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「ペンギン・ハイウェイ(アニメ映画)」

総合得点
75.6
感想・評価
269
棚に入れた
1234
ランキング
792
★★★★☆ 3.8 (269)
物語
3.8
作画
4.2
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ペンギン・ハイウェイの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

小学4年生のハイウェイは、甘酸っぱい青春ファンタジー。

原作未読。事前情報は声優陣のみです。

森見氏の独特な世界観・作風は個人的は好きなので、本作も楽しみにしていました。
第一印象は、絵に面白みがあって、十分に美しかったです。作画も含めてしっかり楽しめました。

奇しくも、7月公開の「未来のミライ」の、くんちゃんと、8月公開の本作の、アオヤマくんとは、意外と似通っているな〜って思いました。

キーワードは、"年齢に沿った心の発達模様" です。

くんちゃんは、4歳の発達段階の課題でもある、{netabare}"ミライちゃんの存在を家族(集団)のなかに受け入れる" {/netabare} という、一つ上の発達の階段を昇りました。でも、そこに至るまでのくんちゃんの "葛藤" たるや大変なものでしたね。w

本作でも、アオヤマくんやハマモトさんに「小学4年生(10歳)の発達段階」の壁がそびえています。ただ、その "葛藤" がくんちゃんほど "直情的" ではないので、ちょっと見えにくいのです。この辺りに気をつけて鑑賞していただけると、頷けるところ大でしょう。


私は「おまけ」で取り組んでみたいと思います。それでは始まりです。


●4年生

{netabare}

まず、不思議な符号なのですが、本作のアオヤマくんは4年生。「未来のミライ」のくんちゃんは4歳。そう、どうやら "4という数霊" が働いているみたいです。

数霊と言霊の寄り道・・。
{netabare}
1は2を生じ、3に変じて、4に至る。と申します。

ここでは、1と4について述べてみます。(2と3は、君の名は。のレビューでほんの軽く触れています)

1は "初発" という意味があります。
そして "一" でもあります。
元旦の "旦" は、"朝日が水平線から昇ってくる" の意味ですから、この場合、"一" は、転じて "海と空との境目" とも言えます。

その意味から "位置" という解義もできそうですね。自分自身の立ち位置。人類の立ち位置かも。

"いち" の言霊を要素分解すると、"い ≒ 意・居・生" と "ち ≒ 血・智・地" になります。

一は、大極。
二は、二つ巴(ふたつともえ)、陰・陽、 天・地、 光・闇など。
三は、三つ巴(みつどもえ)、天・人・地、 理・気・意、 知・情・意など。
四は、一〜三を理解・内包する存在を表します。完成形の一つとして "人間" を表します。

視点を変えて言い換えると、
一は、点。
二は、線と平面。アニメ世界ですね。
三は、3次元。現実的な肉体の世界です。
四は、想念世界。時間や空間を超越してさまざまな発想ができる "人間" だけの領域を意味しています。

寄り道終わり。
{/netabare}

さて、アオヤマくんが、歯科医院に通ったり屋外で歯を抜いたりするシーンがあるのですが、乳歯から永久歯に生え変わるのは、4年生なら年齢的には犬歯あたりでしょうか。(歯は、年齢で抜ける順番があります)
つまり、 "歯が抜ける" という、小学生にも実感できる体験を引用して、身体そのものが、"子どもの身体から大人の身体に少しずつ変わっていく" ということ、身体的な変化が自分のなかで起きていることを、子どもたちに気づいてもらおうとするプロットだと思います。
(これは演出上、導入部になりますね)

そして、アオヤマくんの身体的特徴をもう一つ言えば、目線の高さがちょうどお姉さんの "おっぱい" なんですね。
この目線の高さが絶妙。
アオヤマくんが3年生なら、 "おっぱい" よりも10cm低く、5年生なら10cm高いんです。
本作最大のポイントでしょうか?w
(しかも、お姉さんの胸の描写が、これでもかとスクリーンに映し出される・・)

"お姉さんのおっぱい" は、アオヤマくんの瞳から視神経を経て、脳細胞へと供給・伝達されます。
彼はその情報を、経験則にそって科学的アプローチと文学的記述で、整理・分析を始めるのですが、それとは違うエッセンスがあることも感じ始めているようです。
"お姉さんのおっぱい" は、アオヤマくんに、精神的で情動的、そして性的で人間的、男の子なら誰でも感じるだろう根源的な知的好奇心を刺激して止まないのです。
いいえ、恐らくはデータが不足しているあまりに、アオヤマくんは、形而上学的!なチャレンジをするハメになるのかもしれません。
男性諸氏は、アオヤマくん同様、"おっぱい" にはずいぶん倫理的、人道的な葛藤?をなさった経験がおありなのではないでしょうか。

