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「ルパン三世 PART5(TVアニメ動画)」

総合得点
71.8
感想・評価
202
棚に入れた
803
ランキング
1271
★★★★☆ 3.7 (202)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ルパン三世 PART5の感想・評価はどうでしたか?

是正 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

上手く今のネタを使った現代ルパン

SNSやインターネット、ドローンなどの最新技術を用いたお話作りが個人的にはツボ。
インターネットと一言にいってもいくつかのパターンの相手を用意し新鮮味もあって良かった。個人的にはPART456の中だと5が一番オススメ。

投稿 : 2022/03/28
閲覧 : 173
サンキュー:

1

ネタバレ

まにわに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

○○という男

大河内脚本以外はそれなりに楽しめた。

{netabare}まず気になった点を1つ。11話の、誰の誰に対してなのかわからない批判的な内容。回想にしているからには過去作との比較で、かつては公然とレーシングカーに収まっていたのに、今では僻地で麻薬王の代わりでないと泥棒がレースはできなくなっている現状、餡子の好みと同じで誰にでもいい顔をしなければならない現状を憂えたものと思ったが。終わってみると、言い訳に近かったか。
余談であるが、正月ネタがここにあって、7話後の不二子の置きみやげだから、ちょっと遅めのバレンタインかと思ったが、放送時期が4月からの2クールで、これってどういうこと?

大河内一楼:ギルティクラウンとカバネリ(いずれも数話で断念)がなぜつまらないのか、終盤はこれを探るぐらいのモチベーションで見た。
これらの特徴は --- 設定はする。思わせぶりは上手い。でも、蓋を開けても何もないから、基本蓋は開けない隠しがちな話になる。いざ蓋を開けると、やっぱり何もない。
やるだけやって、まとまらないのか、まとめる必要がないと考えているのか。クズ処理が好きなようだが。抽象的なのはよいが、本気でそれがやりたかったのか、格好つけの逃げにも見える。
だから、今作のように過去作を引き合いにするのは、体のいい隠れ蓑になったのではないか。

仕方のない面もある。
ルパンの秘密が大オチで、このためにはヒトログと不二子がいる。ヒトログには過去作がいる。過去作はもっとしがらみ的な理由だと思ってたから、必要性があったのは評価できる。
不二子については…どうなんでしょう?
15話と終わり4話では、話作りでやらないほうがよさそう(やるならちゃんとやれ)なことをそれぞれでやっていて、これに限らず、それ自体は悪くないがやむなし、というのがとにかく多かった。

ウィキペディアで調べると全肯定の記述がいくつかある。21話と真逆のことを言ってるわけだが、簡単に言うと、全否定してこれを覆して全肯定ということになる。ややいかがわしいのはともかく、試みは買うが、否定に多くの時間を費やしており、これを面白くするのはそう簡単ではない。
本気でルパンを捕まえるなら作品批判をするぐらいでないと、というのは真であろう。
銭形より優秀な刑事を出す代わりみたいなものだから、やるべきことは一緒で、ルパンや銭形並みにキャラを立てる必要があるわけだが、批判前提ならその必要がないのは強みだが、話がつまらなくなる最大の原因になっている。{/netabare}

投稿 : 2021/10/15
閲覧 : 245
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1

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ペガサス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ルパンはルパン。面白い。

part5は何故か途中で飽きちゃって見るのを止めてました。
part6が放送されるということでの盛り上がりを感じ、part5を最後までようやく見ました。
いやー、面白いじゃないですか!
ルパンはルパンです。どのシリーズがいい、ファーストルパンじゃなきゃ認めないとかの真性オタジジではないので、好きなルパンは新ルパンだけど、ルパンが見れればどんなコンテンツだろうと良いと思ってます。
もちろんつまらないと思う作品もいっぱいあります。
だけどルパンは見たい。見続けたいから、終わらないで欲しい。
どうか終わらないで欲しいからクソミソ批判するだけの意見は言いたくない。
モンキー先生じゃない漫画家さんが書いた漫画も好きです。山上正月先生の描いた作品は好きです。ルパンファンが思うルパンはこーだよな、って感じで良いと思います。
テレビの話から遠くなってしまいました。
この作品のルパンオマージュも好きです。ルパンはこーだよね。
カリオストロ城で休んだのかな~?クラリスに会えた?それは描けないのか、しょうがない。またあのスパゲッティも見たかった。
脳だけになったマモーも出せないか、仕方ない。
いやオマージュいいね!最高!
だってみんなルパンファンなんだもなの。

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 408
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0

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ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

過去作に縋ってる感は否めないかもな

AIやらSNSやら、現代と今までのルパンを上手くブレンドさせようという意志を感じました。
過去作リスペクト......やりすぎ感を感じるのも分かりますが、自分は好きでしたよ。
まぁファンサービスというやつですね。
Part6 普通に楽しみにしてます。

投稿 : 2021/09/08
閲覧 : 432
サンキュー:

2

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

旧シリーズに戻ろうとしている感じ

8話まで視聴。脚本が大人向けに練に練られている。往年のハリウッド映画のオマージュがところどころ見えるのは良いと思うのと、ハードボイルド路線は個人的に好きなので好感が持てます。007やミッションインポッシブルはもちろんのこと、「第三の男」などの40年代フィルムノワールを基に制作しているようなので、モノトーン調が似合う犯罪ドラマになっているのも映画好きには高得点。全体的に旧シリーズにもどってもしかしたら劇場版を視野に入れている感じがします。

PART4より現代的でアダルティで良いと思います。

全話視聴:全体的にシリーズ構成がしかっりとしていて、脚本に相当力を入れていることがわかります。作画で見せ場を作らないぶん、演出と脚本で押している感じ。まあそれでも普通の深夜アニメに比べたら予算は桁違いでしょうが。
名作かと聞かれたらやはりそこまでは面白くなく、いつものルパン三世って感じが否めませんでした。また時折、シリーズとして続いていくのでしょうがラストにルパンの「秘密」というのが出てきましたが正直微妙です。変に設定を増したことによって今後のシリーズに繋げようのないことはやらないほうが良かったのではないかと思います。うーん。全体を通してやはり旧作には及ばない感じがします。

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 1317
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14

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tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

正直part4の方が面白かった。

少しだけ『グッバイパートナー』と被るような・・・・・・

基本的にpart4と同じ、1話~5話完結の短編が合わさって最後の話に繋がる伏線が所々にあるといった感じ。

part4は一話完結の話が多かったが、今作は繋がった話が多い、だから自然とシリアスな話も多くなるが・・・・・・正直微妙。
全編通して不二子とルパンの煮え切らない関係を描いているけど、ルパンと不二子の踏み込んだ関係には興味ないないんだよなぁ、しかも大人版って意味では『峰不二子という女』の方がよっぽど大人っぽいし、AIとかSNSみたいな時代に合った内容は評価するけど、不二子がずっと良い女ポジだったのは納得いかない。



【各話感想】
1~5→『峰不二子という女』ならアミの乳首チラがあったはず
6→お笑い枠、そして某有名お笑いグループのパクリ
7~10→「男の趣味変わ・・・」ってとこ、ルパンとの仲を暗示させてる?
11→本物の麻薬王参考にするな(笑)
12→ゴエモンの女絡み回は鉄板だよね
13~16→パダールはついでで本題はルパンと不二子とアミ
17→気になって調べたけどジムバーネットってちゃんと意味があるのね
18→ちょっとかわいい不二子
19→実は父親は次元・・・・・みたいな匂わせがあったら面白かったのに
20→銭形記憶喪失パターンも定番だよな
21~24→ルパンの素顔気になるな・・・・・

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 596
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0

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STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時代の波に合わせつつも

 前作であるPART4がイタリアを主舞台にしたのに対して、本作はフランスが主舞台と
いうことで、ヨーロッパ続き。
 OP、ED、劇中のBGMの一部もフランスっぽさを感じさせるアレンジでなかなかいい雰囲気。
 もっとも最近はフランス映画もヒップホップが使われたりで、往年のフレンチポップスや
シャンソンの要素など皆目なかったりする。本作もフランス人が視聴すると「なんだかなあ」と
思われたりするのかも。欧米制作の日本を舞台にした作品でやたらと三味線や箏を入れた楽曲を
使われたみたいな感じ。
 それはそれとしてOPに関しては同じ曲を使い続けることでお馴染み度を強めつつも、アレンジの
違いで作品ごとの個性を出すやり方はいいなと思う。

 内容的には序盤のルパン・ゲーム、終盤のヒトログなど、ネットやサイバー要素を強く取り入れて
いたが、こういったものを扱うことで今の時代に適した内容になりつつも、当のルパン三世自体は
相変わらずアナログな空気を纏わせることで、逆に彼の個性を際立たせるという上手い作りに
思えた。21話のサブタイトルの「時代遅れの大泥棒」とはまさに言い得て妙。

