※アニをた獣医師 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
(C) 令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
若おかみは小学生!の感想・評価はどうでしたか?
※アニをた獣医師 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
oneandonly さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
世界観:5
ストーリー:6
リアリティ:6
キャラクター:6
情感:7
合計:30
<あらすじ>
講談社青い鳥文庫の大人気児童文学がついにアニメ映画化します!
両親を亡くし、祖母の営む温泉旅館で若おかみ修行をすることになった小学6年生の女の子・おっこが不思議な仲間に助けられながら少しずつ成長していく感動の物語。
(公式サイトより抜粋)
2018年は2016年に続き劇場アニメがヒットした年で、自分がとても気に入っている「さよならの朝に約束の花をかざろう」を含め、他の劇場アニメ作品についても、「さよ朝」よりも良いとか泣けるとか、そのような情報が飛び交っていました。中でも推し層が多かったのが本作で、ブルーレイになったら借りようと思っていたというのが視聴経緯です。ちなみに、テレビ版は見ていません。
本作は、{netabare}幼くして両親を事故で失ってしまった主人公(おっこ)が、事故を契機に見えるようになった少年(ウリ坊)や少女(美陽)の幽霊に影響されながら、祖母がおかみを務める旅館を継ぐために「若おかみ」として、お客様のために努力をしていくストーリーで、事故のショックに立ち向かいながら、それを乗り越えていく姿は心を動かされるものがありました。特に、中盤の占い師さんとのドライブで呼吸が苦しくなってしまうシーンは迫力がありましたね(占い師さんとの関係の築き方は良かったです)。
最後は冒頭にあった舞踊で締めくくり、また、幽霊も見えなくなるという形で、魔女の宅急便のような主人公の成長を表現しており、その点に魅力のある作品ではないでしょうか。
一方、「さよ朝」と比較してしまったこともあるかもしれませんが、情感面では涙腺を刺激されるシーンはあったものの、両親を事故で亡くすという前提があるので、そりゃあ泣けるよね、と思ってしまった面は否めません。
また、死線を彷徨ったから幽霊が見えるという設定は不問としても、ウリ坊は祖母との関係が明らかになっただけで祖母がその現在の存在を知ることはなく、美陽も、妹がその現在の存在を知ることはなく、鈴鬼だけはなぜか現実世界に影響を与えることができ(スイーツを食べてしまう等。姿は他の人間には見えないんですよね?)、他の霊が登場することはなく、この設定を活かし切れてはいなかったことなど、リアリティ面でマイナスに感じてしまったことはもったいなかったです。
あとは、評価が分かれるところかもしれませんが、最後の両親の死亡事故に関係したお客とのやり取りは腑に落ちなかったです。過去を乗り越えるおっこは健気ですが、小学6年生ということを考えると聖人すぎることと、お客の立場になってみると安息を求めての旅行で事故のことは考えたくないのが正直な気持ちだと思うので、そこを配慮すれば逆に宿泊してもらうことはないのではないか? と思いました。{/netabare}
結果の評価はちょっと感動できる並作~良作というあたり。もちろん、絶賛意見も多いので、個人的な趣向に合う合わないの差があるだろうと思いますが、興味のある方はご視聴をおすすめします。
(参考評価:3.7)
(視聴2020.2)
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
シワーる さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
不慮の事故で両親を失った「おっこ」が、お婆ちゃんの宿で若おかみとして成長するという話。
作画は綺麗です。しかし、コンピュータで形成しました感があって、その点はもうすこしアナログ感を基調にしてコンピュータ感を消してほしかった。コンピュータの使用を否定しているんじゃなくて、それを感じさせないように作ってほしかったな、と。
おっこが、両親があたかも生きているような夢・幻想を見るシーンなどは思わずウルッとしました。おっこにだけ見える物たちとの別れ、そして最後に出てくる客の一家、など感情を揺さぶる作品です。
ただし、人は商売や接客を拒否する権利を有する、と私は信じているので、最後に出てくる客を受け入れるのを美談のように提示するのが引っかかりました。誰もこばまないという考え自体はわかりますけどね。
全体としてはよく出来たアニメだと思います。
TaroTanaka さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
{netabare}両親を交通事故で亡くした{/netabare}主人公のおっこが、祖母の旅館に引き取られ、旅館の若おかみとして頑張るお話。
小説やコミックやTVアニメ版もあるみたいですが、この劇場版が初視聴です。
ちょっと子供向けの雰囲気があるけど、なにより主人公のおっこが明るくて前向きで、見ててすごく気持ちがいいです。
悲しいことがあってもめげないで何事にも一生懸命なおっこってすごいなあと思って見てました。
でも・・ {netabare}車の助手席に乗ったおっこが、事故のフラッシュバックで息が苦しくなったり、旅館に泊まりに来たお客に、あの事故の相手がいて、取り乱し涙を流す場面を見て、辛い気持ちを抑え込みながらも明るく振る舞ってたんだなあと、おっこの気持ちを考えると、うるっとしてしまいました。。{/netabare}
そしてラスト。{netabare}事故の相手がおっこに気を使い、別の旅館に泊まるというのをおっこが、涙を浮かべながら、私はここの春の屋の若おかみです、と言うシーンを見て涙が出てしまいました。。おっこちゃんは強いなあ。{/netabare}
幽霊のウリ坊やミヨちゃん、同級生で同じく旅館の若おかみの真月など、周りのキャラもいい感じでした。
BLEU62 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
TV版も見ましたが、こちらのほうが良かったです。キャラデザインとかちょっと濃すぎるイメージだったんですが、背景の色彩などにマッチしていました。
ストーリーもうまく練られていて、時間内で見事に完結していました。
表題が子供向けな印象を与えてしまいがちですが、全世代で見ていただきたい良作です。
Jun さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
フウ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
頑張って見る蔵 さんの感想・評価
3.9