しかし、忘れてはならないのは、アオヤマくんの頭の中には "とてつもなく賢くなっていくだろうという圧倒的な全能感" が存在していて、そこから生みだされる 揺るぎない"高潔性" があります。たぶん・・・。
それは、そっくりそのまま、彼のプライドであり、みなぎる魅力?になっています。
だから、彼は、お姉さんへの評価(心象?)を、決して "妄想" などと考えないし、絶対に "エロ" なんて思わない。
そしてここが肝要なのですが、多分、"恋心" という言葉を知っていたとしても、言えないかもしれません、きっと(キリッ!)。
だって、アオヤマくんは、自他ともに認める高尚なプチ科学者だし、小さなジェントルマンなんですもん。あくまでもスマートにアプローチしたいのですね。
だからね、彼は、ノートにとってもステキな言葉を書き込んでいましたよ。

そうはいっても、やっぱりお姉さんの"おっぱい" は、ミステリアス! ケーキのようで甘やかそう!
でもでも「お母さんのそれとは違うような」別の不思議さを持っているような印象もあり・・・。

女性が、妹と、同級生の女の子と、お母さんと、お姉さん。別々の存在として意識できる年齢。
生が、性に "深化・拡大" していく世代です。
さあ、アオヤマくんは、お姉さんの存在をどのように受け止めるのでしょうか?
くんちゃんが全身全霊で悶えたような葛藤がアオヤマくんにもあるのでしょうか?

それは劇場でお確かめくださいね! ぜひぜひ!w

★★
ところで、アオヤマくんには、ウチダくんという、アオヤマくんとシンクロしあえる同級生もいれば、スズキくんという、アオヤマくんとは対極的な、"力" に依拠するような同級生もいます。
いずれも、"個性" と捉えれば、それぞれが自分らしくあるための、成長している男の子たちの姿なのですね。

ウチダくんは、アマゾンプロジェクトを独力でやり遂げ、ある発見に至ります。
スズキくんも、彼なりに発見?して、得意げに大人に情報を提供するに至ります。

こうした彼らの行動は、自らの内面に存在するエネルギーが、知らず識らずのうちに高まっていることを示しています。
また、それぞれの視点や方法の違いはありながらも、共通しているのは、自分の意志で、自然と社会、外面の世界にコネクトできる成長段階にきていることを示しています。
ですから、個人差はあっても、興味と関心、意思と意欲、行動と学習、語彙と発言などが、社会に向けて飛躍的、爆発的に拡大していく時期なのですね。
4年生(10歳の壁)って、その後にぐぐっと伸びていく直前の世代、くんちゃんと同じような "葛藤" を内面に抱える世代なんですね。

★★★
本作の公式HPにもありますが、このあたりのシナリオの練り込みが、4年生の夏休みに体験する、不思議なSF作品であり、(スマートでちょっと甘酸っぱい)青春ファンタジーと "謳っている所以" なのでしょう。

小学4年生の、身体の成長と、心の発達のクロスオーバーで垣間見せる、内面と外面が交錯し、積みあげていこうとする物語。
それは自分の世界の内外そのものが、まるでビックバンをおこしたかのようにも感じるエネルギーを体感するのでしょう。

そうは言っても、まだまだ、社会の実相の全ては分からない。だけれど、社会をまるごと捉えられるかのような全能感を併せ持てるのもこの世代です。

本作のテーマの一つになっているのは、こうした、第二次性徴期(成長期)を直前に迎えた、少年少女の "すこぶる内面的なストーリー" なのですね。

小学3年生~小学6年生あたりのお子さんがいらっしゃるご家庭であれば、超おススメです。

それにしても、"4" という数字は、とても人間味あふれる数霊だとお感じになりませんか?
{/netabare}

●女性

{netabare}

実は、もうひとりの重要な主人公でもあるハマモトさん。彼女もとても面白い存在です。
彼女は一つの噂を流します。森の奥には {netabare} "銀の月" {/netabare}があって、これを見ると病気になってしまうと。

{netabare} "銀の月" {/netabare} 。
不思議な響きですよね。これまたなんともミステリアスです。
"触らぬ神に祟りなし" の風情があって、如何にも、夏の趣(おもむき)にぴったりです。

これは、4年生女子のハマモトさんならではのキーワードですね。
"銀" は、硬質、高貴という意味のほかに、精神性という象意を持っています。"月" は "月のもの" つまり女性の生理を表わしていますね。

転じて、"生理という身体的な性徴期をむかえる直前の、女性の精神的、内面的な様相" を象徴的に具象化したのが、{netabare}"銀の月" {/netabare} なのでしょうね。

それにしても、ハマモトさんは、{netabare}"銀の月" {/netabare} を見ると "病気" になるとおっしゃる。これはどのように受け止めればよろしいのでしょうか・・?