 構成的には複数話から成る中編とそれを挟む幕間的要素の強い1話完結の短編があり、PART4の
ような全体を貫くようなストーリー性はない。
 ただ、アルベール・ダンドレジーやSHAKEHANZ社のように複数のエピソードに登場する
キャラや団体などがいることで、単発感はあまり感じない。
 特に最終エピソードに至ってはそれまでのゲストキャラやPART4以前のキャラも登場させる
ことでちょっとしたお祭り感がある。
 この複数のエピソードに登場するキャラに関しては、本作のメインヒロインとも言えそうな
アミ・エナンに尽きる。
 先に書いたようにネットやサイバーがモチーフになりながらも、ルパン三世は相変わらずといった
スタンスなだけに、アミの天才的プログラマーであり、ハッカーである能力は本作においては
とにかく頼りになる存在。
 終盤ではPART4のレベッカ・ロッセリーニと同じくルパンに惚れたようだが、ルパンの
少女キラー振りは相変わらずといった印象。この辺は1期後半に宮崎 駿氏が関わってからの宿命と
いう感も(笑)。

 恋愛と言えば、ルパンと峰 不二子の関係性に一応の決着が付いたのにはちょっと驚いた。
 もっともガンダムや攻殻機動隊などもそうだが、多くの作品が作られるシリーズは作品ごとに
整合性が合わないことが多々で、結局はパラレルワールド扱いになっていたりするから、次作では
また元の付かず離れずの関係に戻っているかも。

 スピンオフの「LUPIN the Third -峰不二子という女-」からいわゆる深夜アニメになり、内容も
殺伐としてきた印象があるが、本作はそれにもまして、よく人が死んでいた印象。
 これは殺し屋が多く登場したのも要因の一つといった感じだが、この殺し屋の風貌や殺しの
スキルが結構濃くて、ルパンらとの戦いは異能バトルのような感も。

2020/05/21

投稿 : 2020/05/21
閲覧 : 456
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1

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ルパンvsネット社会

ルパン最新のテレビシリーズ。

僕が産まれる前からやってる
ルパンシリーズですが、
時代は大きく変わりました。
今は昔にはなかった
インターネットがかなり普及してる時代です。

ルパン達もそんな時代の流れに巻き込まれます。
ルパンはそのあたり時代の流れに
対応しそうな器用さがありますが、
そういった事に疎そうな次元とゴエモンは
そんなネット社会に翻弄されます。
その結果
{netabare} うんざりした次元は
相棒のルパンに引退を勧め、
ネット情報を鵜呑みにしたゴエモンは
ルパンに決闘を仕掛ける。{/netabare}
長年培ったルパン一味の関係も
崩壊しかけるという
ネット社会恐るべし笑

このシリーズはルパンと
不二子ちゃんとの関係も
今までとは少し違いましたね。
{netabare} 不二子ちゃんは
ルパンの元カノのような関係。{/netabare}

基本青ジャケットのルパンの
ストーリーが展開されますが、
時折ストーリーとは関係なく
緑、赤、ピンクジャケットのルパンの
一話完結の話がちょくちょく挟まれます。

後ルパン声優であるクリカンの
本業モノマネを生かしたシ-ンもあり。

そして最後はルパンの顔がぁ--------!

パ-ト4より面白かった。

投稿 : 2019/11/21
閲覧 : 430
サンキュー:

5

ネタバレ

HANIHO さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

おもしろい!

おもしろい!

投稿 : 2019/07/20
閲覧 : 355
サンキュー:

2

ネタバレ

レイン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

今までのルパンの集大成。

正直言うとPART4の方が自分は好みでした。
1話完結が少ないですね。
カリオストロとか今までのルパンのシーンをリスペクトしたシーンというか
作画が随所に散りばめられています。
今までのルパンを見ていたファンには懐かしい顔もチラホラと出て来ます。
キャラ設定も1作目とカリオストロを今風にアレンジした感じですね。
ルパンとかアニメ好きのスタッフが作りましたって感じです。
昔のシーンのリスペクトを見ると昔の演出とそれに答える作画の素晴らしさを
改めて感じますね。
今のアニメの作画で綺麗とは思ってもドキドキワクワクするってことが少ないですから。

作画はCGのエフェクトも使い方が自然で手描きも頑張っているので素晴らしかったです。
1話目の逃げているところで森の上空に現れるヘリのCGとかは
ただ移動させてるだけでがっかりでしたが(笑)

全体的なテーマとしてはネット社会VSルパン三世って感じでしょうか?
上川隆也さんの声優って好きですがちょっと今回は合っていなかったかな?
次元の声は流石に聞いていて辛いので変えて欲しいですね。
{netabare}
最後にルパンの素顔が!って設定はどうなんだろう?
モンキーパンチさんの考えとしては有り得そうな設定ですが。
最終回の終わらせ方としてはいいかもしれませんが
ルパンに色々思い入れのある人にはちょっと受け入れられないかもしれないですね。
{/netabare}
エンディングの不二子のお店?で酒を飲んでるシーンは
ウイスキーがお好きでしょ?のCMそのままで、から揚げが食べたくなりますね(笑)

次作も期待していいのかな?

投稿 : 2019/06/05
閲覧 : 422
サンキュー:

3

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひさしぶりのTV版 おもしろかったよ

PART3以来のTV版視聴。ただ、当時PART3は私にはおもしろくなかったのでPART2を超えるかどうかがキモ。

総評としてはおもしろかった。
なんていうんだろう、、水曜ロードショーでやってるようなヤツを24話版にした感じで かつ、古いファンを楽しませようとしているアニメに感じました。
新声優さんのお声も これでもかというくらいチェックできましたが、まあ間違いない声優さんですね。もうルパンはほぼ声優問題クリアでしょう。一名以外


1つだけネタばれというか 見て欲しいのが ルパンのお洋服ですね。気付くと毎回楽しみになりますw

ただ、ちょっと終盤カリオストロ意識したものがチョロチョロあるので それがうーん。。。邪道だったかなー。あくまで個人的ですが。

まあ面白いです。いつものルパンの特番の24話版だと思ってみてみてください。

投稿 : 2019/04/28
閲覧 : 332
サンキュー:

1

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

お約束の安心感と実験的試みの両立…これは観てもいいルパン

2018.09.20 完走後追記


なぜ「カリオストロの城」が名作と呼ばれるのか?

暴論を容赦いただけるのなら、それは『2時間かけたから』


IT時代に旧態依然とした泥棒さんがどう生きていくのか?

本作のテーマです。


ルパンと言えば、一話完結ものとしてイメージが固定化されてます。
本作では往年の一話完結ものを挟みつつ、複数回にまたがってのエピソードがいくつか出てくるのですが、もともと強烈なキャラクターをじっくり描けるのなら、面白みは増すもんだというのを実感しました。

さらに中盤までの一見バラバラだったエピソード群が後半に関連付けされて集約されていく作りになっており、全体2クールの中で一つのまとまりのある作品に仕上げてきました。


これはお馴染みの旧作を再放送で飽きるくらいに観た私達の先入観を軽く超えてくる体験です。
昔懐かしのメロディー、みたいな印象で視聴を敬遠されてるならちょっともったいないかもしれません。


本作独自のサブヒロイン「アミ」は感情移入しやすいキャラ設定でした。
声あてている水瀬いのりさんの抑えた演技も意外性がありましたね。
なお、イントネーションは ア↑ミ↓ ではなく ア→ミ↑ です。ここ重要(笑)
{netabare}まさか名前のイントネーションが伏線になるとは思わなんだ。{/netabare}


そして大事なことで、本作で視聴者をざわつかせるのが、ルパンファミリーの面々の内面を描いてきたこと。
これはたいへんな冒険だったことでしょう。ルパンらしさへの挑戦です。

おそらく今回の製作陣はオリジナルへの造詣が深く、基本の型を抑えられるスタッフだったことで、ある意味、型を破る資格があったものと好意的に私は受け止めてます。


ルパンらしさを失わず、それでいて新たな視点を視聴者に提示する。
時代に合わせて作品としてはチャレンジしつつ、ルパンはかっこいいルパンだねと感じられた私にとっては満足のいく一品でした。


思えば、「カリオストロの城」もTVシリーズのルパンのイメージに少しずらしを加えてました。監督チャレンジしたんだなぁと今更の再確認です。


視聴当初は、それこそ懐かしのメロディーを楽しむくらいで構えてました。
途中のレビューにそれは表れてるので余力あれば後述の途中レビューもご笑覧くださいませ。


-----------------

2018.06.03記 ※途中観戦記

レビュータイトル『次元大介を見に行こう 大野雄二を聴きに行こう』

{netabare}
キャラ付け、物語の展開はすでに完成された設定があるので、それを逸脱してなければ安心して観れるといったところでしょう。
その前提でしたら、オリジナルに敬意を払っているよね、というのがわかるので◎。
詳細レビューは不要かと思ってます。もともと嫌いじゃなきゃどうぞどうぞ、という作品です。
今回のシーズンでの着目点はずばり『オリジナルメンバーを堪能しよう』。


OP『ルパン三世のテーマ』本作はシャンソン風アレンジです。アルセーヌルパンがフランス人だからなんですかね?フランス舞台の話もありまして、ルーツを意識した製作をしてるのかもしれません。アレンジは大野雄二氏、オリジナルメンバーです。