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
交通事故で両親を亡くしたおっこちゃん、旅館を営むおばあちゃんに引き取られるところから始まる話。
瀕死の体験をキッカケに幽霊が見えるようになり、みよちゃんとうりぼーという2人の幽霊と友達になる。
両親を亡くしたばかりのころのおっこちゃんがあまりにも元気すぎるのが気持ち悪い気がしたけれど、両親が死んだところを受け止めきれなかったのだろうな。
と思う描写もあって、最後までみると気持ちがうるってきました。
だんだん旅館のお仕事と環境が好きになっていくおっこちゃんの健気で前向きな姿。完璧すぎるけど、とても良いお話でした。
子供向けだとは思いますが大人でも全然、というかかなり楽しめます。
鸐 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
テレビ版と原作は触ってません。
以下ネタバレ内に推測上のテレビ版との比較を入れています。
(こんな状態で語るのはおこがましいと思いますが、あにこれに劇場版の感想書いてる人が少ないので一応記載させていただきます。勘違いしている部分があったらその都度指摘してください。詳細を書いてくれる人が現れたら消しますので参考程度で)
{netabare}1スタッフが違う
脚本もキャラデザも監督も違います。つまりはTV版のつぎはぎ総集編ではないということが言えます。
2原作は同じ
オリジナルエピソードではなさそうなので、エピソードの被りはあるかもしれません。
3視点を変えている
これでしょうね。テレビ版は織子が若女将として仕事をする中で、様々な困難に挑み、失敗しながら少しずつ成長していくお話がメインなのかな?{/netabare}
映画版は両親を亡くした織子のトラウマを少しずつ克服して行くところを中心に描いています。
これよりネタバレを含む感想{netabare}
家族との幸せな時間…両親との別れは突然に訪れます。
反対車線に飛び出したトラックに突っ込まれた乗用車。数分前まで会話をしていた両親が亡くなるのを目撃した織子はいったいどれほどのショックを味わったでしょう。
しかし、描かれたのは落ち込んだ様子の無い織子。
おそらくいつもやっているように誰も居ない我が家に挨拶をして離れ、引き取り先の祖母のもとへ向かいます。
移動中は特に両親の話題に触れず夏休みの間だけ親戚の家にお泊りに行くただの女の子のよう。
勿論徐々に両親について話題が出てきますが、
最初は「お父さんとお母さんは生きてる気がする」と言っていました。
幽霊がみれたことも一因なのでしょうか。
現実に目を向けられていない織子。仲居さんが気の毒そうな表情を浮かべますが、織子は気にする様子がありません。
そんな中、母を失ったばかりだという親子が旅館に泊まることとなり、時にお客さんと言い争いになりながらも、親身になってもてなしてゆく織子。
最初はやり場のない怒りを織子にぶつけていた同じくらいの年の子は、織子のやさしさにふれ、たまらず泣いてしまいます。
このあかねという子が布団に潜り込んで泣いてたところは印象深いシーンの一つです。
おそらくあかねさんは同い年の織子が両親を亡くしながらも強く正しく生きているのをみて、恥ずかしさ少々、自分に尽くしてくれたことで愛情を感じ安心して堰をきったのでしょう。
ひとしきり泣いて気持ちに整理をつけたあかねさんは、登場直後のひねくれた感じではなく素直で優しそうな子に変わりました。
続いて登場したのは恋人と別れた直後のお姉さんなお客さん。
織子と意気投合し、織子をドライブに誘いますが、事故のトラウマで震えが出て呼吸も大きく乱してしまいます。
最初は大丈夫でもちょっとした拍子でトラウマが呼び出されてしまう様子は、震災の体験談などで聞いたことがあります。
物語に関わりのないちょっとした仕草ですが、これによって物語のディティールがより細かくなったように感じます。
そして、心の支えにしていた幽霊が徐々に見えなくなっている織子。両親が死んだことも理解できるようになり急に孤独を感じるようになります。
織子役の小林星蘭さんの「置いていかないで!」と泣き崩れる演技、真に迫っていて織子が気の毒に思えて非常に胸が苦しくなりました。
一時自暴自棄になり飛び出す織子にハラハラ。
しかし、これまでの若女将の経験でいつの間にか大人になっていた織子、
事故で正面衝突をした張本人を前に、「私は関織子ではなく春の屋の若女将おっこです(どうぞくつろいでいってください)」と伝えます。
この時の織子がもう、どうしてこの娘はこんなにも逞しいのだろうか。まだまだ小学生だというのに…こんな良い子が…と、我が子の成長を見守る親の気持ちといいますか、そのような感じで胸がいっぱいです。
冷静になれば、菩薩か!と突っ込みを入れたくなるところかもしれませんが、そんな気分にはとてもなれませんでした。{/netabare}
物語の展開はほんとファンタジーです。しかし映像や見せ方のディティールがリアルなのでドキュメンタリーのように錯覚してしまう節があります。
また、両親の死を使った感動ストーリーに一瞬思えますが、最後まで見るとこの作品が織子の成長を描いたものであることがわかります。
この作品は一言で表すことが非常に難しいです。
変なレッテル貼りになっていないかとドキドキしています。
やはり、実際に見ていただくのが良いでしょう。
そして、それぞれ心に感じたことを自分の中で消化していただくのが良いと思います。
私は私の感想を大切にして、さらに読み込んていきたいです。
アルキハイネン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
児童文学作品ですが大人が観た方がより突き刺さりますよ
Tom さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
MLK さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
☆制作スタッフ
▼原作:青い鳥文庫(講談社)
▼原作者:令丈ヒロ子
▼アニメーション制作:DLE、マッドハウス
▼話数:劇場版94分{netabare}
▼監督:高坂希太郎
・実績
(監督)
『CLOVER』『茄子 アンダルシアの夏』『茄子 スーツケースの渡り鳥』
▼脚本:吉田玲子
・実績
(シリーズ構成/脚本)
『カスミンシリーズ』『マリア様がみてる 』『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』『のんのんびよりシリーズ』他多数
▼音楽関係
主題歌:「また明日」
▼CAST(略)
テレビ版に掲載{/netabare}
☆エピローグ
冗談抜きに酷評します。
劇場版のみの方、テレビ版と劇場版、原作既読と劇場版と様々な立場があると思いますが、私はテレビ版視聴済みの立場でレビューをします。
なお、閲覧の際、本レビューでは、本作ファンの方々の気分を害する可能性があることを特記します。
原作未読
テレビ版視聴済
【本文】{netabare}