★★
ハマモトさんは、アオヤマくんに "科学者" としてシンパシーを感じ取っているようです。これまた不思議な符号の一致ですが、ハマモトさんとアオヤマくんの父親像はとても似ています。

これは、4年生の成長段階は、世の中のさまざまな様相を、科学的なアプローチで事象を明らかにし、データに基づいて考えをまとめるという "人間的な高次脳機能の発達段階" に来ていることを示しています。

また、子どもにとって「一番身近にいる父親や母親には、家の内外で別々の役割があること、それぞれの性差による思考にも違いがある」ことを理解する入り口に差し掛かっていることを暗に示しています。

ハマモトさんは、"アオヤマくん"、"お姉さん"、"スズキくん"、"お父さん" とのそれぞれの関係性を、これからも探し探ししながら試行錯誤していく取り組みに直面していくだろうことを示しています。
とくに ハマモトさん自身が "お姉さん"になっていくために。

ハマモトさんは、内面の葛藤に加えて、外的な、身体的な変化にも向き合うことになるのですから。
小学4年生の方には、なかなか刺激的かな。

★★★
ところで、"水球、アマゾンプロジェクト、小川の流れ方{netabare} ( ≒ 輪 ≒ 循環 ) {/netabare}、なだらかな丘" などは、すべて "女性" の象意を有しています。
また、"水の球体が大きくなったり小さくなったり、揺れ動いたり、棘が出てきたりする現象" というのも、成人女性であれば「はは~ん、そう言われればそうかもね。」と頷けるものでしょうか。
お姉さんの「3日も食べていないの」という台詞もね。

アオヤマくんは、お姉さんの言葉を、額面通り受け取って、律儀に実践していましたが・・。うん、真っ直ぐだ。

スクリーンには、それを予感させるものが何度も何度も表現されるのですが、如何せんアオヤマくんの理解を超えていて、とても難しい。そして恐らくはハマモトさんもですが、同じようにその正体が何であるのかが分からないのでしょう。

2人は共同で観察を始め、なんと水中探査船を作ってまで水球の謎を解明しようとするのですが、あっという間に行方不明になってしまいました。
2人の仮説・知識・科学性は、お父さん譲りなものなので、男性側の視点、アプローチでは水球の謎は解けないようでした。残念ながら不発に終わってしまうのですね。

ハマモトさんが語る "秘密の研究" というのも、好感の持てる男の子となら "私と一緒に、秘密の時間を過ごしてほしい" という女の子らしい心情を表わしています。
そこにはスズキくんもお父さんも、大人の誰も介在してほしくない。だからもちろん"お姉さん" も同じ扱いで、追い出してしまうのですね。
{netabare}"銀の月" {/netabare} は、ハマモトさんにとっては大切な秘密の研究対象ですが、お姉さんにとっては、ねえ。

ハマモトさんは、特に、スズキくんがとった行動にはムキになるのですが、彼女にも、父親譲りの科学的矜持があり、小学4年生として、"男" の同級生や "男" の大人の振る舞いに対して、"女性プチ研究者魂" をぶつけたのですね。
ハマモトさんのストレートなプライド。大事なんだけれど、お父さんの"娘大事" の気持ちもわかるしなあ・・。困ったなあ。

ハマモトさんは、チェスでアオヤマくんに負けてしまうのですが、それが彼を受け入れるきっかけになったことは言うまでもありません。利発な彼女は知力でこそ人物で評価し、自分以上の能力のある男の子こそ、尊敬するお父さんのように自分をさらけ出すことができるのでしょう。うん、真っ直ぐだ。

★★★★
"秘密の研究" 。ステキな響きです。
お祭りで可愛らしい浴衣を着てくるハマモトさん。
小学4年生ならではの、小さな科学者同士の、淡い恋にも似た不思議なシンクロニシティ。
まさに青春ファンタジー真っただ中ともいえる大切でかけがえのない夏時間の共有なんですね。
{/netabare}

●お姉さんの謎

{netabare}
面白いのは、お姉さんはアオヤマくんのことを"少年" と連呼するのです。一瞬、"アオヤマくん" とも呼ぶのですが・・・。それは観てのお楽しみです。

大人の女性からしてみれば、小学4年生の男の子って可愛い盛りでしょう。特にアオヤマくんは、"全能感溢れるプチ科学者" ですから、モラルハザードなど起こりっこないスマートな "少年" なのですね。