オリジナルメンバーと言えば、次元大介役の小林清志さん。御年85歳(2018年6月現在)です。
視聴時の第一印象は、
『声が細くなってる』
『早いセリフ回しはしんどそう』
正直言って観ててツラいのです。

賛否両論あれど代替わりした声優さんたちはオリジナルを意識した演技をしており、ルパンの世界観を受け継いでます。そして一定の評価を得てます。
小林さんも後進に譲っていただいたほうが、、、と思うのは私だけではないでしょう。

しかしながら配役に小林さんを充てる選択を製作陣はしてます。小林さんの意向かもしれません。
そうときたら40年以上同役を勤められたこれまでの功績に敬意を払うべきかと3~4話観て考えを変えました。


プロスポーツ選手の引退時期は、所属チームから言い渡されるか自分で決めるのどちらかです。ファンの声もあるかもしれませんが決定するのは雇い先か本人です。
あたかもKAZUを見にスタジアムに足を運ぶように、勝敗を超えたなにかがそこにあるはず。普段はチャンピオンズリーグ観ててもかまいませんがその尺度で観るのとはちょっと違う。

タイトルの通りです。皆さま伝統芸能を堪能しましょう。
{/netabare}



-----
2019.03.06追記
《配点を修正》


80歳をゆうに超える小林清志さんの演技をリアルタイムで触れられるのも残り少なかろう、という心持ちでのスタートだったのが、なかなかどうして見応えがあり、しっかり『ルパン』してたのが良い意味の裏切りだったかと。

クレヨンしんちゃん、ドラえもん、サザエさんのような定番ものだから観ない。
声優変わってからはちょっとなー、と思って観ない。
本作は仮に『ルパン』の冠を外したとしてもしっかり鑑賞に堪えうる良作。それだともったいないかもしれないです。

投稿 : 2019/03/06
閲覧 : 869
サンキュー:

34

ネタバレ

anime さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安定してる

おなじみルパン3世のTVシリーズ。
4話くらいにまたがるエピソード+1話完結のお話が散りばめられてます。

ネット系のハイテクをふんだんに取り込んだまさに今を生きるルパン一味が描かれます。
キャラや作画も安定していて、これなら往年のファンも楽しめるんじゃないかという雰囲気。

ルパン3世独特の空気感の魅力は健在で、気持ちよく全話視聴できました。

これって作ってる人それぞれが「ルパン3世」の世界観・大事にしなきゃいけないツボみたいなのをしっかり共有できていないと成し得ないワザだと思います。

作り手の愛を感じる見事な2クールでした。

投稿 : 2019/02/18
閲覧 : 314
サンキュー:

2

ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヲタクの、ヲタクによる、みんなのための、2018年決定版ルパン

2年ぶりのルパン三世の新作
前作PART4はイタリアが舞台でしたが、今回は本家アルセーヌ・ルパンの祖国フランスが舞台です
ルパンにとってフランスは特別な国…この国を舞台に選んだだけでも、本作の本気度が伺えます
スタッフは前作からほぼ続投ですが、シリーズ構成およびメインライターに「コードギアス」や「プリンセス・プリンシパル」の大河内一楼が据えられています。これが大当たりでした

作品の構成としてはPART4同様にシリーズを通して1つのストーリーが設定されていますが、
PART4が終盤を除き一話完結回が中心だった一方、本作では4~5話からなる中編4つの間に一話完結回が挟まれ、中編のストーリーは次の中編に続いていくというような構成となっています
中編ではインターネットやSNSなどを絡めたストーリーが展開され、2018年の今でなきゃ描けないストーリーとなっていたんじゃないかと思います
またそれぞれの中編で張られた伏線が終盤で繋がっていくカタルシスが素晴らしかったですね
特にラストに明らかになる{netabare}アミの名前の(発音の)秘密{/netabare}にはしてやられました

合間の一話完結回にも豪華なシナリオライターが参加してかなり自由に話を描いていて楽しめました
特に各ルパンファミリーのキャラ回(12,18~20話)は良くできていたと思います

で、中編回・一話完結回両方に共通するのですが、次回予告の導入とサブタイトルだけで「あ、次回面白いぞ」って思えるんですよね
それだけ描く題材が視聴者心をくすぐり、またサブタイトルのセンスにも優れていたということです
特に本作、サブタイトルが秀逸でしたね。以下に折り畳で好きなサブタイトルを挙げておきます
{netabare}9話「"ルパン"を棄てた男」アルベールが同性愛者なのも意味深にしていますw
10話「泥棒と泥棒」シンプルにカッコいいパターン
12話「十三代目石川五ェ門散財ス」神回確定www
14話「王国の盗み方」これもシンプルにカッコいいです
20話「怪盗銭形」これも五ェ門回と同じく「えぇっ!?見たい!!」と思わせてくれる秀逸なタイトル
21話「時代遅れの大泥棒」
22話「答えよ斬鉄剣」
23話「その時、古くからの相棒が言った」
24話「ルパン三世は永遠に」
ラスト4話は神がかってますね。特に24話の予告は聴いただけで涙が出ました。{/netabare}

また各中編にはこのpart5オリジナルのゲストキャラが登場し、ラストまで話に絡んでくるんですが、
EPISODEⅠ、EPISODEⅡ、EPISODEⅢのキャラはかなりヲタクに媚びてるんですよねwww
{netabare}EPISODEⅠのアミはダウナー系でエッチな発言も結構しちゃうCV水瀬いのり、EPISODEⅡのアルベールはルパンとの過去(意味深)を匂わせる鬼畜眼鏡でCV津田健次郎、EPISODEⅢのドルマ王女はアミと対をなして百合を漂わせるCV佐倉綾音(ごちうさ!!){/netabare}
明らかに男女両方のヲタクに媚を売っているんですが、
それが全く嫌味にならないくらいキャラもストーリーがよくできていて感心しましたw

そして忘れちゃいけない過去作リスペクト
過去のTVシリーズの悪党や殺し屋どもがばんばんゲストで出てくるんですが、コアすぎてぶっちゃけ分からんwww
私はこの作品ニコニコ動画で見ることが多く、過去キャラ登場の際はshita smallで解説コメントが書き込まれていましたが、それでも全然分かりませんでしたww
ただそれが分かったところでちょっとニヤリとできるだけでしょうし、ストーリーへの影響は殆どなかったかと
また終盤の{netabare}カリオストロ城{/netabare}のように、敢えて誰でも気付けるようなファンサービスも入れてくれてバランスも取られていたんじゃないでしょうか


総じて、もうほんと、とにかく最高でした
ヲタクなスタッフ陣が、ヲタクの求めるヲタクの好きそうな話を描き、ヲタクに愛されそうなキャラを作り、目一杯のルパン愛を注ぎ込んだ…そんな作品でした
それでも「ヲタクのヲタクによるルパン」ではあっても、「ヲタクのためのルパン」にはなってないんですよね
part4の感想でも書きましたが、ルパンは日本で最も老若男女幅広い層に愛されたヒーロー
ルパンという作品自体が過去作で広げてきた懐の深さもあると思いますが、しっかりと万人に届けられた作品になっていた点が本作の最も素晴らしい点だったと思います
平成の時代の最後を飾り、TVシリーズの正統続編を名乗るに相応しい集大成
2018年の「ルパン決定版」だったと思います


~余談1~
先述のとおり私はこの作品をニコニコ動画で視聴する機会が多かったのですが、これがまた楽しかったです
ルパンはお約束ネタが多いので、コメント有りで視聴すると同じタイミングでみんな一緒に盛り上がって一体感を感じることができましたw
またアルベール回なんかでは明らかに女性のコメントも多かったりして、改めてルパンの人気の幅広さを感じられました
ネットの繋がりを題材とした本作だけに、最速放送の直後にニコニコで配信して、視聴者同士の繋がりを創造して下さった制作側の粋な計らいに感謝しています
ルパン、みんなで見ると楽しいね!

~余談2~
part4がイタリアで先行放送されていたように、本作も海外展開を視野に入れた作品だったように思います(2018年12月現在、海外でも配信されている程度の展開のようですが)
で、上でもちょっと触れましたが、アルベールについて
彼は{netabare}同性の恋人がいる同性愛者です(厳密にはバイかもしれないけど)
でも、その描写って凄くしれっと、さも当然のように自然に描かれているんですよね
ルパンが女装してアルベールの身辺を探り、彼氏がいることが分かるシーンなんて特徴的です
同性愛が特異なことではなく、自然なものだと描写されているんですよね
一方で、アミがルパンをホモだと邪推するところなんかはちゃんとコミカルにギャグとして描かれているんです
同性愛が自然なものだと描いた上で、かといってタブー扱いするわけでなくギャグとしても描く
これはかなり衝撃でした
本当にフランスでそこまでジェンダー意識が浸透しているかは分かりませんが(多分そうなんでしょうが)、
これこそがLGBTのあるべき姿なんだろうなあと感心しました
{/netabare}

投稿 : 2019/01/01
閲覧 : 624
サンキュー:

9

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ひとまず決着か

最初はルパンの前作までの相関図が出てくる。何かの伏線かな?

