた。。


麻衣も咲太クンのバイト先に「彼氏の顔を見たくて」って言って来たけど
ホントはのどかのこと心配してるんだよね?

でも、咲太君が「アドバイスがあれば聞いておきますよ?」ってゆうと
「のどかが欲しいって言ったの? 。。じゃあ言わない。。
大丈夫よ。。劇団で教えられた事を思い出せば、問題なく出来る」
ってまたツンデレ。。


CM撮影の日、朝5時からのどかのようすを見に行った咲太クンは
のどかがちゃんとあいさつもして
カメラリハーサルもうまくいって安心してたら
本番で緊張しすぎて過呼吸でたおれちゃった。。

それで撮影は中止になって
そのことを麻衣に会って報告したら「なんでそんな!?」って聞かれたから

「きっと、桜島麻衣によせられる信頼のあつさとか期待の大きさとかを
痛感してプレッシャーになったんですよ。。」って


それから咲太クンは学校で佑真クンにたのんで
お姉さんがいるカノジョの沙希と話しさせてもらって
沙希にお姉さんとの関係を聞いて
好きとか嫌いとか、そんな単純な話じゃないってゆうのが分かったみたい。。

そのあとマンションに行ってみたら麻衣が入り口にいて
咲太クンを待ってたのかな?合いカギを渡してきたの。。

「自分で行って声かけてあげればいいのにー。。」ってゆう咲太クンに
「なんて言っていいか、分からないのよ。。」って
それでさいごに「和室の戸棚は絶対に開けない事!」って。。


「あのさ、上がっていい?」ってインターホンで聞く咲太クンは
「合いカギがあるから」って言ってちょっと強引に入れてもらったけど
合いカギがあっても、チェーンをしてたら入れないよね^^


のどかは入ってすぐ「あのさ、お姉ちゃん何か言ってた?」って聞いてきて
咲太クンは「別に何も言ってなかった、何度かNG出すと思ってたみたいだけど
それでもお前なら、監督からOKもらえるって疑ってなかった」って言ったら
「本当に?」って。。

それから咲太クンがあたりを見回して、あんまり部屋がきたないから
「にしても、ひでえなぁ。。これを見こしての合いカギだったのか!?」
って言ってからのどかに「メシは食ったのか?」って聞いたら
「朝から食べてない」ってゆうのどかに

「じゃ、何か作るから、まずは風呂入ってさっぱりしてこい」
って言って「のぞくなよ!」ってゆうのどかに
「それはのぞけ、って事か?」って聞いて「死ね!」って言われてたけど
咲太クンの「のぞくな」は「のぞけ」ってゆうことみたいw

それで咲太クンが、のどかがおふろに入ってる間にのぞこうって
戸棚(w)に手をのばしたところでオシマイ。。



のどかのへやが散らかってて、咲太クンがおどろいてたけど
にゃんの高校のときのクラス(女子だけ)ってふつうにあんな感じで
誰かのジャージがホコリだらけで床に落ちてたり。。
男子はあんまり期待しない方がいいかも^^


のぞいちゃいけない戸棚の中って気になるよね?
きっと何か、今回の事件のヒントがかくれてそう。。


あと、のどかがアイドルデビューしたって言ってたけど
スィートバレットのライブは「Wake Up,Girls!」のはじめのころみたい。。
こうゆうアイドルってきっとたくさんいるんだろうな?


それから、先回の理央のときもだったけど
麻衣って咲太クンの家に泊まるのが当たり前になってない?
ふつうに上半身ハダカの咲太クンと話してたしw
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第10話 コンプレックスこんぐらっちゅれーしょん
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
女優・桜島麻衣としてCM撮影を上手くこなすことができず、次第に劣等感を強めてしまったのどか。その後も二人の身体が入れ替わった生活が続く中で、麻衣はのどかの所属するアイドルグループ“スイートバレット”の単独ライブを迎えることになる。チケットを渡された咲太とのどかは、ライブを見に行くが…
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感想
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けっきょく元にもどったんだけど
のどかになった、麻衣のライブシーンすごかったね^^

センターの子が落としたマイクを
何もなかったような顔で受けとめて、ついでに歌も引きついで
次のターンでマイクを返す、って。。

すごい落ちついてて、麻衣ってアイドルでもデビューできそう☆

それに、ほかのアイドルアニメに負けないくらい動いてて
作画が大変そうだった^^


そのあと新曲で、のどかがセンターになることが発表されて
ライブ後のハイタッチでお母さんが麻衣に
うれしそうな顔、見せてるの見て落ちこんで
自殺のマネまでして、咲太クンに止めさせたんだ。。


それで「麻衣はのどかのことが好きだ」ってゆう咲太クンに
のどか「証拠を見せて☆彡」って言ってきて
咲太クンは麻衣が戸棚にかくしておいた
のどかからの手紙を見せたの。。

それで部屋にかくれてた麻衣も出てきて
ほかの人からほめられてもうれしくなかったけど
のどかのファンレターのおかげで仕事が好きになった、って
それで「妹になってくれて。。ありがとう」って言ったの。。