これ、アオヤマくんを "からかっている" みたいなんですよ。お姉さんが。

で、観客(特に男性)を "おちょくっている" みたいなんです。お姉さんの後ろで森見氏が。

あ~可笑しい。この可笑しみこそが、お姉さんからの謎かけですね。
蒼井優さん、とってもいい仕事しています。
うふふ。観てのお楽しみですよ。お楽しみ!
{/netabare}

●ペンギン・ハイウェイ

{netabare}

人の辿るべき道です。

"青年は荒野を目指す" みたいな。人類は困難を乗り越えて未来を目指す、みたいな。

★★
家族の元へ辿る道です。

"子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの" です。
実は続きがあり、「来た道 行く道 二人旅 これから通る今日の道 通り直しのできぬ道」と続きます。(永六輔氏。「無名人 名語録」より)

★★★
人類の "生と性" の "過去と未来をつなぐ道" です。

地球に生きるすべての生物が、一本の進化の道でつながっています。アオヤマくん自身がノートに {netabare} "DNA" {/netabare} と記入しています。深いです。ぜひ、お感じになってください。

全能感とは、環境・様相・事象を素直に受け止め、そこに関わることで未来をいくらかでも変革しようとする確信と揺るぎない姿勢を持つこと・・だとすれば。
アオヤマくんが俯瞰できる世界は、地球で起こるあらゆる現象を解き明かしたいし、理解したい。そうして自分に何ができるのかを見つけ出したいのです。

彼がそう思うように、温暖化によって生息域が狭められているペンギンらを、ただ"カワイイ" とだけでとらえてほしくないな、と私は感じました。

『近年の生息域の温暖化により、餌のオキアミの繁殖域となる海上の氷の激減、洪水による巣の浸水などで、生息数が減っている種もある。ゴミの投棄や船の事故による石油流出など、様々な海洋汚染がペンギンの脅威となっている。』そうですから。
それに、ペンギンの和名は「人鳥(じんちょう)」なんですって。


本作を観るにつけ、人類だけが、地球生命に責任の持てる存在であり、この夏の猛暑・酷暑に対して、改善策を打たなければ、ペンギンも、女性も、男性も、子どもも、生命全体が危機を迎えることになるという"重いメッセージ" が秘めおかれているような印象を私は持ちました。

終幕で、お姉さんがアオヤマくんに、{netabare}「私、人類じゃない・・。」{/netabare} と語りかけるのですが、私には "母なる地球" から観客の皆さんへの "切実なメッセージ" のように聞こえました。
"未来" を担うミライの子どもたちに、お姉さんは託したのかもしれません。
これが、本作の二つ目のテーマなような気がいたします。

彼らを育てるお母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん、おばさん、おじさん。すべての大人の皆さんに観ていただきたい。そう思いました。
{/netabare}

●おまけの言霊

{netabare}
★アオヤマくん。

"青"は、若々しさ。少年少女。前進。つややかさ。海の色、空の色でもあります。とっても広く、深く、大きいですね。

"蒼(あお)" は、木々が鬱蒼と茂るさま、繁茂する勢いの良さです。
森があるところは、自然も、人も、街も、とても豊かですね。
日本の森林率は67%です(林野庁。平成24年度)これは世界と比べると断トツで、フィンランドの74%に次ぐものです(平成17年度)。
ブラジルは57%なんです(平成17年度)。

"碧(あお・あおみどり)" は、石英(水晶・玻璃≒日本の古名)を表わし、勾玉などに加工される宝玉。日本の国石。翡翠(ヒスイ)。
日本古来の精神的な気高さを表わしていますね。

"山≒森" は、盛、守、壮、洩、母里(出雲地方の地方名)に通じ、情緒の豊潤さ、生産性の高さ、特にきれいな水を湧き出し、命をつなぐために必要不可欠なもの。根源であり源流という意味合いですね。海や川に生きる漁師さんは山をとても大事にしますね。


★★ハマモトさん。

"浜" は、水際であり、海の生物が陸地に上がる場所。
大潮の時はたくさんの生き物が産卵をし、砂浜からはウミガメの赤ちゃんが這い出して海に戻ります。

絶え間なく響くその音は、さざ波。「漣」と書きます。「細波・小波」とも書きますから、転じて "子ども" でしょう。その響きの良さから、子どもの名前にも使われることもありますね。
「永遠に続く小さな営み≒努力と成長」、「海と陸地との接点≒融和と影響」、「リズミカル≒普遍性と穏やかさ」という意味合いがあります。
「涙が流れる」という意味から「純粋と浄化」という意味合いもありますね。