前作とは異なり、回を跨ぐ話が多め。4つ長編がある。いきなり5話続く。{netabare}美少女天才ハッカーア→ミ↓をさらって繰り広げられる。水瀬いのりがルパン三世に出るとはイメージが湧かない。結構、エッチなセリフ言っててびっくり。この娘こんなこともできるんやな。チノちゃんだけじゃない。そんでもって、ネットで殺し屋を募ってとかなんとか現代風。ルパンがネットやらARやらを使いこなしているなんて。最後の長編でもルパンは時代遅れなんて話があったが、しっかり時代の波に乗ってる。レベッカが最終話でしっかり登場してくれて嬉しい限り。2回目はルパンを捨てた男アルベールとの対決。3回目はアミにようやくできた友達ドルマがとある国の王女でクーデターのために、留学中にも関わらず、本国に連れて行かれる。あやねる好きだわ~。そして、最後の長編はまさかのアミの不明だった父親が適役。色々と伏線を繋げてくる。常にネットで監視されるルパンだが、越えてくる。前に登場したキャラクターたちが色々出てくる。{/netabare}

6話目でまさかのギャグ回をぶちこむ。脳力。これだけ異質すぎる。

印象に残った回は五エ門が散財する話。{netabare}女性が苦手とは言うけど、子供にまで集られる始末。舐められすぎている。{/netabare}
あとは最終話。{netabare}ひとつ前の長編で不二子からあなたにとっての私は何?という質問への答えがついに。誰も見たことのない本当の顔を見せる。それこそが答え。んで、幸せなキス。不二子もしっかりドレスを着て檻の中で待ってる辺り、期待していたよね。アミの父親は娘に興味はなかったが、人ログが使えなかったこともあり、彼女が生まれたばかりの頃を思い出し、娘想いに戻ったようだ。そして、アルベールは人ログの共同制作者の片割れを確保。{/netabare}

銭形は相変わらずルパン一筋。ときには手助け。ときには{netabare}記憶喪失{/netabare}

曖昧な関係だった峰不二子とルパン三世が決着をつけた作品として考えると中々良かったと思う。

OPはLUPIN TROIS 2018。フランスが主な舞台だからフランス語でルパン三世。ルパン三世のテーマをアレンジしたもの。EDは沢城みゆきが歌うセーヌの風。切なく歌い上げている。

イタリアが舞台となった前シリーズの放送から2年-  ルパンとその仲間たちが帰ってきた! ルパン三世と次元大介はフランスにいた。 ある田舎町のアパルトマンの一室からドラマが始まる。 麻薬や銃など非合法な物まで何でも買える闇のサイト、‘マルコポーロ’。 デジタル通貨を盗み出すため、ルパン達は厳重に警備されている巨大サーバ施設へ侵入する。 そこで出会ったのは謎の天才ハッカー少女、アミ。 ルパンはアミと共に、マルコポーロの罠に立ち向かっていくが、 敵が仕掛けた‘ルパン・ゲーム’により、全世界から監視されるハメに。。。 しだいに明かされるアミの謎、そしてルパン三世の過去を知る男の出現--- ルパンはいまだかつてないほどの窮地に立たされていく!

1. 地下塔の少女
麻薬や銃など、非合法なアイテムを買える裏の通販サイト「マルコポーロ」。そのサイトが取引で稼いだデジタル通貨が、今回のルパンのターゲット。デジタル通貨を盗み出すには鍵が必要であり、ルパンは厳重な警備の巨大サーバー施設--通称「ツインタワー」に侵入する。ルパンを出迎えた鍵の番人は、凄腕ハッカーの少女「アミ」だった。

2. ルパン・ゲーム
「世紀の大泥棒、ルパン三世をハントせよ!」マルコポーロ幹部の罠により、ルパン・ゲームが始まった。世界中の人々から追われることになったルパン。空港では警察だけでなく、一般人にまでも監視され、まったく身動きが取れない。飛行機を盗もうとしても、銭形に読まれてしまい……。ルパンはルパン・ゲームから無事逃げ切ることができるのか?

3. 殺し屋は荒野に集う
魔山神平、ネズミ一族、ユニオンママ……突如、ルパンに襲いかかる、東西の殺し屋オールスター。彼らはマルコポーロの幹部が始めた新しいオンラインゲーム「ハッピー・デス・デイ」の参加者だった。アミはハッキングでルパンのピンチを救うが、殺し屋に撃たれ、傷を負う。次元と五ェ門も同時に襲われていたことを知ったルパンは、殺し屋を一網打尽にするために、ある作戦を企てる。

4. 銭形の誇りと砂漠の埃
ルパンに銃を向け、不敵に微笑む不二子。しかし、そこに銭形が現れ、ルパンとアミを車に乗せて走り出す。銭形のおかげで窮地を脱したかと思いきや、突如、上空から襲い来る銃撃。金に目がくらんだ軍人が、ルパンを消そうと襲ってきたのだ。ルパン達は車を捨て、歩いて砂漠を超えることに……。銭形との、暑苦しい逃避行が始まった。

5. 悪党の覚悟
ドローンファイターに頭を撃ち抜かれたルパン。ターゲットの死亡によって、ルパン・ゲームは終息する……。月日は流れ、人々がゲームのことを忘れ始めた頃--ルパン専任を解かれ、異動となった銭形は、アミと共に暮らしていた。そんな中、アミのもとを訪ねて来る五ェ門。伝言を受け、アミは因縁の相手・マルコポーロの幹部へ会いに行く。

6. ルパン 対 天才金庫
大東京銀行に「天才金庫」がやって来た。町工場の発明家・ヒラメキ兄弟が開発した金庫で、開ける人間の頭脳の力「脳力」を測定する機能がある。それも、脳力が「0」にならないと、絶対開かない仕組みなのだ。ルパンは不二子や次元に焚き付けられ、金庫に挑戦する羽目に。しかし、ルパンの脳力はなんと「300」! クセモノ金庫を相手取り、天才ルパンは果たしてどう出る?

7. その名はアルベール
かつて裏社会で「偽造の名人」と呼ばれていた男・ガストン。自分の孫が描いた絵に、ピカソのサインを偽造したら、大富豪ミスターBに買われてしまったのだという。ガストンから絵を取り返す依頼を受けたルパンは、首尾よくそれを盗み出す。しかし、手に入れた絵は異様なまでに本物のピカソに似ていた……。ルパンは、依頼に隠された真相を探ることにする。

8. 黒い手帳は誰の手に
ガストンの墓を訪ねたルパン。そこで出会った老人・カミーユと酒場で盃を交わしていると、店の電話が鳴った。相手は死んだはずのガストン--その声の主がアルベールだと見破ったルパンだったが、酒場は突如、治安総局の襲撃に遭う。カミーユはルパンに脱出の手引きをして……。一連の事件とカミーユの関係とは? アルベールとは何者なのか? 黒い手帳を巡り、謎が新たな謎を呼ぶ。

9. ”ルパン”を棄てた男
ルパンは撃たれ、手帳はアルベールの手に。しかし、そこへ刺客が襲い掛かり、アルベールもまた、ジョゼに手帳を奪われてしまう。ルパンは次元と五ェ門に介抱され、一命をとりとめる。ルパンが語るアルベールとの過去--若き日のルパンとアルベールがどういう関係だったのか……。同じ頃、手帳を手にしたジョゼは、フランス国内で不穏な動きを見せ始める。

10. 泥棒と泥棒
「フランスは俺の獲物だ」そう決意するアルベールの前に現れたルパン。二人はギョームへの尋問のすえ、ジョゼが企てた恐ろしい陰謀の真相を知る。ルパンはアルベール--かつての泥棒仲間と共に、ジョゼの根城へ向かうことに。襲い来る追手の始末を次元、五ェ門に任せながら、ルパンとアルベールは、いよいよ敵の本拠地へと辿り着く。

11. パブロ・コレクションを走れ
お正月を和やかに過ごすルパン一味。ルパンは懐かしいメダルを見つけ、かつての大冒険に想いを馳せる。麻薬王・パブロの遺産を手に入れるため、不二子を連れ、南米へと飛んだ一行。不二子に鼻の下を伸ばしたり、パブロの残党を蹴散らしたりしつつ、ルパンはジャングルを進んでいく。ついに見つけたパブロ・コレクション。それは、実に意外なお宝だった。

12. 十三代目石川五ェ門散財ス
コスプレイヤーで溢れる、フランスの田舎町。ポップカルチャーのイベントで賑わう町中に五ェ門の姿があった。五ェ門が案内された宿屋の隣には、ビストロを経営する女・クロエが居た。彼女こそ、五ェ門が探していた、今回の盗みのターゲット。ベルギーの富豪から遺産を受け取り、命を狙われている女……。またクロエは、ビストロの赤字を嘆く、薄幸の美女でもだった。五ェ門は、そんなクロエのことが気になり始めて……。

13. 弓と王女とテロリスト
全寮制の女学校、アヌシー女学院。そこへ編入したアミは、中庭で、カラスに弓を向ける不思議な少女と出会う。彼女は、パダール王国から留学中の王女・ドルマ。友達のいないアミは、変わり者のドルマと心を通わせ合う。一方ルパンは、ドルマの持つ首飾り「血と涙の雫」を狙っていた。不二子もまた、教師に化けて学院へ潜入しドルマに近づく。しかし、学院は突如、謎の武装集団に占拠され……。

14. 王国の盗み方
「ドルマ王女。パダールをお救いください」--ドルマは祖国へ連れ戻された。ルパンはその後を追い、パダールへの入国を決める。アミもドルマを救うため、不二子とパダールへ……。国は、大師教の率いる「伝統派」と、国王を中心とした「改革派」に割れていた。伝統派によるクーデターの存在を知ったルパンは、果たしてどう動くのか!?