辛辣なレビューになるから、本作の劇場公開が終了したタイミングで書くことにした。
先にテレビ版をレビューするか迷ったが、圧倒的に出来が良いテレビ版のレビューより、問題の多い劇場版からレビューすることとする。
タイトルの意味はそういう事である。
テレビ版を視聴した者の立場として素朴に「これ、劇場版《製作》する必要があったのか?」である。
テレビ版の後半クールのEDは劇場版のカットシーンで、劇場版鑑賞に来て下さいアピールが見え見えだったことからも、本作はテレビ版既視聴者をメインターゲットにしているのだろう。
ま、それでも内容が伴えばそれで良しだが、あっさりと言えば劇場版はテレビ版のダイジェストで横手さんの脚本を吉田さんが書き直したようなものだ。
それでも宣伝効果で前評判が高く、連休中の公開初日から数日は確かに休みも続き客入りも良かったそうである。
しかし、その後は失速し、興行成績向上のために有名監督や評論家を動員しての鑑賞批評をネット媒体やマスメディアでキャンペーンを張ったのも、一般鑑賞レビューが増えるに従いテレビ版と差異がないことが世間に周知されるとともに、テレビ版と変わらないなら劇場版の鑑賞は別にしなくてもいいな、となりつつある傾向に製作側が危機感を抱いたからだろう。
それを裏付けるかのように、他のサイトではステマ的なレビューすら散見された。
一部の劇場では公開延長があるようだが、マスコミが宣伝するように人気が高いのが理由ではないだろう。
私が鑑賞したシネマで本作は一番小さい劇場割り当てであり、かつ、公開最終日前日にも関わらず、客入りは良く見積もっても6割程度。
子供客で確認したのは1人だけ。
後は私のようなオヤジばかりの『ガルパン』と似たような客層だw
つまり、フェイクニュースを垂れ流してまで興行実績を残すことに必死なのが本作の現実ではなかろうか。
劇場版とテレビ版の大きな相違は、①交通事故のシーンとテレビ版第1話「おっこ」が旅立つカットシーンの追加②「ウリ坊」登場シーンの変更③美陽登場シーンの変更④「おっこ」の両親を殺した加害者運転手家族が「春の屋」へ宿泊したハプニングエピソードの追加⑤神楽の舞子をきっかけに「ウリ坊」「美陽」「鈴鬼」との別れを示唆するシーンの追加⑥両親との回想シーンの追加⑦「ウリ坊」と「みねこ」(祖母)のエピソード追加拡大といったところだ。
【各論】
<物語の批判点>
(1)前述のとおり、テレビ版視聴前提であれば②を除き「美陽」や「鈴鬼」の登場シーンを焼き直して尺を浪費する必要はなかった。そのまま「春の屋」の幽霊として登場させればいいし、テレビ版未視聴者でもさして不思議とは思わないだろう。
(2)②の「ウリ坊」の登場シーン変更だが、おっこが事故にあった瞬間ウリ坊が救出した設定としている。
その後の物語の展開を考えると「ウリ坊」が「おっこ」の両親を殺して、おっこを春の屋へおびき寄せた「悪霊」ようにも見えてしまう、かなり、疑問を抱いた設定変更だった。
なお、⑦は「ウリ坊」が「春の屋」の地縛霊となった経緯のエピソードであるが、さして尺も浪費しておらず「みねこ」のCVに花澤さんを起用し、ファン層の拡大という意味からも設定すること自体はストーリーの大局上、毒にはならない。
(3)③だが、妹を庇う姉としての登場が劇場版、「秋好旅館」に居場所が無くて「春の屋」に悪戯しに来ていたのがテレビ版、劇場版は「おっこ」と「真月」の出会いと合わせて登場シーンを設定し直しているが、前述のとおり物語に大きな影響を与える準主役の「ウリ坊」と立場が違う「美陽」の登場シーン変更ため態々尺を取る必要はないし「美陽」の境遇を考えるとテレビ版の方が共感する。
寧ろ、劇場版でイメージまで変更する必要はないキャラなのだ。
(4)⑥の演出にも関わらず、両親を失った「おっこ」の子供らしい感情発露の心理描写はテレビ版の方が遥かに丁寧であり上手だった。
劇場版では回想シーンを増やしたにも関わらず、テレビ版より劣ったのは、回想シーンのカット映像と他のエピソードとのジョイントの意味付けが希薄であり、結果、共感に至らなかったこと。
テレビ版のように「おっこ」の心理描写は派手な事故アクションや両親との思い出カット挿入ではなく、独立した尺を取り丁寧に描写をするべきだった。
(5)①の事故シーンだが、作画に関しては迫力があった。
しかし、このシーンの挿入は微妙であり、子供が鑑賞する想定ならショックが強すぎる。
もう少し和らげるか、子供には理解し難くても、続く電車内でハシャグ親子を窓の反射で間接的に眺め、悲しみを堪える「おっこ」の心理描写のメタファーと事故を繋げるメタファー演出と後の④のエピソードとオーバーラップするように繋げた方が作品の「品」が断然向上する。
(6)「真月」のキャラを立て過ぎている。
テレビ版でもやり過ぎではないかと思っていたが、劇場版ではよいよ…?(苦笑)である。
テレビ版では小学生らしい描写があったから救いもあったが、劇場版では彼女の部屋の描写を含め小学生が「哲学」に達観するなど、ほとんどギャグに等しい設定だ。
このため同じクラスメートの「おっこ」とのギャップが更に激しくなり興醒めした。
更にキャラデザがテレビ版以上にデフォルメされたプリキュア状態で見るに耐えなかった。
(7)「真月」もだが「美陽」のデフォルメも激しかった。ただでさえ本作の子供キャラは子供の視聴を前提としたデフォルメ系である。
確かに劇場版では背景美術に拘っただけあって素晴らしい出来だ。
しかし、逆に子供キャラがデフォルメされ過ぎていて、折角の素晴らしい背景に対し著しく浮いてしまうのだ。
『ゆるキャン△』のレビューでも述べたが、作品とは総合的な観点で評価されるものである。
キャラデザの性質を考慮せずに、背景に力を入れても徒労ではないのか。
自動車の精密描写も含めて作品の基軸ではなく傍系に拘っても、単に演出の自己満足にしか見えないのだ。
(8)テレビ版と同じエピソードを劇場版でやる必要性を感じない。
特に「あかね」と「おっこ」のやり取りはテレビ版第2話横手脚本、劇場版吉田脚本と明確に分かれるシーン。
だが「あかね」に説教する「おっこ」に説得力があるのは断然テレビ版である。
何故かというと、テレビ版では「あかね」への説教の以前に両親を亡くした「おっこ」の子供らしい素直な悲しみの感情表現が伏線として丁寧に描写されていたが、劇場版ではこの部分が圧縮され「おっこ」は両親を亡くしたという事実のみで、父親が健在で母親を亡くした「あかね」に説教を垂れただけの説得力の片鱗もない描写になってしまっている。
演出や脚本が「(4)」で述べたような「おっこ」の心理描写は既に済んでいるとしたのか、はたまた、テレビ版を視聴したのであれば深い説明が要らないと判断したのか定かではないが、その程度の描写なら「あかね」のエピソードの意味はなく不要であったし、尺の無駄遣いだ。
(9)これは批判というよりも疑問に近い。
⑤のシーンは本作の「完」を連想させるのだが、劇場版では曖昧な形「暗喩」で表現されている。
テレビ版の最終回を視聴した限りでは2期もあり得る終わり方であり、ネタバレになりかねない⑤のシーンは本当に必要だったのか?