★★★
まだ、謎解きはいっぱいあります。
が、それもご覧になってのお楽しみで~す。
{/netabare}

追記です。
{netabare}
原作を読み終えました。本作の魅力をもう少し深読みしたくての文字の旅です。
それは、私が私自身の記憶と、感受性を探す取り組みでもありました。

旅してよかった。心からそう思います。
たわしさんのレビューにも触発されましたが、40年前に読んだレムの読了後に感じたままでした。もちろん森見氏とレムの作風には相似性と相違点はあります。それぞれに味わい深いですが、本作のほうが日本人には分かりやすいように感じます。

私がレムを読んだ時代と、本作の時代背景は随分と違うものですが、それでも、「もっと人間を、もっと世界を、もっと地球を知ってほしい。命が生まれた尊い意味を感じてほしい。」そんな哲学めいた普遍的なメッセージを、子どもにも大人にも贈ろうとした、森見氏をはじめとする作品に関わられたすべての方々の優しいまなざしを感じました。

書籍版の終わりの14ページと、解説をなさった萩尾氏の終わりの6行に、深く沁み込むものがありました。

やはり、SF大賞を受賞なさった作品。嬉しく思いました。
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本作が、皆に愛されますように。

投稿 : 2018/08/24
閲覧 : 401
サンキュー:

29

ネタバレ

MLK さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無題

原作は一応既読。

本作の主人公も森見作品の例に漏れず(屁)理屈っぽさは健在。ヒロインの自由さ、豪胆さも健在。しかし、少年と年上のお姉さんという憧れ以上恋愛未満の関係性が、他にはない爽やかな風をこの作品へと吹き込んでくれている。

前半から中盤までは、正直見ていて退屈に感じる時間が長かった。というのは、引いた絵や、人物が正面に入らない絵、物体越しに映す絵、つまりカメラの存在を感じさせる絵が多く、どうしても登場人物との間に距離を感じてしまったからだ。個人的に好きなプールのシーンが、尺の都合上ダイジェストになってしまったのも惜しまれる。

しかし、その倦怠感を一挙に打ち破る終盤のペンギンウェーブの楽しさや、時空間が歪んだ街の美しさ。何より、情緒的になりすぎないラストが素晴らしく、映画が終わった時にはすべてに納得がいっていた。

強いて気になったところを挙げるとすれば、頭の良いキャラと頭の悪いキャラを区別するために頭の悪いほうをオーバーに描きすぎていたところだろうか。あそこまで変な顔をされると、せっかくの一歩引いた感覚が失われてしまうように感じた。

もちろん大傑作!とまでは言わないが、近年のアニメ映画では珍しく、誰も叫ばないし、見ていてイライラもしない作品なので、十分オススメしたい。

前向きな子は好きだよ。

投稿 : 2018/08/24
閲覧 : 263
サンキュー:

11

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

史上最高のおねショタSF映画!もりみー原作が苦手な人にこそ観てもらいたい!

『四畳半神話体系』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』のもりみー(森見登美彦)の新境地を『陽なたのアオシグレ』『台風のノルダ』の石田祐康と新井陽二郎のタッグが描いたジュブナイルSF


とある郊外の町が舞台
10歳にして勉強や研究に熱心な好奇心旺盛で達観した思考を持つ少年、アオヤマ
ある日、海も無い町中に唐突に大量のペンギンが出現したのを目撃する
アオヤマ少年と友人はすぐさまにペンギンの出自を探す探検に出るが謎は深まるばかり
その後アオヤマ少年はその達観視した口調が災いし、クラスメートのガキ大将と衝突してしまう
そのピンチを彼が淡い恋心を抱く近所の歯科衛生士の“お姉さん”に救ってもらう
アオヤマ少年がペンギンの謎を追っていることを知ると“お姉さん”はジュースの缶を宙に放り投げた
すると彼女が投げたジュース缶が突然ペンギンにメタモルフォーゼした
「この謎を解いてごらん、君には出来るか?」
かくしてアオヤマ少年は“お姉さん”とペンギンの関連を探り出そうとするのが…


まず一連のもりみー原作の多聞に漏れず、達観視した上から目線な主人公による一人称が主軸となっているのですが、早合点するなかれ
もりみー原作でありながらも畳み掛けるような喋り口調でまくし立てる作品ではないのです
主人公が落ち着いた少年であるという点や、アオヤマ少年を演じた北香那の感情を殺した芝居、そして全体的に間を大切にしたテンポ感を含めて、どちらかというととてもゆったりとした時間が流れる作品になっています
かつ暑苦しい青春モノでなく、もっと爽やかなジュブナイル作品というのも手伝っていますから「もりみー原作はちょっと…」という方にこそチェックしていただきたいところです