15. ルパンと彼女の関係
ドルマの矢がルパンを貫く。アミは不二子と共に、ルパンを連れその場から逃れて、廃屋に身を隠す。瀕死のルパン、不二子、アミ--三人の逃避行。身を粉にしてルパンを救おうとする不二子の姿を目の当たりにし、アミは複雑な感情を抱くのだった。その頃、パダール市街には戒厳令が敷かれ、いよいよ内戦が始まろうとしていた。

16. 初恋の話をしよう
内戦で混乱を極めるパダール。しかし、シェイクハンズ社の介入により事態は急変。国王の声明がネット配信され国王が生きていた事が分かる。一方、ルパンはアミにドルマの変装をさせて、即位式が行われる王宮へと潜入する。二人はドルマを救うため、先を急ぐ。「さあ、王女様を盗み出しにいくぜ」--今、ルパンの反撃が始まる。

17. 探偵ジム・バーネット三世の挨拶
「誰が夫を殺したのか、あなたに突き止めて欲しいの」--三年前、何者かに銃殺されたモンバッサン伯爵。その夫人・イザベルに城へ呼び出されたルパンは、彼女から、なんと探偵の依頼を受ける。容疑者は三人。巻き起こる新たな殺人。そして封鎖される古城……。「俺はジム・バーネット。伯爵夫人に雇われた探偵だ」--今宵限りの探偵ルパン三世、とくとご覧あれ!

18. 不二子の置きみやげ
リクヴィールのアジトに越して来たばかりの、ある日。ルパンは目覚めると、アジトのトイレが壊れていた。次元の部屋にあるもう一つのトイレを取り合って、一同は大騒ぎ。そこに顔を出した不二子は、排水管に詰まっているものが何かを知っている様子。不二子を不審に思うルパン達の前に、なぜか銭形もやって来て……。ルパン一味の日常を描いた、ドタバタの一幕劇。

19. 7.62㎜のミラージュ
北アフリカで起きた、謎の無差別狙撃事件。それは、大富豪ジルベルスタインから、ルパンへの挑戦状だった。ルパンは、ジルベルスタインの待つ谷へ出向き、谷底でチェスに興じる。しかしそれを見下ろすように、谷の両側に陣取る、二人のスナイパー……。ルパン側には次元大介。対するは、次元がその過去を知る、凄腕の狙撃手・ミラージュ。狙撃手同士の決闘が幕を開ける。

20. 怪盗銭形
ロシア郊外、北アーンゲルへやって来たルパン一味。雪の積もる一見地味なこの町には、泥棒を喜ばせる魅力的な宝がゴロゴロ。早速銀行にあたりをつけたルパン達だが、似たような手口で銀行を狙う別の泥棒に、先を越されてしまう。その泥棒は、なんと銭形!「銭形が、なんだってまた俺の真似を……」訝しがるルパンは続いて宝石店を狙うが、そこにもまた銭形が現れて……?

21. 時代遅れの大泥棒
「ヒトログ」--ネットにある膨大なデータをAIが解析し、「その人物が何者なのか?」が客観的にわかる社会変革型SNS。シェイクハンズ社・社長であるエンゾの野心的なサービスに、混乱する世の中。ウィーンの美術館へ泥棒に来ていたルパンは、ヒトログにより居場所が特定されてしまう。逃げるルパンだが、逃走経路すらヒトログに瞬時に予測され……。

22. 答えよ斬鉄剣
不二子が捕まった。シェイクハンズ社の本社がある、オリグ島に捕えられたのだ。島へと乗り込むルパン達。メンバーにはアミの姿も……。アミのサーバー攻撃で、混乱に陥るシェイクハンズ社。ルパン達はそのおかげで、目的地の摩天楼へと辿り着くことが出来た。作戦開始--しかし五ェ門だけは、ヒトログが導き出したルパンに関するある情報に、心が揺れていた。

23. その時、古くからの相棒が言った
「パパ!ルパンを助けて!」--生き別れの父親と再会したアミ。しかし、エンゾは既に、ヒトログで世界を救うという妄執にとりつかれていた……。逮捕劇から半月後。ルパンと五ェ門は、ついにICPOへと護送される。その途中、護送車の行く手を塞ぐように一台のクラシックカーが止まっていた。車にもたれかかり煙草を燻らす男がひとり……。

24. ルパン三世は永遠に
ルパン三世は、ネット上から完全に姿を消した。行方がつかめないルパンによってヒトログに書き込まれ続ける機密情報で、世界中は大混乱。各国はついに業を煮やし、ヒトログを停止させるために、シェイクハンズ社への武力行使を決行する。そして、戦場と化したオリグ島に、ついにルパンが姿を現す!--ルパンのヒトログ攻略・最大の秘策とは?

投稿 : 2018/12/28
閲覧 : 666
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1

jack さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ルパン集大成

ペリカンおすすめ
話も面白くて、しかもルパン
1クール目のTS見逃した
ニコニコで一挙再びやるかも

ルパンシリーズが好きな人が携わったルパンなんだろうなと感じた

投稿 : 2018/11/30
閲覧 : 306
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3

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

めちゃくちゃ面白い

説明不要の大人気アニメですね。安定の面白さです。
作画、音楽、ストーリーとどれをとっても高水準で何も言うことはありません。一般の方にも自信を持っておすすめできるアニメです。

一つ残念だったのは声優に俳優を使っていた点です。上川さんは素晴らしい俳優だと思いますが、キャラデザと声が全く合ってなかったです。キャラデザを上川さんに寄せてメガネでクールな感じにするか、キャラデザに合った俳優さんを使って欲しかったです。
その他はほぼ完璧でした。

一般向け、大人向け、ストーリー重視のアニメだと思います。

投稿 : 2018/11/03
閲覧 : 266
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4

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なにこの旧作過剰リスペクト。って言いつつ嫌いじゃないんだけどねスポイルされるのはw

イタリア篇が評判よかったのでしょうか。
今更ながらのPART5。

スタート早々旧作各シリーズのいろんなシーンがインサートされて、
懐かしさフラッシュバック。

ちゃんと観てなかったから見落としもあるだろうけど、
カリ城と1stがしっかり組み込まれていて、

古いファンにアピールしまくってるw
本編中でもフィアットのスーパーチャージャーとか
潜水芸とかちょいちょいみせてくれるし。

やってることも、ガジェット的には現代に置き換えられてるけど、
昔のルパンをそのままやってくれてます。

アミという今シリーズのヒロインもなかなかいい。
色気と幼さとクレバーさとダウナー加減が絶妙。



気になるのは、ここまで旧作好きにおもねって、
payできるのかってこと。

そして最大の問題がCv。
栗田ルパン、やっぱムリだわ私には。
山田ボイスじゃなくていいから、Cvは声優さんにお願いしたい。
そして小林さん。もういいよ。つらい。


予想完視聴確率:45%
クール内BEST10到達予測:12%
予想涙腺刺激度数:5%
平均エロチックメーター指数:33%

投稿 : 2018/11/02
閲覧 : 649
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15

ネタバレ

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最終作なのかな…

ネット社会を取り入れた事それ自体は悪くはないのですが
若干便利過ぎたり悪意と好奇心に満ち満ちた扱いとそれに対するおっさんの説教臭さ
みたいなものを感じました。
今後このパート5を引き摺って新作出す場合ずーーーーっとネット社会からの監視がついてまわるので作品としてやり辛くないかな

ルパン一味の関係性にかなり焦点を当ててる部分があるのだけどこれが何とも言えない、ファンが妄想でやらせてるようなやりとりだなぁと。
で、絆みたいなものも描いてるのに敵にちょっと言われただけで五ヱ門がルパンと戦う羽目になったりでちょっと無理矢理感がある。
エンゾは急にパパに戻るし意味不明、娘の正体知って使えると思ったのかな?
どちらにせよ良くはない。
という事でエピソード4は正直イマイチ

ここまでそれぞれの関係性を描くのは最後だからなのかなとかなんとなく、そんな風に見えなくもない気がしないでもない。

19話の銃撃戦が最も見応えありました。

投稿 : 2018/10/29
閲覧 : 229
サンキュー:

2

ネタバレ

はちみつ2号 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クオリティ高い

過去のオマージュと特にアミとのやり取り面白かったです。

投稿 : 2018/10/18
閲覧 : 191
サンキュー:

3

衛狸庵 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ベタなかっこよさ

一言で言って、ルパン一味はかっこいい。
ベタでもいいんです、使い古されていてもいいんです。
それが、かっこよさの定番なんですから。
特に、姫様のエピソード、かっこよかったじゃないですか。
少しひいき目かもしれませんが、一期と二期の良い所取りをした感じを受けました。

ああ、次元の声……なんか悲しくなって来た……

投稿 : 2018/10/15
閲覧 : 230
サンキュー:

2

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

上出来です.

