Mi-24 さんの感想・評価
1.4
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
裸の王様「シャア・アズナブル」
宇宙戦闘機セイバーフィッシュ。
戦闘機よりモビルスーツの方が優位らしいが、そうなる理屈や理論は一切なし。
戦闘機のパイロットは言う
「あんなもの(モビルスーツ・ザク)に敵うわけない」
嘘つけ、そんなシーン無かっただろ!
映像では戦闘機よりモビルスーツ(ザク)の方が優位で在ることを表せず、セリフを言わす事で誤魔化す。そもそも連邦軍のモビルスーツ「ガンキャノン」は何処へ行ったのだ?
そしてメインイベントのルウム戦役。
連邦軍の宇宙戦艦が凄い!
戦艦の艦橋に被弾すると、爆発四散する。中破や大破ではない。正に粉々に砕け散って轟沈するのだ。
普通に戦艦同士の戦闘でも、被弾率が高い艦橋に被弾したら轟沈...
何をどうすれば、こんなぶっ飛んだ構造になるんだ?
シャアは「ルウム戦役で戦艦五隻も撃沈して凄い!」らしいが、こんな触れたら爆発四散する戦艦を五隻しか撃沈出来ないとは、シャアも随分と情けない。
私は初代ガンダムの前日譚として
「モビルスーツが登場する前提となった技術革新」を「科学者や技術者を主人公にした話し」
で見たかったのだが、実際のORIGINはシャアがイキり散らかすだけの話しになってしまった。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、
物理や科学を無視した荒唐無稽なファンタジー世界で、よいしょされたシャアが得意げに下卑た笑いを浮かべる物語。
よくもまあ、ここまで酷い物が作れたものだ。