この辺りの演出、石田祐康率いるスタジオコロリドの若いスタッフが中心となったことも大きいと思います
少年の、自覚なき恋心を大切に描いていますし、その一方で少年が“お姉さん”に興味を抱くキッカケが“お姉さん”の豊満な「おっぱい」というのがエッチでコミカルでとっつき易いです
また、過去作の様にスタジオコロリド内製が強いのかと思いきや、流石に初の長篇ということもあって亀井幹太監督が演出処理を買って出る、佐藤順一監督がクリエイティブアドバイザーとして参加する、等これまでのコロリド作品とは規模の違いを感じます
一言で言うなれば、これまでのもりみー原作アニメが若者向けな文学作品だったのに対し、今作は老若男女広く、もっと言えばファミリー路線にも喰い込める、本当の意味でのエンターティメントに振った作品に仕上がっていると言えましょう
今日までコロリドを見捨てなかったフジテレビにはよくやった!と言いたい


ところでもりみー原作といえば【いまいち何を考えているのかわからないヒロイン】の存在でありますが、今作の“お姉さん”もまたもりみーヒロインであることに変わりありません
彼女のイヤラシさの無い奥ゆかしさを、蒼井優が見事に演じきっていてコレにも拍手です
キャスティングは完璧で、いわゆる大人の事情なども感じさせません
それは主題歌に起用された宇多田ヒカルの「Good Night」も同じで、まさにこの映画の為にある一曲と言える楽曲です
エンドロールで程よい余韻に浸れることを保証いたします


また、途中で『台風』が来たり、『坂のある町を駆ける』のは思わずコロリド作品ファンには笑みがこぼれてしまうところでしょうw
コロリドにとっては今作が初の長篇にして、1つの記念碑となった、のではないしょうか?
まあ細かいことは置いとくとしても、とかく【おねショタ】っていうジャンルは本当に尊いと思ったのがオイラの本音ですよw

投稿 : 2018/08/22
閲覧 : 1409
サンキュー:

18

NdrJF91451 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宇多田ヒカルの曲の世界観がそのまま、綺麗・馴染みやすい・不思議

テイスト
小学校の不思議な夏休み、ワクワクして爽やかな仕上がり

ストーリー
些事に拘らず波に乗れば一気に見れるが、少し長いという印象もあり
キャラ
お父さんのポジションで見れば全員可愛い子供達、ただし教授側の人はちょっと痛い

強弱や緩急など使い方が上手と感じさせる、特に寝込むシーン、声も違和感なし
スパイス
絵が綺麗、ペンギンの動きが癒し系、映像はスポット以外にも遊び心があり飽きない

あらすじ
突然街中に現れたペンギンの謎に、研究大好きな小学生が学校生活を過ごしながら迫っていく

投稿 : 2018/08/20
閲覧 : 204
サンキュー:

6

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

僕を動かす好奇心

【概要】
2018年8月17日公開。夏休みに起こる魔訶不思議な体験の数々を少年の視線で色彩豊かに描くジュブナイル・ファンタジー「ペンギンハイウェイ」。森見登美彦の原作小説(未読)をスタジオコロリドがアニメ映画化。本編119分。

小学4年生のアオヤマ君は毎日学んだ事をノートに記録している勉強熱心な男の子。夏のある日、海から離れた郊外の街に突然ペンギンが現れる。好奇心を刺激されたなアオヤマ君は友達のウチダ君、そして仲良くしている歯科医院に勤めるお姉さんと協力して不思議な現象の研究を開始する。調査を進めるうちに新しい謎が増えていく。現れては消えるペンギン、ミステリアスなお姉さん、森の奥の草原に浮かんだ透明の大きな球体……果たしてアオヤマ君は世界の謎を解明できるのか?。

 
【感想】
夏休みの自由研究をファンタジーに仕立てたような内容です。結論から言うと観に行って良かったと思います。色々と感心することの多い作品でした。

まずキャスティングが良い。北香耶さんの声は、おませなアオヤマ君のキャラとぴったり合っていました。お姉さんを演じる蒼井優の声はちょっとオバサンっぽくて賛否ありそうですが、大人と子供の対比が重要な作品ですし、気さくさと色っぽさを両方含む彼女の声は良いと思いますね。

作画は良好。夏らしい爽やかな色彩。ペンギンが画面を駆け回るクライマックスシーンは疾走感に溢れています。演出が冴えカノの亀井さんということでお姉さんのおっぱいをどう映すのか期待と不安でいっぱいでしたが、どこかでブレーキがかかったのか、やや抑え気味でしたね。(まぁ小学生目線の物語がオヤジくさくなっては台無しなので、これで正解だと思いますが!)