ルパン三世パート2(全155話)が夕方のニュース前に何度となく再放送され,ビデオもなかったので,その度必死で観ていた世代です.ガンダムも同様.あとシティーハンターとかね.これらが私の頭の基本を作ったといっても言い過ぎではないと思います.
今回の作品は,昔のルパンのある1話で登場しただけのキャラがちらほらと出てきて,へ~と思いながら観ていました.カリ公絡みもちらほら.
年を取り,この「懐かしさ」に何とも言えない「切なさ」みたいなものがだんだん混ざってきているのを感じていています.
まあそれは兎も角,この作品,過去の作品と比較しても完成度は最高と言ってよいのではないかと思います.AI絡みの今時なネタに切り込んで,ルパンとそれぞれの関係を見つめ直すことにも繋げている.数話からなるエピソードと気楽にみられる単発もののバランスも良かったと思います.
気になったのは次元の声.さすがに年齢を感じてしまう.小林さんには体力が続く限りやり続けて欲しいと思う反面,あまり無理をせずこの辺りで...という感じもします.本編でもそういったことをあえて匂わせるシーンが時々あったように思います.
もう一つ気になったのは「殺し」について.「峰不二子という女」からの原点回帰の流れは嫌いではないのですが,最初に書いた「パート2」が私の中のルパンなので,深夜放送ではありますが,その辺りの描写はできるだけ少なくした方がよいのではないかと感じました.なによりルパン自身が今回はやたら傷ついていましたよね.
あともう一つ,オープニングが(オジサンが言うと気持ち悪いですが)とても可愛い感じがしました.

投稿 : 2018/10/13
閲覧 : 261
サンキュー:

1

dvmsi35301 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

複数の脚本家が脚本書いてるけど、一貫してルパン一味の格好よさが表現されてる。
これは良いアニメ。

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 227
サンキュー:

4

ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

宮崎駿以降で最良のルパン

 宮崎駿以降のアニメ作品で、最良のルパンと言って良いだろう。

【宮崎ルパンとの関係】
 モンキーパンチの原作漫画(1967年~)は、アクションを主体にハードボイルドとエロティシズムの要素を加えた大人向け作品で、後期になるほどスラップスティックの味わいが濃くなる。
 宮崎駿は、テレビアニメ第1シリーズ(71年)で、低視聴率のために降ろされた大隅正秋に代わって途中から高畑勲とともに監督を務めたものの、すでに作画がかなりできあがっていたこともあって、独自性はそれほど感じられない。しかし、脚本・監督を担当した劇場用第2作『ルパン三世 カリオストロの城』(79年)になると、原作と全く異質の人情味あふれるルパン像を確立、名前を隠して参加した第2シリーズ第145話「死の翼アルバトロス」と最終第155話「さらば愛しきルパンよ」で、その方向性をさらに推し進めた。
 宮崎ルパンは、国家的規模の陰謀を扱う骨太のプロットを持ち、そこに笑いとアクションを適度にまぶしたウェルメイドな作品で、ハードボイルドとエロティシズムの要素は微塵もない。登場人物も、人間性豊かな生き生きとした姿に描き出される。「金持ちの3代目が、ヒマをもてあまし、倦怠感を漂わせていた」第1シリーズ当初のルパンは、「イタリア系の貧乏人で…(中略)…なにかオモシロイことないかと目をギョロつかせている」キャラに変更された(宮崎駿『「ルパン三世」とのかかわり』大阪アニメポリスペロ2周年記念講演)。次元は、本人はダンディなつもりなのに他者から見ると結構ダサいガンマニア、不二子は、肉体をチラつかせて男を利用するキャバ嬢的キャラから、独りで逞しく生き抜く現代女性へと変わった。
 こうした宮崎ルパンは、後続作品の制作者にとって、乗り越えるにせよ迂回するにせよ、常に意識せざるを得ない壁となった。毎年のように制作される日本テレビのスペシャル版は、宮崎に倣って、巨大な陰謀とウェットな人間関係を扱うストーリーが多いものの、『カリオストロの城』ほど感動的ではない(と思う。一部しか見ていない)。逆に、宮崎が抑制したエロティシズムや暴力性を前面に打ち出したのが、テレビアニメ第3シリーズや次元/五ェ門をフィーチャーしたスピンオフ作品だが、過激な表現ばかりが目についてストーリーに深みが感じられない。
 これらの後続作品に比べると、『ルパン三世 PART5』は、原作漫画とも宮崎ルパンとも距離を置きながら、内容豊かな見応えあるアニメとなった。これは、シリーズ構成の大河内一楼と、各エピソードを担当した脚本家たちの功績が大きい(最終回ラストを見た後で第1話冒頭を見直すと、シリーズ構成のうまさがよくわかる)。

【設定とシリーズ構成】
 本アニメでは、(宮崎ルパンに登場する)「世界経済を裏で操る黒幕」や「原爆を売る死の商人」といった、大仰でリアリティに欠けた悪役は避けられ、ネットで一儲けをたくらむ企業人のように、現代的なこすからい半悪党が中心となる。次元は、クールで凄腕のガンマンという本来の設定で登場するが、原作漫画ほど冷酷ではなく、時に人情味を見せる。不二子は、逞しい現代女性である一方で、利用できるときには色仕掛けも忘れない。新ヒロインのアミやドルマは、運命に翻弄される立場にありながら、ウェットな人間関係に縛られない陽性のキャラである。こうしたキャラ設定は、宮崎ルパンから利用できるところだけ拝借し、それ以外は現代のファンにアピールするように新たに創作したものである。
 特筆すべきは、巧みなシリーズ構成。悪役のスケールが小さいこともあり、2クールを一貫したストーリーで無理にまとめることなく、それぞれ4~5話から構成された短い長編4編と、単発エピソードとなる短編7話に分割した。しかも、長編のうち3編でアミが重要な役割を演じており、独立した話を束ねた構成でありながら統一感が保たれている(長編と短編を有機的に組み合わせたシリーズ構成には、『機動警察パトレイバーTV版』や『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』などの先例がある)。
 短編のシナリオは、大河内を含む7人の異なる脚本家によって執筆されており、変化に富む。特に私が好きなのは、それぞれ五ェ門と次元をフィーチャーした第12話「十三代目石川五ェ門散財ス」と第19話「7.62mmのミラージュ」、それに、古典的ミステリの愛すべきパロディである第17話「探偵ジム・バーネット三世の挨拶」である。
 長編4編のうち3編は大河内が一人で脚本を書いており、いずれも情報技術(IT)が大きなテーマとなる。ITは、社会全般に関わり、スマホやSNSを通じて誰にとっても身近でありながら、その実態は専門家以外には理解できない。使い方によって、煩瑣な業務を一瞬でこなし、見知らぬ人とのコミュニケーションを可能にする便利なツールにもなれば、個人情報を抜き取り日常生活を見張る監視網としても機能する。こうした特性があるからこそ、「国家的陰謀を画策する巨悪」のような実感の沸かないキャラを登場させなくても、ITという現実的な対象が、善と悪の二面性を持った巨大な存在としての役割を担える。