だけどそれだけじゃ足りなかったみたい。。

のどかは、お母さんがのどかの代わりに麻衣が娘だったらよかったのに
って思ってるんじゃないか?ってずっと思ってたみたい。。

「なんであたしより先にセンター曲もらっちゃうの!?
なんでお姉ちゃんがお母さんにほめられてんの!?」
麻衣のプロ意識が強すぎて
「そうゆうカッコいいところが大っキライ!」って責めだしたの。。

それで麻衣は思わず手を上げて思いっきりなぐったの。。咲太クンをwww
理由が「明日、雑誌の撮影でしょ? アトが残ったらどうするのよ」って^^
咲太クンなら
麻衣になぐられてもごほうびになるからいいって思ったのかな?^^


それで麻衣はのどかに
ハイタッチの列にいたお母さんの手が震えてたこと話したの

「お母さんはずっと不安だったんだと思う。。
お母さんの期待にばかりこたえようとしてくれるのどかを見て
のどか自身が本当に幸せなのか。。ずっと。。」って

それでのどかにも
お母さんが笑顔になったのって、のどかの幸せそうな姿を見れたから
ってゆうのが伝わったみたい^^

それでのどかが
「いっつもお母さんがおこってるから、よろんで欲しかったんだよ!
お姉ちゃんの事ばっかり言うから、あたしだってほめて欲しかったんだよ!
お母さんに笑って欲しかったの!」って言いだして

麻衣が「これからはお母さんに言われた事じゃなくって
のどかの選んだ事でよろこばせてあげなさい☆彡」って

それで「あたし、お姉ちゃんみたいにならなくていいんだよね?」
って聞くのどかに「のどかがなりたいなら、なってもいいけど。。」
って言ったらのどかは「なりたくない。。」って^^

それで姉妹で抱き合って泣いてたら、元にもどったの♪


EDはのどかが歌ってたけど
おはなしに出てきたのどかって中の人はずっと麻衣だったから
それでいいのかな、ってちょっとフシギw


さいごに理央が
「原理としては、量子テレポーテーションの一種と。。」って解説してたけど
ムリに何でも量子論のせいにしなくってもいいんじゃない?ってw

「じゃあ、なんで麻衣さんの姿まで豊浜に?」って聞く咲太クンに
「桜島先輩にも、妹さんをうらやましいと思う気持ちが少なからずあった
って考えたらいいんじゃない?」って。。


今回のおはなしって、親子のおはなしみたいだったから
麻衣がのどかのこと「うらやましい」って思ったとしたら
のどかにはお父さんがいて、心配してくれるお母さんもいたから、なのかな?


さいごは麻衣のへやにのどかが引っ越してきて
2人っきりで。。って思ってた咲太クンはちょっとがっかりしたみたい^^

ってゆうか、実は
麻衣と咲太クンがいっしょに歩いてるところがスキャンダルになってて
それどころじゃなかった^^;
ってゆうところでオシマイ^^


もともと麻衣はお仕事、お休みしてたんだから
これで仕事がなくなるんだったら、そのままお休みした方がいいかも?
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第11話 かえでクエスト
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公式のあらすじ
{netabare}
のどかの思春期症候群が解決し、やっと麻衣と恋人らしい毎日が過ごせると期待を膨らませていた咲太だったが、そんな矢先に桜島麻衣に彼氏がいるというスキャンダルが報道されてしまう。出演する映画の記者会見で、誠意ある説明をする麻衣の姿を見たかえでは、自分も咲太のために頑張りたいと、今年の目標を立てる。その目標の中には学校に行くという内容も記載されていて…
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感想
{netabare}
記者会見の麻衣がかっこよかった☆

アイドルだと、お付き合い禁止とかってあるみたいだけど
女優だからカレシがいても関係ないのかな?

でも、全校生徒の前で告白されて
自分が女優にもどるきっかけになったカレシって
麻衣のファンだったらダメなんて言えないハズ^^

この記者会見のあと、
全校生徒の前でする告白がトレンドになったらどうしようw


それである日、牧之原翔子から

「明日 七里ヶ浜の海で 会えないかな
                     翔子さんより」

ってゆう手紙が郵便受けに入ってて
咲太クンはどうやって麻衣に話せばいいか迷って理央に相談したり

かえでが通ってた学校のときの友だちから相談うけて
かわりに翔子のところには麻衣に行ってもらったり

けっきょく祥子はあらわれなかったから
砂浜に「彼女ができました  咲太」って書置きして帰ったり。。



それでやっと、かえでがメインのおはなしがはじまって
咲太クンが帰ったら、かえでから今年の目標が発表されたの。。
って言っても、今日は10月16日だから、あと2ヶ月半しかないんだけど
ノートには。。

○お兄ちゃんと外に出る
○お兄ちゃんとお散歩する
○お兄ちゃんと電車に乗る
○お兄ちゃんとお散歩する
○お兄ちゃんとプリンを買いに行く
○お兄ちゃんとデートする
○お兄ちゃん以外の人からの電話に出る
○お兄ちゃんとパンダを見に行く