キャラクターの描写も良かったですね。子供の持つプリミティブな感情をうまく引き出せている。理知的なアオヤマ君のキャラは人によっては苦手かもしれません。でも彼の直向きさは心地よく、観ていて応援したくなるものです。一番僕がお気に入りなのはクラスメイトの才女、ハマモトさん。彼女もまた研究肌のキャラですが、時折感情的になるところ、特に胸の大きなお姉さんに敵意をむき出しにする所が何とも可愛らしい。子供たちを温かく見守りながらサポートをする大人たちも温かみがあって好感を持てました。

そして何より僕がこのアニメで一番評価したいのは、「未知なるものへの探求心」と「大人になりたい」という思いを描けていることです。ストーリーにワクワク感があって、アオヤマ君の気持ちを観ている側がきちんと共有できる。深夜アニメ、特にライトノベル原作の作品を見てみれば、悲しいかな画面に映るのは「自分の世界を守りたい」「大人になんてなりたくない」といった願望が投影されたキャラばかりです。ネットで検索すれば大抵のことはすぐに答えが見つかってしまう環境と、子供が将来に夢や希望を持ちにくい時代。これらを映像作品で表現するのは簡単そうで案外難しい事なのかもしれません。

{netabare}
実は最後まで観ても、怪現象の数々は完全に解き明かされることはありません。アオヤマ君のお父さんが言う「エウレカ」には至らない。それゆえに多かれ少なかれ釈然としないものを感じるかと思います。でも謎に挑んだアオヤマ君はまだ小学生。簡単に謎が解けないからこそ、挑戦心を煽られるのです。より多くを学んで成長し、行く先には偉大なる発見をしてやろうと目を輝かせる彼には目標に向かう道が見えている。それがアオヤマ君の「ペンギン・ハイウェイ」なのでしょう。
{/netabare}

近い将来AI技術の発展により、単純作業化できる仕事はロボットやコンピューターに代替されると予測されています。子供にとって思考力や創造力を磨くことはますます重要になるでしょう。勉学のエッセンスが各所に散りばめられた本作は子供たちにも見て欲しい内容ですね。夏休みの映画としてお勧めできます。

投稿 : 2018/08/19
閲覧 : 370
サンキュー:

30

ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひたすら可愛い。

【見る前】
原作は未読で、森見登美彦の小説が原作であること以外は、何も知らずに劇場に見に行った。

【感想】
・キャラクター

まず、小学生たちが可愛い。

賢くて、勉強熱心で、オマセさんだけど、人の気持ちに疎いアオヤマ君が可愛い。

友達の内田くんも、内気で、ドジで、アオヤマくんよりも人の気持ちがわかる優しい男の子で可愛い。

ハマモトさんも、アオヤマくんのことが好きなのか、お姉さんにヤキモチを焼いたりして、すごく可愛い。

スズキくんも、好きなハマモトさんと一緒にいるアオヤマくんに対抗しようとしたり、最後にはハマモトさんに許してもらうために、一緒に戦ったりと、とても純粋な小学生だ。

妹に至っては、「お母さん(生き物)は、いつか死んでしまうことを知った」という、あまりにも可愛すぎる理由でアオヤマくんに泣きついている。

この作品に出てくる子供たちは、なんて純粋で、まっすぐなのだろう。
それだけで、心が洗われるようだった。


そして、物語の鍵であるお姉さんは、とても魅力的だ。
ミステリアスで、綺麗で、なによりおっぱいが大きい。
職業が歯科衛生士なのも、その魅力の一つかもしれない。
そんなお姉さんのお家にアオヤマくんが、初めてお呼ばれされてしまうシーンは、こちらも一緒にドキドキしてしまった。


アオヤマくんのお父さんも、とても素敵だ。
アオヤマくんの研究に、ほどよい距離感を保ちつつ、助言をし、アオヤマくんを決して子供扱いせず、1人の研究者として認めているようである。
ある種、理想の大人に見えた。
こんな大人になりたいものだ。
(アオヤマくんのお父さんは、仕事はなんだろう?研究者なんだろうか?劇中で描かれていたっけ?)

ハマモトさんのお父さんも、子供たちを研究者として認めているような口ぶりであった。
しかし、娘のノートを盗み見て、研究を横取りしてしまう。
そして、「子どもには危ないから!」と言って、子どもたちから「海」を遠ざけようとする。

相手が大人であれば、こんなことは、とても許されることではない。しかし、相手がまだ小学生であることをいいことに、自分の好奇心のままに森に近づこうとする。結局は、アオヤマくんたちを子供扱いしてしまう勝手な大人なのである。
しかし、それが当たり前で、現実に近い大人なのだろう。

この対比的な二人の大人を見て、大人の子供に対する言動を考えさせられる作品でもある。



・ペンギンとお姉さんの謎について
見終わってみると、ストーリーの主軸となるペンギンの謎は、とてもシンプルなもののように感じた。

なので、謎解きを楽しむというよりも、子供たちの純粋で真っ直ぐな可愛さ、お姉さんとのドキドキな時間を楽しむというモチベーションの方が、映画を楽しめるのではないだろうか?