【ITと光と闇】
 凄腕ハッカーであるヒロインのアミは、専用AIを「Hello Underworld!」というパスワードで呼び出す。この元ネタとなるのが、プログラミング初学者用テキストの1ページ目にきまって記される《あれ》。画面に「Hello world!」と表示させるだけの、単純なのに意味深なプログラムである。
 世界最初の実用コンピュータENIACは、スイッチや配線を切り替えて動作させる単なる計算マシンだった。ところが、ENIAC開発に協力したフォン・ノイマンが「プログラムをメモリーにロードする」という天才的な閃きを得たことで、さまざまなソフトウェアをインストールしさえすれば、アルゴリズムに基づく任意の情報処理が原理的に実行可能となり、人工的な知性(AI)への道が拓かれた。こうした知性が世界に向かって初めて発する言葉が、「こんにちは、世界」なのである。
 アミは、巨大化した電脳空間を世界に見立て、人間の側から逆に「Hello Underworld!」と呼び掛ける。アニメで描かれるハッカーは、しばしばキーボードを猛烈な勢いで打ち続けるが、現実のシステムエンジニアは、ショートカットやマクロを駆使するので、ホームポジションでキーを連打することはあまりない(私のようにフォルダーを移動するのにフルパスを打ち込んだりするのは、オールドファッションドな人間だけである)。SiriやAlexaに対するようにコマンドを音声入力するアミは、先進的な次世代ハッカーの姿を示す。
 『ルパン三世 PART5』で描かれるITは、情報社会の実相を的確に捉えたものである。{netabare} 第1話には、あらかじめ仕込んでおいたバックドアを使って不正アクセスし、電子マネーを盗み出す手口が紹介されるし、第3話では、工場に侵入したアミが、デフォルト管理者名とパスワードを入力するだけでシステムを乗っ取る。いずれも、きわめて今日的な話題である。
 第4長編(EPISODE IV)では、個人の実生活をネットですべて暴く「ヒトログ」なるシステムが登場するが、これを開発したのが、Facebookの創業者ザッカーバーグを思わせるアグレッシブな企業人であるのは、実に示唆的だ。Facebookでは、誰がどのメッセージに対して「いいね!」ボタンを押したかがデータとして収集されており、充分な量のデータが集まると、AIを使った分析によって、当人の性別や政治信条はもちろん、収入や趣味もほとんど丸わかりになるという。現在は、ターゲッティング広告の表示に利用されるが、それだけで留まるかどうか。善意で開発されたITのシステムが、いつまでも善意に基づいて運用されるとは限らない。
 ヒトログは、もはや単なる絵空事ではない。Googleで何を検索したかがわかれば個人情報は無尽蔵に手に入り、アンドロイド端末に搭載された位置情報アプリを使うと、どこにいるかもバレバレとなる(どちらのデータも、Googleが自社のサーバに蓄積している)。至る所に設置されている監視カメラと顔認証システムを組み合わせれば、町中でのプライバシーはないも同然。『ルパン三世 PART5』では、この問題に対してルパンがどのように対処したかが、第23話「その時、古くからの相棒が言った」で示されるが、これは解決策と言うよりも、さらなる恐怖の淵源となる。{/netabare}
 コンピュータやハッカーを描くアニメは数多いが、本作は、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』『PSYCHO-PASS サイコパス』などとともに、ITをリアルに描いた数少ない例だろう。

 ここ数年、テレビアニメの質は低下の一途を辿っており、2018年春・夏シーズンは不作どころか凶作と言うべき状況だったが、続編・リメイクを含む全作品の中で、『ルパン三世 PART5』は『ウマ娘 プリティーダービー』に次いで高く評価できる佳作である(我ながら何て趣味だ!)。

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 442
サンキュー:

5

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さあ、今回も泥棒の時間だ!『ルパン三世は永遠に』

昔からの作品やロングセラー系は書かないつもりだったんですが今回は結構面白かったので書こうと思いました。って言っても私はテレビシリーズは『part4』とこの『part5』しか知りません。


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全24話・30分アニメ)


全話が全部面白かった訳では無く、発想が今向きで良かったって事です。当然つまらない回や古いなと思ったとこもありました。
今回のメインキャラ『アミ・エナン』がいい具合に作品に溶け込み、面白さを引き出していたと思います。

過去作は殆ど存じ上げませんが、過去シリーズのルパン三世のジャケットが使われたり、part4とは違い『エピソード○○』と継続回があったり1話完結だったり、調べたら過去作に出てたキャラ(例・前作や映画版のヒロインなど)や原作にしか出てきてないキャラも今回は登場させていたそうです。
表現にも過去作の描写(オマージュ)や文字だけ主演もあったりと隠し要素も結構あるみたいです。


現実世界でもネットで銃や覚醒剤などを売買されています。隠語使って取引したりや闇サイトなど。
普段一般人はネットの10%しか使っていません。安全に使われるのは大体そんなもんです。残り90%は闇や無法地帯でアクセスするだけで媒体がウイルスにやられたり、勝手に個人情報を盗られたりと散々です。ネットにかなり詳しく無い方はあまりアクセスしない方が身の為です。
闇サイトでは世間でニュースになった個人情報漏洩の個人情報を売ってたり、人身売買やリベンジポルノみたいのもあるのでそーゆー稼業の方は便利でしょうね。


話が逸れました。
1話完結の方はそのストーリー脚本を担当する方が変わるので好みが別れるでしょう。
継続回、『エピソード○○』と標記されている物は同じ方が脚本を担当してるのでラストまで違和感無く観れたと思います。
(調べたらエピソードⅡだけは違いました。)

ドローンやスマホを使ったり、SNSやログを使ったり現実世界にあるものでルパン達を中々の苦しめ方をしたなと。それでいてルパン一味にも『これから』をどうするかや戦いがあったり…。

各エピソード回を観てると群集心理というか面白ければそれ以外は関係ないっていう周りの人間の行動がとても嫌いですね。思考するより、何が真実かよりその一瞬が楽しければってのがどうも…
未亡人の回なんか特に良く表現されていたと思います。

…話を変えます。
昔の作品の描写(オマージュ)やキャラを出したり、かと思いきや現実世界のツールを駆使したりと『part4』とは違う切り込み方をしてました。
新規も古参もって感じを入れたかったのかな?
ただ表現が古いとこがあるので題材は良かったけど新規にはどうかな?とは思いますね。


ただ今回はちょっとラストは「え!?」となりました。いい意味で。ラストエピソードの黒幕の心変わりは少々腑に落ちないとこがありますがそこではありません。
原作を少し調べました。
そこには『次元』『五ェ門』『不二子』にも教えてない、バラしてない事があります。
しかし今回のラストではその1つを…しかも何故その3人に?…とね。
(気になる方はアニメをどうぞ)


ロングセラー作品なのでオススメするかどうかは控えておきます。ただ今回のエピソード、私は楽しめました。


日本も粗悪な論文が如何も正しい論文としてハゲタカに載せてあり最近の科学ニュースやログで叩かれてました。その論文を提出した大学には『東大』や『京大』などの名前も。(全部で5000くらいあったかな。)
ラストエピソードに出てくるツールは真実よりその媒体が評価した事を人間が信じる…
意外にバカに出来ないなと思います。

投稿 : 2018/09/27
閲覧 : 282
サンキュー:

6

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天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

偽SFスーパー英雄(?)列伝90

アニ
「ハロー、アンダーワールド。天地人の感想を見せて」
という事で始まった(ウソ)ルパン三世PART5の感想ですが、面白かったですね~。

次元
「ルパン。あにこれの感想はネタじゃねえぞ」
ルパン
「ならネタにすればいいじゃねえか(なんだって?)」
ルパン
「俺ってキャラの投稿者は俺だけだ。だったら俺がネタを書きたくなるようなアニメじゃないと意味がないだろ?(こらこら)」

リン・ポー
「今すぐ天地人の投稿を削除するんだ(ダメだ)何故なんだ?」
エンゾ
「ヒトログがネタ判定してるんだ、やめさせる訳ないだろう(おいっ)」

(最終回、不二子の前に現れたルパン)
ルパン
「実は俺もよく分かってないんだよ、ルパン三世が何なのか。分からないなりに考えて今日はその感想を書き込みに来た」

何かいくらでも書けそうな気が(待て 汗)
まあ、それは置いといて・・・
観てて、今までのルパン三世の総集編みたいな気がしていました。
ジャケットを内容に合わせてそれぞれの色(緑、赤、ピンク、青)を着てますし、過去の殺し屋とかパート4のレベッカ、ハリマオのダイアナ、ガニマール警部の孫娘メロン、隠れ家がカリオストロの城(廃墟)だったり、いろいろと過去のキャラやセリフ、場所が出てきたのは嬉しかったですね。
もちろん、過去の作品を観てなくても面白いのですが、思わずニヤリとしてしまった自分が(苦笑)
ただ、これだけ長く続いているため、弊害というか残念な点もありました。
次元の声を担当している小林さんはさすがに声の衰えを感じてしまいました(もっとも、他の方がやればやったで文句を言いそうですが)
あと、不二子の使い方が難しくなってしまったというか、パート4のレベッカや今回のアミのように別にヒロインを立てないと、話がどうしてもマンネリになってしまう傾向がありましたね(う~ん)
でも、二人ともいいヒロインでした(それ、言いたかったんじゃねえか)
銭形警部もルパン三世一味を今回みたいに無双にしてしまうと、何で銭形のとっつぁんの時だけ、あんなに逃げなきゃならないんだって思ってしまいました。
まあ、それを含めて今回のルパンには満足したんですけど(こら~っ)
またいつかパート6が作られるのを待ってます。

おまけ(ルパン達の前に現れる3人の男女)
「そこまでだ、怪盗ども(また警察か)」
「(1号!)警察チェンジ!(ん?)パトレン1号!(あら~っ)」
「国際警察の権限において、実力を行使する!(それ、番組が違う)」

投稿 : 2018/09/23
閲覧 : 224
サンキュー:

10

ネタバレ

sunnyday さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

時代の波に挑むルパンと仲間たち

前作PART4から2年、ルパンがフランスを舞台に帰ってきました。
自分は残念ながらおじさんではないので、昔のルパンについて詳しく分かりませんが、率直に観てて面白かったです。
先入観がない分、素直な気持ちで楽しめたのだと思います。