。。ってゆう、お兄ちゃんといっしょイベントのさいごに
「○学校へ行く」ってゆうハードルの高いクエストが1つまざってたの。。

「○お兄ちゃん以外の人からの電話に出る」クエストをはじめにして
次つぎがんばってクリアしてくかえでが応援したくなるし
それにつき合ってくれる麻衣が、いいカノジョすぎる^^

勉強もできて、歌って踊れて、ぶり大根まで作れちゃう美人女優でいい人って
ドラえもんよりいなさそう^^


それから、がんばったかえでには、思春期症候群のアザが出てて心配。。


次の日には、かえでが外に出るための作戦


かわいい服に着がえる、玄関へ移動、靴を履く
そのたびに「ちょっと休憩」が入るスケジュールはやっぱり必要だよね^^
いっきにやろうとすると、ハードルが高くなっちゃうから^^

お兄ちゃんの背中に合体で、目をつぶって歩き出して
出る前にこわくなってやめて、目を開いたらもう外だった。。

まだ出てないは咲太クンのウソだったんだけど、外に出れてよかった☆

それからほんのちょっとずつ、出る距離をふやしてって
麻衣とのどかもいっしょに4人で海にピクニックに来れるようになったの♪

そこにこの前、咲太クンが会ったかえでの友だちだった子がぐうぜん来て
かえでに話しかけてくるんだけど
かえでは誰?って言ってお兄ちゃんのうしろにかくれちゃうの

それで咲太クンがみんなに
かえでの記憶がないことを発表したところでオシマイ。。



後半はかえでがちょっとずつできる事がふえてくおはなしで
「風が強く吹いている」の王子みたいなおはなしで
誰にでもできるようなことでも、ムズカシイ人にはムズカシイよね^^

でも、ちょっとずつできるようになる、ってゆうのは見ててうれしい☆


にゃんは引きこもりだけど、外に出れないわけじゃなくって
知ってる人に話しかけられるとキョドっちゃうから
門を出るときもちょっとまわりに人がいないことを確かめてから。。

そのときたまたま、近所の人が外にいて目が合ったりしたら
「こんにちわー」って頭を下げて
なにか話しかけられる前にあわてて家にもどっちゃったり^^

あと、どうしてもいるものがあって、1人で買い物に行ったときとかに
知ってる人に急に声かけられたりすると
どうしていいか分からなくなってコワい。。^^;

「あ、はい。。」とか、テキトーに返事はできるんだけど
話がちょっと長くなってくると
「変だと思われてるんじゃないかな?」って気になってきて
だんだん、ビルのてっぺんに立ってるみたいな気がしてくるから。。

外には出れるけど、にゃんもかえでとあんまり変わらないかも。。
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第12話 覚めない夢の続きを生きている
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
七里ヶ浜で遭遇した幼なじみの鹿野琴美を覚えていないと言ったかえで。その再会をきっかけに咲太は麻衣とのどかに、かえでが記憶を無くしてしまっているという事実と、2年前に起こった出来事を打ち明ける。琴美と会った次の日からもかえでは、学校に行くための練習を続けようとするが…
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感想
{netabare}
はじめは咲太クンが麻衣とのどかに
2年前、かえでがSNSのコミュニティに悪口を書かれたのが原因で
乖離性障害になって記憶をなくした話をして

今までの花楓とぜんぜんちがうかえでに
咲太クンもとまどったけどお母さんがこわれちゃって
そのあと咲太クンもお腹に大きな引っかき傷ができて

それが思春期症候群だってゆうことをだれにも信じてもらえないでいたとき
病院を抜け出して海に行ったときに会ったのが高校生の翔子で
話をする咲太クンのゆうことを聞いて、ぜんぶ信じてくれて

どうして信じれるのか聞いた咲太クンに
「きっと見える世界は、人の数だけ存在しているんですよ」って。。

それで「私は人生って、優しくなるためにあるんだと思っています
昨日の私よりも今日の私が、ちょっとだけ優しい人間であればいいな
と思いながら生きてます」って。。

それで咲太クンは、そうゆうやさしい世界があることを知って
自分も翔子みたいになろうって思って
退院した日、かえでに一冊のノートとペンを買って帰ったんだって。。

日記帳みたいなものだけど、そこに書く名前をひらがなで「かえで」って。。

かえでと花楓はちがう人格なんだから、たぶん、双子とおんなじで
顔が似てるからって兄弟の名まえで呼ばれたらイヤだって思う。。

きっと、やさしくなった咲太クンって
そうゆうことが分かったんじゃないのかな?