テレビ版の2期はありません!劇場版でシメます!という製作ポリシーがない限り、やってはいけないシーンであったのではなかろうか。
喉にモノがつかえたような後味の悪さである。
(10)「グローリー」とのエピソードも焼き直しでありほとんど必要がない。これも「グローリー」の紹介程度にして、既に「おっこ」とは信頼関係が構築されている前提で劇場版のストーリーを立てれば良かったのだ。
このエピソードを冗長化させたのは、背景に拘った動機と同様に「ポルシェ911タルガ4」の3Dモデリングを観客に自慢したかった演出の自己満足にしか見えないし、本当にポルシェのステマ?wかと思うほどこれだけは良く出来ていた。(ステマをしなくても売れる有名なスポーツカーだけどねw)
本エピソードは物語がもうダメだと考えていた頃なので、ポルシェばかり見入っていた。
欲しくても買えないからねw
それにしても、本作のスタッフは相当カーマニアなのだろう。
現代では非現実的なT型フォードや初代クラウンが現役で花の湯温泉街を走り回っている。
「おっこ」の学校も木造校舎で現代では非現実的なのだが、クラッシックカーも遊び心のあるファンタジーとして許容は出来る。
しかし、ポルシェをあれだけ精密なモデリングとするなら、フォードやクラウンもポルシェと同等の精密モデリングとするべきであり、中途半端である。
以下はどうでもいいことだが、和の風景に合わせたオープンカーなら、マツダロードスターや絶版ではあるがホンダS2000など、国産の名車をプロップとして採用するのもアリではないかな。
「グローリー」のブルジョア生活を強調するのなら、ホンダNSX(23,700,000円)レクサスLFA(37,500,000円)という手もあるし、本作は子供が対象なのだから、我が国の工業技術の結晶である国産高級スポーツカーを採用し、将来の日本を担う子供達にモノ作りの夢を託す配慮があっても良かったと思う。
因みに、本作に登場するポルシェ911タルガ4だが、外観で分かる範囲で推測してみると、LEDヘッドライトが標準装備であるからグレードはGTSで21,540,000円。
ブレーキキャリパーがイエローであるから、オプションのセラミックコンポジットブレーキ(1,545,000円)がプラスされる。
<物語で評価される点>
残念ながら本当に少ない。
(1)ポルシェに乗って買い物に出かけた「おっこ」が事故の記憶を思い出しPTSD症状を起こした点。
これが、批判点(5)で述べた事故のメタファーだが、折角こういう名演出があるのに作品全体の軸として繋げきれていないのである。
(2)④はテレビ版にはないエピソード。
加害者一家が春の屋に泊まったシンクロニシティと、両親を殺した加害者を知った「おっこ」が両親との死別を乗り越えて花の湯での新たなスタートを誓い、明るく前向きに生きようとしていた矢先の実に残酷なシーンだ。
「おっこ」の複雑に絡み合った、いたたまれない心理描写は見事であった。
劇場版では実質吉田オリジナル脚本はここだけだが、流石、吉田脚本だと感じたシーンである。
(★は一個0.5点)
物語
★★★★★☆☆☆☆☆2.5
(各論のとおり。)
キャラ
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(デフォルメ減点有り。)
音楽
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(劇伴はまあまあだが、劇場のサウンドシステムを活かしているとは言い難い。主題歌は記憶に残らなかった。)
作画
★★★★★★☆☆☆☆3.5
(各論のとおり。)
声優
★★★★★★★★☆☆4.0
(テレビ版と一部キャスト変更があるが、大局には影響を与えていない。)
【雑感】
本作は原作も素晴らしく、また、テレビ版は良い出来で一定の評価ができるのに何故こうなったのか不思議でたまらない。
問題の核心はテレビ版を焼き直したプロットにあるのだろうか。
その責任が何処に起因するかと推測するとき、DLEやマッドハウスをはじめ製作委員会が制作に相当関与したと思われる。
おそらく、製作委員会で企画したプロットありきで、コンテと脚本を仕上げた結果が本作ではなかろうか。
つまり、監督も脚本もほとんど関与出来ない次元でプロットが決定している可能性が高いのだ。
原作ではテレビ版以外のエピソードもあるはずだが、テレビ版のエピソードを多用したところをみると、芸術的判断よりも政治的判断が濃い印象を受ける。
国内のファン向けであれば、テレビ版のエピソードよりも劇場版オリジナルの④のエピソードを軸に、テレビ版では触れられていない「おっこ」と両親の平和で心温まる日常、つまり前日譚にも尺をしっかり取り、天国と地獄の如く不幸のどん底に落ちた「おっこ」をより強調することと、若おかみ修業を通して悲嘆から立ち直り成長していく「おっこ」の成長物語とすることが出来たし、脚本吉田さんの起用はこのようなオリジナル性があってこそ生きるのだ。
純粋に芸術的視点で作品を作り込むのなら、テレビ版に左右されず、一からプロットを考えるはずであるが、本作はそういう構成にはなってはおらず、国内のファン向けではなく「アヌシー国際アニメーション映画祭出品」審査員向け作品と考えるのが妥当かもしれない。
審査員は恐らくテレビ版を観てはいないだろうから、相応の評価は受けるだろう。
本作ファンの一人として、可能であれば、マッドハウスのエースいしづか監督を起用し、吉田さんとコンビで作品を作り直してもらいたい気持ちだ。
高坂監督はマッドハウスで活躍し、ジブリ作品も参加経験が多く『風立ちぬ』の作監も務めた有名なアニメーターではあるが、業界キャリアに対して監督経験はそう多くないし、テレビ版のマッドハウス増原監督やDLEの谷東監督とは違いフリーだ。
この状況で劇場版の監督を依頼された経緯を考えてみると、公開されている事情の他、本作はアヌシー祭出品に向けて、カンヌ経験があり、ジブリ作品を手がけていることから国際的に名の通る監督の起用が政治的に必要であったのだろう。
なお、公式の高坂監督コメントに、本作はマルクスの世界観【下部構造が上部構造を規定する】で表現したとのコメントがあるが、本作を鑑賞した限り、テレビ版のシーン流用で独自性発揮の制約もあるし、また、演説でもない限り94分程度の映像では弁証法的唯物論のフル展開は厳しいだろう。
穿った見方をすれば小学生が労働する様は『蟹工船』的とも言えるが、本作はプロレタリアの悲惨さを強調し階級闘争を求めたものではないことは皆様御承知のとおり。
また、実際、本作はそのような組み立てにもなっていない。