-物語について-
このPART5では、ルパンが様々なテクノロジーを駆使して、時代の波に立ち向かっていきます。スマホを駆使して敵と渡り合うルパンの姿は新鮮で、かっこいい。
もちろんルパンだけでなく製作者サイドもチャレンジしています。本作では、従来のTVシリーズとは違って一話完結ではなく、数話で一区切りのつくEpisodeに分かれています。自分はストーリーがしっかりあった方が好きなので、この点は良いです。また、構成がしっかりされていて、2クールでもテンポ良く最後まで飽きませんでした。
ただ、話の節々に昔のキャラとか結構出てきて、よく分かりませんでした。製作者サイドがどの層をターゲットにしているのか見えないです。
古参を厚くもてなしたいのか、新規視聴者を開拓したいのか、はっきりして欲しいかな。

-作画について-
この時間帯のアニメにしてはめっちゃ動いてますが、戦闘シーンはもっと華やかにした方が良かったです。スマホいじってばっかだと絵面地味ですし。

-声優について-
声優の方々も、本作のルパンと同様に、時代の波に立ち向かっているのを感じました… これからも無理せず頑張って頂きたいです。

-音楽について-
僕はジャジーな音楽がかなり好きなので、ルパン三世で流れるようなBGMは大好きです。これまでと変わらないワクワクとした感情を与えてくれます。

-キャラについて-
本作のゲストヒロインのアミがとても馴染んでいました。ブランド力のあるアニメだとゲストキャラは浮くことが多いのですが、アミは物語にジャストフィットしています。そして、{netabare}アミの名前の由来が網(ネット)だったとは…いいセンスしてますね。{/netabare}

振り返って見ると、全24話が一つの物語としてまとまっていて、ルパン三世というシリーズをどのようにしていくかっていう模索が感じられる作品でした。やっぱりルパンはカッコいいですね。

投稿 : 2018/09/21
閲覧 : 244
サンキュー:

6

ネタバレ

lucia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感想

全話見終わった。
ルパンはテレビでやってた2時間物しか見てなかったので、
アニメだとこんな感じになるのかぁ、と。
全話使って1つのストーリーをやるわけじゃないんだね。
{netabare}
最初のアミの話が面白かった。
あとの話は普通。
1話完結の話は置いとくとして、ショートストーリーの集まりみたいな感じで
どの話も盛り上がりにかけるというか、薄い。
1クール使ってコッテリやってくれても良かったのよ?

ルパンゲームとかヒトログとか、情報社会をテーマにしたのは良い。
個人的には、失われた財宝を盗む、みたいな2時間物のお話みたいなのもやって欲しかった。

最後の話はあっさり終わった感が強くて、正直肩透かし食らった。
もうちょっとどうにかならんかったのかね。
{/netabare}

投稿 : 2018/09/21
閲覧 : 209
サンキュー:

3

josui さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

今回は外れ

取るに足りない話を長々とやりすぎましたね、今回は。
TVシリーズは基本、一話完結でやってくれと言いたいところ。
加えてルパン一味の関係性を触れるシーンも多く見られましたが、
はっきり言って品がないというか浅はかというか、無粋で気持ち悪い。
まぁ、とにかく不満点の多い一作でした。

投稿 : 2018/09/20
閲覧 : 226
サンキュー:

3

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タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作をどう時代に寄り添わせるかを模索した。

詳細は…言わなくてもわかるでしょ。

シリーズ第5弾となる不朽の名作「ルパン三世」。
第4弾の新作にも驚かされましたが、またやるんですね。

前作も意欲的ではあったのですが、ストーリーは
あくまで「古き良きルパン三世」の新作でした。
今回は大胆に現代風アレンジというか、普通に
今ルパン三世を作ったらどうなるか、という
意図を感じます。

初回はネット通販に仮想通貨、SNSでの「ルパンゲーム」が
開幕。今の時代をこれでもかと盛り込んでます。
昔のルパン三世を観ていたジジイなんて相手に
してねえんだよとでも言わんばかり。

正解じゃないでしょうか。
深夜アニメだしね。おそらく第4弾が思いのほか
だったのではないのかと想像します。
ルパン三世をリアタイで観ていた人にカムバック
とか深夜帯のアニメじゃ無理なんだろうなと。
であれば、今の造りで新しいアニメとして、
こういう方向でやるのも良いと思います。
そもそもキャラは有名だから、若い人も知ってるしね。
そのアドバンテージを活かし、面白い展開を期待。
水瀬いのり演じる新ヒロイン・アミもいい感じ。

もちろん継続視聴です。

{netabare}=======第2話視聴後、追記です。

ルパンらしからぬ、1話完結モノではないんですね。
これはこういう作品なんだというように頭を
切り替えないといけないですね。
古い頭では「ルパンは1話完結だからいいのだ」
という考えにとらわれてしまいがち。

そういう気持ちで観れば、まあ、うん。

=======第5話視聴後、追記です。

アミ編完結といったところでしょうか。
まあ、力技でまとめたワケですが、ルパンは
スーパーマンなので問題なしw
なろう系のご都合とは格の違うご都合を見せつけて
くれましたw

さて、次の話は…
天才金庫???

=======第6話視聴後、追記です。

???
なんだこれは?

なんだろ、今回は監督が単にオールドルパンの
しかもおバカ回をやりたかっただけなのかな?

ドリフ大爆笑の「バカ兄弟」リスペクト。
https://m.youtube.com/watch?v=ZJfOYMpm2MQ

ま、また次回からシリアスっぽいので、
これはこれで。

=======第9話視聴後、追記です。

アルベールシリーズに入ってから、どうも
往年のルパンシリーズへと回帰している印象です。

前半のアミシリーズが現代風アレンジで、
視点が新しかっただけに、なんだ結局はこっちか
という感じになってしまいます。

しかも、随所に「カリオストロの城」を意識
しているところが見え隠れして…

たとえばルパンが敵に怪我を負わされ、寝ている
ところ。次元と話しながら、メシ食って回復を
図るシーンなんて、もろカリオストロです。

往年の名作をいじろうとすればするほど、それに
及ばないという側面があって…

一歩後退という感じが否めません…

=======第12話視聴後、追記です。

ここまでアミ編が5話、単発の天才金庫、
アルベール編3話、単発のパブロコレクション、
そして今回の十三代目石川五エ門散財スと
なります。

2クール全24話ということで、前編を1エピソードで
ぶっ通すのは難しいでしょうから、こういう
どのくらい続くのかわからないほうが、
飽きないかもしれないですね。

もう少しこのエピソードは話数を使っても良かった
かなぁという気もしなくもないです。

=======第21話視聴後、追記です。

芸がないなあ…
ネットとSNSを使った鬼ごっこって、最初のエピソードと
同じじゃん…

なんかAI絡めてアップデートしている気になって
いるのかもしれませんが…

うーん…
{/netabare}
=======最終話視聴後、感想です。

まあ、うん。いい最終回だったんでしょうね。

いろいろチャレンジしている感じは伝わってきました。
前作(パート4)の、あえて時代背景を無視した
昔ながらの正統ルパンとは異なり、今作は意欲的に
ネット社会の中のルパンのあり方というのを模索
したという印象です。

まあ、それが面白いかどうかはさておき。

終盤、こういう世の中になってしまって、進退に
悩む?くだりがちょこちょこ見られます。
これこそ製作陣がルパンの口を借りて、これだけの
メジャーコンテンツをどう扱えばいいのか、模索
している感じを受けました。
まあ、終わらせられるワケもないんですけどね。

さすがのロングテールコンテンツ(勝手に命名しましたw)も
過渡期なのかも。ドラ…も、サザエ…も、ちびまる…も。
時代の流れにどう寄り添っていくか。
ルパンはこういう道を選んだということですかね。
エンディング「新たなルパンの活躍にご期待ください」。
さて、いつになることか。どうやるのか。
楽しみにしておきます。

投稿 : 2018/09/20
閲覧 : 401
サンキュー:

10

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ルパン三世 PART5のストーリー・あらすじ

ルパン三世と次元大介はフランスにいた。ある田舎町のアパルトマンの一室からドラマが始まる。麻薬や銃など非合法な物まで何でも買える闇のサイト、‘マルコポーロ’。デジタル通貨を盗み出すため、ルパン達は厳重に警備されている巨大サーバ施設へ侵入する。そこで出会ったのは謎の天才ハッカー少女、アミ。ルパンはアミと共に、マルコポーロの罠に立ち向かっていくが、敵が仕掛けた‘ルパン・ゲーム’により、全世界から監視されるハメに。。。しだいに明かされるアミの謎、そしてルパン三世の過去を知る男の出現―――ルパンはいまだかつてないほどの窮地に立たされていく!(TVアニメ動画『ルパン三世 PART5』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年春アニメ
制作会社
テレコム・アニメーションフィルム
主題歌
≪ED≫沢城みゆき『セーヌの風に…(Adieu) feat. 沢城みゆき』

声優・キャラクター

栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、水瀬いのり、津田健次郎、島﨑信長

スタッフ

原作:モンキー・パンチ、監督:矢野雄一郎、シリーズ構成:大河内一楼、キャラクターデザイン:横堀久雄、美術監督:清水啓一朗、色彩設計:山本智子、撮影監督:宮崎藍子、編集:堀場みどり、音楽:大野雄二

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