そのあと、お母さんとお父さんは引っ越してって、今は2人で暮らしてる。。


それから麻衣が、ロケでしばらく会えなくなったけど
そんなことに関係なく、かえでの挑戦はつづいてて制服を着てみてたの

それからこの間の花楓の友だちのこと聞いてきて
咲太クンは「あの子は鹿野琴美さん、幼稚園に通う前からの知り合い」
って言って、琴美が花楓に借りてた本を返してくれたって渡したら
本の中にメモがあって

「かえちゃんと また 友達に なりたい」って書いてあって
読んだかえでが「こみちゃん。。」ってなみだを流して言って
たおれたの。。


それで入院したかえでは、咲太クンが電話で麻衣に
「花楓の記憶が戻ったら、こんどはかえでの記憶が消えてしまうかも」
って話してるの聞いてあせり出したみたい

退院して「何が1番にしたい?」って聞いた咲太クンに
「学校に行きたい!」って言いだして
次の日から、ムリしながら学校に行く練習がはじまったの。。

スクールカウンセラーさんに来てもらって
「まず通学路、保健室と段階をふんでいきましょう」って言われて
保健室でも登校になるって聞いたかえではとうとう通学路デビュー☆

それでもとちゅうで足が動かなくなって
「ムリしなくていいんだって!」ってゆう咲太クンに
「しないとダメなんです!かえでにはゆっくりしてる時間がないんですよ!」って。。

あきらめないで泣きだすかえでに咲太クンが
「わかった、僕がかえでを学校に行けるようにしてやる」って言って
「とっておきの場所」の動物園につれてったの^^

そこでたくさんの人とか、いろんな動物を見て
「また来たい!」ってゆうかえでに
分かってたみたいに咲太クンが年間パスを渡したの^^
それでかえでも大よろこび♪


それから自宅のある駅でおりて咲太クンは「近道だ」って言って
夜の学校につれてって、2人でこっそり校庭に入りこんだの

それで、かえでのクラスの3年1組をのぞいたら
かえでが「今度はお昼に来たいです☆彡」って
「今日で、ノートに書いた目標にぜんぶ○がつけられますっ^^
パンダとプリンと学校で、コンプリートですっ^^」って

それから「あしたはお昼の学校に行けるような気がしますっ!
あしたが楽しみですっ! 明日が待ち遠しいですっ♪」
って、あしたを楽しみにしながら帰ったんだけど

次の日の朝「おはよ~お兄ちゃん。。あれ? お兄ちゃんだよね?」
って、かえでは花楓にもどってたの。。


「やがて君になる」の生徒会の演劇で
記憶をなくした少女、そのままのかえで。。

自分が知らない自分にもどらなくっちゃならない少女って
きっとかえでみたいに悩んでたんだろうな。。

「やがて君になる」の少女はわからないけど
かえでは、花楓が「忘れたい☆彡」って思ったから生まれたキャラで
「忘れたい」「自分は花楓じゃない」って思ってるのに
「お前は花楓だ!」って押し付けるのはやさしくないって思う。。

かえでは花楓がなりたくってなったキャラなんだから
理央のときとちがうけど、ちょっと似てるみたい。。


だから今回、かえでが「学校に行きたい!楽しみ♪」って思ったときに
かえでは花楓にもどったんだって思う。。

かえでと花楓は、ちがう人格みたいだけど
きっと、かえでも花楓もどっちも本物で
どっちも本物の「カエデ」の1部なんだって思う。。

だからつながってて
おたがいに「こんな自分を変えたい!」って思ったときに
出るキャラだったんじゃないのかな?

だから、花楓の記憶のないハズのかえでが琴美のことおぼえてたのって
「カエデ」がおぼえてたんだって思うな。。


たとえば、左ききだったカエデがみんなからバカにされたら
「右ききになりたい!」って練習して右ききになるかも?

でも、尊敬できる人に出会って
その人がもし左ききだったら、左ききにもどすかも?

そしたら、右ききでも左ききでも、カエデはカエデでいっしょでしょ?


「今の自分が消えちゃう」って思ったときに
かえでは消えちゃうのヤだったんじゃないかな?って思ったけど
かえでが書いてたノートの「やりたいこと」の先が書いてあったとしたら
きっとさいごに「花楓」って書いてあったんじゃないのかな?って。。
{/netabare}
{/netabare}
第13話 明けない夜の夜明け
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
咲太の手助けで夜の学校に行くことができ、次は昼の学校にいくと意気込んでいたかえで。しかし、その翌日、突如“花楓”の記憶が戻り、2年間一緒に過ごしてきた“かえで”の記憶が消えてしまった。かえでがいなくなってしまったことに打ちひしがれる咲太の前に、ある人物が現れる。
{/netabare}
感想
{netabare}
かえで回のつづきで
花楓の記憶がもどったから、落ちつくまで検査入院。。

お父さんがうれし泣きしだしたの見て
咲太クンは消えちゃったかえでのこと思い出して
もっと、いろいろしてあげたかった、って泣きだしそうになって
「トイレに行く」って言ったまま、雨の中にとび出して行っちゃった。。


咲太クンが雨の中、道に泣きくずれてたら翔子さんがあらわれて
咲太クンを家まで送ってくれておふろに入れてくれて
「楓に何もしてあげれなかった。。」ってくやむ咲太クンの話を聞いて
「そんな咲太クンを見たら、かえでが悲しむ」って言って
かえでの日記を読んでくれたの。。