ゆえに、誰かが本作を高く評価したといっても、それはコミュニズムへの感化とは無縁の出来事であると、あえて釘を刺しておく。
ま、あのコメントは当然好ましくはないが、監督本人の思想がマルキシズムに立脚しているという程度の意味だろうから。{/netabare}
率直に本音を述べれば、本作を鑑賞した後の気分は詐欺にあったときと似たような感覚だった。
テレビ版を視聴済みなら、あえて1,500円を支払い鑑賞に行く必要は感じられないし、いずれ「Amazonプライム・ビデオ」にエントリーされるだろうから、それを待って視聴しても良いと思う。
てっく さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ふらっと唐突に映画館へ行きたくなり視聴。
原作を知らなかったので、タイトルと立ち絵を見た時には『大人が一人で観ても良いやつなのかな?』と思いましたが、公開されてから時間が経った遅い時間帯な事もあり、大人の方々が数名居るだけでした。
<あらすじ>
両親を事故で無くした『おっこ(関織子:小学六年生)』が、祖母が経営する旅館へ引き取られる事になる。
旅館へ到着するなり、おっこには幽霊の男の子『うりぼう』が見え、うりぼうの口車に乗せられる様に旅館で若女将として頑張ってみると言ってしまう。
その他にも、仲良くなる幽霊達やクラスメイトで同じ旅館業を営む『ピンふり(秋野真月)』などともドタバタしながら若女将として奮闘するお話。
原作は知らないですが、ストーリーは違和感なく入って来ましたし、内容も上映時間内で上手くまとめられてる作品だったと思います。
そして何よりも、
『大の大人が映画館である大衆の面前で、ほろっとさせられた事』の自分自身に驚かされました^^;
終盤の展開も、観ている時点で何となく気が付きましたが、それでもウルっとさせられたという事は、それだけ“おっこ”の頑張りが素敵なお話だったんだと思います。
可愛らしくも悲しく、でもステキな暖かい作品でした☆
ハルヒ激love35 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
劇場で視聴してきました。印象としては花咲くいろはと花田少年史を足して2で割ったような話でした。でもTwitterで新海誠さんが褒めてたのも納得で、結論めちゃくちゃ良かったです。
小学生という年齢ながら事故で両親を失った主人公おっこちゃん、そんなある日お婆ちゃんのやっている旅館で若おかみとして働くことになって話が展開していきます。また事故で死を経験しかけてしまって幽霊が見えてしまって会話ができるんですが、幽霊たちも皆キャラが良くて、おっこを見守ってサポートしてくれる重要な立ち位置でしたね。たまにイタズラしますがwww
この辺は花田少年史まんまでしたね。理由は違えど旅館で働く女の子の主人公ってのも花咲くいろはを彷彿させてくれました。2つとも名作なので、私としては嬉しい限りな設定でした。
両親を亡くしていることに屈せず、旅館の仕事を覚えて接客おもてなしをしたり掃除をしたり、笑顔でふるまっている様は見ているこちらも元気をもらいますし、おっこちゃんの心の強さに見ていて涙腺を刺激されます。
お客さんで登場した占い師のグローリーお姉さん、この人が1番良い味だしていて素晴らしい立ち位置で惚れ惚れしました。
ARIAやカレイドスター、花咲くいろはやSHIROBAKO、魔女の宅急便もそうですが、主人公の女の子が何か生きがいを持ち成長していくようなストーリー大好きです。
2018年下半期、アニメ映画で1番元気をもらえた作品でした。
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
話題になっていたので視聴しましたが、正直個人的には普通のアニメでした。
まず、主人公のおっこが、「この世界の片隅に」のすずさん以上に大人に都合の良い感じの若者像であり、リアリティのかけらもありません。
冒頭で事故で両親を失って頼りになるのは自分自身というのは良いですが、日々の心の葛藤が本当に描かれない。このくらいの年頃なら、遊びに行きたいとか、彼氏がほしいとか、やりたいことができないとか、いろいろあるものですがそういったことには目も呉れず働きます。
健気で良いという意見もありますでしょうが、僕は全くの逆です。そういった日々の葛藤が人間を写すのであり「真実」だと思っているので、「君の名は」でも思ったことですが人間の深堀ができていない。
人は見た目以上に実際は悩んでいるし、言いたいことは言えないし、我慢していると思うのですが。。。最近のアニメの登場人物には本当にそういったことがありません。
果たしてこれで本当にいいのでしょうか。。。。
褐色の猪 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
脚本:吉田玲子氏、監督:高坂希太郎氏との事
吉田氏は昨今多くの人気作に名前を連ねてますが、
高坂氏はあの秀作「茄子・アンダルシアの夏」以来15年ぶりの監督就任。
驚く程重いプロット、背筋が瞬ゾクッとす表情描写、
感情表現、動作写実、構図等細部への拘り、
光容けるもの影を成し、光返すもの写し有り、
高畑勲氏と二人三脚で「セロ弾きのゴーシュ」を創り上げた才田俊次氏に師事されていた高坂希太郎氏の面目躍如。
巧さ際立つ大人の為のアニメーション作品という風情、
然し子供と一緒に観られる脚本の妙技。
堪能致しました。
UBvht82268 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
小学生の子供も観られそうだったのと近場の映画館では10月18日までということだったので家族3人で観に行きました。
すばらしかったです。私と妻は終盤は涙が止まりませんでした。6歳の子にはまだ早かったのか泣いていないと言っていましたが、たまに笑っていて感動せずとも楽しめたようです。家に帰ってからTVアニメ版をぶっ通しで24話観てしまいました。TV版と比べるとやはり劇場版の方が物語の構成や作画、演出表現などすべて上回っていましたので、TV版をみつつも劇場版をもう一度観たくなってしまいます。
子供が観ても面白いところはありますが、この演出、ストーリー構成は大人でなければ理解できないでしょう。まだ観ていない方はぜひ観に行きましょう。
序盤から何度も"花の湯は誰も拒まず"というような表現がされますが、さすがに最後の来客は残酷すぎるでしょう。すべてを失いかけるおっこの寂しさに共感し、涙なしでは観られませんが、それを乗り越えるおっこの強さと優しさ、包容力にはさらに涙腺崩壊してしまいます。