謎が全て解かれていなくて、モヤモヤする!
という感想の方もいるそうであるが、パンフレットにあるアオヤマくんのメモを読むと、ある程度それも解消されるのではなかろうか?

私は少なくとも、よくわからなかった部分のうちの劇中で解かれている謎についてはそれで補完できたと思っている。

ぜひ、謎を解きたい人は、映画視聴後にパンフレットを購入されたし。

それでも、謎は謎のままの部分もあるのだと思うが、そうでないとアオヤマくんは今後の研究目標が失われてしまうので、それで良いのだと思う。

だから、謎の全てはアオヤマくんに任して、大人はややこしい事を考えずに、子どもたちの健気で、純粋で、まっすぐなところを見守る。

大人はどうあるべきかは、さておき、この映画の見方はそれで良いのではないかと思う。

投稿 : 2018/08/18
閲覧 : 227
サンキュー:

16

まる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この夏もっとも見るべきアニメ映画

「未来のミライ」で肩透かしを食らった(名作には違いなかったけど)人の"お口直し"に最適な夏アニメの王道のようなアニメ映画。

原作の繊細な世界をこんなに美しく描きあげたのが長編劇場版を初めてやる監督とは思えないほどのクオリティ。今年のアニメ映画の最高傑作なんじゃないだろうか。

また、単純にペンギンが可愛いことも大切。くだらないと思うかもしれないが、2時間お金を払って席にカラダを縛り付けて映画を見るわけだから、ペンギンが可愛いことは大変に素晴らしいことなのである。ペンギンが嫌いな人はあまりいないだろうから、ペンギン目当てで見に行くぐらいが気楽で良いかも知れない。

しかし、見終わって帰宅するときには、ペンギンの可愛さ以上に、心に響く物語がひたすらに思い出されて、主題歌のGood Nightを聴きながら目頭が熱くなること間違いなしだろう。

今夏、いや今年もっとも見るべきアニメ映画!

投稿 : 2018/08/18
閲覧 : 249
サンキュー:

13

ネタバレ

てんてん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いい

1これはいい

最高。見る価値あり。

DVD出たら買う。

投稿 : 2018/08/09
閲覧 : 237
サンキュー:

5

きの0106 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/29
閲覧 : 1

りほ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/30
閲覧 : 3

ゆにこん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/08/16
閲覧 : 4

HJRPV00916 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/16
閲覧 : 5

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/28
閲覧 : 3

ムラマサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/16
閲覧 : 4

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 6

しゃーくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2024/02/16
閲覧 : 7

きゅん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/11
閲覧 : 12

たけたろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/04
閲覧 : 14

clepp49491 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/20
閲覧 : 8

チャナチュール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/16
閲覧 : 5

NuYhi26165 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/10
閲覧 : 4

ブラックバード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/03
閲覧 : 5

Crolera さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/02/07
閲覧 : 7

hinayuri さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2023/02/01
閲覧 : 9

神城 悠 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/07
閲覧 : 9

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/18
閲覧 : 5

QmhyP82612 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/13
閲覧 : 8

kilrian さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/08/08
閲覧 : 8

mani@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/08/04
閲覧 : 6
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ペンギン・ハイウェイのストーリー・あらすじ

小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったときにどれほど偉くなっているか、見当もつかない。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか…。アオヤマ君はペンギンの謎を解くべく研究をはじめるのだった。そしてアオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」“お姉さん”とペンギンの関係とは? そしてこの謎は解けるのか?少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語。(アニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年8月17日
制作会社
スタジオコロリド
公式サイト
penguin-highway.com/
主題歌
宇多田ヒカル『Good Night』

声優・キャラクター

北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、能登麻美子、久野美咲、西島秀俊、竹中直人

スタッフ

原作:森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』(角川文庫刊)、監督:石田祐康、脚本:上田誠、キャラクターデザイン:新井陽次郎、演出:亀井幹太、監督助手:渡辺葉、作画監督:永江彰浩/加藤ふみ/石舘波子/山下祐/藤崎賢二、美術監督:竹田悠介/益城貴昌、色彩設計:広瀬いずみ、CGI監督:石井規仁、撮影監督:町田啓、音響監督:木村絵理子、音楽:阿部海太郎

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