日記の話って今までのおはなしのまとめみたいな内容だったけど
かえでの気もちとか思いが伝わってきてにゃんも泣いちゃった。。

それで分かったのは
かえでががんばってたのはお兄ちゃんのためってゆうことで

お兄ちゃんが花楓がいじめられている事に気がつかなかったこととか
いろいろ後悔してたの知ってて
かえでが消えたあと「何もしてやれなかった。。」って後悔させないように
いろんなことしてもらってたんだって。。


それで次の日、咲太クンはいつの間にか眠っちゃってたみたいで
気がついたら祥子さんは
「咲太君はもう大丈夫みたいなので翔子さんは帰ります」
って置手紙をのこしていなくなってたの。。

それからお腹がなって、冷蔵庫のトマトとパンを食べたら笑いだしたの。。


そこに麻衣から電話がかかってきて、花楓の記憶がもどったこと伝えたら
咲太クンの心配してくれて
次の日には金沢からもどってきてくれたんだけど

翔子さんの置手紙を見てショックを受けたみたい。。
「翔子さんとの間には、何もなかった。。」
って弁解する咲太クンを置いて、また金沢にかえっちゃった。。

それで次の日、バイトの帰りにのどかが咲太クンの前にあらわれて
昨日のこと「麻衣が手紙をカン違いして。。」って説明しようってしたら

「お姉ちゃんは咲太の事はちゃんと信用してる!」って言って
麻衣はかえでのことでボロボロになってる咲太クンを心配して
少しでもそばにいてなぐさめてあげよう、って帰ってきたってゆうのと
今日が麻衣の誕生日だってゆうことを伝えたの。。

それを聞いて咲太クンは、新幹線で金沢に向かったんだ。。

駅にはのどかからの電話で咲太クンが来るって思った麻衣が待ってて
マネージャーに断って15分間だけのデート。。

あやまる咲太クンに「私も。。」って言って
咲太に誰かが必要だったのは分かってて
それが自分じゃなかったことにショックを受けた。。って
 
それから麻衣が「目をつぶって」ってゆうから
咲太クンが待ち受け中の顔したら、ほっぺをギュ!ってして
「だって、 咲太にとってこれが一番のごほうびでしょ^^」ってw


それからEDでみんなのその後の日常のピンナップ。。


されからさいごに、花楓の退院の日
「これから何をしたい?」って聞く咲太クンに
かえでの日記を読んだ花楓が「学校に行きたい☆彡」って^^



ちょっとかえで回がハンパに終わっちゃったみたいだったけどよかった^^


かえでの記憶は消えちゃったけど
思いは消えてないんじゃないかな?ってにゃんは思う。。


にゃんはイジメられてたから
できるだけ前のことは思い出さないようにしてたからかな?
幼稚園のころの記憶とかはほとんどないんだけど
それでも、そのときのにゃんが消えたんじゃないって分かるから
さびしくない。。

にゃんは思い出って、すき焼きみたいなものかも?って

すき焼きって、具を食べては足して、ってくり返して
はじめに入れた具が、さいごにほとんど残ってなくっても
ちゃんとダシは出ててあとでうどんが食べられるから

肉と野菜が消えて、具はうどんだけになったって
すきやきのうどんには、具の味がしみてるみたいに

かえでの記憶がなくなって、花楓になっても
花楓には、かえでの思いがしみてるんじゃないかな?って。。

だからきっと、記憶がなくなっても
さみしい思いなんかする必要はそんなにないんじゃないかな?☆彡
(すき焼きうどんはお肉と野菜がちょっと残ってたほうがおいしいから
うどんだけだとちょっとさみしいかも^^w)
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


原作小説の第6巻と第7巻を合わせたアニメ映画
「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」が決まってるからかな?
終わったけど、いろんな謎がのこってて
あんまり最終回っぽくなかったみたい。。


主人公は「物語シリーズ」の阿良々木クンみたいな
女子にでも平気で下ネタ言えちゃうけど、ホントはやさしくって
メンドウなことでも引き受けちゃう男子で
「物語シリーズ」みたいなちょっとひねくれたセリフもおかしかったw

おはなしは、1人1人の気もちがよく伝わってきてよかった


絵はきれいだったし、声優さんもじょうずだったし
下ネタはゆうだけで、変なラッキースケ○とかないからよかった☆

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 1137
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127

ネタバレ

因果 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

レクイエム・フォー・ゼロ

萌えラブコメというジャンルにも、SFやミステリやロボットなどと同様に、構造的コード、つまりお約束が存在する。その最たる例の一つが「選択への消極性」だ。つまり、主人公はアラカルト的に横溢するヒロインのうちの誰か一人を明示的に選ぶべきではない、という暗黙の了解。

このコードが現在も根強く残っていることは毎クール量産されるハーレムアニメが証明しているし、個人的には「きらら系」に代表されるような、物語世界から男が完全に排除された作品などは、「選択への消極性」を限界まで加速させていった一つの結果のような気もする。

本題に入る。『青ブタ』は端的に言ってこのコードに真っ向から違反している。主人公の咲太は早々に麻衣を選択しており、その他のヒロインとの間に明確な一線を引いている。つまり、咲太は麻衣と名実ともに「付き合って」いる。