所々に現れる、演出やカットのみの感情表現、状況表現は本当に素晴らしいです。こういった表現はTVアニメ版には見られなかったのでクリエイターの方々の力の入れように感心するばかりでした。
色んな来客とストーリーが1時間半に詰め込まれていますが、流れと間には無理がなく自然なので、ダイジェスト感は全くありません。本当にうまくまとめきったと思います。
キャラについてはすべてのキャラが愛しいです。女将もライバルの女の子も幽霊も来客もみんなが愛しいです。
妻が「旅館に行きたいね」と言っていましたが、観終わったあとは花の屋のような旅館に泊まってゆっくりしたくなります。
素晴らしい作品なのでいずれTVでも放送されるでしょうが、BD/DVDが発売されたら必ず購入します。
吠舞羅 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
まずは全体を通して、僕は一見する価値のある作品だと思いました。
アニメ版を見ていないので前情報は、水樹奈々さんが小学生役で声優を務めているということだけでしたが、それにゆえに声優さんへの偏見もなく、作品に感情移入し、感動することができました。
細かく評価させていただきます。
物語について、詳細はネタバレになるため省きますが、タイトルロゴやキャラデザからは想像しないほどの濃さでした。正直見る前は、なんとなく高をくくっていたのですが、ふと気が付けば引き込まれていて、感情を揺さぶられ、涙を流してしまいました。意外性ナンバーワンだと思います。
小学生ゆえの恐怖の感じ方や、感情の動き、葛藤までもがストーリーのスパイスになっていて、一見の価値はあると思います。
作画については、僕の個人的な好みになってしまいますが、もっと現代的な作画でもよかったような気がします。この作品はこの作画だからこそ、この味がでているという風にも感じていたので、評価をしないという意味での3.0としました。
声優さんについては賛否両論あると思いますが、僕は4.0と評価しました。
理由は、やっぱり水樹奈々さんが一番ですが、子役(?)の小林星蘭ちゃんの演技もあります。小林星蘭ちゃんではなく、プロの声優さんだったらもっと演技力も表現力も出るかもしれませんが、僕はプロの声優さんではこの感動を味わうことはできなかったと思っています。
おっこは、事情で若おかみとしての仕事を手伝うことになるわけですが、この時の心情や、声のトーン、印象、とまどいは、小林星蘭ちゃんのように小学生や中学生の方をキャスティングしたからこそリアリティが出たのだと思いました。
確かに、ほかの声優さんには、小松未可子さんから水樹奈々さん、そして山寺宏一さんまで年齢層も広ければ、経験されている量もけた違いですから、小林星蘭ちゃんではなくほかの声優さんを。という声もわからなくはないですけどね。
音楽も評価しないという意味の3.0なのですが、これにはまた違う理由があります。
まず、BGMについてだけで考えるなら、ほぼ満点だと思います。
小学生という主人公に感情移入できたのは、BGMの影響がどうしたって大きいですからね。
問題は主題歌です。
正直、印象がありません。
エンドロールまでちゃんと見終えていたはずなのに、印象がありません。僕は基本的に主題歌も意識して聞いているのですが、この作品は、後から主題歌をイメージしにくかったです。もしかしたら、ストーリーにひかれていて、忘れてしまっているだけなのかもしれません。
逆に悪い印象も抱きませんでした。なので主題歌は3.0として、評価できない部分があったので、音楽の総合評価を3.0とさせていただきました。
キャラは最近のアニメを見ていると、古臭いデザインに、性格だと感じるひとも少なくないと思いますが、この作品には、このキャラたちがベストマッチしていたと思います。
特に、主人公がやたら変に驚くとか、小学校に馬鹿みたいに派手な貴族っぽいキャラが出てくるとか、金髪ツインテールの幼女キャラとか、言い出したら全員上げてしまいそうです。ちょっと懐かしい感じがとてもよかったです。
0.5を引いた理由は、占い師のお姉さんの名前が、個人的にもう少しまともな名前にしてほしいと思ったので減点させていただきました。
タイトルロゴやポスターからは想像できないほどの感動で、一見すると子供向けの作品のようですが、決してそんなことはありませんでした。実際劇場内には子供はいませんでしたし……それはそれで問題な気がしますが。笑
ぜひとも一度見ていただきたいです。
2010sw さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
エピソードは多めだけど
テンポ良くまとめているなーという印象。
それは、事務的にということではなくて、
重いテーマが、深く沈む前に駆け抜けていくという感じ。
そしてしっかりあとから効いてくる。
おそらくきっと、何かある度に、
おっこの姿が力になるかもしれない。
子供達にも大人にも。
そんなところが、このシリーズの人気の
ポイントなんじゃないだろうか。
それから背景や演出に、さまざまな仕掛けが・・
これは初見では、網羅しきれない。
教室の後ろの習字作品とか・・
添削までしてあったり・・
そのうち誰かが解説してくれると思う。
それもまた楽しみだ。
出張のときはいつもビジネスホテルだけど
たまにゃ旅館も試してみるかな・・
2018年秋、
これまた優しさ溢れる1本でした。
fuushin さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
普段は、事前情報を入れずに劇場に行くのですが、
今回は、かつてなく半分青い気分での鑑賞でした。
それに、大方のお客さんは女子小・中学生でしょ。
りぼん、キラピチ、ニコ☆プチ、JSガールの世界。
ブルーなんだけど、ピンキーな空気感にたっぷり包まれてきました。♡
こほん、さて、と。
第一印象は、起承転結の脚本がしっかりとしていることです。
それでいて、12歳前後の知識なら十分に理解できることです。
12歳のあどけなさと、若おかみの初々しさがあいまって
エピソード毎に、視聴者の心をぎゅうっと鷲摑みにしてきます。
あたかも、おっこと花の湯温泉を縦横無尽に走り回るようです。
だからでしょうか。ウリ坊、美夜ちゃん、鈴鬼くん、真月さんにも
ぐっと親近感が増してくるし、頼りにしたくもなります。
同じ世代、似た境遇の女の子は、夢が膨らむでしょうね。
支えてもらえれば、私もがんばっていける!って、
きっとそう思えるはず。
寂しい子は、{netabare} みんな春の屋に来ちゃえばいい!