「成就した恋ほど語るに値しないものはない」とは『四畳半神話体系』最終話においてヒロインの明石さんと結ばれた主人公「私」のセリフだが、ここにはまさに萌えラブコメの哀しきジレンマが端的に現れているといっていい。

点と点がフラジャイルな緊張感を保ったまま距離を縮めていくその動性こそが萌えラブコメ最大の妙味であるが、逆説的に言えば、くっついてしまえばそれきり静止状態に陥るということだ。

物語の序盤で男女関係を成立(=静止)させてしまった『彼氏彼女の事情』が、性行為(これも萌えラブコメ的には本来タブーだろう)や傍流的な人間関係などで誤魔化し続けながらも結局「わたしとあなたの2人だけの世界」的な閉鎖性から抜け出すことができなかったことからもわかるように、萌えラブコメが「選択への消極性」というコードに挑むことは非常に困難なのである。

であるにもかかわらず『青ブタ』はそんな萌えラブコメのコード…いや呪縛に決然と中指を突き立ててしまった。それでいて物語が竜頭蛇尾に消沈していくこともない。むしろ加速の一途を辿るばかりだ。

まずは兎にも角にも桜島麻衣というキャラクターの絶妙さに拍手を送りたい。交際が始まってからも表面的な態度にさしたる変化はないものの、所作の節々に咲太への熱烈な好意が明滅してしまう人間臭さには古典的、しかしそれゆえにクリティカルな破壊力が宿っている。えーもう面倒な言い回しはやめます、普通にメチャクチャ可愛い。この圧倒的萌えパワーがあればこそ、咲太の「麻衣さんと付き合う」という選択に大きな説得力が生まれていることに異論の余地はないだろう。

とはいえ咲太と麻衣ののんべんだらりとした惚気が続くわけもなく、そこには萌えラブコメのお約束として、さまざまなヒロインが、しかもそこはかとなく主人公に好意を持ったヒロインが割り込んでくる。

普通であればここで主人公はあれかこれかの二者択一、三者択一、いやそれ以上といった具合に、同価値の集団から任意の一つを選び出すというアポリアに直面させられるわけだが、『青ブタ』は少し事情が違う。

主人公の咲太にはそもそも絶対的存在としての麻衣がいるのだ。したがって、咲太に好意を持ついかなる他者も、咲太に好意を抱いた時点で既に敗北が確定しているといえる(言い方は悪いが)。咲太には麻衣以外の選択肢など存在しない。

だから咲太は彼女らサブヒロインに対して一つ一つ丁寧に墓標を立てていく。それはまるで萌えラブコメという構造によって強迫観念的に駆り立てられてきた不毛な恋愛的闘争のすべてを真っ向から抱き止め、優しく慰めているようでさえある。もはや除霊に近い。

しかも咲太のメサコン的な性格のおかげでサブヒロインとの関係が大きな破綻をきたすことなく元の位相に落ち着くため、イベント後も当該のサブヒロインが物語に再登場できる仕様になっている。これを萌えラブコメ的グロティシズムと非難することもできるだろうが、私はあえて救いと呼んでみたい。

もちろん、サブヒロインとのイベント中でも麻衣との恋愛関係は持続している。2人にとってサブヒロインの闖入は、ある種の愛の試練であるといえよう。麻衣はあくまで咲太さえいればそれでいいという保守的価値観でそれらに臨もうとするが、上述の通り咲太はメサコンであり、即ち「麻衣との2人だけの関係に閉鎖する」という解決策を持たない(持てない)。そして麻衣もそのような咲太の根本性質を含んだうえで彼を愛している。したがって2人は、サブヒロインという外部に絶えず開かれながら、外向的にその関係を醸成していくというソリューションを取る。第三者との関わりを内に含んだうえで関係を構築していくのである。

さて、上記の要素だけでも凡百の萌えラブコメを一斉に葬り去れるような破壊力があるのだが、『青ブタ』はさらに世界観の基軸を『涼宮ハルヒの憂鬱』伝来のソフトSFに定めているのだから思わず舌を巻いてしまう。

シュレディンガーの猫、ラプラスの悪魔といった思考実験からイマジネーションを拡張していったSFチックな怪事件(思春期症候群)は、単に趣味的な小手先の外連味として存在するのではない。登場人物たちに時空をダイナミックに前後させることでその感情に擬似的な重力を与えたり、物理的矛盾を生じさせることで精神的不安定さを比喩したり、本作におけるSF要素は萌えラブコメという主題をさらに際立たせ、猶且誘発する起爆剤としての役割を果たしている。

萌えラブコメやSFが使い古されたゼロ年代の遺物という雰囲気がアニメシーン全体に瀰漫するなか、『青ブタ』はそれらの新たな可能性を示唆した、古典的かつ前衛的な良作といえるだろう。

…とここまでウダウダ書いたきたが、端的に桜島麻衣に何かグッとくるものを感じられたなら、最後まで視聴して絶対に損はないと思う。個人的には『電波女と青春男』の藤和エリオに匹敵する可愛さだった。

「いっちゃんわからん」?うるせー!!いいから見ろ!!!

投稿 : 2021/12/11
閲覧 : 328
サンキュー:

15

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イイハナシダッタナーw→とても面白かったです。

第三話まで視聴、これでケリが付いたわけないよなぁと思っていたら予告で何かが起こるとのことでした。ま、そうですわなw
初めは「なんじゃこりゃ」と思わせといてからの急展開、それを(ある程度は)三話で解決してしまうという勿体ぶらない話の進め方から見るに、この後は更なるショッキングな出来事が起こると予想できます。EDの不協和音というのでしょうか、ちょっと不思議な旋律も気になります。
気になるといえば、梓川兄妹に起こった異変と牧之原翔子の消失です。これらを回収せずに物語が終わる訳はない、と期待しつつ視聴を継続します。

2021-1204追記、タイトル追加、評価作成
化物語と似てると言われながらも、とても楽しめました。不器用な主人公の馬鹿みたいな一生懸命さが良いです。胸の傷については解明されてないので第二期があったら観たいです。あ、翔子さんの件もありましたね。opはチャットモンチーかと思いましたが良い曲ですね。ギャオの週2配信で観たので、新作気分で観れました。ヒロインの行動も可愛くて、立派なヒロインだと思いました。

投稿 : 2021/12/07
閲覧 : 426
サンキュー:

18

ネタバレ

あおで さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おもしろい!

聖地巡礼行ってきました。
とても面白いストリートです。

投稿 : 2021/11/17
閲覧 : 129
サンキュー:

4

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

YouTubeとかでやたら評価が高くかなり期待してたアニメだけど、不発に終わってしまった感

キャラが可愛くて雰囲気は結構好きなアニメだけど、アニメを観終わった感想を正直に言わせてもらうと「やっちまった...これあまり面白くないじゃん。なんでこんなに評価高いの?」です。 喪失感がひどかった。
各ヒロイン達が思春期症候群を患っていてそれを解決していく話の流れは良いと思ったけど、結末がなんかピンとこない。普通。この程度で感動できる脳内レベルが理解できない。
つまらなくはないとは思うけど、世間で騒がれているような面白さは感じなかった。
10話くらいから違和感を感じ始めて頼むから面白くなってくれと願うばかりだったが、最終話に差し掛かかる頃に違和感は確信へと変わり一言、他人の評価はあてにならないなと...
未完結型の作品だが次を期待させる終わり方をしなかったのもマイナス評価。
劇場版の出来がとても良かったけど、セットで観ると良いアニメ作品だと思うが、このアニメ単体で観るとう~んイマイチ。
評価している人に聞きたいけど、このアニメ作品のどの部分が感動できるの?

投稿 : 2021/11/07
閲覧 : 362
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

物語展開もわかりやすく見やすい

面白い
展開が順を追ってるのでわかりやすい
ちょっと変わった不思議な作品を求めている人はハマると思う
キャラもかわいい
おすすめです
青春もできちゃいます
おすすめです

投稿 : 2021/08/31
閲覧 : 241
ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルで避けていたけれども、よかったです。

2021年春シーズンは、「ひげひろ」を見る予定だったのですが、一話で断念したため、以前から見ようと思っていたこちらを視聴。放映当時、見ようか迷って、題名を嫌って見なかったのですが、見てよかったです。

第二話で早くも同衾に至るメインキャラ2名ですが、その後は、麻衣さんのご方針でプラトニックな展開に。

咲太は、外見がちょっとハルヒのキョンに似てるかも。

古賀編はちょっと微妙だったけれど(古賀があまりにも戯画的のと、麻衣さんがあまり絡まない)、全体的なストーリーは好みでした。空気になる、が比喩でなくて本当に起こってしまう、という設定も面白かったです。花楓編は、パラレルワールド等でも出てくる、記憶喪失というテーマでしたが、切ない感じや葛藤が表現できていてよかったと思います。

全体的には、ラブメインのラブコメに、SF要素を入れ込んだ感じですね。ラブコメもSFも好きなので、私にはぴったりでした。題名を嫌わずに、もっと早くみればよかった。元気のいいOPも、作品に合ってます。

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 407
サンキュー:

12

ネタバレ

あめだま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

総合的に一番好きなアニメ

物語シリーズやハルヒのパクリとか言われているけど。この作品はバトルものじゃないし。言われるまで気にならなかった。ラノベも徐々に買い進んでいる途中です。映画もよかったし、アニメ二期期待しています。

投稿 : 2021/06/26
閲覧 : 246
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

湘南住みの人に是非

地元の友達から七高と藤沢が舞台の小説あるよって言われてラノベか、と当時はスルーしてましたが、アニメ始まるらしいよって再度言われて見始めたらハマってしまい、自らネタバレするのもイヤだったので、原作ラノベと同時進行的に観てました
仕事が忙しくギルティクラウンを最後にアニメから遠ざかっていたので、アニメの世界に戻してくれたありがたい作品です