ユーレイだって、鬼だって、独りぼっちは寂しいんだ。
いっしょのほうが、寂しくないもんね! {/netabare}
とは、おっこのことば。
誰とでも、つながれるきっかけが作れるおっこの秘密は、
若おかみとしての責任感。でも、それは寂しさの裏返し。
おっこの心理描写は、視聴者の年齢層に合わせてあって
そんなに深めてはないけれど、そこがいいなと思います。
大人なら、悔恨とか未練とかいう言葉で、思いを切り分けて
ゆっくりじんわり、収斂させていくのかもしれないけれど、
おっこには、そんなテクニックは、まだ難しいでしょうね。
だから、おっこは、グッと踏ん張って、いつだって全力疾走。
言葉と気持ちと行動が、いつも一緒なのがおっこの持ち味。
そこがいいんだと思います。
物語は、おっこの春の屋に、3組のお客さんがやってくるんです。
あかねさん。
水領(すいりょう)さん。
木瀬さん。
このお客さんのエピソードが、程よいアクセントになっています。
おっこの喜怒哀楽が詰まった、春の屋ならでは深い味つけです。
おっこが若おかみになってから、一番変わったのって、
ご両親と自分だけで100%だったときとは違っていて
お客様といろんな人たちも加えて、100%になっているってことなんじゃないかな。
それはつまり、おっこの時間の密度が濃くなったっていうことなんじゃないかな。
おっこは、余裕もなにもなくってぶっつけ本番の毎日だし、
ドタバタでおっちょこちょいなんだけれど、
ウリ坊や美陽ちゃんや鈴鬼くん、そして真月さんが
いっしょうけんめいにサポートしてくれるおかげで、
若おかみの振る舞いの中に、余裕が生まれてきたみたい。
それって、ゆとりってことだよね。
気持ちにゆとりが生まれれば、あせりのかわりに伸びしろができる。
伸びしろが生まれたら、少しだけ先が見えてくる。楽しく思えてくる。
そうしたおっこのポテンシャルって、たぶんもっと高くって、
同じ世代の、千尋やシータやキキが隣にいても、負けてない。
いい雰囲気でやれてるんじゃないかなって夢見てしまいます。
私が一番うれしかったのは、おっこが {netabare} 真月さんと神楽を舞ったこと。
そこに、{netabare} ウリ坊と美夜ちゃんも一緒に舞うことが{/netabare} できたこと。
本当に、美しくて、喜びに満ち溢れているような神楽舞 {/netabare} でした。
わずか数分の神楽舞の場面なのですが、私には一番印象的で、お気に入り。大好きなシーンになりました。
若おかみは小学生!って、TV放送で知った人が多いと思うんだけど、(わたしもその口なんですけどね)
ちょっと調べてみたら、凄いことになっていました。
小学中級から、青い鳥文庫(全20巻。300万部超の大ベストセラー)
同じ文庫版は、電子版としても配信中。
一般向けで、講談社文庫。(これがアニメ映画の劇場版原作)。
2歳以上で、ゴールド絵本(16ページ)。
6歳から小学校低学年のアニメ絵本(112ページ)。
とまあ、一気呵成の "大人気 児童文学" なんですね。
この作品で、世界に出るなんて、ステキなことだと思います。
いや、本当に子ども向けではありますが、見どころ満載。
飽きることはないと思います。私はとっても満足いたしました。
さぁ、おっこみたいにがんばってみよう!
そんなふうにも思える良作ですよ。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本作が、皆様に愛されますように。
むらさきたましい さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
周囲の方々から強くお勧めされたので、原作もテレビ版も見ない状態で見てkました。
でも、しっかり理解できました。
冒頭であっさり流したなと感じていた主人公おっこの背景が、最後にぶち込まれて、涙が流れてしまいました。
子供向けの絵柄と宣伝文句ですが、子供を持つ親の世代にも十分に心に響く名作だと感じました。
ねごしエイタ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
私は内容的に、これ好きです。声優さんは、極端に上手い人とそこそこの人が、入り混じっていたかの印象もあったです。
温泉旅行の帰り、突然の交通事故で、両親を失い奇跡的?に助かる関 織子(おっこ)から始まるです。{netabare}この出来事は、このアニメの中ほどや、終盤の展開に大きく絡むことになるのです。{/netabare}温泉旅館「春の屋」を営むおばあちゃんに引き取られ、ユーレイのウリ坊と出会う?です。ウリ坊の願いやおばあちゃん、従業員さんの思いを受けて、若おかみを修行することになった、おっこの成長と感動の物語だったです。
虫やヤモリなどを怖がるおっこが、この先やっていけるのか?と始めは思ったです。自分には無理だと思う反面、教えてもらうとしても、旅館の仕事も子供ということもあってか?理解できないように見受けられた感じだったです。
お客様達の出会いから、おっこがお客様に喜んでもらうことの素晴らしさを知り、春の屋の若おかみになることへ生きがい、自覚をしていく過程が良かったです。
その後押しに不可欠だったのが、ウリ坊を始めとする美陽(みよ)、鈴鬼(すずき)といったユーレイの存在も大きかったと思ったです。ウリ坊がいなかったら、おっこは若おかみをしたか?どうか?も分からない気がするです。
あと同級生の真月との対比も見逃せないです。
{netabare}「華の湯温泉は誰も拒まない。どんな人でも受け入れる」この言葉も、この物語のキーワードになるです。{/netabare}
個性的なお客様が多い中で、初めは反発したりもあったです。それをも反省し、小学生とは思えないおもてなしの心で最善を尽くし、どんなお客様にも最後には喜んでもらう光景が良かったです。
時折、夢や記憶?に出てくるおっこの両親とのやりとりも子供らしさ、親の必要性を見た気がするです。
{netabare} お客様のため、最善を尽くしたおっこの前にあの時の真実が、おっこに突きつけられるです。それをも乗り越えて、{/netabare}自分が「私はおっこ、春の屋の若おかみです。」という場面は、感動的だったです。
「お客様にとにかく喜んでもらいただきたい」という一心な思いで、成長していくおっこの姿に感動したです。「おもてなし」とは何なのか?おっこが見せてくれたです。「これでいいのだ!」です。
{netabare}最後の真月とユーレイたちとのシーンも必見です。{/netabare}
薄雪草 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ゆにこん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
モンロー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Mio さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
若おかみは小学生!のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
若おかみは小学生!のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
小学校6年生のおっこ(関 織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館<春の屋>に引き取られることになった。
旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、小鬼の鈴鬼、ライバル旅館の跡取り・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修行を始めることになった。
慣れない若おかみ修行に、毎日失敗の連続…。
「あたしって、全然しっかりしてないじゃん。」
落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに助けられ、一生懸命に接客していくうちに、少しずつ成長していくのだった!(アニメ映画『若おかみは小学生!』のwikipedia・公式サイト等参照)
小林星蘭、松田颯水、水樹奈々、一龍斎春水、一龍斎貞友、てらそままさき、小桜エツコ
原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵) (講談社青い鳥文庫『若おかみは小学生!』シリーズ)、監督:高坂希太郎、脚本:吉田玲子、美術設定:矢内京子、作画監督:廣田俊輔、美術監督:渡邊洋一、色彩設計:中内照美、CG監督:設楽友久、撮影監督:加藤道哉、編集:瀬山武司、音楽:鈴木慶一、音響監督:三間雅文、音響効果:倉橋静男/西佐和子
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2011年春アニメ
突然の夜逃げ、突然の告白、そして突然の別れ――。今までとは違う自分になりたかったという夢は、急に現実となりました。私、松前緒花の平凡な日常は1日にしてドラマチックな展開を迎えたのです。通い慣れた、それでいてあまり愛着のない街を出て、話したことや会ったこともない祖母の元で暮らすので...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2012年7月1日
いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年秋アニメ
あの世とこの世の間にある宿場町に建つ「此花亭」。 ここは神様に仕える狐っ娘たちが働く温泉宿。 期待と緊張で胸をふくらませ「此花亭」へ奉公にやってきた柚。 個性的な先輩たちに迎えられ、仲居修行が始まりました。 ある日、ちょっと頑張り過ぎてしまった柚は、お客様である薬屋さんを転ば...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年10月11日
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。2人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年3月30日
美しい北陸の四季を背景に、祖母の経営する温泉旅館に住み込みで働くことになった東京生まれの女子高生の成長を描いたTVアニメ「花咲くいろは」(2011年4~9月放送)の劇場版。温泉旅館「喜翆荘(きっすいそう)」での住み込み生活にも慣れた松前緒花は、次第に変化していく自分に気づきはじめてい...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年冬アニメ
他人が苦手で、人見知りの小説家・朏 素晴と人に捨てられ、過酷なノラ生活を生き抜いてきた猫。ふとしたきっかけで一人と一匹はいっしょに暮らし始めるが・・・?
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年冬アニメ
舞台は大島。天真爛漫な14歳の少女・一色あかねは発明家の祖父としっかり者の妹と貧しくも、温かな毎日を送っていた。海の向こうに臨める人工島ブルーアイランド。 その中央にそびえ立つのが、世界中のエネルギー問題を解決した画期的な発明“示現エンジン"。 それはみんなが夢見た、平和な未...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1989年春アニメ
中国で修行していた父・早乙女玄馬とその息子・らんまが天道家にやってきた。だがしかし、そこに現れたのは巨大なパンダとかわいい女の子?? 中国での荒行で不思議な体質になった、らんま16歳。日本にやってきたこの日から、次々と登場するライバルたちと戦う日々が始まるのです…
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年春アニメ
社畜の伏原さんが夜中まで会社で仕事をしていると、フロアに「タチサレ~」という不気味な声が鳴り響く…。その声の正体は、小さな幽霊ちゃんだった! 健康のために伏原さんを立ち去らせたい幽霊ちゃんと、幽霊ちゃん可愛さに立ち去りたくない伏原さん。 そんな2人(?)が織りなす、癒され可愛いハ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2002年秋アニメ
近所でも有名な腕白小僧、花田一路は悪戯を叱る母親から逃げようと道路に飛び出し、車にはねられてしまう。頭を9針縫いながらも、奇跡的に助かった一路であったが、これ以降なぜか幽霊が見え会話出来るようになってしまう。そして様々なオバケ達が生前の未練や願いを果たすためにと、自分たちと会話...
ジャンル:Webアニメ
放送時期:2018年12月14日
暗黒の宇宙に希望の新時代を切り開いてきたヴォルトロンは、とうとう最後の敵との戦いへ。全宇宙に永遠の平和をもたらすため、強大な悪との最終決戦が始まる!
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
思春期症候群―― 多感で不安定な思春期だけに起こると噂される、不思議な現象。 たとえばそれは、 梓川咲太の目の前に現れた野生のバニーガール。 彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩だった。 魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映らない。 謎...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。 7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。 死して蠢く、ゾンビによって…… 否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド” 少女たちの願いは、たった一つ。 「私たち、生きたい。」 これは、少女達が起こす奇跡の物語サガ。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
スライム生活、始まりました。 サラリーマン三上悟は気がつくと異世界に転生していた。 ただし、その姿はスライムだった。 魔物種族と仲間となり、獲得したスキルを駆使しながら、 さまざまな問題を解決していくスライム創世記。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
物語の始まりは数⼗後の⻑崎。⽇常の中に⼩さな魔法が残るちょっと不思議な世界。主⼈公の⽉白瞳美は17歳。魔法使い⼀族の末裔。幼い頃に⾊覚を失い、感情の乏しい⼦になった。そんな瞳美の将来を憂えた⼤魔法使いの祖⺟・⽉白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。突然、⾒知らぬ場所に現れとまど...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
「ここは……どこだ……?」 気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。 ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。 そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。 「僕の名前はユー...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」 その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。 冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。 それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった…。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
1993年から放送されたTVシリーズ「電光超人グリッドマン」。 まだパソコンが一般家庭に普及する前に制作された作品にも関わらず、 現代における「インターネット」「コンピューターウイルス」といった概念を先取りした内容で人気を集めた。 そして2018年秋「SSSS.GRIDMAN」が放送決定! アニメ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げら...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
イタリア、ネアポリスに住む青年ジョルノ・ジョバァーナは、 ジョースター家の宿敵・DIOの血を継ぐ息子である。 幼少時代に迫害を受けて荒んでいた彼は、一人のギャングの男を 救った事をきっかけに、「人を信じる」ことを学ぶ。奇妙なことに、 恩義を忘れず、敬意を持って自分に接するギャング...