原作はラノベ
巻数はないのですが敢えてつけると1-5がアニメ、6と7が映画
原作は今も続いており、8-11
もう少したまれば三期もあるかなという感じです

物語は思春期症候群と称される。青春期特有のあまりにも強い思い込みによって、本人でも気付いていなかった心の奥底にある願望が形となり現象化していくことで、10代特有の空気感や同調圧力によって様々な事件に主人公梓川咲太(高2)が巻き込まれていくという展開です

物語のベースには量子力学等物理学の考え方をうまくストーリーに組み込んでおり、Steins;Gateとか好きな人にはハマると思います

タイトルで敬遠している人もいるかもですが、全くタイトルとは違うサイエンス要素もある内容になっています

物語の舞台は藤沢、鎌倉、横浜
ラノベ最新作では主人公の咲太もメインヒロインの桜島舞衣(高3)も七高は卒業して市大の大学生になってます
アニメではメインヒロインの腹違いの妹、豊浜のどか(高2)以外はアニメでは峰ヶ原高校となっていますが、特に協力も何もないけけど、神奈川県立七里ヶ浜高校に通う高校生です
鎌高ではなくあえて七高ってのがいいとこついてます
また、のどかはセーラー服の制服で横浜のお嬢様学校設定ってなると限られてて横浜共立かな?

鎌倉や江ノ島が舞台になるアニメやドラマは幾多あるけど、主人公等主要キャストの通う七高はそのまんまだし、あまり取り上げられたことのない藤沢駅の北口や市立図書館等々、地元民ならテンションは上がります
藤沢の北側って箱根駅伝以外であまりスポットあたらないので、個人的に嬉しかったです
SFCもあるんですけどね

原作も良いけど、アニメは回を重ねていくとじわじわ来ます
特に大きな伏線は張らずに、回を重ねていくことで話が繋がっていくのと、映画はアニメ版での謎を一気に回収していくので、原作を知っていてもかなり泣けます

映画公開時は藤沢市や協力企業で様々なイベントをやっており、北口のビックカメラは一時期完全に青ブタ仕様になってたけど、今は通常運行に戻ったのは残念です
藤沢のためにも常時桜島麻衣さんで良かったと思うんだけどね
権利の問題とかあるんだろうね

藤沢、鎌倉、逗子、葉山、茅ヶ崎に所縁のある人、是非観てください

投稿 : 2021/06/01
閲覧 : 198
ネタバレ

十文字 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ストーリ良き

入れ替わりの回は、ココロコネクトや君の名はなどで、もうすでに世に出ているので、新鮮味がなかった。ところどころ、そういった既存の物を思い出す時があったが、ストーリー的にはすごくよかったと思う。後半の妹回はかなり、高評価。ただ、ラストの回にストーリーを詰め込みすぎたのが、もったいなかった。最後の辺は、もう少し尺が欲しかった。原作を読んでいる人からすると、このアニメはさらに高評価になるだろうが、読んでない人からすると、若干最後ついていきにくいかな、という風に見受けられた。最終話の主人公が言った、(間違ってたらすいません。)まきのはらさんの大人か、子供か、みたいなセリフは、予兆とか、事前説明ないまま、急に出たので、戸惑いが生じた。余談だが、あのセリフは、映画につなげるための布石として入れたのではないか、と勝手に思っている。

投稿 : 2021/05/22
閲覧 : 233
サンキュー:

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青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ないのストーリー・あらすじ

思春期症候群―― 多感で不安定な思春期だけに起こると噂される、不思議な現象。 たとえばそれは、 梓川咲太の目の前に現れた野生のバニーガール。 彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩だった。 魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映らない。 謎の解決に乗り出した咲太は、 麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知って...... 次々と咲太の周囲に現れる、“思春期症候群”を抱えたヒロインたち。 空と海が輝く町で、心揺れる不思議な物語が始まる。
(TVアニメ動画『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
CloverWorks
公式サイト
ao-buta.com/tv/
主題歌
≪OP≫the peggies『君のせい』≪ED≫桜島麻衣(CV.瀬戸麻沙美)古賀朋絵(CV.東山奈央)双葉理央(CV.種﨑敦美)豊浜のどか(CV.内田真礼)梓川かえで(CV.久保ユリカ)牧之原翔子(CV.水瀬いのり)『不可思議のカルテ』

声優・キャラクター

石川界人、瀬戸麻沙美、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ、水瀬いのり

スタッフ

原作:鴨志田一(電撃文庫刊「『青春ブタ野郎』シリーズ」)、原作イラスト:溝口ケージ、監督:増井壮一、助監督:いわたかずや、シリーズ構成:横谷昌宏、キャラクターデザイン:田村里美、総作画監督:田村里美/髙田晃、ブロップデザイン:髙田晃、美術設定:藤井一志、美術監督:渋谷幸弘、色彩設計:横田明日香、3D監督:野間裕介/唐澤祐人、撮影監督:関谷能弘、2Dワークス・特殊効果:内海紗耶、編集:三嶋章紀、音響監督:岩浪美和、音楽:fox capture plan

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